JP2003508543A - 抗脈管形成活性を有する新規なベツリン酸誘導体、該誘導体を調整する方法、および腫瘍に関連する脈管形成を処置するためのそれらの使用 - Google Patents

抗脈管形成活性を有する新規なベツリン酸誘導体、該誘導体を調整する方法、および腫瘍に関連する脈管形成を処置するためのそれらの使用

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、抗脈管形成活性を有する新規なベツリン酸誘導体、該誘導体を生成するプロセス、および腫瘍に関連する脈管形成を処置するためにそれらを使用することに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の分野] 本発明は新しいベツリン酸誘導体およびベツリン酸誘導体を含む組成物、該ベ
ツリン酸誘導体の調製のプロセス、ならびに、これらの誘導体を使用する腫瘍お
よびかかる増殖性疾患の治療法に関する。本発明はまた、腫瘍に関連する脈管形
成、さらに特定すれば、前立腺がん、肺がん、卵巣がんおよび大腸がんに関連す
る脈管形成を抑制するおよび/または妨げるために新規なベツリン酸誘導体を使
用することに関する。
【0001】 [発明の背景] ベツリン酸は、五環トリテルペンである。それは、いくつかの天然(植物性)
の原料から取り出すことができる。それはまた、物質が豊度においてシラカバ木
(Betula alba)の外皮に多量存在する物質である、ベツリンから化
学的に誘導することができる。ベツリン酸は、ヒト黒色腫細胞を選択的に殺すこ
とが判明した(Nature Medicine、第1巻(10)、1995年
、WO第96/29068号)。ベツリン酸の細胞毒ポテンシャルは、3種のヒ
ト黒色腫細胞株、Mel−1、Mel−2およびMel−4を使用して試験され
た。全ての細胞株の増殖は、ベツリン酸での処置によって顕著に抑制された。黒
色腫がん細胞に対するベツリン酸の有効性は、また、胸腺欠損マウスを使用して
試験された。それは、 がん細胞のアポトーシスを誘発することによって働くよ
うである。
【0002】 ベツリン酸およびそのその誘導体の抗がん作用は、ヌードマウスの皮下に移植
されたマウス肉腫180(日本国特許第87,301,580号)、インビトロ
でのp388リンパ性白血病細胞の成長抑制(Choi、 Y−Hら、Plan
ta Medica第47巻、511〜513頁、1988年)および特にオル
ニチンデカルボキシラーゼを抑制することによる、がん細胞の増殖の阻害(ヤス
カワ、Kら、Oncology48巻、72〜76頁、1991年;WO第95
/04526号)を用いて、試験された。
【0003】 最近、出願人は、4.0μg/ml未満のED50値をもつベツリン酸およびそ
の誘導体の、抗白血病がん、抗前立腺がん、抗肺がん活性および抗卵巣がん活性
を報告した。(米国特許出願番号第09/040856号(1998年3月18
日出願)および米国特許出願番号第第09/251309号(1999年2月1
7日出願))。さらに、ベツリン酸およびその誘導体の抗脈管形成活性について
は、最近出願人が米国特許出願番号第09/166809号(1998年10月
6日出願)に記載し、そこにおいて、ベツリン酸およびその誘導体は、マトリゲ
ル(Matrigel)被覆表面で増殖した内皮細胞のチューブ様構造体(tu
be−like−structure)(TLS)の生成を抑制することを示し
た。抗TLS活性をあわせもつ内皮細胞増殖抑制作用は、ベツリン酸誘導体の抗
脈管形成活性を示唆することが示された。
【0004】 アンダーソンら(WO第95/04526号)は、ある種のがんが患者の身体
全体に広がる(転移と呼ばれるプロセス)ために、細胞間結合が起らねばならな
いことを開示する。具体的には、がん細胞はそれらの原初部位から移動し、離れ
た部位での定着を容易にするために血管への接近手段を獲得しなければならない
。ある種のがん細胞は、その細胞表面上のE−セレクチンリガンドを介してE−
セレクチンに付着することが知られており、この事象は転移プロセスの1成分で
ある。ベツリン酸およびその誘導体は、セレクチン結合を妨げる。ベツリン酸は
、125μmのIC50でもってP−セレクチンの2,3,sLex(P−セレク
チンと結合すると知られている化合物)との結合を抑制した。また、それは、0
.75mMのIC50をもって、P−セレクチンのHL−60細胞との結合を用量
依存的に抑制した。ベツリン酸および誘導体はまた、E−セレクチンの結腸がん
細胞LS174Tとの結合を顕著に妨害する。
【0005】 ダスグプタ(Dasgupta)ら(WO第96/29068号)は、活性体
ベツリン酸を使用して腫瘍増殖を抑制する方法および組成物を開示した。本発明
は、天然物由来の化合物を使用して腫瘍増殖を抑制する、特に黒色腫の増殖を抑
制する方法および組成物を提供する。本発明はまた、増殖または転移を防ぐため
にベツリン酸を用いる処置法を提供するが、そこにおいては、ベツリン酸は局所
製剤の形で適用される。
【0006】 ペズト(Pezzuto)ら(米国特許番号第5,869,535号)は、ベ
ツリン酸またはその誘導体を使用して腫瘍増殖を抑制するプローブのための方法
および組成物を開示している。ベツリン酸は、ヒトがん細胞株の被検パネルのヒ
ト黒色腫に対する選択的細胞毒プロフィールを仲介することによって、モニター
として培養したヒト黒色腫細胞を用いる生理活性のプロフィールに基づくバイオ
アッセーに向けた分画を行って、Ziziphus mauritianaの幹
の樹皮から単離され、ベツリン酸はそこから活性化合物として得られた。得られ
たベツリン酸は、腫瘍増殖を抑制するために使用すること、または、腫瘍増殖を
妨げるか抑制する誘導体に変換することができる。本発明も、がん細胞の増殖ま
たは転移を妨げるためにベツリン酸を使用する処置方法を提供し、そこにおいて
は、ベツリン酸またはその誘導体は局所製剤として適用される。ベツリン酸がM
EL−2細胞のインビトロ増殖を抑制することが発見された。しかし、試験され
た他の細胞株[A431(へん平細胞)、BC−1(胸部)、COL−2(結腸
)、HT1080(肉腫)、KB(ヒト口頭類表皮がん)、LNCaP(前立腺
)、LU−1(肺臓)、U373(神経膠腫)およびZR−75−1(胸部)]
はいずれも、ベツリン酸によって影響を受けなかった(すなわち20μg/ml
以上のED50値)。
【0007】 リーら(WO第96/39033号)は、ベツリン酸およびジヒドロベツリン
酸アシル誘導体が強力な抗HIV活性を有することを開示している。C3−ヒド
ロキシ、C17−カルボン酸およびC20−エキソメチレン基が修飾された。抗HI
Vアッセイにより、1.7×10-5μmのEC50値をもつ、急性感染したH9リ
ンパ球においてベツリン酸およびジヒドロベツリン酸誘導体それぞれの強い抗H
IV活性が示唆されている。
【0008】 [発明の目的] 本発明は、ベツリン酸誘導体の薬学上効果的用量を投与することによって脈管
形成を処置する方法を提供する。本発明はまた、ベツリン酸を含むまたは含まな
い新規なベツリン酸誘導体およびそれに薬学上許容できる添加物、希釈液、担体
および賦形剤含む組成物を提供する。
【0009】 本発明のもう一つの目的は、脈管形成を抑制するために使用することのできる
新規なベツリン酸誘導体を提供することに関する。
【0010】 本発明のもう一つの目的は、天然物から誘導された化合物およびその誘導体を
使用して脈管形成を処置する、抑制するおよび/または妨げるための化合物およ
び組成物を提供することである。
【0011】 本発明のもう一つの目的は、該誘導体が全身的に投与される、脈管形成を抑制
するためにベツリン酸誘導体を使用する処置方法を提供することである。
【0012】 本発明のなおもう1つの目的は、標準的抗脈管形成性化学療法剤に関連する高
い毒性の問題を、天然物から誘導された化合物、たとえばベツリン酸またはその
誘導体を使用することによって解決することである。
【0013】 本発明のさらに別の目的は、ベツリン酸の容易に利用できる半合成誘導体を用
いることによって合成抗脈管形成性抗がん剤と関連する不十分な有用性の問題を
解決することである。
【0014】 本発明のもう一つの目的は、合成抗脈管形成剤の高いコストの問題を、容易に
利用できる天然物から誘導された化合物、たとえばベツリン酸またはその誘導体
(これらは他の化学療法薬より高価でないと期待される)を利用することによっ
て解決することである。
【0015】 本発明のこれらのおよび他の目的は、下で開示される発明の説明から明らかに
なるが、その説明は、発明の精神または範囲を限定することを意図するものでは
なく、本発明の好ましい態様の例証として提出されるだけである。
【0016】 [発明の開示] 上記目的および他目的は、本説明において記載される化学式1および2の新規
なベツリン酸誘導体を提供することによって達成された。
【0017】 [発明の詳細な説明] 本発明は、脈管形成を防止する/抑制するために有用な薬剤組成物を提供する
。ベツリン酸誘導体は、内皮細胞増殖、およびそれによって特に内皮細胞を目標
としている高い内皮細胞特異性の現われることを抑制する。該誘導体はまた、マ
トリゲルを被覆した表面で増殖するとき内皮細胞のチューブ様構造体(TLS)
の生成を抑制する。抗TLS活性をあわせもつ内皮細胞増殖抑制作用は、ベツリ
ン酸誘導体の抗脈管形成活性を非常に強く示唆する。
【0018】 本方法は、腫瘍に関連する内皮細胞の増殖を絶つ、抑制する、または防止する
ために、ベツリン酸誘導体の治療上効果的用量を、単独でまたは該化合物を含む
薬剤組成物の形で、投与することから成る。好ましい態様において、ベツリン酸
および/またはその誘導体とともに薬学上許容できる担体、希釈液、賦形剤およ
び/または溶媒を使用することができる。本発明の処置の方法は、脈管形成を抑
制することにおいて特に有用である。
【0019】 ベツリン酸の新規な誘導体は、下の図1に示されるように、ベツリン酸の基本
骨格を有する。
【0020】
【化4】
【0021】 式中、R、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7は、独立してまたは組み合
わせにおいて、下記基を表す。
【0022】 Rは、Hである。
【0023】 R1は、H、Br、Cl、FまたはIである。
【0024】 R2は、Hであり、R3は、OH、OCO(CH2nCH3(nは0〜14)、
OCOC(CH33、OCO(CH2nX(nは1〜7、XはH、Cl、Br、
F)、OCOCH26nX[但し、nは2〜4、XはH、Cl、Br、F、I
、CN、NO2、NH2、CF3、CHCl2、OH、OCH3、OC25、CHC
2またはCn2n+1(nは1〜7)]、OSO2(CH2nX(nは1〜7、X
はHまたはCl)、OSO2ONH2、OCOC6nX[nは0〜4、XはH、C
l、Br、F、I、CN、NO2、NH2、CF3、OH、OCH3、OC25、C
HCl2またはCn2n+1(nは1〜7)]、NH2、NH(CH2nOR[(n
は2〜4)、RはHまたはCOCH3]、NHR、N(R)2[RはCH3、C25 、C37、C49]、NHC6 nX、NHCH26 nX(nは2〜4)、N
HCH210 nX(nは2〜7)[Xは、H、Cl、Br、F、I、CHCl2 、CN、CF3、CHCl2、OH、OCH3、OC25またはCn2n+1(nは1
〜7)]、RCH2NOH(RはH、CH3、C25、C37、C49)、NHO
R(Rは、H、COCH3、COC6 nX、OCH26 nX、OC6 nX)
[nは2〜4、XはCl、Br、F、I、CF3、CHCl2、CN、NO2、C
3、NH2、OH、OCH3、OC25またはCn2n+1(nは1〜7)]、N=
CHC6 nX(nは2〜4)、N=CHC10 nX(nは2〜6)[Xは、H
、Cl、Br、F、I、CF3、CN、NO2、NH2、OH、OCH3、OC25 またはCn2n+1(nは1〜3)]、OCO(CH2nNH2(nは1〜8)、N
HCO(CH2nX(XはH、ClまたはBr、nは1〜4)、NHCOC6 n X、NHCOC10 nX(nは2〜6)、NHCOCH26 nX(nは2〜
4)、NHCOCH210 nX(nは2〜6)[XはCl、Br、F、I、C
3、CN、NO2、NH2、OH、OCH3、OC25、CHCl2またはCn2n +1 (nは1〜7)]、NHCOC6 4COOH、NHCOC6 n(COOH)
X(nは2または3、XはH、Cl、Br、F、NO2またはNH2)、OCOC 6 4COOH、OCOC6 n(COOH)X(nは2または3、XはH、Cl
、Br、F、NO2またはNH2)、OCOCHRR1(Rは、H、CH3またはP
h;R1は、OH、Cl、BrまたはOCOCH3)、NHNHC6 nX(nは
2〜4)、NHNHCH(OH)C6 nX(nは2〜4)、NHNHC10 n
X(nは2〜6)、NHNHCH(OH)C10 nX(nは2〜6)[Xは、C
l、Br、F、I、OH、OCH3、OC25、NO2、NH2、CHCl2、CF 3 またはCn2n+1(nは1〜7)]、OCOCH=C(R)2(RはH、CH3
たはC25)、O−CO−CH=CH−COOH、O−CO−C(Br)=CH
COOH、OCOCH2C(R)2COOH(RはHまたはCH3)、OCO(C
2nCOOH(nは0〜3)、
【0025】
【化5】
【0026】 [Rは、NH2、NHC6 nX(nは2〜4)、NHC10 nX(nは2〜6)
、NHCO(CH2nX(nは1〜16)[XはH、Cl、F、Br]、NHC
OC6 nX、NHCOCH26 nX(nは2〜4)、NHCOC10 nX(
nは2〜6)、N=CHC6 nX(nは2〜4)、N=CHC10 nX(nは
2〜6)、NHCH26 nX(nは2〜4)、NHCH210 nX(nは2
〜6)[Xは、H、Cl、Br、F、I、CN、NO2、NH2、CF3、CHC
2、OCH3、OC25またはCn2n+1(nは1〜7)、NHSO2(CH2n X(nは1〜7)、NHSO26 nX(nは2〜4)[Xは、H、Cl、Br
、F、CH3、NO2またはNH2]である。
【0027】 R2およびR3は、ともに、O、NNHC6 nX、NNHCOC6 nX(nは
2〜4)、NNHC10 nX(nは2〜6)、NNHCOC10 nX(nは2〜
6)、NC6 nX(nは2〜4)、NC10 nX(nは2〜6)[Xは、H、
Cl、Br、F、I、CN、NO2、NH2、CF3、CHCl2、OH、OCH3
、OC25またはCn2n+1(nは1〜7)]、NNHC6 nBrX[(nは2
または3)、Xは、F、Cl、NO2、NH2、OCH3、OC25またはCn2n +1 (nは1〜7)]、NOSO3H、N−OX、NHOX[Xは、H、CH3、C 25、COCH3、SO26 4CH3、COC6 nX、C6 nX、CH26 n X[(nは2〜4)、Xは、H、Cl、Br、F、I、CN、NO2、NH2
OH、OCH3、OC25、Cn2n+1(nは1〜7)、CF3またはCHCl2
、NNHR[RはCH3、C25、C24OY、YはH、アルキル、フェニル、
ベンジル、または、これらのCl、Br、F、I、NO2、NH2、CF3、CH
Cl2、OH、OCH3、OC25若しくはCn2n+1(nは1〜7)で置換され
た誘導体]である。
【0028】 R7はOであり、R4は、H、OH、Cl、N3、NH2、OR(RはCH3、C25、C37、C49)、O(CH2nCOY(nは1〜3)[YはOH、OC
3、OC25、Cl、CN、N3、NH2]、OCH2CH2OY[YはH、CH3 、C25、COCH3]、OCOCH=C(R)2(RはH、CH3またはC25
)、OCO(CH2nX(nは1〜16)(XはH、Cl、FまたはBr)、O
COC6 nX(nは0〜4)、OCOCH26 nX(nは2〜4)[XはH
、Cl、Br、F、I、CN、NO2、NH2、CF3、CHCl2、OH、OCH 3 、OC25またはCn2n+1(nは1〜7)]、NH(CH2nCH3(nは0
〜9)、NH(CH2nCOOH(nは1〜8)、OCH2CHO、OCH2CH
=NOX、OCH2CH2NHOX[XはH、CH3、SO26 4CH3、OCO
CH3、OCOC6 5、フェニルまたはベンジル置換誘導体]、OCH2CH=
NNHC6 nX、OCH2CH2NHNHC6 nX(nは2〜4)、OCH2
H=NNHC10 nX(nは2〜6)、OCH2CH2CH2NHNHC10 n
[XはH、Cl、Br、F、I、CN、CF3、CHCl2、NO2、NH2、OH
、OCH3、OC25またはCn2n+1(nは1〜7)]、OCH2CH2N(R) 2 (RはH、CH3、C25、C37、C49、C65、C65CH2、または、
これらの置換誘導体:例えば、Cl、Br、F、I、NO2、NH2、CF3、C
HCl2、OH、OCH3、OC25若しくはCn2n+1(nは1〜7))である
【0029】 R4はHであり、R7は、NOH、NHOR、N−OR[RはH、CH3、C2 5 、SO264CH3、COCH3、CH26 nX、COC6 nX(nは2〜
4)、XはCl、Br、F、I、CN、NO2、OH、OCH3、OC25、CF 3 、CHCl2またはCn2n+1(nは1〜7)]、RCH2NOH(RはH、CH 3 またはC25)、NH2、NHSO2(CH2nX(nは1〜7)、NHSO2 6 nX(nは2〜5)[XはH、Cl、Br、CH3、NO2またはNH2]、(
NR)2(RはH、CH3、C25、C37、C49、フェニル若しくはベンジル
またはその置換誘導体]、N=CHC6 nX、NHCH26 nX(nは2〜
4)、N=CHC10 nX、NHCH210 nX[X(nは2〜6)、XはH
、Cl、Br、F、I、CN、NO2、NH2、CF3、CHCl2、OH、OCH 3 、OC25またはCn2n+1(nは1〜7)]、NNHC6 nX、NHNHC6 nX、NHNHCH(OH)C6 nX、NNHCOC6 nX(nは2〜4)
、NNHC10 nX、NNHCOC10 nX、NHNHC10 nX、NHNHC
H(OH)C10 nX[nは2〜6、XはH、Cl、Br、F、I、CN、NO 2 、NH2、OH、OCH3、OC25またはCn2n+1(nは1〜7)]、NHC
OR[RはCH3、CH2Cl、CHCl2、CCl3、C25、C24Cl、C3
7、C36OH、C36Cl、C65、C6 nX、CH26 nX、COCH 26 nX(nは2〜4)、C10 nX、CH210 nX、COCH210 n X(nは2〜6)、XはCl、Br、CN、F、I、NO2、NH2、CF3、O
H、OCH3、OC25、CHCl2またはCn2n+1(nは1〜7)]である。
【0030】 R5は、HまたはBrであり、R6は、CH3、CH2Br、CH2OR[RはC
O(CH2nX、(nは1〜7;XはH、Cl、BrまたはF)、CHO、CH
NOY、CH2NOY[YはH、CH3、C25、SO26 5、SO26 4
3、CH26 nX、C6 nX(nは2〜4)、XはH、Cl、Br、F、I
、CN、NO2、NH2、CF3、CHCl2、OH、OCH3、OC25またはCn2n+1(nは1〜7)]、RCH2NOH[RはH、CH3、C25、C37、C 49]、CH2NH2、CH2NHRまたはCH2N(R)2[RはCH3、C25
37、C49、C65、C6 nXまたはCH26 nX、COCH26 n
X(nは2〜4)、CH210 nX、COCH210 nX(nは2〜6)[X
はH、Cl、Br、F、CN、I、NO2、NH2、OH、OCH3、OC25
CF3、CHCl2またはCn2n+1(nは1〜7)]、COOH、COCl、C
ONHR(Rはアルキルまたはアリール置換基)、CO−OCOR(Rはアルキ
ルまたはアリール置換基)、COCH2COR(RはOH、OCH3、OC25
NH2またはCl)、COCH2CH2OR[RはH、CO(CH2nX(nは1
〜16)、COC6 nX、COCH26 nX(nは2〜4、XはH、Cl、
Br、CN、F、I、NO2、NH2、CF3、CHCl2、OH、OCH3、OC25またはCn2n+1(nは1〜7)]、COO(CH2nH(nは1〜5)、C
OO(CH2nCOY(nは1〜5、YはOH、OCH3、OC25、Clまた
はBr)、CH=NC6 nX(nは2〜4)、CH=NC10 nX(nは2〜
6)、CH=NNHC6 nX、CH=NNHCOC6 nX(nは2〜4)、C
H=NNHC10 nX、CH=NNHCOC10 nX(nは2〜6)、CH2
HNHC6 nX(nは2〜4)、CH2NHNHC10 nX(nは2〜6)、C
2NHNHCH(OH)C6 nX(nは2〜4)、CH2NHNHCH(OH
)C10 nX(nは2〜6)[XはH、Cl、Br、F、I、CN、CF3、N
2、NH2、CHCl2、OH、OCH3、OC25またはCn2n+1(nは1〜
7)]である。
【0031】 R5およびR6は、ともに、O、OH、O(CH2nX(nは1〜6、XはH、
ClまたはBr)、OCOC6 nX、OCOCH26 nX[nは2〜5、X
はCl、Br、F、I、CN、NO2、NH2、CF3、OH、OCH3、OC25 またはCn2n+1(nは1〜7)]、O(CH2nCOOH(nは1〜3)、N
OR、NHOR(RはH、CH3、C25、C37、COCH3、COC65、フ
ェニルまたはベンジル置換誘導体)、NH2、N(R)2(RはH、CH3、C2 5 、C37、C49、C6 nX、CH26 nX;nは2〜5、XはCl、Br
、F、I、CF3、CN、NO2、NH2、OH、OCH3、OC25、Cn2n+1
(nは1〜7))、NHCO(CH2nX[nは1〜16、XはClまたはBr
]、NHCOC6 nX、NHCOCH26 nX(nは2〜4)、NHCOC1 0 nX、NHCOCH210 nX(nは2〜6)[XはCl、Br、F、I、
CN、CF3、NO2、NH2、OH、OCH3、OC25、Cn2n+1(nは1〜
7)]、N=CHC6 nX(nは2〜4)、N=CHC10 nX(nは2〜6
)、NHCH26 nX(nは2〜5)、NHCH210 nX(nは2〜6)
、NNHC6 nX、NC6 nX、NHC6 nX(nは2〜4)、NC10 n
X、NHC10 nX、NNHC10 nX(nは2〜6)、NNHCOC6 n
(nは2〜4)、NNHCOC10 nX(nは2〜6)、NR[RはC6 n
(nは2〜5)、C10 nX(nは2〜7)[XはH、Cl、Br、Cl、F、
I、CN、NO2、NH2、CF3、CHCl2、OCH3、OC25、OHまたは
n2n+1(nは1〜7)]である。
【0032】 ベツリン酸誘導体の調製 下記の方法は、本発明の誘導体を作るために、単独でまたは組み合わせて使用
する。
【0033】 実施例1 3−O−アシル誘導体の調製 方法I:有機塩基中の基質を、適当な無水物と室温で約4〜16時間処理する
。このプロセスにおいて使用することができる無水物の例は、一般式(RCH2
CO2)Oによって表され、式中表示されるRはH、CH3、C25などである。
反応液の蒸発、水の添加および有機溶媒での抽出によって、反応を行った。有機
層を、無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、蒸発させ、残渣を結晶させて、それぞれ
対応する純粋な3−0アシル誘導体を得た。この方法において使用することがで
きる有機塩基の例は、TEA、ピリジンおよびDMPAである。
【0034】 方法II:ハロゲン化有機溶媒中の基質を、方法1の場合のように適当な塩化
アシルで処理した。方法Iに記載したように反応を行い、純粋な形の相当する3
−O−アシル化誘導体を得た。使用することができる塩化アシルの例は、RCH 2 (CH2nCOCl(式中、R=H、ClまたはF、Brである)、またはR
CH2(CH)nXCOCl(式中、R=H、X=OH、OCOCH3およびn=
1)である。ハロゲン化溶媒は、CCl4、CH2Cl2、C65CH3などから選
択することができる。
【0035】 実施例2 3−オキソ誘導体の調製 基質を有機溶媒に溶かし、通常の酸化剤を標準反応条件下で加えた。方法Iで
記載したように反応を行い、純粋な形で相当する3−オキソ誘導体を得た。
【0036】 使用することができる酸化剤の例は、CrO3/ピリジン、CrO3/H2SO4 、CrO3/AcOHなどである。標準の反応条件は、0℃〜室温で2、3時間
、基質を酸化剤ととも撹拌することである。有機溶媒は、アセトン、CH2Cl2 、AcOH、それらの混合物などから選択することができる。
【0037】 実施例3 2,20,29−トリブロモ3−オキソ誘導体の調製 実施例3のプロセスによって調製された3−オキソベツリン酸誘導体をハロゲ
ン化有機溶媒に溶かした。ここへ、同じ溶媒に溶解した液状臭素を滴下して加え
、温度を0〜10℃に保持した。反応液を室温にもたらし、2、3時間撹拌した
。反応液を、例2の方法Iに記載したように、処理した。有機層を5〜10%水
性アルカリ溶液で洗浄し、蒸発させた。結晶化した生成物は、純粋の2、20、
29−トリブロモ−3−オキソ誘導体をもたらした。使用することができるハロ
ゲン化溶媒の例は、CCl4、CH2Cl2、CHCl3などである。使用すること
ができる水性のアルカリ溶液の例は、アルカリ金属の重炭酸塩または炭酸塩など
の水溶液である。
【0038】 ベツリン酸、ジヒドロベツリン酸またはそれらの誘導体の3−オキソ−誘導体
は、実施例4、5、8、10および14のプロセスにおいて使用することができ
る。
【0039】 実施例4 3−オキシミノ(3-oximino)誘導体の調製 メタノール、エタノール、プロパノールなどのアルコール性溶媒に3−オキソ
誘導体を加える。そこへ、ヒドロキシルアミン、フェニルヒドロキシルアミンま
たはベンジルヒドロキシルアミンあるいはその置換誘導体および酢酸ナトリウム
を添加した。混合物を、2、3時間還流した。反応混合液を蒸発乾涸した。実施
例2の方法Iに記載したように反応を行い、粗3−オキシミノ誘導体が得られ、
それを再結晶して、対応する純粋の3−オキシミノ誘導体を得た。
【0040】 実施例5 3−オキソ誘導体のフェニルヒドラゾンの調製 フェニルヒドラジンまたはそのフェニル置換類縁体またはその塩、ならびに酢
酸ナトリウムを、メタノール、エタノール、プロパノールなどのようなアルコー
ル性溶媒に溶解した3−オキソ誘導体に添加し、約4時間還流した。実施例2の
方法Iに記載したように反応を行い、純粋の形態の、相当する純粋のフェニルヒ
ドラゾン誘導体を得た。
【0041】 実施例6 17および/または20−カルボキシアルキルカルボキシレートの調製 乾燥したジメチルホルムアミドに溶かした基質に、水素化ナトリウムを添加し
、混合液を室温で約2時間撹拌した。適切なハロアルキルカルボキシエステルを
、上記の反応混合液に添加し、混合液を室温で16〜20時間撹拌した。例2の
方法Iにおいて記載されたように反応を行い、純粋の17および/または20−
カルボキシアルキルカルボキシレート誘導体を得た。使用することができるハロ
アルキルカルボキシエステルの例は、酢酸メチルまたはエチルのクロロまたはブ
ロモ誘導体、あるいはプロピオン酸などのクロロまたはブロモ誘導体である。
【0042】 実施例7 17および/または20−カルボキシアルキルカルボン酸の調製 17および/または20−カルボキシアルキルカルボキシレートを、アルコー
ル性溶媒(例えばメタノール、エタノール、プロパノールなど)に溶解させ、そ
こへ水酸化ナトリウムまたはカリウムなどのような水酸化物を添加した。混合液
を、2〜4時間40〜50℃に加温した。例2の方法1に記載したように反応液
を処理し、純粋の17または20−カルボキシアルキルカルボン酸誘導体を得た
【0043】 実施例8 2−ブロモ−3−オキソ−誘導体の調製 3−オキソ−ジヒドロベツリン酸誘導体は、ハロゲン化有機溶媒(例えばCC
4、CH2Cl2、CHCl3など)に溶かした。同じ溶媒に溶かした液体臭素を
滴下して添加し、その間温度を0〜10℃の間に維持した。反応混合液を室温に
もっていき、2、3時間維持した。混合液を普通の方法で処理し、有機層を5〜
10%水性のアルカリ性溶液で、ついで水で洗浄した。蒸発および結晶化により
、純粋の2−ブロモ−3−オキソ誘導体を得た。使用することができる水性のア
ルカリ溶液の例は、アルカリ金属の重炭酸塩または炭酸塩の水溶液などである。
【0044】 実施例9 20,29−ジブロモ誘導体の調製 ベツリン酸またはその誘導体(3−オキソ−ベツリン酸またはその誘導体は除
く)を、ハロゲン化有機溶媒に溶かした。この液に、同じ溶媒に溶解した液体臭
素を滴下して添加し、温度を0〜10℃の間に維持した。反応液を室温にもって
いき、2、3時間撹拌した。反応混合液を、例2の方法Iにおいて記載したよう
に処理した。有機層を5〜10%のアルカリ水溶液で洗浄し、蒸発させた。結晶
化した生成物は、20,29−ジブロモ誘導体を与える。
【0045】 使用することができるハロゲン化溶媒の例は、CCl4、CH2Cl2、CHC
3などである。
【0046】 実施例10 3−アミノ誘導体の調製 a] 3−オキシミノ誘導体を氷酢酸に溶し、水素雰囲気(60〜70psi)
の下で、酸化白金触媒の存在において数時間振とうする。反応混合液を濾過し、
母液を真空下蒸発させて氷酢酸を除去し、残渣を普通の方法で処理して、相当す
る3−アミノ誘導体を得る。 b] 3−オキソ−誘導体を、メタノールを添加した硫酸アンモニウムおよびホ
ウ水素化ナトリウムに溶解し、2〜4時間還流した。反応混合液を蒸発乾涸し、
水を加え、固形物を濾過して結晶化させ、3−アミノ誘導体を得た。
【0047】 実施例11 3−O−ベンゾイル誘導体の調製 有機塩基中の基質は、周囲温度で約6〜16時間、適当な塩化ベンゾイルで処
理する。使用することができる塩化ベンゾイルの例は、一般式Rn(Ar)CO
Clによって表され、式中、n=1〜3、R=H、Cl、Br、F、CF3、A
r=C65、C64、C63、またはC62である。水添加と有機溶媒による抽
出操作により反応液を処理した。有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、蒸発
させて残渣を結晶化させて、それぞれ純粋の3−O−ベンゾイル誘導体を得た。
使用することができる有機塩基の例は、ピリジン、ピペリジンである。
【0048】 実施例12 3−O−メシラート誘導体の調製 基質をハロゲン化溶媒に溶かし、そこへ、5〜10℃でメタンスルホクロリド
をゆっくりと添加する。周囲温度で2〜4時間混合液を撹拌した。有機層を水で
洗浄することによって該反応混合液を処理した。無水硫酸塩上で有機層を乾燥し
、濾過し、蒸発乾涸して、残渣を得、それをアセトニトリルから結晶化して純粋
の3−O−メシラート誘導体を得た。
【0049】 実施例13 3−フェニルヒドラジノまたはそのフェニル置換誘導体の調製 ベツリン酸またはジヒドロベツリン酸の3−フェニルヒドラゾンまたはそのフ
ェニル置換型誘導体を氷酢酸に溶解し、水素雰囲気(50〜70psi)の下で
、白金海綿触媒の存在において3〜5時間振とうする。反応混合液を濾過し、母
液を真空下で蒸発させて氷酢酸を除去し、残渣をアルコール性溶媒から結晶化さ
せて、純粋の3−フェニルヒドラジノまたはそのフェニル置換誘導体を得た。使
用されるアルコール性溶媒は、メタノール、エタノールまたはイソプロパノール
である。
【0050】 実施例14 3−N−ヒドロキシエチル誘導体の調製 3−オキソ−誘導体をメタノール/エタノールのような無水アルコール性溶媒
に溶解させ、そこへ15〜20%アルコール性塩酸および2−アミノエタノール
を添加して30〜60分間室温で撹拌する。これに、シアノホウ水素化ナトリウ
ムを添加し、さらに室温で約72時間撹拌した。水を添加し、ついで固形物を濾
過することによって粗製物が得、それをアルコールから結晶化して純粋の3−N
−ヒドロキシエチル誘導体を得た。
【0051】 実施例15 3−N−ベンジリデン誘導体の調製 3−アミノ誘導体をメタノール/エタノールのようなアルコール性溶媒に溶解
し、そこへ炭酸ナトリウムまたはカリウムのような炭酸アルカリの存在または不
在においてベンズアルデヒドまたは置換ベンズアルデヒド誘導体を添加する。該
混合物を、周囲温度ないし約50℃で2、3時間撹拌した。真空下でアルコール
を除去することおよび水を添加することによって、反応混合液の処理を終えた。
水層を濾過するか、ハロゲン化有機溶媒で抽出し、ついで蒸発させることによっ
て3−N−ベンジリデン誘導体を得た。
【0052】 実施例16 ECV304細胞懸濁液(FBSを10%含むRPMI 1640中に細胞5
0×104個/ml)30μlに培地150μlを加えたものを、96ウエルの
組織培養プレート(ヌンク(Nunc)、デンマーク)に添加し、一夜インキュ
ーベートした(37℃、CO2 5%)。ついで、試験すべきベツリン酸誘導体
20μlを、0.5μg/ml〜4μg/mlの範囲の濃度で添加した。各濃度
について、三重の試料を平板培養した。培地のみの20μlを、対照ウエルに添
加した。72時間のインキュベーションの後、MTTアッセイ(モスマン(Mo
smann)、1983年)を行い、対照細胞に対して、処理した細胞の増殖に
おける抑制割合を計算した。
【0053】 腫瘍細胞に対する細胞毒性アッセイは、われわれの特許出願第09/0408
56号(1998年3月18日申請)に詳細に記載した。表Iは、ECV304
および4種の腫瘍細胞株に対するED50値ならびに17種の効力のある誘導体の
内皮細胞特異性を示す。
【0054】
【表1】
【0055】 ED50=50%の細胞毒性を引き起こす薬物の濃度(μg/ml)、ここで 細胞毒性割合=[1−O.D.処理/O.D.対照]×100 ECS比=ED50腫瘍細胞増殖/ED50内皮細胞増殖 10未満のECS=低ECS 10〜20のECS=中程度のECS 20を超えるECS=高ECS 『高い』および『中程度の』ECS化合物は特異的に内皮細胞を目標とするので
、強力な抗脈管形成性化合物の下に分類することができるが、一方『低い』化合
物は腫瘍細胞に対する、それらのすでに報告された細胞毒活性を補足すると予測
する。
【0056】 実施例17 実施例に記載したように、ベツリン酸の数種の誘導体を、ベツリン酸のC3、
Cl7、C20および/またはC29の位置で置換および/または構造変化をさ
せることによって調製した。誘導体は、スペクトルのデータに基づいて特性評価
した。表IIは 図2の構造体を参照しており、式中、はっきりと表示されてい
るR〜R4が40種の誘導体の構造をリストしている。R〜R4が下に示されて
いる図2:
【0057】
【化6】
【0058】
【表2】
【0059】
【0060】
【0061】 実施例18 マトリゲル(70μl)を、4℃で96ウエルの培養プレートの各ウエルに入
れ、37℃で30分間インキュベーションによって重合するままにした。ECV
304(1×104)細胞を、FBSを10%含むDMEM200μl中のマト
リゲルの上に播種した。試験するベツリン酸および誘導体を非細胞毒性濃度で印
をつけたウエルに添加し、37℃で24〜48時間インキューベートした。上記
の時間点での、ベツリン酸およびその誘導体のECV304に対する細胞毒性の
欠如は、適当な対照によって確認した。5つの異なる位相差顕微鏡の視野(4×
)を観て、チューブ様構造体(TLS)のチューブ領域全体を、ビデオプロ32
画像分析システムを使用して測定した。チューブ領域全体における低下割合は、
5つの視野から得られたデータの平均値として出した。TLSの抑制割合は、対
照(薬物でない)に関して計算した。
【0062】
【表3】
【0063】 実施例19 ベツリン酸誘導体の適切な処方を次のように調製した。誘導体を、最小限の量
のメタノールに溶解した。誘導体はまた、イソプロピルアルコール、ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシドまたは他の適切な溶媒中で可溶化することが
できる。2−ヒドロキシプロピルβ−シクロデキストリン、スルホブチルエーテ
ルβ−シクロデキストリンのような、置換されたβ−シクロデキストリンを別々
に、約50〜1000mg/ml、望ましくは250〜750mg/mlの濃度
まで水に溶かした可溶化されたベツリン酸誘導体は誘導体化されたβシクロデキ
ストリン溶液に少量添加し、透明な溶液が出現するまで、低温で超音波をかけた
。ついで、有機溶媒をロータリエバポレータで除去し、最終溶液を濾過して、無
菌の生成物を得た。得られた溶液を凍結乾燥した。
【0064】 全身性投与は、経口的、直腸経由、鼻経由、経皮的および非経口的(すなわち
、筋肉内、腹腔内、皮下または静脈内の)投与を指す。医薬晶の臨床試験の実施
に関する基準に従って、不当な有害な副作用を引き起こすことなく抗脈管形成性
効果を出す用量で組成物を投与することが望ましい。組成物は、単独でまたは他
の治療薬との混合物として投与することができる。
【0065】 錠剤、ロゼンジ、カプセル、粉末、水性または油性懸濁液、シロップ、エリキ
シル、インプラントまたは水溶液として単位用量につき組成物の10mg〜10
00mgを提供する薬剤組成物が好ましい。使用される薬剤組成物の性質は、も
ちろん所望の投与経路に依存する。組成物のヒト投与量は1.0〜200mg/
kg/日の範囲であり、好ましい範囲は1.0〜50mg/kg/日である。
【0066】 本発明の1つの態様は、上記ベツリン酸誘導体またはその組み合わせの薬学上
効果的用量を患者に投与することによって腫瘍関連の脈管形成をもつ患者を治療
するために、新規なベツリン酸誘導体またはその複合物を使用する方法に関する
。本発明の患者は、ヒト、哺乳動物または他の動物である。ヒト臍静脈内皮細胞
に対するベツリン酸誘導体のED50値は、0.35〜4.0μg/mlである。
前立腺がんに対するベツリン酸誘導体の内皮細胞特異度は、1.04〜21.1
である。肺がんに対するベツリン酸誘導体の内皮細胞特異度に関しては、0.4
3〜>10である。しかし、卵巣がんに対するベツリン酸誘導体の内皮細胞特異
度に関しては、0.54〜7.0である。大腸がんに対するベツリン酸誘導体の
内皮細胞特異度に関して、0.87〜14.3である。
【0067】 ベツリン酸誘導体は、患者に、薬学上許容できる添加物、担体、希釈液、溶媒
、充填材、潤滑剤、賦形剤、結合剤または安定剤に入れて投与される。望ましく
は、ベツリン酸誘導体は、錠剤、ロゼンジ、カプセル、粉末、水性または油性の
懸濁液、シロップ剤、エリキシル剤、インプラントまたは水性溶液の形で投与さ
れ、ベツリン酸誘導体(単数または複数)またはその組み合わせは、患者に全身
的に投与される。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成13年12月10日(2001.12.10)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 但し、R、R1、R2、R3およびR4の組合わせは下記群から選択される。
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ,BA ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CR, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G D,GE,GH,GM,HR,HU,ID,IL,IN ,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LC, LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG,M K,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO ,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ, TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN,Y U,ZA,ZW (72)発明者 ラマドス、サンダー インド、110 016 ニュー デリー、ハウ ス カース、ヴィジェイ マンダル エン クレイヴ、ディーディーエー フラッツ 52エー (72)発明者 ラジェンドラン、プラヴィーン インド、ウッター プラデッシュ、201 010 ガズィアバード、スメル カウシャ ンビ 801 (72)発明者 アーメッド スィッディクイ、モハマド、 ジャムシェド インド、110 092 デリー、パトパルグ ン、エクステンション アイピー 24、テ クノロジー アパートメンツ 713 Fターム(参考) 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 DA08 MA01 MA04 NA14 ZB21 ZB26 4C091 AA06 BB01 CC01 DD01 DD12 EE03 EE04 EE05 EE10 FF02 FF06 GG03 GG05 HH01 JJ03 KK01 LL03 LL06 QQ05 QQ15

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記化学式Iの新規なベツリン酸(betulinic acid)誘導体。 【化1】 但し、R、R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7は、独立してまたは組み
    合わせにおいて、下記基を表す。 Rは、Hである。 R1は、H、Br、Cl、FまたはIである。 R2は、Hであり、R3は、OH、OCO(CH2nCH3(nは0〜14)、
    OCOC(CH33、OCO(CH2nX(nは1〜7、XはH、Cl、Br、
    F)、OCOCH26nX[但し、nは2〜4、XはH、Cl、Br、F、I
    、CN、NO2、NH2、CF3、CHCl2、OH、OCH3、OC25、CHC
    2またはCn2n+1(nは1〜7)]、OSO2(CH2nX(nは1〜7、X
    はHまたはCl)、OSO2ONH2、OCOC6nX[nは0〜4、XはH、C
    l、Br、F、I、CN、NO2、NH2、CF3、OH、OCH3、OC25、C
    HCl2またはCn2n+1(nは1〜7)]、NH2、NH(CH2nOR[(n
    は2〜4)、RはHまたはCOCH3]、NHR、N(R)2[RはCH3、C25 、C37、C49]、NHC6 nX、NHCH26 nX(nは2〜4)、N
    HCH210 nX(nは2〜7)[Xは、H、Cl、Br、F、I、CHCl2 、CN、CF3、CHCl2、OH、OCH3、OC25またはCn2n+1(nは1
    〜7)]、RCH2NOH(RはH、CH3、C25、C37、C49)、NHO
    R(Rは、H、COCH3、COC6 nX、OCH26 nX、OC6 nX)
    [nは2〜4、XはCl、Br、F、I、CF3、CHCl2、CN、NO2、C
    3、NH2、OH、OCH3、OC25またはCn2n+1(nは1〜7)]、N=
    CHC6 nX(nは2〜4)、N=CHC10 nX(nは2〜6)[Xは、H
    、Cl、Br、F、I、CF3、CN、NO2、NH2、OH、OCH3、OC25 またはCn2n+1(nは1〜3)]、OCO(CH2nNH2(nは1〜8)、N
    HCO(CH2nX(XはH、ClまたはBr、nは1〜4)、NHCOC6 n X、NHCOC10 nX(nは2〜6)、NHCOCH26 nX(nは2〜
    4)、NHCOCH210 nX(nは2〜6)[XはCl、Br、F、I、C
    3、CN、NO2、NH2、OH、OCH3、OC25、CHCl2またはCn2n +1 (nは1〜7)]、NHCOC6 4COOH、NHCOC6 n(COOH)
    X(nは2または3、XはH、Cl、Br、F、NO2またはNH2)、OCOC 6 4COOH、OCOC6 n(COOH)X(nは2または3、XはH、Cl
    、Br、F、NO2またはNH2)、OCOCHRR1(Rは、H、CH3またはP
    h;R1は、OH、Cl、BrまたはOCOCH3)、NHNHC6 nX(nは
    2〜4)、NHNHCH(OH)C6 nX(nは2〜4)、NHNHC10 n
    X(nは2〜6)、NHNHCH(OH)C10 nX(nは2〜6)[Xは、C
    l、Br、F、I、OH、OCH3、OC25、NO2、NH2、CHCl2、CF 3 またはCn2n+1(nは1〜7)]、OCOCH=C(R)2(RはH、CH3
    たはC25)、O−CO−CH=CH−COOH、O−CO−C(Br)=CH
    COOH、OCOCH2C(R)2COOH(RはHまたはCH3)、OCO(C
    2nCOOH(nは0〜3)、 【化2】 [Rは、NH2、NHC6 nX(nは2〜4)、NHC10 nX(nは2〜6)
    、NHCO(CH2nX(nは1〜16)[XはH、Cl、F、Br]、NHC
    OC6 nX、NHCOCH26 nX(nは2〜4)、NHCOC10 nX(
    nは2〜6)、N=CHC6 nX(nは2〜4)、N=CHC10 nX(nは
    2〜6)、NHCH26 nX(nは2〜4)、NHCH210 nX(nは2
    〜6)[Xは、H、Cl、Br、F、I、CN、NO2、NH2、CF3、CHC
    2、OCH3、OC25またはCn2n+1(nは1〜7)、NHSO2(CH2n X(nは1〜7)、NHSO26 nX(nは2〜4)[Xは、H、Cl、Br
    、F、CH3、NO2またはNH2]である。 R2およびR3は、ともに、O、NNHC6 nX、NNHCOC6 nX(nは
    2〜4)、NNHC10 nX(nは2〜6)、NNHCOC10 nX(nは2〜
    6)、NC6 nX(nは2〜4)、NC10 nX(nは2〜6)[Xは、H、
    Cl、Br、F、I、CN、NO2、NH2、CF3、CHCl2、OH、OCH3
    、OC25またはCn2n+1(nは1〜7)]、NNHC6 nBrX[(nは2
    または3)、Xは、F、Cl、NO2、NH2、OCH3、OC25またはCn2n +1 (nは1〜7)]、NOSO3H、N−OX、NHOX[Xは、H、CH3、C 25、COCH3、SO26 4CH3、COC6 nX、C6 nX、CH26 n X[(nは2〜4)、Xは、H、Cl、Br、F、I、CN、NO2、NH2
    OH、OCH3、OC25、Cn2n+1(nは1〜7)、CF3またはCHCl2
    、NNHR[RはCH3、C25、C24OY、YはH、アルキル、フェニル、
    ベンジル、または、これらのCl、Br、F、I、NO2、NH2、CF3、CH
    Cl2、OH、OCH3、OC25若しくはCn2n+1(nは1〜7)で置換され
    た誘導体]である。 R7はOであり、R4は、H、OH、Cl、N3、NH2、OR(RはCH3、C25、C37、C49)、O(CH2nCOY(nは1〜3)[YはOH、OC
    3、OC25、Cl、CN、N3、NH2]、OCH2CH2OY[YはH、CH3 、C25、COCH3]、OCOCH=C(R)2(RはH、CH3またはC25
    )、OCO(CH2nX(nは1〜16)(XはH、Cl、FまたはBr)、O
    COC6 nX(nは0〜4)、OCOCH26 nX(nは2〜4)[XはH
    、Cl、Br、F、I、CN、NO2、NH2、CF3、CHCl2、OH、OCH 3 、OC25またはCn2n+1(nは1〜7)]、NH(CH2nCH3(nは0
    〜9)、NH(CH2nCOOH(nは1〜8)、OCH2CHO、OCH2CH
    =NOX、OCH2CH2NHOX[XはH、CH3、SO26 4CH3、OCO
    CH3、OCOC6 5、フェニルまたはベンジル置換誘導体]、OCH2CH=
    NNHC6 nX、OCH2CH2NHNHC6 nX(nは2〜4)、OCH2
    H=NNHC10 nX(nは2〜6)、OCH2CH2CH2NHNHC10 n
    [XはH、Cl、Br、F、I、CN、CF3、CHCl2、NO2、NH2、OH
    、OCH3、OC25またはCn2n+1(nは1〜7)]、OCH2CH2N(R) 2 (RはH、CH3、C25、C37、C49、C65、C65CH2、または、
    これらの置換誘導体:例えば、Cl、Br、F、I、NO2、NH2、CF3、C
    HCl2、OH、OCH3、OC25若しくはCn2n+1(nは1〜7))である
    。 R4はHであり、R7は、NOH、NHOR、N−OR[RはH、CH3、C2 5 、SO264CH3、COCH3、CH26 nX、COC6 nX(nは2〜
    4)、XはCl、Br、F、I、CN、NO2、OH、OCH3、OC25、CF 3 、CHCl2またはCn2n+1(nは1〜7)]、RCH2NOH(RはH、CH 3 またはC25)、NH2、NHSO2(CH2nX(nは1〜7)、NHSO2 6 nX(nは2〜5)[XはH、Cl、Br、CH3、NO2またはNH2]、(
    NR)2(RはH、CH3、C25、C37、C49、フェニル若しくはベンジル
    またはその置換誘導体]、N=CHC6 nX、NHCH26 nX(nは2〜
    4)、N=CHC10 nX、NHCH210 nX[X(nは2〜6)、XはH
    、Cl、Br、F、I、CN、NO2、NH2、CF3、CHCl2、OH、OCH 3 、OC25またはCn2n+1(nは1〜7)]、NNHC6 nX、NHNHC6 nX、NHNHCH(OH)C6 nX、NNHCOC6 nX(nは2〜4)
    、NNHC10 nX、NNHCOC10 nX、NHNHC10 nX、NHNHC
    H(OH)C10 nX[nは2〜6、XはH、Cl、Br、F、I、CN、NO 2 、NH2、OH、OCH3、OC25またはCn2n+1(nは1〜7)]、NHC
    OR[RはCH3、CH2Cl、CHCl2、CCl3、C25、C24Cl、C3
    7、C36OH、C36Cl、C65、C6 nX、CH26 nX、COCH 26 nX(nは2〜4)、C10 nX、CH210 nX、COCH210 n X(nは2〜6)、XはCl、Br、CN、F、I、NO2、NH2、CF3、O
    H、OCH3、OC25、CHCl2またはCn2n+1(nは1〜7)]である。 R5は、HまたはBrである。 R6は、CH3、CH2Br、CH2OR[RはCO(CH2nX、(nは1〜7
    ;XはH、Cl、BrまたはF)、CHO、CHNOY、CH2NOY[YはH
    、CH3、C25、SO26 5、SO26 4CH3、CH26 nX、C6 n X(nは2〜4)、XはH、Cl、Br、F、I、CN、NO2、NH2、CF3 、CHCl2、OH、OCH3、OC25またはCn2n+1(nは1〜7)]、R
    CH2NOH[RはH、CH3、C25、C37、C49]、CH2NH2、CH2
    NHRまたはCH2N(R)2[RはCH3、C25、C37、C49、C65
    6 nXまたはCH26 nX、COCH26 nX(nは2〜4)、CH2 10 nX、COCH210 nX(nは2〜6)[XはH、Cl、Br、F、C
    N、I、NO2、NH2、OH、OCH3、OC25、CF3、CHCl2またはCn2n+1(nは1〜7)]、COOH、COCl、CONHR(Rはアルキルまた
    はアリール置換基)、CO−OCOR(Rはアルキルまたはアリール置換基)、
    COCH2COR(RはOH、OCH3、OC25、NH2またはCl)、COC
    2CH2OR[RはH、CO(CH2nX(nは1〜16)、COC6 nX、
    COCH26 nX(nは2〜4、XはH、Cl、Br、CN、F、I、NO2
    、NH2、CF3、CHCl2、OH、OCH3、OC25またはCn2n+1(nは
    1〜7)]、COO(CH2nH(nは1〜5)、COO(CH2nCOY(n
    は1〜5、YはOH、OCH3、OC25、ClまたはBr)、CH=NC6 n X(nは2〜4)、CH=NC10 nX(nは2〜6)、CH=NNHC6 n
    X、CH=NNHCOC6 nX(nは2〜4)、CH=NNHC10 nX、C
    H=NNHCOC10 nX(nは2〜6)、CH2NHNHC6 nX(nは2〜
    4)、CH2NHNHC10 nX(nは2〜6)、CH2NHNHCH(OH)C 6 nX(nは2〜4)、CH2NHNHCH(OH)C10 nX(nは2〜6)
    [XはH、Cl、Br、F、I、CN、CF3、NO2、NH2、CHCl2、OH
    、OCH3、OC25またはCn2n+1(nは1〜7)]である。 R5およびR6は、ともに、O、OH、O(CH2nX(nは1〜6、XはH、
    ClまたはBr)、OCOC6 nX、OCOCH26 nX[nは2〜5、X
    はCl、Br、F、I、CN、NO2、NH2、CF3、OH、OCH3、OC25 またはCn2n+1(nは1〜7)]、O(CH2nCOOH(nは1〜3)、N
    OR、NHOR(RはH、CH3、C25、C37、COCH3、COC65、フ
    ェニルまたはベンジル置換誘導体)、NH2、N(R)2(RはH、CH3、C2 5 、C37、C49、C6 nX、CH26 nX;nは2〜5、XはCl、Br
    、F、I、CF3、CN、NO2、NH2、OH、OCH3、OC25、Cn2n+1
    (nは1〜7))、NHCO(CH2nX[nは1〜16、XはClまたはBr
    ]、NHCOC6 nX、NHCOCH26 nX(nは2〜4)、NHCOC1 0 nX、NHCOCH210 nX(nは2〜6)[XはCl、Br、F、I、
    CN、CF3、NO2、NH2、OH、OCH3、OC25、Cn2n+1(nは1〜
    7)]、N=CHC6 nX(nは2〜4)、N=CHC10 nX(nは2〜6
    )、NHCH26 nX(nは2〜5)、NHCH210 nX(nは2〜6)
    、NNHC6 nX、NC6 nX、NHC6 nX(nは2〜4)、NC10 n
    X、NHC10 nX、NNHC10 nX(nは2〜6)、NNHCOC6 n
    (nは2〜4)、NNHCOC10 nX(nは2〜6)、NR[RはC6 n
    (nは2〜5)、C10 nX(nは2〜7)[XはH、Cl、Br、Cl、F、
    I、CN、NO2、NH2、CF3、CHCl2、OCH3、OC25、OHまたは
    n2n+1(nは1〜7)]である。
  2. 【請求項2】 下記化学式2を有する請求項1でクレームされたベツリン酸誘
    導体。 【化3】 但し、Rは、Hであり、 R1は、HまたはBrであり、 R2は、O、NNHC65、NHNHC65、NHNHC64(CH3)(4)
    、OCOC632(3,5)、OCOC632(2,4)、OCOC64(C
    3)(2)、N=CHC632(3,4)、OH、OCOC64(C511
    (4)、OCOCH263(OCH32(2,5)、N=CHC632(2,
    4)、OCOC64(C715)(4)、OCOC65、NOH、OCOC63
    (OCH32(3,4)、OCOC63(OCH32(2,4)、OCOCCI
    2、OCOC64(C65)(4)、OCOCH(Cl)C65、OCO(C
    23COOH、OCOC64Cl(4)、OCOC64(CHCl2)(3)
    、−OCOC62(COOH)(2)Cl2(3,6)、OCOCH(Cl)C
    3、NNHCOC64OH(2)またはNOCH264NO2(4)であり、 R3は、H、−CH2CH2COOCH3−COCH=CH3または3−デオキシ
    ジヒドロベツリン酸であり、 R4は、CH2CCH3−CH(CH32またはBrCH2C(Br)CH3であ
    る。
  3. 【請求項3】 請求項1においてクレームされたベツリン酸の3−O−アシル
    ベツリン酸誘導体を調製する方法であって、(i)ベツリン酸またはベツリン酸
    誘導体を無水物またはアシルクロリドで室温で4〜16時間処理すること、(i
    i)ステップ(i)の溶液に水を添加すること、および(iii)有機層(前記
    3−O−アシルベツリン酸は有機層に存在する)を採取するために有機溶媒で抽
    出することを含む方法。
  4. 【請求項4】 請求項1においてクレームされたベツリン酸の3−オキソ−誘
    導体を調製する方法であって、ベツリン酸またはベツリン酸誘導体を有機溶媒に
    溶解すること、および酸化剤を添加して3−オキソ誘導体を得ることを含む方法
  5. 【請求項5】 請求項1においてクレームした2−ブロモ−3−オキソ−ジヒ
    ドロベツリン酸誘導体を調製する方法であって、3−オキソジヒドロベツリン酸
    またはその誘導体をハロゲン化有機溶媒に溶解すること、ハロゲン化有機溶媒に
    溶解した液状臭素を0〜10℃の間の温度で添加すること、および混合液を室温
    まで加熱して2−ブロモ−3−オキソ誘導体を得ることを含む方法。
  6. 【請求項6】 請求項1においてクレームした3−オキシイミノ−ベツリン酸
    誘導体を調製する方法であって、3−オキソベツリン酸誘導体にアルコール性溶
    媒を添加すること、ヒドロキシルアミン、フェニルヒドロキシルアミン、ベンジ
    ルヒドロキシルアミンまたはその塩ならびに酢酸ナトリウムを添加すること、混
    合物を還流して3−オキシイミノベツリン酸誘導体を得ることを含む方法。
  7. 【請求項7】 請求項1においてクレームした3−オキソ−ベツリン酸誘導体
    のフェニルヒドラゾンを調製する方法であって、3−オキソ−ベツリン酸誘導体
    をアルコール性溶媒に溶解すること、フェニルヒドラジンまたはそのフェニル置
    換類縁体またはその塩、および酢酸ナトリウムを添加すること、反応混合液を還
    流すること、そしてフェニルヒドラゾン誘導体を得ることを含む方法。
  8. 【請求項8】 請求項1においてクレームした17−カルボキシアルキルカ
    ルボキシレートベツリン酸誘導体を調製する方法であって、ベツリン酸またはベ
    ツリン酸の誘導体を乾燥したジメチルホルムアミドに溶解すること、水素化ナト
    リウムを添加すること、室温で撹拌すること、ハロアルキルカルボキシエステル
    を添加すること、そして17−カルボシキアルキルカルボキシレートベツリン酸
    誘導体を得ることを含む方法。
  9. 【請求項9】 請求項1においてクレームしたベツリン酸の17−カルボキシ
    アルキルカルボン酸を調製する方法であって、ベツリン酸の17−カルボキシア
    ルキルカルボキシレートをアルコール性溶媒に溶解すること、水酸化物を添加す
    ること、反応混合液を2〜4時間40〜50℃に加温すること、そして17−カ
    ルボキシアルキルカルボン酸ベツリン酸誘導体を得ることを含む方法。
  10. 【請求項10】 請求項1においてクレームした2,20,29−トリブロモ
    ベツリン酸誘導体を調製する方法であって、3−オキソ−ベツリン酸またはその
    誘導体をハロゲン化有機溶媒に溶解すること、有機溶媒に溶解した液状臭素を添
    加すること、反応混合液を0〜10℃の温度に維持すること、反応混合液を室温
    に戻すこと、そして2、20、29−トリブロモベツリン酸誘導体を得ることを
    含む方法。
  11. 【請求項11】 請求項1においてクレームした20,29−ジブロモベツリ
    ン酸誘導体を調製する方法であって、ベツリン酸またはその誘導体(該誘導体が
    3−オキソ−ベツリン酸またはその誘導体でないという条件付き)をハロゲン化
    有機溶媒に溶解すること、有機溶媒に溶解した液状臭素を添加すること、有機溶
    媒に溶解した液状臭素を添加すること、反応混合液を0〜10℃の温度に維持す
    ること、反応混合液を室温まで上げること、そして20、29−トリブロモベツ
    リン酸誘導体を得ることを含む方法。
  12. 【請求項12】 請求項1においてクレームした20−カルボキシアルキルカ
    ルボキシアルキレートベツリン酸を調製する方法であって、ベツリン酸またはベ
    ツリン酸の誘導体を乾燥したジメチルホルムアミドに溶解すること、水素化ナト
    リウムを添加すること、室温で撹拌すること、ハロアルキルカルボキシエステル
    を添加すること、そして20−カルボキシアルキルカルボキシレートベツリン酸
    誘導体を得ることを含む方法。
  13. 【請求項13】 請求項1においてクレームしたベツリン酸の20−カルボキ
    シアルキルカルボン酸を調製する方法であって、ベツリン酸誘導体の20−カル
    ボキシアルキルカルボキシレートをアルコール性溶媒に溶解すること、水酸化物
    を添加すること、反応混合液を2〜4時間40〜50℃に加温すること、そして
    20−カルボキシアルキルカルボン酸ベツリン酸誘導体を得ることを含む方法。
  14. 【請求項14】 請求項1においてクレームしたベツリン酸の3−アミノ誘導
    体を調製する方法であって、(a)ベツリン酸の3−オキシイミノ誘導体を酸化
    白金触媒の存在下で氷酢酸に溶解すること、(b)ステップ(a)の混合液を濾
    過すること、および(c)ステップ(b)の濾液を蒸発させてベツリン酸のアミ
    ノ誘導体を得ることを含み、 a]ベツリン酸の3−オキソ誘導体をメタノールに溶解する(issolving)こと
    (b)水素化ホウ素ナトリウムおよびアンモニウム硫酸塩を添加すること、およ
    び還流すること、ならびに c]反応液を蒸発乾涸させ、水を添加して3−アミノ誘導体を得る方法。
  15. 【請求項15】 請求項1においてクレームした3−0−ベンゾイルベツリン
    酸誘導体を調製する方法であって、 a)ベツリン酸またはベツリン酸誘導体を塩化ベンゾイルまたはそのフェニル置
    換誘導体と室温で6〜10時間混合すること、 b)ステップ(a)の溶液に水を添加すること、および c)有機層(前記3−0−ベンゾイルベツリン酸誘導体は該有機層に存在する)
    を有機溶媒で抽出して有機層を得ることを含む方法。
  16. 【請求項16】 請求項1においてクレームした3−0−メシラート(mesylat
    e)ベツリン酸誘導体を調製する方法であって、a)ベツリン酸誘導体をハロゲン
    化 溶媒に溶解すること、 b)ステップ(a)の混合液をメタン塩化スルホニルで0〜10℃で処理するこ
    と、 c)周囲温度で2〜4時間該混合液を撹拌すること、 d)ステップ(c)の混合物に水を添加し、有機層を分離すること、およびe) 該有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥すること、蒸発すること、および残渣
    を、ニトリル溶媒を使用して結晶化して純粋の3−0メシラート誘導体を得るこ
    と含む方法。
  17. 【請求項17】 請求項1においてクレームしたベツリン酸の3−フェニルヒ
    ドラジノまたはそのフェニル置換誘導体を調製する方法であって、 a)ベツリン酸の3−フェニルヒドラゾンまたはそのフェニル置換誘導体を、白
    金海綿触媒の存在において水素雰囲気(50〜70psi)下3〜5時間、氷酢
    酸に溶解すること、 b)ステップ(a)の混合液を濾過すること、およびc)ステップ(b)の濾過
    液を蒸発させること、および結晶化させて3−フェニルヒドラジノベツリン酸誘
    導体を得ることを含む方法。
  18. 【請求項18】 請求項1にクレームしたベツリン酸の3−N−ヒドロキシエ
    チル誘導体を調製する方法であって、3−オキソ誘導体をメタノール/エタノー
    ルのような無水のアルコール性溶媒に溶解すること、15〜20%アルコール性
    塩酸および上記の溶液に入れた2−アミノエタノールを添加すること、および室
    温で30〜60分間撹拌する、その後、シアノホウ水素化ナトリウムを添加する
    こと、およびさらに室温で約72時間撹拌し、最後に水を添加して終え、固形物
    を濾過して粗製物を得、それを再結晶して純粋の3−N−ヒドロキシエチル誘導
    体を得ることを含む方法。
  19. 【請求項19】請求項1にクレームしたベツリン酸の3−N−ベンジリデン誘
    導体を調製する方法であって、3−アミノ誘導体をメタノール/エタノールのよ
    うなアルコール性溶媒に溶解すること、およびそれに、炭酸ナトリウムまたは炭
    酸カリウムのような炭酸アルカリの存在または不在においてベンズアルデヒドま
    たは置換ベンズアルデヒド誘導体を添加すること、上記混合液を周囲温度〜約5
    0℃で2,3時間撹拌し、最後に反応混合液を真空下でアルコールを除去するこ
    とおよび水の添加によって仕上げ、水層を濾過するかまたはハロゲン化有機溶媒
    で抽出し、ついで蒸発することで3−N−ベンジリデン誘導体を得ることを含む
    方法。
  20. 【請求項20】 患者に新規なベツリン酸誘導体またはその組合せの薬学上効
    果的投与量を投与することによって腫瘍に関連した脈管形成を処置するために、
    前記ベツリン酸誘導体またはその組合せを使用する方法。
  21. 【請求項21】 前記患者がヒト、哺乳動物または他の動物である、請求項2
    0においてクレームした方法。
  22. 【請求項22】 ヒト臍静脈内皮細胞に対するベツリン酸誘導体のED50値が
    0.35〜4.0μg/mlである、請求項20においてクレームした方法。
  23. 【請求項23】 前立腺がんに対するベツリン酸誘導体の内皮細胞特異度が1
    .04〜21.1である、請求項20においてクレームした方法。
  24. 【請求項24】 肺がんに対するベツリン酸誘導体の内皮細胞特異度が0.4
    3〜>10である、請求項20においてクレームした方法。
  25. 【請求項25】 卵巣がんに対するベツリン酸誘導体の内皮細胞特異度が0.
    54〜7.0である、請求項20においてクレームした方法。
  26. 【請求項26】 大腸がんに対するベツリン酸誘導体の内皮細胞特異度が0.
    87〜14.3である、請求項20においてクレームした方法。
  27. 【請求項27】 ベツリン酸誘導体を、薬学上許容できる添加物、担体、希釈
    液、溶媒、充填剤、潤滑剤、賦形剤、結合剤または安定剤に入れて患者に投与す
    る、請求項20においてクレームした方法。
  28. 【請求項28】 ベツリン酸誘導体を、錠剤、ロゼンジ、カプセル、粉末、水
    性または油性懸濁液、シロップ剤、エリキシル剤、インプラントまたは水溶液の
    形で投与する、請求項20においてクレームした方法。
  29. 【請求項29】 ヒトに対する投与量が1.0〜200mg/kg/日の範囲
    にある、請求項20においてクレームした方法。
  30. 【請求項30】 ベツリン酸誘導体(単数または複数)あるいはその組合せを
    、患者に全身的に投与する、請求項20においてクレームした方法。
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