JP2003507570A - 抑泡固体洗剤 - Google Patents

抑泡固体洗剤

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JP2003507570A JP2001518826A JP2001518826A JP2003507570A JP 2003507570 A JP2003507570 A JP 2003507570A JP 2001518826 A JP2001518826 A JP 2001518826A JP 2001518826 A JP2001518826 A JP 2001518826A JP 2003507570 A JP2003507570 A JP 2003507570A
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アンスガー・ベーラー
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コグニス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、固体洗剤、特に家庭使用のため、織物洗濯のための固体洗剤に関する。本発明の抑泡固体洗剤は、アニオン界面活性剤、特別な非イオン界面活性剤混合物、および脱泡剤を含有する。本発明はまた、この洗剤中における抑泡化合物としてのアルコキシル化脂肪酸アルキルエステルの使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は、一般に固体洗剤、とりわけ家庭で織物を洗濯するための固体洗剤、
並びにとりわけアニオン界面活性剤、特別な非イオン界面活性剤混合物および脱
泡剤を含有する抑泡固体洗剤に関する。本発明は、これら洗剤中における抑泡化
合物としてのアルコキシル化脂肪酸アルキルエステルの使用にも関する。
【0002】 (背景技術) 家庭での洗濯および工業洗濯のための洗剤は、一般にアニオン界面活性剤、非
イオン界面活性剤、ビルダー並びに多数の有機および無機添加剤を含有する。ク
リーニング業者が使用するアニオン界面活性剤は、通常、洗濯プロセス中に泡立
つ傾向があり、これは一方で洗濯結果に悪影響を及ぼし、他方で洗濯機の過起泡
につながり得る。従って洗濯プロセス中に起泡を抑制すること、特に最小化する
ことの実際的な要求が存在する。脱泡剤またはいわゆる消泡剤も、この目的のた
めに使用される。それらは、一方で泡の発生を減少させ、他方で既に発生した泡
を減少させる。アルキルベンゼンスルホネート(略してABSまたはLASとし
ても知られているもの)のようなアニオン界面活性剤、または脂肪アルコールス
ルフェート(略してFASとしても知られているもの)は、通例の脱泡剤、例え
ばパラフィンをベースとするものを用いて比較的容易および信頼性良く脱泡され
得る。脱泡剤として好適なパラフィンワックス混合物は、例えば欧州特許出願 E
P 0309931 A1 に記載されている。
【0003】 とりわけ直鎖脂肪アルコールまたは分枝オキソアルコールをベースとするアル
キルオリゴグルコシドを非イオン界面活性剤として使用する場合、アニオン界面
活性剤および非イオン界面活性剤の界面活性剤混合物を脱泡または抑泡する際に
、さらなる問題が含まれる。従来、これらのような、特に有利な溶解性により区
別され、それゆえ消費者にとって特に重要な界面活性剤混合物は、一般に支持物
質に適用され、任意に他の脱泡剤物質で被覆されているシリコーンを脱泡剤とし
て使用することによってのみ信頼性良く脱泡される。
【0004】 例えば欧州特許出願 EP 0496510 A1 は、シリコーンと脂肪アルコール、脂肪
酸またはグリセロールモノエステルとの特別な融点を有する混合物を、支持物質
としてのデンプンに適用しているシリコーン含有脱泡剤を記載する。しかしなが
ら一方でシリコーンは、その粘着性、油状粘稠性の故に接着しあい、望ましくな
いシリコーンの斑点が洗濯物に跡として生ずる場合があり、他方でシリコーンは
比較的高価な脱泡剤である。
【0005】 従って、とりわけ高分枝非イオン界面活性剤をアニオン界面活性剤との混合物
で含有し、シリコーンが少なくとも部分的に、好ましくは完全に必要ではなくな
る種類の抑泡固体洗剤の需要がなお存在する。
【0006】 (発明の開示) (発明が解決しようとする技術的課題) 従って本発明が取り扱う問題は、好ましくは70:30〜40:60の質量比
で、アニオン界面活性剤および高分枝非イオン界面活性剤をベースとし、起泡に
関して抑制される固体界面活性剤を提供することであった。さらに該洗剤は、あ
ったとしても、脱泡剤として非常に少量のシリコーンだけが必要である。最後に
該洗剤は、脱泡剤を少量用いてさえ信頼性のある抑泡を保証するように配合され
る。
【0007】 (その解決方法) 従って本発明は、アニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤および脱泡剤を
含有する抑泡固体洗剤に関し、該洗剤は、 (a)式(I):
【化3】 〔式中、xは、1〜20の数値であり、R1COは、6〜22個の炭素原子を有
する直鎖または分枝、飽和または不飽和のアシル基を表し、R2は、1〜4個の
炭素原子を有する直鎖または分枝アルキル基を表し、R3は、水素、メチルまた
はエチルである。〕 で表される非イオン界面活性剤少なくとも1種、および (b)式(II):
【化4】 〔式中、R4は、4〜22個の炭素原子を有する直鎖および/または分枝アルキ
ルおよび/またはアルケニル基であり、Gは、5または6個の炭素原子を有する
糖単位であり、pは、1〜10の数値である。〕 で表されるアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシド少なくとも1種
を含有することを特徴とする。
【0008】 式(II)で表されるアルキルグルコシドとの混合物で、一般に式(I)で表さ
れるアルコキシル化脂肪酸アルキルエステルおよび脂肪酸メチルエステルエトキ
シレートは、抑泡固体洗剤を提供し、該洗剤は少量の通例の脱泡化合物により容
易にさらに抑泡され得るという観察を、本発明は包含する。16〜22個の炭素
原子を有するエトキシル化脂肪酸メチルエステル、特に6〜15個のエチレンオ
キシド単位を有するものを、式(I)で表される非イオン界面活性剤として使用
する場合に、特に有利な抑泡洗剤が得られる。この発見は特に驚くべきものであ
る。なぜなら、専門家は高分枝アルコールエトキシレートが脱泡のためにより好
適であると当然に考えていたが、実際それらは全体として効果がないからである
【0009】 (発明を実施するための最良の形態) アニオン界面活性剤 本発明の目的のために使用するアニオン界面活性剤を、石鹸、アルキルベンゼ
ンスルホネート、アルカンスルホネート、オレフィンスルホネート、アルキルエ
ーテルスルホネート、グリセロールエーテルスルホネート、α-メチルエステル
スルホネート、スルホ脂肪酸、アルキルスルフェート、脂肪アルコールエーテル
スルフェート、グリセロールエーテルスルフェート、脂肪酸エーテルスルフェー
ト、ヒドロキシ混合エーテルスルフェート、モノグリセリド(エーテル)スルフ
ェート、脂肪酸アミド(エーテル)スルフェート、モノ-およびジアルキルスル
ホスクシネート、モノ-およびジアルキルスルホスクシナメート、スルホトリグ
リセリド、アミド石鹸、エーテルカルボン酸およびその塩、脂肪酸イセチオネー
ト、脂肪酸サルコシネート、脂肪酸タウリド、N-アシルアミノ酸、例えばアシ
ルラクチレート、アシルタートレート、アシルグルタメートおよびアシルアスパ
ルテート、アルキルオリゴグルコシドスルフェート、タンパク質脂肪酸縮合物(
特にコムギをベースとする植物性生産物)およびアルキル(エーテル)ホスフェ
ートから選び得る。アニオン界面活性剤がポリグリコールエーテル鎖を有する場
合、そのポリグリコールエーテル鎖は通常の同族体分布を有し得るが、それらは
好ましくは狭い同族体分布を有する。アルキルベンゼンスルホネート、アルキル
および/またはアルケニルスルフェートおよび/またはアルキルエーテルスルフ
ェートが、特に好ましいアニオン界面活性剤であり、アルキルベンゼンスルホネ
ートおよび/またはアルキルおよび/またはアルケニルスルフェートが、最も好
ましい。
【0010】 好ましいアルキルベンゼンスルホネートは、好ましくは式(III):
【化5】 〔式中Rは、10〜18個の炭素原子を有する分枝、好ましくは直鎖のアルキル
基であり、Phは、フェニル基であり、Xは、アルカリ金属および/またはアル
カリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アルカノールアンモニウ
ム若しくはグルクアンモニウムである。〕 に対応する。これらのアルキルベンゼンスルホネートのうち、ナトリウム塩の形
態のドデシルベンゼンスルホネート、テトラデシルベンゼンスルホネート、ヘキ
サデシルベンゼンスルホネートおよびそれらの工業用混合物が、特に好適である
【0011】 しばしば脂肪アルコールスルフェートとしても言及されるアルキルおよび/ま
たはアルケニルスルフェートは、好ましくは式(IV):
【化6】 〔式中R5は、6〜22個、好ましくは12〜18個の炭素原子を有する直鎖ま
たは分枝、脂肪族アルキルおよび/またはアルケニル基であり、Yは、アルカリ
金属および/またはアルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、
アルカノールアンモニウム若しくはグルクアンモニウムである。〕 に対応する、第1級および/または第2級アルコールの硫酸化生成物であると理
解される。本発明に従い使用し得るアルキルスルフェートの典型例は、カプロン
アルコール、カプリルアルコール、カプリンアルコール、2-エチルヘキシルア
ルコール、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パ
ルミトレイルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、
オレイルアルコール、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、アラ
キルアルコール、ガドレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコ
ール、および工業用メチルエステル留分またはレーレン(Roelen)オキソ合成か
らのアルデヒドの高圧水素化により得られるこれらの工業用混合物の硫酸化生成
物である。
【0012】 硫酸化生成物を、有利にはアルカリ金属塩、とりわけナトリウム塩の形態で使
用し得る。C16/18獣脂脂肪アルコールまたは植物性脂肪アルコールをベースと
し、同等のC鎖分布を有し、ナトリウム塩の形態のアルキルスルフェートが、特
に好ましい。分枝第1級タイプの場合アルコールは、例えば一酸化炭素および水
素をα-オレフィン上で工場プロセスにより反応させることによって得ることが
できるオキソアルコールである。対応するアルコール混合物は、商用名 Dobanol
(商標) または Neodol(商標) の下で市販されている。好適なアルコール混合物
は、Dobanol 91(商標)、23(商標)、25(商標) および 45(商標) である。他の可
能なものは、一酸化炭素および水素をオレフィンに付加する Unichema または C
ondea の標準的な方法により得られる、オキソアルコールである。これらのアル
コール混合物は、高分枝アルコールの混合物であり、名前 Lial(商標) の下で市
販されている。好適なアルコール混合物は、Lial 91(商標)、111(商標)、123(商
標)、125(商標)、145(商標) である。
【0013】 アルキルエーテルスルフェート(エーテルスルフェート)は、工業的にオキソ
アルコールまたは脂肪アルコールポリグリコールエーテルをSO3またはクロロ
スルホン酸(CSA)を用いて硫酸化し、次いで中和することにより製造される
アニオン界面活性剤である。本発明の目的のために好適なエーテルスルフェート
は、式(V):
【化7】 〔式中R6は、6〜22個の炭素原子を有する直鎖または分枝アルキルおよび/
またはアルケニル基であり、mは、1〜10の数値であり、Xは、アルカリ金属
および/またはアルカリ土類金属、アンモニウム、アルキルアンモニウム、アル
カノールアンモニウム若しくはグルクアンモニウムである。〕 に対応する。
【0014】 その典型例は、平均1〜10、とりわけ2〜5molのエチレンオキシドと、
カプロンアルコール、カプリルアルコール、2-エチルヘキシルアルコール、カ
プリンアルコール、ラウリルアルコール、イソトリデシルアルコール、ミリスチ
ルアルコール、セチルアルコール、パルミトレイルアルコール、ステアリルアル
コール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、エライジルアルコー
ル、ペトロセリニルアルコール、アラキルアルコール、ガドレイルアルコール、
ベヘニルアルコール、エルシルアルコールおよびブラシジルアルコールおよびこ
れらの工業用混合物との付加生成物の、ナトリウムおよび/またはマグネシウム
塩の形態のスルフェートである。エーテルスルフェートは、通常の同族体分布お
よび狭い同族体分布の両方を有し得る。平均2〜3molのエチレンオキシドと
工業C12/14またはC12/18ココヤシ脂肪アルコール留分との付加物をベースとす
る、ナトリウムおよび/またはマグネシウム塩の形態のエーテルスルフェートを
使用することが特に好ましい。
【0015】 非イオン界面活性剤混合物 本発明に従い洗剤は、式(I)および(II)で表される非イオン界面活性剤を
必ず含有する非イオン界面活性剤混合物を、含有する。さらに所望により非イオ
ン界面活性剤混合物は、他の典型的な非イオン界面活性剤、例えばアルキルフェ
ノールポリグリコールエーテル、脂肪酸ポリグリコールエステル、脂肪酸アミド
ポリグリコールエーテル、脂肪アミンポリグリコールエーテル、アルコキシル化
トリグリセリド、混合エーテルおよび混合ホルマール、任意に部分酸化されてい
るアルキル(アルケニル)オリゴグリコシドまたはグルクロン酸誘導体、脂肪酸
-N-アルキルグルカミド、タンパク質加水分解物(とりわけコムギをベースとす
る植物性生産物)、ポリオール脂肪酸エステル、糖エステル、ソルビタンエステ
ル、ポリソルベートおよびアミンオキシドを含有し得る。
【0016】 非イオン界面活性剤がポリグリコールエーテル鎖を含有する場合、そのポリグ
リコールエーテル鎖は通常の同族体分布を有し得るが、それらは好ましくは狭い
同族体分布を有する。他の典型的な非イオン界面活性剤を、好ましくは少量で、
非イオン界面活性剤混合物を基準に、一般に最大40質量%までの量、好ましく
は最大20質量%までの量、とりわけ0〜10質量%の量で使用する。
【0017】 本発明の1つの実施態様における非イオン界面活性剤混合物は、式(I)およ
び(II)で表される非イオン界面活性剤のみからなる。式(I)で表される非イオ
ン界面活性剤は、平均1〜20molのエチレンオキシドおよび/またはプロピ
レンオキシドと、直鎖または分枝、飽和および/または不飽和の脂肪酸、例えば
カプロン酸、カプリル酸、2-エチルヘキサン酸、カプリン酸、ラウリン酸、イ
ソトリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン
酸、イソステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、リノール
酸、リノレン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、ベヘン酸およびエルカ酸、および
例えば天然油脂の加圧加水分解、レーレン(Roelen)オキソ合成からのアルデヒ
ドの還元または不飽和脂肪酸の二量化で得られるそれらの工業用混合物との付加
生成物である。式中のR1COが16〜18個の炭素原子を有するアシル基であ
り、R2がメチルであり、R3が水素であり、xが10〜15の数値である式(I
)で表される非イオン界面活性剤が、特に有効な脱泡剤であることが分かってい
る。最も好適なアルコキシル化脂肪酸エステルは、これらの4つの構造特徴を併
せ持つものである。アルコキシル化脂肪酸アルキルエステルを、既知の方法で、
好ましくは脂肪酸アルキルエステルを焼成ハイドロタルサイトの存在下でアルコ
キシル化することにより製造し得る。
【0018】 第2の非イオン界面活性剤成分として存在するアルキルおよび/またはアルケ
ニルオリゴグリコシドは、合成有機化学の関連法により得ることができる既知の
非イオン界面活性剤である。Starch/Staerke 45, 281 (1993年) 中の Bierman
らにより、Cosm. Toil. 108, 89 (1993年) 中の B. Salka により、および SOEF
W-Journal No. 8, 598 (1995年) 中の J. Kahre により表された概観を、この主
題に利用できる広範囲な文献の典型例として引用する。
【0019】 アルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドは、5〜6個の炭素原子
を有するアルドースまたはケト−ス、好ましくはグルコースから誘導され得る。
従って、好ましいアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドは、アル
キルおよび/またはアルケニルオリゴグルコシドである。一般式(II)中の添え
字pは、オリゴマー度(DP)、即ちモノおよびオリゴグリコシドの分布を示し
、pは1〜10の数値である。仮説の化合物のpは常に整数でなければならず、
とりわけ1〜6の値をとり得るが、或るアルキルオリゴグリコシドに対する値p
は、一般に端数である分析的な計算値である。平均オリゴマー度p1.1〜3.0
を有するアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドを、好ましくは使
用する。1.7未満、とりわけ1.2〜1.4の間のオリゴマー度を有するアルキ
ルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシドが、適用の観点から好ましい。
【0020】 アルキルまたはアルケニル基R3は、4〜11個、好ましくは8〜10個の炭
素原子を有する第1級アルコールから誘導され得る。その典型例は、ブタノール
、カプロンアルコール、カプリルアルコール、カプリンアルコールおよびウンデ
シルアルコール、および例えば工業用脂肪酸メチルエステルの水素化、またはレ
ーレン(Roelen)オキソ合成からのアルデヒドの水素化で得られるこれらの工業
用混合物である。鎖長C8〜C10(DP=1〜3)を有し、工業用C8〜18ココヤ
シ油脂肪アルコールの蒸留による分離における第1流出物として得られ、不純物
として6質量%未満のC12アルコール、さらに工業用C9/11オキソアルコール
(DP=1〜3)をベースとするアルキルオリゴグルコシドを含有し得るアルキ
ルオリゴグルコシドが、好ましい。
【0021】 さらに、アルキルまたはアルケニル基R4も、12〜22個、好ましくは12
〜14個の炭素原子を有する第1級アルコールから誘導され得る。その典型例は
、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、パルミトレ
イルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイル
アルコール、エライジルアルコール、ペトロセリニルアルコール、アラキルアル
コール、ガドレイルアルコール、ベヘニルアルコール、エルシルアルコール、ブ
ラシジルアルコール、および上記のようにして得ることができるこれらの工業用
混合物である。アルキル部分に8〜18個の炭素原子を有するアルキルオリゴグ
ルコシド、特に水素化C12/14ココヤシ油脂肪アルコールまたは分枝C11/15オキ
ソアルコールをベースとし、DP1〜3を有するものが、好ましい。
【0022】 非イオン界面活性剤混合物は、非イオン界面活性剤混合物を基準に10〜90
質量%の量の式(I)で表される非イオン界面活性剤、および10〜90質量%
の量の式(II)で表されるものを含有し得る。非イオン界面活性剤混合物は、好
ましくは、10〜60質量%の量の式(I)で表される非イオン界面活性剤、お
よび40〜90質量%の量の式(II)で表される非イオン界面活性剤を含有する
【0023】 アニオン界面活性剤対非イオン界面活性剤混合物の比は、本発明にとって重要
ではない。なぜなら非イオン界面活性剤の高い割合(%)でさえ、本発明の洗剤
中に容易に処理し得るからである。アニオン界面活性剤対非イオン界面活性剤混
合物の質量比は、好ましくは20:80〜90:10の範囲、とりわけ30:7
0〜80:20の範囲である。本発明の固体洗剤は、一般に、界面活性剤(全界
面活性剤含有量を表す。)5〜40質量%を含有する。
【0024】 脱泡剤 本発明の洗剤は、洗剤を基準に好ましくは0.5〜10質量%、より好ましく
は1〜5質量%、とりわけ1〜3質量%の全量で脱泡剤を含有する。本発明の1
つの実施態様では、蝋様脱泡化合物だけが、脱泡剤として存在する。「蝋様」化
合物は、大気圧で25℃(室温)を超える、好ましくは50℃を超える、より好
ましくは70℃を超える融点を有する化合物であると理解される。本発明に従い
任意に存在する蝋様脱泡剤は、実質的に水に不溶である。即ち、20℃での水1
00gにおけるその溶解性は、0.1質量%未満である。基本的に、先行技術か
ら既知のあらゆる脱泡剤が、存在し得る。好適な蝋様化合物は、例えばビスアミ
ド、脂肪アルコール、脂肪酸、一価または多価アルコールのカルボン酸エステル
およびパラフィンワックス、またはこれらの混合物である。この目的のために知
られているシリコーン化合物も、当然使用し得る。
【0025】 好適なパラフィンワックスは、一般に明確な融点を有さない複合化合物である
。特性評価のためにその融解範囲は通常、"The Analyst" 87 (1962年), 420 に
記載されているような示差熱分析(DTA)により通常測定され、および/また
は凝固点が測定される。凝固点は、パラフィンがゆっくりした冷却により液状か
ら固体状に変化する温度であると理解される。室温で完全に液状のパラフィン、
即ち25℃未満の凝固点を有するパラフィンは、本発明に従う使用のためには適
当ではない。例えば EP 030993A1 から知られている、例えば凝固点62〜90
℃を有する微結晶パラフィンワックス26〜49質量%、凝固点42〜56℃を
有する硬質パラフィン20〜49質量%、および凝固点35〜40℃を有する軟
質パラフィン2〜25質量%のパラフィンワックス混合物を使用することができ
る。30〜90℃の温度で凝固するパラフィンまたはパラフィンワックスを、好
ましくは使用する。
【0026】 これに関連して、室温で固体に見えるパラフィンワックス混合物でさえ、異な
る量の液状パラフィンを含有し得ることを心に留めることは重要である。本発明
に従い使用するために好適なパラフィンワックス中において、この液状成分はで
きる限り少量であり、好ましくは全く存在しない。従って特に好ましいパラフィ
ンワックス混合物は、30℃で液状の成分10質量%未満、とりわけ2〜5質量
%、40℃で液状の成分30質量%未満、好ましくは5〜25質量%、とりわけ
5〜15質量%、60℃で液状の成分30〜60質量%、好ましくは40〜55
質量%、80℃で液状の成分80〜100質量%、および90℃で液状の成分1
00質量%を有する。特に好ましいパラフィンワックス混合物において、パラフ
ィンワックス100質量%の液状成分に達する温度は、なお85℃未満、とりわ
け75〜82℃である。パラフィンワックスは、ペトロラタム、微結晶ワックス
および水素化または部分水素化パラフィンワックスであり得る。
【0027】 脱泡剤として好適なビスアミドは、12〜22個、好ましくは14〜18個の
炭素原子を有する飽和脂肪酸から、および2〜7個の炭素原子を有するアルキレ
ンジアミンから誘導されるものである。好適な脂肪酸は、ラウリン酸、ミリスチ
ン酸、ステアリン酸、アラキン酸およびベヘン酸、および天然脂肪または水素化
油、例えば獣脂または水素化パーム油から得られるこれらの混合物である。好適
なジアミンは、例えばエチレンジアミン、1,3-プロピレンジアミン、テトラメ
チレンジアミン、ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、p-フェ
ニレンジアミンおよびトルイレンジアミンである。好ましいジアミンは、エチレ
ンジアミンおよびヘキサメチレンジアミンである。特に好ましいビスアミドは、
ビスミリストイルエチレンジアミン、ビスパルミトイルエチレンジアミン、ビス
ステアロイルエチレンジアミンおよびそれらの混合物、並びにヘキサメチレンジ
アミンの対応する誘導体である。
【0028】 脱泡剤として好適なカルボン酸エステルは、12〜28個の炭素原子を有する
カルボン酸から誘導される。該エステルは、特にベヘン酸、ステアリン酸、ヒド
ロキシステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸および/または
ラウリン酸のエステルである。カルボン酸エステルのアルコール部分は、炭化水
素鎖に1〜28個の炭素原子を有する一価または多価アルコールを含有する。好
適なアルコールの例は、ベヘニルアルコール、アラキジルアルコール、ココヤシ
アルコール、12-ヒドロキシステアリルアルコール、オレイルアルコールおよ
びラウリルアルコール、およびエチレングリコール、グリセロール、ポリビニル
アルコール、スクロース、エリスリトール、ペンタエリスリトール、ソルビタン
および/またはソルビトールである。好ましいエステルは、エチレングリコール
、グリセロールおよびソルビタンのエステルであり、該エステルの酸部分は、特
にベヘン酸、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン酸またはミリスチン酸から
選ばれる。
【0029】 好適な多価アルコールエステルは、例えばキシリトールモノパルミテート、ペ
ンタエリスリトールモノステアレート、グリセロールモノステアレート、エチレ
ングリコールモノステアレートおよびソルビタンモノステアレート、ソルビタン
パルミテート、ソルビタンモノラウレート、ソルビタンジラウレート、ソルビタ
ンジステアレート、ソルビタンジベヘネート、ソルビタンジオレエート、および
混合されている獣脂アルキルソルビタンモノエステルおよびジエステルである。
好適なグリセロールエステルは、グリセロールと記載したカルボン酸とのモノ-
、ジ-またはトリエステルであり、モノエステルおよびジエステルが好ましい。
その例は、グリセロールモノステアレート、グリセロールモノオレエート、グリ
セロールモノパルミテート、グリセロールモノベヘネートおよびグリセロールジ
ステアレートである。脱泡剤として好適な天然エステルの例は、エステルCH3(
CH2)24COO(CH2)27CH3およびCH3(CH2)26COO(CH2)25CH3から
主としてなる蜜ろう、並びにしばしば少量の遊離カルナウバ酸、他の長鎖酸、高
分子量アルコールおよび炭化水素と組み合わさったカルナウバ酸アルキルエステ
ルの混合物であるカルナウバろう、である。
【0030】 もう1つの脱泡化合物として好適なカルボン酸は、特にベヘン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸およびラウリン酸、並びに天然の
脂肪または任意に水素化されている油、例えば獣脂または水素化パーム油から得
ることができるこれらの混合物である。12〜22個、とりわけ18〜22個の
炭素原子を有する飽和脂肪酸が好ましい。 もう1つの脱泡化合物として好適な脂肪アルコールは、記載した脂肪酸の水素
化生成物である。
【0031】 ジアルキルエーテルも、脱泡剤として存在し得る。該エーテルは、構造におい
て対称的または非対称的であり得る。即ち該エーテルは、2つの同一または異な
るアルキル鎖を有することができ、該アルキル鎖は好ましくは8〜18個の炭素
原子を有する。その典型例は、ジ-n-オクチルエーテル、ジ-i-オクチルエーテ
ルおよびジ-n-ステアリルエーテルである。25℃を超える、とりわけ40℃を
超える融点を有するジアルキルエーテルが特に好適である。
【0032】 他の好適な脱泡化合物は、式(VI):
【化8】 〔式中R7およびR8は、相互に独立に、11〜25個の炭素原子および0〜1個
の二重結合を有する直鎖または分枝炭化水素基を表す。〕 で表される脂肪ケトンである。このようなケトンは、合成有機化学の関連法によ
り得ることができる既知の化合物である。それらを、例えば DE 2553900 OS に
従い、例えばカルボン酸マグネシウム塩から、これを300℃を超える温度で熱
分解して二酸化炭素および水を除去することにより製造する。好適な脂肪ケトン
を、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、パルミトレイン酸、ステアリン
酸、オレイン酸、エライジン酸、ペトロセリン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、
ベヘン酸またはエルカ酸のマグネシウム塩を熱分解することにより製造する。好
ましい脂肪ケトンは、ヘントリアコンタノン-16(R7およびR8は、15個の
炭素原子を有するアルキル基を表す。)、トリトリアコンタノン-17(R7およ
びR8は、16個の炭素原子を有するアルキル基を表す。)、ステアロン(ペン
タトリアコンタノン-18、R7およびR8は、17個の炭素原子を有するアルキ
ル基を表す。)、ヘプタトリアコンタノン-19(R7およびR8は、18個の炭
素原子を有するアルキル基を表す。)、アラキノン(ノナトリアコンタノン-2
0、R7およびR8は、19個の炭素原子を有するアルキル基を表す。)、ヘンテ
トラコンタノン-21(R7およびR8は、20個の炭素原子を有するアルキル基
を表す。)および/またはベヘノン(トリアテトラコンタノン-22、R7および
8は、21個の炭素原子を有するアルキル基を表す。)である。
【0033】 他の好適な脱泡剤は、式(IV):
【化9】 〔式中R9COは、6〜22個の炭素原子を有する直鎖または分枝、脂肪族、飽
和および/または不飽和のアシル基であり、nは、0.5〜1.5の数値である。
〕 で表される脂肪酸ポリエチレングリコールエステルである。この脂肪酸ポリエチ
レングリコールエステルを、好ましくはエチレンオキシドの脂肪酸への均一塩基
触媒付加により得る。エチレンオキシドの脂肪酸への付加は、特に触媒としてア
ルカノールアミンの存在下で、起こる。アルカノールアミン、特にトリエタノー
ルアミンの使用は、特に低エトキシル化度を有する化合物を製造することが望ま
しい場合、極度に選択的な脂肪酸のエトキシル化につながる。式中のR9COが
12〜18個の炭素原子を有する直鎖アシル基であり、nが数値1である式(VI
I)で表される脂肪酸ポリエチレングリコールエステルが、本発明の目的のため
に好ましい。エチレンオキシド1molを用いてエトキシル化されたラウリン酸
が特に好適である。脂肪酸ポリエチレングリコールエステルの群のうち、25℃
を超える、とりわけ40℃を超える融点を有するものが好ましい。
【0034】 蝋様脱泡剤の群のうち、特に好ましい実施態様において記載パラフィンワック
スを、蝋様脱泡剤として単独で、または他の蝋様脱泡剤の1つとの混合(該混合
物中のパラフィンワックスの含有量(%)は、蝋様脱泡剤混合物を基準に好まし
くは50質量%を越える。)でのいずれかで使用する。必要な場合、パラフィン
ワックスを支持体に適用し得る。本発明において好適な支持物質は、あらゆる既
知の無機および/または有機支持物質である。
【0035】 典型的な無機支持物質の例は、アルカリ金属カーボネート、アルモシリケート
、水溶性層状シリケート、アルカリ金属シリケート、アルカリ金属スルフェート
、例えば硫酸ナトリウム、およびアルカリ金属ホスフェートである。アルカリ金
属シリケートは、好ましくは、アルカリ金属酸化物対SiO2のモル比1:1.5
〜1:3.5を有する化合物である。このようなシリケートの使用の結果として
、特に良好な粒子特性、とりわけ高い耐摩耗性、同時に水中への高い溶解速度が
生ずる。支持物質としてのアルもシリケートは、特にゼオライト、例えばゼオラ
イト NaA および NaX を含む。水溶性層状シリケートとして記載した化合物は、
例えば非晶質または結晶質の水ガラスを含む。Aerosil(商標) または Sipernat(
商標) として市販されているシリケートも使用し得る。
【0036】 好適な有機支持物質は、例えば膜形成ポリマー、例えばポリビニルアルコール
、ポリビニルピロリドン、ポリ(メタ)アクリレート、ポリカルボキシレート、セ
ルロース誘導体およびデンプンである。好適なセルロース誘導体は、特にアルカ
リ金属カルボキシメチルセルロース、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒ
ドロキシエチルセルロース、およびいわゆるセルロース混合エーテル、例えばメ
チルヒドロキシエチルセルロースおよびメチルヒドロキシプロピルセルロース、
並びにこれらの混合物である。特に好適な混合物は、ナトリウムカルボキシメチ
ルセルロースおよびメチルセルロースの混合物であり、該カルボキシメチルセル
ロースは、通常アンヒドログルコース単位1個につきカルボキシメチル基0.5
〜0.8個の置換度を有し、一方該メチルセルロースは、アンヒドログルコース
単位1個につきメチル基1.2〜2個の置換度を有する。混合物は、好ましくは
アルカリ金属カルボキシメチルセルロースおよび非イオン性メチルセルロースエ
ーテルを質量比80:20〜40:60、とりわけ75:25〜50:50で含
有する。もう1つの好適な支持体は、アミロースおよびアミロペクチンから構成
されている天然デンプンである。天然デンプンは、天然源、例えばコメ、ジャガ
イモ、トウモロコシおよびコムギからの抽出物として得ることができるデンプン
である。天然デンプンは標準的な市販製品であり、それゆえ容易に入手できる。
【0037】 好適な支持物質は、個々の化合物または上記化合物のいくつかであり、特にア
ルカリ金属カーボネート、アルカリ金属スルフェート、アルカリ金属ホスフェー
ト、ゼオライト、水溶性層状シリケート、アルカリ金属シリケート、ポリカルボ
キシレート、セルロースエーテル、ポリアクリレート/ポリメタクリレートおよ
びデンプンの群から選ばれる。アルカリ金属カーボネート、とりわけ炭酸ナトリ
ウム、アルカリ金属シリケート、とりわけケイ酸ナトリウム、アルカリ金属スル
フェート、とりわけ硫酸ナトリウム、およびゼオライトの混合物が、特に好適で
ある。
【0038】 本発明のもう1つの実施態様では、少なくとも1種の蝋様脱泡剤、好ましくは
パラフィンワックス、および脱泡シリコーン化合物の混合物を、脱泡剤として使
用する。本発明において好適なシリコーンは、順にシラン化されていても良い微
粒子シリカを含有する典型的なオルガノシロキサンである。対応するオルガノポ
リシロキサンは、例えば欧州特許出願 EP 0 496 510 A1 に記載されている。先
行技術から既知のポリジオルガノシロキサンが特に好ましい。好適なポリジオル
ガノシロキサンは実質的に直鎖を有することができ、以下の式(VIII):
【化10】 〔式中、置換基R10は、相互に独立に、アルキルまたはアリール基を表し、zは
、40〜1,500の数値である。〕 により特徴づけられる。好適な置換基R10の例は、メチル、エチル、プロピル、
イソブチル、tert-ブチルおよびフェニルである。
【0039】 しかしながらシリコーン樹脂として専門家に既知のシロキサン架橋化化合物も
使用し得る。ポリジオルガノシロキサンは、一般に、シラン化されていても良い
微粒子シリカを含有する。シリカ含有ジメチルポリシロキサンが、本発明の目的
のために特に好適である。ポリジオルガノシロキサンは、有利には5,000〜
30,000mPas、とりわけ15,000〜25,000mPasの25℃に
おけるブルックフィールド粘度を有する。シリコーンを、好ましくは支持物質に
適用する。好適な支持物質は、パラフィンに関して上で記載している。支持物質
は、脱泡剤を基準に一般に40〜90質量%の量、好ましくは45〜75質量%
の量で存在する。
【0040】 本発明では、少量のシリコーン脱泡剤を維持することが好ましく、蝋様脱泡剤
との混合物中におけるシリコーン含有量は、脱泡活性物質を基準に最大50質量
%、好ましくは最大30質量%である。
【0041】 他の任意洗剤成分 固体洗剤の他の好ましい成分は無機および有機ビルダーであり、好適な無機ビ
ルダーは、主として、ビルダー性を有するゼオライト、結晶質層状シリケートお
よび非晶質シリケートであり、差し支えなければさらにホスフェート、例えばト
リポリホスフェートである。ビルダーは、好ましくは本発明の洗剤中に、洗剤を
基準に10〜60質量%の量で存在する。
【0042】 洗剤用ビルダーとしてしばしば使用される、結合水含有微結晶合成ゼオライト
は、好ましくはゼオライトAおよび/またはゼオライトPである。ゼオライト M
AP(商標) (Crosfield) が特に好ましいP型ゼオライトである。しかしながらゼ
オライトX、並びにA、Xおよび/またはP、およびさらにYの混合物も好適で
ある。VEGOBOND AX(商標) として(Condea Augusta S.p.A から)市販されてい
るゼオライトAおよびゼオライトXの共結晶化ナトリウム/カリウムアルミニウ
ムシリケートも、特に重要である。ゼオライトを、噴霧乾燥粉末の形態で、また
は製造から未乾燥のまだ湿っている安定化懸濁物の形態でも使用し得る。ゼオラ
イトを懸濁物の形態で使用する場合、該懸濁物は安定剤として非イオン性界面活
性剤、例えばゼオライトを基準に1〜3質量%である、2〜5個のエチレンオキ
シド基を有するエトキシル化C12〜18脂肪アルコール、4〜5個のエチレンオキ
シド基を有するC12〜14脂肪アルコールまたはエトキシル化イソトリデカノール
を少量添加され得る。好適なゼオライトは、10μm未満の平均粒度(体積分布
、コールターカウンター法により測定)を有し、好ましくは18〜22質量%、
より好ましくは20〜22質量%の結合水を含有する。
【0043】 ホスフェートおよびゼオライトに対する好適な代替物または部分代替物は、一
般式NaMSix2x+1・yH2O(式中Mはナトリウムまたは水素であり、xは
1.9〜4の数値であり、yは0〜20の数値であり、xの好ましい値は2、3
または4である。)で表される結晶層状ナトリウムシリケートである。このよう
な結晶層状シリケートは、例えば欧州特許出願 EP 0 164 514 A1 に記載されて
いる。上式で表される好ましい結晶層状シリケートは、Mがナトリウムであり、
xが値2または3をとるものである。β-およびδ-ナトリウムジシリケートNa 2 Si25・yH2Oの両方が特に好ましく、β-ナトリウムジシリケートは、例え
ば国際出願 WO 91/08171 に記載されている方法により得ることができる。他の
好適な層状シリケートは、例えば特許出願 DE 2334899 A1、EP 0026529 A1 およ
び DE 3526405 A1 から知られている。
【0044】 これら層状シリケートの適性は、特定の組成または構造式に限定されない。し
かしながらスメクタイト、とりわけベントナイトが、本発明の目的のために好ま
しい。水膨潤性スメクタイトの群に属する好適な層状シリケートは、例えば以下
の一般式:
【化11】 〔式中x=0〜4、y=0〜2およびz=0〜6である。〕 で表されるものである。
【0045】 少量の鉄が、上式で表される層状シリケートの結晶格子にさらに導入され得る
。さらに、そのイオン交換性により層状シリケートは、水素、アルカリ金属およ
びアルカリ土類金属イオン、とりわけNa+およびCa2+を含有し得る。水和物
の水の量は、一般に8〜20質量%の範囲であり、膨潤度および処理法に依存す
る。好適な層状シリケートは、例えば US 3,966,629、US 4,062,647、EP 002652
9 A1 および EP 0028432 A1 から知られている。アルカリ処理によりカルシウム
イオンおよび濃色鉄イオンを充分に除いた層状シリケートを、好ましくは使用す
る。
【0046】 他の好ましいビルダーは、比率(Na2O:SiO2)1:2〜1:3.3、好
ましくは1:2〜1:2.8、より好ましくは1:2〜1:2.6を有し、ゆっく
り溶解し、多重洗濯サイクル特性を示す非晶質ナトリウムシリケートである。通
常の非晶質ナトリウムシリケートに関して溶解の遅延は、種々の方法で、例えば
表面処理、配合、圧縮により、または過乾燥により得ることができる。本発明に
おいて用語「非晶質」は、「X線非晶質」も包含すると理解される。言い換えれ
ばシリケートは、X線回折実験において結晶物質の典型的な鋭いX線反射を全く
生じず、せいぜい、幅広いいくつかの角度の回折角を有する分散X線反射の最大
点1つまたはそれ以上を生ずる。特に良好なビルダー性は、そのシリケート粒子
が電子回折実験において屈折したまたは鋭い回折最大点を生ずる場合に、達成さ
れ得る。これは、生成物が10〜数百nmの間の大きさの微結晶領域を有するこ
とを意味すると解釈することができ、最大50nmまで、とりわけ最大20nm
までの値が好ましい。通常の水ガラスに関してゆっくりと溶解する、これらのよ
うないわゆるX線非晶質シリケートは、例えばドイツ特許出願 DE-A-4400024 A1
に記載されている。圧縮非晶質シリケート、配合非晶質シリケートおよび過乾
燥X線非晶質シリケートが、特に好ましい。
【0047】 一般に知られているホスフェートも当然、環境的理由からそれらの使用を避け
るべきではない場合に、ビルダーとして使用し得る。オルトホスフェート、ピロ
ホスフェート、および特にトリポリホスフェートのナトリウム塩が、特に好適で
ある。それらの含有量は、最終組成物を基準に一般に25質量%以下、好ましく
は20質量%以下である。いくつかの場合、他のビルダーと組み合せたトリポリ
ホスフェートは特に、最終組成物を基準に最大10質量%までの少量でさえ、多
重洗濯サイクル性能において相乗的向上を生ずることが見出されている。
【0048】 有用な有機ビルダーは、その使用が環境的に危険でないことを条件に、例えば
ナトリウム塩の形態で使用し得るポリカルボン酸、例えばクエン酸、アジピン酸
、コハク酸、グルタル酸、酒石酸、糖酸、アミノカルボン酸、ニトリロ三酢酸(
NTA)およびこれらの混合物である。好ましい塩は、多価カルボン酸、例えば
クエン酸、アジピン酸、コハク酸、グルタル酸、酒石酸、糖酸およびこれらの混
合物の塩である。酸自体も使用し得る。それらのビルダー効果のほかに、酸はま
た典型的に、酸性化成分の特性を有し、それゆえ洗剤または洗浄剤において比較
的低く穏やかなpH値を構築する役割を果たす。クエン酸、コハク酸、グルタル
酸、アジピン酸、グルコン酸およびこれらの混合物が、これに関して特に言及さ
れる。
【0049】 他の好適な有機ビルダーはデキストリンであり、例えばデンプンの部分加水分
解により得ることができる炭水化物オリゴマーまたはポリマーである。加水分解
を、標準的な方法、例えば酸触媒または酵素触媒法により行い得る。最終生成物
は、好ましくは平均分子量400〜500,000を有する加水分解生成物であ
る。デキストロース当量(DE)0.5〜40、とりわけ2〜30を有する多糖
類が好ましく、該DEは、DE100を有するデキストロースと比較することに
よる、多糖類の減少効果の許容基準である。DE3〜20を有するマルトデキス
トリンおよびDE20〜37を有する乾燥グルコースシロップの両方、さらに2
,000〜30,000の比較的高分子量を有するいわゆる黄色デキストリンおよ
び白色デキストリンを使用し得る。好ましいデキストリンは、英国特許出願 94
19 091 A1 に記載されている。
【0050】 そのようなデキストリンの酸化誘導体は、糖環の少なくとも1つのアルコール
官能基をカルボン酸官能基に酸化できる酸化剤との反応生成物である。こうして
酸化したデキストリンおよびその製造方法は、例えば欧州特許出願 EP 0 232 20
2 A1、EP 0 427 349 A1、EP 0 472 042 A1 および EP 0 542 496 A1 から、およ
び国際出願 WO 92/18542、WO 93/08251、WO 93/16110、WO 94/28030、WO 95/073
03、WO 95/12619 および WO 95/20608 から知られている。ドイツ特許出願 DE 1
96 00 018 に対応する酸化オリゴ糖類も好適である。糖環のC6で酸化された生
成物が、特に有利であり得る。
【0051】 他の好適な共ビルダーは、オキシジスクシネートおよび他のジスクシネート誘
導体、好ましくはエチレンジアミンジスクシネートである。例えば US 4,524,00
9、US 4,639,325、欧州特許出願 EP 0 150 930 A1 および日本国特許出願 JP 93
/339896 に記載されているグリセロールジスクシネートおよびグリセロールトリ
スクシネートも、これに関連して特に好ましい。ゼオライト含有および/または
シリケート含有配合物中の使用量は、3〜15質量%である。
【0052】 他の有用な有機共ビルダーは、例えば、任意にラクトン形態で存在し得る、少
なくとも4個の炭素原子および少なくとも1個のヒドロキシ基および最大で2個
の酸基を有するアセチル化ヒドロキシカルボン酸およびその塩である。このよう
な共ビルダーは、例えば国際出願 WO 95/20029 に記載されている。
【0053】 好適なポリマーポリカルボキシレートは、例えば、ポリアクリル酸またはポリ
メタクリル酸のナトリウム塩であり、例えば相対分子量800〜150,000
(酸を基準、ポリスチレンスルホン酸と対照して測定)を有するものである。好
適なコポリマーポリカルボキシレートは、特にアクリル酸とメタクリル酸とのも
の、およびアクリル酸またはメタクリル酸とマレイン酸とのものである。50〜
90質量%のアクリル酸および50〜10質量%のマレイン酸を含有するアクリ
ル酸/マレイン酸コポリマーが、特に好適であることが分かっている。遊離酸を
基準とするそれらの相対質量は、一般に5,000〜200,000の範囲、好ま
しくは10,000〜120,000の範囲、より好ましくは50,000〜10
0,000の範囲(ポリスチレンスルホン酸と対照して測定)である。
【0054】 (コ)ポリマーポリカルボキシレートを、粉末または水溶液のいずれかとして使
用することができ、20〜55質量%の水溶液が好ましい。粒状ポリマーを、一
般に、次の工程で1種またはそれ以上の種類の基本顆粒に添加する。また特に好
ましいものは、2より多い異なるモノマー単位を有する生分解性ポリマーであり
、例えば DE 43 00 772 A1 に従うアクリル酸およびマレイン酸の塩、およびビ
ニルアルコールまたはビニルアルコール誘導体をモノマーとして含有するもの、
または DE 42 21 381 C2 に従うアクリル酸および2-アルキルアリルスルホン酸
の塩、および糖誘導体をモノマーとして含有するものである。他の好ましいコポ
リマーは、ドイツ特許出願 DE 43 03 320 A1 および DE 44 17 734 A1 に記載さ
れているものであり、これは、好ましくはアクロレインおよびアクリル酸/アク
リル酸塩またはアクロレインおよびビニルアセテートをモノマーとして含有する
。他の好ましいビルダーは、ポリマーアミノジカルボン酸、その塩および前駆体
である。ポリアスパラギン酸、その塩および誘導体が特に好ましい。
【0055】 他の好適なビルダーは、ジアルデヒドと、5〜7個の炭素原子および少なくと
も3個のヒドロキシル基を有するポリオールカルボン酸との反応により得ること
ができ、例えば欧州特許出願 EP 0 280 223 A1 に記載されているようなポリア
セタールである。好ましいポリアセタールは、ジアルデヒド、例えばグリオキサ
ール、グルタルアルデヒド、テレフタルアルデヒドおよびこれらの混合物から、
およびポリオールカルボン酸、例えばグルコン酸および/またはグルコヘプトン
酸から得られる。
【0056】 さらに組成物は、洗濯による織物からの油脂の除去性についての正の効果を有
する成分を含有し得る。好ましい油脂溶解成分は、例えば非イオン性セルロース
エーテル、例えばメチルセルロース、および非イオン性セルロースエーテルを基
準に15〜30質量%のメトキシ基および1〜15質量%のヒドロキシプロピル
基を有するメチルヒドロキシプロピルセルロース、および先行技術から既知のフ
タル酸および/またはテレフタル酸ポリマーまたはその誘導体、とりわけエチレ
ンテレフタレートおよび/またはポリエチレングリコールテレフタレートのポリ
マーまたはそのアニオンおよび/または非イオン変性誘導体のポリマーを含む。
これらのうち、フタル酸およびテレフタル酸ポリマーのスルホン化誘導体が特に
好ましい。
【0057】 他の好適な組成物成分は、水溶性塩、例えばビカーボネート(重炭酸塩)、カ
ーボネート、非晶質シリケート、明白なビルダー性を有さない通常の水ガラスま
たはこれらの混合物である。1つの特定の実施態様は、アルカリ金属カーボネー
トおよび/または非晶質アルカリ金属シリケート、とりわけモル比Na2O:S
iO2 1:1〜1;4.5、好ましくは1:2〜1:3.5を有するケイ酸ナトリ
ウムを使用することにより特徴づけられる。最終組成物の炭酸ナトリウム含有量
は、好ましくは40質量%まで、有利には2〜35質量%である。組成物中にお
けるケイ酸ナトリウム(特定のビルダー性を有しないもの)の含有量は、一般に
10質量%まで、好ましくは1〜8質量%の間である。
【0058】 記載した成分の他に、組成物は他の既知の添加剤、例えばポリホスホン酸塩、
光学増白剤、酵素、酵素安定化剤、少量の天然フィラー塩および染料および香料
、乳白剤または真珠様光沢剤を含有し得る。
【0059】 漂白剤として働き、水中でH22を生ずる化合物のうち、ナトリウムペルボレ
ートテトラヒドレート(過ホウ酸ナトリウム四水和物)、およびナトリウムペル
ボレートモノヒドレート(過ホウ酸ナトリウム一水和物)が、特に重要である。
他の有用な漂白剤は、例えばナトリウムペルカーボネート、ペルオキシピロホス
フェート、シトレートペルヒドレートおよびH22発生過酸塩または過酸、例え
ばペルベンゾエート、ペルオキシフタレート、ジペルアゼライン酸、フタロイミ
ノ過酸またはジペルドデカン二酸である。組成物中におけるペルオキシ漂白剤含
有量は、好ましくは5〜35質量%、より好ましくは30質量%までであり、ペ
ルボレートモノヒドレートまたはペルカーボネートを有利には使用する。
【0060】 好適な漂白活性剤は、好ましくは1〜10個の炭素原子、より好ましくは2〜
4個の炭素原子を有する脂肪族ペルオキソカルボン酸および/または任意に置換
されている過安息香酸を、過加水分解条件下で形成する化合物である。O-およ
び/またはN-アシル基を有し、記載した炭素数および/または任意に置換され
ているベンゾイル基を有する物質が好適である。
【0061】 好ましい漂白活性剤は、ポリアシル化アルキレンジアミン、とりわけテトラア
セチルエチレンジアミン(TAED)、アシル化トリアジン誘導体、とりわけ1
,5-ジアセチル-2,4-ジオキソヘキサヒドロ-1,3,5-トリアジン(DADH
T)、アシル化グリコルリル(Glykoluril)、とりわけテトラアセチルグリコル
リル(TAGU)、N-アシルイミド、とりわけN-ノナノイルスクシンイミド(
NOSI)、アシル化フェノールスルホネート、とりわけn-ノナノイロキシま
たはイソノナノイロキシベンゼンスルホネート(n-または iso-NOBS)、カ
ルボン酸無水物、とりわけ無水フタル酸、アシル化多価アルコール、とりわけト
リアセチン、エチレングリコールジアセテート、2,5-ジアセトキシ-2,5-ジ
ヒドロフラン、およびドイツ特許出願 DE 196 16 693 A1 および DE 196 16 767
A1 から既知のエノールエステル、欧州特許出願 EP 0 525 239 A1 に記載され
ているアセチル化ソルビトールおよびマンニトールおよびその混合物(SORM
AN)、アシル化糖誘導体、とりわけペンタアセチルグルコース(PAG)、ペ
ンタアセチルフルクトース、テトラアセチルキシロースおよびオクタアセチルラ
クトース、およびアセチル化、任意にN-アルキル化グルカミンおよびグルコノ
ラクトン、および/またはN-アシル化ラクタム、例えばN-ベンゾイルカプロラ
クタムであり、これらは国際出願 WO 94/27970、WO 94/28102、WO 94/28103、WO
95/00626、WO 95/14759 および WO 95/17498 から知られている。
【0062】 ドイツ特許出願 DE 196 16 769 A1 から既知の置換親水性アシルアセタール、
およびドイツ特許出願 DE 196 16 770 および国際出願 WO 95/14705 に記載され
ているアシルラクタムも、好ましくは使用する。ドイツ特許出願 DE 44 43 177
A1 から知られている通例の漂白活性剤の組み合わせも使用し得る。これらのよ
うな漂白活性剤は通常量で存在し、組成物全体を基準に好ましくは1〜10質量
%の量、より好ましくは2〜8質量%の量で存在する。
【0063】 上記した通例の漂白活性剤に加えて、またはその代わりに、欧州特許 EP 0 44
6 982 B1 および EP 0 453 003 B1 から既知のスルホンイミンおよび/または漂
白増強遷移金属塩または遷移金属錯体も、いわゆる漂白触媒として存在し得る。
好適な遷移金属化合物は、特に、ドイツ特許出願 DE 195 29 905 A1 から既知の
マンガン-、鉄-、コバルト-、ルテニウム-またはモリブデン-サレン(salen)錯体
およびドイツ特許出願 DE 196 20 267 A1 から既知のそのN-類似化合物、ドイ
ツ特許出願 DE 195 36 082 A1 から既知のマンガン-、鉄-、コバルト-、ルテニ
ウム-またはモリブデン-カルボニル錯体、ドイツ特許出願 DE 196 05 688 に記
載の窒素含有三脚配位子を有するマンガン、鉄、コバルト、ルテニウム、モルブ
デン、チタン、バナジウムおよび銅錯体、ドイツ特許出願 DE 196 20 411 A1 か
ら既知のコバルト-、鉄-、銅-およびルテニウム-アミン錯体、ドイツ特許出願 D
E 44 16 438 A1 に記載のマンガン、銅およびコバルト錯体、欧州特許出願 EP 0
272 030 A1 に記載のコバルト錯体、欧州特許出願 EP 0 693 550 A1 から既知
のマンガン錯体、欧州特許出願 EP 0 392 592 A1 から既知のマンガン、鉄、コ
バルトおよび銅錯体、および/または欧州特許 EP 0 443 651 B1 または欧州特
許出願 EP 0 458 397 A1、EP 0 458 398 A1、EP 0 549 271 A1、EP 0 549 272 A
1、EP 0 544 490 A1 および EP 0 544 519 A1 に記載されているマンガン錯体を
含む。
【0064】 漂白活性剤および遷移金属漂白触媒の組み合せは、例えばドイツ特許出願 DE
196 13 103 A1 および国際出願 WO 95/27775 から知られている。漂白増強遷移
金属錯体、とりわけ中心原子Mn、Fe、Co、Cu、Mo、V、Tiおよび/
またはRuを有するものを典型的な量で使用し、組成物全体を基準に好ましくは
1質量%までの量、より好ましくは0.0025〜0.25質量%の量、最も好ま
しくは0.01〜0.1質量%の量で使用する。
【0065】 好適な酵素は、特にヒドロラーゼの群からの酵素、例えばプロテアーゼ、エス
テラーゼ、リパーゼまたは脂質分解酵素、アミラーゼ、セルラーゼまたは他のグ
リコシルヒドラーゼおよびこれらの混合物である。あらゆるこれらのヒドロラー
ゼは、汚れ、例えばタンパク質含有、脂肪含有またはデンプン含有汚れ、および
変色を洗濯プロセス中に除去することに寄与する。セルラーゼおよび他のグリコ
シルヒドラーゼは、ピリングおよび微小繊維を除去することにより色の保持およ
び織物の柔軟性向上に寄与し得る。オキシドレドクターゼも漂白のためおよび染
料の移動防止のために使用し得る。細菌株または真菌類、例えば枯草菌、リケニ
ホルミス菌、ストレプトミセスグリセウス(griseus) およびフミコラインソレン
ス(Humicola insolens) から得られる酵素が特に好適である。サブチリシン型の
プロテアーゼを好ましくは使用し、レンツス(lentus)菌から得られるプロテアー
ゼが特に好ましい。
【0066】 これに関して特に重要なものは酵素混合物であり、例えばプロテアーゼおよび
アミラーゼまたはプロテアーゼおよびリパーゼまたは脂質分解酵素またはプロテ
アーゼおよびセルラーゼの混合物、あるいはセルラーゼおよびリパーゼまたは脂
質分解酵素の混合物、あるいはプロテアーゼ、アミラーゼおよびリパーゼまたは
脂質分解酵素またはプロテアーゼ、リパーゼまたは脂質分解酵素およびセルラー
ゼの混合物であるが、特にプロテアーゼ含有および/またはリパーゼ含有混合物
または脂質分解酵素との混合物である。そのような脂質分解酵素の例は、既知の
クチナーゼである。ペルオキシダーゼまたはオキシダーゼもいくつかの場合に充
分に使用されている。好適なアミラーゼは、特にα-アミラーゼ、イソアミラー
ゼ、プラナーゼおよびぺクチナーゼを含む。好ましいセルラーゼは、セルビオヒ
ドラーゼ、エンドグルカナーゼおよびβ-グルコシダーゼ(これらはセロビアー
ゼとしても知られている。)、およびその混合物である。種々のセルラーゼタイ
プは、CMCアーゼおよびアビセラーゼ(Avicelase) 活性が異なるので、望まし
い活性を、セルラーゼを適当な比率で混合することにより構築することができる
。酵素を、支持体に吸着させ、および/または膜物質にカプセル封入し、それら
を早期分解から保護し得る。酵素、酵素混合物または酵素顆粒の含有量(%)は
、例えば約0.1〜5質量%であり得、好ましくは0.1〜約2質量%である。
【0067】 一価および多価アルコールに加えて、組成物は他の酵素安定化剤を含有し得る
。例えばギ酸ナトリウム0.5〜1質量%を使用し得る。溶解性カルシウム塩を
用いて安定化されており、酵素を基準に好ましくは約1.2質量%のカルシウム
含有量を有するプロテアーゼも使用し得る。カルシウム塩とは別に、マグネシウ
ム塩も安定剤として作用する。しかしながら、ホウ素化合物、例えばホウ酸、酸
化ホウ素、ホウ砂および他のアルカリ金属ボレート、例えばオルトホウ酸(H3
BO3)、メタホウ酸(HBO2)およびピロホウ酸(テトラホウ酸H247
の塩を使用することが特に有利である。
【0068】 再汚染防止機能は、繊維から分離した汚れを洗浄液中に懸濁させ続け、こうし
て洗濯による汚れの再吸着を防止することである。好適な再汚染防止剤は、水溶
性の、一般に有機コロイド、例えばポリマーカルボン酸の水溶性塩、ニカワ、ゼ
ラチン、デンプン若しくはセルロースのエーテルカルボン酸またはエーテルスル
ホン酸の塩、あるいはセルロースまたはデンプンの酸性硫酸エステル塩である。
酸性基を有する水溶性ポリアミドも、この目的のために好適である。上記のもの
以外の溶解性デンプン調製品および他のデンプン製品は、例えば分解デンプン、
アルデヒドデンプンなども使用し得る。ポリビニルピロリドンも好適である。し
かしながらセルロースエーテル、例えばカルボキシメチルセルロース(ナトリウ
ム塩)、メチルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロース、および混合エーテ
ル、例えばメチルヒドロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセル
ロース、メチルカルボキシメチルセルロースおよびこれらの混合物、およびポリ
ビニルピロリドンも、洗剤を基準に例えば0.1〜5質量%の量で好ましくは使
用する。
【0069】 洗剤は、ジアミノスチルベンジスルホン酸誘導体またはそのアルカリ金属塩を
光学増白剤として含有し得る。好適な光学増白剤は、例えば、4,4'-ビス-(2-
アニリノ-4-モルホリノ-1,3,5-トリアジニル-6-アミノ)-スチルベン-2,2
'-ジスルホン酸塩、あるいはジエタノールアミノ基、メチルアミノ基およびアニ
リノ基、またはモルホリノ基の代わりに2-メトキシエチルアミノ基を有する類
似構造の化合物である。置換ジフェニルスチリル型の増白剤、例えば4,4'-ビ
ス-(2-スルホスチリル)-ジフェニル、4,4'-ビス-(4-クロロ-3-スルホスチ
リル)-ジフェニルまたは4-(4-クロロスチリル)-4'-(2-スルホスチリル)-ジ
フェニルのアルカリ金属塩も存在し得る。記載した増白剤の混合物も使用し得る
。通常量、例えば0.1〜0.5質量%の間、好ましくは0.1〜0.3質量%の間
である通常の増白剤に加えて、組成物が、少量の、例えば10-6〜10-3質量%
、好ましくは約10-5質量%の青色染料も含有する場合、均一白色顆粒が得られ
る。特に好ましい染料は、Tinolux(商標)(Ciba-Geigy の製品)である。
【0070】 好適な汚れ剥離剤は、好ましくはエチレンテレフタレートおよび/またはポリ
エチレングリコールテレフタレート基を有する物質であり、そのエチレンテレフ
タレート対ポリエチレングリコールテレフタレートのモル比は、50:50〜9
0:10の範囲である。結合ポリエチレングリコール単位の分子量は、とりわけ
750〜5,000の範囲である。即ちポリエチレングリコール基を含有するポ
リマーのエトキシル化度は、約15〜100であり得る。ポリマーは、平均分子
量約5,000〜200,000により区別され、ブロック構造を有し得るが、好
ましくはランダム構造を有する。好ましいポリマーは、エチレンテレフタレート
:ポリエチレングリコールテレフタレートのモル比約65:35〜90:10、
好ましくは約70:30〜80:20の範囲を有するものである。他の好ましい
ポリマーは、分子量750〜5,000、好ましくは1,000〜約3,000の
範囲を有する結合ポリエチレングリコール単位を有し、ポリマー分子量約10,
000〜約50,000を有するものである。市販ポリマーの例は、製品 Mileas
e(商標) T (ICI) または Repelotex(商標) SRP 3 (Rhone-Poulenc) である。
【0071】 好適な香油または香料は、個々の香料化合物、例えばエステル、エーテル、ア
ルデヒド、ケトン、アルコールおよび炭化水素型の合成生成物を含む。エステル
型の香料化合物は、例えばベンジルアセテート、フェノキシエチルイソブチレー
ト、p-tert-ブチルシクロヘキシルアセテート、リナリルアセテート、ジメチル
ベンジルカルビニルアセテート、フェニルエチルアセテート、リナリルベンゾエ
ート、ベンジルホルメート、エチルメチルフェニルグリシネート、アリルシクロ
ヘキシルプロピオネート、スチラリルプロピオネートおよびベンジルサリチラー
トである。エーテルは、例えばベンジルエチルエーテルを含む。アルデヒドは、
例えば8〜18個の炭素原子を有する直鎖アルカナール、シトラール、シトロネ
ラール、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ヒドロ
キシシトロネラール、リリアールおよびボルゲオナールを含む。ケトンは、例え
ばイオノン、α-イソメチリオノンおよびメチルセドリルケトンを含む。アルコ
ールは、アネトール、シトロネロール、オイゲノール、ゲラニオール、リナロー
ル、フェニルエチルアルコールおよびテルピネオールを含み、炭化水素は、とり
わけテルペン、例えばリモネンおよびピネンを含む。しかしながら、魅力のアル
芳香雰囲気を一緒に生み出す種々の香料混合物を、好ましくは使用する。
【0072】 これらのような香油は、植物源から得ることができる天然香料混合物、例えば
松、柑橘類、ジャスミン、パチョリ、バラまたはイランイラン油も含有し得る。
また好適なものは、サルビア油、カミルレ油、チョウジ油、メリッサ油、ハッカ
油、シナモンリーフ油、ライム花油、杜松子油、ベチベル油、オリバナム油、ガ
ルバヌム油およびラダナム油およびオレンジ花油、ネロリ油、オレンジ果皮油お
よび白檀油である。
【0073】 香料を本発明の組成物に直接組み込むことができるが、香料の洗濯物への付着
を強化し、香料のゆっくりした放出を通じて永続性の芳香を織物に与える支持体
に香料を適用することも有利であり得る。好適な支持物質は例えばシクロデキス
トリンであり、シクロデキストリン/香料複合物は、任意に他の助剤により被覆
される。
【0074】 所望により本発明の組成物は、さらに無機塩、例えば硫酸ナトリウムをフィラ
ーとして、組成物を基準に好ましくは0〜10質量%の量、より好ましくは1〜
5質量%の量で含有し得る。
【0075】 製造 本発明の洗剤を、粉末、押出物、顆粒またはタブレットの形態で製造し使用し
得る。このような組成物を、該技術において既知のあらゆる対応する方法により
製造することができる。それらを、好ましくは、洗剤成分を含有する種々の粒状
成分を一緒に混合することにより製造する。
【0076】 粒状成分を、噴霧乾燥、単純混合または複雑な顆粒化法、例えば流動床顆粒化
により製造し得る。1つの特に好ましい実施態様では、少なくとも1種の界面活
性剤含有成分を、流動床顆粒化により製造する。もう1つの特に好ましい実施態
様では、アルカリ金属シリケートおよびアルカリ金属カーボネートの水性調製物
を、他の成分と一緒に乾燥機に噴霧し、乾燥を所望により顆粒化により達成する
【0077】 その中に水性調製物を噴霧する乾燥機は、あらゆる種類の乾燥機であり得る。
本発明の方法の1つの好ましいでは乾燥を、乾燥塔内で噴霧乾燥することにより
行う。この場合水性調製物を、既知の方法により微粒子形態で乾燥ガス流にさら
す。出願人は、多くの公開された特許の中で過加熱蒸気を使用する噴霧乾燥の実
施態様を記載している。ここで、それらの刊行物に開示された操作原理を、本発
明の開示部分として明確に含める。特に次の刊行物を参照:DE 40 30 688 A1 、
並びに以下のものによるさらなる開発: DE 42 04 035 A1、DE 42 04 090 A1、D
E 42 06 050 A1、DE 42 06 521 A1、DE 42 06 495 A1、DE 42 08 773 A1、DE 42
09 432 A1 および DE 42 34 376 A1。
【0078】 高い嵩密度の洗剤を得るべきである場合において特に、もう1つの好ましい変
法では、混合物を次いで圧縮工程に付し、他の成分をこの圧縮工程後に洗剤に添
加する。本発明の1つの好ましい実施態様では、成分を加圧凝集法で圧縮する。
固体プレミックス(乾燥ベース洗剤)を付す加圧凝集法を、種々の凝集機内で行
い得る。加圧凝集法は、使用する凝集機の種類により分類される。本発明の目的
のために好ましい4つの最も普通の加圧凝集法は、押出、ロール圧縮、ペレット
成形、タブレット成形であり、従って、本発明の目的のために好ましい凝集法は
、押出、ロール圧縮、ペレット成形およびタブレット成形法である。
【0079】 あらゆるこれらの方法に共通する1つの特徴は、プレミックスを加圧下で圧縮
および可塑化することであり、個々の粒子は相互に対しプレスされ、間隙率が減
少し、相互に付着する。あらゆる方法(但しタブレット成形の場合は或る制限が
ある)では、器具を比較的高温に加熱することができ、または冷却して剪断力に
より生じる熱を放散させることができる。
【0080】 あらゆる方法では、1種またはそれ以上の結合剤を圧縮助剤として使用し得る
。しかしながらこの場合、基本的にいくつかの異なる結合剤および種々の結合剤
混合物も使用し得ることは、明らかにされなければならない。本発明の好ましい
実施態様は、最大130℃、好ましくは最大100℃、より好ましくは90℃ま
でだけの温度で完全に溶融形態である結合剤を使用することにより特徴づけられ
る。言い換えれば、結合剤を、方法および加工条件に従い選択する。代わりに特
定の結合剤を使用することが望ましい場合、加工条件、特に加工温度を結合剤に
適合させる必要がある。
【0081】 実際の圧縮方法は、少なくとも圧縮工程において、結合剤の少なくとも軟化点
の温度(融点の温度ではない)に対応する加工温度で好ましくは行う、本発明の
1つの好ましい実施態様では、加工温度は、融点、または結合剤が溶融物として
存在する温度より充分に上である。しかしながら特に好ましい実施態様では、圧
縮工程の加工温度は、結合剤の融点または融解範囲の上限より上の20℃以下で
ある。工業的に、いっそう高温に調節することはできるが、結合剤の融点または
軟化点に関して20℃異なる温度が、一般に充分であることが見出されており、
高温は追加の利点を生じない。
【0082】 従ってとりわけエネルギーの理由から、上記圧縮工程を、結合剤の融点または
むしろ融解範囲の上限温度のできる限り近くで行うことが特に好ましい。このよ
うな温度制御は、熱過敏性原料、例えばペルオキシ漂白剤、例えばペルボレート
および/またはペルカーボネート、さらに酵素をますます加工することができ、
活性物質の重大な損失が無いというさらなる利点を有する。特に、重要な圧縮工
程において、即ちプレミックスの混合/均一化および造形中の結合剤の慎重な温
度制御の可能性により、エネルギー消費に関して方法を非常に有利に行うことが
でき、プレミックスが非常に短時間だけ比較的高温にさらされるので、プレミッ
クスの熱過敏性成分に対する損傷効果は無い。好ましい加圧凝集法では、加圧凝
集機の作業器具(押出機のスクリュー、ロール圧縮機のローラーおよびペレット
プレス機の加圧ローラー)は、最大150℃、好ましくは最大100℃、特に好
ましい実施態様では最大75℃の温度を有し、加工温度は、結合剤の融点または
むしろ融解範囲の上限温度より30℃上、特に好ましい実施態様では最大20℃
上である。加圧凝集機の圧縮領域中の熱暴露時間は、好ましくは最大2分、より
好ましくは30秒〜1分の間である。
【0083】 個々に、または他の結合剤との混合物の形態のいずれかで使用し得る好ましい
結合剤は、ポリエチレングリコール、1,2-ポリプロピレングリコールおよび変
性されたポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコールである。変性
ポリアルキレングリコールは、特に、相対分子量600〜12,000、とりわ
け1,000〜4,000の範囲を有するポリエチレングリコールまたはポリプロ
ピレングリコールのスルフェートおよび/またはジスルフェートを含む。もう1
つの群は、順に相対分子量600〜6,000、好ましくは1,000〜4,00
0の範囲を有するポリアルキレングリコールのモノおよび/またはジスクシネー
トからなる。変性ポリアルキレングリコールエーテルのより詳細な記載は、国際
出願 WO 93/02176 に見出すことができる。
【0084】 本発明においてポリエチレングリコールは、エチレングリコールの他に、C3
〜5グリコール、さらにグリセロールおよびこれらの混合物を出発分子として使
用して製造されたポリマーを含む。さらに、それらはエトキシル化誘導体、例え
ば5〜30個のEOを含有するトリメチロールプロパンも含む。好ましく使用す
るポリエチレングリコールは、直鎖または分枝構造を有することができ、直鎖ポ
リエチレングリコールが特に好ましい。特に好ましいポリエチレングリコールは
、相対分子量範囲2,000〜12,000、有利には4,000あたりを有する
ものを含む。3,500未満、および5,000を超える相対分子量をポリエチレ
ングリコールを、特に、相対分子量約4,000を有するポリエチレングリコー
ルと組み合せて使用し得る。そのような組み合せにおいてポリエチレングリコー
ル全量を基準に50質量%より多くが、有利には、相対分子量3,500〜5,0
00を有するポリエチレングリコールを含有し得る。
【0085】 しかしながら、基本的に室温/圧力1barで液状で存在するポリエチレング
リコール、とりわけ相対分子量200、400および600を有するポリエチレ
ングリコールも結合剤として使用し得る。しかしながら、これらの基本的液状の
ポリエチレングリコールは、少なくとも1種の他の結合剤との混合物の形態での
み使用すべきであり、この混合物も本発明の要件を満たす必要がある。即ちそれ
は少なくとも45℃を超える融点または軟化点を有すべきである。他の好適な結
合剤は、最大30,000までの相対分子量を有する低分子量ポリビニルピロリ
ドンおよびその誘導体である。相対分子量範囲3,000〜30,000、例えば
約10,000が好ましい。ポリビニルピロリドンは、単独結合剤としてではな
く、他の結合剤と組み合せて、とりわけポリエチレングリコールと組み合せて好
ましくは使用する。
【0086】 製造単位を離した直後、圧縮物質は好ましくは90℃以下の温度を有し、35
〜85℃の温度が特に好ましい。とりわけ押出法において40〜80℃、例えば
70℃までの出口温度が、特に有利であることが見出されている。
【0087】 本発明の1つの好ましい実施態様において本発明の方法を、例えば欧州特許EP
0 486 592 B1 または国際出願 WO 93/02176 および WO 94/09111 または WO 98
/12299 に記載されているような押出により行う。この押出法では、固体プレミ
ックスを加圧下で押し出してストランドを形成し、多孔押出ダイから現れた後、
ストランドを切断ユニットにより予定の大きさの顆粒に切断する。固体均一プレ
ミックスは、可塑剤および/または滑剤を含有する。これらの効果は適用圧力下
または特定エネルギーの影響下でプレミックスを柔軟化させることであり、それ
により押し出すことができる。好ましい可塑剤および/または滑剤は、界面活性
剤および/またはポリマーである。実際の押出法の事項は、上で引用した特許お
よび特許出願(ここにはっきりと参照する。)で見出すことができる。
【0088】 本発明の1つの好ましい実施態様ではプレミックスを、好ましくは連続的に、
バレルおよび押出/顆粒化ヘッドを予定の押出温度に加熱することができる遊星
形ロール押出機、または同時回転若しくは制御回転スクリューを有する二軸押出
機に引き渡す。押出スクリューの剪断効果の下、プレミックスは、使用装置に依
存して、好ましくは少なくとも25barまたはそれ以下の圧力下で、極端に高
い処理量で圧縮され、押出ヘッド中の多孔押出ダイを通じて細いストランドの形
態で可塑化され、押し出され、最後に回転切断ブレードにより好ましくは実質的
に球形または円筒形顆粒に大きさが縮小される。多孔押出ダイの口径およびスト
ランドが切断される長さは、選択顆粒寸法に適合させる。この実施態様において
顆粒は、実質的に均一な予定粒度に製造され、絶対粒度を、予定する実施に適合
させることができる。一般に、最大0.8cmまでの粒径が好ましい。重要な実
施態様は、ミリメーター範囲、例えば0.5〜5mmの範囲、とりわけ約0.8〜
3mmの範囲の均一顆粒の製造を提供する。1つの好ましい実施態様では、1次
顆粒の長さ対直径の比は、約1:1〜約3:1の範囲である。
【0089】 もう1つの好ましい実施態様では、静止プラスチック1次顆粒を、もう1つの
造形加工工程に付し、その中において粗押出物に存在する縁を丸くして、最後に
球形または実質的に球形の押出顆粒を得ることができる。所望により、少量の乾
燥粉末、例えばゼオライト粉末、例えばゼオライト NaA 粉末を、この工程で使
用し得る。この造形工程を、市販の球形化機内で行い得る。これに関連して、微
細物が少量だけこの段階で形成されることを確保することが重要である。本発明
では、上で引用した先行技術文献に好ましい実施態様として記載されている乾燥
を、次の工程で行うことができるが、これは絶対的必須のものではない。圧縮工
程後に乾燥を行わないことが好ましい場合がある。代わりに、押出/圧縮工程を
、低圧押出機、Kahl プレス(製造者:Amandus Kahl)またはいわゆる Bextrude
r(製造者:Bepex)内でも行い得る。本発明の1つの特に好ましい実施態様では
、スクリューの移行部分、プレディストリビュータおよび押出ダイに普及する温
度を、結合剤の融点またはむしろ結合剤の融解範囲の上限に少なくとも達し、好
ましくは超えるように、制御する。押出機の圧縮部分の温度暴露時間は、好まし
くは2分未満、とりわけ30秒〜1分の間である。
【0090】 本発明の洗剤を、ロール圧縮によっても製造し得る。この変法ではプレミック
スを、2つのローラー間の圧力下で回転させられている2つのローラー(なめら
かなものまたは限定された形のくぼみを備えたもののいずれか)の間に導入して
、シート様の圧縮物を形成する。ローラーは、プレミックスに高い線圧力をかけ
、さらに必要により加熱または冷却され得る。なめらかなローラーを使用する場
合、なめらかな不織圧縮物シートが得られる。対照的に織物ローラーを使用する
場合、対応する織物圧縮物(この場合、例えば或る形態がその後の洗剤粒子に先
だって付され得る。)を製造することができる。次いでシート様圧縮物を、より
小さい片に細断または寸法縮小方法によって分解し、こうしてさらに精製し得る
顆粒に加工することができ、とりわけ自体既知のさらなる表面処理法により実質
的球形に転換させ得る。ロール圧縮における加圧器具、即ちローラーの温度は、
好ましくは最大150℃、より好ましくは最大100℃、最も好ましくは最大7
5℃である。ロール圧縮に基づく特に好ましい製造方法を、結合剤の融点または
結合剤の融解範囲の上限温度より上の、10℃、特に最大5℃の温度で行う。ロ
ーラーの圧縮部分(なめらかなものまたは限定された形のくぼみを備えたものの
いずれか)中における温度暴露時間は、好ましくは最大2分、とりわけ30秒〜
1分の間である。
【0091】 本発明の洗剤を、ペレット成形によっても製造し得る。この方法ではプレミッ
クスを孔が開けられた表面に適用し、穿孔に推し進め、同時に圧力ローラーによ
り可塑化する。通例のペレットプレス機内でプレミックスを、回転ローラーによ
り、加圧下で圧縮し、可塑化し、孔が開けられた表面を通して細いストランドの
形態に押し進め、最後に切断ユニットにより顆粒に寸法を減少させる。圧力ロー
ラーおよび穿孔ダイは多くの異なる形態をとり得る。例えば、凹凸リングダイを
通じて物質を1つまたはそれ以上の圧力ローラーにより加圧する凹凸リングダイ
のような平形穿孔板を使用する。穿孔板プレスにおいて圧力ローラーは、円錐形
でもあり得る。リングダイプレスにおいてダイおよび圧力ローラーは、同じ方向
または逆の方向に回転し得る。本発明の方法を行うために好適なプレス機は、例
えば DE 38 16 842 A1 に記載されている。この文献に開示されているリングダ
イは、圧力孔により通過される回転リングダイ、およびダイ空間に運ばれた物質
を圧力孔を通じて装填ユニットに加圧する内表面に機能的に接続している圧力ロ
ーラー少なくとも1種からなる。リングダイおよび加圧ローラーは同じ方向に運
転されるように設計されて、プレミックスに適用される剪断荷重、それによるプ
レミックスが受ける温度上昇を減少させる。しかしながらペレット成形法を、当
然、プレミックスを要求温度に調節させることができる加熱可能または冷却可能
ローラーを用いても行い得る。ペレット成形における加圧器具、即ち加圧ローラ
ーの温度は、好ましくは最大150℃、より好ましくは最大100℃、最も好ま
しくは最大75℃である。ペレット成形に基づく特に好ましい製造方法を、結合
剤の融点または結合剤の融解範囲の上限温度より上の、10℃、特に最大5℃の
温度で行う。
【0092】 本発明の洗剤を製造するために使用し得るもう1つの加圧凝集法は、タブレッ
ト成形である。製造する造形体の寸法の観点から、タブレット成形において上記
結合剤に加えて、通例の砕解助剤、例えばセルロースおよびセルロース誘導体、
とりわけ粗大な形態のもの、または架橋化PVPを添加して、洗浄液体中でのタ
ブレットの砕解を促進することが有用であり得る。得られた粒状加圧凝縮物を、
洗剤として直接使用することができ、あるいは通例の方法により後処理および/
または事前配合し得る。通例の後処理は例えば、一般に嵩密度においてさらなる
向上を生ずる微細粉末洗剤成分を用いる粉末化、を含む。しかしながらもう1つ
の好ましい後処理は、ドイツ特許出願 DE 195 24 287 A1 および DE 195 47 457
A1 による手順であり、これらに従い、微塵様または少なくとも微粒子成分(い
わゆる微細成分)は、核として働く本発明により製造した粒状最終生成物に結合
させられる。これにより、外殻としていわゆる微細成分を含有する洗剤が形成さ
れる。有利にはこれを、再び溶融凝縮化により行う。微細成分の溶融凝縮化に関
して、明確にドイツ特許出願 DE 195 24 287 A1 および DE 195 47 457 A1 の開
示を参照する。本発明の好ましい実施態様において固体洗剤は、タブレットの形
態で存在し、該タブレットは、好ましくは、とりわけより安全な貯蔵および輸送
のために丸まった角および縁を有する。タブレットの基本は、例えば円形または
方形であり得る。多層タブレット、特に異なる色を有する2つまたは3つの層を
有するタブレットが特に好ましい。青-白色または緑-白色または青-緑-白色タブ
レットが特に好ましい。洗剤タブレットは、水含有洗浄液体中で急速なタブレッ
トの溶解またはむしろ急速なタブレットの砕解を促進するための砕解剤を一般に
含有する。これに関して、好ましいセルロースベース砕解顆粒を記載するドイツ
特許出願 DE 1970991 A1 および DE 19710254 A1 の開示を明確に参照する。
【0093】 本発明の固体洗剤は、脱泡することが特に難しい非イオン高分枝界面活性剤を
高い含有量(%)で有する洗剤の場合でさえ、信頼性のある抑泡挙動により区別
される。該固体洗剤を、シリコーンを添加せずに、一般に蝋様脱泡剤によっても
抑泡することができ、とりわけそれらは比較的少量だけ使用すれば良いので、さ
らにより安価となる。理論にとらわれずに、この効果は、式(I)で表される直
鎖の少しだけ分枝の非イオン界面活性剤が存在することに帰すると思われる。従
って本発明は、アニオン界面活性剤、式(II)で表される非イオン界面活性剤お
よび任意に脱泡剤を含有する固体洗剤のための消泡化合物としての、式(I)で
表される非イオン界面活性剤の使用に関する。
【0094】 (実施例) 粉末形態洗剤を、起泡挙動について試験した。この目的のために洗濯物5kg
を、Miele 洗濯機内温度90℃で洗濯した。洗濯プロセス中に形成した泡を観察
し、30分の洗濯時間後に得点をつけて評価した。以下の得点をつけた: 0=目視できる泡無し。 1=泡が標的中心の1/4を占める。 2=泡が標的中心の半分を占める。 3=泡が標的中心の3/4を占める。 4=泡が標的中心を完全に占める。 5=投与区画の内側に泡。 6=投与区画内に目視できる泡。 7=機械の「過起泡」。 結果を、表1に示す。実施例1〜3は本発明に対応し、実施例C1〜C3は比
較を目的とする。
【0095】
【表1】 (1)Lial(商標) 125 は、飽和直鎖アルコール43.5質量%、メチル分枝ア
ルコール15.5質量%、および少なくとも2個のC原子を有するアルキル基に
より分枝しているアルコール41質量%のC11〜15アルコール混合物である。 (2)支持体としての炭酸ナトリウム60質量%および硫酸ナトリウム20質
量%上のパラフィンワックス20質量%。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 1/74 C11D 1/74 3/18 3/18 3/20 3/20 3/32 3/32 17/06 17/06 (72)発明者 アンスガー・ベーラー ドイツ連邦共和国デー−46240ボットロプ、 ジークフリートシュトラーセ80番 (72)発明者 デトレフ・シュタニスロヴスキー ドイツ連邦共和国デー−40822メットマン、 デュッセルリング16番 Fターム(参考) 4D011 CA01 CB01 CB03 CB04 CB11 CB15 CC01 4H003 AB03 AB19 AB27 AC04 AC12 BA09 BA17 DA01 EA12 EA16 EA20 EA28 EB02 EB03 EB04 EB06 EB09 EB13 EB17 EB37 EE05 FA19

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アニオン界面活性剤、非イオン界面活性剤および脱泡剤を含
    有する抑泡固体洗剤であって、 (a)式(I): 【化1】 〔式中、xは、1〜20の数値であり、R1COは、6〜22個の炭素原子を有
    する直鎖または分枝、飽和または不飽和のアシル基を表し、R2は、1〜4個の
    炭素原子を有する直鎖または分枝アルキル基を表し、R3は、水素、メチルまた
    はエチルである。〕 で表される非イオン界面活性剤少なくとも1種、および (b)式(II): 【化2】 〔式中、R4は、4〜22個の炭素原子を有する直鎖および/または分枝アルキ
    ルおよび/またはアルケニル基であり、Gは、5または6個の炭素原子を有する
    糖単位であり、pは、1〜10の数値である。〕 で表されるアルキルおよび/またはアルケニルオリゴグリコシド少なくとも1種
    を含有することを特徴とする洗剤。
  2. 【請求項2】 アニオン界面活性剤としてアルキルベンゼンスルホネート、
    アルキルおよび/またはアルケニルスルフェートを含有することを特徴とする請
    求項1に記載の洗剤。
  3. 【請求項3】 式中のR1COが16〜18個の炭素原子を有する飽和アシ
    ル基である、式(I)で表される非イオン界面活性剤を含有することを特徴とす
    る請求項1または2に記載の洗剤。
  4. 【請求項4】 式中のR2がメチルである、式(I)で表される非イオン界面
    活性剤を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の洗剤。
  5. 【請求項5】 式中のR3が水素である、式(I)で表される非イオン界面活
    性剤を含有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の洗剤。
  6. 【請求項6】 式中のxが6〜15の数値である、式(I)で表される非イ
    オン界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の洗
    剤。
  7. 【請求項7】 式中のR4が8〜18個の炭素原子を有するアルキル基であ
    る、式(II)で表される非イオン界面活性剤を含有することを特徴とする請求項
    1〜6のいずれかに記載の洗剤。
  8. 【請求項8】 式中のR4が1〜15個の炭素原子を有する分枝アルキル基
    である、式(II)で表される非イオン界面活性剤を含有することを特徴とする請
    求項1〜7のいずれかに記載の洗剤。
  9. 【請求項9】 式中のpが1〜3の数値である、式(II)で表される非イオ
    ン界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の洗剤
  10. 【請求項10】 非イオン界面活性剤混合物を基準に、10〜60質量%の
    量の式(I)で表される非イオン界面活性剤、および40〜90質量%の量の式
    (II)で表される非イオン界面活性剤を含有することを特徴とする請求項1〜9
    のいずれかに記載の洗剤。
  11. 【請求項11】 アニオン界面活性剤と非オン界面活性剤混合物とを20:
    80〜90:10の質量比で含有することを特徴とする請求項1〜10のいずれ
    かに記載の洗剤。
  12. 【請求項12】 脱泡剤として蝋様化合物少なくとも1種またはシリコーン
    化合物を含有することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の洗剤。
  13. 【請求項13】 脱泡剤としてパラフィンをベースとする蝋様化合物少なく
    とも1種を含有することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載の洗剤。
  14. 【請求項14】 脱泡剤として水素化または部分水素化パラフィンをベース
    とする蝋様化合物少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1〜13の
    いずれかに記載の洗剤。
  15. 【請求項15】 脱泡剤としてケトン、ジアルキルエーテル、脂肪アルコー
    ル、脂肪酸、脂肪アルキルエステル、ジアルキルカーボネートエステル、脂肪酸
    エチレングリコールエステルおよびヒドロキシステアリン酸からの蝋様化合物少
    なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1〜14のいずれかに記載の洗
    剤。
  16. 【請求項16】 脱泡剤としてアミドワックスをベースとする蝋様化合物少
    なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1〜15のいずれかに記載の洗
    剤。
  17. 【請求項17】 脱泡剤としてビスステアリルエチレンアミドをベースとす
    る蝋様化合物少なくとも1種を含有することを特徴とする請求項1〜16のいず
    れかに記載の洗剤。
  18. 【請求項18】 脱泡剤として蝋様化合物少なくとも1種および脱泡シリコ
    ーン化合物を含有することを特徴とする請求項1〜17のいずれかに記載の洗剤
  19. 【請求項19】 粉末、押出物、顆粒またはタブレットの形態で存在するこ
    とを特徴とする請求項1〜18のいずれかに記載の洗剤。
  20. 【請求項20】 アニオン界面活性剤、式(II)で表される非イオン界面活
    性剤および脱泡剤を含有する固体洗剤のための消泡化合物としての、請求項1〜
    6のいずれかに記載の式(I)で表される非イオン界面活性剤の使用。
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