JP2003506826A - イオン源を用いる薄膜堆積システム用のエンハンスされた電子放出表面 - Google Patents

イオン源を用いる薄膜堆積システム用のエンハンスされた電子放出表面

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JP2003506826A
JP2003506826A JP2001514451A JP2001514451A JP2003506826A JP 2003506826 A JP2003506826 A JP 2003506826A JP 2001514451 A JP2001514451 A JP 2001514451A JP 2001514451 A JP2001514451 A JP 2001514451A JP 2003506826 A JP2003506826 A JP 2003506826A
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マイケル キシネブスキー,
アンドリュー シャバリン,
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アドバンスド エナジー インダストリーズ, インコーポレイテッド
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    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
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    • H01J37/02Details
    • H01J37/04Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
    • H01J37/08Ion sources; Ion guns

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Electron Sources, Ion Sources (AREA)

Abstract

(57)【要約】 反応性ガスとの反応時にイオンビーム源(10)にさらなる電子源を提供するカソード表面上に絶縁薄膜を形成する反応性材料(27)を有するカソード部(26)を含むイオンビーム源(10)。これらのエンハンスされた電子放出表面は、イオン源(10)のコンポーネントパートの侵食を減らす一方で、電子の供給を増やすことによって、基板上に堆積される上記膜の割合および質を高める。別の実施形態において、イオンビーム源の外部に位置する電子エミッタは、電子フローをイオンビームに提供するエンハンスされた電子放出表面を含むカソード部を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願) 本願は、共通の譲受人による1999年8月2日に出願された仮特許出願番号
60/146,738号に関連し、その利益を主張する。その内容は、本明細書
において参考として援用される。
【0002】 (背景技術) (発明の分野) 一般に、本発明は、イオン源を用いた真空薄膜堆積の分野に関する。特に、本
発明は、基板上の薄膜の堆積を向上させ、薄膜堆積装置、方法、用途の範囲に拡
大させるために、イオン源を含む堆積システムの様々な領域に電子の供給を増加
させることに焦点を当てる。
【0003】 (従来技術の簡単な説明) 既存の文献(例えば、Bernard Wolf(CRC Press、19
95)によって編集された「Handbook of Ion Sources
」、これを本明細書において参考として援用する)は、イオン源および用途装置
の多くのタイプが電子源を必要とすることを教示している。イオンビームに曝さ
れている基板または他の表面が絶縁されているイオン源の多くのタイプの用途に
おいて、イオンビームによって生じる電荷を中性化する必要性があり、これは一
般に電子源を用いて行なう。なぜなら、電子は負の電荷を有しているからである
。さらに、イオン源の当業者には、電子の供給がイオン源の動作と基本的に同じ
役割を果たすことが知られている。プラズマタイプのイオン源において、電子が
作用ガスをイオン化することによってイオンを生成する。電子は、また、電力が
プラズマに連続的に連結され得るように電流を導く。したがって、電子の連続的
な供給を増やすために、イオン源の内部に電子エミッタを有することが望ましく
あり得る。
【0004】 冷カソードイオン源の使用に関して重要な問題は、安定な動作を維持するため
に、これらのシステム内で電子を生成する二次放出プロセスが高い放電電圧の使
用することを効率的にはそれほど必要としないことである。しかし、高い放電電
圧は、基板の表面に後に衝突し得る高速粒子を生成することが可能であるため、
高い放電電圧の使用により、基板上に堆積された膜内に欠陥がもたらされるかも
しれない。
【0005】 熱フィラメント熱イオン電子エミッタの使用に関して重要な問題は、エミッタ
の動作寿命がとても限られており、しばしば、100時間未満であることである
。これは、酸素などの反応性ガスがイオン源の中に存在する場合、特に当てはま
る。同様に、ディスペンサタイプの熱イオンエミッタに関する問題は、これらの
装置の動作寿命が限られていることであり、そのようなエミッタが熱イオン電子
エミッタと比較して、低い温度で動作し、高い電流を生成しても、反応性ガスと
の適合性の問題が残る。同様に、ホローカソード電子エミッタは、米国特許第3
,156,090号、第3,913,320号、第3,952,228号、第3
,956,666号、第3,969,646号により開示されるように、約10
00時間のみの寿命を有する。これらの文献の各々を本明細書において参考とし
て援用する。
【0006】 既存のスパッタリング技術に関する別の問題は、イオン源の構成要素の一部の
表面をスパッタリングすることに付随する物質に起因して、その構成要素の一部
が侵食されることである。このスパッタリングに付随して、そのような構成要素
の一部の動作寿命が減少し、イオン源のメンテナンスのコストおよびイオン源の
動作のコストが増加する。
【0007】 その構成要素の一部の表面をスパッタリングすることに付随する物質に関連す
るさらに別の問題は、これらの表面からスパッタリングされた物質が基板の表面
に堆積し、基板上に堆積された物質を汚染すること、または、基板の表面に堆積
された材料にきずを生成し得ることである。
【0008】 本発明は、基板表面に膜を堆積するために用いられる既存の方法および装置に
関連する上記課題の各々に対処するシステムを開示する。本発明は、上記課題を
軽減する一方で、イオン源の既存の用途範囲を縮小することはない。反対に、低
いガス圧での源の動作を可能にし、あらゆる圧力での動作を改善することにより
、冷カソードイオン源の用途範囲を拡大する。驚くべきことに、本発明は、本発
明以前に、冷カソードマグネトロンスパッタリングを用いた基板の処理における
深刻な課題として考えられてきた、「ターゲットポイズン化(target p
oisoning)として公知の現象を利用する。ターゲットポイズン化は、酸
素等の反応性ガスが存在する状態で、マグネトロンターゲットから金属材料また
は半導体材料をスパッタリングする場合に発生する。これらの条件下で、ターゲ
ット表面は、多くの場合、基板上に堆積されている材料と同じ材料である酸化物
の薄いセラミック状の絶縁体層を発達させて、維持する傾向にある。セラミック
状の絶縁体は、スパッタリングを実施することがバルクターゲット材料よりも極
めて困難であるため、この「ターゲットポイズン化」により、ターゲットからの
金属除去速度が遅くなり、それに対応して、基板上の堆積速度が遅くなる。その
ため、従来技術は、ターゲット表面からの材料を高速で除去するスパッタリング
法を使用して、マグネトロンシステムでのそのようなセラミック状の絶縁体の堆
積が避けられ、それにより、酸化物が蓄積されないことが保証されることを教示
する。そのような方法の一例が、M.Alex、C.Van Nutt、および
S.Guptaの「ADC−Reactive Sputtering of
Al23」により教示されており、本明細書中において参考として援用する。「
ターゲットポイズン化」を取り除くという努力は、本発明が取る方向とは異なる
方向を教示するように機能しており、マグネトロンスパッタリング処理からポイ
ズン化した表面を除去するための方法に集中することにより、「ポイズン化した
材料」を有用に用いることから注意が逸らされてきた。
【0009】 (発明の要旨) 本発明は、イオン源を用いて、基板材料上に膜を堆積する処理に関連する種々
の局面を含む。本発明は、堆積処理の効率、スループット、イオン源作動パラメ
ータの範囲、および基板上に堆積する薄膜の質に対処する。
【0010】 従って、本発明の重要な目的は、広範な放電パラメータにわたって、電子の安
定かつ一貫した供給を提供することである。上述のとおり、冷カソード処理によ
り生じた二次電子放出が低くなり得るため、この目標を達成することは困難であ
り得る。本発明は、イオン源の内外の多様な表面の電子放出特性を増大すること
により、電子の供給をエンハンスすることに焦点を当てる。
【0011】 本発明の別の目的は、熱カソードを利用しないイオン源のイオンビーム出力を
増加することである。イオンビーム出力が増加すると、基板上への堆積速度が増
加する。この速度の増加は、スループットが増加することにより製造コストが低
減され、基板の商業的処理において特に所望される。しかしながら、イオンビー
ム出力の増加は、イオン源内部で放電を強め、かつ生成されたさらなる電荷を打
ち消すために、さらなる電子の供給を必要とする。本発明は、電子の供給を増加
し、そして、増加したイオンビーム出力の使用を可能にする。
【0012】 本発明のさらに別の目的は、イオンビーム装置の素子の腐食を低減することで
ある。この装置の素子の腐食は、素子自体の動作寿命を短くするだけでなく、処
理されている基板上に汚染物として堆積され得る。本発明は、装置の素子からの
材料のスパッタリングを低減することにより、これらの課題の両方を軽減するこ
とを助長する。
【0013】 本発明のまた別の大きな目標は、エンハンスされた電子放出表面への初期投資
に対して安価であり、かつそのような表面の維持に対しても安価である産業用途
のためのエンハンスされた電子放出特性を備えた表面を提供することである。
【0014】 本発明のさらなる目的は、当然ながら、本明細書の他の部分を通して開示され
る。
【0015】 (好適な実施形態の詳細な説明) 本発明は、異なる方法で結合され得る種々の局面を含む。これらの局面のそれ
ぞれは、以下に別々に説明する。
【0016】 上述のように、ターゲットを汚染することによって、ターゲットの材料からス
パッタリングされ得る材料の量が顕著に減少する。これは、イオン源の部分にと
っては有益となり得る。なぜならば、イオン源の材料をスパッタリングすること
は、上述のように好ましくないからである。「汚染された」表面はまた、幅広い
範囲の放電パラメータにわたって、非常に安定かつ一貫している向上した電子放
出特性を有する。膜堆積方法において、電子の供給が不足し得る冷カソードイオ
ンビームソースを用いることで、このような汚染されたりまたはコーティングさ
れた表面が、堆積装置内で適切に用いられる場合に、有益であり得る。
【0017】 図1が示す本発明の1実施形態において、本発明の原理を含むイオン源の断面
を示す。概してアノード層設計に基づくイオン源10は、一般にガス汚染ハウジ
ング14を含む接地されたスチールハウジング12を含む。ガス汚染ハウジング
14は、磁界生成手段16を含み、これは永久磁石または電磁気コイルで有り得
る。18および20の断面に示す正にバイアスされたアノードは、開口部または
磁気ギャップ22および24の少し下の距離λの地点に置かれる。ハウジング1
2内に磁気ギャップ22および24を形成する26などの表面は、イオン源10
のカソードである。開口部または磁気ギャップ22および24により、生成され
たイオンビームがイオン源10から出ることが可能となる。イオン源内の電子の
生成を高めるには、カソード26は、アルミニウム、チタン、シリコン、または
反応性ガスの存在のもとで絶縁薄膜を形成する他の材料などの材料を含み得る。
あるいは、カソードは、これらの材料を用いて、コーティング27をカソード2
6の表面に付着させることによって形成され得る。これらのカソードは、本明細
書において上述するように、「汚染された表面」を示す。酸素などの反応性ガス
28は、用いることが可能な場合には、約5パーセントから100パーセントの
オーダーで、ガス送り30および32を介してマニフォールド内に導入される。
カソード26上の反応性ガス28により、これらの表面にはより多くの電子が供
給される。
【0018】 図1は、冷カソードにより封鎖されたドリフトパスを用いた、イオン源に関す
る本発明の1実施形態の例である。このタイプのイオン源は、Advanced
Energy Industries(本願の譲受人)によって製造されるタ
イプと同様であるが、本発明はあらゆる同様のイオン源に用いられ得る。上述の
ようにカソード表面26を変更することで、冷カソードにより封鎖されたドリフ
トイオン源の動作に必要な最低ガス圧力が、約1×10-6Torrまで減少した
。このような低圧力で動作する能力により、冷カソードイオン源の適用の範囲が
拡大する。同じ動作条件下における変更がなされていない、またはコーティング
されていないカソードと比較すると、より高い圧力下において、イオンビーム電
流は、著しく増加した。
【0019】 図2を参照して、図1に断面が図示されているイオン源10の斜視図が図示さ
れている。この図に示すように、イオン生成の際にイオンが通過する磁気ギャッ
プ22および24は、長円形の競馬場のような形状、すなわち楕円形である。イ
オン源10は、拡散ビームモードで動作し、約5パーセント以上の酸素を含むア
ルゴンの使用ガス28を用いる(ただし、本明細書にて上述したような他の反応
性ガスを用いてもよい)。ガラス基板34を、アルミニウムのまたはアルミニウ
ムでコーティングされたカソード26を備えるイオン源10によって生成された
イオンビーム36に曝すと、基板上の汚染物質の量が低減し、また、堆積された
アルミニウムは酸化したため、汚染物質は透明なものになった。同じ条件下にお
いて、類似のガラス基板を従来のまたはコーティングされていないカソードで処
理すると、鉄が、ガラス基板が不透明になるレベルにまで高いレベルで混入した
。他の用途においても、上記のような、汚染レベルの有害レベルの低下(例えば
、透明化)による基板汚染レベルの低下を期待することができる。
【0020】 図3に示すような本発明の別の実施形態において、「ポイズン化」表面を、イ
オン源40の外部でかつイオンビーム42の近隣の位置に配置された小型のペニ
ングセルまたは磁電管状の電子エミッタデバイス38として、インプリメントす
ることができる。電子エミッタデバイスの断面は図3に示すようになっているが
、このようなデバイスは、図4に示すようなイオン源を取り囲む環状の形状にす
ることも可能である。どちらの場合においても、カソード44は、アルミニウム
によって構成され得るかまたはアルミニウムでコーティングされる。酸素ガスは
、ガス搬送デバイス46を介してデバイス中に送入され得る。電源48は、特定
の用途における優先的な要件に応じて、DC型、AC型またはパルス式DC型で
あり得る。図3において、電源の正端子が接地されている様子が図示されている
が、電源の正端子は、特定の用途における要件に応じて、イオン源の任意の電極
または装置中のさらなる電極に接続することも可能である。ペニングセルまたは
磁電管状のデバイス38はまた、システム中へのガスフローの流入を低減するた
めのケース50を自身の周囲に有するオプションのガスと、オプションの放電点
火電極52とを有し得る。
【0021】 図4は、イオンビーム42を取り囲む環形状の電子エミッタ40がエンハンス
された電子ビーム54を生成する様子の斜視図を示す。図3および図4において
、イオン源40は、本出願の譲受人であるAdvanced Energy I
ndustriesによって製造される種類の多セルイオン源に類似する多セル
イオン源であり得る(ただし、他のイオン源を用いてもよい)。
【0022】 さらに別の実施形態において、前項において説明した磁電管状の電子エミッタ
デバイスに類似する磁電管状の電子エミッタデバイス56は、図5に示すように
、イオン源58の内部に取り付けることが可能である。図5において、イオン源
はペニング型の多チャネルソースであり、その構造は、A.A.Biziouk
ovらによる「Multichannel source of synthe
sized ion−electron flow」(Rev.Sci.Ins
trum、67(12)、1996、ページ4117〜4119)に記載されて
いる構造に類似し得る。同文献を参考のため援用する。ただし、イオン源の構造
は、他の様々な構成をとることも可能である。この実施形態に関して、アノード
60は円錐形であり、別個に電力供給される磁電管状の電子エミッタデバイス5
6が、アノードの内部端部に取付けられる。このデバイスは、点火電極62も有
し得る。この電子放出デバイスは、イオン源と同じ磁界を用い得る。このような
磁界は、ソレノイドまたは他の磁界生成デバイス64を用いて生成される。 この実施形態では、アルミニウム、チタン、シリコンまたは反応性ガスの存在下
において絶縁薄膜を形成する他の材料等の材料からなる表面を有するカソードも
用いる。この反応性ガスをカソード反応材料と燃焼させると、イオンビームと結
合する電子流が生成される。絶縁薄膜を有するカソードの「ポイズン化」により
、イオンビームにさらに多くの電子源を提供する効果が得られる。
【0023】 容易に理解することができるように、本発明の基本的な考え方は、様々な様式
で実現が可能であり、エンハンスされた電子放出面や、様々なスパッタリング用
途用に明確に構成された構成要素の作製技術および利用技術を含む。本出願にお
いて、エンハンスされた電子放出面を作製する技術および利用する技術を、本明
細書に記載の様々なデバイスによって達成されるべき結果の一部として、また、
本発明の利用に固有の工程として、開示している。このような技術は、意図およ
び記載されるデバイスを用いれば自然に得られる結果に過ぎない。さらに、いく
つかのデバイスを開示しているが、これらのデバイスは特定の方法を達成するだ
けではなく、複数の様式で変更が可能である点が理解される。重要なのは、上記
内容の全てに関して、これらの局面全ては、本発明の開示内容に含まれるものと
して理解されるべきである。
【0024】 本発明がデバイス志向の用語で説明される場合、デバイスの各要素は、暗示的
に機能を実行する。説明されたデバイスについて、装置クレームが含まれるだけ
でなく、方法またはプロセスクレームも、本発明および各要素が実行する機能を
示すために含まれ得る。説明も用語もクレームの範囲を限定するように意図され
ていない。
【0025】 様々な変更が本発明の本質を逸脱することなく為され得ることが理解されるべ
きである。そのような変更もまた、説明に暗示的に含まれる。
【0026】 さらに、本発明の様々な各々の要素およびクレームもまた、様々な態様で達成
され得る。この開示が任意の装置の実施形態の変形、方法またはプロセスの実施
形態の変形、または単なるこれらの任意の要素の変形であっても、この開示は、
各々のそのような変形を包括するように理解されるべきである。特に、開示が本
発明の要素に関する場合、各要素についての単語は、機能または結果のみが同じ
場合でさえ、等価な装置用語または方法用語によって表され得ることが理解され
るべきである。そのような等価な、広い、またはさらにより一般的な用語は、各
要素または動作の説明において包括されるとみなされるべきである。本発明の権
利が与えられる暗示的に広い範囲を明らかにすることが望まれる場合に、このよ
うな用語が、代替され得る。1つの実施例のみについて、全ての動作は、その動
作を行う手段として、またはその動作を引き起こす要素として、表され得ること
を理解されたい。同様に、開示された各物理的要素は、その物理的な要素が容易
にする動作の開示を包括することが理解されるべきである。本明細書の最後の局
面に関して、「電子エミッタ」の開示は、明示的に、議論されようとされまいと
、「電子放出」の作用の開示を包括することが理解されるべきである。逆に、「
電子放出」の作用の開示のみがある場合、そのような開示は、「電子エミッタ」
の開示を包括することが理解されるべきである。そのような変形および別の用語
は、説明に明示的に含まれることが理解されるべきである。
【0027】 本出願で記載される任意の参照文献および本出願と共に出願された任意の開示
情報に引用されるすべての参考文献は、参考として、本明細書中に援用されるか
、または、本出願のさらなるテキストまたはさらなる提示物または添付物とみな
されるべきである。しかしながら、これらの記載が(単数または複数の)本発明
者の特許(patenting)と矛盾するとみなされ得る程度まで、そのよう
な記載が、(単数または複数の)本出願人によってなされたものと、明らかにみ
なされるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、イオン源のカソードが反応性ガスが存在する状態で絶縁体膜を成長さ
せ得る材料を含む、本発明の特定の実施形態を示す断面図である。
【図2】 図2は、図1に示す本発明の実施形態の斜視図であり、イオンビームが基板材
料に当てられる。
【図3】 図3は、本発明の1つの実施形態を示しており、イオンビーム内の電荷を中和
し、源の動作をエンハンスするために電子を供給するために用いられるポイズン
化したカソードを有するマグネトロン状のデバイスを示す。
【図4】 図4は、図3に示す本発明の1つの実施形態を示しており、イオン源を囲む環
状の形状を有するマグネトロン状デバイスを示す。
【図5】 図5は、本発明の1つの実施形態を示しており、ぺニング型のイオン源内部に
ポイズン化した表面を有する電子放出デバイスを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シャバリン, アンドリュー アメリカ合衆国 コロラド 80525, フ ォート コリンズ, マックスウェル ド ライブ 4536 Fターム(参考) 5C030 DD03 DE01 DG09 5C034 CC01 CC13 CD10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製のハウジングと、 反応性ガスを受け取る該ハウジングに注入されるガスと、 該ハウジング内に磁場を生じさせる磁場生成手段と、 磁気ギャップの反対側が該ハウジングに取り付けられるカソードを規定する少
    なくとも1つの磁気ギャップと、 該磁気ギャップに近接する該ハウジングの少なくとも1つのアノードと、 反応性材料を含む該ハウジングのカソード部であって、該カソード反応性材料
    表面と該反応性ガスとの反応が、電子放出をエンハンスする絶縁薄膜を形成する
    、カソード部と、 を含む、イオンビーム源。
  2. 【請求項2】 前記カソード反応性材料は、アルミニウム、チタン、シリコ
    ンおよび反応性ガスと反応した場合に絶縁薄膜を形成する材料等の材料群から用
    いられる、請求項1に記載のイオンビーム源。
  3. 【請求項3】 前記反応性ガスは、酸素、フッ化物、および前記カソード反
    応性材料表面と反応した場合に絶縁薄膜を形成する他のガスならびにガスの混合
    物等のガス群から用いられる、請求項2に記載のイオンビーム源。
  4. 【請求項4】 前記カソード表面の一部が反応性材料でコーティングされ、
    該反応性ガスと前記カソード反応性材料表面との反応が絶縁薄膜を形成する、請
    求項1に記載のイオンビーム源。
  5. 【請求項5】 前記カソード反応性材料は、アルミニウム、チタン、シリコ
    ン、および反応性ガスと反応した場合に絶縁薄膜を形成する材料等の材料群から
    用いられる、請求項4に記載のイオンビーム源。
  6. 【請求項6】 前記反応性ガスは、酸素、フッ化物、および前記カソード反
    応性材料表面と反応した場合に絶縁薄膜を形成する他のガスならびにガスの混合
    物等のガス群から用いられる、請求項5に記載のイオンビーム源。
  7. 【請求項7】 電子エミッタと組み合わせるイオンビーム源であって、 イオンビームを生成する源と、 該イオンビームに近接する電子エミッタであって、 磁場を生じさせる磁場生成手段と、 反応性材料表面を含むカソードであって、反応性ガスと該カソード反応性材
    料表面との反応は、電子放出をエンハンスする絶縁薄膜を形成する、カソードと
    を含む電子エミッタと、 該イオンビームとの相互作用のための電子フローを生成するハウジングのカ
    ソード部に接続される電源と、 を含む、イオンビーム源。
  8. 【請求項8】 前記カソード反応性材料は、アルミニウム、チタン、シリコ
    ンおよび反応性ガスと反応した場合に絶縁薄膜を形成する材料等の材料群から用
    いられる、請求項7に記載の電子エミッタと組み合わされるイオンビーム源。
  9. 【請求項9】 前記反応性ガスは、酸素、フッ化物、および前記カソード反
    応性材料表面と反応した場合に絶縁薄膜を形成する他のガスおよびガスの混合物
    等のガス群から用いられる、請求項8に記載の電子エミッタと組み合わされるイ
    オンビーム源。
  10. 【請求項10】 前記ハウジングの前記カソード部が反応性材料でコーティ
    ングされ、前記反応性ガスと前記カソード反応性材料と反応した場合に絶縁薄膜
    を形成する、請求項7に記載の電子エミッタと組み合わされるイオンビーム源。
  11. 【請求項11】 前記カソード反応性材料は、アルミニウム、チタン、シリ
    コンまたは反応性ガスと反応した場合に絶縁薄膜を形成する材料等の材料群から
    用いられる、請求項10に記載の電子エミッタと組み合わされるイオンビーム源
  12. 【請求項12】 前記反応性ガスは、酸素、フッ化物、または前記カソード
    反応性材料表面と反応した場合に絶縁薄膜を形成する他のガスおよびガスの混合
    物等のガス群から用いられる、請求項11に記載の電子エミッタと組み合わされ
    るイオンビーム源。
JP2001514451A 1999-08-02 2000-08-01 イオン源を用いる薄膜堆積システム用のエンハンスされた電子放出表面 Withdrawn JP2003506826A (ja)

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