JP2003505871A - 膜プローブシステム - Google Patents

膜プローブシステム

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JP2003505871A
JP2003505871A JP2001512067A JP2001512067A JP2003505871A JP 2003505871 A JP2003505871 A JP 2003505871A JP 2001512067 A JP2001512067 A JP 2001512067A JP 2001512067 A JP2001512067 A JP 2001512067A JP 2003505871 A JP2003505871 A JP 2003505871A
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エイ スミス ケネス
エイ ベイン マイケル
レーシャー ティモシー
コクシー マーティン
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Abstract

(57)【要約】 好適には延性材料で構成した基板(200)、及び試験デバイス上の接触パッドに接触させるために作製するデバイスの所望形状を有するツール(210)を用意して、このツールを前記基板に接触させる。このツールを前記基板よりも固い材料で構成して、この基板内に窪み(216)を直ちに作製できるようにすることが好ましい。好適にはパターン化した誘電(絶縁)材料を前記基板で支持する。前記窪み内に導電材料を配置し、そして好適に包囲して、前記誘電層の表面からはみ出たものを除去して、全体が平らな表面を提供する。前記誘電層及び前記導電材料の上に導線をパターン化する。そしてポリイミド層を表面全体にわたってパターン化することが好ましい。そしていずれかの適切なプロセスによって前記基板を除去する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 (発明の背景) 本発明は、集積回路(IC)を試験するために通常使用する種類のプローブア
センブリに関するものであり、特に、局所的に制御する方法で、各デバイスのそ
れぞれの入力/出力導体上を摺動する接触子を有して、これらの導体上に通常見
られる表面酸化物を高信頼性で、きれいに払拭して、これにより、プローブアセ
ンブリと各デバイスとの間の良好な電気的接続を保証する膜プローブアセンブリ
に関する 【0002】 電子製品の傾向は、幾何学的形状がますます小さくなる方向にあり、特に集積
回路技術では、非常に多数の個別回路素子を単一基板または「ウエハー」上に製
造している。製造後には、このウエハーを多数の四角形のチップまたは「ダイ(
ダイス)」に分割し、各ダイが、入力/出力接続を行う、金属化した接触パッド
の四角形または他の規則的な配置を提供する。各ダイは最終的には個別にパッケ
ージするが、効率化のために、各ダイ上に形成した回路の試験は、これらのダイ
がまだウエハー上にまとまっている間に行うことが好ましい。通常の手順の1つ
は、平らなステージまたは「チャック」上にウエハーを支持して、このウエハー
を、プローブアセンブリのヘッドに対してX、Y及びZ方向に動かして、プロー
ブアセンブリ上の接触子がダイからダイへと移動して、各ダイに連続して接触す
るようにする。信号、電力、及び接地の各線が、試験測定器からプローブアセン
ブリに伸びて、これにより、各回路をこの試験測定器に接続可能にする。 【0003】 集積回路を試験するために使用する慣例の種類のプローブアセンブリのうちの
1つは、針形のチップとして構成した接触子を提供する。これらのチップをプロ
ーブカード内に形成した中央開口部付近に載置して、開口部の中心かつ下に向か
うように、開口部の半径方向に収束させる。ウエハーを持ち上げて、ウエハー上
のパッドが最初にこれらのチップに接触した点を越えると、これらのチップが上
向きに屈曲して、それぞれのパッド上を前向きに滑って、これによりパッド上に
蓄積した酸化物を除去する。 【0004】 この種のプローブアセンブリの問題点は、針形チップが、その細い幾何学的形
状によって高いインダクタンスを示し、これらのチップを通して行う高周波測定
における信号ひずみが大きいことにある。またこれらのチップが、それぞれのパ
ッド上を払う際に、平らに削るツールとして作用して、これによりパッドの過度
の損傷となり得る。この問題は、プローブが使用中に形を失うほどに屈曲するか
、さもなければ通常の平面内で終了し損なって、先の方にあるチップがそれぞれ
のパッド上を強すぎるほど圧迫する、というほどに重大になっている。また、こ
れらのチップを100ミクロン以下の中心間隔で載置するか、あるいは多行の格子
的なパターンに載置して、より現代的な、より高密度のダイのパッド配置を提供
することは非実用的である。また、この種のプローブアセンブリは25ミクロン以
上の、針形チップの摺動長を有し、このため許容のプロービング(触針)領域内
に留めることがより困難になる。 【0005】 誘導性の損失を低減し、パッドの磨耗を減らしてデバイスの幾何学的形状をよ
り小さくするために、プローブ接触を支持するために、フレキシブル膜構造を用
いる第2の種類のプローブアセンブリが開発されている。このアセンブリでは、
幾何学的形状を良好に規定したリード線を、1層以上の、ポリイミドまたはマイ
ラー(TM)のようなフレキシブル絶縁フィルム上に形成する。分離した層を用いる
場合には、これらの層を結合して、例えば多層の伝送線路構造を形成する。この
フレキシブル構造または膜の中央部では、各導線がそれぞれのプローブ接触子で
終端して、この接触子は膜の外面上に形成されて外向きに突出している。これら
のプローブ接触子を、デバイスのパッドのパターンに一致するように所定のパタ
ーンに配置し、これらの接触子は通常、慣例的にパッドによって規定される平ら
な表面をプローブ(触針)するための盛り上がったバンプ(突起)として形成す
る。膜の内面を支持構造上に支持する。この構造は例えば先端を切ったピラミッ
ドの構造を取ることができ、この場合には、膜の中心部の内面を、先端を切った
支持体の端上に支持して、膜の中間部を、中心部に対して傾斜させて中心部から
引き離して、デバイスのパッドを包囲しうるあらゆる直立成分がなくなるように
する。 【0006】 直前に記述した膜プローブアセンブリに関しては、リード線の幾何学的形状を
慎重に選択することによって過度の配線インダクタンスを排除して、フォトリソ
グラフィープロセスを好適に用いて、プローブ接触子の大きさ、間隔、及び配置
をある程度制御可能にして、より高密度の構成を提供している。しかし、このプ
ローブアセンブリのいくつかの異なる形態が提案されているが、この種のアセン
ブリのパッドの磨耗を低減し、そして各デバイスのパッドから酸化物層を高信頼
性で除去することを達成して、このアセンブリと試験中のデバイスとの間の適切
な電気的接触を保証することについては、困難があった。 【0007】 膜プローブアセンブリの1つの慣例の形態は、例えばRathによる欧州特許公開
番号259,163A2に記載のデバイスが好例である。このデバイスは、剛性支持体に
直接載置したシート状の膜の中央部を有する。この剛性支持体を、エラストマー
(弾性重合体)またはゴムのブロックから構成される弾力性の部材によってアセ
ンブリの本体に接続して、デバイスの傾斜に一致するように、膜を傾斜可能にし
ている。Huffによる米国特許第4,918,383号には密接に関係するデバイスが示し
てあり、ここでは半径方向に伸びる板バネが、剛性支持体の垂直軸方向の動きを
可能にし、剛性支持体が傾斜することを防止して、接触バンプのパッド上での滑
りあるいは「ずれ」(ミスアライメント)が存在しないようにして、さらに、面
全体が水平面内で少し移動して、パッドから表面酸化物を除去するために、接触
子がそれぞれのパッド上を「摺動」するようにしている。 【0008】 しかしこれらのデバイスの両者に関しては、製造上の許容誤差により、接触バ
ンプの一部が、隣り合うものに比べて引っ込んだ位置にありがちであり、これら
の引っ込んだバンプは、剛性支持体上で隣り合うものの作用によってそれぞれの
パッドから引き離されるので、パッドに接触する機会が十分にない。さらに、Hu
ffの方法で「摺動」の動きを行っても、これらの接触子が摺動の動きを行うにつ
れて、摩擦によってデバイスに付着しがちになり、即ち、デバイスのパッドが接
触子と一緒に動いて、接触子が動く効果を帳消しにする。何らかの摺動の作用が
実際に発生するか否かは、パッドの移動可能な距離に依存し、この距離は、プロ
ーブヘッドの各支点面とチャックとの間の通常の許容誤差の結果として存在する
横方向の遊びの程度に依存する。従って、この形態の膜プローブアセンブリは、
各接触子とパッドとの間の高信頼性の電気的接続を保証するものではない。 【0009】 慣例の膜プローブアセンブリの第2の好例は、Barsottiによる欧州特許公開番
号304,868A2に記載のデバイスである。このデバイスは、フレキシブルな膜の中
央部あるいは接触子のある部分用のフレキシブルな裏当て(バッキング)を提供
する。Barsottiの例では、膜をエラストマー部材で直接裏当てして、この部材を
剛性支持体で裏当てして、接触子間あるいはパッド間の小さい変動が吸収される
ようにしている。Gangrothによる米国特許第4,649,339号、Ardezzoneによる米国
特許第4,636,772号、Reed,Jr.他による米国特許第3,596,228号、Okubo他による
米国特許第5,134,365号にそれぞれ記載のように、正圧の空気、負圧の空気、液
体、または裏当てのないエラストマーを使用して、膜用のフレキシブルな裏当て
を提供することも可能である。しかしこれらの代替法のデバイスは、プローブ接
触子とデバイスのパッドとの間に十分な圧力を与えて、パッド面上に形成された
酸化物を高い信頼性で貫通することができない。 【0010】 この第2の形態の膜プローブアセンブリでは、Okuboの例に示すように、滑り
を防止するために接触子の動きをz方向に限定することができ、接触中に、接触
子とパッドとの間にずれが生じる。このためBarsottiの例では、前記エラストマ
ー部材の下にある剛性支持体を所定位置に固定しているが、Huffによる米国特許
第4,980,637号に記載の方法で、この支持体をz軸方向に動くように装着するこ
とも可能である。しかしこの種の設計では、接触子とデバイスとの間に一定量の
傾斜が通常存在し、そしてデバイスの最寄りに傾いた接触子は通常、離れて傾い
た接触子よりもずっと高い接触圧を示すので、パッドの損傷が生じやすい。Garr
etsonによる欧州特許公開番号230,348 A2に記載の関連のアセンブリでは、Garre
tsonのデバイスが、接触子をそれぞれのパッドに加圧接触させた際に、接触子が
横方向に移動するようにしたものであっても、同じ問題が生じる。しかし関連す
る他のアセンブリが、Evansによる米国特許第4,975,638号に記載されており、こ
れは、回動するように装着した、前記エラストマー部材の裏当て用の支持体を用
いて、接触子とデバイスとの間の傾斜を吸収するようにしている。しかしEvans
のデバイスは、デバイスのパッドが回動支持軸として接触子に密着して、これら
の接触子を横方向に移動させる限り、既に記述した摩擦密着の問題が存在する。 【0011】 しかし、慣例の膜プローブアセンブリの他の形態が、Crumlyによる米国特許第
5,395,253号、Barsotti他による米国特許第5,059,898号、及びEvans他による米
国特許第4,975,638号に記載されている。Crumlyの例では、バネを用いて、可伸
張性の膜の中心部を、十分伸張した状態まで弾力的に偏移させている。接触子が
それぞれのパッドに接触している際には、この伸張した中心部がバネに対して反
作用して部分的に弛緩した状態になり、接触子を膜の中心部に向けて、半径方向
に摺動するように引く。Barsottiの例では、各行の接触子をそれぞれのL型アー
ムの端で支持して、接触子がそれぞれのパッドに行状に接触している際に、対応
するアームが上向きに曲がって、接触子の行をそれぞれのパッド上で同時に摺動
させる。しかしCrumly及びBarsottiの両例では、接触の時点で、接触子とデバイ
スとの間に何らかの傾斜が存在して、この傾斜によって、デバイスの最寄りに傾
いた接触子が、デバイスからもっと離れて傾いた接触子よりも一層摺動を行う。
さらに、より短い接触子が、それぞれのパッドに接触する機会を有する前に、隣
接する接触子を制御して摺動させる作用によって摺動方向に強制的に動かされる
。Crumlyのデバイスのさらなる欠点は特に、膜の中心により近い接触子が、膜の
周縁に近い接触子よりも小さく摺動して、接触位置により摺動の効果が変化する
ということである。 【0012】 Evans他の米国特許第5,355,079号では、各接触子が指状の金属バネを構成して
、各指状部を、下にある膜から離して、膜に対して所定の角度で片持ち梁(カン
チレバー)的に装着している。同様の構成がHigginsによる米国特許第5,521,518
号に記載されている。しかし、特に高密度のパターンが必要な場合には、これら
の指状部を元の位置にして、これらの指状部のすべてが共通平面内に収まるよう
にすることは困難である。さらに、これらの指状部は、使用中に屈曲して下の位
置から外れやすく、そして元の位置に容易に戻ることができない。従って、一部
の指状部が、他の指状部よりも前に「着地」(接触)しやすく、そして摺動圧及
び摺動距離が他の指状部と異なりがちである。最後に、Evansの例でも、指状部
間及びパッド間の小角度の傾斜を許容するための適切なメカニズムが存在しない
。Evansの例は、各指状部の表面を粗くして、電気的接続の品質を向上させるこ
とを提案しているが、この粗くすることが、パッド表面に対する無用な削除(ア
ブレーション)及び損傷を生じさせ得る。しかし、Evans及びHigginsの両者の例
のさらなる欠点は、こうした指状部に、比較的少数回の屈曲または応力の反復に
よる「着地」またはデューティサイクルの後に、疲労及び破損が生じやすいとい
うことである。 【0013】 図1に、オレゴン州BeavertonのCascade Microtech Inc.が開発した、膜プロ
ーブアセンブリ42の装着用のプローブヘッド40を示す。シリコンウエハー4
6上に含まれる特定のダイ領域44の電気的性能を測定するために、プローブヘ
ッドの高速ディジタル線48及び/またはシールドした伝送線50を、適切なケ
ーブルアセンブリによって試験器の入力/出力ポートに接続して、前記ダイ領域
のパッドを、膜プローブアセンブリの下部の接触部上に含まれる接触子との加圧
接触にもっていくために、このウエハーを支持するチャック51を、互いに直交
するX、Y、Z方向に移動する。 【0014】 プローブヘッド40はプローブカード52を具え、プローブカード52上にデ
ータ/信号線48及び50を配置する。図2及び図3に示すように、膜プローブ
アセンブリ42は、硬質ポリマーのような非圧縮性の材料で形成した支持要素5
4を具えている。この素子を、4個のアレン(六角)ねじ56及びこれに対応す
るナット58によって、このプローブカードの上側に着脱可能に接続する(各ね
じが支持要素のそれぞれの取付け(アタッチメント)アーム60を通り、分離し
た裏当て要素62が、ねじのクランプ圧を、支持要素の裏側全体に均一に分布さ
せる。)。この着脱可能な接続によれば、異なるデバイスをプローブする必要に
応じて、異なる接触子の配置を有する異なるプローブアセンブリを相互に迅速に
置換することができる。 【0015】 図3、図4に示すように、支持要素54が後向き基底部64を具えて、後向き
基底部64に取付けアーム60を必須のものとして結合する。また、この平らな
基底部から外向きに突出した前向き支持体またはプランジャ66を支持要素54
上に具えている。この前向き支持体は傾斜側面68を具え、傾斜側面68は平ら
な支持面70に向って収束して、この前向き支持体を、先端を切り取ったピラミ
ッドの形状にしている。また図2に示すように、フレキシブルな膜アセンブリ7
2を、前記基底部が具えている整列ピン74によって整列させた後に、前記前向
き支持体に取り付ける。このフレキシブル膜アセンブリは、E.I.Du Pont de Nem
ours販売のKAPKON(TM)、あるいは他のポリイミドフィルムのような1枚以上の絶
縁シートによって形成し、フレキシブルな導電層または導電ストリップを、これ
らのシート間あるいはシート上に設けて、データ/信号線76を形成する。 【0016】 図3に示すように、支持要素54をプローブカード52の上側に装着して、前
向き支持体66がこのプローブカード内の開口部78を通って突出して、前記フ
レキシブルな膜アセンブリの中央領域80上の適切な位置に配置された、試験中
のデバイスのパッドに加圧接触するための接触子を提供する。図2に示すように
、この膜アセンブリは半径方向に伸びたアームセグメント82を具え、アームセ
グメント82は内側に曲がったエッジ(端)84によって分離され、エッジ84
はアセンブリを末広がりの十字の形状にして、これらのセグメントが傾斜側面6
8に沿って傾斜するように広がって、これにより、パッドを囲むあらゆる直立成
分をなくしている。一連の接触パッド86がデータ/信号線76を終端させて、
前記支持要素を装着した際に、これらのパッドが、前記プローブカードの上側に
設けた対応する終端パッドに電気的に接触して、これにより、このプローブカー
ド上のデータ/信号線48が、前記中央領域の接触子に電気的に接続される。 【0017】 プローブアセンブリ42の特徴は、パッド上の酸化物の蓄積にかかわらず、各
サイクル毎に接触子とパッドとの間の概ね高信頼性の電気的接触を提供するよう
な方法で、いくぶん高密度に配列した接触パッドを、多数回の接触サイクルでプ
ローブする能力にある。この能力は、支持要素54、フレキシブルな膜アセンブ
リ72、及びこれらの相互接続方法を組合わせた機能である。特に、膜アセンブ
リ上の接触子が、それぞれのパッドとの加圧接触に至る際に、局所的に制御する
方法で、好適にパッド上を横方向に払拭または摺動するように、膜アセンブリを
構成して前記支持要素に接続する。この摺動動作を生成するための好適なメカニ
ズムを、図6及び図7a、図7bに示す好適な膜アセンブリ72aの構成及び相
互接続に関連させて記述する。 【0018】 図6に、膜アセンブリ72aの中央領域80aの拡大図を示す。この好適例で
は接触子88を、正方形状に配列されたパッドとの接触に適した正方形状のパタ
ーンに配列している。また図7aに、図6の線7a−7aに沿って切断した断面
図を示し、ここでは各接触子が、一端に接触バンプ92を形成した比較的厚い剛
性のビーム(梁材)90を具えている。この接触バンプはその上に接触部93を
具え、接触部93はこの接触バンプにヒューズ結合したロジウム塊で構成される
。電気メッキを用いて、各ビームを、フレキシブルな導電線路76aの端に重な
って接続する形に形成して、この導電線路との接合部を形成する。この導電線路
は、フォトリソグラフィープロセスを用いて寸法を確立するので、背面導電層9
4と合同して、インピーダンスを制御される、接触子へのデータ/信号線を有効
に提供する。この背面層は、例えば製造中のガス排出を助けるための開口部を具
えていることが好ましい。 【0019】 前記膜アセンブリを平らな支持面70に、間に挟んだエラストマー層98によ
って相互接続して、このエラストマー層は前記支持面と共に拡張可能であり、Bo
rden社製造のELMER'S STICK-ALL(TM)あるいはDow Corning社製造のSylgard 182
のようなシリコンゴムの化合物によって形成することができる。この化合物は、
固まる間のペースト状の段階において好都合に適用することができる。前述した
ように、前記平らな支持面を非圧縮性材料製にして、これはポリスルホンまたは
ガラスのような硬質の誘電体であることが好ましい。 【0020】 上述した構成によれば、図7bに示すように、接触子のうちの1つがそのパッ
ド100と加圧接触した際に、剛性のビーム90及びバンプ92の構造上に生じ
る偏心力がこのビームを、エラストマーパッド98が供給する弾性復元力に対し
て回動または傾斜させる。この傾斜の動作は、ビームの前部102が、平らな支
持面70に向って、同じビームの後部104よりも大きい距離を移動するという
意味で、局所的に留まる。その効果は、図7bに示すように、接触子をパッド上
で横方向に摺動させるものであり、図7bでは、パッド上の接触子の、始点及び
終点位置をそれぞれ破線及び実線で表わす。このようにして、各パッド上に蓄積
した絶縁酸化物を除去して、接触子−パッド間の適切な電気的接続を保証する。 【0021】 図8に、最初に接触または「着地」した瞬間の88とパッド100との相対位
置を破線で示し、パッドが平らな支持面70に向って距離106だけ垂直方向に
「行き過ぎた」後の、同じ構成要素の相対位置を実線で示す。図に示すように、
横方向の摺動の動きの距離は、接触子88の垂直の屈曲量に依存し、あるいはこ
れと等価な、パッド100が移動した行き過ぎ距離106に依存する。従って、
中央領域80a上の接触子毎の行過ぎ距離がほぼ同じ(接触の高さの変化から生
じる差異)であるので、各接触子が中央領域上で横方向に摺動する動きの距離は
ほぼ均一であり、特に、中央領域上の各接触子の相対位置に影響されることがな
い。 【0022】 エラストマー層98を非圧縮性の支持面70で裏当てしているので、このエラ
ストマー層が、傾斜した各ビーム90上、従って各接触子93上で復元力を出し
て、摺動中の接触子−パッドの圧力を維持する。同時に、このエラストマー層が
各接触子間の高さの変化をある程度吸収する。このため、図9aに示すように、
比較的短い接触子88aを、じかに隣接した一対の比較的高い接触子88bの間
に配置し、そしてこれらのより高い接触子をそれぞれのパッドに接触させた際に
は、図9bに示すように、エラストマー層の変形によって、パッドへのさらなる
行過ぎの後に、より小さい接触子がパッドとの接触に至る。なおこの例では、各
接触子の傾斜作用を局所的に制御して、特に、より大きい接触子を、より小さい
接触子とは無関係に傾斜可能にして、より小さい接触子がパッド上に実際に着地
するまで、より小さい接触子が横方向に動かされないようにする。 【0023】 図10及び図11に、こうしたビーム構造を構成するための電気メッキのプロ
セスを示し、これは図8に示したように、支持面70を規定する非圧縮性材料6
8、及びエラストマー層98のような、この上に取付けた基板材料を具えている
。フレキシブル回路構成技法を用いて、フレキシブル導電線路76aを犠牲的な
基板上にパターン化する。次に、ポリイミド層77をパターン化して、この犠牲
的な基板の全面、及びビーム90の所望位置である導線76a上の一部を除いて
、導線76aの全体をカバーする。ビーム90を、ポリイミド層77中の開口部
内で電気メッキする。その後に、フォトレジスト79の層を、ポリイミド77及
びビーム90の表面上にパターン化して、接触バンプ92の所望位置用に、この
開口部を残す。そして接触バンプ92を、フォトレジスト層79中のこの開口部
内で電気メッキする。フォトレジスト層79を除去して、より厚いフォトレジス
ト層81をパターン化して、接触部93用の所望位置以外の露出面をカバーする
。そして接触部93を、フォトレジスト層81中の開口部内で電気メッキする。
そしてフォトレジスト層81を除去する。前記犠牲的な基板層を除去して、残っ
た層をエラストマー層98に取り付ける。図12により正確に示すように、出来
上がった複数のビーム90、接触バンプ92、及び接触部93は、独立した傾斜
、及び独立してデバイスを摺動する機能を提供する。 【0024】 不都合なことに、前述した構成技法により、多くの不所望な特性を有する構造
ができる。 【0025】 第1には、互いに隣接したいくつかのビーム90、接触バンプ92、及び接触
部93(これらの各々をデバイスと称することがある)に、電気メッキ槽内で、
異なる局所的電流密度が生じて、これにより、多くのビーム90、接触バンプ9
2、及び接触部93に高さの差が生じる。また、電気メッキ槽内での異なるイオ
ン密度、及び電気メッキ槽内での「ランダム」な変化によっても、多くのビーム
90、接触バンプ92、及び接触部93に高さの差が生じる。多くのビーム90
、接触バンプ92、及び接触部93の三者の異なる高さが合わさったものが、多
くのデバイスの全高に含まれる。従って、多くのデバイスが他のデバイスと大幅
に異なる高さを有する。デバイスの高さが可変の膜プローブを使用することは、
すべての接触部93が試験デバイスとの適切な接触を行うことを保証するために
、すべてのデバイスが等しい全高を有する場合に必要な圧力よりも大きな圧力を
必要とする。小領域内の2000個以上のデバイスのような、高密度膜プローブ用に
は、各デバイスに必要な追加的圧力を集積した効果が、プローブヘッド及びプロ
ーブステーション(台座)について許容される合計力を超過しうる。またこの過
剰な圧力が、プローブステーション、プローブヘッド、及び/または膜プローブ
アセンブリの屈曲及び破損を生じさせることもある。これに加えて、最小高のデ
バイスとの適切な接触を行うために必要なまでに増加させた圧力によって、最大
高を有するデバイスが試験デバイス上のパッドを損傷させることがある。 【0026】 第2には、デバイス間のピッチ(間隔)を低減する能力が、ポリイミド層77
、及びフォトレジスト層79及び81上における、電気メッキプロセスの「マッ
シュルーム」効果によって限定される。この「マッシュルーム」効果は制御する
ことが困難であり、ビーム90、接触バンプ92、及び接触部93の幅に変化を
生じさせる。ビーム90、接触バンプ92、あるいは接触部93の高さが増加す
ると、「マッシュルーム」効果が一般に増加して、これにより、それぞれの部分
の幅が増加する。1つの部分の幅が増加すると、一般にデバイス全体がより広幅
になって、接触部93どうしの最小間隔が増加することになる。あるいはまた、
ビーム90、接触バンプ92、あるいは接触部93の高さが減少すると、一般に
「マッシュルーム」効果の幅が減少して、これにより、接触部93どうしの最小
間隔が減少する。しかし、接触部93の高さを、各ビーム90と比べた十分低減
していれば、使用中には、ビーム90の後端が十分傾斜して、許容位置にある試
験デバイスに、即ち接触パッドを外れて接触することがある。 【0027】 第3には、接触バンプ92上の接触部93のように、第2金属層を第1金属層
の上に直接メッキすることが、特にニッケルを使用する際には困難である。接触
バンプ92と接触部93との間の結合物を提供するために、銅または金のような
境界シード層を用いて、改善した相互接続を行う。不都合なことに、この境界層
のせん断強度がより低いために、この境界シード層がデバイスの横方向の強度を
低下させる。 【0028】 第4には、不均一な面上にフォトレジスト層を加えることが、現実には、準正
角になりがちであり、フォトレジスト材料そのものの厚さが不均一になる。図1
3に示すように、ビーム90の隆起部上のフォトレジスト層79(及び81)が
、ポリイミド77の低い部分上のフォトレジスト層79(及び81)よりも厚く
なりがちである。これに加えて、フォトレジスト79(及び81)の厚さが、ビ
ーム90の密度に応じて変化しがちである。従って、より高密度のデバイス間隔
を有する膜プローブ領域では、より低密度のデバイス間隔を有する膜プローブ領
域よりも、フォトレジスト層79(及び81)が平均的に厚い。フォトレジスト
層79(及び81)の露光及びエッチング処理中には、処理の継続時間をフォト
レジスト層79(及び81)の厚さに応じたものとする。フォトレジストの厚さ
が可変であることにより、フォトレジストを適正に処理して、均一な開口部を提
供することは困難である。さらに、フォトレジスト層79(または81)のより
薄い領域が過剰露光されがちであり、大きさが変化した開口部ができる。また、
フォトレジスト層79(または81)の厚さが大きくなると共に、その厚さの変
動も大きくなる。従って、フォトレジストの使用は、多くの処理上の問題を生じ
させる。 【0029】 第5には、ビーム90を線路76a上に、接触バンプ92をビーム90上に、
そして接触部93を接触バンプ92上に整列させるために、別個の整列プロセス
が必要になる。各整列プロセスには固有の変形があり、これらは各部分の大きさ
を決めるに当たって明らかにしなければならない。接触部93の最小の大きさは
主に、必要な横方向の強度、及びその内部の最大許容電流密度によって規定され
る。接触バンプ92の最小の大きさは、整列の許容誤差が明らかになれば、接触
部93の最小の大きさによって規定され、これにより接触部93が接触バンプ9
2上に明確に構成される。ビーム90の最小の大きさは、接触部93を見て、か
つ整列の許容誤差が明らかになれば、接触バンプ92の最小の大きさによって規
定され、これにより接触バンプ92がビーム90上に明確に構成される。従って
、接触バンプ92及び接触部93の許容誤差の合計が、接触部93の最小の大き
さと共に、デバイスの最小の大きさを規定し、従って接触パッド間の最小ピッチ
を規定する。 【0030】 従って所望されるものは、デバイスの高さをより均一にし、デバイスの間隔を
低減し、横方向の強度を最大化した、所望の幾何学的形状かつ適正な整列の、膜
プローブの構成技法及び構造である。 【0031】 (発明の概要) 本発明は、好適には延性(ダクタイル)材料で構成した基板を提供することに
よって、前述した従来法の欠点を克服するものである。試験デバイス上の接触パ
ッドに接触するための、本発明による所望形状のデバイスを有するツールを、前
記基板に接触させる。このツールを前記基板よりも硬い材料で構成して、この基
板の内部に窪みを直ちに作製可能にすることが好ましい。好適にはパターン化し
た誘電(絶縁)層を前記基板によって支持する。導電材料を前記窪み内に配置し
、そして好適にはメッキして、前記誘電層からはみ出たものを除去して、全体が
平らな面を提供する。前記誘電層及び前記導電材料上に線路をパターン化する。
そして表面全体にわたってポリイミド層をパターン化することが好ましい。そし
て前記基板を、適切なプロセスによって除去する。 【0032】 本発明の前述した目的及び他の目的、特徴、及び利点は、以下の図面を参照し
た実施例の詳細な説明から、より明らかになる。 【0033】 (好適実施例の詳細な説明) 以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。 現在採用している膜プローブの構成技法は、基板上に製造した追加的な層を支
持するための平らな剛性の基板から開始する。ピッチを低減して、デバイスの均
一性を増加させることは、一層複雑かつ高価な処理技法を必要とする。支持基板
上に「ボトムアップ(下から積み重ね)」して層を構成する現在の技法と直接対
比して、本願の発明者は、適切なツールを用いることによって、基板を圧印(表
面鋳造加工)して、所望のビーム、接触バンプ、及び接触部を作製することがで
きるという認識に至った。そして残りの層をこのビーム上に「トップダウン(上
から積み重ね)」で構成する。その後に、基板そのものを除去する。 【0034】 図14に示すように、基板200は、アルミニウム、銅、鉛、インジウム、真
鍮、金、銀、白金、またはタンタルのような延性材料から構成することが好まし
く、厚さは10ミル〜1/8インチ(0.254mm〜3.175mm)であることが好ましい。基
板200の上面202は平面であることが好ましく、以下に記述するように、光
学的な清澄性のために研磨して外見を向上させる。 【0035】 図15に示すように、ツール、特に「ディンプリング(窪み作製)」ツール2
10を、試験デバイス上の接触パッドに接触するための結果的なデバイスの所望
形状を有するヘッド212付きで構成する。ディンプリングツール210は、デ
ィンプリング機(図示せず)に接続するための突起214を具えている。基板2
00の上面202に接触すべく方向付けしたヘッド212を有するツール210
を、ディンプリング機によって支持する。ツール210を、基板200よりも硬
い材料で構成して、基板内へのディンプル(窪み作製)を直ちに行えるようにす
ることが好ましい。ツール210用に適した材料は例えば、ツール鋼、カーバイ
ド、クロム、及びダイヤモンドである。好適なディンプリング機は、正確なx、
y、及びz制御を有するプローブステーションである。他のいずれの適切なディ
ンプリング機も同様に使用できることは明らかである。図16に示すように、ツ
ール210を基板200の上面202に加圧接触させて、図17に示すように、
ツール210を基板200から除去すると、ツール210の形状に整合する窪み
216ができる。ツール210を用いて、図6に示すような所望のパターンに整
合する複数の窪み216を基板200内に作製する。逆に、ツール210を静止
保持して、基板200の上面202がツール210に加圧接触するまで、この基
板をz方向に移動させてることができ、ツール210を基板200から除去する
と、このツールの形状に整合する同じ窪み216ができる。 【0036】 図18に示すように、ポリイミド220を窪み216の周囲にパターン化する
。他のいずれの適切な絶縁層または誘電層も同様に使用できることは明らかであ
る。ポリイミド層220をパターン化するプロセスにおいて、ポリイミド層22
0の露光及びエッチングプロセス中に、ポリイミドを窪み216から除去するこ
とは幾分困難である。このことは、窪み216が急に傾斜した側面を有して比較
的深い際に、特に正しい。あるいはまた、ポリイミド層220を、窪み216が
所望される基板200内の位置にある開口部と共に、基板200の上面202上
にパターン化する。その後にツール210を用いて、ポリイミド層220内に設
けた前記開口部を通して、基板200内に窪み216を作製する。この代案の技
法は、ポリイミド層220を窪み216から適切に除去する困難なプロセスを除
外するものである。 【0037】 前記開口部を窪み216用に精密に整列させるための十分な許容誤差を有する
、ポリイミド層220を露光するためのマスクを製造することは高価になる。ツ
ール210をディンプリング機と組合わせて、ポリイミド層220を比較的廉価
で幾分不正確なマスクで露光及びエッチングしてできた開口部のうちの1つの正
確な位置に合わせて整列させることができる。本願の発明者は、マスクの局所領
域、従ってこの領域からできた開口部が、ディンプリング目的のためには、比較
的良好に整列する傾向にあるという認識に至った。同様に、マスクの互いに離れ
た領域は、ディンプリング目的のためには、比較的良好には整列しない傾向にあ
る。従って、正確なディンプリング機で基板200を自動的にディンプリングし
て、互いに離れた多数の窪み216を有する予期したパターンに整合させること
は、ディンプリングツールが、最初の整列点から離れた領域の開口部に正確に合
うように整列していないことになる。この整列プロセスの精度を改善するために
、本願の発明者は、ディンプリング機を、ポリイミド層220内の異なる位置に
ある実際の開口部に合わせて再整列させて、全体の整列は幾分ずれているが、各
局所領域では比較的正確に整列しているようにすることができる、という認識に
至った。このようにして、比較的廉価なマスクを使用することができる。 【0038】 前記ディンプリング機が、正確なz軸の移動を行って、各窪みの深さを同等に
するか、あるいはほぼ同等にすることが好ましい。図19に示すように、十分正
確なz軸の移動が得られない場合には、作り付けのz軸止め具242を有するデ
ィンプリングツール240を使用することができる。z軸止め具242はヘッド
244から外向きに伸びる突起であり、ポリイミド220の上面上かあるいは基
板200の上面202に置かれている。z軸止め具242は、ディンプリングツ
ール240を使用する前にポリイミド層220を事前にパターン化しているか否
かを考慮に入れて、ヘッド244に対して適正な深さが得られるような位置にす
る。 【0039】 図20に示すように、導電材料250をポリイミド220及び基板200上に
電気メッキして、これにより窪み216を、ニッケル及びロジウムのような導電
材料250で満たす。他のいずれか適切な技法を用いて、この導電材料を窪み2
16内に入れることができることは明らかである。そして導電材料250を好適
にラッピング(包囲)して、ポリイミド層220の上面からはみ出たものを除去
して、全体が平らな面を提供する。好適なラッピングプロセスは、化学機械的な
平坦化プロセスである。導線252をポリイミド層220及び導電材料250上
にパターン化する。導線252は、銅、アルミニウム、または金のような良好な
導体であることが好ましい。そしてポリイミド層254を全表面上にパターン化
する。さらなる金属層及び誘電層を形成することができる。そして、塩酸(HCL
15%)または硫酸(H2SO4)でのエッチングのような適切なプロセスによって基
板200を除去する。塩酸及び硫酸はポリイミド層220とも、ニッケルまたは
ロジウムのような導電材料250とも反応しない。ポリイミド層254を、これ
に代えて、いずれの適切な絶縁体または誘電層とすることもできることは明らか
である。 【0040】 図21に示すように、出来上がったデバイスの接触部260を、低い接触抵抗
を有するように好適に選択して、試験デバイスとの良好な電気的接続を行うこと
ができる。ニッケルは比較的低い接触抵抗を有するが、ロジウムはさらに低い接
触抵抗を有し、かつニッケルよりも耐磨耗性である。従って、窪み216をロジ
ウムの層でコーティング(被覆)することが好ましい。通常の処理技法を用いて
、ロジウムの厚さを約5ミクロンに制限する。出来上がったデバイスがロジウム
の外部層を具え、そして特に接触部260を、ニッケルのような残りの導電材料
または非導電性の充填物で満たす。この導電材料は、窪み全体を満たす必要がな
い。 【0041】 前述した「トップダウン」の構成プロセスは、支持基板上に層を構成する慣例
の「ボトムアップ」処理技法を上回る多数の利点を提供する。これらの利点は、
特性を改善したデバイスを構成する能力を提供する。 【0042】 第1には、出来上がったデバイスに高さの制限がないことであり、以前には、
フォトレジスト処理の限度による制限がおかれていた。いずれの適切な高さを有
するデバイスを構成する能力も、フォトレジスト内の長く狭い開口部内に電気メ
ッキしようとするという困難なことによっておかれる制限を緩和する。 【0043】 第2には、デバイスの接触部260の高さが、実際には機械的であるツール作
業プロセスのみによって規定されるので、この高さが極めて均一になる。電気メ
ッキ槽の異なる局所的電流密度、電気メッキ槽内の異なるイオン密度、及び電気
メッキ槽内の「ランダム」な変化が、出来上がったデバイスの全体形状及び高さ
に影響することを排除することができる。デバイスの高さがほぼ均一であること
に伴い、試験デバイスとの適切な接触を行うために必要な力が小さく、このため
、プローブステーション、プローブヘッド、及び/または膜プローブアセンブリ
が屈曲及び破損することの起こりやすさが減少する。また、デバイスの高さがほ
ぼ均一であることによって、過剰な圧力で試験デバイス上の接触パッドが損傷す
ることの起こりやすさが減少する。 【0044】 第3には、境界層を必要としない1回の堆積プロセス中に、デバイスを単一の
均質材料で構成するので、デバイスの接触部260がより強くなり、以前には境
界層が複数の処理ステップを必要としていた。これにより、接触部の大きさを、
境界層の最小せん断力による限界ではなく、試験中にこれらの接触部内に許容さ
れる最大電流密度による限界まで低減することが可能になる。 【0045】 第4には、出来上がったデバイスの形状をカスタマイズ(顧客対応)して、異
なる材料を効果的にプローブ(触針)することができる。機械的強度、安定性、
及び完全性を提供しつつ、デバイスの形状を、85度のように急な側壁の角度を有
するものにすることができる。急な側壁によって、ますます高密度になる試験デ
バイス上の接触パッド配列用に、デバイスをより高密度にできるように、より狭
幅のデバイスを構成することが可能になる。さらに、側壁の角度が基板の結晶構
造には依存しない(例えば独立である)。 【0046】 第5には、前記接触部の形状の詳細が既知であり、そしてデバイス間で均一で
あり、これにより試験デバイスの接触パッドとの均一な接触が可能になる。 【0047】 第6には、各デバイスを同一のツール作業プロセスを用いて構成しているので
、出来上がったデバイスの異なる部分が極めて均一に整列している。各デバイス
の低い部分(前記ビーム及び接触バンプ)を、前記接触部に対して正確に整列さ
せて、フォトレジストプロセス及び電気メッキプロセスに固有の、処理による変
動を吸収するための追加的な余裕を設ける必要がなくなる。また、電気メッキプ
ロセスの「マッシュルーム」効果を排除することができ、これによってもデバイ
スの大きさが低減される。異なるデバイス300の整列の変動を低減し、実質的
に排除することによって、密度が増加している試験デバイス上の接触パッドに適
した、大幅に低減したピッチを得ることができる。 【0048】 第7には、出来上がったデバイスの形状を誂え形状にして、最適な機械的性能
を提供することができる。発明の背景の部分に記述したような摺動機能を提供す
るために、このデバイスは接触子上に傾斜したビーム及びバンプを有すべきもの
である。デバイス300は、その尾部302と接触部260との間に傾斜面30
4を具えることができる。傾斜面304が、デバイス300の長手部分に沿った
強度を増加させて、これにより尾部302を頭部306よりも薄くすることが可
能になる。デバイス300の傾斜プロセス中にデバイスに加わるトルク力は、デ
バイス300の長手上で減少しがちであり、これに対応してデバイス300は、
傾斜面304によって規定される、より薄い材料を有する。より薄い尾部302
及びこれに隣接した材料によって、過剰な傾斜が生じた場合に、デバイス300
の尾部302が試験デバイスに影響を与える可能性がより小さくなる。デバイス
300の改良した形状は、必要な金属材料の量も低減する。 【0049】 第8には、「ルックアップ(検査)」カメラを用いて、膜プローブの低い部分
の画像を得て、試験デバイス上の接触パッドに対するデバイス300の精密な位
置を決定することができる。「ルックアップ」カメラを用いることにより、膜デ
バイスを接触パッドに対して自動的に整列させることが可能になり、これにより
自動試験を実行することができる。膜プローブ上のデバイス300の画像を得る
ために、「ルックアップ」カメラは通常ライトを利用して、デバイス300を照
明する。不都合なことに、慣例の平面処理技法によって、ビーム上、接触バンプ
上、及び接触部上に比較的平らな面が、「ルックアップ」カメラに垂直な向きに
できて、これらの各面が光を「ルックアップ」カメラに向けて反射する。すべて
の面から反射して「ルックアップ」カメラに戻る光が頻繁に、接触部260の正
確な位置に関して混乱を生じさせる。デバイス300の傾斜面304は、低い位
置に置いた「ルックアップ」カメラから離れた所に入射光を反射しがちであるが
、接触部306は、低い位置に置いた「ルックアップ」カメラに向けて入射光を
反射しがちである。主に接触部306から「ルックアップ」カメラに戻る光が、
この接触部の正確な位置に関して生じさせる潜在的な混乱は、より少ない。 【0050】 9番目には、基板200の上面202の初期研磨によって、この上にパターン
化するポリイミド層用の、滑らかな整合下面ができる。基板200をエッチング
除去、あるいは他の除去をした後に、ポリイミド層220の下面が滑らかになり
、出来上がったポリイミド層220は一般に、光学的に清澄である。従って、導
線と金属化したデバイス300との間の空間は光学的に比較的透過性であり、こ
のためデバイスを位置決めするオペレータ(操作者)は直ちに、導線とデバイス
との間にあるデバイスを透視することができる。このことは、さもなければ隠れ
て見えないデバイス上に膜プローブを手動で位置決めするオペレータの手助けと
なる。これに加えて、デバイス300のピラミッド形は、オペレータが、試験デ
バイス上の接触パッドに対する接触部の正確な位置を、より容易に決めることを
可能にして、この位置は以前には、広幅のビーム構造によって(接触部に関して
は)隠れていた。 【0051】 第10には、図22に示すように、デバイスの接触部260をロジウム340
の外面付きで構成することが好ましく、ロジウムは通常、約5ミクロンの厚さだ
け有効にメッキすることができる。ロジウムのメッキプロセスは準正角的であり
、このため出来上がった層は、外部側面352及び354に対して垂直な方向に
約5ミクロンの厚さである。前記接触部の最上部350の幅、及びツール210
の側面352及び354の角度は、両側面352及び354上にメッキしたロジ
ウム340が好適に結合してV形を形成するように選択する。デバイスの残り部
分はニッケルにすることが好ましい。ロジウム340の厚さは、外部側面に対し
て垂直な方向には5ミクロンのみであるが、デバイスの最上部350から直下の
方向の厚さは5ミクロンより大きい。従って、使用中に概ね最上部350から直
下方向に磨耗する接触部が、最上部を単に厚さ5ミクロンのロジウムでメッキし
た場合よりも長く存続する。 【0052】 第11には、試験デバイスの接触パッド上に、前述した摺動効果をもたらすよ
うに、接触部260の表面組織を選択することができる。特に、前記ツールが対
応する接触部上に粗くした表面パターンを具えて、すべてのデバイスに均一な表
面組織を提供することができる。 【0053】 第13には、本発明の構成技法の使用は、処理ステップ数を減少させたことに
より、デバイスの構成を比較的迅速にして、結果として実質的にコストを節減す
る。 【0054】 前述した構成技法は、デバイスの形状に関していくつかの利点をもたらし、さ
もなければデバイスの形状は、構成不可能でないにしても構成困難である。 【0055】 第1には、前記ツールが、摺動作用を望まない場合には単純なバンプのような
いずれの所望の形状も提供することができる。 【0056】 第2には、単に金属の一部をより大きな接触バンプによって支持することとは
対照的に、接触部260まで傾斜した試験デバイスの支持側面が、支持部260
用の優秀な機械的支持を提供する。こうした傾斜側面からの支持により、この接
触部がデバイスから離れる恐れをなくして、この接触部をより小さくすることが
できる。より小さい接触部は、デバイスが傾斜して試験デバイスの接触パッドの
表面に蓄積した酸化物を貫通する際に、この接触パッドとの接触の改善を行う。
これに加えて、デバイスの尾部302を、このデバイスの残りの部分よりも実質
的に薄くして、これにより、試験中にデバイスを傾斜させた際に、尾部302が
試験デバイスの接触パッドに衝撃を与えることの起こりやすさを低減する。 【0057】 第3には、プローブヘッドが所定の圧力を加えるものとすれば、デバイスの接
触部が加える圧力が、デバイスの回転の中心を変化させることによって変化する
。デバイスの回転の中心は、デバイスの長さ、及びこのデバイスに対する前記接
触部の位置/高さを選択することによって選択することができる。従って、前記
圧力を所望のように選択して、2つの異なる接触パッドの特性を整合させること
ができる。 【0058】 第4には、図23に示すように、デバイス上の痕跡が三角形であることは、デ
バイスの横方向の高い安定性を可能にしつつ、デバイス間のピッチの低減を可能
にする。デバイスの接触部403を、試験デバイスの多数の接触パッド用に、直
線状の配列に整列させることが好ましい。あるいはまた、デバイスの三角形部分
を互いに逆向きに整列させる。 【0059】 第5には、デバイスの下面から高く持ち上げた接触部を構成することができる
ことにより、デバイスの高さ及び構造的な強度を引き続き維持しつつ、デバイス
下面の必要な移動量を小さくして、デバイスが摺動動作を行うことが可能になる
。試験中に良好な電気的接触を行うためのデバイスの下面の移動量が小さいこと
により、デバイスの下面より下の層の応力が低減される。従って、ポリイミド層
及び導線が破断されることの起こりやすさが低減される。 【0060】 ハンダ(ソルダー)バンプ上の酸化物層、あるいはプリント回路ボード上のハ
ンダバンプのような、「フリップチップ」パッケージ(封止)技術で使用すべき
ウエハー上のハンダボールをプローブする際に、これらの上に発達した酸化物層
は、有効に貫通させることが困難である。図24に示すように、慣例の膜プロー
ブの接触部をハンダバンプ上に接触させる際には、酸化物285が接触部289
と共にハンダバンプ287中に押し込まれがちであり、貧弱な相互接続になる。
慣例の針プローブをハンダバンプ上で用いる際には、これらの針がハンダバンプ
上で滑って、ハンダバンプ内で下向きに屈曲して、針上に屑を集めがちであり、
針プローブの清掃は時間がかかって面倒なことである。さらに、針プローブが不
均一なプローブ痕跡をハンダバンプ上に残す。フリップチップに使用したハンダ
バンプをプローブする際には、ハンダバンプの上部に残ったプローブ痕跡が、そ
の中にフラックスを捕えがちであり、これを過熱した際に破裂して、相互接続を
劣化させるか、さもなければ破壊する。図25及び図26に、ハンダバンプをプ
ローブするのに適した、改善したデバイス構成を示す。デバイスの上部に、垂直
方向から15度のように急傾斜した一対の側面291及び293を具え、これらの
側面は好適に研磨してある。傾斜側面291及び293は、これらの頂点に尖鋭
な稜線295を形成することが好ましい。側面291及び293の角度を、これ
らの側面とハンダバンプ上の酸化物との間の摩擦係数に関連して選択して、酸化
物で被覆された表面を、主に側面291及び293の表面に沿って滑りやすくす
るか、さもなければ切り取られるようにして、デバイスがハンダバンプを貫通す
るにつれて、この被覆された表面が、これらの側面に乗って大きく移動しないよ
うにする。図27に示すように、前記実質的に尖鋭な稜線は、接触後に、ハンダ
バンプ全体にわたって伸びる痕跡(戻り止め)も提供する。その後に、ハンダバ
ンプをフラックスとともに加熱することによって、フラックスがハンダバンプの
側面から出ることになり、これにより破裂の可能性を回避することができる。こ
れに加えて、結果的にハンダバンプ上に残った痕跡が現実に均一になり、これに
より、ハンダバンプの製造者が設計において、出来上がった痕跡について説明す
ることができる。また、デバイスがハンダバンプとの加圧接触を行うのではなく
、ハンダバンプに切り込みやすいので、デバイスに加えるべき必要な力がより少
なくなる。前側面よりも平らな表面405は、ハンダボール(バンプ)内に深く
切り込みすぎることを防止する。 【0061】 図28に示すように、ハンダバンプを試験するためのより広い接触領域を提供
するために、ワッフルパターンを使用することができる。 【0062】 図29に示すように、代案のデバイスは、好適にはアーチ(弓形)315の端
にある一対の突起311および313を具えている。突起311と313との間
隔は、試験すべきハンダバンプ317の直径未満であることが好ましい。こうし
た配置によって、突起311及び313がハンダバンプ317の側面に当たって
、これによりハンダバンプ317の上部に痕跡を残さない。ハンダバンプ317
の側面上の痕跡によって、その後に使用するフラックスが、この痕跡内に捕えら
れて破裂することが、より少なくなる。これに加えて、デバイスをハンダバンプ
317の中心に合わせて整列していなくても、突起311及び313の一方がな
お一層、ハンダバンプ317に当たりやすくなる。 【0063】 以前のデバイス構成技法でできたデバイスは、かなり大きく、かつ確実に整列
させることが困難な接触部を具えていた。図30に示すように、本発明により改
善した技法によって、本願の発明者は、膜プローブを使用して、試験デバイス上
の接触パッドへの「真の」ケルビン接続を行うことができるという認識に至った
。一対のデバイス351及び353を、これらの接触部355及び357が互い
に隣接するように整列させる。この配列によって、一方のデバイスをケルビン試
験の構成の「力」として、他方のデバイスを「感知」部分とすることができる。
接触部355及び357が共に、試験デバイス上の同じ接触パッドに接触する。
ケルビン接続のより詳細な分析については、Fink, D.G.編集の、Electronics En
gineers' Handbook, 1st ed.、McGraw-Hill出版社、1975年、17〜61節、17〜25
ページの"The Kelvin Double Bridge"、及び米国特許出願番号08/864,287に記載
されており、これらの両者を参考文献として本明細書に含める。 【0064】 本発明により構成したデバイスには、使用する技法、所望の使用法、及び達成
した構造に応じて、前述した利点の全部または一部が存在することは明らかであ
る。 【図面の簡単な説明】 【図1】 プローブヘッドに固定した膜プローブアセンブリ、及びこのアセンブ
リによってプローブ(触針)するのに適した位置のチャック上に支持したウェハ
ーの透視図である。 【図2】 支持要素及びフレキシブル膜アセンブリを含めた、図1のプローブア
センブリの種々の部品の下面図、及びこの膜アセンブリ上の対応する線に接続し
たデータ/信号線を有するプローブカードの破断図である。 【図3】 図1の膜プローブアセンブリの側面図であり、膜アセンブリの一部を
破除して、支持要素の隠れた部分を示している。 【図4】 好適な支持要素の上面図である。 【図5】 図5a、図5bは、支持要素及び膜アセンブリを傾斜させて、試験中
のデバイスの向きに合わせることができる方法を示す側面図である。 【図6】 図2の膜アセンブリの構成の中央の領域を拡大した上面図である。 【図7】 図7a、図7bは、図6の線7a−7aに沿って切り取った断面図で
あり、最初に接触前の接触子を示し、次に接触後の同じ接触子、及びこの接触子
のパッド上を摺動する動きを示す。 【図8】 図7a、図7bの接触子が最初に「着地」した瞬間を破線で示し、パ
ッドがさらに垂直に行き過ぎた後の瞬間を実線で示した側面図である。 【図9】 図9a及び図9bは、エラストマー層が変形して接触子がパッドに接
触する様子を示す図である。 【図10】 図8のデバイスの長軸方向の断面図である。 【図11】 図8のデバイスの横断面図である。 【図12】 図10及び図11に示すデバイスをより精密に描いた図である。 【図13】 図11に示すデバイスの詳細図であり、処理中にできる不均一な層
を示す。 【図14】 基板を図式的に示した図である。 【図15】 ツール、特に本発明のディンプリングツールの好適実施例を図式的
に示した図である。 【図16】 図15のツールが図14の基板に接触するところを図式的に示した
図である。 【図17】 図15のツールが図14の基板に接触した後の、図14の基板を図
式的に示す図である。 【図18】 上にポリイミド層を支持している図14の基板の断面図である。 【図19】 図16のツールをz軸止め具と共に図式的に示した図である。 【図20】 軌跡、くぼみ内の導電材料、及び上部に追加的なポリイミド層を有
する図14の基板の断面図である。 【図21】 図20のデバイスを、基板を除去して逆にした図である。 【図22】 図21の接触部を破断した断面図である。 【図23】 本発明のデバイスの一構成を図式的に示した図である。 【図24】 慣例の接触部の接点及びハンダバンプの酸化層を図式的に示した図
である。 【図25】 プローブ部を伸長した代案のデバイスの平面図である。 【図26】 プローブ部を伸長した図25のデバイスの側面図である。 【図27】 図25及び図26のデバイスによる結果としての痕跡を有するハン
ダバンプを図式的に示した図である。 【図28】 他の代案のプローブデバイスを図式的に示した図である。 【図29】 ハンダバンプに適したさらなる代案のプローブデバイスを図式的に
示す図である。 【図30】 本発明のデバイスを用いた真のケルビン接続の側面図である。
【手続補正書】 【提出日】平成14年2月4日(2002.2.4) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】特許請求の範囲 【補正方法】変更 【補正の内容】 【特許請求の範囲】 【請求項1】 (a) 基板を用意するステップと; (b) 前記基板内に第1の窪みを作製するステップと; (c) 前記第1の窪み内に導電材料を配置するステップと; (d) 前記導電材料に導線を接続するステップと; (e) 前記導電材料を支持する膜を付加して、前記導電材料が、前記膜と前記基板
との間に位置するようにするステップと; (f) 前記導電材料から前記基板を除去するステップと を具えていることを特徴とする膜プローブの構成方法。 【請求項2】 前記第1の窪みをツールを用いて作製することを特徴とする請求
項1に記載の方法。 【請求項3】 前記ツールを前記基板に加圧接触させるステップをさらに具えて
いることを特徴とする請求項2に記載の方法。 【請求項4】 前記ツールで第2の窪みを作製するステップをさらに具えている
ことを特徴とする請求項2に記載の方法。 【請求項5】 前記ツールを前記基板に対して横方向に移動させて、前記第2の
窪みを作成するステップをさらに具えていることを特徴とする請求項4に記載の
方法。 【請求項6】 前記ツールに縦方向の止め具を形成するステップを具えているこ
とを特徴とする請求項2に記載の方法。 【請求項7】 前記ツールが、前記第1の窪みを作製するために使用する成形部
を有することを特徴とする請求項2に記載の方法。 【請求項8】 前記成形部が傾斜した側壁を有することを特徴とする請求項7に
記載の方法。 【請求項9】 前記導線よりも先に、前記膜を付加することを特徴とする請求項
7に記載の方法。 【請求項10】 前記成形部が、尾部と頭部との間に傾斜面を有することを特徴
とする請求項7に記載の方法。 【請求項11】 前記成形部が頭部及び尾部を有して、該尾部が該頭部よりも薄
いことを特徴とする請求項7に記載の方法。 【請求項12】 前記基板が延性材料であることを特徴とする請求項1に記載の
方法。 【請求項13】 前記ツールを、前記基板よりも硬い材料から形成することを特
徴とする請求項2に記載の方法。 【請求項14】 第2の窪みを作製するステップをさらに具えていることを特徴
とする請求項1に記載の方法。 【請求項15】 前記第1の窪みが前記第2の窪みよりも実質的に小さいことを
特徴とする請求項14に記載の方法。 【請求項16】 前記基板上に絶縁層をパターン化するステップをさらに具えて
いることを特徴とする請求項1に記載の方法。 【請求項17】 前記第1の窪みを作製するよりも先に、前記基板上に前記絶縁
層をパターン化することを特徴とする請求項16に記載の方法。 【請求項18】 前記絶縁層が開口部を規定して、該開口部に相当する位置に、
前記第1の窪みを作成することを特徴とする請求項16に記載の方法。 【請求項19】 前記絶縁材料が、ニッケル及びロジウムのうちの少なくとも1
つを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 【請求項20】 前記導電材料上にロジウムの外部層を形成するステップをさら
に具えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。 【請求項21】 前記ロジウムの外部層がV形を形成することを特徴とする請求
項20に記載の方法。 【請求項22】 前記第1の窪み内に導電材料を配置するステップが、前記支持
体上に前記導電材料を電気メッキするステップを具えていることを特徴とする請
求項1に記載の方法。 【請求項23】 前記導電材料を均一に堆積させることを特徴とする請求項1に
記載の方法。 【請求項24】 前記導電材料を前記第1の窪み内に配置した後に、前記導電材
料を平坦化するステップをさらに具えていることを特徴とする請求項1に記載の
方法。 【請求項25】 前記導電材料が、前記膜支持体の支持面に対して傾斜したほぼ
平らな表面を有するように、前記第1の窪みを形成するステップをさらに具えて
いることを特徴とする請求項1に記載の方法。 【請求項26】 前記導電材料がほぼピラミッド形になるように、前記第1の窪
みを形成するステップをさらに具えていることを特徴とする請求項1に記載の方
法。 【請求項27】 前記第1の窪みを作製するよりも先に、前記基板を研磨するス
テップをさらに具えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。 【請求項28】 前記導電材料上に、粗くした面を形成するステップをさらに具
えていることを特徴とする請求項1に記載の方法。 【請求項29】 前記基板が結晶粒を有し、前記第1の窪みが前記結晶粒に対し
て傾斜したほぼ平らな表面を少なくとも1つ有して、該表面と前記結晶粒の間に
鋭角を規定することを特徴とする請求項1に記載の方法。 【請求項30】 電気的デバイスをプローブ検査するプローブアセンブリにおい
て、 (a) 支持体と; (b) 該支持体上に位置する膜と; (c) 該膜によって支持される複数の伸長した導体と; (d) 前記膜によって支持される複数の伸長した接触子とを具え、該接触子の各々
が、少なくともそれぞれの前記導体に電気的に接続され、前記接触子の各々が、
前記電気的デバイスとの加圧接触に応答して傾斜して、前記接触子の各々が、前
記膜に対して傾斜して、前記膜に対して鋭角を規定するほぼ平らな表面を少なく
とも1つ有することを特徴とするプローブアセンブリ。 【請求項31】 前記接触子が尾部及び接触部を有して、前記傾斜した表面が、
前記尾部と前記接触部との間に存在することを特徴とする請求項30に記載のプ
ローブアセンブリ。 【請求項32】 前記傾斜した表面が、前記接触子の側面であることを特徴とす
る請求項30に記載のプローブアセンブリ。 【請求項33】 前記接触子を一体化したことを特徴とする請求項30に記載の
プローブアセンブリ。 【請求項34】 前記接触子がほぼピラミッド形であることを特徴とする請求項
30に記載のプローブアセンブリ。 【請求項35】 前記接触子が、広幅端及び狭幅端を有する痕跡を規定すること
を特徴とする請求項30に記載のプローブアセンブリ。 【請求項36】 前記接触子の各々がそれぞれの接触部を有し、該接触部を直線
状の配列に整列させたことを特徴とする請求項30に記載のプローブアセンブリ
。 【請求項37】 前記接触子の各々がそれぞれの接触部を有し、該接触部を直線
状の配列に整列させ、1つの前記接触子の広幅端が他の前記接触子の狭幅端に隣
接するように、前記接触子を配列したことを特徴とする請求項35に記載のプロ
ーブアセンブリ。 【請求項38】 電気的デバイスをプローブ検査するプローブアセンブリにおい
て、 (a) 支持体と; (b) 該支持体上に位置する膜と; (c) 該膜によって支持される伸長した導体と; (d) 前記膜によって支持され、前記導体に接続した伸長した接触子とを具え、前
記接触子が前記電気的デバイスとの加圧接触に応答して傾斜して、前記接触子が
伸長部、及び該伸長部の上方に位置する接触部を有して、前記接触部と前記伸長
部とを互いに一体化したことを特徴とするプローブアセンブリ。 【請求項39】 前記伸長部が尾部、及び前記伸長部に沿って延在し、かつ前記
尾部から離れた傾斜面を有することを特徴とする請求項38に記載のプローブア
センブリ。 【請求項40】 前記伸長部が、前記膜に対して傾斜して前記膜との間に鋭角を
規定する側面を有することを特徴とする請求項38に記載のプローブアセンブリ
。 【請求項41】 前記接触子がほぼピラミッド形であることを特徴とする請求項
38に記載のプローブアセンブリ。 【請求項42】 前記接触子が、広幅端及び狭幅端のある痕跡を有することを特
徴とする請求項38に記載のプローブアセンブリ。 【請求項43】 電気的デバイスをプローブ検査するプローブアセンブリにおい
て、 (a) 支持体と; (b) 該支持体上に位置する膜と; (c) 該膜によって支持される伸長した導体と; (d) 前記膜によって支持され、前記導体に接続した接触子とを具え、該接触子が
、互いの間に鋭角を規定する一対の側面を有して下向きに突出して伸びる稜線を
有し、該稜線が、前記電気的デバイス上の酸化物層を切り開くのに適したもので
あることを特徴とするプローブアセンブリ。 【請求項44】 前記一対の側面が接合して、前記稜線を形成することを特徴と
する請求項43に記載のプローブアセンブリ。 【請求項45】 前記稜線が、前記接触子のほぼ全体にわたって延在することを
特徴とする請求項43に記載のプローブアセンブリ。 【請求項46】 前記接触子がさらに、前記稜線を支持する平らな表面を具えて
いることを特徴とする請求項43に記載のプローブアセンブリ。 【請求項47】 下向きに突出して伸長した複数の稜線をさらに具えていること
を特徴とする請求項43に記載のプローブアセンブリ。 【請求項48】 前記複数の稜線が、ワッフル形のパターンを形成することを特
徴とする請求項47に記載のプローブアセンブリ。 【請求項49】 前記接触子がアーチ形を規定して、前記稜線が前記アーチ形の
一端に位置することを特徴とする請求項43に記載のプローブアセンブリ。 【請求項50】 前記接触子が、前記アーチ形の他端に伸長した他の稜線を有す
ることを特徴とする請求項49に記載のプローブアセンブリ。 【請求項51】 酸化物面のある電気的パッドを有する電気的デバイスをプロー
ブ検査する方法において、 (a) 互いの間に鋭角を規定する一対の傾斜面を有する伸長した稜線を有する接触
子を形成するステップと; (b) 前記接触子を試験装置に接続するステップと; (c) 前記稜線を前記電気的パッド上に押し付けるステップと; (d) 前記酸化物面を前記稜線から切り取るステップと; (e) 前記稜線を前記電気的パッド中に貫通させるステップと; (f) 前記試験装置を用いて前記電気的デバイスを試験するステップと を具えていることを特徴とするプローブ検査方法。 【請求項52】 前記一対の傾斜側面を接合することを特徴とする請求項51に
記載の方法。 【請求項53】 前記接触子上に止め具面を設けるステップをさらに具えている
ことを特徴とする請求項51に記載の方法。 【請求項54】 前記接触子上に他の伸長した稜線を設けるステップをさらに具
えていることを特徴とする請求項51に記載の方法。 【請求項55】 前記稜線どうしを平行にすることを特徴とする請求項54に記
載の方法。 【請求項56】 前記稜線どうしを直交させることを特徴とする請求項54に記
載の方法。 【請求項57】 前記接触子でアーチ形を形成することを特徴とする請求項51
に記載の方法。 【請求項58】 前記稜線を前記アーチ形の一端に配置することを特徴とする請
求項58に記載の方法。 【請求項59】 前記電気的パッドがハンダバンプであることを特徴とする請求
項51に記載の方法。 【請求項60】 接触パッドを有する電気的デバイスをプローブ検査する方法に
おいて、 (a) 一対の接触子を膜上に形成するステップと; (b) 前記一対の接触子を試験装置に電気的に接続するステップと; (c) 前記接触子の両方を前記接触パッド上に押し付けるステップと; (d) 前記試験装置を用いて、前記電気的デバイスを前記接触パッドの所で試験す
るステップと を具えていることを特徴とするプローブ検査方法。 【請求項61】 前記膜によって支持される一対の導体を設けて、前記導体の各
々を前記試験装置に接続して、前記接触子の一方を前記導体の一方に接続して、
前記接触子の他方を前記導体の他方に接続するステップをさらに具えていること
を特徴とする請求項60に記載の方法。 【請求項62】 前記一対の接触子の各々を前記接触パッドに電気的に加圧接触
させる際に、前記一対の接触子を傾斜させるステップをさらに具えていることを
特徴とする請求項60に記載の方法。 【請求項63】 前記接触子によって、前記接触パッドから酸化物面を除去する
ステップをさらに具えていることを特徴とする請求項60に記載の方法。 【請求項64】 (a) 基板を用意するステップと; (b) 層内に複数の開口部を規定するパターン化層を、前記基板上に載せるステッ
プと; (c) 前記開口部のうちの少なくとも1つに対してツールを整列させて、前記開口
部の少なくとも一部分のパターンにもとづいて、前記開口部内に第1組の窪みを
作製するステップと; (d) 前記開口部のうちの少なくとも1つに対して前記ツールを再整列させて、前
記開口部の少なくとも一部分のパターンにもとづいて、前記開口部内に第2組の
窪みを作製するステップと (e) 複数の前記窪み内に導電材料を配置して、その後に、該導電材料から前記基
板を除去するステップと を具えていることを特徴とするプローブの作製方法。 【請求項65】 前記導電材料に導線を接続するステップをさらに具えているこ
とを特徴とする請求項64に記載の方法。 【請求項66】 前記導電材料を支持する膜を付加するステップをさらに具えて
いることを特徴とする請求項65に記載の方法。 【請求項67】 前記導線を前記導電材料に接続した後に、前記膜を付加するこ
とを特徴とする請求項66に記載の方法。 【請求項68】 前記基板中にツールを押し込むことによって、前記窪みを作製
することを特徴とする請求項64記載の方法。 【請求項69】 前記ツールを前記基板に対して横方向に移動させて、前記窪み
を作製するステップを具えていることを特徴とする請求項68記載の方法。 【請求項70】 (a) 基板を用意するステップと; (b) 前記基板上に層を載せて、その後に、該層内に複数の開口部を規定するよう
に前記層をパターン化するステップと; (c) 前記層に前記パターン化を行った後に、前記開口部内に一組の窪みを作製す
るステップと; (d) 前記窪み内に導電材料を配置するステップと; (e) 前記導電材料から前記基板を除去するステップと を具えていることを特徴とするプローブの作製方法。 【請求項71】 前記導電材料に導線を接続するステップをさらに具えているこ
とを特徴とする請求項70に記載の方法。 【請求項72】 前記導電材料を支持する膜を付加するステップをさらに具えて
いることを特徴とする請求項71に記載の方法。 【請求項73】 前記導線を前記導電材料に接続した後に、前記膜を付加するこ
とを特徴とする請求項72に記載の方法。 【請求項74】 前記基板中にツールを押し込むことによって、前記窪みを作製
することを特徴とする請求項70に記載の方法。 【請求項75】 前記ツールを前記基板に対して横方向に移動させるステップを
具えていることを特徴とする請求項74に記載の方法。 【請求項76】 (a) 基板を用意するステップと; (b) 前記基板中にツールを押し込むことによって、前記基板内に一組の窪みを作
製し、前記ツールの一部分であり、前記ツールから外向きに伸びて前記基板に加
圧接触する部分によって、前記窪みの深さを少なくとも部分的に制御して、これ
により、前記基板の前記ツールに対する相対移動の継続を阻止するステップと;
(c) 前記窪み内に導電材料を配置するステップと; (d) 前記導電材料から前記基板を除去するステップと を具えていることを特徴とするプローブの作製方法。 【請求項77】 前記導電材料に導線を接続するステップをさらに具えているこ
とを特徴とする請求項76に記載の方法。 【請求項78】 前記導電材料を支持する膜を付加するステップをさらに具えて
いることを特徴とする請求項76に記載の方法。 【請求項79】 前記導線を前記導電材料に接続した後に、前記膜を付加するこ
とを特徴とする請求項78に記載の方法。 【請求項80】 前記ツールを前記基板に対して横方向に移動させて、前記窪み
を作製するステップを具えていることを特徴とする請求項78に記載の方法。 【請求項81】 電気的デバイスをプローブ検査するプローブアセンブリにおい
て、 (a) 支持体と; (b) 該支持体上に位置する膜と; (c) 該膜によって支持される複数の伸長した導体と; (d) 前記膜によって支持される複数の接触子とを具え、該接触子の各々が、少な
くともそれぞれの前記導体に電気的に接続され、 (e) さらに前記複数の接触子が (i) 前記接触子の接触部に存在し、第1接触抵抗を有する第1材料と; (ii) 前記第1接触抵抗よりも大きい第2接触抵抗を有する第2材料から構
成されることを特徴とするプローブアセンブリ。 【請求項82】 前記第1材料が導電性のロジウムであることを特徴とする請求
項81に記載のプローブアセンブリ。 【請求項83】 前記第2材料が導電性のニッケルであることを特徴とする請求
項82に記載のプローブアセンブリ。 【請求項84】 前記接触子の各々が、前記電気的デバイスとの接触に応答して
傾斜することを特徴とする請求項81に記載のプローブアセンブリ。 【請求項85】 電気的デバイスをプローブ検査するプローブアセンブリにおい
て、 (a) 支持体と; (b) 該支持体上に位置する膜と; (c) 該膜によって支持される複数の伸長した導体と; (d) 前記膜によって支持される複数の接触子とを具え、該接触子の各々が、少な
くともそれぞれの前記導体に電気的に接続され、 (e) さらに前記複数の接触子が (i) 前記接触子の接触部に位置する第1材料と; (ii) 前記第1材料を支持し、前記第1材料とは異なる第2材料から構成さ
れ、 前記第1材料の、前記膜に垂直な方向の奥行きが、前記第1材料の側面に垂直
な方向の奥行きよりも大きいことを特徴とするプローブアセンブリ。 【請求項86】 前記第1材料が導電性のロジウムであることを特徴とする請求
項85に記載のプローブアセンブリ。 【請求項87】 前記第2材料が導電性のニッケルであることを特徴とする請求
項86に記載のプローブアセンブリ。 【請求項88】 前記電気的デバイスとの加圧接触に応答して、前記接触子の各
々が傾斜することを特徴とする請求項85に記載のプローブアセンブリ。 【請求項89】 (a) 基板を用意するステップと; (b) 前記基板の結晶構造と無関係の側壁を少なくとも1つ有する一組の窪みを、
前記基板内に作製するステップと; (c) 前記窪み内に導電材料を配置するステップと; (d) 前記導電材料から前記基板を除去するステップと を具えていることを特徴とするプローブの作製方法。 【請求項90】 前記導電材料に導線を接続するステップをさらに具えているこ
とを特徴とする請求項89に記載の方法。 【請求項91】 前記導電材料を支持する膜を付加するステップをさらに具えて
いることを特徴とする請求項90に記載の方法。 【請求項92】 前記導電材料に前記導線を接続した後に、前記膜を付加するこ
とを特徴とする請求項91に記載の方法。 【請求項93】 ツールを前記基板に対して横方向に移動させて、前記窪みを作
製するステップを具えていることを特徴とする請求項89に記載の方法。 【請求項94】 電気的デバイスをプローブ検査するプローブアセンブリにおい
て、 (a) 支持体と; (b) 該支持体上に位置する膜と; (c) 該膜によって支持される複数の伸長した導体と; (d) 前記膜によって支持される複数の伸長した接触子とを具え、該伸長した接触
子の各々が、少なくともそれぞれの前記導体に電気的に接続され、前記伸長した
接触子の各々が、前記電気的デバイスとの加圧接触に応答して傾斜し、 (e) さらに前記伸長した接触子が、 (i) 前記電気的デバイスに加圧接触するように配置した接触部を具え; (ii) 該接触部から伸びる物体の主要部の厚さが、前記接触部からの距離と
共に減少することを特徴とするプローブアセンブリ。 【請求項95】 前記主要部の厚さが直線的に減少することを特徴とする請求項
94に記載のプローブアセンブリ。 【請求項96】 前記接触部と前記物体とを互いに一体化したことを特徴とする
請求項94に記載のプローブアセンブリ。 【請求項97】 前記接触部と前記物体とが互いに同一組成であることを特徴と
する請求項96に記載のプローブアセンブリ。 【請求項98】 前記伸長した接触子がほぼピラミッド形であることを特徴とす
る請求項94に記載のプローブアセンブリ。 【請求項99】 前記接触部が前記膜に対してほぼ平行であり、前記主要部が、
前記膜に対して傾斜していることを特徴とする請求項94に記載のプローブアセ
ンブリ。 【請求項100】 電気的デバイスをプローブ検査するプローブアセンブリにお
いて、 (a) 支持体と; (b) 該支持体上に位置する膜と; (c) 該膜によって支持される複数の伸長した導体と; (d) 前記膜によって支持される複数の接触子とを具え、該接触子の各々が、少な
くともそれぞれの前記導体に電気的に接続され、 (e) さらに前記接触子が、前記電気的デバイスに加圧接触するように配置した接
触部を具え、前記各接触子の前記接触部が、ほぼ同一の非平滑な表面組織を有す
ることを特徴とするプローブアセンブリ。 【請求項101】 前記接触子が、前記電気的デバイスとの接触に応答して傾斜
することを特徴とする請求項100に記載のプローブアセンブリ。 【請求項102】 前記接触部が、前記膜に対してほぼ平行であることを特徴と
する請求項100に記載のプローブアセンブリ。 【請求項103】 電気的デバイスをプローブ検査するプローブアセンブリにお
いて、 (a) 支持体と; (b) 該支持体上に位置する膜と; (c) 該膜によって支持される複数の伸長した導体と; (d) 前記膜によって支持される複数の伸長した接触子とを具え、該伸長した接触
子の各々が、少なくともそれぞれの前記導体に電気的に接続され、 (e) さらに前記伸長した接触子が、前記電気的デバイスとの接触部付近に第1の
幅を有し、該第1の幅が、前記接触子の前記接触部とは逆の端付近の第2の幅よ
りも小さいことを特徴とするプローブアセンブリ。 【請求項104】 前記伸長した接触子の各々が、前記電気的デバイスとの加圧
接触に応答して傾斜することを特徴とする請求項103に記載のアセンブリ。 【請求項105】 前記接触部の各々を直線状の配列に整列させて、1つの前記
接触子の前記逆の端が、他の前記接触子の前記逆の端でない方の端に隣接するよ
うに、前記接触子を整列させたことを特徴とする請求項103に記載のアセンブ
リ。 【請求項106】 前記接触部の各々を、1つの軸に沿った配列に概略整列させ
て、前記軸に垂直な方向に関して、1つの前記接触子の前記逆の端が、この接触
子に隣接する前記接触子の前記逆の端に重複していることを特徴とする請求項1
05に記載のアセンブリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ, DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,GH,G M,HR,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA, UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ケネス エイ スミス アメリカ合衆国 オレゴン州 97223 ポ ートランド エスダブリュー アシュデー ル ドライヴ 7245 (72)発明者 マイケル エイ ベイン アメリカ合衆国 ワシントン州 98661 ヴァンクーヴァー クラーク 3719 (72)発明者 ティモシー レーシャー アメリカ合衆国 オレゴン州 97008 ビ ーヴァートン エスダブリュー プリンセ ス アヴェニュー 6875 (72)発明者 マーティン コクシー アメリカ合衆国 オレゴン州 97123 ヒ ルスボロ エスダブリュー ローノク コ ート 3663 Fターム(参考) 4M106 AA01 BA01 DD03 DJ32

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 (a) 基板を用意するステップと; (b) 前記基板内に窪みを作製するステップと; (c) 前記窪み内に導電材料を配置するステップと; (d) 前記導電材料に導線を接続するステップと; (e) 前記導電材料から前記基板を除去するステップと を具えていることを特徴とする膜プローブの製造方法。
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