JP2003504209A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 実質的に主として銅で作られた部品、例えば冷却エレメントのハウジングエレメントに作られている穴に、主として銅で作られた栓を配設する、穴、特に冷却エレメントの穴の栓詰め方法において、前記栓の側面と前記穴の内面との間に、接合される複数の部品の溶融温度よりも低い溶融温度のろう付け剤を配設し、前記接合すべき複数の表面のうちの少なくとも１つ、および／または前記ろう付け剤フォイルの表面にすずの層を設け、前記栓と、冷却エレメントのハウジングエレメントなどの前記部品との間の接合区域を少なくとも前記ろう付け剤の溶融温度まで、もしくはその付近まで加熱し、その後、前記接合区域を冷却することを特徴とする穴の栓詰め方法。
【請求項２】 請求項１に記載の方法において、前記穴に前記栓を挿入する前に、前記ろう付け剤を、前記ハウジングエレメントに設けた穴へ、および／または前記栓の接合部表面へ配置することを特徴とする穴の栓詰め方法。
【請求項３】 請求項１または２に記載の方法において、前記ろう付け剤はフォイル形状であることを特徴とする穴の栓詰め方法。
【請求項４】 請求項１ないし３のいずれかに記載の方法において、前記ろう付け剤を、組合せAg+Cu と、Al+Cu と、Sn+Cu と、Sb+Cu とを含むグループから選択することを特徴とする穴の栓詰め方法。
【請求項５】 請求項１ないし４のいずれかに記載の方法において、前記ろう付け剤は、一定の合金組成を有するとともに、銅との共晶組成を有することを特徴とする穴の栓詰め方法。
【請求項６】 請求項１ないし３のいずれかに記載の方法において、前記ろう付け剤を実質的にAgとすることを特徴とする穴の栓詰め方法。
【請求項７】 請求項１ないし３のいずれかに記載の方法において、前記ろう付け剤を実質的にAlとすることを特徴とする穴の栓詰め方法。
【請求項８】 請求項１ないし７のいずれかに記載の方法において、前記ろう付け剤フォイルの厚さを10〜500μm 、有利には20〜100μm とすることを特徴とする穴の栓詰め方法。
【請求項９】 請求項８に記載の方法において、前記フォイルの厚さを中間部では10〜100μm に、表面層では1〜20μm とすることを特徴とする穴の栓詰め方法。
【請求項１０】 請求項１ないし９のいずれかに記載の方法において、ろう付けに加えて、前記栓を前記ハウジングエレメントへ溶接することを特徴とする穴の栓詰め方法。
【請求項１１】 主として銅で作られたハウジングエレメントと、冷却剤循環用の該ハウジングエレメントに作られた流路とを含み、該流路を作る時に該ハウジングエレメントに冷却エレメントの表面に対して開口している複数の穴を作り、該穴の少なくとも一部を栓詰めする炉用冷却エレメントにおいて、前記栓および前記ハウジングエレメントの接合部は、拡散継手を含むすずであることを特徴とする冷却エレメント。
【請求項１２】 請求項11に記載の冷却エレメントにおいて、前記接合部両面は、主として前記栓の側面および前記穴の内面から成ることを特徴とする冷却エレメント。
【請求項１３】 請求項11または12に記載の冷却エレメントにおいて、前記栓は、ねじ切り部と円錐形接合部とを含むことを特徴とする冷却エレメント。
【請求項１４】 請求項11ないし13のいずれかに記載の冷却エレメントにおいて、前記接合部面間に配設されたろう付け剤フォイルを用いることによって前記接合部は作られることを特徴とする冷却エレメント。
【請求項１５】 請求項11ないし14のいずれかに記載の冷却エレメントにおいて、前記栓の前記接合部分は自動心出しになるように作られることを特徴とする冷却エレメント。