JP2003503241A - 塑性状態の材料を成形用キャビティ内に射出する装置 - Google Patents

塑性状態の材料を成形用キャビティ内に射出する装置

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JP2003503241A JP2001507619A JP2001507619A JP2003503241A JP 2003503241 A JP2003503241 A JP 2003503241A JP 2001507619 A JP2001507619 A JP 2001507619A JP 2001507619 A JP2001507619 A JP 2001507619A JP 2003503241 A JP2003503241 A JP 2003503241A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、塑性状態の材料を成形用キャビティ内に射出する装置に関する。本発明の装置は、塑性材料のディストリビュータ(11)と、着脱可能な接続手段(31)によってディストリビュータ(11)に接続され、成形用キャビティ(2)と一体になるように形成された前面(78)を持つ射出ノズル(10)とを備える。ノズル(10)が組み立てられた時及び解体後に再び組み立てられた時に前記一体の接続を許容するように前面(78)が配置され得るように、ディストリビュータ(11)に対する前記前面(78)の角度位置を位置決めする手段(49,54,56,59,90,95,99)が、この位置決め手段によって規定される相対角度位置に前記前面(78)をディストリビュータ(11)に対して固定する固定手段(31,85)と共に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、塑性状態の材料を成形用キャビティ内に射出するための装置であっ
て、特に、 −プリセット軸に沿って配置される塑性材料のための少なくとも1つの排出口
を有する塑性材料のディストリビュータを備え、 −着脱可能な接続手段によってディストリビュータに接続される少なくとも1
つの構成部品を有する射出ノズルを備え、構成部品は、射出ノズルのために、成
形用キャビティと一体になり得るように形成された前面を規定し、射出ノズルは
、前記軸に沿って配置された塑性材料のための少なくとも1つのチャンネルを備
え、チャンネルは、前記排出口に連通するように配置されるとともに、前記前面
で露出し、 −前記チャンネルを封鎖する手段を備えた、装置に関する。
【0002】 本発明は、そのような装置における、ディストリビュータおよび射出ノズルの
構成、また、成形用キャビティを形成する型に対するこれらの配置に関するもの
であり、言うまでも無く、ディストリビュータの材料排出口と射出ノズルとに共
通の軸の位置、および、成形用キャビティに対する射出ノズルの前面の位置は、
射出装置および型の「熱い」状態、すなわち、膨張現象を考慮して射出状態下で
射出装置および型がその呈する温度に上昇される時に射出装置および型がとる状
態を参照することによって理解される。
【0003】 当業者に知られているように、ノズルの前面に対応する厄介な形状または空間
がキャビティ内の成形部品上に生じないようにすることが必要な場合には、熱い
時に、ノズルの前面を成形用キャビティと極力一体にすることは特に重要である
。このような配慮は、キャビティの形状、すなわち、成形される部品の形状が、
ノズルおよび材料排出口の共通軸に対して垂直な面形状とは異なる形状および方
向性が与えられるノズルの前面によって影響を受ける場合において、特に重要と
なる。
【0004】 従来技術において、ノズルは、ノズルおよびディストリビュータのそれぞれに
設けられた補完的なネジおよび雌ネジを互いに螺合するとにより、ディストリビ
ュータに着脱可能に接続される。
【0005】 具体的には、特に、前面を形成するノズル端部と、ディストリビュータとノズ
ル端部との間に挿入され且つ着脱可能な各接続手段によってディストリビュータ
およびノズル端部に接続されるノズル本体とを射出ノズルが備えている一般的な
場合、および、材料排出口の軸に沿って設けられ且つ射出ノズル支持体を組み付
けるためのチャンネルと、この排出口を形成し且つ着脱可能な各接続手段によっ
てディストリビュータおよび射出ノズルに接続される射出ノズル組立支持体とを
ディストリビュータが備えている一般的な場合において、これらの着脱可能な各
接続手段は、材料排出口の軸上に中心付けられ且つ着脱可能に接続される構成部
品の一方および他方にそれぞれ設けられた雌ネジおよびネジによって構成されて
いる。
【0006】 実際には、この着脱可能な接続形態は、射出ノズルの前面を成形用キャビティ
と極力一体にすることを考えると、完全に満足できるものとはいえない。
【0007】 実際に、射出装置の異なる構成部品の材料排出口の軸に沿う螺合関係は、この
軸に沿う前面の位置と、軸周りの方向性とに直接影響を及ぼす。
【0008】 確かに、機械加工を正確に行なって、螺合を規制するストッパを設ければ、デ
ィストリビュータに対する射出ノズルの最初の組立中に、前面をキャビティと極
力一体にすることができる。しかしながら、これは、煩雑であり、ノズルの軸方
向の過度寸法を初期に警戒する場合には、最初の組立後に調整によって修正しな
ければならない場合がある。また、実際に、ノズルが分解後に再びディストリビ
ュータに組み付けられる場合には、キャビティに対する前面の軸方向位置および
角度位置を同じ位置に戻すことは不可能である。
【0009】 螺合を規制するストッパは、材料排出口の軸を中心に円弧を描き且つ異なる構
成部品間でシールを形成する環状の平面ベアリング端部から成ることが望ましい
。しかしながら、最初の組立中に得られるシールを分解後の再組立時に回復でき
るとは限らない。実際に、再組立時、ノズルの前面をキャビティと極力一体にす
ることは、ベアリング端部間のシール接触を確保することと矛盾する。すなわち
、一般にこの材料がディストリビュータおよびノズルを通じて流れる時に材料が
達する一般に高い圧力を考慮すると、塑性材料のチャンネルに対してネジおよび
雌ネジを耐久性をもってシールすることは困難であり、塑性状態の材料がそれ自
身雌ネジおよびネジ内に入り込んで、分解および再組立の作業を妨げる虞がある
【0010】 本発明の目的はこれらの欠点を解消することであり、この目的のため、本発明
は、前段部分で特定されたタイプの装置において、 −ディストリビュータに対する前記前面の前記軸周りの角度位置を位置決めす
る手段と、 −位置決め手段によって規定される相対角度位置に、前記前面をディストリビ
ュータに対して固定するための固定手段と、 を備えていることを特徴とする、装置を提供する。
【0011】 具体的には、射出ノズルが、特に、前記前面を形成するノズル端部と、ディス
トリビュータとノズル端部との間に挿入され且つ各接続手段によってディストリ
ビュータとノズル端部とに接続されるノズル本体とを備え、前記接続手段のうち
の1つが、少なくとも、着脱可能な接続手段である場合において、この着脱可能
な接続手段はそれぞれ、必要に応じ、本発明にしたがって、 −前記軸周りの相対角度位置に位置決めする手段と、 −位置決め手段によって規定される相対角度位置で互いに固定する手段と、 を備えている。
【0012】 これは、特に、本発明に係る装置の実施形態にしたがって、ディストリビュー
タが前記軸に沿って設けられたノズル本体組立チャンネルを備え、ノズル本体が
前記チャンネル内に同軸的に係合されて前記排出口を形成する場合であっても良
い。
【0013】 同様に、他の実施形態にしたがって、ディストリビュータが、前記軸に沿って
設けられ且つ射出ノズル組立支持体のための組立チャンネルを備え、射出ノズル
組立支持体が、前記チャンネル内に同軸的に係合されるとともに、前記排出口を
形成し、各接続手段によってディストリビュータと射出ノズルとに接続され、前
記接続手段のうちの1つが、少なくとも、着脱可能な接続手段である場合におい
て、この着脱可能な接続手段はそれぞれ、必要に応じ、本発明にしたがって、 −前記軸周りの相対角度位置に位置決めする手段と、 −位置決め手段によって規定される相対角度位置で互いに固定する手段と、 を備えている。
【0014】 当業者であれば容易に分かるように、ディストリビュータおよびノズル、具体
的にはこれらの様々な構成要素および位置決め手段は、最初に、ノズルをディス
トリビュータに対して組み立てて、前面を成形用キャビティとできる限り一体に
することができ、ノズルの各分解後においては、位置決め手段の存在により、こ
の位置に簡単に戻すことができるように、適切に設計されて製造されている。
【0015】 このような本発明の特徴的な構成は、ノズルとディストリビュータとの間のシ
ール、具体的には、前述した実施形態の場合、ノズル端部とノズル本体との間、
ノズル本体とディストリビュータとの間、更に正確には、この場合において、ノ
ズル本体とノズル組立支持体との間およびこの支持体とディストリビュータとの
間のシールが、従来と同様に、材料排出口の軸方向に沿ったベアリング端部の相
互の支持によってなされ、このベアリング端部が、前記軸を中心として円をなす
環状を成しており、軸に対して垂直な平面であるといった点で、有益となる。実
際に、軸に沿う前面の位置とその軸周りの環状位置との間における、本発明の実
施で得られる独立性により、ノズルの分解および再組立後であっても、必要なシ
ールを形成することができる。
【0016】 位置決め手段は、特に簡単な方法で、材料の排出口の軸と平行なコッターピン
を備えていても良い。ノズル組立支持体が設けられ、かつ、この組立支持体が、
位置決め手段とこれらの位置決め手段によって規定される相対角度位置で互いに
固定する手段とから成る接続手段によってディストリビュータに接続される場合
、コッターピンは、ディストリビュータに対して所定の角度位置にノズル組立支
持体を位置決めする手段と、組立支持体に対して所定の角度位置に射出ノズルを
位置決めする手段とに共通していても良い。
【0017】 互いに固定する手段は、材料の排出口の軸を中心として円をなす環状のリング
によって、互いにクランプすることが望ましい。前記リングは、組み立てられる
一方の構成部品のフランジに対し、このフランジとともに他方の構成部品のフラ
ンジをしっかりと挟持することにより、軸周りに回転して捩じ込まれる。本発明
において、リングの捩じ込み度合いは、前面の軸方向位置および角度位置に影響
を与えず、前述したシールベアリング端部の相互の支持力を単に調整するだけで
あることが分かる。
【0018】 それ自体知られた方法で、制御された封鎖手段は少なくとも1つの封鎖ピンを
備え、封鎖ピンは、前記チャンネルの封鎖位置と前記チャンネルの開位置との間
で前記チャンネル内を軸方向に摺動するように装着され、また、制御された封鎖
手段は制御された手段を備え、この制御された手段は、前記位置の一方から他方
にピンをスライドさせるとともに、ディストリビュータに対し前記軸に沿って射
出ノズルと反対側に位置され、また、制御された手段は、駆動手段と、ピンと駆
動手段との間で動作を伝達し且つピンの軸方向延在部に配置された構成部品と、
前記構成部品とピンとを軸方向で接続し且つ前記軸周りの自由な相対回転を許容
する着脱可能手段とを備えている場合において、本発明に係る装置は、前記軸周
りのプリセット相対角度位置に、ピンをディストリビュータに対して位置決めす
る手段を備えていることが望ましい。
【0019】 例えば、前述した実施形態に係る組立支持体によって射出ノズルがディストリ
ビュータに対して組み付けられる場合、ディストリビュータに対してピンを位置
決めするための手段、例えば軸と平行なコッター結合は、射出ノズル組立支持体
に対してピンを位置決めする手段によって構成されていることが望ましい。前述
した他の実施形態にしたがって、ノズルが、ディストリビュータに設けられた組
立チャンネル内に同軸的に係合されるノズル本体を備えている場合、例えば軸と
平行なコッター結合によってピンをディストリビュータに対して位置決めする手
段は、ノズル本体に対してピンを位置決めする手段によって構成されていること
が望ましい。
【0020】 したがって、封鎖ピンは、ノズルをディストリビュータに対して最初に組み付
ける時だけでなく、分解後に再び組み立てる時においても、プリセット角度位置
を占めることができる。すなわち、封鎖ピンは、同じ領域によって、ノズルの同
じ領域に対し、特に、ピンとの係合によって封鎖を形成するためにノズルに設け
られた対応部分に対して係合する。
【0021】 また、ディストリビュータに対する封鎖ピンの回転を固定して封鎖ピンを位置
決めすると、ピンおよびピンと一体の延在部のそれぞれに対して或いはそれぞれ
の内部に同軸的に螺合される手段により、ピンと動作伝達部品との接続を形成す
ることができる。この場合、初期の組立中およびメンテナンス作業中において、
前記手段の螺合あるいは螺合の解除に困難性を生じることはない。
【0022】 しかしながら、このような構成は、特に、キャビティ内の成形部品に射出スプ
ルーが形成されないようにそれ自体知られた方法で封鎖ピンが封鎖位置で成形用
キャビティと一体になり得るように形成された前面を有している場合に、有益で
ある。また、初期の組立時および分解後の任意の再組立時に、ピンの前面は、適
切に方向付けられて、ノズルの前面と同様に確実にキャビティと極力一体になる
ことができる。
【0023】 また、このような構成は、複数の材料を射出するために、それ自体知られた方
法で、射出ノズルチャンネルが複数の異なる基本チャンネルに分割されている場
合において、特に有益である。この場合、基本チャンネルは、軸を中心に所定の
角度間隔をもって分布されており、各基本チャンネルは、射出される材料のうち
の1つと対応しており、対応する各ピンにより制御された方法で封鎖され、ある
いは開放される。異なる各ピンは異なる基本チャンネルに対応しており、異なる
基本チャンネルは、軸を有する面に沿って、あるいは、軸によって規定される半
面に沿って互いに並べられている。無論、この場合、ディストリビュータは、ノ
ズルの軸である1つの軸を中心に分布される複数の材料排出口を備えている。
【0024】
【発明の実施の形態】
現在の好ましい実施形態に関する以下の記述及びこの記述と一体の添付図面か
ら、本発明のその他の特徴及び利点が明らかになるだろう。
【0025】 この実施形態では、本発明に係る装置を理解するために有用な構成要素につい
てのみ図示して説明する。なお、言うまでも無く、この実施形態に限定されるも
のではない。
【0026】 図1から図4を参照しながら、本発明に係る装置の第1の実施形態について説
明する。
【0027】 図1においては、表面3によって成形用キャビティ2を形成する型が参照符号
1で示されている。この実施形態において、表面3は、湾曲しているが、平面で
あっても良い。型1内には、型1に対してこの位置を占める射出軸4に沿って、
射出ウェル5が設けられている。この射出ウェル5は、一方で、射出軸4に沿っ
て表面3内で露出するとともに、他方で、射出軸4に沿って表面3と反対側に位
置する表面6内で露出している。表面6は、平面であり、軸4に対して垂直であ
る。これに対し、表面3は、この軸4の直ぐ近傍においても、軸に対して斜めの
方向を有している。無論、表面3は、軸の直ぐ近傍において、軸4に対して垂直
であっても良い。
【0028】 図示の例において、射出ウェル5は、比較的大きな径を有し且つ軸4を中心と
して円をなす円筒状の内周面7によって表面6からその軸方向の主要部分が規定
されるとともに、内周面7の径よりもかなり小さい径を有し且つ軸4を中心とし
て円をなす円筒状の内周面8によって、表面3からその軸方向に、より短い部分
にわたって規定されている。これらの2つの面7,8は、軸4を中心として円を
なす円錐台状の内周面9によって相互に接続されている。内周面9は、表面6か
ら表面3に向かって軸4の方向27へと収束するように延びている。
【0029】 ウェル5の内側には、射出ノズル10が同軸的に収容されている。この射出ノ
ズル10は、射出材料を流通させるディストリビュータ11によって、一体的且
つ着脱自在に支持されている。射出材料は、図示しない手段によってディストリ
ビュータ11内に導入される前および射出ノズル10によってキャビティ2に達
するまでの間、塑性状態に維持されて運ばれる。
【0030】 ディストリビュータ11は、図示しない手段によって、型1の表面6に固定さ
れたプレート12に装着されている。この場合、ディストリビュータ11は、射
出動作の開始時にその温度が上昇した際、プレート12および型1に対して膨張
せず、また、ディストリビュータ11と型1とプレート12とが射出プロセス中
に晒される温度で安定した時、ノズル10と射出ウェル5との前述した同軸性を
確保できるようになっている。
【0031】 その後、これらの状態が満たされると考えられる。すなわち、ノズル10がウ
ェル5と同軸になり、したがって、ウェル5の軸4がノズル10の軸と見なされ
る。
【0032】 この目的のために、ディストリビュータ11をプレート12上に組み立てる方
法、および、プレート12を型1の表面6上に組み立てる方法は、当業者によっ
て知られており、本発明の要旨ではないため、これ以上説明しない。
【0033】 ディストリビュータ11は、ノズル10を組み立てるための支持体13によっ
て、ノズル10を支持している。支持体13は、ディストリビュータ11に設け
られ且つ塑性状態で材料を流通させるチャンネル14と、軸4に沿ってノズル1
0に設けられ且つ材料をディストリビュータ11からキャビティ2の内部へと運
ぶチャンネル15との間で流体接続を形成する。また、チャンネル15は、軸に
沿って延びるとともに、ノズル10の前面78でキャビティ2の内部に連通して
いる。
【0034】 組立支持体13は、軸4に沿ってディストリビュータ11内に嵌合されている
。このため、ディストリビュータ11には、これを突きぬけるように軸4に沿っ
て穴16が貫通して開けられている。この穴16は、軸4を中心として円をなす
円筒状の内周面17によって形成されている。
【0035】 穴16はチャンネル14を垂直に横切っており、その各側に内周面17の一部
が存在する。
【0036】 補完的に、組立支持体13は、内周面17の径と略同一な径を有し且つ軸4を
中心として円をなす円筒状の外周面18を有しており、これにより、ディストリ
ビュータ11の穴16内に支持体13を遊びを形成することなく同軸嵌合させる
ことができる。
【0037】 組立支持体13は、キャビティ2の側に、すなわち、ディストリビュータ11
に対し軸4に沿ってノズル10の側に、フランジ19を一体に有している。フラ
ンジ19は、軸4を中心として円をなす環状のものであり、この軸から離れる方
向で外周面18から突出する突出部を形成している。また、このフランジ19は
、軸4を中心として円をなす環状の平面20によって、ディストリビュータ11
へと向かう範囲が規定されている。平面20は、外周面18に対して肩部を形成
しており、この肩部は、穴16の周囲でディストリビュータ11に対し方向27
と反対の方向で平面支持される。
【0038】 組立支持体13の外周面18には、軸4に沿うディストリビュータ11の他方
側に、すなわち、キャビティ2およびノズル10と反対側に、軸4に沿って突出
する突出部が形成されるとともに、ネジ21が形成されている。このネジ21に
は、軸4を中心として円をなす環状のリング22が螺合される。このリング22
は、穴16の周囲でディストリビュータ11に対し方向27で平面支持される。
すなわち、リング22は、図1に示される位置で組立支持体13をディストリビ
ュータ11に対し着脱自在に接続するために、組立支持体13の肩状の平面20
と反対の側でディストリビュータ11に平面支持されている。
【0039】 この位置で、支持体13に設けられた角を成すアングルチャンネル23は、一
方で、例えば軸4に対して直角に方向付けられた軸24に沿って延びて、ディス
トリビュータ11のチャンネル14の内側と連通するとともに、他方で、この軸
4に沿ってキャビティ2へと延びて、ディストリビュータ11のチャンネル14
とノズル10のチャンネル15との間で流体連通を形成する。したがって、軸4
に沿って方向付けられたアングルチャンネル23の一部は、ディストリビュータ
11からノズル10のチャンネル15へと供給される塑性状態の材料の出口部を
形成する。
【0040】 具体的には、チャンネル23は、軸4を中心として円をなす環状の平面25の
内側で、キャビティ2に向かって露出している。この平面25は、軸4に対して
垂直であり、27の方向に向いて、後述するようにノズル10と共にシールシー
トを形成する。
【0041】 平面25は、軸4から離れる方向に延びて、フランジ19の内周面26と接続
している。この内周面26は、軸4を中心として円をなす円筒状を成していると
ともに、それ自身、軸4を中心として円をなす環状の平面28と方向27で接続
している。平面28は、軸4に対して垂直であり、キャビティ2へと向かうフラ
ンジ19の範囲を規定している。
【0042】 フランジ19の2つの平面20,28は、軸4から離れる方向で、フランジ1
9の外周面29に接続されている。この外周面29は、軸4を中心として円をな
す円筒状を成しているとともに、ネジ30を有している。このネジ30によって
、フランジ19は、軸4を中心として円をなす環状のリング31を支持する。リ
ング31は、支持体13に対してノズル10を接続するための一体且つ着脱自在
な接続部として作用し、その結果、支持体13によってノズル10がディストリ
ビュータ11に接続される。
【0043】 具体的に、図示の例では、それ自体知られた方法で、ノズル10は、基本的に
、ディストリビュータ11および組立支持体13に最も近い部分を構成するとと
もに軸4に沿う寸法部分の主要部を形成するノズル本体32と、このノズル本体
32をキャビティ2に接続するノズル端部33とから成る一体且つ着脱自在なア
ッセンブリによって形成されている。
【0044】 また、リング31は、組立支持体13に対してノズル本体32を一体且つ着脱
自在に接続する接続部を形成している。
【0045】 ノズル本体32は、一般に、軸4を中心として円をなす管形状を成しており、
特に、軸4を中心として円をなす大部分の円筒部を規定し且つチャンネル15の
対応する部分を規定する内周面34と、同様に軸4を中心として円をなす大部分
の円筒部を規定する外周面35とによって形成されている。
【0046】 本体32の外周面35は、ウェル5の内周面7の径よりも小さい径を有してお
り、本体32は、この内周面7の軸4に関する軸方向寸法よりも小さい軸方向寸
法にわたってウェル5内を貫通している。これにより、ウェル5の内周面7,8
間の移行部分である内周面9に対しディストリビュータの方へと一体でセットバ
ックさせることができる。
【0047】 本体32の内周面34は、軸4を中心として円をなす円筒状の内周面36の径
よりも僅かに小さい径を有している。この内周面36は、支持体13の平面25
の口部で、すなわち、ディストリビュータ11から供給される塑性状態の材料の
ための出口部分であって、ノズル10と組立支持体13との接続部の狭い限られ
た端部領域で、支持体13のチャンネル23を形成している。内周面34は、軸
4を中心として円をなし且つチャンネル23の内周面36の径まで広がる円錐台
状のフレア部37を有しており、この径をもって、軸4に対して垂直で且つ軸4
を中心として円をなす環状の平面38と接続する。
【0048】 この平面38は方向27と反対の方向に向いており、これにより、ノズル本体
32は、支持体13の平面25に対して平面支持される。すなわち、平面38は
、本体32上で、組立支持体13の平面25によって形成されるシールシートを
補完するシールシートを形成し、これにより、一方で、チャンネル23,15の
周囲でノズル本体32および組立支持体13の相互にシールされた支持部を形成
するとともに、他方で、組立支持体13およびディストリビュータ11に対する
ノズル本体32の軸4に沿う位置を固定する。
【0049】 平面38は、軸4から離れる方向で、内周面26の径と略同一な径を有し且つ
軸4を中心として円をなす円筒状の外周面39に接続される。そして、これらの
面38,39により、ノズル本体32は、組立支持体13の面25,26内に可
能な限り正確に嵌合される。
【0050】 外周面39は、軸4に沿う平面38との接続部と反対側で、すなわち、27の
方向で、ノズル本体32の環状の平面40に接続されている。平面40は、軸4
に対して垂直で且つ軸4を中心として円をなす環状を成しており、平面25と平
面28との間の軸に沿う離間距離よりも僅かに大きな距離で、平面38から軸4
に沿って離間している。これにより、平面40は、平面28に対して27方向に
僅かにオフセットされる。
【0051】 この平面40によって、外周面39は、ノズル本体32の外周面35の比較的
縮径された端部領域41に接続され、これにより、面38,39,40は、ノズ
ル本体32の外周面35の縮径領域41の周囲に、軸4を中心として円をなす環
状のフランジ41を形成する。このフランジ41は、ノズル本体32をリング3
1によって組立支持体13に接続するために役立つ。
【0052】 この目的のため、リング31は、軸4を中心として円をなす円筒状の内周面4
2を有している。この内周面42には、組立支持体13の外周面29のネジ30
に対応して設けられ且つ27の方向でネジ30に螺合することができる雌ネジ4
3が形成されている。この内周面42は、軸4を中心として円をなす環状の平面
44に接続されており、平面44は、軸4に対して垂直で且つ方向27と反対の
方向に向けられている。
【0053】 この平面44は、軸4に対して近づく方向で、リング31の内周面45に接続
されている。この内周面45は、軸4を中心として円をなす円筒状を成している
とともに、面26,39の共通の径よりも小さく且つ特に縮径領域41における
面35の径よりも大きい径を有している。これにより、平面44は、支持体13
の面28と、ノズル10のフランジ41の面40の周縁領域とに対向して位置さ
れる。
【0054】 したがって、組立支持体13にリング31を捩じ込むと、面44と面25との
間でフランジ41がしっかりと挟持され、この面25に対して面38が所定の力
で当て付けられる。
【0055】 本発明において、リング31の形状は、さほど重要ではない。リング31の内
周面42は、方向27と反対の方向で且つ軸4から離れる方向で、軸4を中心と
して円をなす環状の前面46に接続されるとともに、リング31の内周面45は
、27の方向で且つ軸4から離れる方向で、軸4を中心として円をなす環状の前
面47に接続されている。これら2つの前面46,47は外周面48に接続され
ている。外周面48は、ここにリング31のネジ回しキーを装着することができ
るように、軸4に対して垂直な平面による断面で見た時に、多角形の断面、例え
ば六角形の断面を与える複数の側面によって形成されていても良い。
【0056】 分解後の再組立においてノズル10をディストリビュータ11に組み立てる時
に、ディストリビュータ11に対する組み立て支持体13の軸4周りのプリセッ
ト方向、および、組立支持体13とディストリビュータ11とに対するノズル本
体32の軸4周りのプリセット方向を与えるために、軸4周りの相対角度位置で
位置決めする手段が本発明にしたがって設けられる。この手段は、図示の例では
、軸4と平行な軸50を有するコッターピン49の形態を成しており、ノズル本
体10のフランジ41と、組立支持体13のフランジ19と、ディストリビュー
タ11とに対して固定されている。
【0057】 具体的に、図示の例において、コッターピン49は、軸50から離れる方向の
範囲が、軸50を中心として円をなす2つの端面52,53間の円筒状の外周面
51によって規定されている。2つの端面52,53は、平面で且つ軸50に対
して垂直であるとともに、27の方向および27の方向と反対の方向にそれぞれ
向いている。組立支持体13のフランジ19には、図2aに示されるように、突
きぬけるように軸50に沿って穴54が貫通して開けられており、この穴54は
、軸50を中心として円をなす円筒状を成し且つコッターピン49の外周面51
の径と略同一な径を有する内周面55によって形成されている。
【0058】 したがって、コッターピン49を穴54内に同軸係合すると、軸50と垂直な
任意の方向で、コッターピン49が組立支持体13に対して固定される。
【0059】 組立支持体13のフランジ19の内周面26の直径は、組立支持体13の外周
面18の直径よりも大きい。軸50は、面18の半径と面26の半径との差の半
分の距離だけ軸4から離間している。これにより、軸50は、面18,26間で
、これら両者から等距離に位置される。
【0060】 この距離は、面51,55の共通半径に一致しており、これにより、軸50に
沿って穴54の両側から突出するコッターピン49は、一方で、方向27と反対
の方向で面20に対して突出する端部領域の外周面51が組立支持体13の面1
8に接するとともに、他方で、27の方向で面25に対して突出する端部領域の
外周面51が組立支持体13のフランジ19の面26に接する。
【0061】 平面20からフランジ19を超えて突出するコッターピン49の端部領域を受
けるために、ディストリビュータ11には、フランジ19の面20を支持する支
持領域に、止め穴56が軸50に沿って穿設されている。止め穴56は、27の
方向で開口しており、一方で、コッターピン49の外周面51の径と略同一な径
を有し且つ軸50を中心として円をなす円筒状の内周面57によって形成される
とともに、他方で、軸4に対して垂直な平坦な底面58によって形成されている
【0062】 面25からフランジ19を超えて突出するコッターピン49の他の端部領域を
受けるため、ノズル本体32のフランジ41には、図2bに示されるように、軸
50に沿って、すなわち、面38,40の一方から他方に向かって、外周面39
で開口する切り欠き59が穿設されている。実際には、切り欠き59は、軸50
と軸4との間に半円筒状の領域を有する内周面60によって形成されており、半
円筒状の領域は、軸50を中心として円をなすとともに、穴54の内周面55の
径およびコッターピン49の外周面51の径と略同一な径を有している。また、
この半円筒状の領域は、軸4,50によって規定される平面60と平行で且つこ
の平面60に対して互いに対称な2つの平面領域によって、外周面39に接続さ
れている。前記2つの平面領域は、半円筒状の領域の径と同じ距離だけ互いに離
間されている。
【0063】 コッターピン49の軸50に沿う平面52,53間の寸法は、組立支持体13
の面20がディストリビュータ11に当接した際における、ディストリビュータ
11の止め穴56の底面58と組立支持体13のフランジ19の面28との間の
軸4に沿う離間距離に略等しい。これにより、リング31が組立支持体13に十
分に螺合されて面38,25同士が互いに当接されるとともに、リング22が組
立支持体13に十分に螺合されて組立支持体13の面20がディストリビュータ
11に当接されると、リング31の面44と止め穴56の底面58との間で固定
されるコッターピン49は、少なくとも部分的に止め穴56と係合するとともに
、組立支持体13のフランジ19の穴55を貫通して切り欠き59と係合し、こ
れにより、切り欠き59と穴55と止め穴56とが互いに位置合わせされ、その
結果、ノズル本体32と組立支持体13とディストリビュータ11との軸4周り
の相対角度位置が固定される。
【0064】 この軸4周りの相対角度位置でノズル端部33をノズル本体32に対して組み
立てる際にも同様な構成が本発明にしたがって採用される。
【0065】 この組立のために、ノズル本体32の外周面35には、方向27の端部領域に
、軸4を有するネジ61が設けられている。このネジ61はノズル本体32の前
面62に接続されており、前面62は、軸4を中心として円をなす環状を成して
おり、軸4に対して垂直な平面であって、27の方向を向いている。
【0066】 この面62は、軸4の方へ向かって、ノズル10の内周面34の端部領域63
に接続されている。この端部領域63は、軸4を中心として円をなす円筒状を成
しているとともに、面34の径よりは大きいが面35の径よりは小さい径を有し
ている。この拡径領域63は、環状の面62を他の環状の面64に接続している
。他の環状の面64は、軸4を中心として円弧を描き、軸4に対して垂直な平面
であるとともに、27の方向に向けられており、端部33のためのシールベアリ
ング端部を構成することができる。
【0067】 この面64は、それ自身、段部65によって、面34の残りの部分に接続され
ている。
【0068】 本発明の要部ではない段部65についてはこれ以上説明しないが、段部65の
機能は、オープンワークリング66のノズル本体32内への嵌合を許容するとと
もに、端部33によるオープンワークリング66の固定を許容して、塑性状態の
材料の少なくとも流通障害を形成することができるようにすることである。また
、このリング66は、本発明の要部ではないため、これ以上説明しない。その機
能は、当業者に知られており、簡単に後述する。
【0069】 図示の例において、端部33は、主として、軸4の周りで回転対称な2つの構
成部品、すなわち、外側部品67と、外側部品67内に同軸的に固定されるジャ
ケットを形成する内側部品68とによって構成されている。これらの2つの構成
部品は、単一の部品に取って代えることもでき、以下のように見なされる。特に
、これらの構成部品67,68の一方によって形成される端部33の表面もしく
は表面部位と、他方によって形成される端部33の表面もしくは表面部位との間
に区別はない。
【0070】 端部33は、ノズル本体32の面63内に嵌合するように形成されており、そ
のため、軸4を中心として円をなす円筒状を成し且つ面63の径と略等しい径を
有する外周面69を有している。
【0071】 面69は、方向27と反対の方向で、環状の平面70に接続されている。環状
の平面70は、軸4を中心として円をなしており、軸4に対して垂直である。ま
た、平面70は、方向27と反対の方向を向いており、外周面69を内周面71
に接続している。内周面71は、軸4を中心として円をなす円錐台状を成してお
り、その径が方向27に向かって狭くなっている。すなわち、内周面71の径は
、面70,71同士の接続部では、面34の径と略同一であるが、円錐台状の内
周面71と軸4を中心として円をなす円筒状の内周面72との接続部では、面3
4の径よりも小さくなっている。
【0072】 この面72は、それ自身、27の方向で、他の内周面73に接続されている。
内周面73は、軸4を中心として円をなす円錐台形状を成しており、27の方向
に収束して、内周面74との移行部を形成している。内周面74は、軸4を中心
として円をなす円筒状を成しており、面72の径よりも小さい径を有している。
【0073】 この内周面74は、27の方向で、環状の面75に接続されている。環状の面
75は、軸4を中心として円をなす平面であり、方向27と反対の方向を向いて
いる。また、この面75は、軸4に近づく方向で、内周面76に接続されている
。内周面76は、軸4を中心として円をなす円錐台状を成しており、27の方向
へ収束している。
【0074】 面76は、それ自身、27の方向で、内周面77に接続されている。内周面7
7は、軸4を中心として円をなす円筒状を成しており、面74の径よりも小さい
径を有している。この面77は、前面78で、キャビティ2に向かって露出して
いる。前面78は、実際には端部33の面内にあり、動作温度において、できる
限り正確に面3と面一になるような形状および方向性を有している。
【0075】 前面78は、軸4から離れる方向で、端部33の外周面79に接続されている
。外周面79は、軸4を中心として円をなす円筒状を成しており、ウェル5の内
周面8の径と略同一な径を有している。
【0076】 この面79は、方向27と反対の方向で、面78を外周面80に接続している
。外周面80は、軸4を中心として円をなす円錐台状を成しており、27の方向
に向かって収束している。また、面79は、軸4と平行であり、面80をセット
バックさせることができる十分な寸法、すなわち、ウェル5の面9に対して方向
27と反対の方向に面80をオフセットさせることができる十分な寸法を有して
いる。
【0077】 また、面80は、面79を他の外周面81に接続している。外周面81は、軸
4を中心として円をなす円筒状を成しており、面79の径よりも大きく且つ面6
9の径よりも小さい径を有している。この面81は、方向27と反対の方向で、
面82に接続されている。面82は、軸4を中心として円をなす環状を成してお
り、軸4に対して垂直な平面であるとともに、27の方向に向いている。
【0078】 この面82は、面81を外周面83に接続している。外周面83は、軸4を中
心として円をなす円筒状を成しており、各面81,69の径よりも大きく且つ本
体32の外周面35の径すなわちネジ61の径よりも僅かに小さい径を有してい
る。
【0079】 面83は、この方向27で、面84に接続されている。面84は、軸4を中心
として円をなす環状を成しており、軸4に対して垂直な平面である。また、この
面84は、方向27と反対の方向を向いて面83を面69に接続しており、面8
2,83とともに、軸4を中心として円をなす環状のフランジ98を端部33の
周囲に形成している。また、面84は、本体32の面62と対向して位置されて
いるが、面84,70間における面69の軸4に沿う寸法が面62と面64との
軸4に沿う離間距離よりも僅かに大きくなるように本体32の面62と接触して
いない。
【0080】 また、ノズル端部33は、その面70を本体32の面64に対してシール支持
するように、ノズル本体32内に嵌合されても良い。この場合、面63,69同
士は、軸4に沿って摺動接触状態で位置されるとともに、面62,69は、互い
に近接して位置されつつ、軸4に沿って互いに離間される。
【0081】 端部33を本体32に対してこのような位置に配置するために、クランプリン
グ85がネジ61に捩じ込まれる。この目的のため、クランプリング85は内周
面86を有しており、内周面86は、軸4を中心として円をなす円筒状を成して
いるとともに、本体32の外周面35の径と略同一な径を有している。この内周
面86には、本体32のネジ61と螺合して係合する雌ネジ87が形成されてい
る。
【0082】 クランプリング85の内周面は、27の方向で、クランプリング85の面88
に接続されている。この面88は、軸4を中心として円をなす環状を成しており
、軸4に対して垂直な平面であるとともに、方向27と反対の方向に向いている
。この面88は、軸4に近づく方向で、面86を内周面89に接続している。内
周面89は、軸4を中心に円をなす円筒状を成しており、端部33の外周面81
の径と略同一な径を有している。
【0083】 このように、ネジ61と雌ネジ87とによってリング85を本体32に螺合す
るとともに、リング85と本体32との間でフランジ98をしっかりと挟持する
と、端部33の面70が面64に突き当たり、その結果、一方で、相対的なシー
ルが形成されるとともに、他方で、本体32に対する端部33の軸4に沿う位置
が固定される。これにより、ディストリビュータ11に対するノズル本体32の
軸4に沿う正確な位置決めの前述した作用が補完され、ディストリビュータ11
に対して端部33、特に前面78を軸4に沿う正確な位置に配置することができ
る。更に、端部33は、段部65で、リング66を固定する。
【0084】 螺合時、前面78が型1の面3とできる限り面一となり得るように、本体32
に対する端部33の軸4周りでの方向性を保つことは特に重要である。
【0085】 そのような方向性を組立時に与えるため、ディストリビュータ11に対するノ
ズル10の分解後の再組立と同様に、本発明にしたがって、ノズル本体32に対
する軸4周りの方向性の位置決めが端部33に成される。この位置決めは、コッ
ターピン49によって成された組立支持体13に対する本体32の位置決め、お
よび、ディストリビュータ11に対する組立支持体13の位置決めを補完し、端
部33の正確な角度位置を確保する。
【0086】 図示の例においも、この位置決めは、軸4と平行な軸91を有するコッターピ
ン90によって行なわれる。このコッターピン90は、軸91を中心として円を
なす円筒状を成し且つこの軸91に対して垂直な2つの端面93,94間にある
外周面92を有している。
【0087】 コッターピン90を受けるために、図3aに示されるように、ノズル本体32
の面62には、面35のネジ61と面63との間に、軸91を有する止め穴95
が穿設されている。この止め穴は、軸91を中心として円をなす円筒状を成し且
つコッターピン90の外周面92の径と略同一な径を有する内周面96と、軸9
1に対して垂直な平面である底面97とによって形成されており、これにより、
軸91に対して垂直な任意の方向でコッターピン91をノズル本体32に対して
固定することができる。
【0088】 図3bに示されるように、ノズル端部33、具体的には、クランプリング85
の面88と係合して端部33をノズル本体32に対して固定するフランジ98を
端部33の周囲で構成する面82,83,84を形成する構成部品67は、切り
欠き99を有している。切り欠き99は、フランジ98を突き抜けている。すな
わち、切り欠き99は、軸91に沿って、面82,84の一方側から他方側へと
貫通している。
【0089】 この切り欠き99は、軸4の方へ向いた領域の範囲が、半円筒状を成す内周面
100によって規定されている。内周面100は、軸91を中心として円をなす
とともに、コッターピン90の外周面92の径と略同一な径を有している。また
、切り欠き99は、他方で、この半円筒領域を切り欠き99が開口する外周面8
3に接続する2つの平面領域を有している。これら2つの平面領域は、この例で
は軸91が軸54と同様に位置される前述した面60と平行であり、この面60
に対して互いに対称であるとともに、半円筒状領域の径と一致する面60と垂直
な距離だけ互いに離間されている。
【0090】 コッターピン90の軸91に沿う端面93,94間の寸法は、軸4と平行な穴
95の寸法と軸4と平行なフランジ98の面82,84間の寸法との総計に略一
致している。これにより、全ての状況において、クランプリング85がノズル本
体32に十分に螺合されてフランジ98をしっかりと挟持すると、コッターピン
90は、リング85の面88および止め穴95の底部97によってその脱落が防
止され、止め穴95および切り欠き99内に少なくとも部分的且つ永久的に位置
される。
【0091】 クランプリング31と同様に、クランプリング85は、その面86,88,8
9の外側形状は任意の形状であっても良い。
【0092】 図示の例において、面86,89は、27の方向と反対の方向および27の方
向でそれぞれ、各前面102,103に接続されている。前面102,103は
、軸4を中心として円をなす環状を成しており、軸4に対して垂直な平面である
。また、2つの前面102,103は、軸4から離れる方向で、外周面104に
接続されている。この外周面104は、例えば、軸4を中心に円をなす円筒状を
成しており、ウェル5の内周面7の径よりも小さい径を有している。
【0093】 図示のように、面104は、軸4を中心に円をなす環状の肩部105を有して
いても良い。この場合、ウェル5の内側にノズル本体32を同軸的に入れる管状
のケーシング106をリング31の前面47に固定して、例えば射出中において
射出材料の流動性を維持する温度に本体32を保つために本体32の温度調整を
行なう手段といった図示しない異なる複数の付属装置を保護することができる。
ケーシング106は、軸4を中心として円をなし且つリング31の前面47から
突出する環状の肩部107により、リング31の高さで、同軸位置に固定される
ことが望ましい。
【0094】 端部33の高さでチャンネル15の開閉を制御するために、チャンネル15内
には、封鎖ピン108が同軸的に収容されている。封鎖ピン108の形状は、そ
れ自体知られているため、詳細に説明しない。
【0095】 容易に思い起こされるように、封鎖ピンは、27の方向において、平坦な前面
109で終端している。前面109は、軸4に対して垂直であり、端部33の内
周面76の一端の径と他端の径との間の中間の径を有するディスク形状を成して
いる。また、方向27に関して封鎖ピン108の前面109の直ぐ上流側は、軸
4を中心として円弧を描き且つ面76のテーパ形状と一致するテーパ形状を有す
る円錐台状の外周面110によって形成されている。この外周面110は、端部
33に対する方向27でのロッド108の限界位置で、シール状態で面76と嵌
合することができる。この限界位置は、結果的にチャンネル15の封鎖位置とな
る。また、ロッド108は、チャンネル15をキャビティ2の方へと連通させる
ために、制御された方法で、方向27と反対の方向で軸4に沿って並進すること
により、面76からそれ自身離れることができる。
【0096】 封鎖ピン108は、ノズル本体32に対して開位置または封鎖位置へと向かう
軸4に沿う並進運動を、ノズル本体32と端部33との間の接続部に位置する前
述したリング66によって制御されることにより案内される。
【0097】 また、チャンネル23の内側では、ピン108が、同軸延在部111により、
組立支持体13内で同軸的に摺動案内される。ピン108は、同軸延在部111
内に、同軸的に捩じ込まれ、あるいは、他の任意の手段によって接続されている
【0098】 同軸延在部111は、組立支持体13を垂直に貫通するとともに、ディストリ
ビュータ11の外側であって且つ組立支持体に対し軸4に沿ってノズルと反対側
に、端部112を有している。端部112内には、ボルト125が一体的且つ着
脱自在に螺合されている。ボルト125は、軸4を中心として円をなすカラー1
26を一体的に支持しており、軸4に沿う並進運動のために、油圧ジャッキ等の
制御された駆動手段の動作伝達部品113と接続している。伝達部品113を介
したその制御された動作によって、端部112を軸4に沿って方向27と反対の
方向に引き込んで、ピン108をチャンネル15の開位置へと移動させてキャビ
ティ2への通路を開くことができ、あるいは、ピン108を押し出して、ピンの
面110を面76にシール状態で支持させること、すなわち、ピンをチャンネル
15の封鎖位置へと移動させることができる。
【0099】 ジャッキ114または他の駆動手段および部品113についてはこれ以上説明
しない。また、同様に、ピン108の延在部111の端部112に着脱自在に接
続されるカラー126との接続形態についてもこれ以上説明しない。なお、カラ
ー126と部品113との間の接続部は、ピン108の延在部111から離れて
おり、このピン108は、それ自身、伝達部品113に対して、および、ディス
トリビュータ11と支持体13とノズル10とによって形成されるユニットに対
して、軸4周りで自由に回転する。
【0100】 この点において、ロッド108の延在部111は、軸4を中心として円をなす
円筒状の外周面115によって、軸4から離れる方向における範囲が定められて
いる。この外周面115に対して、カラー126は、軸4から離れる方向で突出
している。また、延在部111は、支持体13の内周面117によって形成され
る同軸穴116を貫通している。内周面117は、軸4を中心として円をなす円
筒状を成しており、外周面115の径と略同一の径を有している。
【0101】 しかしながら、ディストリビュータ11と組立支持体13とノズル10とによ
って形成されるユニットに対するロッド108の軸4周りの回転を固定するため
に、ピン108の延在部111は、支持体13と端部112との間に位置する領
域で、コッターピン118を一体的且つ着脱自在に支持している。コッターピン
118は、軸4に対して垂直な軸119に沿って配置されており、軸119に沿
うその両側に、延在部111の外周面115から突出する2つの端部領域を有し
ている。
【0102】 コッターピン118のこれら2つの端部領域は、管状スリーブ121の軸4と
平行な直線状の各溝120内に係合している。管状スリーブ121は、軸4を中
心として円をなしており、螺合端部123にしっかりと捩じ込まれたナットカバ
ー122によって一体的に支持されている。また、螺合端部123は、ディスト
リビュータ11に対してノズル10と反対側に位置する穴116の口部の周りに
設けられている。
【0103】 また、このナットカバー122は、ピン108の延在部111の外周面115
の周りで、組立支持体13に対してシールするリング124を固定するのに役立
つ。
【0104】 容易に分かるように、ナット122が端部123に十分に螺合されて、その結
果、ナット122が端部123と着脱自在に一体化されると、コッターピン11
8の両端部が軸4と平行なコッター結合状態で溝120と係合するため、組立支
持体13に対するピン108の延在部111およびピン108の回転が防止され
る。
【0105】 その結果、組立時およびメンテナンス作業中にピン108の延在部111と伝
達部品113とを機能的に接続するために、あるいは、これらを分解するために
、ピン108の延在部111に対するボルト108の螺合もしくはその解除を容
易に行なうことができる。
【0106】 また、その結果、ピン108は、分解後および再組立後、図示された例では、
面76によって構成されるシールシートおよびキャビティ3に対する軸4周りの
プリセット角度位置を永久的に占めて回復する。これにより、射出装置の図5に
示される特定の変形例において、特定の利益を提供することができる。
【0107】 図5に示される変形例は、キャビティ2の近傍の領域におけるチャンネル15
およびピン108の構成のみが図1から図4に関して説明した本発明の実施形態
と異なっている。図5から分かるように、図1から図4の実施形態に関して参照
符号1,2,3,4,10,15,32,33,74から78,85,90,9
1,98,108を使用して説明した構成要素または構成部品は、同一であり、
あるいは、本発明において重要ではない差異を有しており、あるいは、以下に説
明する差異を有している。
【0108】 この実施形態の場合、局所的にチャンネル4を形成する端部33の円錐台状の
面76は、もはやピン108のためのシールベアリングとして作用せず、円筒状
の面77によって形成されるチャンネル15の一部分内へのピン108の挿入を
単に案内するだけである。この変形例において、円筒状の面77は、ピン108
が封鎖位置すなわち図5に示される位置にある時に、ピン108のための本体3
3のシールベアリングを構成する。
【0109】 ロッド108の外周面110は、補完的に、軸4を中心として円をなす円錐台
形状ではなく、軸4を中心として円をなす円筒状を成しているとともに、面77
の径と略同一な径を有している。これにより、図5に示される封鎖位置で、面1
10と面77との間に、塑性状態の材料に対するシール接触が確保される。
【0110】 ロッド108の外周面110は、キャビティ2へと向かって、ロッド108の
前面109に接続されている。ロッド108の前面109は、軸4に対して垂直
な平面ではなく、図1から図4に関して説明した実施形態と同様に、ピン108
が封鎖位置に位置されて射出作業中に有するべき温度となっている時にこの面1
09が端部33の前面78と同様に型2の面3と面一になるように、面3の形状
が形成されている。
【0111】 確かに、軸4の周りの限られた領域で、面3が軸4に対して垂直な平面である
場合には、面78,109は、この軸4に対して垂直な平面となる。しかし、面
3が湾曲していたり、軸4が面3を直角にカットしていない最も一般的な場合に
は、面109は、面78と同様に、湾曲形状もしくは軸4に対して傾いた方向性
を有している。また、コッターピン118の両端部がナット122の溝120と
を係合させて、軸4周りに互いに180°オフセットされた2つの位置であって
そのうちの一方の位置が明らかに誤りである2つの位置においてのみピン108
をノズル10に対して軸4周りに方向付けることができる位置決めにより、ピン
の各分解後に面109を再び適切に方向付けることができ、これにより、ピン1
08が封鎖位置にある時に、この面109を、面78と同様に、できる限りキャ
ビティ2の面3と面一にすることができる。
【0112】 無論、この場合、内周面74によって形成されるチャンネル15の領域へと面
109が達することができるように、端部33およびノズル本体34内でピン1
08を方向27と反対の方向に摺動させて、ピン108をキャビティ2から十分
に離間させると、チャンネル15をキャビティ2の方へと開く位置にピン108
が移動される。
【0113】 この変形例の場合、キャビティの面3と面109とが面一となる封鎖位置に対
応する軸4に沿うピン108の位置は、キャビティ2へのチャンネル15の開放
に対応する位置と同様に、ジャッキ114のストロークを調整することによって
決定される。
【0114】 無論、支持体13に対してピン108を位置決めするために、他の手段を使用
することができる。同様に、ディストリビュータ11に対して支持体13を位置
決めするため、支持体13に対してノズル本体32を位置決めするため、本体3
2に対して端部33を位置決めするために、他の手段を使用することができる。
言うまでも無く、本発明は、供給されるようになっているキャビティ2の面3と
ノズル10とができる限り面一となるように、適切な場合に、射出ウェル5の軸
と一致する軸4周りのプリセット方向性と、この軸に沿うプリセット位置とを、
封鎖ピン108を有するノズル10に与えることができるとともに、分解後の再
組立時にそれを維持することができる位置決めの任意の形態に関するものである
【0115】 特に、ノズル本体32と組立支持体13とディストリビュータ11との間で位
置決めを行なうコッターピン49、端部33とノズル本体32との間で位置決め
を行なうコッターピン90、ピン108の延在部111と管状スリーブ121と
を介してピン108をコッター結合によってディストリビュータ11に対し位置
決めするコッターピン118は、位置決めがその間で行なわれる複数の構成部品
のうちの1つを用いて固体ブロックを成す外形に取って代えることができる。無
論、これらのコッターピンのうちの1つだけ或は幾つかだけをそのように取って
代えることもできる。
【0116】 このことが図6に示されている。図6を参照すれば分かるように、図1から図
4の実施形態に関して同じ参照符号を使用して説明した構成要素または構成部品
は、同一であり、あるいは、本発明において重要ではない差異を有しており、あ
るいは、以下に説明する差異を有している。コッターピン118は、全てが封鎖
ピン108の延在部111を有する部品から成り且つ軸119に沿ってこの延在
部116の一方側のみに突出する同一の参照符号のボスベアリングに取って代え
られている。このボス118は、軸4と平行に摺動でき且つ軸4の周りで回転で
きないように、管状スリーブ121の軸4と平行な単一の直線状溝120内に係
合している。管状スリーブ121は、図1から図4または図5に関して説明した
管状スリーブと同様に、ディストリビュータ11に接続されているが、図1から
図4に関して説明した方法と異なる後述の方法によってディストリビュータ11
に接続されている。
【0117】 実際に、図6は、図1から図4または図5に関して説明した特定数の構成要素
または構成部品の変形例を示しているが、これらの異なる複数の変形例は、本発
明に係る射出装置において互いに独立していると見なすことができることは言う
までもない。言い換えると、これらの異なる複数の変形例は、図1から図4、図
6、図5に関してそれぞれ説明した実施形態に適合する限りにおいて、組合せる
ことができる。
【0118】 図1から図4または図5に関して説明した実施形態と比べて、図6に示される
他の変形例は、ディストリビュータ11に対するノズル本体32の組立に関する
【0119】 実際に、図6に示される実施形態において、ディストリビュータ11は変更さ
れないままであるが、射出ノズル10をディストリビュータ11に対して組み立
てるための支持体13は、参照符号13が割り当てられ且つディストリビュータ
11のチャンネル16内に同軸的に係合する同軸延在部を本体32から構成して
成る単一部品によって形成されている。本体32のこの延在部13は、本体32
とは別個の支持体13と同じ方法で、同一もしくは略同一と見なされるリング2
2,31により、ディストリビュータ11に一体的に固定される。この場合、リ
ング22,31は、この延在部に螺合される。また、方向27と反対の方向でデ
ィストリビュータ11に当接される環状の平面20を支持体に形成するフランジ
19は、本体32とともに単一部品を形成する同一参照符号のベアリング、カラ
ーによって構成されている。リング22は、この場合、本体32の延在部13を
ディストリビュータ11に固定するとともにプレート12に対して固定する2つ
の機能を保持している。一方、リング31は、その組立機能を失っており、ディ
ストリビュータ11と型1との間の固定機能のみを保持している。同一と見なさ
れるコッターピン49は、ノズル本体32とともに単一部品を形成していても良
く、ディストリビュータ11に対するノズル本体32の位置決めを単に行なう。
【0120】 無論、この場合、延在部13の高さでそれ自身ディストリビュータ11の内側
に挿入されるノズル本体32は、ディストリビュータ11のチャンネル14に連
通し且つディストリビュータ11から供給される塑性状態の材料をノズル10の
チャンネル15へと流通させる出口を軸4に沿って与えるアングルチャンネル3
3を形成する。
【0121】 図6の実施形態の場合における本体32の延在部13とディストリビュータ1
1との間の相互接続およびシール、または、図1から図4もしくは図5の実施形
態の場合における本体32とは別個の支持体13とディストリビュータ11との
間の相互接続およびシールは、本体32の延在部13もしくは支持体13をそれ
ぞれ、所定の力で、例えば熱い時に、ディストリビュータ11の穴16内に同軸
的に嵌合することによって成される。
【0122】 このように本体11の穴16内に本体32の延在部13を直接に係合する場合
においては、本体32とは別個の組立支持体13とスリーブ121との一体的な
接続に関して図1から図4で説明した一体形態と同一な一体形態を採用して、本
体32のこの延在部とスリーブ121とを接続することができる。
【0123】 しかしながら、管状スリーブ121と一体のナットカバー122と、支持体1
3と一体の螺合端部123と、ピン108の延在部111と組立支持体13との
間をシールするためのリング124とによって形成される図1から図4に示され
る組立が、後述する組立に取って代えられているという意味で、図6には、前述
したように、異なる接続形態が示されている。後述する組立は、図1から図4ま
たは図5にしたがう実施形態において、本体32とは別個の組立支持体13とス
リーブ121との間に適用することができる。
【0124】 この組立を行なうために、ロッド108の同軸なチャンネル穴116の内周面
117は、チャンネル23に直接に隣接する領域においてのみ、軸4を中心とし
て円をなす円筒状を成すとともに、ロッド108の延在部111の外周面115
の径と略同一の径を有している。
【0125】 この内周面117は、穴116の内周面127に接続されている。内周面12
7は、軸4を中心として円をなす円錐台形状を成しており、軸4に対して所定の
角度、例えば約45°の角度を成して方向27と反対の方向に向かって広がって
いる。なお、この広がり角度は45°に限定されない。
【0126】 この円錐台形状の面127は、それ自身、方向27と反対の方向で、穴126
の内周面128に接続されている。内周面128は、軸4を中心として円をなす
円筒状を成しており、内周面117の径よりも大きく且つリング22を受けるた
めのネジ21の径よりも小さい径を有している。この内周面128は、方向27
と反対の方向で、環状の平面129に接続されている。環状の平面129は、軸
4を中心として円をなすとともに、軸4に対して垂直である。また、この平面1
29は、方向27と反対の方向において本体32の範囲を規定している。 内周面128は、軸4を有する雌ネジ130を有している。
【0127】 この雌ネジ130による同軸的な螺合によって、本体32は、スリーブ121
を一体的に支持して例えば単一部品を形成するプラグ131を一体的に受ける。
【0128】 この目的のため、プラグ131は、軸4と平行に測定される面128の寸法よ
りも大きい寸法にわたり、軸から離れる方向の範囲が外周面132によって規定
されている。外周面132は軸4を中心として円をなす円筒状を成しており、外
周面132には、面128の雌ネジ130と螺合するネジ133が同軸的に形成
されている。外周面132は、27の方向で、軸4を中心として円をなす円錐台
状を成し且つ面127と直接に嵌合する面138に接続されている。これにより
、ネジ133と雌ネジ130とを係合させるとともに、面134が4の方向で面
127に支持されて面127の形状と一致するまで、穴116内にプラグ131
をしっかりと捩じ込むと、プラグ131は、所定の相対位置でノズル本体32と
接続され、ノズル本体32との間でシールを確保することができる。外周面13
2は、プラグ131とスリーブ121との接合部において、方向27と反対の方
向で、プラグ131およびスリーブ121とともに単一部品を形成するカラー1
35に接続されている。このカラー135は、本発明において重要ではなく、プ
ラグ131が穴116内にしっかりと捩じ込まれた時に面134,127間の相
互接触を妨げないように形成されている。
【0129】 プラグ131およびスリーブ121は、軸4の方に向かう範囲が、同一の内周
面136の各領域によって規定されている。内周面136は、軸4を中心として
円をなす円筒状を成すとともに、ピン108の延在部111の外周面115の径
とできる限り近い径を有しており、これによって、ピン108を軸4に沿って相
対的に摺動案内できるようになっている。特にチャンネル23内を流れる熱可塑
性材料に関して、面115,136間にシールを形成するために、面136には
、軸4を中心として円をなす環状の少なくとも1つの溝137を用いてチャンネ
ルが形成されている。溝137は、スリーブ121の溝120とプラグ131と
の間の中間の高さに設けられており、シール材料を受けることができる。
【0130】 最後に、図6に示される実施形態は、ジャッキ114および動作伝達部品11
3の実施形態に関して、図1から図4または図5で説明した実施形態と異なる。
【0131】 実際に、ジャッキ114は、軸4に対して垂直な横方向に配置されている。一
方、図1から図4または図5に関して説明した例では、伝達部品113が90°
の伝達角度を成していたが、図6に示される実施形態の場合には、ジャッキ11
4がピン108と同軸であり、伝達部品113は、軸4に沿った遊びを形成する
ことなく、この軸と垂直な相対変位が可能となるように、ピン108の延在部1
11に接続されている。これについては、当業者に知られており、したがって、
詳細に説明しない。図6の左右の各半分は、ディストリビュータ11およびノズ
ル本体32に対する2つの限界位置におけるジャッキ114およびピン108を
示している。これらの限界位置は、図1から図4および図5に関して説明したと
同様に、図5に係る実施形態の場合にはピン108の前面109が成形用キャビ
ティ2の面3と面一になるノズル端部33の高さにおけるチャンネル15の封鎖
位置と、成形用キャビティ2の方へのチャンネル15の開放位置とに対応してい
る。
【0132】 また、ジャッキ114および伝達部品113のこのような構成は、図1から図
4または図5に関して説明したように構成される本発明に係る装置においても適
用できることは言うまでもない。同様に、図6に関して説明したジャッキ114
および伝達部品113に代えて、あるいは、図6に関して説明したものに係る本
発明の装置と併せて、図1に示されたジャッキ114および伝達部品113を採
用することもできる。
【0133】 しかしながら、本発明に係る装置の変形例は、図1から図4、図5、図6に関
してそれぞれ説明した互換性がある変形例の組合せに限定されず、本発明の要旨
を逸脱しない範囲で、説明した構成に多くの他の変形を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、型上に組み立てられた本発明に係る射出装置の部分図であり、ディス
トリビュータの材料排出口と射出ノズルとの共通軸を含む平面で切断した断面図
である。
【図2】 図2aおよび図2bは、射出ノズル支持体および射出ノズル本体のそれぞれの
図1のII−II線に沿う断面図であって、前記軸に対して垂直な面に沿う断面図で
ある。
【図3】 図3aおよび図3bは、ノズル本体およびノズル端部のそれぞれの図1のIII
−III線に沿う断面図であって、前記軸に対して垂直な面に沿う断面図である。
【図4】 図4は、ノズルをディストリビュータに組み付けるための支持体に対して封鎖
ピンを位置決めする構成部品のIV−IV線に沿う断面図であって、前記軸に対して
垂直な面に沿う断面図である。
【図5】 図5は、図1の参照符号Vで与えられる部分における変形を示しており、図1
と同様の図である。
【図6】 図6は、図1の参照符号VIで与えられる部分における変形を示しており、図1
と同様の図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,BZ,C A,CH,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM ,DZ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH, GM,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,K E,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS ,LT,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN, MW,MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SD,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM ,TR,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN, YU,ZA,ZW

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塑性状態の材料を成形用キャビティ(2)内に射出するための装置であって、
    特に、 −プリセット軸(4)に沿って配置された、塑性材料のための少なくとも1つ
    の排出口(23)を有する塑性材料のディストリビュータ(11)と、 −着脱可能な接続手段によってディストリビュータ(11)に接続された少な
    くとも1つの構成部品(33)を有する射出ノズル(10)であって、構成部品
    (33)は、射出ノズル(10)のために、成形用キャビティ(2)と一体にな
    るように形成された前面(78)を規定し、射出ノズル(10)は、前記軸(4
    )に沿って配置された、塑性材料のための少なくとも1つのチャンネル(15)
    を含み、チャンネル(15)は、前記排出口(23)に連通するように配置され
    ると共に前記前面(78)で露出する、射出ノズル(10)と、 −前記チャンネル(15)を封鎖する手段(108)(113)(114)と
    、を備え、 前記着脱可能な接続手段は、 −ディストリビュータ(11)に対する前記前面(78)の前記軸(4)周り
    の角度位置を位置決めする手段(49,54,56,59,90,95,99)
    と、 −位置決め手段(49,54,56,59,90,95,99)によって規定
    される相対角度位置に、前記前面(78)をディストリビュータ(11)に対し
    て固定するための固定手段(31,85)と、 を備えていることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 射出ノズル(10)は、特に、前面(78)を形成するノズル端部(33)と
    、ディストリビュータ(11)とノズル端部(33)との間に挿入され且つ着脱
    可能な各接続手段によってディストリビュータ(11)とノズル端部(33)と
    に接続されるノズル本体(32)と、を備え、前記接続手段のうちの少なくとも
    1つは、 −前記軸(4)周りの相対角度位置に位置決めする手段(49,54,56,
    59,90,95,99)と、 −位置決め手段(49,54,56,59,90,95,99)によって規定
    される相対角度位置で互いに固定する手段(31,85)と、 を備えた着脱可能な接続手段である、ことを特徴とする、請求項1に記載の装
    置。
  3. 【請求項3】 ディストリビュータ(11)は、前記軸(4)に沿って設けられ且つノズル本
    体(32)を組み立てるためのチャンネル(16)を含み、ノズル本体(32)
    は、前記チャンネル(16)内に同軸的に係合して、前記排出口(23)を形成
    することを特徴とする、請求項2に記載の装置。
  4. 【請求項4】 ディストリビュータ(11)は、前記軸(4)に沿って設けられ且つ射出ノズ
    ル(10)を組み立てるための支持体(13)を組み付けるチャンネル(16)
    を含み、射出ノズル(10)を組み立てるための支持体(13)は、前記チャン
    ネル(16)内に同軸的に係合されるとともに、前記排出口(23)を形成し、
    各接続手段によってディストリビュータ(11)と射出ノズル(10)とに接続
    され、前記接続手段のうちの少なくとも1つは、 −前記軸(4)周りの相対角度位置に位置決めする手段(49,54,56,
    59)と、 −位置決め手段(49,54,56,59)によって規定される相対角度位置
    で互いに固定する手段(31)と、 を備えた着脱可能な接続手段であることを特徴とする、請求項1または2に記
    載の装置。
  5. 【請求項5】 位置決め手段(49,54,56,59,90,95,99)は、前記軸(4
    )と平行なコッター結合部(49,90)を含むことを特徴とする、請求項1な
    いし4のいずれか一項に記載の装置。
  6. 【請求項6】 射出ノズル(10)を組み立てるための支持体(13)は、 −前記軸(4)周りの相対角度位置に位置決めする手段(49,54,56,
    59)と、 −位置決め手段(49,54,56,59)によって規定される相対角度位置
    で互いに固定する手段(31)と、 を備えた接続手段(31,49,54,56,59)によってディストリビュ
    ータ(11)と射出ノズル(10)とに接続され、 コッター結合部(49,90)は、ディストリビュータ(11)に対して所定
    の角度位置に組立支持体(13)を位置決めする手段(49,54,56,59
    )と、組立支持体(13)に対して所定の角度位置に射出ノズル(10)を位置
    決めする手段(49,54,56,59)とに共通していることを特徴とする、
    請求項4に対して従属関係を成す請求項5に記載の装置。
  7. 【請求項7】 互いに固定する手段(31,85)は、前記軸(4)を中心として環状に円を
    なし且つ前記軸(4)周りの回転によって捩じ込まれるリング(31,85)に
    よって相互にクランプすることを特徴とする、請求項1ないし6のいずれか一項
    に記載の装置。
  8. 【請求項8】 制御された封鎖手段(108)は、少なくとも1つの封鎖ピン(108)であ
    って、前記チャンネル(15)の封鎖位置と前記チャンネル(15)の開位置と
    の間で前記チャンネル(15)内を軸方向に摺動するように装着された封鎖ピン
    (108)と、ディストリビュータ(11)に対し前記軸(4)に沿って射出ノ
    ズル(10)と反対側に位置され、前記両位置の一方から他方にピン(108)
    をスライドさせる、制御された手段(113,114)であって、制御された駆
    動手段(114)と、駆動手段(114)とピン(108)との間で動作を伝達
    し且つピン(108)の軸方向延在部に配置された構成部品(113)と、前記
    構成部品(113)とピン(108)とを軸方向で接続し且つ前記軸(4)周り
    の自由な相対回転を許容する着脱可能手段(125,126)と、を有する制御
    された手段(113,114)と、前記軸(4)周りのプリセット相対角度位置
    に、ピン(108)をディストリビュータ(11)に対して位置決めする手段(
    118,120)と、を備えていることを特徴とする、請求項1ないし7のいず
    れか一項に記載の装置。
  9. 【請求項9】 ディストリビュータ(11)に対してピン(108)を位置決めする手段(1
    18,120)は、射出ノズル(32)に対してピン(108)を位置決めする
    手段(118,120)であることを特徴とする、請求項3に対して従属関係を
    成す請求項8に記載の装置。
  10. 【請求項10】 ディストリビュータ(11)に対してピン(108)を位置決めする手段(1
    18,120)は、射出ノズル(10)を組み立てるための支持体(13)に対
    してピン(108)を位置決めする手段(118,120)であることを特徴と
    する、請求項4に対して従属関係を成す請求項8に記載の装置。
  11. 【請求項11】 位置決め手段(118,20)は、前記軸(4)と平行なコッター結合部を含
    むことを特徴とする、請求項8ないし10のいずれか一項に記載の装置。
  12. 【請求項12】 封鎖ピン(108)は、前記チャンネル(15)を封鎖する位置で、成形用キ
    ャビティ(2)と一体になることができるように形成された前面(109)を備
    えていることを特徴とする、請求項8ないし11のいずれか一項に記載の装置。
JP2001507619A 1999-07-06 2000-07-05 塑性状態の材料を成形用キャビティ内に射出する装置 Pending JP2003503241A (ja)

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