JP2003502407A - ハロピリミジン類 - Google Patents

ハロピリミジン類

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JP2003502407A JP2001504898A JP2001504898A JP2003502407A JP 2003502407 A JP2003502407 A JP 2003502407A JP 2001504898 A JP2001504898 A JP 2001504898A JP 2001504898 A JP2001504898 A JP 2001504898A JP 2003502407 A JP2003502407 A JP 2003502407A
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マウラー,フリツツ
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クツク,カール−ハインツ
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ドウンケル,ラルフ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は新規なハロピリミジン類、それらの多数の製造方法および有害生物防除剤としてのそれらの使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、新規なハロゲノピリミジン類、それらの複数の製造方法および有害
生物防除剤としてのそれらの使用に関する。
【0002】 同様な置換パターンを有するある種のピリミジン類およびそれらの殺菌・殺カ
ビ活性はすでに開示されている(GB−A 2253624)。しかしながら、
これらの先行技術化合物の活性は、特に低い適用割合および濃度では、全ての使
用領域において完全に満足のいくものではない。
【0003】 本発明は、従って、一般式(I)
【0004】
【化10】
【0005】 Zは各場合とも置換されたもしくは未置換のシクロアルキル、アリールまたはヘ
テロシクリルを表し、 Qは酸素または硫黄を表し、 Xはハロゲンを表しそして L1、L2、L3およびL4は同一もしくは相異なりそして互いに独立して各々水素
、ハロゲン、シアノ、ニトロ、各場合とも場合によりハロゲン−置換されていて
もよいアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニルまたはアル
キルスルホニルを表す] の新規なハロゲノピリミジン類を提供する。
【0006】 定義において、例えばアルキル、アルカンジイル、アルケニルまたはアルキニ
ルの如き飽和もしくは不飽和炭化水素連鎖は、例えば、アルコキシ、アルキルチ
オまたはアルキルアミノ中のようなヘテロ原子との組み合わせを含めて、各場合
とも直鎖状もしくは分枝鎖状である。特に断らない限り、炭素数1〜6の炭化水
素連鎖が好ましい。
【0007】 ハロゲンは一般的には弗素、塩素、臭素またはヨウ素、好ましくは弗素、塩素
または臭素、特に弗素または塩素を表す。
【0008】 アリールは芳香族の単−または多環式炭化水素環、例えば、フェニル、ナフチ
ル、アントラニル、フェナントリル、好ましくはフェニルまたはナフチル、特に
フェニルを表す。
【0009】 ヘテロシクリルは、少なくとも1つの環員がヘテロ原子、すなわち炭素と異な
る原子である、飽和または不飽和の、そしてまた芳香族の、環式化合物を表す。
環が複数のヘテロ原子を含有する場合にはこれらは同一もしくは相異なりうる。
好ましいヘテロ原子は酸素、窒素および硫黄である。環が複数の酸素原子を含有
する場合には、これらは隣接しない。適宜、環式化合物は他の炭素環式または複
素環式の縮合または架橋結合された環と一緒になって、多環式環系を形成する。
単−もしくは二環式環系、特に単−もしくは二環式芳香族環系が好ましい。
【0010】 シクロアルキルは、適宜、他の炭素環式の縮合または架橋結合環と共に多環式
環系を形成する飽和炭素環式化合物を表す。
【0011】 多環式環系は複素環式環または縮合炭素環式環に結合されうる。このように記
載されるヘテロシクリルは、また、好ましくはメチル、エチルまたはハロゲンに
より、モノ−またはポリ置換されていることができる。単−または二環式環系、
特に単−または二環式芳香族環系が好ましい。
【0012】 ハロゲノアルコキシは部分的にまたは完全にハロゲン化されたアルコキシを表
す。ポリハロゲン化されたハロゲノアルコキシの場合には、ハロゲン原子は同一
もしくは相異なりうる。好ましいハロゲン原子は弗素および、特に、塩素である
。ハロゲノアルコキシがさらなる置換基を有する場合には、ハロゲン原子の最大
可能数は残存遊離原子価に減じられる。特に断らない限り、炭素数1〜6の炭化
水素連鎖が好ましい。
【0013】 ハロゲノアルキルは部分的にまたは完全にハロゲン化されたアルキルを表す。
ポリハロゲン化されたハロゲノアルキルの場合には、ハロゲン原子は同一もしく
は相異なりうる。好ましいハロゲン原子は弗素および塩素、特に弗素である。ハ
ロゲノアルキルがさらなる置換基を有する場合には、ハロゲン原子の最大可能数
は残存遊離原子価に減じられる。特に断らない限り、炭素数1〜6の炭化水素連
鎖が好ましい。
【0014】 さらに、一般式(I)の新規なハロゲノピリミジン類は、 a)式(II)
【0015】
【化11】
【0016】 [式中、 L1、L2、L3およびL4は各々上記で定義された通りである] の2−(2−ヒドロキシ−フェニル)−2−メトキシイミノアセテート類を、適宜
希釈剤の存在下で、適宜酸受容体の存在下でそして適宜触媒の存在下で、一般式
(III)
【0017】
【化12】
【0018】 [式中、 Z、QおよびXは各々上記で定義された通りでありそして Y1はハロゲンを表す] の置換されたハロゲノピリミジンと反応させる場合に、或いは b)一般式(IV)
【0019】
【化13】
【0020】 [式中、 X、L1、L2、L3およびL4は各々上記で定義された通りでありそして Y2はハロゲンを表す] のフェノキシピリミジン類を、適宜希釈剤の存在下で、適宜酸受容体の存在下で
そして適宜触媒の存在下で、一般式(V) Z−Q−H (V) [式中、 ZおよびQは各々上記で定義された通りである] の環式化合物と反応させる場合に得られることが見いだされた。
【0021】 最後に、一般式(I)の新規なハロゲノピリミジン類が植物の有害生物に対し
て非常に強い活性を有することが見いだされた。
【0022】 適宜、本発明に従う化合物は種々の可能な異性体形態、特に立体異性体、例え
ば、EおよびZ、の混合物として存在しうる。特許請求されているものはEおよ
びZ異性体の両者並びにこれらの異性体のいずれかの混合物である。
【0023】 本発明は好ましくは、 Zが各場合とも場合によりハロゲン、アルキルまたはヒドロキシルによりモノ−
もしくはジ置換されていてもよい炭素数3〜7のシクロアルキルを表すか、 場合により炭素数1〜4のアルキルまたはハロゲンにより置換されていてもよい
3〜7個の環員を有するヘテロシクリルを表すか、 或いは各々が場合により同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ
置換されていてもよいフェニルまたはナフチルを表し、ここで可能な置換基は好
ましくは以下のリスト: ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシル、ホルミル、カルボキシル、
カルバモイル、チオカルバモイル、 各場合とも炭素数1〜8の各場合とも直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、ヒド
ロキシアルキル、オキソアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルキル
チオアルキル、ジアルコキシアルキル、アルキルチオ、メルカプトアルキル、ア
ルキルスルフィニルまたはアルキルスルホニル、 各場合とも炭素数2〜6の各場合とも直鎖状もしくは分枝鎖状のアルケニルまた
はアルケニルオキシ、 各場合とも炭素数1〜6であり且つ1〜13個の同一もしくは相異なるハロゲン
原子を有する各場合とも直鎖状もしくは分枝鎖状のハロゲノアルキル、ハロゲノ
アルコキシ、ハロゲノアルキルチオ、ハロゲノアルキルスルフィニルまたはハロ
ゲノアルキルスルホニル、 各場合とも炭素数2〜6であり且つ1〜11個の同一もしくは相異なるハロゲン
原子を有する各場合とも直鎖状もしくは分枝鎖状のハロゲノアルケニルまたはハ
ロゲノアルケニルオキシ、 各炭化水素連鎖中の炭素数が1〜6の各場合とも直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
キルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキ
シ、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカル
ボニル、アリールアルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニルオキ
シ、アルケニルカルボニルまたはアルキニルカルボニル、 各場合とも炭素数3〜6のシクロアルキルまたはシクロアルキルオキシ、 各々が場合により弗素、塩素、オキソ、メチル、トリフルオロメチルおよびエチ
ルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換
されていてもよい、炭素数3もしくは4の各場合とも二重に結合されたアルキレ
ン、炭素数2もしくは3のオキシアルキレンまたは炭素数1もしくは2のジオキ
シアルキレン、 または基
【0024】
【化14】
【0025】 [式中、 A1は水素、ヒドロキシルまたは炭素数1〜4のアルキルもしくは炭素数1〜6
のシクロアルキルを表しそして A2はヒドロキシル、アミノ、メチルアミノ、フェニル、ベンジルを表すか或い
は各場合とも場合によりシアノ−、ヒドロキシル−、アルコキシ−、アルキルチ
オ−、アルキルアミノ−、ジアルキルアミノ−もしくはフェニル−置換されてい
てもよい炭素数1〜4のアルキルまたはアルコキシを表すか、或いは各場合とも
炭素数2〜4のアルケニルオキシまたはアルキニルオキシを表す]、 並びに各アルキル部分中の炭素数が各場合とも1〜3でありそして各場合とも場
合により環部分がハロゲンおよび/または炭素数1〜4の直鎖状もしくは分枝鎖
状のアルキルもしくはアルコキシにより置換されていてもよいフェニル、フェノ
キシ、フェニルチオ、ベンゾイル、ベンゾイルエテニル、シンナモイル、ヘテロ
シクリルもしくはフェニルアルキル、フェニルアルキルオキシ、フェニルアルキ
ルチオまたはヘテロシクリルアルキル から選択され、 Qが酸素または硫黄を表し、 Xが弗素、塩素または臭素を表しそして L1、L2、L3およびL4が同一もしくは相異なりそして互いに独立して各々水素
、ハロゲン、シアノ、ニトロを表すか、或いは各場合とも炭素数1〜6であり且
つ各場合とも場合により1〜5個のハロゲン原子により置換されていてもよいア
ルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニルまたはアルキルスル
ホニルを表す 式(I)の化合物を提供する。
【0026】 本発明は特に、 Zが各々が場合により弗素、塩素、メチル、エチルまたはヒドロキシルによりモ
ノ−もしくはジ置換されていてもよいシクロペンチルまたはシクロヘキシルを表
すか、 各々が場合によりメチル、エチルまたは塩素により置換されていてもよいチエニ
ル、ピリジルまたはフリルを表すか、 或いは各々が場合により同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ
置換されていてもよいフェニルまたはナフチルを表し、ここで可能な置換基は好
ましくは以下のリスト: 弗素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシル、ホルミル
、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、 メチル、エチル、n−もしくはi−プロピル、n−、i−、s−もしくはt−ブ
チル、1−、2−、3−ネオ−ペンチル、1−、2−、3−、4−(2−メチル
ブチル)、1−、2−、3−ヘキシル、1−、2−、3−、4−、5−(2−メチ
ルペンチル)、1−、2−、3−(3−メチルペンチル)、2−エチルブチル、1
−、3−、4−(2,2−ジメチルブチル)、1−、2−(2,3−ジメチルブチル)
、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、3−オキソブチル、メトキシメチル、
ジメトキシメチル、 メトキシ、エトキシ、n−もしくはi−プロポキシ、メトキシメチル、エトキシ
メチル、 メルカプトメチル、メチルチオ、エチルチオ、n−もしくはi−プロピルチオ、
メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニルまたはエチルスル
ホニル、メチルチオメチル、エチルチオメチル、 ビニル、アリル、2−メチルアリル、プロペン−1−イル、クロトニル、プロパ
ルギル、ビニルオキシ、アリルオキシ、2−メチルアリルオキシ、プロペン−1
−イルオキシ、クロトニルオキシ、プロパルギルオキシ、 トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、 ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロクロロメトキシ、トリ
フルオロエトキシ、ペンタフルオロプロポキシ、ジフルオロメチルチオ、トリフ
ルオロメチルチオ、ジフルオロクロロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィ
ニルまたはトリフルオロメチルスルホニル、 メチルアミノ、エチルアミノ、n−もしくはi−プロピルアミノ、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ、 アセチル、プロピオニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、メチルア
ミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル、ジエチ
ルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニルオキシ、ジエチルアミノカルボ
ニルオキシ、ベンジルアミノカルボニル、アクリロイル、プロピオロイル、 シクロペンチル、シクロヘキシル、 各々が場合により弗素、塩素、オキソ、メチルおよびトリフルオロメチルよりな
る群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されてい
てもよい、各場合とも二重に結合されたプロパンジイル、エチレンオキシ、メチ
レンジオキシ、エチレンジオキシ、 または基
【0027】
【化15】
【0028】 [式中、 A1は水素、メチルまたはヒドロキシルを表しそして A2はヒドロキシル、メトキシ、エトキシ、アミノ、メチルアミノ、フェニル、
ベンジルまたはヒドロキシエチルを表す]、並びに 各々が場合により環部分がハロゲンおよび/または炭素数1〜4の直鎖状もしく
は分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシによりモノ−ないしテトラ置換されて
いてもよいフェニル、フェノキシ、フェニルチオ、ベンゾイル、ベンゾイルエテ
ニル、シンナモイル、ベンジル、フェニルエチル、フェニルプロピル、ベンジル
オキシ、ベンジルチオ、5,6−ジヒドロ−1,4,2−ジオキサジン−3−イル
メチル、トリアゾリルメチル、ベンゾキサゾール−2−イルメチル、1,3−ジ
オキサン−2−イル、ベンズイミダゾール−2−イル、ジオキソール−2−イル
、オキサジアゾリル、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン−6−イル、
ベンゾジオキソール−4−イル から選択され、 Qが酸素を表し、 Xが弗素を表しそして L1、L2、L3およびL4が同一もしくは相異なりそして互いに独立して各々水素
、メチル、エチル、n−もしくはi−プロピル、n−、i−、s−もしくはt−
ブチルを表す 式(I)の化合物に関する。
【0029】 式(I)の化合物の好ましい群において、Zは場合により置換されていてもよ
いフェニル、ナフチルまたはピリジルを表す。
【0030】 式(I)の化合物の非常に特に好ましい群において、Zは置換されたフェニル
を表し、ここで可能な置換基は好ましくは以上の好ましい範囲で挙げられたもの
である。
【0031】 Qが酸素を表す式(I)の化合物が特に好ましい。
【0032】 Zが場合により置換されていてもよいフェニルを表し、ここで置換基が好まし
くは以下のリスト:ハロゲン、シアノ、各場合とも直鎖状もしくは分枝鎖状のア
ルキル、アルキルチオ、アルキルチオアルキル、ハロゲノアルキル、ハロゲノチ
オアルキルから選択される式(I)の化合物が特に好ましい。
【0033】 Xが弗素である式(I)の化合物が特に好ましい。
【0034】 別の非常に特に好ましい化合物群において、 L1、L2、L3は各々水素を表しそして L4は水素を表すかまたはメチルを表す。
【0035】 上記の一般的なまたは好ましい基の定義は、式(I)の最終生成物および、対
応して、各場合とも製造用に必要な出発物質または中間体の両者に適用される。
【0036】 これらの基に関する各々の組み合わせまたは好ましい基の組み合わせで詳細に
特定される基の定義は、各場合とも示された特定の基の組み合わせとは独立して
、他の好ましい範囲のいずれかの基の定義によっても置換される。
【0037】 式(II)は本発明に従う方法a)を実施するための出発物質として必要な2−
(2−ヒドロキシ−フェニル)−2−メトキシイミノアセテート類の一般的な定義
を与える。この式(II)において、L1、L2、L3およびL4は各々好ましくはま
たは特に、本発明に従う式(I)の化合物の記述に関してL1、L2、L3および
4に対して好ましいまたは特に好ましいとしてすでに挙げられた意味を有する
【0038】 式(II)の出発物質は既知でありそして既知の方法により製造することができ
る(例えば、WO−A 94−05626、GB−A 2249092参照)。
【0039】 式(III)は、本発明に従う方法a)を実施するための出発物質としてその他
に必要なハロゲノピリミジン類の一般的な定義を与える。この式(III)におい
て、Z、QおよびXは各々好ましくはまたは特に、本発明に従う式(I)の化合
物の記述に関してZ、QおよびXに対して好ましいまたは特に好ましいとしてす
でに挙げられた意味を有する。Y1はハロゲン、好ましくは弗素または塩素を表
す。
【0040】 式(III)の出発物質は既知でありおよび/または既知の方法により製造する
ことができる(例えば、DE−A 4340181、Chem. Ber., 90 <1957>, 94
2, 951 参照)。
【0041】 式(IV)は、本発明に従う方法b)を実施するための出発物質として必要なフ
ェノキシピリミジン類の一般的な定義を与える。この式(IV)において、X、L 1 、L2、L3およびL4は各々好ましくはまたは特に、本発明に従う式(I)の化
合物の記述に関してX、L1、L2、L3およびL4に対して好ましいまたは特に好
ましいとしてすでに挙げられた意味を有する。Y2はハロゲン、好ましくは弗素
または塩素を表す。
【0042】 式(IV)の出発物質は新規でありそして本発明の主題の一部を形成する。それ
らは、例えばそして好ましくは有害生物防除剤を製造するための、重要な中間体
である。
【0043】 一般式(IV)のフェノキシピリミジン類は、式(II)の2−(2−ヒドロキシ
−フェニル)−2−メトキシイミノ−アセテート類を、適宜希釈剤の存在下で、
適宜酸受容体の存在下でそして適宜触媒の存在下で、一般式(VI)
【0044】
【化16】
【0045】 [式中、 X、Y1およびY2は同一もしくは相異なりそして各々ハロゲンを表す] のトリハロゲノピリミジンと反応させる場合に得られる(方法b−1)。
【0046】 本発明に従う方法b−1)を実施するために出発物質として必要な式(II)の
ヒドロキシ化合物は本発明に従う方法a)の記述に関してすでに記載されている
【0047】 式(VI)は本発明に従う方法b−1)を実施するために出発物質としてその他
に必要なトリハロゲノピリミジン類の一般的な定義を与える。この式(VI)にお
いて、X、Y1およびY2は各々ハロゲン、好ましくは弗素または塩素、を表す。
【0048】 トリハロゲノピリミジン類は既知でありおよび/または既知の方法により製造
することができる(例えば、Chesterfield et al., J. Chem. Soc., 1955; 3478
, 3480; WO−A 97−27189参照)。
【0049】 式(V)は本発明に従う方法b)を実施するための出発物質としてその他に必
要な環式化合物の一般的な定義を与える。この式(V)において、ZおよびQは
各々好ましくはまたは特に、本発明に従う式(I)の化合物の記述に関してZお
よびQに対して好ましいまたは特に好ましいとしてすでに挙げられた意味を有す
る。
【0050】 式(V)の環式化合物は既知の合成化学物質であるかまたは簡単な方法により
製造することができる。
【0051】 本発明に従う方法a)、b)およびb−1)を実施するために適する希釈剤は
全ての不活性有機溶媒である。これらは、例としてそして好ましくは、エーテル
類、例えばジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、メチルt−ブチルエー
テル、メチルt−アミルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラン、1,2−
ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタンまたはアニソール、ニトリル類、
例えばアセトニトリル、プロピオニトリル、n−もしくはi−ブチロニトリルま
たはベンゾニトリル、アミド類、例えばN,N−ジメチルホルムアミド、N,N−
ジメチルアセトアミド、N−メチルホルムアニリド、N−メチルピロリドンまた
はヘキサメチル燐酸トリアミド、スルホキシド類、例えばジメチルスルホキシド
、或いはスルホン類、例えばスルホランを包含する。
【0052】 適宜、本発明に従う方法a)、b)およびb−1)は、適当な酸受容体の存在
下で実施される。適する酸受容体は全ての一般的な無機または有機塩基である。
これらは、例としてそして好ましくは、アルカリ土類金属およびアルカリ金属水
素化物、水酸化物、アルコキシド、炭酸塩または炭酸水素塩、例えば水素化ナト
リウム、ナトリウムアミド、カリウムtert−ブトキシド、水酸化ナトリウム
、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウムまたは炭
酸水素ナトリウムを包含する。
【0053】 本発明に従う方法a)、b)およびb−1)に適する触媒は全ての銅(I)塩
、例えば、塩化銅(I)、臭化銅(I)またはヨウ化銅(I)である。
【0054】 本発明に従う方法a)、b)およびb−1)を実施する場合には、反応温度は
相対的に広い範囲内で変えることができる。一般的には、方法は−20℃〜10
0℃の温度で、好ましくは−10℃〜80℃の温度で実施される。
【0055】 式(I)の化合物を製造するための本発明に従う方法a)を実施するためには
、式(II)の2−(2−ヒドロキシ−フェニル)−2−メトキシイミノ−アセテー
ト1モル当たり一般的には0.5〜15モル、好ましくは0.8〜8モルの式(II
I)の置換されたハロゲノピリミジンが使用される。
【0056】 式(I)の化合物を製造するための本発明に従う方法b)を実施するためには
、式(IV)のフェノキシピリミジン1モル当たり一般的には0.5〜15モル、
好ましくは0.8〜8モルの一般式(V)の環式化合物が使用される。
【0057】 式(IV)の化合物を製造するための本発明に従う方法b−1)を実施するため
には、式(II)の2−(2−ヒドロキシ−フェニル)−2−メトキシイミノ−アセ
テート1モル当たり一般的には1〜15モル、好ましくは2〜8モルの式(VI)
のトリハロゲノピリミジンが使用される。
【0058】 本発明に従う全ての方法は一般的には大気圧で実施される。しかしながら、一
般的には0.1バール〜10バールの間の加圧下または減圧下で操作することも
可能である。
【0059】 反応の実施並びに反応生成物の処理および単離は一般的に普遍的な方法により
実施される(製造実施例も参照のこと)。 生物学 本発明に従う化合物は有効な殺微生物活性を有し、そして栽培作物保護および
材料の保護において望ましくない微生物、例えば菌・カビおよび細菌を抑制する
ために使用することができる。
【0060】 殺菌・殺カビ剤は栽培作物保護においてプラスモジオフォロミセテス(Plasmo
diophoromycetes)、卵菌類(Oomycetes)、キトリジオミセテス(Chytridiomyc
etes)、接合菌類(Zygomycetes)、嚢子菌類(Ascomycetes)、担子菌類(Bas
idomycetes)および不完全菌類(Deuteromycetes)を抑制するために用いられ
る。
【0061】 殺細菌剤は栽培作物保護の分野においてシユードモナス科(Pseudomonadaceae
)、リゾビウム科(Rhizobiaceae)、腸内細菌科(Enterobacteriaceae)、コリネ
バクテリウム科(Corynebacteriaceae)およびストレプトミセス科(Streptomyce
taceae)を抑制するために用いられる。
【0062】 上記の属名に入る菌・カビ病および細菌病を引き起こすある種の病原体が例と
して挙げられるが、それらに限定されない: キサントモナス(Xanthomonas)種、例えば、キサントモナス・カンペストリス
pv. オリザエ(Xanthomonas campestris pv. oryzae); シユードモナス(Pseudomonas)種、例えば、シユードモナス・シリンガエ pv.
ラクリマンス(Pseudomonas syringae pv. lachrymans); エルウイニア(Erwinia)種、例えば、エルウイニア・アミロボラ(Erwinia amy
lovora); フハイカビ(Pythium)種、例えば、ピチウム・ウルチムム(Pythium ultimum)
; エキビヨウキン(Phytophthora)種、例えば、フイトフトラ・インフエスタンス(
Phytophthora infestans); シユードペロノスポラ(Pseudoperonospora)種、例えば、シユードペロノスポラ
・フムリ(Pseudoperonospora humuli)またはシユードペロノスポラ・クベンシ
ス(Pseudoperonospora cubensis); タンジクツユカビ(Plasmopara)種、例えば、プラズモパラ・ビチコーラ(Plasm
opara viticola); ブレミア(Bremia)種、例えば、ブレミア・ラクツカエ(Bremia lactucae); ペロノスポラ(Peronospora)種、例えば、ペロノスポラ・ピシ(Peronospora p
isi)またはP.ブラシカエ(P.brassicae); ウドンコカビ(Erysiphe)種、例えば、エリシフエ・グラミニス(Erysiphe gra
minis); スフアエロテカ(Sphaerotheca)種、例えば、スフアエロテカ・フリギネア(Sph
aerotheca fuliginea); ポドスフアエラ(Podosphaera)種、例えば、ポドスフアエラ・ロイコトリチヤ(
Podosphaera leucotricha); ベントウリア(Venturia)種、例えば、ベントウリア・イナエカリス(Venturia
inaequalis); ピレノフオラ(Pyrenophora)種、例えば、ピレノフオラ・テレス(Pyrenophora
teres)またはP.グラミネア(P.graminea)(分生子型:ドレクスレラ(Drechs
lera)、異名:ヘルミントスポリウム(Helminthosporium)); コクリオボルス(Cochliobolus)種、例えば、コクリオボルス・サチブス(Cochl
iobolus sativus)(分生子型:ドレクスレラ、異名:ヘルミントスポリウム); ウロミセス(Uromyces)種、例えば、ウロミセス・アペンジクラトウス (Uromyc
es appendiculatus); サビキン(Puccinia)種、例えば、プクシニア・レコンジタ(Puccinia recondi
ta); スクレロチニア(Sclerotinia)種、例えば、スクレロチニア・スクレロチオルム
(Sclerotinia sclerotiorum); ナマグサクロボキン(Tilletia)種、例えば、チルレチア・カリエス(Tilletia
caries); クロボキン(Ustilago)種、例えば、ウスチラゴ・ヌーダ(Ustilago nuda)また
はウスチラゴ・アベナエ(Ustilago avenae); ペルリクラリア(Pellicularia)種、例えば、ペルリクラリア・ササキイ (Pell
icularia sasakii); ピリクラリア(Pyricularia)種、例えば、ピリクラリア・オリザエ(Pyriculari
a oryzae); フサリウム(Fusarium)種、例えば、フサリウム・クルモルム(Fusarium culmo
rum); ボトリチス(Botrytis)種、例えば、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea
); セプトリア(Septoria)種、例えば、セプトリア・ノドルム(Septoria nodorum
); レプトスフアエリア(Leptosphaeria)種、例えば、レプトスフアエリア・ノドル
ム(Leptosphaeria nodorum); セルコスポラ(Cercospora)種、例えば、セルコスポラ・カネセンス(Cercospor
a canescens); アルテルナリア(Alternaria)種、例えば、アルテルナリア・ブラシカエ(Alter
naria Brassicae);および シユードセルコスポレルラ(Pseudocercosporella)種、例えば、シユードセルコ
スポレルラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella herpotrichoides)。
【0063】 植物病害抑制に必要な濃度において活性化合物が植物により良く許容されるこ
とが、植物の地上部分の、無性繁殖台木および種子の、並びに土壌の処理を可能
にする。
【0064】 本発明によると、全ての植物及び植物部分を処理することが可能である。植物
はここでは、全ての植物及び植物集団、例えば望ましいまたは望ましくない野生
植物及び栽培植物(自然発生栽培植物を包含する)であると理解すべきである。
栽培植物は、従来の育成及び最適化方法によりもしくはバイオテクノロジーおよ
び遺伝子操作手段またはこれらの方法の組み合わせにより得られた植物変種であ
ることができ、トランスジェニック植物を包含しそして植物育成許可により保護
され得ない又は保護され得る栽培変種植物を包含する。植物部分は全ての地上お
よび地下部分並びに植物の器官、例えば枝、葉、花および根、例えば葉、針状葉
、茎、幹、花、若枝、果実及び種子並びに根、塊茎および根茎、を意味すること
を理解すべきである。植物部分はまた、収穫された植物並びに成長および生殖繁
殖物質、例えば実生、塊茎、根茎、切穂および種子を包含する。
【0065】 活性化合物を用いる本発明による植物及び植物部分の処理は直接的にまたはそ
れらの環境、生息地もしくは貯蔵領域に対する作用により、一般的な処理方法に
より、例えば浸漬、噴霧、蒸発、煙霧処理、延展、はけ塗りにより、そして繁殖
物質の場合には、特に種子の場合には、一層もしくは多層コーテイングにより実
施される。
【0066】 本発明に従う活性化合物は、例えばレプトスフアエリア(Leptosphaeria)種に
対する、栽培作物の病気、例えばベントウリア(Venturia)種、スフアエロテカ(
Sphaerotheca)、エキビヨウキン(Phytophtora)およびタンジクツユカビ(Plas
mopara)種に対する、ブドウ栽培、果実および野菜の成長における病気、または
例えばピリクラリア(Pyricularia)種に対する、イネの病気を抑制するために特
に成功裡に使用することができる。
【0067】 さらに、本発明に従う活性化合物は栽培作物の収量を増加させるために使用す
ることもできる。さらに、それらは減じられた毒性を有しそして植物により良く
許容される。
【0068】 適宜、本発明に従う活性化合物は、ある濃度および適用割合で、除草剤としえ
植物の成長に影響を与えるためおよび動物性有害生物を抑制するために使用する
こともできる。適宜、それらは他の活性化合物の合成用の中間体および前駆体と
して使用することもできる。
【0069】 それらの特別な物理的および/または化学的性質により、活性化合物は一般的
な調合物、例えば、液剤、乳剤、懸濁剤、散剤、泡剤、塗布剤、顆粒剤、アエロ
ゾル、並びに重合体物質中および種子用コーテイング組成物中のマイクロカプセ
ル、並びにULV冷および温煙霧調合物に変えることができる。
【0070】 これらの調合物は既知の方法で、例えば活性化合物を展開剤、すなわち液体溶
媒、圧力下で液化した気体、および/または固体の担体と、場合により界面活性
剤、すなわち乳化剤および/または分散剤、および/または発泡剤と混合するこ
とにより製造される。使用する展開剤が水である場合には、例えば、補助溶媒と
して有機溶媒を用いることもできる。適する液体溶媒は、本質的に、芳香族、例
えばキシレン、トルエンもしくはアルキルナフタレン類、塩素化された芳香族も
しくは塩素化された脂肪族炭化水素類、例えばクロロベンゼン類、クロロエチレ
ン類もしくは塩化メチレン、脂肪族炭化水素類、例えばシクロヘキサン、または
パラフイン類、例えば石油画分、アルコール類、例えばブタノールもしくはグリ
コール並びにそれらのエーテル類およびエステル類、ケトン類、例えばアセトン
、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンもしくはシクロヘキサノン、強
極性溶媒、例えばジメチルホルムアミドもしくはジメチルスルホキシド、または
水である。液化した気体展開剤または担体とは標準温度および大気圧において気
体状である液体、例えばアエロゾル噴射剤、例えばハロゲン化された炭化水素類
、またはブタン、プロパン、窒素および二酸化炭素を意味すると理解すべきであ
る。適する固体の担体は、例えば粉砕した天然鉱物、例えばカオリン、クレイ、
タルク、チヨーク、石英、アタパルジヤイト、モントモリロナイト、またはケイ
ソウ土、並びに粉砕した合成鉱物、例えば高度分散性シリカ、アルミナおよびシ
リケートである。適する顆粒剤に対する固体の担体は、例えば粉砕し且つ分別し
た天然石、例えば方解石、大理石、軽石、海泡石および白雲石、または無機およ
び有機のひきわり合成顆粒、並びに有機物質の顆粒、例えばおがくず、やしがら
、トウモロコシ穂軸およびタバコ茎である。適する乳化剤および/または発泡剤
は、例えば、非イオン性およびアニオン性乳化剤、例えばポリオキシエチレン脂
肪酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル類、例えばアルキ
ルアリールポリグリコールエーテル類、アルキルスルホネート類、アルキルスル
フエート類、アリールスルホネート類またはアルブミン加水分解生成物である。
適する分散剤は、例えばリグニンスルフアイト廃液およびメチルセルロースがで
ある。
【0071】 粘着付与剤、例えばカルボキシメチルセルロース、並びに粉状、粒状またはラ
テツクス状の天然および合成重合体、例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコー
ルおよびポリ酢酸ビニル、または天然燐脂質、例えばセフアリン類およびレシチ
ン類、および合成燐脂質を調合物中で用いることができる。他の可能な添加剤は
鉱油および植物油である。
【0072】 着色剤、例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタンおよびプルシアンブルー
、並びに有機染料、例えばアリザリン染料、アゾ染料および金属フタロシアニン
染料、並びに微量の栄養剤、例えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリ
ブテンおよび亜鉛の塩を用いることができる。
【0073】 調合物は一般的には0.1〜95重量%の間の、好ましくは0.5〜90重量%
の間の、活性化合物を含んでなる。
【0074】 他の既知の活性化合物、例えば除草剤、または肥料および成長調節剤との混合
物も可能である。
【0075】 さらに、本発明に従う式(I)の化合物は非常に良好な抗真菌活性も有する。
それらは特に皮膚糸状菌および酵母、カビ類および二相性カビ類(例えばカンジ
ダ(Candida)種、例えばカンジダ・アルビカンス(Candida albicans)、カン
ジダ・グラブラタ(Candida glabrata))、表皮菌(Epidermophyton)種、例え
ばエピデルモフィトン・フロッコスム(Epidermophyton floccosum)、アスペル
ギルス(Aspergillus)種、例えばアスペルギルス・ニガー(Aspergillus nige
r)およびアスペルギルス・フミガーツス(Aspergillus fumigatus)、白癬菌(T
richophyton)種、例えばトリコフィトン・メンタグロフィテス(Trichophyton
mentagrophytes)、小胞子菌(Microsporon)種、例えばミクロスポルム・カニ
ス(Microsporon canis)およびオーズィニイ(audouinii)に対して、非常に広い
抗真菌活性範囲も有する。これらの菌・カビ類のリストは包括する真菌の範囲を
何ら限定するものでなく、単に説明用だけである。
【0076】 活性化合物はそのままで、またはそれらの調合物の形態もしくはそれらから調
合された形態、例えば調整済液剤、懸濁剤、水和剤、ペースト剤、可溶性粉末、
粉剤および粒剤で使用することができる。適用は一般的な方法で、例えば注ぎ、
噴霧、アトマイジング、延展、散布、泡剤適用、塗布などにより行われる。活性
化合物を超低量法により適用すること、または活性化合物調合物もしくは活性化
合物自体を土壌中に注入することもさらに可能である。植物種子を処理すること
もできる。
【0077】 本発明に従う活性化合物を殺菌・殺カビ剤として使用する場合には、適用割合
は、適用のタイプにより、かなり広い範囲内で変えることができる。植物部分の
処理では、活性化合物の適用割合は一般的には0.1〜10,000g/haの間
、好ましくは10〜1000g/haの間である。種子の処理では、活性化合物
の適用割合は一般的には1キログラムの種子当たり0.001〜50gの間、好
ましくは1キログラムの種子当たり0.01〜10gの間である。土壌の処理で
は、活性化合物の適用割合は一般的には0.1〜10,000g/haの間、好ま
しくは1〜5000g/haの間である。
【0078】 活性化合物は農業において、林業において、貯蔵製品および材料の保護におい
て、並びに衛生分野において遭遇する動物性有害生物、特に昆虫、クモおよび線
虫、を抑制するために適し、そして良好な植物耐性および温血動物に対する好ま
しい毒性を有する。それらは好ましくは栽培作物保護剤として使用される。それ
らは通常の敏感性および耐性種に対して並びに全てのまたは一部の成長段階に対
して活性である。上記の有害生物は下記のものを包含する: 等脚目(Isopoda)から、例えば、オニスカス・アセルス(Oniscus asellus)、オ
カダンゴムシ(Armadillidium vulgare)およびポルセリオ・スカバー(Porcell
io scabar)。 倍脚綱(Diplopoda)から、例えば、ブラニウルス・グツトラタス(Blaniulus g
uttulatus)。 チロポダ目(Chilopoda)から、例えば、ゲオフイルス・カルポフアグス(Geophi
lus carpophagus)およびスカチゲラ種(Scutigera spec.)。 シムフイラ目(Symphyla)から、例えば、スカチゲレラ・イマキユラタ(Scutige
rella immaculata)。 シミ目(Thysanura)から、例えば、レプシマ・サツカリナ(Lepisma saccharin
a)。 トビムシ目(Collembola)から、例えば、オニチウルス・アルマツス(Onychiuru
s armatus)。 直翅目(Orthoptera)から、例えば、アチータ・ドメスチクス(Acheta domesti
cus)、ケラ種(Gryllotalpa spp.)、トノサマバツタ(Locusta migratoria m
igratorioides)、メラノプルス種(Melanoplus spp.)およびシストセルカ種(S
chistocerca spp.)。 ゴキブリ目(Blattaria)から、例えば、ブラツタ・オリエンタリス(Blatta or
ientalis)、ワモンゴキブリ(Periplaneta americana)、ロイコフアエ・マデラ
エ(Leucophaea maderae)、チヤバネ・ゴキブリ(Blattella germanica)。 ハサミムシ目(Dermaptera)から、例えば、ホルフイキユラ・アウリクラリア(F
orficula auricularia)。 シロアリ目(Isoptera)から、例えば、レチキユリテルメス種(Reticulitermes
spp.)。 シラミ目(Phthiraptera)から、例えば、ヒトジラミ(Pediculus humanus cor
poris)、ケモノジラミ種(Haematopinus spp.)、ケモノホソジラミ種(Linogna
thus spp.)、ケモノハジラミ種(Trichodectes spp.)およびダマリネア種(Dam
alinea spp.)。 アザミウマ目(Thysanoptera)から、例えば、クリバネアザミウマ(Hercinothri
ps femoralis)、ネギアザミウマ(Thrips tabaci)、スリップス・パルミ(Thr
ips palmi)およびフランクリニエラ・アクシデンタリス(Frankliniella accide
ntalis)。 半翅目(Heteroptera)から、例えば、チヤイロカメムシ種(Eurygaster spp.)
、ジスデルクス・インテルメジウス(Dysdercus intermedius)、ピエスマ・ク
ワドラタ(Piesma quadrata)、ナンキンムシ(Cimex lectularius)、ロドニウ
ス・プロリクス(Rhodnius prolixus)およびトリアトマ種(Triatoma spp.)。
同翅目(Homoptera)から、例えば、アレウロデス・ブラシカエ(Aleurodes bra
ssicae)、ワタコナジラミ(Bemisia tabaci)、トリアレウロデス・バポラリオ
ルム(Trialeurodes vaporariorum)、ワタアブラムシ(Aphis gossypii)、ダ
イコンアブラムシ(Brevicoryne brassicae)、クリプトミズス・リビス(Crypt
omyzus ribis)、アフィス・フアバエ(Aphis fabae)、アフィス・ポミ(Aphis
pomi)、リンゴワタムシ(Eriosoma lanigerum)、モモコフキアブラムシ(Hya
lopterus arundinis)、フィロキセラ・バスタトリックス(Phylloxera vastatr
ix)、ペンフィグス種(Pemphigus spp.)、ムギヒゲナガアブラムシ(Macrosiph
um avenae)、コブアブラムシ種(Myzus spp.)、ホツプイボアブラムシ(Phoro
don humuli)、ムギクビレアブラムシ(Rhopalosiphum padi)、ヒメヨコバイ種
(Empoasca spp.)、ユースセリス・ビロバツス(Euscelis bilobatus)、ツマ
グロヨコバイ(Nephotettix cincticeps)、ミズキカタカイガラムシ(Lecanium
corni)、オリーブカタカイガラムシ(Saissetia oleae)、ヒメトビウンカ(L
aodelphax striatellus)、トビイロウンカ(Nilaparvata lugens)、アカマル
カイガラムシ(Aonidiella aurantii)、シロマルカイガラムシ(Aspidiotus h
ederae)、シユードコツカス種(Pseudococcus spp.)およびキジラミ種(Psylla
spp.)。 鱗翅目(Lepidoptera)から、例えば、ワタアカミムシ(Pectinophora gossypie
lla)、ブパルス・ピニアリウス(Bupalus piniarius)、ケイマトビア・ブルマ
タ(Cheimatobia brumata)、リソコレチス・ブランカルデラ(Lithocolletis
blancardella)、ヒポノミユウタ・パデラ(Hyponomeuta padella)、コナガ(Pl
utella xylostella)、ウメケムシ(Malacosoma neustria)、クワノキンムケシ
(Euproctis chrysorrhoea)、マイマイガ種(Lymantria spp.)、ブツカラトリ
ツクス・スルベリエラ(Bucculatrix thurberiella)、ミカンハモグリガ(Phyl
locnistis citrella)、ヤガ種(Agrotis spp.)、ユークソア種(Euxoa spp.)
、フエルチア種(Feltia spp.)、エアリアス・インスラナ(Earias insulana)
、ヘリオチス種(Heliothis spp.)、ヨトウムシ(Mamestra brassicae)、パノ
リス・フラメア(Panolis flammea)、スポドプテラ種(Spodoptera spp.)、ト
リコプルシア・ニ(Trichoplusia ni)、カルポカプサ・ポモネラ(Carpocapsa
pomonella)、アオムシ種(Pieris spp.)、ニカメイチユウ種(Chilo spp.)
、アワノメイガ(Pyrausta nubilalis)、スジコナマダラメイガ(Ephestia ku
ehniella)、ハチミツガ(Galleria mellonella)、テイネオラ・ビセリエラ(Ti
neola bisselliella)、テイネア・ペリオネラ(Tinea pellionella)、ホフマ
ノフイラ・シユードスプレテラ(Hofmannophila pseudospretella)、カコエシ
ア・ポダナ(Cacoecia podana)、カプア・レチクラナ(Capua reticulana)、
クリストネウラ・フミフエラナ(Choristoneura fumiferana)、クリシア・アン
ビグエラ(Clysia ambiguella)、チヤハマキ(Homona magnanima)、トルトリ
クス・ビリダナ(Tortrix viridana)、クナファロセルス種(Cnaphalocerus sp
p.)。 鞘翅目(Coleoptera)から、例えば、アノビウム・プンクタツム(Anobium punc
tatum)、コナナガシンクイムシ(Rhizopertha dominica)、ブルキジウス・オブ
テクツス(Bruchidius obtectus)、インゲンマメゾウムシ(Acanthoscelides
obtectus)、ヒロトルペス・バジユルス(Hylotrupes bajulus)、アゲラスチカ
・アルニ(Agelastica alni)、レプチノタルサ・デセムリネアタ(Leptinotars
a decemlineata)、フエドン・コクレアリアエ(Phaedon cochleariae)、ジア
ブロチカ種(Diabrotica spp.)、シリオデス・クリソセフアラ(Psylliodes c
hrysocephala)、ニジユウヤホシテントウ(Epilachna varivestis)、アトマリ
ア種(Atomaria spp.)、ノコギリヒラタムシ(Oryzaephilus surinamensis)、
ハナゾウムシ種(Anthonomus spp.)、コクゾウムシ種(Sitophilus spp.)、オ
チオリンクス・スルカツス(Otiorrhychus sulcatus)、バシヨウゾウムシ(Cos
mopolites sordidus)、シユートリンクス・アシミリス(Ceuthorrhynchus ass
imillis)、ヒペラ・ポスチカ(Hypera postica)、カツオブシムシ種(Dermeste
s spp.)、トロゴデルマ種(Trogoderma spp.)、アントレヌス種(Anthrenus s
pp.)、アタゲヌス種(Attagenus spp.)、ヒラタキクイムシ種(Lyctus spp.)
、メリゲテス・アエネウス(Meligethes aeneus)、ヒヨウホンムシ種(Ptinus
spp.)、ニプツス・ホロレウカス(Niptus hololeucus)、セマルヒヨウホンム
シ(Gibbium psylloides)、コクヌストモドキ種(Tribolium spp.)、チヤイロ
コメノゴミムシダマシ(Tenebrio molitor)、コメツキムシ種(Agriotes spp.
)、コノデルス種(Conoderus spp.)、メロロンサ・メロロンサ(Melolontha mel
olontha)、アムフイマロン・ソルスチチアリス (Amphimallon solstitialis)
およびコステリトラ・ゼアランジカ(Costelytra zealandica)。 膜翅目(Hymenoptera)から、例えば、マツハバチ種(Diprion spp.)、ホプロカ
ムパ種(Hoplocampa spp.)、ラシウス種(Lasius spp.)、イエヒメアリ(Mono
morium pharaonis)およびスズメバチ種(Vespa spp.)。 双翅目(Diptera)から、例えば、ヤブカ種(Aedes spp.)、ハマダラカ(Anophe
les spp.)、イエカ(Culex spp.)、キイロシヨウジヨウバエ(Drosophila me
lanogaster)、イエバエ種(Musca spp.)、ヒメイエバエ種(Fannia spp.)、クロ
バエ・エリスロセフアラ(Calliphora erythrocephala)、キンバエ種(Lucilia
spp.)、オビキンバエ種(Chrysomyia spp.)、クテレブラ種(Cuterebra spp
.)、ウマバエ種(Gastrophilus spp.)、ヒツポボスカ種(Hyppobosca spp.)、
サシバエ種(Stomoxys spp.)、ヒツジバエ種(Oestrus spp.)、ウシバエ種(H
ypoderma spp.)、アブ種(Tabanus spp.)、タニア種(Tannia spp.)、ケバエ
(Bibio hortulanus)、オスシネラ・フリト(Oscinella frit)、クロキンバエ
種(Phorbia spp.)、アカザモグリハナバエ(Pegomyia hyoscyami)、セラチチ
ス・キヤピタータ(Ceratitis capitata)、ミバエオレアエ(Dacus oleae)、
ガガンボ・パルドーサ(Tipula paludosa)、ヒレミーア種(Hylemyia spp.)お
よびリリオミザ種(Liriomyza spp.)。 ノミ目(Siphonaptera)から、例えば、ケオプスネズミノミ(Xenopsylla cheopi
s)およびナガノミ種(Ceratophyllus spp.)。 蛛形綱(Arachnida)から、例えば、スコルピオ・マウルス(Scorpio maurus)、
ラトロデクタス・マクタンス(Latrodectus mactans)、アシブトコナダニ(Acar
us siro)、ヒメダニ種(Argas spp.)、カズキダニ種(Ornithodoros spp.)、
ワクモ(Dermanyssus gallinae)、エリオフイエス・リビス(Eriophyes ribis
)、ミカンサビダニ(Phyllocoptruta oleivora)、オウシマダニ種(Boophilus
spp.)、コイタマダニ種(Rhipicephalus spp.)、アンブリオマ種(Amblyomma
spp.)、イボマダニ種(Hyalomma spp.)、マダニ種(Ixodes spp.)、キユウ
センヒゼンダニ種(Psoroptes spp.)、シヨクヒヒゼンダニ種(Chorioptes sp
p.)、ヒゼンダニ種(Sarcoptes spp.)、ホコリダニ種(Tarsonemus spp.)、ク
ローバハダニ(Bryobia praetiosa)、ミカンリンゴハダニ種(Panonychus spp
.)、ナミハダニ種(Tetranychus spp.)、ヘミタルソネムス種(Hemitarsonemus
spp.)、ブレビパルプス種(Brevipalpusu spp.)。
【0079】 植物寄生性線虫には次のものが包含される:例えば、ネグサレセンチユウ種(
Pratylenchus spp.)、ラドホルス・シミリス(Radopholus similis)、ナミク
キセンチユウ(Ditylenchus dipsaci)、ミカンネセンチユウ(Tylenchulus se
mipenetrans)、シストセンチユウ種(Heterodera spp.)、グロボデラ種(Globo
dera spp.)、ネコブセンチユウ種(Meloidogyne spp.)、アフエレンコシデス
種(Aphelenchoides spp.)、ロンギドルス種(Longidorus spp.)、ジフイネマ
種(Xiphinema spp.)、トリコドルス種(Trichodorus spp.)、ブルサフェレン
チュス種(Bursaphelenchus spp.)。
【0080】 それらは、例えばダイアモンド−バックモス(Plutella maculipennis)の毛虫
に対する、植物に被害を与える昆虫を抑制するために特に成功裡に使用すること
ができる。
【0081】 活性化合物は一般的な調合物、例えば、液剤、乳剤、水和剤、懸濁剤、粉剤、
散剤、塗布剤、可溶性粉剤、顆粒剤、濃縮懸濁乳剤、活性化合物を含浸させた天
然および合成物質並びに重合体物質中のマイクロカプセル、に変えることができ
る。
【0082】 これらの調合物は既知の方法で、例えば活性化合物を展開剤、すなわち液体溶
媒および/または固体の担体と、場合により界面活性剤、すなわち乳化剤および
/または分散剤、および/または発泡剤と混合することにより製造される。
【0083】 使用する展開剤が水である場合には、例えば、補助溶媒として有機溶媒を用い
ることもできる。本質的には、適する液体溶媒は芳香族、例えばキシレン、トル
エンもしくはアルキルナフタレン類、塩素化された芳香族もしくは塩素化された
脂肪族炭化水素類、例えばクロロベンゼン類、クロロエチレン類もしくは塩化メ
チレン、脂肪族炭化水素類、例えばシクロヘキサン、またはパラフイン類、例え
ば石油画分、アルコール類、例えばブタノールもしくはグリコール並びにそれら
のエーテル類およびエステル類、ケトン類、例えばアセトン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトンもしくはシクロヘキサノン、強極性溶媒、例えばジ
メチルホルムアミドもしくはジメチルスルホキシド、および水である。
【0084】 適する固体の担体は、例えば粉砕した天然鉱物、例えばカオリン、クレイ、タ
ルク、チヨーク、石英、アタパルジヤイト、モントモリロナイト、またはケイソ
ウ土、並びに粉砕した合成鉱物、例えば高度分散性シリカ、アルミナおよびシリ
ケートである。適する顆粒剤に対する固体の担体は、例えば粉砕し且つ分別した
天然石、例えば方解石、大理石、軽石、海泡石および白雲石、または無機および
有機のひきわり合成顆粒、並びに有機物質の顆粒、例えばおがくず、やしがら、
トウモロコシ穂軸およびタバコ茎である。適する乳化剤および/または発泡剤は
、例えば、非イオン性およびアニオン性乳化剤、例えばポリオキシエチレン脂肪
酸エステル類、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル類、例えばアルキル
アリールポリグリコールエーテル類、アルキルスルホネート類、アルキルスルフ
エート類、アリールスルホネート類、またはアルブミン加水分解生成物である。
適する分散剤は、例えばリグニンスルフアイト廃液およびメチルセルロースであ
る。
【0085】 粘着付与剤、例えばカルボキシメチルセルロース、並びに粉状、粒状またはラ
テツクス状の天然および合成重合体、例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコー
ルおよびポリ酢酸ビニル、または天然燐脂質、例えばセフアリン類およびレシチ
ン類、および合成燐脂質を調合物中で用いることができる。他の可能な添加剤は
鉱油および植物油である。
【0086】 着色剤、例えば無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタンおよびプルシアンブルー
、並びに有機染料、例えばアリザリン染料、アゾ染料および金属フタロシアニン
染料、並びに微量の栄養剤、例えば鉄、マンガン、ホウ素、銅、コバルト、モリ
ブテンおよび亜鉛の塩を用いることができる。
【0087】 調合物は一般的には0.1〜95重量%の間の、好ましくは0.5〜90重量%
の間の、活性化合物を含んでなる。
【0088】 本発明に従う活性化合物はそのままで、または、例えば、作用範囲を拡大する
ためにまたは耐性の発生を防止するために、他の既知の殺菌・殺カビ剤、殺細菌
剤、殺ダニ剤、殺線虫剤または殺昆虫剤と混合されたそれらの調合物の中で使用
することができる。多くの場合、相乗効果が得られ、すなわち混合物の活性は個
別成分の活性を越える。
【0089】 特に有利な共成分の例は下記の化合物である: 殺菌・殺カビ剤: アルジモルフ(aldimorph)、アンプロピルフォス(ampropylfos)、アンプロピルフ
ォス・カリウム(ampropylfos potassium)、アンドプリム(andoprim)、アニラジ
ン(anilazine)、アザコナゾール(azaconazole)、アゾキシストロビン(azocystro
bin)、 ベナラキシル(benalaxyl)、ベノダニル(benodanil)、ベノミル(benomyl)、ベン
ザマクリル(benzamacril) 、ベンザマクリル−イソブチル(benzamacryl-isobuty
l)、ビアラフォス(bialaphos)、ビナパクリル(binapacryl)、ビフェニル、ビテ
ルタノール(bitertanol)、ブラスチシジン−S(blasticidin-S)、ブロムコナゾ
ール(bromuconazole)、ブピリメート(bupirimate)、ブチオベート(buthiobate)
、 多硫化カルシウム、カプシマイシン(capsimycin)、カプタフォル(captafol)、カ
プタン(captan) 、カルベンダジム(carbendazim)、カルボキシン(carboxin)、カ
ルヴォン(carvon)、キノメチオネート(quinomethionate)、クロベンチアゾン(ch
lobenthiazone)、クロルファナゾール(chlorfenazole)、クロロネブ(chloroneb)
、クロロピクリン(chloropicrin)、クロロタロニル(chlorothalonil)、クロゾリ
ネート(chlozolinate)、クロジラコン(clozylacon)、クフラネブ(cufraneb)、シ
モキサニル(cymoxanil)、シプロコナゾール(cyproconazole)、シプロジニル(cyp
rodinil)、シプロフラム(cyprofuram)、 デバカルブ(debacarb)、ジクロロフェン(dichlorophen)、ジクロブトラゾール(d
iclobutrazole)、ジクロフルアニド(diclofluanid) 、ジクロメジン(diclomezin
e)、ジクロラン(dichloran)、ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、ジフェノコ
ナゾール(difenoconazole)、ジメシリモル(dimethirimol)、ジメトモルフ(dimet
homorph)、ジニコナゾール(diniconazole)、ジニコナゾール−M(diniconazole-
M)、ジノキャップ(dinocap)、ジフェニルアミン、ジピリチオン(dipyrithione)
、ジタリンフォス(ditalimfos)、ジチアノン(dithianon)、ドデモルフ(dodemorp
h)、ドジン(dodine)、ドラゾキソロン(drazoxolon)、 エジフェンフォス(edifenphos)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、エタコ
ナゾール(etaconazole)、エシリモル(ethirimol)、エトリジアゾール(etridiazo
le)、 ファモキサドン(famoxadon)、フェナパニル(fenapail)、フェナリモル(fenarimo
l)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フェンフラム(fenfuram)、フェニト
ロパン(fenitropan)、フェンピクロニル(fenpiclonil)、フェンプロピジン(fenp
ropidin)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、フェンチンアセテート(fentin
acetate)、フェンチンヒドロキシド(fentin hydroxide)、フェルバム(ferbam)
、フェリムゾン(ferimzone)、フルアジナム(fluazinam)、フメトバー(fumetover
)、フルロミド(fluromide)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルルプ
リミドール(flurprimidol)、フルシラゾール(flusilazole)、フルスルファミド(
flusulphamide)、フルトラニル(flutolanil) 、フルトリアフォル(flutriafol)
、フォルペット(folpet)、フォセチル−アルミニウム(fosetyl-aluminum)、フォ
セチル−ナトリウム(fosetyl-sodium)、フタリド(fthalide)、フベリダゾール(f
uberidazole)、フララキシル(furalaxyl)、フラメトピル(furametpyr)、フルカ
ルボニル(furcarbonil)、フルコナゾール(furconazole)、フルコナゾール−シス
(furconazole-cis)、フルメシクロックス(furmecyclox)、 グアザチン(guazatine)、 ヘキサクロロベンゼン、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、ヒメキサゾール(hym
exazole)、 イマザリル(imazalil)、イミベンコナゾール(imibenconazole) 、イミノクタジ
ン(iminoctadine)、イミノクタジン・アルベシラート(iminoctadine albesilate
)、イミノクタジン・トリアセテート(iminoctadine triacetate)、ヨードカルブ
(iodocarb)、イプコナゾール(ipconazole)、イプロベンフォス(IBP)(iprob
enfos(IBP))、イプロジオン(iprodione)、イルママイシン(irumamycin)、イソプ
ロチオラン(isoprothiolane)、イソバレジオン(isovaledione)、 カスガマイシン(kasugamycin)、レソキシム−メチル(kresoxim-methyl)、銅調合
物、例えば水酸化銅、ナフテン酸銅、オキシ塩化銅、硫酸銅、酸化銅、オキシン
−銅およびボルドー(Bordeaux)混合物、 マンコッパー(mancopper)、マンコゼブ(mancozeb)、マネブ(maneb)、メフェリン
ゾン(meferimzone)、メパニピリム(mepanipyrim)、メプロニル(mepronil)、メタ
ラキシル(metalaxyl)、メトコナゾール(metconazole)、メタスルフォカルブ(met
hasulfocarb)、メスフロキサム(methfuroxam)、メチラム(metiram)、メトメクラ
ム(metomeclam)、メトスルフォバックス(metsulfovax)、ミルジオマイシン(mild
iomycin)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ミクロゾリン(myclozolin)、 ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、ニトロタル−イソプロピル(nitrothal-i
sopropyl)、ヌアリモル(nuarimol)、 オフレース(ofurace)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキサモカルブ(oxamocarb)
、オキソリニック・アシド(oxolinic acid)、オキシカルボキシム(oxycarboxim)
、オキシフェンチイン(oxyfenthiin)、 パクロブトラゾール(paclobutrazole)、ペフラゾエート(pefurazoate)、ペンコ
ナゾール(penconazole)、ペンシクロン(pencycuron)、フォスジフェン(phosdiph
en)、ピマリシン(pimaricin)、ピペラリン(piperalin)、ポリオキシン(polyoxin
)、ポリオキソリム(polyoxorim)、プロベナゾール(probenazole) 、プロクロラ
ズ(prochloraz) 、プロシミドン(procymidone)、プロパモカルブ(propamocarb)
、プロパノシン−ナトリウム(propanosine-sodium)、プロピコナゾール(propico
nazole)、プロピネブ(propineb)、ピラゾフォス(pyrazophos)、ピリフェノック
ス(pyrifenox)、ピリメタニル(pyrimethanil)、ピロキロン(pyroquilon)、ピロ
キシフル(pyroxyfur)、 キンコナゾール(quinconazole)、キントゼン(PCNB)(quintozene(PCNB))、
キノキシフェン(quinoxyfen)、 硫黄および硫黄調合物、 テブコナゾール(tebuconazole)、テクロフタラム(tecloftalam)、テクナゼン(te
cnazene)、テトシクラシス(tetcyclasis)、テトラコナゾール(tetraconazole)、
チアベンダゾール(thiabendazole)、チシオフェン(thicyofen)、チフルザミド(t
hifluzamide)、チオファネート−メチル(thiophanate-methyl)、チラム(thiram)
、チオキシミド(tioxymid)、トルクロフォス−メチル(tolclofos-methyl)、トリ
ルフルアニド(tolylfluanid)、トリアジメフォン(triadimefon)、トリアジメノ
ール(triadimenol)、トリアズブチル(triazbutil)、トリアゾキシド(triazoxide
)、トリクラミド(trichlamide)、トリシクラゾール(tricyclazole)、トリデモル
フ(tridemorph)、トリフルミゾール(triflumizole)、トリフォリン(triforine)
、トリチコナゾール(triticonazole) 、 ユニコナゾール(uniconazole)、 バリダマイシンA(validamycin A)、ビンクロゾリン(vinclozolin)、ビニコナゾ
ール(viniconazole)、 ザリルアミド(zarilamide)、ジネブ(zineb) 、ジラム(ziram)、並びに ダガー(Dagger)G OK−8705、 OK−8801、 α−(1,1−ジメチルエチル)−β−(2−フェノキシエチル)−1H−1,2,4
−トリアゾール−1−エタノール、 α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−フルオロ−β−プロピル−1H−1,2,
4−トリアゾール−1−エタノール、 α−(2,4−ジクロロフェニル)−β−メトキシ−α−メチル−1H−1,2,4
−トリアゾール−1−エタノール、 α−(5−メチル−1,3−ジオキサン−5−イル)−β−[[4−トリフルオロメ
チル)−フェニル]−メチレン]−1H−1,2,4−トリアゾール−1−エタノー
ル、 (5RS,6RS)−6−ヒドロキシ−2,2,7,7−テトラメチル−5−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)−3−オクタノン、 (E)−α−(メトキシイミノ)−N−メチル−2−フェノキシ−フェニルアセトア
ミド、 {2−メチル−1−[[[1−(4−メチルフェニル)−エチル]−アミノ]−カルボニ
ル]−プロピル}カルバミン酸1−イソプロピル、 1−(2,4−ジクロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イ
ル)−エタノン−O−(フェニルメチル)−オキシム、 1−(2−メチル−1−ナフタレニル)−1H−ピロール−2,5−ジオン、 1−(3,5−ジクロロフェニル)−3−(2−プロペニル)−2,5−ピロリジンジ
オン、 1−[(ジヨードメチル)−スルホニル]−4−メチル−ベンゼン、 1−[[2−(2,4−ジクロロフェニル)−1,3−ジオキソラン−2−イル]−メ
チル]−1H−イミダゾール、 1−[[2−(4−クロロフェニル)−3−フェニルオキシラニル]−メチル]−1H
−1,2,4−トリアゾール、 1−[1−[2−[(2,4−ジクロロフェニル)−メトキシ]−フェニル]−エテニル
]−1H−イミダゾール、 1−メチル−5−ノニル−2−(フェニルメチル)−3−ピロリジノール、 2′,6′−ジブロモ−2−メチル−4′−トリフルオロメトキシ−4′−トリ
フルオロ−メチル−1,3−チアゾール−5−カルボキシアニリド、 2,2−ジクロロ−N−[1−(4−クロロフェニル)−エチル]−1−エチル−3
−メチル−シクロプロパンカルボキサミド、 2,6−ジクロロ−5−(メチルチオ)−4−ピリミジニル−チオシアナート、 2,6−ジクロロ−N−(4−トリフルオロメチルベンジル)−ベンズアミド、 2,6−ジクロロ−N−[[4−(トリフルオロメチル)−フェニル]−メチル)−ベ
ンズアミド、 2−(2,3,3−トリヨード−2−プロペニル)−2H−テトラゾール、 2−[(1−メチルエチル)−スルホニル]−5−(トリクロロメチル)−1,3,4−
チアジアゾール、 2−[[6−デオキシ−4−O−(4−O−メチル−β−D−グリコピラノシル)−
α−D−グルコピラノシル]−アミノ]−4−メトキシ−1H−ピロロ[2,3−d
]ピリミジン−5−カルボニトリル、 2−アミノブタン、 2−ブロモ−2−(ブロモメチル)−ペンタンジニトリル、 2−クロロ−N−(2,3−ジヒドロ−1,1,3−トリメチル−1H−インデン−
4−イル)−3−ピリジンカルボキサミド、 2−クロロ−N−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(イソチオシアナトメチル)
−アセトアミド、 2−フェニルフェノール(OPP)、 3,4−ジクロロ−1−[4−(ジフルオロメトキシ)−フェニル]−1H−ピロー
ル−2,5−ジオン、 3,5−ジクロロ−N−[シアノ[(1−メチル−2−プロピニル)−オキシ]−メチ
ル]−ベンズアミド、 3−(1,1−ジメチルプロピル−1−オキソ−1H−インデン−2−カルボニト
リル、 3−[2−(4−クロロフェニル)−5−エトキシ−3−イソキサゾリジニル]−ピ
リジン、 4−クロロ−2−シアノ−N,N−ジメチル−5−(4−メチルフェニル)−1H
−イミダゾール−1−スルホンアミド、 4−メチル−テトラゾロ[1,5−a]キナゾリン−5(4H)−オン、 8−(1,1−ジメチルエチル)−N−エチル−N−プロピル−1,4−ジオキサス
ピロ[4.5]デカン−2−メタンアミン、 8−ヒドロキシキノリンサルフェート、 9H−キサンテン−2−[(フェニルアミノ)−カルボニル]−9−カルボン酸ヒド
ラジド、 ビス−(1−メチルエチル)−3−メチル−4−[(3−メチルベンゾイル)−オキ
シ]−2,5−チオフェンジカルボキシレート、 シス−1−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−
イル)−シクロヘプタノール、 シス−4−[3−[4−(1,1−ジメチルプロピル)−フェニル−2−メチルプロ
ピル]−2,6−ジメチル−モルホリン塩酸塩、 [(4−クロロフェニル)−アゾ]−シアノ酢酸エチル、 炭酸水素カリウム、 メタンテトラチオール−ナトリウム塩、 1−(2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−1H−インデン−1−イル)−1H−
イミダゾール−5−カルボン酸メチル、 メチルN−(2,6−ジメチルフェニル)−N−(5−イソキサゾリルカルボニル)
−DL−アラニネート、 メチルN−(クロロアセチル)−N−(2,6−ジメチルフェニル)−DL−アラニ
ネート、 N−(2,3−ジクロロ−4−ヒドロキシフェニル)−1−メチル−シクロヘキサ
ンカルボキサミド、 N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−オキ
ソ−3−フラニル)−アセトアミド、 N−(2,6−ジメチルフェニル)−2−メトキシ−N−(テトラヒドロ−2−オキ
ソ−3−チエニル)−アセトアミド、 N−(2−クロロ−4−ニトロフェニル)−4−メチル−3−ニトロ−ベンゼンス
ルホンアミド、 N−(4−シクロヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミ
ジンアミン、 N−(4−ヘキシルフェニル)−1,4,5,6−テトラヒドロ−2−ピリミジンア
ミン、 N−(5−クロロ−2−メチルフェニル)−2−メトキシ−N−(2−オキソ−3
−オキサゾリジニル)−アセトアミド、 N−(6−メトキシ)−3−ピリジニル)−シクロプロパンカルボキサミド、 N−[2,2,2−トリクロロ−1−[(クロロアセチル)−アミノ]−エチル]−ベン
ズアミド、 N−[3−クロロ−4,5−ビス(2−プロピニルオキシ)−フェニル]−N′−メ
トキシ−メタンイミドアミド、 N−ホルミル−N−ヒドロキシ−DL−アラニン−ナトリウム塩、 O,O−ジエチル[2−(ジプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチルホスホ
ロアミドチオエート、 O−メチルS−フェニルフェニルプロピルホスホロアミドチオエート、 S−メチル1,2,3−ベンゾチアジアゾール−7−カルボチオエート、 スピロ[2H]−1−ベンゾピラン−2,1′(3′H)−イソベンゾフラン]−3′
−オン、 殺細菌剤: ブロノポル(bronopol) 、ジクロロフェン(dichlorophen)、ニトラピリン(nitrap
yrin)、ジメチルジチオカルバミン酸ニッケル、カスガマイシン(kasugamycin)、
オクチリノン(octhilinone)、フランカルボン酸、オキシテトラシクリン(oxytet
racyclin)、プロベナゾール(probenazole) 、ストレプトマイシン(streptomycin
)、テクロフタラム(tecloftalam)、硫酸銅および他の銅調合物。 殺昆虫剤/殺ダニ剤/殺線虫剤: アバメクチン(abamectin)、アセフェート(acephate)、アセトミプリド(acetamip
rid)、アクリナスリン(acrinathrin)、アラニカルブ(alanycarb)、アルジカルブ
(aldicarb)、アルドキシカルブ(aldoxycarb)、アルファ−シペルメスリン(alpha
-cypermethrin)、アルファメスリン(alphamethrin)、アミトラズ(amitraz)、ア
ベルメクチン(avermectin)、AZ60541、アザジラクチン(azadirachtin)、
アザメチフォス(azamethiphos)、アジンフォスA(azinphos A)、アジンフォスM
(azinphos M) 、アゾシクロチン(azocyclotin)、 バシルス・ポピリアエ(Bacillus popilliae)、バシルス・セファエリクス(Bacil
lus sphaericus)、バシルス・スブチリス(Bacillus subtilis)、バシルス・スリ
ンギエンシス(Bacillus thuringiensis)、バクロウイルス類、ベオーベリア・バ
ッシアナ(Beauveria bassinana)、ベオーベリア・テネラ(Beauveria tenella)、
ベンジオカルブ(bendiocarb)、ベンフラカルブ(benfuracarb)、ベンスルタップ(
bensultap)、ベンゾキシメート(benzoximate)、ベータシフルスリン(betacyflut
hrin)、ビフェナゼート(bifenazate)、ビフェンスリン(bifenthrin)、ビオエタ
ノメスリン(bioethanomethrin)、ビオペルメスリン(biopermethrin)、BPMC
、ブロモフォスA(bromophos A)、ブフェンカルブ(bufencarb)、ブプロフェジン
(buprofezin)、ブタチオフォス(butathiofos)、ブトカルボキシン(butocarboxin
)、ブチルピリダベン(butylpyridaben)、 カジュサフォス(cadusafos)、カルバリール(carbaryl)、カルボフラン(carbofur
an)、カルボフェノチオン(carbophenothion)、カルボスルファン(carbosulfan)
、カルタップ(cartap)、クロエトカルブ(chloethocarb)、クロルエトキシフォス
(chlorethoxyfos)、クロルフェナピル(chlorfenapyr)、クロルフェンビンフォス
(chlorfenvinphos)、クロルフルアズロン(chlorfluazuron)、クロルメフォス(ch
lormephos)、クロルピリフォス(chlorpyrifos)、クロルピリフォスM(chlorpyri
fos M)、クロバポルスリン(chlovaorthrin)、シス−レスメスリン(cis-resmethr
in)、シスペルメスリン(cispermethrin)、クロシスリン(clocythrin)、クロエト
カルブ(cloethocarb)、クロフェンテジン(clofentezine)、シアノフォス(cyanop
hos)、シクロプレン(cycloprene)、シクロプロスリン(cycloprothrin)、シフル
スリン(cyfluthrin)、シハロスリン(cyhalothrin)、シヘキサチン(cyhexatin)、
シペルメスリン(cypermethrin)、シロマジン(cyromazine)、 デルタメスリン(deltamethrin)、デメトンM(demeton M)、デメトンS(demeton
S)、デメトン−S−メチル(demeton-S-methyl)、ジアフェンチウロン(diafenthi
uron)、ジアジノン(diazinon)、ジクロルボス(dichlorvos) 、ジフルベンズロン
(diflubenzuron)、ジメトエート(dimethoate)、ジメチルビンフォス(dimethylvi
nphos)、ジオフェノラン(diofenolan)、ジスルフォトン(disulfoton)、ドクサツ
−ナトリウム(docusat-sodium)、ドフェナピン(dofenapyn)、 エフルシラネート(eflusilanate)、エマメクチン(emamectin)、エンペンスリン(
empenthrin)、エンドスルファン(endosulfan)、エントモフトラ種(Entomopfthor
a spp.)、エスフェンバレレート(esfenvalerate)、エチオフェンカルブ(ethiofe
ncarb)、エチオン(ethion)、エトプロフォス(ethoprophos)、エトフェンプロッ
クス(ethofenprox)、エトキサゾール(etoxazole)、エトリンフォス(etrimphos)
、 フェナミフォス(fenamiphos)、フェナザキン(fenazaquin)、フェンブタチンオキ
シド(fenbutatin oxide)、フェニトロチオン(fenitrothion)、フェノチオカルブ
(fenothiocarb)、フェノキサクリム(fenoxacrim)、フェノキシカルブ(fenoxycar
b)、フェンプロパスリン(fenpropathrin)、フェンピラド(fenpyrad)、フェンピ
リスリン(fenpyrithrin)、フェンピロキシメート(fenpyroximate) 、フェンバレ
レート(fenvalerate)、フィプロニル(fipronil)、フルアジナム(fluazinam)、フ
ルアズロン(fluazuron)、フルブロシスリネート(flubrocythrinate)、フルシク
ロクスロン(flucycloxuron)、フルシスリネート(flucythrinate)、フルフェノク
スロン(flufenoxuron)、フルテンジン(flutenzine)、フルバリネート(fluvalina
te)、フォノフォス(fonophos)、フォスメチラン(fosmethilan)、フォスチアゼー
ト(fosthiazate)、フブフェンプロックス(fubfenprox)、フラチオカルブ(furath
iocarb)、 グラニュローシスウイルス、 ハロフェノジド(halofenozide)、HCH、ヘプテノフォス(heptenophos)、ヘキ
サフルムロン(hexaflumuron)、ヘキシチアゾックス(hexythiazox)、ヒドロプレ
ン(hydroprene)、 イミダクロプリド(imidacloprid)、イサゾフォス(isazofos)、イソフェンフォス
(isofenphos)、イソキサチオン(isoxathion)、イベルメクチン(ivermectin)、 核多角体病ウイルス、 ラムダ−シハロスリン(lambda-cyhalothrin)、ルフェヌロン(lufenuron) 、 マラチオン(malathion)、メカルバム(mecarbam)、メタルデヒド(metaldehyde)、
メタミドフォス(methamidophos)、メタリジウム・アニソプリアエ(Metharhizium
anisopliae)、メタリジウム・フラボビリデ(Metharhizium flavoviride)、メチ
ダチオン(methidathion)、メチオカルブ(methiocarb)、メトミル(methomyl)、メ
トキシフェノジド(methoxyfenozide)、メトルカルブ(metolcarb)、メトキサジア
ゾン(metoxadiazone)、メビンフォス(mevinphos)、ミルベメクチン(milbemectin
)、モノクロトフォス(monocrotophos)、 ナレド(naled)、ニテンピラム(nitenpyram)、ニチアジン(nithiazine)、ノバル
ロン(novaluron)、 オメトエート(omethoate)、オキサミル(oxamyl)、オキシデメトンM(oxydemetho
n M)、 パエシロミセス・フモソロセウス(Paecilomyces fumosoroseus)、パラチオンA(
parathion A)、パラチオンM(parathion M)、ペルメスリン(permethrin)、フェ
ントエート(phenthoate)、フォレート(phorate)、フォサロン(phosalone)、フォ
スメット(phosmet)、フォスファミドン(phosphamidon)、フォキシム(phoxim)、
ピリミカルブ(pirimicarb)、ピリミフォスA(pirimiphos A)、ピリミフォスM(p
irimiphos M)、プロフェノフォス(profenofos)、プロメカルブ(promecarb)、プ
ロポクサー(propoxur)、プロチオフォス(prothiofos) 、プロトエート(prothoat
e)、ピメトロジン(pymetrozine)、ピラクロフォス(pyrachlofos)、ピレスメスリ
ン(pyresmethrin)、ピレスルム(pyrethrum)、ピリダベン(pyridaben)、ピリダチ
オン(pyridathion)、ピリミジフェン(pyrimidifen)、ピリプロキシフェン(pyrip
roxifen)、 キナルフォス(quinalphos)、 リバビリン(ribavirin)、 サリチオン(salithion)、セブフォス(sebufos)、シラフルオフェン(silafluofen
)、スピノサド(spinosad)、スルフォテップ(sulfotep)、スルプロフォス(sulpro
fos)、 タウ−フルバリネート(tau-fluvalinate)、テブフェノジド(tebufenozide)、テ
ブフェンピラド(tebufenpyrad)、テブピリミフォス(tebupirimiphos)、テフルベ
ンズロン(teflubenzuron) 、テフルスリン(tefluthrin)、テメフォス(temephos)
、テミビンフォス(temivinphos)、テルブフォス(terbufos)、テトラクロルビン
フォス(tetrachlorvinphos)、テータ−シペルメスリン(theta-cypermethrin)、
チアメトキサム(thiamethoxam)、チアプロニル(thiapronil)、チアトリフォス(t
hiatriphos)、チオシクラム・ハイドロフェン・オキサレート(thiocyclam hydro
gen oxalate)、チオジカルブ(thiodicarb)、チオファノックス(thiofanox)、ス
リンギエンシン(thuringiensin)、トラロシスリン(tralocythrin)、トラロメス
リン(tralomethrin)、トリアラテン(triarathene)、トシアザメート(triazamate
)、トリアゾフォス(triazophos)、トリアズロン(triazuron)、トリクロフェニジ
ン(trichlophenidine)、トリクロルフォン(trichlorfon)、トリフルオムロン(tr
ifluomuron)、トリメタカルブ(tromethacarb)、 バミドチオン(vamidothion)、バニリプロール(vaniliprole)、ベルチシリウム・
レカニイ(Verticillium lecanii)、 YI 5302、 ゼタ−シペルメスリン(zeta-cypermethrin)、ゾラプロフォス(zolaprofos)、 (1R−シス)−[5−(フェニルメチル)−3−フラニル]−メチル−3−[(ジヒド
ロ−2−オキソ−3(2H)−フラニリデン)−メチル]−2,2−ジメチルシクロ
プロパンカルボキシレート、 (3−フェノキシフェニル)−メチル−2,2,3,3−テトラメチルシクロプロパ
ンカルボキシレート、 1−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]テトラヒドロ−3,5−ジメチル−
N−ニトロ−1,3,5−トリアジン−2(1H)−イミン、 2−(2−クロロ−6−フルオロフェニル)−4−[4−(1,1−ジメチルエチル)
フェニル]−4,5−ジヒドロ−オキサゾール、 2−(アセチルオキシ)−3−ドデシル−1,4−ナフタレンジオン、 2−クロロ−N−[[[4−(1−フェニルエトキシ)−フェニル]−アミノ]−カル
ボニル]−ベンズアミド、 2−クロロ−N−[[[4−(2,2−ジクロロ−1,1−ジフルオロエトキシ)−フ
ェニル]−アミノ]−カルボニル]−ベンズアミド、 プロピルカルバミン酸3−メチルフェニル、 4−[4−(4−エトキシフェニル)−4−メチルペンチル]−1−フルオロ−2−
フェノキシ−ベンゼン、 4−クロロ−2−(1,1−ジメチルエチル)−5−[[2−(2,6−ジメチル−4
−フェノキシフェノキシ)エチル]チオ]−3(2H)−ピリダジノン、 4−クロロ−2−(2−クロロ−2−メチルプロピル)−5−[(6−ヨード−3−
ピリジニル)メトキシ]−3(2H)−ピリダジノン、 4−クロロ−5−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メトキシ]−2−(3,4−ジク
ロロフェニル)−3(2H)−ピリダジノン、 バシルス・スリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)菌株EG−2348、 [2−ベンゾイル−1−(1,1−ジメチルエチル)−ヒドラジノ安息香酸、 2,2−ジメチル−3−(2,4−ジクロロフェニル)−2−オキソ−1−オキサス
ピロ[4.5]デセ−3−エン−4−イルブタノエート、 [3−[(6−クロロ−3−ピリジニル)メチル]−2−チアゾリジニリデン]−シア
ナミド、 ジヒドロ−2−(ニトロメチレン)−2H−1,3−チアジン−3(4H)−カルボ
キシアルデヒド、 [2−[[1,6−ジヒドロ−6−オキソ−1−(フェニルメチル)−4−ピリダジニ
ル]オキシ]エチル]−カルバミン酸エチル、 N−(3,4,4−トリフルオロ−1−オキソ−3−ブテニル)−グリシン、 N−(4−クロロフェニル)−3−[4−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−4,5
−ジヒドロ−4−フェニル−1H−ピラゾール−1−カルボキサミド、 N−[(2−クロロ−5−チアゾリル)メチル]−N′−メチル−N′′−ニトロ−
グアニジン、 N−メチル−N′−(1−メチル−2−プロペニル)−1,2−ヒドラジンジカル
ボチオアミド、 N−メチル−N′−2−プロペニル−1,2−ヒドラジンジカルボチオアミド、
O,O−ジエチル[2−(ジプロピルアミノ)−2−オキソエチル]−エチルホスホ
ロアミドチオエート。
【0090】 他の既知の活性化合物、例えば除草剤、肥料および成長調節剤と混合すること
も可能である。
【0091】 殺昆虫剤として使用される場合には、本発明に従う活性化合物はさらにそれら
の商業的に入手可能な調合物中にそしてこれらの調合物から製造される使用形態
中に、相乗剤との混合物として存在することができる。相乗剤は、加えられる相
乗剤自体は活性であう必要はないが活性化合物の活性を高める化合物である。
【0092】 商業的に入手可能な調合物から製造される使用形態の活性化合物含有量は広い
限度内で変えることができる。使用形態の活性化合物濃度は0.0000001
〜95重量%の、好ましくは0.0001〜1重量%の間の、活性化合物である
【0093】 化合物は使用形態に適する一般的な方法で使用される。
【0094】 衛生上の有害生物および貯蔵製品の有害生物に対して使用される場合には、活
性化合物は木材およびクレイ上での優れた残存活性並びに石灰処理した物質上で
のアルカリに対する良好な安定性により特徴づけられる。
【0095】 本発明に従う活性化合物の製造および使用を以下の実施例により示す。
【0096】 以下の実施例は本発明を説明するために示される。しかしながら、本発明はこ
れらの実施例に限定されるものではない。
【0097】 製造実施例: 実施例1 2−{2−[6−(3−フルオロフェノキシ)−5−フルオロ−ピリミジン−4−イ
ルオキシ]−フェニル}−2−メトキシイミノ酢酸メチル 方法a) 冷却しながら、4g(0.0287モル)の炭酸カリウムを4.6g(0.02
21モル)の2−(2−ヒドロキシフェニル)−2−メトキシイミノ酢酸メチルと
5g(0.0221モル)の4−(3−フルオロフェノキシ)−5,6−ジフルオロ
ピリミジンとの50mlのアセトニトリル中混合物に加え、そして混合物を25
℃において12時間にわたり撹拌する。反応混合物を400mlの水中に注ぎそ
して各場合とも150mlの酢酸エチルで3回抽出し、有機相を硫酸ナトリウム
上で乾燥しそして溶媒を減圧下で蒸留除去する。残渣をジイソプロピルエーテル
と共に撹拌しそして生じた固体を濾別しそして乾燥する。これが7.3g(理論
値の79.5%)の2−{2−[6−(3−フルオロフェノキシ)−5−フルオロ−
ピリミジン−4−イルオキシ]−フェニル}−2−メトキシイミノ酢酸メチルを与
える。 HPLC:logP=3.46。
【0098】 以下の表1に挙げられる式(I−a)の化合物は実施例1と同様にしてそして
方法の一般的な記述中の仕様に従い得られる。
【0099】
【表1】
【0100】
【表2】
【0101】
【表3】
【0102】
【表4】
【0103】
【表5】
【0104】式(III)の出発物質の製造 式(III−1) 5,6−ジフルオロ−(3−フルオロフェノキシ)−ピリミジン 11.38g(0.085モル)のトリフルオロピリミジンを240mlのアセ
トニトリル中に溶解しそして15.26g(0.11モル)の炭酸カリウムと混合
し、そして混合物を10℃に冷却する。アルゴン下で、9.52g(0.085モ
ル)の3−フルオロフェノールの80mlのアセトニトリル中溶液を滴下する。
混合物を次にアルゴン下で、それ以上冷却せずに、さらに18時間にわたり撹拌
する。混合物を1リットルの水中に注ぎそして各場合とも150mlの酢酸エチ
ルで3回抽出し、そして有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥しそして減圧下で濃縮
する。残渣をバルブチューブ蒸留にかける。これが15.2g(理論値の79.1
%)の0.5ミリバールにおける沸点95℃の5,6−ジフルオロ−(3−フルオ
ロフェノキシ)−ピリミジンを与える。
【0105】 使用例 実施例A レプトスフアエリア・ノドルム(Leptosphaeria nodorum)試験(小麦)/保護 溶媒: 25重量部のN,N−ジメチルアセトアミド 乳化剤:0.6重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量
の溶媒および乳化剤と混合し、そして濃厚物を水で希釈して所望する濃度にする
【0106】 保護活性を試験するために、若い植物に活性化合物の調合物を指定された適用
割合で噴霧する。噴霧コーテイングが乾燥した後に、植物にレプトスファエリア
・ノドルムの胞子懸濁液を噴霧する。植物を20℃および100%相対大気湿度
のインキュベーション室の中で48時間にわたり保つ。
【0107】 植物を約15℃の温度および約80%の相対大気湿度の温室の中に入れる。
【0108】 接種から10日後に評価を行う。0%は対照のものに相当する効果を意味し、
100%の効果は感染が観察されないことを意味する。
【0109】 この試験では、実施例(6)、(8)および(17)で挙げられた本発明に従
う物質が、250g/haの適用割合で、95%またはそれ以上の効果を示す。
【0110】 実施例B エキビヨウキン(Phytophthora)試験(トマト)/保護 溶媒: 24.5重量部のアセトン 24.5重量部のジメチルアセトアミド 乳化剤:1.0重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量
の溶媒および乳化剤と混合し、そして濃厚物を水で希釈して所望する濃度にする
【0111】 保護活性を試験するために、若い植物に活性化合物の調合物を指定された適用
割合で噴霧する。噴霧コーテイングが乾燥した後に、植物にフィトフトラ・イン
フェスタンス(Phytophthora infestans)の水性胞子懸濁液を接種する。植物を
次に約20℃および100%の相対大気湿度のインキュベーション室の中に入れ
る。
【0112】 接種から3日後に評価を行う。0%は対照のものに相当する効果を意味し、1
00%の効果は感染が観察されないことを意味する。
【0113】 この試験では、実施例(3)、(4)、(7)、(11)および(17)で挙
げられた本発明に従う物質が、100g/haの適用割合で、90%またはそれ
以上の効果を示す。
【0114】 実施例C タンジクツヨカビ(Plasmopara)試験(ブドウ/保護) 溶媒: 24.5重量部のアセトン 24.5重量部のジメチルアセトアミド 乳化剤:1.0重量部のアルキル−アリールポリグリコールエーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量
の溶媒および乳化剤と混合し、そして濃厚物を水で希釈して所望する濃度にする
【0115】 保護活性を試験するために、若い植物に活性化合物の調合物を指定された適用
割合で噴霧する。噴霧コーテイングが乾燥した後に、植物にプラズモパラ・ビチ
コーラ(Plasmopara viticola)の水性胞子懸濁液を接種しそして次に約20℃
および100%の相対大気湿度のインキュベーション室の中に1日間にわたり保
つ。植物を次に約21℃および約90%の相対大気湿度の温室の中に5日間にわ
たり入れる。植物を次に湿らせそしてインキュベーション室の中に1日間にわた
り入れる。
【0116】 接種から6日後に評価を行う。0%は対照のものに相当する効果を意味し、1
00%の効果は感染が観察されないことを意味する。
【0117】 この試験では、実施例(4)、(7)、(11)および(17)で挙げられた
本発明に従う物質が、100g/haの適用割合で、95%またはそれ以上の効
果を示す。
【0118】 実施例D ベントウリア(Venturia)試験(リンゴ)/保護 溶媒: 24.5重量部のアセトン 24.5重量部のジメチルアセトアミド 乳化剤:1.0重量部のアルキル−アリールポリグリコールエーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量
の溶媒および乳化剤と混合し、そして濃厚物を水で希釈して所望する濃度にする
【0119】 保護活性を試験するために、若い植物に活性化合物の調合物を指定された適用
割合で噴霧する。噴霧コーテイングが乾燥した後に、植物にリンゴ腐敗病を引き
起こす有機体であるベントウリア・イナエカリス(Venturia inaequalis)水性分
生子懸濁液を接種しそして次に約20℃および100%の相対大気湿度のインキ
ュベーション室の中に1日間にわたり保つ。
【0120】 植物を次に約21℃および約90%の相対大気湿度の温室の中に入れる。
【0121】 接種から12日後に評価を行う。0%は対照のものに相当する効果を意味し、
100%の効果は感染が観察されないことを意味する。
【0122】 この試験では、実施例(3)、(4)、(7)、(11)および(17)で挙
げられた本発明に従う物質が、10g/haの適用割合で、90%またはそれ以
上の効果を示す。
【0123】 実施例E ピリクラリア(Pyricularia)試験(イネ)/保護 溶媒: 25重量部のN,N−ジメチルアセトアミド 乳化剤:0.6重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量
の溶媒および乳化剤と混合し、そして濃厚物を水で希釈して所望する濃度にする
【0124】 保護活性を試験するために、若いイネ植物に活性化合物の調合物を指定された
適用割合で噴霧する。噴霧コーテイングが乾燥した後に、植物にピリクラリア・
オリザエ(Pyricularia oryzae)の水性胞子懸濁液を接種しそして次に100%
相対大気湿度および26℃に24時間にわたり保つ。植物を次に80%の相対大
気湿度および26℃の温度の温室の中に入れる。
【0125】 接種から7日後に評価を行う。0%は対照のものに相当する効果を意味し、1
00%の効果は感染が観察されないことを意味する。
【0126】 この試験では、実施例(4)、(6)、(7)、(8)、(11)および(1
7)で挙げられた本発明に従う物質が、125g/haの適用割合で、90%ま
たはそれ以上の効果を示す。
【0127】 実施例F スフアエロテカ(Sphaerotheca)試験(キュウリ)/保護 溶媒: 50重量部のN,N−ジメチルホルムアミド 乳化剤:1.17重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量
の溶媒と混合し、そして濃厚物を水および上記量の乳化剤で希釈して所望する濃
度にする。
【0128】 保護活性を試験するために、若いキュウリ植物に活性化合物の調合物を指定さ
れた適用割合で噴霧する。処理から1日後に、植物にスフアエロテカ・フリギネ
ア(Sphaerotheca fuliginea)の水性胞子懸濁液を接種する。植物を次に70%
の相対大気湿度および23℃の温度の温室の中に入れる。
【0129】 接種から7日後に評価を行う。0%は対照のものに相当する効果を意味し、1
00%の効果は感染が観察されないことを意味する。
【0130】 この試験では、実施例(4)、(5)、(7)、(8)、(9)、(11)お
よび(17)で挙げられた本発明に従う物質が、750g/haの適用割合で、
90%またはそれ以上の効果を示す。
【0131】 実施例G プルテラ(Plutella)試験/合成飼料 溶媒: 100重量部のアセトン 乳化剤:1900重量部のメタノール 活性化合物の適当な調合物を製造するために、1重量部の活性化合物を上記量
の溶媒と混合し、そして濃厚物をメタノールで希釈して所望する濃度にする。
【0132】 上記量の所望する濃度の活性化合物の調合物を標準化された量の合成飼料上に
ピペットで加える。メタノールが蒸発した後に、約100個のプルテラの卵で覆
われたフィルムボックスの蓋を各々のくぼみの上に置く。孵化したての幼虫は処
理された合成飼料の上を移動する。
【0133】 所望する期間後に、死滅率、%を測定する。100%は全ての動物が死滅した
ことを意味し、0%は動物が死滅しなかったことを意味する。
【0134】 この試験では、例えば下記の製造実施例の化合物が良好な活性を示す:(10
)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 31/10 A61P 31/10 33/14 33/14 C07D 401/12 C07D 401/12 405/12 405/12 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,MZ,SD,SL,SZ,TZ,UG ,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD, RU,TJ,TM),AE,AG,AL,AM,AT, AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,C H,CN,CR,CU,CZ,DE,DK,DM,DZ ,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM, HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE,K G,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT ,LU,LV,MA,MD,MG,MK,MN,MW, MX,MZ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S D,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,TZ,UA,UG,US,UZ,VN,YU, ZA,ZW (72)発明者 ゲルデス,ペーター ドイツ・デー−52080アーヘン・バルトシ ユトラーセ75 (72)発明者 ハイネマン,ウルリヒ ドイツ・デー−42799ライヒリンゲン・ア ムゾネンハング1 (72)発明者 マウラー−マハニク,アストリト ドイツ・デー−42799ライヒリンゲン・ノ イエンカンパーベーク46アー (72)発明者 バウペル,マルテイン ドイツ・デー−42799ライヒリンゲン・ラ ンドラート−トリムボルン−シユトラーセ 47 (72)発明者 マウラー,フリツツ ドイツ・デー−40789モンハイム・ブラー ムスシユトラーセ36 (72)発明者 バヘンドルフ−ノイマン,ウルリケ ドイツ・デー−56566ノイビート・オーベ ラーマルケンベーク85 (72)発明者 ヘンスラー,ゲルト ドイツ・デー−51381レーフエルクーゼ ン・アムアレンツベルク58アー (72)発明者 クツク,カール−ハインツ ドイツ・デー−40764ランゲンフエルト・ パストア−レー−シユトラーセ30 (72)発明者 レゼル,ペーター ドイツ・デー−40789モンハイム・グラー ベンシユトラーセ23 (72)発明者 ドウンケル,ラルフ ドイツ・デー−40789モンハイム・クリシ ヤーシユトラーセ22 Fターム(参考) 4C063 AA01 BB08 CC29 CC81 CC82 DD12 DD29 EE01 EE03 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 BA13 BA15 BC17 BC42 GA02 GA08 MA01 MA04 NA14 ZB35 ZB37 4H011 AA01 AA03 AC01 BA01 BA05 BB09 BB11 BC05 BC07 BC19 DA15 DA16 DD03 DD04 DG13 DH03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、 Zは各場合とも置換されたもしくは未置換のシクロアルキル、アリールまたはヘ
    テロシクリルを表し、 Qは酸素または硫黄を表し、 Xはハロゲンを表しそして L1、L2、L3およびL4は同一もしくは相異なりそして互いに独立して各々水素
    、ハロゲン、シアノ、ニトロ、各場合とも場合によりハロゲン−置換されていて
    もよいアルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニルまたはアル
    キルスルホニルを表す] のハロゲノピリミジン類。
  2. 【請求項2】 Zが各場合とも場合によりハロゲン、アルキルまたはヒドロ
    キシルによりモノ−もしくはジ置換されていてもよい炭素数3〜7のシクロアル
    キルを表すか、 場合により炭素数1〜4のアルキルまたはハロゲンにより置換されていてもよい
    3〜7個の環員を有するヘテロシクリルを表すか、 或いは各々が場合により同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ
    置換されていてもよいフェニルまたはナフチルを表し、ここで可能な置換基は好
    ましくは以下のリスト: ハロゲン、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシル、ホルミル、カルボキシル、
    カルバモイル、チオカルバモイル、 各場合とも炭素数1〜8の各場合とも直鎖状もしくは分枝鎖状のアルキル、ヒド
    ロキシアルキル、オキソアルキル、アルコキシ、アルコキシアルキル、アルキル
    チオアルキル、ジアルコキシアルキル、アルキルチオ、メルカプトアルキル、ア
    ルキルスルフィニルまたはアルキルスルホニル、 各場合とも炭素数2〜6の各場合とも直鎖状もしくは分枝鎖状のアルケニルまた
    はアルケニルオキシ、 各場合とも炭素数1〜6であり且つ1〜13個の同一もしくは相異なるハロゲン
    原子を有する各場合とも直鎖状もしくは分枝鎖状のハロゲノアルキル、ハロゲノ
    アルコキシ、ハロゲノアルキルチオ、ハロゲノアルキルスルフィニルまたはハロ
    ゲノアルキルスルホニル、 各場合とも炭素数2〜6であり且つ1〜11個の同一もしくは相異なるハロゲン
    原子を有する各場合とも直鎖状もしくは分枝鎖状のハロゲノアルケニルまたはハ
    ロゲノアルケニルオキシ、 各炭化水素連鎖中の炭素数が1〜6の各場合とも直鎖状もしくは分枝鎖状のアル
    キルアミノ、ジアルキルアミノ、アルキルカルボニル、アルキルカルボニルオキ
    シ、アルコキシカルボニル、アルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカル
    ボニル、アリールアルキルアミノカルボニル、ジアルキルアミノカルボニルオキ
    シ、アルケニルカルボニルまたはアルキニルカルボニル、 各場合とも炭素数3〜6のシクロアルキルまたはシクロアルキルオキシ、 各々が場合により弗素、塩素、オキソ、メチル、トリフルオロメチルおよびエチ
    ルよりなる群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換
    されていてもよい、炭素数3もしくは4の各場合とも二重に結合されたアルキレ
    ン、炭素数2もしくは3のオキシアルキレンまたは炭素数1もしくは2のジオキ
    シアルキレン、 または基 【化2】 [式中、 A1は水素、ヒドロキシルまたは炭素数1〜4のアルキルもしくは炭素数1〜6
    のシクロアルキルを表しそして A2はヒドロキシル、アミノ、メチルアミノ、フェニル、ベンジルを表すか或い
    は各場合とも場合によりシアノ−、ヒドロキシル−、アルコキシ−、アルキルチ
    オ−、アルキルアミノ−、ジアルキルアミノ−もしくはフェニル−置換されてい
    てもよい炭素数1〜4のアルキルまたはアルコキシを表すか、或いは各場合とも
    炭素数2〜4のアルケニルオキシまたはアルキニルオキシを表す]、 並びに各アルキル部分中の炭素数が各場合とも1〜3でありそして各場合とも場
    合により環部分がハロゲンおよび/または炭素数1〜4の直鎖状もしくは分枝鎖
    状のアルキルもしくはアルコキシによりモノ−ないしトリ置換されていてもよい
    フェニル、フェノキシ、フェニルチオ、ベンゾイル、ベンゾイルエテニル、シン
    ナモイル、ヘテロシクリルもしくはフェニルアルキル、フェニルアルキルオキシ
    、フェニルアルキルチオまたはヘテロシクリルアルキル から選択され、 Qが酸素または硫黄を表し、 Xが弗素、塩素または臭素を表しそして L1、L2、L3およびL4が同一もしくは相異なりそして互いに独立して各々水素
    、ハロゲン、シアノ、ニトロを表すか、或いは各場合とも炭素数1〜6であり且
    つ各場合とも場合により1〜5個のハロゲン原子により置換されていてもよいア
    ルキル、アルコキシ、アルキルチオ、アルキルスルフィニルまたはアルキルスル
    ホニルを表す ことを特徴とする請求項1に記載の式(I)の化合物。
  3. 【請求項3】 Zが各々が場合により弗素、塩素、メチル、エチルまたはヒ
    ドロキシルによりモノ−もしくはジ置換されていてもよいシクロペンチルまたは
    シクロヘキシルを表すか、 各々が場合によりメチル、エチルまたは塩素により置換されていてもよいチエニ
    ル、ピリジルまたはフリルを表すか、 或いは各々が場合により同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ
    置換されていてもよいフェニルまたはナフチルを表し、ここで可能な置換基は好
    ましくは以下のリスト: 弗素、塩素、臭素、ヨウ素、シアノ、ニトロ、アミノ、ヒドロキシル、ホルミル
    、カルボキシル、カルバモイル、チオカルバモイル、 メチル、エチル、n−もしくはi−プロピル、n−、i−、s−もしくはt−ブ
    チル、1−、2−、3−ネオ−ペンチル、1−、2−、3−、4−(2−メチル
    ブチル)、1−、2−、3−ヘキシル、1−、2−、3−、4−、5−(2−メチ
    ルペンチル)、1−、2−、3−(3−メチルペンチル)、2−エチルブチル、1
    −、3−、4−(2,2−ジメチルブチル)、1−、2−(2,3−ジメチルブチル)
    、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、3−オキソブチル、メトキシメチル、
    ジメトキシメチル、 メトキシ、エトキシ、n−もしくはi−プロポキシ、メトキシメチル、エトキシ
    メチル、 メルカプトメチル、メチルチオ、エチルチオ、n−もしくはi−プロピルチオ、
    メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、メチルスルホニルまたはエチルスル
    ホニル、メチルチオメチル、エチルチオメチル、 ビニル、アリル、2−メチルアリル、プロペン−1−イル、クロトニル、プロパ
    ルギル、ビニルオキシ、アリルオキシ、2−メチルアリルオキシ、プロペン−1
    −イルオキシ、クロトニルオキシ、プロパルギルオキシ、 トリフルオロメチル、トリフルオロエチル、 ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、ジフルオロクロロメトキシ、トリ
    フルオロエトキシ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、ジフルオ
    ロクロロメチルチオ、トリフルオロメチルスルフィニルまたはトリフルオロメチ
    ルスルホニル、 メチルアミノ、エチルアミノ、n−もしくはi−プロピルアミノ、ジメチルアミ
    ノ、ジエチルアミノ、 アセチル、プロピオニル、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、メチルア
    ミノカルボニル、エチルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニル、ジエチ
    ルアミノカルボニル、ジメチルアミノカルボニルオキシ、ジエチルアミノカルボ
    ニルオキシ、ベンジルアミノカルボニル、アクリロイル、プロピオロイル、 シクロペンチル、シクロヘキシル、 各々が場合により弗素、塩素、オキソ、メチルおよびトリフルオロメチルよりな
    る群からの同一もしくは相異なる置換基によりモノ−ないしテトラ置換されてい
    てもよい、各場合とも二重に結合されたプロパンジイル、エチレンオキシ、メチ
    レンジオキシ、エチレンジオキシ、 または基 【化3】 [式中、 A1は水素、メチルまたはヒドロキシルを表しそして A2はヒドロキシル、メトキシ、エトキシ、アミノ、メチルアミノ、フェニル、
    ベンジルまたはヒドロキシエチルを表す]、並びに 各々が場合により環部分がハロゲンおよび/または炭素数1〜4の直鎖状もしく
    は分枝鎖状のアルキルもしくはアルコキシによりモノ−ないしテトラ置換されて
    いてもよいフェニル、フェノキシ、フェニルチオ、ベンゾイル、ベンゾイルエテ
    ニル、シンナモイル、ベンジル、フェニルエチル、フェニルプロピル、ベンジル
    オキシ、ベンジルチオ、5,6−ジヒドロ−1,4,2−ジオキサジン−3−イル
    メチル、トリアゾリルメチル、ベンゾキサゾール−2−イルメチル、1,3−ジ
    オキサン−2−イル、ベンズイミダゾール−2−イル、ジオキソール−2−イル
    、オキサジアゾリル から選択され、 Qが酸素を表し、 Xが弗素を表しそして L1、L2、L3およびL4が同一もしくは相異なりそして互いに独立して各々水素
    、メチル、エチル、n−もしくはi−プロピル、n−、i−、s−もしくはt−
    ブチルを表す ことを特徴とする請求項1に記載の式(I)の化合物。
  4. 【請求項4】 Qが酸素を表す請求項1に記載の式(I)の化合物。
  5. 【請求項5】 一般式(IV) 【化4】 [式中、 X、L1、L2、L3およびL4は各々請求項1で定義された通りでありそして Y2はハロゲンを表す] の化合物。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4で定義された化合物の少なくとも1種を含んで
    なることを特徴とする、展開剤および/または担体並びに、適宜、界面活性剤を
    含んでなる組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4で定義された化合物または請求項6で定義され
    た組成物を有害生物および/またはそれらの生息地に作用させることを特徴とす
    る有害生物の抑制方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜4に記載の化合物を展開剤および/または界面活
    性剤と混合することを特徴とする有害生物防除剤の製造方法。
  9. 【請求項9】 有害生物を抑制するための請求項1〜4で定義された化合物
    または請求項6で定義された組成物の使用。
  10. 【請求項10】 中間体としての式(IV)の化合物の使用。
  11. 【請求項11】 a)式(II) 【化5】 [式中、 L1、L2、L3およびL4は各々請求項1で定義された通りである] の2−(2−ヒドロキシ−フェニル)−2−メトキシイミノアセテート類を、適宜
    希釈剤の存在下で、適宜酸受容体の存在下でそして適宜触媒の存在下で、一般式
    (III) 【化6】 [式中、 Z、QおよびXは各々請求項1で定義された通りでありそして Y1はハロゲンを表す] の置換されたハロゲノピリミジンと反応させるか、或いは b)一般式(IV) 【化7】 [式中、 X、L1、L2、L3およびL4は各々請求項1で定義された通りでありそして Y2はハロゲンを表す] のフェノキシピリミジン類を、適宜希釈剤の存在下で、適宜酸受容体の存在下で
    そして適宜触媒の存在下で、一般式(V) Z−Q−H (V) [式中、 ZおよびQは各々上記で定義された通りである] の環式化合物と反応させる ことを特徴とする請求項1に記載の一般式(I)の化合物の製造方法。
  12. 【請求項12】 式(II) 【化8】 [式中、 L1、L2、L3およびL4は各々請求項1で定義された通りである] の2−(2−ヒドロキシ−フェニル)−2−メトキシイミノ−アセテート類を、適
    宜希釈剤の存在下で、適宜酸受容体の存在下でそして適宜触媒の存在下で、一般
    式(VI) 【化9】 [式中、 X、Y1およびY2は同一もしくは相異なりそして各々水素を表す] のトリハロゲノピリミジンと反応させることを特徴とする請求項5に記載の式(
    IV)の化合物の製造方法。
  13. 【請求項13】 式(I)の化合物を製造するために、式(II)の2−(2
    −ヒドロキシ−フェニル)−2−メトキシイミノアセテート1モル当たり0.5〜
    15モルの式(III)の置換されたハロゲノピリミジンを使用することを特徴と
    する請求項11に記載の方法。
  14. 【請求項14】 式(I)の化合物を製造するために、式(IV)のフェノキ
    シピリミジン1モル当たり0.5〜15モルの式(V)の環式化合物を使用する
    ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
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