JP2003502228A - 容器から液体を精密に注ぐための位置決め装置及び方法 - Google Patents
容器から液体を精密に注ぐための位置決め装置及び方法Info
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Abstract
Description
コンテナ容器をチャンバ内に位置付けた場合の精密注入に関する。
うな液体が、周囲大気圧あるいはそれ以下であり得る雰囲気を内蔵するチャンバ
内でしばしばプロセス処理される。そうしたプロセス処理には、容器、例えば溶
解炉から、例えば型のようなコンテナ容器中に所定割合で液体を流し込むプロセ
スが含まれる。一般に、注ぎ口を有し且つ液体を収納した容器を傾けると、液体
を注入するコンテナ容器の開口位置を目標とする注ぎ流れが確立される。望まし
い注入割合は固定され得、若しくはプロファイル化、つまり、流し込み過程で変
化され得る。目標となる開口位置は通常は固定され、流し込みの軌線は流し込み
の過程で変化することから、容器とコンテナ容器との相対位置を制御自在化し、
所定の流量と目標位置とが維持されるようにする必要がある。コンテナ容器を動
かせない場合は、容器の水平(即ちX軸)方向位置及び、Y軸(X軸と直交する
)方向から測定した傾斜角度を調節自在化するべきである。注ぎ口の、目標開口
位置の上方への垂直方向距離をも同時に制御したい場合は、容器の垂直方向位置
も制御自在化する必要がある。
けたマニピュレータに取り付ける。しかしながら、マニピュレータは管理あるい
は補修上のアクセスが難しい上に、このマニピュレータに取り付けた機構は、液
体飛沫、煙霧、液体から発生する揮発物の凝結物に晒され易く、それ故、頻繁に
手入れあるいは補修が必要となる。かくして、容器を移動させ、傾倒させるため
の実質的にすべての機構を、チャンバ外にアクセス可能に位置付けると共に、内
側雰囲気に晒されないようにシールするのが有益である。シールシステムは、雰
囲気の保全性をも維持し、ガスがチャンバの内外の何れにも漏出し得ないように
もすべきである。
形の周囲シールの中心を中心として回転するプレート上に容器を偏心取り付けす
るものがある。周囲シールの中心を中心とする回転動作は、シールで覆われた、
つまり回転以前における汚染から保護されたシール表面が、回転中及び回転後に
も覆われたままであり且つ保護される点で有益である。汚染、例えば、飛沫、煙
霧、そして凝結物からそのように保護されることでシール寿命は改善される。容
器の注ぎ口から垂直下方に比較的距離のあるこの第1の回転軸を中心として回転
すると、注ぎ口は、移動角度量が小さい限りにおいて主に水平方向に移動される
。容器は、この第1の回転軸よりも容器の注ぎ口に近付けて位置付けた第2の回
転軸を中心として回転され、容器からの溶融金属の流し込みを助成するべく傾倒
される。 しかしながら、この方策には固有の欠点がある。つまり、第1の回転軸を中心
とする角度移動量を小さく維持するという条件の故に、横断方向に所定量移動さ
せるための、注ぎ口から第1の回転軸までの距離を比較的長くしておく必要が生
じる。この条件により回転プレートの直径は比較的大きくなり、結局、チャンバ
内外の圧力差が著しい場合に回転プレートに加わる力が比較的大きくなる。チャ
ンバ内外に著しい圧力差があるのは普通であり、その場合は、回転プレートは大
きな力に耐え得るようなものにする必要があり、プレートは結果的にかなり重く
且つ高価なものとなり得る。そうした大きな力は、何らかの追加的な補償処置を
施さない限り、回転プレートをチャンバに回転自在に結合する支承体への負荷を
も望ましからざる程に増大させる。前記従来方策には別の欠点もある。つまり、
容器が弧を描いて移動することから、回転プレートが回転するに際し、要求され
る水平方向移動を入手するための容器の複合的な垂直方向の動作も幾分付随する
。かくして、容器及び容器の注ぎ口の、目標開口から上方への高さは、移動動作
の関数として変化する。この高さの変化は、装置の幾何学と2つの回転軸を中心
とする動作との関数であって、独立に制御することはできない。
いて容器の傾斜角度を制御しつつ、2つの回転軸を中心とする回転動作を組み合
わせて容器の真の水平方向移動を達成することが可能である。この組み合わせ動
作により、制御割合下での注ぎ込みが可能となる一方で、同時に、注入流れが目
標位置に配向される。本発明の装置は、上述した従来装置よりもずっと小型に作
製し得つつも、従来装置と同等のあるいはもっと良好な機能性を提供する。装置
が小型化されることで、従来装置の上述した欠点が最小化される一方、より小さ
いチャンバ内への組み込みも可能となる。 あるいは、3つの回転軸を中心とする回転の協調状態を異ならせ、容器の動作
のための、個々に制御することのできる垂直方向成分を提供させることもできる
。その場合、注入割合を予め選択した値に維持し、注入流れを先に説明したよう
な目標位置に配向させるのみならず、注ぎ口の垂直方向位置をも個別に制御する
ことが可能となる。
れにより容器から液体を注ぐための方法が提供される。容器を2方向に移動させ
つつ、同時に、容器の傾斜を独立制御するための3つの要素が確立される。第1
の要素は第1の回転軸を中心として回転し、第2の要素は第2の回転軸を中心と
して回転する。第2の回転軸は、第1の要素に関して第1の要素の周囲の内側に
位置付けられると共に、第1の回転軸からオフセットされ且つ第1の回転軸と実
質的に平行に位置付けられる。第3の要素は第3の回転軸を中心として回し、第
2の要素に関して第2の要素の周囲の内側に位置付けられると共に、第2の回転
軸からオフセットされ且つ第2の回転軸と実質的に平行とされる。容器は第3の
要素に結合される。結局、各回転軸を中心とする各要素の回転が容器を移動させ
且つ回転させ、容器からの流体が所定位置に流し込まれる。第1の要素及び第2
の要素の各回転軸間のオフセット距離と、第2の要素及び第3の要素の各回転軸
間のオフセット距離とが等しい場合、第1の要素及び第2の要素を等量で逆回転
させると、容器は等オフセット距離の4倍までの水平方向距離を移動する。各回
転軸間のオフセット距離が等しく、且つ、逆回転が等量でない場合は、二次元で
の移動軌線は、第1の要素の第1の回転軸を中心とする円内の何れかの場所とな
り得、その直径は等しいオフセット距離の4倍に等しくなる。
を使用して容器から液体を流し込むための装置が提供される。第1の要素は開口
を有し、第1の回転軸を中心として固定支持構造に関して回転自在であるように
結合される。第2の要素は開口を有し、第1の要素に対し、第2の回転軸を中心
としてこの第1の要素に関して回転自在に結合される。第2の要素は、第1の要
素に関して実質的に平行な平面内に位置付けられ、第2の回転軸は第1の要素の
開口を貫いて伸延する。第2の要素のための第2の回転軸は、第1の要素のため
の第1の回転軸からオフセットされ且つ実質的に平行である。第3の要素は、第
2の要素に対し、第3の回転軸を中心として第2の要素に関して回転自在に結合
される。第3の要素は第2の要素に関して実質的に平行な平面内に位置付けられ
、第3の回転軸は第2の要素の開口を貫いて伸延する。第3の要素のための第3
の回転軸は、第2の要素のための第2の回転軸からオフセットされ且つ実質的に
平行である。容器のための支持構造部が第3の要素から突出され、第1の要素及
び第2の要素の各開口を貫いて伸延し、第3の要素が回転すると容器が回転する
。容器のこの回転により容器の傾斜角度が変化し、結局、容器から流体が独立制
御下に流出される。第1の要素及び第2の要素が回転すると、容器は、第1〜第
3の各要素の平面方向と平行な2次元平面内を平行移動する。第1の要素及び第
2の要素の各回転軸間のオフセット距離と、第2の要素及び第3の要素の各回転
軸間のオフセット距離とが等しい場合、第1の要素及び第2の要素が等量で逆回
転すると容器は等オフセット距離の4倍までの水平方向距離を移動する。各回転
軸間のオフセット距離が等しく、且つ、逆回転が等量でない場合は、二次元での
移動軌線は第1の要素の第1の回転軸を中心とする円内の何れかの場所となり得
、その直径は等しいオフセット距離の4倍に等しくなる。
法にして、容器を2次元平面内で動作させ、独立制御自在な容器の傾斜動作を提
供する装置及び方法が提供される。精密注入は、回転自在の3つの要素を有する
位置決めシステムを使用して達成される。壁が第1の開口を有する。第1の要素
は前記壁と実質的に平行な平面内に配置され且つ第1の開口を占有する。第1の
要素は第1の回転軸を中心として回転自在であり、第1の回転軸は前記壁と実質
的に平行な平面と直交し、前記第1の開口を貫いて伸延する。第1の要素は第2
の開口を有する。第2の要素は、前記壁と実質的に平行な平面内に配置され且つ
第2の開口を貫いて伸延する。第2の要素は第2の回転軸を中心として第1の要
素に関して回転自在である。第2の回転軸は、第1の回転軸からオフセットされ
且つ平行であり、第1の開口及び第2の開口を貫いて伸延する。第2の要素は第
3の開口を有する。第3の要素は、液体を収納する容器を支持するようになって
いる容器支持構造のものである。第3の要素の前記容器支持構造は第3の開口を
占有し、且つ、前記壁から軸線方向に離れる方向に突出する。第3の要素の前記
容器支持構造は第3の回転軸を中心として第2の要素に関して回転自在である。
第3の回転軸は第2の回転軸からオフセットされ且つ平行であり、第1〜第3の
各開口を貫いて伸延する。液体を収蔵する容器は、容器支持構造により、第3の
回転軸を中心として回転することにより容器から液体が注ぎ出され得るように支
持される。第1の要素及び第2の要素が第1の回転軸及び第2の回転軸を各々中
心として回転することにより、容器が所望の位置に位置決めされる。容器支持構
造が第3の回転軸を中心として回転することで容器から液体が注ぎ出される。
、容器からの独立制御下の流体流れが提供される。第1の要素及び第2の要素が
回転することで、容器は、第1〜第3の各要素の平面方向と平行な2次元平面内
を移動する。第1の要素及び第2の要素の各回転軸間のオフセット距離と、第2
の要素及び第3の要素の各回転軸間のオフセット距離とが等しい場合、第1の要
素及び第2の要素が等量で逆回転すると容器は等オフセット距離の4倍までの水
平方向距離を移動する。各回転軸間のオフセット距離が等しく、且つ、逆回転が
等量でない場合は、二次元での移動の軌線は第1の要素の第1の回転軸を中心と
する円内の何れかの場所となり得、その直径は等オフセット距離の4倍に等しく
なる。各回転軸間のオフセット距離が等しく、且つ、逆回転が等量でない場合は
、二次元での移動軌線は第1の要素の第1の回転軸を中心とする円内の何れかの
場所となり得、その直径は等しいオフセット距離の4倍に等しくなる。第1の要
素、第2の要素、第3の各要素を、夫々、壁、第1の要素、第2の要素に回転自
在に結合するための手段はボールベアリングアセンブリであり得る。第1の要素
、第2の要素、第3の各要素の、夫々、壁、第1の要素、第2の要素へのシール
は、円形の動作シール、例えばO−リングを使用して達成することができる。更
には、第1〜第3の各要素を回転させるための駆動体を設けることができる。適
宜の出力及び制御下に各駆動体を使用して、第1〜第3の各要素を手動あるいは
自動で二方向回転させることが可能である。
。位置決め装置10は、流体流れのための目標点あるいは照準点27を有するコ
ンテナ容器25内に容器20から液体を注ぐためのチャンバ15の壁16に取り
付けられ、容器、コンテナ容器及び流体流れは、全てチャンバ内部にある。図1
は、チャンバの外側から見た位置決め装置10の側面図である。コンテナ容器2
5と容器20とは図1では仮想線で示される。各図面において、チャンバ15は
この形態に限定するのではなく、使用され得る1形式のものとして、都合上、閉
じた箱として示される。コンテナ容器25は、流体流れを受けるための開口を有
する任意の形式のものとすることができる。例えば、コンテナ容器は型であり、
目標点27が型の注ぎ用カップの中心に設けられ得る。流体流れが、ある一点で
はなくむしろある範囲を貫いて通過することから、目標点27は一般に流体流れ
の中心を表す。容器20は、一般に、容器を傾倒させた場合に流体がその上を流
れる注ぎリップ22を有する。注ぎリップは、容器を傾倒させた場合に容器を出
る溶融金属のための流路を提供するための注ぎ口その他の要素でもあり得る。容
器20は、炉、レードル、その他の、溶融材料その他の液体材料をプロセス処理
するための斯界に既知の装置であり得る。
1の要素30は第1の回転軸32を中心として回転自在であり、壁16に取り付
けられ、実質的に気密の、第1の回転軸32と実質的に同中心の円形の動作シー
ル、例えばO−リングにより壁に対してその周囲がシールされる。各図に示され
るように、第1の要素30は容器取り付け構造60を第1の要素30を貫いて通
過させるための開口41を有する。明瞭化のために、第1の要素30のための回
転手段、ベアリング、シールは図1〜図3には示されない。第2の要素40が第
1の要素30に回転自在に取り付けられ、且つ、第1の要素30に対してその周
囲が同様にシールされ、第1の要素30の開口41を覆う。第2の要素40は第
1の回転軸32と実質的に平行な第2の回転軸42を中心として回転自在である
。各図に示されるように、第2の要素40は、この第2の要素40を貫いて容器
取付構造60を通過させるための開口を有する。明瞭化のために、第2の要素4
0のための回転手段、ベアリング、シールは図1〜図3には示されない。図3に
示されるように、第1の回転軸32及び第2の回転軸42は第1のオフセット距
離48により隔てられている。これに限定するのではないが、第1の要素30、
第2の要素、は夫々適宜の開口を有し、周囲に位置付けたローラー、平面その他
ベアリングにより支持された円形の金属プレートであり得る。
筒形状の第1の開口端が、図示されるような第3の要素を確定する。この第1の
開放端と反対側の端部が、容器20に対する結合点を提供する。容器を制御下に
傾倒させる得るようにするために、容器取付構造60は第2の円形プレート40
内の開口内に回転自在に配置されると共に、この第2の円形プレート40にその
周囲がシールされる。第3の要素50は第3の回転軸52を中心として回転自在
であり、第3の回転軸52は第1の回転軸42と実質的に平行である。図3に示
されるように、第3の回転軸52及び第1の回転軸42は第2のオフセット距離
49において隔てられる。第1のオフセット距離48及び第2のオフセット距離
49は実質的に等しいのが好ましい。
たように位置付けた第3の回転軸52を中心として回転させ得るように取り付け
るために使用される限りにおいて、その他の形態のものを満足裡に使用すること
ができる。結局、取付構造60が第3の回転軸52を中心として回転すると、取
付構造に結合された容器20の相当する回転が生じる。図1〜図3に示されるよ
うに、容器20は傾斜角度(容器の垂直の中心線の、垂直のY軸からの角度)は
ゼロの位置にある。容器取付構造60と容器20との間に、支持体及び取付構造
要素を介在させることができる。中空の円筒形状は必須のものではないが、容器
20が炉である場合には、電力及び冷却水を供給するためのケーブルや配管が必
要であり、中空の円筒形状によればそうしたケーブル及び配管を巡らせるのに好
と合な通路が提供される。 第1の要素30、第2の要素40のための、また、容器取付構造60のための
ベアリング、シール、回転部品は、多くの方法で作成することが可能であり、特
定の構成部品は以下に説明される。
列構成において、第1の要素30及び第2の要素40がその各第1の回転軸32
及び第2の回転軸42を中心として反対方向に等角度回転すると、容器は図4a
〜図4eに示すように水平方向に移動する。この移動中、容器取付構造60が第
3の回転軸52を中心として同時に協調して回転し、容器を任意の水平方向位置
のために望ましい任意の所望の傾斜回転角度位置に位置決めする。第1の要素3
0及び第2の要素40を、図4aに示す位置から図4eに示すように180°回
転させると、容器取付構造60に取り付けた容器20は、垂直方向動作を伴うこ
となく等しいオフセット距離の4倍に等しい距離水平方向に移動される。第1の
要素30及び第2の要素40の水平方向移動と、容器取付構造60の適宜の協調
しての回転とを使用して、流体流れが所望の流量を有し且つその中心が所定の目
標点27を継続的に向いた、注ぎリップからの液体の注ぎ出しプロファイルを選
択することができる。限定された円弧を動作する比較的大型の要素を使用して、
主に容器の水平方向動作を達成する従来方策と比較して、本発明によれば、もっ
と少ない空間で同等範囲の水平方向動作が提供される。
素30及び第2の要素40の、等角度での逆方向回転に限定されない変化する協
調回転を使用して、第3の回転軸52を、図1に示される円69内にある軌線に
沿って移動させることができる。円68は第1の要素30と同中心であり、等し
いオフセット距離の4倍に等しい直径を有する。適宜の垂直方向、水平方向並び
に傾斜の各成分を有する軌線を選択することにより、注ぎ込み量及び、目標点に
照準された流体流れのみならず、目標点上方における容器の注ぎリップの高さを
別個に独立制御することが可能となる。垂直方向、水平方向及び傾斜の各動作を
個別に入手できる点は、例えば、容器を充填あるいは維持管理のために位置決め
するといったその他の目的のためにも有益であり得る。
0、第3の要素50(並びに、第3の要素50に関連する容器20及び容器取付
構造60)の参照矢印は、各回転部品の、水平方向動作の全範囲を通して移動す
るに際しての回転回転角度位置を示すものである。容器取付構造60における矢
印で示されるように、容器はこのシーケンスを通して回転角度がゼロに維持され
る。しかし、任意の水平方向位置において、第3の要素50と、第3の要素50
に結合された容器取付構造60とは、取り付けた容器を傾倒させるために回転さ
れ、所望の流量での流体流れを入手することができる。
要素30は、チャンバ15の壁16であり得るところの固定された支持構造にそ
の周囲が結合される。第1の要素30と、固定された支持構造との間における第
1の要素の周囲結合は、第1の要素30が第1の回転軸32を中心として回転で
きるようなものである。第2の要素40は、第2の要素40が第2の回転軸42
を中心として回転し得るような態様で、その周囲が第1の要素30に結合される
。第2の要素の第2の回転軸42は第1の要素30の周囲の内部に位置付けられ
る。第3の要素50の第3の回転軸52は第2の要素40の内部に位置付けられ
る。一般に、容器支持構造60は第3の要素50の周囲から突出する構造である
。容器支持構造は第1及び第2の各要素の各開口を貫いて伸延する。位置決め装
置10がシールされたチャンバ内で使用されない場合には、連結される各要素間
には環境シールを設ける必要はない。更には、好ましい実施例では各要素を相互
に結合するため及びチャンバの壁に結合するための手段が要素の周囲に使用され
るが、本発明のために好適なその他の結合方法を使用することができる。
成の断面が示される。各部品を最も明瞭に示すために、第1の要素30は図1〜
図3に示す位置から時計方向に90°回転させて示される。また、容器取付構造
60は、容器の傾斜角度をゼロに保持するための反時計方向に90°回転された
位置で示される。図5aでは、従って、容器は上方、即ちY軸方向に最大限移動
させた状態で例示される。チャンバは、チャンバ構造支持リング17で境界付け
されるところの壁16に円形の開口を有している。チャンバ構造支持リング17
はチャンバの壁と一体的に結合される。アダプタリング82がチャンバ構造支持
リング17に結合される。アダプタリング82とチャンバ構造支持リング17の
との界面は、静止O−リング84により環境シールされる。本発明の他の実施例
においては、チャンバ構造支持リング17とアダプタリング82とはチャンバの
壁16と一体化される。アダプタリング82は、第1の要素のための回転支持体
を提供する第1の周囲ボールベアリングアセンブリ88を支持する。第1の要素
30は、図5aに示されるように、ボールベアリングアセンブリ88と結合され
且つこのボールベアリングアセンブリ88により支持される。O−リングシール
86が、図5bに詳細を示すように、第1の要素30の隣り合う溝内でボールベ
アリングアセンブリ88と同中心に位置付けられる。1つ以上のO−リングを設
けることができる。各図には2つのO−リングシール86を有する好ましい実施
例が示される。2つのO−リングシール間の空間には、これらのO−リングのた
めの潤滑を提供するオイルあるいはグリースを充填するのが好ましい。オイルあ
るいはグリースは、第1の要素30をアダプタリング82の隣り合う表面に対し
て動的にシールする。ボールベアリングアセンブリ88の外側周囲に沿って、半
径方向を向いたギヤ歯89が配置される。第1の作動液モータ100により駆動
される第1のピニオンギヤ102がギヤ歯89と係合する。第1の作動液モータ
100は第1の要素30を壁16に関して回転させる。
ルベアリングアセンブリ90を支持する。第2の要素40は、図5bに示される
ようにボールベアリングアセンブリ90に結合され且つこのボールベアリングア
センブリ90により支持される。O−リングシール92が、図5bに示されるよ
うに第2の要素40の隣り合う溝内でボールベアリングアセンブリ90と同中心
に位置付けられる。1つ以上のO−リングを設け得る。各図には2つ以上のO−
リングシール92を有する好ましい実施例が示される。各O−リング間の空間に
は、これらのO−リングのための潤滑を提供するオイルあるいはグリースを充填
するのが好ましい。オイルあるいはグリースは、第2の要素40を、第1の要素
30の隣り合う表面に対して動的にシールする。ボールベアリングアセンブリ9
0の外側周囲に沿って、半径方向を向いたギヤ歯91が配置される。第2の作動
液モータ110により駆動される第2のピニオンギヤ112がギヤ歯91と係合
する。第2の作動液モータ110は図示されない従来の取付手段により、第1の
要素30に取り付けられる。この配列構成により、第2の作動液モータ110は
第1の要素30を第2の要素40に関し回転させる。
中心のボールベアリングアセンブリ96a及び96bにより、第2の要素40の
管状延長部45から支持される。容器取付構造60は、第2の要素40の管状延
長部45と図5cに最も良く示されるような、容器支持構造との間の、潤滑され
た2つのO−リングシール94によって、第2の要素40に対して動的にシール
される。1つ以上のO−リングシールを設け得る。この実施例において、第3の
要素50は、ボールベアリングアセンブリ96bに隣り合う、容器取付構造60
の円筒形状部の第1の開放端部として定義される。容器取付構造60は、スプロ
ケット駆動体により第2の要素40に関して回転される。第3の作動液モータ1
20が、その出力軸に取り付けた第1のスプロケット122を有する。第2のス
プロケット126が、容器取付構造60の第1の開放端部の外側に半径方向に取
り付けられる。チェーンリンク124がこれらのスプロケットと122及び12
6に係合され、容器取付構造60を回転させる。第3の作動液モータ120が、
図示されない従来の取付手段により第2の要素40に取り付けられる。
好適な円形の動作シールを使用することができる。第1の要素30及び第2の要
素40、そして容器取付構造60を回転させるために作動液駆動体が図示される
が、電気式、空気圧式の如きその他の駆動体を適宜の電源源と共に使用してこれ
ら要素を駆動回転させることができる。 図5aに示されるように、第1の要素30、第2の要素40は、開口と、これ
らの部品を位置決め装置10に結合するための締着手段とを有する円形のプレー
トである。円形の充填要素270が、容器取付構造の開放端部のための蓋を提供
すると共に、電力を送る及び冷却水を容器20に送るケーブル280のための通
過口を提供する。作動液駆動式の動力システムのために、作動液供給及び戻しラ
イン128が、作動液モータ100、110、120を作動液動力及び制御シス
テムに結合する。
0の回転位置を制御するために好ましい方法が図6に示される。作動液ポンプの
ような加圧源160からの作動液が、第1の4方作動液弁130を介して、2方
向式の第1の作動液モータ100に流入する。第1の4方作動液弁130は、第
1の位置エラー増幅器200からの出力信号により制御される。第1の位置エラ
ー増幅器200は、結局、システムコントローラ230からの位置指令信号と、
チャンバ15の壁16に関する第1の要素30の回転回転角度位置を表示する第
1のポテンショメータ170からの位置フィードバック信号とを受ける。第1の
ポテンショメータ170のワイパーアームが第1の要素30に結合され、第1の
ポテンショメータ170の抵抗要素が、第1のポテンショメータ170の抵抗を
第1の要素30の回転角度に比例して変化させるように、チャンバの壁に取り付
けられる。エラー増幅器200は、システムコントローラ230からの指令信号
で表されるところの第1の要素30の所望の位置と、ポテンショメータ170か
らの信号によって表されるところの、第1の要素30の実際の回転回転角度位置
との間の任意の差が出力信号を生じさせるような設計のものとされる。この出力
信号により弁130が開き、加圧源160から第1の作動液モータ100にオイ
ルが流れて第1の作動液モータ100が回転する。第1の作動液モータ100は
チャンバ15に取り付けられ、第1の要素30に回転結合した出力軸を有し、第
1の要素30及びポテンショメータ170のワイパーを、前記差を減少させる方
向に回転せしめる。前記の差がゼロになると第1の要素30は指令位置に到達し
、第1の4方作動液弁130が閉じて第1の作動液モータ100は停止する。第
1の要素30は、かくして、この作動液位置決め制御ループにより、システムコ
ントローラ230の指令する回転角度位置へと継続的に駆動駆動される。最適制
御化のためには、第1の4方作動液弁130はエラー増幅器200から受ける信
号に比例して開くサーボ形式弁或いはプロポーショナル弁であるのが好ましい。
システムコントローラ230は、第1の要素30の所望の位置のための一連の値
を記憶し、流し込みその他の容器動作中の時間シーケンスにおける指令信号とし
て、それらの値を出力することのできるデジタル式の記憶/計算装置であるのが
好ましい。
2の要素40の回転角度位置は、第2の4方作動液弁140と、第2の位置エラ
ー増幅器210と、第2の(二方向の)作動液モータ110とを含む第2の作動
液位置制御ループにより、システムコントローラ230の指令する第2の回転角
度位置に制御される。やはり同様に、第2の要素40に関する容器取り付け構造
60の、第3のポテンショメータ190により示されるような回転角度位置は、
第3の4方作動液弁150と、第3の位置エラー増幅器220と、第3の(二方
向の)作動液モータ120とを含む第3の作動液位置制御ループにより、システ
ムコントローラ230の指令する第3の回転角度位置に制御される。 好ましい実施例で使用されるポテンショメータは、斯界に既知の回転角度位置
変換器の1形式のものである。本発明においてその他の位置センサを適用するこ
とができる。非作動液式駆動体のためには、4方作動液弁130、140、15
0は、作動液モータ100、110、120に代わる適宜の回転手段の位置出力
の速度及び方向を制御するための駆動制御体となる。
理コントローラ或いは、3軸デジタル動作コントローラであるのが好ましい。エ
ラー増幅器200、210、220は、閉ループ位置制御の分野ではよく知られ
た比例積分及び微分(PID)形式のものであるのが有益である。市販入手可能
なデジタル動作コントローラは、しばしば、ソフトゥエアにおいて部分的に実行
されるそうした増幅器を含んでいる。以下に詳述する理由のために、システムコ
ントローラ230は、X軸及びY軸の座標若しくは別の座標系の成分により表さ
れる容器の任意の所望の位置に加え、チャンバ15の壁16に関する容器の傾斜
角度を、第1の要素30、第2の要素40、第3の要素50(並びに、第3の要
素50に結合した容器取り付け構造60)の,各相当する回転角度に変換するア
ルゴリズムでプログラム可能であるのが好ましい。そのようなアルゴリズムは、
システムの簡単な幾何学的分析から得ることができる。システムコントローラ2
30は、容器の所望のXY座標のためのマスター位置の値を、その位置での傾斜
角度と共に連続的に維持するのが好ましい。上述したアルゴリズムは、これらの
値を、先に説明した3つの作動液位置決めループのための相当する回転角度位置
の指令に変換する。
位置及び傾斜回転角度位置の記憶されたシーケンスを、3つの作動液位置制御ル
ープのための、相当する一連の回転角度位置指令に変換する。容器の動作が、自
動流し込みのためのものである場合には、この変換による3軸を中心とする回転
動作により、容器からの流体の流し込み量が所望の流量プロファイル化され、流
し込まれる流体流れの終端位置が目標点27に維持され、また、随意的には、容
器の次ぎリップの、目標点に関する垂直方向位置も制御される。
が手動で容器動作を制御し、この制御操作により生じたマスター位置を、容器の
動作の進行に従い、システムコントローラ230が頻繁に記憶するプロセスによ
るものである。この目的のみならず、オペレータ制御下に容器の再位置決めを発
生させるために、好ましい制御システムにはジョイスティック250及び260
が含まれる。他の形式の好適な入力装置も使用することができる。ジョイスティ
ック250を各方向にオフセットさせると、対応するポテンショメータに比例す
る出力信号が発生する。これらのポテンショメータからの信号を、相当するX及
びYの各軸方向での容器20の所望の速度を表すものとしてシステムコントロー
ラ230が読み取る。制御を容易化するために、ジョイスティック250は、ス
ティックを特定の方向に動かすと、容器がX、Yの各軸方向或いはその任意の組
み合わせ方向である同じ方向に動くように取り付けるのが好ましい。ジョイステ
ィック260はジョイスティック250と類似のものであるが、所望の傾斜速度
を表す単一のポテンショメータを有している。
ックのスティックをスプリングセンタ位置から手動でオフセットさせると、シス
テムコントローラ230が、相当するマスター位置、即ち、X位置、Y位置、傾
斜角度或いはその任意の組み合わせ位置の値を増減させる。各マスター位置の値
の変更割合は、ジョイスティックの相当オフセット量に比例される。新たに算出
されたマスター位置の値は、先に説明したアルゴリズムによって3つの作動液位
置決めループの各々のための位置の値に頻繁に変換され、位置指令として出力さ
れる。作動液式のサーボ位置決めループが、システムコントローラ230の指示
に従い容器20を移動させる。新しい位置指令は、容器が円滑に移動するに十分
な頻度でシステムコントローラ230から発生されるのが好ましい。
し込むことで、手動制御された任意の動作オペレーションを記録することができ
る。この押しボタン操作により、マスター位置指令の引き続くシーケンスが、そ
の後の任意の時間に再呼び出し及び再生することのできるプロファイルとしてシ
ステムコントローラ230に記憶される。システムコントローラ230は、そう
したプロファイルを数多く記憶することができるのが好ましい。そうした前記録
された動作を実行させるに先立ち、オペレータは、図6には示されないキーボー
ドその他の入力装置手段により、前記憶させた動作プロファイルの使用候補をシ
ステムコントローラ230に表示させる。そして後、相当する容器動作が、押し
ボタン240の押し込みの如き指令を受けて開始される。前記録された容器動作
を使用して流し込み作業を実行し、或いは、作業中或いは維持管理に際して繰り
返し要求され得るその他の任意の容器再位置決めを達成することができる。 先に説明したように、手動制御されたシーケンスを記録するための別法として
、動作プロファイルのために要求される容器のマスター位置のリストをシステム
の幾何学及び動力学から再計算しても入手することができる。そうした計算は、
システムコントローラ230あるいはその他の計算装置により実行し、得られた
容器のマスター位置のシーケンスはシステムコントローラ230に送ることがで
きる。
協調しての回転動作により、手動或いは自動的に生じさせた動作プロファイルと
、第3の要素50の、容器20及び容器支持構造60を取り付けた状態での、手
動或いは自動的に生じさせた回転とを含む注入プロファイルが、容器から所定位
置或いは目標点27に液体を注ぐために実行され得る。 本発明の流し込み装置及び方法は、内側を真空或いは正圧として作動されるチ
ャンバを使用する技術に対して特に適用性がある。本発明はまた、周囲大気圧に
制御された雰囲気を使用する用途に対しても使用することができる。更には、本
発明の、同調して駆動される2つの機械部品セットは、大型容器の各側に位置付
けられ、そうした容器のための両側支持体を提供する。 以上、本発明を実施例を参照して説明したが、本発明の内で種々の変更をなし
得ることを理解されたい。
特定方向とした状態での、容器から液体を注ぐための位置決め装置の側面図であ
る。
例示する例示図である。
例示する例示図である。
例示する例示図である。
例示する例示図である。
例示する例示図である。
断面図である。
ング、シール配列構成の詳細を示す拡大断面図である。
及びシール配列構成の詳細を示す拡大断面図である。
である。
Claims (19)
- 【請求項1】 容器から予め選択した位置に流れる流体流れにより容器から
液体を注ぐための方法であって、 第1の回転軸を有する第1の要素を確立すること、 第2の回転軸にして、第1の回転軸と実質的に平行に位置決めされ、第1のオ
フセット距離において第1の回転軸からオフセットされ、第1の要素の周囲の内
部に配置された第2の回転軸を有する第2の要素を確立すること、 第3の回転軸にして、第2の回転軸と実質的に平行に位置決めされ、第2の回
転軸から第2のオフセット距離においてオフセットされ、第2の要素の周囲の内
側に配置された第3の回転軸を有する第3の要素を確立すること、 流体を収納する容器を第3の要素から支持すること、 第1の回転軸を中心として第1の要素を、第2の回転軸を中心として第2の要
素を、第3の回転軸を中心として第3の要素を夫々回転させ、予め選択された位
置への流体流れにより容器から液体を注ぐこと、 を含む方法。 - 【請求項2】 第1のオフセット距離及び第2のオフセット距離を等しくし
することを含む請求項1の方法。 - 【請求項3】 第1の回転軸を中心として第1の要素を、第2の回転軸を中
心として第2の要素を協調して回転させることにより、オフセット距離の4倍ま
での距離において、第3の回転軸を水平方向通路内で移動させることを更に含ん
でいる請求項2の方法。 - 【請求項4】 第1の回転軸を中心として第1の要素を、第2の回転軸を中
心として第2の要素を協調して回転させることにより、第1の回転軸に心合わせ
され且つ第1の回転軸を中心とする円内を移動させ、前記円が、第1の要素及び
第2の要素のオフセット距離の合計と等しい半径を有するようにした請求項2の
方法。 - 【請求項5】 容器から液体を精密に注ぐための装置であって、 開口を有し且つ第1の回転軸を中心として回転自在であり、固定支持構造に結
合した第1の要素と、 第1の要素に回転自在に結合した第2の要素にして、第1の要素と実質的に平
行な平面内に配置され、開口を有し且つ第2の回転軸を中心として回転自在であ
り、該第2の回転軸が、第1の要素の開口を貫き且つ第1のオフセット距離にお
いて第1の回転軸からオフセットされた第2の要素と、 第2の要素に回転自在に結合した第3の要素にして、第2の要素と実質的に平
行な平面内に配置され、第2の要素の開口を貫き且つ第2のオフセット距離にお
いて第2の回転軸からオフセットされた第3の回転軸を中心として回転自在であ
る第3の要素と、 第3の要素に回転自在に結合した容器支持構造にして、第1の要素及び第2の
要素の各開口を貫き、第3の要素の周囲から空間的に突出し、該容器支持構造に
容器が結合され、かくして、容器が、第1の回転軸、第2の回転軸、第3の回転
軸を中心として回転することにより、容器から予め選択した位置に液体が注がれ
るようにした装置。 - 【請求項6】 容器から予め選択した場所に液体を精密に注ぐための装置で
あって、 第1の開口を有する壁と、 壁と実質的に平行な平面内に配置され、第1の開口を占有する第1の要素にし
て、第2の開口を有し、前記壁と実質的に平行な平面と直交し且つ第1の開口を
貫く第1の回転軸を中心として回転自在の第1の要素と、 前記壁と実質的に平行な平面内に配置され、前記第2の開口を占有する第2の
要素にして、第1の回転軸と平行であり且つ第1の回転軸からオフセットされ、
第1の開口及び第2の開口を貫く第2の回転軸を有する第2の要素と、 液体を収納する容器を支持するようにした容器支持構造にして、第3の開口を
占有し且つ前記壁から軸方向に離れる方向に突出し、第2の回転軸と平行であり
且つ第2の回転軸からオフセットされ、第1の開口及び第2の開口を貫く第3の
回転軸を中心として前記第2の要素に関して回転自在の容器支持構造と、 を有し、 第1の要素及び第2の要素及び容器支持構造を、第1の回転軸、第2の回転軸
、第3の回転軸を中心として夫々選択的に回転させることにより、容器が位置決
めされ且つ回転されるようにした装置。 - 【請求項7】 第2の回転軸が、第1のオフセット距離において第1の回転
軸からオフセットされ、第3の回転軸が、第1のオフセット距離と実質的に等し
い第2のオフセット距離において第2の回転軸からオフセットされる請求項6の
装置。 - 【請求項8】 容器支持構造が第3の開口を閉鎖し、第2の要素及び容器支
持構造が第2の開口を閉鎖し、第1の要素及び第2の要素及び容器支持構造が第
1の開口を閉鎖する請求項6の装置。 - 【請求項9】 第1の開口、第2の開口、第3の開口が全体に円形であり且
つ第1の回転軸、第2の回転軸、第3の回転軸に各々心合わせされ、第1の要素
、第2の要素、の各々が全体に円形であり且つ第1の回転軸及び第2の回転軸に
各々心合わせされ、容器支持構造の、第3の開口を占有する一部分が、全体に円
形であり且つ第3の回転軸と心合わせされる請求項6の装置。 - 【請求項10】 容器支持構造が、シールされたチャンバ内に位置付けられ
、壁が、該シールされたチャンバの壁である請求項6の装置。 - 【請求項11】 第1の要素が壁にシールされ、第2の要素が第1の要素に
シールされ、容器支持構造が第2の要素にシールされ、かくして、第1の要素及
び第2の要素及び容器支持構造は回転に際してシール状態に維持される請求項6
の装置。 - 【請求項12】 第1の要素及び第2の要素及び容器支持構造が、チャンバ
の壁、第1の要素、第2の要素に、各々ボールベアリングアセンブリによって回
転自在に結合される請求項6の装置。 - 【請求項13】 壁に取り付けられた第1のモータにして、該第1のモータ
の出力を第1の要素に係合させて第1の要素を回転する第1のモータと、 第1の要素に取り付けた第2のモータにして、該第2のモータの出力を第2の
要素に係合させて第2の要素を回転させる第2のモータと、 第2の要素に取り付けた第3のモータにして、該第3のモータの出力を容器支
持構造に係合して容器支持構造を回転させる第3のモータとを更に含む請求項6
の装置。 - 【請求項14】 電源と、 該電源と、第1のモータ、第2のモータ、第3のモータに各々結合した、第1
の駆動コントローラ、第2の駆動コントローラ、第3の駆動コントローラにして
、前記第1〜第3の各モータの速度及び位置出力の方向とを制御する第1の駆動
コントローラ、第2の駆動コントローラ、第3の駆動コントローラと、 壁に取り付けられ、第1の要素により駆動される第1の角度位置トランスデュ
ーサにして、該第1の角度位置トランスデューサの出力により第1の要素の回転
角度位置が表示される第1の角度位置トランスデューサと、 第1の要素に取り付けられ、第2の要素により駆動される第2の角度位置トラ
ンスデューサにして、該第2の角度位置トランスデューサの出力により第2の要
素の回転角度位置が表示される第2の角度位置トランスデューサと、 第2の要素に取り付けられ、容器支持構造により駆動される第3の角度位置ト
ランスデューサにして、該第3の角度位置トランスデューサの出力により容器支
持構造の回転角度位置が表示される第3の角度位置トランスデューサと、 システムコントローラと、 第1のエラー増幅器にして、システムコントローラからの第1の入力と、第1
の角度位置トランスデューサからの第2の入力と、第1のモータへの出力を制御
するための、第1の駆動コントローラに対する1つの出力とを有する第1のエラ
ー増幅器と、 第2のエラー増幅器にして、システムコントローラからの第1の入力と、第2
の角度位置トランスデューサからの第2の入力と、第2のモータへの出力を制御
するための、第3の駆動コントローラに対する1つの出力とを有する第2のエラ
ー増幅器と、 第1の要素、第2の要素、容器支持構造を手動で回転させるための、若しくは
注ぎプロファイルをシステムコントローラに記憶させるための、システムコント
ローラに対する入力装置と、 を含む請求項13の装置。 - 【請求項15】 容器から予め決定した場所に液体を精密に注ぐための方法
であって、 第1の開口を有する壁を提供すること、 壁と実質的に平行な平面内に配置され、第1の開口を占有する第1の要素にし
て、第2の開口を有し、壁と実質的に平行な平面と直交し且つ第1の開口を貫く
第1の回転軸を中心として回転自在の第1の要素を提供すること、 壁と実質的に平行な平面内に配置され、第2の開口を占有する第2の要素にし
て、第1の開口及び第2の開口を貫き且つ第1の回転軸からオフセットされ且つ
該第1の回転軸と平行な第2の回転軸を中心として第1の要素に関して回転自在
の第2の要素を提供すること、 流体を収納する容器を支持するようになっており、第3の開口を占有する容器
支持構造にして、第1の開口、第2の開口、第3の開口を貫き且つ第2の回転軸
からオフセットされ且つ第2の回転軸と平行な第3の回転軸を中心として第2の
要素に関して回転自在の容器支持構造を提供すること、 容器支持構造により支持された、液体を収納する容器にして、第3の回転軸を
中心として回転することにより容器から液体が注がれ得るように前記容器支持構
造により支持された容器を提供すること、 第1の要素及び第2の要素を各々第1の回転軸及び第2の回転軸を中心として
回転させることにより、容器を所望の位置に位置決めすること、 第3の回転軸を中心として容器支持構造を回転させることにより容器から液体
を注ぐこと、 を含む方法。 - 【請求項16】 容器支持構造が第3の開口を閉鎖し、第2の要素及び容器
支持構造が第2の開口を閉鎖し、第1の要素及び第2の要素及び容器支持構造が
第1の開口を閉鎖するようにした請求項15の方法。 - 【請求項17】 第1の開口、第2の開口、第3の開口が全体に円形であり
且つ第1の回転軸、第2の回転軸、第3の回転軸に各々心合わせされ、第1の要
素、第2の要素の各々が全体に円形であり且つ第1の回転軸及び第2の回転軸に
各々心合わせされ、容器支持構造の、第3の開口を占有する一部分が、全体に円
形であり且つ第3の回転軸と心合わせされる請求項15の方法。 - 【請求項18】 容器支持構造を、シールされたチャンバ内に位置付けるこ
と、壁を、該シールされたチャンバの壁とすることを含む請求項15の方法。 - 【請求項19】 第1の要素を壁にシールし、第2の要素を第1の要素にシ
ールし、容器支持構造を第2の要素にシールし、かくして、第1の要素及び第2
の要素及び容器支持構造を回転に際してシール状態に維持することを含む請求項
15の方法。
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