JP2003501173A - スリーディンプルタイプのゴルフボール - Google Patents

スリーディンプルタイプのゴルフボール

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JP2003501173A
JP2003501173A JP2001501327A JP2001501327A JP2003501173A JP 2003501173 A JP2003501173 A JP 2003501173A JP 2001501327 A JP2001501327 A JP 2001501327A JP 2001501327 A JP2001501327 A JP 2001501327A JP 2003501173 A JP2003501173 A JP 2003501173A
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dimples
inches
golf ball
dimple
radius
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JP2001501327A
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スタンクザック,マシュー,ビー.
レモンズ,レーン,ディー.
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ダンロップ マックスフライ スポーツ コーポレーション
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    • A63B37/0003Golf balls
    • A63B37/0004Surface depressions or protrusions
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    • A63B37/0011Grooves or lines

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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本願発明は外面にアレンジされた3種で成る複数のディンプル(200、202、204)を有したゴルフボール(5)を提供する。各ディンプルの半径は異なる値を有している。ディンプル(200、202、204)は菱形12面体に従ってボール表面にアレンジされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はゴルフボール、さらに詳しくは、ゴルフボールの表面形状に関する。
【0002】
【従来の技術】
長年、ゴルフボールは、飛行におけるその空気力学特性を改良するためのディ
ンプルと呼ばれる表面の窪みまたは凹みを付けて作製されてきた。ディンプルの
最適な数、サイズおよび形状ならびに略球形状ゴルフボールの外側表面の周りの
その配置を選択しようとする多くの努力がなされてきた。
【0003】 ゴルフボール上のディンプルは、典型的には、立面断面が円形であるが、円錐
台、ディンプル内ディンプル、楕円表面、半球(または単一半径)ディンプル、
および二半径ディンプルを含めた多数の他のデザインも利用されている。例えば
、米国特許第4,979,747号はフラスト−コニカル立面図断面を有するデ
ィンプルを示し、米国特許第5,005,838号は複雑な形状を有するディン
プルを示す。
【0004】 異なるディンプル形状は異なる空気力学特性を有し、従って、異なる性能特徴
をもたらす。例えば、単一半径ディンプルはディンプルへの気流のより漸次の侵
入を提供し、他方、二半径ディンプルはディンプルへの気流のより突然な侵入を
提供する(単一半径ディンプルは、ディンプルの立面断面形状が1つの半径によ
って記載することができるものであり、二半径ディンプルは、立面断面が2つの
半径によって記載されるものである)。
【0005】 単一半径ディンプルは高性能3ピース巻ゴルフボールのための最も最適なディ
ンプル形状であることが判明した。対称的に、二半径ディンプルは、所望のゴル
フボール飛行弾道を提供する2ピース距離ボールのための最も最適な形状デザイ
ンである。これらのディンプルの選択は、より高いスピン性能ボールが所望の空
気力学効果を生じるのにディンプルへの気流のより漸次の侵入を必要とし、他方
、低スピン距離ボールが、所望の空気力学効果を生じるのにディンプルへの気流
のより突然な侵入を必要とするという現在の考えに基づく。
【0006】 3ピース性能カテゴリーまたは2ピース距離カテゴリーのいずれかの内にはっ
きりと入らない多数のハイブリットタイプのボールがある。例えば、2ピース性
能ボールおよび3ピース距離ボールは、ある種のショットのための性能ボールの
ように、および他のショットのための距離ボールのように挙動するハイブリット
ボールである。本明細書中で用いる用語「ハイブリットボール」は、2ピース性
能ボール、3ピース距離ボール、またはある種のショットのための性能ボールの
ように、および他のショットのための距離ボールのように挙動するいずれの他の
ボールも有用に用いられる。
【0007】 例えば、二半径ディンプルを利用するディンプルパターンは、距離2ピースボ
ールのためのより低いよりうんざりする弾道をもたらし、他方、単一半径ディン
プルを利用するパターンは、高性能3ピースボールのためのより首尾一貫した飛
行弾道をもたらすことを判明した。
【0008】 ハイブリットボールのユニークな特徴(すなわち、それが、ある種のショット
のための距離ボールとして、および他のショットのための性能ボールとして実行
するという事実)を考慮して、最適性能を提供するディンプルパターン(および
ディンプル形状)に対する要求が存在する。該目標は、(i)全ての単一半径デ
ィンプルまたは全ての二半径ディンプルいずれかを利用するボールよりもわずか
に長い全距離を提供し、および(ii)より低い後方弾道値によって呈されるよ
うにかなり低い弾道を有するボールを提供することである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
かくして、本発明の目的は、ハイブリットボールの性能特徴を最適化するゴル
フボールディンプルパターンを提供することにある。
【0010】 本発明のもう1つの目的は、従来技術のハイブリットボールよりもわずかによ
り長い全距離およびより低い弾道を提供するハイブリットゴルフボールを提供す
ることである。
【0011】 本発明のもう1つの目的は、各そのようなディンプル形状についての空気力学
性質を最大化する異なるサイズのディンプルを一体化させるディンプルパターン
を有するゴルフボールを提供することである。
【0012】 本発明のさらにもう1つの目的は、優れた距離、弾道および飛行安定性を有す
るゴルフボールを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のこれらのおよび他の目的は、異なる形状のディンプルを一体化させて
ボールの空気力学特性を最大化するディンプルパターンを有するゴルフボールを
提供することによって、本発明に従って達成される。ディンプル形状は、限定さ
れるものではないが、円錐台、四角形、三角形、ディンプル内ディンプル、楕円
表面、単一半径ディンプル、および二半径ディンプルを含めたいずれの公知のデ
ィンプル形状からも選択することができる。本発明は、より最適化されたゴルフ
ボール飛行弾道をもたらす単一ディンプルパターンへのいずれかの可能なディン
プル形状の組合せを可能とする。
【0014】 好ましい具体例のゴルフボールは、ボールの表面にあるディンプルパターンが
単一半径および二半径双方のディンプルを含んで、最も最適な飛行性能を達成す
るハイブリットボールである。このハイブリットボールは、それが、性能3ピー
スボールのように挙動する場合にショットのための単一半径ディンプルの態様、
およびそれが、双方の組合せをもって良好な飛行性能および制御を維持しつつ、
それが距離ボールのように挙動する場合のショットのための二半径ディンプルの
態様を最良に利用する。該ボールは、先行技術のハイブリットボールよりもわず
かにより長い全距離、およびかなり低い弾道を提供する。これは、このタイプの
ボールのためにかなり望まれる特性である。
【0015】 ゴルフボールの外側表面に複数のディンプルを位置させるための五角形、四角
形および三角形を含めた複数の多角形形状にゴルフボールの外側球表面を分割す
ることによってディンプルは配置される。本発明の多角形形状は、好ましくは、
外側表面をカバーするための正五角形、四角形および三角形の組み合わせである
。この最初の複数の多角形形状は、一般に、本明細書中では、「菱面二十面十二
面体」という。菱面二十面十二面体は、さらに、各々が三角形および四角形と境
界を接する外側表面にわたって形成された五角形の均一なパターンによって特徴
付けられる。
【0016】 好ましい具体例は、菱面二十面十二面体の構築において配置された402ディ
ンプルのパターンを利用する。各々が外側表面の対向面に位置した最初の多角形
形状の対は、その境界内に対称に配置された2つの極の内の1つを含む。外側表
面は異なるサイズの複数のディンプルを有する。1つの具体例において、ディン
プルは第1、第2および第3のサイズであり、一般に、五角形と結合した第1の
パターン、四角形と結合した第2のパターン、および三角形と結合した第3のパ
ターンを有するように位置する。
【0017】 本発明のもう1つの具体例において、ゴルフボールの外側表面は、その各々が
第1の多角形の形状の多角形形状よりもより小さい、第2の複数の多角形形状に
第1の複数の多角形形状をさらに分割するための、ボールの大円経路に沿った複
数の分割線を含む。第1および第2の双方の複数の多角形形状と結合することに
よって、ディンプルは外側表面にわたって配置される。
【0018】
【発明の実施の形態】
さて、図面をより詳細に参照し、今や本発明をより詳細に記載する。ゴルフボ
ール5は、適当なゴムまたはプラスチック組成物から成形した、単一ピースの単
位構成を有することができる;それは、コアの周りに適用された別々に適用され
たカバーを有する2ピースボール構成であってよい;それは、液体または固体の
中心を持つ3ピース巻ボールのものであってよい;または、それはマルチピース
固体ゴルフボールであってよい。該カバーはゴルフボールに適した材料から成形
される。それは2つの別々の半球ハーフシェルとして成形することができ、これ
は、ついで、コアの周りに圧縮成形または射出成形される。
【0019】 ディンプル形状は、逆にディンプルパターンを含有する適当な形状のネガティ
ブ金型を用いることによってコアの周りのカバーの成形の間に通常はボールに適
用されるであろう。ついで、所望のディンプル形状を有する成形ゴルフボールを
コーティングすることができる。別法として、コーティングは、用いる組成物の
適当な配合を有するカバーを用いる1ピースゴルフボールで必要でないかもしれ
ない。
【0020】 従って、本発明の範囲は、その成形表面が均一なパターンを含有して、先行技
術のそれよりも優れたディンプル形状をゴルフボールに与えるゴルフボール金型
を提供する。本発明は、好ましくは、金型に由来するゴルフボールの点で記載さ
れるが、ゴルフボールを生産する金型構造の点で本発明の範囲内にて記載するこ
とができよう。
【0021】 ディンプルをゴルフボールに位置させるのを助けるために、本発明のゴルフボ
ール5は、複数の多角形形状の外側表面への投影によって分割されたその外側球
状表面を有する。すなわち、ゴルフボールの外側表面にある異なる多角形の特定
の配置に由来する形成または分割は、ここでは、「複数の多角形形状」という。
ゴルフボールの外側表面7の好ましい分割を示すゴルフボール5の1つの面の図
を図1に示す。
【0022】 好ましい具体例において、菱面二十面十二面体として知られた多角形形状を球
の表面に投影する。菱面二十面十二面体は、30の四角形、20の1つのタイプ
の多面体、および12のもう1つのタイプの多面体を含有する多面体のタイプで
ある。用語「菱面二十面十二面体」は、12の面を持った多面体を意味する「十
二面体」;20の面を持って多面体を意味する「二十面体」、および4つの辺の
多面体を意味する「菱面体」に由来する。
【0023】 好ましい具体例の菱面二十面十二面体は30の四角形12、12の五角形10
、および20の三角形14より成る。それは、各五角形が三角形および四角形と
境界を接する五角形の均一なパターンを有する。各正五角形10がその5つの境
界線に隣接する正四角形12のみを有する場合、および正三角形14が五角形の
5つの頂点の各々から伸びる場合に均一なパターンが達成される。5つの四角形
12および5つの三角形14は各五角形の周りに多角形の組みを形成する。各四
角形の2つの境界線は2つの五角形境界線と共通し、各三角形は3つの五角形の
頂点と共通するその頂点を有する。
【0024】 ボールの外側表面は、さらに、極の対および表面の周りの赤道大円経路によっ
て規定される。大円経路は、球表面および球の中心を通る面の間の交差によって
規定される。無限数の大円経路をいずれの球上でも描くことができる。好ましい
具体例における赤道大円経路は、ゴルフボールを2つの半球に分ける金型分割線
に対応する。金型分割線は、地球の赤道が北極から南極に位置するのと実質的に
同様に極から位置する。
【0025】 図2を参照し、1つのそのような側のこの図面に示されるごとく、極70はボ
ールの頂部側および底部側にある五角形10の中心に位置する。金型分割線30
は、ゴルフボールのこの平面図中の円の外側エッジにある。図3に示された具体
例において、1つのそのような側のこの図面に示されるごとく、極72は、ゴル
フボールの頂部および底部にある四角形の中心にともに位置する(頂部および底
部図は同一である)。金型分割線40は、ゴルフボールのこの平面図中の円の外
側エッジにある。
【0026】 ディンプルは、前記した複数の多角形形状のセグメントに基づいてゴルフボー
ルの外側表面に置かれる。好ましい具体例において、3つのディンプルが各三角
形と結合し、5つのディンプルが各四角形と結合し、16のディンプルが各五角
形と結合する。ディンプルおよび多面体に関連してここで使用される用語「結合
した」は、多面体が、ディンプルを置くためのガイドとして使用されることを意
味する。
【0027】 好ましい具体例のディンプル形状は図4−7に示される。それは図2に示され
た菱面二十面十二面体の投影に基づく。ボールは合計402のディンプルを有す
る。ボールの表面にある複数のディンプルはディンプルの3つの組から選択され
、各組は異なるサイズのディンプルを有する。ディンプル200は第1の組にあ
り、ディンプル202は第2の組にあり、およびディンプル204は第3の組に
ある。ディンプルは、五角形10と結合した第1のパターンを形成するための全
ての3つの組から選択される。各五角形の全ての辺206は、ディンプルの第1
の組からの2つのディンプル200およびディンプルの第2の組からの1つのデ
ィンプル202と交差する。全ての五角形10は、ディンプルの同一の一般的な
第1パターン配置を有する。
【0028】 また、(ディンプルの全ての3つの組からの)ディンプル200、202およ
び204を用いて、四角形12と結合した第2のパターンを形成する。各四角形
12の全ての辺208は、ディンプルの第2の組からのディンプル202と交差
し、すべての四角形はディンプルの同一の一般的な第2パターン配置を有する。
【0029】 ディンプルの第2の組からのディンプル202は、三角形14と結合した第3
のパターンを形成する。各三角形の全ての辺210は、ディンプルのこの第2の
組からのディンプル202と交差する。全ての三角形は、ディンプルのこの同一
の一般的な第3パターン配置を有する。金型分割線30は、このボール上の唯一
のディンプルフリー大円経路である。
【0030】 好ましい具体例のボールは、2つの異なる断面を有する2つの異なるタイプの
ディンプル、単一半径ディンプル200および204および二半径ディンプル2
02を利用する。単一半径ディンプル(図17)において、単一半径(主半径、
または半径1という)がディンプルの底部の形状を記載する。換言すれば、主半
径は、ディンプルの底部に向かうディンプルの形状を支配する。二半径ディンプ
ル(図18)においては、他方、2つの半径を用いてディンプルの形状を記載す
る。主半径はディンプルの底部を記載し、従半径(半径2)はその周囲のディン
プルの形状を記載する。
【0031】 ディンプルのサイズは、参照してここに含ませる米国特許第4,936,57
8号(’587特許)の教示に一般的に従った直径および深さによって測定され
る。該’587特許の教示に対する例外は、後記する深さの測定である。典型的
な単一半径ディンプル6を通じる断面図は図16に示される。ここで用いられる
直径DdはディンプルのエッジEからエッジFまでの距離と定義される。エッジ
は、ディンプル6の周囲50およびその続き51を有するディンプルの断面図に
構築される。周囲およびその続きは球の実質的に平滑な表面である。弧52は曲
線50−51−50下方に約0.003インチだけ挿入され、点E’およびF’
においてディンプルと交差する。接線53および53’は、各々、点E’および
F’においてディンプル6に接し、各々、エッジEおよびFにおいて周囲の続き
51に交差する。前記した’587の教示に対する例外は、深さdが、ここでは
、ディンプル6のエッジEおよびFの間の弦55から、ゴルフボールの外側表面
50の周囲51の続きよりも、ディンプル断面表面6の最も深い部分までの距離
(a)であると定義される。
【0032】 好ましい具体例のためのディンプル寸法は以下に記載する: ディンプル(数) 直径(インチ) タイプ 半径1(インチ) 半径2(インチ) 200(60) 156 単一 .4148 NA 202(150) 145 二 .7874 .1181 204(192) 140 単一 .3535 NA 以下のディンプルのサイズの範囲は本発明の範囲内にあると理解される:第1
の組からのディンプル200は0.150インチないし0.160インチの範囲
の直径を有することができ;第2の組からのディンプル202は0.140イン
チないし0.150インチの範囲の直径を有することができ;第3の組からのデ
ィンプル204は0.135インチないし0.145インチの範囲の直径を有す
ることができ;全てのディンプル200、202および204は0.0056イ
ンチないし0.0078インチの範囲の深さを有することができ;主半径は0.
34インチないし0.80インチの範囲であってよく;および(ディンプル20
2についての)従半径は0.10インチないし0.12インチの範囲であってよ
い。
【0033】 以下のテストデータは本発明のディンプルパターンの改良された性能を示す。
以下に規定される全てのボールはハイブリットである。 ボール テ゛ィンフ゜ル番号 パターン キャリー(YDS) 合計(YDS) 弾道 BB344 402 単一半径 247.8 268.0 8.4 BB351 402 二半径 246.3 268.2 8.2 BB370 402 組合せ 246.6 270.0 8.2 対照 392 単一半径 245.6 267.5 8.3 前記で示したごとく、単一半径および二半径双方を利用する本発明のボールは
、全ての単一半径ディンプルまたは全ての二半径ディンプルいずれかを利用する
ボールよりもわずかに長い全距離を提供し、それは、より低い後方弾道値によっ
て示されるごとくかなり低い弾道を有する。これはハイブリットボールに対して
かなり望まれる特性である。
【0034】 図8は本発明のもう1つの具体例を示す。ディンプルは、図2に示すごとく、
菱面二十面十二面体の投影に基づいてボールの表面に配置される。極は、ボール
の頂部および底部にある五角形の中心に位置する(図8)。金型分割(30)線
は、ディンプルが交差しないボール上の唯一の大円経路である。図8に示された
ボールの回転させた図は図9に示す。金型分割線30に隣接する金型分割表面8
0は、ディンプルを欠く大円経路を規定することによって形成される。金型分割
線30は、表面に投影された四角形12aおよび三角形14aのあるものを通る
。金型線30に隣接するディンプルは、金型分割表面の境界を形成するのを助け
る。
【0035】 図8に示されたボールの表面にある複数のディンプルは、これらの異なるサイ
ズのディンプルの3つの組から選択される。ディンプル60はディンプルの第1
の組からのものであり、ディンプル61は第2の組からのものであり、ディンプ
ル62は第3の組からのものである。ディンプル60および62は五角形10と
結合した第1のパターンを形成する。各五角形10の全ての辺11は第2の組か
らのディンプル61と交差し、全ての五角形10はディンプルの同一の一般的な
第1のパターンを有する。各四角形12の全ての辺13は第3のディンプル62
と交差し、全ての四角形12はディンプルの同一の一般的な第2パターン配置を
有する。第1のディンプル60は三角形14と結合した第3パターンを形成する
。各三角形14の全ての辺15は第1のディンプル60と交差し、全ての三角形
はディンプルの同一の一般的な第3パターン配置を有する。この具体例において
、ディンプル60はディンプル61よりも大きく、このディンプル61はディン
プル62よりも大きい。ディンプル60、61および62のサイズは、前記した
ごとく、各々、ディンプル200、202、および204のサイズに対応する。
【0036】 ゴルフボールの外側表面の第2の分割は、図10に示すごとく、前記した菱面
二十面十二面体に重なる。この具体例では、2つの極72は四角形の中心に位置
し、金型線40は図3に示されるごとく形成される。この第2の分割は、各五角
形10を等しいサイズの10のより小さな三角形36に実質的に分割する大円経
路に沿って分割線または二等分線20を形成することによって実現される。また
、これらの分割線20は各四角形を4つのより小さな四角形32に、各三角形1
4を6つのより小さな三角形34に分割する。ゴルフボールの外側表面のこのさ
らなる分割は、大いに拡張された数の多角形形状にディンプルを位置させること
を可能とする。それは、さらに、分割線20の内のいずれか1つに対応して、真
の金型線および14の偽金型線を生じさせるように金型線40を選択することを
可能とする。
【0037】 図10の多角形形状についての可能なディンプルパターンを図11に示す。こ
の具体例では、ディンプルは分割線70の全ての15内に位置する。すなわち、
いずれかのディンプルに交差する分割線はない。3つの異なるディンプルサイズ
を図11に示し;最大サイズのディンプルは四角形内に位置する。ディンプルの
この配置はディンプル交差分割線を有しないことを示す。より小さな三角形およ
び四角形の各々におけるディンプルの数は、本発明の範囲内にある示された数と
実質的に異なり得る。再度、図16に示すごとく、ディンプルが形成され、測定
される。
【0038】 ある分割線を含めた多角形形状のもう1つの具体例が図12に示される。この
具体例は、図10に示された15の分割線20のただ5つの分割線70aおよび
70bを用いる。これらのある分割線はいずれのディンプルとも交差しない。図
13のゴルフボールの回転した図に示されるごとく、金型分割線は1つの大円経
路70bに対応する。5つの大円経路に隣接する外側表面の部分におけるディン
プルのレイアウトは、5つの大円経路に隣接しない外側表面の部分におけるディ
ンプルレイアウトとは実質的に異なり得る。サイズはほぼ等しいディンプルを有
するディンプルレイアウトの1つの例が図12および13に示される。
【0039】 これまでの具体例は、立面図中に略円形として形成されるディンプルまたは各
ディンプルを示す。本発明の他の具体例は、図14および15に示すごとく、形
態が非円形であるディンプルを含む。これらの説明は図2の多角形形状の使用を
示し;ここに、五角形10は20の三角形形状のディンプルを有し、四角形12
は4つの四角形形状ディンプルを有し、三角形14は4つの三角形形状ディンプ
ルを有する。三角形形状のディンプルは0.037インチないし0.149イン
チの範囲の高さおよび0.037インチないし0.149インチの範囲の底辺を
有する。四角形形状のディンプルは0.037インチないし0.224インチの
範囲の高さおよび0.037インチないし0.224インチの範囲の幅を有する
【0040】 金型分割線30を規定する赤道大円経路におけるディンプルは、図9に示され
るごとく2つの部分に分けられる。該部分の各1つは多角形形状の単一のものに
出現する。示された具体例では、金型線は、四角形12内のある四角形形状のデ
ィンプル100を2つの部分102および104に分割する。金型分割表面30
aは、これらのディンプルの一般的形状または位置を変えることなく、金型分割
線に隣接するある四角形形状のディンプルの凹みを部分的に排除することによっ
て形成される。例えば、分割された四角形ディンプルの2つの部分102および
104は四角形ディンプル100と実質的に同一のサイズおよび形状である。金
型分割表面は、分割されたディンプルが結合するようになる。不規則な形状のデ
ィンプルは、前記したごとく同等の表面積および断面積を有する球形状ディンプ
ルに基づいて測定される。
【0041】 ディンプルはゴルフボールの外側表面において、外側表面に構成された分割線
の全てに交差させることができ、分割線のいずれにも交差させないようにするこ
とができ、または外側表面の分割線のいくつかのみと交差させることができる。
大円経路がディンプルと交差しない場合、それは、ディンプルパターンを規定す
るための真の分割線となる。
【0042】 図8はディンプルが交差する分割線の全てを示し;図11はディンプルが交差
する分割線のいずれも示さず;および図12はディンプルが交差する分割線のう
ちの10を示す。
【0043】 本発明の好ましい具体例を特別の用語を用いて記載したが、そのような記載は
例示目的のみのものであって、請求の範囲の精神または範囲を逸脱することなく
変化および変形をなすことができると理解されるべきである。例えば、本発明は
、菱面二十面十二面体によって規定されるディンプルパターンに限定されないと
理解される。
【図面の簡単な説明】
本発明は、前記明細書を読むことによって、およびその一部を形成する添付の
図面を参照することによってより容易に理解されるであろう。ここに、本発明の
例が示される。
【図1】図1は、本発明に従って、複数の多角形形状に分割されるゴルフボー
ルの外側表面の立面図である。
【図2】図2は、五角形の中心に極を持ち、外側表面に形成された五角形、四
角形および三角形の相対的位置を示す本発明のゴルフボールの立面図である。
【図3】図3は、四角形の中心に極を持ち、外側表面に形成された五角形、四
角形および三角形の相対的位置を示す本発明のゴルフボールの立面図である。
【図4】図4は、本発明の好ましい具体例に示したボールの赤道図である。
【図5】図5は図4に示したボールの極図である。
【図6】図6は図4に示したボールの赤道図であり、その上に投影された多角
形を含む。
【図7】図7は図5に示されたボールの極図であり、その上に投影された多角
形を含む。
【図8】図8は、ゴルフボールの外側表面に位置して図2の多角形形状に対応
する、3つのサイズの円形ディンプルを示すゴルフボールの立面図である。
【図9】図9は、金型線を規定する赤道大円経路を示すために回転させた図4
のゴルフボールの立面図である。
【図10】図10は、多角形形状の複数の分割線によってさらに分割されて、本
発明のもう1つの具体例を形成する、ゴルフボールの外側表面の立面図である。
【図11】図11は、ゴルフボールの外側表面に位置して、図10の多角形形状
および分割線に対応するディンプルを示すゴルフボールの立面図である。
【図12】図12は、ゴルフボールの外側表面にある5つの分割線と結合して、
図2の多角形形状および分割線と対応するディンプルを示すゴルフボールの立面
図である。
【図13】図13は、金型線を規定する赤道大円経路を示すために回転させた図
12のゴルフボールの立面図である。
【図14】図14は、ゴルフボールの外側表面に位置して、図2の多角形形状に
対応する、三角形および四角形である非円形ディンプルを示すゴルフボールの立
面図である。
【図15】図15は、金型線を規定する赤道大円経路を示すために回転させた図
14のゴルフボールの立面図である。
【図16】図16は、ボールの外側表面にあるディンプルの1つを通って切断し
た断面図である。
【図17】図17は単一半径ディンプルの断面図である。
【図18】図18は二半径ディンプルの断面図である。

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外側表面;および ディンプルパターンを形成するための該外側表面に配置された複数のディンプ
    ルを含み、 該複数のディンプルは、 ディンプルの第1の組、該第1の組における各ディンプルは単一半径断面およ
    び深さを有し; ディンプルの第2の組、該第2の組における各ディンプルは、従半径、主半径
    および深さを含む二半径断面を有し、および ディンプルの第3の組、該第3の組における各ディンプルは、単一半径断面お
    よび深さを有する; を含むことを特徴とするゴルフボール。
  2. 【請求項2】ディンプルの第1の組におけるディンプルが0.150インチな
    いし0.160インチの直径および0.34インチないし0.80インチの主半
    径を有し; ディンプルの第2の組におけるディンプルが0.14インチないし0.15イ
    ンチの直径、0.34インチないし0.8インチの主半径、および0.1インチ
    ないし.0.12インチの従半径を有し;および ディンプルの第3の組におけるディンプルが0.135インチないし0.14
    5インチの直径および0.34インチないし0.8インチの主半径を有する請求
    項1記載のゴルフボール。
  3. 【請求項3】ディンプルの第1の組におけるディンプルが0.150インチな
    いし0.160インチの範囲の直径、0.34インチないし0.80インチの範
    囲の主半径および0.0056インチないし0.78インチの深さを有し; ディンプルの第2の組におけるディンプルが0.140インチないし0.15
    0インチの範囲の直径、0.41インチないし0.80インチの範囲の主半径;
    および0.10インチないし0.12インチの範囲の主半径および0.0056
    インチないし0.0078インチの深さを有し;および ディンプルの第3の組におけるディンプルが0.135インチないし0.15
    4インチの範囲の直径、および0.34インチないし0.80インチの範囲の主
    半径および0.0056インチないし0.0078インチの深さを有する請求項
    1記載のゴルフボール。
  4. 【請求項4】該外側表面が、五角形、四角形および三角形を含む複数の多角形
    形状に分割され、ここに、ディンプルの第1のパターンは各三角形と結合し、デ
    ィンプルの第2のパターンは各五角形に結合し、ディンプルの第3のパターンは
    各四角形に結合する請求項1記載のゴルフボール。
  5. 【請求項5】ディンプルの第1の組におけるディンプルがディンプルの第3の
    組におけるディンプルと異なるサイズを有する請求項1記載のゴルフボール。
  6. 【請求項6】該外側表面が菱面二十面十二面体と定義される多面体に分割され
    、ディンプルがそのパターンを用いて配置される請求項1記載のゴルフボール。
  7. 【請求項7】3つのディンプルが各三角形と結合し、5つのディンプルが各四
    角形と結合し、16のディンプルが各五角形と結合する請求項4記載のゴルフボ
    ール。
  8. 【請求項8】菱面二十面十二面体が30の四角形、12の五角形、および20
    の三角形を含む請求項6記載のゴルフボール。
  9. 【請求項9】菱面二十面十二面体が30の四角形、12の五角形、および20
    の三角形を含み、五角形の各々が四角形の内の5つと共通する境界を有し、五角
    形の各々が三角形の内の5つとその頂点を共有する請求項6記載のゴルフボール
  10. 【請求項10】三角形の各々が、3つの異なる五角形のそれと共通する頂点を有
    する請求項8記載のゴルフボール。
  11. 【請求項11】ゴルフボールの表面の金型分割線が、複数のディンプルと交差し
    ない唯一の大円である請求項8記載のゴルフボール。
  12. 【請求項12】五角形か、ディンプルの第1の組からの、およびディンプルの第
    3の組からのそれと結合したディンプルを有する請求項5記載のゴルフボール。
  13. 【請求項13】五角形の全ての辺が第2の組からのディンプルと交差する請求項
    5記載のゴルフボール。
  14. 【請求項14】四角形の全ての辺が第3の組からのディンプルと交差する請求項
    5記載のゴルフボール。
  15. 【請求項15】菱面二十面十二面体が、ディンプルのいずれとも交差しない15
    の大円経路によってさらに分割され、ここに、15の大円経路の内の1つが真の
    金型分割線である請求項6記載のゴルフボール。
  16. 【請求項16】菱面二十面十二面体が、ディンプルのいずれとも交差しない5つ
    の大円経路によってさらに分割され、ここに、5つの大円経路の内の1つが真の
    金型分割線である請求項6記載のゴルフボール。
  17. 【請求項17】外側表面;および ディンプルパターンを形成するために該外側表面に配置された複数のディンプ
    ルを含み、該複数のディンプルは形態が非円であるゴルフボール。
  18. 【請求項18】非円ディンプルが円錐台、四角形、三角形、ディンプル内ディン
    プル、楕円表面およびその組合せよりなる群から選択される請求項17記載のゴ
    ルフボール。
  19. 【請求項19】表面が、30の四角形、12の五角形、および20の三角形を含
    む菱面二十面十二面体パターンに分割される請求項17記載のゴルフボール。
  20. 【請求項20】非円ディンプルが複数の三角形ディンプル、および複数の四角形
    ディンプルを含む請求項19記載のゴルフボール。
  21. 【請求項21】三角形ディンプルが五角形および三角形と結合し;および 四角形ディンプルが四角形と結合する請求項20記載のゴルフボール。
  22. 【請求項22】三角形ディンプルが約0.037ないし0.149インチの高さ
    および約0.037ないし0.149インチの底辺を有し;および 四角形ディンプルが約0.037インチないし0.224インチの高さおよび
    約0.037ないし0.224インチの幅を有する請求項20記載のゴルフボー
    ル。
  23. 【請求項23】10の大円がさらに外側表面を分割し、該大円はディンプルのい
    ずれとも交差しない請求項18記載のゴルフボール。
  24. 【請求項24】外側表面が10の大円によって分割され、該大円はディンプルと
    交差する請求項18記載のゴルフボール。
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