JP2003500833A - モールドアンダーフィルを有するチップパッケージ - Google Patents

モールドアンダーフィルを有するチップパッケージ

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JP2003500833A
JP2003500833A JP2000619029A JP2000619029A JP2003500833A JP 2003500833 A JP2003500833 A JP 2003500833A JP 2000619029 A JP2000619029 A JP 2000619029A JP 2000619029 A JP2000619029 A JP 2000619029A JP 2003500833 A JP2003500833 A JP 2003500833A
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パトリック・オー・ウェバー
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Abstract

(57)【要約】 本発明の集積回路チップパッケージ10は、複数のはんだバンプ20により基板14上に取り付けられた集積回路チップ12を有している。チップ12と基板14との間のエアギャップをアンダーフィルするために、モールド化合物16が使用される。チップ12と基板14をモールドキャビティ36内に配置しかつトランスファモールド化合物16を加圧してモールドキャビティ36内に流入させることにより、集積回路チップパッケージ10が形成される。集積回路チップ12と基板14との間でモールド化合物を加圧するにつれて、集積回路チップ12と基板14の間のエア空間がモールド化合物によりアンダーフィルされる。基板14を介して延在するベント26を介してのアンダーフィル中に、空気がチップ12と基板14との間から逃げることができる。アンダーフィルを行うと同時にチップ12を封止するために、アンダーフィル材16を使用してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集積回路チップ取付システムに関するもので、より詳しくは、集積
回路チップパッケージと、集積回路チップを基板に電気的に接合しかつ取り付け
る方法とに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
フリップチップ技術は、集積回路チップを集積回路基板又はパッケージに電気
的に接合させるための技術においてよく知られている。あるタイプのフリップチ
ップの形成は、半導体チップの活性側又は表側の各電気的相互接続パッド上に各
はんだバンプを形成することを含んでいる。次いで、前記各はんだバンプを基板
上に形成された金属回路と整列させた状態で、前記各はんだバンプを有するチッ
プがラミネート基板上へ反転される。次いで、リフロー炉内ではんだを溶融させ
ることにより、チップのはんだバンプが基板上の各金属パッドにはんだ付けされ
る。半導体チップと基板との間のはんだをリフローすることによりはんだ接合が
形成される。リフローはんだ付けプロセスによりチップが基板に取り付けられた
後に、各はんだバンプ間に狭いギャップが現れる。
【0003】 通常、基板はセラミック材料又はポリマー複合ラミネートを含んでいるが、チ
ップはシリコンからなっている。これらの異なる材料のために、半導体チップと
該チップが取り付けられた基板との間に熱膨張係数の不一致がある。温度サイク
ル中に、半導体チップと基板とが異なる速度で膨張しかつ収縮する。従って、半
導体チップと基板との間のはんだ接合は、熱膨張係数の不一致のために、失敗す
る傾向がある。さらに、はんだ接合のサイズが非常に小さいので、各接合が破損
する。
【0004】 通常、集積回路チップと基板との間のはんだ接合の強度は、半導体チップと基
板の間の空間及び各はんだ接合部周辺をアンダーフィルすることにより向上する
。アンダーフィル材は、通常、はんだ接合部に生ずる応力を緩和するポリマー接
着剤である。
【0005】 アンダーフィルの通常の方法は、チップの2つ又は3つ以上の端部に沿って延
在する隅肉又はビード内にアンダーフィル材を供給すること、及び半導体チップ
と基板との間の間隙を全て満たすために、チップの下方で毛管作用によりアンダ
ーフィル材がチップの下方に流入可能とすることを含んでいる。各はんだバンプ
は、半導体チップと基板との間に約0.002〜0.005インチ(0.051
〜0.127mm)の非常に狭い間隙を形成する。よって、フィラー材はアンダ
ーフィル材が間隙内に容易に流れ込むことを妨げるので、これらの狭い各間隙を
介して流入可能であるアンダーフィル材は、フィラー材を少量だけ含んでいる。
このタイプの少量のフィラー材を有するアンダーフィル材の熱膨張係数は、半導
体チップ、はんだバンプ、及び基板の熱膨張係数に比べて極端に大きくずれてい
る。従って、より多くのフィラーを有し、よって、基板及びチップと熱膨張係数
のずれが少ないアンダーフィル材を使用することが望ましい。
【0006】 (図示するとすれば)図3及び図3aが、各はんだボール104により基板1
02に接着されかつ従来方法によりアンダーフィルされた集積回路チップ100
の例を示している。集積回路チップ100と基板102との間のエア空間を満た
すように、アンダーフィル材106が毛管作用により各はんだボール104間の
空間内に吸い込まれる。
【0007】 集積回路チップと基板との間隙内にアンダーフィル材を吸入させるための毛管
作用の使用には、チップサイズ及び使用するアンダーフィル材を含む多くのファ
クタに依存して、5分から20分かかる。従来のアンダーフィル方法の他の欠点
は、アンダーフィル材にボイドが生ずることである。
【0008】 従って、公知の方法よりも高速で信頼性を有するアンダーフィルを行うことが
可能である集積回路チップと基板との間の空間を完全に満たすためのアンダーフ
ィル方法に対する要求が存在する。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の一態様による集積回路チップパッケージは、相互接続パッドが配置さ
れた活性面を備える集積回路チップと、該集積回路チップの各相互接続パッドに
実質的に対応する各ボンディングパッドを備える第1面と,前記各ボンディング
パッドと電気的に相互接続された複数のはんだパッドを有する第2面と,を有す
る基板と、を有している。ベントホール(vent hole)が基板の第1面から第2
面へ延在しており、かつチップが基板に取り付けられた場合に、前記ベントホー
ルが集積回路の下方に位置決めされる。複数のはんだバンプが、集積回路チップ
の前記各相互接続パッドを基板の第1面の各ボンディングパッドに接合する。モ
ールドアンダーフィル材が、集積回路チップの周囲に成形される。モールドアン
ダーフィル材が、集積回路チップと基板との間の各はんだバンプを取り囲み、か
つ基板内のベントホール内に延在している。
【0010】 本発明の更なる態様は、基板に電気的に相互接続された集積回路チップをアン
ダーフィルする方法に関するものである。前記方法は、集積回路チップと基板と
をモールドキャビティ内に配置する段階と、モールド化合物をモールドキャビテ
ィ内に注入する段階と、モールド化合物をモールドキャビティ内に注入する圧力
により、モールド化合物で集積回路チップと基板との間の空間をアンダーフィル
する段階と、基板内のベントを介してのアンダーフィルする間に、集積回路チッ
プと基板との間から空気を逃がす段階と、を有している。
【0011】 本発明は、公知の方法よりも高速かつより信頼性を有したアンダーフィルをす
ることにより、公知のアンダーフィル方法の欠点に取り組んでいる。さらに、本
発明は、封止された集積回路チップパッケージを形成し、かつ同じ段階でアンダ
ーフィルを行っている。
【0012】
【発明の実施の形態】 以下、(同様の要素には同一の符合を付している)添付の図面を参照して、本
発明をより詳細に記載する。 図4において、本発明による集積回路チップパッケージ10を例示的に示して
いる。該パッケージは、集積回路チップ12と、基板14と、チップを封止しか
つチップと基板との間をアンダーフィルするモールド化合物16とを有している
。集積回路チップパッケージ10が、図6〜図8に関して以下で記載するプロセ
スにより、モールドツール内でパッケージをトランスファモールドすることによ
り形成される。
【0013】 本発明による集積回路チップパッケージ10は、従来のアンダーフィル技術を
使用して同様のパッケージを製造するよりも非常に速く製造することが可能であ
る。さらに、アンダーフィルに使用するモールド化合物16は、同一成形段階で
集積回路チップ12を封止する。
【0014】 図1及び図2を参照すると、集積回路チップ12は、金属回路を有する上部活
性面18を有している。チップを基板14に電気的に相互接続するために、複数
のはんだバンプ20が集積回路チップ12の前記活性面18上に形成される。集
積回路チップ12上の各はんだバンプ20のパターンは、各チップに応じて多様
に変化し、かつ各はんだバンプ間に約0.002インチ(0.051mm)と同
程度に狭い空間を有してもよい。各はんだバンプ20は、それ自体約0.005
インチ(0.127mm)の高さを有している。
【0015】 図4に示すように、基板14は、集積回路チップ12の活性面18の各相互接
続パッドと各はんだバンプ20の各位置に実質的に対応して位置決めされた各ボ
ンディングパッド(図示せず)を有する上部面22を有している。基板14の下
部面28は、さらに、基板の上部面の各ボンディングパッドと電気的に相互接続
された複数のはんだパッド(図示せず)を有している。基板の裏側の各はんだパ
ッドは、それぞれ集積回路チップパッケージ10と回路基板との間の電気的相互
接続を可能とする基板はんだバンプ24を具備している。前記はんだバンプ24
はピンと置換してもよく、又ははんだバンプを除いてはんだパッドだけを使用し
てもよい。本発明によると、基板14が、基板の上部面22と下部面28の間に
延在し、かつ集積回路チップ12の中央に又はその近くに位置決めされたベント
ホール26を有している。
【0016】 集積回路チップ12が基板14上に位置決めされると、リフロー炉により各は
んだバンプ20が溶かされて集積回路チップが基板に接合される。リフローされ
たチップと基板は、0.002インチ(0.051mm)〜0.006インチ(
0.152mm)、好ましくは約0.003インチ(0.076mm)〜0.0
05インチ(0.127mm)の距離Dだけ離間されている。
【0017】 本発明によると、アンダーフィル材又はモールド材16が、集積回路チップ1
2と基板14の間に供給され、かつ各はんだバンプ20を取り囲んでいる。アン
ダーフィル材16は、モールド化合物の圧力がモールドツール内に作用すること
によってチップと基板との間のエアギャップ内に押し込まれる熱硬化性モールド
化合物である。アンダーフィルを提供するために、チップ12の下方にモールド
化合物16を強制的に流入させることは、アンダーフィル材を毛管作用によりチ
ップ下方に吸引可能とする従来方法よりも、実質的な時間の節約を提供する。
【0018】 モールド化合物がチップの下方に強制的に流入され、かつモールド化合物によ
ってエアポケットが閉じ込められることを防止するので、基板14を介して延在
するベントホール26により、空気が集積回路チップ12と基板16の間から逃
げることが可能である。ベントホール26は、好ましくは、基板上部面22のチ
ップ受容エリアの中央点近くに位置決めされている。しかしながら、各はんだバ
ンプ20の位置は、ベントホール26を基板のチップ受容エリアの中央から幾分
外れるように配置することを必要としてもよい。あるいは、多様なベントホール
を使用してもよい。基板14内のベントホール26は、その位置及びチップサイ
ズに応じて変化し、かつ好ましくは、0.006インチ(0.152mm)と0
.020インチ(0.50mm)の間である断面エリアを有している。
【0019】 図6から図8を参照すると、本発明によるアンダーフィル方法は、上部半型(
top half)32と下部半型(bottom half)34を有する鋳型30を使用してい
る。鋳型の下部半型34は、基板の下部側に各基板はんだバンプ24を受け容れ
るためのキャビティ36を具備している。あるいは、各モールドキャビティ36
を除去し、かつ基板はんだバンプ24又はピンをアンダーフィル後に取り付けて
もよい。
【0020】 さらに、鋳型の下部半型34は、基板内の中央ベントホール26を通過するモ
ールド材を受容するために位置決めされたモールド材オーバーフローチャネル3
8を有している。オーバーフローチャネル38内に集まるモールド材は、図4,
図7,及び図8に示すように、基板14の下側にモールド材のオーバーフロービ
ード48を形成する。
【0021】 鋳型の上部半型32は、モールドキャビティ40の上部半領域とオーバーフロ
ーキャビティ42の上部半領域の範囲を限定している。鋳型30の上部半型と下
部半型との間に、モールド化合物注入口44が設けられ、該注入口を介してモー
ルド材がモールドキャビティ40内に導入される。さらに、ベント46がモール
ドキャビティ40とオーバーフローキャビティ42とを接続している。
【0022】 本発明のモールドプロセスは、約150℃と180℃の間の作動温度、約30
0〜1000psi(0.144〜0.479bar)の材料圧力を有するトラ
ンスファモールドプロセスである。本発明で使用したトランスファモールド化合
物は、一度硬化すると再加熱により流動可能ではない。
【0023】 図7に示すように、モールド材が注入口44を介してモールドキャビティ40
内に注入されると、モールド化合物が集積回路チップ12と基板14の各側面と
を取り囲むモールドキャビティを満たす。モールド化合物は、さらに、チップ1
2と基板14との間、つまり各はんだバンプ20により形成された各はんだ接合
部間に存在するエアギャップ内に強制的に流入する。
【0024】 アンダーフィルプロセスが行われている間は、モールドキャビティ内の圧力が
、所定のしきい値圧力を超え、かつアンダーフィルプロセスが完了する前に、各
はんだバンプ20の破壊を引き起こす力によりチップ12を基板に押し下げるこ
とを防止するために、モールドキャビティ40内の圧力が注意深く制御されねば
ならない。モールドキャビティ圧力がモールドベント46により制御され、これ
により、モールド化合物の一部がモールドキャビティ40から逃げてオーバーフ
ローキャビティ42内に流入することができる。特に、各はんだバンプ20が破
壊するであろうモールドキャビティ内の所定のしきい値圧力に達しないように、
モールドベント46のサイズ及び形状が構成されている。オーバーフローキャビ
ティ42は、アンダーフィルプロセス中に圧力制御するために、充分な量のモー
ルド化合物を収容する。一旦アンダーフィルが完了し、かつモールド化合物が各
はんだバンプ20を完全に取り囲むと、各はんだバンプの破壊を引き起こすモー
ルドキャビティ40内の過剰圧力のリスクがほとんどなくなる。
【0025】 アンダーフィルプロセス中に、モールド化合部が、基板内のベントホール26
に達するまで、集積回路チップ12の各端部から半径方向内側に移動する。次に
、モールド化合物が、ベントホール26を通過して、オーバーフロービード48
を形成する鋳型の下部半型34内のオーバーフローチャネル38内に流入する。
集積回路チップ12と基板との間の全エア空間が完全に満たされるまで、ベント
ホール26とオーバーフローチャネル38内に保持可能であるモールド化合物の
体積は、モールド材が基板14のベントホール内を通過し続けることが可能であ
るように構成されている。モールドキャビティ40が満たされかつアンダーフィ
ルが完了するための総移動時間は、好ましくは、約15秒から20秒の間である
。よって、熱硬化性モールド材が硬化するための硬化時間は、約60秒から20
0秒の間である。この硬化時間の後に、鋳型が開かれ、かつ集積回路チップパッ
ケージ10が鋳型から取り出される。本発明において、集積回路チップ12をア
ンダーフィルしかつ封止するための総サイクル時間は、毛管作用を使用する公知
のアンダーフィル方法によるアンダーフィルだけにかかる時間よりも、著しく短
い。
【0026】 モールド化合物をモールド注入口44に搬送するための装置は、モールド化合
物をペレット状に加圧してモールドツールに入れるためのプランジャを使用する
システムを含むあらゆる公知の搬送システムであってもよい。あるいは、複数の
キャビティが満たされる場合に、加圧されて各モールドキャビティ内に入れられ
るモールド化合物の圧力を制御するように、多様なプランジャシステムを使用し
てもよい。追加の圧力調整をするためのオーバーフローキャビティ42を使用し
て又は使用しないで、多様なプランジャシステムを使用してもよい。
【0027】 本発明の他の変形例によれば、図5に示すような集積回路チップパッケージ5
0が形成される。ここで、集積回路チップ52が基板54上に取り付けられ、か
つモールド化合物56により充分には封止されていない。本発明のこの態様によ
れば、集積回路チップパッケージ50が、集積回路チップ52の面58を係合す
る上部半型を有するモールドキャビティ内で形成される。このようにして、モー
ルド化合物56は集積回路チップ52の各端部と基板54の一端部とを取り囲む
が、モールド化合物56内にチップを封止しない。
【0028】 図4のパッケージと同様の方法で、複数のはんだバンプにより集積回路チップ
を基板54にリフローはんだ付けすることにより、図5に示した集積回路チップ
パッケージ50が形成される。次いで、集積回路チップ52と基板54とがモー
ルドキャビティ内に配置され、かつトランスファモールド化合物56を集積回路
チップ52と基板54の周囲のモールドキャビティ内に注入し、かつ各はんだバ
ンプ間の全ての間隙をアンダーフィルするために、トランスファモールド化合物
56をチップと基板との間の空間内に強制的に流入させる。変更した図5の集積
回路チップパッケージ50は、圧力がモールド化合物によってチップ52の露出
した裏側表面58に作用しないので、はんだバンプを破壊することを防止する予
防措置を図る必要がない。
【0029】 本発明によるトランスファモールドプロセスは、非常に多様な集積回路チップ
の形状、サイズ、及びタイプのために使用されてもよい。異なるトランスファ時
間、硬化時間、フロー特性、及びポストキュア特性を達成するために、従来技術
で知られているように、トランスファモールド組成を変更してもよい。
【0030】 本発明で使用するためのモールド化合物16は、1つ又は2つ以上の接着剤と
1つ又は2つ以上のフィラー材との組合せを含んでいる。フィラー材はモールド
化合物の約70〜90パーセントであり、好ましくは75〜85パーセントであ
る。フィラー材は、シリカ、石英、又は、好ましくは0.35〜2 mil(0.0
1〜0.05mm)の粒径を有する他の公知のフィラー材であってもよい。フィ
ラー材粒子は、異なるフロー特性を達成するために、球状、細長状、又は不規則
形状といった異なる形状に形成してもよい。接着剤は、ノボラックエポキシ(no
volac epoxy)といったあらゆる公知の接着剤であってもよい。
【0031】 好適な実施形態を参照して本発明を詳細に記載してきたが、種々の変形及び変
更を成し得ること、及び使用される均等物は本発明の精神及び特許請求の範囲を
逸脱することがないことが当業者には明らかである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 チップの活性面に位置決めされたはんだボールを有する集積回路
チップの上面図である。
【図2】 図1の集積回路チップの側面図である。
【図3】 図3は従来技術により基盤に取り付けられかつアンダーフィルさ
れた集積回路チップの側面図であり、図3aは図3のチップ及び基板の一部の拡
大側面図である。
【図4】 図4は本発明によりアンダーフィルされかつ封止された基板に取
り付けられた集積回路チップの側断面図であり、図4aは図4の集積回路チップ
の一部の拡大断面図である。
【図5】 本発明による集積回路チップパッケージの別の実施形態の側断面
図である。
【図6】 本発明によりモールドキャビティ内に配置された集積回路チップ
と基板の側断面図である。
【図7】 アンダーフィル中に、図6の鋳型の側断面図である。
【図8】 アンダーフィルが完了したときの図6の鋳型の側断面図である。
【符号の説明】
10,50 集積回路チップパッケージ 12,52 集積回路チップ 14,54 基板 16,56 モールドアンダーフィル材 18 活性面 20 はんだバンプ 22 上部面(第1面) 26 ベントホール 28 下部面(第2面) 42 オーバーフローキャビティ 100 集積回路チップ 106 アンダーフィル材
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月15日(2001.11.15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項16各相互接続パッドが配置された活性面を有する集積回路チ ップと; 前記集積回路チップの相互接続パッドに実質的に対応する各ボンディングパッ ドを有する第1面と、前記各ボンディングパッドと電気的に相互接続された複数 のはんだパッドを有する第2面と、複数の端部面と、前記第1面から前記第2面 へと延在し、かつチップが取り付けられた場合に前記集積回路チップの下方に位 置決めされるベントホールと、を有する基板と; 前記集積回路チップの前記各相互接続パッドを前記基板の第1面上の前記各ボ ンディングパッドに電気的に接合する複数のはんだバンプと; 前記集積回路チップと前記基板との間に供給されるように前記基板の周囲に成 形され、かつ前記基板内の前記ベントホール内に延在し、かつ前記第1面の各部 分と前記基板の複数の端部面のうち少なくとも1つの面とを被覆し、さらに、前 記基板の第2面の一部分を被覆する前記モールドアンダーフィル材と; を備えることを特徴とする集積回路チップパッケージ。

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各相互接続パッドが配置された活性面を有する集積回路チッ
    プと; 前記集積回路チップの相互接続パッドに実質的に対応する各ボンディングパッ
    ドを有する第1面と、前記各ボンディングパッドと電気的に相互接続された複数
    のはんだパッドを有する第2面と、前記第1面から前記第2面へと延在し、かつ
    チップが取り付けられた場合に前記集積回路チップの下方に位置決めされるベン
    トホールと、を有する基板と; 前記集積回路チップの前記各相互接続パッドを前記基板の第1面上の前記各ボ
    ンディングパッドに電気的に接合する複数のはんだバンプと; 前記集積回路チップの周囲に成形され、かつ前記集積回路チップと前記基板と
    の間の各はんだバンプを取り囲み、かつ前記基板内の前記ベントホール内に延在
    するモールドアンダーフィル材と; を備えることを特徴とする集積回路チップパッケージ。
  2. 【請求項2】 前記モールドアンダーフィル材は、前記集積回路チップの裏
    側を被覆して、前記チップを封止することを特徴とする請求項1記載の集積回路
    チップパッケージ。
  3. 【請求項3】 前記モールドアンダーフィル材は、前記ベントホールをオー
    バーフローし、かつ前記基板の第2面の一部分に沿って延在することを特徴とす
    る請求項1記載の集積回路チップパッケージ。
  4. 【請求項4】 前記基板が各端部面を有し、前記モールドアンダーフィル材
    が前記基板の各端部面を被覆することを特徴とする請求項1記載の集積回路チッ
    プパッケージ。
  5. 【請求項5】 前記モールドアンダーフィル材がエポキシであることを特徴
    とする請求項1記載の集積回路チップパッケージ。
  6. 【請求項6】 前記ベントホールが、基板における前記集積回路チップによ
    り占有されるエリアの実質的に中央に位置決めされていることを特徴とする請求
    項1記載の集積回路チップパッケージ。
  7. 【請求項7】 前記モールドアンダーフィル材が、エポキシと70〜90%
    のフィラー材とを有していることを特徴とする請求項1記載の集積回路チップパ
    ッケージ。
  8. 【請求項8】 前記集積回路チップと前記基板との間の距離は、約0.00
    2〜0.006インチであることを特徴とする請求項1記載の集積回路チップパ
    ッケージ。
  9. 【請求項9】 集積回路チップと基板とをモールドキャビティ内に配置する
    段階と; モールド化合物を前記モールドキャビティ内に注入する段階と; 前記モールド化合物を前記モールドキャビティ内に注入する圧力により前記集
    積回路チップと前記基板の間の空間を前記モールド化合物でアンダーフィルする
    段階と; 前記基板のベントを介してアンダーフィルする際に、前記集積回路チップと基
    板との間から空気を逃がす段階と; を備えることを特徴とする基板に電気的に相互接続された集積回路チップをアン
    ダーフィル方法。
  10. 【請求項10】 前記集積回路チップと前記基板との間の全空間を完全にア
    ンダーフィルするために、前記モールド化合物が前記基板の前記ベント内を通過
    することを特徴とするアンダーフィル方法。
  11. 【請求項11】 余剰モールド化合物が、前記集積回路チップとは反対側の
    前記基板の側に設けられかつベントに隣接する鋳型内に設けられたオーバーフロ
    ーキャビティ内を通ることを特徴とするアンダーフィル方法。
  12. 【請求項12】 前記モールドキャビティ内の圧力が、前記集積回路チップ
    と前記基板との間の電気的相互接続を破壊する所定レベルに達することを防止す
    るために、余剰モールド化合物が前記モールドキャビティから排出されることを
    特徴とする請求項9記載のアンダーフィル方法。
  13. 【請求項13】 前記モールド化合物がトランスファモールド化合物である
    ことを特徴とする請求項9記載のアンダーフィル方法。
  14. 【請求項14】 前記集積回路チップが、前記モールドキャビティ内に注入
    された前記モールド化合物により封止されることを特徴とする請求項9記載のア
    ンダーフィル方法。
  15. 【請求項15】 前記モールド化合物は、エポキシと70〜90パーセント
    のフィラー材を含むことを特徴とする請求項9記載のアンダーフィル方法。
JP2000619029A 1999-05-14 1999-05-14 モールドアンダーフィルを有するチップパッケージ Withdrawn JP2003500833A (ja)

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