JP2003500679A - 原子炉の燃料要素の検査方法及び設備 - Google Patents

原子炉の燃料要素の検査方法及び設備

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Abstract

(57)【要約】 原子炉の燃料要素を検査する方法及び設備を提供する。沸騰水炉の燃料要素(A、A′、B、B′)をそれらが炉心内に置かれている間にシッピングし、燃料要素を、それらの先端部が置かれているフード内のガスクッション下で自動的に加熱する。その際各々の燃料要素から水を採取し、この水のガス状放射性物質の内容を脱ガスによりオンラインで検査する。燃料要素をまず複数の群(I、II、III、IV)で検査し、もし個別の放射能があれば、引続き燃料要素を個々に検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、原子炉、特に沸騰水型原子炉の複数の燃料要素を、燃料要素が水中
の作業台上、特に未だ原子炉の圧力容器内の炉心内にある間に、その燃料棒から
の漏れを検査する方法及び設備に関する。その際欠陥のある燃料棒から放射性核
分裂生成物を放出させるため、燃料棒を加熱し、燃料要素の周囲から採取した検
体中の、放出された核分裂生成物の放射能を検出する。当該設備は、水中にある
燃料要素の少なくとも1つの上に配置され、かつその開口部が下方を向いたフー
ドを持つ。このフードから、採取装置を持つ少なくとも1つの採取フードが出て
おり、吸引した核分裂生成物の放射能を分析すべく、検査装置を備えている。
【0002】 原子炉では、燃焼した燃料棒を一定の時間間隔で新しい燃料棒と交換せねばな
らず、それらを引続き再使用可能な燃料要素と共に新たに炉心に配分する。通常
古い燃料要素は、作業台、即ち例えば原子炉の圧力容器内の下方の炉心格子から
持ち上げ、後に再度圧力容器に戻し炉心内の新たな位置で使用するために、ひと
まず他の作業台上、例えば個別の水槽中の貯蔵台上に置かれる。全処理工程中、
燃料要素は放射線防護の理由から水中にあり、その搬送は移動可能な燃料要素取
扱機の高さ調整可能なマストで行う。
【0003】 その際、軽水により冷却する原子炉の運転を停止せねばならず、このような運
転休止時間は費用の観点からできるだけ短縮せねばならない。
【0004】 しかし照射済み燃料要素は、それら燃料棒の被覆管が、先行する原子炉での運
転中に核分裂により燃料中に生じた放射性核分裂生成物が漏れ、原子炉の冷却水
を許容不可能に汚染するであろう漏出部位を持たない場合に限り再使用可能であ
る。燃料要素の光学的検査及び超音波又は渦状電流センサによる個々の燃料棒の
検査以外に、漏出部位を持つ燃料棒を含む燃料要素の識別には、所謂シッピング
が一般的である。この場合、燃料棒の充填物中に生じた核分裂生成物をできるだ
け多量に放出するため、また燃料要素の周囲から採取した検体を分析するため、
まず燃料棒の内圧とこれを囲む水中の外圧との間に圧力差を与える。この分析に
は放射線センサを使用できる。かかるセンサは、例えばガス状検体中のキセノン
133やクリプトン85等のガス状核分裂生成物又は水状検体中の水溶性核分裂
生成物、例えばヨウ素131やセシウム134に特に高感度である。
【0005】 照射済み燃料要素の漏出検査では、検査の確実性と迅速性が特に重要である。
【0006】 そのため、燃料要素を積載装置のマストで吊り下げ、上記の2つの作業台間を
運んでいる間に漏出部位の検査を行うマスト・シッピングが開発されている。加
圧水形原子炉の積載装置の場合、燃料棒の側方を保護するため、燃料要素を心出
し鐘形受け器内に引き上げ、更に積載装置の空洞のマスト内に入れる。その際、
燃料要素を数メートル引き上げるため、周囲の水中の静水圧は燃料棒の内圧に比
べて低下し、燃料棒の漏出部位で、圧力の均等化が起り、欠陥のある燃料棒から
の放射性核分裂生成物が放出される。また漏出する気泡を心出し鐘形受け器のフ
ードに集め、下から心出し鐘形受け器内に導入した冷却水を排除し、燃料棒の外
表面に吸収されるガス状核分裂生成物をも連れ出す洗浄ガスと共に採取するドラ
イシッピングも可能である。この場合、検査装置内で、採取したガスを電子的計
数器によりオンラインで分析する。即ち放出されたガス状核分裂生成物の放射能
を、燃料要素をなお積載マストに吊り下げている間に検出する。元来燃料要素や
心出し鐘形受け器内に存在した全冷却水が実際に交換される迄燃料要素の先端部
から水だけを採取する場合、洗浄ガスの導入及び採取は不要となる(ドライシッ
ピング)。この水の交換の際、元来分離していた気泡は、溶解されるか又はいず
れにせよ水流により連れ出され、それらの放射能を検査装置内で引続き検出する
ため、溶解した核分裂生成物と共に、採取水の脱ガス装置内での脱ガスに伴い再
び放出される。
【0007】 沸騰水形原子炉の取扱機のマストは、燃料要素をマストの外側に保持し、下方
に突出するグリッパを持ち伸縮可能な簡単なアームである。この場合も上述のマ
ストシッピング法は、燃料要素の先端部に被さり、下向きに開口するフード内に
グリッパが配置されているなら実施可能である。即ち沸騰水炉の燃料要素は、燃
料棒の側方を囲む燃料要素の容器を持ち、これはシッピングの際に、取扱機の空
洞のマスト内で心出し鐘形受け機の機能を果たす。炉心の寸法に応じてマストシ
ッピングには50〜120時間を要する。燃料要素を搬送中に最大限に検査した
としても、マストシッピングは、付加的時間を消費するものである。
【0008】 沸騰水形原子炉において時間を節約する別の方法として、複数の燃料要素を、
隔壁により個々の燃料要素を容れるための個々のセルに分割されているフードを
用いて同時に検査することも一般的である。この燃料要素の同時の検査は、ドラ
イシッピングとして実施できる。その際確かにごく僅かな水圧による圧力差が炉
心内の静止位置とシッピングが行われる位置との間に生じるが、核分裂気体の放
出は、燃料要素の先端部に被さるフード内に、その都度先端部が燃料要素ケース
の上縁まで、即ち燃料棒の冷却水の循環を実際に阻止するガスクッション内に、
かなり多量のガスを流入させることにより増強される。従ってこの燃料の残留熱
は、燃料棒の内部を加熱し、その熱により、水圧による圧力差を補うのに十分な
圧力差を生じる。漏出部位を出ていき、上に向かって泡立つ気泡は、フード下の
ガスクッションと合わさる。所定の加熱時間後、集まったガス状核分裂生成物を
含むこのガスクッションは典型的な核分裂生成物の存否を、例えば実験室で分析
するため吸い出される。
【0009】 ドライシッピングは、燃料要素を、洗浄ガスの導入のため、それらの下端を近
付けるべく炉心から持ち上げることなく、或いは燃料要素を動かさずに主に炉心
内で、即ち燃料要素がそれらの通常の作業台上(原子炉の圧力容器内にある炉心
格子又は貯蔵台)にある間に実施できる。それにより確かに燃料要素を持ち上げ
るための時間、とりわけ、同時に検査すべき全燃料要素を確実に検出する時間を
省くことになるが、ほぼ同じ時間をかけて、採取フードを作業台に厳密に位置決
めせねばならない。多数の燃料要素を同時に個々に、即ち各々個々の加熱及び採
取装置により、つまり装置に多大な費用をかけて初めて、検査が可能になるのあ
り、またフードを僅かに位置変えするだけで足りるなら、時間の節約は可能であ
る。しかし沸騰水形原子炉炉の炉心内には、各々4本の燃料要素が炉心格子の正
方形の網目内にあり、この網目の狭い空間比率は、各燃料要素の先端部に上昇す
る分裂気体を集める個別のガスクッションを形成するため、それら燃料要素ケー
ス間に更に隔壁を入れるのは事実上不可能である。更に燃料要素が通常原子炉の
放射線により異なる成長や歪みを蒙り、一本の燃料要素からの核分裂生成物が他
の燃料要素のガスクッション内に達しないなら、燃料要素ケースの上縁がガスク
ッションに達せねばならず、操作を更に困難なものにし、検査の質を落とす。
【0010】 従って燃料要素が作業台上に置かれているとき、ドライシッピングで炉心格子
の1つの網目にある4本の燃料要素の全燃料棒で漏れを一度に検査するのは、最
善の場合でも予備検査としての利用であろう。この場合4本の燃料要素の1つか
ら漏れる核分裂生成物を、例えば採取したガス検体の分析実験室で、共通のガス
クッション内及び長い採取管内で長い測定時間をかけて稀釈することが必要にな
る。その際もし周囲に比べ有意な放射能の増大が起これば、この網目の全燃料要
素の漏れを、後から個々に何らかの方法で検査せねばならなくなる。
【0011】 燃料要素が作業台上に置かれている場合に、ガスクッションからの気体の検体
の代わり、即ちドライシッピングの代わりに、むしろ燃料要素からの水の検体を
加熱してから採取し、引続き脱ガスする方法の欠点は、加熱中にガス状の核分裂
気体がガスクッション内に漏出し、そのため分析のため採取した、水中に溶解し
ているガスが失われてしまうことにある。しかし水中に放出された固体又は液体
の核分裂生成物を検出することはできる。そのために燃料要素から個々に採取し
た水の検体を実験室で、オフラインで検査可能である。このようにして30〜5
0時間以内で炉心内の全燃料要素を検査できる。
【0012】 少量しか生じない放射性気体の測定率を上げるため、この少量の気体に非放射
性のキャリアガスを混和し、センサの配列を介して回路内を何回も通す。こうし
て周囲中の正常な放射能に比べ統計的に有意な漏出を検出するため、放射能を何
回も検査する。このような統計的有意性は、欠陥のある燃料棒からの核分裂生成
物を検出する際に、原子炉の水槽中で燃料棒を有する燃料要素が既に検査されて
いる場合、そこに既に比較的高い放射能のバックグラウンドがあるので、極めて
重要である。
【0013】 本発明は、原子炉の個々の燃料要素を、できるだけ短時間に、かつできるだけ
簡単な手段で、その燃料棒からの漏れを検査することを課題とする。本発明は、
特に沸騰水形原子炉のために開発され、それについて説明するが、燃料要素ケー
スにより囲まれている他の燃料要素又は燃料要素内の冷却剤が側方から漏れるの
を阻止する、防護ケース内にある例えば加圧水炉の燃料要素にも使用できる。
【0014】 これを達成するために、本発明は、燃料要素を作業台上に置き、水中にある間
に、その燃料棒の漏出を検出する方法を用い、即ち欠陥のある燃料棒から放射性
核分裂生成物を放出するため、これら燃料要素を加熱し、燃料要素の周囲から採
取した検体から、放出された核分裂生成物の放射能を検出することにより検査を
行う。本発明の最も簡単な実施例では、燃料要素を順次検査し、その際まず1本
の燃料要素を加熱し、検体として加熱中に既に連続的にこの燃料要素から水を採
取し、連続的に脱ガスする。その際放出されたガス状核分裂生成物の放射能を連
続的に検出して連続的にガスを放出する。本方法はオンライン制御され、即ち連
続的な採取中にも測定結果が連続的に得られ、その結果からこの検査の終了が確
認でき、従って引続き別の燃料要素の検査を開始することができる。
【0015】 燃料要素は少なくとも、既に加熱前から、他の燃料要素に由来するガス状核分
裂生成物も溶解しているであろう水中にある。このような放射能のバックグラウ
ンドが測定結果への信頼性を損ねる。と言うのは、採取した水から、加熱時に燃
料要素から放出された核分裂生成物を検出するばかりでなく、脱ガスの際にこの
バックグラウンドの核分裂生成物も放出されることになり得るからである。本発
明によれば、できれば放射能を持たないか又はその放射能が、少なくとも順次検
査される全ての燃料要素で実際上一定しているキャリアガス(つまり、例えば採
取された周囲の空気又は窒素又は圧力瓶中で圧縮してある他の気体)を、採取し
た水に通すと有利である。水中でこのキャリアガスは、溶解した核分裂生成物の
このような残量も受け入れ、専ら圧力の低下又は類似の脱ガス処理により、簡単
には割れない泡を生ずる。この水は更に実際に完全に放出される。この水はそれ
から実際上完全に脱ガスされる。
【0016】 放出されるガスの放射能は、単数のセンサ又は次々に接続されている複数のセ
ンサの配列で検出できるが、その際この放出された核分裂生成物を何回も検査装
置の回路に通す必要がないことは有利である。このような何回もの検査は、確か
に計数比を高めるが、それにより欠陥のある燃料棒から放出される核分裂生成物
だけでなく、バックグラウンドの核分裂生成物をも何回も検出してしまうため、
有意量が高いかのように見せかけてしまう。つまりこの回路内で、遊離されたバ
ックグラウンドからの核分裂生成物のみを繰り返し更に計数して、計数比が上昇
しているのか或いはこの上昇が、加熱された欠陥のある燃料棒からの核分裂生成
物の漏出分の上昇により惹起されているのかを判定するのが難しくなる。むしろ
水の脱ガス中に生じるガスを1回だけ検査装置に通し、引続き排気管内に通すか
又は他の方法で廃棄するのが有利である。
【0017】 まず本発明の特に有利な実施形態をおおよそ、但し特別の例に基づき以下に記
載する。その際炉心の燃料要素は群及び区分に分割されており、理解を容易にす
るため括弧内にその都度具体例を示す。
【0018】 この実施形態では、燃料要素は炉心格子の網目内にあり、縁にある個々の網目
を除いて、炉心格子は各々4本の燃料要素を1つの網目内に含んでいる。この規
則的な配置は、燃料要素を一目瞭然の群に、例えば各々第1燃料要素(A、A′
)、第2燃料要素(B、B′)及び場合によっては更なる燃料要素を含む、燃料
要素(A、B、C、D)の第1群(I)、第2群(II)及び場合によっては他
の群に分割することを可能にする。少なくとも第1と第2群(I、II)を含ん
でいる第1区分(X)に属する燃料要素は、それらの燃料棒からの漏れを、他の
区分(Y)に属する第1燃料要素(A″)を検査する前に完全に検査すべきもの
である。
【0019】 即ちこの第1区分(X)に、少なくとも「第1」燃料要素(A、A′)及び「
第2」燃料要素(B、B′)が属する。この実施形態によれば、第1群(I)の
燃料要素(A、B、C、D)は一緒に加熱され、その際一緒の予備検査を、各々
採取装置、脱ガス装置及び放射能の検出装置により行われ、即ち第1群(I)に
属する全ての燃料要素の漏れを、この予備検査の際に冒頭に記載した原理により
同時に検査し、従って燃料要素を作業台上に載せたまま、加熱中に既に連続的な
水の採取、脱ガス及び放射能の検出が行える。水の採取中に核分裂気体を検出し
、検査をオンラインで行う。即ち放射能の最初の測定値が既に存在し、そして採
取、脱ガスを行っている最中に、この値を評価する。
【0020】 第1群に属する全ての燃料要素(A、B、C、D)からの水の採取に伴い放出
されるガス中の放射能が、検査を始める前の元の測定レベルもしくは周囲のレベ
ルから実際上上昇しないなら、この群の検査は完了する。予備検査中に既に有意
な放射能が生じたときだけ、この群の燃料要素を個々に、但し好ましくは同時に
検査し、その際当然この群に属する各々の燃料要素に採取、脱ガス及び放射能の
検査装置が必要になる(従ってもし群IIで有意な放射能が生じた場合には、各
々の場合、例えば同時に、各々4個の採取、脱ガス及び検出装置により、個々に
燃料要素(A′、B′、C′、D′)を検査する)。従って有意な群の最終検査
は、複数(4個)のこのような装置を必要とし、そのために備えた装置を予備検
査、好ましくは複数の群を同時に予備検査するために使用する。従ってこの例で
は、区分Xに属する群I、II及び更に2つの群を同時に検査することが可能に
なる。
【0021】 しかし縁部に1個の群が残っていてもよく、本方法を変更してこの群自体を区
分と見なし、また場合によっては、例えば第1燃料要素のみの、他の群よりも少
ない燃料要素を持つ群が存在してもよい。しかし本発明は、このような不完全な
区分及び/又は群も同じ装置で検査することを可能にする。
【0022】 最も簡単な場合には、燃料要素の加熱は冒頭に記載した方法で燃料要素の残熱
を利用して行う。それには、少なくとも第1群(I)に属する燃料要素(A、B
、C、D)そして好ましくは第1区分(X)に属する他の全ての燃料要素(A′
、B′、C′、D′)をも共通のフード下に保持し、このフード内にガスを流入
させることで燃料棒上にガスクッションを形成する。このフードは、燃料要素の
検査後に初めて、燃料要素から持ち上げる。
【0023】 この共同のフードは、燃料要素上で隔壁によりセルに分割するとよい。最も簡
単な場合、フードをセルに分割するのは、区分を群に分けるのに相当する。
【0024】 ガスクッションを各セル内に形成するため、これらセルから出ている充填レベ
ル検査管に水面が所定の高さを示すまでセル内にガスを通す。例えば燃料要素が
異なるメーカで製造され、又は先の運転サイクル中に異なる放射線の作用による
成長を蒙り、必ずしも全ての燃料要素が同じ高さではないため、燃料要素を互い
に密閉すべく、充填レベル検査管は燃料要素ケースができるだけガスクッション
に迄達するよう、各セル内の所定の水面の高さに応じ、個々に高さを調整するの
が望ましい。その際、充填レベル検査管は同時の排気にも使用でき、即ち充填レ
ベル検査管を介してガスが流出する迄ガスを流入させる。
【0025】 従ってこの装置は、少なくともこの1本の燃料要素(A)の先端部上に、下向
きの開口部を被せることができ、少なくとも1つの第1燃料要素(A)上に配置
可能なフード内にガスを流入させる装置と、検体を採取する装置と、ガスの放射
能を検出する装置とを含む。検体を採取する装置は、フード内に流入するガス中
で、水を連続的に採取するのに適し、かつそのように意図されている。この装置
は、脱ガス装置内に放出されたガスを連続的に通し、連続的にガスの放射能を測
定できる水を連続的に脱ガスする装置を介して、引続きガスの放射能を検出する
装置に接続されている。更に採取、脱ガス及び放射能を検出する装置を制御する
ための制御装置が設けられている。
【0026】 ガスの放射能を検出する装置が、脱ガス装置に接続している廃棄管内に配置さ
れていると有利である。脱ガス装置に連続的に発生するガスは、連続的に取り出
され、この廃棄管を介して脱ガス装置から引続き廃棄される。従って少なくとも
連続的な水の採取中、脱ガス装置とガスの放射能を検出する装置は、この廃棄管
のみにより互いに接続されている。これは、脱ガス装置と放射能検出装置が燃料
要素を検査する前に、一緒に排気及び洗浄用装置と接続することを不可能にする
ものではないが、少なくとも水の採取中に放射能検出装置から採取されたガスが
脱ガス装置内に逆流しないように、適切なシーケンス制御を行う。上述の排気及
び浄化装置はまた、脱ガス装置内で採取した水にキャリアガスを導入するのに有
利であり、このキャリアガスはこの採取した水中に気泡及び溶解したガス状核分
裂生成物の集合箇所を作る。欠陥のある燃料棒から追い出されたガス状核分裂生
成物も脱ガスされ、キャリアガスと共に放射能検出装置内に運ばれ、そこで燃料
棒の状態について極めて早期の判定を可能にする程に増加する。
【0027】 従ってこの装置は、少なくとも1つの第1燃料要素(A)又は複数の第1燃料
要素(A、A′)を含む燃料要素の第1区分(X)内で、少なくとも1つの第1
燃料要素(A)を加熱し、それにより加熱中に既に連続的に水を検体として採取
し、検査する本発明方法を可能にする。この水を連続的に脱ガスし、その際遊離
したガス中に放出されたガス状核分裂生成物の放射能を連続的に検出する。第2
区分(Y)に属する第1燃料要素の加熱及び検査、特に先端部の移動には、第1
区分(X)に属するこの第1燃料要素(A)を検査してから初めてフードを移動
させる。第1区分の複数又は全ての燃料要素(A、A′、B、B′・・・)上に
被さっており、加熱すべき単数又は複数の第1燃料要素の先端部を囲むガス充填
物を含むフードの下で、第1区分(I)に属する少なくともこの第1燃料要素(
A)を加熱すると有利である。
【0028】 こうして燃料要素の移動を回避できる。即ち時間のかかるフードの移動回数を
最低限とし、1つの区分に属する全燃料要素からの漏れを、有意と見なされる群
の数と同じ回数だけ燃料要素を個々に検査する工程を続けて行うだけで、同時の
加熱及び予備検査を行い、検出できる。各4本の燃料要素において、最多で4つ
の群を持つ区分が不都合な状況、即ち4つの群の各々が欠陥のある燃料棒を含む
という、実際上起こり得ない好ましくない状況の場合にのみ、第5の処理工程が
必要になる。
【0029】 加熱中にまず核分裂生成物が燃料棒内の漏出箇所付近から追い出され、従って
核分裂気体の放出が既に加熱と共に始まり、燃料棒内の比較的離れた箇所から、
特に燃料棒内の表面に近い気孔から第5の工程中にもなお連続的に核分裂気体が
生じるため、このようなことが起こり得る。確かに、燃料棒の表面温度は漸近的
に最高温度、例えば燃料の照射状態及び残留熱に応じ、炉水の温度より25〜4
0K高い温度に近づくが、絶えず流出し、かつ燃料要素の水中に集まる核分裂気
体の量は、最終工程中でもなお欠陥のある燃料要素の明確な識別に十分である。
【0030】 その際オンライン評価は、信頼できる結果が揃えば、直ちに検査を中止するこ
とを可能にする。その結果、これ迄通常30〜120時間かかっていた炉心全体
の検査時間が15時間以下に短縮できた。
【0031】 既に有意な測定値が存在するなら、例えば10K又はそれ以下の所定の温度差
があれば加熱に十分である。温度の監視は不要である。例えば通常オンラインで
生じる測定結果が、10Kだけ加熱するのに相当する時間後なお放射能の増大を
示さないとき、燃料要素は損なわれていないと見なし、検査を終了できる。著し
くばらついた測定値の場合のみ、放射能が所定の最小値を基本レベル以上に上げ
るかどうかを比較的長時間待つことが必要になる。遅くとも加熱時間後に10〜
15Kの値に設定した加熱時間後に、この判断は確実なものとなる。
【0032】 その際測定結果は、人間により又は自動的に評価できる。特に加熱と検査は、
フードを燃料要素上に配置し、例えば採取及び検査装置内の搬送ポンプと弁に接
続すると、直ちに開始される検査プログラムにより自動的に制御できる。
【0033】 フードから出ている充填レベル検査管が、フード下の水面の所定高さを表示す
る迄、このフードの下にガスを導入するとよい。一般に燃料要素ケースの上縁が
フード下の水面迄達すると、その燃料要素ケースの内部が別の燃料要素内の採取
管に対して遮断されるので有利である。従って燃料要素内の欠陥のある燃料棒か
ら出てくる核分裂生成物が、隣接する燃料要素内に達することはなく、この燃料
要素の結果を誤らせることはない。この水の採取は、気密性を損ねた溶接継ぎ目
から漏出する可能性のある核分裂生成物をも検出するため、燃料棒の端栓の上か
らできるだけ離れて、望ましくは各燃料要素の先端部内にある燃料棒保持板の上
方で行う。これは、燃料要素の個々の長さに配慮し、採取管及びガスクッション
下の水面の位置決めを要求する。
【0034】 全燃料要素上に被さっている共通のフード下で、第1区分(X)の全燃料要素
を加熱すると有利である。特にこのフードは、各々高さを調節できる個別の充填
レベル検査管を持ち、この管を介して隔壁により排気可能な個々のセルに分割で
きる。その結果、燃料要素群の上方に配置されたガスクッション下の水面を、異
なるセル内にある燃料要素の寸法に適合させられる。従って加熱のため、隔壁に
よりこのフード内に形成されている全セル内にガスを通し、それらセルに各々個
々に高さを調節できる充填水位検査管を外向きに通す。このガスの導入は、充填
水位検査管がガスを含むと終了する。そのため充填水位検査管の口迄水面が低下
すると、直ちにガスを充填された充填水位検査管から生じる気泡を探知し、セル
の排気に使用できる水中ビデオカメラが有利である。
【0035】 好ましくは、このフードは、各々燃料要素の群の先端部上に配置され、かつ各
々採取及び脱ガスのための装置に別々に接続された隔壁で分割されており、各燃
料要素に採取接続管が設けられる。その際、特にフード下の各燃料要素に個別の
採取管が設けられ、その一端はフードから出ている排気管(例えば充填レベル検
査管)の下方の所定の位置内の燃料要素の先端部(例えば燃料要素の燃料棒)の
上に配置される。それによりフードのガスクッション下の水面が採取管の採取部
上に留まり、従ってこの管は水を運び、ガスは運ばない。
【0036】 第1区分(X)に属する全燃料要素の機密性についての検査を終了して初めて
、このフードを別の区分に属する少なくとも1つの燃料要素上に被せ、この別の
区分に属するこの燃料要素(A、A′、B、B′・・・)を検査する。
【0037】 既述のとおり、炉心格子の縁部は完全な群(4本の燃料要素)を形成する格子
の網目にもはや分割できない場合がある。しかしこの場合も、本発明の設備と方
法を使用できる。つまり、単数又は複数の第1燃料要素(A、A′)の他、単数
又は複数の第2燃料要素も含む区分(X)の燃料要素を加熱し、検査する。その
ため、第1区分(X)の少なくとも第1燃料要素(A)と少なくとも第2燃料要
素(B)を含む、少なくとも第1群(I)の燃料要素を、第1工程で一緒に加熱
し、第1群(I)の燃料要素(A、B・・・)に共通の予備検査を行い、加熱中
に各燃料要素からの水を連続的に採取し、共通の脱ガス装置内で連続的に脱ガス
する。更にその際分離したガスガス中に含まれるガス状核分裂生成物の放射能を
検出すれば、第1群(I)の全燃料要素(A、B・・・)の漏れを一緒に検査で
きる。有意な放射能を検出した場合のみ、第1群(I)の燃料要素(A、B・・
・)を第2工程で互いに独立して行う連続的な水の採取、独立して行う脱ガス及
び独立して行う放射能の検出により、個々に検査する。
【0038】 その際好ましくは第1工程で共通の予備検査を行った燃料要素を第2工程で一
緒に、即ち同時に、但し独立して検査する。即ちその都度個別の採取装置、脱ガ
ス装置及び検査装置により有意な放射能を示すこの群に属する各燃料要素を検査
する。
【0039】 好ましくはセルもしくは群は、各々同数の燃料要素(この例では4本)から成
り、採取装置の数も同様にこの数と同じであり、これらの採取装置の少なくとも
幾つかは、1つの群に属する個々の燃料要素の採取管から、他の群に属する個々
の燃料要素の採取管及び1つの群に属する採取管の結合部に切り換えられる。こ
れは、採取装置をそれらに接続する脱ガス装置及び検査装置を、1つには共通に
複数の群を同時に予備検査するため、また1つには有意な放射能を示す群の個々
の燃料要素を同時に最終検査するために、何回も使用することを可能にする。
【0040】 この結果は、四角形の通常の沸騰水炉の場合、燃料要素の配列にとって、この
区分内の群の数が1つの群内の個々の燃料要素の数と同じであると、即ち各々4
本の燃料要素(A、B、C、D、A′、B′・・・)から成る4つの群(I、I
I、III、IV)が、フードの下で検査される1つの区分を構成すると、特に
有利である。
【0041】 本発明の考え方において、燃料要素が六角形の断面を持ち、東欧の構造形式の
軽水炉型原子炉のようにケースにより囲まれている限り、沸騰水型原子炉と同様
に扱える。この場合、各々3本の燃料要素を有する2つの群から成るか又は各々
2本の燃料要素を有する3つの群から成る区分を形成すると有利である。その際
炉心の周辺に生ずる各々の燃料要素の位置をフードの下に置くことができない区
分及び群の場合、その全ての工程で、存在する全ての装置を使用できず、むしろ
それらの幾つかを停止する。また炉心周辺で採取管又は充填レベル検査管をフー
ドに占有されない位置で遮断できると有利である。
【0042】 本発明の有利な実施例を5つの図面に基づき以下に詳述する。
【0043】 図1によれば、原子炉圧力容器1は沸騰水形原子炉内の冷却水の表面2下にあ
り、一方ブリッジ又はランプ3上の取扱機4はこの表面を移動できる。取扱機4
は先端にフード6が配置された伸縮可能なアーム形マスト5を持っている。
【0044】 原子炉の燃料要素は、原子炉の圧力容器1内下方の燃料要素格子8上に載って
おり、フード6はマスト5の操作位置内で区分Xに属する燃料要素7の先端部に
被さり、他方他の燃料要素70は第2区分と他の区分に割り当てられている。
【0045】 図2によれば、フード6は隔壁9により個々のセル12に分けられ、これら隔
壁9は上方の炉心格子のバー10上に載っている。炉心格子の各網目は各々4個
の燃料要素の群を含み、フード6は隔壁9により4つのセルに分割され、その中
に各区分Xに属する燃料要素の1群がある。図2は、各々第1群I及び第2群I
Iに属する区分Xの第1燃料要素A、A′と第2燃料要素B、B′のみを示す。
第1群Iの2つの他の燃料要素C、D又は群IIの燃料要素C′、D′並びに区
分Xの残りの群III及びIVはこの図には現れない。
【0046】 フード6は、区分Xに空間的に隣接する燃料要素70の先端部上に位置付けた
枠13内に配置されている。この枠13は、充填レベル検査管15の出口の端部
に向いているビデオカメラ14を備える。これらの充填レベル検査管15は、ま
ず柔軟なホースとして高さ変更装置15aの接続部に通されており、この接続部
に排気管15bが接続している。排気管15bは、先端に2つの歯がついたフォ
ーク状に枝分かれし、バンドルとして水から出ている柔軟な採取管16の端部を
形成する採取管16aに固定されている。充填レベル検査管15は、見易くする
ため図2では燃料要素A及びB′用のもののみを示すが、相応する排気管は他の
全燃料要素に通じる採取管にも配置されている。
【0047】 高さ変更装置15aにより排気管15b及び採取管16bは、それらが正確に
各燃料要素の先端部に位置付けられる迄一緒に沈下される。この位置付けは、例
えばフォーク形の採取管16aの分岐点が燃料要素の先端部11の取っ手110
上に固定されるか又は採取管16aの端部が上方の当該燃料要素の棒保持板11
2上にあるように行われる。
【0048】 例えば採取管16を介してフード6の下のセル内にガスが注入されると、水面
17aはこれらセル内で水面が排気管15bの下方の開口に達する迄低下する。
他のガスは相応する排気管を通って出ていくので、その端部が最も高いところに
あるセルの排気管15bが、セル内で生じるガスクッション下の水面を決定し、
またビデオカメラ14が向けられているこの排気管のもう一方の端部に気泡を生
ずる。その際相互に固定されたこの排気管と採取管とを調整することで、この採
取管は常にこうして調整された水面の下で水の採取を保証されている。更に一般
に各燃料要素の燃料要素ケースの縁23は、比較的離れて上に向かってこの上方
の棒保持板112上に突出している。従って、通常採取管と排気管の位置を互い
に調整することにより(異なる製造寸法又は異なる照射後の成長により)、必ず
しも全て同じレベルにない燃料要素の場合でも、1つの群の燃料要素ケースが常
に相応するセルのガスクッション下の水面17aの上方に若干突き出ることを保
証できる。従って燃料要素の水の中に生ずる核分裂生成物が、この水を介して他
の燃料要素の採取管に達することはない。更に、燃料要素のこの水は、加熱中で
圧力差が生じている間に既に採取され、核分裂生成物が複数の燃料要素の共通の
ガスクッション内に達することはない。従って、核分裂生成物は最初に欠陥のあ
る燃料棒から徐々に放出される。
【0049】 図3は、既に図2に示した群Iの燃料要素A、A′と第2燃料要素B、B′並
びにこれら群の両方の残った燃料要素及び第1区分Xの更なる2つの群III、
IVの相応する燃料要素を示す。更に別の第2区分Yに属する別の燃料要素70
も示してある。その他に、図3は、原子炉の水槽の水面上に突出する本発明によ
る設備の構造部材のみを示す。これらには相応する採取装置18を介して採取管
16に接続する4個の脱ガス装置17が属する。脱ガス装置17内に放出される
ガスは、各々ガス搬送装置及びガス中の放射能検出のために設けた検査装置を含
む構造群19により取り出される。検査装置の測定信号は、管チャネル20を介
して測定値を評価する電子器機21に送られ、それらを測定曲線の形でスクリー
ン22に表示する。該信号はプログラミングされた制御装置25に出口管24を
介して送り込まれる。制御導線26は、コントロールユニット25から出発し、
まず採取装置18と搬送装置を制御し、脱ガス装置17中に放出されたガスの除
去及びこのガスの放射能の検出をアセンブリ19内で制御する。
【0050】 図3は、第1区分X内の燃料要素の群毎に、予備検査時に役立つ実施形態を示
す。図3は、各々採取装置18の採取管16が何回も枝分かれし、同様に分岐管
にある制御装置25の制御導線26により作動される閉鎖バルブ28、28′で
分岐していることを示している。
【0051】 図3中に、まず群の第1燃料要素Aからの水を、第1群Iの第2燃料要素B及
び他の燃料要素からの水と一緒に、4つの採取管18の1つ、即ち脱ガス装置及
び構造群191を有する装置181(検査装置)に通し、その際遮断弁28がこ
れらの管内で通路を制御(即ち開口)しているのが解る。更に、群Iの第1燃料
要素と接続している同じ採取装置18も、3つの更なる採取管16′と接続して
おり、それらの遮断弁28′が閉じた状態にあることを示す。これら採取管16
′に、図4内に示す配置に相応しい採取装置が、各々選択的に他の群II、II
I及びIVの1つの第1燃料要素を接続するため設けられる。
【0052】 即ち構造群191の検査装置も、他の検査装置の1つも、チャネルのいずれか
に有意な放射能の増大が生じないなら、第1群Iに属する全燃料要素の検査は既
に終了していることになる。その場合取扱機を介して採取フードを持ち上げ、全
遮断弁を制御装置25により開口し、全ての管を採取装置18を介して貯蔵水に
より浄化する。こうしてから採取フードを燃料要素の別の区分上の新たな位置に
配置し、まず採取装置18を介して脱ガス装置17を新鮮空気で洗浄し、採取管
16を介して新鮮空気を新たな位置に固定したフードの下に搬送するようにして
、新たな区分の燃料要素の検査を開始する。
【0053】 しかし例えば群IIIの測定チャネルに、有意な放射能の増大が検出されたな
らば、このチャネルに属する群中のある燃料要素は漏れており、この要素を同定
しなければならない。そのため図4に示すように、既に予備検査中に使用した装
置を別の方法でそれらの遮断弁28、28′によりこの燃料要素に割り当てる。
【0054】 従って、例えば図3で、第1群に属する第1及び他の全燃料要素に接続されて
いた採取装置181を、有意な放射能を持つ群に属する第1燃料要素のみに接続
するよう切り換え、同様に各々別の採取装置の1つをその都度この有意な群に属
する各燃料要素に切り換える。かくして個々に各燃料要素を採取、脱ガス及び検
査により検査し、表示装置22内の相応する測定曲線が欠陥のある燃料要素を識
別することを可能にする。採取装置の個々の燃料要素への割り当ては、制御装置
25を介し遮断弁28の操作によるプログラム制御で行う。
【0055】 図5は、検査すべき燃料要素を入れた水面40上の水の回路を示す。この回路
は、採取管16と採取装置181を介して脱ガス装置171の収集タンクに、図
3及び図4によれば単数又は複数のフードの下で採取した水を供給し、この水を
脱ガスした後、溢流管16aを介して収集タンクに回収する。脱ガス装置171
の収集タンク内に導管41が開口しており、該導管41は、例えばポンプ42及
び空気濾過器43を介して周囲空気を採取する。しかし同様に絞り弁を介して圧
力容器から窒素又は何らかの他の非放射性気体を脱ガス装置(171)の収集タ
ンク内に導入してもよい。このキャリアガスは、脱ガス装置171の収集タンク
内に集められた水を通って泡状に流入し、採取された水に溶解し、遊離した全て
のガスを集める。これらガスの放出は、この例では対応する排出ポンプ181a
と共に収集タンク内に負圧を作るポンプ191aで容易に行われる。ここに示す
ポンプ、復水器及び類似の搬送装置181、181a、191a及び42は、同
時に検査装置191bの評価装置21と共に制御装置25で制御され、この場合
収集タンク内の燃料要素の検査中に燃料要素からの水を採取及び放出し、キャリ
アガスと混和した核分裂生成物の搬送に適した圧力比を保証するのに相応しく、
当業者に何時でも設けられる手段として、この図では単に象徴的に示す。
【0056】 図示の場合、検査装置191bはβ計数器19aとγ計数器19bを含み、そ
れらのスペクトル感度は特に最多頻度で生じる核分裂生成物のエネルギースペク
トルに適合している。センサの数と形式は、専門家が燃料棒内での発生を第1に
予想する同位体に応じて選択される。
【0057】 廃棄管44は、一方で検査装置191bの入口を脱ガス装置171と接続し、
又他方でこの検査装置191bの出口を原子炉の排気チャネルと接続する。
【0058】 燃料要素からの水の検体を検査する前に、設備を、同じ水槽からのものである
が、既に加熱状態にある燃料要素に被せられたフードの下に入れられていない水
で洗浄する。従ってこの時点で、既に採取した水中に元々存在し、一定の放射能
のバックグラウンドを後の測定に形成する核分裂気体のみが採取した水中に放出
される。ところで、もし管16に接続されているフードの下にある燃料要素を加
熱したとき、検査装置内で検出される放射能が上昇するならば、この上昇は加熱
状態にある燃料要素からの漏れた核分裂生成物に起因するものであり、測定値は
核分裂気体の放出が増加する程度により上昇する。その結果、燃料棒の被覆内の
欠陥を早期に検出し、早期に他の燃料要素の測定に移行できる。
【0059】 本発明は沸騰水形原子炉用の燃料要素及び原子炉圧力容器内への配置に限定さ
れない。むしろこの種燃料要素の燃料要素ケースの機能も他の容器により又は、
例えば相応する貯蔵台の相応するシャフトにより行うことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 原子炉圧力容器及び燃料要素取扱機を備えた本発明による設備の断面図。
【図2】 炉心格子の2つの網目内の燃料要素の上端部並びに水中に配置された本発明に
よる装置の部分図。
【図3】 水上に配置された設備の一部と燃料要素の1区分の予備検査中の概略配置図。
【図4】 有意な放射能を有する燃料要素の1群の最終検査のもとの儘の配置図。
【図5】 検査装置を含む廃棄管を有する脱ガス装置の配置図。
【符号の説明】
1 圧力容器 2 冷却水の水面 3 ランプ 4 取扱機 5 マスト 6 フード 7、70 燃料要素 8 作業台(格子) 9 隔壁 10 バー 11 燃料要素の先端部 12 セル 13 枠 14 ビデオカメラ 15 充填レベル検査管 15a 高さ変更装置 15b 排気管 16、16a、16′ 採取管 17、71、171 脱ガス装置 18、181 採取装置 19、191 アセンブリ 19a β計数器 19b γ計数器 20 管チャネル 21 評価装置 22 スクリーン 23 燃料要素ケースの縁部 24 出口管 25 制御装置 26 制御管 28、28′ 遮断弁 40 水面(水のレベル) 41 管 42、191a ポンプ 43 空気濾過器 44 廃棄管 110 取っ手 112 燃料棒保持板 181a 搬送装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),JP,US Fターム(参考) 2G067 AA48 BB07 BB25 CC15 DD18 2G075 AA03 CA38 DA04 DA08 DA14 DA16 FA04 FA12 FA13 FA18 FB08 FB09 FB10 FC03 FD02 GA15

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原子炉の作業台(8)上及び水中に置いた燃料要素(A、B、
    A′、B′)の燃料棒からの漏れを検査するため、これら燃料要素を加熱し、欠
    陥のある燃料棒から放射性核分裂生成物を放出させ、これらの燃料要素の周囲か
    ら採取した検体中の放出された核分裂生成物の放射能を検査する方法において、
    燃料要素の単数又は複数の第1燃料要素(A、A′)を含む第1区分(X)内の
    少なくとも1つの第1燃料要素を加熱し、加熱中に連続的に検体としての水を第
    1燃料要素(A)から採取し、連続的に脱ガスし、その際連続的に放出されるガ
    ス中の、放出されたガス状核分裂生成物の放射能を連続的に検出し、次に第1区
    分(X)に属するこの第1燃料要素(A)を検査してから初めて、燃料要素の別
    の区分(Y)に属する燃料要素(70)を加熱することを特徴とする原子炉の燃
    料要素の検査方法。
  2. 【請求項2】連続的に放出されたガスの放射能を検出した後廃棄処理し、廃
    棄処理前に1回だけ通す検査装置内のガスの放射能を検出することを特徴とする
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】水の採取後、この採取した水にキャリアガスを通し、このキャ
    リアガスを放出されたガス状核分裂生成物と共に検査装置に通すことを特徴とす
    る請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】第1区分(X)に属する少なくとも1つの第1燃料要素(A)
    を、第1燃料要素(A)の先端(11)を囲むガス充填物を含み、第1区分(X
    )に属する複数の燃料要素上に被さっているフード(6)の下で、最大でも所定
    の温度差で加熱することを特徴とする請求項1乃至3の1つに記載の装置。
  5. 【請求項5】フードから出ている充填レベル検査管(15)が、フード (
    6)の下で水面(17a)が所定の高さを表示するまで、ガスをフード(6)の
    下に通すことを特徴とする請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】全燃料要素上に被さる共同のフード(6)の下にあり、第1区
    分に属する全燃料要素(A、A′、B、B′・・・)を加熱することを特徴とす
    る請求項1乃至5の1つに記載の方法。
  7. 【請求項7】フード(6)を隔壁(9)により個々のセルに分割し、それら
    セルから各々別個に高さを調整できる充填レベル検査管(15)を外側に通じさ
    せ、この充填レベル検査管(15)がガスを含むまで、全てのセル内にガスを通
    すことを特徴とする請求項6記載の方法。
  8. 【請求項8】第1区分(X)に属する全燃料要素(A、A′、B、B′ ・
    ・・)の漏れを検査した後初めてフード(6)を他の区分(Y)に属する少なく
    とも第1燃料要素(70)上に被せ、その後この別の区分(Y)に属するこの第
    1燃料要素(70)を加熱することを特徴とする請求項4乃至7の1つに記載の
    方法。
  9. 【請求項9】加熱及び検査を検査プログラムにより自動的に制御することを
    特徴とする請求項1乃至8の1つに記載の方法。
  10. 【請求項10】燃料要素の第1区分(X)が、単数又は複数の第2燃料要素
    (B、B′)から成り、第1区分に属する少なくとも1つの第1燃料要素(A)
    と少なくとも1つの第2燃料要素(B)とを含み、第1群(I)に属する燃料要
    素(A、B)を一緒に加熱し、第1群(I)に属する燃料要素に共通の予備検査
    を行い、その際加熱中に水を各燃料要素から連続的に採取し、共同の脱ガス装置
    内で連続的に脱ガスし、更に放出されたガス中に含まれるガス状核分裂生成物の
    放射能を検出することにより、第1群(I)に属する全燃料要素(A、B)の漏
    れを一緒に検査し、かつ有意の放射能を検出した場合だけ、第2工程で第1群(
    I)に属する燃料要素(A、B)を互いに独立して行う連続的な水の採取、独立
    して行う脱ガス及び独立して行う放射能の検出により、別個に検査することを特
    徴とする請求項1乃至9の1つに記載の方法。
  11. 【請求項11】第1工程で共同の予備検査を行った燃料要素(A、B)を、
    第2工程で同時に各々個別の採取装置(18)、脱ガス装置(17)及び検査装
    置(19)により検査することを特徴とする請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】−燃料要素の第1区分(X)が各々複数の燃料要素(A、B
    、A′、B′)から成る、各々少なくとも1つの第1及び第2群(I、II)を
    含み、各群(I、II)が1つの第1燃料要素(A、A′)と第2燃料要素(B
    、B′)を含み、 −第1群(I)に属する燃料要素(A、B)を一緒に加熱し、予備検査を採取装
    置(181)、脱ガス装置(171)及び放射能検出装置(191)により行い
    第1群(I)に属する全燃料要素の漏れを共同で検査し、 −第2もしくは他の全ての各群(II)にも、同様の予備検査を行い、 −その予備検査の際、既に有意な放射能が見つかった群(II)内で、この群(
    II)の全ての個々の燃料要素(A′、B′)を、採取、脱ガス及び放射能検出
    用の個別の装置(18、17、19)により個々に検査し、 −個別の燃料要素(A′、B′)の個々の検査のために設けた採取装置(18)
    、脱ガス装置(17)及び放射能検出装置(19)を、その都度群(I)に属す
    る燃料要素(A、B)に共同の予備検査を行うために使用することを特徴とする
    請求項1乃至11の1つに記載の方法。
  13. 【請求項13】第1区分に属する群(I、II)の予備検査を同時に行うこ
    とを特徴とする請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】群(II)に属する燃料要素(A′、B′)の個々の検査を
    同時に行うことを特徴とする請求項12又は13記載の方法。
  15. 【請求項15】第1群(I)に属する燃料要素(A、B)を共同のフード(
    6)の下、好ましくは隔壁(9)により燃料要素(A、B、A′、B′)上に形
    成された、第1区分(X)に属する全燃料要素(A、A′、B、B′)の、共同
    のフード下のセル(12)内にガスを通して加熱し、それら燃料要素の検査後に
    初めてフード(6)を持ち上げて燃料要素から取り外すことを特徴とする請求項
    10乃至14の1つに記載の方法。
  16. 【請求項16】セルから出ている充填レベル検査管(15)がセル(12)
    内で所定の水面(17a)の高さを表示するまで、ガスをセル(12)内に通す
    ことを特徴とする請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】充填レベル検査管(15)の高さを、セル(12)内で、各
    セル(12)内の水面(17a)の所定の高さに応じて個別に調整し、これらセ
    ルにそれらの充填レベル検査管(15)を介してガスが排気されるまで、ガスを
    導入することを特徴とする請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】下向きの開口部により少なくとも1つの燃料要素(A)の先
    端部(11)上に被せることができ、少なくとも1つの第1燃料要素(A)上に
    配置されたフード(6)、このフード(6)内にガスを流入させるための装置1
    81並びに検体を採取し、ガスの放射能を検出する装置(18、19)を有し、
    作業台(8)上及び水中に置かれている原子炉の燃料要素(A、A′、B、B′
    )を検査するための設備において、採取装置(18)がフード(6)内に導入可
    能なガス中で水を連続的に採取し、かつ連続的に水を脱ガスする装置(17)と
    接続されており、ガスの放射能を検出する装置(19)が、脱ガス装置(17)
    内にガスを連続的に通し、かつこの放射能を検出する装置(19)を介して放射
    能を連続的に検出し、かつ採取、脱ガス及び放射能検出装置(17、18、19
    )を制御装置(25)のプログラムにより制御することを特徴とする作業台(8
    )上及び水中に置かれた燃料要素の検査設備。
  19. 【請求項19】ガスの放射能を検出する装置(19)が、脱ガス装置(17
    )に接続した廃棄管内に配置されており、水の連続採取中に廃棄管のみを介して
    脱ガス装置(17)と接続されたことを特徴とする請求項18記載の設備。
  20. 【請求項20】脱ガス装置(17)内で、採取した水にキャリアガスを導入
    することを特徴とする請求項18又は9記載の設備。
  21. 【請求項21】フード(6)が、隔壁(9)により個々のセル(12)に分
    割されており、各々別個に高さ位置を調整できる個別の充填レベル検査管(15
    )を持ち、この充填レベル検査管を介して排気されることを特徴とする請求項1
    8乃至20の1つに記載の設備。
  22. 【請求項22】少なくとも充填レベル検査管(15)をビデオカメラ(14
    )により監視することを特徴とする請求項21記載の設備。
  23. 【請求項23】燃料要素(A、B)の群(I)の先端部(11)上に各々配
    置され、別個に採取装置(18)及び脱ガス装置(17)に各々接続されるフー
    ド(6)が、隔壁(9)により個々のセル(12)に分割されており、採取接続
    部(16a)が各燃料要素に設けられたことを特徴とする請求項18乃至22の
    1つに記載の設備。
  24. 【請求項24】異なる脱ガス装置(17、171)からの複数のガスの放射
    能を検出すべく、複数の装置を備えることを特徴とする請求項23記載の設備。
  25. 【請求項25】セル(12)が、各群(I、II)で各々同数の燃料要素(
    A、B、C、D)から成り、採取装置(18)の数が1群の燃料要素の数に等し
    く、群(I)に属する個々の燃料要素(A、B)の採取管(16)の少なくとも
    これらの採取装置(18)の幾つかを、他の群(II)に属する個々の燃料要素
    (A′、B′)の採取管及び群(I)に属する採取管の接合部に切り換え可能で
    あることを特徴とする請求項24記載の設備。
  26. 【請求項26】フード(6)下の各燃料要素(A、A′、B、B′)が採取
    管(16)を備え、その一端(16a)が、フード(6)から出ている排気管(
    15a)の下方の所定の位置内で先端部(11)に、かつ燃料要素(A)の燃料
    棒上に配置されたことを特徴とする請求項18乃至25の1つに記載の設備。
JP2001500283A 1999-05-26 2000-05-26 原子炉の燃料要素の検査方法及び装置 Expired - Fee Related JP4313970B2 (ja)

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