JP2003348476A - 番組情報作成装置と方法及び受信装置 - Google Patents

番組情報作成装置と方法及び受信装置

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JP2003348476A
JP2003348476A JP2003130334A JP2003130334A JP2003348476A JP 2003348476 A JP2003348476 A JP 2003348476A JP 2003130334 A JP2003130334 A JP 2003130334A JP 2003130334 A JP2003130334 A JP 2003130334A JP 2003348476 A JP2003348476 A JP 2003348476A
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Aki Nakagawa
亜紀 中川
Takeshi Nagao
武司 長尾
Yuiko Arai
結子 荒井
Hiroki Shinohara
弘樹 篠原
Takayuki Suzuki
孝幸 鈴木
Yoshimasa Goto
吉正 後藤
Hiroyuki Nishi
宏幸 西
Yasuhiro Nakamura
康浩 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視聴者に配慮したPPV番組の表示切り替え
を実現する放送システムを提供する。 【解決手段】 番組情報作成装置13は、PPV番組と、
そのPPV番組のプロモーション番組とを同時刻に放送
するとともに、PPV番組及びプロモーション番組の双
方の番組情報に相互の番組をリンク付ける情報を含めて
放送する。放送受信装置20は、視聴中のPPV番組の視
聴条件を満たしていないとき、このPPV番組とリンク
するプロモーション番組の視聴に切り替える。視聴条件
を満たさないPPV番組を視聴したときに、画面がブラ
ックアウトになる不快感を除くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、映像・音声の主番
組情報に番組情報を多重化して放送する放送システム
と、それに用いる放送局側及び受信側の装置に関し、特
に、番組情報を利用して、視聴条件を満たしていない場
合の番組表示の切り替えを実現するものである。
【0002】
【従来の技術】我が国では、西暦2000年のデジタル
衛星試験放送を目指して、放送のデジタル化が着々と進
められている。欧州では、標準化組織DVBが、映像や
音声の符号化や多重化にMPEG2を用いるデジタル放
送規格DVB(Digital VideoBroadcasting)を定めて
おり、この規格に準拠したデジタル衛星放送が1995
年から開始されている。
【0003】デジタル衛星放送を始めとして、アナログ
方式で映像信号を伝送する現行のBS衛星放送などで
は、映像・音声の主番組情報にデータを多重化して伝送
することが可能であり、また、アナログの地上波テレビ
放送でも、VBI(垂直帰線期間)に2値のデジタル情
報を多重して伝送するデータ多重放送が実用化されてい
る。多チャンネル化が進むデジタル放送では、このデー
タとして、放送スケジュールやチューニング情報を含む
番組情報(EPG)が伝送される。
【0004】従来のデジタル衛星放送システムを構成す
る放送局は、図24に示すように、主番組情報や番組ス
ケジュール情報を保持する放送データベース11と、主番
組情報のストリームを生成する映像/音声ストリーム生
成装置12と、番組情報を作成する番組情報作成装置13
と、番組の視聴に対する課金情報を管理する課金情報管
理システム16と、主番組情報、番組情報及び課金情報を
多重化したトランスポートストリーム(TS)を送出す
る多重化装置(MUX)17とを備えており、番組情報作
成装置13は、放送データベース11から入手した番組スケ
ジュール情報を基に番組情報を作成する番組情報データ
作成部14と、この番組情報を繰り返し送出する送出部15
とを具備している。
【0005】一方、放送受信装置20は、TSを受信して
復調する受信部21と、受信信号から映像・音声や番組情
報をデコードする表示処理部22と、番組情報から表示用
の番組表を作成するEPG処理部23と、ユーザの予約操
作に基づいて予約された番組の視聴や録画を管理すると
ともに、有料のPPV(pay per view)番組の購入状況
について公衆回線50を通じて放送局10の課金情報管理シ
ステム16に通知する予約管理部24と、視聴する番組が視
聴条件に合っているかどうかを管理する条件管理部25
と、映像・音声を表示する表示部(TV)26とを備えて
いる。
【0006】図25は、放送受信装置20のハードウエア
を示している。アンテナ71で受信された信号の同調を取
るチューナ72、復調する復調回路73、CPU76及びメモ
リ78が受信部21を構成し、復調信号を映像・音声信号と
番組情報データとに分離するデマルチプレクサ74、映像
・音声信号をデコードするAVデコーダ75、番組情報デ
ータをデコードするセクションデコーダ77、リモコン82
からの指令を受ける受光部79、CPU76及びメモリ78が
表示処理部22を構成し、CPU76及びメモリ78がEPG
処理部23を構成し、購入状況を記憶するICカード80、
公衆回線50を通じて通信を行なうモデム81、CPU76及
びメモリ78が予約管理部24を構成し、また、モデム81、
CPU76及びメモリ78が条件管理部25を構成している。
【0007】このシステムの放送局10では、番組情報作
成装置13の番組情報データ作成部14が、放送データベー
ス11から番組スケジュール情報を入手して番組情報デー
タを作成し、送出部15に出力する。この番組情報データ
には、TSへのチューニング情報を含むネットワーク
(複数のトランスポンダのまとまり)に関する情報、サ
ービス(チャネル)に関する情報(サービスID、サー
ビス名、サービス種など)、イベント(番組)に関する
情報(番組ID、番組名、番組開始時刻、番組長)など
が含まれる。送出部15は、このデータをMUX17で多重
化可能なMPEG2TSパケットに分割して、繰り返し
出力する。
【0008】送出部15から出力された番組情報データ
は、映像/音声ストリーム生成装置12から出力された主
番組情報及び課金情報管理システム16から出力された課
金情報とともに、MUX17でTSに多重化され、トラン
スポンダ(衛星中継器)を介して放送される。番組情報
は、繰り返し同じ内容が放送される。番組情報には、そ
の送出単位ごとにバージョン番号が付されており、内容
が変わるとバージョン番号が上がる。放送受信装置20
は、放送された番組情報を受信し、そのバージョン番号
を見て最新の番組情報をメモリに保持する。そのため
に、放送受信装置20は、番組情報を常に監視してバージ
ョン番号が上がるごとに更新するか、必要となったとき
に番組情報を取得するか、あるいは、定期的(例えば1
日に1回)に番組情報を取得する。
【0009】番組情報を含む放送波は、受信部21で復調
され、表示処理部22でデコードされ、バージョン番号か
ら見て最新の番組情報がメモリに保持される。EPG処
理部23は、メモリに保持された番組情報のネットワーク
に関する情報から、ネットワーク内にあるすべてのサー
ビス(チャネル)のサービス番号のリストを取得する。
次いで、番組情報のサービスに関する情報から、サービ
スID、サービス名などを取得し、また、イベントに関
する情報から、番組のスケジュールを取得し、これらの
情報を基に番組表を作成する。この番組表は、ユーザの
求めに応じて、表示処理部22で処理されてTV26に表示
される。
【0010】ユーザが、画面表示されている番組表から
視聴または録画する番組を選択して予約(視聴予約、録
画予約)操作を行なうと、この予約内容は、表示処理部
22を通じて予約管理部24に通知される。予約管理部24
は、番組IDと予約時刻とを管理し、予約時刻になるの
を待って視聴または録画を開始するとともに、その番組
が予約済みであることを条件管理部25に通知する。ま
た、予約管理部24は、PPV番組の購入予約の操作が行
なわれた場合には、それを記憶し、まとめて公衆回線50
を通じて放送局10内の課金情報管理システム16に通知す
る。
【0011】条件管理部25は、番組を視聴する際に、番
組ごとに付いている視聴条件(年齢制限、有料/無料)
と、受信装置20に保存されている利用者年齢や、予約管
理部24から通知された予約状況等とを比べて、その番組
の条件に合っているかどうかを調べる。視聴条件を満た
している場合にだけ、視聴が可能となる。
【0012】また、視聴者が放送中の番組を視聴しよう
としてチャネルを合わせた(サービス番号を指定した)
場合には、受信部21は、メモリに保持された番組情報の
ネットワークに関する情報から、そのチャネルのTS−
IDとそのTSへのチューニング情報とを入手する。そ
して、そのTSへのチューニングを実行し、TSから該
当するチャネルのパケットを集めて復調する。視聴条件
を満たしている場合には、表示処理部22が、復調信号か
ら映像及び音声をデコードし、これがTV26に表示され
る。
【0013】受信権利のないPPV番組を受信した場合
には、スクランブルされた意味不明の画像が現れるブラ
ックアウトの状態になり、購入を勧めるメッセージと購
入料金とが表示される。ユーザが入力装置から購入操作
を行なうと、スクランブルが解けて、鮮明な映像が表示
される。この購入記録は予約管理部24で記憶され、まと
まると、公衆回線50を通じて放送局10内の課金情報管理
システム16に通知される(下記特許文献1参照)。
【0014】
【特許文献1】特許第3341291号明細書
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この番組情報
を多重化して放送する放送システムでは、次のような改
善すべき点を有している。現在の放送システムでは、連
続ドラマのようなシリーズ番組に対する予約方法とし
て、シリーズすべての番組を一括予約する方法しか無
く、次回の放送内容を確認しながら逐次予約する、とい
う方法を取ることができない。
【0016】また、例えばスポーツ番組が雨で流れたと
きに放送される予備番組のように、放送不確定な番組に
対して視聴や録画の予約を行なうことができない。ま
た、PPV番組では、番組の最初の何分かを見せるプレ
ビューがあり、ユーザは、このプレビューで番組内容を
確認し、購入を決めているが、このプレビューだけで
は、番組内容の把握が十分にできないという不満があ
る。また、視聴を続けていて、受信権利のないPPV番
組になると画面が突然ブラックアウトになることも、視
聴者に不快感を与えている。
【0017】また、表示される番組表の種類が一種類し
かなく、どのチャネルの番組データも同じようなフォー
マットで表示されるため、面白みに欠け、また、多くの
番組の中から目的の番組を探し出すまでに多くの時間を
必要とする。
【0018】本発明は、こうした問題点の内、PPV番
組の問題点を解決するものであり、伝送する番組情報デ
ータを改善することにより、視聴者に配慮したPPV番
組の表示切り替えを実現する放送システムを提供し、そ
のシステムを構成する装置を提供することを目的として
いる。
【0019】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明の放送シ
ステムでは、放送局が、PPV番組と、該番組のプロモ
ーション番組との双方の番組をリンク付ける番組情報を
生成する。これを受ける受信装置では、PPV番組から
リンク番組への自動的移行が可能となる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、番組情報を放送する放送システムにおいて、番組情
報作成装置が、視聴条件を備える番組と、該番組のプロ
モーション番組とを同時刻に放送するとともに、双方の
前記番組の番組情報の中に相互の番組をリンク付ける情
報を含めた番組情報を作成して放送し、放送受信装置
が、視聴中の番組の視聴条件を満たしていないとき、前
記番組とリンクする前記プロモーション番組の視聴に切
り替えるようにしたものであり、視聴条件を満たさない
番組を視聴したときに、画面がブラックアウトになる不
快感を除くことができる。
【0021】請求項2に記載の発明は、リンクする番組
の視聴条件を満たすための入力処理が行なわれたとき、
前記番組への視聴に切り替えるようにしたものであり、
ユーザはプロモーション番組で、内容を確かめてから、
購入操作を行なうことにより、元の番組を視聴すること
ができる。
【0022】請求項3に記載の発明は、番組情報を放送
する放送システムの番組情報作成装置において、視聴条
件を備える番組と、同時刻に放送される該番組のプロモ
ーション番組との各番組情報の中に相互の番組をリンク
付ける情報を含めた番組情報を作成するリンク情報作成
手段と、前記リンク情報作成手段によって作成された番
組情報を送出する送出手段とを設けたものであり、請求
項1、2の放送システムの番組情報作成装置を構成す
る。
【0023】請求項4に記載の発明は、番組情報作成装
置において、視聴条件を備える番組と、同時刻に放送さ
れる該番組のプロモーション番組との各番組情報を相互
にリンク付ける番組情報を作成し、送出するようにした
方法であり、請求項3の番組情報作成装置では、こうし
た動作が実行される。
【0024】請求項5に記載の発明は、番組情報を放送
する放送システムの受信装置において、視聴する番組に
対して、該番組が有する視聴条件を満たしているかどう
かを管理する条件管理手段と、前記条件管理手段により
視聴条件を満たしていないと判断された番組とリンクす
る番組を前記番組の番組情報に基づいて求めるリンク情
報管理手段と、前記リンク情報管理手段が求めた番組を
表示するように制御する表示制御手段とを設けたもので
あり、請求項1、2の放送システムの受信装置を構成す
る。
【0025】(第1の実施形態)第1の実施形態では、
シリーズ番組への多様な予約方法を可能にするシステム
について説明する。ここで言うシリーズとは、複数番組
をグループ化したまとまりを言う。話の筋が続くドラマ
やアニメのシリーズ番組や、毎日、週定期的に行なわれ
るニュース番組、映画番組の他に、放送時間や番組体系
につながりの無い番組をグループ化したものをシリーズ
とする場合もある。
【0026】このシステムの放送局は、図1に示すよう
に、放送データベース11、映像/音声ストリーム生成装
置12、番組情報作成装置13、課金情報管理システム16、
及び、MUX17から成り、番組情報作成装置13は、放送
データベース11から入手した番組スケジュール情報を基
に番組情報を作成する番組情報データ作成部14と、シリ
ーズ番組の番組情報を作成するシリーズ情報作成部51
と、この番組情報を繰り返し送出する送出部15とを具備
している。
【0027】一方、放送受信装置20は、TSを受信して
復調する受信部21と、復調された信号から映像・音声や
番組情報をデコードする表示処理部22と、番組情報から
番組表を作成するEPG処理部23と、シリーズ番組(番
組グループ)の予告表示を管理するシリーズ情報管理部
52と、予約番組の視聴・録画の管理や課金状況の通知な
どの予約処理を行なう予約管理部24と、視聴条件に基づ
いて視聴の是非を管理する条件管理部25と、映像・音声
の表示部6とを備えている。
【0028】この放送受信装置20のハードウエアは図2
5と同じであり、シリーズ情報管理部52は、EPG処理
部23とともにCPU76及びメモリ78によって構成され
る。つまり、シリーズ情報管理部52の動作は、EPG処
理部23の動作の一環として行なわれる。
【0029】このシステムの放送局10及び放送受信装置
20は、従来の技術で説明した動作を行なうとともに、そ
れに加えて、シリーズ番組に関して、次の動作を行な
う。放送局10の番組情報作成装置13のシリーズ情報作成
部51は、放送データベース11から入手した番組スケジュ
ール情報を基に、シリーズ番組に関して、図2に示すイ
ベント情報テーブルを作成する。
【0030】このイベント情報テーブルには、シリーズ
番組であるイベント11の番組名(番組11)、シリー
ズIDとともに、そのシリーズの次回番組であるイベン
ト12の「番組名」、「放送開始時刻」、「放送終了時
刻」、「予約番号」等が記述される。このイベント情報
テーブルは、送出部15からMUX17に送出され、放送受
信装置20に送信される。この番組情報を含むTSは受信
部21で復調され、表示処理部22でデコードされ、番組情
報がメモリに保持される。
【0031】シリーズ番組のイベント11が放送され、
放送受信装置20で視聴されているときに、利用者がリモ
コンで次回予告の指示を出すと、シリーズ情報管理部52
は、メモリから、イベント11についての番組情報とし
て、図2のイベント情報テーブルを取得し、そこに記述
されたイベント12の番組名、開始/終了時刻、説明等
を次回予告として表示し、次回番組の予約を案内する。
この予約案内のためのGUI(マウスで選択されるメニ
ュー)の表示は、番組が切り替わる何分か前に自動的に
表示するようにしてもよいし、また、放送局10からイベ
ント11の主番組と同期させて、データ放送で「予約案
内」ボタンを送信し、表示されたそのボタンを利用者が
操作したとき、予約案内のためのGUIを表示するよう
にしてもよい。利用者がその次回予告番組の情報に対し
て予約動作を行なうと、それが表示処理部22を通じて予
約管理部24に伝えられ、予約管理部24は、イベント12
のイベントID、開始/終了時刻、及び予約番号を基
に、イベント12の予約処理を行なう。
【0032】こうして、このシステムでは、利用者がシ
リーズ番組の次回番組内容を確認してから、逐次的に次
回番組の予約を行なうことが可能になる。さらに、次回
番組内容だけでなく、前回番組や複数の同じシリーズの
番組の表示などに、様々に応用できる。例えば、番組情
報作成装置において、シリーズ番組それぞれの番組情報
に前回までの粗筋を付けて送信することにより、それぞ
れ受信装置で粗筋を表示することが可能となる。また、
スポーツ番組をシリーズにし、大きなスポーツイベント
を放送する予定の回の情報を、毎回番組情報に流して宣
伝し、予約をし易くすることなども可能である。
【0033】また、放送局10の番組情報作成装置13のシ
リーズ情報作成部51は、放送データベース11から入手し
た番組スケジュール情報に基づいて、図3に示すよう
に、シリーズ属性を規定したイベント情報テーブルを作
成する。このシリーズ属性は、番組自動選局(時間が来
ると電源ONして選局する)と自動録画との制御に関す
る情報であり、属性1は、同じシリーズに属する番組
を、前の録画に上書きして自動録画する属性を表し、属
性2は、前の録画とは別に上書きしないで自動録画する
属性を表し、属性3は、自動選局は行なうが自動録画は
行なわない属性を表している。
【0034】放送局10では、例えば毎日放送するニュー
ス番組をシリーズ番組として定義し、そのイベント情報
テーブルに属性1を設定する。図3では、イベント1
1、イベント12及びイベント13がその例であり、シ
リーズ情報作成部51は、放送データベース11から入手し
た番組スケジュール情報に基づいて、これらのイベント
のイベント情報テーブルに、番組名、シリーズIDとと
もに、シリーズ属性1を記述する。また、ドラマなどの
シリーズ番組のイベント情報テーブルには属性2を記述
する。
【0035】また、例えば、スポーツ中継とスポーツニ
ュースとを同じシリーズ番組として定義し、スポーツ中
継は録画し、中継後に放送されるスポーツニュースは録
画しないように設定する場合では、シリーズ情報作成部
51は、番組スケジュール情報に基づいて、スポーツ中継
のイベント情報テーブルに属性2を記述し、スポーツニ
ュースのイベント情報テーブルに属性3を記述する。図
3では、イベント21、イベント22及びイベント23
がそれらの例を示している。
【0036】これらの番組情報を受信した放送受信装置
20では、それをメモリに展開し、利用者の指示などに基
づいて、番組情報を画面に表示する。利用者がシリーズ
番組の予約操作を行なうと、それが予約管理部24に伝え
られ、予約管理部24は、番組ごとの属性に応じた予約処
理を実行する。その結果、ニュース番組では、常に最も
新しい日付のニュース番組だけが保存される。また、ド
ラマでは、各回の放送内容が録画される。また、スポー
ツ中継は録画されるが、スポーツ中継に引き続いて放送
されるスポーツニュースは録画されない。
【0037】ここでは、放送局から衛星を通じて受信装
置へ番組情報を送信する例を示した。これ以外にも、受
信装置へ番組情報を他のネットワーク経由で入力した
り、FDやDVDなどの蓄積媒体により入力したり、予
め保持したりと言った場合もある。このように、この放
送システムでは、番組情報のデータフォーマットを変え
ることにより、シリーズ番組への多様な予約方法が可能
となる。
【0038】(第2の実施形態)第2の実施形態では、
スポーツ中継の中止時に放送される予備番組のように、
放送が不確定な番組の予約を可能にするシステムについ
て説明する。このシステムでは、図4に示すように、放
送局10の番組情報作成装置13が、予備番組の番組情報、
あるいは予備番組を有する主番組の番組情報を作成する
予備番組作成部53を具備し、放送受信装置20が、予備番
組やその主番組の番組表を表示する予備番組管理部54を
具備している。この予備番組作成部53及び予備番組管理
部54は、第1の実施形態(図1)のシリーズ情報作成部
51及びシリーズ情報管理部52に代わるものであり、その
他の構成は第1の実施形態と変わりがない。
【0039】放送局10の番組情報作成装置13の予備番組
作成部53は、放送データベース11から入手した番組スケ
ジュール情報に基づいて、図4に示すように、予備番組
を持つ主番組のイベント情報テーブル(イベント1)、
及び予備番組のイベント情報テーブル(イベント2、イ
ベント3)を作成する。これらのイベント情報テーブル
には、番組名の他に、実際に放送される番組であるかど
うかを表す放送フラグと、予備番組を持っているか否
か、または予備番組自身であるか否かを示す予備フラグ
とが記述され、予備番組を持っている場合には、その予
備番組のIDを示す予備イベントIDが記述される。
【0040】放送フラグは、実際に放送される番組のイ
ベント情報に対して1が立つ。従って、放送変更がない
場合は、図5に示すように、主番組(イベント1)の放
送フラグが1、予備番組(イベント2、イベント3)の
放送フラグが0になる。予備フラグは、予備番組を持つ
主番組では1となり、予備番組では2となる。また、予
備番組を持たない通常番組の予備フラグは0である。予
備フラグが1の主番組(イベント1)のイベント情報テ
ーブルは、予備番組のIDを示す予備イベントIDのリ
ストを持っている。
【0041】この番組情報を受信した放送受信装置20で
は、それをメモリに展開し、予備番組管理部54が、この
番組情報データから、通常番組、主番組及び予備番組を
記載した番組表を作成する。予備番組管理部54は、予備
フラグが0の通常番組については、イベント情報テーブ
ルから得られる情報を番組表に通常に表示する。また、
予備フラグが1の主番組(イベント1)については、放
送フラグが1になっていれば、予備イベントリストを基
に、予備番組のイベント2及びイベント3のイベント情
報テーブルを参照し、予備番組の放送フラグが0になっ
ていれば、番組表に、主番組としてイベント1を、ま
た、予備番組としてイベント2及びイベント3を表示す
る。
【0042】図7は、図5のイベント情報テーブルに基
づいて画面に表示される番組表の一例を示している。こ
のように、番組表に予備番組が表示されることにより、
利用者は予備番組に対しても番組予約操作を行なうこと
が可能となる。また、主番組と予備番組とに重複して番
組予約操作を行なうことも可能である。利用者によって
行なわれた番組予約操作は、予約管理部24に伝えられ
る。
【0043】イベント1が放送中止になり、イベント2
とイベント3とが放送されることになると、放送局10の
予備番組作成部53は、変更された番組スケジュール情報
を放送データベース11から入手して、図6に示す、放送
フラグを0にしたイベント1のイベント情報テーブル
と、放送フラグを1にしたイベント2及びイベント3の
イベント情報テーブルとを作成する。
【0044】このイベント情報テーブルを受信した放送
受信装置20の予備番組管理部54は、主番組であるイベン
ト1の放送フラグが0になっている場合に、予備イベン
トリストを基に、予備番組のイベント2及びイベント3
のイベント情報テーブルを参照し、予備番組の放送フラ
グが1になっていれば、番組表に、主番組は表示せず
に、予備番組のイベント2及びイベント3だけを表示す
る。図8は、図6のイベント情報テーブルに基づいて画
面に表示される番組表を示している。
【0045】なお、イベント1が放送中止になったと
き、予備番組作成部53は、イベント1のイベント情報テ
ーブルは記述せず、イベント2及びイベント3のみのイ
ベント情報テーブルを記述するようにしてもよい。この
場合、受信装置では、以前の情報と比較することによ
り、イベント1が放送されなくなったことを知ることが
できる。また、この図の例で、イベント2のみが放送フ
ラグ1になり、イベント1及びイベント3の放送フラグ
が0となる場合もあり得る。このときには、20時から
21時まで番組放送が無いことになる。
【0046】予約管理部24は、予約された番組の表示時
刻になると、まず、予約番組のイベント情報テーブルを
参照する。そのイベント情報テーブル中の放送フラグが
1であれば、予約された通り、番組を表示する。予約番
組のイベント情報テーブル中の放送フラグが0であれ
ば、図9に示すように、例えば「○○番組は放送されま
せんでした」というメッセージを表示処理部22が表示す
る。
【0047】ここでは、放送局から衛星を通じて受信装
置へ番組情報を送信する例を示した。これ以外にも、受
信装置へ番組情報を他のネットワーク経由で入力した
り、FDやDVDなどの蓄積媒体により入力したり、予
め保持したりと言った場合もある。このように、この放
送システムでは、番組情報のデータフォーマットを変え
ることにより、放送不確実な予備番組への予約を可能に
している。
【0048】この例では、主番組に対して予備番組が付
加されている場合について記述した。その他、放送され
る予定のない時間帯に予備番組が存在する場合も考えら
れる。また、図7の画面例のように主と予備を同時に表
示する場合だけでなく、主番組と予備番組とが放送予定
時間帯を異にする場合でも、この実施形態の適用が可能
である。
【0049】(第3の実施形態)第3の実施形態では、
放送中のPPV番組とリンクするプロモーション番組に
よりPPV番組の予約を勧誘するシステムについて説明
する。このシステムでは、図10に示すように、放送局
10の番組情報作成装置13が、リンクする番組の番組情報
を作成するリンク情報作成部57を具備し、放送受信装置
20が、リンク番組へのリンク情報を管理するリンク情報
管理部58を具備している。このリンク情報作成部57及び
リンク情報管理部58は、第1の実施形態(図1)のシリ
ーズ情報作成部51及びシリーズ情報管理部52に代わるも
のであり、その他の構成は第1の実施形態と変わりがな
い。
【0050】この放送システムでは、放送中のPPV番
組に並行して、プロモーションチャネルで、そのPPV
番組を紹介するプロモーション番組が放送される。放送
受信装置20で受信権利のないPPV番組を受信した場合
には、このプロモーションチャネルの受信に自動的に移
行し、宣伝用の番組紹介を見た利用者がPPV番組の購
入操作を行なった場合には、PPV番組の受信が再開さ
れる。
【0051】放送局10の番組情報作成装置13のリンク情
報作成部57は、放送データベース11から入手した番組ス
ケジュール情報に基づいて、図11に示すように、主番
組(イベント11)のイベント情報テーブルと、その主
番組に対応するプロモーション番組(イベント111)
のイベント情報テーブルとを作成する。主番組(イベン
ト11)のイベント情報テーブルには、主番組の視聴条
件と、リンク先のプロモーション番組を示すサービスI
D(1)及びイベントID(111)とが記述され、プ
ロモーション番組(イベント111)のイベント情報テ
ーブルには、リンク先の主番組を示すサービスID
(2)とイベントID(11)とが記述される。
【0052】視聴条件としては、視聴可能年齢の下限を
指定する「年齢制限」項目、1なら有料、0なら無料を
表す「PPVフラグ」、1なら無料(PPVフラグが0
のときに1にする)、2ならサービス単位での1カ月有
料契約、3なら番組単位で有料契約、というように契約
形態を指定する「利用形態」項目、利用形態単位での金
額を表す「金額」項目などが設定される。このイベント
情報テーブルは、送出部15からMUX17に送出され、放
送受信装置20に送信される。このイベント情報テーブル
を含むTSは受信部21で復調され、表示処理部22でデコ
ードされ、イベント情報テーブルがメモリに保持され
る。
【0053】放送受信装置20では、このイベント情報テ
ーブルに記載された情報を基に、リンクするチャネル間
での切り替えが行なわれる。このチャネル切り替えの様
子を図12に示している。ここでは、図12に示した丸
で囲んだ数字と対応付けながら、チャネル切り替え手順
を説明する。いま、放送受信装置20で視聴中の番組が終
了し、次の番組「イベント11」に切り替わったとする
()。条件管理部25は、EPG処理部23を通じて、イ
ベント11のイベント情報テーブルに記載された視聴条
件を入手し、これを放送受信装置内に保存されているこ
の受信装置での視聴条件(利用者年齢、予約状況、契約
内容等)と比較する()。イベント11の視聴条件を
満たしている場合には、そのままイベント11の表示が
続けられる。
【0054】一方、イベント11の表示権利の購入が済
んでいないため、イベント11の視聴条件を満たしてい
ない場合には、条件管理部25は、その旨を表示処理部22
に伝える。表示処理部22は、リンク情報管理部58によ
り、イベント11のイベント情報テーブルを参照して、
リンク先のイベントID(イベント111)とサービス
ID(1)とを得る。そして、表示処理部22は、TV26
にイベント11のプロモーション番組であるイベント1
11を表示する()。
【0055】このプロモーション番組を見た利用者が、
イベント11の購入操作を行なうと()、表示処理部
22から予約管理部24へ購入通知が行き、予約管理部24か
ら条件管理部25と放送局10の課金情報管理システム16と
へ購入した旨が通知される。条件管理部25は、イベント
11の視聴条件が整ったことを表示処理部22に知らせ
る。表示処理部22は、リンク情報管理部58により、イベ
ント111のイベント情報テーブルを参照して、リンク
先のイベントID(イベント11)とサービスID
(2)とを得る。表示処理部22は、イベント11の表示
を再開し()、TV26にイベント11が表示される。
【0056】ここでは、放送局から衛星を通じて受信装
置へ番組情報を送信する例を示した。これ以外にも、受
信装置へ番組情報を他のネットワーク経由で入力した
り、FDやDVDなどの蓄積媒体により入力したり、予
め保持したりと言った場合もある。
【0057】このように、このシステムでは、表示権利
のないPPV番組を受信した場合でも、画面がブラック
アウトになること無く、そのPPV番組を紹介するプロ
モーション番組が表示される。利用者は、この番組紹介
によりPPV番組の内容を十分に把握して購入の是非を
決めることができる。利用者が購入操作を行なった場合
には、直ぐにPPV番組の表示が行なわれ、利用者は、
プロモーション番組からPPV番組へ、あたかも一続き
の番組を見ているように、視聴を楽しむことができる。
【0058】(第4の実施形態)第4の実施形態では、
番組表の表示に個性を持たせることができるシステムに
ついて説明する。このシステムの放送局10の番組情報作
成装置13は、図13に示すように、番組表表示用のテン
プレートを作成し、また、各チャネルでの番組表の表示
に用いるテンプレートを指定するテンプレート情報作成
部55を具備し、放送受信装置20は、番組表表示用のテン
プレートを管理するテンプレート情報管理部56を具備し
ている。このテンプレート情報作成部55及びテンプレー
ト情報管理部56は、第1の実施形態(図1)のシリーズ
情報作成部51及びシリーズ情報管理部52に代わるもので
あり、その他の構成は第1の実施形態と変わりがない。
【0059】放送局10のテンプレート情報作成部55は、
番組表表示用のテンプレートを記述したテンプレートテ
ーブルを適宜作成し、放送受信装置20に送信する。放送
受信装置20のテンプレート情報管理部56は、送られてく
るテンプレートを次々と蓄積し、あるいは、テンプレー
トテーブルの指示に従って入れ替えることにより、複数
のテンプレートを保有する。このテンプレートは、表示
ソフトであってもよいし、表示ソフト特有のフォーマッ
トを記述した設定ファイルであってもよい。
【0060】放送局10のテンプレート情報作成部55は、
また、図14に示すように、サービスごとにテンプレー
トIDを規定したサービス情報テーブルを作成して放送
受信装置20に出力する。このサービス情報テーブルは番
組情報とともに放送受信装置20に送られる。これを受信
した放送受信装置20では、EPG処理部23が、サービス
情報テーブルから、サービスごとのテンプレートIDを
取得し、テンプレート情報管理部56から同じテンプレー
トIDのテンプレートを読み込み、そのテンプレート上
に該当するサービスの番組情報(チャネル名、詳細情
報、出演者情報など)を表示する。
【0061】こうして、例えば図15(a)(b)に示
すように、ニュースチャネルと歌チャネルとで、違うイ
メージの番組表を表示することができる。この例では、
ニュースチャネルの番組表は、落ち着いた色合いで分刻
みのニュース内容を表示し、音楽チャネルでは出演者を
強調し、カラフルで一目で音楽チャネルと分かる表示と
することで視聴者の知りたい情報を分かり易く表示する
ことができる。
【0062】テンプレート情報管理部56で保有するテン
プレートは、放送受信装置20が出荷されるときに、その
複数種類を設定するようにしてもよい。そして、放送局
10のテンプレート情報作成部55は、放送受信装置20に保
持されたテンプレートの変更/追加が必要になったとき
にだけ、テンプレートを作成して送信するようにしても
よい。
【0063】また、事業者単位でテンプレートを変える
こともできる。事業者Aが複数サービスを持っていると
き、これらのサービスに対して同一のテンプレートを用
いることにより事業者Aのイメージを統一し、視聴者に
印象付けることが可能となる。ここでは、放送局から衛
星を通じて受信装置へ番組情報を送信する例を示した。
これ以外にも、受信装置へ番組情報を他のネットワーク
経由で入力したり、FDやDVDなどの蓄積媒体により
入力したり、予め保持したりと言った場合もある。
【0064】このように、このシステムでは、表示する
番組表にチャネルごとの特色を出すことが可能となる。
また、このシステムでは、放送受信装置に予め複数のテ
ンプレートを持たせて、放送局からは、その選択を指示
するデータを送る構成にしているため、テンプレートそ
のものをその都度送る場合に比べて、伝送効率の向上を
図ることができる。
【0065】(第5の実施形態)第5の実施形態では、
放送局が衛星放送の番組情報と併せて全国の地上波の番
組情報を放送し、受信側で必要な地域の番組表だけを表
示するシステムについて説明する。このシステムの放送
局10の番組情報作成装置13は、図16に示すように、他
のネットワークの番組情報を作成する他ネットワーク情
報作成部59を具備し、放送受信装置20は、他のネットワ
ークの番組情報の表示を管理する他ネットワーク情報管
理部60を具備している。この他ネットワーク情報作成部
59及び他ネットワーク情報管理部60は、第1の実施形態
(図1)のシリーズ情報作成部51及びシリーズ情報管理
部52に代わるものであり、その他の構成は第1の実施形
態と変わりがない。
【0066】放送局10の他ネットワーク情報作成部59
は、番組情報データ作成部14が作成する衛星放送の番組
情報とは別に、地上波放送の番組情報を作成する。図1
7は、番組情報データ作成部14及び他ネットワーク情報
作成部59が作成するサービス情報テーブルを示してお
り、ここには、ネットワークの別を示すネットワークI
D、サービスを特定するサービスID及びサービス名、
視聴対象地域を示す地域IDが記述されている。ネット
ワークIDは、ここでは、1がBS、2が地上波を表し
ている。また、地域IDには、都道府県ごとに異なるI
Dが付けられる。他ネットワーク情報作成部59は、すべ
ての地域の地上波放送に関するサービス情報テーブルを
作成する。このサービス情報テーブルには、それぞれの
サービスごとに地域IDが付される。
【0067】これらのサービス情報テーブルは、放送局
10から放送され、放送受信装置20で受信される。放送受
信装置20は、受信したサービス情報テーブルをメモリ上
に展開する。EPG処理部23は、ネットワークIDが1
のサービス情報のすべてを番組表に載せるための処理を
行ない、衛星放送の番組表が表示処理部22を通じて画面
上に表示される。
【0068】他ネットワーク情報管理部60は、ネットワ
ークIDが1以外のサービス情報について、テーブルに
付されている地域IDと、受信装置が保存している地域
情報(受信装置の設定画面で利用者が設定する)とを比
較する。その結果、地域IDが適合していれば、そのサ
ービス情報を番組表に載せるための処理を行ない、その
サービスの番組表が表示処理部22を通じて画面上に表示
される。地域IDを比較した結果、適合していなけれ
ば、そのサービス情報は番組表に載せない。図18は、
BSの番組表と地上波の番組表とを合わせて表示した例
を示している。地上波の番組表に関しては、地域のチャ
ネルだけが表示されている。
【0069】ここでは、放送局から衛星を通じて受信装
置へ番組情報を送信する例を示した。これ以外にも、受
信装置へ番組情報を他のネットワーク経由で入力した
り、FDやDVDなどの蓄積媒体により入力したり、予
め保持したりと言った場合もある。このように、このシ
ステムでは、BS放送の画面に地上波放送の番組表を載
せるときに、それぞれの地域で放送される番組表のみを
載せることができる。
【0070】(第6の実施形態)第6の実施形態では、
番組情報に優先度を付けることにより、伝送データ量の
調整や、受信側での表示頻度の変更を可能にするシステ
ムについて説明する。このシステムでは、図19に示す
ように、放送局10の番組情報作成装置13が、番組情報に
付けられた優先度に応じて番組情報に対する処理を変え
る優先度処理部61を具備している。
【0071】放送局10の番組情報データ作成部14は、放
送データベース11から入手した番組スケジュール情報を
基に、各イベントに関して、図21(a)に示すイベン
ト情報テーブルを作成する。このイベント情報テーブル
には、サービスID、イベントID、開始/終了時刻、
番組内容、出演者リストなどとともに、この番組情報の
優先度が記述される。優先度は1から3までの3段階に
分かれ、デフォルトでは2が設定される。このデフォル
ト値は、放送局10の操作者が、端末を使って変更するこ
とができる。
【0072】このとき、操作者は、図23に示すよう
に、端末62で番組情報データ作成部14のテーブル情報を
読み込み、端末62の画面にサービスの一覧を表示する
(図20(a))。次に、その中のサービスを選択し
て、そのサービスにおける番組一覧を表示し(図20
(b))、そこから優先度を変更しようとする番組を選
択する。この選択操作で、端末画面には目的の番組の番
組情報が表示され(図20(c))、この画面の優先度
を書き換えて、優先度の変更が行なわれる。
【0073】図21(a)のイベント情報テーブルで
は、イベント11の優先度が1に、イベント12の優先
度が3に書き換えられている。優先度が記述されたイベ
ント情報テーブルは、番組情報データ作成部14から優先
度処理部61に出力され、優先度処理部61は、各イベント
情報テーブルに対して、次のような方法で優先度に応じ
た処理を行なう。
【0074】第1の方法では、トランスポンダの帯域が
足りないため、番組情報のデータ量を帯域に入るまで削
減する「帯域調整」の必要が生じた場合に、優先度の低
い番組情報からデータを減らす処理を行なう。図21
(b)が帯域調整後のイベント情報テーブルを示してお
り、優先度が高い(優先度1)イベント11では番組情
報のデータ量が変わっていないが、優先度が低い(優先
度3)イベント12(ニュース番組)の番組情報では、
「番組内容」と「出演者リスト」とが削られている。こ
のイベント情報テーブルは、送出部15、MUX17を通じ
て放送受信装置20に送出されるが、「優先度」の項目は
放送受信装置20には不要なので、送出部15が出力時にイ
ベント情報テーブルから削除する。
【0075】第2の方法では、帯域調整の必要が生じた
ときに、優先度の低い番組情報から順番に番組表に載せ
る期間を短くする。つまり、番組が放送される5日前か
らその番組情報を番組表に載せ始め、番組が終了した時
点で番組表から削除するのが標準であるとすると、優先
度の低い番組情報の場合には、番組が放送される3日前
から番組表に載せる、というような方法である。
【0076】第3の方法では、優先度の高い番組情報の
放送受信装置20での表示頻度を高くし、優先度の低い番
組情報の表示頻度を低くするため、優先度処理部61は、
優先度の高い番組情報を速い周期で、優先度の低い番組
情報を遅い周期で送出部15に出力する。このとき放送受
信装置20では、優先度の高い番組情報を頻繁に受信し、
優先度の低い番組情報は疎らにしか受信しないため、優
先度の高い番組情報の番組表を見る機会が多くなる。図
22に周期設定テーブルの例を示し、優先度に応じて周
期を変更する様子を示している。
【0077】なお、優先度は、イベントごとに付けるだ
けで無く、サービス情報テーブルにサービス(チャネ
ル)単位で付けることも可能である。また、第1の方法
の場合に、削除する番組情報の項目自体に優先度を付け
ることも可能である。「番組内容」の優先度を「出演者
リスト」の優先度より高く付けることにより、「番組内
容」の方が先に削除される。このように、この放送シス
テムでは、番組情報に優先度を付けることによって、帯
域調整や受信装置での表示頻度の調整が可能となる。
【0078】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の放送システムでは、受信権利のないPPV番組を受信
した場合でも、画面がブラックアウトになること無く、
そのPPV番組を紹介するプロモーション番組が表示さ
れる。利用者は、この番組紹介によりPPV番組の内容
を十分に把握して購入の是非を決めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の放送システムを示すブロック
図、
【図2】第1の実施形態の放送システムでのイベント情
報テーブルを示す図、
【図3】第1の実施形態の放送システムでの他のイベン
ト情報テーブルを示す図、
【図4】第2の実施形態の放送システムを示すブロック
図、
【図5】第2の実施形態の放送システムでのイベント情
報テーブルを示す図、
【図6】第2の実施形態の放送システムでの放送予定変
更後のイベント情報テーブルを示す図、
【図7】第2の実施形態の放送システムでの予備番組を
表示した番組表を示す図、
【図8】第2の実施形態の放送システムでの放送予定変
更後の番組表を示す図、
【図9】第2の実施形態の放送システムでの放送予約取
消しを表示する画面、
【図10】第3の実施形態の放送システムを示すブロッ
ク図、
【図11】第3の実施形態の放送システムでのイベント
情報テーブルを示す図、
【図12】第3の実施形態の放送システムでの視聴チャ
ネルの移動を示す図、
【図13】第4の実施形態の放送システムを示すブロッ
ク図、
【図14】第4の実施形態の放送システムでのサービス
情報テーブルを示す図、
【図15】第4の実施形態の放送システムでの番組表を
示す図、
【図16】第5の実施形態の放送システムを示すブロッ
ク図、
【図17】第5の実施形態の放送システムでのサービス
情報テーブルを示す図、
【図18】第5の実施形態の放送システムでの番組表を
示す図、
【図19】第6の実施形態の放送システムを示すブロッ
ク図、
【図20】第6の実施形態の放送システムでの優先度変
更設定画面を示す図、
【図21】第6の実施形態の放送システムでの優先度に
基づくイベント情報テーブルの変化を示す図、
【図22】第6の実施形態の放送システムでの優先度に
基づく周期設定テーブルの変化を示す図、
【図23】第6の実施形態の放送システムでの優先度変
更機構を示すブロック図、
【図24】従来の放送システムを示すブロック図、
【図25】従来の放送システムを構成する受信装置のハ
ードウエアを示す図である。
【符号の説明】
10 放送局 11 放送データベース 12 映像/音声ストリーム生成装置 13 番組情報作成装置 14 番組情報データ作成部 15 送出部 16 課金情報管理システム 17 MUX 20 放送受信装置 21 受信部 22 表示処理部 23 EPG処理部 24 予約管理部 25 条件管理部 26 TV 50 公衆回線 51 シリーズ情報作成部 52 シリーズ情報管理部 53 予備番組作成部 54 予備番組管理部 55 テンプレート情報作成部 56 テンプレート情報管理部 57 リンク情報作成部 58 リンク情報管理部 59 他ネットワーク情報作成部 60 他ネットワーク情報管理部 61 優先度処理部 71 アンテナ 72 チューナ 73 復調回路 74 デマルチプレクサ 75 AVデコーダ 76 CPU 77 セクションデコーダ 78 メモリ 79 受光部 80 ICカード 81 モデム 82 リモコン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長尾 武司 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 荒井 結子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 篠原 弘樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 鈴木 孝幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 後藤 吉正 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 西 宏幸 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中村 康浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C025 BA19 BA21 CA03 CA09 CB08 DA01 DA05 5C063 AA01 AB05 AC01 AC10 DA03 DA07 DA13 DB10 EB32 EB33

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 番組情報を放送する放送システムにおい
    て、 番組情報作成装置が、視聴条件を備える番組と、該番組
    のプロモーション番組とを同時刻に放送するとともに、
    双方の前記番組の番組情報の中に相互の番組をリンク付
    ける情報を含めた番組情報を作成して放送し、放送受信
    装置が、視聴中の番組の視聴条件を満たしていないと
    き、前記番組とリンクする前記プロモーション番組の視
    聴に切り替えることを特徴とする放送システム。
  2. 【請求項2】 リンクする番組の視聴条件を満たすため
    の入力処理が行なわれたとき、前記番組への視聴に切り
    替えることを特徴とする請求項1に記載の放送受信装
    置。
  3. 【請求項3】 番組情報を放送する放送システムの番組
    情報作成装置において、 視聴条件を備える番組と、同時刻に放送される該番組の
    プロモーション番組との各番組情報の中に相互の番組を
    リンク付ける情報を含めた番組情報を作成するリンク情
    報作成手段と、前記リンク情報作成手段によって作成さ
    れた番組情報を送出する送出手段とを備えることを特徴
    とする番組情報作成装置。
  4. 【請求項4】 番組情報作成装置において、視聴条件を
    備える番組と、同時刻に放送される該番組のプロモーシ
    ョン番組との各番組情報を相互にリンク付ける番組情報
    を作成し、送出する方法。
  5. 【請求項5】 番組情報を放送する放送システムの受信
    装置において、 視聴する番組に対して、該番組が有する視聴条件を満た
    しているかどうかを管理する条件管理手段と、 前記条件管理手段により視聴条件を満たしていないと判
    断された番組とリンクする番組を前記番組の番組情報に
    基づいて求めるリンク情報管理手段と、 前記リンク情報管理手段が求めた番組を表示するように
    制御する表示制御手段とを備えることを特徴とする受信
    装置。
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