JP3960942B2 - 放送システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像・音声の主番組情報に番組情報を多重化して放送する放送システムに関し、特に、番組情報を利用して、各種形態の番組予約サービスや番組表表示を実現するものである。
【0002】
【従来の技術】
我が国では、西暦2000年のデジタル衛星試験放送を目指して、放送のデジタル化が着々と進められている。欧州では、標準化組織DVBが、映像や音声の符号化や多重化にMPEG2を用いるデジタル放送規格DVB(Digital Video Broadcasting)を定めており、この規格に準拠したデジタル衛星放送が1995年から開始されている。
【0003】
デジタル衛星放送を始めとして、アナログ方式で映像信号を伝送する現行のBS衛星放送などでは、映像・音声の主番組情報にデータを多重化して伝送することが可能であり、また、アナログの地上波テレビ放送でも、VBI(垂直帰線期間)に2値のデジタル情報を多重して伝送するデータ多重放送が実用化されている(下記特許文献1参照)。
多チャンネル化が進むデジタル放送では、このデータとして、放送スケジュールやチューニング情報を含む番組情報(EPG)が伝送される。
【0004】
従来のデジタル衛星放送システムを構成する放送局は、図24に示すように、主番組情報や番組スケジュール情報を保持する放送データベース11と、主番組情報のストリームを生成する映像/音声ストリーム生成装置12と、番組情報を作成する番組情報作成装置13と、番組の視聴に対する課金情報を管理する課金情報管理システム16と、主番組情報、番組情報及び課金情報を多重化したトランスポートストリーム(TS)を送出する多重化装置(MUX)17とを備えており、番組情報作成装置13は、放送データベース11から入手した番組スケジュール情報を基に番組情報を作成する番組情報データ作成部14と、この番組情報を繰り返し送出する送出部15とを具備している。
【0005】
一方、放送受信装置20は、TSを受信して復調する受信部21と、受信信号から映像・音声や番組情報をデコードする表示処理部22と、番組情報から表示用の番組表を作成するEPG処理部23と、ユーザの予約操作に基づいて予約された番組の視聴や録画を管理するとともに、有料のPPV(pay per view)番組の購入状況について公衆回線50を通じて放送局10の課金情報管理システム16に通知する予約管理部24と、視聴する番組が視聴条件に合っているかどうかを管理する条件管理部25と、映像・音声を表示する表示部(TV)26とを備えている。
【0006】
図25は、放送受信装置20のハードウエアを示している。アンテナ71で受信された信号の同調を取るチューナ72、復調する復調回路73、CPU76及びメモリ78が受信部21を構成し、復調信号を映像・音声信号と番組情報データとに分離するデマルチプレクサ74、映像・音声信号をデコードするAVデコーダ75、番組情報データをデコードするセクションデコーダ77、リモコン82からの指令を受ける受光部79、CPU76及びメモリ78が表示処理部22を構成し、CPU76及びメモリ78がEPG処理部23を構成し、購入状況を記憶するICカード80、公衆回線50を通じて通信を行なうモデム81、CPU76及びメモリ78が予約管理部24を構成し、また、モデム81、CPU76及びメモリ78が条件管理部25を構成している。
【0007】
このシステムの放送局10では、番組情報作成装置13の番組情報データ作成部14が、放送データベース11から番組スケジュール情報を入手して番組情報データを作成し、送出部15に出力する。この番組情報データには、TSへのチューニング情報を含むネットワーク(複数のトランスポンダのまとまり)に関する情報、サービス(チャネル)に関する情報(サービスID、サービス名、サービス種など)、イベント(番組)に関する情報(番組ID、番組名、番組開始時刻、番組長)などが含まれる。送出部15は、このデータをMUX17で多重化可能なMPEG2TSパケットに分割して、繰り返し出力する。
【0008】
送出部15から出力された番組情報データは、映像/音声ストリーム生成装置12から出力された主番組情報及び課金情報管理システム16から出力された課金情報とともに、MUX17でTSに多重化され、トランスポンダ(衛星中継器)を介して放送される。
番組情報は、繰り返し同じ内容が放送される。番組情報には、その送出単位ごとにバージョン番号が付されており、内容が変わるとバージョン番号が上がる。
【0009】
放送受信装置20は、放送された番組情報を受信し、そのバージョン番号を見て最新の番組情報をメモリに保持する。そのために、放送受信装置20は、番組情報を常に監視してバージョン番号が上がるごとに更新するか、必要となったときに番組情報を取得するか、あるいは、定期的(例えば1日に1回)に番組情報を取得する。
番組情報を含む放送波は、受信部21で復調され、表示処理部22でデコードされ、バージョン番号から見て最新の番組情報がメモリに保持される。
【0010】
EPG処理部23は、メモリに保持された番組情報のネットワークに関する情報から、ネットワーク内にあるすべてのサービス(チャネル)のサービス番号のリストを取得する。次いで、番組情報のサービスに関する情報から、サービスID、サービス名などを取得し、また、イベントに関する情報から、番組のスケジュールを取得し、これらの情報を基に番組表を作成する。
この番組表は、ユーザの求めに応じて、表示処理部22で処理されてTV26に表示される。
【0011】
ユーザが、画面表示されている番組表から視聴または録画する番組を選択して予約(視聴予約、録画予約)操作を行なうと、この予約内容は、表示処理部22を通じて予約管理部24に通知される。予約管理部24は、番組IDと予約時刻とを管理し、予約時刻になるのを待って視聴または録画を開始するとともに、その番組が予約済みであることを条件管理部25に通知する。また、予約管理部24は、PPV番組の購入予約の操作が行なわれた場合には、それを記憶し、まとめて公衆回線50を通じて放送局10内の課金情報管理システム16に通知する。
【0012】
条件管理部25は、番組を視聴する際に、番組ごとに付いている視聴条件(年齢制限、有料/無料)と、受信装置20に保存されている利用者年齢や、予約管理部24から通知された予約状況等とを比べて、その番組の条件に合っているかどうかを調べる。視聴条件を満たしている場合にだけ、視聴が可能となる。
【0013】
また、視聴者が放送中の番組を視聴しようとしてチャネルを合わせた(サービス番号を指定した)場合には、受信部21は、メモリに保持された番組情報のネットワークに関する情報から、そのチャネルのTS−IDとそのTSへのチューニング情報とを入手する。そして、そのTSへのチューニングを実行し、TSから該当するチャネルのパケットを集めて復調する。視聴条件を満たしている場合には、表示処理部22が、復調信号から映像及び音声をデコードし、これがTV26に表示される。
【0014】
受信権利のないPPV番組を受信した場合には、スクランブルされた意味不明の画像が現れるブラックアウトの状態になり、購入を勧めるメッセージと購入料金とが表示される。ユーザが入力装置から購入操作を行なうと、スクランブルが解けて、鮮明な映像が表示される。この購入記録は予約管理部24で記憶され、まとまると、公衆回線50を通じて放送局10内の課金情報管理システム16に通知される。
【0015】
【特許文献1】
特開平7−154711号公報
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この番組情報を多重化して放送する放送システムでは、次のような改善すべき点を有している。
【0017】
現在の放送システムでは、連続ドラマのようなシリーズ番組に対する予約方法として、シリーズすべての番組を一括予約する方法しか無く、次回の放送内容を確認しながら逐次予約する、という方法を取ることができない。
また、例えばスポーツ番組が雨で流れたときに放送される予備番組のように、放送不確定な番組に対して視聴や録画の予約を行なうことができない。
【0018】
また、PPV番組では、番組の最初の何分かを見せるプレビューがあり、ユーザは、このプレビューで番組内容を確認し、購入を決めているが、このプレビューだけでは、番組内容の把握が十分にできないという不満がある。また、視聴を続けていて、受信権利のないPPV番組になると画面が突然ブラックアウトになることも、視聴者に不快感を与えている。
【0019】
また、表示される番組表の種類が一種類しかなく、どのチャネルの番組データも同じようなフォーマットで表示されるため、面白みに欠け、また、多くの番組の中から目的の番組を探し出すまでに多くの時間を必要とする。
【0020】
本発明は、こうした問題点の内、予備番組の問題点を解決するものであり、伝送する番組情報データを改善することにより、予備番組の番組予約が可能な放送システムを提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、映像、音声の情報に、番組表として画面表示するための番組情報を多重化して放送する放送システムにおいて、主番組の放送が中止になったときに前記主番組の代替え番組となる予備番組の番組情報及び前記主番組の番組情報を作成して、前記主番組または予備番組の放送前に放送する番組情報作成装置と、前記予備番組の番組情報及び前記主番組の番組情報を受信する受信部と、前記受信部が受信した前記番組情報に基づいて、前記予備番組を含む番組表を表示するとともに、前記番組表の表示に基づいて行われた前記主番組又は前記予備番組の予約入力を管理する予約管理部と、を備えた放送受信装置と、を有し、前記番組情報作成装置は、前記主番組の放送が中止されたときに、前記予備番組が放送されることを示す情報を含む新たな番組情報を作成、放送し、前記予約管理部は、前記新たな番組情報に基づき、表示する番組表を変更する。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
第1の実施形態では、シリーズ番組への多様な予約方法を可能にするシステムについて説明する。ここで言うシリーズとは、複数番組をグループ化したまとまりを言う。話の筋が続くドラマやアニメのシリーズ番組や、毎日、週定期的に行なわれるニュース番組、映画番組の他に、放送時間や番組体系につながりの無い番組をグループ化したものをシリーズとする場合もある。
【0027】
このシステムの放送局は、図1に示すように、放送データベース11、映像/音声ストリーム生成装置12、番組情報作成装置13、課金情報管理システム16、及び、MUX17から成り、番組情報作成装置13は、放送データベース11から入手した番組スケジュール情報を基に番組情報を作成する番組情報データ作成部14と、シリーズ番組の番組情報を作成するシリーズ情報作成部51と、この番組情報を繰り返し送出する送出部15とを具備している。
【0028】
一方、放送受信装置20は、TSを受信して復調する受信部21と、復調された信号から映像・音声や番組情報をデコードする表示処理部22と、番組情報から番組表を作成するEPG処理部23と、シリーズ番組(番組グループ)の予告表示を管理するシリーズ情報管理部52と、予約番組の視聴・録画の管理や課金状況の通知などの予約処理を行なう予約管理部24と、視聴条件に基づいて視聴の是非を管理する条件管理部25と、映像・音声の表示部6とを備えている。
【0029】
この放送受信装置20のハードウエアは図25と同じであり、シリーズ情報管理部52は、EPG処理部23とともにCPU76及びメモリ78によって構成される。つまり、シリーズ情報管理部52の動作は、EPG処理部23の動作の一環として行なわれる。
【0030】
このシステムの放送局10及び放送受信装置20は、従来の技術で説明した動作を行なうとともに、それに加えて、シリーズ番組に関して、次の動作を行なう。
放送局10の番組情報作成装置13のシリーズ情報作成部51は、放送データベース11から入手した番組スケジュール情報を基に、シリーズ番組に関して、図2に示すイベント情報テーブルを作成する。
【0031】
このイベント情報テーブルには、シリーズ番組であるイベント11の番組名(番組11)、シリーズIDとともに、そのシリーズの次回番組であるイベント12の「番組名」、「放送開始時刻」、「放送終了時刻」、「予約番号」等が記述される。
このイベント情報テーブルは、送出部15からMUX17に送出され、放送受信装置20に送信される。
この番組情報を含むTSは受信部21で復調され、表示処理部22でデコードされ、番組情報がメモリに保持される。
【0032】
シリーズ番組のイベント11が放送され、放送受信装置20で視聴されているときに、利用者がリモコンで次回予告の指示を出すと、シリーズ情報管理部52は、メモリから、イベント11についての番組情報として、図2のイベント情報テーブルを取得し、そこに記述されたイベント12の番組名、開始/終了時刻、説明等を次回予告として表示し、次回番組の予約を案内する。
この予約案内のためのGUI(マウスで選択されるメニュー)の表示は、番組が切り替わる何分か前に自動的に表示するようにしてもよいし、また、放送局10からイベント11の主番組と同期させて、データ放送で「予約案内」ボタンを送信し、表示されたそのボタンを利用者が操作したとき、予約案内のためのGUIを表示するようにしてもよい。
利用者がその次回予告番組の情報に対して予約動作を行なうと、それが表示処理部22を通じて予約管理部24に伝えられ、予約管理部24は、イベント12のイベントID、開始/終了時刻、及び予約番号を基に、イベント12の予約処理を行なう。
【0033】
こうして、このシステムでは、利用者がシリーズ番組の次回番組内容を確認してから、逐次的に次回番組の予約を行なうことが可能になる。
さらに、次回番組内容だけでなく、前回番組や複数の同じシリーズの番組の表示などに、様々に応用できる。例えば、番組情報作成装置において、シリーズ番組それぞれの番組情報に前回までの粗筋を付けて送信することにより、それぞれ受信装置で粗筋を表示することが可能となる。また、スポーツ番組をシリーズにし、大きなスポーツイベントを放送する予定の回の情報を、毎回番組情報に流して宣伝し、予約をし易くすることなども可能である。
【0034】
また、放送局10の番組情報作成装置13のシリーズ情報作成部51は、放送データベース11から入手した番組スケジュール情報に基づいて、図3に示すように、シリーズ属性を規定したイベント情報テーブルを作成する。このシリーズ属性は、番組自動選局(時間が来ると電源ONして選局する)と自動録画との制御に関する情報であり、属性1は、同じシリーズに属する番組を、前の録画に上書きして自動録画する属性を表し、属性2は、前の録画とは別に上書きしないで自動録画する属性を表し、属性3は、自動選局は行なうが自動録画は行なわない属性を表している。
【0035】
放送局10では、例えば毎日放送するニュース番組をシリーズ番組として定義し、そのイベント情報テーブルに属性1を設定する。図3では、イベント11、イベント12及びイベント13がその例であり、シリーズ情報作成部51は、放送データベース11から入手した番組スケジュール情報に基づいて、これらのイベントのイベント情報テーブルに、番組名、シリーズIDとともに、シリーズ属性1を記述する。
また、ドラマなどのシリーズ番組のイベント情報テーブルには属性2を記述する。
【0036】
また、例えば、スポーツ中継とスポーツニュースとを同じシリーズ番組として定義し、スポーツ中継は録画し、中継後に放送されるスポーツニュースは録画しないように設定する場合では、シリーズ情報作成部51は、番組スケジュール情報に基づいて、スポーツ中継のイベント情報テーブルに属性2を記述し、スポーツニュースのイベント情報テーブルに属性3を記述する。図3では、イベント21、イベント22及びイベント23がそれらの例を示している。
【0037】
これらの番組情報を受信した放送受信装置20では、それをメモリに展開し、利用者の指示などに基づいて、番組情報を画面に表示する。利用者がシリーズ番組の予約操作を行なうと、それが予約管理部24に伝えられ、予約管理部24は、番組ごとの属性に応じた予約処理を実行する。
その結果、ニュース番組では、常に最も新しい日付のニュース番組だけが保存される。また、ドラマでは、各回の放送内容が録画される。また、スポーツ中継は録画されるが、スポーツ中継に引き続いて放送されるスポーツニュースは録画されない。
【0038】
ここでは、放送局から衛星を通じて受信装置へ番組情報を送信する例を示した。これ以外にも、受信装置へ番組情報を他のネットワーク経由で入力したり、FDやDVDなどの蓄積媒体により入力したり、予め保持したりと言った場合もある。
このように、この放送システムでは、番組情報のデータフォーマットを変えることにより、シリーズ番組への多様な予約方法が可能となる。
【0039】
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、スポーツ中継の中止時に放送される予備番組のように、放送が不確定な番組の予約を可能にするシステムについて説明する。
このシステムでは、図4に示すように、放送局10の番組情報作成装置13が、予備番組の番組情報、あるいは予備番組を有する主番組の番組情報を作成する予備番組作成部53を具備し、放送受信装置20が、予備番組やその主番組の番組表を表示する予備番組管理部54を具備している。この予備番組作成部53及び予備番組管理部54は、第1の実施形態(図1)のシリーズ情報作成部51及びシリーズ情報管理部52に代わるものであり、その他の構成は第1の実施形態と変わりがない。
【0040】
放送局10の番組情報作成装置13の予備番組作成部53は、放送データベース11から入手した番組スケジュール情報に基づいて、図4に示すように、予備番組を持つ主番組のイベント情報テーブル(イベント1)、及び予備番組のイベント情報テーブル(イベント2、イベント3)を作成する。
これらのイベント情報テーブルには、番組名の他に、実際に放送される番組であるかどうかを表す放送フラグと、予備番組を持っているか否か、または予備番組自身であるか否かを示す予備フラグとが記述され、予備番組を持っている場合には、その予備番組のIDを示す予備イベントIDが記述される。
【0041】
放送フラグは、実際に放送される番組のイベント情報に対して1が立つ。従って、放送変更がない場合は、図5に示すように、主番組(イベント1)の放送フラグが1、予備番組(イベント2、イベント3)の放送フラグが0になる。予備フラグは、予備番組を持つ主番組では1となり、予備番組では2となる。また、予備番組を持たない通常番組の予備フラグは0である。予備フラグが1の主番組(イベント1)のイベント情報テーブルは、予備番組のIDを示す予備イベントIDのリストを持っている。
【0042】
この番組情報を受信した放送受信装置20では、それをメモリに展開し、予備番組管理部54が、この番組情報データから、通常番組、主番組及び予備番組を記載した番組表を作成する。予備番組管理部54は、予備フラグが0の通常番組については、イベント情報テーブルから得られる情報を番組表に通常に表示する。また、予備フラグが1の主番組(イベント1)については、放送フラグが1になっていれば、予備イベントリストを基に、予備番組のイベント2及びイベント3のイベント情報テーブルを参照し、予備番組の放送フラグが0になっていれば、番組表に、主番組としてイベント1を、また、予備番組としてイベント2及びイベント3を表示する。
【0043】
図7は、図5のイベント情報テーブルに基づいて画面に表示される番組表の一例を示している。
このように、番組表に予備番組が表示されることにより、利用者は予備番組に対しても番組予約操作を行なうことが可能となる。また、主番組と予備番組とに重複して番組予約操作を行なうことも可能である。利用者によって行なわれた番組予約操作は、予約管理部24に伝えられる。
【0044】
イベント1が放送中止になり、イベント2とイベント3とが放送されることになると、放送局10の予備番組作成部53は、変更された番組スケジュール情報を放送データベース11から入手して、図6に示す、放送フラグを0にしたイベント1のイベント情報テーブルと、放送フラグを1にしたイベント2及びイベント3のイベント情報テーブルとを作成する。
【0045】
このイベント情報テーブルを受信した放送受信装置20の予備番組管理部54は、主番組であるイベント1の放送フラグが0になっている場合に、予備イベントリストを基に、予備番組のイベント2及びイベント3のイベント情報テーブルを参照し、予備番組の放送フラグが1になっていれば、番組表に、主番組は表示せずに、予備番組のイベント2及びイベント3だけを表示する。
図8は、図6のイベント情報テーブルに基づいて画面に表示される番組表を示している。
【0046】
なお、イベント1が放送中止になったとき、予備番組作成部53は、イベント1のイベント情報テーブルは記述せず、イベント2及びイベント3のみのイベント情報テーブルを記述するようにしてもよい。この場合、受信装置では、以前の情報と比較することにより、イベント1が放送されなくなったことを知ることができる。
また、この図の例で、イベント2のみが放送フラグ1になり、イベント1及びイベント3の放送フラグが0となる場合もあり得る。このときには、20時から21時まで番組放送が無いことになる。
【0047】
予約管理部24は、予約された番組の表示時刻になると、まず、予約番組のイベント情報テーブルを参照する。そのイベント情報テーブル中の放送フラグが1であれば、予約された通り、番組を表示する。予約番組のイベント情報テーブル中の放送フラグが0であれば、図9に示すように、例えば「○○番組は放送されませんでした」というメッセージを表示処理部22が表示する。
【0048】
ここでは、放送局から衛星を通じて受信装置へ番組情報を送信する例を示した。これ以外にも、受信装置へ番組情報を他のネットワーク経由で入力したり、FDやDVDなどの蓄積媒体により入力したり、予め保持したりと言った場合もある。
このように、この放送システムでは、番組情報のデータフォーマットを変えることにより、放送不確実な予備番組への予約を可能にしている。
【0049】
この例では、主番組に対して予備番組が付加されている場合について記述した。その他、放送される予定のない時間帯に予備番組が存在する場合も考えられる。また、図7の画面例のように主と予備を同時に表示する場合だけでなく、主番組と予備番組とが放送予定時間帯を異にする場合でも、この実施形態の適用が可能である。
【0050】
(第3の実施形態)
第3の実施形態では、放送中のPPV番組とリンクするプロモーション番組によりPPV番組の予約を勧誘するシステムについて説明する。
このシステムでは、図10に示すように、放送局10の番組情報作成装置13が、リンクする番組の番組情報を作成するリンク情報作成部57を具備し、放送受信装置20が、リンク番組へのリンク情報を管理するリンク情報管理部58を具備している。このリンク情報作成部57及びリンク情報管理部58は、第1の実施形態(図1)のシリーズ情報作成部51及びシリーズ情報管理部52に代わるものであり、その他の構成は第1の実施形態と変わりがない。
【0051】
この放送システムでは、放送中のPPV番組に並行して、プロモーションチャネルで、そのPPV番組を紹介するプロモーション番組が放送される。放送受信装置20で受信権利のないPPV番組を受信した場合には、このプロモーションチャネルの受信に自動的に移行し、宣伝用の番組紹介を見た利用者がPPV番組の購入操作を行なった場合には、PPV番組の受信が再開される。
【0052】
放送局10の番組情報作成装置13のリンク情報作成部57は、放送データベース11から入手した番組スケジュール情報に基づいて、図11に示すように、主番組(イベント11)のイベント情報テーブルと、その主番組に対応するプロモーション番組(イベント111)のイベント情報テーブルとを作成する。
主番組(イベント11)のイベント情報テーブルには、主番組の視聴条件と、リンク先のプロモーション番組を示すサービスID(1)及びイベントID(111)とが記述され、プロモーション番組(イベント111)のイベント情報テーブルには、リンク先の主番組を示すサービスID(2)とイベントID(11)とが記述される。
【0053】
視聴条件としては、視聴可能年齢の下限を指定する「年齢制限」項目、1なら有料、0なら無料を表す「PPVフラグ」、1なら無料(PPVフラグが0のときに1にする)、2ならサービス単位での1カ月有料契約、3なら番組単位で有料契約、というように契約形態を指定する「利用形態」項目、利用形態単位での金額を表す「金額」項目などが設定される。
このイベント情報テーブルは、送出部15からMUX17に送出され、放送受信装置20に送信される。
このイベント情報テーブルを含むTSは受信部21で復調され、表示処理部22でデコードされ、イベント情報テーブルがメモリに保持される。
【0054】
放送受信装置20では、このイベント情報テーブルに記載された情報を基に、リンクするチャネル間での切り替えが行なわれる。このチャネル切り替えの様子を図12に示している。ここでは、図12に示した丸で囲んだ数字と対応付けながら、チャネル切り替え手順を説明する。
いま、放送受信装置20で視聴中の番組が終了し、次の番組「イベント11」に切り替わったとする(▲1▼)。条件管理部25は、EPG処理部23を通じて、イベント11のイベント情報テーブルに記載された視聴条件を入手し、これを放送受信装置内に保存されているこの受信装置での視聴条件(利用者年齢、予約状況、契約内容等)と比較する(▲2▼)。イベント11の視聴条件を満たしている場合には、そのままイベント11の表示が続けられる。
【0055】
一方、イベント11の表示権利の購入が済んでいないため、イベント11の視聴条件を満たしていない場合には、条件管理部25は、その旨を表示処理部22に伝える。表示処理部22は、リンク情報管理部58により、イベント11のイベント情報テーブルを参照して、リンク先のイベントID(イベント111)とサービスID(1)とを得る。そして、表示処理部22は、TV26にイベント11のプロモーション番組であるイベント111を表示する(▲3▼)。
【0056】
このプロモーション番組を見た利用者が、イベント11の購入操作を行なうと(▲4▼)、表示処理部22から予約管理部24へ購入通知が行き、予約管理部24から条件管理部25と放送局10の課金情報管理システム16とへ購入した旨が通知される。条件管理部25は、イベント11の視聴条件が整ったことを表示処理部22に知らせる。表示処理部22は、リンク情報管理部58により、イベント111のイベント情報テーブルを参照して、リンク先のイベントID(イベント11)とサービスID(2)とを得る。表示処理部22は、イベント11の表示を再開し(▲5▼)、TV26にイベント11が表示される。
【0057】
ここでは、放送局から衛星を通じて受信装置へ番組情報を送信する例を示した。これ以外にも、受信装置へ番組情報を他のネットワーク経由で入力したり、FDやDVDなどの蓄積媒体により入力したり、予め保持したりと言った場合もある。
【0058】
このように、このシステムでは、表示権利のないPPV番組を受信した場合でも、画面がブラックアウトになること無く、そのPPV番組を紹介するプロモーション番組が表示される。利用者は、この番組紹介によりPPV番組の内容を十分に把握して購入の是非を決めることができる。利用者が購入操作を行なった場合には、直ぐにPPV番組の表示が行なわれ、利用者は、プロモーション番組からPPV番組へ、あたかも一続きの番組を見ているように、視聴を楽しむことができる。
【0059】
(第4の実施形態)
第4の実施形態では、番組表の表示に個性を持たせることができるシステムについて説明する。
このシステムの放送局10の番組情報作成装置13は、図13に示すように、番組表表示用のテンプレートを作成し、また、各チャネルでの番組表の表示に用いるテンプレートを指定するテンプレート情報作成部55を具備し、放送受信装置20は、番組表表示用のテンプレートを管理するテンプレート情報管理部56を具備している。このテンプレート情報作成部55及びテンプレート情報管理部56は、第1の実施形態(図1)のシリーズ情報作成部51及びシリーズ情報管理部52に代わるものであり、その他の構成は第1の実施形態と変わりがない。
【0060】
放送局10のテンプレート情報作成部55は、番組表表示用のテンプレートを記述したテンプレートテーブルを適宜作成し、放送受信装置20に送信する。放送受信装置20のテンプレート情報管理部56は、送られてくるテンプレートを次々と蓄積し、あるいは、テンプレートテーブルの指示に従って入れ替えることにより、複数のテンプレートを保有する。このテンプレートは、表示ソフトであってもよいし、表示ソフト特有のフォーマットを記述した設定ファイルであってもよい。
【0061】
放送局10のテンプレート情報作成部55は、また、図14に示すように、サービスごとにテンプレートIDを規定したサービス情報テーブルを作成して放送受信装置20に出力する。このサービス情報テーブルは番組情報とともに放送受信装置20に送られる。
これを受信した放送受信装置20では、EPG処理部23が、サービス情報テーブルから、サービスごとのテンプレートIDを取得し、テンプレート情報管理部56から同じテンプレートIDのテンプレートを読み込み、そのテンプレート上に該当するサービスの番組情報(チャネル名、詳細情報、出演者情報など)を表示する。
【0062】
こうして、例えば図15(a)(b)に示すように、ニュースチャネルと歌チャネルとで、違うイメージの番組表を表示することができる。
この例では、ニュースチャネルの番組表は、落ち着いた色合いで分刻みのニュース内容を表示し、音楽チャネルでは出演者を強調し、カラフルで一目で音楽チャネルと分かる表示とすることで視聴者の知りたい情報を分かり易く表示することができる。
【0063】
テンプレート情報管理部56で保有するテンプレートは、放送受信装置20が出荷されるときに、その複数種類を設定するようにしてもよい。そして、放送局10のテンプレート情報作成部55は、放送受信装置20に保持されたテンプレートの変更/追加が必要になったときにだけ、テンプレートを作成して送信するようにしてもよい。
【0064】
また、事業者単位でテンプレートを変えることもできる。事業者Aが複数サービスを持っているとき、これらのサービスに対して同一のテンプレートを用いることにより事業者Aのイメージを統一し、視聴者に印象付けることが可能となる。
ここでは、放送局から衛星を通じて受信装置へ番組情報を送信する例を示した。これ以外にも、受信装置へ番組情報を他のネットワーク経由で入力したり、FDやDVDなどの蓄積媒体により入力したり、予め保持したりと言った場合もある。
【0065】
このように、このシステムでは、表示する番組表にチャネルごとの特色を出すことが可能となる。また、このシステムでは、放送受信装置に予め複数のテンプレートを持たせて、放送局からは、その選択を指示するデータを送る構成にしているため、テンプレートそのものをその都度送る場合に比べて、伝送効率の向上を図ることができる。
【0066】
(第5の実施形態)
第5の実施形態では、放送局が衛星放送の番組情報と併せて全国の地上波の番組情報を放送し、受信側で必要な地域の番組表だけを表示するシステムについて説明する。
このシステムの放送局10の番組情報作成装置13は、図16に示すように、他のネットワークの番組情報を作成する他ネットワーク情報作成部59を具備し、放送受信装置20は、他のネットワークの番組情報の表示を管理する他ネットワーク情報管理部60を具備している。この他ネットワーク情報作成部59及び他ネットワーク情報管理部60は、第1の実施形態(図1)のシリーズ情報作成部51及びシリーズ情報管理部52に代わるものであり、その他の構成は第1の実施形態と変わりがない。
【0067】
放送局10の他ネットワーク情報作成部59は、番組情報データ作成部14が作成する衛星放送の番組情報とは別に、地上波放送の番組情報を作成する。図17は、番組情報データ作成部14及び他ネットワーク情報作成部59が作成するサービス情報テーブルを示しており、ここには、ネットワークの別を示すネットワークID、サービスを特定するサービスID及びサービス名、視聴対象地域を示す地域IDが記述されている。ネットワークIDは、ここでは、1がBS、2が地上波を表している。また、地域IDには、都道府県ごとに異なるIDが付けられる。他ネットワーク情報作成部59は、すべての地域の地上波放送に関するサービス情報テーブルを作成する。このサービス情報テーブルには、それぞれのサービスごとに地域IDが付される。
【0068】
これらのサービス情報テーブルは、放送局10から放送され、放送受信装置20で受信される。
放送受信装置20は、受信したサービス情報テーブルをメモリ上に展開する。EPG処理部23は、ネットワークIDが1のサービス情報のすべてを番組表に載せるための処理を行ない、衛星放送の番組表が表示処理部22を通じて画面上に表示される。
【0069】
他ネットワーク情報管理部60は、ネットワークIDが1以外のサービス情報について、テーブルに付されている地域IDと、受信装置が保存している地域情報(受信装置の設定画面で利用者が設定する)とを比較する。その結果、地域IDが適合していれば、そのサービス情報を番組表に載せるための処理を行ない、そのサービスの番組表が表示処理部22を通じて画面上に表示される。地域IDを比較した結果、適合していなければ、そのサービス情報は番組表に載せない。
図18は、BSの番組表と地上波の番組表とを合わせて表示した例を示している。地上波の番組表に関しては、地域のチャネルだけが表示されている。
【0070】
ここでは、放送局から衛星を通じて受信装置へ番組情報を送信する例を示した。これ以外にも、受信装置へ番組情報を他のネットワーク経由で入力したり、FDやDVDなどの蓄積媒体により入力したり、予め保持したりと言った場合もある。
このように、このシステムでは、BS放送の画面に地上波放送の番組表を載せるときに、それぞれの地域で放送される番組表のみを載せることができる。
【0071】
(第6の実施形態)
第6の実施形態では、番組情報に優先度を付けることにより、伝送データ量の調整や、受信側での表示頻度の変更を可能にするシステムについて説明する。
このシステムでは、図19に示すように、放送局10の番組情報作成装置13が、番組情報に付けられた優先度に応じて番組情報に対する処理を変える優先度処理部61を具備している。
【0072】
放送局10の番組情報データ作成部14は、放送データベース11から入手した番組スケジュール情報を基に、各イベントに関して、図21(a)に示すイベント情報テーブルを作成する。このイベント情報テーブルには、サービスID、イベントID、開始/終了時刻、番組内容、出演者リストなどとともに、この番組情報の優先度が記述される。優先度は1から3までの3段階に分かれ、デフォルトでは2が設定される。このデフォルト値は、放送局10の操作者が、端末を使って変更することができる。
【0073】
このとき、操作者は、図23に示すように、端末62で番組情報データ作成部14のテーブル情報を読み込み、端末62の画面にサービスの一覧を表示する(図20(a))。次に、その中のサービスを選択して、そのサービスにおける番組一覧を表示し(図20(b))、そこから優先度を変更しようとする番組を選択する。この選択操作で、端末画面には目的の番組の番組情報が表示され(図20(c))、この画面の優先度を書き換えて、優先度の変更が行なわれる。
【0074】
図21(a)のイベント情報テーブルでは、イベント11の優先度が1に、イベント12の優先度が3に書き換えられている。
優先度が記述されたイベント情報テーブルは、番組情報データ作成部14から優先度処理部61に出力され、優先度処理部61は、各イベント情報テーブルに対して、次のような方法で優先度に応じた処理を行なう。
【0075】
第1の方法では、トランスポンダの帯域が足りないため、番組情報のデータ量を帯域に入るまで削減する「帯域調整」の必要が生じた場合に、優先度の低い番組情報からデータを減らす処理を行なう。図21(b)が帯域調整後のイベント情報テーブルを示しており、優先度が高い(優先度1)イベント11では番組情報のデータ量が変わっていないが、優先度が低い(優先度3)イベント12(ニュース番組)の番組情報では、「番組内容」と「出演者リスト」とが削られている。
このイベント情報テーブルは、送出部15、MUX17を通じて放送受信装置20に送出されるが、「優先度」の項目は放送受信装置20には不要なので、送出部15が出力時にイベント情報テーブルから削除する。
【0076】
第2の方法では、帯域調整の必要が生じたときに、優先度の低い番組情報から順番に番組表に載せる期間を短くする。つまり、番組が放送される5日前からその番組情報を番組表に載せ始め、番組が終了した時点で番組表から削除するのが標準であるとすると、優先度の低い番組情報の場合には、番組が放送される3日前から番組表に載せる、というような方法である。
【0077】
第3の方法では、優先度の高い番組情報の放送受信装置20での表示頻度を高くし、優先度の低い番組情報の表示頻度を低くするため、優先度処理部61は、優先度の高い番組情報を速い周期で、優先度の低い番組情報を遅い周期で送出部15に出力する。このとき放送受信装置20では、優先度の高い番組情報を頻繁に受信し、優先度の低い番組情報は疎らにしか受信しないため、優先度の高い番組情報の番組表を見る機会が多くなる。図22に周期設定テーブルの例を示し、優先度に応じて周期を変更する様子を示している。
【0078】
なお、優先度は、イベントごとに付けるだけで無く、サービス情報テーブルにサービス(チャネル)単位で付けることも可能である。
また、第1の方法の場合に、削除する番組情報の項目自体に優先度を付けることも可能である。「番組内容」の優先度を「出演者リスト」の優先度より高く付けることにより、「番組内容」の方が先に削除される。
このように、この放送システムでは、番組情報に優先度を付けることによって、帯域調整や受信装置での表示頻度の調整が可能となる。
【0079】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の放送システムでは、予備番組のように放送不確定な番組の予約が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態の放送システムを示すブロック図、
【図2】第1の実施形態の放送システムでのイベント情報テーブルを示す図、
【図3】第1の実施形態の放送システムでの他のイベント情報テーブルを示す図、
【図4】第2の実施形態の放送システムを示すブロック図、
【図5】第2の実施形態の放送システムでのイベント情報テーブルを示す図、
【図6】第2の実施形態の放送システムでの放送予定変更後のイベント情報テーブルを示す図、
【図7】第2の実施形態の放送システムでの予備番組を表示した番組表を示す図、
【図8】第2の実施形態の放送システムでの放送予定変更後の番組表を示す図、
【図9】第2の実施形態の放送システムでの放送予約取消しを表示する画面、
【図10】第3の実施形態の放送システムを示すブロック図、
【図11】第3の実施形態の放送システムでのイベント情報テーブルを示す図、
【図12】第3の実施形態の放送システムでの視聴チャネルの移動を示す図、
【図13】第4の実施形態の放送システムを示すブロック図、
【図14】第4の実施形態の放送システムでのサービス情報テーブルを示す図、
【図15】第4の実施形態の放送システムでの番組表を示す図、
【図16】第5の実施形態の放送システムを示すブロック図、
【図17】第5の実施形態の放送システムでのサービス情報テーブルを示す図、
【図18】第5の実施形態の放送システムでの番組表を示す図、
【図19】第6の実施形態の放送システムを示すブロック図、
【図20】第6の実施形態の放送システムでの優先度変更設定画面を示す図、
【図21】第6の実施形態の放送システムでの優先度に基づくイベント情報テーブルの変化を示す図、
【図22】第6の実施形態の放送システムでの優先度に基づく周期設定テーブルの変化を示す図、
【図23】第6の実施形態の放送システムでの優先度変更機構を示すブロック図、
【図24】従来の放送システムを示すブロック図、
【図25】従来の放送システムを構成する受信装置のハードウエアを示す図である。
【符号の説明】
10 放送局
11 放送データベース
12 映像/音声ストリーム生成装置
13 番組情報作成装置
14 番組情報データ作成部
15 送出部
16 課金情報管理システム
17 MUX
20 放送受信装置
21 受信部
22 表示処理部
23 EPG処理部
24 予約管理部
25 条件管理部
26 TV
50 公衆回線
51 シリーズ情報作成部
52 シリーズ情報管理部
53 予備番組作成部
54 予備番組管理部
55 テンプレート情報作成部
56 テンプレート情報管理部
57 リンク情報作成部
58 リンク情報管理部
59 他ネットワーク情報作成部
60 他ネットワーク情報管理部
61 優先度処理部
71 アンテナ
72 チューナ
73 復調回路
74 デマルチプレクサ
75 AVデコーダ
76 CPU
77 セクションデコーダ
78 メモリ
79 受光部
80 ICカード
81 モデム
82 リモコン
Claims (3)
- 映像、音声の情報に、番組表として画面表示するための番組情報を多重化して放送する放送システムにおいて、
主番組の放送が中止になったときに前記主番組の代替え番組となる予備番組の番組情報及び前記主番組の番組情報を作成して、主番組または予備番組の放送前に放送する番組情報作成装置と、
前記予備番組の番組情報及び前記主番組の番組情報を受信する受信部と、
前記受信部が受信した前記番組情報に基づいて、前記予備番組を含む番組表を表示するとともに、前記番組表の表示に基づいて行った前記主番組又は前記予備番組の予約入力を管理する予約管理部と
を備えた放送受信装置とを有し、
前記番組情報作成装置は、前記主番組の放送が中止されたときに、前記予備番組が放送されることを示す情報を含む新たな番組情報を作成、放送し、
前記予約管理部は、前記新たな番組情報に基づき、番組表を変更する放送システム。 - 前記予約管理部は、予約された番組の表示時刻になると、前記予備番組が放送されるか否かを示す情報に基づき、予約された通りの番組表示を行うか、当該番組が放送されなかった旨のメッセージを表示する請求項1記載の放送システム。
- 前記番組情報には、実際に放送される番組であるかどうかを表す放送フラグと、予備番組を持っているか否か、または予備番組自身であるか否かを示す予備フラグを含む請求項1記載の放送システム。
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