JP2003348361A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2003348361A
JP2003348361A JP2002147790A JP2002147790A JP2003348361A JP 2003348361 A JP2003348361 A JP 2003348361A JP 2002147790 A JP2002147790 A JP 2002147790A JP 2002147790 A JP2002147790 A JP 2002147790A JP 2003348361 A JP2003348361 A JP 2003348361A
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Takashi Suzuki
隆史 鈴木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 PAFフォーマットのカラー圧縮画像を伸長
してから白黒化する際に、圧縮データから得られた文字
情報を使って、文字部分は白黒化処理で特定定色に置き
換えることによって文字の再現を良くする。 【解決手段】 画像圧縮手段と、画像伸長手段と、白黒
化手段とを設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は圧縮されたカラー
画像を伸張して画像形成する画像処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】圧縮されたカラー画像を白黒画像にする
には、まず圧縮されたカラー画像を伸張してカラー画像
をつくる。そしてその後に白黒画像に変換する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにし
てカラー画像を白黒画像に変換した場合、黄色などの濃
度の低い文字が見えづらくなることがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、圧縮されたカラ
ー画像を伸張後に白黒画像にする際に、文字部分は見え
づらくならないような値に変換する手段を設けること
で、白黒画像にした際にも文字の先鋭さが劣化しないよ
うにしたのが本発明である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成要素はあくま
で例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0006】図1に本実施の形態の構成図を示す。
【0007】101は元画像である。102は元画像を
入力し、画像の最適二値化を行う画像二値化部である。
103は画像二値化部により二値化された全面二値画像
である。104は全面二値画像(103)を入力して文
字領域を検出し、文字領域座標(112)を作成する文
字領域検出手段である。105は文字領域座標(11
2)二値画像(103)の黒の領域を元画像から抜い
て、その周りの色で塗りつぶし画像Aを作成する文字部
塗りつぶし手段である。106は画像Aを入力し、縮小
して画像Bを作成する縮小手段である。107は画像B
を入力し、JPEG圧縮して圧縮コードX(113)を
作成するJPEG圧縮手段である。108は文字領域座
標(112)を入力し、その座標内の元画像と二値画像
(103)を参照しながら二値画像の黒部分の元画像色
を算出し複数のパレット(114)を作成し、それにし
たがって元画像の減色処理を行う文字色抽出手段であ
る。109は文字色抽出手段(108)により減色され
た複数の文字領域の減色画像である。110は減色画像
(109)が1ビットであるときに、減色画像を入力し
MMR圧縮して複数の圧縮コードY(115)を作成す
るMMR圧縮手段である。111は減色画像(109)
が2ビット以上であるときに、減色画像を入力しZIP圧
縮して複数の圧縮コードZ(116)を作成するZIP圧縮
手段である。最終的に1Aでまとめた112から116
までのデータが結合してこれが圧縮データとなる。
【0008】さらに詳細を説明する。
【0009】図3に二値化(102)から文字領域検出
手段(104)までの1フローチャートを示す。
【0010】301にてカラー画像を入力し、間引いて
解像度を落しながら輝度変換を行い、輝度画像Jを作成
する。たとえば元画像がRGB24ビット300dpiだ
とすると、縦方向、横方向とも4画素ごとにY = 0.299R
+0.587G+0.114Bの演算を行い、新しい画像Jを作成する
と画像JはY8ビット75dpiの画像となる。302に
て輝度データのヒストグラムを取り、二値化閾値Tを算
出する。303にて輝度画像JをTにて二値化し、二値
画像Kを作成する。304にて黒画素の輪郭線追跡を行
いすべての黒領域をラベル付けする。305にて黒領域
中の文字らしい領域を判定する。306にて形や位置か
ら結合するものを結合する。
【0011】一例を示す。たとえば図4に示すカラー原
稿を入力し、間引いて輝度変換したもののヒストグラム
を取ると図5のようになる。このヒストグラムから平
均、分散、などのデータを利用して閾値T=150を算
出し、二値化した画像は図6のようになる。図6の黒画
素の輪郭線追跡を行い、すべてをラベリングして、たと
えば、横幅が閾値以下、または高さが閾値以下の黒画素
の集まりのみ文字として許すと図7に示す黒画素の集ま
りが文字領域となる。(実際にこのような画像が作成さ
れるわけではなく、イメージである) 必要ならばこれらの黒画素の集まりを位置の近さや横
幅、高さの一致からグループ化していくと、図8に示す
ような17個の文字領域が検出できる。これらの座標デ
ータが図1の112に格納される。
【0012】二値画像(103)を利用した文字部塗り
つぶし部104の処理の一例を図9のイラストと図10
のフローチャートを用いて説明する。図9(a)が元画像
である。この元画像から(b)のような1つの文字領域の
2値画像を得たとする。本処理例では画像を32*32
毎の領域(以下、パーツ)に分割し、パーツごとに処理を
おこなう。図9(c)にパーツごとに分けた様子を示す。
00から10までの6つのパーツは1103の分岐によ
り文字領域がないのでなにも処理が行われない。11の
パーツにて、1104にすすみ、対応する二値画像を参
照し、二値画像の白部分に対応するカラー画像のRGB
値(またはYUVでもなんでも良い)の平均値ave_colo
rを算出する。1105にて、今度は対応する二値画像
を参照し黒画素に対応するカラー画像に上記ave_color
を代入する。以上の処理を文字領域の存在する12,1
3,21,22,23に繰り返す。他のパーツは文字領
域がないので何も処理が行われない。このようにして、
文字の存在した部分に周りの画素の平均値を埋めること
が出来た。
【0013】この画像を105にて縮小する。本実施の
形態では単純間引きとする。ちなみに、この縮小と文字
部塗りつぶし処理は順番を逆にしても構わない。その場
合二値画像とカラー画像の位置のずれに気を付ける必要
がある。
【0014】一方、文字色抽出部の一例のフローチャー
トを図11に示す。二値画像は全面二値画像103を利
用したがその限りでなく、たとえば文字領域の座標とカ
ラー画像のみ入力し、カラー画像を改めて二値化した結
果を利用して代表色演算処理を行っても良い。
【0015】1201にて抽出された色数を表すカウン
タnumを0にリセットする。抽出されたすべての文字領
域ごとに処理を行うので、1202では未処理の文字座
標があるかどうかチェックし、あったら1202にすす
み、無かったらendにすすむ。1203にてその文字座
標に対応する二値画像の細線化処理を行い、スキャナ読
み込み時の下地から文字部への変化部にあたる黒を減ら
していき、新しい二値画像newbiを作成する。次に12
04にてnewbiの黒画素に対応する元画像のRGBの3次元
ヒストグラムを取る。この際、普通にヒストグラムをと
ると、たとえば入力画像がRGB各8ビットだとすると、
256*256*256のヒストグラムが必要になる。
文字部に必要なのは解像度であり、階調は必要ないこ
と、また、スキャナによる読み込み時のばらつきを押さ
えながら代表色を算出するには多少の画素値の違いは無
視した方が良いこと、などをかんがみると、これほどの
細かなヒストグラムは必要ない。たとえば、したがって
この例では、上位5ビットのRGB3次元ヒストグラムを
とる。このヒストグラムをとる際は、その文字領域に存
在する黒画素の総数pixelnumも算出する。
【0016】本実施の形態ではRGB空間を利用したが、
YUVなど他の色空間でも構わない。また、3次元ヒス
トグラムをとったが、各色それぞれの1次元ヒストグラ
ムを3つとってもかまわない。
【0017】1205にてRGB3次元ヒストグラムか
ら最大値を算出する。本例ではすでに上位3ビットのみ
のヒストグラムを取り、スキャナのばらつきによるノイ
ズを押さえたが、さらに、ヒストグラムの隣り合った値
の合計の最大値をとることにより、図12に示すような
2つのヒストグラムにまたがる本来の最大値を検出する
ことが可能となる。具体的にいうと、3次元ヒストグラ
ムなので、注目点と、R次元で隣り合った2つ、G次元で
隣り合った2つ、B次元で隣り合った2つの計7つのヒ
ストグラム値の合計値の最大値を検出するなどが考えら
れる。このように検出された最大値をcolR[num:, colG
[num], colB[num]に代入する。
【0018】1206では、1205にて検出された最
大値を中心に、たとえば3ステップずつ広げた正方形内
に位置するヒストグラム値を0にする。正方形の説明を
図14に図示する。図14は3次元ヒストグラムの様子
で、黒点で示したものがcolR[0], colG[0], colB[0]と
する。その点を中心に3ステップずつ広げた合計7x7
x7が前述の正方形である。ここで3ステップという
と、上位5ビットのヒストグラムなので256階調で2
4レベルに値する。これは一例であって、この限りでな
い。この正方形内のヒストグラム値をpixelnumから引い
たあと、0を代入する。
【0019】1207ではnumをインクリメントする。
【0020】1208では、pixelnumがあらかじめ決め
られたthre1以上かどうかチェックし、thre1以上であれ
ば1205に進み、未満であれば1202に進む。
【0021】以上の処理をすべての文字座標に繰り返す
ことにより、すべての文字領域のパレットが作成され
る。文字色抽出処理内に存在する減色手段(1082)
は、この領域のパレット数が1であったらば、入力され
た二値画像(103)の文字領域部分を切り抜き、1部
分二値画像を作成する。それがその文字領域の減色画像
となる。一方、この領域のパレット数が2以上である場
合、減色手段は元画像と二値画像を入力し、文字領域内
の二値画像が黒である画素の元画像の値をパレットの値
に振り分け、減色画像を作成する。割り振られるビット
数は、二値画像の白の部分として透過を示す1データが
必要となるので、パレット数が3のときは透過データを
1プラスして4となるので2ビット。パレット数が4の
ときは透過データを1プラスして5となるので3ビット
となる。このビット数は最終的に適応される画像フォー
マットで表現出来るビット数に準じる。この際たとえば
パレット数が著しく多く、多色化による画質向上、圧縮
率向上の効果が見られないと判断できる場合には多色化
はやめ、下地画像として保存することも考えられる。そ
の場合は文字領域座標情報112からその文字領域を削
除しなくてはならない。また、文字部塗りつぶし部(1
05)の処理が行われる前に文字領域座標情報から削除
しなければならない。
【0022】このようにして作成された減色画像109
が1ビットの場合は110にてMMR圧縮し、圧縮コー
ドYを作成する。また、減色画像109が2ビット以上
の場合は111にてZIP圧縮し、圧縮コードZを作成す
る。一方、縮小画像B(105)をJPEG圧縮を行い
圧縮コードXを作成する。文字領域座標(112)、パ
レット(114)、圧縮コードX(113)、圧縮コー
ドY(115)、圧縮コードZ(116)の5つをまとめ
たフォーマットを必要ならば作成する。5つをまとめる
フォーマットの一例としてAdobeのPDFなどが考えられ
る。AdobeのPDFとはAdobeが無償配布しているAcrobat R
eaderというアプリケーションで表示できるフォーマッ
トであり、ドキュメントを作成したアプリケーションが
ないために、受け手側でファイルを開けないなどのトラ
ブルを避けることが出来る。その他のフォーマットとし
ては、XMLなどがある。XMLとはネットワークを介して文
書やデータを交換したり配布したりするための記述言語
である。
【0023】図2に伸長時の構成図を示す。
【0024】201は圧縮コードX(113)を入力
し、JPEG伸長処理をおこない多値画像Eを作成する
JPEG伸長手段である。202は多値画像Eを入力
し、拡大処理を行う拡大部である。203は拡大部20
2により拡大された多値画像Fである。204は圧縮コ
ードY(115)を入力し二値画像G(205)を作成す
るMMR伸長手段である。206は圧縮コードZ(11
6)を入力し多色画像H(207)を作成するIP伸長手
段である。208は文字領域の座標(112)とそれに
対応するパレット(114)および二値画像G(20
5)または多色画像H(207)を入力し、二値画像ま
たは多色画像の画素データが透過をあらわす場合は画像
F(203)の画素の色を、それ以外のときは対応する
パレット色を選択し最終的な画像である画像I(20
9)を作成する画像合体手段である。
【0025】図13に合体処理204の結果例を示す。
まず図13(a)に圧縮コードCのJPEG伸長結果を示す。
これは、図9の画像を利用したが、JPEG圧縮の量子
化非可逆方式を利用すると図9(c)とは微妙に画素値が
異なるデータとなっている。しかし、文字部を抜く前の
元画像をJPEG非可逆圧縮方式で圧縮する場合と比較
して、同じ量子化テーブルを利用した場合において画素
値の変化は少ない。本例では文字領域座標は(b)のよう
に二値画像1ビットで表現されていて、そのパレットは
R=20 G=30, B=225とする。二値画像(b)を参照して黒画
素の対応するところの画像(a)上にパレット色(20,30,25
5)データをのせ、最終的に(c)のような画像が出来上が
る。これが伸長画像207となる。多色画像の場合はパ
レット数が変わり、たとえば2ビットなら00,01, 10, 1
1の4つの画素値に割り当てられたパレットを当てはめ
ていく。そのうち1つは透過を示し、たとえば00とす
ると、00の値をもつ画素は画像(a)の画素を選択す
る。
【0026】図15に画像入出力部の構成図を示す。
【0027】図15ははリーダ部1901及びブリンタ
部1902の断面図である。
【0028】リーダ部1901の原稿給送装置1911
は原稿を最終頁から順に1枚ずつプラテンガラス191
2上へ給送し、原稿の読み取り動作終了後、プラテンガ
ラス1912上の原稿を排出するものである。原稿がプ
ラテンガラス1912上に搬送されると、ランプ191
3を点灯し、そしてスキャナユニット1914の移動を
開始させて、原稿を露光走査する。この時の原稿からの
反射光は、ミラー1915、1916、1917、及び
レンズ1918によってCCDイメージセンサ(以下C
CDと呼ぶ)1919へ導かれる。このように走査され
た原稿の画像はCCD1919によって読み取られる。
CCD1919から出力される画像データは、所定の処
理が施された後、プリンタ部1902へ転送される。
【0029】プリンタ部1902のレーザドライバ19
32はレーザ発光部1921を駆動するものであり、リ
ーダ部1901から出力された画像データに応じたレー
ザ光をレーザ発光部1921に発光させる。このレーザ
光は感光ドラム1922に照射され、感光ドラム192
2にはレーザ光に応じた潜像が形成される。この感光ド
ラム1922の潜像の部分にはカラー回転現像器192
3によってMagenta,Cyan,Yellow,Blackの4色の現像剤
が順に付着される。そして、レーザ光の照射開始と同期
したタイミングで、カセット1924及びカセット19
25のいずれかから記録紙を給紙して転写部1926へ
搬送し、感光ドラム1922に付着された現像剤を記録
紙に転写する。現像剤の乗った記録紙は定着部1927
に搬送され、定着部1927の熱と圧力により現像剤は
記録紙に定着される。定着部1927を通過した記録紙
は排出ローラ1928によって排出され、ソータ193
1は排出された記録紙をそれぞれのピンに収納して記録
紙の仕分けを行う。なお、ソータ1931は仕分けが設
定されていない場合は最上ピンに記録紙を収納する。ま
た、両面記録が設定されている場合は、排出ローラ19
28のところまで記録紙を搬送した後、排出ローラ19
28の回転方向を逆転させ、フラッパ1929によって
再給紙搬送路へ導く。多重記録が設定されている場合
は、記録紙を排出ローラ1928まで搬送しないように
フラッパ1929によって再給紙搬送路へ導く。再給紙
搬送路へ導かれた記録紙は上述したタイミングで転写部
1926へ給紙される。
【0030】図17に、図15に示す画像入出力装置が
マルチファンクションネットワーク機器として機能する
場合の説明を示す。
【0031】2101はインターネットなどの通信網で
ある。2102はウェブサーバであり、インターネット
上に接続され、インターネットユーザに特定のサービス
を提供する。2103は金融機関と消費者クライアント
の間の決済処理などを行う電子マネーサーバである。2
104は個人ユーザの端末とインターネット2101と
の接続処理を行うサービスプロバイダであ。
【0032】2105はファイアーウォールであり、こ
れより下に図示したLANネットワーク内部と外部通信
網(インターネット)とを接続し、セキュリティー管理
などを行う。2106はLANネットワークで接続され
た2107〜2108の各機器の管理や、ユーザー管
理、課金情報などのデータの管理などを行う機器管理サ
ーバである。2107は、データの管理などを行うファ
イルサーバであり、必要に応じてマルチファンクション
マシン2110やプリンタ2109にこのデータを出力
する。
【0033】2110はマルチファンクションマシンで
あり図15の画像入出力装置と同じもので、おもに画像
の入出力などの機能を有する。このマルチファンクショ
ンマシン2110において、2111はユーザから操作
するための操作部、2112は操作部2111やパソコ
ン2108からの指示に従って画像を入力するためのイ
メージスキャナ、2113は、パソコン2108やファ
イルサーバ2107からのデータを印刷するプリンタ、
2114は操作部2111やパソコン2108からの指
示にもとづいてスキャナ2112やプリンタ2113、
メモリ2115やハードディスク2116、もしくはパ
ソコン2108の間で画像データの入出力などの制御を
行うデバイスコントローラであり、たとえばスキャナ2
112から読み込んだ画像データをメモリ2115やハ
ードディスク2116に必要に応じて蓄積したり、パソ
コン2108に出力したり、あるいはプリンタ2113
で印刷するなどの制御を行う。2109はプリンタであ
り、パソコン2108やファイルサーバ2107からの
画像データを記録媒体上にプリントすることができる。
2108は端末装置として接続されたパソコンであり、
インターネット2101を介してウェブサーバ2102
から提供された情報を閲覧したり、画像データをマルチ
ファンクションマシン2110やプリンタ2109に出
力することができる。
【0034】なお、ファイアーウォール2105から下
の構成は、サービスプロバイダ2104を介してインタ
ーネット2101につながっている個人ユーザのもとに
あってもよい。
【0035】図16に、図1に示す画像圧縮・記憶部
と、図2に示す画像伸長部と、図15に示す画像入出力
部からなる第1の実施の形態の構成図を示す。
【0036】図16の入力装置2001は、たとえば1
5図に示すような原稿を読み取る装置(リーダ部1)で
構成され、1枚ないし複数の画像を連続して読み取るこ
とが可能な装置である。圧縮・伸長装置2002は、た
とえば図1に示す、画像部から文字を切り出し、文字部
と写真部を分けて圧縮することができる装置である。記
憶装置2003は、メモリやハードディスク、CD−R
OM、DVD−ROMといった、一時的、あるいは、恒
久的にデータを保存することができる装置である。出力
装置2004は、たとえば図15に示すような、データ
を可視化できる印字・表示装置である。
【0037】図16の出力装置2004で画像を出力す
る際、図18のような構成にする。
【0038】画像処理でカラー画像を白黒画像に変換す
る場合、そのまま白黒化(グレー化)した場合背景の濃
度と文字の濃度が近くなり、文字部分がはっきりしなく
なることがある。また元々の文字が黄色などクレー化し
た際に濃度が低くなってしまう色の場合も文字が目立た
なくなり読みにくくなってしまうことがある。
【0039】そこで、文字以外の部分は、 BW = ( R + 2G + B )÷ 4 の変換でBWの値の白黒画像に変換し、文字部分は予め決
められた値、例えばR=G=B=0(ゼロ)に置き換えてしま
う。
【0040】このような白黒画像への変換を行うのが、
図18の白黒化処理部2201である。
【0041】印字出力が白黒出力モードの場合には、白
黒化処理部2201は入力される伸張画像H207に対
して、文字領域座標111が1の画素では、予め決めら
れた値、例えば R=G=B=0(ゼロ) を出力し、文字領域座標111が0の画素では、 BW = ( R + 2G + B )÷ 4 で算出される値BWを用いて、R=G=B=BWを出力す
る。
【0042】印字出力がカラー出力モードの場合には、
白黒化処理部2201は処理を行わず、入力データをそ
のまま出力する。
【0043】このようにして白黒変換した画像の例が図
19である。
【0044】(他の実施形態)以上、本発明の実施形態
について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成さ
れるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器か
らなる装置に適用しても良い。
【0045】なお、本発明は、前述した実施形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或い
は装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或い
は装置のコンピュータが該供給されたプログラムコード
を読み出して実行することによっても達成される場合を
含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形
態は、プログラムである必要はない。
【0046】従って、本発明の機能処理をコンピュータ
で実現するために、該コンピュータにインストールされ
るプログラムコード自体も本発明を実現するものであ
る。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理
を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれ
る。
【0047】その場合、プログラムの機能を有していれ
ば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行され
るプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プ
ログラムの形態を問わない。
【0048】プログラムを供給するための記録媒体とし
ては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハー
ドディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD
−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発
性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,
DVD−R)などがある。
【0049】その他、プログラムの供給方法としては、
クライアントコンピュータのブラウザを用いてインター
ネットのホームページに接続し、該ホームページから本
発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮
され自動インストール機能を含むファイルをハードディ
スク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供
給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログ
ラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファ
イルを異なるホームページからダウンロードすることに
よっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理を
コンピュータで実現するためのプログラムファイルを複
数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバ
も、本発明のクレームに含まれるものである。
【0050】また、本発明のプログラムを暗号化してC
D−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所
定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを
介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロ
ードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化され
たプログラムを実行してコンピュータにインストールさ
せて実現することも可能である。
【0051】また、コンピュータが、読み出したプログ
ラムを実行することによって、前述した実施形態の機能
が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コン
ピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一
部または全部を行ない、その処理によっても前述した実
施形態の機能が実現され得る。
【0052】さらに、記録媒体から読み出されたプログ
ラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコ
ンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモ
リに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、
その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU
などが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理
によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、以上説明したように、
本発明によってカラー画像を白黒画像に変換した際にも
文字部分の先鋭さを劣化させないようにすることが可能
となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施の形態1の圧縮ブロック図である。
【図2】図2は実施の形態1の伸長ブロック図である。
【図3】図3は本実施の形態1の文字領域検出101の
フローチャートである。
【図4】図4は画像を処理した際の文字領域検出処理を
説明する図である。
【図5】図5は画像を処理した際の文字領域検出処理を
説明する図である。
【図6】図6は画像を処理した際の文字領域検出処理を
説明する図である。
【図7】図7は画像を処理した際の文字領域検出処理を
説明する図である。
【図8】図8は画像を処理した際の文字領域検出処理を
説明する図である。
【図9】図9は文字部塗りつぶし処理を示す図である。
【図10】図10は文字部塗りつぶし処理のフローチャ
ートである。
【図11】図11は文字色抽出部のフローチャートであ
る。
【図12】図12は文字色抽出部の代表値算出の一例を
示す図である。
【図13】図13は伸長時の合体部204を説明するた
めの図である。
【図14】図14は文字色抽出部の正方形を説明する図
である。
【図15】図15は本発明に係る画像入出力装置の説明
図である。
【図16】図16は本発明に係る装置の構成を説明する
図である。
【図17】図17は本発明に係る通信網の説明図であ
る。
【図18】図18は本発明に係る実施の形態1処理構成
の説明図である。
【図19】図19は本発明の白黒化処理結果の図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/41 H04N 1/40 D 1/413 F 1/60 103A Fターム(参考) 5B057 CA01 CA08 CB02 CB08 CE12 CE17 CG01 DA08 DB06 DB09 DC23 5C077 MM03 MP08 PP15 PP27 PP28 PP32 PP37 PQ19 RR02 RR06 RR21 5C078 AA09 CA03 DA02 DB06 5C079 HA11 HB01 JA23 LA02 LA06 LA12 LA26 LA34 LB12

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像の文字部分を検出して複数の文字領域
    の座標を作成する領域分割手段をもち、 上記文字領域の2値画像を作成する二値化手段をもち、 文字部分を元画像から抜いて、その周りの色で塗りつぶ
    し画像Aを作成する塗りつぶし手段をもち、 画像Aを圧縮して圧縮コードXを作成する多値画像圧縮手
    段をもち、 文字部分の代表色を算出し、パレットを作成する色算出
    手段をもち、 文字領域に対し、1文字ごとの座標を作成する文字分割
    手段をもち、 上記色算出結果及び上記文字分割結果にしたがって、1
    文字ごとに代表色を抽出する代表色抽出手段をもち、 代表色抽出結果にしたがって元画像の文字領域の減色処
    理を行い複数の減色画像Cを出力する減色手段を持ち、 上記複数の減色画像Cのうちが1bitの画像(二値画像)
    を圧縮して複数の圧縮コードYを作成する二値画像圧縮
    手段をもち、 上記複数の減色画像Cのうちが2bit以上の画像(多色画
    像)を圧縮して複数の圧縮コードZを作成する多色画像
    圧縮手段をもち、 上記圧縮コードX,複数の圧縮コードY,複数の圧縮コー
    ドZ,それぞれの圧縮コード(X,Y)の座標、パレットを
    保持するフォーマットの圧縮画像から画像を構築すると
    きに、 圧縮コードXから多値画像Dを作成する多値画像伸長手段
    をもち、 圧縮コードYから二値画像Eを作成する二値画像伸長手段
    をもち、 圧縮コードZから多色画像Fを作成する多色画像伸長手段
    をもち、 文字領域の座標とその座標に対応するパレットおよび二
    値画像Eまたは多色画像Fを入力し、透過を示すパレット
    番号を持つ画素は画像Dを、その他の部分はパレットの
    示す色を使って、伸張画像Hを作成する画像伸長手段を
    持ち、 伸張画像Hを可視化する画像形成手段を有し、 前記画像形成手段にて画像を形成する際、白黒画像を前
    記画像形成手段が出力する際には、前記圧縮コードYか
    ら判断される文字部分の画像データを予め決められた値
    に置き換える処理を施しながら画像を形成し、カラー画
    像を前記画像形成手段が出力する際には、前記の置き換
    え処理を行わないことを特徴とする画像処理装置。
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