JP3870147B2 - 画像圧縮装置、画像伸長装置及びそれらの方法、プログラム - Google Patents

画像圧縮装置、画像伸長装置及びそれらの方法、プログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、入力された多値画像を圧縮する画像圧縮装置、その画像圧縮装置で生成された圧縮データを伸長する画像伸長装置及びそれらの方法、プログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、スキャナの普及により文書の電子化が進んでいる。電子化された文書をフルカラービットマップ形式で保存すると、例えば、A4サイズの場合では、読取解像度300dpiで、約24Mbyteにもなり、必要なメモリが膨大になる。このような大容量のデータは、メールに添付して送信するのに適したサイズとはいえない。
【0003】
そこで、フルカラー画像を圧縮することが通常行われており、その圧縮方法としてJPEGが知られている。JPEGは、写真等の自然画像を圧縮するには非常に効果的だが、文字部をJPEG圧縮するとモスキートノイズと呼ばれる画像劣化が発生する。そこで、従来では、入力された画像を文字領域及び写真領域に領域分割を行い、文字領域部分は2値化した上でMMR圧縮、写真領域部分はJPEG圧縮を行うことで、文字領域の品位を保ったまま、フルカラー文書も小さなデータサイズで表現する方法があった。
【0004】
この方法は、伸長時には、2値画像の白部分はJPEG画像を透過し、黒部分は代表色をのせた文字で表現する。また、JPEG圧縮前に文字領域を文字近辺の色で穴埋めすることにより、さらに圧縮率を向上させる方法があった。また、効率的な圧縮、かつ伸長時に良好な画像の再現を実現するために、文字領域の代表色を抽出する技術が必須となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術では、圧縮時に行う文字領域部分に複数の色が混在している場合、適切な代表色を抽出するには不十分であった。そのため、伸長時には、文字領域の適切な代表色が再現されず、良好な復元画像を得ることができなかった。
【0006】
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、良好な復元画像を生成することでき、かつ圧縮対象の画像品位を低下させない画像圧縮を行うことができる画像圧縮装置、画像伸長装置及びそれらの方法、プログラムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明による画像圧縮装置は以下の構成を備える。即ち、
入力された多値画像を圧縮する画像圧縮装置であって、
前記多値画像を2値化する2値化手段と、
前記2値化手段で得られた2値画像に基づいて、文字領域の位置を特定する第1領域特定手段と、
前記第1領域特定手段で特定された文字領域中の単位文字領域の位置を特定する第2領域特定手段と、
前記第2領域特定手段で特定された単位文字領域それぞれの位置情報と前記多値画像とに基づいて、前記単位文字領域それぞれの平均色を算出する平均色算出手段と、
色空間における所定エリアごとに設定されたエリアの代表色と前記平均色算出手段で算出された前記単位文字領域それぞれの平均色との距離に基づいて、前記単位文字領域それぞれの代表色として前記エリアの代表色のいずれかを設定する代表色設定手段と、
前記多値画像における前記文字領域あるいは前記単位文字領域をその周辺色で穴埋めする穴埋め手段と、
前記穴埋め手段で生成された穴埋め多値画像を縮小する縮小手段と、
前記縮小手段で縮小された縮小多値画像を圧縮する第1圧縮手段と、
前記第1領域特定手段で特定された文字領域に対応する部分2値画像を圧縮する第2圧縮手段と、
前記単位文字領域の位置情報と、前記第1圧縮手段で生成された第1圧縮コードと、前記第2圧縮手段で生成された第2圧縮コードと、前記代表色設定手段で設定された単位文字領域の代表色情報を含む圧縮データを出力する出力手段と
を備える。
【0008】
また、好ましくは、前記代表色設定手段は、前記平均色算出手段で算出された単位文字領域の平均色を前記色空間にプロットし、
前記各エリアにプロットされているプロット数に基づいて、前記各エリアの代表色の中から候補代表色を順番に抽出し、
当該抽出された候補代表色と前記単位文字領域それぞれの平均色との距離に基づいて、前記候補代表色を前記単位文字領域の代表色として設定する。
【0009】
また、好ましくは、前記2値化手段は、前記多値画像に基づいて輝度ヒストグラムを作成する輝度ヒストグラム作成手段と、
前記輝度ヒストグラムに基づいて、前記多値画像を2値化するための2値化閾値を算出する2値化閾値算出手段と
を備え、
前記算出された2値化閾値を用いて前記多値画像を2値化する。
【0010】
また、好ましくは、前記第1領域特定手段は、前記2値画像において所定値をとる画素の輪郭線追跡を行って特定される領域群を、それぞれ文字領域あるいは自然画像領域に特定し、前記領域群の各領域の位置情報、サイズ情報及びその種類を示す属性情報を特定する。
【0011】
また、好ましくは、前記第2領域特定手段は、前記第1領域特定手段で特定された文字領域中の所定値をとる画素の集合を単位文字領域として特定し、前記単位文字領域の位置情報とサイズ情報を特定する。
【0014】
また、好ましくは、前記抽出される候補代表色は、前記プロット数の多いエリアの代表色から順に抽出される。
【0015】
また、好ましくは、前記抽出された候補代表色と、前記単位文字領域それぞれの平均色との間の色空間上の距離を計算し、その距離が所定範囲内である単位文字領域に対して、当該候補代表色を当該単位文字領域の代表色として設定する。
【0016】
また、好ましくは、前記縮小手段は、解像度変換パラメータを用いて、前記穴埋め多値画像を解像度変換することで該穴埋め多値画像を縮小する。
【0017】
また、好ましくは、前記縮小手段は、前記解像度変換パラメータを制御する制御手段を備え、
前記制御手段は、前記穴埋め多値画像の高周波成分が小さい場合には、大きい場合に比べて、より低解像度に変換するように前記解像度変換パラメータを制御する。
【0018】
また、好ましくは、前記第1圧縮手段は、JPEG圧縮準拠である。
【0019】
また、好ましくは、前記第2圧縮手段は、MMR圧縮準拠である。
【0020】
また、好ましくは、前記出力手段で出力される圧縮データを可逆圧縮する第3圧縮手段を更に備える。
【0021】
上記の目的を達成するための本発明による画像圧縮装置は以下の構成を備える。即ち、
入力された多値画像を圧縮する画像圧縮装置であって、
前記多値画像内の単位文字領域それぞれの位置を特定する単位文字領域特定手段と、
前記特定された単位文字領域それぞれの位置情報と前記多値画像とに基づいて、前記単位文字領域それぞれの平均色を算出する平均色算出手段と、
色空間におけるエリアごとに設定された各エリアの代表色と前記平均色算出手段で算出された前記単位文字領域それぞれの平均色とに基づいて、前記単位文字領域それぞれの代表色として前記エリアの代表色のいずれかを設定する代表色設定手段と、
前記多値画像における前記単位文字領域を周辺色で穴埋めする穴埋め手段と、
前記穴埋め手段で生成された穴埋め多値画像に基づいて、第1の多値圧縮画像を得る第1圧縮手段と、
前記単位文字領域に対応する部分2値画像に基づいて、第2の2値圧縮画像を得る第2圧縮手段と、
前記第1圧縮手段で得た第1の多値圧縮画像と、前記第2圧縮手段で得た第2の2値圧縮画像と、前記代表色設定手段で設定された単位文字領域それぞれの代表色情報とを含む圧縮データを出力する出力手段と
を備える。
【0022】
上記の目的を達成するための本発明による画像圧縮方法は以下の構成を備える。即ち、
入力された多値画像を圧縮する画像圧縮装置を制御するための画像圧縮方法であって、
前記多値画像を2値化する2値化工程と、
前記2値化工程で得られた2値画像に基づいて、文字領域の位置を特定する第1領域特定工程と、
前記第1領域特定工程で特定された文字領域中の単位文字領域の位置を特定する第2領域特定工程と、
前記第2領域特定工程で特定された単位文字領域それぞれの位置情報と前記多値画像とに基づいて、前記単位文字領域それぞれの平均色を算出する平均色算出工程と、
色空間における所定エリアごとに設定されたエリアの代表色と前記平均色算出手段で算出された前記単位文字領域それぞれの平均色との距離に基づいて、前記単位文字領域それぞれの代表色として前記エリアの代表色のいずれかを設定する代表色設定工程と、
前記多値画像における前記文字領域あるいは前記単位文字領域をその周辺色で穴埋めする穴埋め工程と、
前記穴埋め工程で生成された穴埋め多値画像を縮小する縮小工程と、
前記縮小工程で縮小された縮小多値画像を圧縮する第1圧縮工程と、
前記第1領域特定工程で特定された文字領域に対応する部分2値画像を圧縮する第2圧縮工程と、
前記単位文字領域の位置情報と、前記第1圧縮手段で生成された第1圧縮コードと、前記第2圧縮工程で生成された第2圧縮コードと、前記代表色設定工程で設定された単位文字領域の代表色情報を含む圧縮データを出力する出力工程と、
の各工程を前記画像圧縮装置に実行させるように制御する。
【0023】
上記の目的を達成するための本発明による画像圧縮方法は以下の構成を備える。即ち、
入力された多値画像を圧縮する画像圧縮装置を制御するための画像圧縮方法であって、
前記多値画像内の単位文字領域それぞれの位置を特定する単位文字領域特定工程と、
前記特定された単位文字領域それぞれの位置情報と前記多値画像とに基づいて、前記単位文字領域それぞれの平均色を算出する平均色算出工程と、
色空間におけるエリアごとに設定された各エリアの代表色と前記平均色算出工程で算出された前記単位文字領域それぞれの平均色とに基づいて、前記単位文字領域それぞれの代表色として前記エリアの代表色のいずれかを設定する代表色設定工程と、
前記多値画像における前記単位文字領域を周辺色で穴埋めする穴埋め工程と、
前記穴埋め工程で生成された穴埋め多値画像に基づいて、第1の多値圧縮画像を得る第1圧縮工程と、
前記単位文字領域に対応する部分2値画像に基づいて、第2の2値圧縮画像を得る第2圧縮工程と、
前記第1圧縮工程で得た第1の多値圧縮画像と、前記第2圧縮工程で得た第2の2値圧縮画像と、前記代表色設定工程で設定された単位文字領域それぞれの代表色情報とを含む圧縮データを出力する出力工程と
を備える。
【0024】
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、
入力された多値画像を圧縮する画像圧縮を画像圧縮装置で実行させるための、コンピュータ実行可能なコンピュータプログラムであって、
前記多値画像を2値化する2値化工程と、
前記2値化工程で得られた2値画像に基づいて、文字領域の位置を特定する第1領域特定工程と、
前記第1領域特定工程で特定された文字領域中の単位文字領域の位置を特定する第2領域特定工程と、
前記第2領域特定工程で特定された単位文字領域それぞれの位置情報と前記多値画像とに基づいて、前記単位文字領域それぞれの平均色を算出する平均色算出工程と、
色空間における所定エリアごとに設定されたエリアの代表色と前記平均色算出手段で算出された前記単位文字領域それぞれの平均色との距離に基づいて、前記単位文字領域それぞれの代表色として前記エリアの代表色のいずれかを設定する代表色設定工程と、
前記多値画像における前記文字領域あるいは前記単位文字領域をその周辺色で穴埋めする穴埋め工程と、
前記穴埋め工程で生成された穴埋め多値画像を縮小する縮小工程と、
前記縮小工程で縮小された縮小多値画像を圧縮する第1圧縮工程と、
前記第1領域特定工程で特定された文字領域に対応する部分2値画像を圧縮する第2圧縮工程と、
前記単位文字領域の位置情報と、前記第1圧縮手段で生成された第1圧縮コードと、前記第2圧縮工程で生成された第2圧縮コードと、前記代表色設定工程で設定された単位文字領域の代表色情報を含む圧縮データを出力する出力工程と、
の各工程を前記画像圧縮装置に実行させるための、コンピュータ実行可能なコンピュータプログラム。
【0025】
上記の目的を達成するための本発明によるプログラムは以下の構成を備える。即ち、
入力された多値画像を圧縮する画像圧縮を画像圧縮装置で実行させるための、コンピュータ実行可能なコンピュータプログラムであって、
前記多値画像内の単位文字領域それぞれの位置を特定する単位文字領域特定工程と、
前記特定された単位文字領域それぞれの位置情報と前記多値画像とに基づいて、前記単位文字領域それぞれの平均色を算出する平均色算出工程と、
色空間におけるエリアごとに設定された各エリアの代表色と前記平均色算出工程で算出された前記単位文字領域それぞれの平均色とに基づいて、前記単位文字領域それぞれの代表色として前記エリアの代表色のいずれかを設定する代表色設定工程と、
前記多値画像における前記単位文字領域を周辺色で穴埋めする穴埋め工程と、
前記穴埋め工程で生成された穴埋め多値画像に基づいて、第1の多値圧縮画像を得る第1圧縮工程と、
前記単位文字領域に対応する部分2値画像に基づいて、第2の2値圧縮画像を得る第2圧縮工程と、
前記第1圧縮工程で得た第1の多値圧縮画像と、前記第2圧縮工程で得た第2の2値圧縮画像と、前記代表色設定工程で設定された単位文字領域それぞれの代表色情報とを含む圧縮データを出力する出力工程と、
の各工程を前記画像圧縮装置に実行させるための、コンピュータ実行可能なコンピュータプログラム。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
【0027】
尚、以下に説明する実施形態の画像圧縮装置及び画像伸長装置の各構成要素の相対配置、各処理に用いられる数式、数値等は、特に、特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
【0028】
図1は本発明の実施形態の画像圧縮装置の概略構成を示す図である。
【0029】
図1において、実線は画像の流れ及び入力を示し、点線は情報の流れ及び入力を示すものとする。
【0030】
カラー多値画像である入力画像101は、2値化部102で2値化され、2値画像103が作成される。領域特定部A104は、2値画像103を入力とし、例えば、所定値をとる画素(例えば、黒画素)の輪郭線追跡等により文字領域を検出して、文字領域座標106を作成する。文字領域座標106は、文字領域の位置(座標)やサイズを示す情報である。また、領域特定部A104が文字領域を特定することで、それ以外の写真やイラスト等の自然(階調)画像を示す自然画像領域の位置やサイズも特定されることは言うまでもない。更に、各領域の種類を特定するための属性情報(文字や画像)も別途生成する。
【0031】
領域特定部B105は、2値画像103と領域特定部A104により作成された文字領域座標106を入力とし、文字領域内における各文字(単位文字領域)の位置及びサイズを特定する。説明を簡単にするため、実施形態1では、各単位文字領域の位置及びサイズの情報も文字領域座標106に追加するものとする。また、領域特定部A104により作成された文字領域座標106により、文字領域毎の2値画像(部分2値画像107)を作成する。
【0032】
代表色抽出部110は、部分2値画像107と文字領域座標106及び多値画像112を入力とし、部分2値画像107の黒部分と多値画像112とを位置対応させながら、文字領域中の各単位文字領域の各文字代表色111を算出する。尚、この処理の詳細については後述する。尚、多値画像112は入力画像101と同一である。
【0033】
文字領域穴埋め部113は、多値画像112及び文字領域座標106を入力とし、多値画像112上の各文字領域あるいは単位文字領域毎に、その周辺色で塗り潰す処理(周辺色に置換する処理)を行う。続いて、文字領域あるいは単位文字領域が穴埋めされた(塗り潰された)穴埋め多値画像を、縮小部114にて縮小する。
【0034】
この縮小部114は、設定された解像度変換パラメータに基づいて、穴埋め多値画像の解像度変換を行う。また、縮小部114は、この解像度変換パラメータを、処理対象の多値画像の空間周波数に基づいて適宜制御するようにしても良い。例えば、多値画像の高周波成分が小さい場合には、大きい場合に比べて、より低解像度に変換するように、この解像度変換パラメータを制御しても良い。
【0035】
以上の処理の後、部分2値画像107は各々順次、MMR圧縮部108により圧縮コードA109として圧縮される。また、縮小部114にて縮小された穴埋め多値画像は、JPEG圧縮部115により圧縮コードB116としてJPEG圧縮される。尚、MMR圧縮部108の代わりに、MMR圧縮以外の2値画像圧縮、例えば、JBIG圧縮、MR圧縮、MH圧縮等を用いても良い。
【0036】
このようにして、各構成要素から得られる文字領域座標106、圧縮コードA109、各文字代表色111、圧縮コードB116のデータ群を結合した圧縮データ117が作成される。この圧縮データ117を、更に、PDFなどに可逆圧縮しても良い。
【0037】
尚、入力画像101中に文字領域が存在しない場合、圧縮データ117は圧縮コードB116のみとなる。
【0038】
また、画像圧縮装置及び後述するこの画像圧縮装置で生成された圧縮データを伸長する画像伸長装置を実現するハードウエア構成としては、例えば、パーソナルコンピュータ等の汎用コンピュータで実現される。また、この汎用コンピュータには、その標準的な構成要素として、例えば、CPU、RAM、ROM、ハードディスク、外部記憶装置、ネットワークインタフェース、ディスプレイ、キーボード、マウス等を有している。
【0039】
また、これらの画像圧縮装置及び画像伸長装置は、このような汎用コンピュータに対する拡張カードとして実現される専用ハードウエアとして実現されても良い。
【0040】
更に、これらの画像圧縮装置及び画像伸長装置を搭載する装置の具体例としては、ネットワーク通信機能を有する複合機(コピー、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ機能等を有する装置)、カラースキャナ、カラーファクシミリ等が挙げられる。
【0041】
次に、2値化部102が実行する2値化処理について、図2及び図3を用いて説明する。
【0042】
図2は本発明の実施形態の入力画像の一例を示す図である。また、図3は本発明の実施形態の2値化部が実行する2値化処理を示すフローチャートである。
【0043】
図2において、入力画像201はカラー多値画像であり、領域203は赤色、領域204は青色、その他の文字は黒、領域205は任意の複数色であるとする。
【0044】
例として、入力画像101をスキャナで読み取った後のRGBデータ(24bit)とする場合、まず、ステップS301にて、下記の変換式により輝度変換を行い、輝度画像を作成する。
【0045】
Y = 0.299×R + 0.587×G + 0.114×B
次に、ステップS302にて、輝度画像の全面ヒストグラムを作成する。ここで、ヒストグラムの一例を図示すると図6のようになる。図6において、横軸はY信号の輝度レベル0〜255であり、縦軸はその出現頻度を示している。図6の場合、601が文字やイメージの分布であり、602が下地の分布であることを示している。
【0046】
次に、ステップS303にて、最適な2値化閾値Tを算出する。但し、ここでの2値化閾値Tの算出方法は、特に限定はしない。図6では、例えば、分布601と分布602の頂点の輝度レベル間の中間点603を2値化閾値Tとしている。
【0047】
最後に、ステップS304にて、輝度画像を2値化閾値Tに基づいて、2値化する。
【0048】
以上の処理により、図1の2値画像103が作成される。また、図2の多値画像201を2値化した場合の2値画像は、例えば、図7の2値画像701のようになる。
【0049】
次に、領域特定部A104が実行する処理について、図4を用いて説明する。
【0050】
図4は本発明の実施形態の領域特定部A104が実行する処理を示すフローチャートである。
【0051】
まず、ステップS401にて、2値画像103の黒画素を参照しながら、輪郭線追跡を行う。次に、ステップS402にて、追跡された輪郭線内をさらに追跡し、その追跡結果に基づいて、輪郭線内の領域から文字領域と、その位置やサイズを特定する。また、文字領域以外の領域は、自然画像領域として特定する。
【0052】
以上の処理により、文字領域及び自然画像領域の位置、サイズ及びその領域の種類を示す属性が特定される。ここで、図7の2値画像701に領域特定部A104の処理を施した結果を、図8に示す。図8では、全部で4つの領域が特定され、801〜803が文字領域、804が自然画像領域に特定されている。
【0053】
次に、領域特定部B105が実行する処理について、図5を用いて説明する。
【0054】
図5は本発明の実施形態の領域特定部B105が実行する処理を示すフローチャートである。
【0055】
図5で説明する処理は、領域特定部A104により特定された文字領域群、図8の例では、文字領域801〜803に対して順次行われる。
【0056】
まず、ステップS501にて、未処理の文字領域の有無を判定する。未処理の文字領域がない場合(ステップS501でNO)、処理を終了する。一方、未処理の文字領域がある場合(ステップS501でYES)、ステップS502に進む。
【0057】
次に、ステップS502にて、2値画像の所定値(黒画素)をとる画素の集合を単位文字とみなし、単位文字領域の位置を特定する。ここで、図8の文字領域801に領域特定部B105の処理を施した結果を、図9に示す。図9では、全部で5つの単位文字領域902〜906が特定されている。以降、同様にして、図8の文字領域802、803についても処理が実行される。
【0058】
以上のようにして、領域特定部A104及び領域特定部B105により特定された文字領域・単位文字領域の領域情報(位置、サイズ)を、文字領域座標106として、例えば、画像圧縮装置内のメモリ(例えば、RAM)に保存する。
【0059】
次に、代表色抽出部110が実行する処理について、図10、図11のフローチャート、及び図12〜図15の説明図を用いて説明する。
【0060】
図10は本発明の実施形態の代表色抽出部が実行する処理を示すフローチャートである。
【0061】
代表色抽出部110では、上述したように、入力として、文字領域座標106と部分2値画像107及び多値画像112を使用する。部分2値画像107は、2値画像103の文字領域を切り取って別のワークメモリ等のメモリに格納してあるものとする。多値画像112は、入力画像101と同一のものであり、同様に別のワークメモリ等のメモリに格納してあるものとする。
【0062】
尚、処理対象の具体例として、図9の文字領域801を用いるとする。
【0063】
代表色抽出部110では、全ての文字領域、即ち、全ての部分2値画像107に対して順に処理を行うため、最初に、ステップS1001にて、文字領域座標106を参照しながら、未処理の文字領域の有無を判定する。未処理の文字領域がない場合(ステップS1001でNO)、処理を終了する。一方、未処理の文字領域がある場合(ステップS1001でYES)、ステップS1008に進む。
【0064】
次に、ステップS1008にて、文字領域の代表色数nに1を設定する。次に、ステップS1002にて、文字領域座標106を参照し、かつ部分2値画像107の黒画素に位置的に対応する多値画像112の色(RGB)を参照しながら、単位文字毎にRGBの平均色を算出する。この算出例として、図9の単位文字領域904に対する処理を、図12を用いて具体的に説明する。
【0065】
図12において、1201は図9の単位文字領域904に対応する単位文字である。1202は、単位文字1201を拡大し、画素レベルで表現したものであり、p1、p2、p3は各画素の座標を示している。但し、黒画素のみに注目している。
【0066】
ここで、座標p1(x,y)と位置的に対応する多値画像112のRGB値を参照し、これをc1(R1,G1,B1)として保存する。また、座標p2(x+1,y)、p3(x+2,y)、以下、残りの黒画素全部も同様にRGB値を多値画像112から参照し、これらをc2(R2,G2,B2)、c3(R3,G3,B3)、…、とすると、黒画素数は単位文字領域内に全部で12あるので、RGBの平均色を求める式は、下記のようになる。また、黒画素数12も保持しておくことにするが、本実施形態の説明では黒画素数の利用は省略する。
【0067】
R_average = (R1+R2+R3+、…、+R12)/12
G_average = (G1+G2+G3+、…、+G12)/12
B_average = (B1+B2+B3+、…、+B12)/12
また、例として、図9の文字領域801には、5つの単位文字領域902〜906があるので、それぞれRGBの平均色は、
単位文字領域902:(R_average1,G_average1,B_average1)
単位文字領域903:(R_average2,G_average2,B_average2)
単位文字領域904:(R_average3,G_average3,B_average3)
単位文字領域905:(R_average4,G_average4,B_average4)
単位文字領域906:(R_average5,G_average5,B_average5)
のように、算出することができる。
【0068】
次に、ステップS1003にて、上記で算出された各単位文字領域のRGBの平均色を、例えば、YCbCrのような、輝度と色差で表現できる色空間に変換する。尚、色空間は、LabやYuv等の他の色空間でも構わないものとするが、ここでは、YCbCrで説明を行う。また、RGBからYCbCrへの変換式は省略する。
【0069】
例えば、上述の5つの単位文字領域902〜906に対して、YCbCr変換を施すと、
単位文字領域902:(Y1,Cb1,Cr1)
単位文字領域903:(Y2,Cb2,Cr2)
単位文字領域904:(Y3,Cb3,Cr3)
単位文字領域905:(Y4,Cb4,Cr4)
単位文字領域906:(Y5,Cb5,Cr5)
となる。
【0070】
次に、ステップS1004にて、ステップS1005のヒストグラム作成の準備として、ヒストグラム初期化(ヒストグラムクリア)を行う。次に、ステップS1005にて、色差Cb,Crの2次元ヒストグラムを作成する。これを、図13に示す。図13の5つのプロット1301〜1305は、それぞれ
プロット1301(Cb1,Cr1) → 単位文字領域902のプロット
プロット1302(Cb2,Cr2) → 単位文字領域903のプロット
プロット1303(Cb3,Cr3) → 単位文字領域904のプロット
プロット1304(Cb4,Cr4) → 単位文字領域905のプロット
プロット1305(Cb5,Cr5) → 単位文字領域906のプロット
である。また、プロット1301、1302及び1305と、プロット1303及び1304の距離が離れているのは、図2の多値画像201で示される色の違いを表すためであり、プロット1301、1302及び1305の間の差、または、プロット1303及び1304の間の差は、スキャナで読み取られた入力画像のバラツキ、あるいは、その後の処理(例えば、JPEG圧縮)によるバラツキを表している。
【0071】
尚、本実施形態では、処理の高速化のため、2次元ヒストグラムを作成しているが、精度を上げるために、Y,Cb,Crの3次元ヒストグラムを作成してもよい。
【0072】
次に、ステップS1006にて、各単位文字領域の代表色抽出と色割当を行う。尚、この処理の詳細については後述する。
【0073】
次に、ステップS1007にて、ステップS1006で色が未割当の単位文字の有無を判定する。未割当の単位文字がある場合(ステップS1007でYES)、ステップS1009に進み、代表色数nに1を加算して、先に作成したヒストグラムを初期化し(ステップS1004)、色が未割当の単位文字に対してのみ、ヒストグラムを作成する(ステップS1005)。以下、同様にして、ステップS1007にて、色が未割当の単位文字がなくなるまで処理を続ける。そして、未割当の単位文字がない場合(ステップS1007でNO)、ステップS1001に戻り、他の未処理の文字領域があれば、以下、同様の処理を行う。
【0074】
次に、ステップS1006の各単位文字領域の代表色抽出と色割当の処理の詳細について、図11を用いて説明する。
【0075】
図11は本発明の実施形態のステップS1006の代表色抽出と色割当の処理の詳細を示すフローチャートである。
【0076】
まず、ステップS1101にて、単位文字領域の代表色の候補となる候補代表色C’(n)の抽出を行う。尚、nは代表色数であり、図10で使用されているnと同じである。また、候補代表色C’(n)は、Cb,Crの情報をもつ構造体であり、n番目の代表色のCbをC’(n)_b、n番目の代表色のCrをC’(n)_rと表すことにする。
【0077】
具体的な候補代表色の抽出方法について、図14を用いて説明する。
【0078】
図14で示される点線で囲まれる四角は、予め設定されたエリアを示しており、各エリアには1つの代表色(Cb,Cr)が設定されているものとする。エリアの大小は任意であるが、精度と処理効率のトレードオフを考慮して設定することが望ましい。YCbCrがそれぞれ8bitである場合、本実施形態では、エリアの縦横幅を3bitに設定することにする。但し、図14では、説明を簡単にするため、エリアを大きく図示している。ここで、各エリアをCb−Cr方向に走査し、エリア内のプロット数の最大値を取得する。ここでは、エリア1で最大プロット数3が得られるので、候補代表色として1401(黒三角▲)が得られる。
【0079】
次に、ステップS1102にて、単位文字数mに1を設定する。次に、ステップS1103にて、mがM以下であるか否かを判定する。M以下である場合(ステップS1103でYES)、ステップS1104に進む。一方、Mより大きい場合(ステップS1103でNO)、処理を終了する。
【0080】
ここで、Mは、処理対象の文字領域内の単位文字数(総数)であり、例えば、図9の文字領域801では、M=5である。この場合は、m=1の時は、ステップS1103の条件がYESとなり、ステップS1104へ進む。そして、m=6になった時、ステップS1103の条件がNOとなり、ステップS1006のループを抜ける。
【0081】
ステップS1104にて、単位文字領域の平均色である単位文字色C(m)が未決定であるか否かを判定する。未決定でない場合(ステップS1104でNO)、ステップS1108に進む。一方、未決定である場合(ステップS1104でYES)、ステップS1105に進む。
【0082】
ここで、単位文字色C(m)は、Cb,Crの情報をもつ構造体であり、m番目の単位文字色のCbをC(m)_b、m番目の代表色のCrをC(m)_rと表すことにする。単位文字色C(m)は、最初、値が割り当てられていないため、C(m)は未決定となり、ステップS1105へ進む。
【0083】
次に、ステップS1105にて、候補代表色C’(n)と単位文字色C(m)の色空間上の距離(Distance)を算出する。
【0084】
次に、ステップS1106にて、予め設定された値valueに対して、Distance≦valueであるか否かを判定する。Distance≦valueでない場合(ステップS1106でNO)、ステップS1108に進む。一方、Distance≦valueである場合(ステップS1106でYES)、ステップS1107に進む。
【0085】
ステップS1107にて、候補代表色C’(n)を単位文字色C(m)(単位文字領域の代表色)に設定する。即ち、C’(n)_bをC(m)_bに代入し、C’(n)_rをC(m)_rに代入する。ここで、valueは任意に値を調整可能である。
【0086】
そして、ステップS1108にて、単位文字数mに1を加算し、ステップS1103に戻る。
【0087】
図11のステップS1105及びステップS1106の処理の具体例について、図15を用いて説明する。ここでは、n=1、m=1であると仮定するため、候補代表色C’(1)はプロット1401、単位文字色C(1)はプロット1301である。上述のステップS1105及びステップS1106では、候補代表色C’(1)であるプロット1401を中心とし、valueを半径とした点線円1500内に、単位文字色C(1)のプロット1301が存在するか否かを判定している。
【0088】
ここでは、プロット1301は点線円1500に存在しているため、候補代表色C’(1)(本実施形態の場合、黒あるいは黒の近似色)が、単位文字領域902に対応する代表色C(1)として設定される。同様に、m=2、5の時もプロット1302、1305は、ステップS1106の条件を満たすため、候補代表色C’(1)が、単位文字領域903及び906それぞれの代表色C(2)及びC(5)として設定される。
【0089】
一方、m=3、4の時は、ステップS1106の条件を満たさないため、C(3)、C(4)は未決定のまま、ステップS1006のループを抜け、次の代表色抽出を行う。そして、その後の処理で、候補代表色C’(2)(本実施形態の場合、青あるいは青の近似色)が、単位文字領域904及び905それぞれに対応する代表色C(3)及びC(4)として設定されることになる。
【0090】
以上のようにして、図10、図11で示されるフローチャートで、各単位文字領域の代表色抽出と色割当が行われる。また、抽出された代表色は、図1の各文字代表色111として、圧縮データ117に格納される。
【0091】
次に、圧縮データ117を伸長する画像伸長装置について、図16を用いて説明する。
【0092】
図16は本発明の実施形態の画像伸長装置の概略構成を示す図である。
【0093】
MMR伸長部1603は、圧縮コードA109を入力し、MMR伸長処理を行い、2値画像1604を作成する。JPEG伸長部1609は、圧縮コードB116を入力し、JPEG伸長処理を行い、さらに拡大部1610で拡大処理を行うことで、多値画像1611を作成する。合成部1605は、文字領域座標106を参照しながら、各文字代表色111を2値画像1604中の対応する単位文字領域の各黒画素に割り当て、その2値画像を多値画像1611の上に表示する。この際、2値画像1604の白画素は多値画像1611を透過する。
【0094】
このようにして、図16の画像伸長装置は、図1の画像圧縮装置により作成された圧縮データ117を伸長し、最終的な復元画像である伸長画像1606を生成することができる。
【0095】
以上説明したように、本実施形態によれば、入力されたカラー多値画像に含まれる文字領域が複数の色を有していた場合にも適切な色抽出を行うことが可能である。
【0096】
つまり、文字領域の2値画像とその文字領域を構成する単位文字領域における代表色を抽出して割り当て、この単位文字領域毎の代表色を圧縮データの一部として生成する。そして、この圧縮データを伸長して復元画像を得る場合には、この代表色を利用して、各文字領域内の各単位文字領域の色を再現する。これにより、入力画像の画品位を良好に維持した復元画像を再現することができる。
【0097】
また、文字領域に関しては、従来使用されていたJPEG圧縮に代って、MMR圧縮を利用して圧縮することで、より高圧縮な圧縮画像を生成することができる。
【0098】
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
【0099】
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
【0100】
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
【0101】
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0102】
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
【0103】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
【0104】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0105】
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
【0106】
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、良好な復元画像を生成することでき、かつ圧縮対象の画像品位を低下させない画像圧縮を行うことができる画像圧縮装置、画像伸長装置及びそれらの方法、プログラムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の画像圧縮装置の概略構成を示す図である。
【図2】本発明の実施形態の入力画像の一例を示す図である。
【図3】本発明の実施形態の2値化部が実行する2値化処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態の領域特定部Aが実行する処理を示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施形態の領域特定部Bが実行する処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施形態の入力画像のヒストグラムの一例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態の2値画像の一例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態の領域特定部Aによる処理結果の一例を示す図である。
【図9】本発明の実施形態の領域特定部Bによる処理結果の一例を示す図である。
【図10】本発明の実施形態の代表色抽出部が実行する処理を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施形態のステップS1006の代表色抽出と色割当の処理の詳細を示すフローチャートである。
【図12】本発明の実施形態の代表色抽出部の処理を説明するための図である。
【図13】本発明の実施形態の代表色抽出部の処理を説明するための図である。
【図14】本発明の実施形態の代表色抽出部の処理を説明するための図である。
【図15】本発明の実施形態の代表色抽出部の処理を説明するための図である。
【図16】本発明の実施形態の画像伸長装置の概略構成を示す図である。
【符号の説明】
101 入力画像
102 2値化部
103 2値画像
104 領域特定部A
105 領域特定部B
106 文字領域座標
107 部分2値画像
108 MMR圧縮部
109 圧縮コードA
110 代表色抽出部
111 各文字代表色
112 多値画像
113 文字領域穴埋め部
114 縮小部
115 JPEG圧縮部
116 圧縮コードB
117 圧縮データ
1603 MMR伸長部
1604 2値画像
1605 合成部
1606 伸長画像
1609 JPEG伸長部
1610 拡大部
1611 多値画像

Claims (17)

  1. 入力された多値画像を圧縮する画像圧縮装置であって、
    前記多値画像を2値化する2値化手段と、
    前記2値化手段で得られた2値画像に基づいて、文字領域の位置を特定する第1領域特定手段と、
    前記第1領域特定手段で特定された文字領域中の単位文字領域の位置を特定する第2領域特定手段と、
    前記第2領域特定手段で特定された単位文字領域それぞれの位置情報と前記多値画像とに基づいて、前記単位文字領域それぞれの平均色を算出する平均色算出手段と、
    色空間における所定エリアごとに設定されたエリアの代表色と前記平均色算出手段で算出された前記単位文字領域それぞれの平均色との距離に基づいて、前記単位文字領域それぞれの代表色として前記エリアの代表色のいずれかを設定する代表色設定手段と、
    前記多値画像における前記文字領域あるいは前記単位文字領域をその周辺色で穴埋めする穴埋め手段と、
    前記穴埋め手段で生成された穴埋め多値画像を縮小する縮小手段と、
    前記縮小手段で縮小された縮小多値画像を圧縮する第1圧縮手段と、
    前記第1領域特定手段で特定された文字領域に対応する部分2値画像を圧縮する第2圧縮手段と、
    前記単位文字領域の位置情報と、前記第1圧縮手段で生成された第1圧縮コードと、前記第2圧縮手段で生成された第2圧縮コードと、前記代表色設定手段で設定された単位文字領域の代表色情報を含む圧縮データを出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする画像圧縮装置。
  2. 前記代表色設定手段は、前記平均色算出手段で算出された単位文字領域の平均色を前記色空間にプロットし、
    前記各エリアにプロットされているプロット数に基づいて、前記各エリアの代表色の中から候補代表色を順番に抽出し、
    当該抽出された候補代表色と前記単位文字領域それぞれの平均色との距離に基づいて、前記候補代表色を前記単位文字領域の代表色として設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮装置。
  3. 前記2値化手段は、前記多値画像に基づいて輝度ヒストグラムを作成する輝度ヒストグラム作成手段と、
    前記輝度ヒストグラムに基づいて、前記多値画像を2値化するための2値化閾値を算出する2値化閾値算出手段と
    を備え、
    前記算出された2値化閾値を用いて前記多値画像を2値化する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像圧縮装置。
  4. 前記第1領域特定手段は、前記2値画像において所定値をとる画素の輪郭線追跡を行って特定される領域群を、それぞれ文字領域あるいは自然画像領域に特定し、前記領域群の各領域の位置情報、サイズ情報及びその種類を示す属性情報を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮装置。
  5. 前記第2領域特定手段は、前記第1領域特定手段で特定された文字領域中の所定値をとる画素の集合を単位文字領域として特定し、前記単位文字領域の位置情報とサイズ情報を特定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮装置。
  6. 前記抽出される候補代表色は、前記プロット数の多いエリアの代表色から順に抽出される
    ことを特徴とする請求項に記載の画像圧縮装置。
  7. 前記抽出された候補代表色と、前記単位文字領域それぞれの平均色との間の色空間上の距離を計算し、その距離が所定範囲内である単位文字領域に対して、当該候補代表色を当該単位文字領域の代表色として設定する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像圧縮装置。
  8. 前記縮小手段は、解像度変換パラメータを用いて、前記穴埋め多値画像を解像度変換することで該穴埋め多値画像を縮小する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮装置。
  9. 前記縮小手段は、前記解像度変換パラメータを制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記穴埋め多値画像の高周波成分が小さい場合には、大きい場合に比べて、より低解像度に変換するように前記解像度変換パラメータを制御する
    ことを特徴とする請求項に記載の画像圧縮装置。
  10. 前記第1圧縮手段は、JPEG圧縮準拠である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮装置。
  11. 前記第2圧縮手段は、MMR圧縮準拠である
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮装置。
  12. 前記出力手段で出力される圧縮データを可逆圧縮する第3圧縮手段を更に備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像圧縮装置。
  13. 入力された多値画像を圧縮する画像圧縮装置であって、
    前記多値画像内の単位文字領域それぞれの位置を特定する単位文字領域特定手段と、
    前記特定された単位文字領域それぞれの位置情報と前記多値画像とに基づいて、前記単位文字領域それぞれの平均色を算出する平均色算出手段と、
    色空間におけるエリアごとに設定された各エリアの代表色と前記平均色算出手段で算出された前記単位文字領域それぞれの平均色とに基づいて、前記単位文字領域それぞれの代表色として前記エリアの代表色のいずれかを設定する代表色設定手段と、
    前記多値画像における前記単位文字領域を周辺色で穴埋めする穴埋め手段と、
    前記穴埋め手段で生成された穴埋め多値画像に基づいて、第1の多値圧縮画像を得る第1圧縮手段と、
    前記単位文字領域に対応する部分2値画像に基づいて、第2の2値圧縮画像を得る第2圧縮手段と、
    前記第1圧縮手段で得た第1の多値圧縮画像と、前記第2圧縮手段で得た第2の2値圧縮画像と、前記代表色設定手段で設定された単位文字領域それぞれの代表色情報とを含む圧縮データを出力する出力手段と
    を備えることを特徴とする画像圧縮装置。
  14. 入力された多値画像を圧縮する画像圧縮装置を制御するための画像圧縮方法であって、
    前記多値画像を2値化する2値化工程と、
    前記2値化工程で得られた2値画像に基づいて、文字領域の位置を特定する第1領域特定工程と、
    前記第1領域特定工程で特定された文字領域中の単位文字領域の位置を特定する第2領域特定工程と、
    前記第2領域特定工程で特定された単位文字領域それぞれの位置情報と前記多値画像とに基づいて、前記単位文字領域それぞれの平均色を算出する平均色算出工程と、
    色空間における所定エリアごとに設定されたエリアの代表色と前記平均色算出手段で算出された前記単位文字領域それぞれの平均色との距離に基づいて、前記単位文字領域それぞれの代表色として前記エリアの代表色のいずれかを設定する代表色設定工程と、
    前記多値画像における前記文字領域あるいは前記単位文字領域をその周辺色で穴埋めする穴埋め工程と、
    前記穴埋め工程で生成された穴埋め多値画像を縮小する縮小工程と、
    前記縮小工程で縮小された縮小多値画像を圧縮する第1圧縮工程と、
    前記第1領域特定工程で特定された文字領域に対応する部分2値画像を圧縮する第2圧縮工程と、
    前記単位文字領域の位置情報と、前記第1圧縮手段で生成された第1圧縮コードと、前記第2圧縮工程で生成された第2圧縮コードと、前記代表色設定工程で設定された単位文字領域の代表色情報を含む圧縮データを出力する出力工程と、
    の各工程を前記画像圧縮装置に実行させるように制御する
    ことを特徴とする画像圧縮方法。
  15. 入力された多値画像を圧縮する画像圧縮装置を制御するための画像圧縮方法であって、
    前記多値画像内の単位文字領域それぞれの位置を特定する単位文字領域特定工程と、
    前記特定された単位文字領域それぞれの位置情報と前記多値画像とに基づいて、前記単位文字領域それぞれの平均色を算出する平均色算出工程と、
    色空間におけるエリアごとに設定された各エリアの代表色と前記平均色算出工程で算出された前記単位文字領域それぞれの平均色とに基づいて、前記単位文字領域それぞれの代表色として前記エリアの代表色のいずれかを設定する代表色設定工程と、
    前記多値画像における前記単位文字領域を周辺色で穴埋めする穴埋め工程と、
    前記穴埋め工程で生成された穴埋め多値画像に基づいて、第1の多値圧縮画像を得る第1圧縮工程と、
    前記単位文字領域に対応する部分2値画像に基づいて、第2の2値圧縮画像を得る第2圧縮工程と、
    前記第1圧縮工程で得た第1の多値圧縮画像と、前記第2圧縮工程で得た第2の2値圧縮画像と、前記代表色設定工程で設定された単位文字領域それぞれの代表色情報とを含む圧縮データを出力する出力工程と
    を備えることを特徴とする画像圧縮方法。
  16. 入力された多値画像を圧縮する画像圧縮を画像圧縮装置で実行させるための、コンピュータ実行可能なコンピュータプログラムであって、
    前記多値画像を2値化する2値化工程と、
    前記2値化工程で得られた2値画像に基づいて、文字領域の位置を特定する第1領域特定工程と、
    前記第1領域特定工程で特定された文字領域中の単位文字領域の位置を特定する第2領域特定工程と、
    前記第2領域特定工程で特定された単位文字領域それぞれの位置情報と前記多値画像とに基づいて、前記単位文字領域それぞれの平均色を算出する平均色算出工程と、
    色空間における所定エリアごとに設定されたエリアの代表色と前記平均色算出手段で算出された前記単位文字領域それぞれの平均色との距離に基づいて、前記単位文字領域それぞれの代表色として前記エリアの代表色のいずれかを設定する代表色設定工程と、
    前記多値画像における前記文字領域あるいは前記単位文字領域をその周辺色で穴埋めする穴埋め工程と、
    前記穴埋め工程で生成された穴埋め多値画像を縮小する縮小工程と、
    前記縮小工程で縮小された縮小多値画像を圧縮する第1圧縮工程と、
    前記第1領域特定工程で特定された文字領域に対応する部分2値画像を圧縮する第2圧縮工程と、
    前記単位文字領域の位置情報と、前記第1圧縮手段で生成された第1圧縮コードと、前記第2圧縮工程で生成された第2圧縮コードと、前記代表色設定工程で設定された単位文字領域の代表色情報を含む圧縮データを出力する出力工程と、
    の各工程を前記画像圧縮装置に実行させるための、コンピュータ実行可能なコンピュータプログラム。
  17. 入力された多値画像を圧縮する画像圧縮を画像圧縮装置で実行させるための、コンピュータ実行可能なコンピュータプログラムであって、
    前記多値画像内の単位文字領域それぞれの位置を特定する単位文字領域特定工程と、
    前記特定された単位文字領域それぞれの位置情報と前記多値画像とに基づいて、前記単位文字領域それぞれの平均色を算出する平均色算出工程と、
    色空間におけるエリアごとに設定された各エリアの代表色と前記平均色算出工程で算出された前記単位文字領域それぞれの平均色とに基づいて、前記単位文字領域それぞれの代表色として前記エリアの代表色のいずれかを設定する代表色設定工程と、
    前記多値画像における前記単位文字領域を周辺色で穴埋めする穴埋め工程と、
    前記穴埋め工程で生成された穴埋め多値画像に基づいて、第1の多値圧縮画像を得る第1圧縮工程と、
    前記単位文字領域に対応する部分2値画像に基づいて、第2の2値圧縮画像を得る第2圧縮工程と、
    前記第1圧縮工程で得た第1の多値圧縮画像と、前記第2圧縮工程で得た第2の2値圧縮画像と、前記代表色設定工程で設定された単位文字領域それぞれの代表色情報とを含む圧縮データを出力する出力工程と、
    の各工程を前記画像圧縮装置に実行させるための、コンピュータ実行可能なコンピュータプログラム。
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