JP2003348166A - サーバ装置およびデータ通信機器およびメッセージ配信システムおよびメッセージ配信処理方法およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体およびプログラム - Google Patents

サーバ装置およびデータ通信機器およびメッセージ配信システムおよびメッセージ配信処理方法およびコンピュータが読取り可能な記憶媒体およびプログラム

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JP2003348166A
JP2003348166A JP2002155182A JP2002155182A JP2003348166A JP 2003348166 A JP2003348166 A JP 2003348166A JP 2002155182 A JP2002155182 A JP 2002155182A JP 2002155182 A JP2002155182 A JP 2002155182A JP 2003348166 A JP2003348166 A JP 2003348166A
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English (en)
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Tomoharu Abe
智晴 阿部
Miwako Kobayashi
美和子 小林
Natsuki Uemura
夏樹 植村
Naoto Ueno
直人 上野
Junichi Yamazaki
純一 山崎
Hiroko Toyosu
弘子 豊栖
Daisuke Uchiyama
大輔 内山
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Canon Marketing Japan Inc
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Canon Inc
Canon Marketing Japan Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザ別の電子メール配信処理環境を自在に
カスタマイズして、登録ユーザ毎に異なる電子メール受
信拒否条件に柔軟に対応した電子メール配信処理並びに
電子メール配信サービスを展開することである。 【解決手段】 サーバ装置101がデータ通信機器より
受信された電子メールが所定の複合受信拒否条件に合致
するか否かをCPU205が判定して、該判定結果に基
づき、CPU205が任意のデータ通信機器から受信し
ている電子メールに指定されている配信先のデータ通信
機器に対する電子メール配信処理を制御する構成を特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーバ装置および
データ通信機器およびメッセージ配信システムおよびメ
ッセージ配信処理方法およびコンピュータが読取り可能
な記憶媒体およびプログラムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、無線通信を利用する携帯電話が普
及し、その普及とともに、種々の機能、例えば電子メッ
セージ(電子メール)を送受信する機能が付加され、誰
でも簡単な操作でメールを送受信できるように構成され
ている。このメールサービスには、通常、携帯電話会社
が備えるサーバを介して、指定されたアドレスに電子メ
ール(eメール)を送受信する処理を行っている。
【0003】また、上記メールのやり取りに使用される
アドレスは、携帯番号を利用するもの、ユーザが指定さ
れた英数字等で登録したユーザ固有アドレスを利用する
もの等が一般的である。
【0004】このような携帯電話の普及とともに、これ
らの通信機能を利用して、あるユーザから特定のユーザ
に対して、あるいはあるユーザから不特定多数のユーザ
に対して迷惑メールが送信されたり、その迷惑メールに
対する処理を簡易に設定できる機種も実用化されている
が、あくまでも簡易な設定であるため、そのような設定
をかいくぐって悪意をもったメールや、勧誘等のメール
が携帯電話所有者に送信されてしまう事態が頻発してい
る。
【0005】このため、迷惑メールに対処する場合、携
帯電話側においては、頻繁にアドレスを変更する処理を
行ったり、サーバ側においては、メール配信元がブラッ
クリスト、キーワード、アドレス指定等によりメールの
送受信の可否を判断してメール配信先に配信されないよ
うに制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在の
eメールの受信可否は、配信先のユーザの設定に従うも
のではなく、メールソフトやサーバが用意したデータに
したがって受信可否の設定を行えるだけに過ぎないた
め、個々のユーザのeメール環境に適応して迷惑メール
の受信可否の設定を反映させることができず、個々のユ
ーザは、その都度迷惑メールに対処する設定を更新し続
けなければならず、根本的な解決には至っていない。
【0007】このため、ユーザは、常に新たな迷惑メー
ルに対して登録設定を変更する等の操作を余儀なくされ
て、メールアドレスに対する監視と管理に神経を注がな
ければならず、その改善が切望されていた。
【0008】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、本発明の目的は、データ通信機器と電
子メールの送受信を行うサーバ装置において、受信され
た電子メールが所定の複合受信拒否条件に合致する否か
に応じて、該受信しているメールに指定されている配信
先へのメール配信を制御することにより、登録されたユ
ーザに対して、各ユーザ自身がカスタマイズしている複
合的な電子メール受信拒否条件に適応した優良メールを
選別して配信元から受信している電子メールを送信で
き、ユーザ別の電子メール配信処理環境を自在にカスタ
マイズして、登録ユーザ毎に異なる電子メール受信拒否
条件に柔軟に対応した電子メール配信処理並びに電子メ
ール配信サービスを展開することができる利便性に優れ
たサーバ装置およびメッセージ配信処理方法およびコン
ピュータが読取り可能な記憶媒体およびプログラムを提
供することである。
【0009】また、電子メールの送受信を行うサーバ装
置と通信可能なデータ通信機器において、サーバ装置が
判断する自身宛の電子メールの受信を拒否するための所
定の複合受信拒否条件を決定する異なるユーザ情報を前
記サーバ装置に対して送信し、該送信されたユーザ情報
に従いサーバ装置により作成される迷惑メール配信元ブ
ラックリストをサーバ装置より取得し、該取得された迷
惑メール配信元ブラックリストを表示することにより、
ユーザから送信されたユーザ情報に従いサーバ装置が管
理している最新のブラックリストを確認して、ユーザの
電子メール受信拒否条件に加入すべきかどうかの是非を
ユーザ自身で判定できる利便性に優れたメッセージ配信
処理環境を自在に構築できるデータ通信機器装置および
メッセージ配信処理方法およびコンピュータが読取り可
能な記憶媒体およびプログラムを提供することである。
【0010】さらに、データ通信機器と電子メールの送
受信を行うサーバ装置とが通信可能なメッセージ配信シ
ステムにおいて、サーバ装置側において、受信された電
子メールが所定の複合受信拒否条件に合致する否かに応
じて、該受信しているメールに指定されている配信先へ
のメール配信を制御するとともに、データ通信機器側に
おいてサーバ装置が判断する自身宛の電子メールの受信
を拒否するための所定の複合受信拒否条件を決定する異
なるユーザ情報を前記サーバ装置に対して送信し、該送
信されたユーザ情報に従いサーバ装置により作成される
迷惑メール配信元ブラックリストをサーバ装置より取得
し、該取得された迷惑メール配信元ブラックリストを表
示することにより、登録されたユーザに対して、各ユー
ザ自身がカスタマイズしている複合的な電子メール受信
拒否条件に適応した優良メールを選別して配信元から受
信している電子メールを送信でき、ユーザ別の電子メー
ル配信処理環境を自在にカスタマイズして、登録ユーザ
毎に異なる電子メール受信拒否条件に柔軟に対応した電
子メール配信処理並びに電子メール配信サービスを展開
することができ、また、ユーザから送信されたユーザ情
報に従いサーバ装置が管理している最新のブラックリス
トを確認して、ユーザの電子メール受信拒否条件に加入
すべきかどうかの是非をユーザ自身で判定できる利便性
に優れたメッセージ配信処理を自在に構築できるメッセ
ージ配信処理システムを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る第1の発明
は、データ通信機器と電子メールの送受信を行うサーバ
装置であって、前記データ通信機器から送信された電子
メールを受信する受信手段(図2に示すインタフェース
206に相当)と、前記受信手段により受信された電子
メールが所定の複合受信拒否条件に合致するかどうかを
判断する判断手段(図2に示すCPU205が実行する
メール配信制御プログラムに相当)と、前記判断手段に
より受信した電子メールが所定の複合受信拒否条件に合
致するか否かに応じて、該受信しているメールに指定さ
れている配信先へのメール配信を制御する制御手段(図
2に示すCPU205が実行するメール配信制御プログ
ラムに相当)とを有することを特徴とする。
【0012】本発明に係る第2の発明は、前記所定の複
合受信拒否条件は、前記データ通信機器から取得される
ユーザ情報に従う第1のユーザ情報および該ユーザ情報
を収集して生成される第2のユーザ情報を含むことを特
徴とする。
【0013】本発明に係る第3の発明は、前記第1のユ
ーザ情報は、前記データ通信機器から取得されるユーザ
のアドレス帳データ,前記データ通信機器から取得され
るユーザがメール受信拒否に反映すべく任意に指定して
いるユーザキーワードデータを含むことを特徴とする。
【0014】本発明に係る第4の発明は、前記第2のユ
ーザ情報は、前記データ通信機器から取得されるユーザ
からの迷惑メール配信元データであることを特徴とす
る。
【0015】本発明に係る第5の発明は、前記制御手段
は、前記データ通信機器から取得されるユーザ情報取得
要求に基づき、前記ユーザフォルダ上に登録されたユー
ザ情報を要求元のデータ通信機器にダウンロードするこ
とを特徴とする。
【0016】本発明に係る第6の発明は、前記判断手段
は、前記データ通信機器から取得される受信拒否判断を
決定するための優先順位に従って受信された電子メール
が所定の複合受信拒否条件に合致するかどうかを判断す
ることを特徴とする。
【0017】本発明に係る第7の発明は、前記受信手段
により受信された電子メールに添付ファイルの有無を判
別する判別手段と、前記判別手段により添付ファイルが
添付されていると判断した場合に、異なるレベルのウィ
ルスチェックを行うウィルスチェック手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0018】本発明に係る第8の発明は、前記第1のユ
ーザ情報および前記第2のユーザをユーザ別のユーザフ
ォルダを所定の記憶手段に異なるレベルで確保して管理
する管理手段(図2に示すCPU205が実行するメー
ル配信制御プログラムに相当)と、前記迷惑メール配信
元データを積算カウントするカウント手段(図2に示す
CPU205が実行するメール配信制御プログラムに相
当)と、前記カウント手段によりカウントされる積算数
に基づき、迷惑メール配信元ブラックリストを作成する
作成手段(図2に示すCPU205が実行するメール配
信制御プログラムに相当)と、前記作成手段により作成
される迷惑メール配信元ブラックリストを前記データ通
信機器からのブラックリスト取得要求に従い配信するブ
ラックリスト配信手段(図2に示すCPU205が実行
するメール配信制御プログラムに相当)と、前記ブラッ
クリスト配信手段によるブラックリスト配信後、前記デ
ータ通信機器から登録要求されているユーザブラックリ
ストを取得して前記ユーザフォルダ(図2に示す外部記
憶装置203に構築される)に登録する登録手段(図2
に示すCPU205が実行するメール配信制御プログラ
ムに相当)とを有することを特徴とする。
【0019】本発明に係る第9の発明は、前記作成手段
は、前記データ通信機器から取得されるユーザ特定条件
に従い前記カウント手段によりカウントされる積算数に
基づき、ユーザ別の迷惑メール配信元ブラックリストを
作成することを特徴とする。
【0020】本発明に係る第10の発明は、前記ユーザ
特定条件は、ユーザの性別,年齢を含むことを特徴とす
る。
【0021】本発明に係る第11の発明は、前記異なる
レベルは、ユーザが設定する課金条件に従うことを特徴
とする。
【0022】本発明に係る第12の発明は、電子メール
の送受信を行うサーバ装置と通信可能なデータ通信機器
であって、前記サーバ装置が判断する自身宛の電子メー
ルの受信を拒否するための所定の複合受信拒否条件を決
定する異なるユーザ情報を前記サーバ装置に対して送信
する送信手段(図1に示すコントローラ部106Aに備
えるインタフェースに相当)と、前記送信手段により送
信された前記ユーザ情報に従い前記サーバ装置により作
成される迷惑メール配信元ブラックリストを前記サーバ
装置より取得する取得手段(図1に示すコントローラ部
106Aが実行する通信制御プログラムに相当)と、前
記取得手段により取得された迷惑メール配信元ブラック
リストを表示する表示手段(図1に示す表示パネル10
6Bに相当)とを有することを特徴とする。
【0023】本発明に係る第13の発明は、前記サーバ
装置が判断する所定の複合受信拒否条件に対して、前記
サーバ装置が判断すべきユーザ情報の優先順位を前記サ
ーバ装置に送信して指定する第1の指定手段(図1に示
すコントローラ部106Aが実行する通信制御プログラ
ムに相当)を有することを特徴とする。
【0024】本発明に係る第14の発明は、前記サーバ
装置で管理されているユーザ情報の取得を要求する要求
手段(図1に示すコントローラ部106Aが実行する通
信制御プログラムに相当)と、前記要求手段により前記
サーバ装置からダウンロードされるユーザ情報を記憶す
る記憶手段(図1に示すコントローラ部106Aが管理
するメモリ領域であって、例えば不揮発性記憶媒体で構
成される)とを有することを特徴とする。
【0025】本発明に係る第15の発明は、課金条件に
従う異なるレベルを前記サーバ装置により確保されるユ
ーザ別のユーザフォルダに対して指定する第2の指定手
段を有することを特徴とする。
【0026】本発明に係る第16の発明は、データ通信
機器と電子メールの送受信を行うサーバ装置とが通信可
能なメッセージ配信システムであって、前記サーバ装置
は、前記データ通信機器から送信された電子メールを受
信する受信手段(図1に示すインタフェース206に相
当)と、前記受信手段により受信された電子メールが所
定の複合受信拒否条件に合致するかどうかを判断する判
断手段(図2に示すCPU205が実行するメール配信
制御プログラムに相当)と、前記判断手段により受信し
た電子メールが所定の複合受信拒否条件に合致するか否
かに応じて、該受信しているメールに指定されている配
信先へのメール配信を制御する制御手段(図2に示すC
PU205が実行するメール配信制御プログラムに相
当)と、前記第1のユーザ情報および前記第2のユーザ
情報をユーザ別のユーザフォルダを所定の記憶手段に異
なるレベルで確保して管理する管理手段(図2に示すC
PU205が実行するメール配信制御プログラムに相
当)と、前記迷惑メール配信元データを積算カウントす
るカウント手段(図2に示すCPU205が実行するメ
ール配信制御プログラムに相当)と、前記カウント手段
によりカウントされる積算数に基づき、迷惑メール配信
元ブラックリストを作成する作成手段(図2に示すCP
U205が実行するメール配信制御プログラムに相当)
と、前記作成手段により作成される迷惑メール配信元ブ
ラックリストを前記データ通信機器からのブラックリス
ト取得要求に従い配信するブラックリスト配信手段(図
2に示すCPU205が実行するメール配信制御プログ
ラムに相当)と、前記ブラックリスト配信手段によるブ
ラックリスト配信後、前記データ通信機器から登録要求
されているユーザブラックリストを取得して前記ユーザ
フォルダ(図2に示す外部記憶装置203に構築され
る)に登録する登録手段(図2に示すCPU205が実
行するメール配信制御プログラムに相当)とを備え、前
記データ通信機器は、前記サーバ装置が判断する自身宛
の電子メールの受信を拒否するための所定の複合受信拒
否条件を決定する異なるユーザ情報を前記サーバ装置に
対して送信する送信手段(図1に示すコントローラ部1
06Aに備えるインタフェースに相当)と、前記送信手
段により送信された前記ユーザ情報に従い前記サーバ装
置により作成される迷惑メール配信元ブラックリストを
前記サーバ装置より取得する取得手段(図1に示すコン
トローラ部106Aが実行する通信制御プログラムに相
当)と、前記取得手段により取得された迷惑メール配信
元ブラックリストを表示する表示手段(図1に示す表示
パネル106Bに相当)とを有することを特徴とする。
【0027】本発明に係る第17の発明は、データ通信
機器と電子メールの送受信を行うサーバ装置におけるメ
ッセージ配信処理方法であって、前記データ通信機器か
ら受信された電子メールが所定の複合受信拒否条件に合
致するかどうかを判断する判断ステップ(図9〜図11
に示すステップ(601),(602)〜(604),
(607)〜(608),(610),(614)〜
(616),(618),(620)〜(623))
と、前記判断ステップにより受信した電子メールが所定
の複合受信拒否条件に合致するか否かに応じて、該受信
しているメールに指定されている配信先へのメール配信
を制御する制御ステップ(図9〜図11に示すステップ
(627),(605),(606),(609),
(611)〜(613),(617),(619),
(622),(624)〜(626),(628)〜
(632))とを有することを特徴とする。
【0028】本発明に係る第18の発明は、電子メール
の送受信を行うサーバ装置と通信可能なデータ通信機器
におけるメッセージ配信処理方法であって、前記サーバ
装置が判断する自身宛の電子メールの受信を拒否するた
めの所定の複合受信拒否条件を決定する異なるユーザ情
報を前記サーバ装置に対して送信する送信ステップ(図
13に示すステップ(1301))と、前記送信ステッ
プにより送信された前記ユーザ情報に従い前記サーバ装
置により作成される迷惑メール配信元ブラックリストを
前記サーバ装置より取得する取得ステップ(図13のス
テップ(1303))と、前記取得ステップにより取得
された迷惑メール配信元ブラックリストを表示手段に表
示する表示ステップ(図13に示すステップ(130
4))とを有することを特徴とする。
【0029】本発明に係る第19の発明は、請求項17
または18のいずれかまたは双方に記載のメッセージ配
信処理方法を実現するプログラムを記憶した記憶媒体で
あることを特徴とする。
【0030】本発明に係る20の発明は、請求項17ま
たは18のいずれかまたは双方に記載のメッセージ配信
処理方法を実現するプログラムであることを特徴とす
る。
【0031】本発明に係る21の発明は、データ通信機
器と電子メールの送受信を行うコンピュータを、前記デ
ータ通信機器から送信された電子メールを受信する受信
手段と、前記受信手段により受信された電子メールが所
定の複合受信拒否条件に合致するかどうかを判断する判
断手段と、前記判断手段により受信した電子メールが所
定の複合受信拒否条件に合致する否かに応じて、該受信
しているメールに指定されている配信先へのメール配信
を制御する制御手段として機能させることを特徴とする
プログラム。
【0032】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は、本発明
の第1実施形態を示すサーバ装置,データ通信機器を適
用するメール配信処理システムの一例を示す図である。
なお、データ通信機器は、移動体携帯端末として、携帯
電話の場合を示すが、他の移動体携帯端末、例えばPD
A等であって、通信可能なものであればいずれも適用可
能である。また、データ通信機器は、有線、無線を問わ
ず、サーバ装置101と所定のプロトコルで通信可能な
ものであればパーソナルコンピュータ(PC),モバイ
ルPC等で構成されていても本発明を適用可能である。
【0033】図1において、101はサーバ装置で、イ
ンターネット105を介して種々のパソコン104と通
信可能であって、パソコン104のユーザからのメッセ
ージ転送要求を解析処理して、指定されたアドレスの携
帯電話106へ依頼されたメッセージを通信網102,
アンテナ103を介して送信したり、該携帯電話106
から依頼されたメッセージを指定されたアドレスの携帯
電話あるいはパソコン104のユーザのメールアドレス
に送信する等の処理を総括的に制御している。なお、サ
ーバ装置101は、eメールが迷惑メール(ジャンクメ
ール)かどうかを後述するユーザ設定される条件に従い
判断する機能手段を備えるものであれば、その構成は、
メールサーバであってもよい。106Aはコントローラ
部で、携帯電話の通信機能,表示パネル106Bに対し
て表示すべき各種の機能設定や着信等をユーザインタフ
ェースを介して表示する等の制御を総括的に行う。
【0034】図2は、図1に示したサーバ装置101の
詳細構成を説明するブロック図であり、図1と同一のも
のには同一の符号を付してある。
【0035】図2において、205はCPUで、RAM
201上に図示しないハードディスク等からロードされ
たオペレーティングシステム(OS)204により、フ
ァイル処理,入出力処理,通信処理等が総括的に制御さ
れており、プログラム記憶装置202によりメール配信
制御プログラムをRAM201上にロードして、後述す
るメール配信制御を実行する。
【0036】203は例えばハードディスク等で構成さ
れる外部記憶装置で、通信可能なユーザ毎にユーザフォ
ルダが確保されており、該ユーザフォルダには、携帯電
話106のユーザから設定されるアドレス帳が更新可能
に管理されている。
【0037】206はインタフェースで、図1に示した
インターネット105を介してパソコン104と通信可
能に構成され、パソコン104からのeメール配信要求
あるいは携帯電話106からのeメール配信要求に従
い、eメールの送受信処理を所定のプロトコルで行う。
【0038】図3は、本発明に係るサーバ装置における
第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、図1に示したサーバ装置101によるメール登録処
理手順に対応する。なお、301〜308の各ステップ
は、CPU205が実行するプログラム記憶装置202
に記憶されるメール配信制御プログラムに基づくステッ
プに対応する。また、本処理は、携帯電話106から送
信されるブラックリスト登録させたいメールアドレスデ
ータを取得して、外部記憶装置203のユーザID毎に
確保されるユーザフォルダに登録する処理に対応する。
【0039】まず、ステップ(301)で、CPU20
5は、インタフェース206を介して、携帯電話106
から送信されるユーザ識別情報(例えば携帯電話番号)
を取得する。そして、ステップ(302)で、CPU2
05は、インタフェース206を介して、携帯電話10
6から送信されるブラックリスト登録させたいメールア
ドレスデータを取得する。なお、ブラックリスト登録さ
せたいメールアドレスデータは、携帯電話106上のキ
ー操作により、テキストデータとして複数入力されたも
のを一括して取得可能である。
【0040】次に、ステップ(303)で、CPU20
5は、取得したメールアドレスデータと外部記憶装置2
03のユーザフォルダに対して既に登録されているブラ
ックリスト中に同一のメールアドレスデータが登録済み
かどうかを判定して、同一のメールアドレスデータが登
録済みであると判定した場合は、処理を終了する。
【0041】一方、ステップ(303)で、同一のメー
ルアドレスデータが登録済みでないと判定した場合は、
ステップ(304)で、CPU205は、携帯電話10
6から取得した新規のメールアドレスが返信可能なアド
レスかどうかを判断し、携帯電話106から取得した新
規のメールアドレスが返信可能なアドレスであると判断
した場合は、処理を終了する。
【0042】一方、ステップ(304)で、返信可能な
アドレスでないと判断した場合は、ステップ(305)
で、プロバイダ等のメールサーバの送信履歴を参照し、
送信元のアドレスが宛先不明メール(いわゆる迷子メー
ル)を一度に多量に送信したことがあるかどうかを判断
して、宛先不明メールが少ないと判断した場合は、処理
を終了する。
【0043】なお、迷惑メールを送信する場合、無作為
にアドレスを生成し送信するため宛先不明メールが多量
に発生する。これから考えられることは、過去に大量に
宛先不明メールを送ったことのある人(送信元アドレ
ス)は迷惑メールを送信している可能性が高いと言える
ので、過去の送信履歴をプロバイダ(あるいは自身のメ
ールサーバ)などから収集し、それを参照することで迷
惑メールかどうかの判断を行うことができ、いたずらに
ブラックリスト登録されることが避けられる。
【0044】一方、ステップ(305)で、宛先不明メ
ールが多いと判断した場合は、ステップ(306)で、
年齢、性別毎に同一アドレスの件数と全体の件数をカウ
ントする。
【0045】次に、ステップ(307)で、該取得して
いるメールアドレスをカウントした件数に応じて危険度
レベルに振り分ける。そして、ステップ(308)で、
外部記憶装置203に確保されている、例えば図4に示
すデータ構造を備えるブラックリスト情報にユーザから
依頼されたメールアドレスデータを登録して、処理を終
了する。
【0046】図4は、図2に示した外部記憶装置203
上で管理されるブラックリスト情報とブラックリストと
の対応を説明する図である。
【0047】図4において、701はブラックリスト情
報で、サーバ装置101が携帯電話106のユーザから
収集され、外部記憶装置203上で管理される。なお、
ブラックリスト情報701は、年齢、性別、メールアド
レス等をパラメータとして一元管理されている。
【0048】702はブラックリストで、ブラックリス
ト情報701に登録されたブラックリスト情報中で、例
えば年齢が20歳から25歳で、かつ、性別が女性を指
定した際に、CPU205が外部記憶装置203に登録
されたブラックリスト情報を検索して作成したものに対
応する。
【0049】図5は、本発明に係るサーバ装置における
第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、図1に示したサーバ装置101によるブラックリス
ト表示データの転送処理に対応する。なお、801〜8
03は各ステップを示す。また、転送先は携帯電話10
6であっても、パソコン104のいずれでもよい。
【0050】まず、携帯電話106よりサーバ装置10
1で管理されるブラックリスト閲覧要求を受信すると、
ステップ(801)で、該ブラックリストデータの閲覧
者登録がなされているユーザである場合には、ユーザの
性別と年齢が登録されているので、該ユーザの登録デー
タに基づき、外部記憶装置203に登録されたブラック
リスト情報を検索して、該ユーザに有用なユーザ別のブ
ラックリスト表示データを作成して、該作成したブラッ
クリスト表示データを携帯電話106に転送する。
【0051】次に、ステップ(802)で、該ブラック
リスト表示データを受信した携帯電話106から、全体
のブラックリスト閲覧要求が選択されているかどうかを
CPU205が判断して、全体のブラックリスト閲覧要
求が選択されていないと判断した場合には、処理を終了
する。
【0052】一方、ステップ(802)で、全体のブラ
ックリスト閲覧要求が選択されていると判断した場合に
は、ステップ(803)で、全体のブラックリストを表
示するためのブラックリスト表示データを作成し、該作
成したブラックリスト表示データを携帯電話106に転
送して、処理を終了する。
【0053】図6は、本発明に係るサーバ装置における
第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、図1に示したサーバ装置101によるアドレス帳作
成処理手順(図2に示した外部記憶装置203上に確保
されるユーザフォルダ内に作成されるアドレス帳の作成
手順)に対応する。なお、(401)〜(404)の各
ステップは、CPU205が実行するプログラム記憶装
置202に記憶されるメール配信制御プログラムに基づ
くステップに対応する。
【0054】また、本実施形態において、アドレス帳登
録されたアドレスからeメールを受信した場合には、該
eメールの配信を受認する正規のユーザとして設定する
ことを意味する。
【0055】まず、ステップ(401)で、CPU20
5が携帯電話106あるいはパソコン104からサーバ
装置101へアクセス要求されている各ユーザのアクセ
スユーザ情報(各ユーザの年齢,性別,パスワード)を
取得する。
【0056】そして、ステップ(402)で、CPU2
05は、取得したアクセス情報から当該ユーザに対する
課金設定状態が課金有りに設定されているかどうかを判
断して、課金設定がないと判断した場合には、ステップ
(403)で後述する第1のアドレス帳登録処理,アド
レス帳の更新処理を実行して、処理を終了する。
【0057】一方、ステップ(402)で、課金設定が
あると判断した場合には、ステップ(404)で、第2
のアドレス帳登録処理,アドレス帳の更新処理を実行し
て、処理を終了する。
【0058】図7は、本発明に係るサーバ装置における
第4のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、図6に示したステップ(403),(404)のア
ドレス帳登録処理およびその更新処理の一例に対応す
る。なお、(901)〜(906)の各ステップは、C
PU205が実行するプログラム記憶装置202に記憶
されるメール配信制御プログラムに基づくステップに対
応する。
【0059】まず、CPU205は、外部記憶装置20
3のディレクトリ情報を参照して、アドレス帳作成要求
がなされているアクセスユーザに対して固有のフォルダ
が作成されて管理状態かどうかを判断し(901)、ア
クセスユーザに対して固有のフォルダが外部記憶装置2
03上に作成されていないと判断した場合は、ステップ
(905)で、外部記憶装置203上に携帯電話106
あるいはパソコン104から取得したユーザID毎にフ
ォルダを新規に作成する。次に、ステップ(906)
で、作成されたユーザフォルダに携帯電話106あるい
はパソコン104から取得したユーザからのアドレス帳
データを格納して、処理を終了する。
【0060】一方、ステップ(901)で、CPU20
5がアクセスユーザに対して固有のフォルダが外部記憶
装置203上に作成されていると判断した場合は、メー
ルアドレスデータを更新するか否かを判断し(90
2)、Noなら処理を終了する、Yesならステップ
(903)で、携帯電話106あるいはパソコン104
から登録すべきアドレス帳データを取得し、ステップ
(904)で、該取得したアドレス帳データをユーザ固
有のフォルダに登録して、アドレス帳データの内容を更
新して、処理を終了する。
【0061】なお、図6に示したステップ(403)と
ステップ(404)との処理の違いは、ステップ(40
3)が例えば外部記憶装置203に対する課金条件(課
金単価を含む)により、アドレス帳データを管理するフ
ォルダの記憶容量を制限する場合における制限、アドレ
ス帳データと他のユーザデータを登録可とするを緩和
し、さらに、管理すべきアドレス帳データの管理期間を
制限しないように設定し、ステップ(404)の場合に
は、逆にアドレス帳データを管理するフォルダの記憶容
量を制限するものとする。
【0062】図8は、本発明に係るサーバ装置における
第5のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであ
り、図1に示したサーバ装置101によるeメール受信
拒否を判定するためにユーザが設定するキーワード指定
登録処理に対応する。なお、(501)〜(504)の
各ステップは、CPU205が実行するプログラム記憶
装置202に記憶されるメール配信制御プログラムに基
づくステップに対応する。
【0063】まず、ステップ(501)で、CPU20
5が携帯電話106あるいはパソコン104から要求さ
れている、すなわちサーバ装置101で受信しているe
メール中に、ユーザが指定したキーワードが含まれてい
る場合に、そのeメールの受信を拒否するためのキーワ
ードを取得する。
【0064】次に、ステップ(502)で、CPU20
5が受信拒否を判定するためのキーワードを登録するた
めのユーザフォルダが外部記憶装置203上に作成済み
かどうかを判断して、ユーザフォルダが未作成状態であ
ると判断した場合には、ステップ(503)では、CP
U205が外部記憶装置203上にユーザフォルダを新
規に作成して、ステップ(504)へ進む。
【0065】一方、ステップ(502)で、ユーザフォ
ルダが作成済み状態であると判断した場合には、ステッ
プ(504)で、携帯電話106あるいはパソコン10
4から指定されたキーワードをユーザフォルダに格納し
て、処理を終了する。
【0066】図9〜図11は、本発明に係るサーバ装置
における第6のデータ処理手順の一例を示すフローチャ
ートであり、図1に示したサーバ装置101によるeメ
ール配信処理手順に対応する。なお、(601)〜(6
31)の各ステップは、CPU205が実行するプログ
ラム記憶装置202に記憶されるメール配信制御プログ
ラムに基づくステップに対応する。
【0067】まず、ステップ(601)で、ネットワー
クを介してサーバ装置101が受信したeメールの配信
先を取り出して該配信先のユーザを特定し、該ユーザ登
録者であって、該ユーザがeメール配信に対して、アド
レス登録者設定、ブラックリスト設定、キーワード設定
のいずれかを設定しているかどうかをユーザフォルダ内
に設定されるユーザ情報からCPU205が判断して、
いずれも未設定状態であると判断した場合は、ステップ
(627)へ進み、配信制御フラグFLGに「0」をセ
ットして、ステップ(628)へ進む。
【0068】なお、配信制御フラグFLGに「0」がセ
ットされた場合、CPU205は、受信しているeメー
ルをサーバ上から削除することなく指定されたアドレス
に配信し、配信制御フラグFLGに「1」がセットされ
た場合、CPU205は、受信しているeメールが受信
拒否設定がなされている迷惑eメールであるとして、サ
ーバ上で返信または自動削除する。
【0069】また、ステップ(601)で、判定したア
ドレス登録者設定、ブラックリスト設定、キーワード設
定の判定順位は、ユーザ毎に判定の優先順位を設定可能
として、ユーザの受信拒否設定を自在にカスタマイズで
きるように構成してもよい。
【0070】一方、ステップ(601)で、CPU20
5がアドレス登録者設定、ブラックリスト設定、キーワ
ード設定のいずれかを設定していると判断した場合は、
ステップ(602)で、CPU205が設定済みのもの
がアドレス登録者設定かどうかを判断して、アドレス登
録者設定であると判断した場合は、ステップ(614)
へ進み、CPU205は、該eメール送信を依頼してい
るユーザが正当なユーザとしてユーザフォルダ内のアド
レス帳に登録されているかどうかを判断して、アドレス
帳に登録されているユーザであると判断した場合は、ス
テップ(626)へ進み、該eメールを配信するために
配信制御フラグFLGに「0」をセットして、ステップ
(627)へ進む。
【0071】一方、ステップ(614)で、CPU20
5がeメール送信ユーザがアドレス登録者でないと判断
した場合には、ステップ(615)で、CPU205が
配信先のユーザがブラックリスト設定を行っているかど
うかをユーザフォルダ内のユーザ情報から判断し、ブラ
ックリスト設定を行っていると判断した場合いは、ステ
ップ(620)へ進み、CPU205が該eメール送信
ユーザが、例えば図4に示したブラックリストに登録さ
れているかどうかを判断して、ブラックリストに登録さ
れていると判断した場合には、該eメールを配信を拒否
して返信または自動削除するために配信制御フラグFL
Gに「1」をセットして、ステップ(627)へ進む。
【0072】一方、ステップ(620)で、該eメール
送信ユーザが、ブラックリストに登録されていないユー
ザであると判断した場合には、ステップ(621)で、
CPU205が配信先のユーザがキーワード設定を行っ
ているかどうかをユーザフォルダ内のユーザ情報から判
断し、キーワード設定を行っていると判断した場合に
は、ステップ(623)で、該配信すべきeメールのテ
キストデータ中に、ユーザが設定しているキーワード
(例えばユーザが不快な情報であると連想させるテキス
ト)に一致するものとがあるかどうかをCPU205が
判断して、一致するものがあると判断した場合には、該
eメールを配信を拒否して返信または自動削除するため
に配信制御フラグFLGに「1」をセットして、ステッ
プ(627)へ進む。
【0073】一方、ステップ(621)で、ユーザがキ
ーワード設定を行っていないと判断した場合、およびス
テップ(623)でユーザが設定したキーワードに一致
するテキストがeメール中に含まれていないと判断した
場合は、ステップ(622)へ進み、該eメールを配信
を受認するために配信制御フラグFLGに「0」をセッ
トして、ステップ(627)へ進む。
【0074】一方、ステップ(615)で、ユーザがブ
ラックリスト登録を行っていないと判断した場合は、ス
テップ(616)で、CPU205が配信先のユーザが
キーワード設定を行っているかどうかをユーザフォルダ
内のユーザ情報から判断し、キーワード設定を行ってい
ると判断した場合には、ステップ(618)で、該配信
すべきeメールのテキストデータ中に、ユーザが設定し
ているキーワード(例えばユーザが不快な情報であると
連想させるテキスト)に一致するものがあるかどうかを
CPU205が判断して、一致するものがあると判断し
た場合には、ステップ(617)へ進み、該eメールを
配信を拒否して返信または自動削除するために配信制御
フラグFLGに「1」をセットして、ステップ(62
7)へ進む。
【0075】一方、ステップ(618)で、ユーザが設
定したキーワードに一致するテキストがeメール中に含
まれていないと判断した場合は、ステップ(619)へ
進み、該eメールを配信を受認するために配信制御フラ
グFLGに「0」をセットして、ステップ(627)へ
進む。
【0076】一方、ステップ(602)で、CPU20
5が設定済みのものがアドレス登録者設定でないと判断
した場合は、ステップ(603)で、CPU205が設
定済みのものがブラックリスト設定かどうかを判断し
て、ブラックリスト設定であると判断した場合には、ス
テップ(607)へ進み、CPU205が該eメール送
信ユーザが、例えば図4に示したブラックリストに登録
されているかどうかを判断して、ブラックリストに登録
されていると判断した場合には、ステップ(613)
で、該eメールの配信を拒否して返信または自動削除す
るために配信制御フラグFLGに「1」をセットして、
ステップ(627)へ進む。
【0077】一方、ステップ(607)で、該eメール
送信ユーザが、ブラックリストに登録されていないユー
ザであると判断した場合には、ステップ(608)で、
CPU205が配信先のユーザがキーワード設定を行っ
ているかどうかをユーザフォルダ内のユーザ情報から判
断し、キーワード設定を行っていると判断した場合に
は、ステップ(610)で、該配信すべきeメールのテ
キストデータ中に、ユーザが設定しているキーワード
(例えばユーザが不快な情報であると連想させるテキス
ト)に一致するものとがあるかどうかをCPU205が
判断して、一致するものがあると判断した場合には、該
eメールを配信を拒否して返信または自動削除するため
に配信制御フラグFLGに「1」をセットして、ステッ
プ(627)へ進む。
【0078】一方、ステップ(610)でユーザが設定
したキーワードに一致するテキストがeメール中に含ま
れていないと判断した場合は、ステップ(611)へ進
み、該eメールの配信を受認するために配信制御フラグ
FLGに「0」をセットして、ステップ(627)へ進
む。
【0079】一方、ステップ(608)で、ユーザがキ
ーワード設定を行っていないと判断した場合は、ステッ
プ(609)で、該eメールの配信を受認するために配
信制御フラグFLGに「0」をセットして、ステップ
(627)へ進む。
【0080】一方、ステップ(603)で、ユーザがブ
ラックリスト設定を行っていないとCPU205が判断
した場合は、ステップ(604)で、該配信すべきeメ
ールのテキストデータ中に、ユーザが設定しているキー
ワード(例えばユーザが不快な情報であると連想させる
テキスト)に一致するものとがあるかどうかをCPU2
05が判断して、一致するものがあると判断した場合に
は、ステップ(606)で、該eメールの配信を拒否し
て返信または自動削除するために配信制御フラグFLG
に「1」をセットして、ステップ(627)へ進む。
【0081】一方、ステップ(604)でユーザが設定
したキーワードに一致するテキストがeメール中に含ま
れていないと判断した場合は、ステップ(605)へ進
み、該eメールの配信を受認するために配信制御フラグ
FLGに「0」をセットして、ステップ(627)へ進
む。
【0082】そして、ステップ(627)で、CPU2
05は現在配信制御フラグFLGの状態が「0」に設定
されているかどうかを判断して、現在配信制御フラグF
LGが「0」に設定されていると判断した場合には、ス
テップ(628)で該配信依頼されているeメールを指
定されているアドレスに送信して、処理を終了する。
【0083】なお、該eメールを送信する際に、ユーザ
が設定した条件をクリアしている状態を示す記号(適マ
ークとして機能する)等をヘッダに付加することは任意
である。
【0084】一方、ステップ(627)で、CPU20
5は現在配信制御フラグFLGの状態が「1」に設定さ
れていると判断した場合は、配信依頼されているeメー
ルは、受信者が拒否しているeメールであるから、ステ
ップ(629)で、CPU205が該eメールを配信元
に返信可能かどうかを判断して、返信可能であると判断
した場合は、ステップ(630)で、該eメールに対し
て受信拒否されたことを示す情報(警告情報を含む)を
付加して返信して、処理を終了する。
【0085】一方、ステップ(629)で、CPU20
5が返信可能でないと判断した場合は、ステップ(63
1)で、当該eメールを削除して、処理を終了する。
【0086】これにより、eメール配信元がユーザが設
定したメール拒否条件中のブラックリスト登録者である
場合、並びにeメール中に特定のキーワードが含まれて
いると判定されるeメールの配信が拒否され、サーバ装
置101上で処理されるため、ユーザが不快なeメール
や、悪質なユーザからのeメールがサーバ装置101か
ら無秩序に配信されることがなくなり、各ユーザ毎にe
メール配信環境を自在にカスタマイズすることができ
る。
【0087】なお、登録されたブラックリスト上のユー
ザに対して警告情報を配信することは任意である。
【0088】〔第2実施形態〕上記第1実施形態では、
配信すべきeメール中にユーザがキーワード設定した際
に、単純にユーザが設定したキーワードと一致するテキ
ストがあるかどうかを判定して配信拒否制御を行う場合
について説明したが、キーワードチェックに対して課金
設定を行い、該キーワードを簡易に行うか、詳細に行う
かオプションとしてサービスするビジネスを展開できる
ように構成したり、あるいは、該キーワードチェックに
加えて、eメールに添付されているファイルが危ないフ
ァイルかどうかを事前にチェックするウィルスチェック
をオプションとしてサービスするビジネスを展開できる
ように構成することも可能である。以下、その実施形態
について説明する。
【0089】図12は、本発明に係るサーバ装置におけ
る第7のデータ処理手順の一例を示すフローチャートで
あり、図1に示したサーバ装置101によるeメール配
信処理手順に対応する。なお、(1001)〜(100
5)の各ステップは、図9,図10等におけるステップ
(618)においてCPU205が実行するプログラム
記憶装置202に記憶されるメール配信制御プログラム
に基づくステップに対応する。
【0090】まず、キーワード設定がなされている場合
に、ステップ(1001)で、簡易にeメールの題名
(タイトル)についてキーワード設定されているテキス
トとを比較する。そして、ステップ(1002)で、C
PU205は、ユーザフォルダにある課金設定のオプシ
ョン(OP1,OP2)を参照して、当該ユーザがキー
ワード設定に関するオプションOP1に課金設定がなさ
れているかどうかを判断し、オプションOP1に課金設
定がなされていないと判断した場合には、本処理を終了
する。なお、本処理を終了する場合は、題名のみによる
キーワードチェックを反映させた、第1実施形態に基づ
く図9〜図11に示したeメール配信制御を行うものと
する。
【0091】一方、ステップ(1002)で、オプショ
ンOP1に課金設定がなされていると判断した場合に
は、ステップ(1003)で、ユーザが詳細に設定して
いるキーワードとeメール中のテキストとを比較して、
その結果に従い第1実施形態に基づく図9〜図11に示
したeメール配信制御を行うものとする。
【0092】次に、ステップ(1004)で、当該ユー
ザがウィルスチェックに関するオプションOP2に課金
設定がなされているかどうかを判断し、オプションOP
2に課金設定がなされていないと判断した場合には、本
処理を終了する。
【0093】一方、ステップ(1004)で、当該eメ
ールに本文以外に、何らかのファイルが添付されている
かどうかを判断した後、何らかのファイルが添付されて
いる場合には、最新のウィルスチェックプログラムを実
行して、添付ファイルが危ないウィルスに汚染されてい
るかどうかのチェック(ウィルスチェック)を行って、
第1実施形態に基づく図9〜図11に示したeメール配
信制御を行うものとする。
【0094】なお、ステップ(1005)で、添付ファ
イルにウィルスが検出された場合には、該添付ファイル
を削除して、添付ファイルの有無と、そのウィルス検出
結果をユーザに配信するように制御するか、該メールそ
のものを破棄するかはユーザの設定により振り分けても
よい。
【0095】図13は、本発明に係るデータ通信機器に
おける第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャー
トであり、例えば図2に示した携帯電話106のコント
ローラ部106Aが実行するデータ処理手順に対応す
る。なお、(1301)〜(1306)は各ステップを
示す。
【0096】まず、ステップ(1301)で、コントロ
ーラ部106Aは、サーバ装置101に登録すべきユー
ザ情報(第1のユーザ情報としてのデータ通信機器から
取得されるユーザのアドレス帳データ,前記データ通信
機器から取得されるユーザがメール受信拒否に反映すべ
く任意に指定しているユーザキーワードデータを含む
と、第2のユーザ情報としてデータ通信機器から取得さ
れるユーザから迷惑メール配信元データを含む)をサー
バ装置に登録済みのユーザIDとともにサーバ装置10
1に転送する。
【0097】なお、ユーザIDは、データ通信機器が携
帯電話106で構成される場合には、その発信電話番号
とするが、これに限定されることなく、ユーザが任意に
設定したパスワードやメールアドレス等を含めることは
任意である。
【0098】また、ステップ(1301)における転送
ステップにおいて、ユーザが指定する複合受信拒否条件
の判断を行う際の優先順位や、サーバ装置101で管理
されるユーザフォルダや、ウィルスチェックに関する課
金条件を合わせて転送することは任意であり、独立した
ステップとして実行するように構成してもよい。
【0099】次に、ステップ(1302)で、コントロ
ーラ部106Aは、携帯電話106のユーザが任意のタ
イミングで、サーバ装置101で管理されている最新の
ブラックリストを取得するためのブラックリスト取得要
求をサーバ装置101に対して発行する。
【0100】そして、ステップ(1303)で、サーバ
装置101から送信(ダウンロード)されるブラックリ
ストの受信を完了したら、ステップ(1304)で、ダ
ウンロードしたブラックリストをスクロール可能に表示
パネル106B上に表示する。なお、データ通信機器
が,PCであれば、その表示部に一覧表示されるものと
する。
【0101】そして、ステップ(1305)で、サーバ
装置101で所定の課金条件い従い作成されて管理され
ているユーザフォルダへ登録すべき配信先をブラックリ
スト上から選択したら、ステップ(1306)で、コン
トローラ部106Aが選択されたブラックリスト者の登
録指示をサーバ装置101に対して行い、処理を終了す
る。
【0102】図14は、本発明に係るデータ通信機器に
おける第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャー
トであり、例えば図2に示した携帯電話106のコント
ローラ部106Aが実行するデータ処理手順に対応す
る。なお、(1401)〜(1403)は各ステップを
示す。
【0103】まず、ステップ(1401)で、コントロ
ーラ部106AがユーザIDとともに、ユーザ情報をダ
ウンロードする要求をサーバ装置101に対して発行す
る。
【0104】そして、ステップ(1402)で、サーバ
装置101から送信(ダウンロード)されるユーザ情報
のダウンロードが完了したら、ステップ(1403)
で、ダウンロードしたユーザ情報をコントローラ部10
6Aが管理するメモリ、例えば不揮発性RAM等に登録
して、処理を終了する。
【0105】なお、本発明は上記各実施形態に限定され
るものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可
能であり、それらを本発明の範囲から排除するものでは
ない。
【0106】以下、図15,図16に示すメモリマップ
を参照して本発明に係るサーバ装置あるいはデータ通信
機器で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成につ
いて説明する。
【0107】図15は、本発明に係るサーバ装置で読み
出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒
体のメモリマップを説明する図であり、図16は、本発
明に係るデータ通信機器で読み出し可能な各種データ処
理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明
する図である。
【0108】なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶
されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン
情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し
側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表
示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0109】さらに、各種プログラムに従属するデータ
も上記ディレクトリに管理されている。また、各種プロ
グラムをコンピュータにインストールするためのプログ
ラムや、インストールするプログラムが圧縮されている
場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もあ
る。
【0110】本実施形態における図3,図5〜図12,
図13,図14に示す機能が外部からインストールされ
るプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行
されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMや
フラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいは
ネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラム
を含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は
適用されるものである。
【0111】以上のように、前述した実施形態の機能を
実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記
憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステ
ムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMP
U)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによっても、本発明の目的が達成されるこ
とは言うまでもない。
【0112】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が本発明の新規な機能を実現すること
になり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本
発明を構成することになる。
【0113】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードデ
ィスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,
CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,RO
M,EEPROM等を用いることができる。
【0114】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、前述した実施形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペ
レーティングシステム)等が実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0115】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。
【0116】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るサー
バ装置およびメッセージ配信処理方法およびコンピュー
タが読取り可能な記憶媒体およびプログラムによれば、
データ通信機器と電子メールの送受信を行うサーバにお
いて、受信された電子メールが所定の複合受信拒否条件
に合致するか否かに応じて、該受信しているメールに指
定されている配信先へのメール配信を制御することによ
り、登録されたユーザに対して、各ユーザ自身がカスタ
マイズしている複合的な電子メール受信拒否条件に適応
した優良メールを選別して配信元から受信している電子
メールを送信でき、ユーザ別の電子メール配信処理環境
を自在にカスタマイズして、登録ユーザ毎に異なる電子
メール受信拒否条件に柔軟に対応した電子メール配信処
理並びに電子メール配信サービスを展開することができ
る。
【0117】また、データ通信機器装置およびメッセー
ジ配信処理方法およびコンピュータが読取り可能な記憶
媒体およびプログラムによれば、電子メールの送受信を
行うサーバ装置と通信可能なデータ通信機器において、
サーバ装置が判断する自身宛の電子メールの受信を拒否
するための所定の複合受信拒否条件を決定する異なるユ
ーザ情報を前記サーバ装置に対して送信し、該送信され
たユーザ情報に従いサーバ装置により作成される迷惑メ
ール配信元ブラックリストをサーバ装置より取得し、該
取得された迷惑メール配信元ブラックリストを表示する
ことにより、ユーザから送信されたユーザ情報に従いサ
ーバ装置が管理している最新のブラックリストを確認し
て、ユーザの電子メール受信拒否条件に加入すべきかど
うかの是非をユーザ自身で判定できる利便性に優れたメ
ッセージ配信処理環境を自在に構築できる。
【0118】さらに、データ通信機器と電子メールの送
受信を行うサーバとが通信可能なメッセージ配信システ
ムによれば、サーバ装置側において、受信された電子メ
ールが所定の複合受信拒否条件に合致するか否かに応じ
て、該受信しているメールに指定されている配信先への
メール配信を制御するとともに、ことにより、データ通
信機器側においてサーバ装置が判断する自身宛の電子メ
ールの受信を拒否するための所定の複合受信拒否条件を
決定する異なるユーザ情報を前記サーバ装置に対して送
信し、該送信されたユーザ情報に従いサーバ装置により
作成される迷惑メール配信元ブラックリストをサーバ装
置より取得し、該取得された迷惑メール配信元ブラック
リストを表示することにより、登録されたユーザに対し
て、各ユーザ自身がカスタマイズしている複合的な電子
メール受信拒否条件に適応した優良メールを選別して配
信元から受信している電子メールを送信でき、ユーザ別
の電子メール配信処理環境を自在にカスタマイズして、
登録ユーザ毎に異なる電子メール受信拒否条件に柔軟に
対応した電子メール配信処理並びに電子メール配信サー
ビスを展開することができ、また、ユーザから送信され
たユーザ情報に従いサーバ装置が管理している最新のブ
ラックリストを確認して、ユーザの電子メール受信拒否
条件に加入すべきかどうかの是非をユーザ自身で判定で
きる利便性に優れたメッセージ配信処理を自在に構築で
きる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すサーバ装置,デー
タ通信機器を適用するメール配信処理システムの一例を
示す図である。
【図2】図1に示したサーバ装置の詳細構成を説明する
ブロック図である。
【図3】本発明に係るサーバ装置における第1のデータ
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】図2に示した外部記憶装置上で管理されるブラ
ック情報とブラックリストとの対応を説明する図であ
る。
【図5】本発明に係るサーバ装置における第2のデータ
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係るサーバ装置における第3のデータ
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係るサーバ装置における第4のデータ
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係るサーバ装置における第5のデータ
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明に係るサーバ装置における第6のデータ
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係るサーバ装置における第6のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係るサーバ装置における第6のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係るサーバ装置における第7のデー
タ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図13】本発明に係るデータ通信機器における第1の
データ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明に係るデータ通信機器における第2の
データ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図15】本発明に係るサーバ装置で読み出し可能な各
種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマ
ップを説明する図である。
【図16】本発明に係るデータ通信機器で読み出し可能
な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモ
リマップを説明する図である。
【符号の説明】
101 サーバ装置 106 携帯電話(データ通信機器) 201 RAM 202 プログラム記憶装置 204 オペレーティングシステム 203 外部記憶装置 205 CPU 206 インタフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 美和子 東京都港区三田3丁目11番28号 キヤノン 販売株式会社内 (72)発明者 植村 夏樹 東京都港区三田3丁目11番28号 キヤノン 販売株式会社内 (72)発明者 上野 直人 東京都港区三田3丁目11番28号 キヤノン 販売株式会社内 (72)発明者 山崎 純一 東京都港区三田3丁目11番28号 キヤノン 販売株式会社内 (72)発明者 豊栖 弘子 東京都港区三田3丁目11番28号 キヤノン 販売株式会社内 (72)発明者 内山 大輔 東京都港区三田3丁目11番28号 キヤノン 販売株式会社内 Fターム(参考) 5K030 HA06 KA06

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ通信機器と電子メールの送受信を
    行うサーバ装置であって、 前記データ通信機器から送信された電子メールを受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信された電子メールが所定の複合
    受信拒否条件に合致するかどうかを判断する判断手段
    と、 前記判断手段により受信した電子メールが所定の複合受
    信拒否条件に合致するか否かに応じて、該受信している
    メールに指定されている配信先へのメール配信を制御す
    る制御手段と、を有することを特徴とするサーバ装置。
  2. 【請求項2】 前記所定の複合受信拒否条件は、前記デ
    ータ通信機器から取得されるユーザ情報に従う第1のユ
    ーザ情報および該ユーザ情報を収集して生成される第2
    のユーザ情報とを含むことを特徴とする請求項1記載の
    サーバ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のユーザ情報は、前記データ通
    信機器から取得されるユーザのアドレス帳データ,前記
    データ通信機器から取得されるユーザがメール受信拒否
    に反映すべく任意に指定しているユーザキーワードデー
    タを含むことを特徴とする請求項2記載のサーバ装置。
  4. 【請求項4】 前記第2のユーザ情報は、前記データ通
    信機器から取得されるユーザからの迷惑メール配信元デ
    ータであることを特徴とする請求項2または3記載のサ
    ーバ装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記データ通信機器か
    ら取得されるユーザ情報取得要求に基づき、前記ユーザ
    フォルダ上に登録されたユーザ情報を要求元のデータ通
    信機器にダウンロードすることを特徴とする請求項1乃
    至4のいずれかに記載のサーバ装置。
  6. 【請求項6】 前記判断手段は、前記データ通信機器か
    ら取得される受信拒否判断を決定するための優先順位に
    従って受信された電子メールが所定の複合受信拒否条件
    に合致するかどうかを判断することを特徴とする請求項
    1乃至5のいずれかに記載のサーバ装置。
  7. 【請求項7】 前記受信手段により受信された電子メー
    ルに添付ファイルの有無を判別する判別手段と、 前記判別手段により添付ファイルが添付されていると判
    断した場合に、異なるレベルのウィルスチェックを行う
    ウィルスチェック手段と、を有することを特徴とする請
    求項1乃至6のいずれかに記載のサーバ装置。
  8. 【請求項8】 前記第1のユーザ情報および前記第2の
    ユーザをユーザ別のユーザフォルダを所定の記憶手段に
    異なるレベルで確保して管理する管理手段と、 前記迷惑メール配信元データを積算カウントするカウン
    ト手段と、 前記カウント手段によりカウントされる積算数に基づ
    き、迷惑メール配信元ブラックリストを作成する作成手
    段と、 前記作成手段により作成される迷惑メール配信元ブラッ
    クリストを前記データ通信機器からのブラックリスト取
    得要求に従い配信するブラックリスト配信手段と、 前記ブラックリスト配信手段によるブラックリスト配信
    後、前記データ通信機器から登録要求されているユーザ
    ブラックリストを取得して前記ユーザフォルダに登録す
    る登録手段と、を有することを特徴とする請求項1記載
    のサーバ装置。
  9. 【請求項9】 前記作成手段は、前記データ通信機器か
    ら取得されるユーザ特定条件に従い前記カウント手段に
    よりカウントされる積算数に基づき、ユーザ別の迷惑メ
    ール配信元ブラックリストを作成することを特徴とする
    請求項9記載のサーバ装置。
  10. 【請求項10】 前記ユーザ特定条件は、ユーザの性
    別,年齢を含むことを特徴とする請求項8記載のサーバ
    装置。
  11. 【請求項11】 前記異なるレベルは、ユーザが設定す
    る課金条件に従うことを特徴とする請求項7乃至10に
    いずれかに記載のサーバ装置。
  12. 【請求項12】 電子メールの送受信を行うサーバ装置
    と通信可能なデータ通信機器であって、 前記サーバ装置が判断する自身宛の電子メールの受信を
    拒否するための所定の複合受信拒否条件を決定する異な
    るユーザ情報を前記サーバ装置に対して送信する送信手
    段と、 前記送信手段により送信された前記ユーザ情報に従い前
    記サーバ装置により作成される迷惑メール配信元ブラッ
    クリストを前記サーバ装置より取得する取得手段と、 前記取得手段により取得された迷惑メール配信元ブラッ
    クリストを表示する表示手段と、を有することを特徴と
    するデータ通信機器。
  13. 【請求項13】 前記サーバ装置が判断する所定の複合
    受信拒否条件に対して、前記サーバ装置が判断すべきユ
    ーザ情報の優先順位を前記サーバ装置に送信して指定す
    る第1の指定手段を有することを特徴とする請求項12
    記載のデータ通信機器。
  14. 【請求項14】 前記サーバ装置で管理されているユー
    ザ情報の取得を要求する要求手段と、 前記要求手段により前記サーバ装置からダウンロードさ
    れるユーザ情報を記憶する記憶手段と、を有することを
    特徴とする請求項12または13記載のデータ通信機
    器。
  15. 【請求項15】 課金条件に従う異なるレベルを前記サ
    ーバ装置により確保されるユーザ別のユーザフォルダに
    対して指定する第2の指定手段を有することを特徴とす
    る請求項12乃至14のいずれかに記載のデータ通信機
    器。
  16. 【請求項16】 データ通信機器と電子メールの送受信
    を行うサーバ装置とが通信可能なメッセージ配信システ
    ムであって、 前記サーバ装置は、 前記データ通信機器から送信された電子メールを受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信された電子メールが所定の複合
    受信拒否条件に合致するかどうかを判断する判断手段
    と、 前記判断手段により受信した電子メールが所定の複合受
    信拒否条件に合致するか否かに応じて、該受信している
    メールに指定されている配信先へのメール配信を制御す
    る制御手段と、 前記第1のユーザ情報および前記第2のユーザ情報をユ
    ーザ別のユーザフォルダを所定の記憶手段に異なるレベ
    ルで確保して管理する管理手段と、 前記迷惑メール配信元データを積算カウントするカウン
    ト手段と、 前記カウント手段によりカウントされる積算数に基づ
    き、迷惑メール配信元ブラックリストを作成する作成手
    段と、 前記作成手段により作成される迷惑メール配信元ブラッ
    クリストを前記データ通信機器からのブラックリスト取
    得要求に従い配信するブラックリスト配信手段と、 前記ブラックリスト配信手段によるブラックリスト配信
    後、前記データ通信機器から登録要求されているユーザ
    ブラックリストを取得して前記ユーザフォルダに登録す
    る登録手段とを備え、 前記データ通信機器は、 前記サーバ装置が判断する自身宛の電子メールの受信を
    拒否するための所定の複合受信拒否条件を決定する異な
    るユーザ情報を前記サーバ装置に対して送信する送信手
    段と、 前記送信手段により送信された前記ユーザ情報に従い前
    記サーバ装置により作成される迷惑メール配信元ブラッ
    クリストを前記サーバ装置より取得する取得手段と、 前記取得手段により取得された迷惑メール配信元ブラッ
    クリストを表示する表示手段と、を有することを特徴と
    するメッセージ配信システム。
  17. 【請求項17】 データ通信機器と電子メールの送受信
    を行うサーバ装置におけるメッセージ配信処理方法であ
    って、 前記データ通信機器から受信した電子メールが所定の複
    合受信拒否条件に合致するかどうかを判断する判断ステ
    ップと、 前記判断ステップにより受信した電子メールが所定の複
    合受信拒否条件に合致するか否かに応じて、該受信して
    いるメールに指定されている配信先へのメール配信を制
    御する制御ステップと、を有することを特徴とするメッ
    セージ配信処理方法。
  18. 【請求項18】 電子メールの送受信を行うサーバ装置
    と通信可能なデータ通信機器におけるメッセージ配信処
    理方法であって、 前記サーバ装置が判断する自身宛の電子メールの受信を
    拒否するための所定の複合受信拒否条件を決定する異な
    るユーザ情報を前記サーバ装置に対して送信する送信ス
    テップと、 前記送信ステップにより送信された前記ユーザ情報に従
    い前記サーバ装置により作成される迷惑メール配信元ブ
    ラックリストを前記サーバ装置より取得する取得ステッ
    プと、 前記取得ステップにより取得された迷惑メール配信元ブ
    ラックリストを表示手段に表示する表示ステップと、を
    有することを特徴とするメッセージ配信処理方法。
  19. 【請求項19】 請求項17または18に記載のメッセ
    ージ配信処理方法を実現するプログラムを記憶したこと
    を特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
  20. 【請求項20】 請求項17または18に記載のメッセ
    ージ配信処理方法を実現することを特徴とするプログラ
    ム。
  21. 【請求項21】 データ通信機器と電子メールの送受信
    を行うコンピュータを、 前記データ通信機器から送信された電子メールを受信す
    る受信手段と、 前記受信手段により受信された電子メールが所定の複合
    受信拒否条件に合致するかどうかを判断する判断手段
    と、 前記判断手段により受信した電子メールが所定の複合受
    信拒否条件に合致する否かに応じて、該受信しているメ
    ールに指定されている配信先へのメール配信を制御する
    制御手段と、して機能させることを特徴とするプログラ
    ム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2007077603A1 (ja) * 2005-12-28 2009-06-04 富士通株式会社 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム
JP5041554B2 (ja) * 2007-04-28 2012-10-03 護 坂上 電子メールサーバ装置
US8719364B2 (en) 2007-03-30 2014-05-06 Canon Denshi Kabushiki Kaisha System, method and program for network management using saved history information

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