JP2003347995A - 無線基地局及び移動体通信システム - Google Patents

無線基地局及び移動体通信システム

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JP2003347995A
JP2003347995A JP2002151039A JP2002151039A JP2003347995A JP 2003347995 A JP2003347995 A JP 2003347995A JP 2002151039 A JP2002151039 A JP 2002151039A JP 2002151039 A JP2002151039 A JP 2002151039A JP 2003347995 A JP2003347995 A JP 2003347995A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ISDN交換機3とインターネット網8の間
にIWF7を設置すれば、ISDN回線の1Bch(6
4Kbps)を超える速度でデータを送信することがで
きるが、その場合でも、128Kbpsの通信速度が限
界であり、飛躍的に通信速度の高速化を図ることができ
ない課題があった。 【解決手段】 無線基地局12が無線回線から与えられ
る上りデータを変調してADSL18に出力する一方、
ADSL18から与えられる下りデータを復調するAD
SLモデム20を搭載する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データの通信速
度の高速化を図る無線基地局及び移動体通信システムに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は例えば特開平11−191756
号公報に示された従来の移動体通信システムを示す構成
図であり、図において、1は移動局であるPHS端末、
2はPHS端末1とデータ通信を行う無線基地局、3は
ISDN交換機、4はネットワーク終端部、5はターミ
ナルアダプタ、6はパーソナルコンピュータ、7は相互
にプロトコルが異なるISDN交換機3とインターネッ
ト網8を接続するインターワーク部(以下、IWFとい
う)、8はインターネット網である。
【0003】次に動作について説明する。例えば、PH
S端末1がインターネット網8に接続されているサーバ
に対してデータ(以下、上りデータという)を送信する
場合には、その上りデータを無線回線を介して無線基地
局2に送信する。無線基地局2は、ISDNに規定され
ている2B+D基本インタフェースの形式にPHS端末
1から受信した上りデータを並び替えるとともに、BR
Iに適合するスロットタイミングで上りデータを多重化
してISDN交換機3に送信する。
【0004】ISDN交換機3は、無線基地局2から2
B+D基本インタフェースの形式にマッピングされた上
りデータを受信すると、その上りデータをIWF7に送
信する。IWF7は、ISDN交換機3から受信した上
りデータをISDN回線の1Bch(64Kbps)を
超える速度で送信する場合、ISDN回線上の物理的な
スロットの並べ替えを実施することにより、上りデータ
の通信速度の高速化を図る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動体通信シス
テムは以上のように構成されているので、ISDN交換
機3とインターネット網8の間にIWF7を設置すれ
ば、ISDN回線の1Bch(64Kbps)を超える
速度でデータを送信することができるが、その場合で
も、128Kbpsの通信速度が限界であり、飛躍的に
通信速度の高速化を図ることができない課題があった。
なお、既設のメタル回線を光ファイバーケーブルに置き
換えて、無線基地局2が光ファイバーケーブルに対応で
きるように改良すれば、飛躍的に通信速度の高速化を図
ることができるが、多額の設備投資を必要とする。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、既設のメタル回線を光ファイバー
ケーブルに置き換えることなく、飛躍的に通信速度の高
速化を図ることができる無線基地局及び移動体通信シス
テムを得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る無線基地
局は、有線回線として非対称デジタル加入線を使用し、
無線回線から与えられる上りデータを変調して有線回線
に出力する一方、有線回線から与えられる下りデータを
復調するADSLモデムを搭載するようにしたものであ
る。
【0008】この発明に係る無線基地局は、有線回線に
おける上りデータ及び下りデータの通信速度を測定し、
その通信速度に応じて無線回線における上りデータ及び
下りデータの通信速度を設定する速度設定手段を設けた
ものである。
【0009】この発明に係る無線基地局は、有線回線に
おける上りデータ及び下りデータの通信速度をそれぞれ
無線回線で通信可能なスロット数で除算し、その除算結
果を無線スロットの通信速度の最大値として設定するよ
うにしたものである。
【0010】この発明に係る無線基地局は、非対称デジ
タル加入線がAnnexC方式を使用するようにしたも
のである。
【0011】この発明に係る無線基地局は、上り通信速
度又は下り通信速度の変化点を基準にしてフレームタイ
ミングを切り換えるようにしたものである。
【0012】この発明に係る無線基地局は、ADSLモ
デムから出力された変調後の上りデータに音声信号を合
成して有線回線に出力する一方、有線回線から与えられ
る下りデータから音声信号を分離するスプリッタを設け
たものである。
【0013】この発明に係る無線基地局は、無線回線か
ら与えられる上りデータ及び音声信号をIP化してAD
SLモデムに出力する一方、そのADSLモデムから出
力されるIP化信号を下りデータと音声信号に変換する
変換手段を設けたものである。
【0014】この発明に係る移動体通信システムは、有
線回線として非対称デジタル加入線を使用し、無線基地
局が無線回線から与えられる上りデータを変調して有線
回線に出力する一方、有線回線から与えられる下りデー
タを復調するADSLモデムを搭載するとともに、有線
回線から与えられる上りデータを復調してネットワーク
に出力する一方、ネットワークから与えられる下りデー
タを変調して有線回線に出力するADSLモデムをネッ
トワークと有線回線の接続点に設置するようにしたもの
である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による移
動体通信システムを示す構成図であり、11は移動局で
あるPHS端末、12はPHS端末11とデータ通信を
行う無線基地局、13はISDN交換機、14はネット
ワーク終端部、15はターミナルアダプタ、16はパー
ソナルコンピュータ、17はISDN交換機13と接続
するためのDSUである。
【0016】18は有線回線として使用するADSL
(非対称デジタル加入線)、19はインターネット網
(ネットワーク)、20は無線回線から与えられる上り
データを変調してADSL18に出力する一方、ADS
L18から与えられる下りデータを復調するADSLモ
デム、21はインターネット網19とADSL18の接
続点に設置され、ADSL18から与えられる上りデー
タを復調してインターネット網19に出力する一方、イ
ンターネット網19から与えられる下りデータを変調し
てADSL18に出力するADSLモデムである。
【0017】次に動作について説明する。例えば、PH
S端末11がインターネット網19に接続されているサ
ーバに対して上りデータを送信する場合には、その上り
データを無線回線を介して無線基地局12に送信する。
無線基地局12は、PHS端末11から上りデータを受
信すると、内蔵のADSLモデム20が上りデータを変
調して、変調後の上りデータをADSL18に出力す
る。
【0018】インターネット網19とADSL18の接
続点に設置されているADSLモデム21は、無線基地
局12のADSLモデム20が変調後の上りデータをA
DSL18に出力すると、その上りデータを復調してイ
ンターネット網19に接続されているサーバに送信す
る。
【0019】次にインターネット網19に接続されてい
るサーバがPHS端末11に対して下りデータを送信す
る場合、インターネット網19とADSL18の接続点
に設置されているADSLモデム21が下りデータを受
信すると、その下りデータを変調してADSL18に出
力する。無線基地局12のADSLモデム20は、AD
SLモデム21が変調後の下りデータをADSL18に
出力すると、その下りデータを復調する。これにより、
復調後の下りデータが無線回線を介してPHS端末11
に送信される。
【0020】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、無線基地局12が無線回線から与えられる上
りデータを変調してADSL18に出力する一方、AD
SL18から与えられる下りデータを復調するADSL
モデム20を搭載するとともに、ADSL18から与え
られる上りデータを復調してインターネット網19に出
力する一方、インターネット網19から与えられる下り
データを変調してADSL18に出力するADSLモデ
ム21をインターネット網19とADSL18の接続点
に設置するように構成したので、既設のメタル回線を光
ファイバーケーブルに置き換えることなく、飛躍的に通
信速度の高速化を図ることができる効果を奏する。な
お、有線区間の通信速度は最大で8Mbpsまで高める
ことができる。
【0021】実施の形態2.図2はこの発明の実施の形
態2による移動体通信システムを示す構成図であり、図
1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省
略する。31は所定容量のデータファイルを保持してい
るスピードテスト用サイト、32は所定容量のデータフ
ァイルを保持しているデータ保持部、33はデータ保持
部32に保持されているデータファイルをスピードテス
ト用サイト31に対してアップロードし、そのアップロ
ード時間を測定することにより、有線区間の上りデータ
の通信速度を測定する一方、スピードテスト用サイト3
1に保持されているデータファイルをダウンロードし、
そのダウンロード時間を測定することにより、有線区間
の下りデータの通信速度を測定する測定部、34は測定
部33により測定された有線区間の上りデータの通信速
度を、無線回線で通信可能なスロット数で除算し、その
除算結果を無線スロットの通信速度の最大値として設定
し、また、測定部33により測定された有線区間の下り
データの通信速度を、無線回線で通信可能なスロット数
で除算し、その除算結果を無線スロットの通信速度の最
大値として設定する通信速度設定部である。なお、デー
タ保持部32、測定部33及び通信速度設定部34から
速度設定手段が構成されている。
【0022】次に動作について説明する。上記実施の形
態1によれば、上述したように、有線区間の通信速度を
最大で8Mbpsまで高めることができる。しかし、A
DSL18は、回線距離が長くなる程、実用的な通信速
度が減少するという特性があり、有線区間の通信速度に
合わせて無線区間のスピードを調整する必要がある。
【0023】そこで、この実施の形態2では、無線基地
局12の測定部33が、データ通信呼のトラフィックが
少ない時間帯において、定期的に有線区間の上りデータ
及び下りデータの通信速度を測定する。即ち、測定部3
3は、データ保持部32に保持されているデータファイ
ルをスピードテスト用サイト31に対してアップロード
し、そのアップロード時間を測定することにより、有線
区間の上りデータの通信速度を測定し、その測定結果を
データ保持部32に格納する。また同時に、測定部33
は、スピードテスト用サイト31に保持されているデー
タファイルをダウンロードし、そのダウンロード時間を
測定することにより、有線区間の下りデータの通信速度
を測定し、その測定結果をデータ保持部32に格納す
る。
【0024】通信速度設定部34は、測定部33が有線
区間における上りデータ及び下りデータの通信速度を測
定すると、有線区間の上りデータの通信速度を無線回線
で通信可能なスロット数で除算することにより、1スロ
ット当りの上りデータの通信速度の最大値を計算し、そ
の最大値を無線スロットにおける通信速度の最大値とし
て設定する。また、有線区間の下りデータの通信速度を
無線回線で通信可能なスロット数で除算することによ
り、1スロット当りの下りデータの通信速度の最大値を
計算し、その最大値を無線スロットにおける通信速度の
最大値として設定する。
【0025】無線基地局12の設置場所を変えると、回
線距離が変化するため有線区間の通信速度が変化する
が、この実施の形態2によれば、有線区間の通信速度の
限界まで、無線区間の通信速度を高めることができる効
果を奏する。
【0026】実施の形態3.図3はこの発明の実施の形
態3による移動体通信システムを示す構成図であり、図
1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省
略する。35はADSL18がAnnexC方式を使用
している場合、ISDNの2.5ms周期の送受タイミ
ングを検出して、フレームタイミングを切り換える同期
タイミング検出部である。図4は5msフレームタイミ
ングの抽出例を示すタイミングチャートである。
【0027】上記実施の形態1では、特に言及していな
いが、ADSL18を利用するデータ通信がISDNを
利用するデータ通信と同期していない場合、ISDNを
利用するデータ通信と干渉を起こす場合がある。そこ
で、この実施の形態3では、ISDNを利用するデータ
通信との干渉を防止するため、ADSL18がAnne
xC方式を使用するようにする。ここで、AnnexC
方式は、ISDNを利用するデータ通信との干渉を防止
するため、ISDNの2.5ms周期の送受タイミング
に同期して上りデータと下りデータの通信速度を切り換
えるものである。
【0028】具体的には、同期タイミング検出部35が
ISDNの2.5ms周期の送受タイミングに同期して
いる信号を取り込むことにより、ISDNの2.5ms
周期の送受タイミングと同期している5ms周期のタイ
ミングを生成する。即ち、合計4ヶ所ある上り通信速度
又は下り通信速度の変化点のうち、いずれかの変化点を
基準にしてフレームタイミング(無線基地局12におけ
る送受信タイミング)を切り換えることにより、5ms
周期のタイミングを生成する。図4の例では、ADSL
18の下り通信速度が増加するタイミングAを基準にし
て、無線基地局12の送受フレームタイミングを切り換
えるようにしている。
【0029】ここで、5ms周期のフレームタイミング
は、ISDNの2.5ms周期のフレームタイミングと
同期して動くので、ISDNと同期して動く他の無線基
地局と無線同期タイミングを維持することができる。し
たがって、有線回線としてISDNを使用せずにADS
L18のみで無線同期タイミングを維持したまま無線基
地局12を運用することができる。
【0030】実施の形態4.図5はこの発明の実施の形
態4による移動体通信システムを示す構成図であり、図
1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省
略する。41はメタル回線、42は回線交換網、43は
PHS端末11から受信したデジタル音声をアナログ音
声に変換してスプリッタ44に出力する一方、スプリッ
タ44により分離されたアナログ音声をデジタル音声に
変換するAD/DA変換部、44はADSLモデム20
から出力された変調後の上りデータにAD/DA変換部
43から出力されたアナログ音声を合成してメタル回線
41に出力する一方、メタル回線41から与えられる下
りデータから音声信号を分離するスプリッタ、45は回
線交換網42と接続する地点に設置され、メタル回線4
1から与えられる上りデータから音声信号を分離して回
線交換網42に出力する一方、ADSLモデム21から
出力された変調後の下りデータに回線交換網42から出
力されたアナログ音声を合成してメタル回線41に出力
するスプリッタである。
【0031】次に動作について説明する。上記実施の形
態3では、ISDN回線を削除しているため音声通話が
不可能であるが、この実施の形態4では、音声通話の実
施も実現している。即ち、無線基地局12がPHS端末
11からデジタル音声を受信すると、AD/DA変換部
43がデジタル音声をアナログ音声に変換してスプリッ
タ44に出力する。
【0032】スプリッタ44は、ADSLモデム20か
ら出力された変調後の上りデータにAD/DA変換部4
3から出力されたアナログ音声を合成してメタル回線4
1に出力する。これにより、上りデータとアナログ音声
の合成信号がメタル回線41を介してスプリッタ45に
伝送される。
【0033】スプリッタ45は、上りデータとアナログ
音声の合成信号を受けると、両者を分離して、上りデー
タをADSLモデム21に出力し、アナログ音声を回線
交換網42に出力する。また、スプリッタ45は、回線
交換網42からアナログ音声を受けると、ADSLモデ
ム21から出力された変調後の下りデータに回線交換網
42から出力されたアナログ音声を合成してメタル回線
41に出力する。これにより、下りデータとアナログ音
声の合成信号がメタル回線41を介してスプリッタ44
に伝送される。
【0034】スプリッタ44は、下りデータとアナログ
音声の合成信号を受けると、両者を分離して、下りデー
タをADSLモデム20に出力し、アナログ音声をAD
/DA変換部43に出力する。AD/DA変換部43
は、スプリッタ44からアナログ音声を受けると、その
アナログ音声をデジタル音声に変換する。
【0035】実施の形態5.図6はこの発明の実施の形
態5による移動体通信システムを示す構成図であり、図
1と同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省
略する。46はPHS端末11から受信した上りデータ
をIP化してIP化データをADSLモデム20に出力
する一方、ADSLモデム20から出力されるIP化デ
ータを下りデータに変換するデータ−IP変換部(変換
手段)、47はPHS端末11から受信したデジタル音
声をIP化してIP化音声をADSLモデム20に出力
する一方、ADSLモデム20から出力されるIP化音
声をデジタル音声に変換する音声−IP変換部(変換手
段)、48はADSLモデム21から出力されるIP化
音声をデジタル音声に変換する一方、回線交換網42か
ら出力されたデジタル音声をIP化してIP化音声をA
DSLモデム21に出力する音声−IP変換部である。
【0036】次に動作について説明する。上記実施の形
態4では、音声通話の実施を実現するものについて示し
たが、1本のメタル回線41に対しては、1つの音声通
話のみに対応し、複数の音声通話に対応することができ
ない。そこで、この実施の形態5では、複数の音声通話
に対応できるようにしている。
【0037】具体的には、データ−IP変換部46は、
PHS端末11から上りデータを受信すると、その上り
データをIP化してIP化データをADSLモデム20
に出力する。音声−IP変換部47は、PHS端末11
から複数のデジタル音声を受信すると、複数のデジタル
音声をIP化して複数のIP化音声をADSLモデム2
0に出力する。これにより、ADSLモデム20は、複
数のIP化音声とIP化データを変調して、その変調信
号をADSL18を介してADSLモデム21に伝送す
る。
【0038】ADSLモデム21は、その変調信号を受
信すると、その変調信号を復調して、IP化データをイ
ンターネット網19に出力する。また、複数のIP化音
声を音声−IP変換部48に出力する。音声−IP変換
部48は、ADSLモデム21から複数のIP化音声を
受けると、複数のIP化音声を複数のデジタル音声に変
換して回線交換網42に出力する。
【0039】次に、音声−IP変換部48は、回線交換
網42から複数のデジタル音声を受信すると、複数のデ
ジタル音声をIP化して複数のIP化音声をADSLモ
デム21に出力する。これにより、ADSLモデム21
は、複数のIP化音声とインターネット網19から出力
されたIP化データを変調して、その変調信号をADS
L18を介してADSLモデム20に伝送する。
【0040】ADSLモデム20は、その変調信号を受
信すると、その変調信号を復調して、IP化データをデ
ータ−IP変換部46に出力する。また、複数のIP化
音声を音声−IP変換部47に出力する。データ−IP
変換部46は、ADSLモデム20からIP化データを
受けると、そのIP化データを下りデータに変換する。
音声−IP変換部47は、ADSLモデム20から複数
のIP化音声を受けると、複数のIP化音声を複数のデ
ジタル音声に変換する。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、有線
回線として非対称デジタル加入線を使用し、無線回線か
ら与えられる上りデータを変調して有線回線に出力する
一方、有線回線から与えられる下りデータを復調するA
DSLモデムを搭載するように構成したので、既設のメ
タル回線を光ファイバーケーブルに置き換えることな
く、飛躍的に通信速度の高速化を図ることができる効果
がある。
【0042】この発明によれば、有線回線における上り
データ及び下りデータの通信速度を測定し、その通信速
度に応じて無線回線における上りデータ及び下りデータ
の通信速度を設定する速度設定手段を設けるように構成
したので、有線区間の通信速度の限界まで、無線区間の
通信速度を高めることができる効果がある。
【0043】この発明によれば、有線回線における上り
データ及び下りデータの通信速度をそれぞれ無線回線で
通信可能なスロット数で除算し、その除算結果を無線ス
ロットの通信速度の最大値として設定するように構成し
たので、構成の複雑化を招くことなく、無線区間の通信
速度の上限値を定めることができる効果がある。
【0044】この発明によれば、非対称デジタル加入線
がAnnexC方式を使用するように構成したので、I
SDNを利用するデータ通信との干渉を防止することが
できる効果がある。
【0045】この発明によれば、上り通信速度又は下り
通信速度の変化点を基準にしてフレームタイミングを切
り換えるように構成したので、構成の複雑化を招くこと
なく、ISDNを利用するデータ通信との干渉を防止す
ることができる効果がある。
【0046】この発明によれば、ADSLモデムから出
力された変調後の上りデータに音声信号を合成して有線
回線に出力する一方、有線回線から与えられる下りデー
タから音声信号を分離するスプリッタを設けるように構
成したので、ISDN回線を削除しても、音声通話の実
施を実現することができる効果がある。
【0047】この発明によれば、無線回線から与えられ
る上りデータ及び音声信号をIP化してADSLモデム
に出力する一方、そのADSLモデムから出力されるI
P化信号を下りデータと音声信号に変換する変換手段を
設けるように構成したので、複数の音声通話に対応する
ことができる効果がある。
【0048】この発明によれば、有線回線として非対称
デジタル加入線を使用し、無線基地局が無線回線から与
えられる上りデータを変調して有線回線に出力する一
方、有線回線から与えられる下りデータを復調するAD
SLモデムを搭載するとともに、有線回線から与えられ
る上りデータを復調してネットワークに出力する一方、
ネットワークから与えられる下りデータを変調して有線
回線に出力するADSLモデムをネットワークと有線回
線の接続点に設置するように構成したので、既設のメタ
ル回線を光ファイバーケーブルに置き換えることなく、
飛躍的に通信速度の高速化を図ることができる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による移動体通信シ
ステムを示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による移動体通信シ
ステムを示す構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による移動体通信シ
ステムを示す構成図である。
【図4】 5msフレームタイミングの抽出例を示すタ
イミングチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態4による移動体通信シ
ステムを示す構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態5による移動体通信シ
ステムを示す構成図である。
【図7】 従来の移動体通信システムを示す構成図であ
る。
【符号の説明】
11 PHS端末(移動局)、12 無線基地局、13
ISDN交換機、14 ネットワーク終端部、15
ターミナルアダプタ、16 パーソナルコンピュータ、
17 DSU、18 ADSL(非対称デジタル加入
線)、19 インターネット網(ネットワーク)、20
ADSLモデム、21 ADSLモデム、31 スピ
ードテスト用サイト、32 データ保持部(速度設定手
段)、33測定部(速度設定手段)、34 通信速度設
定部(速度設定手段)、35 同期タイミング検出部、
41 メタル回線、42 回線交換網、43 AD/D
A変換部、44 スプリッタ、45 スプリッタ、46
データ−IP変換部(変換手段)、47 音声−IP
変換部(変換手段)、48 音声−IP変換部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 GA01 GA19 HB01 HC01 HC09 JA09 JL08 JT01 JT09 KA19 5K051 CC02 CC04 CC07 DD13 EE04 GG15 JJ02 5K067 AA41 BB04 BB21 DD04 EE02 EE10 KK13

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局から無線回線を介して上りデータ
    を受信すると、その上りデータを有線回線を介してネッ
    トワークに送信する一方、上記ネットワークから上記有
    線回線を介して下りデータを受信すると、その下りデー
    タを上記無線回線を介して上記移動局に送信する無線基
    地局において、上記有線回線として非対称デジタル加入
    線を使用し、上記無線回線から与えられる上りデータを
    変調して上記有線回線に出力する一方、上記有線回線か
    ら与えられる下りデータを復調するADSLモデムを搭
    載したことを特徴とする無線基地局。
  2. 【請求項2】 有線回線における上りデータ及び下りデ
    ータの通信速度を測定し、その通信速度に応じて無線回
    線における上りデータ及び下りデータの通信速度を設定
    する速度設定手段を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の無線基地局。
  3. 【請求項3】 速度設定手段は、有線回線における上り
    データ及び下りデータの通信速度をそれぞれ無線回線で
    通信可能なスロット数で除算し、その除算結果を無線ス
    ロットの通信速度の最大値として設定することを特徴と
    する請求項2記載の無線基地局。
  4. 【請求項4】 非対称デジタル加入線がAnnexC方
    式を使用することを特徴とする請求項1記載の無線基地
    局。
  5. 【請求項5】 上り通信速度又は下り通信速度の変化点
    を基準にしてフレームタイミングを切り換えることを特
    徴とする請求項4記載の無線基地局。
  6. 【請求項6】 ADSLモデムから出力された変調後の
    上りデータに音声信号を合成して有線回線に出力する一
    方、上記有線回線から与えられる下りデータから音声信
    号を分離するスプリッタを設けたことを特徴とする請求
    項1記載の無線基地局。
  7. 【請求項7】 無線回線から与えられる上りデータ及び
    音声信号をIP化してADSLモデムに出力する一方、
    上記ADSLモデムから出力されるIP化信号を下りデ
    ータと音声信号に変換する変換手段を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の無線基地局。
  8. 【請求項8】 移動局から無線回線を介して上りデータ
    を受信すると、その上りデータを有線回線を介してネッ
    トワークに送信する一方、上記ネットワークから上記有
    線回線を介して下りデータを受信すると、その下りデー
    タを上記無線回線を介して上記移動局に送信する無線基
    地局を備えた移動体通信システムにおいて、上記有線回
    線として非対称デジタル加入線を使用し、上記無線基地
    局が上記無線回線から与えられる上りデータを変調して
    上記有線回線に出力する一方、上記有線回線から与えら
    れる下りデータを復調するADSLモデムを搭載すると
    ともに、上記有線回線から与えられる上りデータを復調
    して上記ネットワークに出力する一方、上記ネットワー
    クから与えられる下りデータを変調して上記有線回線に
    出力するADSLモデムを上記ネットワークと上記有線
    回線の接続点に設置したことを特徴とする移動体通信シ
    ステム。
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