JP3872039B2 - 無線基地局システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は無線基地局システムに関し、特に無線基地局装置と遠方の無線送受信部間との伝送信号をCDMA方式により多重化し、既存のサービスを停止することなく無線基地局装置と遠方の無線送受信部との遅延時間を高精度に測定できる無線基地局システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、送受信アンテナが複数個遠方にある無線基地局システムにおいては、時分割多重化方式で各送受信アンテナの信号を多重している。
【0003】
図9は従来の時分割方式での伝送フォーマットを示す図である。
【0004】
このような時分割方式で遅延時間を測定しようとした場合、例えば8本のアンテナ1用〜アンテナ8用の送受信アンテナをサポートするシステムでは、図9に示すように各送受信アンテナに割り当てられる時間は全体の時間の1/8であるため、1/8の単位でしか遅延量の測定精度はない。
【0005】
また、この例の場合は送受信アンテナ1用〜アンテナ8用のすべてのデータを遅延量測定のための制御信号に割り当てた場合で、運用中に遅延量を再度測定したい場合はベースバンド信号を停止する必要があるため、一旦運用中のサービスを停止する必要がある。
【0006】
遅延時間の調整では、遅延時間測定器を用いて遅延時間を測定し、この測定結果をもとに遅延時間可変要求が調整されている。
【0007】
本発明の目的は、送受信アンテナが複数個遠方にある無線基地局システムにおいて、無線基地局装置と遠方の無線送受信部送受信アンテナ間との伝送信号をデジタル信号とし、送信側で複数の送受信アンテナのデジタル信号をCDMA(Code Division Multiple Access)方式により多重し、受信側で複数の送受信アンテナのデジタル信号を分離することにより既存のサービスを停止することなく、無線基地局装置と遠方の無線送受信部送受信アンテナ間との遅延時間を高精度に測定できる無線基地局システムを供給できることにある。
【0008】
従来の無線基地局システムは、基地局の可変指向性アンテナ各素子の信号を時分割多重装置で時分割多重し、この時分割多重された信号を同一の光ファイバ内を伝送させることでアンテナ各素子間の相対位置変化をなくし、アンテナ各素子間の相対位相差を維持している(例えば、特許文献1参照。)。
【0009】
また、集中基地局に送受信装置を設置し、無線基地局に送受信アンテナを設置して無線基地局と集中基地局との間を伝送路で接続し、送受信装置と送受信アンテナ間の信号を伝送するための全二重基地局間伝送路を含む基地局装置及び伝送路の状態を監視しているものもある(例えば、特許文献2参照。)。
【0010】
【特許文献1】
特開2001−94332号公報(第3−5頁、図1、図2)
【特許文献2】
特開平5−327632号公報(第2−3頁、図1)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の無線基地局システムは、このような時分割方式で遅延時間を測定しようとした場合、各送受信アンテナに割り当てられる時間は全体の時間の1/8であるため、1/8の単位でしか遅延量の測定精度がないという欠点を有している。
【0012】
また、送受信アンテナ1用〜アンテナ8用のすべてのデータを遅延量測定のための制御信号に割り当てた場合、運用中に遅延量を再度測定したい場合はベースバンド信号を停止する必要があるため、一旦運用中のサービスを停止する必要があるという欠点を有している。
【0013】
本発明の目的は、送受信アンテナを有す無線送受信部が複数個遠方にある無線基地局システムにおいて、無線基地局装置と無線送受信部の送受信アンテナ間の伝送信号をデジタル信号とし、送信側で複数の送受信アンテナのデジタル信号をCDMA方式により多重し、受信側で複数の送受信アンテナのデジタル信号を分離することにより既存のサービスを停止することなく、無線基地局装置と遠方の無線送受信部送受信アンテナ間との遅延時間を高精度に測定できる無線基地局システムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の無線基地局システムは、無線基地局装置と、前記無線基地局装置と信号送受信路がカスケードに接続された複数の無線送受信部とを有する無線基地局システムであって、前記無線基地局装置は、前記無線送受信部に送信する各送信信号を、前記無線送受信部を識別する第一の拡散コードと遅延時間測定に用いる第二の拡散コードとで拡散し、この拡散された信号をCDMA方式により多重して送信多重化信号として出力する送信処理手段と、前記無線送受信部から受信した受信多重化信号を、前記第一の拡散コードと前記第二の拡散コードとで逆拡散し、前記無線送受信部から受信した受信信号として出力する受信処理手段と、前記送信処理手段による前記第二の拡散コードを用いた拡散処理により求めた拡散タイミング信号と、前記受信処理手段による前記第二の拡散コードを用いた逆拡散処理により求めた逆拡散タイミング信号とを入力し送受信信号の遅延時間を求める遅延測定手段と、を備え、前記無線送受信部は、前記無線基地局装置が出力する送信多重化信号を、カスケードに接続された他の無線送受信部に出力する第1の送信多重化信号と自無線送受信部で処理する第2の送信多重化信号とに分離する分離手段と、前記第2の送信多重化信号を、自無線送受信部を識別する第一の拡散コードと遅延時間測定に用いる第二の拡散コードとで逆拡散し、自無線送受信部に対応する送信信号をアンテナ部を介して出力する第2の送信処理手段と、アンテナ部を介して受信した受信信号を、第一の拡散コードと第二の拡散コードとを用いて、前記第2の送信処理手段で前記第二の拡散コードを用いた逆拡散処理により求めた先頭タイミングで拡散して出力する受信手段と、前記受信手段から入力する拡散された信号と、カスケードに接続された他の無線送受信部から入力する第1の受信多重化信号とを多重して第2の受信多重化信号として出力する多重手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
本発明の第2の無線基地局システムは、信号送受信路がカスケードに接続された複数の無線送受信部に送信する各送信信号を、前記無線送受信部を識別する第一の拡散コードと遅延時間測定に用いる第二の拡散コードとで拡散し、当該拡散された各送信信号をCDMA方式により多重して送信多重化信号として前記無線送受信部に出力し、前記無線送受信部から入力した受信多重化信号を前記第一の拡散コードと前記第二の拡散コードとで逆拡散し、前記複数の無線送受信部から受信した各受信信号を生成する無線基地局装置と、前記送信多重化信号を入力し、前記第一の拡散コードと前記第二の拡散コードで逆拡散して抽出した送信信号を、アンテナ部を介して出力し、アンテナ部を介して受信した信号を前記第一の拡散コードと前記第二の拡散コードとを用いて、前記送信多重化信号の逆拡散で用いた前記第二の拡散コードの逆拡散タイミングで拡散した拡散受信信号を生成し受信多重化信号として出力する無線送受信部とを備え、前記無線送受信部は、カスケード接続された無線送受信部が出力する受信多重化信号と無線送受信部で生成した前記拡散受信信号とを多重して、前記受信多重化信号を出力する無線送受信部とは異なる無線送受信部または前記無線基地局装置のいずれかに出力し、前記無線基地局装置は、前記第二の拡散コードの送信信号の拡散タイミングと受信多重信号の逆拡散タイミングとに基づいて送受信信号の遅延時間を求める遅延測定手段を有することを特徴とする。
【0016】
本発明の第3の無線基地局システムは、信号送受信路がカスケードに接続された複数の無線送受信部に送信する各送信信号を、前記無線送受信部を識別する第一の拡散コードと遅延時間測定に用いる第二の拡散コードとで拡散し、当該拡散された各送信信号をCDMA方式により多重して送信多重化信号として出力する送信処理手段と、前記無線送受信部から入力した受信多重化信号を、前記無線送受信部を識別する前記第一の拡散コードと遅延時間測定に用いる前記第二の拡散コードで逆拡散して、前記複数の無線送受信部から受信した各受信信号として出力する受信処理手段とを備えた無線基地局装置と、前記無線基地局装置が出力する送信多重化信号を入力し、前記第一の拡散コードと前記第二の拡散コードで逆拡散した送信信号をアンテナ部を介して出力する第2の送信処理手段と、アンテナ部を介して受信した受信信号を、前記第一の拡散コードと前記第二の拡散コードを用いて、前記第2の送信処理手段による前記第二の拡散コードの逆拡散タイミングで拡散した拡散受信信号を生成し、多重して受信多重化信号として出力する第2の受信処理手段を備えた無線送受信部とを有し、前記無線送受信部は、カスケードに接続された他の無線送受信部が出力する受信多重化信号と自無線送受信部で生成した前記拡散受信信号とを多重して、前記受信多重化信号を出力する無線送受信部とは異なる無線送受信部または前記無線基地局装置のいずれかに出力し、前記無線基地局装置は、前記送信処理手段による前記第二の拡散コードの拡散タイミングと前記受信処理手段による前記第二の拡散コードの逆拡散タイミングとに基づいて送受信信号の遅延時間を求める遅延測定手段を有することを特徴とする。
【0017】
本発明の第4の無線基地局システムは、無線基地局装置と、この無線基地局装置と信号送受信路がカスケードに接続された複数の無線送受信部とを有する無線基地局システムであって、前記無線基地局装置は、前記複数の無線送受信部へ送信する第1の送信合成信号を無線送受信部ごとに異なる第一の拡散コードで拡散しこの第一の拡散コードで拡散された信号を第二の拡散コードで拡散し複数の第2の送信合成信号を出力し、第二の拡散コードの先頭タイミングを拡散タイミング信号として出力する拡散部と、この拡散部から出力される前記複数の第2の送信合成信号を入力し、これらをCDMA方式により多重して送信多重信号を出力する多重部と、この多重部から出力された前記送信多重信号を前記無線送受信部に送信多重化信号として出力する手段と、無線送受信部から受信する受信多重化信号を第二の拡散コードで逆拡散しこの第二の拡散コードで逆拡散された信号を第一の拡散コードで逆拡散し複数の受信合成信号に分離し、第二の拡散コードの先頭タイミングを逆拡散タイミング信号として出力する逆拡散部と、前記拡散部から出力された拡散タイミング信号及び前記逆拡散部から出力された逆拡散タイミング信号に基づいて送受信信号の遅延時間を求める遅延測定手段と、を備え、前記無線送受信部は、前記無線基地局装置から受信した前記送信多重化信号を入力し、この送信多重化信号を2分配して、第1の送信多重信号及び第2の送信多重信号を出力する分離部と、この分離部が出力した前記第1の送信多重信号をカスケード接続された他の無線送受信部に出力する手段と、前記分離部が出力した前記第2の送信多重信号を入力し、第二の拡散コードにより逆拡散し、この逆拡散された信号を自無線送受信部に対応した第一の拡散コードで逆拡散し、自無線送受信部宛ての送信合成信号を抽出し、第二の拡散コードの先頭タイミングを第2の逆拡散タイミング信号として出力する第2の逆拡散部と、この第2の逆拡散部が出力した前記送信合成信号を入力して、送信ベ−スバンド信号と制御信号とに分離し、送信ベースバンド信号を外部へ送信し、外部からの無線信号を受信するアンテナ部と、このアンテナ部からの受信無線信号から受信ベースバンド信号を生成し、この受信ベースバンド信号と制御信号を合成することで、第1の受信合成信号を出力する受信無線処理部と、この受信無線処理部が出力した第1の受信合成信号を前記自無線送受信部に対応した第一の拡散コードで拡散し、この拡散された信号を前記第2の逆拡散部から出力された第2の逆拡散タイミング信号の位置を拡散コードの先頭として前記第二の拡散コードで拡散処理を行い、第2の受信合成信号を出力する第2の拡散部と、カスケード接続された他の無線送受信部から受信した第1の受信多重化信号と 前記拡散部が出力した前記第2の受信合成信号を多重し、受信多重化信号として出力する第2の多重部と、を備えたことを特徴とする。
【0018】
本発明の第5の無線基地局システムは、前記第1〜4のいずれかの無線基地局システムにおいて、前記第二の拡散コードは、自己相関性の高い符号系列の周期コードであって、前記信号送受信路における送受信を含めた遅延時間よりも長い周期を有することを特徴とする
【0019】
本発明の第6の無線基地局システムは、前記第1〜5のいずれかの無線基地局システムにおいて、複数の無線送受信部に対応した第二の拡散コードに同じコードを用いる場合、前記無線基地局装置での拡散時に、それぞれオフセットさせた時間差の拡散タイミングで拡散することを特徴とする。
【0020】
本発明の第7の無線基地局システムは、前記第1〜6のいずれかの無線基地局システムにおいて、前記無線基地局装置が有する遅延測定部は、前記拡散タイミング信号及び前記逆拡散タイミング信号を入力し、前記複数の無線送受信部の各々に送信した拡散コードの先頭と、前記複数の無線送受信部の各々から受信した前記拡散コードの先頭との差から信号送受信路における遅延を算出し、前記無線基地局装置と前記複数の無線送受信部の各々の遅延時間を算出することを特徴とする。
【0021】
本発明の無線基地局装置は、信号送受信路がカスケードに接続された複数の無線送受信部に送信する各送信信号を、前記無線送信部を識別する第一の拡散コードと遅延時間の測定に用いる第二の拡散コードで拡散し、この拡散された各送信信号をCDMA方式により多重し送信多重化信号として出力する送信処理手段と、前記無線送受信部から入力した受信多重化信号を、前記第一の拡散コードと前記第二の拡散コードとで逆拡散して、前記複数の無線送受信部から受信した各受信信号として出力する受信処理手段と、前記送信処理手段による前記第二の拡散コードの拡散タイミングと前記受信処理手段による前記第二の拡散コードの逆拡散タイミングとから送受信信号の遅延時間を求める遅延測定手段とを備え、前記受信多重化信号は、前記無線送受信部において、前記送信多重化信号の逆拡散に用いた前記第二の拡散コードの逆拡散タイミングで、前記第一の拡散コードと前記第二の拡散コードで受信信号を拡散した拡散信号を含むことを特徴とする。
【0022】
また、本発明の無線基地局装置は、カスケード接続された複数の無線送受信部へ送信する第1の送信合成信号を無線送受信部ごとに異なる第一の拡散コードで拡散し第一の拡散コードで拡散された信号を第二のコードで拡散し複数の第2の送信合成信号を出力し、第二の拡散コードの先頭タイミングを拡散タイミング信号として出力する拡散部と、この拡散部から出力される前記複数の第2の送信合成信号を入力し、これらをCDMA方式により多重して送信多重信号を出力する多重部と、この多重部から出力された前記送信多重信号を前記無線送受信部に送信多重化信号として出力する手段と、前記送信多重化信号を受信した前記無線送受信部において、前記送信多重化信号から分離された送信多重信号から前記第二の拡散コードの先頭タイミングが第2の逆拡散タイミング信号として出力され、アンテナ部で受信された信号が自無線送受信部に対応した第一の拡散コードで拡散され、この拡散された信号が前記第2の逆拡散タイミング信号の位置を先頭として前記第二の逆拡散コードで拡散処理が行われ出力され、前記無線送受信部から出力された信号を第二の拡散コードで逆拡散しこの第二の拡散コードで逆拡散された信号を前記第一の拡散コードで逆拡散し複数の受信合成信号に分離し、第二の拡散コードの先頭タイミングを逆拡散タイミング信号として出力する逆拡散部と、前記拡散部から出力された拡散タイミング信号と前記逆拡散部から出力された逆拡散タイミング信号とから送受信信号の遅延時間を求める遅延部とを有することを特徴とする。
【0023】
本発明の通信方法は、無線基地局装置と、この無線基地局とカスケードに接続された無線送受信部との間の通信方法であって、前記無線送受信部へ送信する第1の送信合成信号を無線送受信部ごとに異なる第一の拡散コードで拡散し第一の拡散コードで拡散された信号を第二の拡散コードで拡散し複数の第2の送信合成信号を出力し、第二の拡散コードの先頭タイミングを拡散タイミング信号として出力する拡散ステップと、前記第2の送信合成信号を入力し、これらをCDMA方式により多重して送信多重信号を出力する多重ステップと、前記送信多重信号を無線送受信部に送信多重化信号として出力するステップと、前記送信多重化信号から分離した送信多重信号を第二の拡散コードにより逆拡散しこの逆拡散された信号を無線送受信部に対応した第一の拡散コードで逆拡散し無線送受信部宛ての送信合成信号を抽出し、第二の拡散コードの先頭タイミングを第2の逆拡散タイミング信号として出力する第2の逆拡散ステップと、前記送信合成信号を外部へ送出し、外部からの信号を受信するステップと、前記受信した信号を無線送受信部に対応した第一の拡散コードで拡散しこの拡散された信号を前記第2の逆拡散タイミング信号の位置を拡散コードの先頭として前記第二の拡散コードで拡散処理を行い、受信合成信号を出力する第2の拡散ステップと、前記受信合成信号を第二の拡散コードで逆拡散しこの第二の拡散コードで逆拡散された信号を前記第一の拡散コードで逆拡散し複数の第2の受信合成信号に分離し、第二の拡散コードの先頭タイミングを逆拡散タイミング信号として出力する逆拡散ステップと、前記拡散タイミング信号と前記逆拡散タイミング信号とから送受信信号の遅延時間を求める遅延測定ステップとを有することを特徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0025】
図1は本発明の無線基地局システムの一つの実施の形態を示すブロック図である。
【0026】
図1に示す本実施の形態は、遠方の無線送受信部101と通信接続される無線基地局装置1と、無線送受信部101に通信接続される無線送受信部102と、無線送受信部102に通信接続され以降の無線送受信部は同様にカスケード接続される無線送受信部10Nとから構成されている。
【0027】
図2は図1の無線基地局装置の一例を示す詳細ブロック図である。
【0028】
図2を参照すると無線基地局装置1は、遠方の無線送受信部への送信合成信号21を出力し、かつ遠方の無線送受信部からの受信合成信号71を入力しデータ処理を行うデータ処理部201と、無線送受信部への送信合成信号22を出力し、かつ無線送受信部からの受信合成信号72を入力しデータの処理を行うデータ処理部202と、同様に各無線送受信部への送信合成信号2Nを出力し、かつ受信合成信号7Nを入力しデータの処理を行うデータ処理部20Nと、データ処理部201,202,20Nからの送信合成信号21,22,2Nを入力してそれぞれ拡散処理を行う拡散部2と、拡散部2から出力される送信合成信号31,32,3Nを入力し、これらを多重して送信多重信号41を出力する多重部3と、多重部3から出力された送信多重信号41の電気信号を光信号に変換して、無線送受信部101に送信多重化信号42として出力する電気/光変換部4と、無線送受信部101からの受信多重化信号43を入力して、この光信号を電気信号に変換し受信多重信号44として出力する光/電気変換部5と、光/電気変換部5から出力された受信多重信号44を入力して逆拡散し、受信合成信号71,72,7Nに分離出力する逆拡散部6と、拡散部2から送信合成信号31,32,3Nの拡散タイミング信号81及び逆拡散部6から受信合成信号71,72,7Nの逆拡散タイミング信号82を入力し、送受信信号の遅延時間を測定する遅延測定部7とから構成されている。
【0029】
図3は図1の無線送受信部の一例を示す詳細なブロック図である。
【0030】
図3を参照すると、無線基地局装置1から出力された送信多重化信号42を入力し、光信号を電気信号に変換する光/電気変換部8と、光/電気変換部8が出力した送信多重信号45を入力し、この送信多重信号45を2分配して送信多重信号46および送信多重信号47を出力する分離部9と、分離部9が出力した一方の送信多重信号46の電気信号を光信号に変換し無線送受信部102に出力する電気/光変換部10と、分離部9が出力した他方の送信多重信号47を入力し、逆拡散により必要な送信合成信号48のみ抽出して出力し、かつ逆拡散タイミング信号49を出力する逆拡散部11と、逆拡散部11が出力した送信合成信号48を入力して、送信ベ−スバンド信号と制御信号を分離し、送信ベースバンド信号をデジタル・アナログ変換及び周波数変換し、送信無線信号51として出力する送信無線処理部12と、送信無線処理部12から出力された送信無線信号51を入力し出力するサーキュレータ部13と、サーキュレータ部13から出力された送信無線信号を外部へ送信し、かつ外部からの受信無線信号を受信するアンテナ部14と、アンテナ部14およびサーキュレータ部13からの受信無線信号52を周波数変換およびアナログ・デジタル変換した受信ベースバンド信号を生成し、この受信ベースバンド信号と制御信号を合成することで、受信合成信号53を出力する受信無線処理部15と、この受信無線処理部15が出力した受信合成信号53と逆拡散部11から出力された逆拡散タイミング信号49を入力し、拡散処理を行い受信合成信号54を出力する拡散部16と、無線送受信部102からの光信号を電気信号に変換し受信多重化信号55として出力する光/電気変換部17と、拡散部16が出力した受信合成信号54および光/電気変換部17が出力した受信多重化信号55を多重化し受信多重化信号56として出力する多重部18と、多重部18が出力した受信多重化信号56の電気信号を光信号に変換し無線基地局装置1に出力する電気/光変換部19とから構成されている。
【0031】
なお、無線送受信部102及び他の各無線送受信部の構成も無線送受信部101と同様の構成である。
【0032】
次に本発明の実施の形態について図1を参照して詳細に説明する。
【0033】
ここでは特に、移動通信で使用されているW−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式の無線基地局装置(チップレート3.84Mbps)に対して説明する。
【0034】
また、無線基地局装置1と各無線送受信部間及び無線送受信部と他の無線送受信部との間は、長距離伝送に適した光ファイバを使用して光シリアル伝送させるものとする。さらに無線基地局装置1は、送受信各一本の光ファイバで8つの無線送受信部が接続されており、無線基地局装置1から最も遠距離にある無線送受信部10Nまでの送受信を含めた光ファイバの最大遅延時間を0.8msである場合を例として説明する。
【0035】
従って、無線基地局装置1は図2の構成に加えて図示はしないが、上位装置とのインタフェースを行なう上位インタフェース部と、誤り訂正符号/復号部と、フレーム化部と、データ変調/復調部と、W−CDMA方式としての拡散/逆拡散を行なうベースバンド信号処理部と、上位インタフェース部とベースバンド信号処理部を制御する制御部と、無線送受信部101とのインタフェースを行なう光インタフェース部とが含まれる。
【0036】
一方無線送受信部101〜10Nは図3の構成に加えて図示はしないが、無線基地局装置1及び他の無線送受信部101〜10Nとのインタフェースを行なう光インタフェース部と、ベースバンド信号/無線周波数信号の変換を行ない端末装置とのインタフェースを行なう無線部と、無線部を制御する制御部とが含まれている。
【0037】
次に、図2および図3を参照して送信信号の流れについて説明する。
【0038】
無線基地局装置1のデータ処理部201は、無線送受信部101に出力される送信ベースバンド信号と送信制御信号を時分割多重した送信合成信号21を拡散部2に出力する。データ処理部202〜20Nも同様に、無線送受信部102〜10Nに出力される送信ベースバンド信号と送信制御信号をそれぞれ時分割多重した送信合成信号22および送信合成信号2Nを拡散部2に出力する。
【0039】
図4はベースバンド信号及び送信制御信号の多重方法の一例を示す図である。
【0040】
ここで送信ベースバンド信号と送信制御信号の多重方法の一例を図4を用いて説明する。
【0041】
まず1単位をフレームとし、フレームの先頭に同期コードを付加する。同期コードは、送信するベースバンド信号と送信する制御信号のデータ位置を検出するために使用される。同期コードの次の時間には制御信号を付加する。制御信号は、無線送受信部の各種の設定や状態監視を行なうために使用される。
【0042】
また、制御信号の次の時間にはベースバンド信号を付加する。ベースバンド信号は、送信ダイバーシチ有の場合、0系/1系からなり、それぞれI/Qの振幅データ情報で構成されている。W−CDMAシステムで要求されるダイナミックレンジや電力制御精度の確保のため、通常それぞれ1byte(8bit)以上のbyte数が必要になる。ここでは、それぞれ0系/1系、I/Qの振幅それぞれに2byteを割り当てる。すなわち1グループとしては8byteの情報が必要である。なお、実際のデータの挿入は光インタフェース間の多重によるダイナミックレンジを考慮する。8多重を考えた場合は、2Byte(16bit)あたり13bit程度とすることにより、
13bit×8<16bit
となるので、多重データをオーバーフローさせることなく伝送できる。
【0043】
以上のことから、送信ベースバンド信号を伝送するのに必要とされる伝送レートは、
3.84Mbps×(8×8)bit=245.76Mbps
となる。なお、送信するベースバンド信号は振幅データのため、連続送信が必要であり、送信合成信号の伝送速度は送信するベースバンド信号の伝送速度と公約数が存在する必要がある。
【0044】
また、送信するベースバンド信号は制御信号と比較してデータ量が大きいため、1フレームあたり同期コード2byte、送信制御信号6byte、送信ベースバンド信号512byteというように割り当てる(合計520byte)。
この場合、送信合成信号を伝送するのに必要とされる伝送レートは、
245.76Mbps×(520/512)=249.6Mbps
となる。次に拡散部2に入力されたデータ処理部201〜20Nを出力した8つの送信合成信号は、それぞれに2種類の拡散コードを割り当てて拡散させる。拡散率は8つの送信合成信号31,32,3Nを合成するため「8」とする。
【0045】
図5は拡散部及び逆拡散部で使用する拡散コードの一例を示す図である。
【0046】
第一の拡散コードは、図5に示されている8つのコードを別々に割り当てる。
理由は、受信側で8つの送信合成信号31,32,3Nを分離するためである。第二の拡散コードは自己相関性の高い最長符号系列(M系列)等により周期的なコードとし、送受信含めた光ファイバの遅延時間よりも長い周期のコードを使用する。ここでは1msと仮定する。
【0047】
第二の拡散コードは8つの送信合成信号31,32,3Nに同じ符号を割り当ててもよいが、同時刻に同パターンの符号系列を割り当てると多重した場合に相互相関性が悪化するため、それぞれの時間をオフセットさせるとよい。この第二のコードは遅延時間を測定するために利用される。
【0048】
なお、拡散後の送信合成信号を伝送するのに必要とされる伝送レートは、拡散率が8のために8倍に拡散されて、
249.6Mbps×8倍=1.9968Gbps
となる。その後、拡散された送信合成信号31,32,3Nは、多重部3に出力される。
【0049】
図6は伝送フォーマットを拡散した場合の一例を示す図である。
【0050】
なお、図6は拡散した後のデータを示した図であり、本例の場合は2byte単位に拡散した場合の例である。8つの送信合成信号31,32,3Nを拡散するため、拡散前は1/15.6MHzであった伝送速度が、拡散後は1/124.8MHz(8倍)となる。
【0051】
次に、多重部3に入力された8つの送信合成信号31,32,3Nは多重され、送信多重信号41として電気/光変換部4に出力される。多重方法はCDMA方式を用いコード多重させることにより、伝送レートは変わらずに多重される。
【0052】
電気/光変換部4に入力される送信多重信号41は、パラレルデータをシリアルデータに変換した後、電気から光信号に変換される。光信号に変換された送信多重化信号42は、光ファイバを経由して無線送受信部101に出力される。
【0053】
また、光ファイバの伝送は通常8B/10Bエンコード/デコードにより、8/10bitに変換して、10bitのシリアル伝送を行なう。
従って、光ファイバを伝送するのに必要とされる伝送レートは、
1.9968Gbps×10/8=2.496Gbps
となる。
【0054】
次に、無線基地局装置1が出力した送信多重化信号42は、図3の無線送受信部101の光/電気変換部8に入力される。ここで送信多重化信号42は光信号から電気信号に変換された後、シリアルデータからパラレルデータに変換され、分離部9に出力される。通常のデシリアライザ(パラレルデータからシリアルデータに変換)は送信側のシリアルデータに同期したクロックを抽出できるため、このクロックを無線送受信部101の基準クロックとすることにより、無線基地局装置1と無線送受信部101とは周波数同期をとることができる。
【0055】
分離部9に入力されたパラレルデータに変換された送信多重信号45は、無線基地局装置1の基準クロックから無線送受信部101の基準クロックに変換するためにリタイミングされた後、一方は電気/光変換部10に出力され、他方は逆拡散部11に出力される。電気/光変換部10に入力された一方の送信多重信号46は、パラレルデータからシリアルデータに変換された後光信号に変換され、無線送受信部102へ出力される。逆拡散部11に入力された他方の送信多重信号47は逆拡散され、必要な送信合成信号のみが抽出され送信合成信号48として送信無線処理部12に出力される。
【0056】
なお、具体的にはまず第二の拡散コードにより逆拡散させ、その後予め各無線送受信部とコード番号の関係を決めておく。このことにより、データ処理部201で生成された送信合成信号21が図5のコード1(第一の拡散コード)で拡散されていた場合は、コード1を用いて逆拡散することによりデータ処理部201で生成された送信合成信号21のみを抽出することが可能である。また、第二の拡散コードの先頭(1ms周期の先頭)を逆拡散により算出し、タイミング信号として拡散部16に出力される。送信無線処理部12に入力された送信合成信号48は、同期コードを使用し送信制御信号と送信ベースバンド信号を分離する。
【0057】
次に、送信ベースバンド信号は、デジタル/アナログ変換および周波数変換がされ、送信無線信号51としてサーキュレータ部13に出力される。また、送信制御信号により、各種設定や状態監視を行なう。
【0058】
サーキュレータ部13に入力された送信無線信号51は、アンテナ部14に出力されるが、受信無線処理部15には出力されない。アンテナ部14に入力された送信無線信号は、外部端末装置へ送信される。
【0059】
なお、図1の無線送受信部102〜10Nの動作も、それぞれ無線送受信部101〜10Nから出力された送信多重信号を入力として、無線送受信部101と同様の動作をする。
【0060】
次に、受信信号の流れについて説明する。
【0061】
外部の端末装置から送信された無線信号は、図3のアンテナ部14に入力される。アンテナ部14に入力された無線信号は、サーキュレータ部13に出力される。サーキュレータ部13に入力された無線信号は、受信無線処理部15に受信無線信号52として出力されるが、送信無線処理部12には出力されない。受信無線処理部15に入力された受信無線信号52は、周波数変換され、アナログ/デジタル変換され、受信ベースバンド信号となる。
【0062】
また、無線基地局装置1への各種の設定応答や状態監視応答を行なう受信制御信号を生成する。その後、受信制御信号と、受信ベースバンド信号の合成を行なう。合成方法は送信側と同様に、同期コードを付加し、受信合成信号53を生成し、拡散部16に出力される。拡散部16に入力された受信合成信号53は、無線送受信部101と同様に2種類の拡散コードを割り当て拡散させる。
【0063】
第一の拡散コードは、図5のコード1を割り当てる。次に、第二の拡散コードは、逆拡散部11から出力された逆拡散タイミング信号82の位置を拡散コードの先頭(1ms周期の先頭)として拡散させる。
【0064】
拡散後のデータは送信側と同様に図6に示すように、拡散前は1/15.6MHzであった伝送速度が拡散後は1/124.8MHz(8倍)となる。その後拡散部16で、拡散された受信合成信号54は、多重部18に出力される。
一方、無線送受信部102からの受信信号は、光/電気変換部17に入力され光から電気信号に変換された後、シリアルデータからパラレルデータに変換され、受信多重化信号55として多重部18に出力される。拡散部16が出力した受信合成信号54と光/電気変換部17が出力した受信多重化信号55は、多重部18で多重化され、受信多重信号56として電気/光変換部19に出力される。
【0065】
なお、多重方法はCDMA方式を用いコード多重させることにより、伝送レートは変わらずに多重化される。電気/光変換部19に入力された受信多重化信号56は、パラレルデータをシリアルデータに変換した後、電気から光信号に変換される。光信号に変換された受信多重化信号56は、光ファイバを経由して無線基地局装置1に出力される。なお、無線送受信部102〜10Nの動作も、それぞれ無線送受信部102〜10Nから出力された受信多重信号を入力として、無線送受信部101と同様の動作をする。
【0066】
次に、無線送受信部102からの受信多重化信号43は、図2の光/電気変換部5に入力される。ここで受信多重化信号43は光から電気信号に変換された後、シリアルデータからパラレルデータに変換され逆拡散部6に出力される。逆拡散部6に入力された受信多重信号44は逆拡散され、8つの受信合成信号71,72,7Nが抽出され、それぞれのデータ処理部201〜20Nに出力される。
【0067】
なお、具体的にはまず第二の拡散コードにより逆拡散させる。その後それぞれの無線送受信部101〜10Nで生成された受信合成信号71,72,7Nは、図5のコード1〜8(第一の拡散コード)で拡散されているため、コード1〜8を用いて逆拡散することにより、それぞれの無線送受信部101〜10Nで生成された受信合成信号71,72,7Nを抽出することが可能である。また、第二の拡散コードの先頭(1ms周期の先頭)を逆拡散により算出し、逆拡散タイミング信号82として遅延測定部7に出力される。それぞれのデータ処理部201〜20Nに入力された受信合成信号71,72,7Nは、受信ベースバンド信号と受信制御信号に分離される。受信ベースバンド信号は、ベースバンド信号処理部(図示せず)に出力される。また、受信制御信号は、無線送受信部101〜10Nの各種設定応答や監視応答を処理する。
【0068】
図7は遅延測定部の遅延時間測定のタイムチャートを示す図である。
【0069】
また、拡散部2から拡散タイミング信号81と、逆拡散部6から逆拡散タイミング信号82を入力した遅延測定部7は、図7に示すように、それぞれの無線送受信部101〜10Nに送信した第二の拡散コードの先頭(1ms周期の先頭)と、それぞれの無線送受信部101〜10Nから受信した第二の拡散コードの先頭(1ms周期の先頭)との差から送受信光ファイバ遅延を算出でき、この送受信光ファイバ遅延を1/2とすることにより、無線基地局装置1とそれぞれの無線送受信部101〜10Nの遅延時間を算出することができる。このときの遅延時間の精度は図6に示す拡散単位により、この例の場合は、1/124.8MHz(約3/100chip)の精度を得ることができる。
【0070】
また、運用中に遅延時間を測定したい場合にも、制御信号及びベースバンド信号内に遅延時間測定のためのデータを挿入する必要がないため、システムを通常運用させながら測定が可能となる。
【0071】
図8は伝送フォーマットを拡散した場合の他の一例を示す図である。
【0072】
本発明の他の実施例として、図8に示すように、8つの無線送受信部が接続された状態で、8bit毎に拡散させた場合は、1/249.6MHz(約4/1000chip)の精度を得ることができる。
【0073】
上述の通り、送受信アンテナが複数個遠方にある無線基地局システムにおいて、無線基地局装置と送受信アンテナ間の伝送信号をデジタル信号とし、送信側で複数の送受信アンテナのデジタル信号をCDMA方式により多重し、受信側で複数の送受信アンテナのデジタル信号を分離することにより、既存のサービスを停止することなく無線基地局装置と送受信アンテナ間の遅延時間を高精度に測定できることになる。
【0074】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の無線基地局システムは、無線基地局装置と送受信アンテナ間の遅延時間を高精度で測定でき、かつ運用中に遅延時間の測定ができるので、経年変化等で遅延量が変化した場合にもサービスを停止させることなく遅延時間が測定できる無線基地局システムを供給できるという効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無線基地局システムの一つの実施の形態を示すブロック図である。
【図2】図1の無線基地局装置の一例を示す詳細ブロック図である。
【図3】図1の無線送受信部の一例を示す詳細ブロック図である。
【図4】ベースバンド信号及び送信制御信号の多重方法の一例を示す図である。
【図5】拡散部及び逆拡散部で使用する拡散コードの一例を示す図である。
【図6】伝送フォーマットを拡散した場合の一例を示す図である。
【図7】遅延測定部の遅延時間測定のタイムチャートを示す図である。
【図8】伝送フォーマットを拡散した場合の他の一例を示す図である。
【図9】従来の時分割方式での伝送フォーマットを示す図である。
【符号の説明】
1 無線基地局装置
2 拡散部
3 多重部
4 電気/光変換部
5 光/電気変換部
6 逆拡散部
7 遅延測定部
8 光/電気変換部
9 分離部
10 電気/光変換部
11 逆拡散部
12 送信無線処理部
13 サーキュレータ部
14 アンテナ部
15 受信無線処理部
16 拡散部
17 光/電気変換部
18 多重部
19 電気/光変換部
21,22,2N 送信合成信号
31,32,3N 送信合成信号
41 送信多重信号
42 送信多重化信号
43 受信多重化信号
44 受信多重信号
45,46,47 送信多重信号
48 送信合成信号
49 逆拡散タイミング信号
51 送信無線信号
52 受信無線信号
53,54 受信合成信号
55,56 受信多重化信号
71,72,7N 受信合成信号
81 拡散タイミング信号
82 逆拡散タイミング信号
101,102,10N 無線送受信部
201,202,20N データ処理部

Claims (10)

  1. 無線基地局装置と、前記無線基地局装置と信号送受信路がカスケードに接続された複数の無線送受信部とを有する無線基地局システムであって、
    前記無線基地局装置は、
    前記無線送受信部に送信する各送信信号を、前記無線送受信部を識別する第一の拡散コードと遅延時間測定に用いる第二の拡散コードとで拡散し、この拡散された信号をCDMA方式により多重して送信多重化信号として出力する送信処理手段と、
    前記無線送受信部から受信した受信多重化信号を、前記第一の拡散コードと前記第二の拡散コードとで逆拡散し、前記無線送受信部から受信した受信信号として出力する受信処理手段と、
    前記送信処理手段による前記第二の拡散コードを用いた拡散処理により求めた拡散タイミング信号と、前記受信処理手段による前記第二の拡散コードを用いた逆拡散処理により求めた逆拡散タイミング信号とを入力し送受信信号の遅延時間を求める遅延測定手段と、
    を備え、
    前記無線送受信部は、
    前記無線基地局装置が出力する送信多重化信号を、カスケードに接続された他の無線送受信部に出力する第1の送信多重化信号と自無線送受信部で処理する第2の送信多重化信号とに分離する分離手段と、
    前記第2の送信多重化信号を、自無線送受信部を識別する第一の拡散コードと遅延時間測定に用いる第二の拡散コードとで逆拡散し、自無線送受信部に対応する送信信号をアンテナ部を介して出力する第2の送信処理手段と、
    アンテナ部を介して受信した受信信号を、第一の拡散コードと第二の拡散コードとを用いて、前記第2の送信処理手段で前記第二の拡散コードを用いた逆拡散処理により求めた先頭タイミングで拡散して出力する受信手段と、
    前記受信手段から入力する拡散された信号と、カスケードに接続された他の無線送受信部から入力する第1の受信多重化信号とを多重して第2の受信多重化信号として出力する多重手段と
    を備えることを特徴とする無線基地局システム。
  2. 信号送受信路がカスケードに接続された複数の無線送受信部に送信する各送信信号を、前記無線送受信部を識別する第一の拡散コードと遅延時間測定に用いる第二の拡散コードとで拡散し、当該拡散された各送信信号をCDMA方式により多重して送信多重化信号として前記無線送受信部に出力し、前記無線送受信部から入力した受信多重化信号を前記第一の拡散コードと前記第二の拡散コードとで逆拡散し、前記複数の無線送受信部から受信した各受信信号を生成する無線基地局装置と、
    前記送信多重化信号を入力し、前記第一の拡散コードと前記第二の拡散コードで逆拡散して抽出した送信信号を、アンテナ部を介して出力し、アンテナ部を介して受信した信号を前記第一の拡散コードと前記第二の拡散コードとを用いて、前記送信多重化信号の逆拡散で用いた前記第二の拡散コードの逆拡散タイミングで拡散した拡散受信信号を生成し受信多重化信号として出力する無線送受信部と
    を備え、
    前記無線送受信部は、カスケード接続された無線送受信部が出力する受信多重化信号と無線送受信部で生成した前記拡散受信信号とを多重して、前記受信多重化信号を出力する無線送受信部とは異なる無線送受信部または前記無線基地局装置のいずれかに出力し、
    前記無線基地局装置は、前記第二の拡散コードの送信信号の拡散タイミングと受信多重信号の逆拡散タイミングとに基づいて送受信信号の遅延時間を求める遅延測定手段を有する
    ことを特徴とする無線基地局システム。
  3. 信号送受信路がカスケードに接続された複数の無線送受信部に送信する各送信信号を、前記無線送受信部を識別する第一の拡散コードと遅延時間測定に用いる第二の拡散コードとで拡散し、当該拡散された各送信信号をCDMA方式により多重して送信多重化信号として出力する送信処理手段と、前記無線送受信部から入力した受信多重化信号を、前記無線送受信部を識別する前記第一の拡散コードと遅延時間測定に用いる前記第二の拡散コードで逆拡散して、前記複数の無線送受信部から受信した各受信信号として出力する受信処理手段とを備えた無線基地局装置と、
    前記無線基地局装置が出力する送信多重化信号を入力し、前記第一の拡散コードと前記第二の拡散コードで逆拡散した送信信号をアンテナ部を介して出力する第2の送信処理手段と、アンテナ部を介して受信した受信信号を、前記第一の拡散コードと前記第二の拡散コードを用いて、前記第2の送信処理手段による前記第二の拡散コードの逆拡散タイミングで拡散した拡散受信信号を生成し、多重して受信多重化信号として出力する第2の受信処理手段を備えた無線送受信部と
    を有し、
    前記無線送受信部は、カスケードに接続された他の無線送受信部が出力する受信多重化信号と自無線送受信部で生成した前記拡散受信信号とを多重して、前記受信多重化信号を出力する無線送受信部とは異なる無線送受信部または前記無線基地局装置のいずれかに出力し、
    前記無線基地局装置は、前記送信処理手段による前記第二の拡散コードの拡散タイミングと前記受信処理手段による前記第二の拡散コードの逆拡散タイミングとに基づいて送受信信号の遅延時間を求める遅延測定手段を有することを
    特徴とする無線基地局システム。
  4. 無線基地局装置と、この無線基地局装置と信号送受信路がカスケードに接続された複数の無線送受信部とを有する無線基地局システムであって、
    前記無線基地局装置は、
    前記複数の無線送受信部へ送信する第1の送信合成信号を無線送受信部ごとに異なる第一の拡散コードで拡散しこの第一の拡散コードで拡散された信号を第二の拡散コードで拡散し複数の第2の送信合成信号を出力し、第二の拡散コードの先頭タイミングを拡散タイミング信号として出力する拡散部と、
    この拡散部から出力される前記複数の第2の送信合成信号を入力し、これらをCDMA方式により多重して送信多重信号を出力する多重部と、
    この多重部から出力された前記送信多重信号を前記無線送受信部に送信多重化信号として出力する手段と、
    無線送受信部から受信する受信多重化信号を第二の拡散コードで逆拡散しこの第二の拡散コードで逆拡散された信号を第一の拡散コードで逆拡散し複数の受信合成信号に分離し、第二の拡散コードの先頭タイミングを逆拡散タイミング信号として出力する逆拡散部と、
    前記拡散部から出力された拡散タイミング信号及び前記逆拡散部から出力された逆拡散タイミング信号に基づいて送受信信号の遅延時間を求める遅延測定手段と、
    を備え、
    前記無線送受信部は、
    前記無線基地局装置から受信した前記送信多重化信号を入力し、この送信多重化信号を2分配して、第1の送信多重信号及び第2の送信多重信号を出力する分離部と、
    この分離部が出力した前記第1の送信多重信号をカスケード接続された他の無線送受信部に出力する手段と、
    前記分離部が出力した前記第2の送信多重信号を入力し、第二の拡散コードにより逆拡散し、この逆拡散された信号を自無線送受信部に対応した第一の拡散コードで逆拡散し、自無線送受信部宛ての送信合成信号を抽出し、第二の拡散コードの先頭タイミングを第2の逆拡散タイミング信号として出力する第2の逆拡散部と、
    この第2の逆拡散部が出力した前記送信合成信号を入力して、送信ベ−スバンド信号と制御信号とに分離し、送信ベースバンド信号を外部へ送信し、外部からの無線信号を受信するアンテナ部と、
    このアンテナ部からの受信無線信号から受信ベースバンド信号を生成し、この受信ベースバンド信号と制御信号を合成することで、第1の受信合成信号を出力する受信無線処理部と、
    この受信無線処理部が出力した第1の受信合成信号を前記自無線送受信部に対応した第一の拡散コードで拡散し、この拡散された信号を前記第2の逆拡散部から出力された第2の逆拡散タイミング信号の位置を拡散コードの先頭として前記第二の拡散コードで拡散処理を行い、第2の受信合成信号を出力する第2の拡散部と、
    カスケード接続された他の無線送受信部から受信した第1の受信多重化信号と 前記拡散部が出力した前記第2の受信合成信号を多重し、受信多重化信号として出力する第2の多重部と、
    を備えることを特徴とする無線基地局システム。
  5. 前記第二の拡散コードは、自己相関性の高い符号系列の周期コードであって、前記信号送受信路における送受信を含めた遅延時間よりも長い周期を有することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかの請求項に記載の無線基地局システム。
  6. 複数の無線送受信部に対応した第二の拡散コードに同じコードを用いる場合、前記無線基地局装置での拡散時に、それぞれオフセットさせた時間差の拡散タイミングで拡散することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかの請求項に記載の無線基地局システム。
  7. 前記無線基地局装置が有する遅延測定部は、
    前記拡散タイミング信号及び前記逆拡散タイミング信号を入力し、前記複数の無線送受信部の各々に送信した拡散コードの先頭と、前記複数の無線送受信部の各々から受信した前記拡散コードの先頭との差から信号送受信路における遅延を算出し、前記無線基地局装置と前記複数の無線送受信部の各々の遅延時間を算出することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかの請求項に記載の無線基地局システム。
  8. 信号送受信路がカスケードに接続された複数の無線送受信部に送信する各送信信号を、前記無線送信部を識別する第一の拡散コードと遅延時間の測定に用いる第二の拡散コードで拡散し、この拡散された各送信信号をCDMA方式により多重し送信多重化信号として出力する送信処理手段と、
    前記無線送受信部から入力した受信多重化信号を、前記第一の拡散コードと前記第二の拡散コードとで逆拡散して、前記複数の無線送受信部から受信した各受信信号として出力する受信処理手段と、
    前記送信処理手段による前記第二の拡散コードの拡散タイミングと前記受信処理手段による前記第二の拡散コードの逆拡散タイミングとから送受信信号の遅延時間を求める遅延測定手段とを備え、
    前記受信多重化信号は、前記無線送受信部において、前記送信多重化信号の逆拡散に用いた前記第二の拡散コードの逆拡散タイミングで、前記第一の拡散コードと前記第二の拡散コードで受信信号を拡散した拡散信号を含むことを特徴とする無線基地局装置。
  9. カスケード接続された複数の無線送受信部へ送信する第1の送信合成信号を無線送受信部ごとに異なる第一の拡散コードで拡散し第一の拡散コードで拡散された信号を第二のコードで拡散し複数の第2の送信合成信号を出力し、第二の拡散コードの先頭タイミングを拡散タイミング信号として出力する拡散部と、
    この拡散部から出力される前記複数の第2の送信合成信号を入力し、これらをCDMA 方式により多重して送信多重信号を出力する多重部と、
    この多重部から出力された前記送信多重信号を前記無線送受信部に送信多重化信号として出力する手段と、
    前記送信多重化信号を受信した前記無線送受信部において、
    前記送信多重化信号から分離された送信多重信号から前記第二の拡散コードの先頭タイミングが第2の逆拡散タイミング信号として出力され、アンテナ部で受信された信号が自無線送受信部に対応した第一の拡散コードで拡散され、この拡散された信号が前記第2の逆拡散タイミング信号の位置を先頭として前記第二の逆拡散コードで拡散処理が行われ出力され、
    前記無線送受信部から出力された信号を第二の拡散コードで逆拡散しこの第二の拡散コードで逆拡散された信号を前記第一の拡散コードで逆拡散し複数の受信合成信号に分離し、第二の拡散コードの先頭タイミングを逆拡散タイミング信号として出力する逆拡散部と、
    前記拡散部から出力された拡散タイミング信号と前記逆拡散部から出力された逆拡散タイミング信号とから送受信信号の遅延時間を求める遅延部とを
    有することを特徴とする無線基地局装置。
  10. 無線基地局装置と、この無線基地局とカスケードに接続された無線送受信部との間の通信方法であって、
    前記無線送受信部へ送信する第1の送信合成信号を無線送受信部ごとに異なる第一の拡散コードで拡散し第一の拡散コードで拡散された信号を第二の拡散コードで拡散し複数の第2の送信合成信号を出力し、第二の拡散コードの先頭タイミングを拡散タイミング信号として出力する拡散ステップと、
    前記第2の送信合成信号を入力し、これらをCDMA方式により多重して送信多重信号を出力する多重ステップと、
    前記送信多重信号を無線送受信部に送信多重化信号として出力するステップと、
    前記送信多重化信号から分離した送信多重信号を第二の拡散コードにより逆拡散しこの逆拡散された信号を無線送受信部に対応した第一の拡散コードで逆拡散し無線送受信部宛ての送信合成信号を抽出し、第二の拡散コードの先頭タイミングを第2の逆拡散タイミング信号として出力する第2の逆拡散ステップと、
    前記送信合成信号を外部へ送出し、外部からの信号を受信するステップと、
    前記受信した信号を無線送受信部に対応した第一の拡散コードで拡散しこの拡散された信号を前記第2の逆拡散タイミング信号の位置を拡散コードの先頭として前記第二の拡散コードで拡散処理を行い、受信合成信号を出力する第2の拡散ステップと、
    前記受信合成信号を第二の拡散コードで逆拡散しこの第二の拡散コードで逆拡散された信号を前記第一の拡散コードで逆拡散し複数の第2の受信合成信号に分離し、第二の拡散コードの先頭タイミングを逆拡散タイミング信号として出力する逆拡散ステップと、
    前記拡散タイミング信号と前記逆拡散タイミング信号とから送受信信号の遅延時間を求める遅延測定ステップと、
    を有することを特徴とする通信方法
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