JP2003347076A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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JP2003347076A
JP2003347076A JP2002153433A JP2002153433A JP2003347076A JP 2003347076 A JP2003347076 A JP 2003347076A JP 2002153433 A JP2002153433 A JP 2002153433A JP 2002153433 A JP2002153433 A JP 2002153433A JP 2003347076 A JP2003347076 A JP 2003347076A
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auxiliary block
lighting device
discharge lamp
block
lamp lighting
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JP2002153433A
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Satohiko Nishida
聡彦 西田
Nobukazu Miki
伸和 三木
Satoo Shimizu
識雄 清水
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】必要とされる環境やニーズに適合して使用でき
る放電灯点灯装置を安価に提供する。 【解決手段】入力電源を高周波に変換して負荷側に出力
するインバータ回路を内蔵したメインブロック1と、こ
のメインブロック1の負荷側端子に接続されるランプ負
荷3と、前記メインブロック1の電源側端子と入力電源
の間または負荷側端子とランプ負荷3の間に介在する補
助ブロック2とを備え、補助ブロック2に内蔵された回
路部品により異なる環境下で複数の品質を達成可能とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインバータ回路を用
いた放電灯点灯装置に関するものであり、特に海外で使
用する等、異なった環境でも適合させるための技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】現在の照明環境はグローバル化し、かつ
多種多様になってきている。従来、日本市場向け電子バ
ラストは、日本の規格を遵守しており、海外市場向けの
電子バラストは海外各国の基準を個別に遵守している。
その規格は各国で異なるものである。日本市場の場合に
おいては、配電システムや、器具の形態、器具内の配線
による浮遊容量を考慮した規格になっている。海外の場
合は、電子バラスト単体のみでの基準となっており、日
本のそれとは異なるものである。日本市場での商品を海
外での規格(IEC)で測定した場合、日本においては
規格に合致する製品であっても海外の規格(IEC)に
は合致しないことがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(1)海外メーカの安
定器を日本国内に持ち込む際、電源環境やEMC規制等
の違いがあり、そのままでは適用できない。表1は、一
般的な日本国内市場の品質と海外市場の品質の違いにつ
いてまとめたものである。なお、日本市場における商品
は単一のランプ、電源、機能においては、一定の品質水
準の商品が1つ存在するが、海外においては、同一の商
品であっても異なる品質水準で分類された多数の商品が
存在する。
【0004】
【表1】
【0005】EMCの要求については、市場に適合させ
る規格自体に違いがあり、かつ測定方法にも違いがあ
る。その結果、たとえ海外の規格に適合した安定器であ
っても、そのまま日本国内で使用することはできない。
ましてやアジア諸国で流通しているEMC規格対策の無
い商品は言うまでも無い。
【0006】安全面については、配電面に本質的な違い
がある。つまり、日本の場合はTT方式である為、安定
器を接地する際、一部の部品が短絡故障すると接地部に
抵抗値があるため危険な状態が発生する可能性がある。
そのため、海外より安全性の高い構成が必要となる。
【0007】また、電子バラストの突入電流が大きく問
題となる場合においては、器具組立工程において、パワ
ーサーミスタを電子バラストと電源端子台の間に接続す
ることにより一時的な突入電流を防止する対応を実施し
ている。この種の突入電流対策が日本では重要視される
が、海外では重要視されないことが多い。これは、海外
は突入電流で壊れる配線設備は、配線設備の責任と言う
考え方が有るためである。入力電圧については表1に示
したとおりである。
【0008】(2)顧客毎でニーズに違いが有り、例え
ば病院等の極めて要求品質の高い物件や倉庫のように要
求品質は低いが低コストでの提供を望む物件等、多種多
様化している。図45は、現在の一般的な顧客要望を一
例としてまとめたものである。図において、左下の倉庫
環境は、常時人が居ない環境であり、照明器具として最
低限の品質があれば良いことが多く、使用者としてはコ
ストを第1条件にする物件が多い。一般工場環境は、安
全性を重視した上のコストを第1条件にする物件が多
い。オフィスや店舗環境は、美観上の関係から器具を薄
型やコンパクトにする傾向があり、サイズ要求が追加さ
れる。また、小型の店舗やオフィスでは、配電系統(特
にスイッチ)も小さくすることがあり、突入電流に考慮
した要望が高い。半導体製造を行なうようなクリーンル
ームにおいては、前述以上に厳しい仕様を要求され、中
には精密機械や測定器を使用するためEMC要望が必要
な場合もある。病院環境は精密性の高い医療機器への影
響を防止するために、EMC要求は不可欠である。
【0009】(3)製造側の立場からは出来る限り仕様
を共通化することによりコスト面及び品質面からの合理
化を図りたい。従来、電子バラストの金属ケースとプリ
ント基板の回路アースとを接続する場合においては、ネ
ジまたは接地用の別部品を用いることにより接地を行っ
ている。また、別部品が使用されていなくても、プリン
ト基板に対するストレスが多方向から掛かり、トラブル
の原因となりやすい構造である。
【0010】以上のように、少なくとも使用環境やマー
ケット毎に要求品質に違いが有り、物件価格もまちまち
である。現在の顧客満足度は、いかに低価格で多種多様
のニーズに応えることができるか、という視点が重要に
なっている。
【0011】本発明は、このような点に鑑みてなされた
ものであり、従来市場にあるインバータ装置や、海外か
ら輸入されるインバータ装置を基本ベースのインバータ
として使用して、各品質水準毎に独立した補助ブロック
と組み合わせることで、必要とされる環境やニーズに適
合して使用できるようにした放電灯点灯装置を提供する
ことを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記の
課題を解決するために、図1〜図4に示すように、入力
電源を高周波に変換して負荷側に出力するインバータ回
路を内蔵したメインブロック1と、このメインブロック
1の負荷側端子に接続されるランプ負荷3と、前記メイ
ンブロック1の電源側端子と入力電源の間または負荷側
端子とランプ負荷3の間に介在する補助ブロック2とを
備え、補助ブロック2に内蔵された回路部品により異な
る環境下で複数の品質を達成可能としたことを特徴とす
るものである。
【0013】ここで、補助ブロックは配電方式の異なる
環境下においてアース部の安全を確保するための保護用
の回路部品、EMC規格の異なる環境下においてEMC
対策を施すための回路部品、突入電流に対する規制の異
なる環境下において突入電流対策を施すための回路部
品、入力電圧の異なる環境下においてメインブロックの
入力電圧を一定化するための電圧変換用の回路部品など
を内蔵しており、これらの補助ブロックは、図1、図2
に示すように、メインブロック1の電源側端子と入力電
源の間に配置される。
【0014】また、図3、図4に示すように、メインブ
ロック1の負荷側端子とランプ負荷3の間に配置される
補助ブロック2は、負荷の異なる環境下において異なる
負荷に適合できるような出力変換用の回路部品、ランプ
負荷が蛍光灯である場合に、ランプ負荷を点灯した後、
フィラメント電流を低減または遮断するような出力制御
用の回路部品を内蔵している。
【0015】これらの補助ブロック2の回路部品は、メ
インブロック1のインバータ回路の電源側または負荷側
に外付けされる外部パーツであっても良いし、メインブ
ロック1のインバータ回路の内部に組み込まれる内蔵パ
ーツであっても良く、後者の場合にはメインブロック1
と補助ブロック2のプリント基板を共通化すると良い。
【0016】補助ブロックの回路部品は、任意に選択し
て組み合わせ可能とする。このことにより、製造側も多
種多様な品質別のインバータを製造する必要が無く、ま
たマスメリットを生かした電子部品購入が可能となる。
更には、多種多様な品質別のインバータの在庫を積む必
要が無く、過剰在庫を防ぐことが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施形態1)本発明の実施形態
1を図1および図2に示す。図中、1はメインブロッ
ク、2は補助ブロック、3はランプ負荷である。また、
L,Nは電源ラインであり、Eはアースラインである。
メインブロック1はそれ単体で放電灯点灯装置(以下
「インバータバラスト」と呼ぶ)として、ある用途向け
には十分な商品としての機能を持っており、例えば図5
に示すような回路構成を有している。図5のインバータ
バラストは、チョッパ回路とハーフブリッジタイプのイ
ンバータ回路を組み合わせたものである。フィルタ部4
を経由した交流電源をダイオードブリッジ部5によりD
C電圧に変換し、チョッパ回路(スイッチング素子Q
1、インダクタL1、ダイオードD1、コンデンサC
1)により昇圧すると共に、インバータ部6のスイッチ
ング素子8を高周波でスイッチングすることにより任意
の高周波電圧を発生し、出力端子a〜dから負荷として
のランプ3ヘ高周波電力を供給するものである。
【0018】また、図6に示すような高周波充電式の単
出力型インバータバラストであっても良い。図6は基本
的な高周波充電式のインバータ回路であり、フィルタ部
4を経由した交流電源をダイオードブリッジ部5により
DC電圧に変換し、インバータ部6のスイッチング素子
8を高周波でスイッチングすることにより任意の高周波
電圧を発生し、出力端子a〜dから負荷としてのランプ
3ヘ高周波電力を供給するものであり、インバータ部6
のスイッチング素子8を降圧チョッパ回路のスイッチン
グ素子として兼用している。
【0019】メインブロック1は、ランプ3の始動、ラ
ンプ3の寿命検出による回路保護機能、無負荷検出回路
等の基本的な機能を持ち、ある使用用途においては十分
にインバータバラストとしての機能を持つものである。
【0020】補助ブロック2は、メインブロック1と回
路部品が共通でない部品から構成され、メインブロック
1の電源側または負荷側に設置され、安全性の向上、ノ
イズ性能改善、突入電流の防止、入力電圧の変換、異負
荷対応、回路効率改善などを目的とした回路部品にて構
成されている。もちろん補助ブロック2の回路部品は、
複数の上記機能を組み合わせた回路部品とすることも可
能である。
【0021】メインブロック1と補助ブロック2の形状
の関係としては、補助ブロック2はメインブロック1よ
りも体積は小さく、高さは略同一である。メインブロッ
ク1と補助ブロック2の構造的な配置としては、図1〜
図4に示すような配置となる。
【0022】例えば図1、図2においては、補助ブロッ
ク2はメインブロック1の電源側に配置され、電源に対
する安全性能、ノイズ性能、突入電流性能、入力電圧へ
の対応などの機能を持った回路部品が配置される。
【0023】また、図3、図4においては、メインブロ
ック1の負荷側に配置され、メインブロック1に対応す
るランプ3と別のランプ3’(図示せず)ヘの対応、回
路効率改善などの機能を持つ。
【0024】いずれにせよ補助ブロック2はユーザがメ
インブロック1の品質性能に対して不足する品質を達成
するための手段として適宜選択して使用される。
【0025】(実施形態2)本発明の実施形態2を図
7、図8に示す。本実施形態の補助ブロック2は、図
1、図2のようにメインブロック1と電源の間に配置さ
れる。図7は補助ブロック2に回路故障時の入力電流増
大を防止するためのヒューズ要素9を内蔵した例であ
る。図8は本実施形態における部品の実装構成を示して
いる。プリント基板11上には外部への接続を行うコネ
クタ10が設けられており、プリント基板11には銅箔
パターン12が設けられている。そのライン上にはヒュ
ーズ要素9が実装される。また、ヒューズ要素9はパタ
ーンやチップ部品でも構成することができる。
【0026】(実施形態3)本発明の実施形態3を図9
〜図11に示す。本実施形態の補助ブロック2は、図
1、図2のようにメインブロック1と電源の間に配置さ
れる。図9は補助ブロック2にメインブロック1のアー
スラインEの位置にコンデンサ13を一個接続した例で
ある。図10は本実施形態の部品の実装構成を示してお
り、図中、10はコネクタ、11はプリント基板、12
は銅箔パターン、13はコンデンサである。
【0027】本実施形態は、メインブロック1のフィル
タ部4の回路構成が図11のようにCアース構成になっ
ている場合に有効である。これにより図11のCアース
を構成するコンデンサ14のどちらかが短絡破壊しても
電源ラインLまたはNとアースラインEが同電位になる
ことを防ぐことができ、安全性の確保につながる。また
実施形態2のようにCアースラインにヒューズ要素を入
れることもできる。
【0028】(実施形態4)本発明の実施形態4を図1
2、図13に示す。本実施形態の補助ブロック2は、図
1、図2のようにメインブロック1と電源の間に配置さ
れる。図12は電源ラインの一方にNTCサーミスタ1
5を接続した例である。これにより突入電流を防止す
る。図13は本実施形態の部品の実装構成を示してお
り、図中、10はコネクタ、11はプリント基板、12
は銅箔パターン、15はNTCサーミスタである。NT
Cサーミスタ15は負温度特性を有するので、電源投入
時には抵抗値が高く、装置の温度が上昇すると抵抗値が
下がる。これにより電源投入時の突入電流を防止でき
る。
【0029】(実施形態5)本発明の実施形態5を図1
4、図15に示す。本実施形態の補助ブロック2は、図
1、図2のようにメインブロック1と電源の間に配置さ
れる。図14は電源ラインL−電源ラインN間、電源ラ
インL−アースラインE間および電源ラインN−アース
ラインE間にサージ保護部品16を接続した例である。
サージ保護部品とはサージアブソーバ(バリスタ)であ
る。これにより外来サージに対する耐量を向上させる。
図14では各ライン間に保護部品を挿入しているが、必
要なライン間に挿入すればよい。図15は本実施形態の
部品の実装構成を示しており、図中、10はコネクタ、
11はプリント基板、12は銅箔パターン、16はサー
ジ保護部品である。
【0030】(実施形態6)本発明の実施形態6を図1
6〜図18に示す。本実施形態の補助ブロック2は、図
1、図2のようにメインブロック1と電源の間に配置さ
れる。図16は電源ラインL,Nにノイズ除去用部品と
して、雑音防止コンデンサ17とコモンモードノイズ除
去フィルタ18を接続した例である。また、図17は図
16の構成に加えて、さらにノーマルモードノイズ除去
フィルタ19、Cアースコンデンサ14を追加したもの
である。図18は図17の例について部品の実装構成を
示しており、図中、10はコネクタ、11はプリント基
板、12は銅箔パターン、14はCアースコンデンサ、
17は雑音防止コンデンサ、18はコモンモードノイズ
除去フィルタ、19はノーマルモードノイズ除去コンデ
ンサである。
【0031】(実施形態7)本発明の実施形態7を図1
9、図20に示す。本実施形態の補助ブロック2は、図
1、図2のようにメインブロック1と電源の間に配置さ
れる。図19は電源電圧がメインブロック1の定格電圧
に合わない場合に、メインブロック1の定格電圧へ電圧
を変換するトランス20を電源ラインL,Nに接続した
例である。図20は本実施形態の部品の実装構成を示し
ており、図中、10はコネクタ、11はプリント基板、
12は銅箔パターン、17は雑音防止コンデンサ、20
はトランスである。
【0032】また、電圧変換回路は簡単なものでは図1
9のようなトランス20であるが、図21のようなAC
−DC変換回路でもよい。図21は一般的なスイツチン
グ素子を用いた正弦波コンバータであるが、ドライブ回
路21によりスイッチング素子22のON−OFFを制
御することにより入力電流の増減が可能であり、入力電
流の高調波歪みや力率の改善に有効である。
【0033】(実施形態8)本発明の実施形態8を図2
2、図23に示す。本実施形態の補助ブロック2は、図
3、図4のようにメインブロック1とランプ3の間に配
置される。図22はメインブロック1に対応するランプ
3と若干異なるランプ3’(図示せず)をユーザが使用
する場合で、使用するランプ3’に供給する電力がメイ
ンブロック1の対応するランプ3の電力と略同一である
場合に、使用するランプ3’ヘ対応させる為の電圧変換
回路をメインブロック1の負荷側に接続した例である。
図23は本実施形態の部品の実装構成を示しており、図
中、10はコネクタ、11はプリント基板、12は銅箔
パターン、23〜25は電圧変換回路としての出力トラ
ンスである。出力トランス23、25はフィラメント予
熱回路であり、出力トランス24はランプに供給するラ
ンプ電圧を調整する。
【0034】また、ランプ電力が異なる場合(例えば4
feetランプと2feetランプ)でも複数のランプ
がある場合に電力がほぼ同一になる用途では図24〜図
29に示すような構成で対応できる。図25に1灯用か
ら2灯用への変換回路、図28に2灯用から4灯用への
変換回路の例を示す。また、1灯から複数灯への変換が
可能な組み合わせの対応表を表2に示す。
【0035】
【表2】
【0036】(実施形態9)図24は元の1灯のランプ
(Lamp)と代替される複数灯のランプ(Lamp
1,Lamp2)の関係を示しており、図25のような
補助ブロック2により端子a−dを端子a’−d’,
e,fに変換するものである。図26は本実施形態の部
品の実装構成を示しており、図中、10はコネクタ、1
1はプリント基板、12は銅箔パターン、23〜25は
電圧変換回路としての出力トランスである。この例では
基本的には、図11の出力トランス24に補助巻線を追
加しただけであるが、この補助巻線より2本のランプL
amp1,Lamp2を接続する中点のフィラメント
(端子e,f間に直列接続されたフィラメント)を予熱
する。
【0037】(実施形態10)図27は元の2灯のラン
プ(Lamp,Lamp’)と代替される4灯のランプ
(Lamp1〜Lamp4)の関係を示しており、図2
8のような補助ブロック2により端子a−fを端子a’
−f’およびg−jに変換するものである。図29は本
実施形態の部品の実装構成を示しており、図中、10は
コネクタ、11はプリント基板、12は銅箔パターン、
23〜26は電圧変換回路としての出力トランスであ
る。この例では2本のランプLamp,Lamp’を接
続する中点の巻線(端子e,f)の予熱電流は出力トラ
ンス26で調整して端子e’,f’へ出力し、出力トラ
ンス24からはその出力側に2つの補助巻線を設け、4
本のランプのうちのランプLamp1とLamp2の中
点およびランプLamp3とLamp4の中点のフィラ
メントを予熱する。出力端子は必要ランプ数に応じた極
数のコネクタが配置される。
【0038】(実施形態11)本発明の実施形態11を
図30、図31に示す。本実施形態の補助ブロック2
は、図3、図4のようにメインブロック1とランプ3の
間に配置される。図30はメインブロック1がランプ3
ヘ供給する電力を少しでも少なくするために、フィラメ
ントに流れる電流(常時予熱電流)を低減または停止さ
せるためのPTCサーミスタ27を設けたものである。
図31は本実施形態の部品の実装構成を示しており、図
中、10はコネクタ、11はプリント基板、12は銅箔
パターン、27はPTCサーミスタである。I1及びI
4はフィラメント電流のみが流れており、I2及びI3
はランプ電流とフィラメント電流の合計電流が流れる。
PTCサーミスタ27は正温度特性を有する抵抗素子で
あるので、放電灯点灯後に管温度が上昇すると、抵抗が
高くなり、フィラメント電流を制限するものである。
【0039】また、フィラメントに流れる電流を制限す
る回路には図32に示すようにスイッチング素子を用い
た制限回路の例もある。この場合はサイリスタ28を使
用しており、CRの時定数により、サイリスタ28をO
FFする時間を設定する。
【0040】(実施形態12)本発明の実施形態12を
図33、図34に示す。本実施形態ではメインブロック
部32を実装しているプリント基板2および外郭ケース
を補助ブロック部31と共用化したものであり、目標仕
様に応じて実施形態2〜11の回路部品が補助ブロック
部31として搭載される。図33ではメインブロック部
32の電源側に、図34ではメインブロック部32の負
荷側に補助ブロック部31が実装されている。図中、2
9は入力コネクタ、30は出力コネクタである。
【0041】実施形態2〜11の補助ブロック2はユー
ザ自身が選択してメインブロック1と組み合わせるもの
であるが、本実施形態では工場での組立時にいくつかの
仕様としてメインブロック部32と補助ブロック部31
を組み合わせるものである。
【0042】(実施形態13)本発明の実施形態13を
図35、図36に示す。基本的に補助ブロック2および
メインブロック1のケース材が金属材である場合、外郭
(ケース材)は基板の回路アースに接続しなければなら
ない。本実施形態では補助ブロック2およびメインブロ
ック1のアース接続構造を簡単化し、その機能達成のた
めのコストを低減するものである。たとえば、アース接
続構造を簡単にする構造としては、図35のようにケー
ス本体33のカシメ部34を内側へ向かって曲げること
により、プリント基板36に設けた回路アースと同電位
のジャンパ線35へ容易に接続できるものがある。図3
6は本実施形態の側面図を示しており、カシメ部34と
プリント基板36の垂直方向の位置関係を示している。
37はケース蓋である。
【0043】(実施形態14)本発明の実施形態14を
図37、図38に示す。図37ではケース蓋37にカシ
メ部34を設け、ケース本体33に設けた窓へカシメ部
34が入り込む構造となっており、図37のようにケー
ス本体33の窓の幅を、ケース蓋37のカシメ部34よ
りも若干小さくしておけば、つまり、l1(窓の高さ)
<l2(カシメ部の高さ)としておけば、ケース蓋37
のカシメ部34の金属断面とケース本体33の窓部の金
属断面とが擦れ、接触を保つことができる。また、図3
8で示すようにケース蓋37のカシメ部34を内側へ向
かって曲げることにより、プリント基板36に設けた回
路アースと同電位のジャンパ線35へ容易に接続でき
る。
【0044】(実施形態15)本発明の実施形態15を
図39、図40に示す。図39では、カシメ部34を2
山としたことで、プリント基板36を上下から挟み込
み、プリント基板36の高さを確保することができる。
また、図39のように、ケース本体33の窓の幅を、ケ
ース蓋37のカシメ部34よりも若干小さくしておけ
ば、つまり、l1(窓の高さ)<l2(カシメの高さ)
としておけば、ケース蓋37のカシメ部34の金属断面
とケース本体33の窓部の金属断面とが擦れ、両者の導
通を確保でき、さらに、図40で示すように、実施形態
13,14と同じように、ケース蓋37のカシメ部34
を内側へ向かって曲げることにより、プリント基板36
に設けた回路アースと同電位のジャンパ線35へ容易に
接続できる。
【0045】別の方法としては、プリント基板の半田面
におけるカシメ部34と接触する位置に回路アースと同
電位のランドを設けることで、ケース蓋37のカシメ部
34を内側へ向かって曲げて前記ランドに接触させるこ
とにより、回路アースと導通を図ることもできる。
【0046】(実施形態16)本発明の実施形態16を
図41、図42に示す。図41では、ケース本体33に
設けたプリント基板台座37の金属断面に鍵づめ部38
を設け、図42の矢印の方向ヘプリント基板36を挿入
するときに、プリント基板36の回路アースと同電位の
半田が乗ったランド39へ鍵づめ部38が食い込むこと
でケース33と回路アースの導通を図ることができる。
【0047】(実施形態17)本発明の実施形態17を
図43、図44に示す。図43では、プリント基板36
がスルーホール40を有する場合に、ケース33の切り
起こし部として設けられたプリント基板台座37がスル
ーホール40に入り込むようになっており、スルーホー
ル40の端面へケース本体33に設置したプリント基板
台座37の金属断面が図44のように擦れ、入り込むこ
とでケース33と回路アースとの導通を図ることができ
る。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、入力電源を高周波に変
換して負荷側に出力するインバータ回路を内蔵したメイ
ンブロックと、このメインブロックの負荷側端子に接続
されるランプ負荷と、前記メインブロックの電源側端子
と入力電源の間または負荷側端子とランプ負荷の間に介
在する補助ブロックとを備え、補助ブロックに内蔵され
た回路部品により異なる環境下で複数の品質を達成可能
としたものであり、配電方式の異なる環境、EMC規格
の異なる環境、突入電流に対する規制の異なる環境、入
力電圧の異なる環境、負荷の異なる環境などに応じて補
助ブロックを選択して組み合わせることにより、低価格
で多種多様のニーズに応えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の電源側に補助ブロックを
配置した構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施形態1の電源側に補助ブロックを
配置した構成を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態1の負荷側に補助ブロックを
配置した構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施形態1の負荷側に補助ブロックを
配置した構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の実施形態1のメインブロックの構成の
一例を示す回路図である。
【図6】本発明の実施形態1のメインブロックの構成の
他の一例を示す回路図である。
【図7】本発明の実施形態2の補助ブロックの回路図で
ある。
【図8】本発明の実施形態2の補助ブロックの基板への
実装構造を示す平面図である。
【図9】本発明の実施形態3の補助ブロックの回路図で
ある。
【図10】本発明の実施形態3の補助ブロックの基板へ
の実装構造を示す平面図である。
【図11】本発明の実施形態3のメインブロックのフィ
ルタ部の構成を示す回路図である。
【図12】本発明の実施形態4の補助ブロックの回路図
である。
【図13】本発明の実施形態4の補助ブロックの基板へ
の実装構造を示す平面図である。
【図14】本発明の実施形態5の補助ブロックの回路図
である。
【図15】本発明の実施形態5の補助ブロックの基板へ
の実装構造を示す平面図である。
【図16】本発明の実施形態6の補助ブロックの回路図
である。
【図17】本発明の実施形態6の補助ブロックの他の例
を示す回路図である。
【図18】本発明の実施形態6の補助ブロックの基板へ
の実装構造を示す平面図である。
【図19】本発明の実施形態7の補助ブロックの回路図
である。
【図20】本発明の実施形態7の補助ブロックの基板へ
の実装構造を示す平面図である。
【図21】本発明の実施形態7の補助ブロックの他の例
を示す回路図である。
【図22】本発明の実施形態8の補助ブロックの回路図
である。
【図23】本発明の実施形態8の補助ブロックの基板へ
の実装構造を示す平面図である。
【図24】本発明の実施形態9の1灯用から2灯用へ変
換する場合の端子構成例を示す回路図である。
【図25】本発明の実施形態9の補助ブロックの回路図
である。
【図26】本発明の実施形態9の補助ブロックの基板へ
の実装構造を示す平面図である。
【図27】本発明の実施形態10の2灯用から4灯用へ
変換する場合の端子構成例を示す回路図である。
【図28】本発明の実施形態10の補助ブロックの回路
図である。
【図29】本発明の実施形態10の補助ブロックの基板
への実装構造を示す平面図である。
【図30】本発明の実施形態11の補助ブロックの回路
図である。
【図31】本発明の実施形態11の補助ブロックの基板
への実装構造を示す平面図である。
【図32】本発明の実施形態11の補助ブロックの回路
図である。
【図33】本発明の実施形態12の電源側に補助ブロッ
クを配置した構成を示す平面図である。
【図34】本発明の実施形態12の負荷側に補助ブロッ
クを配置した構成を示す平面図である。
【図35】本発明の実施形態13の要部構成を示す斜視
図である。
【図36】本発明の実施形態13の要部構成を示す側面
図である。
【図37】本発明の実施形態14の要部構成を示す側面
図である。
【図38】本発明の実施形態14の要部構成を示す斜視
図である。
【図39】本発明の実施形態15の要部構成を示す側面
図である。
【図40】本発明の実施形態15の要部構成を示す斜視
図である。
【図41】本発明の実施形態16の要部構成を示す斜視
図である。
【図42】本発明の実施形態16の要部構成を示す断面
図である。
【図43】本発明の実施形態17の要部構成を示す斜視
図である。
【図44】本発明の実施形態17の要部構成を示す断面
図である。
【図45】顧客別のニーズについてコストと品質別に表
した説明図である。
【符号の説明】
1 メインブロック 2 補助ブロック 3 ランプ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F21Y 103:00 F21Y 103:00 103:02 103:02 (72)発明者 清水 識雄 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 3K014 AA02 AA03 DA05 EA03 EA04 3K072 AA02 AC02 AC11 BA05 BB01 CA12 CB08 DB03 DB09 DD03 DD04 EA04 EA06 EB04 FA05 FA09 GA02 GB12 HA05 HA06 HA10

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電源を高周波に変換して負荷側に
    出力するインバータ回路を内蔵したメインブロックと、
    このメインブロックの負荷側端子に接続されるランプ負
    荷と、前記メインブロックの電源側端子と入力電源の間
    または負荷側端子とランプ負荷の間に介在する補助ブロ
    ックとを備え、補助ブロックに内蔵された回路部品によ
    り異なる環境下で複数の品質を達成可能としたことを特
    徴とする放電灯点灯装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の補助ブロックは配電方式の
    異なる環境下においてアース部の安全を確保するための
    保護用の回路部品を内蔵していることを特徴とする放電
    灯点灯装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の補助ブロックはEMC規格
    の異なる環境下においてEMC対策を施すための回路部
    品を内蔵していることを特徴とする放電灯点灯装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の補助ブロックは突入電流に
    対する規制の異なる環境下において突入電流対策を施す
    ための回路部品を内蔵していることを特徴とする放電灯
    点灯装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の補助ブロックは入力電圧の
    異なる環境下においてメインブロックの入力電圧を一定
    化するための電圧変換用の回路部品を内蔵していること
    を特徴とする放電灯点灯装置。
  6. 【請求項6】 請求項1の補助ブロックは負荷の異な
    る環境下において、異なる負荷に適合できるような出力
    変換用の回路部品を内蔵していることを特徴とする放電
    灯点灯装置。
  7. 【請求項7】 請求項1の補助ブロックは、ランプ負
    荷が蛍光灯である場合に、ランプ負荷を点灯した後、フ
    ィラメント電流を低減または遮断するような出力制御用
    の回路部品を内蔵していることを特徴とする放電灯点灯
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項2〜7のいずれかにおいて、補
    助ブロックの回路部品は、メインブロックのインバータ
    回路の電源側または負荷側に外付けされる外部パーツで
    あることを特徴とする放電灯点灯装置。
  9. 【請求項9】 請求項2〜7のいずれかにおいて、補
    助ブロックの回路部品は、メインブロックのインバータ
    回路の内部に組み込まれる内蔵パーツであり、補助ブロ
    ックとメインブロックのプリント基板を共通化したこと
    を特徴とする放電灯点灯装置。
  10. 【請求項10】 請求項2〜7のいずれかにおいて、
    補助ブロックの回路部品は、任意に選択し組み合わせ可
    能としたことを特徴とする放電灯点灯装置。
  11. 【請求項11】 インバータ回路を実装したプリント
    基板の回路アース部を、該プリント基板を収納する金属
    外郭ケースに固定することにより、プリント基板の固定
    構造とプリント基板の接地のための接続構造とを兼用し
    たことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の
    放電灯点灯装置。
  12. 【請求項12】 請求項11の接続構造は金属外郭ケ
    ースから切り起こした金属製のカシメ部をプリント基板
    の回路アース部に接触させる構造であることを特徴とす
    る放電灯点灯装置。
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