JP2003346295A - ミキサ車管理支援システム及びこれに用いられる通信端末装置 - Google Patents

ミキサ車管理支援システム及びこれに用いられる通信端末装置

Info

Publication number
JP2003346295A
JP2003346295A JP2002155257A JP2002155257A JP2003346295A JP 2003346295 A JP2003346295 A JP 2003346295A JP 2002155257 A JP2002155257 A JP 2002155257A JP 2002155257 A JP2002155257 A JP 2002155257A JP 2003346295 A JP2003346295 A JP 2003346295A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mixer
information
vehicle
state
vehicle management
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Abandoned
Application number
JP2002155257A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruji Muramatsu
治司 村松
Hiromoto Oishi
博基 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2002155257A priority Critical patent/JP2003346295A/ja
Publication of JP2003346295A publication Critical patent/JP2003346295A/ja
Abandoned legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミキサ車の稼働率を向上させると共に、高品
質のコンクリートを提供することを可能にするシステム
及びこれに用いられる通信端末装置を提供する。 【解決手段】 各ミキサ車1においては、GPS信号に
基づき位置情報及びその時刻情報が取得され、自車両を
特定する特定情報、ミキサ車1を用いた作業において想
定される複数種の状態に対応する情報が含まれる所定の
検出信号、及び環境情報が取得され、これらが無線回線
を含む所定の通信網を介してミキサ車管理センタ側に送
信される。ミキサ車管理センタ4においては、受信した
検出信号を参照して、この検出信号を送信してきたミキ
サ車1における現在の状態が判別され、受信された位置
情報、時刻情報、特定情報に対応づけて出力される。ま
た、環境情報を参照して、コンクリートの品質を最適に
維持するための品質管理情報が生成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ミキサ車管理支援
システム及びこれに用いられる通信端末装置に関し、特
に、ミキサ車の稼働率を向上させるミキサ車管理支援シ
ステム及びこれに用いられる通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】セメント、砂、及び砂利等からなるコン
クリートや、セメント及び砂からなるモルタル等のセメ
ント製品は、一般的に、拠点となる生コン工場にて製造
され、これがコンクリートミキサ車(以下、単に、ミキ
サ車とよぶ)にて所定のコンクリートの打設現場まで輸
送される。複数のミキサ車の運行を管理するミキサ車管
理センタは、通常、生コン工場に隣接されており、複数
のミキサ車に対して所定の運行指令を出す。
【0003】すなわち、まず、生コン工場のミキサ装置
にて、所定量のセメント、砂、砂利、水等が混練され
て、これがミキサ車のドラムに投入供給される(荷積状
態)。この投入供給が完了すると、このミキサ車はドラ
ムを所定回転数で正回転させながら、指令されたコンク
リート打設現場に運行される(実車状態)。打設現場に
到着すると、ミキサ車はドラムを逆回転させて荷卸する
(荷卸状態)。この荷卸が完了すると、ミキサ車の要部
が洗浄される(洗車状態)。そして、ミキサ車は生コン
工場に帰還してくる(空車状態)。このような運行サイ
クルを、各ミキサ車は繰り返している。
【0004】このような運行形態においては、ミキサ車
管理センタと各ミキサ車との間の連絡は、主に、電話回
線を利用して行われる。例えば、所定の打設現場に到着
したり、荷卸が完了したタイミングで、ミキサ車側から
電話連絡することにより、ミキサ車管理センタは各ミキ
サ車の現在位置や状態を把握する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
運行管理方法では、ミキサ車の現在位置や状態をリアル
タイムで把握することは困難であるため、ミキサ車の稼
働率が好ましいものではなかった。稼働率を向上させる
ためには、例えば、ミキサ車管理センタ側で、帰路中の
ミキサ車に対して、次の打設現場への運行を想定して、
種々の準備をしておけばよいのだが、荷卸が完了して空
車状態になったミキサ車の位置をリアルタイムに把握す
ることは困難である。携帯電話の利用も考えられるが、
ミキサ車側で常に正確に自車両の現在位置を把握しつ
つ、これを自車両の状態と共に頻繁に管理センタに連絡
することは非常に困難である。特に、運転中の通話は禁
止されているため、この間、ミキサ車管理センタでは、
このミキサ車の位置が正確に把握できない。このような
運行管理方法によるミキサ車の稼働率は、例えば、25
%程度であるともいわれている。
【0006】一方、打設現場からは、常に、高品質のコ
ンクリートが提供されることが求められている。ところ
が、ミキサ車で輸送されるコンクリートの品質は、気象
条件や輸送時間等に依存する。そこで、これらを考慮し
てミキサー車管理を行えば、高品質のコンクリートを提
供可能になることは勿論、稼働率の向上にも好ましい。
また、作業性向上、作業時間、工期短縮のため、打設現
場にて不法加水等が行われることもあり、施工後、数年
〜数十年経て、コンクリートのひび割れ、崩落等が発生
して、これが社会問題にもなっている。そこで、更にこ
れも考慮してミキサー車管理を行うことがより好まし
い。
【0007】よって本発明は、上述した現状に鑑み、ミ
キサ車管理センタにて、リアルタイムで正確にミキサ車
の位置や状態を把握可能にして、ミキサ車の稼働率を向
上させると共に、高品質のコンクリートを提供すること
を可能にするミキサ車管理支援システム及びこれに用い
られる通信端末装置を提供することを課題としている。
また、本発明は、ミキサ車の運転手の手を煩わせること
なく、ミキサ車管理センタにて、リアルタイムで正確に
ミキサ車の位置や状態を把握可能にするミキサ車管理支
援システム及びこれに用いられる通信端末装置を提供す
ることを課題としている。さらに、欠陥工事や手抜き工
事の抑制に有効なミキサ車管理支援システム及びこれに
用いられる通信端末装置を提供することを課題としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
になされた請求項1記載のミキサ車管理支援システム
は、図1の基本構成図に示すように、ミキサ車管理セン
タ4における複数のミキサ車1の管理を支援するシステ
ムであって、前記複数のミキサ車1にそれぞれ搭載され
て、GPS信号に基づき自車両の位置情報を取得する位
置情報取得手段11aと、前記複数のミキサ車1にそれ
ぞれ搭載されて、前記位置情報を取得した時刻情報を取
得する時刻情報取得手段11fと、前記複数のミキサ車
1にそれぞれ搭載されて、自車両を特定する特定情報を
格納する特定情報格納手段11bと、前記複数のミキサ
車1にそれぞれ搭載されて、前記特定情報格納手段11
bから前記特定情報を取得する特定情報取得手段11c
と、前記複数のミキサ車1にそれぞれ搭載されて、ミキ
サ車1を用いた作業において想定される複数種の状態に
対応する情報が含まれる所定の検出信号、を取得する検
出信号取得手段11dと、前記複数のミキサ車1にそれ
ぞれ搭載されて、ミキサ車に輸送されるコンクリートの
品質維持に関連する環境情報を取得する環境情報取得手
段11gと、前記複数のミキサ車1にそれぞれ搭載され
て、無線回線を含む所定の通信網を介して前記ミキサ車
管理センタ側に、少なくとも、前記位置情報、前記特定
情報、前記検出信号、及び前記環境情報を送信する送信
手段11eと、前記ミキサ車管理センタ4に装備され
て、前記通信網を介して、少なくとも、前記位置情報、
前記時刻情報、前記特定情報、前記検出信号及び前記環
境情報を受信する受信手段4aと、前記ミキサ車管理セ
ンタ4に装備されて、前記検出信号を参照して、この検
出信号を送信してきたミキサ車1における現在の状態を
判別する状態判別手段4bと、前記ミキサ車管理センタ
4に装備されて、前記状態の判別結果を、前記位置情
報、前記時刻情報、前記特定情報に対応づけて出力する
出力手段4cと、前記ミキサ車管理センタ4に装備され
て、前記環境情報を参照して、前記コンクリートの品質
を最適に維持するための品質管理情報を生成する品質管
理情報生成手段4eと、を含むことを特徴とする。
【0009】請求項1記載の発明によれば、各ミキサ車
1においては、GPS信号に基づき自車両の位置情報及
びその時刻情報が取得される。また、各ミキサ車1にお
いては、自車両を特定する特定情報、及びミキサ車1を
用いた作業において想定される複数種の状態に対応する
情報が含まれる所定の検出信号が取得される。また、ミ
キサ車に輸送されるコンクリートの品質維持に関連する
環境情報も取得される。そして、無線回線を含む所定の
通信網を介してミキサ車管理センタ側に、位置情報、特
定情報、検出信号及び環境情報が送信される。ミキサ車
管理センタ4において、これら情報及び信号が受信され
た後、検出信号を送信してきたミキサ車1における現在
の状態が判別される。そして、ミキサ車管理センタ4に
おいては、状態の判別結果が、位置情報、時刻情報、特
定情報に対応づけて出力される。また、環境情報を参照
して、コンクリートの品質を最適に維持するための品質
管理情報が生成される。したがって、ミキサ車管理セン
タ4においては、各ミキサ車の位置や状態を正確に把握
することが可能になる。また、コンクリートの品質を最
適に維持することも可能になる。
【0010】上記課題を解決するためになされた請求項
2記載のミキサ車管理支援システムは、図1の基本構成
図に示すように、請求項1記載のミキサ車管理支援シス
テムにおいて、前記複数のミキサ車1にはそれぞれ、自
車両内の作業装置の稼働状態を検出する作業装置稼働セ
ンサ12aが搭載されており、前記検出信号は、前記作
業装置稼働センサ12aによる検出結果を含む、ことを
特徴とする。
【0011】請求項2記載の発明によれば、作業装置稼
働センサ12aによる検出結果を利用して、各ミキサ車
1の状態が判別される。したがって、各ミキサ車1の運
転手に煩わしさを与えることなしに、ミキサ車管理セン
タ4において各ミキサ車の状態を把握することが可能に
なる。
【0012】上記課題を解決するためになされた請求項
3記載のミキサ車管理支援システムは、図1の基本構成
図に示すように、請求項2記載のミキサ車管理支援シス
テムにおいて、前記作業装置稼働センサ12aは、前記
複数のミキサ車1にそれぞれ装備されるドラムの回転状
態を検出するドラム回転センサであり、前記状態判別手
段4bは、前記ドラムの回転状態を参照して前記状態を
判別する、ことを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明によれば、各ミキサ車
1のドラムの回転状態を参照して状態を判別するように
しているので、各ミキサ車1の運転手に煩わしさを与え
ることなしに、ミキサ車管理センタ4において実車、荷
卸又は空車を判別することが可能になる。
【0014】上記課題を解決するためになされた請求項
4記載のミキサ車管理支援システムは、図1の基本構成
図に示すように、請求項1記載のミキサ車管理支援シス
テムにおいて、前記複数のミキサ車1にはそれぞれ、自
車両の荷重を検出する荷重センサ12bが搭載されてお
り、前記検出信号は、前記荷重センサ12bにより検出
された荷重値を含み、前記状態判別手段4bは、前記荷
重値を参照して前記状態を判別する、ことを特徴とす
る。
【0015】請求項4記載の発明によれば、各ミキサ車
1の荷重値を参照して状態を判別するようにしているの
で、各ミキサ車1の運転手に煩わしさを与えることなし
に、ミキサ車管理センタ4において実車及び空車を判別
することが可能になる。
【0016】上記課題を解決するためになされた請求項
5記載のミキサ車管理支援システムは、請求項4記載の
ミキサ車管理支援システムにおいて、前記荷重センサ1
2bからの前記検出信号は、コンクリートを製造する際
のセメントや水の混合比を管理するために利用される、
ことを特徴とする。
【0017】請求項5の発明によれば、荷重センサ12
bからの検出信号はコンクリートを製造する際のセメン
トや水の混合比を管理するために利用されるので、コン
クリートの品質安定性を高めたり、不法加水等を防止す
るこも可能になる。
【0018】上記課題を解決するためになされた請求項
6記載のミキサ車管理支援システムは、図1の基本構成
図に示すように、請求項1記載のミキサ車管理支援シス
テムにおいて、前記複数のミキサ車1にはそれぞれ、自
車両の状態を手入力可能な状態入力スイッチユニット1
2cが搭載されており、前記検出信号は、前記状態入力
スイッチユニット12cからの出力信号である、ことを
特徴とする。
【0019】請求項6記載の発明によれば、各ミキサ車
1にはそれぞれ、自車両の状態を手入力可能な状態入力
スイッチユニット12cが搭載されているので、より細
分化された任意の状態を設定することが可能になる。
【0020】上記課題を解決するためになされた請求項
7記載のミキサ車管理支援システムは、図1の基本構成
図に示すように、請求項1記載のミキサ車管理支援シス
テムにおいて、前記複数のミキサ車1にはそれぞれ、自
車両の作業環境の温度、湿度、及び気圧等を測定する環
境測定用計器12dが搭載されており、前記環境情報信
号は、前記環境測定用計器12dからの出力信号であ
る、ことを特徴とする。
【0021】請求項7記載の発明によれば、ミキサ車1
にはそれぞれ、自車両の作業環境の温度、湿度、及び気
圧等を測定する計器類が搭載されており、これらの出力
信号を利用してコンクリートの品質を最適に維持するこ
とが可能になる。
【0022】上記課題を解決するためになされた請求項
8記載のミキサ車管理支援システムは、図1の基本構成
図に示すように、請求項1〜7のいずれか一項に記載の
ミキサ車管理支援システムにおいて、前記出力手段4c
は、リスト出力指令に応答して、前記状態の判別結果、
前記位置情報、前記特定情報及び前記時刻情報を対応づ
けて、文字情報としてリスト形式で出力する、ことを特
徴とする。
【0023】請求項8記載の発明によれば、状態の判別
結果、位置情報、特定情報及び時刻情報が対応づけられ
て、文字情報としてリスト形式で出力されるので、ミキ
サ車管理センタ4において、より正確に各ミキサ車の状
態等を把握することが可能になる。
【0024】上記課題を解決するためになされた請求項
9記載のミキサ車管理支援システムは、図1の基本構成
図に示すように、請求項1〜7のいずれか一項に記載の
ミキサ車管理支援システムにおいて、前記ミキサ車管理
センタ4には、予め準備された地図データ424bに基
づいて関連地域の地図を表示する地図表示手段4dが装
備されており、前記出力手段4cは、地図表示指令に応
答して、前記位置情報に対応する前記地図上の所定位置
に前記状態の判別結果及び前記特定情報を対応づけて表
示すると共に、この地図上或いはこの地図と共に前記時
刻情報を表示する、ことを特徴とする。
【0025】請求項9記載の発明によれば、位置情報に
対応する地図上の所定位置に状態の判別結果及び特定情
報が対応づけられて表示される。また、これと共に地図
上或いはこの地図と共に時刻情報が表示される。したが
って、ミキサ車管理センタ4においては、瞬時に各ミキ
サ車の状態等を把握することが可能になる。
【0026】上記課題を解決するためになされた請求項
10記載のミキサ車管理支援システムは、図1の基本構
成図に示すように、請求項9記載のミキサ車管理支援シ
ステムにおいて、前記地図上には、複数のミキサ車1の
拠点439a及び打設現場439bも表示される、こと
を特徴とする。
【0027】請求項10記載の発明によれば、各ミキサ
車1の拠点439a及び打設現場439bも表示される
ので、ミキサ車管理センタ4においては、帰還中のミキ
サ車1の到着時間や打設現場439bへの所要時間の予
測が容易になる。
【0028】上記課題を解決するためになされた請求項
11記載のミキサ車管理支援システムは、請求項5記載
のミキサ車管理支援システムにおいて、前記ミキサ車管
理センタ4には、前記環境情報及びコンクリート製造時
におけるセメントや水の混合比等の製造情報に関する履
歴を保管しておき、必要に応じて出力可能な製造履歴出
力手段が更に装備されることを特徴とする。
【0029】請求項11記載の発明によれば、ミキサ車
管理センタ4では、環境情報及びコンクリート製造時に
おけるセメントや水の混合比等の製造情報に関する履歴
を保管しておき必要に応じて出力可能であるので、い
つ、どこで、どのような作業を行ったか等が即座に参照
可能になり、施主からの問い合わせに即答可能になると
ともに、履歴を保管しているため、欠陥工事や手抜き工
事を抑制できるようになる。
【0030】上記課題を解決するためになされた請求項
12記載の通信端末装置は、図1の基本構成図に示すよ
うに、複数のミキサ車1からの所定の位置情報、時刻情
報、特定情報、環境情報及び検出信号を受信し、この検
出信号を送信してきたミキサ車1における現在の状態を
判別し、この判別結果を、前記位置情報、前記時刻情
報、前記特定情報に対応づけて出力すると共に、前記環
境情報に対応したコンクリートの品質を最適に維持する
ための品質管理情報を生成するミキサ車管理センタ4
に、これら情報及び信号を提供する通信端末装置11で
あって、前記複数のミキサ車1にそれぞれ搭載され、G
PS信号に基づき前記位置情報を取得する位置情報取得
手段11aと、前記位置情報を取得した時刻である前記
時刻情報を取得する時刻情報取得手段11fと、自車両
を特定するための前記特定情報を格納する特定情報格納
手段11bと、前記特定情報格納手段11bから前記特
定情報を取得する特定情報取得手段11cと、ミキサ車
1を用いた作業において想定される複数種の状態に対応
する情報が含まれる前記検出信号を取得する検出信号取
得手段11dと、輸送されるコンクリートの品質維持に
関連する環境情報を取得する環境情報取得手段11g
と、無線回線を含む所定の通信網を介して前記ミキサ車
管理センタ4に、少なくとも、前記位置情報、前記時刻
情報、前記特定情報、前記検出信号及び前記環境情報を
送信する送信手段11eと、を含むことを特徴とする。
【0031】請求項12記載の発明によれば、各ミキサ
車1においては、GPS信号に基づき自車両の位置情報
及びその時刻情報が取得される。また、各ミキサ車1に
おいては、自車両を特定する特定情報、及びミキサ車1
を用いた作業において想定される複数種の状態に対応す
る情報が含まれる所定の検出信号が取得される。また、
ミキサ車に輸送されるコンクリートの品質維持に関連す
る環境情報も取得される。そして、無線回線を含む所定
の通信網を介してミキサ車管理センタ側に、位置情報、
特定情報、検出信号及び環境情報が送信される。したが
って、ミキサ車管理センタ4においては、これら情報及
び信号を受信することにより、各ミキサ車1の位置や状
態を正確に把握することが可能になる。また、コンクリ
ートの品質を最適に維持することも可能になる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図2は、本発明の一実施形態に係
るシステム構成を示す図である。図2において、複数の
ミキサ車1(ミキサ車1a、1b、1cから構成され
る)は、自車両の運行情報等を携帯電話パケット通信網
2及び専用回線3を介してミキサ車管理センタ4に送信
する。ミキサ車管理センタ4では、この運行情報を受信
し、これに基づいて各ミキサ車1の運行管理を行う。複
数のミキサ車1は、Global Positioning Systems(GP
S)を構成する複数のGPS衛星5から提供される測位
用電波であるGPS信号を受信し、これを利用して運行
情報のひとつである自車両の位置情報を取得する。
【0033】複数のミキサ車1は、ミキサ車管理センタ
4に属するものとし、ミキサ車管理センタ4からの指令
に基づいて、生コン工場から所定の打設現場に生コンを
運搬して荷卸する。ミキサ車1は、周知のように、輸送
中にコンクリートが変質又は凝固しないように所定速度
で回転するドラムを有する。このドラムは、輸送中には
正回転するように制御されるが、荷卸時には逆回転する
ように制御される。また、ミキサ車1はドラムに投入さ
れる生コンを案内するシュートやドラムから排出される
生コンを案内する排出羽根等も有するが、これらを含む
ミキサ車自体の構成は周知であるので、ここでは詳細な
説明は省略する。
【0034】また、ミキサ車1には、車載通信端末装置
11、ドラム回転センサ12a、荷重センサ12b、状
態入力スイッチユニット12c、環境測定用計器12d
等が搭載されている。ミキサ車1に搭載される車載通信
端末装置11は位置情報及び時刻情報を取得し、これら
を、ドラム回転センサ12a、荷重センサ12b、状態
入力スイッチユニット12c等から得られる信号(請求
項の検出信号に相当する)と共にミキサ車管理センタ4
に送信する。また、温度センサ、湿度センサ、気圧セン
サ等の環境測定用計器12dから得られる信号(請求項
の環境情報に相当する)もミキサ車管理センタ4に送信
する。なお、これに関しては図3以降で再度説明する。
【0035】携帯電話パケット通信網2は、例えば、株
式会社NTTドコモからサービス提供されているDoP
aが利用される。このサービスは、携帯電話網において
パケット交換方式を利用したデータ通信サービスであ
り、通信したデータ量に応じて通信料が計算されるデー
タ従量制課金方式である。この方式は低料金で本システ
ムに関するサービスを提供する際の一助となる。この携
帯電話パケット通信網2には、無線基地局21を介し
て、車載通信端末装置11が通信接続可能である。
【0036】この携帯電話パケット通信網2は、図示し
ないルータ及びDigital Service Unit(DSU)等から
なる通信インターフェース、並びに所定の専用回線3を
介して、ミキサ車管理センタ4に接続されている。
【0037】ミキサ車管理センタ4は、通常、生コン工
場に隣接された事務所内に設置されており、複数のミキ
サ車に対して、所定の運行指令を出す。このミキサ車管
理センタ4には、上記専用回線3の他端に接続されるル
ータ及びDSU等からなる通信インターフェース41、
並びにパーソナルコンピュータ42が装備されている。
通信インターフェース41は周知であるのでここでは説
明を省略する。パーソナルコンピュータ41は、パーソ
ナルコンピュータ本体421、表示部422、操作部4
23及び記憶部424を含み、既成のハードウエアが利
用可能であるが、記憶部424に格納される各種情報や
データ、及び処理手順等に特徴がある。
【0038】記憶部424に格納される位置表示ソフト
424aは、地図データ424bを利用して描画した地
図上に、受信された位置情報や時刻情報等を重ねて表示
したり、位置情報や時刻情報等をリスト形式で出力した
りするソフトウエアである。地図データ424bは、少
なくとも、本システムに関連する地域の地形、道路、地
名等を含むデータである。特に、地図データ424bに
は、ミキサ車の位置情報と地名とが対応づけられたデー
タが含まれる。通信モジュール424cは、ミキサ車の
端末装置11との通信を可能にする通信制御ソフトウエ
アである。端末情報424dは、端末装置11(又は端
末装置11を搭載するミキサ車1)に関する情報であ
り、少なくとも、ミキサ車の特定情報とその車両番号と
が対応づけられた情報が含まれる。運行管理情報424
eは、ミキサ車の運行管理に利用される情報であり、少
なくとも、各車両毎に、車両番号、進行方向、時刻情
報、地名、位置情報、及び状態等を対応づけた情報が含
まれる。なお、上記位置表示ソフト424a、地図デー
タ424b、通信モジュール424c、端末情報424
dは、既成のソフトウエアや操作部423にて予めイン
ストールされているが、運行管理情報424eはミキサ
車から送られてくる情報や信号に基づいて逐次更新され
る。
【0039】上記構成における動作を簡単に説明する
と、各ミキサ車1において、GPS信号に基づき自車両
の位置情報及びその時刻情報が取得される。また、各ミ
キサ車1において、自車両を特定する特定情報、及び上
記所定の検出信号が取得される。また、各ミキサ車1お
いて、輸送されるコンクリートの品質維持に関連する環
境情報も取得される。そして、携帯電話パケット通信網
2及び専用回線3を介してミキサ車管理センタ4に、位
置情報、特定情報、検出信号及び環境情報が送信され
る。ミキサ車管理センタ4においては、これら情報及び
信号が受信された後、受信した検出信号を参照して、こ
の検出信号を送信してきたミキサ車1における現在の状
態が判別される。そして、ミキサ車管理センタ4におい
ては、状態の判別結果が、位置情報、時刻情報、特定情
報に対応づけて表示部422上にリスト出力されたり、
関連地域の地図に重ねて表示される。また、環境情報を
参照して、コンクリートの品質を最適に維持するための
品質管理情報が生成される。したがって、ミキサ車管理
センタ4においては、各ミキサ車1の位置や状態を正確
に把握することが可能になる。この結果、ミキサ車の稼
働率を向上させることができる。特に、検出信号を作業
装置稼働センサ12aや荷重センサ12bからの出力信
号とすると、各ミキサ車1の運転手に煩わしさを与える
ことなしに、ミキサ車管理センタ4において各ミキサ車
の状態を把握することが可能になる。さらに、環境情報
を参照して、コンクリートの品質を最適に維持するため
の品質管理情報が生成される。これを、各ミキサ車1側
に送信することにより、コンクリートの品質を最適に維
持することが可能になり、高品質のコンクリートを提供
することができる。
【0040】次に、本発明の実施形態に係るミキサ車側
における構成を説明する。図3は、本発明の一実施形態
に係る車載通信端末装置の構成、並びに関連する機器類
との接続例を示すブロック図である。
【0041】ミキサ車1には、図3に示すように、車載
通信端末装置11、ドラム回転センサ12a、荷重セン
サ12b、状態入力スイッチユニット12c、環境測定
用計器12d及び公知の12ボルト型の車載バッテリ1
3が搭載されている。車載通信端末装置11と車載バッ
テリ13との間には、オフポジションOFF、アクセサ
リポジションACC、オンポジションON、及びエンジ
ンスタートポジションSTを有するエンジンキースイッ
チ(不図示)が介設されている。また、車載バッテリ1
3からのバッテリ出力は、ドラム回転センサ12a、荷
重センサ12b、状態入力スイッチユニット12c、環
境測定用計器12dにも適宜供給されている。なお、車
載バッテリ13は12ボルト型以外のものであってもよ
い。
【0042】上記車載通信端末装置11は、電源回路部
111、GPS受信部112、携帯電話通信部113、
記憶部114、及びこれらが接続される制御部115を
含んで構成される。
【0043】電源回路部111は、基本的に直流変圧回
路から構成されている。すなわち、電源入力端子RX1
1dに印加される車載バッテリ13からの12ボルトの
バッテリ電圧は、この電源回路部111に含まれる直流
変圧回路にて、この車載通信端末装置11の各電子回路
部に適した電圧値、例えば、5ボルトに変換されて、分
配供給される。なお、この電源回路部111には、車載
バッテリ13が故意に切断されたとき等の補助電源とし
てのバックアップ電池111aが含まれている。このバ
ックアップ電池111aにより、車載バッテリ13が切
断されても、車載通信端末装置11は稼働維持される。
また、この電源回路部111は車載通信端末装置11と
は別筐体で構成するようにしてもよい。
【0044】GPS受信部112は、GPSアンテナ1
12aを介してGPSを構成する複数のGPS衛星5か
らのGPS信号を受信し、これに基づいて現在位置情報
を取得し、この情報を制御部115に供給する。携帯電
話通信部113は、パケット通信アンテナ113aを介
して、携帯電話パケット通信網2の無線基地局21に無
線接続される。これらGPS受信部112及び携帯電話
通信部113は、公知の装置を利用可能である。なお、
上記GPS受信部112は請求項の位置情報取得手段に
相当し、携帯電話通信部113は請求項の送信手段に相
当する。
【0045】記憶部114には、少なくとも、このミキ
サ車1を特定する特定情報114aが格納されている。
特定情報114aはミキサ車1を特定するIDである
が、これは車載通信端末装置11のIDであってもよ
い。要は、各ミキサ車1を特定できる情報であればよ
い。なお、記憶部114は請求項の特定情報格納手段に
相当する。
【0046】制御部115は、基本的にCPU、RO
M、及びRAMを含むマイクロコンピュータから構成さ
れ、CPUはROMに記憶されている制御プログラムに
したがって本実施形態に係る制御を含む各種の処理を実
行する。RAMには、CPUが各種の処理を実行するう
えにおいて必要なデータ、プログラム等が適宜記憶され
る。制御部115は、上記制御プログラムにしたがっ
て、記憶部114に格納されている特定情報114aを
読み出したり、GPS受信部112を利用して位置情報
を取得したりする。これらに係る処理については、図4
以降で再度説明する。
【0047】ドラム回転センサ12aは、ミキサ車のド
ラムの回転、正確には、ドラムを回転させるモータの回
転状態を検出して、この回転状態を検出信号として装置
11の検出信号入力端子RX11aに出力する。この検
出信号は、ドラム正回転、ドラム逆回転、又は回転停止
を示す。
【0048】荷重センサ12bは、ミキサ車のアクスル
やフレーム等に装着されて、このミキサ車の荷重を検出
して、その荷重値を検出信号として装置11の検出信号
入力端子RX11bに出力する。この荷重センサ12b
は、例えば、特開2002−5730号に示される公知
技術が利用可能である。この荷重センサ12bの出力
は、主に、実車又は空車を判別するために利用される
が、これをコンクリートを製造する際のセメントや水の
混合比を管理するために利用してもよい。これにより、
コンクリートの品質安定性を高めたり、不法加水等を防
止することが可能になる。
【0049】状態入力スイッチユニット12cは、運転
室に設置されて、実車、空車、待機等の状態をそれぞれ
手動にて入力可能な外付けユニットである。この状態入
力スイッチユニット12cは既成製品が利用可能であ
る。このユニット12cからの信号は検出信号入力端子
RX11cに出力される。
【0050】環境測定用計器12dは、車両内の環境測
定に適した所定箇所に設置されて、自車両の作業環境に
おける温度、湿度、気圧や気象情報を、検出する、例え
ば、温度センサ、湿度センサ、気圧センサ等である。こ
れら、環境測定用計器12dからの出力信号は請求項の
環境情報に相当し、ミキサ車に輸送されるコンクリート
の品質維持に利用される。この環境測定用計器12dか
らの出力信号は検出信号入力端子RX11dに出力され
る。
【0051】このような通信端末装置11を用いること
により、ミキサ車管理センタ4においては、各ミキサ車
の位置情報、時刻情報及び状態に関わる信号を容易に取
得可能になり、各ミキサ車の位置や状態を正確に把握す
ることができる。また、コンクリートの品質維持のため
の環境情報も容易に取得できる。すなわち、本発明の通
信端末装置を利用することにより、ミキサ車の稼働率を
向上させると同時に、コンクリートを高品質に維持する
ことも可能になる。
【0052】このような構成の車載通信端末装置を用い
た本ミキサ車管理支援システムに係る処理手順、通信シ
ーケンス及び表示例を、図4〜図7を用いて説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係り、ミキサ車及びミキ
サ車管理センタ間の通信シーケンスを示すフローチャー
トである。図5(A)及び図5(B)は、図4における
状態判別処理のサブルーチンを例示するフローチャート
である。図6は、本発明の一実施形態に係り、リスト出
力の一例を示す図である。図7は、本発明の一実施形態
に係り、地図表示の一例を示す図である。なお、現実的
には、複数のミキサ車がミキサ車管理センタと通信する
が、各ミキサ車の通信シーケンスは同様であるので、図
4においては、代表してひとつのミキサ車の処理手順の
みを示す。
【0053】図4に示すミキサ車側処理のステップS1
01においては、位置情報が取得される。すなわち、G
PS受信部112が起動されて受信動作が開始され、受
信されたGPS信号に基づき公知の手法を用いて現在の
位置情報が取得される。これと共に、ステップS102
において、GPS信号に含まれる時刻情報も取得され
る。
【0054】次に、ステップS103において、特定情
報114aが取得される。すなわち、記憶部114から
上記特定情報114aが読み出される。次に、ステップ
S104において、検出信号が取得される。すなわち、
上記ドラム回転センサ12a、荷重センサ12b、又は
状態入力スイッチユニット12cからの検出信号が、端
子RX11a、RX11b、又はRX11cを介して制
御部115に受信される。上記ステップS103及びこ
れに関わるハードウエアは請求項の特定情報取得手段に
相当し、上記ステップS104及びこれに関わるハード
ウエアは請求項の検出信号取得手段に相当する。
【0055】次に、ステップS105において、環境情
報が取得される。すなわち、上記環境測定用計器12d
からの、温度、湿度、気圧や気象情報が端子RX11d
を介して制御部115に受信される。このステップS1
05及びこれに関わるハードウエアは請求項の環境情報
取得手段に相当する。
【0056】そして、ステップS106において、上記
取得された位置情報、時刻情報、特定情報、検出信号、
及び環境情報が、上記携帯電話通信部113、携帯電話
パケット通信網2、及び専用回線3等を介して、ミキサ
車管理センタ4に送信される。なお、上記ステップS1
01〜ステップS106の処理は、所定の開始トリガが
検出されてから所定の終了トリガが検出されるまで、所
定間隔で定期的に実行される。この間隔は、予めミキサ
車管理センタ4からの指令により設定され、例えば、1
分〜60分である。
【0057】一方、図4に示すミキサ車管理センタ側処
理のステップS401及びステップS402において
は、ミキサ車側からの位置情報、時刻情報、特定情報、
検出信号、及び環境情報が受信待機されており(ステッ
プS402のN)、これらが受信されるとステップS4
03に進む(ステップS402のY)。上記情報及び信
号は、各ミキサ車から、携帯電話パケット通信網2、及
び専用回線3等を介して送信されてきて、インターフェ
ース回路41にて、パーソナルコンピュータ42で処理
できる信号形式に変換される。上記ステップS401、
ステップS402及びこれに関わるハードウエアは、請
求項の受信手段に相当する。
【0058】次に、ステップS403においては、受信
された特定情報114aから車両番号が取得される。す
なわち、記憶部424に格納されている端末情報424
dを参照して、受信された特定情報114aに対応する
車両番号が読み出される。この車両番号は、例えば、ミ
キサ車管理センタ4が割り当てた「1号車」等の車両名
や、公用の「静岡300あ0004」等の車両ナンバー
である。
【0059】次に、ステップS404においては、状態
判別処理が行われる。すなわち、受信された検出信号か
ら状態が判別される。この状態は、上記実車、空車、荷
卸等である。なお、この状態判別処理のバリエーション
については、図5を用いて追加説明する。このステップ
S404は、請求項の状態判別手段に相当する。
【0060】次に、ステップS405においては、受信
された位置情報から地名が取得される。すなわち、記憶
部424に格納されている地図データ424bを参照し
て、受信された位置情報に対応する地名が読み出され
る。この地名は、例えば、「中伊豆町付近」等である。
【0061】次に、ステップS406においては、進行
方向、速度が算出される。進行方向は、例えば、今回受
信された位置情報及び前回受信された位置情報に基づい
て算出可能であり、速度は今回受信された位置情報、前
回受信された位置情報、及びこれらの取得時間差に基づ
いて算出可能である。但し、ミキサ車両側の車速センサ
からの検出出力を、ミキサ車管理センタにて受信できる
ようにしておけば、これを利用して算出することも可能
である。
【0062】次に、ステップS407においては、上記
のように取得及び算出された車両番号、進行方向、時刻
情報、地名、位置情報及び状態が、各車両毎に、記憶部
424に運行管理情報424eとして格納される。この
ように格納された情報は、後述のリスト出力や地図表示
の際に読み出される。
【0063】そして、ステップS408において、リス
ト出力指令ありと判定されると(ステップS408の
Y)、ステップS409に進んでリスト出力が行われ
る。すなわち、ステップS409においては、上記記憶
部424に格納される運行管理情報424eが読み出さ
れて、例えば、図6に示すような運行リスト43′が表
示部422上に出力される。図6について説明を加える
と、この運行リスト43′では、車両名431、進行方
向432、車両ナンバー433、日時434、地名43
5、速度436、位置情報437、及び状態438がそ
れぞれ、各車両毎に出力される。
【0064】図6に示すように、車両名431は、「1
号車」、「2号車」、…等で示される。進行方向432
は、例えば、東西南北等の8種の方向が矢印にて示され
る。車両ナンバー433は、「静岡300あ000
3」、「静岡300あ0004」、…等で示される。日
時434は、「2001/10/08 15:57:1
6」、「2001/10/08 15:58:18」、
…等で示される。地名435は、「中伊豆町付近」、
「東伊豆町付近」、…等で示される。速度436は、
「32km」、「21km」、…等の時速によって示さ
れる。位置情報437は、「緯度:N34°58′1
8.3″ 経度:E138°23′43.1″」、「緯
度:N34°50′41.9″ 経度:E138°1
6′13.6″」、…等で示される。状態438は、
「実車」、「荷卸」、「洗車」、「空車」、「待機」等
で示される。このような運行リスト43′を出力するこ
とにより、ミキサ車管理センタ4において、より正確に
各ミキサ車の状態等を把握することが可能になる。
【0065】また、上記ステップS409におけるリス
ト出力後、又は、ステップS408においてリスト出力
指令なしと判定されると(ステップS408のN)、ス
テップS410に進んで、地図表示指令の有無が判定さ
れる。ステップS410において、地図表示指令ありと
判定されると(ステップS410のY)、ステップS4
11及びステップS412に進んで地図表示処理が行わ
れる。すなわち、ステップS411においては、記憶部
424に格納される地図データ424bに基づいて、図
7に示すように、関連地域の地図43″が描画され、ス
テップS412においては、記憶部424に格納されて
いる上記運行管理情報424eが読み出されて、図7に
示すように、受信された位置情報に対応する地図上の位
置に車両番号、進行方向、状態が表示される。
【0066】なお、上記ステップS411及びステップ
S412の地図表示処理と共に、ステップS413にお
いて、品質管理情報生成処理を行うようにしてもよい。
すなわち、受信された環境情報に基づき、輸送されるコ
ンクリートの品質を最適に維持するための品質管理情報
を生成する。このとき、上記運行管理情報424eに含
まれる位置情報を利用するようにしてもよい。そして、
品質管理情報を上記地図と共に表示させるようにする。
この品質管理情報は、例えば、打設現場への到着時にコ
ンクリートが最適な品質に保たれるているように、環境
情報として受信される温度、湿度、気圧や、気象情報、
或いは位置情報から、ドラムの回転速度や到着時刻等を
指令するものである。この品質管理情報は、携帯電話の
ショートメール等を利用してミキサ車側に送信可能であ
る。なお、品質管理情報は、上記S409によるリスト
出力と共に行うようにしてもよい。このステップS41
3は、請求項の品質管理情報生成手段に相当する。
【0067】更に、ミキサ車管理センタ側では、環境情
報及びコンクリート製造時におけるセメントや水の混合
比等の製造情報に関する履歴を記憶部424に保管して
おき、必要に応じて操作部423から指令を入力して、
表示部422等からこの履歴を出力可能にしておいても
よい。これにより、いつ、どこで、どのような作業を行
ったか等が即座に参照可能になり、施主からの問い合わ
せに即答可能になるとともに、履歴を保管しているた
め、欠陥工事や手抜き工事を抑制できるようになる。
【0068】ここで、図7について説明を加えると、こ
の地図43″には、受信された位置情報に対応する地図
上の位置に運行車両431a〜431gを示すマークが
重ねて表示される。これらマークは、例えば、車両番号
「1」、「2」、…等を2等辺三角形で囲んだような形
状とする。2等辺三角形の頂点は進行方向に対応し、実
車(車両番号「1」、「4」、「7」)、空車(車両番
号「2」、「3」、「5」、「6」)は色分けされて表
示される。このように、位置情報に対応する地図上の所
定位置に運行車両431a〜431g及びその状態を表
示することにより、ミキサ車管理センタ4においては、
瞬時に各ミキサ車の状態等を把握することが可能にな
る。
【0069】また、この地図43″上には、ミキサ車管
理センタや生コン工場の存在する拠点439a及び打設
現場439b、439cや、「伊東」、「伊豆長岡」等
で示される代表的な地名も、対応する位置に表示され
る。また、上記拠点439aからそれぞれ、5km、1
0km、15km、20km離れた地点A5、A10、
A15、A20を同心円状に描いてもよい。これらは、
予めパーソナルコンピュータ42の操作部423を用い
て設定可能である。拠点439a及び打設現場439b
も地図上に表示することにより、ミキサ車管理センタ4
においては、帰還中のミキサ車1の到着時間や打設現場
439bへの所要時間の予測が容易になる。
【0070】なお、図示しないが位置情報を取得した時
刻情報もこの地図43″と共に表示させる。例えば、各
時刻情報を運行車両431a〜431gに対応づけてそ
れぞれ併記してもよいし、この地図43″の上方又は下
方に、時刻情報と車両番号とを対応づけて表示するよう
にしてもよい。上記ステップS409、ステップS41
2及びこれに関わるハードウエアは、請求項の出力手段
に相当し、ステップS411及びこれに関わるハードウ
エアは、請求項の地図表示手段に相当する。
【0071】そして、上記ステップS413の処理終了
後、又はステップS410において地図表示指令なしと
判定されると(ステップS410のN)、一連の処理を
終了する。なお、上記ステップS401〜ステップS4
13の処理は、所定の開始トリガが検出されてから所定
の終了トリガが検出されるまで、継続的に実行される。
この間、ミキサ車管理センタ4は各ミキサ車1からの情
報及び信号を受信しつつ、記憶部424中の運行管理情
報424eを逐次更新していく。これにともない上記地
図表示も、新たな情報及び信号が受信される毎に自動的
に更新されるようにしてもよい。また、自動更新とは逆
に、必要時のみに、所定のミキサ車に対してポーリング
して位置検索できるようにしてもよい。
【0072】最後に、上記ステップS404の処理のバ
リエーションを例示する。図5(A)に示す第1状態判
別処理は、荷重センサ12bにより検出された荷重値を
参照してミキサ車の状態を判別する例を示すものであ
る。この場合、ミキサ車側処理のステップS104にお
いては荷重センサ12bによりミキサ車の荷重値が検出
され、これが検出信号としてミキサ車管理センタ4に送
信されてくる。そして、この第1状態判別処理のステッ
プS404a1においては、検出信号として受信された
荷重値が、基準荷重以上を示すものであるか否かが判定
される。ここで、検出信号が基準荷重値以上を示すもの
であると判定されればステップS404a2に進み(ス
テップS404a1のY)、さもなければステップS4
04a3に進む(ステップS404a1のN)。上記基
準荷重は、生コンが荷積みされた実車状態と荷卸しされ
た空車状態とを明確に区別できるように、予め試験測定
等により得られた値である。
【0073】そして、ステップS404a2においては
状態として実車が設定され、一方、ステップS404a
3においては状態として空車が設定される。このよう
に、各ミキサ車1の荷重値を参照して状態を判別するよ
うにしているので、各ミキサ車1の運転手に煩わしさを
与えることなしに、ミキサ車管理センタ4において実車
及び空車を判別することが可能になる。また、状態の手
動入力時に発生する可能性のある人為的ミスも防止され
る。この図5(A)に示す処理手順は、請求項4に相当
する。
【0074】図5(B)に示す第2状態判別処理は、ド
ラム回転センサ12aにより検出された荷重値を参照し
てミキサ車の状態を判別する例を示すものである。この
場合、ミキサ車側処理のステップS104においてはド
ラム回転センサ12aによりミキサ車のドラムの回転状
態が検出され、これが検出信号としてミキサ車管理セン
タ4に送信されてくる。そして、この第2状態判別処理
のステップS404b1においては、受信された検出信
号が、ドラムの正回転を示すものであるか否かが判定さ
れる。ここで検出信号がドラムの正回転を示すものであ
ると判定されればステップS404b2に進み(ステッ
プS404b1のY)、さもなければステップS404
b3に進む(ステップS404b1のN)。ステップS
404b3においては、受信された検出信号が、ドラム
の逆回転を示すものであるか否かが判定される。ここ
で、検出信号がドラムの逆回転を示すものであると判定
されればステップS404b4に進み(ステップS40
4b3のY)、さもなければステップS404b5に進
む(ステップS404b3のN)。
【0075】そして、ステップS404b2においては
状態として実車が設定され、ステップS404b4にお
いては状態として荷卸が設定され、そして、ステップS
404b5においては状態として空車が設定される。こ
のように、各ミキサ車1のドラムの回転状態を参照して
状態を判別するようにしているので、各ミキサ車1の運
転手に煩わしさを与えることなしに、ミキサ車管理セン
タ4において実車及び空車を判別することが可能にな
る。また、状態の手動入力時に発生する可能性のある人
為的ミスも防止される。この図5(B)に示す処理手順
は、請求項3に相当する。
【0076】なお、ここには図示しないが、状態判定に
状態入力スイッチユニット12cからの出力信号を用い
てもよい。状態入力スイッチユニット12cを用いる
と、より細分化された任意の状態を設定することが可能
になる。また、上記ドラム回転センサ12aや荷重セン
サ12bと、状態入力スイッチユニット12cとを併用
するようにしてもよい。この場合、ドラム回転センサ1
2aや荷重センサ12bからの検出信号では識別できな
い状態、例えば、「待機」状態を、状態入力スイッチユ
ニット12cを用いて入力するようにすると、より綿密
な運行管理が可能になる。
【0077】このように、本実施形態によれば、ミキサ
車管理センタ4において、各ミキサ車1の位置や状態を
正確に把握することが可能になる。したがって、ミキサ
車管理センタ4側では、各ミキサ車の帰着順を正確に把
握して、最適なミキサ車の手配や生コン工場における事
前準備を、容易に速やかに行えるようになる。この結
果、ミキサ車の稼働率を大幅に向上させることができ
る。また、ミキサ車管理センタ4は、打設現場からの問
い合わせに対しても的確に回答することができる。更
に、検出信号を作業装置稼働センサ12aや荷重センサ
12bからの出力信号とすると、各ミキサ車1の運転手
に煩わしさを与えることなしに、ミキサ車管理センタ4
において各ミキサ車の状態を把握することが可能にな
る。また更に、各ミキサ車1からの環境情報を利用し
て、コンクリートの品質を最適に維持することが可能に
なり、高品質のコンクリートを提供することができる。
【0078】なお、上記ドラム回転センサ12a以外に
も、ドラムの回転スイッチのON/OFF信号や、ミキ
サ車に含まれる排出羽根等の動作を状態判定に利用する
ようにしてもよい。すなわち、ミキサ車を用いた作業に
おいて想定される状態に関する情報が含まれる信号や動
作は、全て状態判定に利用可能である。また、本発明
は、出力されるリスト形式、車両マークや、色分け方法
等を実施形態で例示したものに限定するものでなく、本
発明の主旨を逸脱しない範囲でそれらは適宜変更可能で
ある。
【0079】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、各ミキサ車1においては、GPS信号に基
づき自車両の位置情報及びその時刻情報が取得される。
また、各ミキサ車1においては、自車両を特定する特定
情報、及びミキサ車1を用いた作業において想定される
複数種の状態に対応する情報が含まれる所定の検出信号
が取得される。また、ミキサ車に輸送されるコンクリー
トの品質維持に関連する環境情報も取得される。そし
て、無線回線を含む所定の通信網を介してミキサ車管理
センタ側に、位置情報、特定情報、検出信号及び環境情
報が送信される。ミキサ車管理センタ4において、これ
ら情報及び信号が受信された後、検出信号を送信してき
たミキサ車1における現在の状態が判別される。そし
て、ミキサ車管理センタ4においては、状態の判別結果
が、位置情報、時刻情報、特定情報に対応づけて出力さ
れる。また、環境情報を参照して、コンクリートの品質
を最適に維持するための品質管理情報が生成される。こ
れらの結果、ミキサ車管理センタ4においては、各ミキ
サ車の位置や状態を正確に把握することが可能になり、
ミキサ車の稼働率を向上させることができる。また、コ
ンクリートの品質を最適に維持することが可能になり、
高品質のコンクリートを提供することができる。
【0080】請求項2記載の発明によれば、作業装置稼
働センサ12aによる検出結果を利用して、各ミキサ車
1の状態が判別される。したがって、各ミキサ車1の運
転手に煩わしさを与えることなしに、ミキサ車管理セン
タ4において各ミキサ車の状態を把握することが可能に
なる。
【0081】請求項3記載の発明によれば、各ミキサ車
1のドラムの回転状態を参照して状態を判別するように
しているので、各ミキサ車1の運転手に煩わしさを与え
ることなしに、ミキサ車管理センタ4において実車、荷
卸又は空車を判別することが可能になる。
【0082】請求項4記載の発明によれば、各ミキサ車
1の荷重値を参照して状態を判別するようにしているの
で、各ミキサ車1の運転手に煩わしさを与えることなし
に、ミキサ車管理センタ4において実車及び空車を判別
することが可能になる。
【0083】請求項5の発明によれば、荷重センサ12
bによる検出信号はコンクリートを製造する際のセメン
トや水の混合比を管理するために利用されるので、コン
クリートの品質安定性を高めたり、不法加水等を防止す
るこも可能になる。
【0084】請求項6記載の発明によれば、各ミキサ車
1にはそれぞれ、自車両の状態を手入力可能な状態入力
スイッチユニット12cが搭載されているので、より細
分化された任意の状態を設定することが可能になる。し
たがって、より綿密な運行管理が可能になる。
【0085】請求項7記載の発明によれば、ミキサ車1
にはそれぞれ、自車両の作業環境の温度、湿度、及び気
圧等を測定する計器類が搭載されており、これらの出力
信号を利用してコンクリートの品質を最適に維持するこ
とが可能になる。
【0086】請求項8記載の発明によれば、状態の判別
結果、位置情報、特定情報及び時刻情報が対応づけられ
て、文字情報としてリスト形式で出力されるので、ミキ
サ車管理センタ4において、より正確に各ミキサ車の状
態等を把握することが可能になる。
【0087】請求項9記載の発明によれば、位置情報に
対応する地図上の所定位置に状態の判別結果及び特定情
報が対応づけられて表示される。また、これと共に地図
上或いはこの地図と共に時刻情報が表示される。したが
って、ミキサ車管理センタ4においては、瞬時に各ミキ
サ車の状態等を把握することが可能になる。
【0088】請求項10記載の発明によれば、各ミキサ
車1の拠点439a及び打設現場439bも表示される
ので、ミキサ車管理センタ4においては、帰還中のミキ
サ車1の到着時間や打設現場439bへの所要時間の予
測が容易になる。したがって、配車準備をより効率的に
行なうことが可能になる。
【0089】請求項11記載の発明によれば、ミキサ車
管理センタ4では、環境情報及びコンクリート製造時に
おけるセメントや水の混合比等の製造情報に関する履歴
を保管しておき必要に応じて出力可能であるので、い
つ、どこで、どのような作業を行ったか等が即座に参照
可能になり、施主からの問い合わせに即答可能になると
ともに、履歴を保管しているため、欠陥工事や手抜き工
事を抑制できるようになる。
【0090】請求項12記載の発明によれば、各ミキサ
車1においては、GPS信号に基づき自車両の位置情報
及びその時刻情報が取得される。また、各ミキサ車1に
おいては、自車両を特定する特定情報、及びミキサ車1
を用いた作業において想定される複数種の状態に対応す
る情報が含まれる所定の検出信号が取得される。そし
て、無線回線を含む所定の通信網を介してミキサ車管理
センタ側に、位置情報、特定情報及び検出信号が送信さ
れる。また、ミキサ車に輸送されるコンクリートの品質
維持に関連する環境情報も取得される。したがって、ミ
キサ車管理センタ4においては、これら情報及び信号を
受信することにより、各ミキサ車1の位置や状態を正確
に把握することが可能になる。また、コンクリートの品
質を最適に維持することが可能になる。すなわち、本発
明の通信端末装置1を利用することにより、ミキサ車の
稼働率を向上させると共に、高品質のコンクリートを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態に係るシステム構成を示す
図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る車載通信端末装置の
構成、並びに関連する機器類との接続例を示すブロック
図である。
【図4】本発明の一実施形態に係るミキサ車及びミキサ
車管理センタ間の通信シーケンスを示すフローチャート
である。
【図5】図5(A)及び図5(B)は、図4における状
態判別処理のサブルーチンを例示するフローチャートで
ある。
【図6】本発明の一実施形態に係るリスト出力の一例を
示す図である。
【図7】本発明の一実施形態に係る地図表示の一例を示
す図である。
【符号の説明】
1、1a〜1c ミキサ車 2 携帯電話パケット通信網 3 専用回線 4 ミキサ車管理センタ 5 GPS衛星 11 車載通信端末装置 12a ドラム回転センサ(作業装置稼働センサ) 12b 荷重センサ 12c 状態入力スイッチユニット 12d 計器類 41 通信インターフェース 42 パーソナルコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/34 H04B 7/26 M Fターム(参考) 5H180 AA07 BB05 BB15 CC12 EE02 FF01 FF05 FF10 FF13 FF22 FF27 FF32 5K024 AA74 BB04 CC11 GG03 GG10 5K067 AA41 BB41 EE02 EE07 EE10 FF02 FF03 FF05 FF23 HH21 HH22 HH23 JJ56 KK00 5K101 KK13 LL12 MM07 NN14 NN21 PP03 SS07

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミキサ車管理センタにおける複数のミキ
    サ車の管理を支援するシステムであって、 前記複数のミキサ車にそれぞれ搭載されて、GPS信号
    に基づき自車両の位置情報を取得する位置情報取得手段
    と、 前記複数のミキサ車にそれぞれ搭載されて、前記位置情
    報を取得した時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、 前記複数のミキサ車にそれぞれ搭載されて、自車両を特
    定する特定情報を格納する特定情報格納手段と、 前記複数のミキサ車にそれぞれ搭載されて、前記特定情
    報格納手段から前記特定情報を取得する特定情報取得手
    段と、 前記複数のミキサ車にそれぞれ搭載されて、ミキサ車を
    用いた作業において想定される複数種の状態に対応する
    情報が含まれる所定の検出信号、を取得する検出信号取
    得手段と、 前記複数のミキサ車にそれぞれ搭載されて、ミキサ車に
    輸送されるコンクリートの品質維持に関連する環境情報
    を取得する環境情報取得手段と、 前記複数のミキサ車にそれぞれ搭載されて、無線回線を
    含む所定の通信網を介して前記ミキサ車管理センタ側
    に、少なくとも、前記位置情報、前記特定情報、前記検
    出信号、及び前記環境情報を送信する送信手段と、 前記ミキサ車管理センタに装備されて、前記通信網を介
    して、少なくとも、前記位置情報、前記時刻情報、前記
    特定情報、前記検出信号及び前記環境情報を受信する受
    信手段と、 前記ミキサ車管理センタに装備されて、前記検出信号を
    参照して、この検出信号を送信してきたミキサ車におけ
    る現在の状態を判別する状態判別手段と、 前記ミキサ車管理センタに装備されて、前記状態の判別
    結果を、前記位置情報、前記時刻情報、前記特定情報に
    対応づけて出力する出力手段と、 前記ミキサ車管理センタに装備されて、前記環境情報を
    参照して、前記コンクリートの品質を最適に維持するた
    めの品質管理情報を生成する品質管理情報生成手段と、 を含むことを特徴とするミキサ車管理支援システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のミキサ車管理支援システ
    ムにおいて、 前記複数のミキサ車にはそれぞれ、自車両内の作業装置
    の稼働状態を検出する作業装置稼働センサが搭載されて
    おり、 前記検出信号は、前記作業装置稼働センサによる検出結
    果を含む、 ことを特徴とするミキサ車管理支援システム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のミキサ車管理支援システ
    ムにおいて、 前記作業装置稼働センサは、前記複数のミキサ車にそれ
    ぞれ装備されるドラムの回転状態を検出するドラム回転
    センサであり、 前記状態判別手段は、前記ドラムの回転状態を参照して
    前記状態を判別する、 ことを特徴とするミキサ車管理支援システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のミキサ車管理支援システ
    ムにおいて、 前記複数のミキサ車にはそれぞれ、自車両の荷重を検出
    する荷重センサが搭載されており、 前記検出信号は、前記荷重センサにより検出された荷重
    値を含み、 前記状態判別手段は、前記荷重値を参照して前記状態を
    判別する、 ことを特徴とするミキサ車管理支援システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載のミキサ車管理支援システ
    ムにおいて、 前記荷重センサからの検出信号は、コンクリートを製造
    する際のセメントや水の混合比を管理するために利用さ
    れる、 ことを特徴とするミキサ車管理支援システム。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のミキサ車管理支援システ
    ムにおいて、 前記複数のミキサ車にはそれぞれ、自車両の状態を手入
    力可能な状態入力スイッチユニットが搭載されており、 前記検出信号は、前記状態入力スイッチユニットからの
    出力信号である、 ことを特徴とするミキサ車管理支援システム。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のミキサ車管理支援システ
    ムにおいて、 前記複数のミキサ車にはそれぞれ、自車両の作業環境の
    温度、湿度、及び気圧等を測定する環境測定用計器が搭
    載されており、 前記環境情報信号は、前記環境測定用計器からの出力信
    号である、 ことを特徴とするミキサ車管理支援システム。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか一項に記載のミ
    キサ車管理支援システムにおいて、 前記出力手段は、リスト出力指令に応答して、前記状態
    の判別結果、前記位置情報、前記特定情報及び前記時刻
    情報を対応づけて、文字情報としてリスト形式で出力す
    る、 ことを特徴とするミキサ車管理支援システム。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7のいずれか一項に記載のミ
    キサ車管理支援システムにおいて、 前記ミキサ車管理センタには、予め準備された地図デー
    タに基づいて関連地域の地図を表示する地図表示手段が
    装備されており、 前記出力手段は、地図表示指令に応答して、前記位置情
    報に対応する前記地図上の所定位置に前記状態の判別結
    果及び前記特定情報を対応づけて表示すると共に、この
    地図上或いはこの地図と共に前記時刻情報を表示する、 ことを特徴とするミキサ車管理支援システム。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のミキサ車管理支援シス
    テムにおいて、 前記地図上には、複数のミキサ車の拠点及び打設現場も
    表示される、 ことを特徴とするミキサ車管理支援システム。
  11. 【請求項11】 請求項5記載のミキサ車管理支援シス
    テムにおいて、 前記ミキサ車管理センタには、前記環境情報及びコンク
    リート製造時におけるセメントや水の混合比等の製造情
    報に関する履歴を保管しておき、必要に応じて出力可能
    な製造履歴出力手段、 が更に装備されることを特徴とするミキサ車管理支援シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 複数のミキサ車からの所定の位置情
    報、時刻情報、特定情報、環境情報及び検出信号を受信
    し、この検出信号を送信してきたミキサ車における現在
    の状態を判別し、この判別結果を、前記位置情報、前記
    時刻情報、前記特定情報に対応づけて出力すると共に、
    前記環境情報に対応したコンクリートの品質を最適に維
    持するための品質管理情報を生成するミキサ車管理セン
    タに、これら情報及び信号を提供する通信端末装置であ
    って、 前記複数のミキサ車にそれぞれ搭載され、 GPS信号に基づき前記位置情報を取得する位置情報取
    得手段と、 前記位置情報を取得した時刻である前記時刻情報を取得
    する時刻情報取得手段と、 自車両を特定するための前記特定情報を格納する特定情
    報格納手段と、 前記特定情報格納手段から前記特定情報を取得する特定
    情報取得手段と、 ミキサ車を用いた作業において想定される複数種の状態
    に対応する情報が含まれる前記検出信号を取得する検出
    信号取得手段と、 輸送されるコンクリートの品質維持に関連する環境情報
    を取得する環境情報取得手段と、 無線回線を含む所定の通信網を介して前記ミキサ車管理
    センタに、少なくとも、前記位置情報、前記時刻情報、
    前記特定情報、前記検出信号及び前記環境情報を送信す
    る送信手段と、 を含むことを特徴とする通信端末装置。
JP2002155257A 2002-05-29 2002-05-29 ミキサ車管理支援システム及びこれに用いられる通信端末装置 Abandoned JP2003346295A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002155257A JP2003346295A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 ミキサ車管理支援システム及びこれに用いられる通信端末装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002155257A JP2003346295A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 ミキサ車管理支援システム及びこれに用いられる通信端末装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003346295A true JP2003346295A (ja) 2003-12-05

Family

ID=29771823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002155257A Abandoned JP2003346295A (ja) 2002-05-29 2002-05-29 ミキサ車管理支援システム及びこれに用いられる通信端末装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003346295A (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006240377A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Kayaba Ind Co Ltd ミキサ車およびミキサ車監視システム
JP2011109290A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Hitachi Plant Technologies Ltd 無線送受信装置及び移動体管理システム
CN102592437A (zh) * 2011-01-17 2012-07-18 新光国际航太科技股份有限公司 车辆调度系统与调度方法
JP2015072618A (ja) * 2013-10-03 2015-04-16 パシフィックシステム株式会社 アジテータ車の運行管理システム
JP2017027152A (ja) * 2015-07-16 2017-02-02 清水建設株式会社 生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムおよびコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システム
JP2017189966A (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 Kyb株式会社 ミキサ車及びミキサ車管理システム
WO2019172031A1 (ja) * 2018-03-08 2019-09-12 Kyb株式会社 ミキサ車の作業状態判定システム
JP2020095418A (ja) * 2018-12-11 2020-06-18 株式会社Bioism 塵芥収集業務管理システム及びその管理サーバ
CN111745821A (zh) * 2019-03-27 2020-10-09 青岛九合天下汽车科技有限公司 一种混凝土搅拌车智能控制系统
CN111823396A (zh) * 2019-04-23 2020-10-27 青岛九合天下汽车科技有限公司 一种全新搅拌车防超重电控系统
CN113298977A (zh) * 2021-05-11 2021-08-24 上海通立信息科技有限公司 基于图像识别技术的搅拌车监控系统及标定安装方法
CN113681724A (zh) * 2021-07-30 2021-11-23 三一专用汽车有限责任公司 搅拌车及控制方法、搅拌站及控制方法和对中控制系统
WO2024101637A1 (ko) * 2022-11-09 2024-05-16 인포뱅크 주식회사 자율주행 레미콘 차량의 운행 관제 방법 및 그를 수행하는 서버

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006240377A (ja) * 2005-03-01 2006-09-14 Kayaba Ind Co Ltd ミキサ車およびミキサ車監視システム
JP4608339B2 (ja) * 2005-03-01 2011-01-12 カヤバ工業株式会社 ミキサ車およびミキサ車監視システム
JP2011109290A (ja) * 2009-11-16 2011-06-02 Hitachi Plant Technologies Ltd 無線送受信装置及び移動体管理システム
CN102592437A (zh) * 2011-01-17 2012-07-18 新光国际航太科技股份有限公司 车辆调度系统与调度方法
JP2015072618A (ja) * 2013-10-03 2015-04-16 パシフィックシステム株式会社 アジテータ車の運行管理システム
JP2017027152A (ja) * 2015-07-16 2017-02-02 清水建設株式会社 生コンクリート運搬用車両の現場到着出発管理システムおよびコンクリート構造物のトレーサビリティ管理システム
JP2017189966A (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 Kyb株式会社 ミキサ車及びミキサ車管理システム
WO2017179626A1 (ja) * 2016-04-15 2017-10-19 Kyb株式会社 ミキサ車及びミキサ車管理システム
WO2019172031A1 (ja) * 2018-03-08 2019-09-12 Kyb株式会社 ミキサ車の作業状態判定システム
JP2019155983A (ja) * 2018-03-08 2019-09-19 Kyb株式会社 ミキサ車の作業状態判定システム
JP7029315B2 (ja) 2018-03-08 2022-03-03 Kyb株式会社 ミキサ車の作業状態判定システム
JP2020095418A (ja) * 2018-12-11 2020-06-18 株式会社Bioism 塵芥収集業務管理システム及びその管理サーバ
CN111745821A (zh) * 2019-03-27 2020-10-09 青岛九合天下汽车科技有限公司 一种混凝土搅拌车智能控制系统
CN111823396A (zh) * 2019-04-23 2020-10-27 青岛九合天下汽车科技有限公司 一种全新搅拌车防超重电控系统
CN113298977A (zh) * 2021-05-11 2021-08-24 上海通立信息科技有限公司 基于图像识别技术的搅拌车监控系统及标定安装方法
CN113681724A (zh) * 2021-07-30 2021-11-23 三一专用汽车有限责任公司 搅拌车及控制方法、搅拌站及控制方法和对中控制系统
WO2024101637A1 (ko) * 2022-11-09 2024-05-16 인포뱅크 주식회사 자율주행 레미콘 차량의 운행 관제 방법 및 그를 수행하는 서버

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003346295A (ja) ミキサ車管理支援システム及びこれに用いられる通信端末装置
CN102971775B (zh) 用于确定汽车附近的可停车的停车空间的方法和合适于此的汽车辅助系统
US20070069947A1 (en) Wireless vehicle-monitoring system operating on both terrestrial and satellite networks
US20060223516A1 (en) Remotely configurable mobile unit
US20090099766A1 (en) Map data update system
JP2002525728A (ja) 無線通信システムにおけるイベント自動検知のための方法及び装置
US20160124901A9 (en) Wireless vehicle-monitoring system
CN201266999Y (zh) 多功能车载信息交互系统
JP2004096973A (ja) データ取得システム
CN110225835B (zh) 信息显示装置、信息显示系统、信息输出方法以及控制程序
JP2000357296A (ja) 車両位置情報提供装置とその方法
US20230385049A1 (en) Systems and methods for safe over-the-air update of electronic control units in vehicles
JPH1131294A (ja) 集配管理システムおよび集配管理端末装置
JPH09325040A (ja) 車両用地図情報表示装置
JP2003016587A (ja) 運行情報提供システム
JP4173343B2 (ja) 情報端末装置および情報処理方法
JP2002230658A (ja) 情報提供体とモバイル情報サービスシステム
JP4308291B2 (ja) 情報端末装置
JP4692212B2 (ja) 車両用データ要否判定装置および車両用データ報知装置
EP4160393B1 (en) Systems and methods for safe firmware update of electronic control units in vehicles
JPH1062192A (ja) 車載ナビゲーションシステム
US11363431B2 (en) Wireless communication device, work vehicle and work vehicle wireless communication system
JP2005322999A (ja) 無線通信接続装置及び無線通信接続方法
JPH1062190A (ja) 車載ナビゲーションシステム
JP4575246B2 (ja) 親局制御運行支援及び管理方法、移動体の位置決め方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051206

A762 Written abandonment of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762

Effective date: 20060118