JP2003345450A - ペダル後退量抑制装置 - Google Patents

ペダル後退量抑制装置

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JP2003345450A JP2002154433A JP2002154433A JP2003345450A JP 2003345450 A JP2003345450 A JP 2003345450A JP 2002154433 A JP2002154433 A JP 2002154433A JP 2002154433 A JP2002154433 A JP 2002154433A JP 2003345450 A JP2003345450 A JP 2003345450A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ペダルの操作性に影響を及ぼすことがなく、
しかもペダル周りの設計上の自由度も高くできるペダル
後退量抑制装置の提供。 【解決手段】 ペダル22のピボットより下側に車体左
右方向側方に延出する受部材35を設けるとともに、ペ
ダル22の上方にて車体前部のピラー間を結ぶ横桁部材
16から下側に延出して受部材35の車体後部側に対向
する移動規制部材41を設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行車両のペダル
後退量抑制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両の前方衝突時にペダルが車体に対し
後退方向に移動し乗員側に移動するのを抑制する走行車
両のペダル後退量抑制装置として、例えば、特許第32
39790号公報に開示されたものがある。この公報に
開示された装置では、車両の前方衝突時に車体が変形し
ペダルが全体として車体後方に移動すると、車体前部の
ピラーとピラーとを結ぶ横桁部材から斜め下方に延出す
るステアリングサポートの下方延出部で、このペダルの
ピボットより下側の車体後方への移動を規制し、その結
果、ペダルをその踏面側が車体前方に移動するように回
動させて乗員室から車体前方に移動させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の場
合、ステアリングサポートの下方延出部で直接ペダルの
移動を規制することから、この下方延出部をペダルの真
正面に配置する必要があり、ペダルの操作性に影響を及
ぼす可能性があった。
【0004】また、上記のようにステアリングサポート
の下方延出部をペダルの真正面に配置することが必須に
なると、ペダル周りの部材をこのステアリングサポート
との干渉を回避する形状としなければならず、設計上の
制約が大きくなってしまうという問題もあった。
【0005】したがって、本発明は、ペダルの操作性に
影響を及ぼすことがなく、しかもペダル周りの設計上の
自由度も高くできるペダル後退量抑制装置の提供を目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載のペダル後退量抑制装置は、
ペダル(例えば実施の形態におけるペダル22)のピボ
ット(例えば実施の形態におけるピボット26)より下
側に車体左右方向側方に延出する受部材(例えば実施の
形態における受部材35)を設けるとともに、前記ペダ
ルの上方にて車体前部のピラー間を結ぶ横桁部材(例え
ば実施の形態における横桁部材16)から下側に延出し
て前記受部材の車体後部側に対向する移動規制部材(例
えば実施の形態における移動規制部材41)を設けてな
ることを特徴としている。
【0007】これにより、車両の前方衝突時に、車体前
部に設けられたパワーユニットが車体後方に移動するこ
と等によってペダルが押されて車体に対し後方に移動す
ると、ペダルから車体左右方向側方に延出して設けられ
た受部材が、ペダルとともに移動してその車体後部側に
対向していた移動規制部材に当接する。このとき、受部
材は、ピボットより下側に設けられているため、横桁部
材に設けられた移動規制部材で押されてペダルを車体前
方に回動させて乗員室から前方移動させる。このように
ペダルから車体左右方向側方に延出する受部材を設けて
いるため、この受部材の車体後部側に対向する移動規制
部材を、ペダルから車体左右方向側方にオフセットして
配置できることになる。また、移動規制部材をペダルか
ら車体左右方向側方にオフセットして配置できることか
ら移動規制部材の位置的な自由度が高くなり、ペダル周
りの部材との干渉を移動規制部材側で回避できる。加え
て、ペダルに車体左右方向における側方に延出する受部
材を設けているため、衝突の態様によってペダルが斜め
に移動することがあっても、受部材を移動規制部材に確
実に当接させることができる。
【0008】本発明の請求項2記載のペダル後退量抑制
装置は、請求項1記載のものに関して、前記移動規制部
材は、少なくとも一部が丸パイプまたは丸棒からなるこ
とを特徴としている。
【0009】このように、移動規制部材の少なくとも一
部が丸パイプまたは丸棒からなるため、周囲のハーネス
類に傷を付けたりすることを防止できる。
【0010】本発明の請求項3記載のペダル後退量抑制
装置は、請求項1または2記載のものに関して、前記受
部材は、前記ペダルに対し反対側が車体後側に突出して
いることを特徴としている。
【0011】これにより、受部材が車体後方に移動して
移動規制部材に当接すると、そのペダルに対し反対側が
車体後側に突出していることから、この突出部分が受部
材の移動規制部材からの外れを防止する。
【0012】本発明の請求項4記載のペダル後退量抑制
装置は、請求項1乃至3のいずれか一項記載のものに関
して、前記移動規制部材は、前記横桁部材から車体前方
に延出した後、下方に延出する逆L字状であることを特
徴としている。
【0013】このように、移動規制部材が、横桁部材か
ら車体前方に延出した後、下方に延出する逆L字状をな
しているため、横桁部材とペダルとの間に配置された部
材等との干渉を良好に回避できる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態のペダル後退
量抑制装置を図面を参照して以下に説明する。図1にお
いて、符号10は、図示せぬパワーユニット等が配置さ
れる車体前部側(図1における左側)の機関室、符号1
1は、機関室10の車体後側(図1における右側)にあ
って乗員を収容する乗員室、符号12は、機関室10と
乗員室11とを下部側で区画するダッシュロアパネル、
符号13は、ダッシュロアパネル12の上部に連結され
るとともに機関室10と乗員室11とを上部側で区画す
るダッシュアッパパネルである。また、図1において、
符号14は、ダッシュアッパパネル13の車体後側に配
置されたインストルメントパネル、符号15はダッシュ
ロアパネル12の車体後側に配置されたフロアパネルで
ある。
【0015】インストルメントパネル14とダッシュア
ッパパネル13との間には、鋼材等からなるとともに車
体前部の図示せぬピラー間を結ぶ構造部材であるパイプ
状の横桁部材16が配置されている。この横桁部材16
には図示せぬステアリングが保持される。
【0016】また、インストルメントパネル14とダッ
シュロアパネル12との間には、図1および図2に示す
ように、横桁部材16の下側かつ車体前側にフューズボ
ックス17が配置されており、このフューズボックス1
7は横桁部材16から延びる複数の支持部材20で支持
されている。このフューズボックス17には、その前面
から車体前方に突出し車体後方に向くように湾曲して図
示せぬメインキー(イグニッションキー)に接続される
メインハーネス18、その前面から車体前方に突出し車
体後方に向くように湾曲して図示せぬドアまで延出する
ドア用ハーネス19等を含む複数のハーネス(便宜上メ
インハーネス18およびドア用ハーネス19のみ図示)
が設けられている。
【0017】そして、フューズボックス17よりも下側
かつ車体前側には、ペダルアッセンブリ21が設けられ
ており、このペダルアッセンブリ21は、具体的にはダ
ッシュロアパネル12の乗員室11側に取り付けられて
いる。
【0018】ペダルアッセンブリ21は、図3および図
4にも示すように、ペダル22と、このペダル22の車
体左右方向両側に配置されてこのペダル22を車体左右
方向に沿う軸線周りに回動可能に支持する一対の支持ブ
ラケット23と、これら支持ブラケット23に跨るよう
に取り付けられるストッパ部材24とを有している。
【0019】ペダル22は、具体的にはクラッチペダル
であり、中間部が屈曲されるとともに、一端側には、車
体左右方向に軸線を配して支持ブラケット23に連結さ
れるピボット26が、他端側には、運転者により踏み込
み操作される踏面部27が、それぞれ設けられている。
このペダル22は、ピボット26が上側に踏面部27が
下側に配置され、しかも踏面部27が乗員側に配置され
た状態で一対の支持ブラケット23に支持される。な
お、ペダル22にはその回動を伝達することによって作
動装置具体的にはクラッチシリンダを作動させるプッシ
ュロッドやペダルを一方向に付勢するリターンスプリン
グ等が設けられることになるが図示の便宜上詳細は省略
する。
【0020】一対の支持ブラケット23は、それぞれ、
ペダル22のピボット26をその軸線に直交する状態で
支持する支持板部30と、支持板部30に直交する取付
板部31とを有しており、取付板部31においてダッシ
ュロアパネル12の乗員室側すなわち車体後側に取り付
けられる。
【0021】ストッパ部材24は、支持板部30の取付
板部31に対し反対側に、一対の支持板部30に跨るよ
うに取り付けられており、ペダル22に対し車体左右方
向側方具体的には左方に位置をずらしてストッパ33を
有している。このストッパ33は、車体後側が上側に位
置するとともに車体前側が下側に位置するように傾斜し
ており、ネジ式で前方かつ下方への突出量が調節可能と
されている。
【0022】そして、本実施形態において、ペダル22
には、そのピボット26より下側に車体左右方向側方具
体的には左方に延出する受部材35が固定されている。
具体的にこの受部材35は、ペダル22から車体左右方
向側方具体的には左方に延出しストッパ部材24のスト
ッパ33の車体前側に対向するストッパ受部36と、こ
のストッパ受部36のペダル22に対し反対側からさら
にペダル22に対し車体左右方向反対側かつ車体前側に
斜めに突出する前側突出部37と、この前側突出部37
のペダル22に対し反対側からさらにペダル22に対し
車体左右方向反対側に延出する主受部38と、主受部3
8のペダル22に対し反対側からさらにペダル22に対
し車体左右方向反対側かつ車体後側に斜めに突出する後
側突出部39とを有している。上記により、受部材35
は、その前側突出部37、主受部38および後側延出部
39が、車体前側に凹む凹形状をなしている。なお、主
受部38は、下側ほど若干後側に位置するように傾斜し
ている。
【0023】なお、ペダル22は、図示せぬリターンス
プリングの付勢力で受部材35のストッパ受部36をス
トッパ部材24のストッパ33に当接させることにな
り、この状態で最も乗員側に位置する。そして、通常
は、この位置から踏面部27が運転者によって踏み込ま
れることでピボット26を中心に車体前方に回動する。
【0024】また、本実施形態においては、図1に示す
ように、ペダル22の上方にて車体前部のピラー間を結
ぶ上記した横桁部材16から下側に延出して受部材35
の車体後部側に対向する移動規制部材41が設けられて
いる。
【0025】この移動規制部材41は、横桁部材16の
車体前側に固定される固定ブラケット42と、この固定
ブラケット42に固定されることにより、この固定ブラ
ケット42から車体前方に延出した後、下方に延出する
移動規制部材本体43とを有している。
【0026】固定ブラケット42は、例えば鋼材からな
るもので、横桁部材16の上部から前部にかけて固定さ
れる上部固定片部45と、横桁部材16の下部から前部
にかけて固定される下部固定片部46と、これら上部固
定片部45と下部固定片部46との合流部分から車体前
方に延出する円筒状の固定部47とを有している。
【0027】移動規制部材本体43は、丸パイプまたは
丸棒が屈曲されてなるもので、固定ブラケット42の固
定部47に嵌合固定されるとともに固定された状態で車
体前方に延出する前方延出部49と、この前方延出部4
9の固定部47に対し反対側から若干前側に傾斜しつつ
下方に延出する中間延出部50と、この中間延出部50
の前方延出部49に対し反対側から若干後側に傾斜しつ
つ下方に延出する傾斜延出部51とを有する逆L字状を
なしている。
【0028】なお、ペダル22が、ストッパ受部36を
ストッパ部材24のストッパ33に当接させた状態にお
いて、移動規制部材41はその傾斜延出部51がペダル
22に固定された受部材35の主受部38よりも車体後
部側に位置し、主受部38の車体後部側に対向すること
になり、このとき、傾斜延出部51は下側ほど若干後側
に位置するように傾斜している。一方、主受部38も下
側ほど若干後側に位置するように傾斜していて、これら
傾斜延出部51および主受部38は互いにほぼ平行をな
して若干離間した状態となる。
【0029】また、移動規制部材41は、その基端側が
車体前方に延出することで、横桁部材16の下方かつ前
方であって、横桁部材16とペダル22との間に設けら
れたフューズボックス17を超えてから下方すなわちペ
ダル22側に延出する。
【0030】上記した受部材35および移動規制部材4
1が本実施形態のペダル後退量抑制装置53を構成して
いる。
【0031】以上に述べた本実施形態のペダル後退量抑
制装置53では、通常時は、ペダル22に一体的に設け
られた受部材35がペダル22の回動の全範囲において
移動規制部材41よりも車体前側に離間しており、ペダ
ル22の操作には何ら影響を及ぼすことはない。
【0032】一方、車両の前方衝突時に、車体前部の機
関室10に設けられたパワーユニットが車体後方に移動
すること等によってダッシュロアパネル12を介してペ
ダルアッセンブリ21が押されて車体に対し後方に移動
すると、その途中、ペダル22から車体左右方向側方に
延出して設けられた受部材35が、図5に示すように、
ペダル22とともに移動してその車体後部側に対向して
いた移動規制部材41に主受部38において当接する。
そして、支持ブラケット23とともにピボット26がさ
らに後方に移動すると、受部材35は、ピボット26よ
り下側に設けられていることから、横桁部材16に固定
され基本的には車体後方に移動しない移動規制部材41
で移動が規制されてペダル22を図5に二点鎖線で示す
状態から実線で示す状態へとピボット26を中心に車体
前方に回動させる。すなわちペダル22の踏面部27側
を乗員室11内において車体前方に移動させる。
【0033】以上に述べた本実施形態のペダル後退量抑
制装置53によれば、ペダル22から車体左右方向側方
に延出する受部材35を設けているため、この受部材3
5の車体後部側に対向する移動規制部材41を、ペダル
22から車体左右方向側方にオフセットして配置できる
ことになる。したがって、移動規制部材41をペダル2
2の正面位置から側方にオフセットして配置できるた
め、ペダル22の操作性に影響を及ぼすことがなくな
る。
【0034】また、移動規制部材41を、ペダル22か
ら車体左右方向側方にオフセットして配置できることか
ら、移動規制部材41の位置的な自由度が高くなり、ペ
ダル周りの部材との干渉を移動規制部材41側で容易に
回避できる。したがって、ペダル周りの設計上の自由度
を高くできる。その結果、例えば、横桁部材16とペダ
ル22との車体前後方向の距離を詰めることができ、車
体のコンパクト化を図ることができる。
【0035】加えて、ペダル22に左右方向に長い受部
材35を設けているため、衝突の態様によってペダル2
2が斜めに移動することがあっても、受部材35を移動
規制部材41に確実に当接させることができる。
【0036】さらに、移動規制部材41の移動規制部材
本体43が丸パイプまたは丸棒からなるため、その周囲
に配置されるメインハーネス18およびドア用ハーネス
19等のハーネス類に傷を付けたりすることがない。し
たがって、ハーネス類の信頼性を向上させることができ
る。
【0037】加えて、受部材35の主受部38のペダル
22側の前側突出部37とペダル22に対し反対側の後
側突出部39とが車体後側に突出していることから、受
部材35が車体後方に移動して主受部38において移動
規制部材41に当接した後に移動規制部材41から側方
に外れようとしても、移動規制部材41が前側突出部3
7および後側突出部39の対応する一方に当接すること
になってこの外れを防止する。したがって、確実にペダ
ル22を車体前方に移動させることができる。
【0038】しかも、移動規制部材41が、横桁部材1
6から車体前方に延出した後、下方に延出する逆L字状
をなしているため、横桁部材16とペダル22との間に
配置されたフューズボックス17等の多数の部材との干
渉を良好に回避できる。
【0039】なお、以上においては、ペダル22として
クラッチペダルを車体前方に移動させるペダル後退量抑
制装置を例にとり説明したが、上記ペダル22をクラッ
チペダルではなくブレーキペダルに換えれば、ブレーキ
ペダル用のペダル後退量抑制装置とすることができる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載のペダル後退量抑制装置によれば、ペダルから車体
左右方向側方に延出する受部材を設けているため、この
受部材の車体後部側に対向する移動規制部材を、ペダル
から車体左右方向側方にオフセットして配置できること
になる。したがって、移動規制部材をペダルの正面位置
から側方にオフセットして配置できるため、ペダルの操
作性に影響を及ぼすことがなくなる。
【0041】また、移動規制部材を、ペダルから車体左
右方向側方にオフセットして配置できることから、移動
規制部材の位置的な自由度が高くなり、ペダル周りの部
材との干渉を移動規制部材側で回避できる。したがっ
て、ペダル周りの設計上の自由度を高くできる。その結
果、例えば、横桁部材とペダルとの車体前後方向の距離
を詰めることができ、車体のコンパクト化を図ることが
できる。
【0042】加えて、ペダルに車体左右方向における側
方に延出する受部材を設けているため、衝突の態様によ
ってペダルが斜めに移動することがあっても、受部材を
移動規制部材に確実に当接させることができる。
【0043】本発明の請求項2記載のペダル後退量抑制
装置によれば、移動規制部材の少なくとも一部が丸パイ
プまたは丸棒からなるため、周囲のハーネス類に傷を付
けたりすることがない。したがって、ハーネス類の信頼
性を向上させることができる。
【0044】本発明の請求項3記載のペダル後退量抑制
装置によれば、受部材が車体後方に移動して移動規制部
材に当接すると、そのペダルに対し反対側が車体後側に
突出していることから、この突出部分が受部材の移動規
制部材からの外れを防止する。したがって、確実にペダ
ルを車体前方に移動させることができる。
【0045】本発明の請求項4記載のペダル後退量抑制
装置によれば、移動規制部材が、横桁部材から車体前方
に延出した後、下方に延出する逆L字状をなしているた
め、横桁部材とペダルとの間に配置された部材等との干
渉を良好に回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のペダル後退量抑制装置
およびその近傍の車体構成を示す側断面図である。
【図2】 本発明の一実施形態のペダル後退量抑制装置
およびその近傍の車体構成を示す正面図である。
【図3】 本発明の一実施形態のペダル後退量抑制装置
を含むペダルアッセンブリを示す斜視図である。
【図4】 本発明の一実施形態のペダル後退量抑制装置
を含むペダルアッセンブリを示す平面図である。
【図5】 本発明の一実施形態のペダル後退量抑制装置
の作動状態を示す側断面図である。
【符号の説明】
16 横桁部材 22 ペダル 26 ピボット 35 受部材 41 移動規制部材 53 ペダル後退量抑制装置
フロントページの続き (72)発明者 藤田 三男 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 3D003 AA05 BB01 CA05 CA09 DA08 3D036 AA00 EA01 EC09 3J070 AA32 BA10 CB02 CD22 DA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ペダルのピボットより下側に車体左右方
    向側方に延出する受部材を設けるとともに、前記ペダル
    の上方にて車体前部のピラー間を結ぶ横桁部材から下側
    に延出して前記受部材の車体後部側に対向する移動規制
    部材を設けてなることを特徴とするペダル後退量抑制装
    置。
  2. 【請求項2】 前記移動規制部材は、少なくとも一部が
    丸パイプまたは丸棒からなることを特徴とする請求項1
    記載のペダル後退量抑制装置。
  3. 【請求項3】 前記受部材は、前記ペダルに対し反対側
    が車体後側に突出していることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のペダル後退量抑制装置。
  4. 【請求項4】 前記移動規制部材は、前記横桁部材から
    車体前方に延出した後、下方に延出する逆L字状である
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の
    ペダル後退量抑制装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017087933A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 マツダ株式会社 緊急通報装置の配線構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017087933A (ja) * 2015-11-09 2017-05-25 マツダ株式会社 緊急通報装置の配線構造

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