JP2003344790A - 画素クロック生成装置、レーザ走査装置、及び画像形成装置 - Google Patents

画素クロック生成装置、レーザ走査装置、及び画像形成装置

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JP2003344790A
JP2003344790A JP2002152028A JP2002152028A JP2003344790A JP 2003344790 A JP2003344790 A JP 2003344790A JP 2002152028 A JP2002152028 A JP 2002152028A JP 2002152028 A JP2002152028 A JP 2002152028A JP 2003344790 A JP2003344790 A JP 2003344790A
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pixel clock
phase data
generation device
control signal
clock generation
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JP2002152028A
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English (en)
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Yasuhiro Nihei
靖厚 二瓶
Masaaki Ishida
雅章 石田
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡素な構成で高精度に画素クロックの位相制
御を可能とする画素クロック生成装置及びこの画素クロ
ック生成装置を搭載したレーザ走査装置、及び画像形成
装置を提供する。 【解決手段】 遷移検出回路122で画素クロック(P
CLK)の遷移のタイミングを検出し、このタイミング
と外部から入力された位相データとに基づいて画素クロ
ック(PCLK)の状態遷移を制御するための制御信号
a,bを制御信号生成回路123で生成する。画素クロ
ック(PCLK)制御回路124は、この制御信号a,
bと高周波クロック(VCLK)とに基づいて画素クロ
ック(PCLK)の状態を遷移させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画素クロック生成
装置、レーザ走査装置、及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタ、デジタル複合機等の画
像形成装置の一般的構成を図21に示す。図21におい
て、半導体レーザユニット1009から出力されたレー
ザ光は、回転するポリゴンミラー1003によりスキャ
ンされ、走査レンズ1002を介して被走査媒体である
感光体1001上に照射される。照射されたレーザ光は
感光体1001上で光スポットを形成し、これにより感
光体1001上に静電潜像が形成される。また、ポリゴ
ンミラー1003は1ラインの走査が終わる毎にレーザ
光をフォトディテクタ1004に照射する。フォトディ
テクタ1004はレーザ光が照射されると、これを電気
信号に変換し、この電気信号を位相同期回路1006に
入力する。位相同期回路1006は電気信号が入力され
ると、次の1ライン分の画像クロック(画素クロックと
も云う)を生成する。また、位相同期回路1006に
は、クロック生成回路1005から高周波クロック信号
が入力されており、上記の電気信号と高周波クロックと
に基づいて位相同期が図られた画像クロックが生成され
る。
【0003】生成された画像クロックは、画像処理ユニ
ット1007とレーザ駆動回路1008とに供給され
る。画像処理ユニット1007は画像クロックに従って
画像データをレーザ駆動回路1008に入力し、また、
レーザ駆動回路1008は、画像クロックに基づいて半
導体レーザユニット1009を駆動する。これにより、
入力された画像データの静電潜像が感光体1001上に
形成される。
【0004】このように、図21に示す画像形成装置で
は、1ライン毎に位相が設定された画像クロックに従
い、半導体レーザユニット1009における半導体レー
ザの発光時間をコントロールすることで、感光体100
1上の静電潜像がコントロールされる構成となってい
る。
【0005】このような構成における走査光学系では、
ポリゴンスキャナ等の回動する偏向器が用いられてい
る。しかしながら、回動する偏光器を用いた構成では、
この偏光器における偏向反射面と回転軸との距離にばら
つきが存在し、これにより被走査面上を走査する光スポ
ット(走査ビーム)の走査速度にムラが生じるという問
題が存在する。この走査速度ムラは画像に揺らぎを生じ
させ、画像品質劣化の要因となる。従って、高品位の画
質を要求する場合では走査ムラの補正を行う必要があ
る。
【0006】さらに、光源としてマルチビーム光学系を
用いた場合、各発光源の発振波長に差があると露光位置
ずれが発生し、各発光原に対応する光スポットの被走査
媒体上での走査幅に差が生じてしまう。このため、走査
幅の補正を行う必要がある。
【0007】上記補正を行うための技術としては、例え
ば、特開平11−167081号公報や特開2001−
228415号公報に開示されているような、画像クロ
ックの周波数を変化させることで、走査線に沿って光ス
ポット位置を制御する方法が知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た、画像クロックの周波数を変化させる従来技術(これ
を周波数変調方式という)では、画像クロック制御部の
構成が複雑となる。また、この複雑さは、周波数変調幅
が微小になるにつれて増大するものである。このため、
従来技術による周波数変調方式では、きめ細かな制御が
出来ないという問題が存在した。
【0009】本発明は係る問題に鑑みてなされたもので
あり、簡素な構成で高精度に画素クロックの位相制御を
可能とする画素クロック生成装置を提供することを目的
とする。
【0010】更に、本発明は、上記の画素クロック生成
装置を搭載したレーザ走査装置、及び画像形成装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】係る目的を達成するため
に、本発明による画素クロック生成装置は、高周波クロ
ックを生成する高周波クロック生成手段と、画素クロッ
クの状態遷移を検出し、検出したタイミングで検出信号
を出力するする検出手段と、前記検出信号と画素クロッ
クの遷移タイミングを指示する位相データとに基づいて
制御信号を生成する制御信号生成手段と、前記制御信号
に基づいて画素クロックの状態を遷移させる画素クロッ
ク制御手段と、を有することを特徴としている。
【0012】これにより、本発明では、簡素な構成で高
精度に画素クロックの位相制御を可能とする画素クロッ
ク生成装置を提供できる。
【0013】更に、本発明は、上記の画素クロック生成
装置において、前記検出信号が、前記高周波クロックの
1クロック幅であることも有効である。
【0014】これにより、本発明では、簡素な構成で高
精度に画素クロックの位相制御が可能な画素クロック生
成装置において、検出信号を高周波クロック基づいて容
易に生成することが可能となる。
【0015】更に、本発明は、上記の画素クロック生成
装置において、前記制御信号生成手段が、シフトレジス
タとマルチプレクサとより構成されることも有効であ
る。
【0016】これにより、本発明では、比較的簡素で利
便性の高いシフトレジスタとマルチプレクサとを用い
て、簡素な構成で高精度に画素クロックの位相制御を可
能とする画素クロック生成装置を提供できる。
【0017】更に、本発明は、上記の画素クロック生成
装置において、前記制御信号生成手段が、前記検出信号
が前記高周波クロックに基づいて第1の所定数のクロッ
ク幅遅らされた第1の制御信号を出力する第1の制御信
号出力手段と、前記検出信号が前記高周波クロックに基
づいて第2の所定数のクロック幅遅らされた第2の制御
信号を前記位相データに基づいて出力する第2の制御信
号出力手段と、を含んで構成されることも有効である。
【0018】これにより、本発明では、画素クロックの
状態遷移を2つの制御信号に基づいて行えるため、簡素
な構成で高精度に画素クロックの位相制御を可能とする
画素クロック生成装置を提供できる。
【0019】更に、本発明は、上記の画素クロック生成
装置において、前記第1の制御信号生成手段が、前記第
1の所定数段の第1のシフトレジスタより構成され、前
記第2の制御信号生成手段が、第2の所定数段の第2の
シフトレジスタと、該第2のシフトレジスタの前記第2
の所定数段から出力された信号を前記位相データに基づ
いて選択して前記第2の制御信号として出力するマルチ
プレクサと、より構成されることも有効である。
【0020】これにより、本発明では、画素クロックの
状態遷移を制御するための2つの制御信号を、比較的簡
素で利便性の高いシフトレジスタとマルチプレクサとを
用いて生成することが可能となるため、簡素な構成で高
精度に画素クロックの位相制御を可能とする画素クロッ
ク生成装置を提供できる。
【0021】更に、本発明は、上記の画素クロック生成
装置において、前記第2のシフトレジスタが、前記第1
のシフトレジスタを含んで成ることも有効である。
【0022】これにより、本発明では、画素クロックの
状態遷移を制御するための2つの制御信号を生成する構
成を単一のシフトレジスタで構成することが可能となる
ため、簡素な構成で高精度に画素クロックの位相制御を
可能とする画素クロック生成装置の規模を縮小すること
が可能となる。
【0023】更に、本発明は、上記の画素クロック生成
装置において、前記画素クロック制御手段が、JK−F
Fを含んで成ることも有効である。
【0024】これにより、本発明では、比較的簡素で利
便性の高いJK−FFを用いて構成することが可能とな
るため、簡素な構成で高精度に画素クロックの位相制御
を可能とする画素クロック生成装置を提供できる。
【0025】更に、本発明は、上記の画素クロック生成
装置において、前記画素クロック制御手段が、同期リセ
ットセット付きD−FFを含んで成ることも有効であ
る。
【0026】これにより、本発明では、比較的簡素で利
便性の高い同期リセットセット付きD−FFを用いて構
成することが可能となるため、簡素な構成で高精度に画
素クロックの位相制御を可能とする画素クロック生成装
置を提供できる。
【0027】更に、本発明は、上記の画素クロック生成
装置において、前記位相データをデコードする位相デー
タデコード手段を有し、前記制御信号生成手段が、前記
位相データデコード手段でデコードされた位相データに
基づいて前記画素クロックの状態を遷移させることも有
効である。
【0028】これにより、本発明では、画素クロック生
成装置外部での位相データを内部での位相データへ変換
する構成を有することで、外部において位相シフト量に
対応する位相データを任意に割り当てることができるた
め、外部の制御装置等で処理し易い位相データを適用す
ること可能となる。
【0029】更に、本発明は、上記の画素クロック生成
装置において、1つ以上の位相データを記憶し、記憶し
ている前記位相データを前記画素クロックに同期して順
次出力する位相データ記憶手段を有し、前記制御信号生
成手段が、前記位相データ記憶手段から出力された位相
データに基づいて前記画素クロックの状態を遷移させる
ことも有効である。
【0030】これにより、本発明では、位相データを予
め記憶しておく構成を有することで、同一のデータを複
数回使用することが可能となるため、外部における制御
回路等にかける負荷を軽減することが可能となる。
【0031】更に、本発明は、上記の画素クロック生成
装置において、1つ以上の位相データを記憶し、記憶し
ている該位相データを前記画素クロックに同期して順次
出力する位相データ記憶手段と、該位相データ記憶手段
から出力された位相データをデコードする位相データデ
コード手段と、を有し、前記制御信号生成手段が、前記
位相データデコード手段でデコードされた位相データに
基づいて前記画素クロックの状態を遷移させることも有
効である。
【0032】これにより、本発明では、位相データを記
憶しておく構成と画素クロック生成装置外部での位相デ
ータを内部での位相データへ変換する構成とを有するこ
とで、同一のデータを複数回使用することが可能となる
ため、外部における制御回路等にかける負荷を軽減する
ことが可能となり、更に、外部において位相シフト量に
対応する位相データを任意に割り当てることができるた
め、外部の制御装置等で処理し易い位相データを適用す
ること可能となる。
【0033】更に、本発明は、上記の画素クロック生成
装置において、1つ以上の第1の位相データを記憶し、
記憶している該第1の位相データを前記画素クロックに
同期して順次出力する位相データ記憶手段と、前記位相
データ記憶手段から出力された第1の位相データと第2
の位相データとを合成して第3の位相データを作成する
位相データ合成手段と、を有し、前記制御信号生成手段
が、前記位相データ合成手段で作成された第3の位相デ
ータに基づいて前記画素クロックの状態を遷移させるこ
とも有効である。
【0034】これにより、本発明では、固定された補正
を行うための位相データと任意の補正を行うための位相
データとを合成する構成を有することで、固定された補
正と任意の補正とに同時に対応することが可能となる。
【0035】更に、本発明は、上記の画素クロック生成
装置において、前記位相データ合成手段から出力される
前記第3の位相データをデコードする位相データデコー
ド手段を有し、前記制御信号生成手段が、前記位相デー
タデコード手段でデコードされた第3の位相データに基
づいて前記画素クロックの状態を遷移させることも有効
である。
【0036】これにより、本発明では、固定された補正
を行うための位相データと任意の補正を行うための位相
データとを合成する構成と画素クロック生成装置外部で
の位相データを内部での位相データへ変換する構成とを
有することで、固定された補正と任意の補正とに同時に
対応することが可能となり、更に、外部において位相シ
フト量に対応する位相データを任意に割り当てることが
できるため、外部の制御装置等で処理し易い位相データ
を適用すること可能となる。
【0037】更に、本発明は、上記の画素クロック生成
装置において、前記位相データ記憶手段が、予め1ライ
ン分の前記位相データを記憶し、ラインを走査する度に
前記画素クロックに同期して前記位相データを順次出力
することも有効である。
【0038】これにより、本発明では、例えば走査レン
ズの特性により生じる走査ムラを補正するような、ライ
ン毎に常に同じ補正を行う場合の外部における制御回路
等にかける負荷を軽減することが可能となる。
【0039】更に、本発明は、上記の画素クロック生成
装置において、前記位相データ記憶手段が、予め1ライ
ン分の前記第1の位相データを記憶し、ラインを走査す
る度に前記画素クロックに同期して前記第1の位相デー
タを順次出力し、前記位相データ合成手段が、ライン毎
に与えられる前記第2の位相データと、ラインを走査す
る度に前記位相データ記憶手段から順次出力される前記
第1の位相データとを合成して前記第3の位相データを
作成することも有効である。
【0040】これにより、本発明では、例えば走査レン
ズの特性により生じる走査ムラを補正するような、ライ
ン毎に常に同じ補正を行う場合の外部における制御回路
等にかける負荷を軽減する際に、同時に、ポリゴンミラ
ーの回転ムラのような、ライン毎に変化する補正にも同
時に対応することが可能となる。
【0041】また、本発明は、画素クロックに基づいて
光源を駆動することで被走査媒体を走査するための光束
を出力するレーザ走査装置であって、前記光束を出力す
る光源と、該光源を駆動する駆動部と、上記の画素クロ
ック生成装置と、を有し、前記駆動部が、前記画素クロ
ック生成装置から出力された前記画素クロックに基づい
て前記光源を駆動することを特徴としている。
【0042】これにより、本発明では、上記のような効
果を奏する画素クロック生成装置が組み込まれたレーザ
走査装置を提供することが可能となる。
【0043】また、本発明は、画素クロックに基づいて
複数の光源を駆動することで被走査媒体を走査するため
の複数の光束を出力するレーザ走査装置であって、前記
複数の光束を出力する複数の光源と、該複数の光源を駆
動する駆動部と、請求項1乃至15の何れか1項に記載
の前記画素クロック生成装置と、を有し、前記駆動部
は、前記画素クロック生成装置から出力された前記画素
クロックに基づいて前記複数の光源を駆動することを特
徴としている。
【0044】これにより、本発明では、上記のような効
果を奏する画素クロック生成装置が組み込まれたマルチ
ビーム光学系のレーザ走査装置を提供することが可能と
なる。
【0045】更に、本発明は、上記のレーザ走査装置に
おいて、前記複数の光源が、所定の回転軸を中心として
対象且つ回転可能に設けられ、前記各光軸が、前記偏向
器の反射面において交差するように、前記所定の回転軸
に対して所定角度を有することも有効である。
【0046】これにより、本発明では、一度に複数のラ
インを走査できるレーザ走査装置を提供することが可能
となる。
【0047】また、本発明は、画素クロックに基づいて
1つ又は複数の光源を駆動して被走査媒体上に画像を形
成する画像形成装置であって、上記のレーザ走査装置を
具備することを特徴としている。
【0048】これにより、本発明では、上記のレーザ走
査装置を搭載した画像形成装置を提供することが可能と
なる。
【0049】更に、本発明は、上記の画像形成装置にお
いて、前記複数の光源毎の位相データを保持する位相デ
ータ保持手段を有し、前記画素クロック生成装置が、前
記複数の光源毎の位相データに基づいて該複数の光源毎
に画素クロックを生成し、前記駆動部が、前記複数の光
源毎に生成された前記画素クロックに基づいて前記複数
の光源を駆動することも有効である。
【0050】これにより、本発明は、一度に複数のライ
ンを走査することで画像を形成する画像形成装置を提供
することが可能となる。
【0051】
【発明の実施の形態】〔原理〕本発明を説明するにあた
り、本発明の原理について先に触れる。
【0052】本発明は、上述したように、簡素な構成で
高精度に画素クロックの位相制御を行うためのものであ
る。そこで本発明は、画素クロック(PCLK)の遷移
を検出し、これと画素クロック(PCLK)の位相のシ
フト量を指示する位相データとに基づいて、画素クロッ
ク(PCLK)の遷移を制御する制御信号を生成する。
更に、この制御信号に基づいて画素クロック(PCL
K)の状態を遷移させる構成とする。
【0053】これを実現するために、本発明では例え
ば、画素クロック(PCLK)の遷移のタイミングで出
力された検出信号を複数段の出力を有するシフトレジス
タでシフトさせ、この複数段の出力の中から何れかをマ
ルチプレクサで選択して出力する。尚、マルチプレクサ
は位相データに基づいた選択を行う。
【0054】このような構成とすることで、本発明では
画素クロック生成装置の構成を簡素なものとすることが
可能となる。
【0055】また、上記のような手順を高周波クロック
(VCLK)に基づいて実行することで、より高精度に
画素クロック(PCLK)の位相を制御することが可能
となる。
【0056】以下、本発明を好適に実施した形態につい
て図面を用いて詳細に説明する。
【0057】〔第1の実施例〕まず、本発明の第1の実
施例について以下に説明する。図1に本発明による画像
形成装置100のの全体構成を示す。
【0058】・第1の実施例の構成 図1を参照すると、画像形成装置100は、レーザ駆動
部150で駆動されることで任意時間幅のレーザ光を出
力する半導体レーザ101を有している。また、半導体
レーザ101から出力されたレーザ光は、コリメータレ
ンズ102及びシリンダレンズ103を介することで整
形され、その後、ポリゴンミラー104に入射すること
で、周期性をもって感光体105上を走査するように反
射される。また、反射されたレーザ光は、感光体105
に照射される前にfθレンズ106及びミラー109及
びトロイダルレンズ107を介することで光軸が曲げら
れる。
【0059】このように光軸が曲げられたレーザ光は、
感光体105に照射され、光スポットを形成する。これ
により感光体105上には、半導体レーザ101の出力
に応じた画像(静電潜像)が形成される。
【0060】また、ミラー109の両端には、それぞれ
フォトディテクタ108a,108bが設けられてお
り、走査の開始と終了とが検出されるように構成されて
いる。即ち、ポリゴンミラー104により所定方向へ反
射するレーザ光は、感光体105を1ライン走査する前
に開始側のフォトディテクタ108aに入射され、走査
後にフォトディテクタ108bに入射される。また、フ
ォトディテクタ108a,108bは、入射されたレー
ザ光を電気信号(第1/第2水平同期信号)に変換し
て、これをドット位置ずれ検出・制御部110に入力す
る。このようにドット位置ずれ検出・制御部110に
は、1ライン毎の走査開始のタイミングと走査終了のタ
イミングとが入力される。また、フォトディテクタ10
8aから出力される第1の水平同期信号は、ライン同期
信号として画像処理部130にも入力される。
【0061】ドット位置ずれ検出・制御部110では、
フォトディテクタ108aと108bとから入力される
2つの電気信号の時間間隔が測定され、この測定値に基
づいて1ライン毎に走査時間のずれ量が求められる。こ
の方法としては、例えば測定された時間間隔を予め設定
しておいた基準の時間と比較する等の方法を採用するこ
とができる。
【0062】また、ドット位置ずれ検出・制御部110
は、求めたずれ量を補正するための位相データを生成す
る。ここで、位相データとは、走査レンズ等よりなる光
学系の特性により生じる走査ムラを補正したり、ポリゴ
ンミラー104の回転ムラによるドット位置ずれを補正
したり、レーザ光の色収差によって生じるドット位置ず
れを補正するためのものであり、画素クロックの位相の
シフト量の指示が示されている。また、生成された位相
データは画素クロック生成部120に入力される。
【0063】画素クロック生成部120では、入力され
た位相データに基づいて半導体レーザ101を駆動する
際のタイミングとなる画素クロック(PCLK)を生成
する。この構成については、以下において図面を用いて
詳細に説明する。また、生成された画素クロック(PC
LK)は画像処理部130及びレーザ駆動データ生成部
140に与えられる。
【0064】画像処理部130は、画素クロック(PC
LK)を基準に画像データを生成し、これをレーザ駆動
データ生成部140に入力する。レーザ駆動データ生成
部140は、入力された画像データから画素クロック
(PCLK)を基準にしてレーザ駆動データ(変調デー
タ)を生成し、これをレーザ駆動部150に入力する、
レーザ駆動部150は、入力されたレーザ駆動データに
従って半導体レーザ101を駆動する。これにより、感
光体105には、走査幅揺らぎの解消された画像が形成
される。
【0065】・・画素クロック生成部120 次に、上記した画像形成装置100における画素クロッ
ク生成部120の詳細について、図面を用いて詳細に説
明する。図2は、本実施例による画素クロック生成部1
20の構成を示すブロック図である。
【0066】図2を参照すると、画素クロック生成部1
20は、高周波クロック生成回路121,遷移検出回路
122,制御信号生成回路123,及び画素クロック制
御回路124からなる。
【0067】上記構成において、高周波クロック生成回
路121は画素クロック(PCLK)の基準信号である
高周波クロック(VCLK)を生成し、これを遷移検出
回路122と制御信号生成回路123と画素クロック制
御回路124とへ供給する。遷移検出回路122は画素
クロック制御回路124からフィードバックされた画素
クロック(PCLK)の立ち上がり又は立ち下がりを検
出し、高周波クロック(VCLK)の1クロック幅のパ
ルス信号を出力する。制御信号生成回路123は遷移検
出回路122の出力信号とドット位置ずれ検出・制御部
110(図1参照)から与えられる位相データとに基づ
き、制御信号a,制御信号bを出力する。画素クロック
制御回路124は制御信号a、制御信号bに基づき遷移
タイミングが制御された画素クロック(PCLK)を出
力する。
【0068】・・・制御信号生成回路123 ここで、図3を用いて図2における制御信号生成回路1
23の回路構成を説明する。図3を参照すると、制御信
号生成回路123は、複数段(図3では例としてFF0
〜FF9の10段)のフリップフロップ(以下、FFと
略す)で構成されたシフトレジスタ1231と、シフト
レジスタ1231における何れかのFFから出力された
信号を選択的に出力するマルチプレクサ1232とを有
して構成される。尚、図3に示すシフトレジスタ123
1は、位相シフトが無い場合に高周波クロック(VCL
K)の8分周に相当するデューティ比50%の画素クロ
ック(PCLK)を生成する。
【0069】この構成においてシフトレジスタ1231
は、高周波クロック(VCLK)で動作し、遷移検出回
路122から入力された検出信号をシフトさせていく。
また、マルチプレクサ1232の入力には、例えばFF
3〜FF9から出力された信号S3〜S9が入力され、
また、マルチプレクサ1232のSelectにはドッ
ト位置ずれ検出・制御部110からの位相データが入力
される。マルチプレクサ1232は、この位相データに
従って信号S3〜S9が入力された何れかのチャネルを
選択し、選択したチャネルに入力されている信号を制御
信号bとして出力する。尚、例えば3ビットで作成した
位相データとマルチチャネル1232における選択チャ
ネルとの関係の例を以下の表1に示す。
【0070】
【表1】 また、シフトレジスタ1231におけるFF2からの信
号S2は制御信号aとして出力される。
【0071】・・・画素クロック制御回路124 また、図2における画素クロック制御回路124の回路
構成を図4を用いて説明する。図4を参照すると、画素
クロック制御回路124は、JK−FF1241で構成
されている。従って、制御信号aが‘H’の信号で且つ
制御信号bが‘L’の信号である場合、画素クロック制
御回路124は高周波クロック(VCLK)の立ち上が
りで‘H’を出力する。これに対して制御信号aが
‘L’の信号で且つ制御信号bが‘H’の信号である場
合、画素クロック制御回路124は高周波クロック(V
CLK)の立ち上がりで‘L’を出力する。
【0072】このように動作することで、制御信号a,
b(位相データ)に従って補正された画素クロックを出
力することができる。
【0073】・・・画素クロック制御回路124の他の
構成 更にまた、画素クロック制御回路124の他の回路構成
(画素クロック制御回路124’)を図5を用いて説明
する。図5を参照すると、画素クロック制御回路12
4’は、クロック同期セットリセット付きのD−FF1
242で構成されている。従って、制御信号aが‘H’
の信号で且つ制御信号bが‘L’の信号である場合、画
素クロック制御回路124’は高周波クロック(VCL
K)の立ち上がりで‘H’を出力する。これに対して制
御信号aが‘L’の信号で且つ制御信号bが‘H’の信
号である場合、画素クロック制御回路124’は高周波
クロック(VCLK)の立ち上がりで‘L’を出力す
る。
【0074】・第1の実施例の動作 次に、上述した画素クロック生成回路120の動作につ
いて、図6のタイミングチャートを用いて詳細に説明す
る。尚、図6では、位相シフト量が‘0’の場合と‘−
1’の場合と‘+1’の場合とについて例を挙げる。ま
た、位相シフト量と位相データとの対応は、表2に示す
通りである。
【0075】
【表2】 ・・位相シフト量=0 まず、位相シフト量が‘0’の画素クロック(PCL
K)を生成する場合について説明する。この場合、画素
クロック(PCLK)の立ち上がりに同期したタイミン
グt1で制御信号生成回路123に位相データ「3」を
与える。また、同じタイミングt1で画素クロック(P
CLK)の立ち上がりを遷移検出回路122で検出し、
検出信号を生成して、これを制御信号生成回路123に
与える。制御信号生成回路123では、シフトレジスタ
1231において検出信号がシフトされる。尚、シフト
レジスタ1231における各フリップフロップFF0〜
FF9からの出力信号S0〜S9は図6に示す通りであ
る。
【0076】ここで制御信号生成回路123から出力さ
れる制御信号aは、常に信号S2となるので、その状態
はタイミングt2で‘H’へと立ち上がる。従って、画
像クロック制御回路124は、タイミングt3で制御信
号aが‘H’となっているので、このタイミングt3で
画素クロック(PCLK)を‘H’から‘L’へ立ち下
げる。
【0077】次に、位相データに「3」が与えられてい
るため、制御信号生成回路123のマルチプレクサ12
32は、信号S6が入力されているチャネルD3を選択
して出力する。即ち、制御信号生成回路123から出力
される制御信号bはタイミングt4で‘H’へと立ち上
がる。従って、画素クロック制御回路124は、タイミ
ングt5で制御信号bが‘H’となっているので、この
タイミングt5で画素クロック(PCLK)を‘L’か
ら‘H’へと立ち上げる。
【0078】このように遷移させることで、画素クロッ
ク生成部120から位相シフト量が‘0’の画素クロッ
ク(PCLK)を出力させることができる。
【0079】・・位相シフト量=−1 次に、位相シフト量が‘−1’の画素クロック(PCL
K)を生成する場合について説明する。この場合、画素
クロック(PCLK)の立ち上がりに同期したタイミン
グt5で制御信号生成回路123に位相データ「2」を
与える。また、同じタイミングt5で画素クロック(P
CLK)の立ち上がりを遷移検出回路122で検出し、
検出信号を生成して、これを制御信号生成回路123に
与える。制御信号生成回路123では、シフトレジスタ
1231において検出信号がシフトされる。尚、シフト
レジスタ1231における各フリップフロップFF0〜
FF9からの出力信号S0〜S9は図6に示す通りであ
る。また、上記と同様に、制御信号生成回路123から
出力される制御信号aは、常に信号S2であり、タイミ
ングt6で‘H’へと立ち上がる。
【0080】従って、画像クロック制御回路124は、
タイミングt7で制御信号aが‘H’となっているの
で、このタイミングt7で画素クロック(PCLK)を
‘H’から‘L’へ立ち下げる。
【0081】次に、位相データに「2」が与えられてい
るため、制御信号生成回路123のマルチプレクサ12
32は、信号S5が入力されているチャネルD2を選択
して出力する。即ち、制御信号生成回路123から出力
される制御信号bはタイミングt8で‘H’へと立ち上
がる。従って、画素クロック制御回路124は、タイミ
ングt9で制御信号bが‘H’となっているので、この
タイミングt9で画素クロック(PCLK)を‘L’か
ら‘H’へと立ち上げる。
【0082】このように遷移させることで、画素クロッ
ク生成部120から位相シフト量が‘−1’の画素クロ
ック(PCLK)を出力させることができる。
【0083】・・位相シフト量=1 更に、位相シフト量が‘1’の画素クロック(PCL
K)を生成する場合について説明する。この場合、画素
クロック(PCLK)の立ち上がりに同期したタイミン
グt9で制御信号生成回路123に位相データ「4」を
与える。また、同じタイミングt9で画素クロック(P
CLK)の立ち上がりを遷移検出回路122で検出し、
検出信号を生成して、これを制御信号生成回路123に
与える。制御信号生成回路123では、シフトレジスタ
1231において検出信号がシフトされる。尚、シフト
レジスタ1231における各フリップフロップFF0〜
FF9からの出力信号S0〜S9は図6に示す通りであ
る。また、上記と同様に、制御信号生成回路123から
出力される制御信号aは、常に信号S2であり、タイミ
ングt10で‘H’へと立ち上がる。
【0084】従って、画像クロック制御回路124は、
タイミングt11で制御信号aが‘H’となっているの
で、このタイミングt11で画素クロック(PCLK)
を‘H’から‘L’へ立ち下げる。
【0085】次に、位相データに「4」が与えられてい
るため、制御信号生成回路123のマルチプレクサ12
32は、信号S7が入力されているチャネルD4を選択
して出力する。即ち、制御信号生成回路123から出力
される制御信号bはタイミングt12で‘H’へと立ち
上がる。従って、画素クロック制御回路124は、タイ
ミングt13で制御信号bが‘H’となっているので、
このタイミングt13で画素クロック(PCLK)を
‘L’から‘H’へと立ち上げる。
【0086】このように遷移させることで、画素クロッ
ク生成部120から位相シフト量が‘1’の画素クロッ
ク(PCLK)を出力させることができる。
【0087】以上のように、本実施例では、位相データ
を画素クロック(PCLK)に同期して与えることによ
り、画素クロック(PCLK)の位相を個々の画素クロ
ック(PCLK)毎に変化させることが可能となる。こ
れにより、本実施例では、簡素な構成で高精度に画素ク
ロック(PCLK)の位相制御を行うことが可能とな
る。
【0088】〔第2の実施例〕また、第1の実施例にお
ける画素クロック生成部120の他の構成を第2の実施
例として以下に説明する。図7は、本実施例による画素
クロック生成部120aの構成を示すブロック図であ
る。
【0089】図7を参照すると、画素クロック生成部1
20aは、第1の実施例による画素クロック生成部12
0の構成において位相データデコード回路125が更に
具備されている。この位相データデコード回路125
は、外部(例えば図1におけるドット位置ずれ検出・制
御部110)での位相データ(1)を画素クロック生成
部120a内部での位相データ(1’)に変換するもの
である。ここで、外部において位相シフト量と位相デー
タ(1)とが以下に示す表3のように対応付けられてい
るとする。
【0090】
【表3】 位相データデコード部125は、入力された位相データ
(1)を以下に示す表4に基づいてデコードし、これで
得られた位相データ(1’)を制御信号生成回路123
へ入力する。
【0091】このように画素クロック生成部120外部
での位相データを内部での位相データへ変換する構成を
有することで、本実施例では、外部において位相シフト
量に対応する位相データを任意に割り当てることができ
るため、外部の制御装置等で処理し易い位相データを適
用すること可能となる。
【0092】
【表4】 尚、この他の構成及び動作は第1の実施例と同様である
ため、ここでは説明を省略する。
【0093】〔第3の実施例〕また、第1の実施例にお
ける画素クロック生成部120の他の構成を第3の実施
例として以下に説明する。図8は、本実施例による画素
クロック生成部120bの構成を示すブロック図であ
る。
【0094】図8を参照すると、画素クロック生成部1
20bは、第1の実施例による画素クロック生成部12
0の構成において、複数の位相データを記憶するための
位相データ記憶回路126が更に具備されている。この
位相データ記憶回路126には、予め複数の位相データ
が外部等から設定される。従って、動作時に位相データ
記憶回路126は、画素クロック(PCLK)に同期し
て位相データを順次1つずつ読み出し、これを制御信号
生成回路123へ入力する。尚、位相データ記憶回路1
26は、アドレスカウンタを含んで構成されるものであ
る。
【0095】このように位相データを予め記憶しておく
構成を有することで、本実施例では、固定されたデータ
を使用する場合に、予めこのデータを記憶しておくこと
が可能となるため、外部における制御回路等にかける負
荷を軽減することが可能となる。即ち、例えば走査レン
ズの特性により生ずる走査ムラを補正するための、ライ
ン毎に同じとなる位相データを使用する場合では、位相
データ記憶回路126に予め1ライン分の位相データを
記憶しておき、ラインを走査する度に位相データ記憶回
路126の先頭アドレスから位相データを順次読み出し
て制御信号生成回路123へ与えるように構成すること
が可能となるため、外部からライン毎に位相データを入
力する必要がなくなり、外部の制御回路等への負荷が軽
減される。
【0096】尚、この他の構成及び動作は第1の実施例
と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0097】〔第4の実施例〕更に、第1の実施例にお
ける画素クロック生成部120の他の構成を第4の実施
例として以下に説明する。図9は、本実施例による画素
クロック生成部120cの構成を示すブロック図であ
る。
【0098】図9を参照すると、画素クロック生成部1
20cは、第1の実施例による画素クロック生成部12
0の構成において、位相データデコード回路125が具
備され、更に位相データデコード回路126の前段に位
相データ記憶回路126が具備されている。即ち、画素
クロック生成部120cは、第2の実施例による画素ク
ロック生成部120bと第3の実施例による画素クロッ
ク生成部120cとを組み合わせたものである。
【0099】従って、位相データ記憶回路126には、
予め外部等から複数の位相データ(1)が設定され、こ
れが画素クロック(PCLK)に同期して順次1つずつ
読み出されて、位相データデコード回路125に入力さ
れる。また、位相データデコード回路125は、位相デ
ータ記憶回路126から入力された位相データ(1)を
第2の実施例と同様に位相データ(1’)変換して、こ
れを制御信号生成回路123へ入力する。
【0100】このように位相データ(1)を記憶してお
く構成と画素クロック生成部120外部での位相データ
(1)を内部での位相データ(1’)へ変換する構成と
を有することで、本実施例では、例えば走査レンズの特
性により生ずる走査ムラを補正するための、ライン毎に
同じとなる位相データ等のような固定されたデータを使
用する場合に、予めこのデータを記憶しておくことがで
きるため、外部における制御回路等にかける負荷を軽減
することが可能となり、更に、外部において位相シフト
量に対応する位相データを任意に割り当てることができ
るため、外部の制御装置等で処理し易い位相データを適
用すること可能となる。
【0101】尚、この他の構成及び動作は第1の実施例
と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0102】〔第5の実施例〕更にまた、第1の実施例
における画素クロック生成部120の他の構成を第5の
実施例として以下に説明する。図10は、本実施例によ
る画素クロック生成部120dの構成を示すブロック図
である。
【0103】図10を参照すると、画素クロック生成部
120dは、第1の実施例による画素クロック生成部1
20の構成において、予め外部等から設定された複数の
位相データ(2)を記憶する位相データ記憶部126
と、位相データ記憶部126から出力された位相データ
(2)と外部から直接入力された位相データ(1)とが
合成された位相データ(3)を制御信号生成回路123
へ出力する位相データ合成回路127と、が更に具備さ
れている。即ち、画素クロック生成部120dは、第3
の実施例による位相データ記憶回路126を用いて位相
データ(2)を予め記憶しておき、この位相データ
(2)と外部から1ライン毎に入力された位相データ
(1)とを合成することで、実際に補正を行うための位
相データ(3)を位相データ合成回路127において作
成する。
【0104】ここで、例えば位相シフト量と位相データ
とを上記の表1のように対応させたとすると、位相デー
タ合成回路127は、以下に示す(式1)のような計算
を行うことで位相データ(3)を作成する。 位相データ(3)=位相データ(1)+位相データ(2)−3 …(式1) このように予め記憶しておいた、固定された補正を行う
ための位相データ(2)と任意の補正を行うための位相
データ(1)とを合成する構成を有することで、本実施
例では、走査レンズの特性により生じる走査ムラ等のよ
うな固定された走査ムラと、新たにドット位置ずれ検出
・制御部110から入力されたポリゴンミラーの回転ム
ラ等のようなライン毎に変換する走査ムラとの双方に対
応することが可能となる。
【0105】尚、この他の構成及び動作は第1の実施例
と同様であるため、ここでは説明を省略する。
【0106】〔第6の実施例〕更にまた、第1の実施例
における画素クロック生成部120の他の構成を第6の
実施例として以下に説明する。図11は、本実施例によ
る画素クロック生成部120eの構成を示すブロック図
である。
【0107】図11を参照すると、画素クロック生成部
120eは、第1の実施例による画素クロック生成部1
20の構成において、予め外部等から設定された複数の
位相データ(2)を記憶する位相データ記憶部126
と、位相データ記憶部126から出力された位相データ
(2)と外部から直接入力された位相データ(1)とが
合成された位相データ(3)を制御信号生成回路123
へ出力する位相データ合成回路127’と、位相データ
合成回路127’から出力された位相データ(3)を変
換して位相データ(3’)を出力する位相データデコー
ド回路125と、が更に具備されている。即ち、画素ク
ロック生成部120eは、第5の実施例による画素クロ
ック生成部120dにおいて、位相データ合成回路12
7の出力に位相データデコード回路125を設けた構成
となっている。
【0108】本実施例による位相データ合成回路12
7’は以下に示す(式2)のような計算を行うことで位
相データ(3)を作成する 位相データ(3)=位相データ(1)+位相データ(2) …(式2) また、本実施例による位相データデコード回路125
は、位相データ合成回路127からの位相データ(3)
を入力し、上記の表4に示したような対応で位相データ
を変換して位相データ(3’)を求め、これを制御信号
生成回路123へ出力する。
【0109】このように固定された補正を行うための位
相データ(2)と任意の補正を行うための位相データ
(1)とを合成する構成と合成で得られた位相データを
変換する構成とを有することで、本実施例では、走査レ
ンズの特性により生じる走査ムラ等のような固定された
走査ムラと、新たにドット位置ずれ検出・制御部110
から入力されたポリゴンミラーの回転ムラ等のようなラ
イン毎に変換する走査ムラとの双方に対応することが可
能となり、更に、外部において位相シフト量に対応する
位相データを任意に割り当てることができるため、外部
の制御装置等で処理し易い位相データを適用すること可
能となる。
【0110】〔第7の実施例〕また、上記した第1から
第6の実施例では、画像形成装置100にシングルビー
ム光学系(シングルビーム走査装置)を適用した場合に
ついて説明したが、これをマルチビーム光学系(マルチ
ビーム走査装置)に置き換えることも可能である。以
下、マルチビーム光学系を適用した場合について、第7
の実施例として図面を用いて詳細に説明する。
【0111】・マルチビーム走査装置300 図12に本実施例において画像形成装置に適用されるマ
ルチビーム走査装置300の構成を示す。図12に示す
マルチビーム走査装置300では、図13に示すよう
に、間隔ds=25μmを隔て、且つ、コリメートレン
ズ303(図12におけるコリメートレンズ303a,
303bに対応)の光軸Cを対称として副走査方向にモ
ノリシックに配列されている2個の発光源302a,3
02bを有する半導体レーザアレイ301(図12にお
いて半導体レーザアレイ301a,301bに対応)が
用いられている。また、副走査方向に配列された2つの
発光源302a,302bの光軸は、コリメートレンズ
303及びシリンダレンズ103を介することで、ポリ
ゴンミラー104の偏向面における反射点Rで交差す
る。
【0112】この半導体レーザアレイ301が用いられ
たマルチビーム走査装置300では、半導体レーザアレ
イ301a,301bの射出軸(光軸)が、各々対応す
るコリメートレンズ303a,303bの光軸と一致さ
れている。また、コリメートレンズ303a,303b
の光軸は、その対象軸Xに対して主走査方向に所定角
(図12では1.5°)の射出角度を持っており、上述
のように、各々の光軸がポリゴンミラー104の反射点
Rで交差するようレイアウトされている。
【0113】各半導体レーザアレイ301a,301b
より射出した複数のビームはシリンダレンズ103を介
してポリゴンミラー104で一括して走査され、fθレ
ンズ106、トロイダルレンズ107により感光体10
5上に結像される。
【0114】従って、マルチビーム走査装置300を第
1の実施例による画像形成装置100に適用した場合、
バッファメモリ210には、1ライン分の印字データが
それぞれ2つずつ、計4つの発光源毎に蓄えられる。書
込制御部220は、ポリゴンミラー104の1つの側面
毎にバッファメモリ210より4つの1ライン分の印字
データを読み出し、これをレーザ駆動部250に与えて
半導体レーザアレイ301a,310bを駆動させる。
これにより、半導体レーザアレイ301a,301bの
計4つの発光源は同時に駆動され、一度に4ラインずつ
の静電潜像が感光体105上に形成される。
【0115】尚、画素クロック生成部120が上記実施
例における位相データ記憶回路126を具備していない
場合、位相データは図1におけるドット位置ずれ検出・
制御部110から画素クロック生成部120へ随時出力
されるが、位相データ記憶回路126を具備している場
合、画素クロック生成部120には予め求められた位相
データが設定されている。また、ドット位置ずれ検出・
制御部110が、走査レンズの特性により生じる走査ム
ラを補正するようなライン毎に常に同じ補正をするため
の位相データ(1)だけでなく、ポリゴンミラーの回転
ムラのようなライン毎に変化する補正にも対応するため
の位相データ(2)も生成するように構成すると良い。
この場合、画素クロック生成部120に位相データ合成
回路127が具備されていれば、双方の位相データを画
素クロック生成部120へ入力して、これらを合成する
ことで、両方の補正に対応できるように構成する。更に
又、本実施例のように、マルチビーム走査装置300を
適用した場合には、センサ108a,108bをビーム
毎に設けることで、複数ライン分の位相データを同時に
生成することが可能となる。
【0116】・光源ユニット400 次に、図14を用いてマルチビーム走査装置300の光
源ユニット400について詳細に説明する。図14を参
照すると、光源ユニット400における半導体レーザア
レイ403a,403bは、ベース部材404の裏側に
嵌合される。これは各半導体レーザアレイ403a,4
03bの円筒状ヒートシンク部403a−1,403b
−1が、各々主走査方向に所定角度(本実施例では約
1.5°)微小に傾斜するように形成された図示しない
嵌合穴に嵌合されることで実現される。また、嵌合され
た半導体レーザアレイ403a,403bは、押え部材
402a,402bによりベース部材404に抑え付け
られ、ネジ401で固定される。この際、押え部材40
2a,402bの突起402a−1,402b−1を円
筒状ヒートシンク部403a−1,403b−1の切り
欠き部に合わせることで、半導体レーザアレイ403
a,403bの発光源の配列方向が整列される。
【0117】また、コリメートレンズ405a,405
bは、各々その外周をベース部材404の半円状の取付
ガイド面404a−2,404b−2に沿わせて接着す
ることで、半導体レーザアレイ403a,403bの発
光源から射出した発散ビームが平行光束となるように、
光軸方向が調整されつつ位置決めされる。
【0118】尚、本実施例では、上記したように各々の
半導体レーザアレイ403a,403bからの光線を主
走査面内で交差させるため、光線に沿って形成される嵌
合穴(ベース部材404裏面の嵌合穴)および半円状の
取付ガイド面404a−2,404b−2を、対称軸X
に対して対象に所定角度(図12では1.5°)傾けて
形成する。
【0119】ベース部材404の円筒状係合部404−
1は、ホルダ部材406の裏面に係合される。この際、
ネジ407a,407bを貫通穴406a−4,406
b−4を介してネジ穴404a−3,404b−3に螺
合することで、ベース部材404とホルダ部材406と
が固定され、光源ユニット400が構成される。
【0120】光源ユニット400は、光学ハウジングの
取付壁408に設けた基準穴408−1にホルダ部材4
06の円筒部406−1が嵌合され、表側よりスプリン
グ409を挿入してストッパ部材410が円筒部406
−2の先端406−2に係合される。これにより、ホル
ダ部材406は取付壁408の裏側に密着して保持され
る。この時、スプリング409の一端409−1を取付
壁408に設けられた突起408−2に引っかけること
で、円筒部406−1の中心を回転軸(対象軸Xに対
応)とした回転力が発生する。更に、回転力を係止する
ためにストッパ部材406−3ように設けた調節ネジ4
12を調節することで、回転軸を中心としてユニット全
体が回転され、図18(a)に示すように、各ビームス
ポット列を1ライン分ずらして交互に配列させることが
可能となる。
【0121】また、アパーチャ411には、各半導体レ
ーザアレイ403a,403bに対応したスリット41
1−1が設けられ、光学ハウジングに取り付けられて光
ビームの射出径が規定されている。
【0122】次に、図15を用いて、上記した光源ユニ
ット400を光学ハウジング804に搭載することで構
成されたマルチビーム走査装置800の構成を詳細に説
明する。
【0123】図15を参照すると、光源ユニット400
の背面には半導体レーザ403a,403bの制御を司
る駆動回路が形成されたプリント基板802が装着され
ており、これらが光軸と直交する光学ハウジング804
の壁面に上記したスプリング409により当接されてい
る。また、光源ユニット400は、調節ネジ412によ
り傾きが併せられ姿勢が螺合される。
【0124】光学ハウジング804内部には、上記した
シリンダレンズ103、ポリゴンミラー104を回転す
るポリゴンモータ808、fθレンズ106、及びミラ
ー109が各々位置決めされて支持される。また、光源
ユニット400から出力されたレーザ光がポリゴンミラ
ー104により偏向されて通過する領域の2点、例えば
ミラー109の両端には、それぞれレーザ光を検知する
ためのフォトディテクタ108,109が設けられてお
り、この構成によりレーザ光が検出されて、第1水平同
期信号,第2水平同期信号が出力される。また、同期検
知センサを実装するプリント基板809は、光学ハウジ
ング804の壁面に光源ユニット400と同様、外側よ
り装着される。光学ハウジング804は、カバー811
により上部が封止され、壁面から突出した複数の取付部
810にて画像形成装置本体の所定のフレーム部材にネ
ジで固定される。
【0125】更に、上記のマルチビーム走査装置800
を搭載した画像形成装置900の構成を図16に示す。
図16を参照すると、画像形成装置900には、被走査
面である感光体105(感光体ドラムともいう)の周囲
に、感光体105を高圧に帯電させる帯電チャージャ9
02と,マルチビーム光走査装置800により記録され
た静電潜像に、帯電したトナーを付着して顕像化する現
像ローラ903と,現像ローラ903にトナーを供給す
るトナーカートリッジ904と,感光体ドラム105に
残ったトナーを掻き取り、備蓄するクリーニングケース
905と,が配置される。
【0126】感光体ドラム105へは上記したように1
面毎に複数ライン同時に潜像記録が行われる。記録紙
は、供給トレイ911から供給コロ907により供給さ
れ、レジストローラ対908により副走査方向の記録開
始のタイミングに合わせて送り出される。その後、記録
紙には感光体ドラム105を通過する際に転写チャージ
ャ906によってトナーが転写され、定着ローラ909
で定着されて、排紙ローラ912より排紙トレイ910
に排出される。
【0127】〔第8の実施例〕また、上述した光源ユニ
ットの他の実施例について、以下に第8の実施例として
詳細に説明する。
【0128】図17は、本実施例による光源ユニット5
00の構成を示す解体図である。図17に示すように、
本実施例による光源ユニット500では、2個の半導体
レーザアレイ501a,501bからの光ビームを合成
するために、光軸に対して所定角度の斜面505−1を
有するプリズム505を用いている。
【0129】この構成において、半導体レーザアレイ5
01a,501b、及びコリメートレンズ503a,5
03bは、第7の実施例で示した光源ユニット400と
同様、ベース部材502a,502bに各1つずつ支持
され、第1,第2の光源部を構成する。第1のベース部
材502a,第2のベース部材502bは、共通のフラ
ンジ部材504に設けた穴504−1,504−2に円
筒状係合部502a−1,502b−1を係合し、光源
ユニット400と同様、ネジ穴を介してネジで固定され
る。また、第2のベース部材502bには調節ネジ50
2b−4が螺合され、この突出量が裏側から調節され
る。従って、ベース部材502a,502bの両腕部5
02b−3が捩じられ、半導体レーザアレイ501a,
501b、及びコリメートレンズ503a,503bの
保持部だけが副走査方向βに傾けられる。これにより、
各々のビームスポットの配列を1ライン分ずらし、図1
8(b)における配列となるよう調節される。
【0130】また、平行四辺形柱部と三角柱部とからな
るプリズム505は、第2の光源部の各ビームを、斜面
505−1で反射し、更にビームスプリッタ面505−
2で反射させることで、直接通過してきた第1の光源部
の各ビームに近接させて射出する。このように近接され
た複数のビームは、例えば図12に示すポリゴンミラー
104で一度に走査され、感光体105上に各々光スポ
ットを結像する。
【0131】また、アパーチャ511は、光源ユニット
400と同様に、光学ハウジングに支持される。実施例
では、各半導体レーザアレイ501a,501bからの
光ビームが略重なっているため、アパーチャ511には
共通のスリット511−1が設けられている。更に、フ
ランジ部材504は、光源ユニット400と同様な構成
で、ホルダ部材506に保持され、光学ハウジングの取
付壁610に設けられた基準穴610−1にホルダ部材
506の円筒部506−1が嵌合される。これにより、
光源ユニット400と同様、光源ユニット500全体を
回転することで、各々のビームスポットの配列の傾きが
補正できるように構成される。
【0132】〔第9の実施例〕また、光源ユニットのこ
の他の構成としては、例えば半導体レーザアレイに図2
0に示すような4チャンネル半導体レーザアレイ603
が適用されたものを例示することもできる。これを第9
の実施例として図19、図20に示す。但し、その構成
は、上記した光源ユニット400,500より容易に理
解できるため、ここでは説明を省略する。
【0133】〔他の実施例〕また、上記した各実施例
は、本発明を好適に実施した形態の一例に過ぎず、本発
明は、その主旨を逸脱しない限り、種々変形して実施す
ることが可能なものである。
【0134】更に、本発明による画素クロック生成装置
は、上記したマルチ/シングルビーム走査装置に限定さ
れず、被走査面上を画素クロックに基づいて走査する装
置であれば如何なるものにも適用することができる。
【0135】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
発明によれば、簡素な構成で高精度に画素クロックの位
相制御を可能とする画素クロック生成装置を提供でき
る。
【0136】更に、請求項2記載の発明によれば、簡素
な構成で高精度に画素クロックの位相制御が可能な画素
クロック生成装置において、検出信号を高周波クロック
基づいて容易に生成することが可能となる。
【0137】更に、請求項3記載の発明によれば、比較
的簡素で利便性の高いシフトレジスタとマルチプレクサ
とを用いて、簡素な構成で高精度に画素クロックの位相
制御を可能とする画素クロック生成装置を提供できる。
【0138】更に、請求項4記載の発明によれば、画素
クロックの状態遷移を2つの制御信号に基づいて行える
ため、簡素な構成で高精度に画素クロックの位相制御を
可能とする画素クロック生成装置を提供できる。
【0139】更に、請求項5記載の発明によれば、画素
クロックの状態遷移を制御するための2つの制御信号
を、比較的簡素で利便性の高いシフトレジスタとマルチ
プレクサとを用いて生成することが可能となるため、簡
素な構成で高精度に画素クロックの位相制御を可能とす
る画素クロック生成装置を提供できる。
【0140】更に、請求項6記載の発明によれば、画素
クロックの状態遷移を制御するための2つの制御信号を
生成する構成を単一のシフトレジスタで構成することが
可能となるため、簡素な構成で高精度に画素クロックの
位相制御を可能とする画素クロック生成装置の規模を縮
小することが可能となる。
【0141】更に、請求項7記載の発明によれば、比較
的簡素で利便性の高いJK−FFを用いて構成すること
が可能となるため、簡素な構成で高精度に画素クロック
の位相制御を可能とする画素クロック生成装置を提供で
きる。
【0142】更に、請求項8記載の発明によれば、比較
的簡素で利便性の高い同期リセットセット付きD−FF
を用いて構成することが可能となるため、簡素な構成で
高精度に画素クロックの位相制御を可能とする画素クロ
ック生成装置を提供できる。
【0143】更に、請求項9記載の発明によれば、画素
クロック生成装置外部での位相データを内部での位相デ
ータへ変換する構成を有することで、外部において位相
シフト量に対応する位相データを任意に割り当てること
ができるため、外部の制御装置等で処理し易い位相デー
タを適用すること可能となる。
【0144】更に、請求項10記載の発明によれば、位
相データを予め記憶しておく構成を有することで、同一
のデータを複数回使用することが可能となるため、外部
における制御回路等にかける負荷を軽減することが可能
となる。
【0145】更に、請求項11記載の発明によれば、位
相データを記憶しておく構成と画素クロック生成装置外
部での位相データを内部での位相データへ変換する構成
とを有することで、同一のデータを複数回使用すること
が可能となるため、外部における制御回路等にかける負
荷を軽減することが可能となり、更に、外部において位
相シフト量に対応する位相データを任意に割り当てるこ
とができるため、外部の制御装置等で処理し易い位相デ
ータを適用すること可能となる。
【0146】更に、請求項12記載の発明によれば、固
定された補正を行うための位相データと任意の補正を行
うための位相データとを合成する構成を有することで、
固定された補正と任意の補正とに同時に対応することが
可能となる。
【0147】更に、請求項13記載の発明によれば、固
定された補正を行うための位相データと任意の補正を行
うための位相データとを合成する構成と画素クロック生
成装置外部での位相データを内部での位相データへ変換
する構成とを有することで、固定された補正と任意の補
正とに同時に対応することが可能となり、更に、外部に
おいて位相シフト量に対応する位相データを任意に割り
当てることができるため、外部の制御装置等で処理し易
い位相データを適用すること可能となる。
【0148】更に、請求項14記載の発明によれば、例
えば走査レンズの特性により生じる走査ムラを補正する
ような、ライン毎に常に同じ補正を行う場合の外部にお
ける制御回路等にかける負荷を軽減することが可能とな
る。
【0149】更に、請求項15記載の発明によれば、例
えば走査レンズの特性により生じる走査ムラを補正する
ような、ライン毎に常に同じ補正を行う場合の外部にお
ける制御回路等にかける負荷を軽減する際に、同時に、
ポリゴンミラーの回転ムラのような、ライン毎に変化す
る補正にも同時に対応することが可能となる。
【0150】また、請求項16記載の発明によれば、上
記のような効果を奏する画素クロック生成装置が組み込
まれたレーザ走査装置を提供することが可能となる。
【0151】また、請求項17記載の発明によれば、上
記のような効果を奏する画素クロック生成装置が組み込
まれたマルチビーム光学系のレーザ走査装置を提供する
ことが可能となる。
【0152】更に、請求項18記載の発明によれば、一
度に複数のラインを走査できるレーザ走査装置を提供す
ることが可能となる。
【0153】また、請求項19記載の発明によれば、上
記のレーザ走査装置を搭載した画像形成装置を提供する
ことが可能となる。
【0154】更に、請求項20記載の発明によれば、一
度に複数のラインを走査することで画像を形成する画像
形成装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による画像形成装置10
0の構成を示す図である。
【図2】図1における画素クロック生成部120の構成
を示すブロック図である。
【図3】図2における制御信号生成回路123の構成を
示す回路図である。
【図4】図2における画素クロック制御回路124の構
成を示す回路図である。
【図5】図2における画素クロック制御回路124の他
の構成を示す回路図である。
【図6】画素クロック生成部120の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図7】本発明の第2の実施例による画素クロック生成
部120aの構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第3の実施例による画素クロック生成
部120bの構成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第4の実施例による画素クロック生成
部120cの構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第5の実施例による画素クロック生
成部120dの構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第6の実施例による画素クロック生
成部120eの構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の第7の実施例によるマルチビーム走
査装置300の構成を示す図である。
【図13】マルチビーム走査装置300における半導体
レーザアレイ301及びコリメートレンズ303との構
成を示す斜視図である。
【図14】マルチビーム走査装置300の光源ユニット
400の構成を示す解体図である。
【図15】光源ユニット400を光学ハウジング804
に搭載することで構成されたマルチビーム走査装置80
0の構成を示す斜視図である。
【図16】マルチビーム走査装置800を搭載した画像
形成装置900構成を示す図である。
【図17】本発明の第8の実施例による光源ユニット4
00の構成を示す解体図である。
【図18】(a)は光源ユニット300により感光体1
05上に形成されるビームスポット列を示す図であり、
(b)は光源ユニット400により感光体105上に形
成されるビームスポット列を示す図である。
【図19】本発明の第9の実施例による光源ユニット6
00の構成を示す解体図である。
【図20】光源ユニット600における4チャンネル半
導体レーザアレイ603とコリメータレンズ605との
構成を示す斜視図である。
【図21】従来技術における一般的な画像形成装置の構
成を示す図である。
【符号の説明】
101 半導体レーザ 102 コリメートレンズ 103 シリンダリカルレンズ 104 ポリゴンミラー 105 感光体 106 fθレンズ 107 トロイダルレンズ 108a、108b センサ 109 ミラー 110 ドット位置ずれ検出・制御部 120、120a、120b、120c、120d、1
20e 画素クロック生成部 130 画像処理部 140 レーザ駆動データ生成部 150 レーザ駆動部 121 高周波クロック生成回路 122 遷移検出回路 123 制御信号生成回路 124 画素クロック制御回路 125 位相データデコード回路 126 位相データ記憶回路 127 位相データ合成回路 210 バッファメモリ 220 書込制御装置 250 レーザ駆動部 300 マルチビーム走査装置 301、301a、301b 半導体レーザアレイ 303、303a、303b コリメートレンズ 302a、302b 発光源 400、500 光源ユニット 401、407a、407b ネジ 402a、402b 押え部材 402a−1、402b−1 突起 403a、403b、501a、501b 半導体レー
ザアレイ 403a−1、403b−1 円筒状ヒートシンク部 404、502a、502b ベース部材 404−1 円筒状係合部 404a−2、404b−2 取付ガイド面 404a−3、404b−3 ネジ穴 405a、405b、503a、503b コリメート
レンズ 406、506 ホルダ部材 406−1、506−1 円筒部 406−2 先端 406−3、410 ストッパ部材 406a−4、406b−4 貫通穴 408、610 取付壁 408−1、610−1 基準穴 408−2 突起 409 スプリング 409−1 一端 411、511 アパーチャ 411−1、511−1 スリット 412、502b−4 調節ネジ 502a−1、502b−1 円筒状係合部 502b−3 両腕部 504 フランジ部材 504−1、504−2 穴 505−1 斜面 505 プリズム 505−2 ビームスプリッタ面 603 4チャンネル半導体レーザアレイ 802、809 プリント基板 804 光学ハウジング 808 ポリゴンモータ 810 取付部 811 カバー 902 帯電チャージャ 903 現像ローラ 904 トナーカートリッジ 905 クリーニングケース 911 供給トレイ 907 供給コロ 908 レジストローラ対 906 転写チャージャ 909 定着ローラ 912 排紙ローラ 910 排紙トレイ 1231 シフトレジスタ 1232 マルチプレクサ 1241 JK−FF 1242 D−FF FF0〜FF9 フリップフロップ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波クロックを生成する高周波クロッ
    ク生成手段と、 画素クロックの状態遷移を検出し、検出したタイミング
    で検出信号を出力するする検出手段と、 前記検出信号と画素クロックの遷移タイミングを指示す
    る位相データとに基づいて制御信号を生成する制御信号
    生成手段と、 前記制御信号に基づいて画素クロックの状態を遷移させ
    る画素クロック制御手段と、 を有することを特徴とする画素クロック生成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の前記画素クロック生成装
    置において、 前記検出信号は、前記高周波クロックの1クロック幅で
    あることを特徴とする画素クロック生成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の前記画素クロッ
    ク生成装置において、 前記制御信号生成手段は、シフトレジスタとマルチプレ
    クサとより構成されることを特徴とする画素クロック生
    成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の前記画素クロッ
    ク生成装置において、 前記制御信号生成手段は、 前記検出信号が前記高周波クロックに基づいて第1の所
    定数のクロック幅遅らされた第1の制御信号を出力する
    第1の制御信号出力手段と、 前記検出信号が前記高周波クロックに基づいて第2の所
    定数のクロック幅遅らされた第2の制御信号を前記位相
    データに基づいて出力する第2の制御信号出力手段と、 を含んで構成されることを特徴とする画素クロック生成
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の前記画素クロック生成装
    置において、 前記第1の制御信号生成手段は、前記第1の所定数段の
    第1のシフトレジスタより構成され、 前記第2の制御信号生成手段は、第2の所定数段の第2
    のシフトレジスタと、該第2のシフトレジスタの前記第
    2の所定数段から出力された信号を前記位相データに基
    づいて選択して前記第2の制御信号として出力するマル
    チプレクサと、より構成されることを特徴とする画素ク
    ロック生成装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の前記画素クロック生成装
    置において、 前記第2のシフトレジスタは、前記第1のシフトレジス
    タを含んで成ることを特徴とする画素クロック生成装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6の何れか1項に記載の前
    記画素クロック生成装置において、 前記画素クロック制御手段は、JK−FFを含んで成る
    ことを特徴とする画素クロック生成装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至6の何れか1項に記載の前
    記画素クロック生成装置において、 前記画素クロック制御手段は、同期リセットセット付き
    D−FFを含んで成ることを特徴とする画素クロック生
    成装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の何れか1項に記載の前
    記画素クロック生成装置において、 前記位相データをデコードする位相データデコード手段
    を有し、 前記制御信号生成手段は、前記位相データデコード手段
    でデコードされた位相データに基づいて前記画素クロッ
    クの状態を遷移させることを特徴とする画素クロック生
    成装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至8の何れか1項に記載の
    前記画素クロック生成装置において、 1つ以上の位相データを記憶し、記憶している前記位相
    データを前記画素クロックに同期して順次出力する位相
    データ記憶手段を有し、 前記制御信号生成手段は、前記位相データ記憶手段から
    出力された位相データに基づいて前記画素クロックの状
    態を遷移させることを特徴とする画素クロック生成装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至8の何れか1項に記載の
    前記画素クロック生成装置において、 1つ以上の位相データを記憶し、記憶している該位相デ
    ータを前記画素クロックに同期して順次出力する位相デ
    ータ記憶手段と、 該位相データ記憶手段から出力された位相データをデコ
    ードする位相データデコード手段と、を有し、 前記制御信号生成手段は、前記位相データデコード手段
    でデコードされた位相データに基づいて前記画素クロッ
    クの状態を遷移させることを特徴とする画素クロック生
    成装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至8の何れか1項に記載の
    前記画素クロック生成装置において、 1つ以上の第1の位相データを記憶し、記憶している該
    第1の位相データを前記画素クロックに同期して順次出
    力する位相データ記憶手段と、 前記位相データ記憶手段から出力された第1の位相デー
    タと第2の位相データとを合成して第3の位相データを
    作成する位相データ合成手段と、を有し、 前記制御信号生成手段は、前記位相データ合成手段で作
    成された第3の位相データに基づいて前記画素クロック
    の状態を遷移させることを特徴とする画素クロック生成
    装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の前記画素クロック生
    成装置において、 前記位相データ合成手段から出力される前記第3の位相
    データをデコードする位相データデコード手段を有し、 前記制御信号生成手段は、前記位相データデコード手段
    でデコードされた第3の位相データに基づいて前記画素
    クロックの状態を遷移させることを特徴とする画素クロ
    ック生成装置。
  14. 【請求項14】 請求項10又は11に記載の前記画素
    クロック生成装置において、 前記位相データ記憶手段は、予め1ライン分の前記位相
    データを記憶し、ラインを走査する度に前記画素クロッ
    クに同期して前記位相データを順次出力することを特徴
    とする画素クロック生成装置。
  15. 【請求項15】 請求項12又は13に記載の前記画素
    クロック生成装置において、 前記位相データ記憶手段は、予め1ライン分の前記第1
    の位相データを記憶し、ラインを走査する度に前記画素
    クロックに同期して前記第1の位相データを順次出力
    し、 前記位相データ合成手段は、ライン毎に与えられる前記
    第2の位相データと、ラインを走査する度に前記位相デ
    ータ記憶手段から順次出力される前記第1の位相データ
    とを合成して前記第3の位相データを作成することを特
    徴とする画素クロック生成装置。
  16. 【請求項16】 画素クロックに基づいて光源を駆動す
    ることで被走査媒体を走査するための光束を出力するレ
    ーザ走査装置であって、 前記光束を出力する光源と、 該光源を駆動する駆動部と、 請求項1乃至15の何れか1項に記載の前記画素クロッ
    ク生成装置と、を有し、 前記駆動部は、前記画素クロック生成装置から出力され
    た前記画素クロックに基づいて前記光源を駆動すること
    を特徴とするレーザ走査装置。
  17. 【請求項17】 画素クロックに基づいて複数の光源を
    駆動することで被走査媒体を走査するための複数の光束
    を出力するレーザ走査装置であって、 前記複数の光束を出力する複数の光源と、 該複数の光源を駆動する駆動部と、 請求項1乃至15の何れか1項に記載の前記画素クロッ
    ク生成装置と、を有し、 前記駆動部は、前記画素クロック生成装置から出力され
    た前記画素クロックに基づいて前記複数の光源を駆動す
    ることを特徴とするレーザ走査装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の前記レーザ走査装置
    において、 前記複数の光源は、所定の回転軸を中心として対象且つ
    回転可能に設けられ、 前記各光軸は、前記偏向器の反射面において交差するよ
    うに、前記所定の回転軸に対して所定角度を有すること
    を特徴とするレーザ走査装置。
  19. 【請求項19】 画素クロックに基づいて1つ又は複数
    の光源を駆動して被走査媒体上に画像を形成する画像形
    成装置であって、 請求項16乃至18の何れか1項に記載の前記レーザ走
    査装置を具備することを特徴とする画像形成装置。
  20. 【請求項20】 請求項19記載の前記画像形成装置に
    おいて、 前記複数の光源毎の位相データを保持する位相データ保
    持手段を有し、 前記画素クロック生成装置は、前記複数の光源毎の位相
    データに基づいて該複数の光源毎に画素クロックを生成
    し、 前記駆動部は、前記複数の光源毎に生成された前記画素
    クロックに基づいて前記複数の光源を駆動することを特
    徴とする画像形成装置。
JP2002152028A 2002-05-27 2002-05-27 画素クロック生成装置、レーザ走査装置、及び画像形成装置 Pending JP2003344790A (ja)

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