JP2003344624A - 再帰性反射体 - Google Patents

再帰性反射体

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JP2003344624A
JP2003344624A JP2002148448A JP2002148448A JP2003344624A JP 2003344624 A JP2003344624 A JP 2003344624A JP 2002148448 A JP2002148448 A JP 2002148448A JP 2002148448 A JP2002148448 A JP 2002148448A JP 2003344624 A JP2003344624 A JP 2003344624A
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JP2002148448A
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Shinichi Morimoto
真一 森本
Daisuke Ota
大助 太田
Misao Iiboshi
操 飯干
Daisuke Minoura
大祐 箕浦
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Unitika Sparklite Ltd
Original Assignee
Unitika Sparklite Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光反射層が存在する部分と反射層が無く光を透
過する部分をそれぞれ共存させて製造することなく、全
面で光を透過し、かつ、全面で光を再帰反射し、しかも
見栄えの良い色彩が得られる反射体を提供する。 【解決手段】透明微小球1の背後に第1透明反射層2を
設け、その背後にさらに第2透明反射層3を設けた透光
性の再帰性反射材を備え、裏面から光が照射され透過す
るように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は道路標識、工事看
板、広告用看板、ショーウインドウの表示材などに最適
に使用されるもので、特に、屋外に設置した場合、夜間
において反射材の裏面から照射する光が透過することに
よる常時視認性と自動車からのヘッドライト光の再帰反
射による照射時視認性を兼ね備え、優れた視認性を有す
る再帰性反射体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、道路標識、工事看板、広告用
看板などにおいて、特に夜間における視認性を高めるた
め、透明ガラス微小球と金属蒸着反射層を備えた再帰性
反射材が広く使用されている。再帰性反射材は自動車の
ヘッドライトにより照らされた場合、透明ガラス微小球
と金属蒸着反射層によって光が再帰反射し、運転者側に
帰ってくることにより反射材に記された表示を視認する
ことができるものである。しかし、これら再帰性反射材
を使用したものは、表示体が道路から高い位置に設置さ
れたり、道路より離れた位置に設置された場合、光の入
射角が大きくなり、再帰反射性能が低下し、表示を視認
しにくくなる問題があった。また、夕方の薄暮時におい
て、自動車がヘッドライトを点灯しない場合は、視認が
困難になる問題があった。さらに、人や自転車などは照
射する光が無いか、弱い場合が殆どで、夜間においては
視認が非常に困難であるという問題もあった。
【0003】その対策として表示体の外部または内部に
照明を設置し、その照明により表示を視認できるように
したものがある。しかし、この方式は照明が減灯した場
合、視認性が大きく低下するという問題があった。
【0004】その対策として、内部照明式の表示体の一
部に再帰性反射材を使用し、パターン状に再帰反射部分
と無反射部分を作成し、夜間点灯時には光透過部分の透
過光により表示が視認でき、かつ自動車などのヘッドラ
イトにより再帰性反射材も再帰反射し、両者の作用で視
認性を向上させるようにし、仮に照明が減灯した場合で
も再帰反射により十分視認できるように構成されたもの
がある。しかしながら、この反射材は製造が複雑とな
り、製造コストが高いといった問題があった。また、再
帰性反射材の反射部は通常アルミニウム蒸着膜を使用す
るため光を通さず、遠くにある標識においては反射部と
透過部の区別が付きにくいが、近接した位置になると両
者が明確に見えるようになり、さらに、色を付けて表示
するような場合、反射部は色が見えず、光透過部のみ色
が見えるため非常に見栄えが悪いといった問題があっ
た。
【0005】一方、反射層にアルミニウム蒸着膜を使用
せずに、透明金属薄膜からなる反射層を使用すること
で、透明性の再帰性反射材を作ることは従来から提案さ
れている。この再帰性反射材は主に、透明微小球の一部
が空気中に露出した、いわゆるオープンタイプ再帰性反
射材として作成され、織物などに貼り合わされ、裏面の
織物の色がそのまま見える再帰性反射材として衣料用途
に使用されていたのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記したよう
な視認性を持つ反射材の課題を解決するもので、光反射
層が存在する部分と反射層が無く光を透過する部分をそ
れぞれ共存させて製造することなく、全面で光を透過
し、かつ、全面で光を再帰反射し、しかも見栄えの良い
色彩が得られる反射体を提供することを目的とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解消するため、鋭意検討を行なった結果、透明微小球
の背後に、透明反射層を設けた再帰性反射材が、背後か
らの照明の光を透過し、しかも優れた再帰反射性能が得
られることを見出し、本発明に到達したものである。
【0008】即ち、透明微小球層とその背面に密接して
設けられる透明反射層を有する透光性の再帰性反射材を
備え、裏面から光が照射され透過するように構成されて
いる再帰性反射体に関するものである。
【0009】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明の透光性再帰性反射材の第1の例を図1に基づいて
説明する。図1において透明微小球1の背後に第1透明
反射層2を設け、その背後にさらに第2透明反射層3を
設ける。そしてこれらの一部が埋設した形態となるよう
に固着樹脂層4で保持する。
【0010】ここで透明微小球1の屈折率は1.7以上
が好ましく、より好ましくは1.8〜2.3である。屈
折率が1.7未満では再帰反射性能が低下してくるため
好ましくない。また、透明微小球1の平均粒子径は50
0μm以下、好ましくは30〜200μmである。平均
粒子径が500μmを超えると再帰性反射材の厚さが厚
くなり、汎用性のあるものが得られない。
【0011】透明微小球1の素材としては透明性が高
く、屈折率が前記範囲に入るものであれば何でも良い
が、特に微小ガラス球が透明性が高く、屈折率も目的に
合わせ易く、耐候性にも優れ好ましい。
【0012】本発明の透明微小球1の背面に設けられる
透明反射層は屈折率の低い第1透明反射層2と屈折率の
高い第2透明反射層3の組み合わせで構成される。第1
透明反射層2としては、屈折率が1.2〜1.7の範囲
のものが好ましい。屈折率が1.2未満あるいは1.7
を超えると再帰反射性能が低下するため好ましくない。
【0013】本発明で使用される第1透明反射層の材料
としては、Al23、SiO2、AlF3、CaF2、N
3AlF6などの金属薄膜、あるいはポリウレタン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ系
樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂などの樹脂膜が
好ましく用いられる。
【0014】第1透明反射層2は透明微小球1および第
2透明反射層3との密着性に優れた透明のものが好まし
い。それらに対する密着性が悪いと、使用中の耐久性お
よび透明性が低下するという問題が生じる。透明性が低
下すると再帰反射性能が低下する。第1透明反射層2に
は透明微小球1および第2透明反射層3との密着性に優
れ、製造価格も安価な樹脂膜が好ましい。
【0015】第1透明反射層2に樹脂膜を用いる場合、
樹脂膜としてはポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、エチレン−酢酸
ビニル共重合樹脂の1種または2種以上を主体としたも
の、また、それらの2種以上の共重合物あるいはそれら
を主体とした他の素材との共重合物も好ましく用いられ
る。また、イソシアネート化合物、メラミン系化合物、
エポキシ系化合物などの架橋剤を適当量配合することも
耐久性の面から好ましい。さらに、第1透明反射層2に
はシラン化合物を配合することも好ましい。ここで使用
されるシラン化合物としては、一般式(R1a(R2b
SiX4-a-bで表されるシランカップリング剤が好まし
く用いられる。ここで、a,bは0〜3の整数であり、
かつa+bが3である。R1,R2はメチル基、イソブチ
ル基、n−プロピル基、n−デシル基、n−ヘキサデシ
ル基、フェニル基、シクロヘキシル基、γ−ウレイドプ
ロピル基、γ−アミノプロピル基、ジブチルアミノプロ
ピル基、γ−(2−アミノエチル)アミノプロピル基、
γ−グリシドキシプロピル基、β−(3,4エポキシシ
クロヘキシル)エチル基、ビニル基、γ−メタクリロキ
シプロピル基、γ−メルカプトプロピル基、γ−クロロ
プロピル基、γ−アニリノプロピル基などの有機化合物
であるが、特に第1透明反射層に用いる樹脂との相溶性
の良好なものが好ましい。特に、アルキル基の分子鎖の
長いものが相溶性に優れ好ましい。Xは塩素原子、メト
キシ基、エトキシ基、メトキシエトキシ基、アセトキシ
基などの加水分解性基であるが、特にメトキシ基が好ま
しい。
【0016】シラン化合物の樹脂膜への配合量は0.0
1〜10質量部が好ましい。特に好ましくは、1〜5質
量部である。シラン化合物の配合量が0.01質量部未
満の場合は耐久性の向上効果が十分でなく、10質量部
を超えると樹脂膜の強度が弱くなる傾向がある。
【0017】本発明の第1透明反射層2の厚さは、透明
金属薄膜の場合、300〜3000Åが好ましい。より
好ましくは、500〜1500Åである。透明金属薄膜
の厚さが薄すぎると再帰反射性能が低くなる。樹脂膜の
場合は15μm以下が好ましい。より好ましくは、0.
01μm〜10μmである。樹脂膜の厚さが15μmを
超えると再帰反射性能が悪くなる。ここでいう樹脂膜の
厚さは微小球の頂部における厚さであり、微小球の頂部
より微小球の間隙の厚さの方がより厚くなっても良い。
【0018】本発明の第1透明反射層2の形成方法とし
ては、透明金属薄膜の場合は、透明金属を蒸着、スパッ
タリングあるいはメッキなどにより形成することができ
る。中でも加工価格の安価な蒸着が最も好ましい。樹脂
膜の場合は、溶液をコーティングし、乾燥して形成する
ことができる。
【0019】本発明の第1透明反射層2の背面に設けら
れる第2透明反射層3は、第1透明反射層2の屈折率よ
り少なくとも0.2以上高い屈折率を有するもので、好
ましくは屈折率が1.6以上である。より好ましくは、
1.7〜3.5である。屈折率が低いと高い再帰反射性
能が得られない。
【0020】本発明で使用される第2透明反射層3とし
ては、CdS,CeO2,CsI,GaAs,Ge,I
nAs,InP,InSb,ZrO2,Bi23,Zn
Se,ZnS,WO3,PbS,PbSe,PbTe,
RbI,Si,Ta23,Te,TiO2などの透明金
属薄膜が好ましく用いられる。特に、汎用的で、安価
で、再帰反射性能にも優れるZnSが好ましい。第2透
明反射層3の厚さは300〜3000Åが好ましい。よ
り好ましくは、500〜1500Åである。透明反射層
の厚さが薄すぎると再帰反射性能が低下すると共に耐久
性が低下する。
【0021】本発明の第2透明反射層3の形成方法とし
ては、透明金属を蒸着、スパッタリングあるいはメッキ
などにより形成することができる。中でも加工価格の安
価な蒸着が最も好ましい。
【0022】本発明の透明反射層は、第2透明反射層の
背面に、さらに屈折率の低い第3透明反射層、屈折率の
高い第4透明反射層と順次積層して形成することもでき
る。第3透明反射層は前記の第1透明反射層と、第4透
明反射層は前記の第2透明反射層と同一もしくはその中
に記載された他の組成を使用しても良い。さらに、最終
の透明反射層の背部に雲母片、パール顔料などの光透過
性のフィラーを含む樹脂層を設けることも再帰反射性能
が向上し好ましい。
【0023】本発明に用いられる固着樹脂層4として
は、透明性のある樹脂あるいは半透明性の樹脂が用いら
れるが、例えば、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリエステル系樹脂、エポキシ系樹脂、ナイロン系
樹脂、ゴム系樹脂およびビニル系樹脂などの各種合成樹
脂を主成分として用いることができる。また、それらの
2種以上の混合物を使用することもできる。透明微小球
1あるいはその背面に形成される透明反射層に強固に密
着し、透明微小球1を保持する力が強く、かつ耐候性な
どの耐久性に強い樹脂が好ましく用いられる。特に、ポ
リエステル系樹脂やポリウレタン系樹脂、あるいはそれ
らの混合物が透明反射層に対する密着性が強く、耐久性
の高い組成を容易に選定することが好ましい。
【0024】固着樹脂層4にポリイソシアネート系架橋
剤、エポキシ系架橋剤、メラミン系架橋剤などを適当量
配合し、固着樹脂を架橋硬化させることも、耐久性の向
上の点から好ましく用いられる。また、固着樹脂中にシ
ラン化合物を適宜配合することも、透明反射層との密着
性が向上し、耐久性を上げる点から好ましく用いられ
る。シラン化合物としては、前記第1透明反射層2の樹
脂膜に記載した内容と同一であるが、そこで配合した化
合物と同一でも良いし、異種の化合物を使用することも
できる。
【0025】固着樹脂中に酸化チタン、シリカ粉末など
の無機フィラー、各種顔料、蛍光性顔料、蓄光性顔料な
どを適当量適宜配合し、半透明樹脂層や着色樹脂層を形
成することも好ましい。固着樹脂層を半透明あるいは着
色することにより裏面に設置される照明体を隠すことが
できる。
【0026】透明微小球1の固着樹脂層4への埋没率
は、透明微小球1の直径の40〜80%が好ましい。5
0%前後が透明微小球1の保持性や反射性能の点からも
最も好ましい。埋没率が40%未満では透明微小球1の
固着が悪くなり、透明微小球1の脱落が生じ易くなり、
耐久性などが低下する傾向がある。また、80%を超え
ると高角度の入射角における反射性能が低下するように
なる。
【0027】本発明に係わる図1に示すタイプの透光性
再帰性反射材は、例えば次のような方法で製造される。
ポリエチレンテレフタレートフィルムなどのフィルム基
材にポリエチレンフィルムの如き軟化点の低い微小球仮
埋没用樹脂層を積層し、仮埋没支持体を作成する。この
仮埋没支持体を微小球仮埋没用樹脂の軟化点以上の温度
で加熱し、その上から透明微小球を単層に一面に散布
し、透明微小球1の直径の20〜60%を微小球仮埋没
用樹脂層に埋没させる。このようにしてできた透明微小
球1の仮埋没支持体の微小球露出面上に透明樹脂溶液を
コートし、乾燥することにより透明樹脂膜からなる第1
透明反射層2を形成する。その上に、高屈折率の透明金
属を蒸着し、第2透明反射層3を形成する。さらに、そ
の上に固着樹脂層4を所定の厚さに積層する。次いで、
透明微小球1を仮埋没した仮埋没支持体を剥離すること
により微小球の一部が空気中に露出したいわゆるオープ
ンタイプを呼称される透明反射層を有する透光性再帰性
反射材が得られる。
【0028】ここで、透明微小球1を仮埋没させる仮埋
没支持体としては、フィルム基材には高温に安定なポリ
エチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレートな
どのポリエステルフィルム、紙などが好ましく用いられ
る。また、透明微小球1を埋没させる微小球埋没用樹脂
層としては、前記フィルム基材より軟化温度の低い樹脂
層が必要で、ポリエチレンフィルム層、ポリプロピレン
フィルム層、アクリル系粘着剤層、ポリウレタン系粘着
剤層、ポリエステル系接着剤層などが好ましく用いられ
る。
【0029】本発明の再帰性反射材の実施態様として
は、図1に示すオープンタイプ再帰性反射材の形態にお
いては、再帰反射性能がクローズドタイプやカプセルタ
イプといった反射材に比べ非常に高い値を示すが、反射
材表面が降雨などにより水漏れを生じた場合、透明微小
球1の表面を水が覆ってしまうため、反射性能が低下す
る問題がある。そのため、これらの再帰性反射材を屋外
で使用する場合は、降雨が直接掛からないようなショー
ウインドウのような場所で使用するか、降雨が掛からな
いように表面を保護する必要がある。
【0030】本発明の再帰性反射材の実施態様の第1の
例として、内部照射式再帰性反射体の例を図2に基づい
て説明する。透光性再帰性反射材5は図1で説明したも
のと同様で、透明微小球1、第1透明反射層2、第2透
明反射層3、固着樹脂層4から構成されている。さらに
固着樹脂層4の後方に半透明樹脂板6を接合する。その
後方に照明体7を設置し、前方には表面カバーシート8
を設ける。これらは、透光性再帰性反射材5の表面が降
雨などにより水漏れしないよう箱体の中に設置され、内
部照明式再帰性反射体9を作成する。
【0031】ここで、半透明樹脂板6は光透過性に優
れ、かつ内部の照明体7が直接外部から見えないように
遮蔽する半透明体で、しかも耐候性の強いものが好まし
いが、中でもアクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リエステル樹脂、ポリアミド樹脂が好ましく用いられ
る。これらの樹脂には顔料、フィラーなどを配合し半透
明にすると共に、酸化防止剤といった耐候性を向上する
添加剤などを適宜配合することができる。半透明樹脂板
6の厚さは、特に制限されるものではないが、1mm〜
50mmのものが好ましい。
【0032】半透明樹脂板6は透光性再帰性反射材5の
固着樹脂層4に顔料、フィラーなどを配合し半透明化す
ることによって使用を省略することもできる。本発明の
表面カバーシート8は、情報表示用として文字や図柄な
どを表示し、かつ内部に水やゴミの侵入を防ぐためのも
ので、透明性や耐候性の優れたものが好ましい。中で
も、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、塩化ビニル系樹脂な
どが好ましく用いられる。
【0033】本発明の透光性再帰性反射材5に係わる第
2の例を図3に基づいて説明する。透光性再帰性反射材
5は図1で説明したものと同様で、透明微小球1、第1
透明反射層2、第2透明反射層3、固着樹脂層4から構
成されている。透光性再帰性反射材5の透明微小球1側
は、ブリッジ層10でもって表面カバーフィルム11に
接合されている。ここでブリッジ層10は空間部12が
小区画で、かつ、それぞれ分離して形成されるように構
成されている。これは通常カプセル型再帰性反射材と総
称される構造である。さらに、固着樹脂層4の後方に半
透明樹脂板6を接着剤層13を介して接合する。
【0034】このカプセル型再帰性反射材の構造は、図
1に示したオープンタイプ再帰性反射材の表面に水漏れ
を防ぐ表面カバーフィルム11を設置しているため、図
2に示すような箱体状にして表面カバーシート8を配置
する必要がなく、屋外においてもそのままカプセル型再
帰性反射材を使用することができるものである。
【0035】本発明の表面カバーフィルム11は、透明
性があり、かつ耐候性の優れたものが好ましい。中で
も、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエ
ステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂
が好ましく用いられる。特に、透明性に優れ、耐候性に
も優れるアクリル系樹脂が好ましい。これらの樹脂に
は、酸化防止剤など耐候性を向上するための添加剤や顔
料を適宜配合することもできる。表面カバーフィルム1
1の厚さは10μm〜1000μmが好ましい。より好
ましくは、30μm〜200μmである。この表面カバ
ーフィルム11の表面に情報表示のため文字や図柄など
を表示することもできる。さらに、その上に耐候性や耐
擦過性などの耐久性を付与するために各種の透明性のあ
る被覆膜を形成することも好ましい。
【0036】本発明のブリッジ層10は透光性再帰性反
射材5の透明微小球側1と表面カバーフィルム11との
間の接着性の優れた樹脂が要求される。中でも、ポリエ
ステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、アクリル系樹脂が
好ましく用いられる。また、これら樹脂の中には各種フ
ィラー、顔料、蓄光性顔料、蛍光性顔料を配合すること
もできる。また、接着を強固なものにするため、イソシ
アネート化合物、メラミン化合物、エポキシ化合物など
の各種架橋剤を適宜配合し、樹脂を架橋することも好ま
しい。ブリッジ層10の形成は、再帰性反射材の固着樹
脂側からブリッジの形状の凸部をもったエンボスローラ
ーを用いて熱をかけて押圧し、固着樹脂を熱活性し、表
面カバーフィルム11に接合する方法、ブリッジの形状
のスクリーンをもった印刷機でブリッジを形成する樹脂
を表面カバーフィルム11、または透光性再帰性反射材
5の上に印刷し、それぞれ透光性再帰性反射材5、また
は表面カバーフィルム11と接合する方法が採られる。
【0037】本発明に係わる第3の例として、図4に基
づいて説明する。透光性再帰性反射材5は図1に説明し
たものと同様で、透明微小球1、第1透明反射層2、第
2透明反射層3、固着樹脂層4から構成されている。透
光性再帰性反射材5の透明微小球1の表面は表面被覆樹
脂層14で透明微小球1の球面に沿って被覆される。
【0038】本発明の表面被覆樹脂層14は透明で、耐
候性に優れ、透明微小球1に対する密着性の優れた樹脂
が好ましい。中でも、アクリル系樹脂、ポリエステル系
樹脂、ポリウレタン系樹脂、塩化ビニル系樹脂が好まし
く用いられる。特に、アクリル系樹脂、ポリエステル系
樹脂が好ましい。これらの樹脂には耐候性、耐薬品性、
耐擦過性などの耐久性を向上する目的でイソシアネート
化合物、メラミン化合物、エポキシ化合物などを適宜配
合し、樹脂を架橋硬化させることも好ましい。表面被覆
樹脂層14の厚さは透明微小球1の頂部から0.1μm
〜10μmが好ましい。表面被覆樹脂層14の厚さが薄
い場合は透明微小球1の球面に沿った形状で形成され、
反射性能の低下も少なく優れた再帰反射性能を有する
が、厚さが厚くなるにしたがい、表面被覆樹脂層14は
平面状となり再帰反射性能も低下してくる。さらに、こ
の表面被覆樹脂層14の上から耐久性を付与する目的
で、シリコーン系被覆剤、フッ素系被覆剤、アクリル系
被覆剤などを適宜被覆することも好ましい。
【0039】本発明の表面被覆樹脂層14は染料や顔料
を配合することにより着色した透光性再帰性反射材を得
ることができる。この反射材はセミオープンタイプで、
裏面からの光が透過する色彩と、再帰反射の際の色彩が
同一となり非常に見栄えの良い再帰性反射材となる。
【0040】本発明の図4の形態の再帰性反射材も、透
明微小球1の表面は透明樹脂で被覆されているため、水
漏れによる反射性能の低下はなく、そのまま屋外に使用
できるものである。なお、透明微小球1の表面に平面状
に表面被覆樹脂層を設けるようにしても良い。
【0041】
【発明の実施の形態】本発明の透光性再帰性反射材の実
施態様は反射材の裏面から照射される光を反射材を透過
して前面に出てくるようにしたもので、反射材の前面に
表示した文字や図柄が視認できるようになり、かつ、自
動車のヘッドライトのような前方から照射された光は再
帰性反射材により照射方向に再帰反射し、前方から視認
できるように構成されている。
【0042】ここで裏面から照射する方法としては、内
照式反射体のように箱体の中で反射材と照明体を一体化
し、後方から照射する方法、ショウウインドーなどのよ
うに透光性再帰性反射材を貼り付け、後方の室内灯で照
らされ、光が透過させるような方法、透光性再帰性反射
材で構成された例えば円錐状の表示体の下部に照明体を
配置し、円錐状の内側内部の光が該反射材を透過して前
方に照射させるような方法などが好ましく採られる。
【0043】
【実施例】以下、本発明の具体例を実施例によって説明
する。 実施例1 厚さ75μmのポリエチレンテレフタレートフィルム
に、厚さ40μmのポリエチレンフィルムをラミネート
した仮埋没フィルムを120℃で3分間加熱し、ポリエ
チレンフィルムを溶融させ、その上に、平均粒子径75
μm、平均屈折率1.92の高屈折率ガラス微小球をほ
ぼ一面に単層に散布し、ガラス微小球の直径のほぼ50
%を仮埋没させる。その上に厚さ4μmのポリウレタン
系樹脂からなる第1透明反射層を形成し、さらにその上
にZnSを真空蒸着し、厚さ約650Åの透明薄膜から
なる第2透明反射層を形成した。次にポリアクリル−ウ
レタン系樹脂からなる固着樹脂層を厚さ約60μmとな
るように形成し、次いで、ガラス微小球を仮埋没してい
る仮埋没フィルムを剥離し、ガラス微小球の約50%が
空気中に露出したオープンタイプの透光性再帰性反射材
を得た。
【0044】この透光性再帰性反射材の反射性能は、J
IS Z 9117「保安用反射シート及びテープ」に
準じ、観測角12’、入射角5°で測定して98cd/lx/
m2であった。
【0045】この透光性再帰性反射材の固着樹脂層側
に、5mm厚さの半透明のアクリル板を接合し、さら
に、表面側に空間を開けて、表面に表示マークを印刷し
た厚さ3mmの無色透明のアクリル板からなる表面カバ
ーシートを設けた。さらに、この透光性再帰性反射材の
後方に蛍光灯を設置し、全体を箱体の中に収納した内照
式再帰性反射体を作成した。このものは、内部照明の蛍
光灯を点灯すると、表面カバーフィルム全面から透過す
る光により表面の表示マークは良好な視認性が得られ
た。また、内部の蛍光灯を消灯し、前方から光を照射す
ると、再帰反射光により同様に良好な表示マークの視認
性が得られた。
【0046】実施例2 実施例1と同様ではあるが、第1透明反射層を厚さ約7
50ÅのSiO2の透明薄膜を真空蒸着により形成した
ものに変え、オープンタイプの透光性再帰性反射材を作
成した。
【0047】この透光性再帰性反射材の表面側にポリウ
レタン系樹脂にイソシアネート化合物を配合したインキ
を使用し、パターン状のブリッジ層をスクリーン印刷
し、乾燥した後、厚さ75μmの無色透明アクリルフィ
ルムを積層し、接着し、カプセルタイプの透光性再帰性
反射材を作成した。この再帰性反射材の反射性能は実施
例1と同様な方法で測定し、70cd/lx/m2であった。
【0048】このカプセルタイプ透光性再帰性反射材の
表面フィルム上に表示マークを印刷し、裏面の固着樹脂
層を5mm厚さの半透明のアクリル板に接合した。この
半透明のアクリル板の後方より光を照射したところ、表
示マークは全面から透過した光により良好に視認でき
た。また、後方からの光を消し、前方より光を照射した
ところ、再帰反射光により表示マーク全体が照らされ、
同様に良好な視認性が得られた。
【0049】実施例3 ガラス微小球として平均屈折率のみ2.20のものを使
用する以外は実施例1と同様にして、オープンタイプの
透光性再帰性反射材を作成した。その表面側のガラス微
小球上に赤色に着色したウレタン系の透明樹脂層を約1
μmの厚さに、ガラス微小球の球面に沿って表面被覆し
た。このものの再帰反射性能は、実施例1と同様に測定
し、25cd/lx/m2であった。
【0050】次いで、実施例2と同様に裏面の固着樹脂
層に厚さ100μmの半透明のポリエステルフィルムを
接合した。この半透明のポリエステルフィルムの後方よ
り光を照射したところ、全面赤色の表示体が良好に視認
できた。また、後方からの光を消し、前方より光を照射
したところ、再帰反射光により全体が赤色に照らされた
表示体が良好に視認できた。
【0051】比較例1 実施例1と同様にして、ガラス微小球の直径のほぼ50
%を仮埋没させたシートを作成する。その上にアルミニ
ウムの真空蒸着により、厚さ約100Åの反射膜を形成
する。さらに、そのアルミニウム蒸着面上に、一片が5
mmの正方形の市松模様の形状にウレタン系接着剤をス
クリーン印刷し、乾燥後、5mmの厚さの半透明のアク
リル板に接合した。十分に固化した後、未接着部分の再
帰性反射材を剥離し、半透明のアクリル板上に一片5m
mの正方形の市松模様の形状のオープンタイプ再帰性反
射材が接着した再帰性反射体を作成した。
【0052】このものを、実施例1と同様に測定した反
射性能は、245cd/lx/m2であった。このものの前方に
実施例1と同様に表示マークを印刷した3mm厚さの無
色透明のアクリル板からなる表面カバーシートを設け、
後方に蛍光灯を設置した。蛍光灯を点灯すると表面カバ
ーシートの表示マークは視認はできるが、光透過部と非
透過部が斑となって観察された。また、蛍光灯を消灯
し、前方より光を照射すると、再帰性反射材の残存部分
のみで光が再帰反射し、同様に表示マークは視認はでき
るが、光透過部と非透過部が斑となって観察され見栄え
が悪い再帰性反射体しか得られなかった。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、光反射層
が存在する部分と反射層が無く光を透過する部分をそれ
ぞれ共存させて製造することなく、全面で光を透過し、
かつ、全面で光を再帰反射し、しかも見栄えの良い色彩
が得られる反射体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の透光性再帰性反射材の一例を示す断面
図である。
【図2】本発明の透光性再帰性反射材を用いた再帰性反
射体の第1の例を示す断面図である。
【図3】本発明の透光性再帰性反射材を用いた再帰性反
射体の第2の例を示す断面図である。
【図4】本発明の透光性再帰性反射材を用いた再帰性反
射体の第3の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 透明微小球 2 第1透明反射層 3 第2透明反射層 4 固着樹脂層 5 透光性再帰性反射材 6 半透明樹脂板 7 照明体 8 表面カバーシート 9 内部照明式再帰性反射体 10 ブリッジ層 11 表面カバーフィルム 12 空間部 13 接着剤層 14 表面被覆樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯干 操 京都府亀岡市千代川町小川二丁目16−1 ユニチカスパークライト株式会社内 (72)発明者 箕浦 大祐 京都府亀岡市千代川町小川二丁目16−1 ユニチカスパークライト株式会社内 Fターム(参考) 2D064 BA03 CA09 EA02 EB15 EB26 2H042 AA02 AA03 BA02 BA20 DA01 DA11 DA21 DA22 DC02 DC04 DD08 DE02 DE04 EA07 EA12 EA14 EA16

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明微小球層とその背面に密接して設け
    られる透明反射層を有する透光性の再帰性反射材を備
    え、裏面から光が照射され透過するように構成されてい
    ることを特徴とする再帰性反射体。
  2. 【請求項2】 透光性の再帰性反射材が、透明微小球
    層、その背面に密接して設けられる透明反射層、および
    それらを部分的に埋設保持する固着樹脂層からなるオー
    プンタイプ再帰性反射材であることを特徴とする請求項
    1記載の再帰性反射体。
  3. 【請求項3】 透光性再帰性反射材が、透明微小球層、
    その背面に密接して設けられる透明反射層、およびそれ
    らを部分的に埋設保持する固着樹脂層からなるオープン
    タイプ再帰性反射材であり、このオープンタイプ再帰性
    反射材と透明微小球の前面に空間部を介して表面カバー
    フィルムを設け、この表面カバーフィルムとオープンタ
    イプ再帰性反射材をパターン状に仕切って連結するブリ
    ッジ層を設けてカプセルレンズタイプ再帰性反射材とし
    たことを特徴とする請求項1記載の再帰性反射体。
  4. 【請求項4】 透光性再帰性反射材が、透明微小球層、
    その表面に平面状または透明微小球に沿って球面状に設
    けられた表面被覆樹脂層、透明微小球層の背面に密接し
    て設けられる透明反射層、およびそれらを部分的に埋設
    保持する固着樹脂層からなるセミオープンタイプ再帰性
    反射材であることを特徴とする請求項1記載の再帰性反
    射体。
  5. 【請求項5】 透明微小球を覆う表面被覆樹脂層が着色
    樹脂で形成されていることを特徴とする請求項4記載の
    再帰性反射体。
  6. 【請求項6】 透光性再帰性反射材の背面に半透明樹脂
    層を設けたことを特徴とする請求項1または2または3
    または4または5記載の再帰性反射体。
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