JP2003344476A - 絶縁監視装置 - Google Patents

絶縁監視装置

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JP2003344476A
JP2003344476A JP2002151256A JP2002151256A JP2003344476A JP 2003344476 A JP2003344476 A JP 2003344476A JP 2002151256 A JP2002151256 A JP 2002151256A JP 2002151256 A JP2002151256 A JP 2002151256A JP 2003344476 A JP2003344476 A JP 2003344476A
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Japan
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phase
zero
electric
leakage
ground
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JP2002151256A
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English (en)
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Manabu Tsutsumi
学 堤
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Kawamura Electric Inc
Original Assignee
Kawamura Electric Inc
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Publication date
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
  • Testing Relating To Insulation (AREA)
  • Emergency Protection Circuit Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電路の絶縁劣化を簡易な構成で良好に監視可
能な絶縁監視装置を提供する。 【解決手段】 電路5の接地線に、漏電リレー用零相変
流器1を設けてその二次巻線に受信機3を接続して漏洩
電流を検出し、非接地電路のR相、T相に容量可変のコ
ンデンサ装置4を取付けて他端を漏電リレー用零相変流
器1の一次巻線として巻回した後接地した。コンデンサ
装置4の漏電リレー用零相変流器1への巻回は、コンデ
ンサ装置に流れる電流Icの位相が電路5の対地静電容
量Cgc1,Cgc2による漏洩電流Igcの位相とは
逆相となる巻回方向で巻回した。コンデンサ装置4の容
量設定時に漏電リレー用零相変流器1に連続して漏洩電
流計用零相変流器2を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電路の絶縁状態を
監視する絶縁監視装置に関し、特に低圧電路の絶縁監視
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】低圧電路の絶縁監視装置として、図4,
図5の模式図に示す構成のものが知られている。図4の
絶縁監視装置は、電路13の接地線に設けられた零相変
流器11と零相変流器11の二次巻線に接続された漏電
を検出する受信機12とから構成され、対地静電容量に
より流れる漏洩電流と電路13の絶縁劣化により流れる
漏電電流との全漏洩電流を検出し、電路の絶縁劣化によ
る漏電電流の発生により増加する漏洩電流の増加を検出
して電路の絶縁劣化を監視している。また、図5の絶縁
監視装置は、電路13の接地線に零相変流器11、受信
機12に加えて、低周波発生装置14、低周波注入トラ
ンス15等が設けられ、常時電路と大地間に低周波電圧
を印加している。
【0003】なお、図3は漏洩電流の説明図であり、図
3(a)はΔ結線した3相電路の漏洩電流の説明図を示
し、(b)は3相電路の夫々の漏洩電流のベクトル図を
示している。図3では、電路はS相が接地され、R相の
絶縁が劣化した場合を示している。Igc1はR相の対
地静電容量による漏洩電流、Igc2はT相の対地静電
容量による漏洩電流、IgrはR相での絶縁劣化による
漏電電流を示し、Ioは接地線に流れる電流を示してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述するように、上記
図4の全漏洩電流検出方式は単純な構成で低価格に構成
でき、また施工が容易なため広く普及している。しか
し、対地静電容量による漏洩電流が大きい場合は漏電を
判定する設定値を大きくしなければならず、小さな漏電
電流の検出が難しくなり、電路の絶縁劣化の早期検出が
できない問題があった。また、図5の低周波重畳方式は
図4の全漏洩電流検出方式に比べて漏電を精度良く検知
することができるが、構成が複雑であるためコスト高で
あったし設置も面倒であった。そこで、本発明はこのよ
うな問題点に鑑み、電路の絶縁劣化を簡易な構成で良好
に監視可能な絶縁監視装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、電路又は電路の接地線に設けた
零相変流器と、該零相変流器の二次巻線に接続して漏電
を検出する受信機と、一端が前記電路の非接地電路に接
続されると共に他端から伸びた電線が前記零相変流器の
一次巻線として巻回された後に接地又は接地電路に接続
されたコンデンサ装置とを有し、前記コンデンサ装置か
ら伸びた電線の零相変流器への巻回は、コンデンサ装置
に流れる電流の位相が電路の対地静電容量による漏洩電
流の位相とは逆相となる向きで巻回されて成るこを特徴
とする。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、コンデンサ装置は、接続電路毎に容量を変更可能な
可変コンデンサユニットを有し、互いに連結されて1本
の電線で零相変流器に巻回してなることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
形態を、図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明
に係る絶縁監視装置の一例を示す模式図であり、Δ結線
した3相電路に設置した構成を示している。図におい
て、1は漏電リレー用零相変流器、2は漏洩電流計用零
相変流器、3は漏電を検出する受信機、4はコンデンサ
装置、5は監視対象の電路を示し、双方の零相変流器
1,2は電路5のS相に接続された接地線に取付けら
れ、受信機3とコンデンサ装置4は同一のハウジング内
に形成されている。尚、Cgc1、Cgc2は夫々R
相,T相の対地静電容量を示している。
【0008】漏電リレー用零相変流器1は二次巻線に受
信機3が接続されて漏電リレーを形成し、漏電電流を検
出している。また、漏洩電流計用零相変流器2は着脱容
易な携帯型の漏洩電流計の零相変流器でありコンデンサ
装置設定時に使用され、その後取り外される。そして、
双方の零相変流器1,2の一次側には接地をしていない
R相及びT相からコンデンサ装置4を介して接地された
電線6が巻回され、図3(b)に示すように電線6に流
れる電流Icは対地静電容量による漏洩電流Igcの位
相とは逆位相となるように巻回されている。
【0009】コンデンサ装置4は、図2に示すように構
成され、同一構成の第1,第2の2組のコンデンサユニ
ット4a,4bから構成されている。1つのコンデンサ
ユニットはコンデンサC1〜C4とスイッチS1〜S4
を夫々直列接続した4つ並列回路で構成され、各コンデ
ンサの容量は、C1=0.1μF、C2=0.2μF、
C3=0.4μF、C4=0.8μFで形成されてい
る。このように設定することで、0.1μF刻みで0〜
1.5μFの範囲で容量を可変でき、夫々のコンデンサ
の容量を最小コンデンサの容量の2の階乗倍として構成
することで、効果的に容量値を変更できる。
【0010】そして、各スイッチS1〜S4は、漏洩電
流計の指示値が最小になるようにオン/オフ状態が設定
される。第1ユニット4aを流れる電流がR相の対地静
電容量Cgc1により流れる漏洩電流Igc1に等しい
時、且つ第2ユニット4bを流れる電流がT相の対地静
電容量Cgc2により流れる漏洩電流Igc2に等しい
時に指示値は最小になる。
【0011】このようなコンデンサ装置を設けること
で、零相変流器で取り込む漏洩電流のうちの対地静電容
量成分をキャンセルすることができ、受信機の設定感度
を高くしても漏洩電流の対地静電容量による誤動作を回
避できる。従って、対地静電容量の多い電路であって
も、漏電リレーの形態の絶縁監視装置により高精度の絶
縁監視が実施できる。また、コンデンサ装置の容量を変
更することで、設置する電路の特性に応じて、最適に設
定することが可能であり、受信機はどのような特性の電
路であっても絶縁劣化を高精度で検出できる。
【0012】尚、上記実施形態では電路がΔ結線された
3相3線式電路であるため、コンデンサ装置は接地して
いない2本の電路に接続される2個のコンデンサユニッ
トから構成されているが、単相2線式電路の場合は、接
続する電路は1つであるため1個のユニットで構成され
るし、単相3線式電路も非接地線の対地静電容量による
漏洩電流Igc1、Igc2が互いに相殺されるため1
個のユニットで構成される。また、Y結線された3相3
線式電路では中性線が接地されて3相を構成する3線は
接地されないため、3個のユニットで構成されたコンデ
ンサ装置が必要となる。また、コンデンサユニットのコ
ンデンサとスイッチの並列接続する組は4個である必要
は無く、1個でも5個以上で構成しても良い。並列数が
多ければそれだけ容量の設定幅も広がる。また、スイッ
チを設けずにスライド式の可変コンデンサとすることも
できる。更に、コンデンサ装置の最大容量よりも電路の
対地静電容量が大きい場合は、零相変流器の一次側に巻
回する電線の巻回数を増やすことで対応すれば良く、対
地静電容量による漏洩電流成分をキャンセルできる。ま
た、コンデンサ装置を受信機と同一のハウジングに設け
て一体形成することで設置スペースの省スペース化を図
ることができるが、コンデンサ装置を別体に形成すれ
ば、従来の漏電リレーを用いた形態のものに追加設置す
ることが可能となり、既存設備を変更することなく本発
明の構成とすることができる。また、零相変流器は何れ
も接地線に設けているが、電路自体に全電路を包囲する
ように設けても漏洩電流を検出することができる。
【0013】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の発明に
よれば、対地静電容量が大きい電路であっても、コンデ
ンサ装置により対地静電容量による漏洩電流の影響をキ
ャンセルできるので、漏電リレー形態の簡易な構成によ
り高感度に漏電検知ができ、高精度に絶縁監視ができ
る。
【0014】請求項2の発明によれば、請求項1の効果
に加えて、コンデンサ装置の容量を変更できるので、設
置する電路の特性に応じて、最適に設定することが可能
であり、受信機はどのような特性の電路であっても絶縁
劣化を高精度で検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の一例を示す絶縁監視装置の
模式図である。
【図2】図1のコンデンサ装置の回路図である。
【図3】電路の漏洩電流の説明図で、(a)は説明図、
(b)は漏洩電流のベクトル図を示している。
【図4】従来の絶縁監視装置の模式図である。
【図5】従来の他の絶縁監視装置の模式図である。
【符号の説明】
1・・漏電リレー用零相変流器、3・・受信機、4・・
コンデンサ装置、4a・・第1コンデンサユニット、4
b・・第2コンデンサユニット。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電路又は電路の接地線に設けた零相変流
    器と、該零相変流器の二次巻線に接続して漏電を検出す
    る受信機と、一端が前記電路の非接地電路に接続される
    と共に他端から伸びた電線が前記零相変流器の一次巻線
    として巻回された後に接地又は接地電路に接続されたコ
    ンデンサ装置とを有し、前記コンデンサ装置から伸びた
    電線の零相変流器への巻回は、コンデンサ装置に流れる
    電流の位相が電路の対地静電容量による漏洩電流の位相
    とは逆相となる向きで巻回されて成るこを特徴とする絶
    縁監視装置。
  2. 【請求項2】 コンデンサ装置は、接続電路毎に容量を
    変更可能な可変コンデンサユニットを有し、互いに連結
    されて1本の電線で零相変流器に巻回してなる請求項1
    記載の絶縁監視装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008157838A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Hitachi Industrial Equipment Systems Co Ltd 絶縁監視装置
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CN111025098B (zh) * 2019-11-19 2022-07-29 云南电网有限责任公司临沧供电局 基于泄漏电流时域变化因子的电缆绝缘老化程度判断方法

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