JP2003343599A - 自動変速機用の発進要素 - Google Patents

自動変速機用の発進要素

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JP2003343599A
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clutch
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plate
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automatic transmission
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JP2003141785A
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Peter Ziemer
ピーター、ツィーマー
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ZF Friedrichshafen AG
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ZF Friedrichshafen AG
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    • F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D25/00—Fluid-actuated clutches
    • F16D25/06—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
    • F16D25/062—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces
    • F16D25/063—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially
    • F16D25/0635—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs
    • F16D25/0638—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価な構造費で済み、すべての速度段におい
て滑り性を有する発進要素を提供する。 【解決手段】 本発明に基づく自動変速機用の発進要素
は、発進クラッチ１を含む。この発進クラッチ１は、作
動液用ポンプ２にフランジ結合されたカバー３の内部に
配置される。そのカバー３に、ポンプ前方軸受および変
速機密封装置が組み入れられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン側に結合
された作動液用ポンプで作動される自動変速機用の発進
要素に関する。
【０００２】
【従来の技術】車両を停止状態から発進する際、最低速
回転中のエンジンと停止中の変速機入力軸とを結び合わ
せるために、通常、動力系統においてエンジンの後ろお
よび変速機の前に、発進要素が配置されている。その場
合、発進要素として係合クラッチが利用されている。自
動変速機の場合は、通常、流体トルクコンバータが採用
されている。
【０００３】「ＶＤＩ−ベリヒテ(Berichte) １６１
０」に掲載の論文“ゲトリーベ インファールツオイゲ
ン（自動車の変速機）２００１”の第４６１頁以降とそ
の第６図において、自動変速機の補助変速機における太
陽歯車のブレーキを発進要素として利用する、ことが知
られている。また発進要素として、湿式発進クラッチも
提案されている。その湿式発進クラッチは非常に高い構
造費がかかる。
【０００４】上述の論文“ゲトリーベ イン ファール
ツオイゲン（自動車の変速機）２００１”の第４６１頁
以降とその第６図に記載のブレーキは、例えば騒音を改
善する目的で、すべての速度段において発進要素の滑り
が必要であるか、ないしは望まれるときは、それが最高
速段においてトルクを支えないので、発進要素として適
さない。
【０００５】
【非特許文献１】ＶＤＩ−ベリヒテ（VDI-Berichte）１
６１０, 「ゲトリーベ インファールツオイゲン（Getr
iebe in Fahrzeugen）２００１」, ｐ．４６１-
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、従来
の欠点を除去した自動変速機用の発進要素を提供するこ
とにある。特に、安価な構造費で済み、すべての速度段
において滑り性を有する発進要素を作ろうとしている。
【０００７】また、本発明に基づく発進要素は、コンパ
クトで小形に寸法づけて、エンジンと変速機との間の空
間を、動力系の別の構成要素、例えばクランク軸駆動発
電機にとって必要な空間として利用できるようにしよう
としている。特に、発進要素の構造長を、最長でも通常
のトルクコンバータと同じ長さにしようとしている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この課題は、特許請求の
範囲における請求項１および請求項７に記載の手段によ
って解決される。本発明の有利な実施態様は従属請求項
に記載されている。
【０００９】本発明に基づいて、作動液用ポンプにフラ
ンジ結合されたカバーの内部に、発進クラッチ、好適に
は、多板クラッチが配置されている。そのカバーに、ポ
ンプ前方軸受および変速機前方密封装置が組み入れられ
ている。そのポンプは、有利には、エンジン側に結合さ
れたままである。
【００１０】コンバータクラッチにそのコンバータクラ
ッチを解除・係合するための存在する通路は、本発明に
基づいて、発進クラッチを制御するため、および発進ク
ラッチのプレートセットに冷却油を供給するために利用
される。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下図に示した実施形態を参照し
て本発明を詳細に説明する。
【００１２】図１において、発進クラッチ１は、作動液
用ポンプ２にフランジ結合されたハウジングないしカバ
ー３の内部に、配置されている。そのポンプ２は変速機
側が心出し板１５に固定されている。この心出し板１５
は、変速機ハウジング前方壁を形成し、通常、作動液を
分配するための多数の通路を有している。好適には、発
進クラッチ１は多板クラッチとして形成されている。そ
の多板クラッチは、内側クラッチ板５と外側クラッチ板
６とから成るプレートセット４を有している。本発明に
基づいて、発進クラッチ１のシリンダ７とピストン８
は、好適には、駆動連結部９を介してエンジン側に結合
されている。ポンプ２も同様にエンジン側に結合され、
図１において符号１０はそのポンプ駆動連結部である。
【００１３】この構想によって、隔壁板１１を有する貯
留室１２の急速な油充填、および従って迅速な油圧平衡
が保障される。プレートセット４の冷却油貫流性を向上
するために、外側クラッチ板６を溝付きライニングプレ
ートとして形成し、内側クラッチ板５を鋼板プレートと
して形成することが特に有利である。
【００１４】図２には、本発明の他の有利な実施形態が
示されている。ここでは、プレートセット４の内側クラ
ッチ板ホルダ１３が、エンジン側に結合され、クラッチ
操作部７、８が、変速機入力軸１４に結合されている。
これによって、冷却油が、エンジン回転数で回転する内
側クラッチ板ホルダ１３によって、プレートセット４に
搬送される。
【００１５】図３に示された本発明の第３の実施形態に
おいて、発進クラッチ１のクラッチ操作部および内側ク
ラッチ板ホルダ１３が、エンジン側に結合されている。
この構想によって、貯留室１２の急速な油充填、および
従って迅速な油圧平衡が達成される。同時に、冷却油
が、エンジン回転数で回転する内側クラッチ板ホルダ１
３によって、非常に効果的に、プレートセット４に搬送
される。
【００１６】図４には、図３の変形例が示されている。
その場合、上述の利点を維持した状態で、内側クラッチ
板ホルダ１３、隔壁板１１、プレートセット４、ピスト
ン８の各構成要素が、鏡面対称に配置されている。
【００１７】本発明に基づく配置構造によって、コンバ
ータないしトルクコンバータの必要性が無くなり、更
に、構造空間が最適に利用できるので、特に、クランク
軸駆動発電機の組込み並びに、例えばデュアルマス・フ
ライホイールのような動力系の別の構成要素の組込みが
行なえる。
【００１８】本発明の他の利点は、コンバータクラッチ
にそのコンバータクラッチを解除・係合するために存在
する通路が、本発明に基づいて、発進クラッチを制御す
るため、および発進クラッチのプレートセットに冷却油
を供給するために利用される、ことにある。これによっ
て、発進要素としての通常のトルクコンバータは、変速
機の外形寸法を大きく変更することなしに、上述の発進
要素によって置き換えられる。
【００１９】上述の発進クラッチは、自動変速機に圧力
を供給するための外部ポンプを備えた自動変速機にも採
用できる。この用途において、カバー３が、その内部に
配置された発進クラッチと共に、（ポンプハウジングに
フランジ結合される代わりに）、心出し板１５に直接フ
ランジ結合される。その心出し板１５に、既に図で説明
した実施形態に基づく一体形ポンプが固く結合される。
その場合、本発明の利点は維持される。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に基づく発進要素の有利な第１実施形態
の断面図。
【図２】本発明に基づく発進要素の有利な第２実施形態
の断面図。
【図３】本発明に基づく発進要素の有利な第３実施形態
の断面図。
【図４】本発明に基づく発進要素の有利な第４実施形態
の断面図。
【符号の説明】
１ 発進クラッチ ２ ポンプ ３ カバー ４ プレートセット ５ 内側クラッチ板 ６ 外側クラッチ板 ７ シリンダ ８ ピストン ９ 駆動連結部 １０ ポンプ駆動連結部 １１ 隔壁板 １２ 貯留室 １３ 内側クラッチ板ホルダ １４ 変速機入力軸 １５ 心出し板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピーター、ツィーマー ドイツ連邦共和国テトナング、ルドルフ- グネーディンガ‐ベーク、７ Ｆターム(参考） 3J057 BB04 CA06 CA14 DA17 DB03 HH01 JJ04 3J063 AA01 AB12 AB53 AC04 BB41 BB48 CA01 CD13 CD17 CD24 CD26 CD33 CD34

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】エンジン側に結合された作動液用ポンプで
    作動される自動変速機用の発進要素において、 発進要素が発進クラッチ（１）を含み、この発進クラッ
    チ（１）が、作動液用ポンプ（２）にフランジ結合され
    たカバー（３）の内部に配置され、このカバー（３）に
    ポンプ前方軸受および変速機密封装置が組み入れられて
    いる、ことを特徴とする自動変速機用の発進要素。
  2. 【請求項２】発進クラッチが多板クラッチとして形成さ
    れ、この多板クラッチが、内側クラッチ板（５）と外側
    クラッチ板（６）とから成るプレートセット（４）と、
    シリンダ（７）とピストン（８）とから成るクラッチ操
    作部とを有している、ことを特徴とする請求項１記載の
    発進要素。
  3. 【請求項３】プレートセット（４）の内側クラッチ板ホ
    ルダ（１３）がエンジン側に結合され、クラッチ操作部
    （７、８）が変速機入力軸（１４）に結合されている、
    ことを特徴とする請求項２記載の発進要素。
  4. 【請求項４】発進クラッチ（１）のシリンダ（７）およ
    びピストン（８）が、エンジン側に結合されている、こ
    とを特徴とする請求項２記載の発進要素。
  5. 【請求項５】発進クラッチ（１）のシリンダ（７）とピ
    ストン（８）と内側クラッチ板ホルダ（１３）が、エン
    ジン側に結合されている、ことを特徴とする請求項２記
    載の発進要素。
  6. 【請求項６】プレートセット（４）において、外側クラ
    ッチ板（６）が溝付きライニングプレートとして形成さ
    れ、内側クラッチ板（５）が鋼板プレートとして形成さ
    れている、ことを特徴とする請求項２ないし５のいずれ
    か１つに記載の発進要素。
  7. 【請求項７】自動変速機内部には配置されていない作動
    液用ポンプによって作動される自動変速機用の発進要素
    において、 発進要素が発進クラッチ（１）を含み、この発進クラッ
    チ（１）が、心出し板（１５）にフランジ結合されたカ
    バー（３）の内部に配置され、その心出し板（１５）が
    自動変速機のハウジング前方壁を形成し、ポンプ前方軸
    受および変速機前方密封装置がカバー（３）に組み入れ
    られている、ことを特徴とする自動変速機用の発進要
    素。
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