JP2003343498A - 排水ポンプシステム - Google Patents

排水ポンプシステム

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JP2003343498A
JP2003343498A JP2002151304A JP2002151304A JP2003343498A JP 2003343498 A JP2003343498 A JP 2003343498A JP 2002151304 A JP2002151304 A JP 2002151304A JP 2002151304 A JP2002151304 A JP 2002151304A JP 2003343498 A JP2003343498 A JP 2003343498A
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discharge pipe
submersible pump
tank
guide
water tank
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JP2002151304A
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English (en)
Inventor
Kazuhide Kasamatsu
和秀 笠松
Masami Ikeda
正実 池田
Koichi Tamura
功一 田村
Yukio Satonaka
幸雄 里中
Takaaki Nakano
貴章 中野
Junichi Kitamoto
純一 北本
Takaaki Terada
貴明 寺田
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shin Meiva Industry Ltd
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予旋回槽の設計の自由度が向上でき、効率の
よい旋回流の発生により異物等が良好に外部に排出でき
る排水ポンプシステムを提供する。 【解決手段】 汚水槽21の底部に、流入した汚水を水
中ポンプ23により吸い上げ、排出管26を通じて排出
する際、汚水の流れによって旋回流を生じさせる予旋回
槽22が備えられている。水中ポンプ23が排出管26
を介して吊持状態に設置されている。排出管26は、汚
水槽21外につながるメイン排出管26aと水中ポンプ
23の吐出口27に接続されて水中ポンプ23を吊持状
態で支持する吊持用排出管26bとを備え、メイン排出
管26aの接続部と吊持用排出管26bの接続部との着
脱自在な接続位置が、汚水槽21における上限水位位置
より上方に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汚水排出時の汚水
の流れにより旋回流を生じさせる予旋回槽を汚水槽の底
部に備えた排水ポンプシステムの改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の排水ポンプシステムにお
いて、汚水槽内に流入した汚水を水中ポンプによって吸
い上げる際、汚水に旋回流を生じさせて、汚泥等を滞留
させないように、汚水槽の底部に予旋回槽が備えられた
構造のものがある。
【0003】例えば、図3ないし図5に示される如く、
汚水槽1の底部に予旋回槽2が備えられた構造のものが
あり、予旋回槽2は水中ポンプ3の吸込口4が挿入状に
配置される円形の凹部2a、上方突出状の堰部2b、堰
部2bから凹部2aの接線方向に下降傾斜する流入溝2
c等を備えた構造とされている。
【0004】また、図においては、交互運転される一対
の水中ポンプ3が配置された構造とされ、凹部2a、堰
部2b、流入溝2c等もそれぞれ一対配置され、両凹部
2a間には隔壁部2eが備えられた構造とされている。
【0005】各水中ポンプ3は、汚水槽1内に配置され
た一対のガイドパイプ6に沿ってそれぞれ昇降可能に構
成され、下降操作によって底部に設置固定された各連結
管7の一端部に各水中ポンプ3の吐出口8がそれぞれ液
密状に接続される自動的な脱着機構を備えた構造とされ
ている。
【0006】また、各連結管7の他端部には排出管9が
それぞれ接続され、各排出管9は互いに連通状に接続さ
れると共に、汚水槽1外の排出管に接続された構造とさ
れている。
【0007】そして、図示省略の流入口から汚水槽1内
に流入する汚水が、所定の上限水位まで貯留されたこと
が水位センサ10により検出されると、いずれか一方の
水中ポンプ3が交互に運転され、水中ポンプ3の運転に
より、凹部2a内の汚水が吸込口4を通じて吸い上げら
れる構造とされている。
【0008】水中ポンプ3によって凹部2a内の汚水が
吸い上げられると、堰部2bに対して、水中ポンプ3側
と外側とで水位差が生じ、流入溝2cに沿った流れが発
生し、この流れにより旋回流が発生して、この旋回流が
汚水槽1底部の滞留物を洗い流し、汚水内の異物は汚水
と共に凹部2a内に落とし込まれる。
【0009】そして、凹部2a内に落とし込まれた異物
や旋回流によって集められたスカム等が、水中ポンプ3
によって吸い上げられて排出管9を通じて外部に排出さ
れるように構成されていた。
【0010】このような予旋回槽2を備えた排水ポンプ
システムとして、例えば、特許第3008332号公報
や特開平9−235777号公報等に示されるような構
造のものがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来構造の排水ポンプシステムによれば、汚水槽1の底部
に設置固定された連結管7の一端部に水中ポンプ3を接
続することによって、水中ポンプ3を支持する構造であ
るため、汚水槽1の底部底面から支持脚7aが上方突出
状に存在する構造となっており、予旋回槽2によって生
じる旋回流の流れを支持脚7aが抑制したり、乱したり
するおそれがあり、効率よく旋回流が得られない欠点が
あると共に、旋回流と共に旋回している異物が支持脚7
aに引っ掛かり、外部に円滑に排出されないおそれもあ
った。
【0012】また、汚水槽1の底部に水中ポンプ3を支
持する連結管7等を設置固定する構造であるため、底部
に配置される予旋回槽2の凹部2a、堰部2b、流入溝
2c等の配置位置の設計に際しても制約があり、設計の
自由度が制限される欠点があった。
【0013】そこで、本発明は上記問題点に鑑み、予旋
回槽の設計の自由度が向上でき、効率のよい旋回流の発
生により異物等が良好に外部に排出できる排水ポンプシ
ステムを提供すること目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の技術的手段は、汚水槽の底部に予旋回槽が備えられ、
汚水槽内に流入した汚水を、汚水槽内に設置された水中
ポンプにより吸い上げ、排出管を通じて排出する際、前
記予旋回槽における汚水の流れによって旋回流を生じさ
せる排水ポンプシステムにおいて、前記水中ポンプは、
その吸込口が前記予旋回槽内に挿入された状態で汚水槽
に対して吊持状態に設置されている点にある。
【0015】また、前記水中ポンプが前記排出管を介し
て吊持状態に設置されている構造としてもよい。
【0016】さらに、前記排出管は、前記汚水槽外につ
ながるメイン排出管と前記水中ポンプの吐出口に接続さ
れて水中ポンプを吊持状態で支持する吊持用排出管とを
備え、メイン排出管の接続部と吊持用排出管の接続部と
の着脱自在な接続位置が、汚水槽における上限水位位置
より上方に配置された構造としてもよい。
【0017】また、前記排出管は、前記汚水槽外につな
がる略水平部、およびこれに連続してその先端部が汚水
槽の下部まで延設される略垂直部とを有し、当該排出管
に前記水中ポンプを昇降案内するガイドが取り付けら
れ、該ガイドに沿った水中ポンプの昇降操作により水中
ポンプの吐出口に備えられた接続部と前記排出管の先端
接続部とが着脱自在とされた構造としてもよい。
【0018】また、前記ガイドは、その上端が前記汚水
槽における上限水位位置より上方に突出して配置されて
いる構造としてもよい。
【0019】さらに、前記汚水槽に前記水中ポンプを昇
降案内するガイドの上部を固定すると共に、当該ガイド
の下端部を前記排出管の下端先端部に固定し、ガイドに
沿った水中ポンプの昇降操作により水中ポンプの吐出口
に備えられた接続部と排出管の先端接続部とが着脱自在
とされた構造としてもよい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態を
図面に基づいて説明すると、図1は宅内排水用の排水ポ
ンプシステム20を示しており、汚水槽21の底部には
予旋回槽22が備えられ、これら汚水槽21や予旋回槽
22は例えば、ガラス繊維強化プラスチック(FRP)
によって成形された構造とされている。
【0021】予旋回槽22は、従来同様、水中ポンプ2
3のベルマウス状に形成された吸込口24が挿入状に配
置される円形の凹部22a、上方突出状の堰部、堰部か
ら凹部22aの接線方向に下降傾斜する流入溝、凹部2
2a方向に下降傾斜する傾斜面22d等を備えている。
【0022】また、水中ポンプ23に接続される排出管
26は、汚水槽21外の外部排出管につながるメイン排
出管26aと、水中ポンプ23の吐出口27に接続され
る吊持用排出管26bとを備え、メイン排出管26aの
汚水槽21内における一端部は、汚水槽21上部で水平
方向に架設された支持杆29上に適宜取付ブラケット等
を介して取付支持されている。
【0023】前記吊持用排出管26bは、吐出口27よ
り上方向に延設状に配置されており、吊持用排出管26
bにおける排出経路中間部には、逆止弁30や空気抜き
弁31が備えられている。この際、逆止弁30は水中ポ
ンプ23停止時にメイン排出管26a側からの汚水の逆
流を防止し、空気抜き弁31は水中ポンプ23運転開始
時において、吊持用排出管26b(逆止弁30より上流
側)等に溜まっている空気を吊持用排出管26bの外部
に逃す機能を有する。
【0024】また、吊持用排出管26bの上方側端部に
は、メイン排出管26aの端部における接続フランジ部
(接続部)に着脱自在に接続される接続フランジ部(接
続部)を備え、両接続フランジ部を液密状に接続するこ
とにより水中ポンプ23が吊持用排出管26bを介して
吊持状態で設置される構造とされている。
【0025】この際、メイン排出管26a側の接続フラ
ンジ部と吊持用排出管26b側の接続フランジ部との着
脱自在な脱着機構33としては、前述従来構造のような
水中ポンプ3の吐出口8と連結管7との自動的な脱着機
構を利用して、吊持用排出管26bの接続フランジ部の
上方からの落とし込みにより、水中ポンプ23の自重等
を利用して両接続フランジ部が密着状に接続される密着
構造や、ボルト・ナットによるフランジ接合構造であっ
てもよい。
【0026】そして、本実施形態においては、図1に示
される如く、メイン排出管26aと吊持用排出管26b
との両接続フランジ部の接続位置は、汚水槽21におけ
る汚水の上限水位位置Uよりも上方に配置された構造と
されている。
【0027】なお、35は水中ポンプ23および吊持用
排出管26bの吊り下げ支持用のチェーンである。
【0028】本実施形態は以上のように構成されてお
り、図示省略の流入口から汚水槽21内に流入する汚水
が、所定の上限水位位置Uまで貯留されたことが気泡式
水位センサ等からなる水位センサ(図示省略)により検
出されると、水中ポンプ23の運転が開始され、この水
中ポンプ23の運転により、凹部22a内の汚水が吸込
口24を通じて順次吸い上げられる。
【0029】そして、吸い上げられた汚水は吐出口27
から吊持用排出管26b、逆止弁30およびメイン排出
管26aを通じて外部に排出される。なお、この運転開
始時においては、逆止弁30より上流側の吊持用排出管
26b等に溜まっていた空気は空気抜き弁31より排出
される。
【0030】また、水中ポンプ23によって凹部22a
内の汚水が吸い上げられると、従来同様、堰部の水中ポ
ンプ23側と外側とで水位差が生じ、流入溝に沿った流
れが発生し、この流れにより旋回流が発生して、この旋
回流が汚水槽21底部の滞留物を洗い流し、汚水内の異
物は汚水と共に凹部22a内に落とし込まれる。
【0031】そして、凹部22a内に落とし込まれた異
物や旋回流によって集められたスカム等が、水中ポンプ
23によって吸い上げられて排出管26を通じて外部に
排出される。
【0032】その後、水位が低下して下限水位位置Lに
達したことを水位センサにより検出されると、タイマ機
能が作動して所定時間経過後、水中ポンプ23の運転が
停止される。
【0033】以上のように、本実施形態においては、水
中ポンプ23がメイン排出管26aに吊持用排出管26
bを介して吊持状態で設置された構造であり、予旋回槽
22を構成する底部に従来のような固定のための支持脚
等が突出しないため、予旋回槽22によって生じる旋回
流の流れが何ら抑制されず、設計通りの旋回流が効率よ
く得られ、また、旋回流と共に旋回している異物も円滑
に凹部22a内に落とし込まれて、スカムと共に外部に
効率よく排出でき、性能の向上が図れる。
【0034】特に、汚水面より上方に架設された支持杆
29に、排出管26が取付支持される構造であり、汚水
槽21の底部だけでなく、汚水中における側周面にも何
ら支持のための突出物がなく、この点からも汚水排出時
における旋回流が効率よく得られる利点がある。
【0035】さらに、汚水槽21の底部に水中ポンプ2
3を支持する部材を設ける必要がないため、予旋回槽2
2の設計に際して凹部22a、堰部、流入溝、傾斜面2
2d等の配置位置の制約が緩和され、設計の自由度が向
上し、より旋回効率のよい予旋回槽22の設計が可能と
なる。
【0036】また、メイン排出管26aと吊持用排出管
26bとの脱着機構33による接続位置が、上限水位位
置Uより上方に配置された構造であり、視認しながら脱
着作業が行えるため、着脱作業の容易化が図れ、メンテ
ナンス性に優れる利点もある。
【0037】図2は第2の実施形態を示しており、上記
第1の実施形態と同様構成部分は同一符号を付し、その
説明を省略する。
【0038】即ち、本実施形態においては、排出管26
が汚水槽21内に挿入状に配置された略水平部と、この
略水平部に連続して汚水槽21の下部まで延設配置され
た略垂直部とを有し、汚水槽21上部で水平方向に架設
された支持杆29上に、排出管26の上部における略水
平部が取付ブラケット等を介して取付支持されている。
【0039】また、排出管26の略垂直部における経路
途中に、逆止弁30や空気抜き弁31が備えられた構造
とされている。
【0040】そして、排出管26の下端先端部には、ガ
イドとしての一対のガイドパイプ37が取り付けられる
と共に、その上端は上限水位位置Uより上方突出状に配
置され、従来同様構成により、水中ポンプ23を両ガイ
ドパイプ37に沿って下降操作することにより、水中ポ
ンプ23の吐出口27に備えられた接続部が排出管26
下端部の接続フランジ部に着脱自在に自動的に接続され
る脱着機構33が備えられた構造とされている。この種
の脱着機構33として、その他、特開平7−26949
9号公報等に開示の構造も知られている。
【0041】本実施形態は以上のように構成されてお
り、前記第1の実施形態と同様、予旋回槽22を構成す
る底部に従来のような固定のための支持脚等が何ら突出
しないため、予旋回槽22によって生じる旋回流の流れ
が何ら抑制されず、設計通りの旋回流が効率よく得ら
れ、また、旋回流と共に旋回している異物も円滑に凹部
22a内に落とし込まれて、外部に効率よく排出でき、
さらには、汚水槽21の底部に水中ポンプ23を支持す
る部材を設ける必要がないため、予旋回槽22の設計に
際して制約が緩和され、設計の自由度が向上し、より旋
回効率のよい予旋回槽22の設計が可能となるという利
点がある。
【0042】また、ガイドパイプ37も上限水位位置U
より上方に突出する長さで、かつ比較的短く構成してい
るため、軽量化が図れ、支持杆29に作用する負荷が軽
減できる利点もある。
【0043】さらに、ガイドパイプ37が上限水位位置
Uより上方に突出しているため、水中ポンプ23側のガ
イドを係合させる際も容易に視認でき、メンテナンス性
に優れる。
【0044】図3は第3の実施形態を示しており、上記
第2の実施形態と同様構成部分は同一符号を付し、その
説明を省略する。
【0045】即ち、本実施形態においては、ガイドパイ
プ37が汚水槽21の上部まで延設配置された構造とさ
れ、汚水槽21上部で水平方向に架設された支持杆29
に、取付ブラケットを介してガイドパイプ37の上部が
取付支持された構造とされている。この場合、水中ポン
プ23や排出管26はガイドパイプ37によって吊持状
態に設置された構造とされており、ガイドパイプ37は
吊持部材として機能する。
【0046】本実施形態は以上のように構成されてお
り、前記第2の実施形態と同様、予旋回槽22を構成す
る底部に従来のような固定のための支持脚等が何ら突出
しないため、予旋回槽22によって生じる旋回流の流れ
が何ら抑制されず、設計通りの旋回流が効率よく得ら
れ、また、旋回流と共に旋回している異物も円滑に凹部
22a内に落とし込まれて、外部に効率よく排出でき、
さらには、汚水槽21の底部に水中ポンプ23を支持す
る部材を設ける必要がないため、予旋回槽22の設計に
際して制約が緩和され、設計の自由度が向上し、より旋
回効率のよい予旋回槽22の設計が可能となるという利
点がある。
【0047】なお、吊持部材としてガイドパイプ37を
利用した構造とされているが、吊り下げチェーンを吊持
部材として利用することもでき、ガイドパイプ37に限
られず、水中ポンプ23や排出管26の重量を支承可能
な部材であればよく、水中ポンプ23は、その吸込口2
4が予旋回槽22内に挿入された状態で、汚水槽21に
対して吊持状態で設置されていればよい。
【0048】また、上記各実施形態において、水中ポン
プ23が単体の排水ポンプシステム20を開示している
が、前述従来構造のように、複数の水中ポンプ23を備
え、交互運転する構造の排水ポンプシステムであっても
同様に適用できる。
【0049】さらに、汚水槽21もFRPに限らず、コ
ンクリートで形成される構造であってもよい。
【0050】また、宅内排水用の排水ポンプシステム2
0を示してるが、マンホール用の排水ポンプシステム2
0等であってもよく、実施形態に何ら限定されない。
【0051】
【発明の効果】以上のように、本発明の排水ポンプシス
テムによれば、水中ポンプは、その吸込口が予旋回槽内
に挿入された状態で汚水槽に対して吊持状態に設置され
ている構造であり、例えば、水中ポンプが排出管を介し
て吊持状態に設置された構造であるため、予旋回槽を構
成する底部に従来のような固定のための支持脚等が突出
しないため、予旋回槽によって生じる旋回流の流れが何
ら抑制されず、設計通りの旋回流が効率よく得られ、異
物等も外部に効率よく排出でき、また、汚水槽の底部に
水中ポンプを支持する部材を設ける必要がないため、予
旋回槽の設計に際して制約が緩和され、設計の自由度が
向上し、より旋回効率のよい予旋回槽の設計が可能とな
るという利点がある。
【0052】さらに、排出管は、汚水槽外につながるメ
イン排出管と水中ポンプの吐出口に接続されて水中ポン
プを吊持状態で支持する吊持用排出管とを備え、メイン
排出管の接続部と吊持用排出管の接続部との着脱自在な
接続位置が、汚水槽における上限水位位置より上方に配
置された構造とすることによって、メンテナンス性の向
上も図れるという利点がある。
【0053】また、排出管は、汚水槽外につながる略水
平部、およびこれに連続してその先端部が汚水槽の下部
まで延設される略垂直部とを有し、当該排出管に水中ポ
ンプを昇降案内するガイドが取り付けられ、該ガイドに
沿った水中ポンプの昇降操作により水中ポンプの吐出口
に備えられた接続部と排出管の先端接続部とが着脱自在
とされた構造としてもよく、その際、ガイドは、その上
端が汚水槽における上限水位位置より上方に突出して配
置されている構造とすることによって、メンテナンス性
の向上も図れる。
【0054】さらに、汚水槽に水中ポンプを昇降案内す
るガイドの上部を固定すると共に、当該ガイドの下端部
を排出管の下端先端部に固定し、ガイドに沿った水中ポ
ンプの昇降操作により水中ポンプの吐出口に備えられた
接続部と排出管の先端接続部とが着脱自在とされた構造
としても、同様に、予旋回槽を構成する底部に従来のよ
うな固定のための支持脚等が突出しないため、予旋回槽
によって生じる旋回流の流れが何ら抑制されず、設計通
りの旋回流が効率よく得られ、異物等も外部に効率よく
排出でき、また、汚水槽の底部に水中ポンプを支持する
部材を設ける必要がないため、予旋回槽の設計に際して
制約が緩和され、設計の自由度が向上し、より旋回効率
のよい予旋回槽の設計が可能となるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す断面説明図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施形態を示す断面説明図であ
る。
【図3】本発明の第3の実施形態を示す断面説明図であ
る。
【図4】従来例を示す断面説明図である。
【図5】図3におけるIV−IV線断面矢視図である。
【図6】同予旋回槽の平面図である。
【符号の説明】
20 排水ポンプシステム 21 汚水槽 22 予旋回槽 23 水中ポンプ 24 吸込口 26 排出管 26a メイン排出管 26b 吊持用排出管 27 吐出口 29 支持杆 33 脱着機構 37 ガイドパイプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田村 功一 兵庫県小野市匠台14番地 新明和工業株式 会社産機システム事業部内 (72)発明者 里中 幸雄 兵庫県小野市匠台14番地 新明和工業株式 会社産機システム事業部内 (72)発明者 中野 貴章 兵庫県小野市匠台14番地 新明和工業株式 会社産機システム事業部内 (72)発明者 北本 純一 兵庫県小野市匠台14番地 新明和工業株式 会社産機システム事業部内 (72)発明者 寺田 貴明 兵庫県小野市匠台14番地 新明和工業株式 会社産機システム事業部内 Fターム(参考) 2D063 DC05 DC07 3H035 BB02 3H071 AA01 BB03 CC36 DD31 DD75

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚水槽の底部に予旋回槽が備えられ、汚
    水槽内に流入した汚水を、汚水槽内に設置された水中ポ
    ンプにより吸い上げ、排出管を通じて排出する際、前記
    予旋回槽における汚水の流れによって旋回流を生じさせ
    る排水ポンプシステムにおいて、 前記水中ポンプは、その吸込口が前記予旋回槽内に挿入
    された状態で汚水槽に対して吊持状態に設置されている
    ことを特徴とする排水ポンプシステム。
  2. 【請求項2】 前記水中ポンプが前記排出管を介して吊
    持状態に設置されていることを特徴とする請求項1に記
    載の排水ポンプシステム。
  3. 【請求項3】 前記排出管は、前記汚水槽外につながる
    メイン排出管と前記水中ポンプの吐出口に接続されて水
    中ポンプを吊持状態で支持する吊持用排出管とを備え、
    メイン排出管の接続部と吊持用排出管の接続部との着脱
    自在な接続位置が、汚水槽における上限水位位置より上
    方に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の排水
    ポンプシステム。
  4. 【請求項4】 前記排出管は、前記汚水槽外につながる
    略水平部、およびこれに連続してその先端部が汚水槽の
    下部まで延設される略垂直部とを有し、当該排出管に前
    記水中ポンプを昇降案内するガイドが取り付けられ、該
    ガイドに沿った水中ポンプの昇降操作により水中ポンプ
    の吐出口に備えられた接続部と前記排出管の先端接続部
    とが着脱自在とされたことを特徴とする請求項1に記載
    の排水ポンプシステム。
  5. 【請求項5】 前記ガイドは、その上端が前記汚水槽に
    おける上限水位位置より上方に突出して配置されている
    ことを特徴とする請求項4に記載の排水ポンプシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記汚水槽に前記水中ポンプを昇降案内
    するガイドの上部を固定すると共に、当該ガイドの下端
    部を前記排出管の下端先端部に固定し、ガイドに沿った
    水中ポンプの昇降操作により水中ポンプの吐出口に備え
    られた接続部と排出管の先端接続部とが着脱自在とされ
    たことを特徴とする請求項1に記載の排水ポンプシステ
    ム。
JP2002151304A 2002-05-24 2002-05-24 排水ポンプシステム Pending JP2003343498A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2498537A (en) * 2012-01-18 2013-07-24 Paul Marshall Device and system enabling removal of pumping apparatus from tanks or pumping stations
CN106486177A (zh) * 2015-09-02 2017-03-08 中核核电运行管理有限公司 一种水下高放射性异物多功能吸取容器及打捞工艺
CN108612178A (zh) * 2018-06-07 2018-10-02 佛山市肯富来工业泵有限公司 自动监控一体化预制泵站

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