JP2003343088A - 鉄骨柱の鉛直度調整用ジャッキ - Google Patents

鉄骨柱の鉛直度調整用ジャッキ

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JP2003343088A
JP2003343088A JP2002156660A JP2002156660A JP2003343088A JP 2003343088 A JP2003343088 A JP 2003343088A JP 2002156660 A JP2002156660 A JP 2002156660A JP 2002156660 A JP2002156660 A JP 2002156660A JP 2003343088 A JP2003343088 A JP 2003343088A
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Norihiro Ikeda
則弘 池田
Eikichi Sato
永吉 佐藤
Masayoshi Shibata
正義 柴田
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KYOWA ROPE KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】、上部柱または下部柱に着脱自在に固定される
受け金具の水平回動を防止して、前記上下の各受け金具
を上下方向にのみガイドして移動できるようにした鉄骨
柱の鉛直度調整用ジャッキの提供。 【解決手段】 内側ガイド面を備えている縦ガイドフレ
ーム11の内側に配置されている縦ねじ螺杆26は、縦
ガイドフレーム11に定位置で回転可能に支承され、縦
ねじ螺杆26は中間部に従動部を備えていると共に上部
および下部にねじ方向の異なる雄ねじ部を備え、縦ガイ
ドフレーム11の上部内側に縦ねじ螺杆26に螺合され
上部柱に着脱自在に固定される受け金具17と、縦ガイ
ドフレーム11の下部内側に縦ねじ螺杆26に螺合され
下部柱に着脱自在に固定される受け金具19とが、相互
に接近・離反移動自在に構成され、従動部に係合する駆
動手段が縦ガイドフレーム11に設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部柱を下部柱に
溶接等により連結固定する場合等に、上部柱の鉛直度等
を調整するために使用される鉄骨柱の鉛直度調整用ジャ
ッキに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、柱用油圧ジャッキに比べて軽量
で、持ち運びが容易な柱用鉛直度調整用ジャッキとして
は、図10および図11に示すような鉛直度調整用ジャ
ッキ30が知られている。この鉛直度調整用ジャッキ3
0は、下位レベルの柱32の上部に溶接により固定され
た鋼製ジャッキ取付プレート44に、右ねじ螺杆33を
固定したコ字状金具34をボルト35により固定すると
共に、上位レベルの柱31の下部に固定されたジャッキ
取付プレート43に左ねじ螺杆38を固定したコ字状金
具39をボルト40により固定し、前記右ねじ螺杆33
と左ねじ螺杆38とを、外面に回動工具係合部41aを
有すると共に、内周面に上下方向に延長する右雌ねじ孔
及び左雌ねじ孔を有する雌ねじ筒41に螺合した縦型タ
ーンバックル形式の構造である。
【0003】この構造の場合には、スパナ等の回動工具
42を前記雌ねじ筒41に係合した状態で、前記雌ねじ
筒41を水平旋回又は反復水平回動により雌ねじ筒41
を正回転又は逆回転することにより、下部基礎上の受け
部材または下部柱32に対して、上下方向の引張または
圧縮方向の推力を出し、上部柱31を相対的に接近また
は離反させて、上部柱31の傾き等の鉛直度あるいは上
下方向の位置調整をするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の鉛直度調整
用ジャッキ30の場合には、上部のコ字状金具39と下
部のコ字状金具34とが、上下方向にのみ移動できるよ
うに、拘束されていないので、各上部柱31側および下
部柱32側に固定されているジャッキ取付プレート4
3,44に渡ってガセットプレート46が弛緩状態で取
り付けられている状態においては、各コ字状金具34,
39とジャッキ取付プレート43,44との間にはギャ
ップがあり、各コ字状金具34,39が、それぞれ独立
して水平回動しやすく、上部柱31と下部柱32を安定
した状態で精度良く確実に保持することが難しいと言う
問題があり、また、直接雌ねじ筒41を手動力とスパナ
等の回動工具42の長さによる回転トルクにより推力を
生じさせるようになるので、比較的推力が小さいわり
に、比較的大きな手動力を必要とし、人力の負担が大き
いと共に、スパナ等の回動工具42の回動による上下の
螺杆33,38の移動が比較的大きいので、柱部材3
1,32の上下方向の微調整が難しいという問題があ
る。
【0005】この発明は、前記従来の問題点を解決し、
上部柱または下部柱に着脱自在に固定される受け金具の
水平回動を防止して、前記上下の各受け金具を上下方向
にのみガイドして移動できるようにした鉄骨柱の鉛直度
調整用ジャッキを提供することを目的とする。
【0006】また、上下方向に比較的人力の負担が小さ
くて済み、小さな手動力で、大きな推力を発生させるこ
とができ、しかも柱部材の鉛直度および上下方向位置の
微調整が、手動回転による増力と微量移動推力を容易に
出すことができる鉄骨柱の鉛直度調整用ジャッキを提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の問題を有利に解決
するために、本発明の第1発明の鉄骨柱の鉛直度調整用
ジャッキにおいては、鉄骨柱の鉛直度調整用ジャッキに
おいて、内側に上下方向に延長するように内側ガイド面
を備えている縦ガイドフレームの内側に、縦ねじ螺杆が
配置されていると共に、前記縦ねじ螺杆の上下両端部
は、それぞれ前記縦ガイドフレームの上下両端部に定位
置で回転可能に支承され、かつ前記縦ねじ螺杆は、中間
部に従動部を備えていると共に上部および下部にねじ方
向の異なる雄ねじ部を備えており、さらに、前記縦ガイ
ドフレームの上部内側の内側ガイド面にガイドされると
共に前記縦ねじ螺杆における上部雄ねじ部に螺合され上
部柱に着脱自在に固定される受け金具と、前記縦ガイド
フレームの下部内側に内側ガイド面にガイドされると共
に前記縦ねじ螺杆における下部雄ねじ部に螺合され下部
柱に着脱自在に固定される受け金具とが、相互に接近ま
たは離反するように進退移動自在に構成され、かつ前記
従動部に係合する駆動手段が前記縦ガイドフレームに設
けられていることを特徴とする。
【0008】また第2発明においては、第1発明の鉄骨
柱の鉛直度調整用ジャッキにおいて、前記従動部が縦ね
じ螺杆に設けられたウォームホイールであり、前記縦ガ
イドフレームに前記駆動手段として、前記ウォームホイ
ールに噛合うウォームが定位置回転可能に設けられてい
ることを特徴とする。
【0009】さらに、第3発明においては、第2発明の
鉛直度調整用ジャッキにおいて、前記縦ガイドフレーム
の内側に間隔をおいて平行に一対の縦ねじ螺杆が定位置
で回転可能に支承され、かつ前記各縦ねじ螺杆の中間部
にウォームホイールが設けられ、かつ前記各ウォームホ
イールに噛合うウォームが前記縦ガイドフレームに支承
され、前記各縦ねじ螺杆における上部雄ねじ部に、上部
柱に着脱自在に固定される受け金具が螺合され、前記各
縦ねじ螺杆における下部雄ねじ部に、下部柱に着脱自在
に固定される受け金具が螺合されていることを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図を参照して説明する。図1〜図3は、本発明の第
1実施形態の鉄骨柱の鉛直度調整用ジャッキを示し、図
8および図9はその使用形態を示すものであって、縦軸
を中心として水平回転される従動部としてのウォームホ
イール1を備えていると共に、そのウォームホイール1
の上部および下部に、上部大径軸部2および下部大径軸
部3が一体に連設され、前記各上部大径軸部2の上部お
よび下部大径軸部3の下部に、それぞれ上端小径軸部4
および下端小径軸部5が一体に連設され、前記上部大径
軸部2および下部大径軸部3に、それぞれ上部左ねじ部
6および下部右ねじ部7が上下方向に延長するように設
けられて、ウォームホイール1を備えた鋼製ウォームホ
イール付き縦ねじ螺杆26が構成されている。ウォーム
ホイール付き縦ねじ螺杆26は全体が縦軸を中心として
水平回転される。
【0011】横断面でリップ部8を有すると共に前部に
縦開口部9を有し、溝内側に縦ガイド溝10を備えてい
る鋼製縦ガイドフレーム11の縦ガイド溝10内に、前
記ウォームホイール付き縦ねじ螺杆26が配置され、前
記ウォームホイール付き縦ねじ螺杆26における上部左
ねじ部6に、軸部挿通用透孔を有する固形油支承板16
aが嵌設されると共に、左ねじ雌ねじ孔18を有する上
部受け金具本体17aが螺合され、かつ下部右ねじ部7
に軸部挿通用透孔を有する固形油支承板16bが嵌設さ
れると共に、右ねじ雌ねじ孔20を有する下部受け金具
本体19aが螺合されている。
【0012】前記縦ガイドフレーム11の上端面には、
軸支承用透孔(図示の場合)または凹部を有する矩形状
鋼板からなる上面板12がボルト13により縦ガイドフ
レーム11の上端面に載置されて固定され、かつ前記上
面板12の軸支承用透孔にスリーブ軸受12aが適宜嵌
設されて、前記上端小径軸部4が一定位置で回転可能に
支承され、また前記縦ガイドフレーム11の下端面に
は、軸支承用透孔を有する矩形状鋼板からなる下面板1
4がボルト13により縦ガイドフレーム11の下端面に
固定され、かつ前記下面板14の軸支承用透孔にスリー
ブ軸受14aが適宜嵌設されて、前記下端小径軸部5が
一定位置で回転可能に支承されて、前記ウォームホイー
ル付き縦ねじ螺杆26が一定位置で回転可能に支承され
ている。
【0013】前記縦ガイドフレーム11の背面板15の
ほぼ上下方向の中央部における左右方向に偏心した位置
において、ウォーム軸挿通用透孔27が設けられている
と共にこれにスリーブ状軸受等の軸受が設けられ、前記
背面板15の内面側に前記ウォーム軸挿通用透孔27に
同心状にスラスト軸受け支承用段部28が設けられ、前
記ウォーム軸挿通孔27にスリーブ軸受けが嵌設される
と共に前記スラスト軸受け支承用段部28に前部のスラ
スト軸受け29が嵌合配置された状態で、先端部に角軸
部からなる回動工具係合部25を有する先端側小径軸部
36aと、これに一体に中間大径軸部のウォーム36b
と、後端側小径軸部36cとを順次一体に連設したウォ
ーム軸36における前記先端側軸部36aが前記ウォー
ム軸挿通用透孔27に嵌合固定されたスリーブ軸受けに
挿通されて支承されると共に前記スラスト軸受け29に
よりウォーム36bの環状前面36dが支承され、かつ
前記回動工具係合部25は前記背面板15の外側に位置
するように設けられている。前記回動工具係合部25に
は、図8に示すように、ラチェットレンチ等の手動回動
工具42等が着脱自在に取り付けられる。
【0014】前記ウォーム軸36における後端側小径軸
部36cに、後部のスラスト軸受け29が嵌合されると
共にウォーム軸36の環状後面36eに当接され、先端
部に後部に位置するスラスト軸受支承段部28を備えて
いると共に透孔37に軸受けを備えている矩形状の中間
前部支承板45が、前記後端側小径軸部36cを支承す
べく前記後部のスラスト軸受29を嵌設した状態で、前
記縦ガイドフレーム11のリップ部8に当接され、この
状態で、前記中間前部支承板45は前記リップ部8に設
けられた複数の雌ねじ孔にボルト13によりリップ部8
に固定されている。
【0015】なお、前記各固形油支承板16a,16b
の両端部には、一体に取付フランジが屈折連設され、前
記取付フランジに設けられた雌ねじ孔に螺合されると共
に、前記背面板15の透孔または前記中間前部支承板4
5のボルト挿通孔に挿通されたにボルト46により、前
記各固形油支承板16a,16bの両端部は、前記背面
板15および中間前部支承板45に固定されている。
【0016】前記上部受け金具本体17aの前面側に
は、前記縦開口部9の前方外側に突出するように縦断面
ほぼU字状の上部受け具17bが一体に設けられて上部
受け金具17が構成され、前記上部受け具17における
間隔をおいて平行な左右の腕片21には、前記ウォーム
ホイール付き縦ねじ螺杆26の中心軸線と前部側に離れ
た位置で直交関係の中心軸線を有する透孔22が設けら
れ、かつ前記各透孔22は同レベルの位置に設けられた
ボルト挿通用横孔22である。また、前記下部受け金具
本体19aの前面側には、前記上部受け金具本体17a
と同様に前記縦開口部9の前方外側に突出する縦断面ほ
ぼ逆U字状の下部受け具19bが一体に設けられて下部
受け金具19が構成され、前記下部受け具19bにおけ
る間隔をおいて平行な左右の腕片23には、前記ウォー
ムホイール付き縦ねじ螺杆26の中心軸線と前部側に離
れた位置で直交関係の中心軸線を有する透孔であって、
同レベルの位置においてボルト挿通用透孔24が設けら
れている。
【0017】前記縦ガイドフレーム11の前部側上端部
には、矩形状鋼板からなる上部ストッパ部材47が上面
板12または前記縦ガイドフレーム11の前面側にボル
ト49により固定され、また前記縦ガイドフレーム11
の前部側下端部には、矩形状鋼板からなる下部ストッパ
部材50が下面板14または前記縦ガイドフレーム11
にボルト51により固定されている。
【0018】このように構成された第1実施形態の鉄骨
柱の鉛直度調整用ジャッキ52における回動工具係合部
25に着脱自在なラチェットレンチ53が係合され、前
記ウォームホイール付き縦ねじ螺杆26が回転されて、
前記上部受け金具本体17aが上下動した場合、これに
一体の上部受け具17bの上面が上部ストッパ部材47
の下面47aに係合されるか、または上部受け具17b
の下面が中間前部支承板45の上面45aに係合するこ
とにより、上部受け金具17の上下動はストップされ、
また前記下部受け金具本体19aが上下動した場合、こ
れに一体の下部受け具19bの上面が中間前部受支承板
45の下面45bに係合するか、下部受け具19bの下
面が下部ストッパ部材50の上面50aに係合すること
により、下部受け金具19の上下動はストップされる。
したがって、前記上部受け具17bおよび下部受け具1
9bは、それぞれ、上部ストッパ部材47と中間前部支
承板45間、または中間前部支承板45と下部ストッパ
部材50tono間で上下方向に移動して、上部受け金
具17および下部受け金具19の移動および位置調整を
可能に構成されている。
【0019】前記の縦ガイドフレーム11における溝内
側の上下方向に延長する内側ガイド面は、背面板15の
背面板内側支承面15aと、各側面板54の側板内側支
承面54aと、前面側のリップ部8の横断面円弧状凹面
56からなるリップ部内側支承面8aとにより構成され
ている。
【0020】また、前記上部受け金具本体17aと下部
受け金具本体19aは共に、ほぼ直方体状の鋼製ブロッ
クにより構成され、前記各受け金具本体17a,19a
の平坦な背面17b,19bおよび前部の左右両側の断
面円弧状凸部55aを備えている前面側縁部55は、そ
れぞれ、縦ガイドフレーム11における背面板内側支承
面15aおよびこれに間隔をおいて対向するリップ部8
内側の上下方向に延長する断面円弧状凹面56により支
承されて、各受け金具本体17a,19aは前後方向の
移動が拘束された状態でガイドされる。また前記各受け
金具本体17a,19aの平坦な縦側面17c,19c
は、それぞれ、縦ガイドフレーム11における左右側面
板54の内側支承面54aにより支承されて、各受け金
具本体17a,19aは左右方向の移動が拘束された状
態でガイドされる。
【0021】したがって、各受け金具本体17a,19
aは、縦ガイドフレーム11内において左右方向および
前後方向の移動が拘束された状態で支承されて、上下方
向に縦ガイドフレーム11によりガイドされ、これによ
り、受け金具本体17a,19aはそれぞれ独立して水
平回動等によりねじれることはなく、またウォームホイ
ール付き縦ねじ螺杆26の上下の雄ねじ軸部には、左右
方向および前後方向等に軸方向以外の方向の外力が作用
させることなく、上下方向の軸力のみ負担させることが
できる。
【0022】このように構成された第1実施形態の鉄骨
柱の鉛直度調整用ジャッキ52における前記回動工具係
合部25に回動用ハンドルまたはラチェット式レンチ5
3などの回動工具42を係合した状態で、前記ラチェッ
ト式レンチ53を反復回動または回転させて、ウォーム
36bを正回転または逆回転させると、前記ウォーム3
6bを介してウォームホイール1が微量ずつ正回転また
は逆回転するので、ウォーム減速機構により減速した分
の倍力となり、前記上部左ねじ部6を有する上部大径軸
部2および下部右ねじ部7を有する下部大径軸部3に伝
達され、これらに螺合されている上部受け金具本体17
aおよび下部受け金具本体19aは、上下方向の力が増
力された状態で、上下方向に相互に接近または相互に離
反移動される。
【0023】また、縦ガイドフレーム11は断面溝形の
鋼製フレームにより構成されているので、剛性が高く、
しかも前記上部受け金具本体17aおよび下部受け金具
本体19aは、前記縦ガイドフレーム11に相対的にガ
イドされながら移動されるように構成されているので、
前記上部受け金具本体17aに一体の上部受け具17b
および前記下部受け金具本体19aに一体の下部受け具
19bが相対的にねじれることなく安定した状態で、確
実にガイドされて上下方向に進退移動させることがで
き、そのため、上部柱31が比較的大きく傾動または捻
れることがなく、また上下の各大径軸部2,3に無理な
曲げモーメントを作用させることはない。
【0024】また、前記ウォーム36bの軸方向の環状
前部面36dと環状後部面36eとには、スラスト軸受
け29が嵌設されている。したがって、ウォーム36b
に作用するスラスト荷重を円滑に縦ガイドフレーム11
に支承させるようにすることができ、ウォーム36bと
縦ガイドフレーム11間に摩擦力が作用するのを著しく
減少させて効率を高めることができる。
【0025】前記第1実施形態では、ウォーム36bと
ウォームホイール1を使用した歯車減速機構による増力
と、ねじによる増力により強力な推力を発生させて、上
部柱31を支持しながらその垂直度を微調整することが
できると共に、上部柱31の垂直度の微調整移動をする
ことができるため、下部柱32に対し上部柱31を溶接
50により固定する場合の上部柱31の下端部と、下部
柱32の上端部との開先を正確に調節することができる
ため、上部柱31と下部柱32の溶接精度を高めること
ができる。
【0026】[建柱工法の説明]次に、本発明の鉄骨柱
の鉛直度調整用ジャッキ52を使用して、上部柱31を
建て込む場合について、主に図8および図9を参照しな
がら説明する。まず、下位レベルに位置する矩形状横断
面の下部鉄骨柱32の上部および上位レベルに位置する
上部鉄骨柱32の下部の各側面(4面)に、それぞれ複
数のほぼT字状のジャッキ取付プレート43,44の基
端部が予め溶接により固定され、前記下位の下部鉄骨柱
32の上端部に、建柱(建て込み)しようとする上部鉄
骨柱31をクレーン等により搬入し、前記上部鉄骨柱3
2の下端部を前記下部鉄骨柱32の上端部に当接させて
突き合わせる。
【0027】次に前記各ジャッキ取付プレート43,4
4の両側にガセットプレート46を配置すると共に、こ
れらの透孔に挿通されたボルト58により仮止めし、前
記ジャッキ取付プレート43,44に、本発明の鉛直度
調整用ジャッキ52における上部受け金具17の上部受
け具17bを、上部柱31側のジャッキ取付プレート4
3に嵌め込むと共に、上部受け具17bの透孔22と前
記ジャッキ取付プレート43の透孔に挿通されたボルト
40およびこれに螺合されたナットにより締結する。ま
た、下部受け具19bの透孔24と前記ジャッキ取付プ
レート43の透孔に挿通されたボルト35およびこれに
螺合されたナットにより締結する。
【0028】次に、上部柱31と下部柱32の各側面に
取り付けられている複数の鉛直度調整用ジャッ52にお
ける回動工具係合部25にトルクレンチ等の回動工具4
2を嵌設して、前記回動工具42を反復回動することに
より、上位の鉄骨柱31の鉛直度を微調整すると共に、
上下方向の位置を微調整して、上部鉄骨柱31を正確な
鉛直位置に配置させる。このように柱31における全て
の面(4面)の鉛直度を出した後、ボルト58を本締め
し、上部鉄骨柱31の鉛直姿勢を固定する。次に上部鉄
骨柱31の下端部と下部鉄骨柱32の上端部の開先部5
9を溶接60して、上部鉄骨柱31と下部鉄骨柱32と
を連結固定した後、適宜鉛直度調整用ジャッキ52よび
ガセットプレート61を取り外して開先部59全周の溶
接60を行い、最後に各上部鉄骨柱31および下部鉄骨
柱32に取り付けられている各ジャッキ取付プレート4
3,44を溶断等により切断して、上部鉄骨柱31の建
柱を終了する。
【0029】なお、前記ジャッキ取付プレート43,4
4は各鉄骨柱31,32の各側面に、例えば矩形状断面
の場合には、少なくとも鉄骨柱における対向する2面に
複数組取り付けられることにより、前後方向の垂直面に
対する鉛直度の調整と、左右方向の垂直面に対する鉛直
度の調整を的確に行うことができる。すなわち、対向す
る2面に配置された一方の面に対して取り付けられた複
数の鉛直度調整用ジャッキ52を調整した後に、各面に
取り付けられた複数の鉛直度調整用ジャッキ52の一方
を基準にして、他方の鉛直度調整用ジャッキ52を調整
することにより、直交する2つの垂直面に対する上部柱
の鉛直度の調整を行うことができる。
【0030】前記実施形態の場合には、上部柱31およ
び下部柱32の各側面51aに対して直角にウォーム3
6bの横軸が配置され、しかもその横軸の外端部、すな
わち各鉄骨柱31,32の表面とは反対側に、回動工具
係合部25が設けられているので、回動工具を各矩形状
横断面の角型鋼管柱からなる上部柱31または下部柱3
2の表面にほぼ平行な面において、回転又は反復回動す
ることができ、従来のように下部柱32又は上部柱31
の上下方向の軸線と直交する平面(水平面)において、
回動工具42を水平旋回または水平反復回動する場合に
は、柱が障害になるが、本発明の前記実施形態の場合に
は、回動工具の回転又は反復回動を、上部柱31または
下部柱32によって阻止されることないので、円滑に行
うことができる。
【0031】本発明を実施する場合、ウォーム軸36に
おける回動工具係合部25に予めハンドルを止めねじ等
により固定するようにしてもよい。
【0032】前記実施形態の場合には、1本もののウォ
ームホイール付き縦ねじ螺杆26に、上端小径軸部4,
上部雄左ねじ部6を有する上部大径軸部2,ウォームホ
イール1および下部右ねじ部7を有する下部大径軸部3
を直列に連設しているので、簡単な構造の縦ねじ螺杆2
6とすることができる。
【0033】次に、本発明の第2実施形態の鉛直度調整
用ジャッキ52について、図4〜図7を参照しながら説
明する。この実施形態と、前記第1実施形態との主な相
違点は、縦ガイド部材11内に2本のウォームホイール
付き縦ねじ螺杆26を間隔をおいて平行に2本配置し、
これらのウォームホイール付き縦ねじ螺杆26における
各ウォームホイール1に噛合って、2本のウォームホイ
ール付き縦ねじ螺杆26を一つのウォーム軸36により
駆動するようにした点が相違するが、その他の構成は、
前記第1実施形態と同様であるので、相違する点につい
て主に説明し、同様な要素には同様な符号を付して、簡
単に説明する。
【0034】この実施形態では、左右方向に間隔をおい
て2つの軸支承用透孔(図示の場合)または軸支承用凹
部を有する上面板12が用いられ、また、左右方向に間
隔をおいて2つの軸支承用透孔(図示の場合)または軸
支承用凹部を有する下面板14が用いられ、これらの上
面板12および下面板14が縦ガイドフレーム11にボ
ルト13により固定され、また、縦ガイドフレーム11
の背面板15の幅方向中央部に、ウォ−ム軸挿通用透孔
27が設けられている。
【0035】また、一方のウォームホイール付き縦ねじ
螺杆26(26a)の上部雄ねじ部6と他方のウォーム
ホイール付き縦ねじ螺杆26(26b)の上部雄ねじ部
6aのねじ方向は、互いに逆方向とされ、同様に一方の
ウォームホイール付き縦ねじ螺杆26(26a)の下部
雄ねじ部7と他方のウォームホイール付き縦ねじ螺杆2
6(26b)の下部雄ねじ部7aのねじ方向は、互いに
逆方向とされ、また、各ウォームホイール付き縦ねじ螺
杆26(26a,26b)の上下のねじ方向は互いに逆
方向とされている。したがって、ほぼ、雄ねじ部の雄ね
じピッチが同じ一方のウォームホイール付き縦ねじ螺杆
26を反転配置して、他方のウォームホイール付き縦ね
じ螺杆26とした雄ねじ部の配置状態となる(ウォーム
ホイール付き縦ねじ螺杆26a,26bの回転方向が異
なるため、各ウォームホイールの歯の傾斜方向は適宜設
定される)。
【0036】また、上部受け金具本体17aには、左右
方向に間隔をおいて、ねじ方向の異なる雌ねじ孔18
a,18bが設けられ、下部受け金具本体19aには、
左右方向に間隔をおいて、ねじ方向の異なる雌ねじ孔2
0a,20bが設けられて、前記雌ねじ孔18a,18
b,20a,20bにそれぞれ各ウォームホイール付き
縦ねじ螺杆26a(または26b)が螺合されて、前記
各ウォームホイール付き縦ねじ螺杆26a,26bを、
一つのウォ−ム軸36により同期駆動することにより、
各受け金具本体17a,19aが上下方向に相互に接近
または離反移動されるように構成されている。
【0037】なお、この実施形態では、2つのウォーム
ホイール付き縦ねじ螺杆26a,26bを使用している
ので、これらに軸力を負担させて、各ウォームホイール
付き縦ねじ螺杆26a,26bを、前記第1実施形態に
比べて小径断面のものにすることができ、また、これら
のウォームホイール付き縦ねじ螺杆26の間に挟まれる
ようにウォーム軸36が配置されるので、各ウォームホ
イール付き縦ねじ螺杆26a,26bからウォーム軸3
6に作用する横方向分力が相殺され、各ウォームホイー
ル付き縦ねじ螺杆26a,26bに横方向の大きな曲げ
モーメントが作用することがなく、またウォームホイー
ルを比較的小さくすることができ、縦ガイドフレーム1
1の溝形断面を比較的小さくすることもできる。
【0038】なお、第2実施形態の使用形態は、図7お
よび図8に示す第1実施形態と同様であるので、説明を
省略する。前記各実施形態の場合には、ウォームおよび
ウォームホイールによる減速機構により減速した分の倍
力となり、また、ウォームホイール付き縦ねじ螺杆26
と上下の受け金具17,19は、雄ねじと雌ねじとの関
係により上下方向の力が増力される。
【0039】前記各実施形態の場合には、凹部を有する
特殊な形状のリップ部8を有する溝形断面の縦ガイドフ
レーム11としているが、リップ部8に円弧状凹部を有
しない平坦なフランジ状のリップ部8とした溝形断面の
縦ガイドフレーム11としてもよく、あるいは、断面一
部切欠円弧状の縦ガイドフレーム11としてもよい。ま
た、縦ガイドフレーム11の上下面および前部側に、上
面板12または下面板14あるいは中間前部支承板45
さらには上下のストッパ部材47,48をボルトにより
固定するようにしているが、溶接により固定するように
してもよい。また、上部受け金具17および下部受け金
具19における上部受け具17bおよび下部受け具19
bをストッパ部材に係合させることにより、上部受け金
具17および下部受け金具19の移動を規制している
が、上部および下部受け金具本体17a,19aを縦ガ
イドフレーム11における上下の面板12,14に当接
させて、これらの面板をストッパとしてもよい。
【0040】本発明を実施する場合、鉛直度調整用ジャ
ッキ52を鉄骨柱の各面に1組または3組設けるように
してもよく、また、鉛直度調整用ジャッキ52を反転配
置して使用するようにしてもよい。
【0041】また前記実施形態の場合、ウォーム軸およ
びウォ−ムホイール付き縦螺杆26を焼き入れした鋼製
部材にすると大きな荷重を負担することができ、またこ
れらの部材を浸炭窒化等の表面硬化処理をすると磨耗等
が少なくなるのでよい。
【0042】
【発明の効果】第1発明によると、鉄骨柱の鉛直度調整
用ジャッキにおいて、内側に上下方向に延長するように
内側ガイド面を備えている縦ガイドフレームの内側に、
縦ねじ螺杆が配置されていると共に、前記縦ねじ螺杆の
上下両端部は、それぞれ前記縦ガイドフレームの上下両
端部に定位置で回転可能に支承され、かつ前記縦ねじ螺
杆は、中間部に従動部を備えていると共に上部および下
部にねじ方向の異なる雄ねじ部を備えており、さらに、
前記縦ガイドフレームの上部内側の内側ガイド面にガイ
ドされると共に前記縦ねじ螺杆における上部雄ねじ部に
螺合され上部柱に着脱自在に固定される受け金具と、前
記縦ガイドフレームの下部内側の内側ガイド面にガイド
されると共に前記縦ねじ螺杆における下部雄ねじ部に螺
合され下部柱に着脱自在に固定される受け金具とが、相
互に接近または離反するように進退移動自在に構成さ
れ、かつ前記従動部に係合する駆動手段が前記縦ガイド
フレームに設けられているので、上部柱または下部柱に
着脱自在に固定される受け金具が相対的に捻れることが
なく、これらの水平回動を確実に防止して、前記上下の
各受け金具を上下方向にのみガイドして移動でき、上部
柱を安定した状態で支承しながら上部柱の鉛直度の微調
整作業と、上部柱の上下方向の位置調整作業を効率よく
確実に行うことができ、したがって、鉄骨柱の鉛直度を
精度良く調整することができる。
【0043】第2発明によると、従動部が縦ねじ螺杆に
設けられたウォームホイールであり、前記縦ガイドフレ
ームに前記駆動手段として、前記ウォームホイールに噛
合うウォームが定位置回転可能に設けられているので、
油圧ジャッキを使用する場合に比べて、本発明の装置
は、軽量で、持ち運びが容易であり、また構造が簡単で
あるので、製作費が安価であるなどの効果を奏すること
ができる。また、ウォーム軸端部に回動工具係合部を設
けておくと、ラチェットスパナ(あるいはラチェットレ
ンチ)等の回動工具を鉛直度調整用ジャッキにおける回
動工具係合部に係合させて、前記回動工具を回転または
反復回動することにより、比較的小さい手動力で入力軸
を回すことができ、また比較的安全に円滑に上部柱の鉛
直度の微調整作業と、上部柱の上下方向の位置調整作業
を効率よく行うことができる。
【0044】さらに、第3発明によると、前記縦ガイド
フレームの内側に間隔をおいて平行に一対の縦ねじ螺杆
が定位置で回転可能に支承され、かつ前記各縦ねじ螺杆
の中間部にウォームホイールが設けられ、かつ前記各ウ
ォームホイールに噛合うウォームが前記縦ガイドフレー
ムに支承され、前記各縦ねじ螺杆における上部雄ねじ部
に上部柱に着脱自在に固定される受け金具が螺合され、
前記各縦ねじ螺杆における下部雄ねじ部に下部柱に着脱
自在に固定される受け金具が螺合され、2つの縦ねじ螺
杆を使用しているので、各縦ねじ螺杆を小径断面のもの
にすることができ、また、これらの縦ねじ螺杆の間に挟
まれるようにウォームが配置されるので、各ウォームホ
イール付き縦ねじ螺杆からウォームに作用する横方向分
力が相殺され、ウォームに大きな曲げモーメントが作用
することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる鉄骨柱の鉛直度調
整用ジャッキを示す縦断側面図である。
【図2】(a)は図1に示す鉄骨柱の鉛直度調整用ジャ
ッキの正面図、(b)は側面図、(c)は背面図であ
る。
【図3】(a)は、図2(b)のA−A線断面図、
(b)は図2(b)のB−B線断面図である。
【図4】本発明の第2実施形態にかかる鉄骨柱の鉛直度
調整用ジャッキの縦断側面図である。
【図5】(a)は図4に示す鉄骨柱の鉛直度調整用ジャ
ッキの正面図、(b)は側面図、(c)は背面図であ
る。
【図6】(a)は、図4(b)のA−A線断面図、
(b)は図2(b)のB−B線断面図である。
【図7】下部柱と上部柱間に渡って本発明の鉄骨柱の鉛
直度調整用ジャッキを取り付けて上部柱の調整を行って
いる状態を示す斜視図である。
【図8】2つのウォームホイール付き縦ねじ螺杆の配置
状態を示す縦断側面図である。
【図9】下部柱と上部柱間に渡って本発明の鉄骨柱の鉛
直度調整用ジャッキを取り付けて上部柱の調整作業を終
了して溶接により接合している状態を示す縦断側面図で
ある。
【図10】従来の鉄骨柱の鉛直度調整用ジャッキを使用
して、上部柱の調整を行っている状態を示す斜視図であ
る。
【図11】図10の一部を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ウォームホイール 2 上部大径軸部 3 下部大径軸部 4 上端小径軸部 5 下端小径軸部 6 上部左ねじ部 7 下部右ねじ部 8a リップ部内側支承面 8 リップ部 9 縦開口部 10 縦ガイド溝 11 縦ガイドフレーム 12 上面板 13 ボルト 14 下面板 15a 背面板内側支承面 15 背面板 16a 固形油支承板 16b 固形油支承板 17a 上部受け金具本体 17 上部受け金具 18 左ねじ雌ねじ孔 19a 下部受け金具本体 19 下部受け金具 20 右ねじ雌ねじ孔 21 腕片 22 横孔 23 腕片 24 横孔 25 回動工具係合部 26 ウォームホイール付き縦ねじ螺杆 27 ウォーム軸挿通用透孔 28 スラスト軸受け支承用段部 29 スラスト軸受け 30 鉛直度調整用ジャッキ 31 上部柱(または上部鉄骨柱) 32 下部柱(または下部鉄骨柱) 33 右ねじ螺杆 34 コ字状金具 35 ボルト 36a 先端側小径軸部 36b ウォーム 36c 後端側小径軸部 36 ウォーム軸 37 透孔 38 左ねじ螺杆 39 コ字状金具 40 ボルト 41 雌ねじ筒 41a 回動工具係合部 42 回動工具 43 ジャッキ取付プレート(上部柱側) 44 ジャッキ取付プレート(下部柱側) 45 中間前部支承板 46 ボルト 47 上部ストッパ部材 49 ボルト 50 下部ストッパ部材 51 ボルト 52 鉛直度調整用ジャッキ 53 ラチェットレンチ 54 側面板 55 前面側縁部 56 断面円弧状凹面 57 縦側面 58 ボルト 59 開先 60 溶接 61 ガセットプレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柴田 正義 東京都荒川区西尾久4丁目17番10号 株式 会社協和ロープ内 Fターム(参考) 2E174 AA01 BA03 DA12 DA32 DA38 DA63

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄骨柱の鉛直度調整用ジャッキにおい
    て、内側に上下方向に延長するように内側ガイド面を備
    えている縦ガイドフレームの内側に、縦ねじ螺杆が配置
    されていると共に、前記縦ねじ螺杆の上下両端部は、そ
    れぞれ前記縦ガイドフレームの上下両端部に定位置で回
    転可能に支承され、かつ前記縦ねじ螺杆は、中間部に従
    動部を備えていると共に上部および下部にねじ方向の異
    なる雄ねじ部を備えており、さらに、前記縦ガイドフレ
    ームの上部内側の内側ガイド面にガイドされると共に前
    記縦ねじ螺杆における上部雄ねじ部に螺合され上部柱に
    着脱自在に固定される受け金具と、前記縦ガイドフレー
    ムの下部内側の内側ガイド面にガイドされると共に前記
    縦ねじ螺杆における下部雄ねじ部に螺合され下部柱に着
    脱自在に固定される受け金具とが、相互に接近または離
    反するように進退移動自在に構成され、かつ前記従動部
    に係合する駆動手段が前記縦ガイドフレームに設けられ
    ていることを特徴とする鉄骨柱の鉛直度調整用ジャッ
    キ。
  2. 【請求項2】 前記従動部が縦ねじ螺杆に設けられたウ
    ォームホイールであり、前記縦ガイドフレームに前記駆
    動手段として、前記ウォームホイールに噛合うウォーム
    が定位置回転可能に設けられていることを特徴とする請
    求項1に記載の鉄骨柱の鉛直度調整用ジャッキ。
  3. 【請求項3】 前記縦ガイドフレームの内側に間隔をお
    いて平行に一対の縦ねじ螺杆が定位置で回転可能に支承
    され、かつ前記各縦ねじ螺杆の中間部にウォームホイー
    ルが設けられ、かつ前記各ウォームホイールに噛合うウ
    ォームが前記縦ガイドフレームに支承され、前記各縦ね
    じ螺杆における上部雄ねじ部に、上部柱に着脱自在に固
    定される受け金具が螺合され、前記各縦ねじ螺杆におけ
    る下部雄ねじ部に、下部柱に着脱自在に固定される受け
    金具が螺合されていることを特徴とする請求項2記載の
    鉄骨柱の鉛直度調整用ジャッキ。
JP2002156660A 2002-05-30 2002-05-30 鉄骨柱の鉛直度調整用ジャッキ Withdrawn JP2003343088A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102877655A (zh) * 2012-10-09 2013-01-16 中国五冶集团有限公司 一种可调拉伸装置及采用该装置实现轻型钢梁安装的方法
CN103774858B (zh) * 2012-10-19 2016-02-03 上海宝冶集团有限公司 一种多管口连接的导向式安装方法
CN114182969A (zh) * 2021-12-28 2022-03-15 康利达装饰股份有限公司 一种弧面建筑幕墙的施工方法
CN114412207A (zh) * 2021-12-24 2022-04-29 中国建筑第八工程局有限公司 一种混凝土预制墙板校正工具

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