JP2003342612A - アルミニウム合金粉末の鍛造方法および本方法により得られた成形体 - Google Patents

アルミニウム合金粉末の鍛造方法および本方法により得られた成形体

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JP2003342612A
JP2003342612A JP2002148874A JP2002148874A JP2003342612A JP 2003342612 A JP2003342612 A JP 2003342612A JP 2002148874 A JP2002148874 A JP 2002148874A JP 2002148874 A JP2002148874 A JP 2002148874A JP 2003342612 A JP2003342612 A JP 2003342612A
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alloy powder
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powder
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Toshikatsu Koike
俊勝 小池
Yutaka Yamagata
裕 山縣
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Yamaha Motor Co Ltd
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Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】機械的特性が優れ、かつ、高品質な成形体を得
られると共に製造コストを削減できるアルミニウム合金
粉末の鍛造方法および本方法により得られた成形体を提
供することを目的とする。 【解決手段】少なくとも鉄およびケイ素を含み主成分が
アルミニウムであるアルミニウム合金粉末を冷間圧縮
し、その後、793K以上の条件下においてアルミニウ
ム合金粉末の粉末粒における短軸の長さに対する長軸の
長さの比で4以上とする鍛造処理を施して成形体とする
ことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピストン等のエン
ジン部品や電気部品等の最終製品を製造するために使用
される成形体を製造するためのアルミニウム合金粉末の
鍛造方法および本方法により得られた成形体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、四輪車や二輪車等に使用され
るピストン、シリンダ、連結棒およびクランクケースな
どのエンジン部品としてアルミニウム合金が使用されて
おり、エンジン部品の軽量化が進められている。
【0003】エンジン部品の中でもピストンは、慣性力
を小さくするために軽量であることが要求され、軽量で
あることに加え、熱膨張率が低く、かつ、耐熱強度、耐
摩耗性および熱伝導性等の特性が優れていることが要求
される。特に、2サイクルエンジンでは、シリンダ温度
が高温となるために熱膨張率が低いことが要求される。
アルミニウム合金の熱膨張率は、アルミニウム合金中に
ケイ素の含有量を増やすと共に低くなるため、熱膨張率
が低く、優れた耐熱強度、疲労強度および耐摩耗性を兼
ね備えたAl−Si−Fe系合金材料がピストンの材料
として使用されている。
【0004】ピストン等のエンジン部品や電気部品等の
最終製品を製造するためには、まず、原材料であるアル
ミニウム合金粉末をある一定の板状や棒状などの形状と
した成形体(ビレット素材)を作製し、この成形体に鍛
造処理を施す等して目的とする部品の形状に加工して最
終製品とする。
【0005】通常、成形体は、急冷凝固法により作製さ
れたアルミニウム合金粉末を原材料とするが、合金粉末
の表面には安定な酸化皮膜が被覆されているため、粉末
同士を焼結固化する際に酸化皮膜が阻害となり、一般的
に焼結固化は困難であるとされている。このため、アル
ミニウム合金粉末同士を結合するために、せん断変形に
より表面に形成された酸化皮膜を破壊・分断する塑性加
工法が有効であり、塑性加工法の中でも特に粉末押出し
法が最も一般的に使用されている。
【0006】例えば、Al−Si−Fe系合金を粉末押
出し法により作成したビレット素材を鍛造ピストン用素
材として適用した研究が行われている(軽金属,51-5,
(2001),267-272)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た粉末押出し法によれば、せん断変形により表面に形成
された酸化皮膜を破壊・分断してアルミニウム合金粉末
同士を結合して成形体を得ることができるが、ある一定
の方向から押し出して成形体とするため所定の寸法に直
接固化成形することができず、押出した後に、成形体を
切断する等の加工処理を施す必要があるため、処理工程
数が多くなり手間がかかってしまうという問題を有して
いた。
【0008】これに対し、粉末鍛造法は、粉末を所定の
寸法に直接固化成形することが可能な方法である。粉末
鍛造法によれば、粉末から直接固化成形して所定の寸法
に整形することが可能であるため、製造工程を簡略化で
き、かつ、製造工程中における合金粉末の損失が少な
く、大幅に製造コストの削減を図ることができる。しか
しながら、粉末鍛造方法は、一方向に負荷される荷重に
より材料流動および緻密化の組合せにより固化する方法
であることから、粉末押出し法と比較してせん断変形が
少なく、アルミニウム合金粉末の表面に形成された酸化
皮膜を破壊・分断し難く、この結果、アルミニウム合金
粉末の未結合部分が微視欠陥となってしまうという問題
を有していた。
【0009】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたものであり、機械的特性が優れ、かつ、高品質な成
形体を得られると共に製造コストを削減できるアルミニ
ウム合金粉末の鍛造方法および本方法により得られた成
形体を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、アルミニウム合金粉末を鍛造して成形体を作製する
ためには、成形体の全ての位置において粉末粒子の変形
量ができる限り大きく、かつ、高い静水圧力を負荷する
ことにより成形体内部に微視欠陥が生じないように、鍛
造処理の工程を最適化することが重要であることに着想
を見出した。そして、鍛造処理の工程を最適化するため
に、鍛造処理の処理温度および圧縮ひずみ等の条件を各
種変化させて成形した成形体を評価し、鍛造処理工程の
最適な条件を見出し、本発明を完成したものである。
【0011】すなわち、本発明のアルミニウム合金粉末
の鍛造方法は、少なくとも鉄およびケイ素を含み主成分
がアルミニウムであるアルミニウム合金粉末を冷間圧縮
し、その後、793K以上の条件下においてアルミニウ
ム合金粉末の粉末粒における短軸の長さに対する長軸の
長さの比で4以上とする鍛造処理を施して成形体とする
ことを特徴とする。
【0012】本発明によれば、鍛造処理の条件として温
度を793Kとし、かつ、アルミニウム合金粉末の粉末
粒における短軸の長さに対する長軸の長さの比(アスペ
クト比)を4以上とすることにより、アルミニウム合金
粉末の表面に形成された酸化皮膜を破壊・分断してアル
ミニウム合金粉末同士を確実に結合させて、鍛造途中に
微視欠陥を生ずることなく、押出し材と同程度の機械的
特性を有する成形体を得ることができる。
【0013】また、本発明は、少なくとも鉄およびケイ
素を含み主成分がアルミニウムであるアルミニウム合金
粉末を冷間圧縮し、その後、793K以上の条件下にお
いて第1工程および第2工程から成る少なくとも2工程
を有すると共に当該第1工程および当該第2工程の全圧
縮ひずみを1.3以上とした鍛造処理を施して成形体と
することを特徴とする。
【0014】本発明において鍛造処理を2工程とした
が、鍛造処理が1工程のみでは割れを生じることなく成
形体全体でアスペクト比を4〜5以上に粉末粒子を変形
させることは困難だからである。また、鍛造処理を2工
程とし、鍛造処理の全圧縮ひずみεを1.3以上とする
ことにより成形体全体にアスペクト比5〜6以上の粉末
粒子の変形を起こさせることが可能であり、この結果、
優れた機械的特性を有し、かつ、微細欠陥の無い高品質
な成形体を得ることができる。
【0015】また、上記方法において、鍛造処理の第1
工程における圧縮ひずみを0.5以上とすることが望ま
しい。このように鍛造処理の第1工程の圧縮ひずみを
0.5以上とすることにより、鍛造途中工程で微視欠陥
や割れを生ずることなく押出し材と同等の強度のほぼ均
質な成形体を得ることができる。
【0016】また、本発明は、上記のアルミニウム合金
粉末の鍛造方法により得られた成形体である。本発明の
成形体は、機械的特性かつ均質な高品質であるため、エ
ンジン部品等の最終部品を加工する際に本成形体を使用
することにより、機械的特性に優れ、かつ軽量化を実現
した高品質の部品を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明のアルミニウム合金
粉末の鍛造方法および本方法により得られた成形体につ
いて、Al−Si−Fe系合金粉末を例に挙げて説明す
る。
【0018】第1実施形態(図1〜図9) 本実施形態では、Al−Si−Fe系合金粉末の鍛造方
法について、最適な処理条件を決定するために、実施例
および比較例1から比較例3までを用いて処理条件を各
種変えて比較した。実施例および比較例を説明する前
に、Al−Si−Fe系合金粉末の鍛造方法の概略的な
流れについて説明する。
【0019】まず、少なくともFeおよびSiを含み、
主成分がAlであるAl合金材料を調整した。調整した
Al合金材料を急冷凝固法により微細なAl合金粉末粒
子を作製した。作製したAl合金粉末粒子を冷間加圧し
て圧粉体に対し、鍛造温度および圧縮ひずみを種々変え
て鍛造処理を施した。
【0020】
【実施例】本実施例は、鍛造処理を第1工程および第2
工程の2工程とし、第1工程の圧縮ひずみを0.5と
し、第2工程後の全圧縮ひずみを1.3程度としたもの
である。なお、鍛造処理の第1工程の圧縮ひずみを0.
5としたのは、側面割れを生じることなく鍛造できる圧
縮ひずみが0.6〜0.7であるという予備実験の結果
に基づき設定したものである。
【0021】具体的には、質量%で、Si:10%、F
e:5%、Cu:1%、Mg:5%、Zr:1%を含
み、残部がAlおよび不可避的不純物から成るAl合金
材料を調整した。調整したAl合金材料を溶解した後、
エアアトマイズ法により毎秒10K以上の冷却速度で
冷却し、粒径が200μm以下のAl合金粉末を作製し
た。
【0022】図1(a)は、模式的な冷間圧紛体金型1
の側断面図を示すものであり、本図に示す冷間圧粉体金
型1にエアアトマイズ法により作製したAl合金粉末2
を投入し、油圧プレスにより圧力980MPaにより成
形して冷間圧粉体とした。得られた冷間圧粉体を電気マ
ッフル炉内で所定の温度に1.2ks加熱保持した。
【0023】図1(b)は、鍛造金型3の側断面図を示
し、この鍛造金型3をヒータ4により冷間圧粉体と同じ
温度に加熱し、冷間圧粉体5を鍛造金型に投入した。ま
た、鍛造時には、鍛造金型3に油性黒鉛潤滑剤をスプレ
ー塗布した。
【0024】鍛造処理は、鍛造処理の温度を723〜8
13Kの範囲で変化させて処理したものである。このよ
うな温度範囲で変化させたのは、押出し材の押出し温度
である703Kよりも高温度とし、本実施例で使用する
Al−Si−Fe系合金の融点である845Kを超えな
い温度の範囲で変化させて最適な鍛造処理温度条件を決
定するためである。より具体的な鍛造処理は、油圧プレ
スにより初期ラム速度20mm/sとし、最終圧力が4
90MPaに達した後、除荷した。また、円柱状の成形
体の最終形状が、直径および高さがφ79×20mmと
なるように成形した。なお、投入したAl合金材料2と
パンチ6との間、Al合金材料2とエジェクタ7との間
の摩擦の差に起因して生じる冷間圧粉体のアルミニウム
合金粉末の変形が不均一となるのを防止するため、冷間
圧粉金型1から取り出した冷間圧粉体は上下方向を逆に
して冷間圧粉体を鍛造金型3に挿入した。なお、成形体
を得るための処理手順について、本実施例とともに、後
述する比較例1および比較例2についての処理工程手順
を図2に示した。
【0025】比較例1 本比較例では、実施例とほぼ同様の方法を用いて、第1
工程および第2工程の2工程から成る鍛造処理を施して
成形体を作製したものである。実施例と異なる条件は、
第1工程での圧縮ひずみε1を実施例よりも小さくし、
0.2とした点にある。
【0026】比較例2 本比較例では、前述した実施例とほぼ同様の方法を用い
て成形体を作製したものである。実施例と異なる条件
は、鍛造処理を1工程とし、鍛造処理の全圧縮ひずみを
0.5とした点にある。
【0027】比較例3 本比較例では、実施例と同様の成分組成を有するAl合
金粉末材料について、押出し温度703K、押出し比1
0の条件下により押出し法を用いて丸棒を作製した。
【0028】鍛造処理して得られた上記実施例、比較例
1および比較例2の成形体に対し、T7熱処理(溶体化
処理:763Kに14.4ks加熱保持した後空冷)を
行い、過時効処理を行った。過時効処理は、473Kに
14.4ks加熱保持後に空冷したものである。図3
(a)は円柱状の成形体8の上面図を示すが、図3
(a)に示す鍛造方向の中央部および表面付近から板状
の引張試験片9を採取し、図3(b)に採取した引張試
験片9の形状を示した。また、比較例3では、図3
(b)と同じ形状の引張試験片を丸棒中心部より押出し
方向に平行に採取し、引張試験片とした。
【0029】実施例および比較例1から比較例3までの
各引張試験片について、インストロン試験機を用いて引
張試験を実施した。引張試験は、試験条件を初期ひずみ
速度4.2×10−3−1としたものであり、同一の
工程から作製した2個の成形体(ビレット素材)の各々
から、鍛造方向の中央部と表面付近から採取した各2本
の試験片について引張強さ(MPa)および破断伸び
(%)を測定し、各平均値を求めた。
【0030】また、引張試験を行うと共に、引張試験後
の引張試験片の破面をSEM観察し、破面近傍の断面を
光学顕微鏡によりミクロ組織観察を行った。
【0031】得られた引張試験結果を図4から図9まで
に示す。
【0032】図4および図5は実施例の試験結果を示
し、図4は引張り強さの測定結果、図5は断伸びの測定
結果を示す。図4および図5の図中、横軸は鍛造処理温
度(K)を示し、縦軸はそれぞれ引張り強さ(MPa)
および破断伸び(%)を示す。また、●は引張試験片の
中央部、▲は引張試験片の表面部、▽は比較例3の押出
し法により作製された押出し材を示す。
【0033】図4および図5に示すように、793Kに
おいて強度および伸びがピークを示し、引張試験片の中
央部および表面付近ともに押出し材と同等の値となり、
813Kにおいて強度の値が低下したものの、低温域で
の強度および伸びが向上する傾向が観察された。
【0034】次に、鍛造処理温度723Kの引張試験片
の破面をSEM観察した。その結果、引張試験片の中央
部には均一なディンプルが観察され、引張試験片の表面
付近の破面には粉末粒子の境界面が観察されたが、いず
れの破面にも隙間状の欠陥は観察されなかった。
【0035】さらに、鍛造処理温度793Kの引張試験
片の破面をSEM観察したところ、引張試験片の中央部
の破面および表面付近の破面とともに均一なディンプル
を示し、粉末同士の良好な結合が行われていることが確
認された。
【0036】図6および図7は、鍛造処理工程が2工程
から成り、第1工程の圧縮ひずみε1を0.2とした比
較例1の試験結果であり、図6は引張り強さの測定結果
を示し、図7は断伸びの測定結果を示す。図6および図
7の横軸は鍛造工程での温度(K)を示し、縦軸はそれ
ぞれ引張り強さ(MPa)および破断伸び(%)を示
す。また、●は引張試験片の中央部、▲は引張試験片の
表面部、▽は比較例3の押出し法により作製された押出
し材を示す。
【0037】図6および図7に示すように、鍛造温度7
23Kでは、強度および伸びとともに押出し材に比べ低
い値であるが、温度が上昇すると強度および伸びが向上
して793Kでピーク値となり、引張試験片の中央部お
よび表面付近のいずれも押出し材と同等の強度および伸
びを示した。
【0038】次に、比較例1の鍛造温度723Kにおけ
る引張試験片破面のSEM観察をしたところ、引張試験
片の中央部の破面は均一なディンプルから成るが、隙間
状の欠陥が複数観察された。引張試験片の表面付近の破
面は、粉末粒子の境界部に隙間状の欠陥も観察された。
さらに、引張試験片の破面近傍の断面ミクロ組織を観察
したところ、断面の中央部および表面付近のいずれにも
鍛造方向と垂直に隙間状の欠陥が観察された。隙間状の
欠陥は、鍛造温度773Kの表面付近の引張試験片でも
観察されたが、その他の引張試験片では観察されなかっ
た。ε1が0.2の場合、第1工程における粉末の変形
が少なく粉末同士の結合が不完全な部分が多く存在し、
低温域では第2工程終了後も結合不完全な部分が残留す
るため、その後の熱処理あるいは引張り試験の際に隙間
状の欠陥が生じるものと考えられる。
【0039】また、鍛造処理温度813Kの高温で中央
部および表面付近とともに強度が低下していたが、高温
に保持したために結晶粒および析出粒子が粗大化したも
のと考えられる。
【0040】図8および図9は、鍛造処理を1工程と
し、圧縮ひずみεを0.5とした比較例2の試験結果で
あり、図8は引張り強さの測定結果を示し、図9は断伸
びの測定結果を示す。図8および図9の図中、横軸は鍛
造工程での温度(K)を示し、縦軸はそれぞれ引張り強
さ(MPa)および破断伸び(%)を示す。また、●は
引張試験片の中央部、▲は引張試験片の表面部、▽は比
較例3の押出し法により作製された押出し材を示す。
【0041】図8および図9に示すように、鍛造温度が
793Kよりも低温度になると、鍛造後の成形体(ビレ
ット素材)から引張試験を切り出す際に欠けや割れが生
じ、健全な引張試験片を採取することができなかった。
鍛造温度が793Kである場合には、引張試験片の中央
部は押出し材と同等の強度を示し、引張試験片の表面付
近の強度は低く強度が不均一であった。また、鍛造温度
が813Kであると、引張試験片の表面付近の強度が向
上しており、中央部の強度が低下しているため全体の強
度はより均一となっているが押出し材に比べていずれも
低い値となっていた。
【0042】また、鍛造処理温度793Kにおける引張
試験片の破面のSEM観察をしたところ、引張試験片の
中央部の破面および表面付近の破面とともに、均一なデ
ィンプルを示し、粉末同士の結合が良好であることが判
明した。
【0043】本実施形態によれば、鍛造温度を793K
付近の温度とし、鍛造工程を2工程とすると共に1.3
程度の全圧縮ひずみを加えることにより、中央部および
表面付近とともに押出し材と同程度の引張り強度および
伸びをもつ均質で高品質の鍛成形体を得られることが判
明した。また、鍛造工程を2工程とした場合には、第1
工程において大きなひずみを加えることにより、成形体
の内部欠陥や側面割れの発生を防止することができ、高
品質な成形体を得ることができることが判明した。これ
は、第1工程における大きなひずみを加えることによ
り、第1工程での粉末同士の結合性が向上し、第2工程
終了後に結合が不完全な部分が減少し、その結果、高品
質の成形体を得ることができたものである。
【0044】第2実施形態(図10〜図12) 本実施形態においては、第1実施形態から得られた試験
結果に基づき、鍛造処理温度を793Kとして成形され
た実施例および比較例1から比較例3までの成形体を使
用して、鍛造途中工程の試料外観および試料内部の微視
欠陥および粉末粒子の変形について調査した。なお、鍛
造処理工程における固化成形のメカニズムを解明するた
めに、冷間圧粉後、鍛造処理の第1工程後、鍛造処理の
第2工程後、鍛造途中工程の各工程における外観および
内部の微視欠陥および粉末粒子の変形について調査し
た。なお、使用した各成形体は、いずれも第1実施形態
に示した方法と同様の方法により作製したため、製造方
法の説明については省略する。
【0045】また、粉末粒子の変形について調査するた
めに、実施例および比較例1から比較例3までの円柱状
の成形体の中心軸を含む加圧方向に平行な断面で切断
し、エメリー紙、バフによる研磨を行った後、微視欠陥
の観察を行い、試料表面の化学電解エッチングを行っ
た。その後、図10に示す成形体10の位置を光学顕微
鏡により観察し、写真撮影を行った。撮影した写真か
ら、粉末粒子のアスペクト比(長軸の長さ/短軸の長
さ)を求めて、粉末粒子の変形を観察した。
【0046】まず、鍛造途中工程の試料外観を図11に
示す。図11に示す圧縮ひずみ(ε)を変えた際の鍛造
処理時における試料の外観は、(a)が比較例2、
(b)が比較例1、(c)が実施例に関する。図11
(a)に示すように、比較例2では、冷間圧粉試料(ε
=0)と、鍛造後の成形体(ビレット素材)(ε=0.
5)の外周部に割れは観察されなかった。また、鍛造の
終了直前(ε=0.4)の試料においても外周部にたる
型変形が生じたものの、試料の割れは観察されなかっ
た。なお、個別に予備実験を行い調査したところ、79
3Kの温度下、鍛造処理の第1工程において外周部に割
れを生じる圧縮ひずみはε=0.6〜0.7であること
が判明した。
【0047】また、図11(b)の比較例1および図1
1(c)の実施例では、いずれの条件下においても冷間
圧粉試料(ε=0)と鍛造後の成形体(ビレット素材)
(ε=1.3)とともに、第1工程終了後の試料
((b)のε=0.2、(c)のε=0.5)にも割れ
は観察されなかった。しかし、鍛造処理の途中におい
て、図(c)に示す実施例では、いずれの試料において
も外観割れは観察されなかったが、図11(b)に示す
比較例1では第2工程途中におけるたる型変形が生じて
しまい、ε=1.0とε=1.2の試料の外周部に割れ
が観察された。これは、第2工程に加わる圧縮ひずみが
大きいため、金型との摩擦拘束によるたる型変形の程度
が大きくなり第2工程のひずみε=1.0付近で側面に
割れを生じた。図11(b)に示す比較例1では試料に
割れが生じたが、第1実施形態に示した引張試験結果に
より引張試験片の中央部および表面付近のいずれも良好
な粉末結合が得られたのは、高温鍛造による粉末粒子の
変形能向上と酸化膜の脆化により粉末同士の結合が促進
されたことによるものと考えられる。
【0048】次に、試料内部の微視欠陥を調査した結果
を示す。
【0049】比較例2の冷間圧粉された試料内部の微視
欠陥を観察したところ、冷間圧粉試料の微視欠陥の大き
さや分布は、比較例1および実施例においても同様であ
り、観察位置から観察位置までの全ての位置に多く
の欠陥が観察され、位置の相違による欠陥の大きさや分
布の違いは見られなかった。比較例2の鍛造終了直前の
試料(ε=0.4)の微視欠陥を観察したところ、表面
付近における、、と外周付近のに欠陥が観察さ
れたが、中央部付近のおよびでは欠陥はほとんど観
察されなかった。また、外周付近の欠陥の大きさは、
比較例2の冷間圧粉試料()よりも大きくなってい
る。しかし、鍛造終了後の成形体では全位置において欠
陥が観察されなくなっている。
【0050】また、比較例1および実施例においても、
鍛造終了後の成形体(ビレット素材)とともに、第1工
程後の試料においても同様に、全ての位置において欠陥
は観察されなかった。そして、実施例では、第2工程中
のいずれの試験においても、すべての位置に欠陥は観察
されなかった。しかし、比較例1では、第2工程終了直
前の試料(ε=1.2)の外周付近に微視欠陥の再発
生しているのが観察された。比較例1では、第1工程の
ひずみ量ε=0.2が少ないために、第1工程終了後の
成形体に微視欠陥が見られないものの粒子の結合が不十
分であると予測される。比較例1の第2工程でのたる型
変形の程度は大きいため、外周付近には大きな引張り応
力が発生することが予想される。これらの原因により、
第1工程終了時に緻密化され、一旦部分的に圧着された
微細欠陥が第2工程で再び発生するとともに、その欠陥
を起点として外観割れに至るものと考えられる。
【0051】さらに、アルミニウム合金粉末粒子の変形
を観察した結果について説明する。冷間圧粉試料の粉末
粒子では、比較例1および実施例の観察位置〜の粉
末粒子のアスペクト比がいずれの位置でも1〜2程度で
あり、塑性変形はほとんど生じていなかった。
【0052】また、比較例2の鍛造後の成形体(ビレッ
ト素材)では、中心部付近およびにおいて、特に変
形方向に大きく伸ばされた粉末粒子(アスペクト比4〜
5)が観察されたが、その他の位置における粉末粒子の
変形は小さく、アスペクト比2〜3程度であった。
【0053】さらに、比較例1および実施例の鍛造終了
後(ε=1.3)の成形体では、比較例1および実施例
とともに比較例2と比べて、全ての位置において粉末粒
子は大きく変形しており、粉末粒子のアスペクト比は中
心部付近で8〜10、表面付近、や外周付近で
も5〜6程度となっていた。比較例1および実施例にお
ける粉末粒子の変形の様子はほぼ同様であり、粉末粒子
の変形における鍛造経路の違いは見られなかった。
【0054】また、比較例1の第1工程後の試料(ε=
0.2)における粉末粒子の変形を観察したところ、第
1工程では、全ての位置における粉末粒子のアスペクト
比は1〜2程度であり、冷間圧粉試料と比較して大きな
差は見られなかった。
【0055】さらに、実施例の第1工程の試料(ε=
0.5)は、比較例1に比べて全体に変形の程度が大き
くなっており、粉末粒子のアスペクト比は2〜3程度で
あった。
【0056】また、第1実施形態にて引張試験を行った
結果に基づき、実施例および比較例1から比較例3まで
の成形体について引張強度の比較を行うために図12の
グラフに示した。図12に示す■は引張試験片の中央部
の引張強度を示し、□は引張試験片の表面付近の引張強
度を示す。また、引張試験片の中央部および表面付近と
した切り出し位置は、図10に示した成形体の内部の観
察位置と観察位置とにそれぞれ対応する。
【0057】図12に示すように、比較例2の場合に
は、成形体の中央部は押出し材と同等レベルの400M
Paの引張強度を示しているが、表面付近の強度は低く
なっていた。また、比較例1および実施例は、中央部お
よび表面付近ともに押出し材と同等の引張強度を示して
いた。
【0058】上述した試験結果から、粉末鍛造によって
押し出し材と同等の強度をもつ均質な成形体を得るため
の条件について考察した。まず、粉末鍛造では、鍛造時
には、側面が自由表面のまま変形して、金型に接触する
ステップ1と、型の形状に充填され、高温高圧下で加圧
保持されるステップ2と、のステップを踏んで成形され
ることが予想される。粉末表面に存在する酸化皮膜を破
壊して新生面同士を接触させるために必要な塑性変形は
ステップ1の段階に強く働き、ステップ2における加圧
は、高い静水圧力によって新生面の結合を強固にし、成
形体の緻密化と微視欠陥の除去に効果がある。そして、
鍛造2工程の場合には、第1工程および第2工程の各工
程においてこのようなステップで成形が行われる。冷間
圧粉試料には多くの微視欠陥が存在し、粉末同士の結合
が不十分であることから、大きな変形が加わると変形を
生じる。本実施形態においては、鍛造処理の第1工程で
外観に割れを生じることなく加えられる圧縮ひずみは、
比較例2のε=0.5程度であった。比較例2の成形体
(ビレット素材)における粉末粒子の変形の程度は、中
央部でアスペクト比4〜5であるのに対し、上下表面付
近や外周付近ではアスペクト比2〜3程度にとどま
る分布であった。また、表面付近や外周付近には、
加圧の直前まで微視欠陥が残留しており、金型に近い表
面付近ではいわゆるデッドメタルゾーンが形成されてい
たため、また、外周部は自由表面となり静水圧の効果が
働きにくいために微視欠陥の圧着や粉末粒子の変形が中
央部に比べて不十分となっていた。また、図12に示し
引張試験の結果によれば、鍛造途中に微視欠陥が発生せ
ずにアスペクト比4〜5の変形が与えられた成形体の中
央部は押出し材と同等の強度を示しているが、加圧直前
まで微視欠陥が残留し、粉末粒子の変形が少ない表面付
近は低い値となっていた。つまり、成形体の表面付近や
外周付近では、せん断変形による酸化皮膜の破断が不十
分であり、新生面同士の結合がおこり難く、十分な強度
に達しなかったものと考えられる。
【0059】鍛造工程を2工程とした場合には、第1工
程における変形、加圧の効果によりある程度の粉末同士
の結合がおこり、鍛造第2工程で試料に大きな圧縮ひず
みを与えることができ、結果として成形体全体に大きな
粉末粒子の変形を与えることができた。実際、比較例1
および実施例の鍛造後の成形体(ε=1.3)では、成
形体の上下表面付近や外周付近でも粉末のアスペクト比
は5〜6程度であり、試料全体でアスペクト比5〜6以
上の粉末粒子変形が観察された。すなわち、圧縮ひずみ
を増加させたことにより、塑性変形の効果が得られにく
い位置やにおいても粉末粒子変形の程度は向上して
いる。そして、引張試験を行った成形体の中央部と表
面付近とでは、鍛造途中においても微視欠陥も確認さ
れず、強度も押出し材と同等の値を示している。従っ
て、中央部と上下表面付近では、第1工程で除去された
冷間圧粉体の微視欠陥が再発生することなく鍛造が終了
し、第2工程に加わるひずみにより粉末粒子が大きく変
形することにより酸化皮膜の破壊と新生面同士の結合が
十分に達成されたものと考えられる。
【0060】一方、外周付近は少し異なり、比較例1
では粉末粒子の変形は表面付近と同等であるが、第2工
程の鍛造終了直前で内部の微視欠陥や試料側面の割れが
観察され、鍛造終了後に微視欠陥が除去されているもの
の、新生面同士の結合が十分行われていないことが予想
される。従って、この部分の強度は測定していないが、
比較例2の成形体の表面付近の結果から予測して、十
分な強度が得られないことが予想される。しかし、実施
例では、外周付近においても第2工程途中の外観割れや
微視欠陥の再発生は確認されていない。これは、第1工
程のひずみをε=0.5と大きくし、第1工程終了後の
成形体の強度がある程度向上していること、そして、第
2工程のたる型変形の程度が緩和されて外周部に発生す
る引張り応力が低減されることにより、全工程を通じて
割れや微視欠陥を発生させることなく、ε=1.3の大
きな圧縮ひずみを可能にしていると考えられる。従っ
て、実施例においては、強度を測定していない外周付近
も中央部や表面付近と同様に、押出し材と同等の強度を
有するものと考えられる。
【0061】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、鍛造処理温度を793Kとし、粉末粒子のアスペク
ト比4〜5以上の変形を与えることにより、欠陥を発生
させることなく、押出し材と同等の強度を確保すること
ができる。
【0062】また、本実施形態によれば、鍛造処理を2
工程とし、かつ、全圧縮ひずみを1.3程度加えること
により、成形体の全ての位置において粉末粒子にアスペ
クト比5〜6以上の変形を生じさせることが可能であ
り、さらに、第1工程の圧縮ひずみを0.5程度とし、
粉末鍛造中のいずれの工程でも外周部の割れや内部欠陥
を生じることなく、全圧縮ひずみを1.3まで変形する
ことが可能であることが判明した。この結果、本実施形
態の条件により鍛造処理することにより、押出し材と同
程度の強度を有する高品質な成形体を得ることができ
た。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
押出し材と同程度の機械的特性を有し、かつ、内部や表
面に欠陥が無く、高品質な成形体を得られると共に、粉
末から直接所望の形状に成形して製造工程を簡素化し
て、製造コストを削減できるアルミニウム合金粉末の鍛
造方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアルミニウム合金粉末の鍛造方法にお
いて使用される装置であり、(a)は冷間圧紛体金型を
模式的に示す側断面図、(b)は鍛造金型を示す側断面
図。
【図2】本発明の第1実施形態の実施例、比較例1およ
び比較例2の処理条件を示す処理工程手順図。
【図3】(a)は円柱状の成形体を示す上面図であり、
(b)は(a)の成形体から採取した引張試験片の形状
を示す図。
【図4】第1実施形態の実施例における引張り強さの測
定結果を示す図。
【図5】第1実施形態の実施例における破断伸びの測定
結果を示す図。
【図6】第1実施形態の比較例1における引張り強さの
測定結果を示す図。
【図7】第1実施形態の比較例1における破断伸びの測
定結果を示す図。
【図8】第1実施形態の比較例2における破断伸びの測
定結果を示す図。
【図9】第1実施形態の比較例2における破断伸びの測
定結果を示す図。
【図10】第2実施形態における成形体を示す側断面
図。
【図11】鍛造途中工程の試料外観を示す図であり、
(a)が比較例2、(b)が比較例1、(c)が実施例
である。
【図12】第2実施形態における、実施例、比較例1〜
比較例3の成形体について引張強度を比較したグラフ
図。
【符号の説明】
1 冷間圧紛体金型 2 Al合金粉末 3 鍛造金型 4 ヒータ 5 冷間圧粉体 6 パンチ 7 エジェクタ 8 成形体 9 引張試験片 10 成形体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも鉄およびケイ素を含み主成分
    がアルミニウムであるアルミニウム合金粉末を冷間圧縮
    し、その後、793K以上の条件下においてアルミニウ
    ム合金粉末の粉末粒における短軸の長さに対する長軸の
    長さの比で4以上とする鍛造処理を施して成形体とする
    ことを特徴とするアルミニウム合金粉末の鍛造方法。
  2. 【請求項2】 少なくとも鉄およびケイ素を含み主成分
    がアルミニウムであるアルミニウム合金粉末を冷間圧縮
    し、その後、793K以上の条件下において第1工程お
    よび第2工程から成る少なくとも2工程を有すると共に
    当該第1工程および当該第2工程の全圧縮ひずみを1.
    3以上とした鍛造処理を施して成形体とすることを特徴
    とするアルミニウム合金粉末の鍛造方法。
  3. 【請求項3】 前記鍛造処理の第1工程における圧縮ひ
    ずみを0.5以上としたことを特徴とする請求項2記載
    のアルミニウム合金粉末の鍛造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1から3までのいずれかに記載の
    アルミニウム合金粉末の鍛造方法により得られた成形
    体。
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