JP2003342479A - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

熱可塑性樹脂組成物

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JP2003342479A
JP2003342479A JP2002155624A JP2002155624A JP2003342479A JP 2003342479 A JP2003342479 A JP 2003342479A JP 2002155624 A JP2002155624 A JP 2002155624A JP 2002155624 A JP2002155624 A JP 2002155624A JP 2003342479 A JP2003342479 A JP 2003342479A
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thermoplastic resin
negative ion
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negative ions
negative
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Tadashi Hanatani
忠 花谷
Kazuhiro Matsumura
和浩 松村
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OK KASEI KK
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OK KASEI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】上記トルマリンの有する課題を解決するもので
あり、静止状態であっても持続的にマイナスイオンを発
生する樹脂成形品を製造可能な熱可塑性樹脂組成物を提
供する。 【解決手段】熱可塑性樹脂100重量部にマイナスイオ
ンセラミックス粉末0.1部〜230部を混合分散した
熱可塑性樹脂組成物とする。マイナスイオンセラミック
ス粉末は、酸化ジルコニウム40〜50%、酸化ケイ素
25〜30%、無水リン酸2〜8%を主成分とし、天然
放射性元素を含有するものであることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、持続的にマイナス
イオンを発生し、各種成形物に適用可能な熱可塑性樹脂
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂は、安価で入手が容易であり、
かつ、加工性に優れ、デザインの多様性を図ることが出
来るので種々の製品に加工され、その用途分野は多岐に
渡っている。合成樹脂製品は医療分野でも幅広く使用さ
れており、健康に対する関心の高まりと相俟って、健康
器具にも数多くの用途例を見ることが出来る。例えば、
磁気ネックレスは、磁気が微弱な刺激を与え、健康増進
に効果があるとされているとの理由で、健康器具に使用
されている。最近、マイナスイオンが健康に良い影響を
もたらすものとして、マイナスイオン発生材料、並びに
これを加工、成形した商品に対する関心が急速に高まっ
ている。
【0003】一般的にマイナスイオンは、以下の様な場
合に発生するといわれている。 1)滝壷の様な場所で水に物理的な力が働き、水分子の
集合状態に変化が起きてマイナスイオンが発生する(レ
ナード効果)。 2)空気中でコロナ放電の様な電気的な刺激を与えると
マイナスイオンが発生する。 トルマリンや麦飯石等は、上記、2)の原理によって、
マイナスイオンを発生させるものであることが知られて
おり、樹脂成型品に加工され、健康器具として使用され
ている。即ち、トルマリンは、いわゆる圧電性を有し、
温度を上げるとか、石同士を擦り合わせるなどの外部か
らの物理的刺激により鉱石粒子に電位差が生じ、その放
電によりマイナスイオンが発生するとされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、トルマリン
は、マイナスイオンを発生させるためには、温度を上げ
るとか、石同士を擦り合わせるなどの外部からの物理的
刺激を与えることが必要であり、常温の静止状態ではマ
イナスイオン発生効果が持続しないものであるために、
より有効にマイナスイオンを発生させ、外部からの物理
的刺激の発生しない静止状態においても持続的にマイナ
スイオンを発生する樹脂成形品を製造可能な熱可塑性樹
脂組成物が望まれていた。
【0005】本発明の目的は、上記トルマリンの有する
課題を解決するものであり、静止状態であっても持続的
にマイナスイオンを発生する樹脂成形品を製造可能な熱
可塑性樹脂組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の熱可塑性樹脂組
成物は、熱可塑性樹脂100重量部にマイナスイオンセ
ラミックス粉末0.1重量部〜230重量部を混合分散
したものであることを特徴とする。
【0007】前記マイナスイオンセラミックス粉末は、
酸化ジルコニウム40〜50%、酸化ケイ素25〜30
%、無水リン酸2〜8%を主成分とし、天然放射性元素
を含有するものであることが好ましい。
【0008】かかる熱可塑性樹脂組成物は、静止状態で
あっても持続的にマイナスイオンを発生する樹脂成形品
を製造可能である。
【0009】本発明において使用するマイナスイオンセ
ラミックは、上記の組成を有する点に特徴があり、その
構成により、人体に問題のない微量の放射線がセラミッ
クスから発生し、空気中の水分に作用してマイナスイオ
ンを作り出す効果(放射線ホルミシス効果)により、静
止状態であっても持続的に有効量のマイナスイオンを発
生するものと考えられる。
【0010】従って本発明の樹脂組成物ないしこれを成
形した樹脂成形品は、該マイナスイオンセラミックスの
作用によりマイナスイオンを持続的に発生し、ホルミシ
ス効果により生体の防御機構を活性化し、老化作用、ガ
ン抑制、免疫機能付与などの効能をもたらすという特徴
を有する。また、該マイナスイオンセラミックスは、同
時に遠赤外線を発生させる作用をも有するため、本発明
の樹脂組成物ないしこれを成形した樹脂成形品は、人体
を暖める効果も発揮して血流を増加させる効果があり、
冷え、肩凝りにも有効である(ジアテルミー効果)。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明において使用するマイナス
イオンセラミックスは、徴量の天然放射性元素を含有す
る。かかる天然放射性元素としては、少なくとも主成分
としてウラン系列放射性元素である 226Ra,214
b,214 Biが、またトリウム系列放射性元素である
228Ac, 212Pb, 212Bi, 208Tlが含有されて
いる。本発明のマイナスイオンセラミックスは、発生す
る放射線当量が、0.1〜3μSv/h(検体にセンサ
ーを当接させて測定した放射線当量)であることが好ま
しい。
【0012】上記の組成を有するマイナスイオンセラミ
ックスとしては、エコホリスティク社の粉末状マイナス
イオンセラミックスMP−02,MP−03等の使用が
特に好ましい。これらのマイナスイオンセラミックス
は、静止状態において、MP−02は4000個/ml
(空気)のマイナスイオンを発生し、MP−03は、6
00個/ml(空気)のマイナスイオンを発生した。因
みに、トルマリンは、静止状態ではマイナスイオン発生
量はゼロであった。マイナスイオン発生量の測定は、サ
ンプル50gを70mmφ、22mm高さの樹脂製の筒
に充填し、エアーイオンカウンターKEC−800(エ
コ・フラボン社製)を使用して行ったものである。
【0013】またMP−01の放射線量は、2.45μ
Sv/h(検体にセンサーを当接させて測定した放射線
当量)、MP−02の放射線量は、1.63μSv/
h、MP−03の放射線量は、0.12μSv/hであ
った。
【0014】マイナスイオンセラミックスを熱可塑性樹
脂に配合する方法としては、熱可塑性樹脂に着色剤を配
合するのと同じく、ドライカラーの様に、所定量のマイ
ナスイオンセラミックスを熱可塑性樹脂に添加、混合す
る方法、マイナスイオンセラミックスと熱可塑性樹脂か
らなるマスターバッチを一旦製造し、該マスターバッチ
を所定量熱可塑性樹脂に添加、混合する方法、着色ペレ
ットの様に所定量のマイナスイオンセラミックスを熱可
塑性樹脂に添加、混合し、コンパウンドにする方法など
があり、目的に応じて選択する。
【0015】マイナスイオンセラミックスを熱可塑性樹
脂に添加、混合する方法は、公知の混合装置が限定なく
使用可能である。例えば所定量のマイナスイオンセラミ
ックスを熱可塑性樹脂に加え、少量に場合はハンドミキ
シングにより、また多量の場合はタンブルミキサー、ス
ーパーミキサーなどの撹拌機を使用する方法を採用する
ことが可能である。
【0016】マスターバッチ、コンパウンドの製造は、
ロール混練または押出機による混練などの方法を採用す
ることが出来る。
【0017】マイナスイオンセラミックスの添加量はド
ライカラーまたはコンパウンドの場合、樹脂100重量
部に対して0.1重量部〜5重量部であり、マスターバ
ッチの場合は5〜230重量部である。
【0018】マイナスイオンセラミックスの添加量が熱
可塑性樹脂100重量部に対して0.1重量部未満にな
ると、マイナスイオン発生量が小さくなり、添加量が2
30重量部を超えるとマスターバッチの加工性が悪くな
り、マスターバッチを安定的に生産することが難しくな
る。
【0019】本発明の樹脂組成物に使用する熱可塑性樹
脂は、射出成型、押出成型に使用される樹脂は、特に限
定なく使用可能であり、熱可塑性エラストマーも含まれ
る。具体的には、いわゆるプラスチックと称される樹脂
としてはポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフ
ィン樹脂、ポリスチレン、アクリロニトリル/スチレン
共重合体、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共
重合体、ポリメチルメタクリレート、ボリカーボネー
ト、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレートやポ
リエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリ
アリレート、ポリアミド、ポリフェニレンエーテル、ポ
リフェニレンサルファイド、ポリエーテルスルフォンな
どが例示される。
【0020】また弾性を有する熱可塑性エラストマーと
しては、ポリウレタンエラストマー、ポリアミドエラス
トマー、ポリエステルエラストマー、SIS,SEBS
等のポリオレフィン系エラストマーが例示される。
【0021】マスターバッチ方式によってマイナスイオ
ンセラミックスに熱可塑性樹脂を配合する場合、マスタ
ーバッチのベースの熱可塑性樹脂とマスターバッチを希
釈する熱可塑性樹脂は同じ熱可塑性樹脂であっても良い
し、あるいは、異なった樹脂であっても良い。
【0022】マイナスイオンセラミックスを含有する樹
脂組成物を製造するに際しては、マイナスイオンセラミ
ックスの分散を助けるために、ワックス、金属石鹸など
の分散助剤を添加することが望ましい。マイナスイオン
セラミックスを含有する樹脂組成物には、染料、顔料な
どの着色成分、短繊維(パイル)、金属粉、パール材な
どの特殊な加飾材を添加することは、成形品の外観を向
上させる観点より好ましい態様である。また、本発明の
効果を阻害しない範囲で、酸化防止剤、紫外繊吸収剤、
帯電防止剤、滑剤、界面活性剤、難燃剤、発泡剤などの
添加剤やタルク、マイカ、硫酸バリウム、炭酸カルシウ
ムなどの充填剤、ガラス繊維、無機繊維、金属繊維など
の材料を添加することが出来る。
【0023】
【実施例】以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実
施例等について説明する。以下、本発明を具体的に例示
するが、本発明の内容は以下の具体例に限定されるもの
ではない。
【0024】(実施例1)ポリプロピレン(三井住友ポ
リプロ J−705M、三井住友化学社製)200gと
エコホリスティク社のマイナスイオンセラミックスMP
−02(最大粒子径6μm以下、平均粒子径1.1μ
m)6g、ステアリン酸マグネシウム2gをポリ袋に入
れ、良く振り混ぜた後、1オンスの射出成型機(山城精
機社製)に投入し、シリンダー温度を200℃に設定
し、50mm×90mm×厚さ3mmのインジェクショ
ン・プレートを成型した。
【0025】エコホリスティク社のマイナスイオン測定
器EB−12Aを用いて、上記、インジニクション・プ
レートから発生するマイナスイオン量を測定したとこ
ろ、400個/mlであった。3分間時間を置いて再測
定したが、350個/mlと同じ値を示し,持続的にマ
イナスイオンが発生していることが判明した。
【0026】(比較例1)エコホリスティク社のマイナ
スイオンセラミックスの代わりにショートトルマリン
(黒トルマリン)を使用した以外は、実施例1と同じ方
法で50mm×90mm×厚さ3mmのインジニクショ
ン・プレートを製造した。
【0027】上記インジェクション・プレートのマイナ
スイオン発生量を実施例1と同じ方法で測定した所、5
個/mlと僅かに反応を示した。インジニクション・プ
レート同士を擦り合わせた後、マイナスイオン量を測定
した所、50個/mlの値を示した。しかし、3分間静
置状態に置いて再測定した所、測定値は5個/mlに低
下し,トルマリンでは持続的なマイナスイオン発生効果
は得られないことが明らかとなった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 BB031 BB121 BC031 BC061 BG031 BN151 CB001 CF061 CF071 CF161 CG001 CH071 CL001 CN011 DE096 DH016 DJ006 FD206 GB00

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性樹脂100重量部にマイナスイ
    オンセラミックス粉末0.1重量部〜230重量部を混
    合分散した熱可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 前記マイナスイオンセラミックス粉末
    は、酸化ジルコニウム40〜50%、酸化ケイ素25〜
    30%、無水リン酸2〜8%を主成分とし、天然放射性
    元素を含有するものである請求項1の熱可塑性樹脂組成
    物。
JP2002155624A 2002-05-29 2002-05-29 熱可塑性樹脂組成物 Withdrawn JP2003342479A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6890457B2 (en) * 2002-09-20 2005-05-10 Toshiyuki Waragai Adhesive
CN112409664A (zh) * 2020-11-25 2021-02-26 浙江金科复合材料科技有限公司 一种耐老化聚烯烃功能母料生产工艺

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US6890457B2 (en) * 2002-09-20 2005-05-10 Toshiyuki Waragai Adhesive
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