JP2003341944A - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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JP2003341944A
JP2003341944A JP2002154365A JP2002154365A JP2003341944A JP 2003341944 A JP2003341944 A JP 2003341944A JP 2002154365 A JP2002154365 A JP 2002154365A JP 2002154365 A JP2002154365 A JP 2002154365A JP 2003341944 A JP2003341944 A JP 2003341944A
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car
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Susumu Sakurai
進 櫻井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配達員のようにある階でエレベータから降車
した後、短期間で同階床から再度エレベータを利用する
エレベータ利用者に不便を与えることなく分散待機動作
や玄関階待機動作を行うエレベータの制御装置を提供す
る。 【解決手段】 乗場呼び釦からの乗場呼び登録情報およ
びかご呼び登録を含む各エレベータかごからのエレベー
タかご情報に基づきエレベータかごの割当てを行うと共
に、かご呼び登録階に到着したエレベータかごを他階に
比べ乗場呼びの発生頻度が高い階床へ向かわせる待機走
行を行わせ、かつ到着階がエレベータ利用者がかご呼び
登録階床で降車した後、短期間で再度同じ階床からエレ
ベータを利用する可能性の高い予め設定された階床であ
る場合に前記待機走行を無効にする割当てかご評価手段
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は1台もしくは複数
台のエレベータかごが設置されたエレベータシステムに
おいて、乗場呼び登録発生時に、複数台設置であればエ
レベータかごの中から最適なかごを選択して乗場呼び登
録階へ配車させ、乗場呼びが登録されなくてもビル内交
通状況に応じて適切にエレベータかごの位置を誘導する
機能を備えたエレベータの制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】エレベータは通常、乗場呼びに応答後、
利用者が目的階を登録してその階床へ行き、最後の利用
者が降車した時点でサービス完了となり、新たに乗場呼
びを受け持つまでサービス完了した階床に戸閉待機す
る。しかしエレベータの運行をより効率良く実施するこ
とを目的として、例えば特公昭50−22777号公報
に記載されているように、前記サービス完了した階床に
戸閉待機したエレベータかごを、将来乗場呼びが発生す
ると予測される階床や玄関階など、他階に比べて乗場呼
びの発生する頻度が高い階床へ向かわせて、待機させる
技術がある。これにより乗場呼びが登録されてからエレ
ベータかごが応答するまでの時間を短くすることが可能
になり、利用者へのサービスを向上させることができ
る。
【0003】しかしながら、このような技術において、
全ての事象について効果的であるとは言い難い。例えば
集合住宅では、新聞の配達や集金、宅配業者などといっ
た居住世帯に短期間だけ滞在して引き返す人々が多い。
それらの人々がエレベータを利用した場合、目的階へ到
着し短期間で用件を済ませて同じ階床からエレベータを
利用しようとすると、来る時に乗ってきたエレベータか
ごが別階床への待機動作で走行してしまっているケース
がある。この場合、乗場呼びを登録し、改めて他階にい
るエレベータを呼び寄せなければならない。他階へ走行
したエレベータかごが、走行した階での乗場呼びを受け
てではなく、待機させるためだけの走行であればこの走
行は結果的に無駄になる。また該当者に対するサービス
は悪化することになる。
【0004】このような無駄な走行を避けるため、例え
ば、特開平5−270748号公報で示された技術で
は、エレベータ乗場に利用客を検出する装置を設け、そ
の階に待機しているエレベータかごに対し、他階への走
行を阻止するような制御を行っている。
【0005】しかしながらこのような技術においては、
乗場で待っている利用者を検出した場合に、既に当階床
で待機しているエレベータかごに対して他階への走行を
防止しているものであって、乗場で利用者を検出しなけ
ればこのような制御はなされないため、利用者が短期間
でも乗場を離れた場合には制御されない。従って前述し
た新聞配達員のように、各家庭の玄関まで向かうとなる
と、乗場から離れざるを得ない状況になり、この場合、
必ずしも有効とはいえない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、サービ
ス完了のエレベータかごを乗場呼びの発生頻度がより高
い階床で待機させる待機階走行機能を有する従来のエレ
ベータの制御装置は、前述した新聞の配達や集金、宅配
業者などといった居住世帯に短期間だけ滞在して引き返
す人々には必ずしも有効とはいえず、また他の有効な手
段もなく、様々な利用者にとってより便利なサービスを
提供するエレベータの制御装置が要求されているという
課題があった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、ある階床でエレベータから降
車した後、短期間で同じ階床から再度エレベータを利用
する場合には、利用したエレベータかごが該当階床でサ
ービスを完了した場合は、他階への走行を控えるように
制御することにより、本来の待機階走行動作によるエレ
ベータの効率向上を完全に無効化すること無く、利用者
の利便性を向上させたエレベータの制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明は、少なくとも1台のエレベータかごを設置し、各
乗場毎に設けられた乗場呼び釦による乗場呼びに対して
応答すべきエレベータかごを割当ててサービスを行うエ
レベータの制御装置であって、乗場呼び釦からの乗場呼
び登録情報およびかご呼び登録を含む各エレベータかご
からのエレベータかご情報に基づき前記エレベータかご
の割当てを行うと共に、かご呼び登録階に到着したエレ
ベータかごを他階に比べ乗場呼びの発生頻度が高い階床
へ向かわせる待機走行を行わせ、かつ前記到着階がエレ
ベータ利用者がかご呼び登録階床で降車した後、短期間
で再度同じ階床からエレベータを利用する可能性の高い
予め設定された階床である場合に前記待機走行を無効に
する割当てかご評価手段を備えたことを特徴とするエレ
ベータの制御装置にある。
【0009】また、複数台のエレベータかごを設置し、
各乗場毎に設けられた乗場呼び釦による乗場呼びに対し
て応答すべきエレベータかごを割当ててサービスを行う
エレベータの制御装置であって、乗場呼び釦からの乗場
呼び登録情報およびかご呼び登録を含む各エレベータか
ごからのエレベータかご情報に基づき前記エレベータか
ごの割当てを行うと共に、かご呼び登録階に到着したエ
レベータかごを他階に比べ乗場呼びの発生頻度が高い階
床へ向かわせる待機走行を行わせ、かつ前記到着階がエ
レベータ利用者がかご呼び登録階床で降車した後、短期
間で再度同じ階床からエレベータを利用する可能性の高
い予め設定された階床である場合に該当階床に到着した
エレベータかごが他階の乗場呼びに対して割当される割
当走行において割り当てされにくくなるよう制限する割
当てかご評価手段を備えたことを特徴とするエレベータ
の制御装置にある。
【0010】また、前記割当てかご評価手段がさらに、
到着階がエレベータ利用者がかご呼び登録階床で降車し
た後、短期間で再度同じ階床からエレベータを利用する
可能性の高い予め設定された階床である場合に前記待機
走行を無効にすることを特徴とする。
【0011】また、前記割当てかご評価手段における前
記待機走行を無効にする又は前記割当走行を制限する時
間帯を入力するための時刻設定手段を設け、前記割当て
かご評価手段が設定された時間帯内において前記待機走
行又は割当走行の制限を行うことを特徴とする。
【0012】また、前記割当てかご評価手段が、乗場呼
び釦からの乗場呼び登録情報およびかご呼び登録を含む
各エレベータかごからのエレベータかご情報に基づき混
雑状況を判断し、混雑していない状態であると判断した
時間帯に前記待機走行を無効にする又は前記割当走行を
制限する制御を行うことを特徴とする。
【0013】また、乗場呼び釦からの乗場呼び登録情報
およびかご呼び登録を含む各エレベータかごからのエレ
ベータかご情報に基づき、エレベータかごがかご呼びで
登録階に到着後、一定期間以内に同一階床で乗場呼びが
登録された事象の統計をとる再度エレベータ利用統計手
段を設け、前記割当てかご評価手段が、この統計結果に
基づき前記待機走行を無効にする又は前記割当走行を制
限する制御を行うことを特徴とする。
【0014】また、前記待機走行を無効にする又は前記
割当走行を制限する制御を行わせるための釦が設けら
れ、前記割当てかご評価手段が、該釦が押下された時に
前記待機走行を無効にする又は前記割当走行を制限する
制御を行うことを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】この発明の実施の形態について図
を用いて説明する。図1はこの発明によるエレベータの
制御装置の一例の構成を示す機能ブロック図である。図
において、1−1は乗場呼び登録手段、1−2は割当て
かご評価手段、1−3はかご割当手段、1−4は再度エ
レベータ利用統計手段、1−5はかご情報検出手段、1
−6はかご内専用釦押下検出手段、1−7は時刻検出手
段、1−8は時刻設定入力手段をそれぞれ示す。なおこ
の制御装置が制御するエレベータシステムの構成は従来
のこの種のものと基本的に同一であるため図示は省略す
る。各階のエレベータ乗場にて乗場呼び釦が押されるこ
とによって乗場呼びが発生すると、乗場呼び登録手段1
−1により乗場呼びが登録される。発生した乗場呼び登
録情報は割当てかご評価手段1−2へと伝送され、かご
が複数台併設されているエレベータシステムでは制御装
置により乗場呼びに応答する号機が選択され、乗場呼び
に応答させる。エレベータかごが1台のみ設置されてい
るエレベータシステムでは、制御装置により1台のエレ
ベータかごが無条件に決定される。そして、割当かごが
決定したら、かご割当手段1−3へと伝送され、実際に
該当かごに対して割当指令が出力される。割当てかご評
価手段1−2の処理では、乗場呼び登録の検出による割
当かごの評価・決定を実施する以外に、サービス完了か
ごに対する分散待機動作、玄関階待機動作などの乗場呼
び無くしてかごを割当てる際の評価処理も行っている。
【0016】乗場呼び登録手段1−1からかご割当手段
1−3は通常の乗場呼び発生からエレベータかごを割当
てるためのプロセスになる。かご情報検出手段1−5で
は、各エレベータかごの位置や戸開中/戸閉中、かご呼
びの有無等の各種エレベータかご情報を検出する。実施
の形態1では、ここでのかご情報検出手段1−5によっ
て、かご呼び登録にて登録階に到着したかごを検出す
る。検出された場合は、到着したかごがこの階床にてサ
ービス完了する予定であれば、その情報より割当てかご
評価手段1−2において、所定時間該当かごが他階への
待機動作を実施しないよう制御(制限)する。
【0017】また実施の形態2では、前述と同様にかご
情報検出手段1−5によってかご呼び登録にて該当階床
に到着したかごを検出した場合、割当てかご評価手段1
−2にて所定時間該当かごが他階への乗場呼び割当を受
けないよう制御する。これは該当かごが他階の乗場呼び
割当を一時的に制限するため、2台以上のエレベータか
ごが併設されたエレベータシステムに対して有効とな
る。
【0018】また実施の形態3では、時刻設定入力手段
1−8によってエレベータの管理者が当制御を適用した
い時刻情報を入力する。時刻検出手段1−7では、予め
制御装置に備えられている時計情報に従い、時刻設定入
力手段1−8にてこれと入力した時刻情報とを照らし合
わせ、現時刻が実施時間帯内であれば割当てかご評価手
段1−2に対し制限動作有効の指令を出力し、現時刻が
実施時間帯外であれば、制限動作無効の指令を出力す
る。
【0019】また実施の形態4では、かご情報検出手段
1−5及び乗場呼び登録手段1−1からの情報から、現
在の混雑状況を算出する。得られた情報を基に、現在が
非混雑状態であれば当制限動作を実施有効とし、非混雑
状態でなければ実施無効とする。
【0020】また実施の形態5では、再度エレベータ利
用統計手段1−4によって、乗場呼び登録手段1−1か
らの情報及びかご情報検出手段1−5による情報から、
かご呼びで到着した階床において、その後所定時間以内
に乗場呼びが発生したケースを時間軸に従って統計を取
る。曜日別に統計し、発生頻度を集計する。発生頻度の
高い時間帯を設定し、現時刻が本時間帯内にあれば、当
制御(制限)動作を有効にし、時間帯外であれば無効に設
定する。
【0021】また実施の形態6では、エレベータ利用時
に、利用者がエレベータかご内に設置された専用釦を押
す。これをかご内専用釦押下検出手段1−6によって検
出し、かご情報検出手段1−5での検出情報と共に割当
てかご評価手段1−2へと送られる。かご内専用釦押下
を検出すると、該当階到着かごが他階へのかご呼びや乗
場呼びを持っていない場合、他階への走行を制限する処
理を実施する。
【0022】実施の形態1.図2はこの発明の実施の形
態1による制御装置の動作を示すフローチャートであ
る。かご呼び登録階への走行から到着、他階への走行制
限及びその解除までのプロセスである。ステップ2−1
でかご呼びによって目的階へ走行しているエレベータか
ごの有無を検出し、あればステップ2−2へ、無ければ
処理を終える。ステップ2−2へ進むと、ステップ2−
1にて検出したエレベータかごが、かご呼び登録階へ走
行し到着するとステップ2−3へ進む。ここでの表現は
一例であり、到着以前にステップ2−3へ進む方法も考
えられる。ステップ2−3では、ステップ2−1で検出
したエレベータかごの到着階が、短期間で再度エレベー
タを利用するケースの対象階であるか否か(対象階は予
め定められ、フラグ等でこれを判断したり、あるいはデ
ータベース、メモリ等(特に図示せず)に格納しておく)
を判断する。対象階であればステップ2−4へ進み、対
象階でなければ処理を終了する。
【0023】ステップ2−4では、ステップ2−1で検
出したエレベータかごの、他階へのかご呼びまたは乗場
呼びの有無を検出し、呼びを持っていればその呼びに対
してサービスする必要があるため、本処理を終了し、通
常のサービスを実施する。呼びを持っていなければステ
ップ2−5へと進む。ステップ2−5で、ステップ2−
1にて検出したエレベータかごに対して、分散待機や玄
関階待機動作などで他階へ走行しないようこれらの動作
を無効にする制御を実施する。尚、複数台のエレベータ
かごが併設されているエレベータシステムにおいては、
無効にする制御は該当エレベータかごに対してのみ実施
し、他のかごについてはこれまで通り分散待機や玄関階
待機動作などを実施する。ステップ2−6へと進み、分
散待機や玄関階待機動作を無効化したエレベータかご
は、当階床にて待機を続ける。
【0024】続いてステップ2−7へ進むと、当階床に
て待機を実施しているエレベータかごが、その後のかご
呼びもしくは乗場呼びの有無を検出する。乗場呼びもし
くはかご呼びを検出すればステップ2−9へ進み、検出
しなければステップ2−8へ進む。ステップ2−8で
は、エレベータかごが当階床に到着後、予め定めた時間
を経過したかを判断する。経過していればステップ2−
9へ進む。経過していなければステップ2−6へ進み、
ステップ2−6からの同様の処理を実行する。ステップ
2−9では、エレベータかごが当階床にて待機中に、乗
場呼びもしくはかご呼びを持つ、または当階床へ到着後
予め定めた時間を経過した場合において、ステップ2−
5にて実施した分散待機や玄関階待機動作などの無効化
を解除する。これにより通常通りの運転動作に復帰する
ことになる。
【0025】尚、本実施の形態では、ステップ2−4に
て該当エレベータかごが他階のかご呼びもしくは乗場呼
びを持っていた場合は処理を終了し、ステップ2−7に
て該当エレベータかごがかご呼びまたは乗場呼びを持っ
た時点で分散待機や玄関階待機動作の無効化を解除して
処理を終了しているが、他階にサービスを受け持たず無
方向で待機しているエレベータかごが存在すれば、その
エレベータかごを該当階床に呼び寄せ、所定時間が経過
するまで同様に待機させるようにしてもよい。
【0026】実施の形態2.図3はこの発明の実施の形
態2による制御装置の動作を示すフローチャートであ
る。かご呼び登録階への走行から到着、他階への走行制
限及びその解除までのプロセスである。ステップ3−1
でかご呼びによって目的階へ走行しているエレベータか
ごの有無を検出し、あればステップ3−2へ、無ければ
処理を終える。ステップ3−2へ進むと、ステップ3−
1にて検出したエレベータかごが、かご呼び登録階へ走
行し到着するとステップ3−3へ進む。ここでの表現は
一例であり、到着以前にステップ3−3へ進む方法も考
えられる。ステップ3−3では、ステップ3−1で検出
したエレベータかごの到着階が短期間で再度エレベータ
を利用するケースの対象階であるか否か(対象階は予め
定められ、フラグ等でこれを判断したり、あるいはデー
タベース、メモリ等(特に図示せず)に格納しておく)を
判断する。対象階であれば3−4へ進み、対象階でなけ
れば処理を終了する。
【0027】ステップ3−4では、ステップ3−1で検
出したエレベータかごが他階へのかご呼びまたは乗場呼
びの有無を検出し、呼びを持っていればその呼びに対し
てサービスする必要があるため、本処理を終了し、通常
のサービスを実施する。呼びを持っていなければステッ
プ3−5へと進む。ステップ3−5で、ステップ3−1
にて検出したエレベータかごに対して、他階の乗場呼び
による割当で他階へ走行しないよう該当かごに対して割
当を制限する制御を実施する。この制限を実施する方法
としては、乗場呼び発生時に制御装置によって最適なエ
レベータかごを選択するための評価演算を各エレベータ
かごに対して実施する際に、該当エレベータかごの評価
が下がるようにマイナスポイントを加算する。該当エレ
ベータかごを他階の乗場呼びにおける割当候補から除外
する方法も考えられるが、この場合他階へのサービス悪
化に繋がるため、通常は上記評価においてマイナスポイ
ントを加算する方法を取る。しかし、運用形態に従って
前記除外方法を取ることも考えられる。ステップ3−6
へと進み、分散待機や玄関階待機動作を無効化したエレ
ベータかごは、当階床にて待機を続ける。
【0028】続いてステップ3−7へ進むと、当階床に
て待機を実施しているエレベータかごが、その後かご呼
びもしくは乗場呼びの有無を検出する。乗場呼びもしく
はかご呼びを検出すればステップ3−9へ進み、検出し
なければステップ3−8へ進む。ステップ3−8では、
エレベータかごが当階床に到着後、予め定めた時間を経
過したかを判断する。経過していればステップ3−9へ
進む。経過していなければステップ3−6へ進み、ステ
ップ3−6からの同様の処理を実行する。ステップ3−
9では、エレベータかごが当階床にて待機中に、乗場呼
びもしくはかご呼びを持つ、または当階床へ到着後予め
定めた時間を経過した場合において、ステップ3−5に
て実施した割当制限ルールの適用を解除する。これによ
り通常通りの運転動作に復帰することになる。
【0029】尚、上記実施の形態と同様、本実施の形態
では、ステップ3−4にて該当エレベータかごが他階の
かご呼びもしくは乗場呼びを持っていた場合は処理を終
了し、3−7にて該当エレベータかごがかご呼びまたは
乗場呼びを持った時点で割当制限ルールを解除して処理
を終了しているが、他階にサービスを受け持たず無方向
で待機しているエレベータかごが存在すれば、そのエレ
ベータかごを該当階床に呼び寄せ、所定時間が経過する
まで同様に待機させるようにしてもよい。さらに上記実
施の形態と同様に、到着階がエレベータ利用者がかご呼
び登録階床で降車した後、短期間で再度同じ階床からエ
レベータを利用する可能性の高い予め設定された階床で
ある場合に待機走行を無効にする制御を併せて行うよう
にしてもよい。
【0030】実施の形態3.図4はこの発明の実施の形
態3による制御装置の動作の特徴を示すフローチャート
である。待機動作による走行の無効化や割当の制限を、
予め人為的に入力した設定時間帯に実施するプロセスを
示す。ステップ4−1で、制御装置に搭載された時計機
能を参照することにより現在時刻を取得する。ステップ
4−2へ進むと、予め人為的に入力した時刻情報を参照
して、現在の時刻と照合する。設定された時刻情報は、
時刻データベース4−3に保存されている。保存形式と
して、図5に一例を示す。本制御を適用する開始・終了
月日、開始・終了時分、曜日の各データから構成される
情報を1つの時間帯として保持する。時間帯は複数設定
可能なように用意してある。これらの月日、時分、曜日
の設定項目のうち全てが現時刻情報に当てはまっていれ
ば実施時間帯内と判断し、そうでなければ実施時間帯外
と判断する。
【0031】ステップ4−4へ進み、ステップ4−2に
て照合した結果、現時刻が実施時間帯内と判断された場
合はステップ4−5へ進み、実施時間帯外と判断されれ
ば本処理を終了する。ステップ4−5では、ステップ4
−4にて現時刻が実施時間帯内と判断されたため、図
2、図3、で示した、分散待機・玄関階待機動作の無効
化、割当制限ルールの適用を実施する。
【0032】尚、本実施の形態では全階床について実
施、非実施を制御するが、必要に応じて階床毎に実施、
非実施を制御することも可能である。
【0033】実施の形態4.図6、7はこの発明の実施
の形態4による制御装置の動作の特徴を示すフローチャ
ートである。図6は混雑状況を自動検出させるため、現
在の混雑について乗場呼び、かご呼びの登録状況を検出
してそれをメモリに記録するプロセスである。ステップ
6−1で、全エレベータかご、全階床を対象に、乗場呼
びもしくはかご呼びが新規に登録されたことを検出す
る。検出されればステップ6−2へ進み、されていなけ
れば処理を終える。呼びが検出された場合は、ステップ
6−2にて制御装置に設置された時計機能から現在時刻
を取得する。ステップ6−3へ進み、取得した時刻情報
をメモリ(特に図示せず)に記録する。そしてこれらを繰
り返す。また、メモリは長時間記録を可能にする必要は
無く、本例では最低過去5分間分記録できればよい。
【0034】図7は上述の図6の記録を基に、過去5分
間の呼び発生状況を取得して、現在の交通状況を判断す
るプロセスを示す。ステップ7−1で制御装置に設置さ
れた時計機能から現在時刻を取得する。ステップ7−2
へ進み、ステップ7−1にて取得した現在時刻に基づ
き、過去5分間の乗場呼び、かご呼びの発生数を算出す
る。ステップ7−3へ進むと、ステップ7−2にて算出
した乗場呼び、かご呼びの合計数が予め設定した値以上
であるかを判断する。値以上であると判断された場合は
ステップ7−5へ進み、現在の混雑状況が混雑している
と判断し、分散待機・玄関階待機動作無効や割当制限ル
ールの制御を非適用とする。また、値以上であると判断
されなかった場合はステップ7−4へ進み、現在の混雑
状況が混雑していないと判断し、上述した制御を適用す
る。
【0035】尚、現在が混雑しているか否かを判断する
方法として上述の例を挙げたが、本例以外にもいくつか
方法があり、例えば、過去5分間の乗降車人数を検出し
て、この人数によって混雑の有無を判断するようにして
もよい。勿論、例で用いた5分間という期間は必要に応
じて変更しても構わない。また、1日分の上記データを
数日間分記録し、混雑する時刻、しない時刻の統計を取
る。この結果を基に予め混雑する時間帯、しない時間帯
を決定しておき、本制御の適用、非適用を判断してもよ
い。この場合は記録するメモリの容量は大きくなるが、
過去5分間のデータが採取できるまで待たなくても、非
混雑時間帯に入れば直ちに適用できる利点がある。
【0036】また、本実施の形態では全階床について実
施、非実施を制御するが、必要に応じて階床毎に実施、
非実施を制御するようにしてもよい。
【0037】実施の形態5.図8、9はこの発明の実施
の形態5による制御装置の動作の特徴を示すフローチャ
ートであり、図8はかご呼び階に到着後、同一階で所定
時間内に乗場呼びが登録された事象について統計を行う
までのプロセス、図9は図8の処理で得られた統計デー
タから、分散待機・玄関階待機無効もしくは割当制限ル
ールを実施するか否かを判断するプロセスをそれぞれ示
したものである。
【0038】図8において、ステップ8−1で全号機全
階床に対してかご呼び到着かごを検出する。該当かごが
存在しない場合は処理を終了し、存在する場合はステッ
プ8−2へと進む。制御装置に設置されている時計機能
を参照し、現在の時刻を取得する。この場合、本処理を
実行した初回時は、時刻データをメモリaに格納し、後
述するステップ8−4から戻ってきて再度時刻取得処理
を実行した時はメモリb(同じメモリの別の場所でもよ
い)に格納する。続いてステップ8−3へ進み、同一階
床で乗場呼びの登録が発生すればステップ8−5へ、発
生しなければステップ8−4へそれぞれ進む。
【0039】ステップ8−4ではエレベータかごが到着
してから、同一階に乗場呼びの発生していない状態が所
定値以上経過しているか否かを判断する。経過時間は2
つのメモリ変数の差「b−a」にて求められ、tは予め
設定しておいた所定時間を示す。所定時間経過していな
い場合はステップ8−2へ戻り、経過していれば処理を
終了する。ステップ8−5では、所定時間内に乗場呼び
登録がなされた場合の処理であり、データベース8−6
に検出した時刻a及び検出した階床を記録する。データ
ベース8−6には複数日間分のデータを蓄積し、かご呼
び登録階に到着後、短期間で再度エレベータを利用する
事象が発生する時間分布を統計し、該当事象が発生する
時間帯を算出する。
【0040】そして図9においては、ステップ9−1で
制御装置に設置された時計機能を参照することにより現
在時刻を取得する。ステップ9−2へ進み、データベー
ス9−3に蓄積された情報を基に、現時刻と照合する。
このデータベース9−3は、図8の処理にてデータが記
録されたデータベース8−6と同一であり、かご呼び登
録階に到着後、短期間で再度エレベータを利用する事象
を統計し、発生頻度が所定値を超えた時間帯を該当時間
帯と決定する。
【0041】ステップ9−4へ進むと、ステップ9−3
にて照合した結果、現時刻が前述した該当時間帯内であ
るか否かを判定し、該当時間帯内であればステップ9−
5へ進み、該当時間帯外であればステップ9−6へと進
む。ステップ9−5では、現時刻が上記該当時間帯内で
あるため、かご呼び到着かごの分散待機・玄関階待機に
よる他階への走行の無効化、他階への乗場呼び割当の制
限を適用する。ステップ9−6では、現在時刻が上記該
当時間帯外であるため、かご呼び到着かごの分散待機・
玄関階待機による他階への走行の無効化、他階への乗場
呼び割当の制限を非適用(適用解除)する。
【0042】実施の形態6.図10はこの発明の実施の
形態6による制御装置の動作を示すフローチャートであ
る。エレベータかご内に設置した「再乗込み優先」釦
(特に図示せず)を押下することにより、該当エレベータ
かごが他階へ走行するのを制限するプロセスを示してい
る。ステップ10−1では、設置されている全てのエレ
ベータかごに対し、かご呼び登録階に停止中または走行
中であるがかご呼び登録階に停止決定中であるかごを検
出する。該当かごが検出されればステップ10−2へ進
み、検出されなければ処理を終了する。ステップ10−
2では、該当エレベータかごが他階にかご呼びもしくは
乗場呼びを持っているかを検出し、呼びを持っていれば
処理を終了し、持っていなければステップ10−3へと
進む。ステップ10−3では、ステップ10−1の状態
で、エレベータかご内に設置した専用釦である「再乗込
み優先」釦が押下されたか否かを検出する。検出されれ
ば10−4へと進み、検出されなければ処理を終了す
る。
【0043】ステップ10−4では該当エレベータかご
に対して分散待機・玄関階待機動作の無効化もしくは割
当制限ルールを適用する。ステップ10−5へ進み、該
当エレベータかごは、到着した階床で待機状態となる。
ステップ10−6で、該当エレベータかごに対し、待機
中にかご呼びもしくは乗場呼びを検出した場合ステップ
10−8へ進み、検出しない場合はステップ10−7へ
進む。
【0044】ステップ10−7で、該当エレベータかご
が当階床に到着後の経過時間を測定し、所定時間を経過
していればステップ10−8へ進み、経過していなけれ
ばステップ10−5へ戻り、待機を続ける。ステップ1
0−8は、待機中にかご呼びもしくは乗場呼びを持った
場合や、到着後所定時間経過した場合に実行される処理
で、適用していた分散待機・玄関階待機動作の無効化や
割当制限ルールを解除する。
【0045】尚、上記実施の形態1、2と同様に、上記
実施の形態では、ステップ10−2にて該当エレベータ
かごが他階のかご呼びもしくは乗場呼びを持っていた場
合は処理を終了し、ステップ10−6にて該当エレベー
タかごがかご呼びまたは乗場呼びを持った時点で分散待
機・玄関階待機動作無効もしくは割当制限ルールを解除
して処理を終了しているが、他階にサービスを受け持た
ず無方向で待機しているエレベータかごが存在すれば、
そのエレベータかごを該当階床に呼び寄せ、所定時間が
経過するまで同様に待機させてもよい。さらに「再乗込
み優先」釦の設置場所はエレベータかご内に限定される
ことはなく、所望の場所に所望の数設置してよい。
【0046】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、少なく
とも1台のエレベータかごを設置し、各乗場毎に設けら
れた乗場呼び釦による乗場呼びに対して応答すべきエレ
ベータかごを割当ててサービスを行うエレベータの制御
装置であって、乗場呼び釦からの乗場呼び登録情報およ
びかご呼び登録を含む各エレベータかごからのエレベー
タかご情報に基づき前記エレベータかごの割当てを行う
と共に、かご呼び登録階に到着したエレベータかごを他
階に比べ乗場呼びの発生頻度が高い階床へ向かわせる待
機走行を行わせ、かつ前記到着階がエレベータ利用者が
かご呼び登録階床で降車した後、短期間で再度同じ階床
からエレベータを利用する可能性の高い予め設定された
階床である場合に前記待機走行を無効にする割当てかご
評価手段を備えたことを特徴とするエレベータの制御装
置とした。これによりエレベータ利用者がある階床で降
車した後、短期間で再度同じ階床からエレベータを利用
する場合には、該当階床に到着したエレベータかごがそ
の階床でサービス完了状態になった場合に、分散待機動
作や玄関階待機動作によって他階へ走行しないよう制御
することにより、近い将来発生する乗場呼びに対して応
答時間を短縮させると共に、利用客の待ち時間を低減さ
せ、利用客へのサービスを向上させることができる。
【0047】また、複数台のエレベータかごを設置し、
各乗場毎に設けられた乗場呼び釦による乗場呼びに対し
て応答すべきエレベータかごを割当ててサービスを行う
エレベータの制御装置であって、乗場呼び釦からの乗場
呼び登録情報およびかご呼び登録を含む各エレベータか
ごからのエレベータかご情報に基づき前記エレベータか
ごの割当てを行うと共に、かご呼び登録階に到着したエ
レベータかごを他階に比べ乗場呼びの発生頻度が高い階
床へ向かわせる待機走行を行わせ、かつ前記到着階がエ
レベータ利用者がかご呼び登録階床で降車した後、短期
間で再度同じ階床からエレベータを利用する可能性の高
い予め設定された階床である場合に該当階床に到着した
エレベータかごが他階の乗場呼びに対して割当される割
当走行において割り当てされにくくなるよう制限する割
当てかご評価手段を備えたことを特徴とするエレベータ
の制御装置とした。これにより、複数台のエレベータか
ごが併設されたエレベータシステムにおいて、他階での
乗場呼びに対して該当かごへの割当を制限し、他のかご
へ割当を優先するように制御することにより、他階での
エレベータ利用者がある程度発生している状況であって
も、近い将来発生する乗場呼びに対して応答時間を短縮
させると共に、利用客の待ち時間を低減させることで利
用客へのサービスを向上させることができる。
【0048】また、前記割当てかご評価手段がさらに、
到着階がエレベータ利用者がかご呼び登録階床で降車し
た後、短期間で再度同じ階床からエレベータを利用する
可能性の高い予め設定された階床である場合に前記待機
走行を無効にする制御も併せて行うようにした。これに
より、複数台のエレベータかごが併設されたエレベータ
システムにおいて、分散待機動作、玄関階待機動作によ
る走行防止に加え、他階での乗場呼びに対しても該当か
ごへの割当を制限し、他のかごへ割当を優先するように
制御することにより、他階でのエレベータ利用者がある
程度発生している状況であっても、近い将来発生する乗
場呼びに対して応答時間を短縮させると共に、利用客の
待ち時間を低減させることで利用客へのサービスを向上
させることができる。
【0049】また、前記割当てかご評価手段における前
記待機走行を無効にする又は前記割当走行を制限する時
間帯を入力するための時刻設定手段を設け、前記割当て
かご評価手段が設定された時間帯内において前記待機走
行又は割当走行の制限を行うことを特徴とした。これに
より、分散待機動作、玄関階待機動作による走行防止や
割当の制限による他階への走行防止の制御を、予め人為
的に定めた時間帯の範囲で適用することにより、新聞配
達員の利用時刻など予め前述した制御を実施したい時間
帯が決定している場合に有効であり、例えば混雑した時
間帯などでは不必要に本制御の実施を行わないことで、
他階へのサービス低下を押さえることができる。
【0050】また、前記割当てかご評価手段が、乗場呼
び釦からの乗場呼び登録情報およびかご呼び登録を含む
各エレベータかごからのエレベータかご情報に基づき混
雑状況を判断し、混雑していない状態であると判断した
時間帯に前記待機走行を無効にする又は前記割当走行を
制限する制御を行うことを特徴とした。これにより、分
散待機動作、玄関階待機動作による走行防止や割当の制
限による他階への走行防止制御の実施時期を、非混雑時
に適用することにより、人為的に実施時間を設定する必
要が無く、且つ実際の交通状況に促して制御が可能とな
るため、ビル全体の交通状況に応じたサービス向上を実
施することができる。
【0051】また、乗場呼び釦からの乗場呼び登録情報
およびかご呼び登録を含む各エレベータかごからのエレ
ベータかご情報に基づき、エレベータかごがかご呼びで
登録階に到着後、一定期間以内に同一階床で乗場呼びが
登録された事象の統計をとる再度エレベータ利用統計手
段を設け、前記割当てかご評価手段が、この統計結果に
基づき前記待機走行を無効にする又は前記割当走行を制
限する制御を行うことを特徴とした。これにより、利用
者の目的階へ到着したエレベータかごが他階への走行を
制限する制御を、利用者が短期間で再度エレベータを利
用するケースの統計処理を実施し、その結果に基づいて
適用することにより、全てのかご呼び到着時に他階走行
制限制御を実施するのではなく、再度利用することが予
想される場合にのみ実施することができる。そのため、
他階走行制限制御を実施したにも関わらず、短期間によ
る再度利用がなされないため待機が無駄になるケースを
低減させることができるため、ビル全体のエレベータサ
ービスの向上を実現することができる。
【0052】また、前記待機走行を無効にする又は前記
割当走行を制限する制御を行わせるための釦が設けら
れ、前記割当てかご評価手段が、該釦が押下された時に
前記待機走行を無効にする又は前記割当走行を制限する
制御を行うことを特徴とした。これにより、かご内に専
用釦を設置し、利用者が降車階にて短期間に再度利用す
る予定である場合に釦を押下するようにしたことによ
り、エレベータかごから降車する利用者が再度利用する
か否かを把握できるため、釦を押下した場合にのみ他階
への走行制限制御を実施すれば良く、無駄な待機制御を
更に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるエレベータの制御装置の一例
の構成を示す機能ブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による制御装置の動
作を示すフローチャートである。
【図3】 この発明の実施の形態2による制御装置の動
作を示すフローチャートである。
【図4】 この発明の実施の形態3による制御装置の動
作の特徴を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態3による制御装置にお
ける時刻データベース内の内容の一例を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態4による制御装置の動
作の特徴を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態4による制御装置の動
作の特徴を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態5による制御装置の動
作の特徴を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態5による制御装置の動
作の特徴を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態6による制御装置の
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1−1 乗場呼び登録手段、1−2 割当てかご評価手
段、1−3 かご割当手段、1−4 再度エレベータ利
用統計手段、1−5 かご情報検出手段、1−6 かご
内専用釦押下検出手段、1−7 時刻検出手段、1−8
時刻設定入力手段。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1台のエレベータかごを設置
    し、各乗場毎に設けられた乗場呼び釦による乗場呼びに
    対して応答すべきエレベータかごを割当ててサービスを
    行うエレベータの制御装置であって、 乗場呼び釦からの乗場呼び登録情報およびかご呼び登録
    を含む各エレベータかごからのエレベータかご情報に基
    づき前記エレベータかごの割当てを行うと共に、かご呼
    び登録階に到着したエレベータかごを他階に比べ乗場呼
    びの発生頻度が高い階床へ向かわせる待機走行を行わ
    せ、かつ前記到着階がエレベータ利用者がかご呼び登録
    階床で降車した後、短期間で再度同じ階床からエレベー
    タを利用する可能性の高い予め設定された階床である場
    合に前記待機走行を無効にする割当てかご評価手段を備
    えたことを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 【請求項2】 複数台のエレベータかごを設置し、各乗
    場毎に設けられた乗場呼び釦による乗場呼びに対して応
    答すべきエレベータかごを割当ててサービスを行うエレ
    ベータの制御装置であって、 乗場呼び釦からの乗場呼び登録情報およびかご呼び登録
    を含む各エレベータかごからのエレベータかご情報に基
    づき前記エレベータかごの割当てを行うと共に、かご呼
    び登録階に到着したエレベータかごを他階に比べ乗場呼
    びの発生頻度が高い階床へ向かわせる待機走行を行わ
    せ、かつ前記到着階がエレベータ利用者がかご呼び登録
    階床で降車した後、短期間で再度同じ階床からエレベー
    タを利用する可能性の高い予め設定された階床である場
    合に該当階床に到着したエレベータかごが他階の乗場呼
    びに対して割当される割当走行において割り当てされに
    くくなるよう制限する割当てかご評価手段を備えたこと
    を特徴とするエレベータの制御装置。
  3. 【請求項3】 前記割当てかご評価手段がさらに、到着
    階がエレベータ利用者がかご呼び登録階床で降車した
    後、短期間で再度同じ階床からエレベータを利用する可
    能性の高い予め設定された階床である場合に前記待機走
    行を無効にすることを特徴とする請求項2に記載のエレ
    ベータの制御装置。
  4. 【請求項4】 前記割当てかご評価手段における前記待
    機走行を無効にする又は前記割当走行を制限する時間帯
    を入力するための時刻設定手段を設け、前記割当てかご
    評価手段が設定された時間帯内において前記待機走行又
    は割当走行の制限を行うことを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか1項に記載のエレベータの制御装置。
  5. 【請求項5】 前記割当てかご評価手段が、乗場呼び釦
    からの乗場呼び登録情報およびかご呼び登録を含む各エ
    レベータかごからのエレベータかご情報に基づき混雑状
    況を判断し、混雑していない状態であると判断した時間
    帯に前記待機走行を無効にする又は前記割当走行を制限
    する制御を行うことを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれか1項に記載のエレベータの制御装置。
  6. 【請求項6】 乗場呼び釦からの乗場呼び登録情報およ
    びかご呼び登録を含む各エレベータかごからのエレベー
    タかご情報に基づき、エレベータかごがかご呼びで登録
    階に到着後、一定期間以内に同一階床で乗場呼びが登録
    された事象の統計をとる再度エレベータ利用統計手段を
    設け、前記割当てかご評価手段が、この統計結果に基づ
    き前記待機走行を無効にする又は前記割当走行を制限す
    る制御を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいず
    れか1項に記載のエレベータの制御装置。
  7. 【請求項7】 前記待機走行を無効にする又は前記割当
    走行を制限する制御を行わせるための釦が設けられ、前
    記割当てかご評価手段が、該釦が押下された時に前記待
    機走行を無効にする又は前記割当走行を制限する制御を
    行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項
    に記載のエレベータの制御装置。
JP2002154365A 2002-05-28 2002-05-28 エレベータの制御装置 Withdrawn JP2003341944A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2502868A1 (en) * 2009-11-19 2012-09-26 Mitsubishi Electric Corporation Elevator group control system and elevator group control method
CN109969876A (zh) * 2019-04-23 2019-07-05 上海三菱电梯有限公司 一种电梯楼层登记装置

Cited By (3)

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