JP2003341939A - 紙製リール - Google Patents
紙製リールInfo
- Publication number
- JP2003341939A JP2003341939A JP2002182195A JP2002182195A JP2003341939A JP 2003341939 A JP2003341939 A JP 2003341939A JP 2002182195 A JP2002182195 A JP 2002182195A JP 2002182195 A JP2002182195 A JP 2002182195A JP 2003341939 A JP2003341939 A JP 2003341939A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer cylinder
- paper
- reel
- adhesive
- peripheral surface
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 すべて紙製の部材を用い、組み立てが容易な
紙製リールを提供する。 【解決手段】 外筒1と鍔部2を、外筒1の内周面に外
筒1の軸位置に対応させるシャフト用の孔を有する円盤
材で、その円盤材の外側に、円の中心から放射する方向
に、外筒1の内周面に対応する折り曲げ片3b、及び、
ドーナツ状の鍔部2に対応する折り曲げ片3aの各二片
を有する複数の接着しろ3cを有する紙製の止め付け用
キャップ3にて外筒1の各端部に接着剤にて貼着し、さ
らに、内筒5を外筒1の内周面に対応する接着しろ3c
を挟み込んだ。
紙製リールを提供する。 【解決手段】 外筒1と鍔部2を、外筒1の内周面に外
筒1の軸位置に対応させるシャフト用の孔を有する円盤
材で、その円盤材の外側に、円の中心から放射する方向
に、外筒1の内周面に対応する折り曲げ片3b、及び、
ドーナツ状の鍔部2に対応する折り曲げ片3aの各二片
を有する複数の接着しろ3cを有する紙製の止め付け用
キャップ3にて外筒1の各端部に接着剤にて貼着し、さ
らに、内筒5を外筒1の内周面に対応する接着しろ3c
を挟み込んだ。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、線状の連続物、例
えば、ひも、糸、金属線、ゴム線および電線などを巻回
する紙製リールに関するものである。
えば、ひも、糸、金属線、ゴム線および電線などを巻回
する紙製リールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】線状の連続物を巻き取るリールには、金
属製、木製およびプラスチック製などの単一素材でその
大部分を構成しているリール、紙製の鍔部と紙製の外筒
を止め付けるためのフランジに金属やプラスチックなど
の素材を用いたリールや昨今の分別時代に適応したすべ
て紙の部材を用いた紙製リールの3つに大別される。
属製、木製およびプラスチック製などの単一素材でその
大部分を構成しているリール、紙製の鍔部と紙製の外筒
を止め付けるためのフランジに金属やプラスチックなど
の素材を用いたリールや昨今の分別時代に適応したすべ
て紙の部材を用いた紙製リールの3つに大別される。
【0003】金属製、木製およびプラスチック製などの
単一素材でその大部分を構成しているリールは、耐久性
に強く、時に修理を要するが何度も使用することがで
き、主な用途として重量のある線状の連続物の工場内で
の移動や国内での流通には適している。
単一素材でその大部分を構成しているリールは、耐久性
に強く、時に修理を要するが何度も使用することがで
き、主な用途として重量のある線状の連続物の工場内で
の移動や国内での流通には適している。
【0004】紙製の鍔部と紙製の外筒を止め付けるため
のフランジに金属やプラスチックなどの素材を用いたリ
ールは、大量の需要から少量の需要まで対応でき、しか
も安価に製造でき、主な用途としてエンドユーザーまで
のワンウェイ用途に適している。
のフランジに金属やプラスチックなどの素材を用いたリ
ールは、大量の需要から少量の需要まで対応でき、しか
も安価に製造でき、主な用途としてエンドユーザーまで
のワンウェイ用途に適している。
【0005】以上のような、リールが近年までリールの
主流を占めてきたが、昨今の深刻なゴミ問題や世論の環
境への意識の高揚により、処分の際に分別の要らないす
べて紙製の部材を用いたリールが線状の連続物を巻回す
るメーカーから求められ、各社からさまざまな提案がな
されている。出願人も先に特願2001−402188
号に係る紙ツバ切り込みリールの提案を行っている。
主流を占めてきたが、昨今の深刻なゴミ問題や世論の環
境への意識の高揚により、処分の際に分別の要らないす
べて紙製の部材を用いたリールが線状の連続物を巻回す
るメーカーから求められ、各社からさまざまな提案がな
されている。出願人も先に特願2001−402188
号に係る紙ツバ切り込みリールの提案を行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、いまま
で主流となっていたリールおよび、先に出願人が提案し
た紙ツバ切り込みリールにも、それぞれ問題点をかかえ
ている。
で主流となっていたリールおよび、先に出願人が提案し
た紙ツバ切り込みリールにも、それぞれ問題点をかかえ
ている。
【0007】単一素材でその大部分が構成されている金
属、木製およびプラスチック製のリールは、製造者と需
要者の間を行き来する通いリールとして再使用できない
場合、例えば、海外へ輸出する際に使用するときなど
は、一度しか使用できないのでリール自体のコストが問
題になる。さらに、使用済みとなった後のプラスチック
や木材などの再生資源となりにくいものは、そのまま産
業廃棄物として処分されてきた。分別して再生資源とし
て再利用する場合にも、分別するためのコストがかか
る。
属、木製およびプラスチック製のリールは、製造者と需
要者の間を行き来する通いリールとして再使用できない
場合、例えば、海外へ輸出する際に使用するときなど
は、一度しか使用できないのでリール自体のコストが問
題になる。さらに、使用済みとなった後のプラスチック
や木材などの再生資源となりにくいものは、そのまま産
業廃棄物として処分されてきた。分別して再生資源とし
て再利用する場合にも、分別するためのコストがかか
る。
【0008】金属製やプラスチック製のフランジを用い
た場合、使用済みとなった後は、紙製の部材と紙と異な
る素材のフランジを分別して廃棄しなければ、そのまま
産業廃棄物として処理され、焼却処理されれば有毒ガス
や毒性物資などの原因ともなりかねない。また、仮に分
別すれば、もともと分別するために設計されているわけ
ではないので、製造コスト以上に分別コストの方がかか
りかねない。
た場合、使用済みとなった後は、紙製の部材と紙と異な
る素材のフランジを分別して廃棄しなければ、そのまま
産業廃棄物として処理され、焼却処理されれば有毒ガス
や毒性物資などの原因ともなりかねない。また、仮に分
別すれば、もともと分別するために設計されているわけ
ではないので、製造コスト以上に分別コストの方がかか
りかねない。
【0009】このような問題を解決するため、先に記し
た特願2001−402188号に係る紙ツバ切込みリ
ールを提案し、数々の試作を繰り返してきた。紙ツバ切
込みリールは、鍔部の中心から外筒の内径までの長さの
放射線上に広がる切込みを設け、その切込み部に内筒を
挿着することによって、鍔部の切込み部を外筒と内筒で
挟み込む構造の紙製リールである。
た特願2001−402188号に係る紙ツバ切込みリ
ールを提案し、数々の試作を繰り返してきた。紙ツバ切
込みリールは、鍔部の中心から外筒の内径までの長さの
放射線上に広がる切込みを設け、その切込み部に内筒を
挿着することによって、鍔部の切込み部を外筒と内筒で
挟み込む構造の紙製リールである。
【0010】そのような構造なので、既存の製品を紙ツ
バ切込みリールの工法に変えることは容易であるが、そ
の際、多くの金属製やプラスチック製のフランジにて止
め付けていた、すでに印刷を施したドーナツ状の鍔部の
在庫が多く無駄になる上、規格の変更にかかるコストも
少なからず伴うこととなる。
バ切込みリールの工法に変えることは容易であるが、そ
の際、多くの金属製やプラスチック製のフランジにて止
め付けていた、すでに印刷を施したドーナツ状の鍔部の
在庫が多く無駄になる上、規格の変更にかかるコストも
少なからず伴うこととなる。
【0011】本発明は、こうした問題点を包括的に鑑
み、小型リールから比較的重量のある線状の連続物を巻
回可能な大型リールまで、用途を満たす強度を持った紙
製リールを提供し、また、フランジ等を用いて鍔部を止
め付けていた既存のリールをできる限り低コストで紙製
リールに転換させることを目的とするものである。
み、小型リールから比較的重量のある線状の連続物を巻
回可能な大型リールまで、用途を満たす強度を持った紙
製リールを提供し、また、フランジ等を用いて鍔部を止
め付けていた既存のリールをできる限り低コストで紙製
リールに転換させることを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するため
に、本発明では、線状の連続物を巻き付けることができ
る外筒とその線状の連続物を外筒上に規制するためのド
ーナツ状の鍔部を、(イ)外筒の内周面に外筒の軸位置
に対応させるシャフト用の孔を有する円盤材で、(ロ)
その円盤材の外側に、円の中心から放射する方向に、外
筒の内周面に対応する折り曲げ片、及び、ドーナツ状の
鍔部に対応する折り曲げ片の各二片を有する複数の接着
しろを有する紙製の止め付け用キャップにて外筒の各端
部に接着剤にて貼着し、内筒を外筒の内周面に対応する
接着しろを挟み込むように挿着してなる紙製リールを開
発した。
に、本発明では、線状の連続物を巻き付けることができ
る外筒とその線状の連続物を外筒上に規制するためのド
ーナツ状の鍔部を、(イ)外筒の内周面に外筒の軸位置
に対応させるシャフト用の孔を有する円盤材で、(ロ)
その円盤材の外側に、円の中心から放射する方向に、外
筒の内周面に対応する折り曲げ片、及び、ドーナツ状の
鍔部に対応する折り曲げ片の各二片を有する複数の接着
しろを有する紙製の止め付け用キャップにて外筒の各端
部に接着剤にて貼着し、内筒を外筒の内周面に対応する
接着しろを挟み込むように挿着してなる紙製リールを開
発した。
【0013】また、本発明は、上記のように構成した紙
製リールにおいて、止め付け用キャップの円盤部に、シ
ャフト用の孔を有する合板紙を接着剤にて貼り付けた紙
製リール、およびドーナツ状の鍔部と等円上にある接着
しろを鍔部に貼着した際、隙間なく円形をした接着しろ
になるよう施した紙製リールを開発した。
製リールにおいて、止め付け用キャップの円盤部に、シ
ャフト用の孔を有する合板紙を接着剤にて貼り付けた紙
製リール、およびドーナツ状の鍔部と等円上にある接着
しろを鍔部に貼着した際、隙間なく円形をした接着しろ
になるよう施した紙製リールを開発した。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を図
1、図3および図4に基づいて説明する。本発明にかか
る紙製リールは、円筒状の外筒1と、2枚のドーナツ状
の鍔部2と、その鍔部2を外筒1の両端部に取り付ける
ための2枚の止め付け用キャップ3と2本の圧着用の内
筒5と止め付け用キャップ3の円盤部に、同じ形状をし
たシャフト用の孔を有する合板紙4が接着剤にて貼り付
けられたものから構成されており、そのすべての部材が
紙製である。
1、図3および図4に基づいて説明する。本発明にかか
る紙製リールは、円筒状の外筒1と、2枚のドーナツ状
の鍔部2と、その鍔部2を外筒1の両端部に取り付ける
ための2枚の止め付け用キャップ3と2本の圧着用の内
筒5と止め付け用キャップ3の円盤部に、同じ形状をし
たシャフト用の孔を有する合板紙4が接着剤にて貼り付
けられたものから構成されており、そのすべての部材が
紙製である。
【0015】外筒1および内筒5は、いずれも紙管原紙
やライナー紙等の帯状の連続紙をスパイラル状に巻回
し、接着剤で固着したスパイラル紙管からなる。また、
比較的重量のある線状の連続物を巻回可能な紙製リール
などには、上記の連続紙を平行に巻回し、接着剤で固着
した平巻紙管によって、外筒1および内筒5を形成して
もよい。
やライナー紙等の帯状の連続紙をスパイラル状に巻回
し、接着剤で固着したスパイラル紙管からなる。また、
比較的重量のある線状の連続物を巻回可能な紙製リール
などには、上記の連続紙を平行に巻回し、接着剤で固着
した平巻紙管によって、外筒1および内筒5を形成して
もよい。
【0016】鍔部2は、段ボール板や合板紙をドーナツ
状に打ち抜いて形成している。また、巻姿になった時に
横に転がしても、耐えうる強度を持っていることは言う
までもない。止め付け用キャップ3の円盤部に接着剤に
て貼り付けるシャフト用の孔を有する合板紙4も、段ボ
ール板や合板紙を打ち抜いて円形に形成している。シャ
フト用の孔を有する合板紙4には、止め付け用キャップ
3に設けられた孔の補強の効果がある。鍔部2やシャフ
ト用の孔を有する合板紙4を複数枚貼り合わせてば、比
較的重量物にも耐えうる強度が得られる。
状に打ち抜いて形成している。また、巻姿になった時に
横に転がしても、耐えうる強度を持っていることは言う
までもない。止め付け用キャップ3の円盤部に接着剤に
て貼り付けるシャフト用の孔を有する合板紙4も、段ボ
ール板や合板紙を打ち抜いて円形に形成している。シャ
フト用の孔を有する合板紙4には、止め付け用キャップ
3に設けられた孔の補強の効果がある。鍔部2やシャフ
ト用の孔を有する合板紙4を複数枚貼り合わせてば、比
較的重量物にも耐えうる強度が得られる。
【0017】止め付け用キャップ3は、シャフト用の孔
を有するドーナツ状の紙製の円盤材の外側に、円の中心
から放射する方向に、外筒の内周面に対応する折り曲げ
片3b、及び、ドーナツ状の鍔部2に対応する折り曲げ
片3aを有する複数の接着しろ3cを有する形状で、厚
紙等を打ち抜いて形成している。また、鍔部2に対応す
る接着しろ3cが貼着された姿は、巻姿が美しくなるよ
う隙間なく円形となるよう形成している。さらに、止め
付け用キャップ3が組み付けられた姿は、図7に示され
る従来の外筒1と鍔部2を止め付けいた金属製やプラス
チック製の成型品であるフランジ6の姿に非常に似てい
るので、需用者が巻回する際に大きな設備の規格の変更
を伴わない。
を有するドーナツ状の紙製の円盤材の外側に、円の中心
から放射する方向に、外筒の内周面に対応する折り曲げ
片3b、及び、ドーナツ状の鍔部2に対応する折り曲げ
片3aを有する複数の接着しろ3cを有する形状で、厚
紙等を打ち抜いて形成している。また、鍔部2に対応す
る接着しろ3cが貼着された姿は、巻姿が美しくなるよ
う隙間なく円形となるよう形成している。さらに、止め
付け用キャップ3が組み付けられた姿は、図7に示され
る従来の外筒1と鍔部2を止め付けいた金属製やプラス
チック製の成型品であるフランジ6の姿に非常に似てい
るので、需用者が巻回する際に大きな設備の規格の変更
を伴わない。
【0018】組み立ては、鍔部2に対応する折り曲げ片
3aおよび外筒1の内周面で対応する折り曲げ片3bを
あらかじめ折り曲げておく。縁部に接着剤を塗布した外
筒1に接着しろ3cの鍔部2に対応するあたりに接着剤
を塗布した鍔部2を置き、先に予め折り曲げた止め付け
用キャップ3を外筒1と鍔部2を止め付けるように設置
する。止め付け用キャップ3の円盤部と内筒5の外周面
に対応する接着しろ33cに接着剤を塗布し、シャフト
用の孔を有する合板紙4と接着しろ3cを圧着するよう
に内筒5を挿着する。鍔部2に対応する接着しろ3c
は、アイロンのような高温の熱板の様なものを使えば、
短時間で固着する。以上の作業をもう片端にも施す。
3aおよび外筒1の内周面で対応する折り曲げ片3bを
あらかじめ折り曲げておく。縁部に接着剤を塗布した外
筒1に接着しろ3cの鍔部2に対応するあたりに接着剤
を塗布した鍔部2を置き、先に予め折り曲げた止め付け
用キャップ3を外筒1と鍔部2を止め付けるように設置
する。止め付け用キャップ3の円盤部と内筒5の外周面
に対応する接着しろ33cに接着剤を塗布し、シャフト
用の孔を有する合板紙4と接着しろ3cを圧着するよう
に内筒5を挿着する。鍔部2に対応する接着しろ3c
は、アイロンのような高温の熱板の様なものを使えば、
短時間で固着する。以上の作業をもう片端にも施す。
【0019】また、上記の実施形態においては、シャフ
ト孔の直径が内筒5の直径よりも小さい場合の紙製リー
ルの組み付け手段についての説明をしたが、本発明の実
施形態に限ることなく、軽量物、重量物、小型、大型、
巻回するシャフト孔の直径および巻回する素材等のさま
ざまな条件により、本発明の本旨を損なわない範囲内
で、当然にして、種々の設計変更が可能である。
ト孔の直径が内筒5の直径よりも小さい場合の紙製リー
ルの組み付け手段についての説明をしたが、本発明の実
施形態に限ることなく、軽量物、重量物、小型、大型、
巻回するシャフト孔の直径および巻回する素材等のさま
ざまな条件により、本発明の本旨を損なわない範囲内
で、当然にして、種々の設計変更が可能である。
【0020】例えば、図5のように内筒5の内周面の直
径がそのままシャフト孔の直径である場合は、内筒5の
断面と同じ形状に施した円盤部を持つ図6のような止め
付け用キャップ3を用い、シャフト孔を有する合板紙4
を用いない場合もある。
径がそのままシャフト孔の直径である場合は、内筒5の
断面と同じ形状に施した円盤部を持つ図6のような止め
付け用キャップ3を用い、シャフト孔を有する合板紙4
を用いない場合もある。
【0021】また、繊維類等の線状の連続物などの比較
的軽量物を巻回する小型の紙製リールの場合、止め付け
用キャップ3の接着しろ3cを圧着して止め付けるため
の内筒5を用いずとも、要求される強度が得られる。ワ
イヤーロープ等の比較的重量物を巻回する中型および大
型のリールの場合、外筒1に鍔部2を止め付け用キャッ
プ3と圧着用の内筒5で止め付ける構造を2重、3重と
何重にも繰り返して組み付ければ、線状の連続物を鍔部
2によって外筒1に規制する強度は2倍、3倍と増すこ
とになる。
的軽量物を巻回する小型の紙製リールの場合、止め付け
用キャップ3の接着しろ3cを圧着して止め付けるため
の内筒5を用いずとも、要求される強度が得られる。ワ
イヤーロープ等の比較的重量物を巻回する中型および大
型のリールの場合、外筒1に鍔部2を止め付け用キャッ
プ3と圧着用の内筒5で止め付ける構造を2重、3重と
何重にも繰り返して組み付ければ、線状の連続物を鍔部
2によって外筒1に規制する強度は2倍、3倍と増すこ
とになる。
【0022】
【発明の効果】以上のように、本発明によればすべて紙
製の部材を用い、不要になった後は古紙として再生可能
な資源とすることができる紙製リールを提供することが
でき、また、焼却処理する場合でもすべてが紙の部材で
構成されているので、分別することなくそのまま処分す
ることができる。
製の部材を用い、不要になった後は古紙として再生可能
な資源とすることができる紙製リールを提供することが
でき、また、焼却処理する場合でもすべてが紙の部材で
構成されているので、分別することなくそのまま処分す
ることができる。
【0023】従来、接着剤を用いて紙と紙の部材を組み
付ける場合、出荷するまでに長時間の乾燥工程や接着だ
れなどの問題があったが、本発明の組み付け方法を実施
すれば、内筒と外筒に挟み込まれた接着しろへの圧着力
と、アイロン等の熱板によって短時間の乾燥工程が実現
される。
付ける場合、出荷するまでに長時間の乾燥工程や接着だ
れなどの問題があったが、本発明の組み付け方法を実施
すれば、内筒と外筒に挟み込まれた接着しろへの圧着力
と、アイロン等の熱板によって短時間の乾燥工程が実現
される。
【0024】さらに、小型の紙製リールから比較的重量
物のある線状の連続物を巻回可能な大型の紙製リール、
シャフト孔の直径の長い短い等の条件により、種々な設
計の応用が可能である。従来の一部に金属やプラスチッ
ク等の素材の部材を用いているリールと、本発明に係る
紙製リールの組み付け後の形状が類似しているので、従
来のリールから本発明に係る紙製リールに転換する場
合、線状の連続物を巻回するメーカー側の設備の規格の
変更を伴わないですむ。
物のある線状の連続物を巻回可能な大型の紙製リール、
シャフト孔の直径の長い短い等の条件により、種々な設
計の応用が可能である。従来の一部に金属やプラスチッ
ク等の素材の部材を用いているリールと、本発明に係る
紙製リールの組み付け後の形状が類似しているので、従
来のリールから本発明に係る紙製リールに転換する場
合、線状の連続物を巻回するメーカー側の設備の規格の
変更を伴わないですむ。
【0025】従来、外筒と鍔部を止め付けていたフラン
ジが紙製の止め付け用キャップに転換するので、従来よ
りも小さなスペースで部材の保管が可能になる。
ジが紙製の止め付け用キャップに転換するので、従来よ
りも小さなスペースで部材の保管が可能になる。
【図1】本発明の紙製リールの組み付け方法を示す分解
斜視図
斜視図
【図2】本発明の紙製リールの斜視図
【図3】本発明の紙製リールの断面図
【図4】本発明の止め付け用キャップの展開図
【図5】実施形態の異なる紙製リールの組み付け方法を
示す分解斜視図
示す分解斜視図
【図6】実施形態の異なる止め付け用キャップの展開図
【図7】従来のフランジを用いたリールの組み付け方法
の一例を示す分解斜視図
の一例を示す分解斜視図
(1) 外筒
(2) 鍔部
(3) 止め付け用キャップ
(3a) 鍔部に対応する折り曲げ片
(3b) 外筒の内周面で対応する折り曲げ片
(3c) 接着しろ
(4) シャフト用の孔を有する合板紙
(5) 内筒
(6) フランジ
Claims (3)
- 【請求項1】線状の連続物を巻き付けることができる外
筒とその線状の連続物を外筒上に規制するためのドーナ
ツ状の鍔部を、(イ)外筒の内周面に外筒の軸位置に対
応させるシャフト用の孔を有する円盤材で、(ロ)その
円盤材の外側に、円の中心から放射する方向に、外筒の
内周面に対応する折り曲げ片、及び、ドーナツ状の鍔部
に対応する折り曲げ片の各二片を有する複数の接着しろ
を有する紙製の止め付け用キャップにて外筒の各端部に
接着剤にて貼着し、さらに、内筒を外筒の内周面に対応
する接着しろを挟み込みこむように挿着してなる紙製リ
ール。 - 【請求項2】止め付け用キャップの円盤部に、シャフト
用の孔を有する合板紙を接着剤にて貼り付けた請求項1
に記載の紙製リール。 - 【請求項3】ドーナツ状の鍔部と等円上にある接着しろ
を鍔部に貼着した際、隙間なく円形をした接着しろにな
るよう施した請求項1ないし請求項2に記載の紙製リー
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002182195A JP2003341939A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 紙製リール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002182195A JP2003341939A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 紙製リール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003341939A true JP2003341939A (ja) | 2003-12-03 |
Family
ID=29774081
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002182195A Pending JP2003341939A (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 紙製リール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003341939A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITRM20090134A1 (it) * | 2009-03-23 | 2010-09-24 | Italtubetti S P A | Bobine e/o rocche per prodotti avvolgibili, realizzate interamente ed esclusivamente in materiale cartaceo. |
WO2019054579A1 (ko) * | 2017-09-13 | 2019-03-21 | 엘에스전선 주식회사 | 케이블 보빈 조립체 및 이를 구비하는 케이블 패키지 |
-
2002
- 2002-05-20 JP JP2002182195A patent/JP2003341939A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITRM20090134A1 (it) * | 2009-03-23 | 2010-09-24 | Italtubetti S P A | Bobine e/o rocche per prodotti avvolgibili, realizzate interamente ed esclusivamente in materiale cartaceo. |
WO2019054579A1 (ko) * | 2017-09-13 | 2019-03-21 | 엘에스전선 주식회사 | 케이블 보빈 조립체 및 이를 구비하는 케이블 패키지 |
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