JP2003341546A - ボディマウント - Google Patents

ボディマウント

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JP2003341546A
JP2003341546A JP2002153093A JP2002153093A JP2003341546A JP 2003341546 A JP2003341546 A JP 2003341546A JP 2002153093 A JP2002153093 A JP 2002153093A JP 2002153093 A JP2002153093 A JP 2002153093A JP 2003341546 A JP2003341546 A JP 2003341546A
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JP
Japan
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body mount
rubber
molding
outer cylinder
flange
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP2002153093A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Ishimoto
善隆 石本
Naoki Yamaguchi
尚樹 山口
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Toyo Tire Corp
Original Assignee
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Publication date
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  • Springs (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】同心に配された内外両筒と、これら両筒間に固
着したゴム弾性体とからなる防振用のボディマウントの
成形作業性を向上させる。 【解決手段】前記のボディマウントにおいて、外筒12
の外周面に軸方向に延びるリブ20の複数を周方向に適
宜間隔をおいて配置した。このボディマウントを成形す
るには、成形用金型内においてセットした内外両筒によ
り挟まれる成形空間と、外筒の外側にある成形空間との
間に連通路を有する成形金型を用いて、内外両筒間の成
形空間に流入したゴム素材を外筒の外側の成形空間にま
で流入させて前記リブを成形することができる。このよ
うにして、注入孔を1つ設けることによりボディマウン
ト全体の成形が可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の足周り部
材などの取付けのために用いられる防振用のボディマウ
ントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記の種類のボディマウントとしては、
同心に配された内外両筒と、これら両筒間に固着したゴ
ム弾性体とからなるものが既知である。
【0003】このボディマウントは、図7に示すよう
に、内筒10と、これを取り囲み同心に配される外筒1
2とを有し、両筒間にゴム弾性体14が加硫により固着
されている。ゴム弾性体の直径方向に対向する2個所に
はすぐり部16,16が形成されている(図7ではその
一方のみが示されている)。このボディマウントは、直
径方向にしてすぐり部16を横断する方向に振動を与え
る低荷重が加わったときは、すぐり部16がたわむこと
により、内筒10の周囲においてゴム弾性体14が柔な
るたわみ特性を発揮して振動防止に寄与する。また、直
径方向にしてすぐり部16とほぼ並行な方向において
は、剛なるたわみ特性を発揮して高荷重の振動に耐える
ことができる。このように、このボディマウントは、ば
ね特性に異方向性を与える構造を有している。
【0004】そして、このボディマウントは、メンバー
側への取着性向上のために、外筒12の外周面におい
て、周方向に延びるゴム製の環状リブ17が直径方向に
適宜間隔をおいて複数設けられている。この環状リブ1
7は、ボディマウントがメンバのホルダ(不図示)取付
穴に挿入された際に抜け止めの働きをする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のボディマウント
は生産性に問題がある。すなわち、外筒12の内側にゴ
ム弾性体14が、また外側にゴム製の環状リブ17が設
けられているため、成形金型におけるゴム注入孔が外筒
12の内外でそれぞれ別個に必要であり、さらに、複数
の環状リブ17が軸方向に間隔をおいて設けられている
ために、各々の環状リブ17についてそれぞれ1つの注
入孔を設ける必要があり、成型作業に時間と手数を要す
る欠点がある。
【0006】また、環状リブ17は周方向に設けられて
いるので、メンバ側のホルダにボディマウントを圧入す
る際に、ホルダが各環状リブ17を乗り越えるときに、
環状リブ17が巻き込まれるなどの不具合がある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、同心
に配された内外両筒と、前記両筒間に固着したゴム弾性
体とからなるボディマウントにおいて、外筒の外周面に
軸方向に延びる複数のゴム製リブを周方向に適宜間隔を
おいて配置したものである。
【0008】前記の外筒の軸方向の一端側において直径
方向に延びるフランジを設けることができる(請求項
2)。このフランジは、その下面に板状ゴム部を有して
いてもよく(請求項3)、その外周縁に環状ゴム部を有
していてもよい(請求項4)。このフランジ22は、さ
らに、貫通孔を有するか、またはその外周縁において切
欠きを有していてもよい(請求項5)。
【0009】請求項6に記載のボディマウントであれ
ば、メンバ側のホルダを圧入した際に、その抜けを有効
に防止することができる。
【0010】請求項1に記載のボディマウントを成形す
るには、成形用金型内においてセットした内外両筒によ
り挟まれる成形空間と、外筒の外側にある成形空間との
間に連通路を有する成形金型を用いて、内外両筒間の成
形空間に流入したゴム素材を外筒の外側の成形空間にま
で流入させて前記リブを成形する(請求項7)。このよ
うに、注入孔を1つ設けることによりボディマウント全
体の成形が可能である。
【0011】また、請求項6の成形方法において、外筒
として、軸方向の一端側において直径方向に延びるフラ
ンジを有するものを用いて、フランジの外周縁と金型壁
面との間に隙間を保持し、この隙間を流通路として用い
ることにより、ゴムがフランジの外周縁を越えて外筒の
外周側に流入するようになしてもよい(請求項8)。こ
の方法により成形したボディマウントが請求項4に記載
のものである。
【0012】さらに、外筒12として、軸方向の一端側
において直径方向に延びるフランジを有し、このフラン
ジに貫通孔を有するものを用いて、この貫通孔を流通路
として、ゴムが外筒の外周側に流入するようになしても
よい。さらには、この貫通孔に代えてフランジの外周縁
に切欠きを設けたものを用いて、この切欠きを流通路と
して用いてもよい(請求項9)。このようにして成形さ
れたものが請求項5に記載のボディマウントである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に図示の実施例によりこの発
明をさらに詳細に説明する。
【0014】図1〜図3はこの発明の一実施例を示す。
【0015】10は内筒、12は外筒、14はこれら両
筒間に加硫接着されたゴム弾性体、16はすぐり部、1
8はストッパゴムである。
【0016】外筒12はその上端においてフランジ22
を有しており、フランジ22の上面にはゴム弾性体14
の一部24が固着されるとともに、下面はドーナツ状の
板状ゴム26により被覆されている。外筒12の外周面
においては、その周方向の適宜個所において、それぞ
れ、軸方向に延びるゴムよりなるリブ20が適数設けら
れている。そして、リブ20の上端は板状ゴム26と接
続している。
【0017】図4は以上のようなボディマウントを成形
する金型構成の一部を示すもので、図1の右上部に対応
している。30は上型、32は下型である。18’はゴ
ム弾性体14におけるストッパゴム18を成形するため
の空間である。成形金型内にセットされた外筒12のフ
ランジ26の外周縁28と上型30における前記周縁2
8の近傍の直立壁34との間には空隙29が設けられて
いる。35は上型30に設けたゴム注入口である。図示
を省略するが、注入口35より流入するゴムは空隙29
を通過して外筒フランジ22の下面側の空間26’に至
り、ここで板状ゴム26を形成する。そして、ゴムは、
さらに、リブ20成形用の軸方向の筋状空間20’に沿
って流動し、リブ20が形成される。
【0018】図4における隙間29に代えて、図5に示
すように、外筒フランジ26の周縁において切欠き40
を設けてもよく、またこれに代えて、フランジ26に貫
通孔42を設けてもよい。この場合には、フランジの外
周縁を金型の壁34に当接させる。注入孔35より注入
されたゴムは、外筒フランジ26の上側の空間18’か
ら切欠き40または貫通孔42を経由して、下側の空間
26’、20’に流入する。
【0019】リブ20は、図6に示すように、その下端
44を直径方向外方に膨出させてもよい。これにより、
メンバ側のホルダ46を圧入した際に、その抜けを防止
することができる。
【0020】
【発明の効果】この発明によれば、成形用金型に1つの
注入孔を設けることにより、内外両筒間のゴム弾性体
と、外筒外周にあるリブとを同時に成形することができ
るので、生産性が高い。また、軸方向のリブであるの
で、ボディマウントにメンバ側のホルダを圧入する際の
妨げとはならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のボディマウントを示す、
図3のI−I線に沿う縦断面図である。
【図2】前図のボディマウントの側面図である。
【図3】前図のボディマウントの底面図である。
【図4】前記のボディマウントを成形する金型の一部を
示す概略図である。
【図5】前図の変更例を示す概略図である。
【図6】図1のボディマウントの変更例を示す一部縦断
面図である。
【図7】従来のボディマウントを示す縦断面図である。
【符号の説明】
10 内筒 12 外筒 14 ゴム弾性体 16 すぐり部 18 ストッパゴム 18’ ストッパゴム成形用の空間 20 ゴム製リブ 20’ リブ成形用の空間 22 フランジ 24 ゴム弾性体の一部 26 板状ゴム 26’ 板状ゴムのための成形空間 28 フランジの外周縁 29 空隙 30 上型 32 下型 34 上型の直立壁 35 ゴム注入口 40 切欠き 42 貫通孔 44 リブの下端 46 ホルダ
フロントページの続き Fターム(参考) 3J048 AA01 BA19 EA15 3J059 AD05 AE01 BA42 BC06 CC01 EA03 GA02 4F204 AA45 AD03 AG08 AG13 AG21 AH18 EA03 EB01 EB11 EB12 EF01 EF23 EF49 EK24

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同心に配された内外両筒と、前記両筒間に
    固着したゴム弾性体と、前記外筒の外周面において周方
    向に適宜間隔をおいて配されかつ軸方向に延びる複数の
    ゴム製リブとからなるボディマウント。
  2. 【請求項2】前記外筒はその軸方向の一端側において直
    径方向に延びるフランジを有していることを特徴とする
    請求項1に記載のボディマウント。
  3. 【請求項3】前記フランジの下面において板状ゴム部が
    配されていることを特徴とする請求項2に記載のボディ
    マウント。
  4. 【請求項4】前記フランジの外周縁に環状ゴム部が配さ
    れていることを特徴とする請求項2または3に記載のボ
    ディマウント。
  5. 【請求項5】前記のフランジは、貫通孔を有するか、ま
    たはその外周縁において切欠きを有していることを特徴
    とする請求項2〜4のいずれか1項に記載のボディマウ
    ント。
  6. 【請求項6】前記のゴム製リブの下端を直径方向外方に
    膨出させたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1
    項に記載のボディマウント。
  7. 【請求項7】同心に配された内外両筒と、前記両筒間に
    固着したゴム弾性体と、前記外筒の外周面において周方
    向に適宜間隔をおいて配され軸方向に延びる複数のゴム
    製のリブとからなるボディマウントを成形するに際し
    て、成形用金型内においてセットした内外両筒により挟
    まれる成形空間と、外筒の外側にある成形空間との間に
    連通路を有する成形金型を用いて、内外両筒間の成形空
    間に注入したゴム素材を外筒の外側の成形空間にまで流
    入させて前記リブを成形することを特徴とするボディマ
    ウントの成形方法。
  8. 【請求項8】外筒として、軸方向の一端側において直径
    方向に延びるフランジを有するものを用いて、フランジ
    の外周縁と金型壁面との間に隙間を保持し、この隙間を
    前記流通路として、ゴムをフランジの外周縁を越えて外
    筒の外周側に流入させることを特徴とする請求項7に記
    載のボディマウントの成形方法。
  9. 【請求項9】外筒12として、軸方向の一端側において
    直径方向に延びるフランジを有するものを用い、このフ
    ランジに貫通孔を設けるか、または外周縁に切欠きを設
    けておき、前記の貫通孔または切欠きを流通路として、
    ゴムを外筒の外周側に流入させることを特徴とする請求
    項7に記載のボディマウントの成形方法。
JP2002153093A 2002-05-27 2002-05-27 ボディマウント Withdrawn JP2003341546A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013224728A (ja) * 2012-03-20 2013-10-31 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 防振装置
JP2014223912A (ja) * 2014-08-06 2014-12-04 株式会社ブリヂストン ゴムクローラ

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