JP2003340741A - 締付工具の締付能力判定装置 - Google Patents
締付工具の締付能力判定装置Info
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- JP2003340741A JP2003340741A JP2002154912A JP2002154912A JP2003340741A JP 2003340741 A JP2003340741 A JP 2003340741A JP 2002154912 A JP2002154912 A JP 2002154912A JP 2002154912 A JP2002154912 A JP 2002154912A JP 2003340741 A JP2003340741 A JP 2003340741A
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Abstract
な機構によって、簡易に、締付工具の締付能力を判定す
ることができる締付工具の締付能力判定装置を提供する
こと。 【解決手段】 内部に作動油3を充填し、ピストン2を
配設したシリンダ状の密閉容器1と、この密閉容器1に
形成した雌ねじ1aに螺合し、締付工具による回転締付
操作によって、ピストン2を押圧操作する雄ねじ5と、
密閉容器1に形成した小孔6を介して密閉容器1内の作
動油3の圧力がかかるようにした締付能力判定部材7と
からなり、この締付能力判定部材7を、密閉容器1内の
作動油3の圧力を受ける小ピストン71と、この小ピス
トン71を作動油3の圧力に抗する方向に付勢するばね
部材72と、小ピストン71の移動に応じて移動する判
定表示部材73と、ばね部材72の付勢力を調節する調
節部材75とから構成する。
Description
付条件下において、機械的な機構によって、締付工具の
締付能力を判定することができるようにした締付工具の
締付能力判定装置に関するものである。
設定トルクで締め付けるために用いられる締付工具とし
て、例えば、油圧式のトルクレンチ等が汎用されてい
る。
付工具においては、動力源である空気圧源や電源(バッ
テリ)の状態、締付工具自体の状態(例えば、油圧式の
トルクレンチの場合において、トルクレンチに封入され
ている作動油の漏れや温度)等によっては、所定の設定
トルクで締め付けが行われない場合があり、製品の品質
にばらつきが生じ、製品の信頼性を低下させる要因とな
っていた。
締付工具による締付トルクを制御したり、測定する種々
の装置が提案され、実用化されているが、これらの装置
の多くは、電気的に締付トルクを制御したり、測定する
ものであり、高価なだけでなく、その操作や管理に専門
性を必要とし、取り扱いが困難であるという問題があ
り、このため、任意に設定した締付条件下において、機
械的な機構によって、簡易に、締付工具の締付能力を判
定することができる装置が要請されていた。
題点に鑑み、任意に設定した締付条件下において、機械
的な機構によって、簡易に、締付工具の締付能力を判定
することができる締付工具の締付能力判定装置を提供す
ることを目的とする。
め、本発明の締付能力判定装置は、内部に作動油を充填
し、ピストンを配設したシリンダ状の密閉容器と、密閉
容器に形成した雌ねじに螺合し、締付工具による回転締
付操作によって、前記ピストンを押圧操作する雄ねじ
と、密閉容器に形成した小孔を介して密閉容器内の作動
油の圧力がかかるようにした締付能力判定部材とからな
る締付工具の締付能力判定装置において、締付能力判定
部材が、密閉容器内の作動油の圧力を受ける小ピストン
と、小ピストンを作動油の圧力に抗する方向に付勢する
ばね部材と、小ピストンの移動に応じて移動する判定表
示部材と、ばね部材の付勢力を調節する調節部材とから
なることを特徴とする。
能力を判定する締付工具を用いて、密閉容器に形成した
雌ねじに螺合した雄ねじを回転締付操作することによっ
て、ピストンを押圧操作し、密閉容器に形成した小孔を
介して密閉容器内の作動油の圧力が締付能力判定部材に
かかるようにする。そして、密閉容器内の作動油の圧力
が締付能力判定部材にかかると、作動油の圧力を受けた
小ピストンが、作動油の圧力に抗する方向に付勢するば
ね部材を圧縮して移動し、この小ピストンの移動に応じ
て移動する判定表示部材の位置によって、作動油の圧力
の大きさ、すなわち、締付工具によって雄ねじに加えら
れたトルクの大きさを検出することができる。そして、
調節部材によりばね部材の付勢力を調節することによっ
て、任意に設定した締付条件下における、締付工具の締
付能力を判定することができる。
に摺動可能に配設し、判定表示部材に形成した帯状の表
示部が、鞘管から露出することにより、締付工具の締付
能力を判定するようにすることができる。
の表示部が、鞘管から露出するか否かを目視するだけ
で、瞬時に締付工具の締付能力が所定の設定トルクに達
しているか否かを判定することができる。
ストンに伝達するようにすることができる。
円滑に伝達することができ、締付工具の締付能力の判定
を正確に行うことができる。
力判定装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
力判定装置の一実施例を示す。この締付工具の締付能力
判定装置は、内部に作動油3を充填し、ピストン2を配
設したシリンダ状の密閉容器1と、この密閉容器1に形
成した雌ねじ1aに螺合し、締付工具による回転締付操
作によって、鋼球4を介してピストン2を押圧操作する
雄ねじ5と、密閉容器1に形成した小孔6を介して密閉
容器1内の作動油3の圧力がかかるようにした締付能力
判定部材7とからなる。
1に螺合して取り付けるようにした締付能力判定部材本
体70と、密閉容器1内の作動油3の圧力を受ける小ピ
ストン71と、この小ピストン71を作動油3の圧力に
抗する方向に付勢するばね部材72と、小ピストン71
の移動に応じて移動する判定表示部材73と、判定表示
部材73を摺動可能に納めることができるようにする鞘
管74と、ばね部材72の付勢力を調節する調節部材7
5とからなる。
に配設した判定表示部材73の先端部には、帯状の表示
部73aを形成し、この表示部73aが鞘管74から露
出することにより、締付工具の締付能力を判定するよう
にする。
ング74aを取り付け、調節部材75の抜け止めを行う
ようにする。
定部材本体70の表面には、調節部材75が螺合する位
置に合わせて、調節部材75の設定値を示す表示部76
を形成するようにする。
力判定装置は、締付能力を判定する締付工具を用いて、
密閉容器1に形成した雌ねじ1aに螺合した雄ねじ5を
回転締付操作することによって、鋼球4を介してピスト
ン2を押圧操作し、密閉容器1に形成した小孔6を介し
て密閉容器1内の作動油3の圧力が締付能力判定部材7
にかかるようにする。
の圧力が締付能力判定部材7にかかると、作動油3の圧
力を受けた小ピストン71が、作動油3の圧力に抗する
方向に付勢するばね部材72を圧縮して移動し、この小
ピストン71の移動に応じて移動する判定表示部材73
の位置によって、具体的には、判定表示部材73に形成
した帯状の表示部73aが、鞘管74から露出するか否
かにより、作動油3の圧力の大きさ、すなわち、締付工
具によって雄ねじ5に加えられたトルクの大きさを検出
することができるものとなる。
の付勢力を調節することによって、任意に設定した締付
条件下における、締付工具の締付能力を判定することが
できるものとなる。
雄ねじ5のねじ径をM20、ピストン2の直径を58m
m、小ピストン71の直径を3mmに形成した場合、調
節部材75によりばね部材72の付勢力を調節するとと
もに、ばね部材72に線径、外径、巻数、自由長等の異
なる複数種類のばね部材を選択して用いることにより、
最小トルク1kg・m〜最大トルク20kg・mの範囲
の締付工具の締付能力を判定することが可能となる。
定部材7の判定表示部材73を鞘管74内に摺動可能に
配設し、判定表示部材73に形成した帯状の表示部73
aが、鞘管74から露出するか否かにより、締付工具の
締付能力を判定するようにしているが、これにより、判
定表示部材73に形成した帯状の表示部73aが、鞘管
74から露出するか否かを目視するだけで、瞬時に締付
工具の締付能力が所定の設定トルクに達しているか否か
を判定することができ、作業性を著しく向上することが
できるものとなる。
てピストン2に伝達するようにしているが、これによ
り、雄ねじ5の押圧力をピストン2に円滑に伝達するこ
とができ、締付工具の締付能力の判定を正確に行うこと
ができるものとなる。
図示したが、左回転の締付工具の場合は、雌ねじ1aを
形成した密閉容器1の蓋を、逆ねじのものに交換し、さ
らに、逆ねじの雄ねじ5を螺合することにより、容易に
対応することができる。
置について、その一実施例に基づいて説明したが、本発
明の締付工具の締付能力判定装置は、この実施例の構成
に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲
において適宜に変更することが可能である。
よれば、任意に設定した締付条件下において、機械的な
機構によって、簡易に、締付工具の締付能力を判定する
ことができ、これにより、製品の品質にばらつきが発生
せず、製品の信頼性を向上することができる。そして、
この締付工具の締付能力判定装置は、機械的な機構によ
って、締付工具の締付能力を判定するものであるため、
その操作や管理に専門性を必要とせず、取り扱いが容易
であるため、例えば、製造現場の締付工具の設置位置に
それぞれに配備することにより、製品の製造中に、例え
ば、定期的に、締付工具の締付能力の判定を行うことが
可能になるという利点がある。
配設し、判定表示部材に形成した帯状の表示部が、鞘管
から露出することにより、締付工具の締付能力を判定す
るようにすることにより、判定表示部材に形成した帯状
の表示部が、鞘管から露出するか否かを目視するだけ
で、瞬時に締付工具の締付能力が所定の設定トルクに達
しているか否かを判定することができる。
ストンに伝達するようにすることにより、雄ねじの押圧
力をピストンに円滑に伝達することができ、締付工具の
締付能力の判定を正確に行うことができる。
例を示し、(a)は中立状態のときの正面断面図、
(b)は締付能力の判定を行っているときの正面断面図
である。
部材を示し、(a)は締付条件が低トルクのときの正面
図、(b)は締付条件が高トルクのときの正面図であ
る。
(b)は図2(b)に対応する正面断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 内部に作動油を充填し、ピストンを配設
したシリンダ状の密閉容器と、密閉容器に形成した雌ね
じに螺合し、締付工具による回転締付操作によって、前
記ピストンを押圧操作する雄ねじと、密閉容器に形成し
た小孔を介して密閉容器内の作動油の圧力がかかるよう
にした締付能力判定部材とからなる締付工具の締付能力
判定装置において、締付能力判定部材が、密閉容器内の
作動油の圧力を受ける小ピストンと、小ピストンを作動
油の圧力に抗する方向に付勢するばね部材と、小ピスト
ンの移動に応じて移動する判定表示部材と、ばね部材の
付勢力を調節する調節部材とからなることを特徴とする
締付工具の締付能力判定装置。 - 【請求項2】 判定表示部材を鞘管内に摺動可能に配設
し、判定表示部材に形成した帯状の表示部が、鞘管から
露出することにより、締付工具の締付能力を判定するよ
うにしたことを特徴とする請求項1記載の締付工具の締
付能力判定装置。 - 【請求項3】 雄ねじの押圧力を、鋼球を介してピスト
ンに伝達するようにしたことを特徴とする請求項1又は
2記載の締付工具の締付能力判定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002154912A JP4302359B2 (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 締付工具の締付能力判定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002154912A JP4302359B2 (ja) | 2002-05-29 | 2002-05-29 | 締付工具の締付能力判定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003340741A true JP2003340741A (ja) | 2003-12-02 |
JP4302359B2 JP4302359B2 (ja) | 2009-07-22 |
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JP (1) | JP4302359B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008051684A (ja) * | 2006-08-25 | 2008-03-06 | Uryu Seisaku Ltd | 締付工具の締付能力判定装置 |
JP2008134061A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Uryu Seisaku Ltd | 締付工具の締付能力判定装置 |
-
2002
- 2002-05-29 JP JP2002154912A patent/JP4302359B2/ja not_active Expired - Fee Related
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