JP2003340692A - クラウニング形状を有するローラの製造装置 - Google Patents

クラウニング形状を有するローラの製造装置

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JP2003340692A
JP2003340692A JP2002144949A JP2002144949A JP2003340692A JP 2003340692 A JP2003340692 A JP 2003340692A JP 2002144949 A JP2002144949 A JP 2002144949A JP 2002144949 A JP2002144949 A JP 2002144949A JP 2003340692 A JP2003340692 A JP 2003340692A
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roller
machine
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raw
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JP2002144949A
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Toshihiko Omori
俊彦 大森
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Denso Corp
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラの素材2としてセラミックを使用した
場合でも、円筒研削後に素材2の選別を行う必要がな
く、所望のクラウニング精度を確保できるローラ製造装
置1を提供すること。 【解決手段】 ローラ製造装置1は、円筒研削機3とク
ラウニング加工機4とを連結する搬送レール5を有して
いる。その搬送レール5は、円筒研削機3で加工された
素材2を、その加工された順番に従って順次クラウニン
グ加工機4まで搬送する。これにより、クラウニング加
工機4に連続して投入される素材2の外径精度を外径±
0.25μmの範囲に収めることができるため、素材2
がセラミックであっても、円筒研削の後に素材2の選別
を行う必要がない。その結果、手作業による素材2の全
数検査を廃止できるので、大幅なコストダウンが可能で
あり、且つ全数検査を廃止することで、測定ミスによる
精度のばらつきを無くすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クラウニング形状
を有するローラの製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ディーゼル機関用の燃料噴射ポ
ンプあるいは高圧燃料供給ポンプに使用されるローラの
外周面をクラウニング超仕上げする場合、鉄系材料を素
材とするローラであれば、その研削加工量が多く、クラ
ウニング加工機に連続して投入する素材の外径精度はせ
いぜい外径±3〜5μm程度で十分である。しかし、セ
ラミック素材の場合は、その研削加工量を多く設定でき
ないため、例えば図4に示す様に、クラウニング加工機
に対して外径の大きい素材100 と外径の小さい素材110
とが連続して投入された場合には、外径の小さい素材11
0 に砥石120 がかからなくなるという不具合が生じる。
このため、ローラの素材としてセラミックを使用する場
合は、クラウニング加工機に連続して投入する素材の外
径精度が外径±0.25μmに揃っている必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、クラウニン
グ超仕上げの前加工として行われる円筒研削では、素材
の材料に係わらず、せいぜい外径±3〜5μm程度の外
径精度しか得られない。従って、セラミック素材に対し
てクラウニング超仕上げを実施する場合は、図5の工程
図に示す様に、円筒研削を行った後、クラウニング超仕
上げを実施する前に素材の全数寸法測定を行い、連続し
て投入する素材の外径精度が外径±0.25μmの範囲
に入るように選別を行っている。このため、測定ミスに
より仕上げ精度がばらついたり、寸法測定のための工数
がかかりコストが高くなるという問題があった。
【0004】本発明は、上記事情に基づいて成されたも
ので、その目的は、ローラの素材としてセラミックを使
用した場合でも、円筒研削後(クラウニング超仕上げを
実施する前)に素材の選別を行う必要がなく、所望のク
ラウニング精度を確保できるローラの製造装置を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】(請求項1の発明)本発
明のローラの製造装置は、ローラの素材を所定の外径精
度に加工する円筒研削機と、この円筒研削機で加工され
た素材の外周面にクラウニング超仕上げを実施するクラ
ウニング加工機とを備え、円筒研削機で加工された素材
が、その加工された順番に従ってクラウニング加工機に
投入されることを特徴とする。
【0006】円筒研削機で加工(円筒研削)された素材
の外径は、その加工された順番に測定すれば、連続して
測定される素材同士の寸法ばらつきは小さくなる(±
0.25μmの範囲に入る)ことが一般的に広く知られ
ている。従って、円筒研削機で加工された素材を、その
加工された順番に従ってクラウニング加工機に投入すれ
ば、連続して投入される素材の外径精度を外径±0.2
5μmの範囲に収めることができるため、円筒研削の
後、素材の選別を行う必要がなく、素材の全数検査(全
数測定)を廃止できる。
【0007】(請求項2の発明)請求項1に記載したク
ラウニング形状を有するローラの製造装置において、円
筒研削機とクラウニング加工機とを連結し、円筒研削機
で加工された素材を、その加工された順番に従ってクラ
ウニング加工機へ搬送する素材搬送手段を有しているこ
とを特徴とする。この構成によれば、円筒研削機で加工
された素材を、その加工された順番に従って、素材搬送
手段により順次クラウニング加工機へ投入できる。
【0008】(請求項3の発明)請求項1または2に記
載したクラウニング形状を有するローラの製造装置にお
いて、ローラは、セラミック製であり、ディーゼル機関
用の燃料噴射ポンプあるいは高圧燃料供給ポンプに使用
されることを特徴とする。本発明では、クラウニング加
工機に連続して投入される素材同士の寸法ばらつきを±
0.25μmの範囲に収めることができるため、セラミ
ック製ローラを使用する場合でも、円筒研削の後に素材
の選別を行う必要がなく、素材の全数検査(全数測定)
を廃止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1はクラウニング形状を有するロ
ーラの製造装置(以下、ローラ製造装置と呼ぶ)を示す
模式図である。本実施例のローラ製造装置1は、図1に
示す様に、素材2の外周面を円筒研削する円筒研削機3
と、この円筒研削機3で加工された素材2をクラウニン
グ形状(いわゆる太鼓形状)に仕上げる(クラウニング
超仕上げと呼ぶ)クラウニング加工機4、及び円筒研削
機3で加工された素材2をクラウニング加工機4まで搬
送する搬送レール5とで構成されている。
【0010】素材2は、燃料噴射ポンプあるいは高圧燃
料供給ポンプのローラとして使用されるもので、セラミ
ック製で円柱形状を有している。円筒研削機3は、クラ
ウニング超仕上げを行う前に、予め素材2の外径精度を
所定の範囲(外径±3〜5μm程度)に揃えるための前
加工を行うもので、図1に示す様に、砥石6と素材2を
共に回転させながら素材2の外周面を円筒研削する。
【0011】クラウニング加工機4は、投入された素材
2を保持するローダ7と、素材2の外周面を研削するた
めの砥石8、及び素材2に対して砥石8を付勢するスプ
リング9等から構成される。ローダ7は、砥石8のある
部分の長手方向(素材2の移動方向)が緩やかに膨らん
だ凸面形状を有している(図2参照)。従って、素材2
は、ローダ7の凸面形状に沿って移動する際に、その凸
面形状に応じて姿勢が変化するため、素材2に対する砥
石8の当たりが変わることにより、素材2の中央部と端
部とで砥石8による研削量が微妙に異なり、いわゆる太
鼓型に形成される。
【0012】搬送レール5は、円筒研削機3とクラウニ
ング加工機4とを連結して、円筒研削機3で加工された
素材2を、その加工された順番に従って順次、クラウニ
ング加工機4まで搬送する。従って、クラウニング加工
機4では、円筒研削機3で加工された素材2の順番に従
って順次クラウニング超仕上げが実施される。
【0013】次に、ローラの製造過程を図3に示す工程
図に基づいて説明する。 a)円筒研削機3により素材2の外周面を研削して外径
±3〜5μmの精度まで加工する。但し、連続する素材
2同士の寸法ばらつきは、±0.25μm以下に抑えら
れている。 b)円筒研削機3で加工された素材2を搬送レール5に
てクラウニング加工機4まで搬送し、クラウニング加工
機4に投入する。これにより、円筒研削機3で加工され
た素材2は、その加工された順番に従って順次クラウニ
ング加工機4に投入される。
【0014】c)クラウニング加工機4により、投入さ
れた素材2の外周面にクラウニング超仕上げを実施す
る。ここでは、搬送レール5により搬送された素材2の
順番(つまり円筒研削機3で加工された順番)に従って
順次クラウニング超仕上げが実施される。 d)抜き取り検査にて素材2の加工精度を確認する。
【0015】(本実施例の効果)上記のローラ製造装置
1は、円筒研削機3とクラウニング加工機4とを連結す
る搬送レール5を有し、この搬送レール5により、円筒
研削機3で加工された素材2を、その加工された順番に
従って順次クラウニング加工機4へ搬送することができ
る。これにより、クラウニング加工機4に連続して投入
される素材2の外径精度を外径±0.25μmの範囲に
収めることができるため、円筒研削の後(クラウニング
超仕上げを実施する前)に素材2の選別を行う必要がな
い。その結果、素材2がセラミックであっても、手作業
による素材2の全数検査(全数測定)を廃止できるの
で、大幅なコストダウンが可能であり、且つ全数検査を
廃止することで、測定ミスによる精度のばらつきが無く
なるため、信頼性の高い製品(ローラ)を製造すること
ができる。
【0016】(変形例)上記の実施例では、ローラの素
材2としてセラミックを使用した例を述べたが、セラミ
ック以外の素材2に対しても本発明の構成を適用できる
ことは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】ローラ製造装置の模式図である。
【図2】クラウニング超仕上げの過程を示す拡大図であ
る。
【図3】ローラの製造過程を示す工程図である。
【図4】クラウニング加工機の模式図(a)と従来技術
の課題を示す説明図(b)である。
【図5】ローラの製造過程を示す工程図である(従来技
術)。
【符号の説明】
1 ローラ製造装置 2 素材 3 円筒研削機 4 クラウニング加工機 5 搬送レール(素材搬送手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラウニング形状を有するローラの製造装
    置であって、 前記ローラの素材を所定の外径精度に加工する円筒研削
    機と、 この円筒研削機で加工された前記素材の外周面にクラウ
    ニング超仕上げを実施するクラウニング加工機とを備
    え、 前記円筒研削機で加工された前記素材が、その加工され
    た順番に従って前記クラウニング加工機に投入されるこ
    とを特徴とするクラウニング形状を有するローラの製造
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載したクラウニング形状を有
    するローラの製造装置において、 前記円筒研削機と前記クラウニング加工機とを連結し、
    前記円筒研削機で加工された前記素材を、その加工され
    た順番に従って前記クラウニング加工機へ搬送する素材
    搬送手段を有していることを特徴とするクラウニング形
    状を有するローラの製造装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載したクラウニング
    形状を有するローラの製造装置において、 前記ローラは、セラミック製であり、ディーゼル機関用
    の燃料噴射ポンプあるいは高圧燃料供給ポンプに使用さ
    れることを特徴とするクラウニング形状を有するローラ
    の製造装置。
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WO2012036062A1 (ja) * 2010-09-17 2012-03-22 Ntn株式会社 加工装置および加工方法

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US9446492B2 (en) 2010-09-17 2016-09-20 Ntn Corporation Processing apparatus and processing method
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