JP2003340383A - 処理液の供給装置、供給方法及び基板処理装置 - Google Patents

処理液の供給装置、供給方法及び基板処理装置

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JP2003340383A
JP2003340383A JP2002152944A JP2002152944A JP2003340383A JP 2003340383 A JP2003340383 A JP 2003340383A JP 2002152944 A JP2002152944 A JP 2002152944A JP 2002152944 A JP2002152944 A JP 2002152944A JP 2003340383 A JP2003340383 A JP 2003340383A
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mixing
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JP2002152944A
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English (en)
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Shinsuke Ueki
慎介 植木
Kounosuke Hayashi
航之介 林
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Shibaura Mechatronics Corp
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Shibaura Mechatronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は基板の処理部に複数種の処理液を
供給することができる供給装置を提供することにある。 【解決手段】 複数の混合タンク3〜5と、これらの混
合タンクを順次直列に接続した複数の接続管13,31
と、各混合タンクに液体を供給するとともに直列の最上
流に位置する混合タンクに少なくとも2種類の液体を供
給し、それ以外の供給タンクには上流側の供給タンクで
作られ上記接続管によって下流側の混合タンクに供給さ
れる処理液とでこの処理液と異なる種類の処理液を作る
液体を供給する複数の液体供給管6,7,23,24,
43と、各接続管に接続され各混合タンクで作られた処
理液をスピン処理装置2にそれぞれ供給する複数の処理
液供給管51,54,57とを具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は複数の液体を混合
して処理液を作り、その処理液を供給部に供給する供給
装置、供給方法及びその供給装置を用いた基板処理装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置や液晶表示装置などを製造す
る場合、半導体ウエハやガラス基板などの基板に回路パ
ターンを形成するリソグラフィープロセスがある。この
リソグラフィープロセスは、周知のように上記基板にレ
ジストを塗布し、このレジストに回路パターンが形成さ
れたマスクを介して光を照射し、ついでレジストの光が
照射されない部分あるいは照射された部分を除去し、除
去された部分をエッチングするなどの一連の工程を複数
回繰り返すことで、上記基板に回路パターンを形成する
ものである。
【0003】上記一連の各工程においては、たとえば上
記基板の自然酸化膜の成長の抑制、バクテリアの発生の
防止、金属やパーティクルによる汚れの除去などの目的
のために、上記基板を処理液で処理するということが行
なわれている。そのような処理液としては、薬液として
フッ酸を希釈液としての純水で、フッ酸をppm単位の
低濃度になるよう希釈したものが用いられることがあ
る。
【0004】また、基板の金属汚染を除去するために、
フッ酸に硝酸を混合したフッ硝酸を処理液が用いられる
ことがあり、さらにフッ硝酸を用いて洗浄する場合、そ
の濃度が高いと処理速度が速いが、均一性に欠けるた
め、最初に濃度の高いフッ硝酸で短時間処理し、ついで
濃度の低いフッ硝酸で所定時間処理することで、処理の
均一性と処理速度の向上を図るということも行われる。
【0005】従来、基板を複数種の薬液が混合された処
理液或いは薬液と純水とが混合された処理液等、複数種
の処理液によって順次或いは別々に処理する場合、使用
する処理液の種類数に応じた数の供給装置を設置し、基
板の処理に応じてそれぞれの供給装置から所望する処理
液を供給するということが行なわれていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複数種
の処理液を供給するため、複数の供給装置を設置するよ
うにすると、設置スペースが大きくなるということがあ
ったり、供給装置の数に応じてコストが増大するなどの
ことがあり、実用上、好ましくなかった。
【0007】この発明は、装置の大型化を招かず、しか
もコスト上昇を抑制して複数種の処理液を供給すること
ができるようにした処理液の供給装置、供給方法及びそ
の供給装置を用いた基板処理装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の液体を混合して処理液を作り、その処理液を供給部に
供給する処理液の供給装置において、複数の混合タンク
と、これらの混合タンクを順次直列に接続した複数の接
続管と、各混合タンクに液体を供給するとともに直列の
最上流に位置する混合タンクに少なくとも2種類の液体
を供給し、それ以外の供給タンクには上流側の供給タン
クで作られ上記接続管によって下流側の混合タンクに供
給される処理液とでこの処理液と異なる種類の処理液を
作る液体を供給する複数の液体供給管と、上記各接続管
に接続され各混合タンクで作られた処理液を上記供給部
にそれぞれ供給する複数の処理液供給管と、を具備した
ことを特徴とする処理液の供給装置にある。
【0009】請求項2の発明は、直列に接続された3つ
の混合タンクを有し、最上流の混合タンクにはフッ酸と
純水が供給され、つぎの混合タンクには硝酸と純水とが
供給され、最後の混合タンクには純水が供給されること
を特徴とする請求項1記載の処理液の供給装置にある。
【0010】請求項3の発明は、最上流の混合タンクに
はフッ酸と純水とが供給され、それ以外の混合タンクに
は最上流の混合タンクで作られた所定濃度のフッ酸を順
次希釈する純水が供給されることを特徴とする請求項1
記載の処理液の供給装置にある。
【0011】請求項4の発明は、直列に接続された少な
くとも2つの混合タンクを有し、最初の混合タンクには
アンモニアと純水が供給され、つぎの混合タンクには過
酸化水素水と純水とが供給されることを特徴とする請求
項1記載の処理液の供給装置にある。
【0012】請求項5の発明は、複数の液体を混合して
処理液を作り、その処理液を供給部に供給する処理液の
供給方法において、直列に接続された複数の混合タンク
を有し、最上流の混合タンクに複数の液体を供給して処
理液を作る工程と、最上流の混合タンクで作られた処理
液を下流側の混合タンクに供給する工程と、上流側の混
合タンクから下流側の混合タンクに供給された処理液に
液体を供給して上流側から供給された処理液と異なる種
類の処理液を作る工程と、を具備したことを特徴とする
処理液の供給方法にある。
【0013】請求項6の発明は、処理液によって基板を
処理する基板処理装置において、処理液の供給装置と、
この供給装置から供給された処理液によって上記基板を
処理する処理部とを有し、上記供給装置は請求項1に記
載された構成であることを特徴とする基板処理装置にあ
る。
【0014】この発明によれば、直列に接続された複数
の混合タンクによって順次異なる種類の処理液を作り、
各混合タンクで作られた処理液を処理部に供給すること
が可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の一実施の形態を説明する。
【0016】図1は基板処理装置を示し、この基板処理
装置は処理液の供給装置1と、この供給装置1で作られ
た処理液が供給される処理部としてのスピン処理装置2
(図2に示す)とを備えている。上記供給装置1は複
数、この実施の形態では第1乃至第3の混合タンク3〜
5を有する。
【0017】上記第1の混合タンク3には第1の液体供
給管6と第2の液体供給管7との一端がたとえば超音波
渦流量計などの第1、第2の流量計8,9を介してそれ
ぞれ接続されている。第1の液体供給管6の他端はフッ
酸原液供給部11に接続され、第2の液体供給管7は第
1の純水供給部12に接続されている。
【0018】上記第1の混合タンク3には、上記フッ酸
原液供給部11と第1の純水供給部12からフッ酸と純
水とが供給される。フッ酸と純水との供給量は上記第
1、第2の流量計8,9によってそれぞれ計測される。
それによって、第1の混合タンク3には所定量のフッ酸
と純水とが供給されるから、フッ酸が純水によって所定
濃度に希釈された第1の処理液が作られる。
【0019】上記第1の混合タンク3と第2の混合タン
ク4とは第1の接続管13によって接続されている。こ
の第1の接続管13には、第1のポンプ14、第1の流
量調節弁15、第1のマスフロー弁16及び第3の流量
計17が順次接続されている。
【0020】上記第1のポンプ14が作動すると、上記
第1の混合タンク3で作られた第1の処理液が第1の接
続管13を通じて第2の混合タンク4に供給される。
【0021】上記第1のマスフロー弁16の流出側は第
1の圧力計18が設けられている。この第1の圧力計1
8は上記マスフロー弁16の流出側の圧力を測定し、そ
の測定値に応じて上記マスフロー弁16の開度を制御す
る。それによって、第1の接続管13を通じて第2の混
合タンク4に供給される第1の処理液の単位時間当たり
の供給量が一定に維持される。
【0022】上記第1のポンプ14の吐出側と上記第1
の流量調節弁15との間には第1のリリーフ弁21が設
けられた第1の戻り管22の一端が接続されている。上
記第1の接続管13内の圧力が所定以上に上昇すると、
その圧力で上記第1のリリーフ弁21が開き、上記第1
のポンプ14から吐出された第1の処理液が上記第1の
混合タンク3に戻るようになっている。
【0023】上記第2の混合タンク4には第3の液体供
給管23と第4の液体供給管24との一端がそれぞれ第
4、第5の流量計25,26を介して接続されている。
第3の液体供給管23の他端は硝酸供給部27に接続さ
れ、第4の液体供給管24の他端は第2の純水供給部2
8に接続されている。
【0024】上記第2の混合タンク4では、第1の混合
タンク3から供給された所定濃度のフッ酸に硝酸と純水
とが混合されて所定濃度のフッ硝酸からなる第2の処理
液が作られる。
【0025】上記第2の混合タンク4と上記第3の混合
タンク5は第2の接続管31によって接続されている。
この第2の接続管31には、上記第1の接続管13と同
様、第2のポンプ32、第2の流量調節弁33、第2の
マスフロー弁34及び第6の流量計35が順次接続され
ている。
【0026】上記第2のマスフロー弁34の流出側には
第2の圧力計38が接続されている。この第2の圧力計
38が測定する第2の接続管31内の第2の処理液の圧
力によって上記第2のマスフロー弁34を流れる第2の
処理液の単位時間当たりの流量が一定に調整される。
【0027】上記第2のポンプ32の吐出側には第2の
リリーフ弁36が設けられた第2の戻り管37の一端が
接続され、この他端は上記第2の混合タンク4に接続さ
れている。それによって、第2の接続管31内の圧力が
所定以上に上昇すると、上記第2のリリーフ弁36が開
いて上記第2のポンプ32から吐出された第2の処理液
が上記第2の混合タンク4に戻されるようになってい
る。
【0028】上記第3の混合タンク5には第5の液体供
給管41の一端が第7の流量計42を介して接続されて
いる。この第5の液体供給管41他端は第3の純水供給
部43に接続されている。
【0029】上記第2の混合タンク4から第3の混合タ
ンクに供給された、フッ硝酸からなる第2の処理液は上
記第3の純水供給部43から供給される純水によって所
定の濃度に希釈され、第2の混合タンク4で作られる第
2の処理液よりも濃度の低い第3の処理液となる。
【0030】上記第3の混合タンク5には第3のポンプ
46が接続され、この第3のポンプ46の吐出側には第
3のリリーフ弁47を有する第3の戻り管48の一端が
接続されている。この第3の戻り管48の他端は上記第
3の混合タンク5に接続されている。
【0031】それによって、上記第3のポンプ46の吐
出側の圧力が所定以上に上昇すると、上記第3のポンプ
46から吐出された第3の処理液が上記第3の混合タン
ク5に戻されるようになっている。
【0032】上記第1の接続管13には、上記第1のポ
ンプ14の吐出側と上記第1の流量調節弁15との間に
第1の処理液供給管51の一端が接続されている。この
第1の処理液供給管51の中途部には、第3の流量調節
弁52と第8の流量計53とが接続されている。
【0033】上記第2の接続管31には、上記第2のポ
ンプ32の吐出側と上記第2の流量調整弁33との間に
第2の処理液供給管54の一端が接続されている。この
第2の処理液供給管54の中途部には、第4の流量調節
弁55と第9の流量計56とが設けられている。
【0034】上記第3の混合タンク5に接続された第3
のポンプ46の吐出側には第3の処理液供給管57の一
端が接続されている。この第3の処理液供給管57の中
途部には、第5の流量調節弁58と第10の流量計59
とが順次接続されている。
【0035】上記第1乃至第3の処理液供給管51,5
4,57の他端は上記スピン処理装置2に導かれてい
る。このスピン処理装置2は図2に示すようにカップ体
61を備えている。このカップ体61内には駆動源62
によって回転駆動される回転テーブル63が設けられて
いる。この回転テーブル63には半導体ウエハやガラス
基板のなどの基板Wが着脱可能に保持される。
【0036】上記第1乃至第3の処理液供給管51,5
4,57の他端はそれぞれ第1乃至第3のノズル体6
4,65,66に接続されている。各ノズル体64,6
5,66の先端は上記回転テーブル63に保持された基
板Wに向いている。したがって、各混合タンク3,4,
5から各処理液供給管51,54,57を通じて各ノズ
ルに供給される第1乃至第3の処理液をそれぞれ上記基
板Wに向けて噴射することができるようになっている。
【0037】つぎに、上記構成の処理装置を用い、たと
えば基板Wの表面に形成された自然酸化膜を除去してか
ら、この基板Wの表面の金属やパーティクルなどによる
汚れを除去する場合について説明する。
【0038】まず、第1の混合タンク3にフッ酸と純水
とを供給して所定のフッ酸濃度の第1の処理液を作る。
第1の混合タンク3で第1の処理液を作ったならば、そ
の第1の処理液を第2の供給タンク4に供給するととも
に、この第2の供給タンク4に所定量の硝酸と純水とを
供給して所定濃度のフッ硝酸からなる第2の処理液を作
る。
【0039】第2の混合タンク4で第2の処理液を作っ
たならば、この第2の処理液を第3の混合タンク5に供
給するとともに、この第3の混合タンク5に純水を供給
し、第2の混合タンク4で作られたフッ硝酸よりも濃度
の低いフッ硝酸からなる第3の処理液を作る。
【0040】このようにして、各混合タンク3〜5で第
1乃至第3の処理液を作ったならば、第1乃至第3のポ
ンプ14,32,46を作動させたのち、第1の処理液
供給管51に設けられた第3の流量調節弁52を開放す
る。
【0041】それによって、第1の混合タンク3で作ら
れた第1の処理液は、第1の処理液供給管51を通じて
スピン処理装置2の第1のノズル体64に供給され、こ
の第1のノズル体64から回転テーブル63とともに回
転する基板Wに向けて噴射されるから、基板Wの表面に
形成された酸化膜が除去されることになる。
【0042】基板Wを第1の処理液によって所定時間処
理したならば、第3の流量調節弁52と閉じて第1の処
理液の供給を停止する。ついで、第2の処理液供給管5
4に設けられた第4の流量調節弁55を開き、所定濃度
のフッ硝酸からなる第2の処理液を上記第2の処理液供
給管54を通じて第2のノズル体65から基板Wに向け
て噴射する。酸化膜が除去された基板Wの表面は第2の
処理液によってエッチングされるから、それによって、
基板Wの表面に付着した金属やパーティクルなどの汚れ
が除去される。
【0043】第2の処理液による処理を所定時間行なっ
たならば、第4の流量調節弁55を閉じて第2の処理液
の供給を停止する。つぎに、第3の処理液供給管57に
設けられた第5の流量調整弁58を開き、第3の処理液
を上記第3の処理液供給管57を通じて第3のノズル体
66から基板Wに向けて噴射する。それによって、基板
Wの表面は第3の処理液によってエッチングされるか
ら、基板Wの表面に付着した金属汚れやパーティクルな
どの汚れが除去される。
【0044】第2の処理液と第3の処理液とはそれぞれ
フッ硝酸であるが、第2の処理液の濃度は第3の処理液
の濃度よりも高く設定されている。そのため、基板Wに
対する第2の処理液によるエッチング速度は、第3の処
理液によるエッチング速度よりも速いが、エッチングの
均一性に劣る。それに対して第3の処理液によるエッチ
ングは、第2の処理液よりも均一に行なえる。
【0045】したがって、基板Wを第2の処理液によっ
て短時間処理した後、第3の処理液によって所定時間処
理するようにすれば、この基板Wのエッチングを速く、
しかも均一に行なうことが可能となる。
【0046】基板Wには、1つの供給装置1によって三
種類の処理液を順次供給することができるため、設置ス
ペースやコストなどの低減を図ることが可能となる。
【0047】しかも、基板Wに供給される3種類の処理
液は互いに関連性を有する。つまり、第1の混合タンク
3で作られた第1の処理液を用いて第2の混合タンク4
で第2の処理液が作られ、第2の混合タンク4で作られ
た第2の処理液を用いて第3の混合タンク5で第3の処
理液が作られる。
【0048】したがって、第1乃至第3の処理液を全く
別々の装置で作る場合に比べ、これら3種類の処理液を
作るための供給装置1の構成の簡略化や小型化、さらに
はコストの低減などを図ることができる。
【0049】上記一実施の形態では基板Wにフッ酸及び
フッ硝酸を供給する場合について説明したが、第1乃至
第3の処理液として第1乃至第3の混合タンク3〜5で
濃度が順次低くなるフッ酸を作るようにしてもよい。
【0050】たとえば、フッ酸によって基板Wの表面に
形成された酸化膜をエッチング除去する場合、最初に第
1の混合タンク3で作られた最も濃度の高いフッ酸で基
板Wを処理する。ついで、基板Wを第2の混合タンク4
で作られたフッ酸によって処理した後、第3の混合タン
ク5で作られた最も濃度の低いフッ酸によって基板Wを
処理するということが行なわれることがある。
【0051】このように、基板Wを処理するフッ酸の濃
度を順次低くすれば、濃度の高いフッ酸によってエッチ
ング速度を速めることができ、濃度の低いフッ酸によっ
てエッチングの均一性を高めることができるから、単一
の濃度のフッ酸だけでエッチング処理する場合に比べて
処理能率の向上と処理の均一性を図ることが可能とな
る。
【0052】第1乃至第3の混合タンク3〜5でそれぞ
れ濃度の異なるフッ酸を作る場合、第2の混合タンクに
は第1の混合タンク3で作られた所定濃度のフッ酸が供
給されるため、第2の混合タンク4には純水だけを供給
すればよく、同様に第3の混合タンク5には第2の混合
タンク4で作られた所定濃度のフッ酸が供給されるか
ら、この第3の混合タンク5にも純水だけを供給すれば
よい。
【0053】3つの混合タンク3〜5でそれぞれ異なる
濃度のフッ酸を別々に作る場合、各混合タンク3〜5に
はそれぞれフッ酸と純水とを供給する2本の液体供給管
を接続しなければならない。
【0054】しかしながら、この実施の形態では、第1
乃至第3の混合タンク3〜5をそれぞれ接続管13,3
1で直列に接続し、上流側の混合タンクで作られたフッ
酸を下流側の混合タンクに供給する構成である。そのた
め、第2、第3の混合タンク4,5にはフッ酸を供給す
るための液体供給管を用いてフッ酸供給部からフッ酸を
供給するということをせずにすむから、そのことによっ
ても構成を簡略化することが可能となる。つまり、図1
に示す構成において、第3の液体供給管23が不要とな
る。
【0055】基板Wをフッ酸によって処理する場合、p
pm単位の低濃度のフッ酸が要求される場合がある。そ
の場合、純水に対してフッ酸が微量となるため、フッ酸
の供給量を精密に制御することが困難となることがあ
る。
【0056】しかしながら、この発明では、複数の混合
タンク3〜5を直列に接続し、フッ酸の濃度を順次低下
させるようにしている。そのため、第1の混合タンク3
に供給されるフッ酸の量を比較的多く設定することが可
能となり、第2、第3の混合タンク3,4にはフッ酸を
供給せずにすむから、上記第1の混合タンク3へのフッ
酸の供給量の制御を精度よく行なうことが可能となる。
【0057】しかも、第2、第3の混合タンク4,5に
供給する純水の量は十分に多いから、その供給量は高精
度に制御することができる。つまり、第3の混合タンク
5において、所望する低濃度のフッ酸を高精度に作るこ
とが可能となる。
【0058】この発明の他の応用例としては、第1の混
合タンク3では第1の処理液としてアンモニアと純水と
を混合して所定濃度のアンモニア水を作り、第2の混合
タンク4では第2の処理液として第1の混合タンク3で
作られたアンモニア水に過酸化水素を混合して第2の処
理液としてのアンモニア過水を作るようにしてもよい。
この場合、第3の混合タンク5は用いなくてもよいが、
第2の混合タンク4で作られたアンモニア過水に純水を
供給して第2の混合タンクで作られたアンモニア過水と
濃度の異なるアンモニア過水を作るようにしてもよい。
【0059】この発明のさらに他の応用例としては、第
1乃至第3の混合タンク3〜5で関連性のない処理液を
作るようにしてもよい。たとえば、第1の混合タンク3
では硝酸、過酸化水素水及び純水を混合して第1の処理
液とし、第2の混合タンク4では塩酸、過酸化水素水及
び純水を混合して第2の処理液とし、第3の混合タンク
5ではフッ酸と純水を混合して第3の処理液としてもよ
い。この場合、第3の混合タンク5には2本の液体供給
管を接続しなければならないことになる。
【0060】この発明は上記各実施の形態に限定され
ず、種々変形可能である。たとえば、直列に接続される
混合タンクの数は3つでなく、2つ或いは4つ以上であ
ってもよく、要は処理部に所望する複数種の処理液を供
給することができる構成であればよい。
【0061】さらに、処理部としてはスピン処理装置に
限定されず、基板を搬送ローラによって所定方向に搬送
しながら処理する、たとえばシャワーノズル式の処理部
であってもよい。
【0062】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、直列に
接続された複数の混合タンクによってそれぞれ異なる種
類の処理液を作るようにした。
【0063】つまり、上流側の混合タンクで作られた処
理液を下流側の混合タンクに供給し、そこで新たな液体
を加えることで、種類の異なる処理液を順次作ることが
できるから、装置の大型化やコスト上昇を招くことな
く、複数種の処理液を供給することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の処理液の供給装置が用いられた基板
処理装置の概略的構成図。
【図2】上記供給装置から処理液が供給されるスピン処
理装置の概略図。
【符号の説明】
1…供給装置 2…スピン処理装置(処理部) 3…第1の混合タンク 4…第2の混合タンク 5…第3の混合タンク 6…第1の液体供給管 7…第2の液体供給管 11…フッ酸原液供給部 12…第1の純水供給部 13…第1の接続管 23…第3の液体供給管 24…第4の液体供給管 27…硝酸供給部 28…第2の純水供給部 31…第2の接続管 41…第5の液体供給管 43…第3の純水供給部 51…第1の処理液供給管 54…第2の処理液供給管 57…第3の処理液供給管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/304 648 H01L 21/304 648K Fターム(参考) 2H090 HC14 HC18 JC19 3B201 AA01 AA33 BB03 BB22 BB62 BB93 BB96 4G068 AA02 AA04 AA06 AB15 AC05 AD21 AD49

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の液体を混合して処理液を作り、そ
    の処理液を供給部に供給する処理液の供給装置におい
    て、 複数の混合タンクと、 これらの混合タンクを順次直列に接続した複数の接続管
    と、 各混合タンクに液体を供給するとともに直列の最上流に
    位置する混合タンクに少なくとも2種類の液体を供給
    し、それ以外の供給タンクには上流側の供給タンクで作
    られ上記接続管によって下流側の混合タンクに供給され
    る処理液とでこの処理液と異なる種類の処理液を作る液
    体を供給する複数の液体供給管と、 上記各接続管に接続され各混合タンクで作られた処理液
    を上記供給部にそれぞれ供給する複数の処理液供給管
    と、 を具備したことを特徴とする処理液の供給装置。
  2. 【請求項2】 直列に接続された3つの混合タンクを有
    し、最上流の混合タンクにはフッ酸と純水が供給され、
    つぎの混合タンクには硝酸と純水とが供給され、最後の
    混合タンクには純水が供給されることを特徴とする請求
    項1記載の処理液の供給装置。
  3. 【請求項3】 最上流の混合タンクにはフッ酸と純水と
    が供給され、それ以外の混合タンクには最上流の混合タ
    ンクで作られた所定濃度のフッ酸を順次希釈する純水が
    供給されることを特徴とする請求項1記載の処理液の供
    給装置。
  4. 【請求項4】 直列に接続された少なくとも2つの混合
    タンクを有し、最初の混合タンクにはアンモニアと純水
    が供給され、つぎの混合タンクには過酸化水素水と純水
    とが供給されることを特徴とする請求項1記載の処理液
    の供給装置。
  5. 【請求項5】 複数の液体を混合して処理液を作り、そ
    の処理液を供給部に供給する処理液の供給方法におい
    て、 直列に接続された複数の混合タンクを有し、最上流の混
    合タンクに複数の液体を供給して処理液を作る工程と、 最上流の混合タンクで作られた処理液を下流側の混合タ
    ンクに供給する工程と、上流側の混合タンクから下流側
    の混合タンクに供給された処理液に液体を供給して上流
    側から供給された処理液と異なる種類の処理液を作る工
    程と、 を具備したことを特徴とする処理液の供給方法。
  6. 【請求項6】 処理液によって基板を処理する基板処理
    装置において、 処理液の供給装置と、 この供給装置から供給された処理液によって上記基板を
    処理する処理部とを有し、 上記供給装置は請求項1に記載された構成であることを
    特徴とする基板処理装置。
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