JP2003339891A - 荷電粒子照射装置 - Google Patents

荷電粒子照射装置

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JP2003339891A
JP2003339891A JP2002149369A JP2002149369A JP2003339891A JP 2003339891 A JP2003339891 A JP 2003339891A JP 2002149369 A JP2002149369 A JP 2002149369A JP 2002149369 A JP2002149369 A JP 2002149369A JP 2003339891 A JP2003339891 A JP 2003339891A
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irradiation
particle beam
scanning
patient
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JP2002149369A
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Manabu Mizota
学 溝田
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 治療台の移動方向を限定して、治療台を移動
させる駆動機構を簡素化する等の荷電粒子照射装置を得
ることを目的とする。 【解決手段】 荷電粒子照射装置1は、患者102を中
心とした円環軌道を移動し所定位置から患者102に向
けて荷電粒子ビームを照射する照射手段3と、照射手段
3に荷電粒子ビームを輸送する輸送手段104と、患者
102を乗せて軸線Aに沿って移動する治療台2とを備
えている。照射手段3は、荷電粒子ビームを患者102
に向けて偏向する終段偏向電磁石4と、終段偏向電磁石
4からの荷電粒子ビームを偏向し、かつ、時間的に偏向
角度を変化させる走査用偏向電磁石5とを有している。
照射手段3は、荷電粒子ビームを軸線Aに対して垂直方
向に走査しつつ、治療台102が軸線Aに沿って移動す
ることにより、荷電粒子ビームの照射位置が患部全体に
移動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、荷電粒子ビーム
を被照射体に照射する荷電粒子照射装置に関し、例えば
陽子等を患部に照射して癌等の治療に用いられる荷電粒
子照射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は、従来の荷電粒子照射装置の構成
を示す模式図である。この荷電粒子照射装置は、例えば
癌等の治療をする際に、患部に電子、陽子、あるいは重
イオン等の荷電粒子ビームを照射する装置である。図7
において、荷電粒子照射装置101は、被照射体である
患者102を乗せて寝かせる支持手段である治療台10
3を備えている。この荷電粒子照射装置101は、図示
しない加速器で加速された荷電粒子ビームを患者102
の周囲に輸送する輸送手段104と、この輸送手段10
4によって輸送された荷電粒子ビームを患者102に向
けて照射する照射手段105とを備えている。この輸送
手段104及び照射手段105は、図示しない構造物に
支持されており、この構造物とともに一体となって軸線
Aを中心に回転するようになっている。また、治療台1
03は、患者102がこの治療台103上に乗って寝て
いる状態で患者102が軸線A上に配置されるように、
位置が調整されている。なお、患者102は、軸線Aに
沿って横たわるようになっている。
【0003】輸送手段104は、内部が真空で荷電粒子
ビームの通過経路となっているビームダクトと、このビ
ームダクトの軸線方向に複数配列され、荷電粒子ビーム
の収束あるいは拡散を防止する四極電磁石と、荷電粒子
ビームを照射手段105に輸送するために荷電粒子ビー
ムの経路107を曲げる輸送偏向電磁石106とを有し
ている。なお、図7においては、ビームダクト及び四極
電磁石を省略し、輸送偏向電磁石106及び荷電粒子ビ
ームの経路107のみを示している。
【0004】照射手段105は、輸送手段104と一体
となって軸線Aを中心に回転することにより、患者10
2を中心とした円環軌道上を移動するようになってい
る。また、この照射手段105は、荷電粒子ビームを所
定のエネルギで軸線Aに沿って走査しつつ患者102に
照射するようになっている。照射手段105は、輸送手
段104から入射した荷電粒子ビームを時間的に角度を
変化させて偏向する走査用偏向部である走査用偏向電磁
石108と、この走査用偏向電磁石108からの荷電粒
子ビームを治療台103上の患者102に向けて偏向す
る終段偏向部である終段偏向電磁石109とを有してい
る。また、照射手段105は、終段偏向電磁石109の
患者102側に荷電粒子ビームのエネルギを調整するデ
ィグレーダ110及び荷電粒子ビームの位置、線量を計
測するモニタ111を有している。
【0005】図8は、走査用偏向電磁石108の配置構
成を示す模式的な斜視図である。図8において、走査用
偏向電磁石108は、隙間112を介して互いに対向し
て配置された第1界磁電磁石113及び第2界磁電磁石
114を有している。第1界磁電磁石113及び第2界
磁電磁石114は、それぞれ互いに対向する平行な対向
面113a及び対向面114aを有しており、図示しな
い電源からの通電により隙間112に磁界が発生するよ
うになっている。この走査用偏向電磁石108において
は、荷電粒子ビームが図8の矢印115に示す経路で隙
間112に入射するようになっている。即ち、対向面1
13a及び対向面114aに平行で隙間112を通る平
面116上を荷電粒子ビームが進行して隙間112に入
射するようになっている。走査用偏向電磁石108にお
いては、磁界が発生している隙間112に荷電粒子ビー
ムが入射することから、荷電粒子ビームは隙間112で
偏向されるようになっている。
【0006】隙間112に発生する磁界は、時間的に変
化するようになっており、荷電粒子ビームを平面116
上で偏向させるとともに、この偏向角度が時間的に変化
するように調整されている。このことから、隙間112
においては、荷電粒子ビームの経路が時間の経過に伴っ
て平面116上を変化するようになっている。また、走
査用偏向電磁石108は、平面112が軸線Aを含むよ
うに配置方向が決められ、この配置方向で固定されてい
る。即ち、走査用偏向電磁石108は、対向面113a
及び対向面114aが軸線Aに平行になるように配置さ
れている。
【0007】終段偏向電磁石109は、図示しない電源
からの通電により磁界を発生して、走査用偏向電磁石1
08から射出した荷電粒子ビームを患者102に向けて
偏向するものである。荷電粒子ビームは、走査用偏向電
磁石108で時間的に異なる偏向角度で偏向されるの
で、終段偏向電磁石109に入射するときには、その経
路に幅を有するようになっている。従って、終段偏向電
磁石109の入射部分は、この荷電粒子ビームの経路幅
よりも大きくなっている。また、終段偏向電磁石109
は、これら入射角度の異なる荷電粒子ビームをそれぞれ
患者102に向けて同一方向に偏向するように磁界が調
整されている。
【0008】治療台103は、図示しないモータ等の駆
動機構により軸線Aに垂直方向に移動するようになって
いる。図9は、図7の矢印120の向きから視た荷電粒
子照射装置101の部分的な模式図である。図9におい
て、治療台103は、軸線Aに沿った方向及び荷電粒子
ビームの照射方向の両方向に垂直となる方向に患者10
2を乗せたまま移動するようになっている。例えば、照
射手段105が位置P1にある場合、矢印121の方向
に移動し、照射手段105が位置Q1にある場合、矢印
122の方向に移動するようになっている。
【0009】荷電粒子照射装置101は、照射手段10
5によって照射する荷電粒子ビームを軸線A方向に沿っ
て複数回走査しつつ、治療台103が軸線A方向及び荷
電粒子ビームの照射方向の両方向に垂直となる方向に移
動することにより、荷電粒子ビームの照射位置が患者1
02の患部全体を移動するようになっている。ここで、
荷電粒子ビームのエネルギは、患者102における患部
の深さによって照射手段105のディグレーダ110及
びモニタ111を通して調整されるようになっている。
【0010】このように構成された荷電粒子照射装置1
01は、患者102の所望の領域である患部全体に荷電
粒子ビームを照射する際、以下のように動作する。ま
ず、患者102が治療台103に軸線Aに沿って横たわ
って乗せられる。次に、図示しない構造物が軸線Aを中
心に回転することにより輸送手段104及び照射手段1
05が一体となって軸線A周りに回転し、照射手段10
5が患者102の患部に向く所定位置に移動する。その
後、図示しない加速器からの荷電粒子ビームが輸送手段
104を通じて照射手段105に入射する。荷電粒子ビ
ームは、走査用偏向電磁石108で偏向され、最終偏向
電磁石109で患者102の患部に向かって偏向され
る。この走査用偏向電磁石108での偏向角度は、時間
的に変化するようになっており、ここを通過する荷電粒
子ビームは時間の経過に伴ってその経路が変化する。こ
の最終偏向電磁石109を通過した荷電粒子ビームは、
ディグレーダ110及びモニタ111を通って所望のエ
ネルギを有する荷電粒子ビームとなり、患者102の患
部に照射される。この照射される荷電粒子ビームは、走
査用偏向電磁石108での経路の変化に伴って軸線Aに
沿って走査される。一方、治療台103は、荷電粒子ビ
ームの走査方向、即ち軸線A方向に垂直な方向に患者1
02とともに移動する。このようにして、荷電粒子ビー
ムの走査及び治療台103の移動の両方が行われて、患
者102の患部全体に荷電粒子ビームが照射される。
【0011】また、図10は、特開平11−11407
8公報に示されたものと同様の第2の従来例である荷電
粒子照射装置における走査用偏向電磁石を示す斜視図で
ある。この第2の従来例である荷電粒子照射装置201
の構成は、走査用偏向電磁石202を除き、荷電粒子照
射装置101の構成と同様となっている。走査用偏向電
磁石202は、最終偏向電磁石109の患者102側に
配置されており、荷電粒子ビームが最終偏向電磁石10
9で患者102に向けて偏向された後に走査用偏向電磁
石202に入射軸203に沿って入射するようになって
いる。走査用偏向電磁石202は、方向が互いに逆で強
度及び有効磁界(入射軸203に沿った長さ)が同じで
ある均一な磁場をそれぞれ貫通孔204、205に発生
する2個の走査電磁部206、207を有している。ま
た、走査用偏向電磁石202は、入射軸203を中心に
走査電磁部206及び207を回転させる駆動機構20
8を有している。駆動機構208は、モータ209及び
伝達歯車210を有している。
【0012】従って、走査電磁部206、207は入射
軸203を中心に回転することができ、この回転によっ
て荷電粒子ビームの走査方向を二次元的に調整すること
ができる。このようにして、患者102の一定範囲の患
部領域に治療台103を移動させずに荷電粒子ビームを
照射することができる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】荷電粒子照射装置10
1においては、例えば図9に示すように、照射手段10
5が患者102の真上の位置P1にある場合では、治療
台103は矢印121の方向、即ち水平方向に移動し、
照射手段105が患者102からみて斜めの位置Q1に
ある場合では、治療台103は矢印121とは異なる矢
印122の方向、即ち斜め方向に移動する。このよう
に、照射手段105の位置が異なると治療台103が移
動する方向も異なり、これらすべての方向に治療台10
3が移動可能となるように駆動機構を複雑で高価なもの
としなければならないという問題点があった。また、こ
のように治療台103が上下方向、水平方向あるいは斜
め方向といった異なる方向に移動するので、治療台10
3に横たわっている患者102に不快感を与えるという
問題点もあった。
【0014】また、走査用偏向電磁石108は、終段偏
向電磁石109からみて輸送手段104側に配置されて
いるので、荷電粒子ビームは、走査用偏向電磁石108
で偏向された後に終段偏向電磁石109に入射する。こ
の荷電粒子ビームは、走査用偏向電磁石108によって
その経路に幅ができていることから、終段偏向電磁石1
09はこの経路幅をすべて受け入れる程度に大型化す
る。このことから、終段偏向電磁石109の重量、及び
それを支持する構造物の重量が大きくなり、回転駆動の
負荷が大きくなるだけでなく、構造物自体のたわみによ
って荷電粒子ビームの照射位置の精度が低下するという
問題点もあった。
【0015】また、荷電粒子照射装置201は、治療台
103を移動させずに患者102に対して二次元的に荷
電粒子ビームを照射することができるが、走査用偏向電
磁石202は走査電磁部206、207を回転させる駆
動機構208を有する必要があるため、上記と同様に構
造物の回転駆動の負荷及び照射位置精度の低下等が生じ
るという問題点があった。
【0016】また、走査用偏向電磁石202が荷電粒子
ビームを走査することのできる範囲は、走査電磁部20
6、207の貫通孔204、205の幅によって決定さ
れるので、患者102における患部が広範囲に渡るとそ
れだけ荷電粒子ビームを走査させる距離を大きくするた
めに貫通孔204、205の幅を大きくする必要があ
る。このため、走査電磁部206、207が大型とな
り、走査用偏向電磁石202自体も大型化することによ
って生じる上記と同様の問題点もあった。
【0017】そこでこの発明は、上記のような問題点を
解決することを課題とするもので、治療台を移動させる
駆動機構を簡素化するとともに広範囲に渡って照射可能
な荷電粒子照射装置を得ることを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】この発明に係る荷電粒子
照射装置は、被照射体を中心とした円環軌道を移動する
とともに、前記円環軌道上の所定位置から前記被照射体
に向けて荷電粒子ビームを照射する照射手段と、前記照
射手段に前記荷電粒子ビームを輸送する輸送手段と、前
記被照射体を乗せて前記円環軌道の中心軸線に沿って移
動する支持手段とを備え、前記照射手段は、前記荷電粒
子ビームを偏向させるとともにその偏向角度を同一の平
面上で時間的に変化させる走査用偏向部を有し、前記走
査用偏向部によって前記被照射体に対する前記荷電粒子
ビームの走査方向が前記中心軸線と交差するようになっ
ており、前記支持手段が前記被照射体を前記中心軸線に
沿って移動させつつ、前記照射手段が前記荷電粒子ビー
ムを前記中心軸線と交差させて走査することにより、前
記被照射体における前記荷電粒子ビームの照射位置が前
記被照射体における所望の領域内を移動するようになっ
ている。
【0019】また、前記照射手段は、前記荷電粒子ビー
ムの照射方向を決定する終段偏向部を有しており、前記
走査用偏向部は、前記終段偏向部よりも前記被照射体側
に配置されている。
【0020】また、前記走査用偏向部は、進行する前記
荷電粒子ビームを前記偏向角度で偏向させる第1走査用
磁石と、前記第1走査用磁石により偏向された前記荷電
粒子ビームを前記偏向角度だけ逆向きに偏向して前記進
行する方向に戻す第2走査用磁石とを有し、前記被照射
体の各前記照射位置に照射される前記荷電粒子ビームの
前記照射方向が同一方向となるようになっている。
【0021】また、前記照射手段は、前記荷電粒子ビー
ムを前記中心軸線に対して垂直方向に走査するようにな
っている。
【0022】また、前記照射手段は、前記照射位置の移
動する方向が前記被照射体において前記中心軸線に対し
て垂直方向となるように、前記走査する方向及び速度が
前記被照射体の移動速度に対応して設定されている。
【0023】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態につ
いて説明するが、従来例のものと同一又は同等部材、部
位は、同一符号を付して説明する。 実施の形態1.図1は、この発明の実施の形態1に係る
荷電粒子照射装置の模式図であり、図2は、図1の矢印
10に沿って視た荷電粒子照射装置の部分的な模式図で
ある。図1及び図2において、荷電粒子照射装置1は、
被照射体である患者102を乗せて寝かせる支持手段で
ある治療台2を備えている。この荷電粒子照射装置1
は、図示しない加速器で加速された荷電粒子ビームを患
者102の周囲に輸送する輸送手段104と、この輸送
手段104によって輸送された荷電粒子ビームを患者1
02に向けて照射する照射手段3とを備えている。この
輸送手段104及び照射手段3は、図示しない構造物に
支持されており、この構造物とともに一体となって軸線
Aを中心に回転するようになっている。また、治療台2
は、患者102がこの治療台2上に乗って寝ている状態
で患者102が軸線A上に配置されるように、位置が調
整されている。なお、患者102は、軸線Aに沿って横
たわるようになっている。
【0024】照射手段3は、構造物が軸線Aを中心に回
転することにより、患者102を中心とした円環軌道上
を移動するようになっている。また、この照射手段3
は、この円環軌道上の所定位置から荷電粒子ビームを所
望のエネルギで軸線Aに対して垂直方向に走査しつつ患
者102に照射するようになっている。照射手段3は、
輸送手段104から入射した荷電粒子ビームを治療台2
に横たわっている患者102に向けて偏向する終段偏向
部である終段偏向電磁石4と、終段偏向電磁石4から射
出された荷電粒子ビームを時間的に角度を変化させて偏
向する走査用偏向部である走査用偏向電磁石5とを有し
ている。また、照射手段3は、走査用偏向電磁石5の患
者102側に荷電粒子ビームのエネルギを調整するディ
グレーダ110及び荷電粒子ビームの位置、線量を計測
するモニタ111を有している。
【0025】終段偏向電磁石4は、従来例の終段偏向電
磁石109とは異なり、一方向に進行する荷電粒子ビー
ムを別の一方向に偏向するようになっている。また、終
段偏向電磁石4は、入射する荷電粒子ビームの経路幅が
小さいことから、従来例の終段偏向電磁石109よりも
全体的に大きさが小さくなっている。
【0026】走査用偏向電磁石5は、従来例の走査用偏
向電磁石108と構成は同様であるが、配置の向きが異
なっている。即ち、図3に示すように、走査用偏向電磁
石5においては、終段偏向電磁石4からの荷電粒子ビー
ムが矢印6に示す経路で隙間112に入射するようにな
っているが、この矢印6に示す経路を含み、対向面11
3a及び対向面114aに平行で隙間112を通る平面
7が軸線Aに対して垂直になるように、走査用偏向電磁
石5は配置されている。従って、隙間112を通過する
荷電粒子ビームは、平面7上で時間の経過に伴ってその
偏向角度が変化するようになっている。従って、図2に
示すように、この平面7上での時間的な偏向角度の変化
により、照射される荷電粒子ビームは軸線Aに対して垂
直方向に走査されるようになっている。
【0027】治療台2は、従来例の治療台103と構成
は同様であるが、移動するための駆動機構が異なって移
動する方向が異なっている。即ち、治療台2は、軸線A
に沿って移動するようになっている。他の構成は第1の
従来例と同様である。
【0028】このように構成された荷電粒子照射装置1
は、患者102の所望の領域である患部全体に荷電粒子
ビームを照射する際、以下のように動作する。まず、患
者102が治療台2に軸線Aに沿って横たわって乗せら
れる。次に、図示しない構造物が軸線Aを中心に回転す
ることにより輸送手段104及び照射手段3が一体とな
って軸線A周りに回転し、照射手段3が患者102の患
部に向く所定位置に移動する。その後、図示しない加速
器からの荷電粒子ビームが輸送手段104を通じて照射
手段3に入射する。この入射した荷電粒子ビームは、ま
ず終段偏向電磁石4に入射し、患者102の患部に向け
て偏向される。その後、走査用偏向電磁石5に入射した
荷電粒子ビームは、図3における平面7上で偏向され
る。この走査用偏向電磁石108での偏向角度は、時間
的に変化するようになっており、ここを通過する荷電粒
子ビームは時間の経過に伴ってその経路が変化する。こ
の走査用偏向電磁石5を通過した荷電粒子ビームは、デ
ィグレーダ110及びモニタ111を通って所望のエネ
ルギを有する荷電粒子ビームとなり、患者102の患部
に照射される。この照射される荷電粒子ビームは、走査
用偏向電磁石5での経路の変化に伴って軸線Aに対して
垂直方向に走査される。この走査は、患者102の患部
の幅に対応させて複数回行われる。一方、治療台2は、
荷電粒子ビームの走査方向に対して垂直な方向、即ち軸
線Aに沿った方向に患者102とともに移動する。
【0029】荷電粒子ビームの走査幅及び走査速度、軸
線Aに沿った治療台2の移動速度及び移動距離は、患者
102の患部の大きさに対応させて設定されており、こ
の設定に従って荷電粒子ビームが走査され、治療台2が
移動する。このことにより、この患部全体に荷電粒子ビ
ームの照射位置が移動する。また、ディグレーダ110
及びモニタ111は、それぞれの照射位置での患部の深
さに対応させて調整されており、このディグレーダ11
0及びモニタ111を通過した荷電粒子ビームは、その
深さで正確にエネルギを大きくしてそのエネルギを患部
に与える。
【0030】即ち、この荷電粒子照射装置1において
は、照射手段3の移動及び荷電粒子ビームの走査は、軸
線Aに対して垂直な平面上ですべて行われる。このこと
から、照射手段3が軸線A上の患者102を中心とした
円環軌道上のどの位置にあっても、治療台2は、軸線A
に沿って移動するだけで荷電粒子ビームの走査方向に対
して垂直方向に移動することとなる。例えば、図2に示
すように、照射手段3が患者102の真上のP1位置
(実線で示した照射手段3)、患者102からみて斜め
方向のQ1位置(点線で示した照射手段3)のいずれの
位置にある場合であっても、治療台2が軸線Aに沿って
移動することにより荷電粒子ビームの走査方向に対して
患者102の移動方向が垂直となるので、患者102の
患部全体に照射位置が移動可能となる。
【0031】従って、この荷電粒子照射装置1は、治療
台2の移動方向が軸線Aに沿った方向のみであるので、
治療台2を移動させる駆動機構が小型で安価になる。ま
た、治療台2の移動方向が一方向のみとなることから、
その上に横たわっている患者102に不快感を与えるこ
とも少なくなる。
【0032】また、照射手段3において、走査用偏向電
磁石5が終段偏向電磁石4の患者102側に配置されて
いるので、従来例のように終段偏向電磁石4が走査用偏
向電磁石5によって経路幅が大きくなった荷電粒子ビー
ムを入射させる必要はなくなり、終段偏向電磁石4は小
型となる。このことから、終段偏向電磁石4のコストが
低減するとともに、終段偏向電磁石4を支持する構造物
の重量も小さくなり、構造物のたわみによって生じる照
射位置の精度も向上する。
【0033】また、治療台2が軸線Aに沿って移動可能
であるので、広範囲に渡って荷電粒子ビームを照射する
ことができ、患部が大きくても荷電粒子照射装置1自体
を大型化する必要はない。
【0034】なお、荷電粒子ビームは、パルスビーム
で、このパルスごとに走査用偏向電磁石5において偏向
角度が変化しこのパルス間隔で走査(以下、スポットス
キャニングという)されてもよいし、また、連続ビーム
で、連続的に走査用偏向電磁石5において偏向角度が変
化し走査されてもよい。
【0035】また、荷電粒子ビームが軸線Aに交差して
走査されれば、患者102の患部における照射位置は二
次元的に移動可能であるので、荷電粒子ビームの走査方
向が軸線Aに対して垂直である必要はなく、荷電粒子ビ
ームの走査方向が軸線Aに沿った方向でなければどの方
向であっても構わない。
【0036】実施の形態2.図4は、この発明の実施の
形態2に係る荷電粒子照射装置の構成を示す要部模式図
である。この図4は、実施の形態1における図2に対応
したものである。図4において、荷電粒子照射装置11
は、走査用偏向部12を有する照射手段3を備えてい
る。走査用偏向部12は、終段偏向電磁石4からの荷電
粒子ビームの偏向角度を時間的に変化させる第1走査用
磁石である第1電磁石13と、この第1電磁石13によ
り偏向された荷電粒子ビームをその偏向角度だけ逆向き
に偏向する第2走査用磁石である第2電磁石14とを有
している。第1電磁石13は、実施の形態1における走
査用偏向電磁石5と同様の構成となっている。第2電磁
石14は、第1電磁石13と同様の構成で、配置の向き
も同様となっているが、発生する磁界が異なっている。
即ち、第1電磁石13で異なる偏向角度で偏向された各
荷電粒子ビームを患者102の患部に向けて同一の方向
に偏向するような磁界を発生している。他の構成は実施
の形態1と同様である。
【0037】このように構成された荷電粒子照射装置1
1においては、実施の形態1と同様にして荷電粒子ビー
ムは終段偏向電磁石4から射出される。この終段偏向電
磁石4からの荷電粒子ビームは、走査用偏向部12にお
いて第1電磁石13に入射し、時間的に偏向角度を変化
させて偏向される。これにより、荷電粒子ビームの経路
に幅を有するようになる。第1電磁石13で偏向された
荷電粒子ビームは、第2電磁石14に入射し、患者10
2の患部に向けて偏向される。この第2電磁石14にお
いては、入射した荷電粒子ビームはすべて患者102の
患部に向けて同一方向に偏向されるので、同一方向に照
射される荷電粒子ビームが患者102の患部に向けて走
査される。第2電磁石14を通過した荷電粒子ビーム
は、ディグレーダ110及びモニタ111を通って所望
のエネルギを有する荷電粒子ビームとなり、患者102
の患部に照射される。その他の動作は、実施の形態1と
同様である。
【0038】従って、荷電粒子照射装置11は、実施の
形態1と同様の効果を奏するとともに、常に患者102
の患部に向けて同一方向で照射される荷電粒子ビームが
走査されるので、照射位置に関しては、ななめ入射によ
る患部の深さを考慮することなく設定できる。
【0039】また、例えば実施の形態1のように同一方
向ではなく経路幅が広がる荷電粒子ビーム、即ち発散ビ
ームが照射される場合には、患者102の表面付近の皮
膚で荷電粒子ビームの照射密度が高く、それより深い位
置にある患部で荷電粒子ビームの照射密度が低くなる。
患部での照射密度を高くすれば、さらに皮膚での照射密
度が高くなり、皮膚に放射線障害が発生する虞がある
が、同一方向の照射とすることでこのような虞を軽減で
きる。
【0040】また、例えば深い位置に広がっている患部
にスポットスキャニングによる照射をする場合、患部に
おけるエネルギ分布は荷電粒子ビームの照射位置を重ね
合わせて形成されるが、照射される各荷電粒子ビームが
すべて同一方向、即ち平行であるので、このエネルギ分
布を求めるための計算も容易になる。
【0041】実施の形態3.図5は、この発明の実施の
形態3に係る荷電粒子照射装置による患者の患部におけ
る照射位置の移動方向及び荷電粒子ビームの走査方向を
示す概念図であり、図6は、軸線Aに対して垂直方向に
荷電粒子ビームを走査したときの患者の患部における照
射位置の移動方向を示す概念図である。この実施の形態
3に係る荷電粒子照射装置は、図1における荷電粒子照
射装置1と同様の構成であるが、走査用偏向電磁石5の
図3における平面7が軸線Aに対して垂直でなく、荷電
粒子ビームの入射軸(矢印6の荷電粒子ビームの経路)
を中心とした所定の回転角度で固定されている。このよ
うに固定された走査用偏向電磁石5により、荷電粒子ビ
ームは図5における矢印21の方向に走査されるように
なる。
【0042】図5及び図6に示すように、患者102の
患部22には、荷電粒子ビームが照射位置23で照射さ
れる。この照射位置23は、スポットスキャニングで荷
電粒子ビームが走査されることにより、患部22の領域
を移動する。図6に示すように、このスポットスキャニ
ングによる走査方向が軸線Aに対して垂直、即ち矢印2
4の方向である場合には、この走査されている間に、患
部22が治療台2によって軸線Aに沿った方向、即ち矢
印25の方向に移動することから、患部22における照
射位置23は、軸線Aに対して垂直方向ではなく、この
患部22が移動した分だけずれた方向、即ち矢印26の
方向に移動する。これに対して、この実施の形態に係る
荷電粒子照射装置によるスポットスキャニングの走査
は、図5に示すように、その走査方向が患部22の移動
に従ってその移動の向きに沿ってずれていくような方
向、即ち矢印21の方向になっている。即ち、スポット
スキャニングによる走査方向及び走査速度が患部22の
移動速度に対応して設定されている。従って、患部22
における照射位置23は、患部22上において軸線Aに
対して垂直方向、即ち矢印27の方向に移動する。患部
22を移動させながら、この矢印21の方向のスポット
スキャニングによる走査を複数回行うことで、軸線Aに
対して垂直方向に照射位置23を移動させて患部22全
体を照射することができる。
【0043】従って、このように構成された荷電粒子照
射装置により、患部22における照射位置23を軸線A
に対して垂直方向に移動させることができるので、実施
の形態1と同様の効果を奏するとともに、患部22全体
を走査する回数及び走査距離等を軸線Aを基準とする直
角座標で表すことができ、容易にこれらの走査パラメー
タを求めることができる。
【0044】なお、実施の形態2の走査用偏向部12を
この実施の形態3の荷電粒子照射装置に適用すると、さ
らに実施の形態2と同様の効果も奏する。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明に係る荷電粒子照射装置は、被照射体を中心とした円
環軌道を移動するとともに、前記円環軌道上の所定位置
から前記被照射体に向けて荷電粒子ビームを照射する照
射手段と、前記照射手段に前記荷電粒子ビームを輸送す
る輸送手段と、前記被照射体を乗せて前記円環軌道の中
心軸線に沿って移動する支持手段とを備え、前記照射手
段は、前記荷電粒子ビームを偏向させるとともにその偏
向角度を同一の平面上で時間的に変化させる走査用偏向
部を有し、前記走査用偏向部によって前記被照射体に対
する前記荷電粒子ビームの走査方向が前記中心軸線と交
差するようになっており、前記支持手段が前記被照射体
を前記中心軸線に沿って移動させつつ、前記照射手段が
前記荷電粒子ビームを前記中心軸線と交差させて走査す
ることにより、前記被照射体における前記荷電粒子ビー
ムの照射位置が前記被照射体における所望の領域内を移
動するようになっているので、前記支持手段は、前記中
心軸線に沿った移動のみとなり、この移動方向が限定さ
れていることによって前記支持手段を移動させる駆動機
構が簡単な構成で小型となり、安価となる。また、前記
支持手段が一方向の移動であることから、被照射体が患
者である場合には、患者に不快感を与えにくくなる。さ
らに、広範囲に渡って前記荷電粒子ビームを照射するこ
とができる。
【0046】また、前記照射手段は、前記荷電粒子ビー
ムの照射方向を決定する終段偏向部を有しており、前記
走査用偏向部は、前記終段偏向部よりも前記被照射体側
に配置されているので、前記終段偏向部は、前記走査用
偏向部で偏向角度が時間的に変化する前記荷電粒子ビー
ムを受け入れる必要がなくなって小さくなり、安価にな
るとともに、重量が小さくなることから、たわみによる
前記照射位置の精度も向上する。
【0047】また、前記走査用偏向部は、進行する前記
荷電粒子ビームを前記偏向角度で偏向させる第1走査用
磁石と、前記第1走査用磁石により偏向された前記荷電
粒子ビームを前記偏向角度だけ逆向きに偏向して前記進
行する方向に戻す第2走査用磁石とを有し、前記被照射
体の各前記照射位置に照射される前記荷電粒子ビームの
前記照射方向が同一方向となるようになっているので、
前記被照射体における深さ方向の前記荷電粒子ビームの
照射密度を一定にでき、深さによって照射密度が異なる
ことによる弊害を除去できるとともに、前記所望の領域
におけるエネルギ分布も深さに関係なく照射回数を重ね
合わせて形成できる。
【0048】また、前記照射手段は、前記荷電粒子ビー
ムを前記中心軸線に対して垂直方向に走査するようにな
っているので、容易に前記支持手段を前記中心軸線に沿
った移動のみとすることができ、この移動方向が限定さ
れていることによって前記支持手段を移動させる駆動機
構が簡単な構成で小型となり、安価となる。また、前記
支持手段が一方向の移動であることから、被照射体が患
者である場合には、患者に不快感を与えにくくなる。
【0049】また、前記照射手段は、前記照射位置の移
動する方向が前記被照射体において前記中心軸線に対し
て垂直方向となるように、前記走査する方向及び速度が
前記被照射体の移動速度に対応して設定されているの
で、前記中心軸線を基準とした直角座標系で前記走査す
る距離及び回数等を容易に求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る荷電粒子照射
装置の模式図である。
【図2】 図1の荷電粒子照射装置の部分的な模式図で
ある。
【図3】 走査用偏向電磁石の配置構成を示す模式的な
斜視図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る荷電粒子照射
装置の構成を示す要部模式図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係る荷電粒子照射
装置による患者の患部での照射位置の移動方向及び荷電
粒子ビームの走査方向を示す概念図である。
【図6】 軸線Aに対して垂直方向に荷電粒子ビームを
走査したときの患者の患部における照射位置の移動方向
を示す概念図である。
【図7】 従来の荷電粒子照射装置の構成を示す模式図
である。
【図8】 従来の走査用偏向電磁石の配置構成を示す模
式的な斜視図である。
【図9】 図7の荷電粒子照射装置の部分的な模式図で
ある。
【図10】 第2の従来例である荷電粒子照射装置の走
査用偏向電磁石の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1,11 荷電粒子照射装置、2 治療台(支持手
段)、3 照射手段、4終段偏向電磁石(終段偏向
部)、5 走査用偏向電磁石(走査用偏向部)、7平
面、12 走査用偏向部、13 第1電磁石(第1走査
用磁石)、14 第2電磁石(第2走査用磁石)、22
患部(所望の領域)、23 照射位置、102 患者
(被照射体)、104 輸送手段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被照射体を中心とした円環軌道を移動す
    るとともに、前記円環軌道上の所定位置から前記被照射
    体に向けて荷電粒子ビームを照射する照射手段と、 前記照射手段に前記荷電粒子ビームを輸送する輸送手段
    と、 前記被照射体を乗せて前記円環軌道の中心軸線に沿って
    移動する支持手段とを備え、 前記照射手段は、前記荷電粒子ビームを偏向させるとと
    もにその偏向角度を同一の平面上で時間的に変化させる
    走査用偏向部を有し、前記走査用偏向部によって前記被
    照射体に対する前記荷電粒子ビームの走査方向が前記中
    心軸線と交差するようになっており、 前記支持手段が前記被照射体を前記中心軸線に沿って移
    動させつつ、前記照射手段が前記走査方向を前記中心軸
    線と交差させて前記荷電粒子ビームを走査することによ
    り、前記被照射体における前記荷電粒子ビームの照射位
    置が前記被照射体における所望の領域内を移動するよう
    になっていることを特徴とする荷電粒子照射装置。
  2. 【請求項2】 前記照射手段は、前記荷電粒子ビームの
    照射方向を決定する終段偏向部を有しており、 前記走査用偏向部は、前記終段偏向部よりも前記被照射
    体側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載
    の荷電粒子照射装置。
  3. 【請求項3】 前記走査用偏向部は、進行する前記荷電
    粒子ビームを前記偏向角度で偏向させる第1走査用磁石
    と、前記第1走査用磁石により偏向された前記荷電粒子
    ビームを前記偏向角度だけ逆向きに偏向して前記進行す
    る方向に戻す第2走査用磁石とを有し、 前記被照射体の各前記照射位置に照射される前記荷電粒
    子ビームの前記照射方向が同一方向となるようになって
    いることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の荷
    電粒子照射装置。
  4. 【請求項4】 前記照射手段は、前記荷電粒子ビームを
    前記中心軸線に対して垂直方向に走査するようになって
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに
    記載の荷電粒子照射装置。
  5. 【請求項5】 前記照射手段は、前記照射位置の移動す
    る方向が前記被照射体において前記中心軸線に対して垂
    直方向となるように、前記走査する方向及び速度が前記
    被照射体の移動速度に対応して設定されていることを特
    徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の荷電粒
    子照射装置。
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