JP2003339842A - 空気調整装置 - Google Patents

空気調整装置

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JP2003339842A
JP2003339842A JP2002160408A JP2002160408A JP2003339842A JP 2003339842 A JP2003339842 A JP 2003339842A JP 2002160408 A JP2002160408 A JP 2002160408A JP 2002160408 A JP2002160408 A JP 2002160408A JP 2003339842 A JP2003339842 A JP 2003339842A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 火気を伴わない蒸散方式を有し、火災や火傷
のおそれがなく、芳香成分を排出する空気調整装置であ
って、芳香成分のみによるリラックス効果に比べ、さら
にリラックス効果の高い空気調整装置とすること。 【解決手段】 芳香液を収容する容器20と、容器20
に嵌合する排気孔30bを有する蓋体30と、容器20
内に配設される筒体22と、容器20に収容された芳香
液を筒体22に散水する散水手段26と、芳香液の蒸散
成分を含む空気を容器20の外部へ排出する排気手段2
9と、散水手段26および排気手段29とを駆動させる
駆動手段Mとからなることを特徴とする空気調整装置1
0である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内でアロマテラ
ピー等の芳香浴を楽しむために、芳香液を蒸散させる空
気調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、アロマテラピーを楽しむため
に、ロウソクや電球等の加熱熱源の上に蒸発皿を配設
し、蒸発皿に所望の芳香液を入れて芳香成分を蒸発させ
るために使用する空気調整装置としてアロマポットが提
供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】健康志向の高まりと共
に、アロマテラピー等の芳香浴をすることにより、身体
の自然治癒力を高める効果があることや、心身を癒す効
果があるということに注目が寄せられている。このよう
なアロマテラピーの人気により、加熱熱源にロウソクや
電球を用いたタイプのアロマポットが大量に流通してい
る。これらのアロマポットを用いることにより、ロウソ
クの炎や電球の光によりリラックス効果が得られること
や、加熱熱源としてのロウソクや電球は入手が容易であ
るため、日常の使い勝手は良好であるといった固有の長
所があるものの、ロウソクの炎の不始末や、電球への電
源切り忘れなどに起因する火災の発生のおそれがある。
また、幼児等が誤って加熱熱源に接触することにより、
火傷をするおそれがあるなどといった課題も存在してい
る。 さらには、蒸発皿は外部に直接あらわれているため、蒸
発皿の芳香液がこぼれてしまうといった課題もある。
【0004】本発明は、ロウソク等の熱源を用いずに芳
香液の芳香成分を空気中に放出することが可能であり、
芳香液が空気調整装置から容易にこぼれない構造を有し
ながらも、従来のアロマポットが有していたリラックス
効果を併せ持つことを可能にした空気調整装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明者は種々の検討を行った結
果、熱源を用いなくても、芳香液の芳香成分を効率的に
蒸発させることに想到し、本発明を完成させた。本発明
は以下の構成からなる。すなわち、本願発明は、芳香液
を収容する容器と、該容器に嵌合する排気孔を有する蓋
体と、前記容器内に配設される筒体と、前記容器に収容
された芳香液を前記筒体に散水する散水手段と、前記芳
香液の蒸散成分を含む空気を容器外へ排出する排気手段
と、前記散水手段および排気手段とを駆動させる駆動手
段とからなることを特徴とする空気調整装置である。本
装置は、容器に収容された芳香液を散水手段によりつつ
体に衝突させ、芳香液を蒸散させ、芳香液の蒸散成分を
排気装置により装置外へ排出させ、香りによるリラック
ス効果を得ようとするものである。芳香液の芳香成分を
蒸散させるためには、必ずしも芳香液を加熱せずとも良
く、芳香液の液滴を細かく粉砕して空中に放出すること
により、常温であっても空気中に蒸散させることができ
る。これにより、空気調整装置における芳香液の蒸散手
段から火気や熱気を除去することができ、安全な空気調
整装置を提供することができる。
【0006】また、他の形態として、本願発明におい
て、前記散水手段と、前記排気手段とは、前記蓋体に内
設された前記駆動手段の駆動軸を介して前記蓋体に一体
に形成することが好ましい。これにより、容器内への芳
香液の補充、交換作業を容易にすることができる。ま
た、芳香液が直接外に現れていない構造にすることがで
きるので、誤って芳香液をこぼしてしまうといったおそ
れがない。
【0007】さらに、他の形態として、前記散水手段
を、下方に向かって徐々に縮径するテーパ筒体と、該テ
ーパ筒体の上面に取り付けられた遮蔽板とにより構成す
ると共に、遮蔽板の上面の略中央部分に前記駆動手段の
駆動軸下端を固設し、さらに、遮蔽板下面の前記テーパ
筒体取付端部にテーパー筒体の径方向に連通する連通孔
を形成する構成とすることが好ましい。遮蔽板とは、テ
ーパ筒体を上昇してきた芳香液が上部に逃散させずに側
方へ飛散させるために、芳香液の上昇を遮蔽させるため
のものである。これにより、芳香液を液面から吸い上げ
るとともに、側方へ飛ばして、筒体に衝突させることに
より芳香液を微細に粉砕し、常温における空気中であっ
ても蒸散しやすい状態にすることができる。
【0008】また、前記筒体内側壁面には、マイナスイ
オン発生体を配設することが好ましい。これにより、前
記散水手段により前記芳香液を前記筒体に衝突させて蒸
散させる際、前記芳香液を前記マイナスイオン発生体に
接触させることで、前記芳香液の蒸散と共に大量のマイ
ナスイオンを放出させる構造にすることができるので、
芳香成分のみならずマイナスイオンによるリラックス効
果が得られるため、さらにリラックス効果の高い空気調
整装置を提供することができる。
【0009】さらにまた、前記筒体は、前記容器の内側
底面と離間して配設されていることが好ましい。これに
より、蒸散手段により容器内の芳香液がうねることを抑
えると共に、容器内全体に収容された芳香液を筒体内に
供給させることができるので、芳香液を大量に収容する
ことが可能になり、長時間にわたる連続運転をすること
ができる。
【0010】また、前記筒体を、透明又は半透明の材料
により形成し、該表面を粗面加工すると共に、該上端部
近傍に照明装置を配設した構成とすることもできる。こ
れにより、空気調整装置から発せられる光を幻想的なも
のにすることができ、嗅覚だけでなく、視覚的にも癒し
効果を与えているのでリラックス効果をさらに向上させ
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明に係る空気調整装置の実施
の形態を図面に沿って詳細に説明する。図1は、本発明
に係る空気調整装置の正面図である。図2は本発明に係
る空気調整装置の右側面図である。図3は、本発明に係
る空気調整装置の背面図である。図4は図1のA−A線
における断面図である。図5は、図2のB−B線におけ
る断面図である。図6は本発明にかかる空気調整装置の
組み立て説明図である。空気調整装置10は、芳香液を
収容する容器20と、容器20内に配設する円筒体22
と、円筒体22に配設されるマイナスイオン発生体24
と、円筒体22の内部に配設されるテーパ筒体26と、
テーパ筒体26の上端部近傍に配設される遮蔽板28
と、遮蔽板28に一体に形成されたファン29と、テー
パ筒体26と遮蔽板28およびファン29を回転させる
モータMと、容器20に嵌合する蓋体30とにより主要
な構成がなされている。
【0012】本空気調整装置10は、容器側部分と蓋体
側部分とにより構成されている。先ず容器側部分につい
て説明する。容器20は、波型に形成された底板20a
に、上方へ徐々に縮径する側壁部20bを嵌合または溶
着もしくは接着により組み立てられて成るものである。
容器20は、上面に凹部20cを有すると共に、凹部2
0cの中央部20dが開口する円錐の一部を取り除いた
変形円錐台状に形成されており、透明または半透明な材
料から成っている。容器20の上端面には、蓋体30を
嵌合させる際のガイドとなる嵌合突起20eが設けられ
ており、嵌合突起20eの脇には、容器20内に連通す
る空気取り込み孔20fが形成されている。空気取り込
み孔20fは、容器20内の芳香液の取替え等の際に
は、芳香液の排水口としての機能も有している。以上の
ように嵌合突起20eを有する構成とすることで、筒体
22および蓋体30を簡単にしかも正確に組み立てるこ
とができるので好適である。また、底板20aには、ス
ベリ止めのゴムを配した脚部20gが設けられている。
【0013】容器20の中央部には、透明または半透明
の材料により成り、かつ、表面が粗面加工された筒体2
2が配設される。筒体22は、容器20の底板20aの
内側面と僅かに離間した状態になっているので、容器2
0内の芳香液を自らによって分断してしまうことはな
い。さらに、筒体22の上端面近傍には、LED等の照
明(図示せず)が配設されている。空気調整装置10を
運転するとLEDが光を照射する。LEDの光は、筒体
22の上端面から進入し、筒体22の側面および下端面
から光を放射する。筒体22の表面は粗面加工がなされ
ているので、筒体22の側面から光を放射する際におい
ては光が乱反射し筒体22全体を光らせると共に、筒体
22から放出された光の一部は、容器20内の芳香液に
映し出されるので、見た目に美しい状態を呈することが
できる。
【0014】筒体22の内壁部には、トルマリン原石や
セラミックボール等によりなるマイナスイオン発生体2
4を収納したドーナツ状の円筒籠25が配設される。円
筒籠25は収容部25aと蓋体部25bとにより構成さ
れている。収容部25aに蓋体部25bが着脱自在に取
り付けられている。筒体22の内側壁面上側に形成され
た段差部分22aに円筒籠25を載置させることによ
り、円筒籠25を筒体22に保持させている。円筒籠2
5は、収容部25aに収容したマイナスイオン発生体2
4へ散水手段により散水された芳香液が好適に衝突でき
るように、遮蔽板28の水平位置より若干上方の位置に
もマイナスイオン発生体24がくるように配設されてい
る。円筒籠25の内側壁面には芳香液を衝突させた後、
容器20に芳香液が落下するようにスリット25cが形
成されている。
【0015】さらに、蓋体部25bの上面には、発生し
たマイナスイオンを放出させるための排出スリット25
dが形成されている。排出スリット25dは後述するフ
ァン29に近接しているため、ファン29の回転により
発生する風きり音を防ぐため、ファン29の回転方向と
同方向に延びる形状に形成されている。これにより、フ
ァン29の回転による風きり音を非常に小さく抑えるこ
とができるので、空気調整装置10の運転に伴い発生す
る風きり音によりリラックス効果が損われることがない
ため好適である。なお、以上に説明した筒体22および
円筒籠25は、容器20に対して着脱自在に配設されて
いるので、容器20への芳香液の追加・排出が容易に行
えると共に、容器20の洗浄がしやすくなり、衛生的に
使用することができ好適である。
【0016】次に蓋体側について説明する。先に説明し
たとおり、容器20は円錐体の一部分を取り除くことに
より、変形円錐台状に形成されているが、蓋体30は、
この円錐体から取り除いた部分と略同形に形成されてい
るので、容器20に蓋体30を嵌合させると、略円錐体
の空気調整装置10が組み立てられる。蓋体30の底面
後方側には、位置決め穴30aが設けられており、容器
20に蓋体30を嵌合させる際には、容器20に設けら
れた嵌合突起20eを蓋体30の位置決め穴30aに嵌
合させれば良い。なお、蓋体30の位置決め穴30aに
接触式のON−OFFスイッチ(図示せず)を設けれ
ば、蓋体30が所定の位置で容器20と嵌合しなければ
空気調整装置10のスイッチが入らないようにすること
ができる。これにより、容器20と蓋体30との隙間か
ら芳香液の飛び散り等を防止することができ好適であ
る。
【0017】蓋体30の内部空間には、電源装置Dとモ
ータMが内蔵されており、モータMの駆動軸Maのみが
蓋体30の底面からあらわれている。モータMの駆動軸
Maの先端を円形の遮蔽板28に形成された固設部28
aに固設することにより遮蔽板28を蓋体30に固定し
ている。固設部28aを中心とする遮蔽板28の上面に
おける放射方向には、芳香液の蒸散成分を含む容器20
内の空気を空気調整装置10の外部へ排出するためのフ
ァン29が形成されている。 遮蔽板28の下側の面には、遮蔽板28と離間する方向
に徐々に縮径するテーパ筒体26が接着または溶着によ
り遮蔽板28と一体に取り付けられている。
【0018】続いてテーパ筒体26について詳細に説明
する。図7はテーパ筒体の説明図である。テーパ筒体2
6は、モータMの駆動軸Maに係止された遮蔽板28を
介して蓋体30に一体に形成されている。テーパ筒体2
6は、モータMの駆動軸Maの先端を接続した遮蔽板2
8に取り付けられているので、モータMの回転により遮
蔽板28が回転し、遮蔽板28の回転と共にテーパ筒体
26が回転する。テーパ筒体26を回転させると、芳香
液の粘性により芳香液がテーパ筒体26の内側壁面を伝
って吸い上げられる。テーパ筒体26と遮蔽板28との
取付端部には、テーパ筒体26の内部と外部とを連通す
る連通孔26aが所定の間隔をあけて配設されている。
また、テーパ筒体26の内側壁面には、連通孔26aの
配設間隔をそれぞれ二等分するように一定間隔でテーパ
筒体26の延長方向に延びる突出部26bが形成されて
いる。
【0019】ファン29について説明する。ファン29
は、略長方形に形成された長方形羽根29aと、略L字
形に形成されたL字形羽根29bとがそれぞれ交互に一
定間隔に配設されることにより構成される。テーパ筒体
26の回転により吸い上げられた芳香液は遮蔽板28に
衝突した後、遠心力により、円筒籠25に放出され、円
筒籠25に収容されたマイナスイオン発生体24に衝突
して、マイナスイオンを発生させている。この衝突に伴
い、芳香液が細滴となりマイナスイオンと共にファン2
9により空気調整装置10の外部へ排出し、空気調整装
置10の周辺を濡らしてしまうため、本実施の形態のよ
うに、ファン29の一部の羽根の形状をL字形にするこ
とで、細滴を掻き落とす作用が得られ、細滴が空気調整
装置10の外部へ排出されるのを好適に防止することが
できる。これにより、空気調整装置10を運転しても空
気調整装置10の周辺が濡れてしまうことがなく、ま
た、芳香液の減少を抑えることができるため、好都合で
ある。
【0020】蓋体30は、上端部分に透明または半透明
のキャップ31が取り付けられていると共に、キャップ
31の内部にはLEDを取り付けた基板31aが配設さ
れている。基板31aは、空気調整装置10の運転状況
に応じた表示がなされるように、基板31aに取り付け
たLEDへの電力供給を制御している。蓋体30の側面
部背面側には、外気取り込み口30bが配設されてお
り、容器20に配設されている空気取り込み孔20fと
連通している。外気取り込み口30bから取り込まれた
外気は、蓋体30に内蔵されたモータMの冷却や、容器
20内への補充用空気として用いられる。また、電源コ
ードの取り出し口30cが設けられており、電源コード
(図示せず)が挿通されている。一方、蓋体30の正面
側には、空気調整装置10内部で発生させた芳香成分や
マイナスイオンを排出するための排出孔30dが容器2
0内と連通して形成されている。さらには、スイッチ3
2aと、LED32bを内臓した操作部32が設けられ
ており、空気調整装置10の運転状況等を内蔵したLE
D32bの点灯により表示する。
【0021】以上に説明した空気調整装置10の使用方
法と共に、芳香液の芳香成分を排出させる機構について
説明する。空気調整装置10の容器20に所望の香りに
調合した芳香液を入れる。蓋体30に設けられた操作部
32のスイッチ32aにより空気調整装置10を起動
し、空気調整装置10のメニューを選択する。メニュー
が選択されると、モータMが回転する。モータMの回転
は駆動軸Maにより、遮蔽板28に伝達され、遮蔽板2
8とテーパ筒体26を回転させる。また、キャップ31
内のLEDを配設した基板31aや操作部32のLED
32bおよび、容器20内の筒体22の上端部付近に設
けたLEDが点灯される。テーパ筒体26が回転する
と、容器20に収容された芳香液がその粘性によりテー
パ筒体26の内側壁面を伝わって吸い上げられる。本実
施の形態のようにテーパ筒体26の内側壁面に突出部2
6bを形成することにより、芳香液の吸い上げ効率が向
上するので好適である。
【0022】テーパ筒体26の内側壁面上端部付近まで
吸い上げられた芳香液は、遮蔽板28に衝突すると、遠
心力によりテーパ筒体26と遮蔽板28との接続部に形
成された連通孔26aから水平方向へ放出される。水平
方向に放出された芳香液は、筒体22の内側壁面に配設
されたマイナスイオン発生体24を収容した円筒籠25
に衝突する。芳香液が円筒籠25に衝突すると、芳香液
の芳香成分が蒸散すると共に、大量のマイナスイオンが
発生する。芳香成分と大量のマイナスイオンは、遮蔽板
28の上面側に配設されたファン29により、排出孔3
0dを通って空気調整装置10の外部に排出される。フ
ァン29のL字形羽根29bにより、芳香液の細滴が掻
き落とされるので、空気調整装置10の外部へ排出され
るのはマイナスイオンだけになり、空気調整装置10の
周辺が濡れることがなく、使い勝手がよい。蒸散しなか
った芳香液および、L字形羽根29bにより掻き落とさ
れた細滴は、円筒籠25に形成されたそれぞれのスリッ
ト25c、25dを通って容器20に戻る。
【0023】芳香液に浸漬されているテーパ筒体26が
モータMの駆動力により回転することにより、芳香液が
吸い上げられるが、テーパ筒体26の回転を継続してい
ると、容器20に収容した芳香液が連れ回りし、容器2
0の内部でうねりを起こしてしまうことがあるため、空
気調整装置10が不安定になるおそれがある。また、芳
香液が連れ回りすることにより、容器20内の芳香液の
液面がテーパ筒体26の位置で低くなってしまい、容器
内の芳香液が少なくなった場合においては、テーパ筒体
26の回転による芳香液の吸い上げ効率が悪くなるとい
った課題もある。
【0024】そこで、本発明に係る空気調整装置10の
ように、容器20の内底面と僅かに離間させて芳香液を
衝突させる筒体22を配設することにより、テーパ筒体
26の回転による芳香液の連れ回りを筒体22の内側部
分のみに抑えることができる。これにより、容器20の
内部全体の芳香液が連れ回りしにくくなるので、空気調
整装置10が不安定になることがない。また、芳香液が
円筒籠25のマイナスイオン発生体24に衝突する際の
音が、空気調整装置10の外に洩れにくくなるため雑音
を少なくした空気調整装置10にすることができる。さ
らに、筒体22を容器20の内底面から離間させている
ことにより、筒体22の内側領域には、容器20に収容
されている全体の芳香液を流入させることができるた
め、常にテーパ筒体26の先端部分が芳香液に浸漬する
状態になるので、芳香液の吸い上げ効率の悪化を防止す
ることができるため好適である。
【0025】さらにまた、筒体22の表面には、粗面加
工がなされているので、筒体22の上端部に配設された
LEDからの光が、乱反射し、筒体22全体を光らせる
ことができる。さらには、筒体22の下端部から出る光
が容器20の波型に形成された底板20aに照射され、
ここでも光が乱反射して容器20に収容した芳香液にも
光が映し出される。このように、光の反射により筒体2
2や芳香液を光で演出することができるので、見た目に
も美しさを感じさせることができる空気調整装置とする
ことができる。なお、底板20aの形成には容器の側壁
部20bとは異なった色彩の透明材料とすれば、色彩が
多様化し、視覚から与えられるリラックス効果がさらに
高まり好適である
【0026】以上、本実施の形態における空気調整装置
10について詳細に説明してきたが、この実施の形態以
外の構成であっても、本発明に係る空気調整装置10を
構成させることができる。 例えば、本実施の形態においては、排気手段であるファ
ン29を遮蔽板28と一体に形成しているが、単独でフ
ァン29を配設する構成としても良いのはもちろんであ
る。この場合、ファン29の駆動装置に新たなモータM
を配設する必要はなく、モータMと遮蔽板28との中間
位置にファン29を配設し、モータの駆動軸Maをファ
ン29に挿通させることにより配設すればよい。 また、芳香液をマイナスイオン発生体に衝突させること
により大量のマイナスイオンを発生させているが、マイ
ナスイオン発生体を収容しなくてもレナード効果により
マイナスイオンを発生させることは可能ではある。
【0027】また、本実施の形態においては、散水手段
として芳香液に浸漬したテーパ筒体26をモータMによ
り回転させる装置としているが、ポンプ装置により芳香
液を吸い上げて遮蔽板28または筒体22もしくは円筒
籠25に芳香液を衝突させる装置を用いても同様の効果
を得ることができる。さらに、本実施の形態において
は、筒体22を円筒体としているが、容器20内の芳香
液全体が連れ回することを防げれば円筒体に限定される
ものではない。また、筒体22の下端部を底板20aの
内側面から離間させて配設しているが、筒体22の下端
部を底板20aの内側面に当接する状態に設置しても、
筒体22の下端部に外側と内側とを連通するスリットを
設けることにより、容器20内の芳香液を筒体22の内
側に流入させることができ、芳香液の連れ回りも抑える
ことができる。
【0028】
【発明の効果】本発明に係る空気調整装置によれば、火
気を伴わない空気調整装置とすることができるので、長
時間使用しても火災や火傷等の心配がない空気調整装置
とすることができる。また、散水手段、駆動手段、排気
手段を蓋体に一体に形成したことにより、組み立てが容
易になり、メンテナンス性が向上する。また、芳香液が
直接外部に現れていないので、芳香液がこぼれるおそれ
がない。さらに、散水手段をモータにより回転するテー
パ筒体としたことにより単純な構造にすることができ
る。また、散水手段を駆動させる駆動手段を排気装置に
用いる駆動手段と共通のモータとすることができ、部品
数の削減が可能になり、製造コストを抑えることができ
る。
【0029】さらにまた、芳香液を衝突させて芳香成分
を蒸散させる箇所にマイナスイオン発生体を配設したこ
とにより、芳香成分のみならず、マイナスイオンをも排
出することができるので、リラックス効果をさらに高め
ることができる。 また、芳香液を衝突させる筒体を容器の底面から離間さ
せて配設したことにより、テーパ筒体が回転することに
よる芳香液の連れ回り領域を狭い範囲にすることができ
るので、芳香液の連れ周りによって空気調整装置が不安
定になることを防ぐと共に、容器全体の芳香液を使用す
ることができるので、長時間にわたって空気調整装置を
運転することができる。さらに、筒体の表面を粗面加工
すると共に、筒体の上端部付近に照明装置を配設したこ
とにより、筒体から光が乱反射し、筒体および容器内の
芳香液を光で演出させることで芳香成分およびマイナス
イオンの他に、視覚的にもリラックスさせる効果を得る
ことができる等の著効を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る空気調整装置の正面図である。
【図2】 本発明に係る空気調整装置の右側面図であ
る。
【図3】 本発明に係る空気調整装置の背面図である。
【図4】 図1のA−A線における断面図である。
【図5】 図2のB−B線における断面図である。
【図6】 本発明にかかる空気調整装置の組み立て説明
図である。
【図7】 テーパ筒体の説明図である。
【符号の説明】
10 空気調整装置 20 容器 22 筒体 24 マイナスイオン発生体 25 円筒籠 26 テーパ筒体 28 遮蔽板 29 ファン 30 蓋体 31 キャップ 32 操作部 D 電源装置 M モータ Ma 駆動軸

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芳香液を収容する容器と、該容器に嵌合
    する排気孔を有する蓋体と、前記容器内に配設される筒
    体と、前記容器に収容された芳香液を前記筒体に散水す
    る散水手段と、前記芳香液の蒸散成分を含む空気を容器
    外へ排出する排気手段と、前記散水手段および排気手段
    とを駆動させる駆動手段とからなることを特徴とする空
    気調整装置。
  2. 【請求項2】 前記散水手段と、前記排気手段とは、前
    記蓋体に内設された前記駆動手段の駆動軸を介して前記
    蓋体に一体に形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の空気調整装置。
  3. 【請求項3】 前記散水手段は、 下方に向かって徐々に縮径するテーパ筒体と、該テーパ
    筒体の上面に取り付けられた遮蔽板とから成り、 該遮蔽板の上面略中央には、前記駆動手段の駆動軸下端
    が固設されており、遮蔽板下面には、前記テーパ筒体取
    付端部から径方向に連通する連通孔が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の空気調整装置。
  4. 【請求項4】 前記筒体内側壁面には、マイナスイオン
    発生体が配設されていることを特徴とする請求項1乃至
    3いずれか一項に記載の空気調整装置。
  5. 【請求項5】 前記筒体は、 前記容器の内側底面より離間して配設されていることを
    特徴とする請求項1乃至4いずれか一項に記載の空気調
    整装置。
  6. 【請求項6】 前記筒体は、 透明又は半透明の材料により形成され、該表面が粗面加
    工されていると共に、該上端部近傍に照明装置が配設さ
    れていることを特徴とする請求項1乃至6いずれか一項
    に記載の空気調整装置。
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