JP2003339793A - 腰痛症,背柱症,肩痛のリハビリ兼用安眠寝具。 - Google Patents

腰痛症,背柱症,肩痛のリハビリ兼用安眠寝具。

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JP2003339793A
JP2003339793A JP2002200643A JP2002200643A JP2003339793A JP 2003339793 A JP2003339793 A JP 2003339793A JP 2002200643 A JP2002200643 A JP 2002200643A JP 2002200643 A JP2002200643 A JP 2002200643A JP 2003339793 A JP2003339793 A JP 2003339793A
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安博 新沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 腰,背骨,肩等に痛み,疲れ,異常等がある
人は主に、上向き,横向きの姿勢で休息,睡眠等をする
が、その他に各種角度の斜横向き,うつ伏せ寝,上半身
頭部高傾斜等の姿勢で、腰横,背横,背骨上部,肩後,
肩斜後,首すじ下部,胸上部,首下面等を乗せ,寄せか
け、もたれかかって、もっとも楽に力を抜ける姿勢で休
息,睡眠し、リハビリ運動もし得、床ずれを予防し、寝
たきり老人にならないで自立できるようにする。 【構成】 上半身各部を乗せかけ,よせ,もたれ得る形
状の各種断面形状の、腰,腹,肩,頭の背面を乗せる背
乗せ部(ほぼ三角,山型,楕円又は円形,マットレスの
丸めこみ,折り畳み又はそれからの一部分を分離して他
部へ移し、底面を二つに分ける等変形した物の柱状物)
を利用し、うつ伏せ寝のためには胸上乗せ部(肩背乗せ
部を兼ねる)と各種の額乗せ部を用い、又、上半身頭部
高の傾斜寝具(金属,板,硬質樹脂等を用いない)を用
いる。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
【0001】 腰痛症,背柱症,肩頭のリハビリにも使
用し得る寝具。
【従来の技術】
【0002】 単なる疲れでなく、腰骨,背骨等内部組
織に起因する腰痛症,背柱症又は肩こりの痛み,こわば
りを和らげて運動し易くし,又は恢復するためのリハビ
リ兼用寝具,適当なうつ伏せ寝用具は従来用いられてい
ない。
【発明が解決しようとする課題】
【0003】 痛みに耐え,避け,和らげながら、病気
と運動機能の恢復時間を持ちつつ、リハビリ訓練にも役
立つ寝具,用具はどうあるべきか。 [課題を解決するための手段]
【0004】 斜め横向きの色々の角度で睡眠,休養す
べき上半身各部の背面,側背を乗せ支え,寄せかけ,も
たれかけさせるべき断面各種形状の背乗せ部桂状物の、
腹部4,腰部5,肩部6,頭部7の各部又は2つ,3つ
を繋ぎ、或いは全体を一つに柱状にまとめた背乗せ部
【断面又は端面形状がほぼ三角形の15,山型60,凹
み部62のある山型61,ほぼ楕円形65,ほぼ円形6
6,マットレスの丸め込み63又は折り畳み64,側面
一部90を分離して他面92へ移す83,底面25に屈
折部25’を設ける115】を用い、うつ伏せ寝のため
には胸上乗せ部9(肩背乗せ部6を兼ねる場合もある)
から間隙19を隔てて額乗せ部
【枕1と1又は枕ふとん
118,頭背乗せ部7と7,それらを各種連結する3
7,43、枕部左右に取付ける2,3、枕袋部14から
全部又は一部を引出す26,2’,3’等】とを用い、
肩痛には腹部20,腰部21,肩部22又はそれらの各
背乗せ部4,5,6を乗せる前上部傾斜面98と、頭部
36又は頭背乗せ部7を乗せる頭高部99を有する、休
養,睡眠とリハビリを兼ねる寝具を用いる。
【0005】 各背乗せ部を中央に一個用いる時は片側
斜面を最も使用し易い緩やかな傾斜面23とし、反対側
の斜面を稍急な斜面としておいて、必要により傾斜調整
部56,57,92,屈折底面25’により緩やかな斜
面とする。左,右2個の背乗せ部を用いる時は、夫々の
内側斜面23を緩やかな傾斜面としておくと、左背乗せ
部の左斜面は急な斜面となるので、その場合により左,
右と呼ぶ。
【作用】
【0006】 腰痛症,背柱症,肩こり等病人は、仰向
け睡眠で痛み,こわばりを感じて横向きになり、更に各
種角度の斜め横向き又はうつ伏せ寝をし、或いは頭高部
99を有する上半身傾斜寝具127を用いる。睡眠中、
仰向け,横向き,うつ伏せ等に姿勢を代える事はリハビ
リ運動になり、又そのための各寝具はソフトで弾力あ
り、安楽に休息,睡眠,姿勢変換すべく、柔かいマット
レス状部29(又は同程度軟度の合成樹脂等)の内部に
稍硬い芯32となる硬さの縫いぐるみ状部34或いは2
9より硬質のマットレス状74程度の合成樹脂等,板状
部(0018,図9)となる程度の稍軟質の合成ゴム部
70又はそれより軟質の発泡合成ゴム72,気泡つきシ
ート71(包装用のプチメイト、ポリエチレン製等),
厚板紙円筒73又はそれと72,70を71で巻き包ん
だ物,圧縮空気入りチューブ75,発泡スチロール7
6,段ボール77等を用いる。
【0007】 図2の腹部20のように斜め横向きの姿
勢で、背中の下面近くに重み,痛みを感じる時には、斜
め横向きの角度を種々変化させる。例えば各背乗せ部1
5,60,61,63,64,65,66,83,11
5の内側斜面23(平面,弯曲した円弧面)と外側の平
面,円弧面斜面24を交換(上下又は左右の向きを変え
る)し又は底面25と内側斜面25とをひっくり返し、
或いは背乗せ部115で底面25を25’に乗り換える
等により、背中を乗せる面の傾斜内角17を16に変
え、更に傾斜調整部57,56を用い、或いは又、背乗
せ部83では左下方一部90を分離して右下方の92へ
移す等により、背中を乗せ易い適度の傾斜に変え、尚背
乗せ部各部の中の一部の形を変え、位置,傾き方向を変
え、腰背乗せ部5,頭背乗せ部7を引出し,分離し(図
7,14等)、図14で胸上乗せ部9を利用等により、
更に恢適にリハビリを兼ねながら休養,安眠する。
【0008】 図2(図1のA−A断面,図3の三角柱
状背乗せ部15の腹部4を稍拡大)で、ほぼ平面状の内
側斜面23の下方延長点53で、底面25との内角17
は、外側斜面24の下方延長点の内角16より小さい
と、斜面23の長さは斜面24より長く且傾斜が緩やか
であり、背中68を乗せた場合に、下面側背部69に僅
か重みを感じても殆んど抵抗とならずに、仰向けの姿勢
に代えて安眠し得る。図8の左側の折畳み柱状背乗せ部
64,右側の丸め込み柱状背乗せ部63夫々の頭部7
で、外側下面の袋部58に三角柱状の傾斜調整部57,
57を用いた時の夫々の外側傾斜角度は図2の右側,図
3の外側斜面24とほぼ同じとなるが、特に左の折畳み
背乗せ部64では内側斜面23を最も緩やかにし得る。
【0009】 傾斜の急な外側斜面24(図3の背乗せ
部15,図7の凹み部のある山型背乗せ部61)には、
下部広がりの傾斜調整部56を外側に取付けた袋部58
へ入れた時の内角59は、内側斜面内角17と外側斜面
内角16との中間の大きさとし得る。
【0010】 図7の山型背乗せ部60の外側斜面24
の下部外側,図3のほぼ楕円形背乗せ部65,ほぼ円形
(点線67の左)背乗せ部66の内側と外側の下部外側
に取付けた袋部58へほぼ三角柱状の傾斜調整部57を
入れると、その底面が背乗せ部65,66の底面とな
り、その外側辺が各背乗せ部60及び65,66の外側
斜面24,内側斜面23の働きをし、背乗せ部15の底
面25及びびその両端延長部の内角17,16と同様の
作用をなし得る。
【0011】 図13の背乗せ部83では、左斜面上の
一点84と底面上の一点86を結ぶ線87の外側90の
部を袋部95と共に分離して、右方92の部で覆い布9
4(左右斜面を包む)の中へ入れ包むと、傾斜調整部9
2となり、傾斜調整部56又は57を用いる必要がな
い。
【0012】 図12の背乗せ部115では、左底面2
5’の左端内角17を、右底面25の右方への延長部内
角16より小さくして、左右で異なる傾斜内角上に背中
68を乗せ得る他、左右斜面23,24の上部121,
122を急傾斜としてあるから、その部に背中68又は
側背69を寄せかけ,もたれかけ得るので、4通りの傾
斜面を設けるのと同じ作用がある。
【0013】 背乗せ部15,60,61,63,6
4,83,115の底面25,25’及び背乗せ部6
5,66の底部の左右外側には、延長部44を取付けて
おくと、背中68又は側背69を乗せて、夫々の内角1
6が大きい時でも各背乗せ部が側方へずれ動くのを防ぎ
得る。その時使用者の上半身は各傾斜面へ斜上方から乗
せかけ,よせかかり,もたれかかるので、稍横向きの上
半身各部を支えておく力が不要になるので、各部の力を
抜いて、らくな気持ちで休養,睡眠し得、疲労も恢復し
易く、腰骨,背骨の他それを支える各筋肉部にも病気恢
復の時間を与えている事になり、リハビリにも役立って
いる。
【0014】 図7で、山型背乗せ部60の腰部5を、
腹部4から引出し、凹み部のある山型背乗せ部61の腰
部5を腹部4から分離すると、共に、特に腰部,腰骨に
痛み,症状のある病人が、腹部4と異なる傾斜角度,方
向の背乗せ部5として、痛み,症状を和らげ、疲れをと
り易くし得、又大小人が共用し得る利点もある。背骨に
症状のある時は腹部4と腰部5とを連結しておいて、肩
部6から分離し又は引出してもよい。
【0015】 うつ伏せ寝のために胸上乗せ部9と共に
使用する額乗せ部は、図1で枕1の左右に取付ける額乗
せ部2,3は、上半身を右又は左へ廻せば下向きになっ
て直ちに額乗せ部を使用し得(鼻頭8が凹み部39へ入
る)、図3の額乗せ部43は枕1と頭背乗せ部7を連結
し、図8の額乗せ部37は枕1と1を連結するが、共に
左右の頭背乗せ部7と7を連結する場合もあり、何れも
左右どちらかの背乗せ部から中央へ身体を廻して使用し
得、図5,6では枕1の中の袋部14から、図5では額
乗せ部2’又は3’を左,右へ引出し、図6では中央1
個の額乗せ部26’を左又は右へ全部引出して額乗せ部
26とし、一部を引出すと2’又は3’となり、それ等
引出す額乗せ部は、図1,14には使用し易いが、図
3,8には37,43の方が便利で、又は図7の40の
ように別個の額乗せ部40が使用し易い。図3,8では
額乗せ部43,37を使う態様を示すために、左右に背
乗せ部15,65,66,63,64を図示してある
が、中央にも枕1を置いて睡眠,休養するには、図7の
点線で示す枕120のように、独立する額乗せ部40に
置き換えて使用し又は左右の枕1を中央に置き換える。
尚胸上乗せ部9を額乗せ部40の下に入れ、或いは胸上
乗せ部9を枕120に代える事もできる。その事は図
3,8にも使用し得る。中央に背乗せ部を置く時は図1
4のようにする。
【0016】 胸上乗せ部9は胸上部と首下部を円弧傾
斜面49の上に乗せ間隙部19を隔てた額乗せ部2,
3,26,2’,3’,37,43,40の上に乗る額
の重さを軽くし、鼻頭8が床面に接して息苦しくなるの
を防ぎ、又頭と首を横に廻す必要なく安楽に睡眠し易く
する。この胸上乗せ部9は図14で、前上部傾斜面98
の上部左には額乗せ部2,3と平行方向に、右側には肩
背乗せ部6として縦方向に置き兼用し得る。この肩背乗
せ部6(胸上乗せ部兼用)にも延長部44を取付けて位
置を安定させる。それら各部は夫々左右対象に変更し得
る。
【0017】 この胸上乗せ部9は縫いぐるみ状34に
成型できるが、図10で、板状で稍軟質の合成ゴム70
の上に、圧縮空気入りチューブ75を乗せておくと胸上
部への重さを和らげ易く、その周囲に気泡つきシート7
1を二重に巻いておくと更に弾力的に首の重さを支え易
くなる。
【0018】 図5,6の額乗せ部2’,3’,26は
使用後袋部14へ納める時に、折れ曲がらずにスムーズ
に入り得る程度の稍軟質の板状合成ゴム70又は発泡ス
チロール76,段ボール77等の上に(図9),数枚の
気泡つきシート71を貼布又は柔かいマットレス状29
(例えばウレタンホーム等)で上部を蔽うと、額にソフ
トな感触を与え得る。その他の額乗せ部37,43,
2,3,40は弾力ある縫いぐるみ状34,硬質マット
レス状74等の合成樹脂,綿等でほぼ平板状に成型す
る。
【0019】 図11は、図7の凹み部62のある山型
背乗せ部61の縫いぐるみ部34の内部で、底部の稍軟
質合成ゴム70の上に下面を接着して乗せた円柱状の軟
質発泡合成ゴム72を気泡つきシート71数枚で包み巻
いて乗せた部が、左右に弾力的に揺れ動きクッションの
ように作用する場合を示す。
【0020】 図14で、頭高部99の前面へ傾斜下降
する前上部傾斜面98の上に、首すじ下部から背骨上部
を置き、胸を開いて左右の腕を横へ垂らすと、肺呼吸が
し易く、血行がよくなると共に、胴上部の体重は斜面の
下方へ加重され、両肩と背骨上部への加圧が減り、その
部の傾斜面への接触感が少く、浮かんだ感じとなって、
肩の力が抜け、身体下部から心臓へ戻る血流も少く、肩
部付近の血流が心臓へ多く還流され肩部のリハビリ運動
をする事と相俟って、肩の疲れがとれ易く、肩こり,肩
痛も恢復し易い。尚前上部傾斜面98の前面に置く背乗
せ部115の底面の25と25’の傾きに応じて、胸上
乗せ部9,肩背乗せ部6(なるべく胸上乗せ部9の大き
さに近くする)の方向,位置を調節し、或いは左右の額
乗せ部2,3等と頭背乗せ部7の位置を交換し、中央の
枕1の高さも、下面に高さ調節用の枕ふとん118を利
用して調整し快適に休息,睡眠し易くし得る。
【0021】 図3の背乗せ部65,66の肩部6と頭
部7は、腹部4と腰部5を分離してあると、腹と腰に症
状の無い時にはその部を自由な方向へ曲げ,傾け,廻
し,位置をずらし得、肩と頭も自由な位置,方向(肩背
乗せ部6を頭背乗せ部7から分離してもよい)に置き、
傾斜調整部57を利用し、上半身各部毎に一部の背乗せ
部も利用し易くなる。尚この背乗せ部65,66は、各
部(4,5,6,7)毎に、気泡つきシート71を丸め
て簡易に製作し得る(図13,15)。
【0022】 図14,15で、前上部傾斜面98の軟
質のマットレス29又は同程度軟質の凹凸つきの泡ゴム
93の上面に乗る上半身の体重が、並立して隣接する、
円筒状の圧縮空気入りチューブ75,厚板紙円筒73,
丸め込み気泡つきシート71,丸め込み硬質マットレス
74(前上部傾斜面98の前部で高さの低い部に配置す
る)の上面に加重されると、円筒部が一個であり又は離
れていると、個々につぶされて前上部傾斜面98を支え
る力となり難いが、斜面に沿って後方の頭高部99にな
る程大きい円筒部になるようにすき間なく配列すると、
各円筒の隣接部が側方へ押し合う力となるので、下方へ
つぶれるのを防ぐ力となり易く、特に各隣接部116付
近を接着(互に押し合う程にして上下端をできれば縫合
する)すると強い抵抗力となって弾力的に荷重を支える
力となり易い。各円筒部分にはなるべく強い弾力のある
素材を用いるが、ソフトな感じを保つために金属,木
部,硬質合成樹脂等は使用しないように考慮してある。
尚圧縮空気入りチューブ75が硬くなると前上部傾斜面
98のソフトな感触にマッチしないので、バルブを取付
けて空気圧を調整すればよいが、そのほかに、その圧縮
空気入りチューブ75と前上部傾斜面98の軟質のマッ
トレスとの間に、弾力ある気泡つきシート71を挟み入
れ、尚その両端と中間のすき間部に気泡つきシート71
の丸め込み部126を設ける方が上半身の背中の感触を
ソフトにする。又底面の硬質マットレス74又は稍軟質
の合成ゴム部70の下面に、頭高部98を高くする傾斜
調整部123(周囲を硬質マットレス74,合成ゴム7
0等で囲う)を置き又は取外しておく。
【実施例】
【0023】 図1は、図3の右側の背乗せ部15(図
2の断面図には、三角柱状のマットレス状29の内部に
圧縮空気入りチューブ75を入れる場合を示す)の左側
斜面23(背中68を乗せると内側斜面と呼ぶ)の上
に、稍横向きに寝る上面図で、図4は、額乗せ部2の上
にうつ伏せに寝る側面図で、その他の額乗せ部は、図
3,8,7に使用例を示す他、図14にも使用される。
【0024】 図2の断面図で、ほぼ三角柱状の背乗せ
部15の内角は、左側斜面23と底面25との内角17
(頂点53)を30度強,右側斜面24の下部内角16
の角度60度弱,頂点33(内側,外側斜面の延長交
点)の角度約90°に記入してあるが、傾斜調整部56
を取付けた時の下部内角59は約50°弱となり、右側
点線で示す腹部20°は右側傾斜面24よりも緩やかな
傾斜面としてもたれかかり,よせかけて休息,睡眠し得
る。
【0025】 図3の三角柱状背乗せ部15では、マッ
トレス29を折畳んだ(コーナー内面に小さい切取部7
8を設けて折曲げる)中の縫いぐるみ34の中に、軟質
発泡合成ゴム72の小円柱と、それ又は発泡スチロール
76を気泡つきシート71で巻き包んだ大きい円筒柱
(71)とを、共に芯32として弾力を増す場合を示す
が、図2では内部に圧縮空気入りチューブ75を入れて
弾力を増す場合を示す。
【0026】 図7で、山型背乗せ部61は頂上部が高
いので、頭背乗せ部7を肩背乗せ部6から分離し、内側
斜面23の傾斜の緩やかな頭背乗せ部7’としてその上
に枕1を乗せる。山型背乗せ部60の頭背乗せ部7”で
は、その外側と上方へ幅を広め(分離して別個に成型し
てもよい)た上に枕1(又は枕ふとん118,図15,
高くするために併せ用いる)を乗せて、斜下横方向をも
見易くす場合を示す。
【0027】 図15で、並列する各円筒,円柱部(7
5,73,71,74)の隣接部116の上下端を縫合
せずに、着脱自由な両面粘着テープ,凹凸布等で接着し
ておくと、加重が大きいと横に拡がり、加重が軽いと元
へ戻り接着するので、できれば中央一か所だけを縫合し
ておく場合もあり得る。
【0028】 図14で、肩背乗せ部6を兼ねる胸上乗
せ部9が前上部傾斜面98上面ですべり落ちを防ぐに
は、ゴム紐等109を胸上乗せ部9又は肩背乗せ部6の
左右等側面から枕1又は枕ふとん118,頭背乗せ部7
へ繋ぎ、腹背乗せ部4等の外側からのゴム紐等110を
前上部傾斜面98の側面上部へ繋ぐ。この胸上乗せ部
9,肩背乗せ部6は腹背乗せ部4,腰背乗せ部5(各種
背乗せ部を左右に2個置く場合もある)の位置,方向等
に合わせて方向等を変更し得る。
【0029】 図15で、各円筒部75,73,71,
74及び硬質マットレス折畳部111等の側面,下面,
後部等の空間部には、板状となる程度の軟質合成ゴム部
70,又は硬質マットレス74,縫いぐるみ34等を埋
め入れる。
【0030】 傾斜調節部56,57,92,123で
は、それらを横外へ引出し又は元へ納め入れるので、そ
の出入する端面に袋部58又は覆い布94を用いない場
合(図3,7の背乗せ部前面等)もあるが、後部端面を
蔽い布94等で覆い前面端面をチャック式に開閉する覆
い布94としてもよい。図15の傾斜調整部123で
は、その後下方から頭高部99の後上面までを覆い布9
4で蔽う。
【0031】 図5で、枕1内に破線で示す袋部14内
に、点線で示す、左半分の額乗せ部2”は、左矢印12
方向へ引出し、右半分の額乗せ部3”は右矢印13方向
へ引出し、夫々左と右の額乗せ部2’,3’となる。
【0032】 図6で、破線の袋部14内に点線で示す
額乗せ部26’は、引出紐27で左,右の矢印12,1
3方向へ引出して、右又は左の額乗せ部26或いは
2’,3’となる。
【0033】 図15で下部傾斜調整部123は、上部
の上半身傾斜寝具127から取外すと、単独で傾斜のも
っと緩かな上半身傾斜寝具となり得、上面の硬質マット
レス74等の下面を数条の幅広の合成ゴム128(70
より硬く強い)で支持する。
【0034】 「0022」に示す凹凸つき泡ゴム93
は前上部傾斜面98上のすべり止めにもなるが、皮膚の
汗むれ防止のため他の各背乗せ部等にも用いられる。尚
各図の各背乗せ部等の下面には敷布79が用いられる。
(図面省略)。
【0035】 図12の背乗せ部115,図13の背乗
せ部83の内部には芯32としての厚板紙円筒73を気
泡つきシート71で包み入れる場合を示す。
【0036】 図14,15の厚紙円筒73,圧縮空気
入りチューブ75の内部に、型崩れを防ぎ且弾力を増す
ために小円筒(棒状軟質合成ゴム70,厚板紙小円筒7
3,気泡つきシート71巻き包み等)をはめ込む場合を
示す。
【発明の効果】
【0037】 腰痛症,背柱症,肩こり又は肩痛の病人
又はその部に疲労の重なった人等が、痛み,症状を和ら
げながら、上向き,横向き,斜め横向き,上半身頭高傾
斜等の姿勢をとって休息,睡眠し易くなり、それらの各
姿勢を変える事がリハビリ運動にもなり、病気回復を待
ちながら療養し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 中央に1個の背乗せ部15を用いる上面図
【図2】 図1のA−A線断面図,傾斜調整部56を用
いる場合を点線で示す。
【図3】 左右の背乗せ部の中央に額乗せ部を置く一例
の斜視図。
【図4】 額乗せ部を用いてうつ伏せ寝する側面図。
【図5】 図4のE−E線断面図
【図6】 図4のE−E線断面図
【図7】 左右背乗せ部の中央に額乗せ部を置く他例の
斜視図。
【図8】 背乗せ部63,64の頭背乗せ部7の側面
図。
【図9】 図5のB−B線,図6のC−C線の断面拡大
図。
【図10】 図7のD−D線(胸上乗せ部9)の断面拡
大図。
【図11】 図7の背乗せ部61の腰部5の端面一例拡
大図。
【図12】 背乗せ部115の端面図。
【図13】 背乗せ部83の端面図。
【図14】 上半身傾斜寝具127の斜視図。
【図15】 図14のF−F線断面図(敷布団も示す)
【符号の説明】
1・・・・枕 2,3,26・・・額乗せ部 4,5,6,7・・・各背乗せ部の腹部,腰部,肩部,
頭部。 8・・・・・・鼻頭 9・・・・・・胸上乗せ部。図14で6を兼ねる。 10,11・・・上腕,前腕 12,13・・・額乗せ部の引出方向 14・・・・・(額乗せ部の)袋部 15・・・・・(三角柱状の)背乗せ部 16・・・・・(各背乗せ部の)外側の、底面に対する
内角 17・・・・・(各背乗せ部の)内側の、底面に対する
内角 19・・・・・(9と各額乗せ部との)間隙部 20,21,22,36・・・腹部,腰部,肩部,頭
部。 23,24・・・・内側斜面,外側斜面(内側円弧面,
外側円弧面) 25,25’・・・・底面(図12で右底面25),図
12で左底面25’ 26・・・・(枕1から全部分を引出した)額乗せ部 27・・・・(額乗せ部の)引出紐 28・・・・額 29・・・・マットレス状部(又は柔かさの同程度の各
種合成樹脂等) 32・・・・(外面の柔かい各種寝具内部の)芯 33・・・・(直線状部のある23,24の上方への)
延長頂点 34・・・・縫いぐるみ状部 35・・・・(60の5の)引出方向 36・・・・頭部 37,43・・・(1と1,7とを夫々連結する)額乗
せ部 39・・・・(額乗せ部側面の)凹み部 40・・・・(他部へ連結しない)別個の額乗せ部 44・・・・(底面の)延長部 46・・・・(60の5の)引出紐 49・・・・(9の上面の)円弧傾斜面 53・・・・(23の25延長部との)交点 56,57・・・・傾斜調整部 58・・・・(56,57の)袋部 59・・・・(56を用いた時の)内角 60,61・・・山型状背乗せ部,(凹み部62のあ
る)山型状背乗せ部 63,64・・・(29の丸め込み,折り畳状の)背乗
せ部 65,66・・・(ほぼ楕円形断面の)背乗せ部,(ほ
ぼ円形断面の)背乗せ部 67・・・・(65の内部に、66の形状を記すため
の)点線部 68,69・・・背中,側背部 70・・・・(板状の稍軟質の)合成ゴム部(72より
硬い) 71・・・・気泡つきシート,又はその外周丸めこみ部
(又は巻き包み部) 72・・・・(板状とならない程度の軟質の)発泡合成
ゴム 73・・・・厚板紙円筒 74・・・・硬質マットレス状部(又はその成分の部
分) 75・・・・・圧縮空気入りチューブ部 76,77・・・発泡スチロール,段ボール 78・・・・(29を丸め込み,折畳み内側の)切取
部,切込線。 79・・・・・敷布 83・・・・・(左方一部90を分離する)背乗せ部 92・・・・・(83の)傾斜調整部 93・・・・・凹凸つきの泡ゴム(発泡合成ゴム) 94・・・・・覆い布 95・・・・・(90,92を覆う背乗せ部83の)袋
部 98・・・・・前上部傾斜面 99・・・・・頭高部 115・・・・背乗せ部(図12) 116・・・・隣接部(図15) 118・・・・枕ふとん(1の下に敷く枕,図14,1
5) 119・・・・敷ふとん 120・・・・(図7の一例で中央に置く)枕(額乗せ
部40に置き換える) 121,122・・(115の23,24上部の)左右
の急な斜面部分 123・・・・(図14,15で127の)傾斜調整部 124,125・・(115の25’の)左右使用斜面
変更時の方向矢印 126・・・・(図14,15で71の)丸め込み部 127・・・・・上半身傾斜寝具 128・・・・(123内部の)合成ゴム部(70より
固く強い)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年6月6日(2002.6.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項3
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】斜め横向きの色々の角度で睡眠,休養すべ
き上半身各部の背中68,側背69を乗せ支え,寄せか
け,もたれかけさせるべき断面各種形状の背乗せ部柱状
の腹部4,腰部5,肩部6,頭部7の各部又は複数部
を繋ぎ、或いは全部を一つ柱状にまとめた背乗せ部
【断面又は端面形状がほぼ三角の15,山型60,凹み
部62のある山型61,マットレス29の丸め込み63
又は折り畳み64,側面一部90を分離して他面92へ
移す83,底面25に屈折部25’を設ける115,ほ
ぼ楕円形65,ほぼ円形66】を用い,うつ伏せ寝のた
めには胸上乗せ部9(肩背乗せ部6を兼ねる場合もあ
る)から間隙19を隔てて額乗せ部
【枕1と1又は枕
ふとん118,頭背乗せ部7と7それらを各種連結す
る37,43、枕部1の左右に取付ける2,3、枕袋部
14から全部又は一部を引出す26,2’,3’等】と
を用い、肩痛には腹部20,腰部21,肩部22又はそ
れらの各背乗せ部(15,60,61,63,64,8
3,115の一部)たる、腹部背乗せ部4と腰部背乗せ
とを連結したもの肩部背乗せ部を乗せる前上
部傾斜面98と、枕1,枕ふとん118,頭背乗せ部7
を乗せる頭高部99を有する上半身傾斜寝具127を用
いる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面(25)の上の左右又は内側,外側
    の斜面(23,24、ほぼ平面,円弧面)により上半身
    又はその一部の後背面(68),側背(69)を弾力的
    に乗せ,寄せかけ,もたれさせる、ほぼ柱状の背乗せ部
    【断面又は端面の形状がほぼ三角の15,山型60,凹
    み部のある山型61,ほぼ楕円65,ほぼ円形66,マ
    ットレスの丸め込み63,折り畳み64,側面一部を他
    面へ移す83,底面を屈折する115】又はその一部
    (腹部4,腰部5,肩部6,頭部7)の弯曲する下面,
    急斜面には傾斜調整部(57)を、底面,底部の左右に
    延長部(44)を取付けて、夫々を上半身の片側又は両
    側に用いる、腰痛症,背柱症,肩痛のリハビリ兼用安眠
    寝具。
  2. 【請求項2】 弾力ある素材で、上面に横長の円弧傾斜
    面(49)を有して肩背乗せ部(6)を兼ねる胸上乗せ
    部(9)と、間隙部(19)を隔てた額乗せ部【左右の
    枕1と1、又は枕1と頭背乗せ部7,頭背乗せ部7と7
    を連結する37,43、枕1の左右に取付ける2,3、
    枕の袋部14から全部又は一部を引出す26,2’,
    3’】とを併用する、腰痛症,背柱症,肩痛のリハビリ
    兼用安眠寝具。
  3. 【請求項3】 円筒状の圧縮空気入りチューブ(75)
    又は厚板紙円筒(73,丸め込み気泡つきシート(7
    1),丸め込み硬質マットレス(74)等夫々の円筒部
    を、後部に大きく前部に小さい物を配列して後部を高く
    した頭高部(99)の上面から前面へ緩やかに下降傾斜
    する前上部傾斜面(98)を軟質のマットレス部(2
    9)で蔽い、その後部と底面を硬質マットレス(74)
    又は稍軟質の合成ゴム部(70)で蔽って、腰痛症,背
    柱症,肩痛のリハビリ兼用寝具とする、上半身傾斜寝具
    (127)。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109875826A (zh) * 2019-04-03 2019-06-14 河南科技大学第一附属医院 一种临床外科用甲状腺手术支架

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