JP2003339197A - 電動機のトルク制御装置及び電動機のトルク制御方法及び密閉形圧縮機及び冷凍サイクル装置 - Google Patents
電動機のトルク制御装置及び電動機のトルク制御方法及び密閉形圧縮機及び冷凍サイクル装置Info
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Abstract
駆動する電動機を低振動で運転できるトルク制御装置を
提供すること。 【解決手段】 周期的な負荷トルク変動を有する負荷要
素を駆動する電動機と、電動機を駆動するインバータ
と、電動機に流れる電流を検出して、励磁電流成分であ
るd軸電流とトルク電流成分であるq軸電流とを求める
手段と、q軸電流の変動が負荷トルク変動に起因する周
期性を有することを利用して電動機の回転子位置を検出
する手段と、回転子位置情報を用いて周期的にd軸電流
を変化させてトルク制御を行うトルク制御手段と、を備
えたことを特徴とする。
Description
用される圧縮機等周期的な負荷トルク変動を有する負荷
要素を駆動する電動機をトルク制御する電動機のトルク
制御装置及び電動機のトルク制御方法に関するものであ
る。
る電動機の可変速制御にはインバータが用いられてい
る。空気調和機に用いられる圧縮機等は、その負荷要素
の代表例である。空気調和機に使用される密閉型圧縮機
は、吸入・圧縮・吐出の各行程での冷媒ガス圧変化が負
荷トルクに作用することが知られている。また、このガ
ス圧による負荷トルクは圧縮機の回転に同期して変動
し、それに伴い圧縮機の回転速度が周期的に変動し、圧
縮機自体の振動が生ずることも知られている。上記振動
を抑制する手段として、圧縮機の負荷トルクに同期して
電動機の出力トルクを変化させ、回転速度変動を抑制す
る方式(以下トルク制御と称する)が提案されている。
ルク変動を有する負荷要素を駆動する電動機を制御する
方法としては、例えば図14に示すような制御装置が提
案されている。これは、圧縮機の振動を抑制するよう負
荷トルクに応じた電動機出力トルクを発生するトルク制
御手段を備えた制御装置である。
は、回転子位置を検出するための位置センサーを用いず
に電動機1を駆動するインバータ2と、電動機1の電機
子巻線の端子電圧U、V、Wを検出する電圧検出手段1
8と、電動機1の回転子の位置を演算する回転子位置検
出手段5と、圧縮機19に内蔵される電動機1の1回転
周期における負荷トルクの脈動パターン(図15に示
す)を記憶する負荷トルクパターン記憶部21を備えて
いる。
チングして圧縮機19内の電動機1に電圧を印加するイ
ンバータ主回路8と、外部より与えられる運転周波数指
令f *に基づき平均出力電圧指令を決定する速度制御手
段20と、速度制御手段20の出力する平均電圧指令値
V*と回転子位置検出手段5の出力する回転子位置信号
と負荷トルクパターン記憶部21で得られる情報を基に
3相の電圧指令を作成し、その電圧指令からインバータ
内の6個のスイッチ素子10a〜10fを各々PWM駆
動する6本の制御信号を作成する駆動信号生成手段9
と、制御信号をインバータ主回路8内スイッチング素子
10a〜10fを駆動できる電圧に変換するPWM信号
発生手段12とで構成される。
回転角位相に依存する圧縮機19の負荷トルク変動に対
応した出力電圧の補正量を出力するトルク制御手段6
と、速度制御手段20とトルク制御手段6の出力を受け
てPWM信号を作成するPWM信号作成部13より構成
される。
作について説明する。速度制御手段20に対して圧縮機
19の回転周波数指令f*を与えると、その回転数に対
応するインバータの出力電圧の指令値V*が作成され、
PWM信号部からは、図16のような信号が出力され
る。PWM信号作成部13は与えられた電圧指令に基づ
いて各時刻におけるチョッピングスイッチ(例えばSu
p、Svp、Swp)のパルス幅を変化し、PWM信号
発生手段12にてPWM信号を出力する。
動機1が電圧周波数に同期して回転を開始する。この時
のU相スイッチ10a、10dの制御信号Sup、Su
n及びU相電圧波形は図17(a)〜(c)に示すよう
な波形となる。回転子位置検出手段5は、この波形から
誘起電圧ゼロクロス情報のみを抽出し、これをトリガと
して回転位置情報を作成し出力する。
21より読み出した現在の負荷トルク値τ1をもとにモ
ータ出力トルクτmがτ1とほぼ等しくなるような補正
電圧値を出力する。さらにPWM信号作成部13は、上
記電圧指令値V*と、上記補正電圧値と、上記回転位置
情報をもとに、各相のPWM制御信号を作成する。これ
により圧縮機の負荷トルク脈動に応じた電流波形(図1
8参照)を発生し、負荷トルクとモータ出力トルクとの
差を最小化し回転速度変動及び振動を抑制する。
う負荷トルクに応じた電動機出力トルクを発生するトル
ク制御を備えた制御装置の中で、電動機を3相それぞれ
通電角120度で駆動するインバータ方式下でトルク制
御を行なっている例としては、たとえば特開平10−1
48184号公報に示されているように、圧縮機1回転
あたりの負荷トルクと電動機出力トルクの脈動分のデー
タを記憶する脈動トルクパターン記憶部のデータと、現
在の回転位相における負荷トルクと出力トルクデータの
差を小さくするような電流あるいは電圧の補正をかける
方法がある。
な負荷トルク変動を有する負荷要素を駆動する電動機に
トルク制御を行う制御装置は、以上のように構成されて
いるので、電動機を駆動する方法は、誘起電圧ゼロクロ
スを検出して駆動する方式であり、そのため3相をそれ
ぞれ120度通電することにより駆動していた。そのた
め、非通電区間におけるトルク制御が行えなかった。
制御を行う区間の電流脈動が大きかった。
合、圧縮機の起動時には制御が安定しにくく、制御安定
までの時間は、振動や騒音が増大するといった問題が発
生していた。
よる出力トルクが変動し、迅速に制御を安定させるのが
困難であった。
検出速度差等トルク制御の際に必要となる物理量をサン
プリングする際、その情報量には1次ノイズ成分が含ま
れるため、検出精度があまり高くなく、精度の良いトル
ク制御が困難であった。
た場合、検出位置・検出速度・検出加速度・検出速度差
情報に高調波成分(高次ノイズ成分)の外乱が含まれる
ので、トルク制御が不安定なものとなっていた。
るためになされたもので、新たな装置を付加することな
く、振動を抑制できる電動機のトルク制御装置及び電動
機のトルク制御方法を提供することを目的とする。
トルク制御装置は、周期的な負荷トルク変動を有する負
荷要素を駆動する電動機と、電動機を駆動するインバー
タと、電動機に流れる電流を検出して、励磁電流成分で
あるd軸電流とトルク電流成分であるq軸電流とを求め
る手段と、q軸電流の変動が負荷トルク変動に起因する
周期性を有することを利用して電動機の回転子位置を検
出する手段と、回転子位置情報を用いて周期的にd軸電
流を変化させてトルク制御を行うトルク制御手段と、を
備えたことを特徴とする。
装置は、d軸電流とq軸電流を求める手段は、電動機に
流れる少なくとも1相分の電流を検出して、各相に流れ
る電流を算出する相電流演算手段と、各相に流れる電流
からd軸電流とq軸電流を算出する3相2相変換手段と
を備えたことを特徴とする。
装置は、相電流演算手段は、各相電流は120度ずつ位
相がずれることにより、他の相の電流値を求めることを
特徴とする。
装置は、インバータは、外部より与えられる前記電動機
の回転速度指令と、算出したd軸電流とq軸電流と、次
に与えるd軸電流の指令値に基づいてPWM信号を作成
する駆動信号生成部と、PWM信号を発生させるPWM
信号発生手段と、電動機を駆動するインバータ主回路と
を備えたことを特徴とする。
装置は、駆動信号生成部は、d軸電圧とq軸電圧を演算
する電圧指令演算手段と、d軸電圧とq軸電圧から3相
分の出力電圧を求める2相3相変換手段と、3相分の出
力電圧が得られるようにPWM信号を作成するPWM信
号作成部とを備えたことを特徴とする。
装置は、電動機の回転子位置を検出する手段は、q軸電
流から電動機の負荷トルクが1回転中で最小または最大
になるポイントを検出することを特徴とする。
装置は、トルク制御手段は、外部より与えられる電動機
の回転速度指令と、回転子位置を検出する手段で検出さ
れる電動機の負荷トルクが1回転中で最小または最大に
なるポイント、電動機の負荷が1回転中の負荷トルク平
均値より重くなり始めるポイント、電動機の負荷が1回
転中の負荷トルク平均値より軽くなり始めるポイントの
情報から、次に与えるd軸電流の指令値を補正して出力
することを特徴とする。
装置は、トルク制御手段は、外部より与えられる電動機
の回転速度指令と、回転子位置を検出する手段で検出さ
れる電動機の負荷トルクが1回転中で最小または最大に
なるポイント、1回転中を等間隔で負荷トルク大小の2
区間に分けた際、負荷トルク大区間の始点、負荷トルク
小区間の始点の情報から、次に与えるd軸電流の指令値
を補正して出力することを特徴とする。
装置は、q軸電流に発生する負荷トルクと出力トルクの
偏差に応じた電流リプルを利用して、トルク制御の際に
使用する電動機の負荷が1回転中の負荷トルク平均値よ
り重くなり始めるポイント、電動機の負荷が1回転中の
負荷トルク平均値より軽くなり始めるポイントを算出す
ることを特徴とする。
装置は、q軸電流に発生する負荷トルクと出力トルクの
偏差に応じた電流リプルを利用して、1回転中を等間隔
で負荷トルク大小の2区間に分けた際、負荷トルク大区
間の始点、負荷トルク小区間の始点の情報を算出するこ
とを特徴とする。
装置は、電動機においてトルク制御を行っていない状態
からトルク制御を行う状態に移行する前に、電動機の回
転子位置を検出し直す手段を備えたことを特徴とする。
装置は、電動機を起動する際、特定の周波数まで加速さ
せた後、q軸電流の基本波成分の電流リプルレベルが所
定の値以上になった時点で電動機の回転子位置を検出す
る手段を作動させることを特徴とする。
装置は、電動機を起動する際、特定の周波数まで加速さ
せた後、所定時間経過した時点で電動機の回転子位置を
検出する手段を作動させることを特徴とする。
装置は、電動機を起動する際、特定の周波数まで加速さ
せた後、所定時間経過し、かつq軸電流の基本波成分の
電流リプルレベルが所定の値以上になった時点で電動機
の回転子位置を検出する手段を作動させることを特徴と
する。
装置は、電動機の回転子位置を検出する際、q軸電流の
基本波成分の電流リプルレベルにより回転子基準位置か
ら周期的に変化させるd軸電流の基点までの位相差を決
める手段を備えたことを特徴とする。
装置は、d軸電流の基点は、トルク制御を行わない状態
で負荷トルクと出力トルクの偏差がほぼ0になる点(こ
の点から後、正になり始める点、あるいは負になり始め
る点)としたことを特徴とする。
装置は、d軸電流の基点は、負荷トルクの平均値より負
荷が変化し始める点としたことを特徴とする。
装置は、d軸電流の基点は、1回転中を等間隔で負荷ト
ルク大小の2区間に分けた際の負荷トルク大区間の始
点、あるいは負荷トルク小区間の始点としたことを特徴
とする。
装置は、位相差は、事前に試験を実施し、データとして
振動が小さくなるような値を記憶させておくことを特徴
とする。
装置は、位相区間により周期的に変化させるd軸電流の
変化幅または変化値を変える手段を備えたことを特徴と
する。
装置は、d軸電流指令値の最終出力を負荷トルク大の区
間で強めて、負荷トルク小の区間で弱めることでトルク
制御を行うことを特徴とする。
装置は、周期性のある関数によって周期的に変化させる
d軸電流の変化幅または変化値を変える手段を備えたこ
とを特徴とする。
装置は、正弦波関数または余弦波関数によりd軸電流の
変化幅または変化値を変えることを特徴とする。
装置は、電動機の回転速度によって周期的に変化させる
d軸電流の変化幅または変化値を事前に記憶しておく手
段を備えたことを特徴とする。
装置は、電動機の回転速度によって周期的に変化させる
d軸電流の変化幅または変化値を変える手段を備えたこ
とを特徴とする。
〜25の何れかに記載の電動機のトルク制御装置によ
り、圧縮機用電動機を制御することを特徴とする。
項26記載の密閉形圧縮機を冷凍サイクルに搭載したこ
とを特徴とする。
は、周期的な負荷トルク変動を有する負荷要素を駆動す
る電動機をインバータで駆動する場合の電動機のトルク
制御方法において、電動機に流れる電流を検出して、励
磁電流成分であるd軸電流とトルク電流成分であるq軸
電流とを求める工程と、q軸電流の変動が負荷トルク変
動に起因する周期性を有することを利用して電動機の回
転子位置を検出する工程と、回転子位置情報を用いて周
期的にd軸電流を変化させてトルク制御を行う工程と、
を備えたことを特徴とする。
方法は、電動機に流れる少なくとも1相分の電流を検出
して、各相に流れる電流を算出し、各相に流れる電流か
らd軸電流とq軸電流を算出することを特徴とする。
方法は、各相電流は120度ずつ位相がずれることによ
り、他の相の電流値を求めることを特徴とする。
方法は、インバータは、外部より与えられる電動機の回
転速度指令と、算出したd軸電流とq軸電流と、次に与
える励磁電流成分の指令値に基づいてPWM信号を作成
し、PWM信号を発生させて、インバータ主回路により
電動機を駆動することを特徴とする。
方法は、q軸電流から電動機の負荷トルクが1回転中で
最小または最大になるポイントを検出することにより、
電動機の回転子位置を検出することを特徴とする。
方法は、外部より与えられる電動機の回転速度指令と、
回転子位置を検出する手段で検出される電動機の負荷ト
ルクが1回転中で最小または最大になるポイント、電動
機の負荷が1回転中の負荷トルク平均値より重くなり始
めるポイント、電動機の負荷が1回転中の負荷トルク平
均値より軽くなり始めるポイントの情報から、次に与え
るd軸電流の指令値を補正して出力し、電動機のトルク
制御を行うことを特徴とする。
方法は、外部より与えられる電動機の回転速度指令と、
回転子位置を検出する手段で検出される電動機の負荷ト
ルクが1回転中で最小または最大になるポイント、1回
転中を等間隔で負荷トルク大小の2区間に分けた際、負
荷トルク大区間の始点、負荷トルク小区間の始点の情報
から、次に与えるd軸電流の指令値を補正して出力する
ことを特徴とする。
方法は、q軸電流に発生する負荷トルクと出力トルクの
偏差に応じた電流リプルを利用して、トルク制御の際に
使用する電動機の負荷が1回転中の負荷トルク平均値よ
り重くなり始めるポイント、電動機の負荷が1回転中の
負荷トルク平均値より軽くなり始めるポイントを算出す
ることを特徴とする。
方法は、q軸電流に発生する負荷トルクと出力トルクの
偏差に応じた電流リプルを利用して、1回転中を等間隔
で負荷トルク大小の2区間に分けた際、負荷トルク大区
間の始点、負荷トルク小区間の始点の情報を算出するこ
とを特徴とする。
方法は、電動機においてトルク制御を行っていない状態
からトルク制御を行う状態に移行する前に、電動機の回
転子位置を検出し直すことを特徴とする。
方法は、電動機を起動する際、特定の周波数まで加速さ
せた後、q軸電流の基本波成分の電流リプルレベルが所
定の値以上になった時点で電動機の回転子位置を検出す
る工程を作動させることを特徴とする。
方法は、電動機を起動する際、特定の周波数まで加速さ
せた後、所定時間経過した時点で電動機の回転子位置を
検出する工程を作動させることを特徴とする。
方法は、電動機を起動する際、特定の周波数まで加速さ
せた後、所定時間経過し、かつq軸電流の基本波成分の
電流リプルレベルが所定の値以上になった時点で電動機
の回転子位置を検出する工程を作動させることを特徴と
する。
方法は、電動機の回転子位置を検出する際、q軸電流の
基本波成分の電流リプルレベルにより回転子基準位置か
ら周期的に変化させるd軸電流の基点までの位相差を決
めることを特徴とする。
方法は、d軸電流の基点は、トルク制御を行わない状態
で負荷トルクと出力トルクの偏差がほぼ0になる点(こ
の点から後、正になり始める点、あるいは負になり始め
る点)としたことを特徴とする。
方法は、d軸電流の基点は、負荷トルクの平均値より負
荷が変化し始める点としたことを特徴とする。
方法は、d軸電流の基点は、1回転中を等間隔で負荷ト
ルク大小の2区間に分けた際の負荷トルク大区間の始
点、あるいは負荷トルク小区間の始点としたことを特徴
とする。
方法は、位相差は、事前に試験を実施し、データとして
振動が小さくなるような値を記憶させておくことを特徴
とする。
方法は、位相区間により周期的に変化させるd軸電流の
変化幅または変化値を変えることを特徴とする。
方法は、d軸電流指令値の最終出力を負荷トルク大の区
間で強めて、負荷トルク小の区間で弱めることでトルク
制御を行うことを特徴とする。
方法は、周期性のある関数によって周期的に変化させる
d軸電流の変化幅または変化値を変えることを特徴とす
る。
方法は、正弦波関数または余弦波関数によりd軸電流の
変化幅または変化値を変えることを特徴とする。
方法は、電動機の回転速度によって周期的に変化させる
d軸電流の変化幅または変化値を事前に記憶しておくこ
とを特徴とする。
方法は、電動機の回転速度によって周期的に変化させる
d軸電流の変化幅または変化値を変えることを特徴とす
る。
面に基づいて説明する。 実施の形態1.図1〜13は実施の形態1を示す図で、
図1は電動機のトルク制御装置の構成図、図2は電動機
を駆動するインバータ部の内部構成図、図3は電動機を
駆動するインバータスイッチング素子のPWM駆動信号
及びUVW各相の端子電圧波形、図4は電動機巻線に流
れる電流より励磁電流成分(d軸電流Id)とトルク電
流成分(q軸電流Iq)を求める手段の内部構成図、図
5は電動機のトルク制御装置において、トルク制御を行
わない時のd軸電流指令値Id**及びq軸電流Iqと相
電流Iuと電動機の負荷トルク変動と振動を示す図、図
6は電動機のトルク制御装置において、負荷要素がシン
グルロータリ圧縮機である場合の機械的位置と負荷トル
クの関係を示す図、図7は電動機のトルク制御装置にお
いて、トルク制御を行なっている時のd軸電流指令値I
d**及びq軸電流Iqと相電流Iuと電動機の負荷トル
クと振動を示す図、図8は電動機のトルク制御装置の相
電流波形の例を示す図、図9は電動機のトルク制御装置
において、電動機の負荷が1回転中の負荷トルク平均値
よりも重くなり始めるポイントSTPT・電動機の負荷
が1回転中の負荷トルク平均値よりも軽くなり始めるポ
イントWKPT(または1回転を等間隔で負荷トルク大
小の2区間に分けた際の負荷トルク大区間の始点STP
T、負荷トルク小区間の始点WKPT)を演算するフロ
ーチャート、図10は電動機のトルク制御装置におい
て、q軸電流の交流成分データをストックする過程を示
した図、図11は電動機のトルク制御装置において、I
q_ACの基本波成分の振幅スペクトルspc1と位相
補正量Δθの特性例を示した図、図12は電動機のトル
ク制御装置において、回転周波数指令ω*とd軸電流指
令Id*の特性例を示す図、図13は電動機のトルク制
御装置において、回転周波数指令ω*とトルク補正量K
mの特性例を示す図である。
電動機1を駆動するインバータ2と、電動機1に流れる
少なくとも1相分の電流を検出する電流検出手段3と、
電流検出手段3により得られた電流から励磁電流成分
(d軸電流Id)とトルク電流成分(q軸電流Iq)を
求める手段4と、q軸電流Iqを用いて電動機1の回転
子位置を検出する手段5と、回転子位置情報を用いて周
期的にd軸電流Idを変化させてトルク制御を行う制御
手段6とを備えている。
部より与えられる電動機1の回転速度指令ω*と、算出
したd軸電流Idとq軸電流Iqと、次に与えるd軸電
流の指令値Id**に基づいて駆動信号生成部9によりP
WM信号を作成し、PWM信号発生手段12によりPW
M信号を発生させ、インバータ主回路8により電動機を
駆動する。
5及び2相3相変換手段14及びPWM信号作成部13
に分けられる。電圧指令演算手段15においてd軸電圧
Vd *とq軸電圧Vq*を演算し、2相3相変換手段14
において3相分の出力電圧V *(Vu、Vv、Vw)を
得る。PWM信号作成部13は、出力電圧V*(Vu、
Vv、Vw)が得られるようにPWM信号を作成する。
インバータ主回路8はスイッチング素子10a〜10f
及び還流ダイオード11a〜11fで構成され、PWM
信号発生手段12による発せられる信号を受けて各時刻
におけるスイッチング素子10a〜10fの導通幅を変
化し出力する。
おいて発生する。インバータ主回路部8から図3(a)
〜(f)のような信号が出力される。ここで、Sup
は、U相の上アームスイッチング素子より発生する信
号、SunはU相の下アームスイッチング素子より発生
する信号、Svpは、V相の上アームスイッチング素子
より発生する信号、SvnはV相の下アームスイッチン
グ素子より発生する信号、SwpはW相の上アームスイ
ッチング素子より発生する信号、SwnはW相の下アー
ムスイッチング素子より発生する信号を示している。こ
の時の各相の端子電圧波形は図3(g)〜(i)に示す
様な波形となる。
とトルク電流成分(q軸電流Iq)を求める手段4のブ
ロックでは、電流検出手段3で検出された電動機1に流
れる少なくとも1相分の電流から、相電流演算手段16
によりUVW各相に流れる電流量を算出し、3相2相変
換手段17によりd軸電流値Idとq軸電流値Iqを求
める。
電動機1の負荷トルクが1回転中で最小になるポイント
θmを検出する。θmのポイントは、図5(d)中の回
転角に示すポイントである。但し、回転子位置検出手段
5は、q軸電流から電動機1の負荷トルクが1回転中で
最大になるポイントを検出するようにしてもよい。
負荷要素がシングルロータリ圧縮機である場合、θmは
図6(a)あるいは(d)ようにピストンが上死点を通
過する機械的位置に相当している。この位置は負荷トル
クが最小になる点に対応する。このθmに対応する回転
子位置をトルク制御における基準位置とする。
荷トルク平均値よりも重くなり始めるポイントSTPT
と、電動機1の負荷が1回転中の負荷トルク平均値より
も軽くなり始めるポイントWKPTを算出する。STP
T及びWKPTは、1回転を等間隔で負荷トルク大小の
2区間に分けた際、負荷トルク大区間の始点をSTP
T、負荷トルク小区間の始点をWKPTとしてもよい。
STPT及びWKPTのポイントは、図7(a)中の回
転角に示すポイントである。
度指令ω*と、回転子位置検出手段5で検出される電動
機1の負荷トルクが1回転中で最小になるポイントθm
・電動機1の負荷が1回転中の負荷トルク平均値より重
くなり始めるポイントSTPT・電動機1の負荷が1回
転中の負荷トルク平均値より軽くなり始めるポイントW
KPT(または1回転を等間隔で負荷トルク大小の2区
間に分けた際の負荷トルク大区間の始点STPT、負荷
トルク小区間の始点WKPT)の情報から、次に与える
d軸電流の指令値Id*を補正してId**として出力す
る。図7(a)に補正量を加えたId**の様子を示す。
主回路部8から出力されて得られる図8のような相電流
波形の少なくとも1相分の電流値を電流検出手段3によ
り検出する。各相電流は120度ずつ位相がずれること
で、他の相の電流値を相電流演算手段16により求め
る。相電流演算手段16により得られた3相分の相電流
信号を3相2相変換手段17により励磁電流成分(d軸
電流)とトルク電流成分(q軸電流)に座標変換する。
変動する時、q軸電流Iqには負荷トルクと出力トルク
の偏差に応じた電流リプルが図5(b)のように発生す
る。この電流リプルを利用して、トルク制御の際に使用
する電動機1の負荷が1回転中の負荷トルク平均値より
重くなり始めるポイントSTPT・電動機1の負荷が1
回転中の負荷トルク平均値より軽くなり始めるポイント
WKPT(または1回転を等間隔で負荷トルク大小の2
区間に分けた際の負荷トルク大区間の始点STPT、負
荷トルク小区間の始点WKPT)を算出する。
が1回転中の負荷トルク平均値より重くなり始めるポイ
ントSTPT・電動機1の負荷が1回転中の負荷トルク
平均値より軽くなり始めるポイントWKPT(または1
回転を等間隔で負荷トルク大小の2区間に分けた際の負
荷トルク大区間の始点STPT、負荷トルク小区間の始
点WKPT)を演算するフローチャート図を図9に示
す。
qの1周期分をn分割してq軸電流Iq位置のラベリン
グを行う。ここで、最初のq軸電流Iqの取込位置を位
置検知の仮の基準位置θ0=0°とする。
qの直流成分Iq_filを引いて交流成分のみを検出
する交流成分検出手段11によりIq_ACを求める。
次に、Iq_ACの1周期分のデータをストックする。
の平均値でも良い。また、ノイズ除去のため、前データ
との比較等によるフィルタリング処理は、以下のフーリ
エ解析で問題とならない程度に施しても良い。これらの
データに(1)式の離散フーリエ変換を施す。
り、NはストックしたIq_ACの標本点数である。ま
た、expは指数関数を表す。(1)式よりF(1)、
すなわちIq_ACの基本波実軸成分r_dat1と虚
軸成分i_dat1を得る。
りIq_ACの基本波成分の位相スペクトルを演算す
る。
ェントを用いても良い。
電流Iqの最大値が現れるポイントであり、仮の基準位
置θ0から見たときの位相差である。
あり、θmは負荷トルクが最小になるポイントとして近
似できる。周期的な負荷トルク変動を有する負荷要素を
駆動する電動機においては、周期的な位置関係は常に1
対1に維持されるので、θmは常に負荷トルクが最小に
なるポイントとおける。
に1回行えば良い。ただし、定常運転中にトルク制御を
行う前に、必要に応じて再度θmの算出を行っても良
い。特殊な負荷状態での運転の際にも回転子位置検出が
再度行えるので、回転子位置検出誤差が大きくなること
なく、より高精度にトルク制御を行うことが出来る。
が表れにくいため検出精度が落ちる。そのため、起動時
から所定の回転数ωαまで加速した後、Iq_ACの基
本波成分の振幅スペクトルspc1を(3)式のように
常時計算し、スレッショルドレベルIαを超えたところ
で基準位置の演算を行うことで、検出精度の向上が行え
る。また、振動が大きくなる前に回転子位置を検出で
き、トルク制御を迅速に行えるため、制御安定までの時
間が少なくて済む。
速した後、所定時間経過した時点で、基準位置の演算を
行うようにしてもよい。
加速した後、所定時間経過し、かつスレッショルドレベ
ルIαを超えたところで基準位置の演算を行うようにし
てもよい。
小となるポイントθmより電動機1の負荷が1回転中の
負荷トルク平均値よりも重くなり始めるポイントSTP
Tとの位相差を位相補正量Δθとすると、STPTは
(4)式のようになる。ここで、STPTの位相範囲は
0〜2πの繰り返しとする。位相補正量Δθは事前に試
験を実施し、データとして振動が小さくなるような値を
記憶させておく。
分の振幅スペクトルspc1に対して図11の例のよう
な特性を持つ場合がある。振幅スペクトルspc1の値
に応じてΔθが異なる時、この特性例に合わせて位相補
正量Δθを最適化し、電動機1の負荷が1回転中の負荷
トルク平均値よりも重くなり始めるポイントSTPTを
算出することで精度向上が行える。
ルク平均値よりも軽くなり始めるポイントWKPTは、
(5)式のようにおける。WKPTの位相範囲も0〜2
πの繰り返しとする。
るポイントθmより電動機1の負荷が1回転中の負荷ト
ルク平均値よりも重くなり始めるポイントSTPTとの
位相差とすることを説明したが、電動機1の負荷が1回
転中の負荷トルク平均値よりも軽くなり始めるポイント
WKPTとの位相差としてもよい。この場合は、補正の
かけ方を逆にすればよい。
り負荷が変化し始める点としたが、d軸電流の基点は、
トルク制御を行わない状態で出力トルクと負荷トルクが
同一になる点(この点から後、大きくなり始める点、あ
るいは小さくなり始める点)の意味である。
によって周期的に変化させるd軸電流の基点までの位相
差を制御することにより、負荷状態による検出誤差が少
なくて済む。また1次及び高調波ノイズによらず周期的
に変化させるd軸電流の基点までの位相差を制御するこ
とにより、より高精度にトルク制御を行うことができ
る。
ルク制御を行わない際、d軸電流指令値Id*が、電動
機1の回転速度指令ω*に対して、例えば図12のよう
になっている場合を例として取り上げる。トルク制御を
行わない場合、回転速度指令ω1に対して、d軸電流指
令値Id*がId1の時、d軸電流指令値の最終出力I
d**は、Id1がそのまま出力される。つまりトルク制
御を行わない時は、(6)式のように指令値Id*がそ
のまま指令値Id**として設定される。
値Id*がId1である時、トルク制御を行うには以下
のようにする。図7(d)において、1回転中の平均負
荷トルクよりも負荷が重い領域を負荷トルク大領域とす
ると、この領域ではd軸電流指令値の最終出力Id**に
は補正量Kmを(7)式のように加算して出力する。
い領域を負荷トルク小領域とすると、この領域ではd軸
電流指令値の最終出力Id**には補正量Kmを(8)式
のように減算して出力する。
ルク大の区間(半周期)で強めて、負荷トルク小の区間
(半周期)で弱めることでトルク制御を行う。これによ
り、不特定の高調波ノイズを発生することなく、安定し
たトルク制御を簡易に行うことができる。
よび負荷小の各領域において補正量を変化させるか、ま
たは周期性のある関数(正弦波、余弦波等)によって
(9)式のように変化させる。
す。
させるd軸電流の変化幅または変化値を変えることによ
り、不特定の高調波ノイズを発生することなく、安定し
たトルク制御を自由度高く行うことができる。
転速度指令ω*により変化させることで、より精度良く
トルク制御が行える。適切でない励磁電流の印可により
安定な運転を阻害することなく、回転速度によってきめ
細かく、かつ自由度高くトルク制御を行うことができ
る。
いてd軸電流指令値Id**の補正量Kmを変化させる場
合は、Kmは回転速度指令ω*により図13のように記
憶しておく。それにより、適切でない励磁電流の印可に
より安定な運転を阻害することなく、回転速度によって
きめ細かく、かつ信頼性高くトルク制御を行うことがで
きる。
Id**の補正量Kmを変化させる場合は、回転速度指令
ω*を含めた関数を用い、(10)式により変化させ
る。
に依存した周期性のある関数を表す。
ルクと出力トルクの偏差を最小化するような電流波形を
発生し、振動を抑制する(図7(e)参照)。また、電
流量を用いて位置推定を行うので、誘起電圧ゼロクロス
を検出する装置が必要なく、回転子位置を検出できる。
また、q軸電流の変動が負荷トルク変動に起因する周期
性を有することより電動機の回転子位置を検出するの
で、1次及び高次のノイズに対して強く、検出精度が高
い。また、誘起電圧ゼロクロスを検出するための非通電
区間が不要なため、トルク制御を行う際の電流脈動が少
なくて済む。
形圧縮機の電動機に用いれば、新たな装置を付加するこ
となく、振動を抑制できる。
置に搭載すれば、新たな装置を付加することなく、振動
を抑制できる。
ク制御装置は、q軸電流から算出した回転子位置情報を
用いて周期的にd軸電流を変化させてトルク制御を行う
ので、電圧量の検出や振動の検出に新たな装置を付加す
ることなく、振動を抑制することができる。また、q軸
電流の変動が負荷トルク変動に起因する周期性を有する
ことを利用して電動機の回転子位置を検出するので、1
次及び高次のノイズに対して強く、検出の精度が高い。
また、誘起電圧ゼロクロスを検出するための非通電区間
が不要なため、トルク制御を行う際電流脈動が少なくて
済む。
トルク制御装置は、d軸電流とq軸電流を求める手段
は、電動機に流れる少なくとも1相分の電流を検出し
て、各相に流れる電流を算出する相電流演算手段と、各
相に流れる電流からd軸電流とq軸電流を算出する3相
2相変換手段とを備えたことにより、電流量を用いて位
置推定を行うので、誘起電圧ゼロクロスを検出する装置
が必要なく、回転子位置を検出できる。また、誘起電圧
ゼロクロスを検出するための非通電区間が不要なため、
トルク制御を行う際電流脈動が少なくて済む。
トルク制御装置は、相電流演算手段は、各相電流は12
0度ずつ位相がずれることにより、他の相の電流値を求
めることにより、各相ごとに電流を検出するセンサーを
取り付ける必要がなく、安価かつ正確に電流検出が行え
る。
トルク制御装置は、インバータは、外部より与えられる
前記電動機の回転速度指令と、算出したd軸電流とq軸
電流と、次に与えるd軸電流の指令値に基づいてPWM
信号を作成する駆動信号生成部と、PWM信号を発生さ
せるPWM信号発生手段と、電動機を駆動するインバー
タ主回路とを備えたことにより、電流量を用いて位置推
定を行うので、誘起電圧ゼロクロスを検出する装置が必
要なく、回転子位置を検出できる。また、誘起電圧ゼロ
クロスを検出するための非通電区間が不要なため、トル
ク制御を行う際電流脈動が少なくて済む。
トルク制御装置は、駆動信号生成部は、d軸電圧とq軸
電圧を演算する電圧指令演算手段と、d軸電圧とq軸電
圧から3相分の出力電圧を求める2相3相変換手段と、
3相分の出力電圧が得られるようにPWM信号を作成す
るPWM信号作成部とを備えたことにより、電流量を用
いて位置推定を行うので、誘起電圧ゼロクロスを検出す
る装置が必要なく、回転子位置を検出できる。また、誘
起電圧ゼロクロスを検出するための非通電区間が不要な
ため、トルク制御を行う際電流脈動が少なくて済む。
トルク制御装置は、電動機の回転子位置を検出する手段
は、q軸電流から電動機の負荷トルクが1回転中で最小
または最大になるポイントを検出することにより、q軸
電流と電動機の負荷トルクの相関関係から位置推定を行
うので、位置検出のための新たな装置を設けることな
く、回転子位置を検出できる。
トルク制御装置は、トルク制御手段は、外部より与えら
れる電動機の回転速度指令と、回転子位置を検出する手
段で検出される電動機の負荷トルクが1回転中で最小ま
たは最大になるポイント、電動機の負荷が1回転中の負
荷トルク平均値より重くなり始めるポイント、電動機の
負荷が1回転中の負荷トルク平均値より軽くなり始める
ポイントの情報から、次に与えるd軸電流の指令値を補
正して出力することにより、回転速度によって振動をよ
り簡易且つ緻密に抑制できる。
トルク制御装置は、トルク制御手段は、外部より与えら
れる電動機の回転速度指令と、回転子位置を検出する手
段で検出される電動機の負荷トルクが1回転中で最小ま
たは最大になるポイント、1回転中を等間隔で負荷トル
ク大小の2区間に分けた際、負荷トルク大区間の始点、
負荷トルク小区間の始点の情報から、次に与えるd軸電
流の指令値を補正して出力することにより、回転速度に
よって振動をより簡易且つ緻密に抑制できる。
トルク制御装置は、q軸電流に発生する負荷トルクと出
力トルクの偏差に応じた電流リプルを利用して、トルク
制御の際に使用する電動機の負荷が1回転中の負荷トル
ク平均値より重くなり始めるポイント、電動機の負荷が
1回転中の負荷トルク平均値より軽くなり始めるポイン
トを算出することにより、q軸電流と電動機の負荷トル
クの相関関係から位置推定を行うので、位置検出のため
の新たな装置を設けることなく、回転子位置を検出でき
る。
のトルク制御装置は、q軸電流に発生する負荷トルクと
出力トルクの偏差に応じた電流リプルを利用して、1回
転中を等間隔で負荷トルク大小の2区間に分けた際、負
荷トルク大区間の始点、負荷トルク小区間の始点の情報
を算出することにより、q軸電流と電動機の負荷トルク
の相関関係から位置推定を行うので、位置検出のための
新たな装置を設けることなく、回転子位置を検出でき
る。
のトルク制御装置は、電動機においてトルク制御を行っ
ていない状態からトルク制御を行う状態に移行する前
に、電動機の回転子位置を検出し直す手段を備えたこと
により、特殊な負荷状態での運転の際にも回転子位置検
出誤差が大きくなることはなく、より精度よく振動を抑
制できる。
のトルク制御装置は、電動機を起動する際、特定の周波
数まで加速させた後、q軸電流の基本波成分の電流リプ
ルレベルが所定の値以上になった時点で電動機の回転子
位置を検出する手段を作動させることにより、起動時の
電流リプル不足に起因する位置推定誤差を抑えることが
できる。また、q軸電流の瞬時値ではなく、基本波成分
の電流リプルレベルを見ているので、1次及び高次のノ
イズ成分に対して強い。また振動が大きくなる前に回転
子位置を早く検出できトルク制御が行えるため、制御安
定までの時間が短く、より高い信頼性が得られる。
のトルク制御装置は、電動機を起動する際、特定の周波
数まで加速させた後、所定時間経過した時点で電動機の
回転子位置を検出する手段を作動させることにより、起
動時の電流リプル不足に起因する位置推定誤差を抑える
ことができる。
のトルク制御装置は、電動機を起動する際、特定の周波
数まで加速させた後、所定時間経過し、かつq軸電流の
基本波成分の電流リプルレベルが所定の値以上になった
時点で電動機の回転子位置を検出する手段を作動させる
ことにより、起動時の電流リプル不足に起因する位置推
定誤差を抑えることができる。
のトルク制御装置は、電動機の回転子位置を検出する
際、q軸電流の基本波成分の電流リプルレベルにより回
転子基準位置から周期的に変化させるd軸電流の基点ま
での位相差を決める手段を備えたことにより、負荷状態
による検出誤差が少なくて済む。また、1次及び高調波
ノイズによらず周期的に変化させるd軸電流の基点まで
の位相を制御できるので、精度よく振動を抑制できる。
のトルク制御装置は、d軸電流の基点は、トルク制御を
行わない状態で負荷トルクと出力トルクの偏差がほぼ0
になる点(この点から後、正になり始める点、あるいは
負になり始める点)としたことにより、負荷状態による
検出誤差が少なくて済む。
のトルク制御装置は、d軸電流の基点は、負荷トルクの
平均値より負荷が変化し始める点としたことにより、負
荷状態による検出誤差が少なくて済む。
のトルク制御装置は、d軸電流の基点は、1回転中を等
間隔で負荷トルク大小の2区間に分けた際の負荷トルク
大区間の始点、あるいは負荷トルク小区間の始点とした
ことにより、負荷状態による検出誤差が少なくて済む。
のトルク制御装置は、位相差は、事前に試験を実施し、
データとして振動が小さくなるような値を記憶させてお
くことにより、環境条件、負荷条件、運転条件、電動機
の固体ばらつきによらず、精度よくトルク制御を行え
る。
のトルク制御装置は、位相区間により周期的に変化させ
るd軸電流の変化幅または変化値を変える手段を備えた
ことにより、不特定の高調波ノイズを発生することな
く、簡易且つ精度よく振動を抑制することができる。
のトルク制御装置は、d軸電流指令値の最終出力を負荷
トルク大の区間で強めて、負荷トルク小の区間で弱める
ことでトルク制御を行うことにより、不特定の高調波ノ
イズを発生することなく、簡易且つ精度よく振動を抑制
することができる。
のトルク制御装置は、周期性のある関数によって周期的
に変化させるd軸電流の変化幅または変化値を変える手
段を備えたことにより、不特定の高調波ノイズを発生す
ることなく、自由度高く且つ精度よく振動を抑制するこ
とができる。
のトルク制御装置は、正弦波関数または余弦波関数によ
りd軸電流の変化幅または変化値を変えることにより、
位相区間の変わり目で急峻にモータ電流位相を変化させ
ることがないので急峻なノイズを発生することなく、ト
ルク制御が行える。
のトルク制御装置は、電動機の回転速度によって周期的
に変化させるd軸電流の変化幅または変化値を事前に記
憶しておく手段を備えたことにより、回転速度によって
振動をより簡易かつ緻密に抑制できる。
のトルク制御装置は、電動機の回転速度によって周期的
に変化させるd軸電流の変化幅または変化値を変える手
段を備えたことにより、自由度高く且つ緻密に振動を抑
制できる。
は、請求項1〜25の何れかに記載の電動機のトルク制
御装置により、圧縮機用電動機を制御することにより、
新たな装置を付加することなく、振動を抑制できる。
装置は、請求項26記載の密閉形圧縮機を冷凍サイクル
に搭載したことにより、新たな装置を付加することな
く、振動を抑制できる。
ク制御方法は、q軸電流Iqから算出した回転子位置情
報を用いて周期的にd軸電流Idを変化させてトルク制
御を行うので、電圧量の検出や振動の検出に新たな装置
を付加することなく、振動を抑制することができる。ま
た、q軸電流の変動が負荷トルク変動に起因する周期性
を有することを利用して電動機の回転子位置を検出する
ので、1次及び高次のノイズに対して強く、検出の精度
が高い。また、トルク制御を行う際の電流脈動が少なく
て済む。
のトルク制御方法は、電動機に流れる少なくとも1相分
の電流を検出して、各相に流れる電流を算出し、各相に
流れる電流からd軸電流とq軸電流を算出することによ
り、誘起電圧ゼロクロスを検出する装置が必要なく、回
転子位置を検出できる。また、誘起電圧ゼロクロスを検
出するための非通電区間が不要なため、トルク制御を行
う際電流脈動が少なくて済む。
のトルク制御方法は、各相電流は120度ずつ位相がず
れることにより、他の相の電流値を求めることにより、
各相ごとに電流を検出するセンサーを取り付ける必要が
なく、安価かつ正確に電流検出が行える。
のトルク制御方法は、インバータは、外部より与えられ
る電動機の回転速度指令と、算出したd軸電流とq軸電
流と、次に与える励磁電流成分の指令値に基づいてPW
M信号を作成し、PWM信号を発生させて、インバータ
主回路により電動機を駆動することにより、電流量を用
いて位置推定を行うので、誘起電圧ゼロクロスを検出す
る装置が必要なく、回転子位置を検出できる。また、誘
起電圧ゼロクロスを検出するための非通電区間が不要な
ため、トルク制御を行う際電流脈動が少なくて済む。
のトルク制御方法は、q軸電流から電動機の負荷トルク
が1回転中で最小または最大になるポイントを検出する
ことにより、電動機の回転子位置を検出することによ
り、q軸電流と電動機の負荷トルクの相関関係から位置
推定を行うので、位置検出のための新たな装置を設ける
ことなく、回転子位置を検出できる。
のトルク制御方法は、外部より与えられる電動機の回転
速度指令と、回転子位置を検出する手段で検出される電
動機の負荷トルクが1回転中で最小または最大になるポ
イント、電動機の負荷が1回転中の負荷トルク平均値よ
り重くなり始めるポイント、電動機の負荷が1回転中の
負荷トルク平均値より軽くなり始めるポイントの情報か
ら、次に与えるd軸電流の指令値を補正して出力し、電
動機のトルク制御を行うことにより、回転速度によって
振動をより簡易且つ緻密に抑制できる。
のトルク制御方法は、外部より与えられる電動機の回転
速度指令と、回転子位置を検出する手段で検出される電
動機の負荷トルクが1回転中で最小または最大になるポ
イント、1回転中を等間隔で負荷トルク大小の2区間に
分けた際、負荷トルク大区間の始点、負荷トルク小区間
の始点の情報から、次に与えるd軸電流の指令値を補正
して出力することにより、回転速度によって振動をより
簡易且つ緻密に抑制できる。
のトルク制御方法は、q軸電流に発生する負荷トルクと
出力トルクの偏差に応じた電流リプルを利用して、トル
ク制御の際に使用する電動機の負荷が1回転中の負荷ト
ルク平均値より重くなり始めるポイント、電動機の負荷
が1回転中の負荷トルク平均値より軽くなり始めるポイ
ントを算出することにより、q軸電流と電動機の負荷ト
ルクの相関関係から位置推定を行うので、位置検出のた
めの新たな装置を設けることなく、回転子位置を検出で
きる。
のトルク制御方法は、q軸電流に発生する負荷トルクと
出力トルクの偏差に応じた電流リプルを利用して、1回
転中を等間隔で負荷トルク大小の2区間に分けた際、負
荷トルク大区間の始点、負荷トルク小区間の始点の情報
を算出することにより、q軸電流と電動機の負荷トルク
の相関関係から位置推定を行うので、位置検出のための
新たな装置を設けることなく、回転子位置を検出でき
る。
のトルク制御方法は、電動機においてトルク制御を行っ
ていない状態からトルク制御を行う状態に移行する前
に、電動機の回転子位置を検出し直すことにより、特殊
な負荷状態での運転の際にも回転子位置検出誤差が大き
くなることはなく、より精度よく振動を抑制できる。
のトルク制御方法は、電動機を起動する際、特定の周波
数まで加速させた後、q軸電流の基本波成分の電流リプ
ルレベルが所定の値以上になった時点で電動機の回転子
位置を検出する工程を作動させることにより、起動時の
電流リプル不足に起因する位置推定誤差を抑えることが
できる。また、q軸電流の瞬時値ではなく、基本波成分
の電流リプルレベルを見ているので、1次及び高次のノ
イズ成分に対して強い。また振動が大きくなる前に回転
子位置を早く検出できトルク制御が行えるため、制御安
定までの時間が短く、より高い信頼性が得られる。
のトルク制御方法は、電動機を起動する際、特定の周波
数まで加速させた後、所定時間経過した時点で電動機の
回転子位置を検出する工程を作動させることにより、起
動時の電流リプル不足に起因する位置推定誤差を抑える
ことができる。
のトルク制御方法は、電動機を起動する際、特定の周波
数まで加速させた後、所定時間経過し、かつq軸電流の
基本波成分の電流リプルレベルが所定の値以上になった
時点で電動機の回転子位置を検出する工程を作動させる
ことにより、起動時の電流リプル不足に起因する位置推
定誤差を抑えることができる。
のトルク制御方法は、電動機の回転子位置を検出する
際、q軸電流の基本波成分の電流リプルレベルにより回
転子基準位置から周期的に変化させるd軸電流の基点ま
での位相差を決めることにより、負荷状態による検出誤
差が少なくて済む。また、1次及び高調波ノイズによら
ず周期的に変化させるd軸電流の基点までの位相を制御
できるので、精度よく振動を抑制できる。
のトルク制御方法は、d軸電流の基点は、トルク制御を
行わない状態で負荷トルクと出力トルクの偏差がほぼ0
になる点(この点から後、正になり始める点、あるいは
負になり始める点)としたことにより、負荷状態による
検出誤差が少なくて済む。
のトルク制御方法は、d軸電流の基点は、負荷トルクの
平均値より負荷が変化し始める点としたことにより、負
荷状態による検出誤差が少なくて済む。
のトルク制御方法は、d軸電流の基点は、1回転中を等
間隔で負荷トルク大小の2区間に分けた際の負荷トルク
大区間の始点、あるいは負荷トルク小区間の始点とした
ことにより、負荷状態による検出誤差が少なくて済む。
のトルク制御方法は、位相差は、事前に試験を実施し、
データとして振動が小さくなるような値を記憶させてお
くことにより、環境条件、負荷条件、運転条件、電動機
の固体ばらつきによらず、精度よくトルク制御を行え
る。
のトルク制御方法は、位相区間により周期的に変化させ
るd軸電流の変化幅または変化値を変えることにより、
不特定の高調波ノイズを発生することなく、簡易且つ精
度よく振動を抑制することができる。
のトルク制御方法は、d軸電流指令値の最終出力を負荷
トルク大の区間で強めて、負荷トルク小の区間で弱める
ことでトルク制御を行うことにより、不特定の高調波ノ
イズを発生することなく、簡易且つ精度よく振動を抑制
することができる。
のトルク制御方法は、周期性のある関数によって周期的
に変化させるd軸電流の変化幅または変化値を変えるこ
とにより、不特定の高調波ノイズを発生することなく、
自由度高く且つ精度よく振動を抑制することができる。
のトルク制御方法は、正弦波関数または余弦波関数によ
りd軸電流の変化幅または変化値を変えることにより、
位相区間の変わり目で急峻にモータ電流位相を変化させ
ることがないので急峻なノイズを発生することなく、ト
ルク制御が行える。
のトルク制御方法は、電動機の回転速度によって周期的
に変化させるd軸電流の変化幅または変化値を事前に記
憶しておくことにより、回転速度によって振動をより簡
易かつ緻密に抑制できる。
のトルク制御方法は、電動機の回転速度によって周期的
に変化させるd軸電流の変化幅または変化値を変えるこ
とにより、自由度高く且つ緻密に振動を抑制できる。
御装置の構成図である。
インバータ部の内部構成図である。
インバータスイッチング素子のPWM駆動信号及びUV
W各相の端子電圧波形図である。
る電流より励磁電流成分(d軸電流Id)とトルク電流
成分(q軸電流Iq)を求める手段の内部構成図であ
る。
御装置において、トルク制御を行わない時のd軸電流指
令値Id**及びq軸電流Iqと相電流Iuと電動機の負
荷トルク変動と振動を示す図である。
御装置において、負荷要素がシングルロータリ圧縮機で
ある場合の機械的位置と負荷トルクの関係を示す図であ
る。
御装置において、トルク制御を行なっている時のd軸電
流指令値Id**及びq軸電流Iqと相電流Iuと電動機
の負荷トルクと振動を示す図である。
御装置の相電流波形の例を示す図である。
御装置において、電動機1の負荷が1回転中の負荷トル
ク平均値よりも重くなり始めるポイントSTPT・電動
機1の負荷が1回転中の負荷トルク平均値よりも軽くな
り始めるポイントWKPT(または1回転を等間隔で負
荷トルク大小の2区間に分けた際の負荷トルク大区間の
始点STPT、負荷トルク小区間の始点WKPT)を演
算するフローチャート図である。
制御装置において、q軸電流の交流成分データをストッ
クする過程を示した図である。
制御装置において、Iq_ACの基本波成分の振幅スペ
クトルspc1と位相補正量Δθの特性例を示した図で
ある。
制御装置において、回転周波数指令ω*とd軸電流指令
Id*の特性例を示す図である。
制御装置において、回転周波数指令ω*とトルク補正量
Kmの特性例を示す図である。
である。
パターン記憶手段の記憶データを示す図である。
信号を示す図である。
ータのU相端子電圧波形を示す図である。
制御における相電流波形図である。
励磁電流成分(d軸電流)とトルク電流成分(q軸電
流)を求める手段、5 回転子位置検出手段、6トルク
制御手段、7 電動機のトルク制御装置、8 インバー
タ主回路、9駆動信号生成手段、10a〜10f スイ
ッチング素子、11a〜11f 還流ダイオード、12
PWM信号発生手段、13 PWM信号作成部、14
2相3相変換手段、15 電圧指令演算手段、16
相電流演算手段、17 3相2相変換手段、18 電圧
検出手段、19 圧縮機、20 速度制御手段、21負
荷トルクパターン記憶部。
Claims (51)
- 【請求項1】 周期的な負荷トルク変動を有する負荷要
素を駆動する電動機と、 前記電動機を駆動するインバータと、 前記電動機に流れる電流を検出して、励磁電流成分であ
るd軸電流とトルク電流成分であるq軸電流とを求める
手段と、 前記q軸電流の変動が前記負荷トルク変動に起因する周
期性を有することを利用して前記電動機の回転子位置を
検出する手段と、 前記回転子位置情報を用いて周期的に前記d軸電流を変
化させてトルク制御を行うトルク制御手段と、を備えた
ことを特徴とする電動機のトルク制御装置。 - 【請求項2】 前記d軸電流とq軸電流を求める手段
は、前記電動機に流れる少なくとも1相分の電流を検出
して、各相に流れる電流を算出する相電流演算手段と、
各相に流れる電流から前記d軸電流とq軸電流を算出す
る3相2相変換手段とを備えたことを特徴とする請求項
1に記載の電動機のトルク制御装置。 - 【請求項3】 前記相電流演算手段は、各相電流は12
0度ずつ位相がずれることにより、他の相の電流値を求
めることを特徴とする請求項2に記載の電動機のトルク
制御装置。 - 【請求項4】 前記インバータは、外部より与えられる
前記電動機の回転速度指令と、算出したd軸電流とq軸
電流と、次に与えるd軸電流の指令値に基づいてPWM
信号を作成する駆動信号生成部と、前記PWM信号を発
生させるPWM信号発生手段と、前記電動機を駆動する
インバータ主回路とを備えたことを特徴とする請求項1
に記載の電動機のトルク制御装置。 - 【請求項5】 前記駆動信号生成部は、d軸電圧とq軸
電圧を演算する電圧指令演算手段と、d軸電圧とq軸電
圧から3相分の出力電圧を求める2相3相変換手段と、
前記3相分の出力電圧が得られるようにPWM信号を作
成するPWM信号作成部とを備えたことを特徴とする請
求項4に記載の電動機のトルク制御装置。 - 【請求項6】 前記電動機の回転子位置を検出する手段
は、前記q軸電流から前記電動機の負荷トルクが1回転
中で最小または最大になるポイントを検出することを特
徴とする請求項1に記載の電動機のトルク制御装置。 - 【請求項7】 前記トルク制御手段は、外部より与えら
れる電動機の回転速度指令と、前記回転子位置を検出す
る手段で検出される電動機の負荷トルクが1回転中で最
小または最大になるポイント、電動機の負荷が1回転中
の負荷トルク平均値より重くなり始めるポイント、電動
機の負荷が1回転中の負荷トルク平均値より軽くなり始
めるポイントの情報から、次に与えるd軸電流の指令値
を補正して出力することを特徴とする請求項1に記載の
電動機のトルク制御装置。 - 【請求項8】 前記トルク制御手段は、外部より与えら
れる電動機の回転速度指令と、前記回転子位置を検出す
る手段で検出される電動機の負荷トルクが1回転中で最
小または最大になるポイント、1回転中を等間隔で負荷
トルク大小の2区間に分けた際、負荷トルク大区間の始
点、負荷トルク小区間の始点の情報から、次に与えるd
軸電流の指令値を補正して出力することを特徴とする請
求項1に記載の電動機のトルク制御装置。 - 【請求項9】 前記q軸電流に発生する負荷トルクと出
力トルクの偏差に応じた電流リプルを利用して、1回転
中を等間隔で負荷トルク大小の2区間に分けた際、負荷
トルク大区間の始点、負荷トルク小区間の始点の情報ト
ルク制御の際に使用する電動機の負荷が1回転中の負荷
トルク平均値より重くなり始めるポイント、電動機の負
荷が1回転中の負荷トルク平均値より軽くなり始めるポ
イントを算出することを特徴とする請求項7に記載の電
動機のトルク制御装置。 - 【請求項10】 前記q軸電流に発生する負荷トルクと
出力トルクの偏差に応じた電流リプルを利用して、1回
転中を等間隔で負荷トルク大小の2区間に分けた際、負
荷トルク大区間の始点、負荷トルク小区間の始点の情報
を算出することを特徴とする請求項1に記載の電動機の
トルク制御装置。 - 【請求項11】 前記電動機においてトルク制御を行っ
ていない状態からトルク制御を行う状態に移行する前
に、前記電動機の回転子位置を検出し直す手段を備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の電動機のトルク制御
装置。 - 【請求項12】 前記電動機を起動する際、特定の周波
数まで加速させた後、前記q軸電流の基本波成分の電流
リプルレベルが所定の値以上になった時点で前記電動機
の回転子位置を検出する手段を作動させることを特徴と
する請求項1に記載の電動機のトルク制御装置。 - 【請求項13】 前記電動機を起動する際、特定の周波
数まで加速させた後、所定時間経過した時点で前記電動
機の回転子位置を検出する手段を作動させることを特徴
とする請求項1に記載の電動機のトルク制御装置。 - 【請求項14】 前記電動機を起動する際、特定の周波
数まで加速させた後、所定時間経過し、かつ前記q軸電
流の基本波成分の電流リプルレベルが所定の値以上にな
った時点で前記電動機の回転子位置を検出する手段を作
動させることを特徴とする請求項1に記載の電動機のト
ルク制御装置。 - 【請求項15】 前記電動機の回転子位置を検出する
際、q軸電流の基本波成分の電流リプルレベルにより回
転子基準位置から周期的に変化させるd軸電流の基点ま
での位相差を決める手段を備えたことを特徴とする請求
項1に記載の電動機のトルク制御装置。 - 【請求項16】 前記d軸電流の基点は、トルク制御を
行わない状態で負荷トルクと出力トルクの偏差がほぼ0
になる点(この点から後、正になり始める点、あるいは
負になり始める点)としたことを特徴とする請求項15
に記載の電動機のトルク制御装置。 - 【請求項17】 前記d軸電流の基点は、負荷トルクの
平均値より負荷が変化し始める点としたことを特徴とす
る請求項15に記載の電動機のトルク制御装置。 - 【請求項18】 前記d軸電流の基点は、1回転中を等
間隔で負荷トルク大小の2区間に分けた際の負荷トルク
大区間の始点、あるいは負荷トルク小区間の始点とした
ことを特徴とする請求項15に記載の電動機のトルク制
御装置。 - 【請求項19】 前記位相差は、事前に試験を実施し、
データとして振動が小さくなるような値を記憶させてお
くことを特徴とする請求項15に記載の電動機のトルク
制御装置。 - 【請求項20】 位相区間により周期的に変化させるd
軸電流の変化幅または変化値を変える手段を備えたこと
を特徴とする請求項1に記載の電動機のトルク制御装
置。 - 【請求項21】 d軸電流指令値の最終出力を負荷トル
ク大の区間で強めて、負荷トルク小の区間で弱めること
でトルク制御を行うことを特徴とする請求項20に記載
の電動機のトルク制御装置。 - 【請求項22】 周期性のある関数によって周期的に変
化させるd軸電流の変化幅または変化値を変える手段を
備えたことを特徴とする請求項1に記載の電動機のトル
ク制御装置。 - 【請求項23】 正弦波関数または余弦波関数によりd
軸電流の変化幅または変化値を変えることを特徴とする
請求項22に記載の電動機のトルク制御装置。 - 【請求項24】 前記電動機の回転速度によって周期的
に変化させるd軸電流の変化幅または変化値を事前に記
憶しておく手段を備えたことを特徴とする請求項1に記
載の電動機のトルク制御装置。 - 【請求項25】 前記電動機の回転速度によって周期的
に変化させるd軸電流の変化幅または変化値を変える手
段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の電動機の
トルク制御装置。 - 【請求項26】 請求項1〜25の何れかに記載の電動
機のトルク制御装置により、圧縮機用電動機を制御する
ことを特徴とする密閉形圧縮機。 - 【請求項27】 請求項26記載の密閉形圧縮機を冷凍
サイクルに搭載したことを特徴とする冷凍サイクル装
置。 - 【請求項28】 周期的な負荷トルク変動を有する負荷
要素を駆動する電動機をインバータで駆動する場合の電
動機のトルク制御方法において、前記電動機に流れる電
流を検出して、励磁電流成分であるd軸電流とトルク電
流成分であるq軸電流とを求める工程と、 前記q軸電流の変動が前記負荷トルク変動に起因する周
期性を有することを利用して前記電動機の回転子位置を
検出する工程と、 前記回転子位置情報を用いて周期的に前記d軸電流を変
化させてトルク制御を行う工程と、を備えたことを特徴
とする電動機のトルク制御方法。 - 【請求項29】 前記電動機に流れる少なくとも1相分
の電流を検出して、各相に流れる電流を算出し、各相に
流れる電流から前記d軸電流とq軸電流を算出すること
を特徴とする請求項28に記載の電動機のトルク制御方
法。 - 【請求項30】 各相電流は120度ずつ位相がずれる
ことにより、他の相の電流値を求めることを特徴とする
請求項29に記載の電動機のトルク制御方法。 - 【請求項31】 前記インバータは、外部より与えられ
る前記電動機の回転速度指令と、算出したd軸電流とq
軸電流と、次に与える励磁電流成分の指令値に基づいて
PWM信号を作成し、前記PWM信号を発生させて、イ
ンバータ主回路により前記電動機を駆動することを特徴
とする請求項28に記載の電動機のトルク制御方法。 - 【請求項32】 前記q軸電流から前記電動機の負荷ト
ルクが1回転中で最小または最大になるポイントを検出
することにより、前記電動機の回転子位置を検出するこ
とを特徴とする請求項28に記載の電動機のトルク制御
方法。 - 【請求項33】 外部より与えられる電動機の回転速度
指令と、前記回転子位置を検出する手段で検出される電
動機の負荷トルクが1回転中で最小または最大になるポ
イント、電動機の負荷が1回転中の負荷トルク平均値よ
り重くなり始めるポイント、電動機の負荷が1回転中の
負荷トルク平均値より軽くなり始めるポイントの情報か
ら、次に与えるd軸電流の指令値を補正して出力し、電
動機のトルク制御を行うことを特徴とする請求項28に
記載の電動機のトルク制御方法。 - 【請求項34】 外部より与えられる電動機の回転速度
指令と、前記回転子位置を検出する手段で検出される電
動機の負荷トルクが1回転中で最小または最大になるポ
イント、1回転中を等間隔で負荷トルク大小の2区間に
分けた際、負荷トルク大区間の始点、負荷トルク小区間
の始点の情報から、次に与えるd軸電流の指令値を補正
して出力することを特徴とする請求項28に記載の電動
機のトルク制御方法。 - 【請求項35】 前記q軸電流に発生する負荷トルクと
出力トルクの偏差に応じた電流リプルを利用して、トル
ク制御の際に使用する電動機の負荷が1回転中の負荷ト
ルク平均値より重くなり始めるポイント、電動機の負荷
が1回転中の負荷トルク平均値より軽くなり始めるポイ
ントを算出することを特徴とする請求項33に記載の電
動機のトルク制御方法。 - 【請求項36】 前記q軸電流に発生する負荷トルクと
出力トルクの偏差に応じた電流リプルを利用して、1回
転中を等間隔で負荷トルク大小の2区間に分けた際、負
荷トルク大区間の始点、負荷トルク小区間の始点の情報
を算出することを特徴とする請求項28に記載の電動機
のトルク制御方法。 - 【請求項37】 前記電動機においてトルク制御を行っ
ていない状態からトルク制御を行う状態に移行する前
に、前記電動機の回転子位置を検出し直すことを特徴と
する請求項28に記載の電動機のトルク制御方法。 - 【請求項38】 前記電動機を起動する際、特定の周波
数まで加速させた後、前記q軸電流の基本波成分の電流
リプルレベルが所定の値以上になった時点で前記電動機
の回転子位置を検出する工程を作動させることを特徴と
する請求項28に記載の電動機のトルク制御方法。 - 【請求項39】 前記電動機を起動する際、特定の周波
数まで加速させた後、所定時間経過した時点で前記電動
機の回転子位置を検出する工程を作動させることを特徴
とする請求項28に記載の電動機のトルク制御方法。 - 【請求項40】 前記電動機を起動する際、特定の周波
数まで加速させた後、所定時間経過し、かつ前記q軸電
流の基本波成分の電流リプルレベルが所定の値以上にな
った時点で前記電動機の回転子位置を検出する工程を作
動させることを特徴とする請求項28に記載の電動機の
トルク制御方法。 - 【請求項41】 前記電動機の回転子位置を検出する
際、q軸電流の基本波成分の電流リプルレベルにより回
転子基準位置から周期的に変化させるd軸電流の基点ま
での位相差を決めることを特徴とする請求項28に記載
の電動機のトルク制御方法。 - 【請求項42】 前記d軸電流の基点は、トルク制御を
行わない状態で負荷トルクと出力トルクの偏差がほぼ0
になる点(この点から後、正になり始める点、あるいは
負になり始める点)としたことを特徴とする請求項41
に記載の電動機のトルク制御方法。 - 【請求項43】 前記d軸電流の基点は、負荷トルクの
平均値より負荷が変化し始める点としたことを特徴とす
る請求項41に記載の電動機のトルク制御方法。 - 【請求項44】 前記d軸電流の基点は、1回転中を等
間隔で負荷トルク大小の2区間に分けた際の負荷トルク
大区間の始点、あるいは負荷トルク小区間の始点とした
ことを特徴とする請求項41に記載の電動機のトルク制
御方法。 - 【請求項45】 前記位相差は、事前に試験を実施し、
データとして振動が小さくなるような値を記憶させてお
くことを特徴とする請求項41に記載の電動機のトルク
制御方法。 - 【請求項46】 位相区間により周期的に変化させるd
軸電流の変化幅または変化値を変えることを特徴とする
請求項28に記載の電動機のトルク制御方法。 - 【請求項47】 d軸電流指令値の最終出力を負荷トル
ク大の区間で強めて、負荷トルク小の区間で弱めること
でトルク制御を行うことを特徴とする請求項46に記載
の電動機のトルク制御方法。 - 【請求項48】 周期性のある関数によって周期的に変
化させるd軸電流の変化幅または変化値を変えることを
特徴とする請求項28に記載の電動機のトルク制御方
法。 - 【請求項49】 正弦波関数または余弦波関数によりd
軸電流の変化幅または変化値を変えることを特徴とする
請求項48に記載の電動機のトルク制御方法。 - 【請求項50】 前記電動機の回転速度によって周期的
に変化させるd軸電流の変化幅または変化値を事前に記
憶しておくことを特徴とする請求項28に記載の電動機
のトルク制御方法。 - 【請求項51】 前記電動機の回転速度によって周期的
に変化させるd軸電流の変化幅または変化値を変えるこ
とを特徴とする請求項28に記載の電動機のトルク制御
方法。
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JP2002144102A JP3766348B2 (ja) | 2002-05-20 | 2002-05-20 | 電動機のトルク制御装置及び電動機のトルク制御方法及び密閉形圧縮機及び冷凍サイクル装置 |
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