JP2003338791A - 光伝送システム、光送信装置及び光受信装置 - Google Patents

光伝送システム、光送信装置及び光受信装置

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JP2003338791A
JP2003338791A JP2002147045A JP2002147045A JP2003338791A JP 2003338791 A JP2003338791 A JP 2003338791A JP 2002147045 A JP2002147045 A JP 2002147045A JP 2002147045 A JP2002147045 A JP 2002147045A JP 2003338791 A JP2003338791 A JP 2003338791A
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signal
input
signals
transmission
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JP2002147045A
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Seiichirou Kawashima
勢一郎 川島
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光伝送システム、光送信装置及び光受信装置
において、大型で高価である分散補償ファイバを使用す
ることなく、光ファイバの分散によるパルス幅歪を削減
する。 【解決手段】 光送信装置2に入力されたデータ信号
は、差動信号発生回路8により2つの差動信号に変換さ
れ、2つの差動信号のうち一方の正相信号はLD駆動回
路6に入力され、他方の反転信号はLD駆動回路7に入
力される。各入力信号がLD駆動回路6、7により規定
のレベルに変換されて光源3、4に出力され、光源3、
4の光出力C、Dが光カプラ5により合波され、合波信
号Eが伝送用光ファイバ1に入力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバが有す
る波長分散に伴うパルス幅歪を補償する光伝送システ
ム、光送信装置及び光受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図37にこの種の光伝送システムのブロ
ック図を、図38(a)に伝送用光ファイバの分散特性
と分散補償ファイバの分散特性を、図38(b)に光源
のスペクトル特性を示す。図37の光伝送システムにお
いて、伝送用光ファイバ1は光信号を伝送する媒体であ
る。光送信装置52はLD駆動回路6、光源(LD1)
3、分散補償ファイバ(DCF)51を有する。光源3
はレーザダイオードであり、入力される電気信号を光信
号に変換する。LD駆動回路6は光源3を駆動するため
のものであり、入力されるデータ信号から光源3を駆動
するために必要なレベルに変換する。DCF51は伝送
用光ファイバ1の分散値を補償するために光源3と光フ
ァイバ1の間に挿入される。
【0003】光受信装置53は受光素子(PD1)1
0、プリアンプ13、等化増幅回路16、識別再生回路
17を有する。受光素子10はフォトダイオードであ
り、入力される光信号を電気信号に変換する。プリアン
プ13は受光素子10から入力される微小な電気信号を
低雑音増幅し、等化増幅回路16は雑音を極小化するた
めに余分な帯域を削除し、次段の識別再生回路17が必
要とするレベルまで電気信号を増幅する。識別再生回路
17は入力される電気信号からクロック成分を抽出する
とともに、抽出したクロックによりデータの波形整形を
行う。
【0004】上記構成において、光送信装置52にデー
タ(図中DATAと示す)が入力されると、LD駆動回
路6により光源3を駆動できる電力に変換され光源3を
駆動する。光源3は、LD駆動回路6の出力信号強度に
応じた光信号に変換し出力する。ここで図38(b)に
示したように、光源3には波長λの広がりΔλが存在す
る。この波長広がりΔλと、図38(a)に示した伝送
用光ファイバの分散(T)により、光源3のスペクトル
の中で早く受信端に到着する成分と遅く到着する成分が
生じてしまう。この現象より、光源3の出力でのパルス
の幅が、受信端では広がってしまうことになる。
【0005】そこで、光源3の出力部に伝送用光ファイ
バ1の分散(T)を打ち消す分散値(−T)を持つ分散
補償ファイバ51を備えることでパルス幅歪を抑制する
ことができる。分散補償ファイバ51と伝送用光ファイ
バ1によりパルス幅歪を抑制されて伝送された光信号は
光受信装置53に入力され、受光素子10により電気信
号に変換され、プリアンプ13により低雑音増幅され、
等化増幅回路16により増幅されて、識別再生回路17
によりデータ信号とクロック信号が出力される。このよ
うに、上記従来の光伝送システムでも光源のスペクトル
の波長広がりΔλと伝送用光ファイバ1の分散(T)に
よるパルス幅歪を抑制し、良好な伝送を実現することが
できる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光伝送システムでは、大型で高コストの分散補償フ
ァイバ51を備える必要があり、光送信装置の小型化や
低コスト化ができないという問題があった。
【0007】本発明は、このような従来の問題を解決す
るものであり、大型で高コストの分散補償ファイバを省
略して小型で低コストの光伝送システム、光送信装置及
び光受信装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明の
光伝送システムは上記目的を達成するために、入力され
た電気信号であるデータを差動信号に変換し、2つの光
源の各出射光をそれぞれ前記差動信号により変調し、前
記変調された2つの光源の各光信号を合波して1本の伝
送用光ファイバで伝送する光送信装置と、前記1本の伝
送用光ファイバで伝送されてきた合波信号を前記2つの
光源のそれぞれに対応する各波長の光信号に分離して2
つの電気信号に変換し、前記2つの電気信号の差分信号
を算出して受信データを再生する光受信装置とを、備え
たことを特徴とする。上記構成により、大型で高コスト
の分散補償ファイバを省略して小型で低コストの光伝送
システムを実現することができる。
【0009】請求項2に記載の発明の光送信装置は、入
力された電気信号であるデータを差動信号に変換する変
換手段と、2つの光源の各出射光をそれぞれ前記差動信
号により変調する変調手段と、前記変調された2つの光
源の各光信号を合波して1本の伝送用光ファイバに送出
する合波手段とを、備えたことを特徴とする。上記構成
により、大型で高コストの分散補償ファイバを省略して
小型で低コストの光伝送システムを実現することができ
る。
【0010】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の光送信装置において、前記2つの光源の内、伝送用光
ファイバの分散が少ない方の波長に波長変動の大きい又
はスペクトル幅が広い光源を配置し、伝送用光ファイバ
の分散が大きい方の波長に波長変動が少ない又はスペク
トル幅が狭い光源を配置したことを特徴とする。上記構
成により、大型で高コストの分散補償ファイバを省略し
て小型で低コストの光伝送システムを実現することがで
きる。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の光送信装置において、前記変換手段が、入力さ
れたデータ電気信号をトランスにより差動信号に変換す
ることを特徴とする。上記構成により、大型で高コスト
の分散補償ファイバを省略して小型で低コストの光伝送
システムを実現することができる。
【0012】請求項5に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の光送信装置において、前記変換手段が、入力さ
れたデータ電気信号を論理素子回路により差動信号に変
換することを特徴とする。上記構成により、大型で高コ
ストの分散補償ファイバを省略して小型で低コストの光
伝送システムを実現することができる。
【0013】請求項6に記載の発明は、請求項2又は3
に記載の光送信装置において、前記変換手段及び変調手
段が、差動増幅回路型の光源駆動回路の2つのトランジ
スタの各コレクタに各光源を接続することにより、入力
されたデータ電気信号を光変調して差動の光信号に変換
することを特徴とする。上記構成により、大型で高コス
トの分散補償ファイバを省略して小型で低コストの光伝
送システムを実現することができる。
【0014】請求項7に記載の発明は、請求項2から6
のいずれか1つに記載の光送信装置において、前記合波
手段が、前記2つの光源の各出力を、光信号の波長多重
を行うWDMカプラで合波することを特徴とする。
【0015】請求項8に記載の発明は、光送信装置にお
いて、入力された電気信号であるデータを差動信号に変
換し、2つの光源の各出射光をそれぞれ前記差動信号に
より変調し、前記変調された2つの光源の各光信号を合
波して1本の伝送用光ファイバで伝送する光伝送システ
ムにおける光受信装置であって、前記1本の伝送用光フ
ァイバで伝送されてきた合波信号を前記2つの光源のそ
れぞれに対応する各波長の光信号に分離する分離手段
と、前記分離手段により分離された各波長の光信号をそ
れぞれ電気信号に変換する変換手段と、前記変換手段に
より変換された2つの電気信号の差分信号を算出する算
出手段と、前記算出手段により算出された差分信号に基
づいて受信データを再生する手段とを、備えたことを特
徴とする。上記構成により、大型で高コストの分散補償
ファイバを省略して小型で低コストの光伝送システムを
実現することができる。
【0016】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の光受信装置において、前記算出手段が、前記変換手段
により変換された2つの電気信号をトランスにより差信
号に変換することを特徴とする。上記構成により、大型
で高コストの分散補償ファイバを省略して小型で低コス
トの光伝送システムを実現することができる。
【0017】請求項10に記載の発明は、請求項8に記
載の光受信装置において、前記変換手段が、前記分離手
段により分離された各波長の光信号をそれぞれ第1、第
2の受光素子に入力して、第1の受光素子のアノードと
第2の受光素子のカソードから前記2つの電気信号を取
り出し、前記算出手段は、前記変換手段により取り出さ
れた2つの電気信号を加算して前記差分信号を算出する
ことを特徴とする。上記構成により、大型で高コストの
分散補償ファイバを省略して小型で低コストの光伝送シ
ステムを実現することができる。
【0018】請求項11に記載の発明は、請求項8に記
載の光受信装置において、前記変換手段及び算出手段
が、前記分離手段により分離された各波長の光信号をそ
れぞれ、アノードとカソードを接続した第1、第2の受
光素子に入力して、前記第1、第2の受光素子の接続点
から前記差分信号を取り出すことを特徴とする。上記構
成により、大型で高コストの分散補償ファイバを省略し
て小型で低コストの光伝送システムを実現することがで
きる。
【0019】請求項12に記載の発明は、請求項8に記
載の光受信装置において、前記変換手段及び算出手段
が、前記分離手段により分離された各波長の光信号をそ
れぞれ、各差動型増幅回路に接続された第1、第2の受
光素子に入力して、前記各差動増幅回路の出力を足し合
わせることで前記差分信号を取り出すことを特徴とす
る。
【0020】請求項13に記載の発明は、請求項2から
請求項7のいずれか1つに記載の光送信装置と、請求項
8から請求項12のいずれか1つに記載の光受信装置を
用いた光伝送システムである。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。 <第1の実施の形態>図1は本発明に係る光伝送システ
ムの第1の実施の形態を示す構成図、図2は図1におけ
る各点の信号A〜Kの波形を示す図である。
【0022】図1において、光送信装置2の出力光信号
は伝送用光ファイバ1により伝送され、光受信装置9に
よって電気信号に変換され出力される。光送信装置2に
おける差動信号発生回路8は、入力されるデータ信号D
ATAを差動信号に変換してそれぞれをLD駆動回路
6、7に出力する。LD駆動回路6、7はそれぞれ、光
源(LD1、LD2)3、4を駆動するためのものであ
り、光源3、4はそれぞれ、LD駆動回路6、7の出力
する差動信号A、Bを光信号に変換して波長λ1、λ2
の光信号を出力する。光カプラ5は光源3、4の光出力
である波長λ1、λ2の光信号C、Dを合波して合波信
号Eとして伝送用光ファイバ1に出力する。差動信号発
生回路8とLD駆動回路6、7は電気的に接続され、L
D駆動回路6、7と光源3、4は電気的に接続されてい
る。光源3、4と光カプラ5は光学的に接続され、光カ
プラ5と伝送用光ファイバ1は光学的に接続されてい
る。
【0023】光受信装置9における波長分離カプラ12
は、入力される波長λ1、λ2の光信号Fを分離して出
力する。受光素子10、11はそれぞれ、入力される波
長λ1、λ2の光信号G、Hを電気信号に変換し、プリ
アンプ13、14はそれぞれ、受光素子10、11の出
力を低雑音増幅する。減算回路15はプリアンプ13、
14の出力I、Jの差分信号=I−Jを出力する。等化
増幅回路16は減算回路15の出力信号の帯域を制限し
て増幅を行う。識別再生回路17は入力される電気信号
Kからクロック成分を抽出するとともに、データの再生
を行い、クロック信号CLKとともにデータ信号DAT
Aを出力する。伝送用光ファイバ1と波長分離カプラ1
2、波長分離カプラ12と受光素子10、11は光学的
に接続され、受光素子10、11とプリアンプ13、1
4、プリアンプ13、14と減算回路15、減算回路1
5と等化増幅回路16、等化増幅回路16と識別再生回
路17は電気的に接続されている。
【0024】次に図1、図2を参照して第1の実施の形
態の動作について説明する。光送信装置2に入力された
データ信号は、差動信号発生回路8により2つの差動信
号に変換される。2つの差動信号のうち一方の正相信号
はLD駆動回路6に入力され、他方の反転信号はLD駆
動回路7に入力される。各入力信号はそれぞれLD駆動
回路6、7により規定のレベルに変換されて光源3、4
に出力される。このとき、光源3の入力信号Aは図2の
(A)のような信号であり、光源4の入力信号Bは図2
の(B)のような信号となる。光源3が出力する波長λ
1の光信号Cは図2の(C)のような波形となり、光源
4が出力する波長λ2の光信号Dは図2の(D)のよう
な波形となる。ここで、図2の(C)から(H)では波
長λ1の光信号を実線で、波長λ2の光信号を点線で示
している。
【0025】光源3、4の光出力C、Dは光カプラ5に
より合波され、合波信号Eは図2の(E)のような波形
で伝送用光ファイバ1に入力される。図2(E)の波形
の光信号Eは、伝送用光ファイバ1により伝送され、光
受信装置9に到着する信号Fは、伝送用光ファイバ1の
分散によりパルス幅歪が生じ、図2の(F)のようにλ
1、λ2の光信号がそれぞれパルス幅が広がってしま
う。λ1、λ2の光信号は波長分離カプラ12により分
離され、分離された信号G、Hはそれぞれ、受光素子1
0、11に入力されて電気信号に変換され、各電気信号
がプリアンプ13、14により増幅されて信号I、Jと
して出力される。ここでの波形は、図2の(I)と
(J)のようになる。
【0026】プリアンプ13、14の出力信号I、Jが
減算回路15によって、差分信号=I−Jに変換され、
図2の(K)の実線のような波形の信号に変換される。
さらに、この波形の信号が等化増幅回路16により帯域
制限を受け、図2の(K)の点線の波形の信号Kに変換
される。この波形の信号Kは、図2(A)の伝送前の波
形が帯域を受けた波形と等しく、伝送用光ファイバ1の
分散の影響により生じたパルス幅の広がりを除去したも
のとなっている。さらに、この波形の信号から識別再生
回路17によりクロック信号CLKとデータ信号DAT
Aを再生して出力する。このように、本発明の第1の実
施の形態によれば、大型で高価な分散補償ファイバを使
うことなく伝送用光ファイバの分散の影響を除去するこ
とができ、光伝送装置の小型化・低コスト化が実現す
る。
【0027】<第2の実施の形態>図3に、本発明にお
ける第2の実施の形態の光送信装置18のブロック図を
示す。図3において、トランス回路19は入力されるデ
ータ信号DATAを差動信号に変換してLD駆動回路
6、7に出力する。トランス回路19とLD駆動回路
6、7は電気的に接続され、LD駆動回路6、7と光源
3、4は電気的に接続されている。光源3、4と光カプ
ラ5は光学的に接続され、光カプラ5と伝送用光ファイ
バ1は光学的に接続されている。
【0028】次に第2の実施の形態の動作について説明
する。光送信装置18に入力されたデータ信号DATA
は、トランス回路19により2つの差動信号に変換され
る。2つの差動信号のうち一方の正相信号はLD駆動回
路6に入力され、他方の反転信号はLD駆動回路7に入
力される。LD駆動回路6、7により規定のレベルに変
換され光源3、4に出力される。このとき、光源3の入
力信号は図2の(A)のような信号であり、光源4の入
力信号は図2の(B)のような信号となる。光源3が出
力する波長λ1の光信号は図2の(C)のような波形と
なり、光源4が出力する波長λ2の光信号は図2の
(D)のような波形となる。光源3、4の光出力は光カ
プラ5により合波され、図2の(E)のような波形で、
伝送用光ファイバ1に入力される。このように、本発明
の第2の実施の形態によれば、大型で高価な分散補償フ
ァイバを使うことなく伝送用光ファイバの分散の影響を
除去することができる光伝送方法の光送信装置を提供す
ることができる。
【0029】<第3の実施の形態>図4に、本発明にお
ける第3の実施の形態の光送信装置20のブロック図を
示す。図4において、論理素子回路21は入力されるデ
ータ信号DATAを差動信号に変換してLD駆動回路
6、7に出力する。論理素子回路21とLD駆動回路
6、7は電気的に接続され、LD駆動回路6、7と光源
3、4は電気的に接続されている。光源3、4と光カプ
ラ5は光学的に接続され、光カプラ5と伝送用光ファイ
バ1は光学的に接続されている。
【0030】次に第3の実施の形態の動作について説明
する。光送信装置20に入力されたデータ信号DATA
は、論理素子回路21により2つの差動信号を出力す
る。2つの差動信号のうち一方の正相信号はLD駆動回
路6に入力され、他方の反転信号はLD駆動回路7に入
力される。各入力信号はそれぞれLD駆動回路6、7に
より規定のレベルに変換されて光源3、4に出力され
る。このとき、光源3の入力信号は図2の(A)のよう
な信号であり、光源4の入力信号は図2の(B)のよう
な信号となる。光源3が出力する波長λ1の光信号は図
2の(C)のような波形となり、光源4が出力する波長
λ2の光信号は図2の(D)のような波形となる。光源
3、4の光出力は光カプラ5により合波され、図2の
(E)のような波形で、伝送用光ファイバ1に入力され
る。このように、本発明の第3の実施の形態によれば、
大型で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光
ファイバの分散の影響を除去することができる光伝送方
法の光送信装置を提供することができる。
【0031】<第4の実施の形態>図5に、本発明にお
ける第4の実施の形態の光送信装置29のブロック図を
示す。図5において、トランジスタ素子22、23は、
各ベースに入力されるデータ信号DATAに応じた電流
をコレクタ−エミッタ間に流す。抵抗素子(24、2
5)、(26、27)はそれぞれ、トランジスタ素子2
2、23の各ベースにバイアスを与えるためである。ト
ランジスタ素子22、23の各コレクタにはそれぞれ光
源3、4が接続され、各エミッタには共通に定電流源2
8が接続されている。光源3、4はそれぞれ、トランジ
スタ素子22、23の出力する差動電流信号を光信号に
変換してλ1とλ2の波長の光信号を出力する。
【0032】次に第4の実施の形態の動作について説明
する。光送信装置29に入力されたデータ信号DATA
は、トランジスタ素子22、23により2つの差動電流
信号に変換される。2つの差動電流信号のうち一方の正
相信号は光源3に入力され、他方の反転信号は光源4に
入力される。この時、光源3の入力信号は図2の(A)
のような信号であり、光源4の入力信号は図2の(B)
のような信号となる。光源3が出力する波長λ1の光信
号は図2の(C)のような波形となり、光源4が出力す
る波長λ2の光信号は図2の(D)のような波形とな
る。光源3、4の光出力は光カプラ5により合波され、
図2の(E)のような波形で、伝送用光ファイバ1に入
力される。このように、本発明の第4の実施の形態によ
れば、大型で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝
送用光ファイバの分散の影響を除去することができる光
伝送方法の光送信装置を提供することができる。
【0033】<第5の実施の形態>図6に、本発明にお
ける第5の実施の形態の光送信装置31のブロック図を
示す。図6において、波長多重カプラ30は、光源3、
4の光出力である波長λ1、λ2の光信号を少ない損失
で合波し伝送用光ファイバ1に出力する。トランス回路
19とLD駆動回路6、7は電気的に接続され、LD駆
動回路6、7と光源3、4は電気的に接続されている。
光源3、4と波長多重カプラ30は光学的に接続され、
波長多重カプラ30と伝送用光ファイバ1は光学的に接
続されている。
【0034】次に第5の実施の形態の動作について説明
する。光送信装置31に入力されたデータ信号DATA
は、トランス回路19により2つの差動信号に変換され
る。2つの差動信号のうち一方の正相信号はLD駆動回
路6に入力され、他方の反転信号はLD駆動回路7に入
力される。LD駆動回路6、7により規定のレベルに変
換され光源3、4に出力される。この時、光源3の入力
信号は図2の(A)のような信号であり、光源4の入力
信号は図2の(B)のような信号となる。光源3が出力
する波長λ1の光信号は図2の(C)のような波形とな
り、光源4が出力する波長λ2の光信号は図2の(D)
のような波形となる。光源3、4の光出力は波長多重カ
プラ30により少ない損失で合波され、図2の(E)の
ような波形で、伝送用光ファイバ1に入力される。この
ように、本発明の第5の実施の形態によれば、大型で高
価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファイバ
の分散の影響を除去することができ、さらに光出力の損
失が少ない光送信装置を提供することができる。
【0035】<第6の実施の形態>図7に、本発明にお
ける第6の実施の形態の光送信装置32のブロック図を
示す。図7において、論理素子回路21とLD駆動回路
6、7は電気的に接続され、LD駆動回路6、7と光源
3、4は電気的に接続されている。光源3、4と波長多
重カプラ30は光学的に接続され、波長多重カプラ30
と伝送用光ファイバ1は光学的に接続されている。
【0036】次に第6の実施の形態の動作について説明
する。光送信装置32に入力されたデータ信号DATA
は論理素子回路21に入力して論理素子回路21が2つ
の差動信号を出力する。2つの差動信号のうち一方の正
相信号はLD駆動回路6に入力され、他方の反転信号は
LD駆動回路7に入力される。LD駆動回路6、7によ
り規定のレベルに変換され光源3、4に出力される。こ
の時、光源3の入力信号は図2の(A)のような信号で
あり、光源4の入力信号は図2の(B)のような信号と
なる。光源3が出力する波長λ1の光信号は図2の
(C)のような波形となり、光源4が出力する波長λ2
の光信号は図2の(D)のような波形となる。光源3、
4の光出力は波長多重カプラ30により低損失で合波さ
れ、図2の(E)のような波形で、伝送用光ファイバ1
に入力される。このように、本発明の第6の実施の形態
によれば、大型で高価な分散補償ファイバを使うことな
く伝送用光ファイバの分散の影響を除去することができ
る光伝送方法の光送信装置を提供することができる。
【0037】<第7の実施の形態>図8に、本発明にお
ける第7の実施の形態の光送信装置33のブロック図を
示す。図8において、トランジスタ素子22、23と光
源3、4は電気的に接続されている。光源3、4と波長
多重カプラ30は光学的に接続され、波長多重カプラ3
0と伝送用光ファイバ1は光学的に接続されている。
【0038】次に第7の実施の形態の動作について説明
する。光送信装置33に入力されたデータ信号DATA
は、トランジスタ素子22、23により2つの差動電流
信号に変換される。2つの差動電流信号のうち一方の正
相信号は光源3に入力され、他方の反転信号は光源4に
入力される。この時、光源3の入力信号は図2の(A)
のような信号であり、光源4の入力信号は図2の(B)
のような信号となる。光源3が出力する波長λ1の光信
号は図2の(C)のような波形となり、光源4が出力す
る波長λ2の光信号は図2の(D)のような波形とな
る。光源3、4の光出力は波長多重カプラ30により合
波され、図2の(E)のような波形で、伝送用光ファイ
バ1に入力される。このように、本発明の第7の実施の
形態によれば、大型で高価な分散補償ファイバを使うこ
となく伝送用光ファイバの分散の影響を除去することが
できる光伝送方法の光送信装置を提供することができ
る。
【0039】<第8の実施の形態>図9に、本発明にお
ける第8の実施の形態の光受信装置33のブロック図を
示す。トランス回路34はプリアンプ13、14の各出
力の差分信号を等化増幅回路16に出力する。伝送用光
ファイバ1と波長分離カプラ12、波長分離カプラ12
と受光素子10、11は光学的に接続され、受光素子1
0、11とプリアンプ13、14、プリアンプ13、1
4とトランス回路34、トランス回路34と等化増幅回
路16、等化増幅回路16と識別再生回路17は電気的
に接続されている。
【0040】次に第8の実施の形態の動作について説明
する。入力されるλ1、λ2の光信号は波長分離カプラ
12により分離され、分離された各光信号はそれぞれ、
受光素子10、11に入力され電気信号に変換され、各
電気信号はそれぞれプリアンプ13、14により増幅さ
れて出力される。ここでの波形は、図2の(I)と
(J)のようになる。プリアンプ13、14の出力信号
がトランス回路34によって差分信号に変換され、図2
の(K)の実線のような波形の信号に変換される。さら
に、この波形が等化増幅回路16により帯域制限を受
け、図2の(K)の点線の波形の信号Kに変換される。
この波形は、図2(A)の伝送前の波形が帯域を受けた
波形と等しく、伝送用光ファイバ1の分散の影響により
生じたパルス幅の広がりを除去したものとなっている。
さらに、この波形から識別再生回路17によりクロック
信号とデータ信号を再生して出力する。このように、本
発明の第8の実施の形態によれば、大型で高価な分散補
償ファイバを使うことなく伝送用光ファイバの分散の影
響を除去することができる光受信装置を提供することが
できる。
【0041】<第9の実施の形態>図10に、本発明に
おける第9の実施の形態の光受信装置40のブロック図
を示す。波長分離カプラ12は入力されるλ1とλ2の
波長の光信号を分離して、それぞれを受光素子36、3
7に出力する。38、39はそれぞれ受光素子36、3
7のバイアス用の抵抗素子である。受光素子36、37
は入力される各光信号を電気信号に変換する。プリアン
プ13、14はそれぞれ受光素子36のカソード出力、
受光素子37のアノード出力を低雑音増幅する。加算回
路42はプリアンプ13、14の出力を合波して等化増
幅回路に出力する。
【0042】次に第9の実施の形態の動作について説明
する。入力されるλ1、λ2の光信号は波長分離カプラ
12により分離され、分離された各光信号はそれぞれ、
受光素子36、37に入力され電気信号に変換される。
ここで受光素子36のカソードがプリアンプ13に接続
されているため、入力される光信号が反転された電気信
号がプリアンプ13により増幅されて出力される。一
方、受光素子37のアノードがプリアンプ14に接続さ
れているため、入力される光信号に比例した電気信号が
プリアンプ14により増幅されて出力される。
【0043】プリアンプ13、14の出力信号は加算回
路42により合波され、図2の(K)の実線のような波
形の信号に変換される。さらに、この波形が等化増幅回
路により帯域制限を受け、図2の(K)の点線の波形の
信号Kに変換される。この波形は、図2(A)の伝送前
の波形が帯域を受けた波形と等しく、伝送用光ファイバ
1の分散の影響により生じたパルス幅の広がりを除去し
たものとなっている。さらに、この波形から識別再生回
路17によりクロック信号とデータ信号を再生して出力
する。このように、本発明の第9の実施の形態によれ
ば、大型で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送
用光ファイバの分散の影響を除去することができる光受
信装置を提供することができる。
【0044】<第10の実施の形態>図11に、本発明
における第10の実施の形態の光受信装置41のブロッ
ク図を示す。波長分離カプラ12は、入力されるλ1と
λ2の波長の各光信号を分離して、それぞれを受光素子
36、37に出力する。38、39はそれぞれ受光素子
36、37のバイアス用の抵抗素子である。受光素子3
6、37はそれぞれ入力される各光信号を電気信号に変
換する。プリアンプ13は受光素子36、37の接続点
の出力を低雑音増幅して等化増幅回路16に出力する。
【0045】次に第10の実施の形態の動作について説
明する。入力されるλ1、λ2の光信号は波長分離カプ
ラ12により分離され、それぞれが受光素子36、37
に入力され電気信号に変換される。ここで受光素子36
のアノードと受光素子14のカソードとプリアンプ13
が接続されているため、受光素子36と受光素子37の
差分電流信号がプリアンプ13に入力される。プリアン
プ13の出力信号は、受光素子36と受光素子37に入
力される光信号の差に比例した電気信号となるため、図
2の(K)の実線のような波形の信号に変換される。さ
らに、この波形が等化増幅回路により帯域制限を受け、
図2の(K)の点線の波形の信号Kに変換される。この
波形は、図2(A)の伝送前の波形が帯域を受けた波形
と等しく、伝送用光ファイバ1の分散の影響により生じ
たパルス幅の広がりを除去したものとなっている。さら
に、この波形から識別再生回路17によりクロック信号
とデータ信号を再生して出力する。このように、本発明
の第10の実施の形態によれば、大型で高価な分散補償
ファイバを使うことなく伝送用光ファイバの分散の影響
を除去することができる光受信装置を提供することがで
きる。
【0046】<第11の実施の形態>図12に、本発明
における第11の実施の形態の光受信装置50のブロッ
ク図を示す。波長分離カプラ12は、入力されるλ1と
λ2の波長の光信号を分離して、それぞれを受光素子3
6、37に出力する。45、46はそれぞれ受光素子3
6、37のバイアス用の抵抗素子である。受光素子3
6、37と抵抗素子45、46の各接続点はそれぞれト
ランジスタ素子43、44の各ベースに接続されてい
る。47、48はそれぞれトランジスタ素子43、44
の負荷となる抵抗素子、49は定電流源であり、トラン
ジスタ素子43、44と抵抗素子47、48と電流源4
9で差動型のプリアンプを構成している。受光素子3
6、37は入力される光信号を電気信号に変換する。等
化増幅回路16はトランジスタ素子44のコレクタに接
続されている。
【0047】次に第11の実施の形態の動作について説
明する。入力されるλ1、λ2の光信号は波長分離カプ
ラ12により分離され、それぞれが受光素子36、37
に入力され電気信号に変換される。受光素子36の出力
はトランジスタ素子43に、受光素子37の出力はトラ
ンジスタ素子44に入力される。トランジスタ素子43
と44は差動型の増幅回路を構成しているため、受光素
子36、37の出力信号の差信号を負荷抵抗48から取
り出すことができる。そのため、等化増幅回路16の入
力信号は、図2の(K)の実線のような波形の信号にな
る。さらに、この波形が等化増幅回路により帯域制限を
受け、図2の(K)の点線の波形の信号Kに変換され
る。この波形は、図2(A)の伝送前の波形が帯域を受
けた波形と等しく、伝送用光ファイバ1の分散の影響に
より生じたパルス幅の広がりを除去したものとなってい
る。さらに、この波形から識別再生回路17によりクロ
ック信号とデータ信号を再生して出力する。このよう
に、本発明の第11の実施の形態によれば、大型で高価
な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファイバの
分散の影響を除去することができる光受信装置を提供す
ることができる。
【0048】<第12の実施の形態>図13に、本発明
における第12の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。18は本発明における第2の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。35は第8の実
施の形態である光受信装置であり、伝送用光ファイバ1
を介して入力される2波の光信号の差分信号からデータ
DATAとクロック信号CLKを再生し、出力する。
【0049】次に第12の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置18に入力されたデータは、光送信
装置18により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置35に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第12の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0050】<第13の実施の形態>図14に、本発明
における第13の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。18は本発明における第2の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。40は本発明に
おける第9の実施の形態である光受信装置であり、入力
される2波の光信号の差分信号からデータとクロック信
号を再生し、出力する。
【0051】次に第13の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置18に入力されたデータは、光送信
装置18により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置40に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第13の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0052】<第14の実施の形態>図15に、本発明
における第14の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。18は本発明における第2の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。41は本発明に
おける第10の実施の形態であり、入力される2波の光
信号の差分信号からデータとクロック信号を再生し、出
力する。
【0053】次に第14の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置18に入力されたデータは、光送信
装置18により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置41に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第14の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0054】<第15の実施の形態>図16に、本発明
における第15の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。18は本発明における第2の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。50は本発明に
おける第11の実施の形態である光受信装置であり、入
力される2波の光信号の差分信号からデータとクロック
信号を再生し、出力する。
【0055】次に第15の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置18に入力されたデータは、光送信
装置18により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置50に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第15の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0056】<第16の実施の形態>図17に、本発明
における第16の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。20は本発明における第3の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。35は本発明に
おける第8の実施の形態である光受信装置であり、入力
される2波の光信号の差分信号からデータとクロック信
号を再生し、出力する。
【0057】次に第16の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置20に入力されたデータは、光送信
装置20により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置35に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第16の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0058】<第17の実施の形態>図18に、本発明
における第17の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。20は本発明における第3の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。40は本発明に
おける第9の実施の形態である光受信装置であり、入力
される2波の光信号の差分信号からデータとクロック信
号を再生し、出力する。
【0059】次に第17の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置20に入力されたデータは、光送信
装置20により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置40に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第17の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0060】<第18の実施の形態>図19に、本発明
における第18の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。20は本発明における第3の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。41は本発明に
おける第10の実施の形態である光受信装置であり、入
力される2波の光信号の差分信号からデータとクロック
信号を再生し、出力する。
【0061】次に第18の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置20に入力されたデータは、光送信
装置20により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置41に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第18の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0062】<第19の実施の形態>図20に、本発明
における第19の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。20は本発明における第3の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。50は本発明に
おける第11の実施の形態である光受信装置であり、入
力される2波の光信号の差分信号からデータとクロック
信号を再生し、出力する。
【0063】次に第19の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置20に入力されたデータは、光送信
装置20により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置50に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第19の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0064】<第20の実施の形態>図21に、本発明
における第20の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。29は本発明における第4の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。35は本発明に
おける第8の実施の形態である光受信装置であり、入力
される2波の光信号の差分信号からデータとクロック信
号を再生し、出力する。
【0065】次に第20の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置29に入力されたデータは、光送信
装置29により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置35に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第20の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0066】<第21の実施の形態>図22に、本発明
における第21の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。29は本発明における第4の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。40は本発明に
おける第9の実施の形態である光受信装置であり、入力
される2波の光信号の差分信号からデータとクロック信
号を再生し、出力する。
【0067】次に第21の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置29に入力されたデータは、光送信
装置29により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置40に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第21の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0068】<第22の実施の形態>図23に、本発明
における第22の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。29は本発明における第4の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。41は本発明に
おける第10の実施の形態である光受信装置であり、入
力される2波の光信号の差分信号からデータとクロック
信号を再生し、出力する。
【0069】次に第22の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置29に入力されたデータは、光送信
装置29により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置41に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第22の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0070】<第23の実施の形態>図24に、本発明
における第23の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。29は本発明における第4の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。50は本発明に
おける第11の実施の形態である光受信装置であり、入
力される2波の光信号の差分信号からデータとクロック
信号を再生し、出力する。
【0071】次に第23の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置29に入力されたデータは、光送信
装置29により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置50に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第23の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0072】<第24の実施の形態>図25に、本発明
における第24の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。31は本発明における第5の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。35は本発明に
おける第8の実施の形態である光受信装置であり、入力
される2波の光信号の差分信号からデータとクロック信
号を再生し、出力する。
【0073】次に第24の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置31に入力されたデータは、光送信
装置31により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置35に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第24の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0074】<第25の実施の形態>図26に、本発明
における第25の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。31は本発明における第5の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。40は本発明に
おける第9の実施の形態である光受信装置であり、入力
される2波の光信号の差分信号からデータとクロック信
号を再生し、出力する。
【0075】次に第25の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置31に入力されたデータは、光送信
装置31により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置40に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第25の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0076】<第26の実施の形態>図27に、本発明
における第26の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。31は本発明における第5の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。41は本発明に
おける第10の実施の形態である光受信装置であり、入
力される2波の光信号の差分信号からデータとクロック
信号を再生し、出力する。
【0077】次に第26の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置31に入力されたデータは、光送信
装置31により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置41に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第26の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0078】<第27の実施の形態>図28に、本発明
における第27の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。31は本発明における第5の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。50は本発明に
おける第11の実施の形態である光受信装置であり、入
力される2波の光信号の差分信号からデータとクロック
信号を再生し、出力する。
【0079】次に第27の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置31に入力されたデータは、光送信
装置31により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置50に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第27の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0080】<第28の実施の形態>図29に、本発明
における第28の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。32は本発明における第6の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。35は本発明に
おける第8の実施の形態である光受信装置であり、入力
される2波の光信号の差分信号からデータとクロック信
号を再生し、出力する。
【0081】次に第28の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置32に入力されたデータは、光送信
装置32により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置35に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第28の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0082】<第29の実施の形態>図30に、本発明
における第29の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。32は本発明における第6の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。40は本発明に
おける第9の実施の形態である光受信装置であり、入力
される2波の光信号の差分信号からデータとクロック信
号を再生し、出力する。
【0083】次に第29の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置32に入力されたデータは、光送信
装置32により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置40に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第29の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0084】<第30の実施の形態>図31に、本発明
における第30の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。32は本発明における第6の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。41は本発明に
おける第10の実施の形態である光受信装置であり、入
力される2波の光信号の差分信号からデータとクロック
信号を再生し、出力する。
【0085】次に第30の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置32に入力されたデータは、光送信
装置32により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置41に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第30の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0086】<第31の実施の形態>図32に、本発明
における第31の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。32は本発明における第6の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。50は本発明に
おける第11の実施の形態である光受信装置であり、入
力される2波の光信号の差分信号からデータとクロック
信号を再生し、出力する。
【0087】次に第31の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置32に入力されたデータは、光送信
装置32により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置50に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第31の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0088】<第32の実施の形態>図33に、本発明
における第32の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。33は本発明における第7の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。35は本発明に
おける第8の実施の形態である光受信装置であり、入力
される2波の光信号の差分信号からデータとクロック信
号を再生し、出力する。
【0089】次に第32の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置33に入力されたデータは、光送信
装置33により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置35に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第32の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0090】<第33の実施の形態>図34に、本発明
における第33の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。33は本発明における第7の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。40は本発明に
おける第9の実施の形態である光受信装置であり、入力
される2波の光信号の差分信号からデータとクロック信
号を再生し、出力する。
【0091】次に第33の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置33に入力されたデータは、光送信
装置33により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置40に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第33の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0092】<第34の実施の形態>図35に、本発明
における第34の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。33は本発明における第7の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。41は本発明に
おける第10の実施の形態である光受信装置であり、入
力される2波の光信号の差分信号からデータとクロック
信号を再生し、出力する。
【0093】次に第34の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置33に入力されたデータは、光送信
装置33により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置41に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第34の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0094】<第35の実施の形態>図36に、本発明
における第35の実施の形態の光伝送システムのブロッ
ク図を示す。33は本発明における第7の実施の形態で
ある光送信装置であり、入力されるデータ信号を差動信
号に変換し、2波の光信号を出力する。50は本発明に
おける第11の実施の形態である光受信装置であり、入
力される2波の光信号の差分信号からデータとクロック
信号を再生し、出力する。
【0095】次に第35の実施の形態の動作について説
明する。光送信装置33に入力されたデータは、光送信
装置33により、2波の差動光信号に変換されて、伝送
用光ファイバ1に出力される。伝送用光ファイバ1での
波長分散によりパルス幅歪を生じた2波の光信号は、光
受信装置50に入力され、電気信号に変換された後、差
信号に変換される。前記差信号は、帯域を制限され等化
されることで、パルス幅歪が削減される。その後、識別
・再生されデータ信号とクロック信号が出力される。こ
のように、本発明の第35の実施の形態によれば、大型
で高価な分散補償ファイバを使うことなく伝送用光ファ
イバの分散の影響を除去することができる光伝送システ
ムを提供することができる。
【0096】
【発明の効果】本発明は、上記実施の形態より明らかな
ように、大型で高価である分散補償ファイバを使用する
ことなく、光ファイバの分散によるパルス幅歪を削減す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における光伝送シス
テムのブロック図
【図2】本発明の第1の実施の形態における各点の信号
波形図
【図3】本発明の第2の実施の形態における光送信装置
のブロック図
【図4】本発明の第3の実施の形態における光送信装置
のブロック図
【図5】本発明の第4の実施の形態における光送信装置
のブロック図
【図6】本発明の第5の実施の形態における光送信装置
のブロック図
【図7】本発明の第6の実施の形態における光送信装置
のブロック図
【図8】本発明の第7の実施の形態における光送信装置
のブロック図
【図9】本発明の第8の実施の形態における光受信装置
のブロック図
【図10】本発明の第9の実施の形態における光受信装
置のブロック図
【図11】本発明の第10の実施の形態における光受信
装置のブロック図
【図12】本発明の第11の実施の形態における光受信
装置のブロック図
【図13】本発明の第12の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図14】本発明の第13の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図15】本発明の第14の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図16】本発明の第15の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図17】本発明の第16の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図18】本発明の第17の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図19】本発明の第18の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図20】本発明の第19の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図21】本発明の第20の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図22】本発明の第21の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図23】本発明の第22の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図24】本発明の第23の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図25】本発明の第24の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図26】本発明の第25の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図27】本発明の第26の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図28】本発明の第27の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図29】本発明の第28の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図30】本発明の第29の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図31】本発明の第30の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図32】本発明の第31の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図33】本発明の第32の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図34】本発明の第33の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図35】本発明の第34の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図36】本発明の第35の実施の形態における光伝送
システムのブロック図
【図37】従来の技術における光伝送システムのブロッ
ク図
【図38】従来の技術における伝送用光ファイバと分散
補償ファイバの分散特性と光源のスペクトル特性を示す
説明図
【符号の説明】
1 伝送用光ファイバ 2、18、20、29、31〜33 光送信装置 3、4 光源 5 光カプラ 6、7 LD駆動回路 8 差動信号発生回路 9、35、40、41 光受信装置 10、11、36、37 受光素子 12、30 WDMカプラ 13、14 プリアンプ 15 減算回路 16 等化増幅回路 17 識別再生回路 19、34 トランス回路 21 論理素子回路 22、23、43、44 トランジスタ 24〜27、38、39、45〜48 抵抗 28、49 電流源 42 加算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04B 10/06 10/142 10/152 10/18 Fターム(参考) 2H037 AA01 BA02 BA11 DA03 DA04 5F049 MA01 NA04 NB01 TA14 UA01 UA13 UA20 5F073 AB28 BA01 EA29 GA02 GA37 5K102 AA01 AA11 AD01 AH02 AH23 AH26 AH27 KA02 KA39 KA42 MA01 MA02 MB02 MB13 MC29 PH47 PH48 RB14

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された電気信号であるデータを差動
    信号に変換し、2つの光源の各出射光をそれぞれ前記差
    動信号により変調し、前記変調された2つの光源の各光
    信号を合波して1本の伝送用光ファイバで伝送する光送
    信装置と、 前記1本の伝送用光ファイバで伝送されてきた合波信号
    を前記2つの光源のそれぞれに対応する各波長の光信号
    に分離して2つの電気信号に変換し、前記2つの電気信
    号の差分信号を算出して受信データを再生する光受信装
    置とを、 備えた光伝送システム。
  2. 【請求項2】 入力された電気信号であるデータを差動
    信号に変換する変換手段と、 2つの光源の各出射光をそれぞれ前記差動信号により変
    調する変調手段と、 前記変調された2つの光源の各光信号を合波して1本の
    伝送用光ファイバに送出する合波手段とを、 備えた光送信装置。
  3. 【請求項3】 前記2つの光源の内、伝送用光ファイバ
    の分散が少ない方の波長に波長変動の大きい又はスペク
    トル幅が広い光源を配置し、伝送用光ファイバの分散が
    大きい方の波長に波長変動が少ない又はスペクトル幅が
    狭い光源を配置した請求項2に記載の光送信装置。
  4. 【請求項4】 前記変換手段は、入力されたデータ電気
    信号をトランスにより差動信号に変換するよう構成した
    請求項2又は3に記載の光送信装置。
  5. 【請求項5】 前記変換手段は、入力されたデータ電気
    信号を論理素子回路により差動信号に変換するよう構成
    した請求項2又は3に記載の光送信装置。
  6. 【請求項6】 前記変換手段及び変調手段は、差動増幅
    回路型の光源駆動回路の2つのトランジスタの各コレク
    タに各光源を接続することにより、入力されたデータ電
    気信号を光変調して差動の光信号に変換するよう構成し
    た請求項2又は3に記載の光送信装置。
  7. 【請求項7】 前記合波手段は、前記2つの光源の各出
    力を、光信号の波長多重を行うWDMカプラで合波する
    よう構成した請求項2から6のいずれか1つに記載の光
    送信装置。
  8. 【請求項8】 光送信装置において、入力された電気信
    号であるデータを差動信号に変換し、2つの光源の各出
    射光をそれぞれ前記差動信号により変調し、前記変調さ
    れた2つの光源の各光信号を合波して1本の伝送用光フ
    ァイバで伝送する光伝送システムにおける光受信装置で
    あって、 前記1本の伝送用光ファイバで伝送されてきた合波信号
    を前記2つの光源のそれぞれに対応する各波長の光信号
    に分離する分離手段と、 前記分離手段により分離された各波長の光信号をそれぞ
    れ電気信号に変換する変換手段と、 前記変換手段により変換された2つの電気信号の差分信
    号を算出する算出手段と、 前記算出手段により算出された差分信号に基づいて受信
    データを再生する手段とを、 備えた光受信装置。
  9. 【請求項9】 前記算出手段は、前記変換手段により変
    換された2つの電気信号をトランスにより差信号に変換
    するよう構成した請求項8に記載の光受信装置。
  10. 【請求項10】 前記変換手段は、前記分離手段により
    分離された各波長の光信号をそれぞれ第1、第2の受光
    素子に入力して、第1の受光素子のアノードと第2の受
    光素子のカソードから前記2つの電気信号を取り出し、 前記算出手段は、前記変換手段により取り出された2つ
    の電気信号を加算して前記差分信号を算出するよう構成
    した請求項8に記載の光受信装置。
  11. 【請求項11】 前記変換手段及び算出手段は、前記分
    離手段により分離された各波長の光信号をそれぞれ、ア
    ノードとカソードを接続した第1、第2の受光素子に入
    力して、前記第1、第2の受光素子の接続点から前記差
    分信号を取り出すよう構成した請求項8に記載の光受信
    装置。
  12. 【請求項12】 前記変換手段及び算出手段は、前記分
    離手段により分離された各波長の光信号をそれぞれ、各
    差動型増幅回路に接続された第1、第2の受光素子に入
    力して、前記各差動増幅回路の出力を足し合わせること
    で前記差分信号を取り出すよう構成した請求項8に記載
    の光受信装置。
  13. 【請求項13】 請求項2から請求項7のいずれか1つ
    に記載の光送信装置と、請求項8から請求項12のいず
    れか1つに記載の光受信装置を用いた光伝送システム。
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KR20160111054A (ko) * 2015-03-16 2016-09-26 (주) 빛과 전자 일방향성 광신호 감시 장치

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