JP2003338319A - 電気化学ディバイス用電解質、その電解液または固体電解質並びに電池 - Google Patents

電気化学ディバイス用電解質、その電解液または固体電解質並びに電池

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JP2003338319A
JP2003338319A JP2002145035A JP2002145035A JP2003338319A JP 2003338319 A JP2003338319 A JP 2003338319A JP 2002145035 A JP2002145035 A JP 2002145035A JP 2002145035 A JP2002145035 A JP 2002145035A JP 2003338319 A JP2003338319 A JP 2003338319A
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ion
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高瀬  浩成
Mikihiro Takahashi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リチウム電池、リチウムイオン電池、電気二
重層キャパシタ等の電気化学ディバイス用として利用さ
れる優れたサイクル特性を示す電解質、電解液または固
体電解質、及びそれを用いた電池を提供する。 【解決手段】 一般式(1)で示される化合物と、一般
式(2)、一般式(3)、または一般式(4)で示され
る化合物よりなる電気化学ディバイス用電解質であり、
該電解質を用いた電解液または固体電解質、及び電池で
ある。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リチウム電池、リ
チウムイオン電池、電気二重層キャパシタ等の電気化学
ディバイス用として利用される優れたサイクル特性を示
す電解質、電解液または固体電解質、及びそれを用いた
電池に関する。
【0002】
【従来技術】近年の携帯機器の発展に伴い、その電源と
して電池やキャパシタのような電気化学的現象を利用し
た電気化学ディバイスの開発が盛んに行われるようにな
った。また、電源以外の電気化学ディバイスとしては、
電気化学反応により色の変化が起こるエレクトロクロミ
ックディスプレイ(ECD)が挙げられる。
【0003】これらの電気化学ディバイスは、一般に一
対の電極とその間を満たすイオン伝導体から構成され
る。このイオン伝導体には、溶媒、高分子またはそれら
の混合物中に電解質と呼ばれるカチオン(A+)とアニ
オン(B-)からなる塩類(AB)を溶解したものが用
いられる。この電解質は溶解することにより、カチオン
とアニオンに解離して、イオン伝導する。ディバイスに
必要なイオン伝導度を得るためには、この電解質が溶媒
や高分子に十分な量溶解することが必要である。実際は
水以外のものを溶媒として用いる場合が多く、このよう
な有機溶媒や高分子に十分な溶解度を持つ電解質は現状
では数種類に限定される。例えば、リチウム電池用電解
質としては、LiClO4、LiPF6、LiBF4 、L
iAsF6、LiN(SO2CF32、LiN(SO22
52 、LiN(SO2CF3)(SO249)および
LiCF3SO3のみである。カチオンの部分はリチウム
電池のリチウムイオンのように、ディバイスにより決ま
っているものが多いが、アニオンの部分は溶解性が高い
という条件を満たせば使用可能である。
【0004】ディバイスの応用範囲が多種多様化してい
る中で、それぞれの用途に対する最適な電解質が探索さ
れているが、現状ではアニオンの種類が少ないため最適
化も限界に達している。また、既存の電解質は種々の問
題を持っており、新規のアニオン部を有する電解質が要
望されている。具体的にはClO4イオンは爆発性、A
sF6イオンは毒性を有するため安全上の理由で使用で
きない。唯一実用化されているLiPF6も耐熱性、耐
加水分解性などの問題を有する。LiN(CF3SO2
2、LiN(SO2252 、LiN(SO2CF3
(SO249)およびLiCF3SO3は安定性が高
く、イオン伝導度も高いため非常に優れた電解質である
が、電池内のアルミニウムの集電体を電位がかかった状
態で腐食するため使用が困難である。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、かかる
従来技術の問題点に鑑み鋭意検討の結果、新規の化学構
造的な特徴を有する電解質と従来のものを組み合わせた
系を見出し本発明に到達したものである。
【0006】すなわち本発明は、一般式(1)で示され
る化学構造式よりなる化合物と、一般式(2)、一般式
(3)、または一般式(4)で示される化学構造式より
なる化合物のうち少なくとも一つよりなる電気化学ディ
バイス用電解質で、
【0007】
【化2】
【0008】ただし、Mは、遷移金属、周期律表の III
族、IV族、またはV族元素、Aq+は金属イオン、水素イ
オン、またはオニウムイオン、aは、0または1、bは
0〜8、cは0〜8、dは0〜8、nは1〜3、qは1
〜3、pは、n/q、Zは、O、S、NR6、またはN
67、Xはハロゲン、R1は、C1〜C10のアルキレ
ン、R2、R3、R4は、それぞれ独立で、H、ハロゲ
ン、C1〜C10のアルキル、C 1〜C10のハロゲン化アル
キル、C4〜C20のアリール、またはC4〜C20のハロゲ
ン化アリール、(これらのアルキル、ハロゲン化アルキ
ル、アリール、ハロゲン化アリールはその構造中に置換
基、ヘテロ原子を持ってもよい。)、R5は、C1〜C10
のアルキル、C1〜C10のハロゲン化アルキル、C1〜C
10のアルコキシ、C1〜C10のハロゲン化アルコキシ、
4〜C20のアリール、C4〜C20のハロゲン化アリー
ル、C4〜C20のアリーロキシ、またはC4〜C20のハロ
ゲン化アリーロキシ、(これらのアルキル、ハロゲン化
アルキル、アルコキシ、ハロゲン化アルコキシ、アリー
ル、ハロゲン化アリール、アリーロキシ、ハロゲン化ア
リーロキシはその構造中に置換基、ヘテロ原子を持って
もよい。)、R6、R7は、H、またはC1〜C10のアル
キルをそれぞれ表し、Y1、Y2、Y3は、それぞれ独立
で、SO2基またはCO基、R8、R9、R10は、それぞ
れ独立で、電子求引性の有機置換基(これらの構造中に
置換基、ヘテロ原子を持ってもよく、またR8、R9、R
10はそれぞれが結合して環を形成してもよいし、隣の分
子と結合してポリマー状になってもよい。)をそれぞれ
表す電気化学ディバイス用電解質であり、該電解質を非
水溶媒に溶解したものよりなる電気化学ディバイス用電
解液または該電解質をポリマーに溶解したものよりなる
電気化学ディバイス用固体電解質、及び少なくとも正
極、負極、電解液または固体電解質からなり、該電解液
または固体電解質に該電解質を含む電池を提供するもの
である。
【0009】なお、本発明で用いるアルキル、アルキレ
ン、ハロゲン化アルキル、ハロゲン化アルキレン、アル
コキシ、ハロゲン化アルコキシ、アリーロキシ、ハロゲ
ン化アリーロキシ、アリーレン、ハロゲン化アリーレ
ン、アリール及びハロゲン化アリールは、その構造中
に、分岐や水酸基、エーテル結合等の他の置換基を持つ
ものも含む。また、ヘテロ原子を持ってもよい。
【0010】以下に、本発明をより詳細に説明する。
【0011】ここで、まず本発明で使用される一般式
(1)で示される化合物の具体例を次に示す。
【0012】
【化3】
【0013】
【化4】
【0014】
【化5】
【0015】
【化6】
【0016】
【化7】
【0017】
【化8】
【0018】
【化9】
【0019】
【化10】
【0020】
【化11】
【0021】
【化12】
【0022】
【化13】
【0023】ここではAq+としてリチウムイオンを挙げ
ているが、リチウムイオン以外のカチオンとして、例え
ば、ナトリウムイオン、カリウムイオン、マグネシウム
イオン、カルシウムイオン、バリウムイオン、セシウム
イオン、銀イオン、亜鉛イオン、銅イオン、コバルトイ
オン、鉄イオン、ニッケルイオン、マンガンイオン、チ
タンイオン、鉛イオン、クロムイオン、バナジウムイオ
ン、ルテニウムイオン、イットリウムイオン、ランタノ
イドイオン、アクチノイドイオン、テトラブチルアンモ
ニウムイオン、テトラエチルアンモニウムイオン、テト
ラメチルアンモニウムイオン、トリエチルメチルアンモ
ニウムイオン、トリエチルアンモニウムイオン、ピリジ
ニウムイオン、イミダゾリウムイオン、水素イオン、テ
トラエチルホスホニウムイオン、テトラメチルホスホニ
ウムイオン、テトラフェニルホスホニウムイオン、トリ
フェニルスルホニウムイオン、トリエチルスルホニウム
イオン、等も利用される。
【0024】電気化学的なディバイス等の用途を考慮し
た場合、リチウムイオン、テトラアルキルアンモニウム
イオン、プロトンが好ましい。Aq+のカチオンの価数q
は、1から3が好ましい。3より大きい場合、結晶格子
エネルギーが大きくなるため、溶媒に溶解することが困
難になるという問題が起こる。そのため溶解度を必要と
する場合は1がより好ましい。同様にアニオンの価数n
も同様に1から3が好ましく、特に1がより好ましい。
カチオンとアニオンの比を表す定数pは、両者の価数の
比n/qで必然的に決まってくる。
【0025】本発明の構成の一部である一般式(1)で
示される電解質は、イオン性金属錯体構造を採ってお
り、その中心となるMは、遷移金属、周期律表のIII
族、IV族、またはV族元素から選ばれる。好ましくは、
Al、B、V、Ti、Si、Zr、Ge、Sn、Cu、
Y、Zn、Ga、Nb、Ta、Bi、P、As、Sc、
Hf、またはSbのいずれかであり、さらに好ましく
は、Al、B、またはPである。種々の元素を中心のM
として利用することは可能であるが、Al、B、V、T
i、Si、Zr、Ge、Sn、Cu、Y、Zn、Ga、
Nb、Ta、Bi、P、As、Sc、Hf、またはSb
の場合、比較的合成も容易であり、さらにAl、B、ま
たはPの場合、合成の容易性のほか、低毒性、安定性、
コストとあらゆる面で優れた特性を有する。
【0026】次に、一般式(1)で示される電解質(イ
オン性金属錯体)の特徴となる配位子の部分について説
明する。以下、ここではMに結合している有機または無
機の部分を配位子と呼ぶ。
【0027】一般式(1)中のZは、O、S、NR6
またはNR67であり、これらのヘテロ原子を介してM
に結合する。ここで、O、S、N以外で結合すること
は、不可能ではないが合成上非常に煩雑なものとなる。
この配位子中の定数aは、0または1である。Xはハロ
ゲン、好ましくはフッ素で、R1は、C1〜C10のアルキ
レン、R2、R3、R4は、それぞれ独立で、H、ハロゲ
ン、C1〜C10のアルキル、C1〜C10のハロゲン化アル
キル、C4〜C20のアリール、またはC4〜C20のハロゲ
ン化アリール、R5は、C1〜C10のアルキル、C1〜C
10のハロゲン化アルキル、C1〜C10のアルコキシ、C1
〜C10のハロゲン化アルコキシ、C4〜C2 0のアリー
ル、C4〜C20のハロゲン化アリール、C4〜C20のアリ
ーロキシ、またはC4〜C20のハロゲン化アリーロキ
シ、R6、R7は、H、またはC1〜C10のアルキルをそ
れぞれ表すが、好ましくはR2とR3とR4の少なくとも
一つがフッ素化アルキルである。R2、R3およびR4
電子吸引性のフッ素やフッ素化アルキルが存在すること
により、中心のMの負電荷が分散し、アニオンの電気的
安定性が増すため、非常にイオン解離しやすくなり、溶
媒への溶解度やイオン伝導度、触媒活性などが大きくな
る。また、その他の耐熱性、化学的安定性、耐加水分解
性も向上する。また、ここまでに説明した配位子の数に
関係する定数b、cおよびdは、中心のMの種類によっ
て決まってくるものであるが、bは0から8、cは0か
ら8、dは0から8が好ましい。
【0028】次に、一般式(2)、一般式(3)、一般
式(4)で示される化合物の具体例としては、CF3
2OSO3Li、(CF32CHOSO3Li、(CF3
CH2OSO22NLi、((CF32CHOSO22
NLi 、(CF3CH2OSO2)((CF32CHOS
2)NLi、((CF33COSO22NLi 、およ
び((CF32CHOSO23CLi、等が挙げられ
る。また、[N(Li)SO2OCH2(CF24CH2
OSO2n(n=2〜1000)のようにポリマーもし
くはオリゴマー状になったものもよい。これらの電解質
は単独で使用すると、電池内のアルミニウムの集電体を
電位がかかった状態で腐食するため、充放電サイクルを
繰り返すと容量が低下するという問題点を有する。本発
明ではこれらのスルホニル基を有する電解質と一般式
(1)の電解質を混合して使用することで、このアルミ
ニウムの集電体の腐食を防止することが可能となった。
その原理の詳細は明らかではないが、一般式(1)の電
解質が電極表面でわずかに分解してアルミニウム表面に
その配位子からなる皮膜が形成され、その腐食を防止す
るものと推測される。
【0029】これらの電解質の使用割合は、電気化学デ
ィバイスのサイクル特性や保存安定性の向上効果を考慮
すると、以下に示す範囲が好ましい。一般式(1)の電
解質と、一般式(2)、一般式(3)、一般式(4)の
電解質のモル比は、0.01:99.99〜99.9
9:0.01、好ましくは5:95〜95:5である。
一般式(1)の電解質が0.01より少ない場合は、ア
ルミニウムの腐食防止の効果が小さいため、サイクル特
性、保存安定性が悪くなるし、また、99.99より大
きい場合は、一般式(2)、一般式(3)、一般式
(4)の皮膜形成による優れた電池特性が発現されな
い。
【0030】本発明の電解質を用いて電気化学ディバイ
スを構成する場合、その基本構成要素としては、イオン
伝導体、負極、正極、集電体、セパレーターおよび容器
等から成る。
【0031】イオン伝導体としては、電解質と非水系溶
媒又はポリマーの混合物が用いられる。非水系溶媒を用
いれば、一般にこのイオン伝導体は電解液と呼ばれ、ポ
リマーを用いれば、ポリマー固体電解質と呼ばれるもの
になる。ポリマー固体電解質には可塑剤として非水系溶
媒を含有する一般にゲル電解質と呼ばれるものも含まれ
る。
【0032】非水溶媒としては、本発明の電解質を溶解
できる非プロトン性の溶媒であれば特に限定されるもの
ではなく、例えば、カーボネート類、エステル類、エー
テル類、ラクトン類、ニトリル類、アミド類、スルホン
類等が使用できる。また、単一の溶媒だけでなく、二種
類以上の混合溶媒でもよい。具体例としては、プロピレ
ンカーボネート、エチレンカーボネート、ジエチルカー
ボネート、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボ
ネート、ジメトキシエタン、アセトニトリル、プロピオ
ニトリル、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒド
ロフラン、ジオキサン、ニトロメタン、N,N−ジメチ
ルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、スルホラン、
およびγ−ブチロラクトン等を挙げることができる。
【0033】ただし、二種類以上の混合溶媒にする場
合、一般式(1)のAq+がLiイオンである電解質の場
合は、これらの非水溶媒のうち誘電率が20以上の非プ
ロトン性溶媒と誘電率が10以下の非プロトン性溶媒か
らなる混合溶媒に溶解することにより電解液を調製する
ことが好ましい。特にリチウム塩ではジエチルエーテ
ル、ジメチルカーボネート等の誘電率が10以下の非プ
ロトン性溶媒に対する溶解度が低く単独では十分なイオ
ン伝導度が得られず、また、逆に誘電率20以上の非プ
ロトン性溶媒単独では溶解度は高いもののその粘度も高
いため、イオンが移動しにくくなりやはり十分なイオン
伝導度が得られない。これらを混合すれば、適当な溶解
度と移動度を確保することができ十分なイオン伝導度を
得ることができる。
【0034】また、電解質を溶解するポリマーとして
は、非プロトン性のポリマーであれば特に限定されるも
のではない。例えば、ポリエチレンオキシドを主鎖また
は側鎖に持つポリマー、ポリビニリデンフロライドのホ
モポリマーまたはコポリマー、メタクリル酸エステルポ
リマー、ポリアクリロニトリルなどが挙げられる。これ
らのポリマーに可塑剤を加える場合は、上記の非プロト
ン性非水溶媒が使用可能である。これらのイオン伝導体
中における本発明の混合電解質濃度は、好ましくは0.
1mol/dm3以上、飽和濃度以下、さらに好ましく
は、0.5mol/dm3以上、2.0mol/dm3
下である。0.1mol/dm3より濃度が低いとイオ
ン伝導度が低いため好ましくない。
【0035】負極材料としては、特に限定されないが、
リチウム電池の場合、リチウム金属やリチウムと他の金
属との合金が使用される。また、リチウムイオン電池の
場合、ポリマー、有機物、ピッチ等をを焼成して得られ
たカーボンや天然黒鉛、金属酸化物等のインターカレー
ションと呼ばれる現象を利用した材料が使用される。電
気二重層キャパシタの場合、活性炭、多孔質金属酸化
物、多孔質金属、導電性ポリマー等が用いられる。
【0036】正極材料としては、特に限定されないが、
リチウム電池及びリチウムイオン電池の場合、例えば、
LiCoO2 、LiNiO2 、LiMnO2 、LiMn
2 4 等のリチウム含有酸化物、TiO2 、V25
MoO3 等の酸化物、TiS 2 、FeS等の硫化物、あ
るいはポリアセチレン、ポリパラフェニレン、ポリアニ
リン、およびポリピロール等の導電性高分子が使用され
る。電気二重層キャパシタの場合、活性炭、多孔質金属
酸化物、多孔質金属、導電性ポリマー等が用いられる。
【0037】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はかかる実施例により限定されるものでは
ない。
【0038】実施例1 エチレンカーボネート50vol%とジメチルカーボネ
ート50vol%の混合溶媒中に、
【0039】
【化14】
【0040】の構造を有するアルミン酸リチウム誘導体
を0.01mol/lと((CF32CHOSO22
Liを0.99mol/lとを溶解した電解液を調製
し、この電解液を用いてアルミニウム集電体の腐食試験
を実施した。試験用セルは作用極としてアルミニウム、
対極及び参照極としてリチウム金属を有するビーカー型
のものを用いた。作用極を5V(Li/Li+)に保持
したところ、全く電流は流れなかった。試験後に作用極
表面をSEMで観察したが試験前と比べて変化は認めら
れなかった。
【0041】さらに、この電解液を用いてLiCoO2
を正極材料、天然黒鉛を負極材料としてセルを作製し、
実際に電池の充放電試験を実施した。試験用セルは以下
のように作製した。
【0042】LiCoO2粉末90重量部に、バインダ
ーとして5重量部のポリフッ化ビニリデン(PVD
F)、導電材としてアセチレンブラックを5重量部混合
し、さらにN,N−ジメチルホルムアミドを添加し、ペ
ースト状にした。このペーストをアルミニウム箔上に塗
布して、乾燥させることにより、試験用正極体とした。
また、天然黒鉛粉末90重量部に、バインダーとして1
0重量部のポリフッ化ビニリデン(PVDF)を混合
し、さらにN,N−ジメチルホルムアミドを添加し、ス
ラリー状にした。このスラリーを銅箔上に塗布して、1
50℃で12時間乾燥させることにより、試験用負極体
とした。そして、ポリエチレン製セパレータに電解液を
浸み込ませてセルを組み立てた。
【0043】次に、以下のような条件で定電流充放電試
験を実施した。環境温度25℃で充電、放電ともに電流
密度0.35mA/cm2 で行い、充電は、4.2V、
放電は、3.0V(vs.Li/Li+ )まで行った。
その結果、500回充放電を繰り返したが500回目の
容量は初回の87%という結果が得られた。
【0044】実施例2 エチレンカーボネート50vol%とジエチルカーボネ
ート50vol%の混合溶媒中に、
【0045】
【化15】
【0046】の構造を有するホウ酸リチウム誘導体を
0.10mol/lと(CF3CH2OSO22NLiを
0.90mol/lとを溶解した電解液を調製し、実施
例1と同様に、この電解液を用いてアルミニウム集電体
の腐食試験を実施した。作用極を5V(Li/Li+
に保持したところ、全く電流は流れなかった。試験後に
作用極表面をSEMで観察したが試験前と比べて変化は
認められなかった。
【0047】さらに、この電解液を用いて実施例1と同
様にLiCoO2を正極材料、天然黒鉛を負極材料とし
てセルを作製し、実際に電池の充放電試験を以下のよう
な条件で実施した。
【0048】充電、放電ともに電流密度0.35mA/
cm2 の定電流で行い、充電は、4.2V、放電は、
3.0Vまで、行った。その結果、500回充放電を繰
り返したが500回目の容量は初回の91%という結果
が得られた。
【0049】実施例3 エチレンカーボネート50vol%とジメチルカーボネ
ート50vol%の混合溶媒中に、
【0050】
【化16】
【0051】の構造を有するアルミン酸リチウム誘導体
を0.70mol/lと((CF32CHOSO22
Liを0.30mol/lとを溶解した電解液を調製
し、実施例1と同様に、この電解液を用いてアルミニウ
ム集電体の腐食試験を実施した。作用極を5V(Li/
Li+)に保持したところ、全く電流は流れなかった。
試験後に作用極表面をSEMで観察したが試験前と比べ
て変化は認められなかった。
【0052】さらに、この電解液を用いて実施例1と同
様にLiCoO2を正極材料、天然黒鉛を負極材料とし
てセルを作製し、実際に電池の充放電試験を以下のよう
な条件で実施した。
【0053】充電、放電ともに電流密度0.35mA/
cm2 の定電流で行い、充電は、4.2V、放電は、
3.0Vまで行った。その結果、500回充放電を繰り
返したが500回目の容量は初回の89%という結果が
得られた。
【0054】実施例4 平均分子量10000のポリエチレンオキシド70重量
部にアセトニトリルを添加して溶液を調整し、この溶液
に実施例1と同様の構造を有するアルミン酸リチウム誘
導体を5重量部、((CF32CHOSO22NLiを
25重量部加え、これをガラス上にキャストし、乾燥し
て溶媒のアセトニトリルを除去することにより高分子固
体電解質膜を作製した。
【0055】次に、この高分子固体電解質膜を用いてア
ルミニウム集電体の腐食試験を実施した。この膜を作用
極のアルミニウム電極とリチウム電極で挟み、圧着し測
定を行った。作用極を5V(Li/Li+)に保持した
ところ、全く電流は流れなかった。試験後に作用極表面
をSEMで観察したが試験前と比べて変化は認められな
かった。
【0056】次に、この高分子固体電解質膜を電解液と
セパレータの代わりとして用いて実施例1と同様にLi
CoO2を正極材料、天然黒鉛を負極材料としてセルを
作製し、実際に以下のような条件で電池の充放電試験を
実施した。充電、放電ともに70℃で電流密度0.35
mA/cm2 定電流で行い、充電は、4.2V、放電
は、3.0Vまで、行った。その結果、500回充放電
を繰り返したが500回目の容量は初回の86%という
結果が得られた。
【0057】比較例1 エチレンカーボネート50vol%とジメチルカーボネ
ート50vol%の混合溶媒中に、((CF32CHO
SO22NLiを1.0mol/lを溶解した電解液を
調製し、実施例1と同様に、この電解液を用いてアルミ
ニウム集電体の腐食試験を実施した。作用極を5V(L
i/Li+)に保持したところ、腐食電流が観察され
た。また、試験後に作用極表面をSEMで観察したとこ
ろ、その表面に腐食によるものと思われるピットが多数
観察された。
【0058】さらに、この電解液を用いて実施例1と同
様にLiCoO2を正極材料、天然黒鉛を負極材料とし
てセルを作製し、実際に電池の充放電試験を以下のよう
な条件で実施した。
【0059】充電、放電ともに電流密度0.35mA/
cm2 の定電流で行い、充電は、4.2V、放電は、
3.0Vまで行った。その結果、500回充放電を繰り
返したが500回目の容量は初回の69%という結果が
得られた。
【0060】比較例2 エチレンカーボネート50vol%とジエチルカーボネ
ート50vol%の混合溶媒中に、(CF3CH2OSO
22NLiを1.0mol/lを溶解した電解液を調製
し、実施例1と同様に、この電解液を用いてアルミニウ
ム集電体の腐食試験を実施した。作用極を5V(Li/
Li+)に保持したところ、腐食電流が観察された。ま
た、試験後に作用極表面をSEMで観察したところ、そ
の表面に腐食によるものと思われるピットが多数観察さ
れた。
【0061】さらに、この電解液を用いて実施例1と同
様にLiCoO2を正極材料、天然黒鉛を負極材料とし
てセルを作製し、実際に電池の充放電試験を以下のよう
な条件で実施した。
【0062】充電、放電ともに電流密度0.35mA/
cm2 の定電流で行い、充電は、4.2V、放電は、
3.0Vまで行った。その結果、500回充放電を繰り
返したが500回目の容量は初回の62%という結果が
得られた。
【0063】
【発明の効果】本発明は、リチウム電池、リチウムイオ
ン電池、電気二重層キャパシタ等の電気化学ディバイス
用として利用される従来の電解質に比べ、優れたサイク
ル特性、保存特性を有する電解質であり、その電解液ま
たは固体電解質並びにこれらを用いた電池を可能とした
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01M 6/18 H01G 9/00 301D (72)発明者 高橋 幹弘 埼玉県川越市今福中台2805番地 セントラ ル硝子株式会社化学研究所内 (72)発明者 磯野 芳美 埼玉県川越市今福中台2805番地 セントラ ル硝子株式会社化学研究所内 Fターム(参考) 5G301 CA08 CA16 5H024 AA02 AA07 AA09 AA11 AA12 BB07 FF11 FF21 FF31 HH00 5H029 AJ06 AK02 AK03 AK05 AK16 AL02 AL06 AL07 AL12 AM03 AM04 AM05 AM07 AM11 AM16 CJ08 HJ02 HJ20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で示される化学構造式より
    なる化合物と、一般式(2)、一般式(3)、または一
    般式(4)で示される化学構造式よりなる化合物のうち
    少なくとも一つよりなる電気化学ディバイス用電解質。 【化1】 ただし、Mは、遷移金属、周期律表の III族、IV族、ま
    たはV族元素、Aq+は金属イオン、水素イオン、または
    オニウムイオン、aは、0または1、bは0〜8、cは
    0〜8、dは0〜8、nは1〜3、qは1〜3、pは、
    n/q、Zは、O、S、NR6、またはNR67Xはハ
    ロゲン、R1は、C1〜C10のアルキレン、R2、R3、R
    4は、それぞれ独立で、H、ハロゲン、C1〜C10のアル
    キル、C1〜C10のハロゲン化アルキル、C4〜C20のア
    リール、またはC4〜C20のハロゲン化アリール(これ
    らのアルキル、ハロゲン化アルキル、アリール及びハロ
    ゲン化アリールはその構造中に置換基、ヘテロ原子を持
    ってもよい。)、R5は、C1〜C10のアルキル、C1
    10のハロゲン化アルキル、C1〜C10のアルコキシ、
    1〜C10のハロゲン化アルコキシ、C4〜C20のアリー
    ル、C4〜C2 0のハロゲン化アリール、C4〜C20のアリ
    ーロキシ、またはC4〜C20のハロゲン化アリーロキシ
    (これらのアルキル、ハロゲン化アルキル、アルコキ
    シ、ハロゲン化アルコキシ、アリーロキシ、ハロゲン化
    アリーロキシ、アリール及びハロゲン化アリールはその
    構造中に置換基、ヘテロ原子を持ってもよい。)、
    6、R7は、H、またはC1〜C10のアルキルをそれぞ
    れ表し、Y1、Y2、Y3は、それぞれ独立で、SO2基ま
    たはCO基、R8、R9、R10は、それぞれ独立で、電子
    求引性の有機置換基(これらの構造中に置換基、ヘテロ
    原子を持ってもよく、またR8、R9、R10はそれぞれが
    結合して環を形成してもよいし、隣の分子と結合してポ
    リマー状になってもよい。)をそれぞれ表す。
  2. 【請求項2】 Mが、Al、B、V、Ti、Si、Z
    r、Ge、Sn、Cu、Y、Zn、Ga、Nb、Ta、
    Bi、P、As、Sc、Hf、またはSbのいずれかで
    あることを特徴とする請求項1記載の電気化学ディバイ
    ス用電解質。
  3. 【請求項3】 Aq+が、Liイオン、または4級アンモ
    ニウムイオンのいずれかであることを特徴とする請求項
    1記載の電気化学ディバイス用電解質。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の電解質を非水溶媒に溶解
    したものよりなることを特徴とする電気化学ディバイス
    用電解液。
  5. 【請求項5】 非水溶媒が、誘電率が20以上の非プロ
    トン性溶媒と誘電率が10以下の非プロトン性溶媒から
    なる混合溶媒であることを特徴とする請求項4記載の電
    気化学ディバイス用電解液。
  6. 【請求項6】 電解質のAq+が、Liイオンであること
    を特徴とする請求項4または請求項5記載の電気化学デ
    ィバイス用電解液。
  7. 【請求項7】 請求項1記載の電解質をポリマーに溶解
    したものよりなることを特徴とする電気化学ディバイス
    用固体電解質。
  8. 【請求項8】 電解質のAq+が、Liイオンであること
    を特徴とする請求項7記載の電気化学ディバイス用固体
    電解質。
  9. 【請求項9】 少なくとも正極、負極、電解液または固
    体電解質からなり、該電解液または固体電解質に請求項
    1に記載の電解質を含むことを特徴とする電池。
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