JP2003337929A - 外部端子を有する非接触通信媒体 - Google Patents

外部端子を有する非接触通信媒体

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JP2003337929A
JP2003337929A JP2002147502A JP2002147502A JP2003337929A JP 2003337929 A JP2003337929 A JP 2003337929A JP 2002147502 A JP2002147502 A JP 2002147502A JP 2002147502 A JP2002147502 A JP 2002147502A JP 2003337929 A JP2003337929 A JP 2003337929A
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terminal
communication medium
antenna
card
module
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JP2002147502A
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Hanae Ono
華恵 大野
Katsuyoshi Koike
勝佳 小池
Akihiro Takahashi
昭博 高橋
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Tokin Corp
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NEC Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 導電端子同士の接合を確実かつ安定に、しか
も容易にし、従来に比べ、はるかに高い接合信頼性が得
られ、歩留まり向上による低価格化を実現する外部端子
を有する非接触通信媒体を得る。 【解決手段】 ICモジュールのアンテナ接合端子とデ
ータ送受信用アンテナ端子とが互いに対面して成される
非接触通信媒体において、ベース基材に埋め込まれた前
記アンテナコイルの終端端子部に、ジェットプリンティ
ング方式を用いて金属粒子層を形成して、前記終端端子
部の接合面積を大とした外部端子を有する非接触通信媒
体とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部端子を有する
非接触通信媒体に関し、特にICモジュールのアンテナ
端子と送受信用アンテナコイルの終端端子との接合に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のハイブリッド型ICカードについ
て、説明する。図6から図9までは、従来の外部端子を
有するハイブリッド型ICカードに関する説明図であ
る。図6は、穿孔加工されたICカードのベースカード
の平面概略図である。アンテナコイル2をカード基材1
内に埋め込み、穿孔加工によってICモジュールを嵌め
込むための穿孔加工部3を形成し、アンテナコイル終端
端子4を露呈させ、前記アンテナコイル終端端子4とI
Cモジュール側のアンテナ接合端子とを半田を用いて接
合する形態を採っている。
【0003】また、図7から図9までは、図6でのA−
A’局部断面概略図であり、図7は、穿孔加工する前の
該当局部を示し、折り返されたアンテナコイル終端端子
4がカード基材1の内部に埋め込まれている。
【0004】また、図8は、図6の状態のベースカード
に穿孔加工を施して、上記アンテナコイル終端端子4を
露呈し、ICモジュール7を嵌め込もうとした状態を示
す。ここで、ICモジュール7側のアンテナ接合端子6
上には、あらかじめ半田5が設けられている。
【0005】図9は、図8の状態の後、ICモジュール
7をベースカードの穿孔加工部の中に嵌め込み、局所的
加圧加熱を施し、半田5を溶融してアンテナコイル終端
端子4とICモジュール側アンテナ接合端子6とを接合
すると同時に、樹脂接着剤等(図示せず)で前記ICモ
ジュール7とカード基材とを接着してICカードの基本
構造を完成させた状態である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の方
法、即ちアンテナコイル終端端子4の平面形状が、単純
な折り返し構造の場合、アンテナコイル終端部のワイヤ
とワイヤの間の間隙が広く且つ疎となるため、接合に寄
与する面積が小さいという問題点があった。
【0007】従来のハイブリッド型ICカードにおい
て、前記の問題点を解決する方法として、ICモジュー
ルのアンテナ接合端子と、データ送受信用アンテナ終端
との接合の技術の一つとしては、例えばハイブリッド型
ICカードにおいては、異方性導電フィルムを用いた技
術、即ち5〜50μm程度の導電性微粒子が熱硬化型フ
ィルムの中に分散され、加圧加熱によって微粒子の上端
と下端が対面する導電端子に接触することにより両導電
端子間の電気的接続を得る方法があった。
【0008】しかしながら、上記方法では、微粒子の粒
径のばらつきが大きく、フィルム内に分散されている微
粒子の、ごく一部が接触しているのみであり、微粒子自
体が小さく弾力性も極めて小さい。従って、物理的応力
の印加あるいは温度変化に伴う熱膨張、収縮の繰り返し
等による接触トラブルが頻発するといった信頼性上の重
大な問題があった。
【0009】また、二つ目の解決する方法としては、同
じくハイブリッド型ICカードにおいて、導電ペースト
を用いた技術、即ち未硬化の導電ペーストを対面する導
電端子の一方あるいは両方の面に塗布し、加圧状態で室
温放置または加温して硬化させることにより両導電端子
間の電気的接続を得るという方法があった。
【0010】しかしながら、この方法では、導電ペース
トの塗布量の精度が厳しく要求される反面、時間・温度
・湿度等の環境条件に起因するペースト粘度の変動が大
きく、塗布量の精度保証が極めて困難であり、結果的に
塗布量不足による接触不良や逆に塗布量過多に起因する
余剰ペーストによる他端子との短絡異常、あるいは表層
への漏れ出しによる外観不良等の問題を抱えていた。
【0011】また、上記従来の方法で用いられている接
合材料である導電ペーストは、硬化接着後の接合強度が
それ程強くないことと、硬化後の接合層(導電ペース
ト)自体は柔軟性を殆ど有していないことから、連続的
な曲げや接触を伴う本ICカードの使用条件の下では、
カード内部へのストレス等が無視できず、電極接合の信
頼性の観点では甚だ不十分な状況であった。
【0012】従って、本発明が解決しようとする課題
は、上記した従来の方法が抱えている種々の問題点を克
服し、導電端子同士の接合を確実かつ安定に、しかも容
易に成すことができ、結果として、従来に比べ、はるか
に高い接合信頼性が得られ、歩留まり向上による著しい
低廉化をも可能とするような導電端子の接合方法を提供
することである。
【0013】そして、本発明の更なる解決すべき課題
は、上記導電端子同士の改善された接合方法を用いて、
高信頼性を維持しながら低廉であるような、外部端子を
有する非接触通信媒体を提供することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の外部端子を有す
る非接触通信媒体は、相対向する導電端子の接合に際
し、送受信用アンテナコイルの終端端子部の接合に寄与
する面積を大とすることによって、課題を解決しようと
するものである。
【0015】即ち、本発明は、ICモジュールのアンテ
ナ接合端子とデータ送受信用アンテナ端子とが互いに対
面して成される実装方式において、ベース基材に埋め込
まれた該アンテナコイルの終端端子部に粒子を吹き付け
る方式を用いて金属粒子層を形成して、該終端端子部の
接合面積を大としたことを特徴とする手段によって課題
を解決しようとするものである。
【0016】また、本発明は、上記において、アンテナ
終端端子部をベース基材面に並行な形態で埋め込んだ
後、切削加工により金属表面を露呈させたことを特徴と
する手段によって課題を解決しようとするものである。
【0017】そして、本発明は、上記の内容に基づいて
作製され、その接合が半田によって金属接合されたこと
を特徴とすることによって課題を解決しようとするもの
である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態による外部端
子を有する非接触通信媒体について、ハイブリッド型I
Cカードの場合について、以下に説明する。
【0019】図1は、穿孔加工されたICカードのベー
スカードの平面概略図である。アンテナコイル12をカ
ード基材11内に埋め込み、穿孔加工によってICモジ
ュール17を嵌め込むための穿孔加工部13を形成し、
同時にアンテナコイル終端端子を露呈させ、該アンテナ
コイル終端端子部とICモジュール側のアンテナ接合端
子とを半田を用いて接合する形態は、前述の従来例と同
様であるが、該アンテナコイル終端端子の部分にジェッ
トプリンティング方式を用いて半田付性の良好な、例え
ばAuやCu等の金属粒子を射出コーティングし、該終
端端子部に面状の金属粒子層14を形成した構造を採っ
ている点で大きく異なる。
【0020】図2から図5までは、図1のA−A’の局
部断面概略図であり、図2は、穿孔加工する前の該当局
部を示し、一般のエッチング手法や巻き線手法等によっ
て形成されたアンテナコイル12がカード基材11の内
部に埋め込まれている。
【0021】また、図3は、図2の状態のベースカード
にICモジュールを嵌め込むための穿孔加工部13を穿
孔加工し、上記アンテナコイル12の終端端子部を露呈
した状態を示す。
【0022】図4は、図3で露呈されたアンテナコイル
12の終端端子部に、ジェットプリンティング装置(本
実施例では真空冶金株式会社製、PJ−930を使用)
を用いて、粒子径25〜50μmのAuによる面状の金
属粒子層14を形成した状態で、ICモジュール17を
前記穿孔加工部13に嵌め込もうとする状態を示す。な
お、ここで、ICモジュール17側のアンテナ接合端子
16上には、あらかじめ半田15が設けられている。
【0023】図5は、図4の状態の後、ICモジュール
17をベースカードの穿孔加工部13の中に嵌め込み、
局所的加圧加熱を施し、半田15を溶融させてアンテナ
コイル終端端子部の金属粒子層14とICモジュール側
アンテナ接合端子16とを接合すると同時に、樹脂接着
剤等(図示せず)で該ICモジュール17とカード基材
とを接着して本発明のICカードの基本構造を完成させ
た状態である。
【0024】上記のように、本発明の構成によるICカ
ードでは、アンテナコイル終端端子部に面状の金属粒子
層14が存在することになり、接合に寄与する面積を大
きく取ることができ、同時に半田付性の良好なAu材質
を用いているため、該両電極部が半田を上下からAu層
で挟み込んだ構造となる。従って、アンテナコイル終端
端子とICモジュール17側のアンテナ接合端子16と
の接合信頼性は、格段に向上されたものとなる。
【0025】なお、上記の本発明の実施例において、面
状の金属粒子層14のみならず送受信用アンテナコイル
12自体をも、ジェットプリンティング法で直接描画
し、連続的に面状の金属粒子層14を形成するような変
更も可能であるし、穿孔加工前即ちアンテナコイル12
を任意の方法で形成した後、該面状の金属粒子層14を
あらかじめ形成しておき、穿孔加工後は即座に半田15
の溶融と樹脂接着剤の硬化によりICモジュール17と
カード基材11とを接合してICカードの基本構造を完
成してもよい。
【0026】
【発明の効果】このように、本発明を適用したICカー
ドにおいては、対面する導電端子間の接合面積が大き
く、両電極端子間の接触確率を従来に比べ、はるかに大
きくできると同時に、半田付性の良好な任意の金属粒子
を採用できるため、接合信頼性の極めて高いハイブリッ
ド型ICカードが得られる。
【0027】従って、本発明によれば、種々の使用条件
及び環境条件下で、従来問題となっていた、導電端子間
の接触トラブルを大幅に改善でき、高信頼性であると同
時に、高歩留まりに起因した低廉性をも備えた非接触通
信媒体を提供することが可能となる。
【0028】なお、本発明の実施の形態においては、ハ
イブリッド型ICカードについての実施例のみについて
述べたが、これに限らず非接触通信機能を備えたICタ
グや光、磁気、誘電体及びこれらの複合型のカード状、
シート状、ラベル状等のあらゆる情報通信媒体におい
て、本発明の電極接合技術が適用可能である。
【0029】更に、本発明の電極接合技術は、情報通信
媒体のみに限定するものではなく、相対向する複数の電
極端子同士を高信頼性で接合しなければならないような
如何なる局面においても、これを応用することは可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハイブリッド型ICカードの平面概略
図。
【図2】本発明のハイブリッド型ICカードの工程途中
断面概略図(A−A’局部)。
【図3】本発明のハイブリッド型ICカードの工程途中
断面概略図(穿孔加工直後)。
【図4】本発明のハイブリッド型ICカードの工程途中
断面概略図(穿孔加工部に金属粒子層形成、ICモジュ
ール位置整合状態)。
【図5】本発明のハイブリッド型ICカードの工程途中
断面概略図(ICモジュール嵌め込み、接合後)。
【図6】従来のハイブリッド型ICカードの平面概略
図。
【図7】従来のハイブリッド型ICカードの工程途中断
面概略図(A−A’局部)。
【図8】従来のハイブリッド型ICカードの工程途中断
面概略図(穿孔加工後)。
【図9】従来のハイブリッド型ICカードの工程途中断
面概略図(ICモジュール嵌め込み、接合後)。
【符号の説明】
1 カード基材 2 アンテナコイル 3 穿孔加工部(ICモジュール嵌め込み用凹部) 4 アンテナコイル終端端子(単純折り返し平面形
状) 5 半田 6 アンテナ接合端子(ICモジュール側) 7 ICモジュール 8 モールド樹脂 11 カード基材 12 (送受信用)アンテナコイル 13 穿孔加工部(ICモジュール嵌め込み用凹部) 14 面状の金属粒子層 15 半田 16 アンテナ接合端子(ICモジュール側) 17 ICモジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 MA31 NA09 RA30 5B035 BA03 BB09 CA01 CA23 5J046 AA01 AA02 AA09 AA14 AB11 QA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ICモジュールのアンテナ接合端子と、
    データ送受信用アンテナ終端端子とが互いに対向して配
    置される非接触通信媒体において、ベース基材に埋め込
    まれた前記アンテナ端子に、粒子を吹き付ける方式を用
    いて金属粒子層を形成して、前記アンテナ終端端子の接
    合面積を大としたことを特徴とする外部端子を有する非
    接触通信媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の外部端子を有する非接触
    通信媒体において、データ送受信用アンテナ終端端子
    は、ベース基材面に並行な形態で埋め込れ、切削加工に
    より金属表面が露呈したことを特徴とする外部端子を有
    する非接触通信媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の外部端子を有
    する非接触通信媒体において、ICモジュールのアンテ
    ナ接合端子と、データ送受信用アンテナ終端端子とが半
    田によって金属接合されたことを特徴とする外部端子を
    有する非接触通信媒体。
JP2002147502A 2002-05-22 2002-05-22 外部端子を有する非接触通信媒体 Pending JP2003337929A (ja)

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