JP2003337828A - 対象物紹介方法およびコミュニケーション構築支援方法 - Google Patents

対象物紹介方法およびコミュニケーション構築支援方法

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JP2003337828A
JP2003337828A JP2002145846A JP2002145846A JP2003337828A JP 2003337828 A JP2003337828 A JP 2003337828A JP 2002145846 A JP2002145846 A JP 2002145846A JP 2002145846 A JP2002145846 A JP 2002145846A JP 2003337828 A JP2003337828 A JP 2003337828A
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JP2002145846A
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Hideya Tanaka
秀哉 田中
Kazuaki Shimura
和明 志村
Kentaro Ishimitsu
堅太郎 石光
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Recruit Co Ltd
Original Assignee
Recruit Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが真に求めるものを抽出し、かつ、そ
れに関する種々の情報を提供する。 【解決手段】 アンケート回答処理部14は、ユーザに
対して、対象物を紹介するために必要な種々の質問項目
に対する回答を受理する。素点算出部18は、回答に対
して素点を与え、当該素点を、ユーザの指向を示す所定
の便益因子ごとに集計し、タイプ特定処理部20が、集
計した値のパターンに基づき、ユーザのタイプを決定す
る。スペック特定部22が、タイプに基づき、ユーザが
求めると考えられる対象物の特性を示すスペックを、マ
ッチングDB24から取得し、さらに、物件特定処理部
26が、取得されたスペックに基づき、当該スペックを
備えた物件の情報を、物件DB28から取得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザの指向に合
致するような対象物、たとえば、住宅の物件を紹介し、
かつ、当該指向に合致する他のユーザなどを紹介するシ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】ある商品、たとえば、住宅の購入におい
ては、ユーザの属性や、ユーザの指向、たとえば、価値
観により、ユーザが求めるものが大きく異なる。したが
って、ユーザのニーズに合致した商品を適切に提示する
ことが望まれている。インターネットを利用した、販売
中の住宅を紹介するサイトが知られている。このような
サイトにおいては、従来、ユーザが、所望のカテゴリ
(たとえば、マンション/戸建、地域、間取りなど)を
選択することにより、当該選択されたカテゴリに属する
物件の内容を示す情報が提示されるようになっていた。
また、ユーザが、特定のキーワードを入力することによ
り、当該キーワードを、属性として含むような物件の内
容を示す情報を、ユーザに提示することも可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
による選択やキーワードの入力に基づく物件の検索にお
いては、ユーザが真に望むものを見出しえない場合もあ
る。これは、検索に用いられるキーが、地域や間取りな
どに限られていることにも起因する。その一方、サイト
を利用して物件の情報を参照した場合であっても、ユー
ザは、その購入に踏み切れない場合が多い。これは、肯
定的なもの、否定的なものを含めた中立的な意見を入手
し、或いは、同じような指向をもつ他のユーザからの情
報を得ることができず、情報を参照しただけでは、当該
住宅の価値を判断するのが困難であるという事情によ
る。住宅の価値を示す情報には種々のものが存在し、ま
たユーザごとに着目している情報が異なる場合がある。
さらに、ユーザ自身が、自己が着目すべき情報を認識し
ていない場合もある。
【0004】このような問題は、住宅以外の他の商品
(たとえば、車など)の検索や購入の際にも生じ得る。
さらに、商品の購入だけではなく、就職先の決定にも、
就職希望者が真に望む職種や企業を決定することの困難
性などから、同様の問題が生じうる。
【0005】本発明は、ユーザが真に求めるものを抽出
し、かつ、それに関する種々の情報を提供するプラット
フォームを提供するシステムを提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、ユーザ
に対して、対象物を紹介するために必要な種々の質問項
目を提示するステップと、ユーザからの質問項目に対す
る回答を受理するステップと、前記回答に対して素点を
与え、当該素点を、ユーザの指向を示す所定の便益因子
ごとに集計するとともに、前記集計した値を、それぞ
れ、ユーザに関連付けて、ユーザ情報データベースに記
憶するステップと、因子ごとに集計した値のパターンに
基づき、ユーザのタイプを決定するステップと、決定さ
れたタイプに基づき、ユーザが求めると考えられる対象
物の特性を示すスペックを、当該タイプとスペックとを
関連付けて記憶したマッチングデータベースから取得す
るステップと、前記取得されたスペックに基づき、当該
スペックを備えた対象物を、対象物と、当該対象物が備
えたスペックとを関連付けて記憶した対象物データベー
スを参照して特定するとともに、当該対象物に関する情
報を、前記対象物データベースから取得するステップ
と、前記対象物に関する情報を、ユーザに提示するステ
ップとを備えたことを特徴とする対象物紹介方法により
達成される。
【0007】本発明によれば、ユーザが指向する因子に
基づき分類されたユーザのタイプに基づき、当該タイプ
のユーザが対象物に望むと考えられるスペックが特定さ
れる。さらに、当該スペックを備えた対象物が特定さ
れ、その情報がユーザに提示される。したがって、ユー
ザが真に求める対象物をユーザに紹介することが可能と
なる。
【0008】ここで、対象物には、マンションを含む物
件、車などの商品のほか、就職先などの無形のものも含
まれる。また、便益因子とは、人間の意識を階層構造化
した場合に、上位の価値観と下位のウォンツ(Want
s)との間の位置する便益を構成する因子をいう。この
便益は、主として、生活基準(状況に対しての判断基
準、価値基準)に関連し、ユーザにより近く可能でかつ
所得制約などによるぶれが少ないと考えられる。人間の
欲求を表す言葉としてニーズという言葉が使用される
が、マーケティング理論の世界では、ニーズに利益とい
う概念が加わったベネフィットすなわち便益という言葉
を使用して、「人間の利益+欲求」の概念が表される。
【0009】また、本発明の目的は、ユーザに対して、
当該ユーザのプロファイルを求めるステップと、前記プ
ロファイルを受理して、前記ユーザと関連付けて、ユー
ザ情報データベースに記憶するステップと、対象物に関
連する種々の質問項目を提示するステップと、ユーザか
らの質問項目に対する回答を受理するステップと、前記
回答に対して素点を与え、当該素点を、ユーザの指向を
示す所定の便益因子ごとに集計するとともに、前記集計
した値を、それぞれ、ユーザに関連付けて、前記ユーザ
情報データベースに記憶するステップと、因子ごとに集
計した値のパターンに基づき、ユーザのタイプを決定す
るステップと、決定されたタイプを、前記ユーザと関連
付けて、ユーザ情報データベースに記憶するステップ
と、前記ユーザからの求めに応じて、前記ユーザのタイ
プに基づき、前記ユーザ情報データベースを参照して、
ユーザのタイプと同一および/または類似するタイプに
属する他のユーザを見出すステップと、前記ユーザ情報
データベースに記憶された、前記他のユーザのプロファ
イルのうち、所定の情報を、ユーザに提示するステップ
と、前記ユーザの求めに応じて、所定の他のユーザとの
コミュニケーションを仲介するステップとを備えたこと
を特徴とするコミュニケーション構築支援方法によって
も達成される。
【0010】本発明によれば、ユーザのタイプと同一或
いは類似するタイプの他のユーザとの間でのコミュニケ
ーションを構築することができる。これにより、ユーザ
は、指向の類似する他のユーザに質問をし、また、他の
ユーザからの助言などを受けることが可能となる。
【0011】好ましい実施態様においては、他のユーザ
を見出すステップが、タイプに割り当てられた位置の間
の距離に応じて、同一のタイプ、或いは、距離が所定値
より小さいタイプを特定するステップと、距離の近いタ
イプから、順次、当該タイプのユーザを特定するステッ
プとを含む。
【0012】別の好ましい実施態様においては、ユーザ
のタイプを決定するステップが、因子ごとに、集計した
値と所定の値とを比較するステップを含み、因子ごとの
比較結果のパターンに基づき、前記タイプが決定され
る。たとえば、3つの因子が存在すれば、比較結果のパ
ターンにより2=8のタイプを作ることができ、ユー
ザがそのうちの何れに属するかを決定することができ
る。
【0013】より好ましい実施態様においては、集計し
た値と、所定の値とを比較するステップが、前記ユーザ
情報データベースに記憶された、他のユーザの集計値に
基づく、因子ごとの平均値を取得するステップを含み、
前記集計した値と、平均値とが比較される。他のユーザ
の集計値は、ユーザ情報データベースに記憶された全て
のユーザのものを利用して算出しても良いし、定められ
た人数のユーザのものを利用して算出しても良い。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき説明を加える。図1は、本発明の
実施の形態にかかる物件検索/コミュニケーション支援
システムの構成を示すブロックダイヤグラムである。図
1に示すように、このシステム10は、インターネット
に接続され、ユーザが操作するパーソナルコンピュータ
やPDAなどのクライアントマシンとインターネットを
介して接続され、クライアントマシンからの情報を受理
して、これを後述するデータベースに登録し、或いは、
クライアントからの指示に応答して、所定の応答を返す
ように構成されている。
【0015】本実施の形態においては、上記ユーザとの
データ通信により、物件検索/コミュニケーション支援
システムが、ユーザの指向に合致する物件の情報を提示
するとともに、ユーザの指向に類似する指向を有する他
のユーザとのコミュニケーションを支援できるようにな
っている。
【0016】図1に示すように、本実施の形態にかかる
物件検索/コミュニケーション支援システム10は、ユ
ーザがクライアントを操作して入力したユーザの個人情
報(プロファイル)を受理して、これを会員データベー
ス16に登録するプロファイル処理部12と、クライア
ントマシンからの、後述する所定の質問項目を含むアン
ケートの回答(アンケート回答)を受理して、必要な処
理を実行するアンケート処理部14と、ユーザのプロフ
ァイルなど所定の情報を、当該ユーザと関連付けて記憶
する会員データベース(DB)16と、アンケート回答
中の各質問項目への回答に基づき、後述する因子ごとの
素点を算出する素点算出部18と、算出された素点に基
づき、ユーザが属するタイプを特定するタイプ特定処理
部20と、特定されたタイプにしたがって、ユーザが指
向する物件のスペックを特定するスペック特定処理部2
2と、上記タイプとスペックとのマッチングをするため
に必要な情報を記憶したマッチングDB24と、取得さ
れたスペックを備えた物件を検索する物件特定処理部2
6と、物件特定処理部26による検索のための種々の物
件のデータを記憶した物件DB28と、特定されたタイ
プに基づき、ユーザと指向が合致する他のユーザを抽出
し、ユーザと抽出された他のユーザとのコミュニケーシ
ョンを構築するために必要な処理を実行するコミュニケ
ーション構築支援部30と、ユーザと他のユーザとのコ
ミュニケーションを実行するコミュニケーションツール
32とを備えている。
【0017】会員データベース16に登録されるユーザ
は、たとえば未購入会員、既購入会員、専門家会員、そ
して、一般会員の種別で登録される。この種別を示す種
別情報は、プロファイルとともに会員データベース16
に登録される。この種別情報は、ユーザの属性の変換に
合わせて随時変更される。
【0018】このように構成された物件検索/コミュニ
ケーション支援システム10による処理につき説明を加
える。図2は、本システム10による物件検索処理の概
略を示すフローチャートである。図2に示すように、本
実施の形態においては、利用を求めるユーザに対して、
当該ユーザのプロファイルの入力を求める。ユーザのプ
ロファイルには、たとえば、ユーザの氏名、性別、居住
地、家族構成、職業、住居のタイプ、場所、間取り、広
さなど、ユーザおよびその居住地している住居を示す情
報が含まれる。ユーザが入力したプロファイルは、プロ
ファイル処理部12に受理され、ユーザを特定する情報
(たとえば、ユーザID)と関連付けられて会員DB1
6に記憶される(ステップ201)。この会員DBへの
プロファイルの入力は、初回の操作時、つまり、会員登
録時に実行すれば足り、それ以降、既に発行されたユー
ザIDおよびパスワードを用いたログイン環境において
は、プロファイルの入力を求められることはない。
【0019】次いで、後述するように、アクセス中のク
ライアントマシンに、所定項目に「イエス(Yes)」或い
は「ノー(No)」、更には多段階評価の回答を求めるアン
ケートが提示され、ユーザに回答の入力を求める。図3
は、本実施の形態にかかるアンケートの例を示す図であ
る。図3に示すように、本実施の形態においては、ユー
ザの生活基準、並びに、生活の志向、好みおよび感性を
抽出するために、代表的な3つの因子(便益因子)が利
用される。この3つの因子は、「基本性能欲求因子」、
「他者交流欲求因子」および「田園都市生活指向因子」
である。「基本性能欲求因子」は、住宅や部屋のサイ
ズ、材質、設備など物件自体に良好な性能を求める因子
である。「他者交流欲求因子」は、住宅に友人や近所の
人たちを呼ぶなど、特に住宅において他者との交流を図
ることを求める因子である。また、「田園都市生活指向
因子」は、いわゆる「おしゃれ」な暮らしを求める因子
である。本実施の形態においては、図3に示すような、
上記3つの因子をより大きく反映する質問項目を、ユー
ザに提示するようになっている。
【0020】図3においては、12の質問項目が例示さ
れているが、この質問項目の内容について、各因子の値
を特定できるならば、その数および内容は例示のものに
限定されない。たとえば、質問項目を増やすとより精度
の高い値を算出できる。また、購入対象物に応じて質問
項目の内容を変更できる。ユーザが入力装置を操作して
回答を入力した、入力済みのアンケートは、アンケート
回答処理部14に受理される(ステップ202)。この
回答も、ユーザを特定する情報と関連付けられて、会員
DB16に記憶される。
【0021】次いで、素点算出部18は、因子ごとに、
質問項目の回答に基づく素点を集計する(ステップ20
3)。ここに、素点は、回答がイエスであれば、ある点
数、ノーであれば、ある点数と決定し、更には、多段階
の各段階に応じた点数に基づいて、各回答で取得した素
点を集計しても良い。或いは、質問項目ごとに重みを決
定して、素点に重み付け、重み付けられた値を集計して
も良い。この因子ごとに集計された値も、ユーザを特定
する情報と関連付けられて、会員DB16に記憶され
る。
【0022】次いで、タイプ特定処理部20が、集計に
基づく配点パターンに基づき、ユーザが属すると考えら
れるタイプを特定する(ステップ204)。本実施の形
態においては、会員DB16に蓄積された、他のユーザ
の集計に基づき算出された各因子の平均点と、ユーザの
集計により取得された値とを比較することにより、タイ
プが特定される。
【0023】図4は、各因子に関して取得された値が平
均点以上であるか、平均点未満であるかのパターン(配
点パターン)により、当該ユーザがどのタイプに属する
かを示す表である。図4において、「○」印は、ユーザ
の取得した値が平均点以上であることを示し、「×」印
は、ユーザが取得した値が、平均点未満であることを示
している。このように、3つの因子のそれぞれに関し
て、平均点以上/平均点未満で場合わけすることによ
り、2=8のタイプに、ユーザを分類することが可能
となる。
【0024】たとえば、「基本性能欲求因子」、「他者
交流欲求因子」および「田園都市生活志向因子」の全て
が平均点以上であれば、そのような値を取得したユーザ
は、「タイプ1」に属し、「基本性能欲求因子」および
「他者交流欲求因子」が平均点以上である一方、「田園
都市生活志向因子」が平均点未満であれば、そのような
値を取得したユーザは、「タイプ2」に属する。
【0025】このようにして、因子ごとに集計された値
に基づいて、ユーザが属するタイプが決定されると、ス
ペック特定部22が、マッチングDB24を参照して、
当該タイプのユーザが求めると思われる、物件のスペッ
クを抽出する(ステップ205)。スペックとは、物件
の個々の要素に備えられた設備や特性をいう。たとえ
ば、天井の高さ、壁や天井などの材質、バルコニーやバ
スルームなどのサイズ、バルコニーやバスルームなどに
付帯した設備の有無、特定の設備(たとえばウォークイ
ンクロゼット)の有無などが、スペックに含まれる。
【0026】図5(a)は、本実施の形態にかかるマッ
チングDB中のデータ例を示す図である。図5(a)に
示すように、この例では、各タイプに、当該タイプのユ
ーザが求めると思われるスペックが関連付けられてい
る。たとえば、「タイプ1」には、「リビングなどの天
井が高いこと」、「バルコニーの奥行きが大きいこ
と」、「バスタブが大きいこと」、「トランクルーム付
のプラン」、「プレイロット(戸外の子供の遊び
場)」、「バルコニーにスロップシンク(水道)付き」
であること、「駐車場100パーセント」であること
が、スペックとして関連付けられている。スペック特定
部22は、特定されたタイプに関連付けられたスペック
を取り出せばよい。
【0027】次いで、物件特定処理部26は、物件DB
28を参照して、抽出されたスペックを備えた物件を検
索する(ステップ206)。図5(b)は、物件DB2
8中のデータ例を示す図である。図5(b)に示すよう
に、物件DB28においては、具体的な物件(たとえ
ば、あるマンションの住戸)ごとに、当該物件が備えた
スペックが関連付けられている。したがって、物件特定
処理部26は、タイプに関連付けられたスペックと、物
件が備えているスペックとのマッチングを実行し、たと
えば、マッチングの度合いが上位のものから所定数の物
件を抽出すればよい。 ここで、マッチングの度合いと
は、タイプに関連付けられたスペックを、物件がどの程
度備えているかを示し、物件が備えるスペックの数を利
用しても良いし、或いは、スペックに重み付け、重み付
けられた、スペックに対応する値の総和を算出しても良
い。
【0028】このようにして、タイプ、スペックおよび
物件が特定されると、これらを含むコンテンツが生成さ
れ、生成されたコンテンツが、クライアントマシンに伝
達される。図6は、生成されたコンテンツの一例を示す
図である。図6に示すコンテンツ画像600において
は、因子ごとに、ユーザによるアンケート回答に基づく
集計値が、平均と比較して高かったか或いは低かったか
を示す欄601、上記集計値に基づき特定されたタイプ
の特徴を記述した欄602、当該タイプのユーザが求め
ると考えられるスペックを記述した欄603、および、
当該タイプのユーザに勧める物件を記述した欄604と
が含まれる。ユーザは提示されたコンテンツを参照し、
興味があれば、物件を記述した欄に含まれる物件につい
て、さらに詳細な情報を取得することができる。
【0029】本実施の形態によれば、ユーザからのアン
ケート回答に基づき、因子ごとに指標を生成し、その指
標の組み合わせにしたがって、ユーザが属するタイプを
決定し、当該タイプの求めるスペック、および、求める
スペックを備えた物件を、順次見出している。これによ
り、ユーザが本当に求める物件を提示することが可能と
なる。次に、コミュニケーション構築支援につき説明を
加える。図7は、本システムにおけるコミュニケーショ
ン構築支援に関する処理の概略を示すフローチャートで
ある。この処理が実行されるのに先立って、タイプ特定
処理部20により、ユーザが属するタイプは特定されて
いる。
【0030】ここで、コミュニケーション支援構築部3
0は、ユーザに対して、コミュニケーション環境の構築
の是非を問い合わせ、その回答を受理する(ステップ7
01)。たとえば、クライアントマシンに、「他の会員
とのコミュニケーションをしますか?」という内容のダ
イアログを表示し、ユーザに、「イエス(Yes)」或いは
「ノー(No)」の回答、更には、多段階選択肢の特定を求
めればよい。ユーザの回答が、環境の構築を求めないも
のであれば(ステップ702でノー(No))、処理は終了
する。その一方、環境の構築を求めるものであれば(ス
テップ702でイエス(Yes))、コミュニケーション支
援構築部30は、ユーザ特定処理部20にて特定された
タイプを取得し(ステップ704)、マッチング表を参
照して、当該タイプと比較的指向が類似するタイプを特
定する(ステップ704)。
【0031】本実施の形態においては、各タイプに、複
数の指標の各々に基づく座標値を与え、当該座標値から
算出されるタイプ間の距離から、指向の類否が決定され
ている。図8は、本実施の形態にかかるマッチング表の
例を示す図である。図8において、二重丸印は最も距離
が近いもの、丸印は距離が近いもの、三角印はある程度
距離が近いものを示している。たとえば、「タイプ1」
については、当然、同一のものである「タイプ1」が最
も類似し、「タイプ2」および「タイプ3」が、ある程
度距離が近いものとして挙げられる。「タイプ3」につ
いてみると、「タイプ3」が、最も距離が近いものとし
て挙げられ、「タイプ4」が、距離が近いものとして、
また、「タイプ5」が、ある程度距離が近いものとして
挙げられる。距離の近くなるのにしたがって、指向の類
似度も増す。本実施の形態では、最も距離が近いもの、
距離が近いもの、および、ある程度距離が近いものに該
当するタイプを特定しておく。距離を特定するための座
標の次元は、座標上にプロットするデータの属性数に応
じて設定することができる。次元を増やすことにより、
タイプ間のマッチング精度を向上させることができる。
【0032】マッチング表を参照して、1以上のタイプ
が特定されると、コミュニケーション構築支援部30
は、会員DB16を検索して、特定されたタイプに属す
る他のユーザを抽出する。ここでは、類似度が高いタイ
プの他のユーザから、類似度の比較的低いタイプの他の
ユーザまで、順次抽出されるのが望ましい。また、所定
の数(たとえば、20名)を超えた時点で、他のユーザ
の抽出を終了してもよい。コミュニケーション構築支援
部30は、抽出されたユーザに関する情報を会員DB1
6から取り出す(ステップ705)。取り出される情報
には、ユーザのプロファイルが含まれる。
【0033】次いで、コミュニケーションツールが起動
される(ステップ706)。ここに、本実施の形態にか
かるシステムに設けられているコミュニケーションツー
ルは、クライアントマシンのブラウザと協働して、ユー
ザと他のユーザとの間の通信を補助するために機能す
る。たとえば、ユーザに、他のユーザのプロファイルの
うちの所定の情報(たとえば、性別、年齢、家族構成、
居住地域、紹介された物件と同一の住戸に居住していれ
ばそのマンション名など)を提示し、他のユーザのうち
の何れかに、ユーザが質問をすることができるようにし
ておくのが望ましい。当該質問は、コミュニケーション
ツールを介して、他のユーザに伝達され、さらに、その
回答が、コミュニケーションツールを介して、ユーザに
通知される。このようにコミュニケーションツールを介
して、意見交換を可能とすることで、以下のような効果
を奏する。
【0034】(1)コミュニケーションの相手が、自己
の属性や指向に合致しているため、展開される情報の適
合度が高い。 (2)専門家(専門家会員)、同様な物件の既購入者
(既購入会員)、地域住民(一般会員)などから、肯定
的意見、否定的意見を含めた中立的な情報を入手するこ
とができる。 (3)物件の購入後であってもコミュニケーションの継
続を可能とすることで、購入後の孤立感の解消に役立て
ることができる。このような効果により、さらに、以下
のような効果を期待することもできる。
【0035】たとえば、中立的な者からの情報提供が、
物件購入のきっかけになり得る。また、未購入者の指向
や属性に適合したコミュニケーション相手を紹介するこ
とで、コミュニケーションを図りつつ、物件の購入決定
を促すことができる。本発明は、以上の実施の形態に限
定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の
範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の
範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【0036】たとえば、前記実施の形態においては、ユ
ーザの指向に合致した、マンションなど住戸を紹介し、
また、ユーザの指向に合致した他のユーザを紹介してい
るが、これに限定されるものではなく、自動車などの他
の商品の購入や他のユーザの紹介についても本発明を適
用できることは言うまでもない。また、商品以外にも、
求人の紹介、同じ指向を持った他の就職希望者や既就職
者の意見や助言を求めるために本発明を利用することも
できる。
【0037】また、前記実施の形態においては、3つの
因子に関して、それぞれに関連する質問項目の回答を集
計し、それぞれを平均値と比較することで、ユーザが属
すべきタイプを決定したが、タイプの決定は上記手法に
限定されるものではない。さらに、タイプからスペック
を特定する手法、および、当該特定された手法を備えた
物件を見出す手法も、上記実施の形態のものに限定され
ない。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、ユーザが真に求めるも
のを抽出し、かつ、それに関する種々の情報を提供する
プラットフォームを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の実施の形態にかかる物件検
索/コミュニケーション支援システムの構成を示すブロ
ックダイヤグラムである。
【図2】 図2は、本実施の形態にかかる物件検索/コ
ミュニケーション支援システムによる物件検索処理の概
略を示すフローチャートである。
【図3】 図3は、本実施の形態にかかるアンケートの
例を示す図である。
【図4】 図4は、本実施の形態にかかる因子ごとの集
計とタイプとの関係を示す図である。
【図5】 図5は、本実施の形態にかかるマッチングD
Bおよび物件DB中のデータ例を示す図である。
【図6】 図6は、本実施の形態において、ブラウザに
より表示される画像の例を示す図である。
【図7】 図7は、本実施の形態において、物件検索に
より生成されたコンテンツの一例を示す図である。
【図8】 図8は、本実施の形態にかかるマッチング表
の例を示す図である。
【符号の説明】
12 プロファイル処理部 14 アンケート回答処理部 16 会員DB 18 素点算出部 20 タイプ特定処理部 22 スペック特定処理部 24 マッチングDB 26 物件特定処理部 28 物件DB 30 コミュニケーション構築支援部 32 コミュニケーションツール
フロントページの続き (72)発明者 石光 堅太郎 東京都中央区銀座8丁目4番17号 株式会 社リクルート内 Fターム(参考) 5B075 KK07 KK33 KK40 ND20 PR08 UU40

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザに対して、対象物を紹介するため
    に必要な種々の質問項目を提示するステップと、 ユーザからの質問項目に対する回答を受理するステップ
    と、 前記回答に対して素点を与え、当該素点を、ユーザの指
    向を示す所定の便益因子ごとに集計するとともに、前記
    集計した値を、それぞれ、ユーザに関連付けて、ユーザ
    情報データベースに記憶するステップと、 因子ごとに集計した値のパターンに基づき、ユーザのタ
    イプを決定するステップと、 決定されたタイプに基づき、ユーザが求めると考えられ
    る対象物の特性を示すスペックを、当該タイプとスペッ
    クとを関連付けて記憶したマッチングデータベースから
    取得するステップと、 前記取得されたスペックに基づき、当該スペックを備え
    た対象物を、対象物と、当該対象物が備えたスペックと
    を関連付けて記憶した対象物データベースを参照して特
    定するとともに、当該対象物に関する情報を、前記対象
    物データベースから取得するステップと、 前記対象物に関する情報を、ユーザに提示するステップ
    とを備えたことを特徴とする対象物紹介方法。
  2. 【請求項2】 ユーザに対して、当該ユーザのプロファ
    イルを求めるステップと、 前記プロファイルを受理して、前記ユーザと関連付け
    て、ユーザ情報データベースに記憶するステップと、 対象物に関連する種々の質問項目を提示するステップ
    と、 ユーザからの質問項目に対する回答を受理するステップ
    と、 前記回答に対して素点を与え、当該素点を、ユーザの指
    向を示す所定の便益因子ごとに集計するとともに、前記
    集計した値を、それぞれ、ユーザに関連付けて、前記ユ
    ーザ情報データベースに記憶するステップと、 因子ごとに集計した値のパターンに基づき、ユーザのタ
    イプを決定するステップと、 決定されたタイプを、前記ユーザと関連付けて、ユーザ
    情報データベースに記憶するステップと、 前記ユーザからの求めに応じて、前記ユーザのタイプに
    基づき、前記ユーザ情報データベースを参照して、ユー
    ザのタイプと同一および/または類似するタイプに属す
    る他のユーザを見出すステップと、 前記ユーザ情報データベースに記憶された、前記他のユ
    ーザのプロファイルのうち、所定の情報を、ユーザに提
    示するステップと、 前記ユーザの求めに応じて、所定の他のユーザとのコミ
    ュニケーションを仲介するステップとを備えたことを特
    徴とするコミュニケーション構築支援方法。
  3. 【請求項3】 前記他のユーザを見出すステップが、 タイプに割り当てられた位置の間の距離に応じて、同一
    のタイプ、或いは、距離が所定値より小さいタイプを特
    定するステップと、 距離の近いタイプから、順次、当該タイプのユーザを特
    定するステップとを含むことを特徴とする請求項2に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 前記ユーザのタイプを決定するステップ
    が、 因子ごとに、集計した値と所定の値とを比較するステッ
    プを含み、 因子ごとの比較結果のパターンに基づき、前記タイプが
    決定されることを特徴とする請求項1ないし3の何れか
    一項に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記集計した値と、所定の値とを比較す
    るステップが、 前記ユーザ情報データベースに記憶された、他のユーザ
    の集計値に基づく、因子ごとの平均値を取得するステッ
    プを含み、 前記集計した値と、平均値とが比較されることを特徴と
    する請求項4に記載の方法。
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