JP2003337704A - 端末、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

端末、プログラム及び記録媒体

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JP2003337704A
JP2003337704A JP2002145193A JP2002145193A JP2003337704A JP 2003337704 A JP2003337704 A JP 2003337704A JP 2002145193 A JP2002145193 A JP 2002145193A JP 2002145193 A JP2002145193 A JP 2002145193A JP 2003337704 A JP2003337704 A JP 2003337704A
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application
time
unit
application program
storage unit
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Masaru Kamiya
大 神谷
Kazuhiro Yamada
和宏 山田
Takashi Kondo
隆 近藤
Yutaka Washimi
豊 鷲見
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NTT Docomo Inc
K Laboratory Co Ltd
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NTT Docomo Inc
K Laboratory Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザのスケジュールに応じ、その時々に、
ユーザの望むアプリケーションの機能を提供することを
可能とする。 【解決手段】 移動機MSの不揮発性メモリ114に
は、起動時刻管理テーブルTBL2が設けられており、
このテーブルTBL2には、起動されることをユーザが
所望するアプリケーションの記憶位置を示すメモリアド
レスと、当該アプリケーションを起動すべき時刻に対応
した起動時刻情報が、ユーザの設定に応じて格納され
る。移動機MSのCPU111は、このテーブルTBL
2に格納されている起動時刻情報に対応した時刻になる
と、音声通話の着信やユーザの操作等のイベントの発生
を待ち受ける「待ち受けモード」下において、当該起動
時刻情報と対応付けられているメモリアドレスからアプ
リケーションを読み出して、実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アプリケーション
を実行する機能を有する端末、当該端末を実現するプロ
グラム及び当該プログラムを記録した記録媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、PC(personal computer)
等の端末は、インストールされている各種アプリケーシ
ョンプログラム(以下、「アプリケーションプログラ
ム」を「アプリケーション」と略称する)に従って、各
種処理を実行し、ユーザに対して、各種の機能(例え
ば、ワープロ機能や表作成機能)を提供している。ま
た、近年、携帯電話機等の携帯型の端末の機能向上を目
的として、各種アプリケーションの実行機能を有する携
帯型の端末が市販されるに至っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、端末のユー
ザは、年齢や性別、職業等によって、夫々、異なるライ
フスタイルを有し、異なるスケジュールを有している。
例えば、5時に起きて、9時に会社へと出社し、20時
に帰路へ着くビジネスマンもいると思えば、11時に起
床して、18時まで学校で授業を受け、20時からアル
バイトに出る大学生もいる。かかるライフスタイルとス
ケジュールの違いは、その時々にユーザが利用したいと
考えるアプリケーションに変化をもたらす。
【0004】例えば、ユーザがビジネスマンであれば、
朝起きたときには、その日の天気情報を取得することが
できるアプリケーションの機能を利用したいと考えるで
あろうし、会社に出社した後は、スケジューラの機能を
利用して、その日の仕事の予定の確認等を行いたいと考
えるであろう。また、退社後には、仕事のスケジュール
から解放されて、例えば、サッカーやプロ野球の結果を
取得することができるアプリケーションの機能を利用し
たいと考えるであろう。これに対して、上述したような
大学生であれば、ビジネスマンとは異なるアプリケーシ
ョンの機能を利用したいと考える可能性が高い。
【0005】このように、ユーザが機能を利用したいと
考えるアプリケーションは、動的に変化するものである
といえる。従って、端末において起動されるアプリケー
ションを、ユーザのスケジュールに応じて動的に変更す
ることができれば非常に便利である。
【0006】しかしながら、従来の端末においては、固
定されたユーザインターフェイス(以下、「インターフ
ェイス」を「I/F」という)が実現されているのみで
あり、端末において起動されるアプリケーションをユー
ザのスケジュールに応じて、動的に変化させる機能を有
するものは存在していなかった。
【0007】この発明は、以上説明した事情に鑑みてな
されたものであり、ユーザのスケジュールに応じ、その
時々に、ユーザの望むアプリケーションの機能を提供す
ることのできる端末、当該端末を実現するプログラム及
び当該プログラムを記録した記録媒体を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上説明した課題を解決
するため、この発明は、アプリケーションプログラムを
記憶した第1の記憶部と、前記アプリケーションプログ
ラムを特定するアプリケーション情報と、当該アプリケ
ーションプログラムの起動時刻を示す時刻情報とを対応
付けて記憶した第2の記憶部と、前記アプリケーション
プログラムとは異なる他のアプリケーションプログラム
の実行中/非実行中を判定する判定手段と、前記判定手
段により非実行中と判定される状況下で前記アプリケー
ションプログラムを実行する実行手段と、現在時刻を計
時する計時手段と、前記現在時刻が前記第2の記憶部に
記憶された時刻情報に対応した時刻となったときに、前
記実行を開始するよう、前記実行手段を制御する制御手
段とを具備することを特徴とする端末を提供する。
【0009】この端末によれば、現在時刻が第2の記憶
部に記憶された時刻情報に対応した時刻となったとき
に、制御手段によって制御された実行手段によって、当
該時刻情報と対応付けられたアプリケーション情報によ
り特定されるアプリケーションプログラムが実行され
る。
【0010】また、この発明は、アプリケーションプロ
グラムを記憶した第1の記憶部と、前記アプリケーショ
ンプログラムを特定するアプリケーション情報と、当該
アプリケーションプログラムが起動されるべき時間帯を
示す時間帯情報とを対応付けて記憶した第2の記憶部
と、前記アプリケーションの起動を指示する起動ボタン
と、前記アプリケーションプログラムを実行する実行手
段と、現在時刻を計時する計時手段と、前記ユーザによ
り前記起動ボタンが操作された場合に、前記第2の記憶
部に記憶された時間帯情報において、現在時刻を含む時
間帯に対応した時間帯情報と対応付けられているアプリ
ケーション情報により特定されるアプリケーションの実
行を開始するよう、前記実行手段を制御する制御手段と
を具備することを特徴とする端末を提供する。
【0011】この端末によれば、ユーザにより起動ボタ
ンが操作された場合に、第2の記憶部に記憶された時間
帯情報において、現在時刻を含む時間帯に対応した時間
帯情報と対応付けられているアプリケーション情報によ
り特定されるアプリケーションが、制御手段によって制
御された実行手段によって実行される。
【0012】更に、この発明は、アプリケーションプロ
グラムを記憶したコンピュータを、前記アプリケーショ
ンプログラムを特定するアプリケーション情報と、当該
アプリケーションプログラムの起動時刻を示す時刻情報
とを対応付けてメモリに記憶させる書き込み手段と、前
記アプリケーションプログラムとは異なる他のアプリケ
ーションプログラムの実行中/非実行中を判定する判定
手段と、前記判定手段により非実行中と判定される状況
下で前記アプリケーションプログラムを実行する実行手
段と、現在時刻を計時する計時手段と、前記現在時刻が
前記メモリに記憶された時刻情報に対応した時刻となっ
たときに、前記実行を開始するよう、前記実行手段を制
御する制御手段として機能させるためのプログラムを提
供する。
【0013】また、この発明は、アプリケーションプロ
グラムの起動を指示する起動ボタンを有し、アプリケー
ションプログラムを記憶したコンピュータを、前記アプ
リケーションプログラムを特定するアプリケーション情
報と、当該アプリケーションプログラムが起動されるべ
き時間帯を示す時間帯情報とを対応付けてメモリに記憶
させる書き込み手段と、前記アプリケーションプログラ
ムを実行する実行手段と、現在時刻を計時する計時手段
と、前記ユーザにより前記起動ボタンが操作された場合
に、前記第2の記憶部に記憶された時間帯情報におい
て、現在時刻を含む時間帯に対応した時間帯情報と対応
付けられているアプリケーション情報により特定される
アプリケーションの実行を開始するよう、前記実行手段
を制御する制御手段として機能させるためのプログラム
を提供する。
【0014】上記機能を実現するためのプログラムは、
CD-ROMやフロッピー(登録商標)ディスク等の記
録媒体に記憶されていても良い。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ、本発明
の実施形態について説明する。なお、本実施形態におけ
る「アプリケーション」は、JavaアプレットやGIFフ
ァイル等を除外している。すなわち、ブラウザ上で実行
されるべく、HTML(Hypertext Markup Language)
形式のデータ(以下、「HTMLデータ」という)内で
タグにより指定されるファイルを除く概念として用い
る。
【0016】[1.1]実施形態の構成 (A)システム全体の構成 図1は、本実施形態にかかる通信システムの構成を示す
ブロック図である。同図に示すように本実施形態にかか
る通信システムは、複数の移動機MSと、複数の基地局
BSと、移動パケット通信網MPNと、ゲートウェイサ
ーバGWSと、インターネットINETと、複数のIP
サーバWとを有する。なお、図1においては、図面が煩
雑となることを防ぐため、通信システムに収容された移
動機MS、基地局BS及びIPサーバWのうち所定の移
動機、基地局及びIPサーバのみが図示されている。
【0017】IPサーバWは、IP(Information Prov
ider)の保有するWWW(World Wide Web)サーバであ
る。このIPサーバWは、例えば、各種ページに対応し
たHTML(HyperText Markup Language)データや、J
ava(登録商標)プログラミング言語で記述されたJava
アプリケーション等をリソースとして保有している。こ
こで、IPサーバWが保有しているJavaアプリケーショ
ンは、当該Javaアプリケーションのデータ実体を有する
Jarファイルと、当該Jarファイルの格納位置を示
すURIや当該Javaアプリケーションの名称等の属性を
有するADF(Application Descriptor File)に分割
してIPサーバWに保有されている(以下、ADFとJ
arを特に区別する必要がない場合、これらを合わせて
「Javaアプリケーション」という)。
【0018】これらJavaアプリケーションを含むリソー
スの各々には対応したURIが設定されており、IPサ
ーバWは、GETメソッドを用いたHTTP(HyperTex
t Transfer Protocol)のリクエストメッセージ(以
下、「GET要求」という」)をインターネットINE
Tから受信すると、そのGET要求に含まれているUR
Iを抽出して、当該URIに対応したリソースをレスポ
ンスとしてインターネットINETへ返信する。
【0019】移動パケット通信網MPNは、移動機MS
に対してパケット通信サービスを提供するための通信網
であり、複数の基地局BSやゲートウェイサーバGWS
を有する他、図示せぬパケット加入者処理装置等を有す
る。
【0020】ゲートウェイサーバGWSは、インターネ
ットINETと、移動パケット通信網MPNとを相互接
続する移動パケット関門中継交換局に設けられたコンピ
ュータシステムである。このゲートウェイサーバGWS
は、受信データのプロトコルを、当該データの転送先と
なるネットワークの従うプロトコルに変換して転送す
る。本実施形態において移動パケット通信網MPNとイ
ンターネットINETとの間のデータ通信は、このゲー
トウェイサーバGWSの機能により実現される。
【0021】移動機MSは、携帯電話機等の携帯型の電
子機器であり、移動パケット通信網MPNを介してデー
タ通信が可能な他、図示しない移動電話網を介して音声
通話を行う。図2は、本実施形態にかかる移動機MSの
構成を示す図である。同図に示すように本実施形態にか
かる移動機MSは、制御部11と、通信部12と、液晶
表示部14と、指示入力部13とを有する。
【0022】通信部12は、制御部11による制御の
下、移動パケット通信網MPNの基地局BSと無線通信
を行う。液晶表示部14は、液晶パネル等の表示装置か
ら構成されており、制御部11の制御の下に、各種情報
を表示する。指示入力部13は、PB(プッシュボタ
ン)等の各種ボタン及びカーソルキーからなり、ユーザ
によって入力操作が行われると、その入力操作に対応し
た操作信号を制御部11に供給する。
【0023】制御部11は、CPU111と、ROM1
12と、RAM113と、不揮発性メモリ114等を有
しており、移動機MSの各部を制御する。CPU111
は、ROM112や不揮発性メモリ114に格納されて
いるアプリケーションに従って、移動機MSの各部を制
御する。RAM113は、ワークエリアとして用いら
れ、CPU111により実行される種々のアプリケーシ
ョンが展開される他、アプリケーションの実行に際して
利用される各種のデータ等が一時的に格納される。
【0024】ROM112には、各種制御情報の他、C
PU111によって実行される各種アプリケーション等
が格納されている。このROM112に格納されている
各種アプリケーションは、移動機MSの製造時にROM
に書き込まれるアプリケーション(以下、「ネイティブ
アプリケーション」という)であり、移動機MSの基本
的機能を実現するために利用される。
【0025】ここで、ROM112に格納されているア
プリケーションとしては、例えば、インターネットIN
ETに接続されている通信装置の保有するリソース(例
えば、HTML(HyperText Markup Language)形式の
データ(以下、「HTMLデータ」という))を取得し
て、その取得したリソースに対応したユーザI/Fを提
供するWWW(World Wide Web)ブラウザ(以下、単に
「WWWブラウザ」という)や、移動機MS用のオペレ
ーションシステム(以下、「OS」という)等がある。
【0026】また、ROM112には、CPU111が
Javaアプリケーションを実行する際に利用する、Java実
行環境(以下、「J2ME」(Java 2 Micro Edition)
という)を実現するためのネイティブコンポーネント
(JAM(Java Application Manager)、KVM(Kilo
Virtual Machine)、CLDC(Connected Limited De
vice Configuration)クラスライブラリ等のアプリケー
ション)が格納されている。CPU111は、Javaアプ
リケーションの実行に際して、このROM112に格納
されているネイティブコンポーネントにより提供される
機能を利用する。なお、移動機MSにおけるアプリケー
ションの実行環境については、後に詳細に説明する。
【0027】不揮発性メモリ114には、複数のアプリ
ケーション記憶メモリ1141-k(k=1、2、…、
n)、テーブル記憶メモリ1142等が設けられてい
る。図3は、不揮発性メモリ114の記憶状態の一例を
示す図である。なお、図3においては、不揮発性メモリ
114に設けられている複数のアプリケーション記憶メ
モリ1141-kのうち、所定のアプリケーション記憶
メモリのみを記載している。
【0028】この不揮発性メモリ114に設けられた各
アプリケーション記憶メモリ1141-kには、それぞ
れ、アプリケーション格納領域1141-k1と、アプ
リケーションデータ格納領域1141-k2が設けられ
ている。
【0029】ここで、アプリケーション格納領域114
1-k1は、IPサーバWからダウンロードしたJavaア
プリケーション(すなわち、ADFとJarファイル)
を格納するための領域である。IPサーバWからJavaア
プリケーションがダウンロードされた場合、当該アプリ
ケーションを構成するADFとJarファイルは、各
々、対応付けて、このアプリケーション格納領域114
1-k1へと格納される。
【0030】アプリケーションデータ格納領域1141
-k2は、各アプリケーション格納領域1141-k1に
格納されているJavaアプリケーション毎に、例えば、5
Kバイトずつ割り当てられた領域であり、当該Javaアプ
リケーションに対応したアプリケーションを実行した際
に生成されるデータが永続的に保存される。例えば、当
該Javaアプリケーションがゲームである場合、このアプ
リケーションデータ格納領域1141-k2には、当該
ゲームにおいてユーザが取得したポイントや、当該ゲー
ムのキャラクタの各種パラメータ等が格納されることと
なる。なお、セキュリティー上の問題で、アプリケーシ
ョンデータ格納領域1141-k2に格納された各種の
データは、他のアプリケーション記憶メモリ1141-
kに格納されたJavaアプリケーションからは、アクセス
できないように制限されている。
【0031】ここで、本実施形態にかかる移動機MSに
おけるアプリケーションの実行環境について簡単に説明
する。図4は、移動機MSにおけるアプリケーションの
実行環境を示す模式図である。同図に示すように、移動
機MSにおけるアプリケーションの実行環境は、最下層
にOSが設けられ、このOSの提供する機能を利用した
CPU111により、ROM112に格納されているネ
イティブアプリケーションが実行される構成となってい
る。
【0032】また、ネイティブアプリケーションの実行
環境とは、別に、OS上には、上述したJ2MEが設け
られている。このJ2MEは、JAMと、KVMと、C
LDCクラスライブラリと、拡張ライブラリと、アプリ
ケーションデータ格納領域1141-k2から構成され
る。CPU111は、このJ2MEが提供する機能を利
用してJavaアプリケーションを実行する。
【0033】ここで、JAMは、移動機MSにインスト
ールされたJavaアプリケーションを管理する機能を提供
するアプリケーションである。また、KVMは、コンパ
イラとしての機能を有し、Javaの実行ファイル形式であ
るバイトコードを、移動機MSのCPU111が解釈可
能な命令コードにコンパイルするために利用される。
【0034】CLDCクラス・ライブラリには、CLD
Cに固有のクラス類が含まれている。拡張ライブラリ
は、J2MEを拡張するためのクラス・ライブラリであ
る。かかる拡張ライブラリによって提供されるAPIに
は、ネットワーキングインタフェースAPI、ユーザイ
ンタフェースAPI、データストレージAPI等があ
る。
【0035】ネットワーキングAPIは、URIによっ
て指定されたリソースとの間においてJavaアプリケーシ
ョンを実行したCPU111が、HTTP、或いは、H
TTP等に従った、通信を行う際に利用されるAPIで
あり、ユーザインタフェースAPIは、種々のユーザイ
ンタフェース機能を提供するためのAPIである。ま
た、データストレージAPIは、アプリケーションデー
タ格納領域1141-k2に対するデータの読み書きを
サポートするためのAPIである。
【0036】本実施形態にかかる移動機MSのCPU1
11は、以上説明した実行環境の下において、OSの提
供する機能を利用して、現在時刻の計時を行う他、以下
の2つの動作モードの間を遷移する。 1)通常動作モード このモードは、通常の音声通話の発着信、或いは、アプ
リケーション格納領域1141-k1に格納されているJ
avaアプリケーションやネイティブアプリケーションの
実行等を行うモードである。
【0037】2)待ち受けモード このモードは、音声通話の着信やユーザの操作等のイベ
ントの発生を待ち受けるモードであり、このモード下に
おいて移動機MSは、待ち受け画面を表示する。この待
ち受けモードには、通常実行モードにおいて音声着信や
ユーザによる指示入力部13への入力操作等のイベント
が最後に発生してから、一定の時間が経過した場合に遷
移する。
【0038】ここで、本実施形態にかかる移動機MS
は、「待ち受けモード」において、IPサーバWからダ
ウンロードしたJavaアプリケーションうちの1つを実行
するように設定することができる(以下、「待ち受けモ
ード」において実行するように設定されるアプリケーシ
ョンを「待ち受けアプリケーション」という)。この待
ち受けアプリケーションは、通常のアプリケーション
(例えば、WWWブラウザ等)とは異なり、ユーザから
の指示を待つことなく、IPサーバWとの間において移
動パケット通信網MPNを介したHTTP(HTTP
S)通信を行い、天気情報やニュース等の各種コンテン
ツを取得する機能をCPU111に提供する。
【0039】詳細には、待ち受けアプリケーションを実
行した場合、CPU111は、ユーザの指示を待つこと
なく、IPサーバWの格納した特定のプログラム(待ち
受けアプリが必要とする情報を提供するプログラム)を
識別するURIと、当該プログラムに渡すCGI(Comm
on Gateway Interface)等のパラメータとを指定したG
ET要求を移動パケット通信網MPNへと送信する。そ
して、CPU111は、当該URIで特定されるサーバ
から当該GET要求に対するレスポンスメッセージを受
信することにより、各種情報を取得する。
【0040】なお、この際のレスポンスメッセージの形
式は任意である。かかる待ち受けアプリケーションの提
供する機能を利用することにより、移動機MSのユーザ
は、自身の気になる情報をそれとなく待ち受け画面上に
表示することが可能である。なお、この待ち受けアプリ
ケーションとして設定しうるJavaアプリケーションは、
当然、かかる機能を移動機MSのCPU111に提供す
るものでなければならない。
【0041】この待ち受けアプリケーションは、ユーザ
によって設定されると、RAM113に展開され、待ち
受けアプリケーションが変更されない限り、電源が投入
されてから、切られるまでRAMに展開されたままの状
態(すなわち、常駐した状態)になる。そして、待ち受
けアプリケーションは、このRAM113に展開されて
いる状態において、以下の2つの状態間を遷移する。
a)CPU111が処理を実行している状態(以下、
「実行状態」という)b)CPU111が処理を実行し
ておらず、停止している状態(以下、「休眠状態」とい
う)
【0042】これら両状態間を待ち受けアプリケーショ
ンが遷移することにより、移動機MSのCPU111
は、ユーザの操作を待たずに、間歇的な処理(例えば、
1分間に1秒間だけ目覚めて待ち受け画面に表示してい
る時計の針を進めたり、早朝4時前後の10秒間だけ目
覚めて、天気情報をIPサーバWから取得して待ち受け
画面を更新したり)を行う。なお、この待ち受けアプリ
ケーションに上記2つの状態以外に、ユーザが指示入力
部13に対して行った入力操作に応じて、起動される状
態を設けるか否かは任意である。また、本実施形態にか
かる移動機MSのCPU111は、複数のアプリケーシ
ョンを同時に実行することは出来ず、待ち受けアプリケ
ーションと、他のアプリケーション(例えば、他のJava
アプリケーションやネイティブアプリケーションとして
のWWWブラウザ等)とが、並列に実行されることはな
い。
【0043】ここで、本実施形態に特徴的な事項とし
て、本実施形態にかかる移動機MSは、実行される待ち
受けアプリケーションを、ユーザの設定した時刻毎に、
切り換えることが可能となっている。かかる機能を実現
するため、本実施形態において、不揮発性メモリ114
に設けられたテーブル記憶メモリ1142には、アプリ
ケーション管理テーブルTBL1と起動時刻管理テーブ
ルTBL2が記憶されている。
【0044】図5は、本実施形態にかかるアプリケーシ
ョン管理テーブルTBL1の記憶内容を示す図であり、
図6は、起動時刻管理テーブルTBL2の記憶内容を示
す図である。図5に示すように、本実施形態にかかるア
プリケーション管理テーブルTBL1には、IPサーバ
Wからダウンロードしたアプリケーションのアプリケー
ション名を格納するためのフィールドと、当該アプリケ
ーションの格納位置を示すメモリアドレスとが格納され
ている。IPサーバWからJavaアプリケーションをダウ
ンロードすると、移動機MSのCPU111は、そのダ
ウンロードされてきたアプリケーション(すなわち、A
DF及びJarファイル)をアプリケーション格納領域
1141-k1に格納する。
【0045】そして、CPU111は、当該Javaアプリ
ケーションを記憶したアプリケーション格納領域114
1-k1に対応するメモリアドレスを、アプリケーショ
ン管理テーブルTBL1に格納するのである。この際、
CPU111は、JAMにより提供される機能を利用し
て、当該Javaアプリケーションに対応したADFから、
アプリケーション名を読み出し、当該アプリケーション
名を、当該メモリアドレスと対応付けられたフィールド
へと格納する。
【0046】これに対して、起動時刻管理テーブルTB
L2には、図6に示すように、ユーザによって設定され
た待ち受けアプリケーションの起動時刻に対応した起動
時刻情報を格納するためのフィールドと、当該時刻に待
ち受けアプリケーションとして起動されるべきJavaアプ
リケーションの格納位置を示すメモリアドレスを格納す
るフィールドが設けられている。
【0047】ユーザが指示入力部13に対して待ち受け
アプリケーションの起動時刻の設定を行う旨の入力操作
を行うと、移動機MSのCPU111は、ユーザが行っ
た入力操作に応じて、起動時刻管理テーブルTBL2へ
と起動時刻情報とメモリアドレスを格納する。この際、
CPU111は、ユーザが待ち受けアプリケーションと
して設定したJavaアプリケーションに対応するメモリア
ドレスを、アプリケーション管理テーブルTBL1から
読み出して、起動時刻管理テーブルTBL2へと格納す
る。
【0048】そして、起動時刻管理テーブルTBL2に
格納されている起動時刻情報に対応した時刻になると、
移動機MSのCPU111は、当該起動時刻情報と対応
付けて格納されているメモリアドレスから、Javaアプリ
ケーションを読み出して、待ち受けアプリケーションと
してRAM113に展開する。そして、CPU111
は、自身のモードが通常実行モードから待ち受けモード
に遷移した時点で、RAM113に展開されている待ち
受けアプリケーションを実行するのである。
【0049】その後、CPU111は、起動時刻管理テ
ーブルTBL2に格納されている、次の起動時刻情報に
対応する時刻となるまで、RAM113に展開されてい
るアプリケーションを、待ち受けアプリケーションとし
て実行する。そして、次の起動時刻情報に対応した時刻
となった時点で、CPU111は、当該アプリケーショ
ンに対応した起動時刻情報とメモリアドレスを起動時刻
管理テーブルTBL2から削除し、新たに、Javaアプリ
ケーションを読み出してRAM113に展開するのであ
る。
【0050】[1.2]実施形態の動作 以下、本実施形態の動作を説明することとするが、IP
サーバWからアプリケーションをダウンロードする際の
動作については、従来と異なるところがないため、説明
を省略し、以下の点についてのみ説明することとする。
すなわち、(A)待ち受けアプリケーションの起動時刻
を設定する際の動作、及び(B)待ち受けアプリケーシ
ョンを実行する際の動作、である。
【0051】(A)待ち受けアプリケーションの起動時
刻を設定する際の動作 以下、移動機MSにおいて実行される待ち受けアプリケ
ーションを、ユーザが、自身のスケジュール等に合わせ
て設定する際の動作について説明する。なお、以下に説
明する処理は、移動機MSのCPU111がOSに従っ
て行う処理である。また、以下の説明においては、説明
をより具体的なものとするため、「アプリケーション
1」、「アプリケーション2」及び「アプリケーション
3」なる名称を有するアプリケーションが、既に移動機
MSにダウンロードされているものとし、アプリケーシ
ョン管理テーブルTBL1の内容は、図5と同様である
ものとする。
【0052】移動機MSにおいて実行される待ち受けア
プリケーションを設定する場合、ユーザは、まず、移動
機MSの指示入力部13に対して、待ち受けアプリケー
ションの設定を行う旨の入力操作を行うことが必要とな
る。そして、ユーザが、かかる入力操作を行うと、移動
機MSのCPU111は、OSに従って、図7に示す処
理を実行する。
【0053】まず、CPU111は、指示入力部13か
ら供給される操作信号に従い、アプリケーション管理テ
ーブルTBL1からアプリケーション名を読み出す(ス
テップSa1)。そして、CPU111は、この読み出
したアプリケーション名に基づき、待ち受けアプリケー
ションとして設定すべきJavaアプリケーションをユーザ
に選択させるための画像を液晶表示部14に表示させる
(ステップSa2)。
【0054】図8は、この際に、移動機MSの液晶表示
部14に表示される画像の一例を示す図である。同図に
示すように、この際、移動機MSの液晶表示部14に
は、「起動時刻を入力して下さい」等の文字列と共に、
待ち受けアプリケーションの起動時刻を指定するための
ボックスが表示される。また、この際、移動機MS液晶
表示部14には、「アプリケーションを選択して下さ
い」等の文字列と共に、移動機MSにダウンロードされ
ているJavaアプリケーション「アプリケーション1」
と、「アプリケーション2」と、「アプリケーション
3」を選択するための一覧と、「決定」なるボタンが表
示される。
【0055】このように、図8に示す画像が表示された
状態となると、CPU111は、ユーザによって、待ち
受けアプリケーションが決定されたか否かを判定する状
態となり(ステップSa3)、ユーザによって待ち受け
アプリケーションが決定されるまで、同ステップの処理
を繰り返し実行する。
【0056】一方、図8に示す画像が表示されている状
態において、ユーザが、移動機MSの指示入力部13に
対して、起動時刻として、例えば、「2001年8月1
5日7:15」を入力し、アプリケーション名「アプリ
ケーション1」を選択して、「決定」ボタンを選択する
旨の入力操作を行う。すると、移動機MSのCPU11
1は、ステップSa3において「Yes」と判定し、ス
テップSa4の処理を実行する。この結果、CPU11
1は、ユーザが入力した起動時刻「2001年8月15
日7:15」に対応する起動時刻情報を起動時刻管理テ
ーブルTBL2へと格納する(ステップSa4)。
【0057】次に、CPU111は、ユーザが選択した
アプリケーション名「アプリケーション1」と対応付け
て、アプリケーション管理テーブルTBL1に格納され
ているメモリアドレス「#0001」を読み出す(ステップ
Sa5)。そして、CPU111は、起動時刻管理テー
ブルTBL2において、ステップSa5において格納し
た起動時刻情報と対応付けられたフィールドに、読み出
したメモリアドレス「#0001」を格納して(ステップS
a6)、処理を終了する。
【0058】この結果、起動時刻管理テーブルTBL2
の内容が更新され、ユーザが、設定した時刻に、ユーザ
が設定したJavaアプリケーションが、待ち受けアプリケ
ーションとして起動されることとなる。
【0059】(B)待ち受けアプリケーションを実行す
る際の動作 次に、図9を参照しつつ、起動時刻管理テーブルTBL
2の内容に基づいて、移動機MSのCPU111が、待
ち受けアプリケーションを、実行する際の動作について
説明する。なお、以下の説明においては、アプリケーシ
ョン管理テーブルTBL1及び起動時刻管理テーブルT
BL2の内容は、上述した図5及び図6と同様であるも
のとする。
【0060】まず、ユーザは、「2001年8月15日
6:00」に目覚め、移動機MSの電源をONにする。
すると、移動機MSのCPU111は、上述したOSに
従って、以下に示す、起動時処理を実行する。 ステップ1.まず、CPU111は、現在時刻「200
1年8月15日6:00」を読み出す。
【0061】ステップ2.CPU111は、現在時刻
「2001年8月15日6:00」において、起動され
ているべき待ち受けアプリケーションが存在するか否か
を判定する。より具体的には、CPU111は、現在時
刻「2001年8月15日6:00」を検索キーとして
テーブル記憶メモリ1142に記憶されている起動時刻
管理テーブルTBL2を検索する。そして、CPU11
1は、起動時刻管理テーブルTBL2に格納されている
起動時刻情報中に、既に過ぎてしまっている時刻に対応
した起動時刻情報が存在するか否かを判定する。そし
て、既に過ぎてしまっている時刻に対応した起動時刻情
報が存在する場合には、起動されているべき待ち受けア
プリケーションが存在するものと判定する。
【0062】ステップ3.起動すべき待ち受けアプリケ
ーションが存在する場合、CPU111は、起動時刻管
理テーブルTBL2に格納されているメモリアドレスを
読み出して、当該メモリアドレスから(すなわち、当該
メモリアドレスに対応したアプリケーション記憶メモリ
1141-kから)Javaアプリケーションを読み出し
て、RAM113に展開し、起動時処理を終了する。こ
の結果、CPU111の動作モードが「待ち受けモー
ド」に遷移した場合に、RAM113に展開されている
待ち受けアプリケーションが起動されることとなる。一
方、図6に示す例の場合、「2001年8月15日6:
00」に起動されるべき待ち受けアプリケーションは設
定されていない。このため、移動機MSのCPU111
は、待ち受けアプリケーションとして、Javaアプリケー
ションを読み出すことなく、起動時処理を終了する。
【0063】このようにして、起動時処理が完了する
と、移動機MSのCPU111は、図10に示す処理を
開始する。なお、同図に示す処理は、CPU111がO
Sを実行することにより実現される処理である。また、
この処理は、移動機MSの状態と無関係に(すなわち、
CPU111の動作モードや、実行中のアプリケーショ
ンとは無関係に)、起動時処理完了後、電源が切られる
までの間、CPU111が常に行っている処理である。
【0064】この処理において、CPU111は、ま
ず、現在時刻を検索キーとして、起動時刻管理テーブル
TBL2を検索する(ステップSb1)。次に、CPU
111は、起動時刻管理テーブルTBL2に現在時刻に
対応した起動時刻情報が格納されているか否かを判定す
る状態となる(ステップSb2)。
【0065】ここで、電源がONにされた時刻は、「2
001年8月15日6:00」である。従って、起動時
刻管理テーブルTBL2には、現在時刻に対応した起動
時刻情報は格納されていない。このため、ステップSb
2においてCPU111は、「No」と判定して、再
度、ステップSb1を実行する。かかる処理の結果、
「2001年8月15日7:15」になるまで、CPU
111は、ステップSb1及びSb2の処理を繰り返
す。
【0066】その後、時間が経過し、現在時刻が「20
01年8月15日7:15」になる。すると、CPU1
11は、ステップSb2において「Yes」と判定し、
既に、RAM113に展開されている待ち受けアプリケ
ーションが存在するか否かを判定する状態となる(ステ
ップSb3)。そして、この判定の結果、「Yes」と
判定すると。CPU111は、RAM113に展開され
ている待ち受けアプリケーションをRAM113から消
去することによりアプリケーションを終了する(ステッ
プSb4)。
【0067】一方、今の例の場合、RAM113に展開
されている待ち受けアプリケーションは、存在していな
い。このため、ステップSb3において、CPU111
は、「No」と判定し、現在時刻「2001年8月15
日7:15」に対応する起動時刻情報と対応付けて、起
動時刻管理テーブルTBL2に格納されているメモリア
ドレス「#0001」を読み出す(ステップSb5)。そし
て、CPU111は、その読み出したメモリアドレス
「#0001」からJavaアプリケーション「アプリケーショ
ン1」を読み出し、待ち受けアプリケーションとしてR
AM113に展開する(ステップSb6)。
【0068】このようにして、RAM113に「アプリ
ケーション1」が待ち受けアプリケーションとして、展
開された状態となると、CPU111は、再度、ステッ
プSb1の処理を実行する。この結果、CPU111
は、起動時刻管理テーブルTBL2に格納されている、
次の、起動時刻情報に対応した時刻「2001年8月1
5日9:00」となるまで、ステップSb1及びステッ
プSb2の処理を繰り返すこととなる。
【0069】一方、RAM113に待ち受けアプリケー
ション「アプリケーション1」が展開された状態となる
と、図10に示した処理とは、全く別個に、CPU11
1は、自身の動作モードが「通常実行モード」にある
か、「待ち受けモード」にあるかを判定する状態とな
る。
【0070】ここで、この判定の結果、「待ち受けモー
ド」にある場合、CPU111は、RAM113に展開
した待ち受けアプリケーション「アプリケーション1」
を起動する。この結果、図9に示すように、「アプリケ
ーション1」は、まず、CPU111によって「実行状
態」へと遷移させられる。この「実行状態」は、時間t
1だけ維持され、この間、CPU111は、「アプリケ
ーション1」の機能を利用して、IPサーバWから各種
コンテンツ(例えば、天気情報等)を取得して、液晶表
示部14に当該コンテンツに対応した画像を表示させ
る。
【0071】その後、時間t1が経過すると、CPU1
11は、「アプリケーション1」の状態を「休眠状態」
へと遷移させる。この結果、「アプリケーション1」
は、RAM113に展開されたまま、停止した状態とな
る。この「休眠状態」は、時間t2だけ維持され、時間
t2経過後に、CPU111は、「アプリケーション
1」を「実行状態」へと遷移させる。この結果、CPU
111は、再度、「アプリケーション1」の提供する機
能を利用して、IPサーバWから新たなコンテンツを取
得して、液晶表示部14へと表示させる。その後、時間
t1経過後に、CPU111は、「アプリケーション
1」を、再度、「休眠状態」へと遷移させて、更に、時
間t2経過すると、「実行状態」へと遷移させる。
【0072】かかる状態遷移が、その後、継続して行わ
れ、CPU111が「アプリケーション1」を「実行状
態」へと遷移させた後、時間t3(t3<t1)経過時
に、移動機MSに対する着信が発生する。すると、CP
U111は、JAMにより提供される機能を利用して、
「アプリケーション1」を強制的に「休眠状態」に遷移
させ、動作モードを「通常実行モード」へと遷移させ
る。この結果、移動機MSのユーザは、移動機MSへの
着信に応答することが可能となる。
【0073】一方、ユーザが、通話を終えて、所定時間
が経過すると、CPU111の動作モードは、「待ち受
けモード」へと遷移する。すると、「アプリケーション
1」が「休眠状態」に遷移してから時間t4(t4≧t
2+Δt)経過後に、CPU111は、「アプリケーシ
ョン1」を「実行状態」へと遷移させる。そして、CP
U111は、「実行状態」に遷移した「アプリケーショ
ン1」を利用して、再度、IPサーバWから新たなコン
テンツを取得し、液晶表示部14に表示させる。
【0074】その後、時間が経過し、「2001年8月
15日9:00」になると、移動機MSのCPU111
は、上述した図10のステップSb2において、「Ye
s」と判定する。この結果、CPU111は、ステップ
Sb3を実行し、RAM113に展開されている待ち受
けアプリケーションが存在するか否かを判定する状態と
なる。
【0075】今の例の場合、RAM113には、待ち受
けアプリケーションとして、「アプリケーション1」が
展開されている。このため、ステップSb3において、
CPU111は、「Yes」と判定して、起動時刻管理
テーブルTBL2に格納されている起動時刻情報「20
01年8月15日7:15」を消去すると共に、RAM
113に展開されている「アプリケーション1」をRA
M113から消去することにより、「アプリケーション
1」を終了する(ステップSb4)。
【0076】次に、CPU111は、起動時刻情報「2
001年8月15日9:00」と対応付けて、起動時刻
管理テーブルTBL2に格納されているメモリアドレス
「#0002」を読み出す(ステップSb5)。そして、こ
の読み出されたメモリアドレス「#0002」から「アプリ
ケーション2」が、CPU111により、読み出されて
RAM113に展開される(ステップSb6)。
【0077】ここで、上述したように本実施形態にかか
るJavaアプリケーションにユーザが指示入力部13に対
して行った入力操作に応じて、起動される状態を設けた
場合、ユーザが、「アプリケーション2」を利用してい
る可能性がある。かかる場合に、RAM113には、
「アプリケーション1」の他に、「アプリケーション
2」が既にRAM113に展開されているということが
発生しうる。かかる場合に、RAM113に展開されて
いる「アプリケーション2」を一度、消去して、再度書
き込む構成とするか、既に、RAM113に展開されて
いる「アプリケーション2」を、そのまま維持して、待
ち受けアプリケーションとして設定するかは、任意であ
る。
【0078】一方、RAM113に「アプリケーション
2」が待ち受けアプリケーションとして、展開された状
態となると、CPU111は、再度、ステップSb1の
処理を実行する。この結果、CPU111は、起動時刻
管理テーブルTBL2に格納されている、次の、起動時
刻情報に対応した時刻となるまで、ステップSb1及び
ステップSb2の処理を繰り返すこととなる。
【0079】一方、RAM113に「アプリケーション
2」が展開された状態となると、CPU111は、自身
の動作モードが「通常実行モード」にあるか、「待ち受
けモード」にあるかを判定する。そして、この判定の結
果、「待ち受けモード」にある場合、CPU111は、
RAM113に展開した待ち受けアプリケーション「ア
プリケーション2」を起動して、「アプリケーション
2」を「実行状態」に遷移させる。この「実行状態」
は、時間t5だけ維持され、この間に、CPU111
は、「アプリケーション2」の機能を利用して、IPサ
ーバWから各種コンテンツ(例えば、天気情報等)を取
得して、液晶表示部14に当該コンテンツに対応した画
像を表示させる。
【0080】その後、時間t5が経過すると、CPU1
11は、「アプリケーション2」の状態を「休眠状態」
へと遷移させ、この遷移後、時間t6が経過すると、
「実行状態」へと遷移させる。その後、CPU111
は、時間t5間隔で「アプリケーション2」を「実行状
態」から「休眠状態」へと遷移させ、時間t6間隔で
「休眠状態」から「実行状態」へと遷移させる。
【0081】また、「実行状態」、或いは、「休眠状
態」において、CPU111の動作モードを「待ち受け
モード」から「通常実行モード」へと遷移させる事態が
発生すると、CPU111は、JAMにより提供される
機能を利用して、「アプリケーション2」を強制的に
「休眠状態」に遷移させ、動作モードを「待ち受けモー
ド」から「通常実行モード」へと遷移させる。その後、
起動時刻管理テーブルTBL2に格納されている、起動
時刻情報に対応した時刻となる度に、設定されたJavaア
プリケーションが待ち受けアプリケーションとして、読
み出され、RAMに展開されて(図10ステップSb
6)、起動されることとなる。
【0082】このようにして、本実施形態にかかる移動
機によれば、ユーザが、設定した時刻に、ユーザの設定
したアプリケーションが自動的に起動され、この起動さ
れたアプリケーションに従って、処理が実行される。こ
のため、ユーザは、自身のスケジュールに応じ、その時
々に、起動されるべきアプリケーションを自由に選択す
ることが可能となり、もって、ユーザの望むアプリケー
ションの機能をユーザのスケジュールに合わせて提供す
ることが可能となる。
【0083】また、本実施形態において、ユーザの設定
に応じて実行されるアプリケーションは、待ち受けモー
ドにおいて実行されるものである。このため、ユーザ
は、移動機本来の機能の利用を邪魔されることなく、待
ち受けアプリケーションの機能を利用することが可能と
なる。
【0084】また、この待ち受けアプリケーションは、
「実行状態」において、ユーザの指示を待つことなく、
各種コンテンツをIPサーバから取得して、液晶表示部
に表示する機能を、CPUに提供するものである。この
ため、ユーザは、煩雑な作業を行わなくとも、各種のコ
ンテンツを取得することが可能となり、もって、ユーザ
の利便性を向上させることが可能となる。
【0085】更に、本実施形態においては、待ち受けア
プリケーションとして実行されるJavaアプリケーション
が、インターネットに接続されているIPサーバからダ
ウンロードされる構成としている。このため、移動機
は、数多くのネイティブアプリケーションを保有するこ
となく、ユーザに数多くの機能を提供することが可能と
なる。
【0086】また、本実施形態において、待ち受けアプ
リケーションとして、設定されるJavaアプリケーション
は、「実行状態」と、「休眠状態」を実現することが可
能である。つまり、「実行状態」にある場合以外は、R
AMに展開されて停止している状態となるのである。こ
のため、CPUが、常に、待ち受けアプリケーションに
従って処理を実行し続けることが不要となり、CPUの
動作電力を削減することが可能となる。かかる効果が、
筐体サイズの制約を受ける移動機において絶大であるこ
とは言うまでもない。
【0087】また、本実施形態にかかる移動機MSにお
いて待ち受けアプリケーションは、不揮発性メモリより
も読みとり速度の速い、RAMに展開され、音声着信等
が発生した場合であっても、この展開された待ち受けア
プリケーションは、RAMから消去されない構成となっ
ている。このため、着信等が発生した後に、待ち受けア
プリケーションを立ち上げる際の、処理を高速化するこ
とが可能となる。
【0088】なお、本実施形態においては、携帯電話機
等の移動機MSにおいて、本発明を実施する場合につい
て説明したが、PC等の通信端末において実施可能なこ
とはいうまでもない。この場合、待ち受けアプリケーシ
ョンは、スクリーンセイバーが表示される際に、起動さ
れるようにすれば良い。また、この場合、PCがIPサ
ーバWと通信を行うために、移動通信網以外の通信網
(例えば、公衆デジタル網や公衆電話網等)を介するよ
うにしても良い。
【0089】なお、本実施形態において、IPサーバW
は、インターネットINETと接続され、インターネッ
トINETを介して移動機MSと通信を行う構成として
いる。しかし、IPサーバWは、インターネットINE
Tを介すことなく専用線等によりゲートウェイサーバG
WSに直接接続される構成であっても良い。
【0090】なお、本実施形態にかかる移動機MSは、
年月日及び時刻で、待ち受けアプリケーションの起動時
刻を設定することが可能な構成となっている。しかし、
年月日の設定ができなくても良いことはいうまでもな
い。この場合、移動機MSのCPU111は、新たな設
定がなされるまで、起動時刻管理テーブルTBL2に格
納されている起動時刻情報を消去することなく、設定さ
れた起動時刻に、毎日、設定されたアプリケーションを
起動することとなる。
【0091】なお、本実施形態において、移動機MSの
起動時刻管理テーブルTBL2には、ユーザの設定に応
じた、起動時刻情報と、当該時刻において起動されるベ
きアプリケーションに対応したメモリアドレスを格納す
る構成となっている。しかし、他の構成を採ることも可
能である、例えば、起動時刻管理テーブルTBL2に対
して、全てのアプリケーション記憶メモリ1141-k
1に対応したメモリアドレスを格納し、当該メモリアド
レスに格納されているJavaアプリケーションの起動時刻
を格納するようにしても良い。この場合、単純に、各Ja
vaアプリケーションの起動時刻が規定されることとな
る。
【0092】なお、本実施形態にかかる移動機MSのC
PU111は、OSの提供する機能を利用して、1つの
アプリケーションのみを実行可能な構成となっている。
しかし、複数のアプリケーションを同時実行できるよう
にしても良い。この場合、移動機MSのROM112に
は、マルチタスク(ここでいう、「タスク」とは、移動
機MSのCPU111がアプリケーションを実行するこ
とにより提供される機能をいう)に対応したOSを記憶
させておくことが必要となる。また、この場合には、待
ち受けアプリケーションとして、複数のJavaアプリケー
ションを設定することができるようにすることも可能で
ある。
【0093】なお、本実施形態において、待ち受けアプ
リケーションとして設定されるJavaアプリケーション
は、IPサーバWからダウンロードされる構成としてい
る。しかし、待ち受けアプリケーションとして、設定さ
れるアプリケーションは、ネイティブアプリケーション
(すなわち、移動機MSの製造時から、移動機MSにイ
ンストールされているアプリケーション)であっても良
い。また、CD−ROM等の記録媒体により供給され
て、移動機MSのアプリケーション記憶メモリ1141
-kに記憶されるものであっても良い。
【0094】また、本実施形態において、IPサーバW
からダウンロードされてアプリケーション記憶メモリ1
141-kに記憶されるアプリケーションは、Javaプロ
グラミング言語により記述されたアプリケーションであ
るものとしている。しかし、他のプログラミング言語に
より記述されたアプリケーションの実行環境を実現する
ためのアプリケーションを移動機MSに保有させれば、
アプリケーションの記述源は、如何なるものであっても
構わない。
【0095】なお、本実施形態において、待ち受けアプ
リケーションは、起動時刻情報に対応した時刻に、RA
M113に展開されて、その後、次の起動時刻情報に対
応した時刻となるまで、RAM113に展開されたまま
の状態となる構成を採用している。しかし、このRAM
113に展開されている、待ち受けアプリケーション
は、CPU111の動作モードが変更された場合(すな
わち、音声通話の着信が発生した場合等)に、RAM1
13から消去されて、再度、「待ち受けモード」に遷移
した時点で、再度、RAM113に展開される構成とし
ても構わない。
【0096】なお、本実施形態において起動時刻管理テ
ーブルTBL2に格納されている起動時刻情報は、時刻
の形態で格納されている形態としているが、各時刻を一
意に表す、識別情報を格納するようにしても良い。この
場合、ROM112に、各識別情報と、当該識別情報に
対応した時刻を対応付けたテーブルを保有させれば、C
PU111が現在時刻に対応した識別情報を取得するこ
とが可能となる。
【0097】なお、本実施形態にかかる移動機MSは、
待ち受けアプリケーションの起動時刻のみを設定する構
成としているが、終了時刻も設定できる構成としても良
い。この場合、起動時刻管理テーブルTBL2には、起
動時刻情報を格納するためのフィールドの他、終了時刻
に対応した終了時刻情報をも格納することが必要とな
る。また、かかる構成とする場合、同一の時間帯に複数
の待ち受けアプリケーションが実行されるように設定し
てしまうと、CPU111の処理においてエラーが発生
する可能性がある。そこで、このような場合には、同一
の時間帯に実行されるアプリケーションの内、何れのア
プリケーションを実行すべきかを予め定めるようにする
ことが必要となる。
【0098】なお、本実施形態にかかる移動機MSは、
CPU111がOSの提供する機能を利用することによ
り、計時を行う構成としている。しかし、計時を行うた
めのアプリケーションをROM112に記憶しておき、
このアプリケーションに従って、計時を行うようにして
も良いし、CPU111とは全く別個に計時を行うため
の手段を設けても構わない。
【0099】[1.3]変形例 本実施形態において、移動機MSのCPU111は、動
作モードとして、「通常実行モード」と、「待ち受けモ
ード」を有しており、ユーザの設定した時刻に、「待ち
受けモード」において実行されるアプリケーション(す
なわち、待ち受けアプリケーション)が変更される構成
となっている。しかし、ユーザの設定に応じて起動され
るアプリケーションは、「待ち受けモード」においての
み実行されるものばかりではなく、「通常実行モード」
において実行されるものであっても良い。
【0100】例えば、移動機MSの指示入力部13に、
アプリケーションの起動専用ボタン(以下、「起動ボタ
ン」という)を設け、このボタンに対応付けられている
アプリケーションをユーザの設定に応じて、変更すると
いう方法がある。かかる方法を採る場合、上述した図7
に示した処理と同様の処理を移動機MSのCPU111
が行うことにより、起動時刻管理テーブルTBL2の内
容が更新される。この結果、ユーザは、起動ボタンに対
応付けるアプリケーションを設定することが可能となる
のである。
【0101】そして、起動時刻管理テーブルTBL2に
起動時刻情報が格納されている状態において、ユーザ
が、起動ボタンを押下すると、移動機MSのCPU11
1は、以下のような処理を実行する。すなわち、移動機
MSのCPU111は、現在時刻を検索キーとしてテー
ブル記憶メモリ1142に記憶されている起動時刻管理
テーブルTBL2を検索する。この際、CPU111
は、起動時刻管理テーブルTBL2に格納されている起
動時刻情報に対応した時刻の内、次の起動時刻までの間
に、現在時刻を含んでいる起動時刻情報を検索する。
【0102】例えば、図6に示す場合において、現在時
刻が「2001年8月15日8:30」である場合、現
在時刻は、起動時刻情報「2001年8月15日7:1
5」と、起動時刻情報「2001年8月15日9:0
0」との間(すなわち、時間帯)に含まれている。かか
る場合に、起動時刻情報「2001年8月15日7:1
5」が、この検索の結果、ヒットすることとなる。な
お、「特許請求の範囲」における「時間帯」とは、この
2つの起動時刻情報に対応した時刻間の時間的な幅(例
えば、図6に示す場合の「2001年8月15日7:1
5」〜「2001年8月15日9:00」の間の時間的
な幅)を意味している。
【0103】次に、CPU111は、この検索の結果、
ヒットした起動時刻情報に対応付けて起動時刻管理テー
ブルTBL2に格納されているメモリアドレスを読み出
す。そして、CPU111は、このメモリアドレスか
ら、アプリケーションを読み出して、実行する。この結
果、現在時刻において、起動ボタンと対応付けられてい
るアプリケーションが、CPU111によって実行され
るのである。
【0104】このようにして、本変形例によれば、「通
常実行モード」において実行されるアプリケーションを
変更することも可能となる。
【0105】なお、本変形例においては、携帯電話機等
の移動機MSにおいて、本発明を実施する場合について
説明したが、PC等の通信端末において実施可能なこと
はいうまでもない。
【0106】なお、本変形例にかかる移動機MSは、起
動時刻管理テーブルTBL2に起動時刻のみを設定する
構成としているが、終了時刻も設定できる構成としても
良い。この場合、起動時刻管理テーブルTBL2には、
起動時刻情報を格納するためのフィールドの他、終了時
刻に対応した終了時刻情報が格納されることとなり、起
動時刻と終了時刻の間の時間的な幅が起動ボタンにアプ
リケーションが対応付けられる時間帯となる。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ユーザのスケジュールに応じ、その時々に、ユーザの望
むアプリケーションの機能を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態にかかる通信システムの構
成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態にかかる移動機MSの構成を示す
図である。
【図3】 同実施形態にかかる移動機MSの不揮発性メ
モリ114の記憶状態を例示す図である。
【図4】 同実施形態にかかる移動機MSにおけるアプ
リケーションの実行環境を示す模式図である。
【図5】 同実施形態にかかるアプリケーション管理テ
ーブルTBL1の記憶内容を示す図である。
【図6】 同実施形態にかかる起動時刻管理テーブルT
BL2の記憶内容を示す図である。
【図7】 同実施形態にかかる移動機MSのCPU11
1が実行する処理を示す図である。
【図8】 同実施形態にかかる移動機MSの液晶表示部
14に表示される画像の一例を示す図である。
【図9】 同実施形態にかかる移動機MSのCPU11
1の動作状態の遷移を示す図である。
【図10】 同実施形態にかかる移動機MSのCPU1
11が実行する処理を示す図である。
【符号の説明】
MPN・・・移動パケット通信網、 BS・・・基地
局、 GWS・・・ゲートウェイサーバ、 INET・
・・インターネット、 W・・・IPサーバ、 MS・
・・移動機、 11・・・制御部、 111・・・CP
U、 112・・・ROM、 113・・・RAM、
114・・・不揮発性メモリ、 1141-k(k=
1、2、…、n)・・・アプリケーション記憶メモリ、
1141-k1(k=1、2、…、n)・・・アプリ
ケーション格納領域、 1141-k2・・・アプリケ
ーションデータ格納領域、 1142・・・テーブル記
憶メモリ、 12・・・通信部、 13・・・指示入力
部、 14・・・液晶表示部、TBL1・・・アプリケ
ーション管理テーブル、 TBL2・・・起動時刻管理
テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 和宏 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 近藤 隆 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 株 式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ内 (72)発明者 鷲見 豊 東京都港区虎ノ門4−3−20 神谷町MT ビル2F 株式会社ケイ・ラボラトリー内 Fターム(参考) 5B076 AA01 AA07 AA12 AB17 AB20 5K067 AA34 BB04 BB21 DD04 EE02 EE16 KK13 KK15

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アプリケーションプログラムを記憶した
    第1の記憶部と、 前記アプリケーションプログラムを特定するアプリケー
    ション情報と、当該アプリケーションプログラムの起動
    時刻を示す時刻情報とを対応付けて記憶した第2の記憶
    部と、 前記アプリケーションプログラムとは異なる他のアプリ
    ケーションプログラムの実行中/非実行中を判定する判
    定手段と、 前記判定手段により非実行中と判定される状況下で前記
    アプリケーションプログラムを実行する実行手段と、 現在時刻を計時する計時手段と、 前記現在時刻が前記第2の記憶部に記憶された時刻情報
    に対応した時刻となったときに、前記実行を開始するよ
    う、前記実行手段を制御する制御手段とを具備すること
    を特徴とする端末。
  2. 【請求項2】 記憶領域に記憶した内容を前記第1の記
    憶部よりも高速に読み出し可能な第3の記憶部と、 前記現在時刻が前記第2の記憶部に記憶された時刻情報
    に対応した時刻となったときに、前記第1の記憶部から
    前記アプリケーションプログラムを読み出して前記第3
    の記憶部に記憶させる読み出し手段とを更に具備し、 前記実行手段は、前記第3の記憶部に記憶されている前
    記アプリケーションプログラムを読み出し、当該アプリ
    ケーションプログラムを前記判定手段により非実行中と
    判定される状況下で実行することを特徴とする請求項1
    に記載の端末。
  3. 【請求項3】 前記第2の記憶部は、前記アプリケーシ
    ョンプログラムの各々を特定する個別アプリケーション
    情報と、前記各アプリケーションプログラムの起動時刻
    を示す個別時刻情報とを前記各アプリケーションプログ
    ラム毎に対応付けて記憶し、 前記制御手段は、前記現在時刻が前記第2の記憶手段に
    記憶された個別時刻情報の少なくとも一つに対応した時
    刻となったときに、前記実行を開始するよう、前記実行
    手段を制御し、 前記実行手段は、前記制御手段による制御の下、前記少
    なくとも一つの個別時刻情報に対応付けられた個別アプ
    リケーション情報で特定されるアプリケーションプログ
    ラムを前記判定手段により非実行中と判定される状況下
    で実行することを特徴とする請求項1に記載の端末。
  4. 【請求項4】 記憶領域に記憶した内容を前記第1の記
    憶部よりも高速に読み出し可能な第3の記憶部と、 前記現在時刻が前記第2の記憶手段に記憶された個別時
    刻情報の少なくとも一つに対応した時刻となったとき
    に、前記第1の記憶部から前記アプリケーションプログ
    ラムを読み出して前記第3の記憶部に記憶させる読み出
    し手段とを更に具備し、 前記実行手段は、前記第3の記憶部に記憶されている前
    記アプリケーションプログラムを読み出し、当該アプリ
    ケーションプログラムを前記判定手段により非実行中と
    判定される状況下で実行することを特徴とする請求項3
    に記載の端末。
  5. 【請求項5】 前記読み出し手段は、前記第1の記憶部
    から読み出した前記アプリケーションを前記第3の記憶
    部に記憶させる際に、既に当該アプリケーションが前記
    第3の記憶部に記憶されている場合には、当該読み出し
    たアプリケーションを前記第3の記憶部に記憶させるこ
    となく、前記第3の記憶部に既に記憶されているアプリ
    ケーションを維持し、 前記実行手段は、前記制御手段による制御の下、前記読
    み出し手段によって、前記第3の記憶部に維持されたア
    プリケーションを実行することを特徴とする請求項2ま
    たは請求項4に記載の端末。
  6. 【請求項6】 前記ユーザに対して、前記第1の記憶部
    に格納されているアプリケーションと、ユーザが起動を
    所望する時刻を選択させるための画像を表示させる表示
    手段と、 前記表示手段が前記画像を表示した結果、ユーザが選択
    したアプリケーションに対応したアプリケーション情報
    と、時刻に対応した時刻情報とを対応付けて前記第2の
    記憶部に書き込む、書込手段とを更に有することを特徴
    とする請求項1に記載の端末。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介して前記アプリケーシ
    ョンをダウンロードするダウンロード手段と、 前記ダウンロード手段によってダウンロードされた前記
    アプリケーションを前記第1の記憶部に書き込む、アプ
    リケーション書込手段とを更に有することを特徴とする
    請求項1に記載の端末。
  8. 【請求項8】 前記ダウンロード手段は、移動通信網か
    ら前記アプリケーションをダウンロードすることを特徴
    とする請求項7に記載の端末。
  9. 【請求項9】 前記実行手段は、前記アプリケーション
    を実行した場合に、前記ユーザの意図とは無関係にネッ
    トワークから各種情報を取得して出力することを特徴と
    する請求項1に記載の端末。
  10. 【請求項10】 前記実行手段は、移動通信網から前記
    各種情報を取得することを特徴とする請求項9に記載の
    端末。
  11. 【請求項11】 アプリケーションプログラムを記憶し
    た第1の記憶部と、 前記アプリケーションプログラムを特定するアプリケー
    ション情報と、当該アプリケーションプログラムが起動
    されるべき時間帯を示す時間帯情報とを対応付けて記憶
    した第2の記憶部と、 前記アプリケーションの起動を指示する起動ボタンと、 前記アプリケーションプログラムを実行する実行手段
    と、 現在時刻を計時する計時手段と、 前記ユーザにより前記起動ボタンが操作された場合に、
    当該操作のなされた時刻が前記第2の記憶部に記憶され
    た時間帯情報に含まれている場合に、前記実行を開始す
    るよう、前記実行手段を制御する制御手段とを具備する
    ことを特徴とする端末。
  12. 【請求項12】 アプリケーションプログラムを記憶し
    たコンピュータを、 前記アプリケーションプログラムを特定するアプリケー
    ション情報と、当該アプリケーションプログラムの起動
    時刻を示す時刻情報とを対応付けてメモリに記憶させる
    書き込み手段と、 前記アプリケーションプログラムとは異なる他のアプリ
    ケーションプログラムの実行中/非実行中を判定する判
    定手段と、 前記判定手段により非実行中と判定される状況下で前記
    アプリケーションプログラムを実行する実行手段と、 現在時刻を計時する計時手段と、 前記現在時刻が前記メモリに記憶された時刻情報に対応
    した時刻となったときに、前記実行を開始するよう、前
    記実行手段を制御する制御手段として機能させるための
    プログラム。
  13. 【請求項13】 アプリケーションプログラムの起動を
    指示する起動ボタンを有し、アプリケーションプログラ
    ムを記憶したコンピュータを、 前記アプリケーションプログラムを特定するアプリケー
    ション情報と、当該アプリケーションプログラムが起動
    されるべき時間帯を示す時間帯情報とを対応付けてメモ
    リに記憶させる書き込み手段と、 前記アプリケーションプログラムを実行する実行手段
    と、 現在時刻を計時する計時手段と、 前記ユーザにより前記起動ボタンが操作された場合に、
    当該操作のなされた時刻が前記第2の記憶部に記憶され
    た時間帯情報に含まれている場合に、前記実行を開始す
    るよう、前記実行手段を制御する制御手段として機能さ
    せるためのプログラム。
  14. 【請求項14】 請求項12または請求項13の何れか
    に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
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