JP2003337676A - 広域ネットワークを用いたプリントサービス提供方法 - Google Patents

広域ネットワークを用いたプリントサービス提供方法

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JP2003337676A
JP2003337676A JP2002145059A JP2002145059A JP2003337676A JP 2003337676 A JP2003337676 A JP 2003337676A JP 2002145059 A JP2002145059 A JP 2002145059A JP 2002145059 A JP2002145059 A JP 2002145059A JP 2003337676 A JP2003337676 A JP 2003337676A
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Akihiko Sakai
明彦 酒井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ネットワークを介してサーバ登録されたユー
ザにとって最適なコピーサービスを探索することで利便
性の高いコピーサービスを提供。 【解決手段】 広域ネットワークに接続されたユーザ予
約端末、サーバ端末、ディーラ予約受付端末とによって
構成されるユーザ予約可能なプリントサービスにおい
て、予約端末はユーザのサーバ端末に該サービス予約条
件情報データ送信手段とを持ち、該予約受付端末は、該
サーバ端末に該サービス受付可能条件情報データ送信手
段を持ち、該サーバ端末は該サービス予約条件情報デー
タと該サービス受付可能条件情報データを条件照合した
結果からユーザにとって好ましいサービス予約条件の適
合度合を算出し、得られたユーザ高適合度サービス受付
可能条件情報を予約端末に送信する手段を持つことを特
徴とするプリントサービス提供方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広域ネットワーク
を用いたプリントサービス提供方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真技術の向上によって、電子写真
技術を用いた複写機若しくはページプリンタなどのプリ
ンタ機器の高速化、高画質化が急速に進みつつある。し
かしながら、その一方で高度な技術を要するこうした高
速、高画質プリンタ機器は価格的に見てまだまだ大変高
価であり、各々のユーザがプリント機器を各自購入し使
用するという形態はまだまだ一般的であるとはいえな
い。そこで高速、高画質なプリンタ機器をディーラが店
舗に設置し、ユーザはシート媒体上に印刷・記録された
原稿、若しくは電子化された原稿データ等を同店舗へ持
参し、自分でその機器を使用するか、若しくはディーラ
にプリント機器操作を依頼することで原稿画像に対する
プリント出力を作成し、その出力に相当の対価を支払う
という、いわゆるプリントサービスというビジネススタ
イルが近年広く普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プリントサービスはユ
ーザにとっては所望の原稿画像に対する高画質な複写画
像出力を比較的安価に取得できるメリットがあるが、ユ
ーザがその出力を得るためには近隣のプリントサービス
提供店舗に直接出向かなければならず、その上自分が使
用したいと思っていたプリンタ機器が他のユーザに使用
されていた場合には順番を待たなければならないことも
あるため、プリント出力を早急に取得したいと思ってい
るユーザにとっては必ずしも利便性が高いものであると
はいえなかった。
【0004】この問題に対するひとつの回避策として、
電話や近年著しく発展しているインターネットなどの広
域ネットワーク回線等を介して、ユーザが予めプリント
サービス提供店舗に対してプリント機器の予約を行うこ
とを可能とするようなビジネススタイルが提案されてい
る。この場合ユーザーが出向いた店舗にてプリント機器
の使用を待たされるという時間的な無駄については、そ
れを回避することができるものの、所望のプリント機器
については、結局現在の使用者がその使用を完了しない
限り使用することはできないという点は変わらないた
め、プリント出力を早急に取得したいという目的に対す
る根本的解決であるとはいえない。
【0005】そこでさらにユーザがプリント機器予約を
行うことが可能な複数のプリントサービス提供店舗ディ
ーラに対して使用したいプリント機器の現在の使用状況
を確認した上で、予約を行うようにすれば、より早く所
望とするプリント出力を取得することが可能となる。ま
たインターネットの普及により、こうした作業が比較的
容易に行うことができるようになっていることも事実で
ある。
【0006】しかしながら、やはりユーザが個別に各店
舗の状況を確認するには限界があり、またその使用状況
もリアルタイムに変化していくものであるため、ユーザ
にとってもっとも都合の良いプリント機器を所有してい
るプリントサービス提供店舗を発見することは大変困難
であった。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、任意
の地域において広域ネットワーク回線に接続されたサー
バ端末を設置し、その近隣のプリントサービス提供店舗
ディーラが所有するプリント機器に関してその使用状況
を含む印刷スピード、画質、使用料金等の各種情報を収
集し、一方ユーザから受信されたプリント機器予約に関
する希望条件を含む情報と先に取得したプリント機器に
関する情報との照合をとり、ユーザにとって最も望まし
い条件を満たすプリント機器に関する情報をユーザに提
供し、その利用予約及び予約の確認などについて広域ネ
ットワーク回線を介して実行可能とすることによりユー
ザの手間をできる限り省き、より効率良く所望のプリン
ト機器を利用することが可能となるような広域ネットワ
ークを用いたプリントサービス提供方法を提案する。
【0008】また、その際の情報の照合方法として、ユ
ーザからの希望条件を含む情報に加えてさらに各条件項
目の重み付け情報を付加させ、その重み付け情報を加味
した上でプリント機器に関する情報との照合をとること
によって、よりユーザの要求にマッチしたプリント機器
予約が可能となるようなプリントサービス提供方法を併
せて提案する。
【0009】また、さらに各地域に設置されたサーバ端
末間でユーザから受信されたプリント機器予約に関する
希望条件を含む情報を相互に転送し合い、各々に対して
同様の処理を行うことにより、もしユーザがそれを望む
のであればより広範囲の地域に所在するプリンタ機器に
対しても使用予約を行うことを可能とするような広域ネ
ットワークを用いたプリントサービス提供方法を併せて
提案する。
【0010】また、電子化された原稿データをユーザか
らの予約情報に付加して、広域ネットワーク回線を介し
てディーラに送信し、一方ディーラは電子化された原稿
データをプリント機器にてプリントする処理を代行する
ことで、ユーザがプリントサービス提供店舗に足を運ぶ
ことなく、プリント出力の作成を得ることができるよう
にすることで、ユーザにとってより高効率的な広域ネッ
トワークを用いたプリントサービス提供方法を併せて提
案する。
【0011】また、さらにプリント出力作成が完了した
旨を広域ネットワーク回線を介してユーザに通知し、そ
の際のプリント出力成果物をユーザがプリントサービス
提供店舗に出向いて直接受け取るか、一方プリントサー
ビス提供店舗に出向かずに配送してもらうかを選択する
ことができ、特に配送を依頼する場合にはその配送時間
を指定することができるようにすることで、ユーザにと
ってより高効率的な広域ネットワークを用いたプリント
サービス提供方法を併せて提案する。
【0012】また、これらのユーザ、ディーラ、サーバ
端末間の各種情報のやり取りを、広域ネットワークを介
した電子メールの送受信を用いて行うようにすること
で、ユーザ、ディーラ双方にとってより効率のよい広域
ネットワークを用いたプリントサービス提供方法を併せ
て提案する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成要素はあくま
で例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する
趣旨のものではない。
【0014】まずは、従来型の広域ネットワークを介し
たサービス提供を行っているプリントサービスシステム
の形態を図1を用いて説明する。インターネットなどに
代表される広域ネットワーク101には複数のプリント
サービス店舗102、103、104のディーラが所有
する端末105、106、107が接続されている。各
プリントサービス店舗102、103,104には、複
数のプリント機器108(a)〜(c)、109(a)
〜(c)、110(a)〜(c)が設置されている。そ
れに対してユーザはシート媒体上に印刷・記録された原
稿、若しくは電子化された原稿データ等を持ってプリン
トサービス店舗102、103、104のいずれかに直
接来店し、プリントサービス店舗102、103、10
4が所有するプリント機器108(a)〜(c)、10
9(a)〜(c)、110(a)〜(c)のいずれかを
使用するか、若しくはディーラにプリント機器操作を依
頼することで持参した原稿か、若しくは原稿データに対
するプリント出力を作成する。(これを総称して以下で
はプリントサービスと呼ぶこととする)そしてユーザ
は、作成されたプリント出力の枚数やプリント機器の使
用占有時間等に応じた相当の使用料金をディーラに対し
て支払う。
【0015】上記使用料金は作成されたプリント出力内
容、若しくはプリント機器の性能などによって異なる。
この使用料金を決定するためのプリント情報の詳細につ
いて図2を用いて説明する。
【0016】まず、使用料金を決定するための基本情報
2(a)の各項目について説明する。
【0017】プリント機器名201はプリント機器の名
称であり、プリント機器メーカにより保証されたスペッ
クによりプリント機器の性能を判断するよりどころとな
る。原稿種別202はユーザがプリント出力を作成する
ための元となる原稿がシート媒体上に印刷・記録された
ものであるか、電子化された原稿データであるかを示す
ものである。プリント種別203は、作成するプリント
出力がカラープリント、白黒プリント、モノカラープリ
ントのいずれかであるかについてである。
【0018】この基本情報2(a)よりユーザがディー
ラに支払う使用料金を確定する上での課金情報2(b)
となるプリント単価204は以下のように定めることが
可能となる。
【0019】(プリント単価)=f(プリント機器名,
原稿種別,プリント種別) ここでプリント単価204は、下記に示すような使用料
金を決定するための複数パラメータの関数としてディー
ラが一義に定義したものである。
【0020】さらにプリント単価204と、もうひとつ
の課金情報2(b)であるユーザが作成したプリント出
力枚数205とによりユーザがディーラに支払う使用料
金206を確定することができる。すなわち本実施の形
態においてユーザがディーラに支払う使用料金206は
次のような式で表すことができる。
【0021】(使用料金)=(プリント出力枚数)×
(プリント単価) ところでユーザがプリントサービスを利用するためにプ
リントサービス店舗102、103、104のいずれか
に出向いた際、使用を希望するプリント機器108
(a)〜(c)、109(a)〜(c)、110(a)
〜(c)のいずれかが他のユーザに使用されているか、
若しくは故障中である場合、ユーザは他の所望なプリン
ト機器を所有している他のプリントサービス店舗へ出向
くか、若しくは所望のプリント機器が使用可能となるま
でその店舗にて待つかしなければならないこととなる。
【0022】そこでユーザとしてはそのような無駄な時
間消費を回避するために、ユーザの自宅111か若しく
はオフィス112に設置された端末113、114など
から、予め広域ネットワークを介してプリントサービス
店舗102、103、104のディーラが所有する端末
105、106、107のいずれかにアクセスする。デ
ィーラが所有する端末105,106,107は、プリ
ントサービス店舗102、103、104に設置されて
いるプリント機器108(a)〜(c)、109(a)
〜(c)、110(a)〜(c)の使用状況に関する情
報が逐次登録されるようになっている。なお同情報の登
録は、プリントサービス店舗102のようにディーラ側
の店舗管理者が店舗内のプリント機器108(a)〜
(c)の使用状況に関する情報を逐次端末105に入力
するという場合や、プリントサービス店舗103、10
4のように店舗内のローカルエリアネットワークを介し
てプリント機器109(a)〜(c)、110(a)〜
(c)が端末106,107とが接続され、相互のロー
カルエリア通信により自動的に使用状況に関する情報を
端末106,107が取得し、自動更新される場合など
がある。
【0023】さて、ユーザはこの各プリントサービス店
舗102、103、104のディーラが所有する端末1
05、106、107にアクセスすることにより、これ
ら各プリントサービス店舗102、103、104にお
けるプリント機器108(a)〜(c)、109(a)
〜(c)、110(a)〜(c)がどのようなものかを
示すための情報、すなわちプリンタ機器固有情報と、同
プリント機器の使用状況及び使用待ち時間に関する情
報、すなわちプリント機器状態情報を逐次取得すること
ができる。このプリンタ機器固有情報とプリント機器状
態情報とを総称してプリント機器情報と呼ぶ。本実施の
形態における図3にてプリンタ機器情報3について詳細
について説明する。
【0024】まずプリンタ機器固有情報3(a)につい
て詳細に説明する。
【0025】プリント機器名301はプリント機器の名
称である。プリント機器種別302はプリント機器がシ
ート媒体上に印刷・記録された原稿の複写を行うことの
可能な所謂複写機であるか、あるいは電子化された原稿
データの印刷を行うことが可能なページプリンタである
か、あるいはその両方の機能を併せ持つ複合機であるか
の種別である。プリント可能種別303は、作成するこ
とが可能なプリント出力がカラープリント、白黒プリン
ト、モノカラープリントのいずれか、又はそのうちの複
数かについてである。プリント可能スピード304は作
成可能なプリント出力速度である。プリント可能画質3
05は作成可能なプリント出力精細度の程度を意味する
指標値である。プリント単価306は先に述べたように
プリントを一枚作成する上でユーザより支払われる対価
を意味し、プリント機器名、原稿種別、プリント種別に
応じてディーラが定めた関数より一意に求められる値、
若しくはその関数である。プリント機器所在地307は
プリント機器が設置されているプリントサービス店舗の
所在地を示すための情報である。
【0026】続いてプリンタ機器状態情報3(b)につ
いて詳細に説明する。
【0027】使用状態情報308は、対象とするプリン
ト機器がどのような使用状態にあるかを示す情報であ
り、具体的には(a)待機中、(b)使用中、(c)故
障中、(d)調整中の区別についてである。待ち時間3
09は、使用状態情報308の状況が(a)である場合
には0、(b)〜(d)である場合に、その状況が解消
し、(a)の状態に復帰すると思われる見込み時間であ
る。
【0028】ユーザは各自の所有する予約端末113、
114を介して取得したプリンタ機器情報3を各プリン
トサービス店舗102、103、104のディーラが所
有する端末105、106、107より取得し、使用を
希望するプリント機器を見極めた上で所望のプリント機
器が設置されている各プリントサービス店舗へ出向く
か、若しくはユーザ所有の端末113、114からプリ
ントサービス店舗に設置の端末105、106、107
に予約情報を送信することによりプリント機器の使用予
約を行う。ここで予約端末113、114を介して送信
される予約情報4についての詳細を図4に示す。
【0029】希望原稿種別401はユーザがプリント出
力を依頼する予定の原稿がシート媒体上に印刷・記録さ
れたものであるか、電子化された原稿データであるかを
示すものである。希望プリント種別402は、ユーザが
プリント出力を依頼する予定のプリント出力がカラープ
リント、白黒プリント、モノカラープリントのいずれか
であるかについてである。希望プリントスピード403
は、ユーザがプリント出力を依頼する予定のプリント機
器のプリント速度である。希望プリント出力画質404
はユーザがプリント出力を依頼する予定のプリント出力
の精細度の程度を意味する指標値である。希望プリント
単価405はユーザが依頼する予定のプリント出力を一
枚作成する上でユーザが対価として支払ってもよいと思
われる希望金額である。希望プリント機器所在地範囲4
06はプリント出力を依頼する予定のプリント機器が設
置されているプリントサービス店舗の所在地範囲に関す
る情報である。希望出力枚数407はユーザがプリント
出力を依頼する予定のプリント出力枚数である。
【0030】このような予約情報を受理したプリントサ
ービス店舗におけるディーラ側の店舗管理者によりユー
ザからの予約情報に見合ったプリント機器が提供可能で
あると判断されると、予約確認情報としてその旨を通知
するための情報を折り返しプリントサービス店舗に設置
の端末105、106、107からユーザ所有の端末1
13、114へ送信し、予約確認の結果ユーザは予約し
たプリント機器が設置されている各プリントサービス店
舗へ指定の時間に出向くことで所定のプリントサービス
を受けることができる。
【0031】こうした広域ネットワークを介して予約を
行うことを可能とすることでユーザの利便性は向上して
いるといえる。しかしながら、実際には一ユーザが把握
できるプリントサービス店舗には限界があり、結局のと
ころある限定された店舗に設置されている使用可能なプ
リンタ機器を選択することとなる。例えば、あるユーザ
がプリントサービス店舗102、103の存在は知って
いてもプリントサービス店舗104の存在を知らなけれ
ば、プリントサービス店舗102、103のいずれかか
ら予約を行うこととなる。その状況は他のユーザによっ
ても把握している店舗の違いこそあれほとんど変わらな
い。従って予め予約を行うことでユーザが予約なしに出
向いた店舗にてプリント機器の使用を待たされるという
時間的な無駄についてはそれを回避することができる
が、事実上予約可能なプリント機器がある程度限定され
てしまうために結局現在の使用者がその使用を完了しな
い限り、所望の機器を使用することができないという状
況は変わらないこととなる。すなわちプリント出力を早
急に取得したいという目的に対する根本的解決であると
はいえない。
【0032】また各店舗のプリント機器の使用状況もリ
アルタイムに変化していくものであるため、予約を行う
際にユーザにとってもっとも都合の良いプリント機器を
所有しているプリントサービス提供店舗を発見すること
は大変な手間となる。
【0033】そこで上記問題の解決のために、本実施の
形態ではより多店舗、広範囲で、かつユーザの希望にマ
ッチしたプリント機器の状況をユーザが容易に把握し、
かつ迅速に予約を可能とするような広域ネットワークを
用いたプリントサービス提供方式を提案する。
【0034】本実施の形態における広域ネットワークを
介したサービス提供を行うためのプリントサービスシス
テムの形態を図5を用いて説明する。広域ネットワーク
501には、従来例で説明した場合と同様に複数のプリ
ントサービス店舗502、503、504のディーラが
所有する端末505、506、507が接続されてお
り、かつそれぞれのプリントサービス店舗には複数のプ
リント機器508(a)〜(c)、509(a)〜
(c)、510(a)〜(c)が設置されている。
【0035】本実施の形態では、加えてサーバ端末51
5が広域ネットワーク501に接続されている。サーバ
端末はある地域内の広域ネットワークを管轄するために
最低ひとつ設置されているが、場合によっては処理分散
のため複数サーバ端末によって機能を実現する場合もあ
る。
【0036】このサーバ端末515に対して、ディーラ
は各プリントサービス店舗502、503、504に設
置されたプリント機器508(a)〜(c)、509
(a)〜(c)、510(a)〜(c)の各々に関し、
先に述べたプリント機器情報3が逐次転送される。なお
同情報の転送は、プリントサービス店舗502のように
ディーラ側の店舗管理者が店舗内のプリント機器508
(a)〜(c)の使用状況に関する情報を逐次端末50
5に入力するという場合や、プリントサービス店舗50
3、504のように店舗内のローカルエリアネットワー
クを介してプリント機器509(a)〜(c)、510
(a)〜(c)が端末506,507とが接続され、相
互のローカルエリア通信により自動的に使用状況に関す
る情報を端末506,507が取得し、自動更新される
場合などがある。
【0037】一方のサーバ端末515では受信した全て
のプリント機器508(a)〜(c)、509(a)〜
(c)、510(a)〜(c)に関するプリント機器情
報3を一括登録・管理する。
【0038】さてユーザは自宅511か若しくはオフィ
ス512に設置された各自が所有する予約端末513,
514から、近隣のプリントサービス店舗502、50
3、504に関する予備知識なしに図4にて詳細に説明
した所望のプリント機器使用に関する予約情報4に加え
てさらに付加的な予約重み付け情報を同時にサーバ端末
515に対して送信する。予約重み付け情報6は図6に
示す通りであって、ユーザの予約情報4に含まれる各予
約希望情報401〜407のうち、ユーザがプリント作
成を行う上での絶対条件となる項目、すなわち希望原稿
種別401、希望プリント種別402、希望出力枚数4
07の計4項目を除いた残りの副次的条件となる希望項
目に対するユーザによる希望充足度への重み付けの程度
をランク付けするための情報である。
【0039】すなわち、希望プリントスピード重み付け
度601は希望プリントスピード403に、希望プリン
ト出力画質重み付け度602は希望プリント出力画質4
04に、希望プリント単価重み付け度603は希望プリ
ント単価405に、希望プリント機器所在地範囲重み付
け度604は希望プリント機器所在地範囲406にそれ
ぞれ対応している。
【0040】図7に予約重み付け情報6を含むユーザに
よるプリントサービス利用予約情報の一実施の形態を示
す。これによれば、希望プリントスピード重み付け度6
01、希望プリント出力画質重み付け度602、希望プ
リント単価重み付け度603、希望プリント機器所在地
範囲重み付け度604を大中小のランクにて指定できる
ようになっている。
【0041】さてユーザからの予約情報がサーバ端末5
15に受信されると、サーバ端末515では予め取得さ
れた一連のプリント機器情報3と予約情報4との照合が
開始される。この照合処理を図8を用いて詳細に説明す
る。
【0042】S801では、予約情報4のうち照合のた
めの絶対条件となる希望項目、すなわち先に述べた希望
原稿種別401、希望プリント種別402の各情報と該
サーバ端末515内に登録・管理されているプリント機
器情報3に含まれるプリント機器固有情報3(a)との
照合を行う。すなわち、詳細には次の(1)、(2)の
処理となる。
【0043】(1)希望原稿種別401に対して対象と
なるプリント機種種別302が対応可能であるかの照合
を行う。すなわち希望原稿種別401がシート媒体上に
印刷・記録された原稿であれば、プリント機種種別30
2が複写機若しくは複合機であるかの照合を行うことと
なり、一方希望原稿種別401が電子化された原稿デー
タである場合にはプリント機種種別302がページプリ
ンタであるか若しくは複合機であるかの照合を行うこと
となる。
【0044】(2)希望プリント種別402に対してプ
リント可能種別303にて作成することが可能なプリン
ト出力に該当するかについての照合を行う。
【0045】これらの照合結果にマッチしたプリント機
器固有情報3(a)をピックアップし、次のステップに
進む。
【0046】S802ではピックアップされた複数プリ
ント機器固有情報3(a)に対してプリント単価306
の算出を行う。詳細には、ピックアップされたプリント
機器固有情報3(a)に含まれるプリント機器名30
1、予約情報4に含まれる希望原稿種別401、希望プ
リント種別402をパラメータとして先に説明したディ
ーラが定めた関数を用いることで一意に求めることがで
きる。
【0047】次にS803では予約情報4において照合
処理を行う上での副次的条件となる希望項目、すなわち
希望プリントスピード403、希望プリント出力画質4
04、希望プリント単価405、希望プリント機器所在
地範囲406の4項目に対し、それぞれプリント機器情
報の項目であるプリント可能スピード304、プリント
可能画質305、プリント単価306、プリント機器所
在地307との照合を行う。詳細には、プリントスピー
ド、プリント画質、プリント単価の各情報の照合につい
ては対応する予約情報4とプリント機器固有情報3
(a)との差分をパーセンテージで表すことで希望と実
情報とのずれをDiffA,B,Cとして算出する。またプリ
ント機器所在地情報の照合については、希望プリント機
器所在地範囲406にプリント機器所在地307が包含
されていれば照合結果をDiffD=0とし、もしプリント機
器所在地307が希望プリント機器所在地範囲406外
である場合には、プリント機器所在地範囲406の中心
地Oから同範囲の外形との平均距離lに対する、Oと
プリント機器所在地307との距離lとの差分をパーセ
ンテージで表すことによりDiffDを算出する。なお、l
>lとなる場合には便宜上DiffD=0とすることとす
る。
【0048】続いてS804では、S803で得られた
各副次的な希望項目と実際のプリント機器固有情報3
(a)と差分値DiffA,B,C,Dに対し、予約情報4にお
ける付加的な予約重み付け情報6に応じた差分値の重み
付け処理を行う。本実施の形態では予約重み付け情報6
は大中小のランクにて指定されているため、これらをそ
れぞれに対する重み値Wを、大ならW=5、中ならW=3、
小ならW=1に換算し、重み値WA,B,C,DをDiff
A,B,C,Dに掛け合わせた後にそれらを全て加算し、さ
らに重み分の総和で割ることにより重み分を平均化す
る。そしてその値を最終的なマッチング度Mとして算出
する。以上のように求めたMは以下の式で表すことがで
きる。
【0049】M = (W A *Diff A + W B *Diff B + W C
*Diff C + W D *Diff D )/(W A+ W B + W C + W
D ) ここでMの値が小さければ小さいほど、予約情報4に対
してプリント機器固有情報3(a)の条件が適合してい
ることを意味する。
【0050】最後にS805では、それぞれ予約情報4
に対するマッチング度Mを算出したプリント機器固有情
報3(a)について、特にマッチング度の高いものをさ
らにピックアップする。詳細には各々のプリント機器固
有情報3(a)について算出したマッチング度Mに対し
てサーバ端末515によって予め定められたマッチング
度の閾値MTHとの比較を行い、Mの値がMTH以下である
プリント機器固有情報3(a)についてのみピックアッ
プすることとする。
【0051】以上のように得られた予約情報4との適合
度が高い複数プリント機器固有情報3(a)とそれに対
応するプリント機器状態情報3(b)とを併せた情報、
すなわちプリント機器情報3は、サーバ端末よりユーザ
の所有する予約端末513,514へ広域ネットワーク
を介して送信される。ユーザは予約端末510,511
より取得される予約情報4との適合度が高い複数プリン
ト機器情報3を閲覧して、プリント機器固有情報3
(a)に加え、プリント機器状態情報3(b)に含まれ
る現在の使用状態情報308や待ち時間309などか
ら、最も条件のよいプリント機器情報3を選択すること
が可能となる。
【0052】その結果ユーザは使用を希望するプリント
機器を見極めた上で所望のプリント機器が設置されてい
る各プリントサービス店舗へ出向くか、若しくはユーザ
所有の513,514から予約情報4に選択されたプリ
ント機器情報3とを併せてプリントサービス店舗に設置
の端末505、506、507に送信することによりプ
リント機器の使用予約を行うこととなる。
【0053】また予約情報4を受理したプリントサービ
ス店舗におけるディーラ側の店舗管理者によりユーザか
らの予約情報4に付加されたプリント機器情報3に対応
するプリント機器が提供可能であると判断されると、予
約確認情報としてその旨を通知するための情報を折り返
しプリントサービス店舗に設置の端末505、506、
507からユーザ所有の513,514へ送信する。
【0054】その後のユーザの行動としては通常は図9
(a)に示すように、予約確認情報に記された指定時間
にシート媒体上に印刷・記録された原稿、若しくは電子
化された原稿データ等をプリントサービス店舗へと持参
し、自分でその機器を使用するか、若しくはディーラに
プリント機器操作を依頼することで原稿画像に対するプ
リント出力を作成することとなる。
【0055】一方、ユーザが出力したい原稿データが電
子化されているものである場合には、図9(b)に示す
以下のような行動をユーザは選択することができる。
【0056】まず使用予約を行う際、ユーザは予約情報
4に原稿データを付加することによってプリント出力に
要する作業についてもディーラに依頼することが可能と
なる。その結果ユーザは所望のプリント機器が設置され
ているプリントサービス店舗に出向くことなく原稿に対
するプリント出力の作成を行うことが可能となる。なお
予約情報4の送信時、すなわち予約が確定していない時
点で原稿データをディーラに送信することはセキュリテ
ィー上好ましくないとユーザが考えた場合、ディーラか
らの予約確認情報がユーザに通知された時点で改めてユ
ーザが所有の513,514からディーラ所有の端末5
05、506、507へと電子化された原稿データを送
信することも本実施の形態では可能となっている。
【0057】原稿データ付きの予約情報4を受理したデ
ィーラは、予約されたプリント機器を用いた同原稿デー
タの出力作業をユーザに代行して行い、そのプリント出
力が得られた時点でディーラは、プリントサービス店舗
に設置の端末505、506、507からユーザの所有
する予約端末513,514にプリント出力作成完了通
知を送信する。
【0058】プリント出力作成完了通知を受信したユー
ザは、通常の場合図9(c)に示すようにプリントサー
ビス店舗に出向いてプリント出力を店舗にて直接受け取
ることとなる。
【0059】一方本実施の形態では、プリント出力作成
完了通知を受け取った時点でユーザはプリント出力を受
け取るためにプリントサービス店舗に直接出向くか、若
しくはプリント出力を自宅511か若しくはオフィス5
12などに配送してもらうかを選択することができる。
【0060】ユーザがプリント出力の配送を選択する場
合、ユーザはその旨を配送指定情報10としてユーザ所
有の端末513,514からディーラ所有の端末50
5、506、507へと送信する。配送指定情報10の
詳細について図10を用いて説明する。
【0061】配送先情報1001は配送先住所の指定で
ある。緊急配送情報1002は配送を緊急に行うか否か
についての指定である。その指定があった場合、ディー
ラは特にそのプリント出力の配送を優先的に行うことと
なる。支払い方法指定情報1003は、プリント出力代
金及び配送料金の支払方法について指定するための情報
であり、本実施の形態では銀行振込や配送受け取り時支
払いのいずれかを選択することができる。配送時間指定
情報1004はプリント出力を配送する時間帯の指定を
行うために情報である。
【0062】図9(d)に示すように、この配送指定情
報データ10をユーザより受理したディーラはその指示
に従いプリント出力のユーザへの配送を行い、その結果
ユーザは全くプリントサービス店舗に出向くことなく、
所望のプリント出力を取得することができる。
【0063】このようなユーザからの原稿データのプリ
ントサービス店舗への転送が広域ネットワークを介した
電子的なやり取りにて行われ、かつそのプリント出力の
受け取りも先に詳細に説明したユーザへの配送により行
われることを考慮した場合、ユーザは特に近隣のプリン
トサービス店舗のみから所望とするプリント機器を選択
する必要は必ずしもなくなる。従ってそのような場合ユ
ーザが、所望のプリント機器を探索するためにサーバ端
末515に送信する予約情報4の中で希望プリント機器
所在地範囲406については、サーバ端末515の管轄
内である広域ネットワーク501の範囲を越えてしまう
ことも十分考えられる。その場合の対応について図11
を用いて説明する。サーバ端末1101は、ユーザ端末
1102から送信された予約情報4における希望プリン
ト機器所在地範囲406がサーバ端末1101の管轄内
である広域ネットワーク1103の範囲を越えている場
合に限り、その情報を隣接する広域ネットワークを管轄
するサーバ端末1104、1105、1106に転送す
ることが可能である。転送先のサーバ端末1104、1
105、1106は、その管轄内にある広域ネットワー
ク1107,1108,1109に接続されているプリ
ントサービス店舗群1110、1111、1112の中
からサーバ端末1101より転送された予約情報4と登
録・管理されているプリント機器情報3との照合処理が
行われる。その結果マッチング度Mの高いプリント機器
情報3については、その情報をサーバ端末1101に転
送する。また転送先のサーバ端末1104、1105、
1106においても、さらに予約情報4における希望プ
リント機器所在地範囲406とサーバ端末1104、1
105、1106の管轄内である広域ネットワーク11
07、1108、1109の範囲を越えている場合に
は、再帰的に近隣のサーバ端末に対して先に説明した予
約情報4の照合処理を繰り返すこととなる。
【0064】各近隣のサーバ端末1104、1105、
1106よりサーバ端末1101に転送されたプリント
機器情報3は、サーバ端末1101にて管理されている
マッチング度Mの高いプリント機器情報3とまとめられ
て、ユーザ端末1102へと転送される。そのような手
続きによりユーザは近隣のサーバ端末1101が管轄す
る地域内のプリント機器に限らず、その地域外のプリン
ト機器についても必要ならば検索することが可能とな
る。
【0065】以上のようなシステムによってユーザはよ
り広い選択肢の中から所望のプリント機器を選択しその
サービスを享受することが可能となり、結果的にプリン
ト出力を早急に取得するという目的を達成することが可
能となる。
【0066】なお上記実施の形態における広域ネットワ
ークに接続された端末間にてやり取りされる各種情報に
ついては、電子メール形式にて送受信されることによっ
て実現されている。
【0067】[その他の実施の形態]本実施の形態では
プリント出力に対するプリント単価を決定する関数の複
数パラメータとして、プリント情報2のプリント機器
名、原稿種別、プリント種別を用いることとしている
が、プリント単価は必ずしもこの3パラメータにより確
定するものではなく、それ以外のプリント情報をそのパ
ラメータとして用いるのであってもよい。例えばプリン
ト出力枚数をプリント単価に反映させるようにすること
ももちろん可能である。
【0068】本実施の形態では、使用料金をプリント出
力枚数×プリント単価にて確定することとしていたが、
それ以外の要因に応じて使用料金を算出するのであって
もよい。例えば実施の形態中におけるプリンタ出力作業
の代行や、プリンタ出力の配送等のサービスの有無を使
用料金に反映させることももちろん可能である。
【0069】本実施の形態における予約情報とプリント
機器情報との照合処理を行う際における、各情報項目が
絶対条件となるか、副次的条件となるかについての区別
は必ずしも実施の形態で述べられている区別に固定され
るものではなく、それ以外の区別により照合処理を行う
のであってももちろんよい。
【0070】本実施の形態における予約情報とプリント
機器情報との照合処理として得られるマッチング度Mの
算出方法については実施の形態中で述べられた算術式に
よる算出方法のみ限定することではなく、一般的な複数
情報のマッチング度を算出する手法であればそれ以外の
手法によりマッチング度Mを算出するのであってももち
ろんよい。また重み付け情報による各情報の適合度に対
する重みの付け方についても同様に本実施の形態に述べ
た手法に限定するわけではない。
【0071】本実施の形態においては、予約情報との適
合度が高いプリント機器情報を選出するためのマッチン
グ度の閾値MTHはサーバ端末にて予め定められた値を用
いているが、プリント機器情報の選出を行う上でのユー
ザの自由度を高めるために、ユーザが予約情報に付加し
てサーバ端末に送信した値を閾値として用いるのであっ
てもよい。また、他の近隣のサーバ端末にて再帰的に照
合処理を行う場合において、適合度が高いプリント機器
情報を選出するための基準を統一するために、個々のサ
ーバ端末にて予め定められた閾値を用いずに予約情報に
付加して近隣のサーバ端末に送信した値を再帰的に閾値
として用いるのであってもよい。
【0072】本実施の形態において広域ネットワークを
介して各端末間でやり取りされる情報の送受信について
は電子メールを用いて行うこととしているが、広域ネッ
トワークを介して情報伝達可能とする他の一般的な情報
伝達方式、プロトコルを電子メールに代用するのであっ
てももちろんよい。
【0073】本実施の形態において、サーバ端末より受
理されたプリント機器状態情報に応じて使用予約を行う
プリント機器を選択した後は、直接ディーラ所有の端末
に予約情報を送信するようになっているが、サーバ端末
でのプリント機器予約状況をよりリアルタイムに行う目
的のためユーザが一旦サーバ端末に予約情報を送信し、
サーバ端末経由でディーラ所有の端末に予約情報を送信
するという形態をとるようにすることももちろん可能で
ある。
【0074】(他の実施形態)以上、本発明の実施形態
について詳述したが、本発明は、複数の機器から構成さ
れるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器か
らなる装置に適用しても良い。
【0075】なお、本発明は、前述した実施形態の機能
を実現するソフトウェアのプログラムを、システム或い
は装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或い
は装置のコンピュータが該供給されたプログラムコード
を読み出して実行することによっても達成される場合を
含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形
態は、プログラムである必要はない。
【0076】従って、本発明の機能処理をコンピュータ
で実現するために、該コンピュータにインストールされ
るプログラムコード自体も本発明を実現するものであ
る。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理
を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれ
る。
【0077】その場合、プログラムの機能を有していれ
ば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行され
るプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プ
ログラムの形態を問わない。
【0078】プログラムを供給するための記録媒体とし
ては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハー
ドディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD
−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発
性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,
DVD−R)などがある。
【0079】その他、プログラムの供給方法としては、
クライアントコンピュータのブラウザを用いてインター
ネットのホームページに接続し、該ホームページから本
発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮
され自動インストール機能を含むファイルをハードディ
スク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供
給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログ
ラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファ
イルを異なるホームページからダウンロードすることに
よっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理を
コンピュータで実現するためのプログラムファイルを複
数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバ
も、本発明のクレームに含まれるものである。
【0080】また、本発明のプログラムを暗号化してC
D−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所
定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを
介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロ
ードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化され
たプログラムを実行してコンピュータにインストールさ
せて実現することも可能である。
【0081】また、コンピュータが、読み出したプログ
ラムを実行することによって、前述した実施形態の機能
が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コン
ピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一
部または全部を行ない、その処理によっても前述した実
施形態の機能が実現され得る。
【0082】さらに、記録媒体から読み出されたプログ
ラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコ
ンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモ
リに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、
その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU
などが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理
によっても前述した実施形態の機能が実現される。
【0083】
【発明の効果】本発明によれば、以上説明したように、
本発明では任意の地域において広域ネットワーク回線に
接続されたサーバ端末を設置し、その近隣のプリントサ
ービス提供店舗ディーラが所有するプリント機器に関し
てその使用状況を含む印刷スピード、画質、使用料金等
の各種情報を収集し、一方ユーザから受信されたプリン
ト機器予約に関する希望条件を含む情報と先に取得した
プリント機器に関する情報との照合をとり、ユーザにと
って最も望ましい条件を満たすプリント機器に関する情
報をユーザに提供し、その利用予約及び予約の確認など
について広域ネットワーク回線を介して実行可能とする
ことによりユーザの手間をできる限り省き、より効率良
く所望のプリント機器を利用することが可能となるよう
な広域ネットワークを用いたプリントサービスを実現す
ることを可能とした。
【0084】また、その際の情報の照合方法として、ユ
ーザからの希望条件を含む情報に加えてさらに各条件項
目の重み付け情報を付加させ、その重み付け情報を加味
した上でプリント機器に関する情報との照合をとること
によって、よりユーザの要求にマッチしたプリント機器
予約が可能となるようなプリントサービスを実現するこ
とを可能とした。
【0085】また、さらに各地域に設置されたサーバ端
末間でユーザから受信されたプリント機器予約に関する
希望条件を含む情報を相互に転送し合い、各々に対して
同様の処理を行うことにより、もしユーザがそれを望む
のであればより広範囲の地域に所在するプリンタ機器に
対しても使用予約を行うことを可能とするような広域ネ
ットワークを用いたプリントサービスを実現することを
可能とした。
【0086】また、電子化された原稿データをユーザか
らの予約情報に付加して、広域ネットワーク回線を介し
てディーラに送信し、一方ディーラは電子化された原稿
データをプリント機器にてプリントする処理を代行する
ことで、ユーザがプリントサービス提供店舗に足を運ぶ
ことなく、プリント出力の作成を得ることができるよう
にすることで、ユーザにとってより高効率的な広域ネッ
トワークを用いたプリントサービスを実現することを可
能とした。
【0087】また、さらにプリント出力作成が完了した
旨を広域ネットワーク回線を介してユーザに通知し、そ
の際のプリント出力成果物をユーザがプリントサービス
提供店舗に出向いて直接受け取るか、一方プリントサー
ビス提供店舗に出向かずに配送してもらうかを選択する
ことができ、特に配送を依頼する場合にはその配送時間
を指定することができるようにすることで、ユーザにと
ってより高効率的な広域ネットワークを用いたプリント
サービスを実現することを可能とした。
【0088】また、これらのユーザ、ディーラ、サーバ
端末間の各種情報のやり取りを、広域ネットワークを介
した電子メールの送受信を用いて行うようにすること
で、ユーザ、ディーラ双方にとってより効率のよい広域
ネットワークを用いたプリントサービスを実現すること
を可能とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来型の広域ネットワークを介したサービス提
供を行うためのプリントサービスシステムの形態を示す
模式図である。
【図2】本実施の形態における使用料金を決定するため
のプリント情報の各項目を示す図である。
【図3】本実施の形態におけるプリンタ機器情報の各項
目を示す図である。
【図4】本実施の形態における予約情報の各項目を示す
図である。
【図5】本実施の形態における広域ネットワークを介し
たサービス提供を行うためのプリントサービスシステム
の形態を示す模式図である。
【図6】本実施の形態における予約重み付け情報の各項
目を示す図である。
【図7】予約重み付け情報6を含むユーザによるプリン
トサービス利用予約情報の一実施の形態を示す図であ
る。
【図8】サーバ端末にて行われるプリント機器情報と予
約情報との照合処理を示すフロー図である。
【図9】本実施の形態におけるプリント機器予約後のユ
ーザ行動及びディーラとのやり取り手順を模式的に示す
ための図である。
【図10】本実施の形態における配送指定情報の各項目
を示す図である。
【図11】本実施の形態におけるプリント機器所在地範
囲がサーバ端末の管轄外にとされた場合の対応について
示す図である。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広域ネットワークに接続されたユーザが
    利用可能なひとつ若しくは複数の予約端末と、 同一の広域ネットワークに接続されたひとつ若しくは処
    理分散のための複数のサーバ端末と、 同一の広域ネットワークに接続されたプリントサービス
    提供店舗にてディーラが利用可能な予約受付端末とによ
    って構成されるユーザが予約可能なプリントサービスに
    おいて、 該予約端末はユーザの指示に基づきサービス予約条件情
    報データを生成するサービス予約条件情報データ生成手
    段と、該相互通信手段を介して比較的近隣に位置するひ
    とつ若しくは複数の該サーバ端末に該サービス予約条件
    情報データを送信する該サービス予約条件情報データ送
    信手段とを持ち、 該予約受付端末は、該プリントサービス提供店舗にて受
    付可能なサービス受付可能条件情報データを生成するサ
    ービス受付可能条件情報データ生成手段と、該相互通信
    手段を介して最も近隣に位置する該サーバ端末に該サー
    ビス受付可能条件情報データを送信する該サービス受付
    可能条件情報データ送信手段とを持ち、 該サーバ端末は該予約端末より送信された該サービス予
    約条件情報データと該予約受付端末より送信された該サ
    ービス受付可能条件情報データとを照合する条件照合手
    段と、該条件照合手段による照合結果からユーザにとっ
    て好ましいサービス予約条件の適合度合を算出する対ユ
    ーザサービス予約条件適合度算出手段と、予め定められ
    た対ユーザ基準条件適合度以上の適合度合が得られたひ
    とつ若しくは複数の対ユーザ高適合度サービス受付可能
    条件情報データに基づく対ユーザ高適合度サービス受付
    情報データを該予約端末に送信するための対ユーザ高適
    合度サービス受付情報データ送信手段とを持ち、 さらに該予約端末は、該サーバ端末より送信されたひと
    つ若しくは複数の対ユーザ高適合度サービス受付情報デ
    ータをユーザに表示するための表示手段と、該表示手段
    により表示されたひとつ若しくは複数の該高適合度サー
    ビス受付情報データから所望のデータをユーザが選択す
    る選択手段と、該対ユーザサービス受付情報データに相
    当するサービス予約データを該サーバ端末経由か、若し
    くは直接に該選択された該サービス受付情報データの発
    信元である該予約受付端末に対して送信することにより
    プリントサービス予約を行うことを可能とするプリント
    サービス提供方法。
  2. 【請求項2】 該予約端末の発信する該サービス予約条
    件情報データとして特に、プリント原稿種別、プリント
    出力部数、希望プリント機器所在地範囲、希望プリント
    機器利用開始待ち時間、希望プリント機器画質ランク情
    報、希望プリント機器印刷速度情報、希望利用金額の各
    項目のうちひとつ若しくは複数を含むことを特徴とする
    前記請求項1記載のプリントサービス提供方法。
  3. 【請求項3】 該予約端末の発信する該サービス予約条
    件情報データとしてさらに、各項目のひとつか若しくは
    複数に一対一対応である条件重み付け情報を含み、 該サーバ端末の該対ユーザサービス予約条件適合度算出
    手段によりサービス予約条件の対ユーザ適合度合を算出
    する際の重み付けとして用いることを特徴とする前記請
    求項1記載のプリントサービス提供方法。
  4. 【請求項4】 該予約受付端末の発信するサービス受付
    可能情報データとして特に、プリント機器所在地、プリ
    ント機器利用開始待ち時間、プリント機器画質ランク情
    報、プリント機器印刷速度情報、利用金額の各項目のう
    ちひとつ若しくは複数を含むことを特徴とする前記請求
    項1記載のプリントサービス提供方法。
  5. 【請求項5】 さらに該サーバ端末は、該予約端末より
    送信された該サービス予約条件情報データをその近隣の
    他のサーバ端末に対して回送する該サービス予約条件情
    報データ回送手段を持ち、より広い地域に所在する該プ
    リントサービス提供店舗が該予約受付端末を介して発信
    したサービス受付可能条件情報データに対しても同様な
    データ処理を行うことによって、再帰的により広範囲の
    該プリントサービス提供店舗に対してプリントサービス
    の予約を行うことを可能とする前記請求項1から4記載
    のプリントサービス提供方法。
  6. 【請求項6】 該サービス予約条件情報データ回送手段
    により該サービス予約条件情報データが回送される他の
    サーバ端末の所在地範囲を該予約端末の発信する該サー
    ビス予約条件情報データに含まれる希望プリント機器所
    在地範囲内に限定することを特徴とする前記請求項5記
    載のプリントサービス提供方法。
  7. 【請求項7】 該予約端末においてユーザは該サービス
    予約データに電子化されたプリント原稿データを付加し
    て該プリントサービス提供店舗に所在する該予約受付端
    末に送信し、それを受け取ったディーラはユーザが該プ
    リントサービス提供店舗に出向くことなく付加された該
    プリント原稿データを代行してプリントし、プリント出
    力作成を行うことを特徴とする前記請求項1から4記載
    のプリントサービス提供方法。
  8. 【請求項8】 該予約受付端末において、該プリント出
    力作成が完了した旨をディーラがユーザの所有する該予
    約端末に送信する該プリント出力作成完了通知データ送
    信手段を持つことを特徴とする前記請求項7記載のプリ
    ントサービス提供方法。
  9. 【請求項9】 該プリント出力作成完了通知データ送信
    手段として特に電子メールを用いることを特徴とする前
    記請求項8記載のプリントサービス提供方法。
  10. 【請求項10】 該プリント出力作成完了通知データを
    受理したユーザが該プリントサービス提供店舗に出向い
    て該プリント出力を直接受け取るか、又はユーザが該プ
    リントサービス提供店舗に出向かずに配送してもらうか
    を選択し、その旨を配送方法指定情報データとして送信
    するための配送方法指定情報データ送信手段を持つこと
    を特徴とする前記請求項8記載のプリントサービス提供
    方法。
  11. 【請求項11】 配送方法指定情報データ送信手段とし
    て特に電子メールを用いることを特徴とする前記請求項
    10記載のプリントサービス提供方法。
  12. 【請求項12】 該配送方法指定情報データとして、配
    送を依頼する場合の配送時間の指定を行うことが可能で
    あることを特徴とする前記請求項10記載のプリントサ
    ービス提供方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015200990A (ja) * 2014-04-07 2015-11-12 三菱電機株式会社 予約管理装置およびプリント自動販売システム
JP2018190289A (ja) * 2017-05-10 2018-11-29 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 予約管理システム、予約管理サーバー及び予約管理プログラム

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