JP2003337302A - 単板式投写型画像表示装置 - Google Patents

単板式投写型画像表示装置

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JP2003337302A
JP2003337302A JP2002145823A JP2002145823A JP2003337302A JP 2003337302 A JP2003337302 A JP 2003337302A JP 2002145823 A JP2002145823 A JP 2002145823A JP 2002145823 A JP2002145823 A JP 2002145823A JP 2003337302 A JP2003337302 A JP 2003337302A
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dmd
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JP2002145823A
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English (en)
Inventor
Narumasa Yamagishi
成多 山岸
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高輝度化と高コントラストを両立する単板式
投写型画像表示装置を実現する。 【解決手段】 微小ミラーを2次元的に配置し、各ミラ
ーを傾けてON、OFF状態を切り替える画像表示素子
(DMD)を1枚用いて表示を行う単板式投写型画像表
示装置において、前記DMD上に色光毎に形成したカラ
ーバンドをスクロール照明すると共に、投写レンズ入射
瞳231に色光毎に異なる第2光源像を形成する光学系
を用いる際、その投写レンズ入射瞳231近傍にON状
態で入射瞳に入射する光は透過し、他の色光は反射する
特性の部分色選択フィルターを備えて構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は1枚の画像表示素子
上のカラー画像を拡大投射する単板式投写型画像表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在市販されているプロジェクターは、
画像表示素子に液晶パネルを用いたものとDMDを用い
たものとに大きく2分される。近年特にDMDの高速応
答性を生かした単板式(一つの素子でカラー表示)のプ
ロジェクターが、重量2.0kg以下、厚さ60mm以
下といった超小型化を実現し、市場を牽引している。
【0003】但しこのDMD方式単板式プロジェクター
は、特開2000−98272号公報に示されているよ
うに回転するカラーホイールにより時間的にDMDに入
射する光の色を選択しカラー表示を行う。この構成は比
較的コンパクトに構成できる反面、常に光源からの光の
うち一色しか使えないことから光利用率を大きく取るこ
とが出来ない。
【0004】この課題を解決するために特開2001−
337286号にあるようなスクロールシステムが提案
されている。これは画像表示素子の有効部を3分割した
各領域を異なる色光で照明すると同時にこれを一方向に
走査し、この照明光に合わせた信号で画像表示素子を駆
動してカラー表示を行うものである。これによれば光源
からの光のうち常に赤・緑・青の成分を利用できること
から明るい画像を提供できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら画像表示
素子のうち、1/3の面積に集光する必要があることか
ら集光効率を維持するにはショートアーク光源の導入が
望ましい。しかしながら主に光源の製造的な制約から十
分にショートアーク化することは困難であり、現状の技
術で形だけショートアーク化を実現しても発光効率が落
ちてしまい、システム全体での明るさが得られない。
【0006】従って集光効率を上げるためにシステム側
の集光Fナンバーを小さくすることが望ましい。
【0007】ただし画像表示素子にDMDを用いた場合
は図7に示したようにOFF光は投写レンズの入射瞳か
ら大きくはずれるために問題ないが、DMDの微小ミラ
ーの傾かない状態での反射光(前面ガラスでの反射光
等)がON光と隣接する位置に入射する。このときこの
光線の一部や、散乱光や回折光がON光入射部分、すな
わち投写レンズの入射瞳に入射することでコントラスト
を低下させてしまう。さらにシステムの集光Fナンバー
を小さくするとこの劣化が顕著となる。
【0008】従ってDMDを用いた単板式投写型画像表
示装置でスクロール方式を取り入れても高輝度化と高画
質化(高コントラスト化)を両立させることは困難であ
った。
【0009】本発明は、カラー表示を行うDMDを用い
た単板式投写型画像表示装置において、高輝度化を実現
する低Fナンバー化と高画質(高コントラスト)化の両
立を実現することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するために以下の構成とする。
【0011】本発明の第1の単板式投写型画像表示装置
は、光源と、光源からの光を矩形形状の領域に集光する
インテグレータ光学手段と、前記インテグレータ光学手
段からの光を赤・緑・青の色光毎の光路に分割する色分
解手段と、前記インテグレータ光学手段に照明される矩
形形状の開口を備えた矩形開口部と、2次元的に配置さ
れた多数の微小ミラーの傾きを変化させて反射光の出射
角度を変化させることでオン/オフ状態を実現するDM
D(デジタルミラーデバイス)である一つの画像表示素
子と、前記画像表示素子であるDMD上の画像を拡大投
射できる投写レンズと、前記矩形開口部と前記画像表示
素子を共役関係に、前記投写レンズの入射瞳と前記イン
テグレータ光源手段上に形成される第2光源像を共役関
係にするとともに、前記矩形開口部像が画像表示素子上
を上下あるいは左右方向に走査せしめるスクロール光学
システムとからなり、前記投写レンズの入射瞳上あるい
はその近傍で、かつ少なくとも前記画像表示素子である
DMDのOFF光方向の一部に入射する光を遮る位置
に、赤・緑・青光のいずれか一色の色光のみを透過する
特性の色選択手段を備えたことを特徴とする。
【0012】本発明の第2の単板式投写型画像表示装置
は、光源と、光源からの光を矩形形状の領域に集光する
インテグレータ光学手段と、前記インテグレータ光学手
段からの光を赤・緑・青の色光毎の光路に分割する色分
解手段と、前記インテグレータ光学手段に照明される矩
形形状の開口を備えた矩形開口部と、2次元的に配置さ
れた多数の微小ミラーの傾きを変化させて反射光の出射
角度を変化させることでオン/オフ状態を実現するDM
D(デジタルミラーデバイス)である一つの画像表示素
子と、前記画像表示素子であるDMD上の画像を拡大投
射できる投写レンズと、前記矩形開口部と前記画像表示
素子を共役関係に、前記投写レンズの入射瞳と前記イン
テグレータ光源手段上に形成される第2光源像を共役関
係にするとともに、前記矩形開口部像が画像表示素子上
を上下あるいは左右方向に走査せしめるスクロール光学
システムとからなり、前記投写レンズの入射瞳あるいは
その近傍で、かつ少なくとも前記画像表示素子であるD
MDのOFF光方向の一部に入射する光を遮る位置に、
赤・緑・青光のいずれか一色の色光のみを反射する特性
の色選択手段を備えたことを特徴とする。
【0013】本発明の第3の単板式投写型画像表示装置
は、光源と、光源からの光を矩形形状の領域に集光する
インテグレータ光学手段と、前記インテグレータ光学手
段からの光を赤・緑・青の色光毎の光路に分割する色分
解手段と、前記インテグレータ光学手段に照明される矩
形形状の開口を備えた矩形開口部と、2次元的に配置さ
れた多数の微小ミラーの傾きを変化させて反射光の出射
角度を変化させることでオン/オフ状態を実現するDM
D(デジタルミラーデバイス)である一つの画像表示素
子と、前記画像表示素子であるDMD上の画像を拡大投
射できる投写レンズと、前記矩形開口部と前記画像表示
素子を共役関係に、前記投写レンズの入射瞳と前記イン
テグレータ光源手段上に形成される第2光源像を共役関
係にするとともに、前記矩形開口部像が画像表示素子上
を上下あるいは左右方向に走査せしめるスクロール光学
システムとからなり、前記投写レンズの入射瞳あるいは
その近傍で、かつ少なくとも前記画像表示素子であるD
MDのOFF光方向の一部に入射する光を遮る位置に、
DMDのON時に入射する色光の位置に合わせ、前記瞳
上の各位置に入射する色光のみを透過する特性を備えた
色選択手段を備えたことを特徴とする。
【0014】本発明の第4の単板式投写型画像表示装置
は、光源と、光源からの光を矩形形状の領域に集光する
インテグレータ光学手段と、前記インテグレータ光学手
段からの光を赤・緑・青の色光毎の光路に分割する色分
解手段と、前記インテグレータ光学手段に照明される矩
形形状の開口を備えた矩形開口部と、2次元的に配置さ
れた多数の微小ミラーの傾きを変化させて反射光の出射
角度を変化させることでオン/オフ状態を実現するDM
D(デジタルミラーデバイス)である一つの画像表示素
子と、前記画像表示素子であるDMD上の画像を拡大投
射できる投写レンズと、前記矩形開口部と前記画像表示
素子を共役関係に、前記投写レンズの入射瞳と前記イン
テグレータ光源手段上に形成される第2光源像を共役関
係にするとともに、前記矩形開口部像が画像表示素子上
を上下あるいは左右方向に走査せしめるスクロール光学
システムとからなり、前記投写レンズの入射瞳あるいは
その近傍で、かつ少なくとも前記画像表示素子であるD
MDのOFF光方向の一部に入射する光を遮る位置に、
DMDのON時に入射する色光の位置に合わせ、前記瞳
上の各位置に入射する色光のみを透過する特性を備え、
かつ各色を選択するフィルター間には透明な領域が設け
られている色選択手段を備えたことを特徴とする。
【0015】本発明の第5の単板式投写型画像表示装置
は、光源と、光源からの光を矩形形状の領域に集光する
インテグレータ光学手段と、前記インテグレータ光学手
段からの光を赤・緑・青の色光毎の光路に分割する色分
解手段と、前記インテグレータ光学手段に照明される矩
形形状の開口を備えた矩形開口部と、2次元的に配置さ
れた多数の微小ミラーの傾きを変化させて反射光の出射
角度を変化させることでオン/オフ状態を実現するDM
D(デジタルミラーデバイス)である一つの画像表示素
子と、前記画像表示素子であるDMD上の画像を拡大投
射できる投写レンズと、前記矩形開口部と前記画像表示
素子を共役関係に、前記投写レンズの入射瞳と前記イン
テグレータ光源手段上に形成される第2光源像を共役関
係にするとともに、前記矩形開口部像が画像表示素子上
を上下あるいは左右方向に走査せしめるスクロール光学
システムとからなり、前記投写レンズの入射瞳あるいは
その近傍であり、かつ少なくとも前記画像表示素子であ
るDMDのOFF光方向の一部に入射する光を遮る位置
に、DMDのON時に入射する色光の位置に合わせ、前
記瞳上の各位置に入射する色光のみを透過する特性を備
え、かつ各色を選択するフィルター間には隣接する色光
2つのみを透過する特性の色選択手段を備えたことを特
徴とする。
【0016】本発明の第1〜5の単板式投写型画像表示
装置は、前記色選択手段は前記画像表示素子であるDM
Dの微小ミラー部において傾きのない状態で、前記DM
Dからの光が前記投写レンズ入射瞳に入射する位置にの
み設けられており、他の部分は透明であることを特徴と
することが望ましい。
【0017】本発明の第1〜5の単板式投写型画像表示
装置は、前記投写レンズ入射瞳上あるいはその近傍に第
2光源像を形成し、前記第2光源像はおよそ色毎に前記
投写レンズ入射瞳の異なる位置に配置されることを特徴
とすることが望ましい。
【0018】本発明の第1、2の単板式投写型画像表示
装置は、前記色選択手段は2つの異なる色選択特性を異
なる位置に備えて成ることを特徴とすることが望まし
い。
【0019】
【発明の実施の形態】(実施の形態1)図1は本発明実
施の形態1記載の投写型画像表示装置における光学系の
概略構成を示した平面図である。本実施形態1の投写型
画像表示装置の光学系は、光源部201、インテグレー
タ光学手段202、色分解手段203、第一のリレーレ
ンズ204、ポリゴンミラーユニット205、第2のリ
レーレンズ206、画像表示素子であるDMD207、
投写レンズ208からなっている。
【0020】光源部201は放電管である光源209
と、前記光源209の発光部が焦点位置と一致するよう
に配置された放物面形状の反射面を持つリフレクター2
10とからなっている。リフレクター210から出射さ
れた光は前記反射面の開口方向におよそ平行光として出
射される。
【0021】この出射位置にインテグレータ光学手段2
02が配置される。このインテグレータ光学手段202
は図2に示したように同形状の長方形の開口形状を持つ
マイクロレンズの集合体である第一のレンズアレイ21
1、前記第一のレンズアレイ211のマイクロレンズの
焦点位置に配置され、各マイクロレンズの形状はそこに
形成される光源像の大きさに合わせたものであり、しか
も全体形状は図3に示すように長方形である第2のレン
ズアレイ212により構成される。
【0022】前記第2のレンズアレイ212を透過した
光は色分解手段203に入射する。
【0023】色分解手段203は青反射ダイクロイック
ミラー213、緑反射ダイクロイックミラー214、全
反射ミラー215,216,217、218とからな
る。
【0024】色分解手段203に入射した白色光のうち
青色光は青反射ダイクロイックミラー213、全反射ミ
ラー215で反射された後、第1のリレーレンズ204
のリレーレンズ219に入射する。このとき前記第2の
レンズアレイ212は第一のレンズアレイ211の各マ
イクロレンズ開口像をリレーレンズ219の出射面に重
畳して均一な明るさの矩形発光面220を形成する。こ
の出射面は前記第一のレンズアレイ211のマイクロレ
ンズ開口形状と相似形を成しており、開口絞りの役割を
果たしている。同様に色分解手段203に入射した白色
光のうち緑色光は青反射ダイクロイックミラー213を
透過した後緑反射ダイクロイックミラー214、全反射
ミラー216で反射された後、第1のリレーレンズ20
4のリレーレンズ221に入射する。このとき前記第2
のレンズアレイ212は第一のレンズアレイ211の各
マイクロレンズ開口像をリレーレンズ221の出射面に
重畳して均一な明るさの矩形発光面222を形成する。
この出射面は矩形発光面220と同様に前記第一のレン
ズアレイ211のマイクロレンズ開口形状と相似形を成
しており、開口絞りの役割を果たしている。さらに色分
解手段203に入射した白色光のうち赤色光は青反射ダ
イクロイックミラー213、緑反射ダイクロイックミラ
ー214を透過した後、全反射ミラー217、218で
反射された後、第1のリレーレンズ204のリレーレン
ズ223に入射する。このとき前記第2のレンズアレイ
212は第一のレンズアレイ211の各マイクロレンズ
開口像をリレーレンズ223の出射面に重畳して均一な
明るさの矩形発光面224を形成する。この出射面は矩
形発光面220、222と同様に前記第一のレンズアレ
イ211のマイクロレンズ開口形状と相似形を成してお
り、開口絞りの役割を果たしている。
【0025】矩形発光面220、222、224を透過
した光は第1のリレーレンズ204のリレーレンズ22
5を経てポリゴンミラー205に至る。このときリレー
レンズ225は青色光の光軸226、緑色光の光軸22
7、赤色光の光軸228がポリゴンミラー205上にお
いて、ポリゴンミラー205の一辺の成す角をθpとし
たときに青色光の光軸226、緑色光の光軸227の入
射位置の間隔、緑色光の光軸227、赤色光の光軸22
8の入射位置の間隔はともにθp/3となるように設計
されている。 同時に前記光軸の角度的な関係は青色光
の光軸226、緑色光の光軸227の成す角、緑色光の
光軸227、赤色光の光軸228の成す角はともに2θ
p/3となるよう設定されている。
【0026】同時に第1のリレーレンズ204のリレー
レンズ219,221,223は第2光源像である前記
第2のレンズアレイ212の像を各色光毎にポリゴンミ
ラー205上に形成する、すなわち共役関係にするよう
設計されている。このときポリゴンミラー205上の照
明状態を見ると図4にあるように3つの色光による第2
光源像が並んで形成されることになる。
【0027】従って回動するポリゴンミラー205で反
射された各色光は±θpの振れ角を持って第2のリレー
レンズ206に入射する。第2のリレーレンズ206は
リレーレンズ229,230から成っており、この第2
のリレーレンズ206は前記矩形発光面220、22
2、224上の各色光矩形像を画像表示素子であるDM
D207上に形成。すなわち矩形発光面220、22
2、224上とDMD207上を共役関係にする。同時
にポリゴンミラー205上の第2光源像を投写レンズ2
08の入射瞳231の位置に形成し、ポリゴンミラー2
05上の第2光源像と投写レンズ208の入射瞳231
を共役の関係にする。
【0028】この構成において回動するポリゴンミラー
205で反射された各色光は各色光毎に常に異なる角度
で入射する。また第2のリレーレンズ206は入射する
角度によってDMD207に入射する光線高が決まる設
計になっている。この構成によって各色光の矩形照明像
がDMD207上をスクロールする動作が可能となる。
このときの入射角と照明状態を図5に示す。
【0029】このDMD207は図6のように微小なミ
ラーを2次元的に配置してなっており、この微小ミラー
が外部信号によりそれぞれのミラーが独立して平面状態
を境に±α度傾くよう制御可能に構成されている。ここ
で+α度傾いたときに入射光が前記投写レンズの入射瞳
231に入射するように構成されており、このときのミ
ラー状態を以下ON状態と呼び、−α度傾いたときにD
MDへの入射光が前記投写レンズの入射瞳231から大
きくはずれ、このときのミラー状態を以下OFF状態と
呼ぶ。
【0030】前記ON状態のミラーに入射した光は投写
レンズ208の入射瞳231に入射した後、図にはない
スクリーンに至る。一方前記OFF状態のミラーに入射
した光は投写レンズ208の入射瞳231から大きくは
ずれることで、スクリーンに至ることはない。このよう
にしてDMD207上の画像を拡大表示出来る。
【0031】ただしこの構成において、各色光はDMD
207の有効部の1/3の面積を照明することになるの
で光源209は短アークのものが求められる。このとき
の集光効率は光源209の発光体の大きさ、出射光の広
がり角とDMD207の有効部の面積とDMD207へ
の入射光のコーン角の関係によって決まる。このとき前
記DMD207への入射光のコーン角は前記DMD20
7の微小ミラーの傾き角±αとなる。そして投写レンズ
208のFナンバーは±α度の光を取り込める値となっ
ている。
【0032】Fpl=1/(2×sin(α))、Fp
l:投写レンズFナンバー このFナンバーは入射してくる光を取り込めない大きな
値であるときは光量損失を生じ、入射してくる光に対し
て余裕を持って取り込める小さな値であるときは図8に
あるように、入射瞳231付近の照明状態を見るとON
状態、OFF状態で第2光源像が形成されるが、OFF
状態(黒表示)の時にフラット状態(DMD207表面
のカバーガラスの反射等)の光を取り込んでしまうこと
からコントラストを損ねてしまう。従って従来市場にあ
るDMDを用いた商品はDMDのチルト角より小さい角
度のコーン角の照明光を扱い、投写レンズもこれに合わ
せたFナンバーとなっていることでフラット状態からの
光の進入に対処していた。
【0033】上記集光効率に関する要素のうち、光源2
09の短アーク化は加工上の制限があり、またDMD2
07の有効部の大きさは製造コスト、セットサイズから
の制限があり変更困難で有ることから、本実施の形態に
おいて投写レンズ208のFナンバーを上記Fplより
も小さく設定している。
【0034】このときに上記の理由からコントラスト劣
化が懸念されるが本実施の形態では図4の各色光の2次
光源像と入射瞳231は共役なことから、入射瞳231
付近の照明状態は図9の様に瞳の中は色光毎に異なる位
置に2次光源像を設けられることになる。ここで本実施
の形態においては部分色選択フィルター232を投写レ
ンズ208の入射瞳231に近接して設けている。この
部分色選択フィルター232は前記DMDのフラット状
態で入射する不要光の位置に、DMDがON状態のとき
その位置に入射する色光(ここでは赤光)のみを透過
し、他を反射する特性を持った膜を図9,図10に有る
ように持っている。またその他の部分はARコートが施
されて成っている。この部分色選択フィルター232に
よりON状態での入射瞳231への入射光は損なわれる
ことはないので明るさロスはなく、フラット状態で入射
する有害光は図9から判るようにここでは青光であるこ
とから部分色選択フィルター232で反射されて入射瞳
231まで至らない。
【0035】よって本実施の形態によればDMDを用い
たスクロール光学システムにおいて、高輝度と高コント
ラストを両立することが可能となる。
【0036】なお、実施の形態での色光の配置はこれに
限ったものでないことは言うまでもない。また、DMD
上でのスクロール方向をDMD上で左右方向としたがD
MDに対して全体の系をねじった構成、あるいは図11
に有るように第2のリレーレンズ(走査光学系)に折り
返しミラーを導入した形でDMD上を上下にスクロール
する構成も取ることが出来る。このときの入射瞳付近の
照明状態を図12に示す。この構成では2次光源像も9
0度ねじられて配置されるがここでは部分色選択フィル
ター233(図13)は青光のみを透過する特性を備え
ることで、先の実施例と同様に高輝度化と高コントラス
ト化を実現することが出来る。
【0037】上記2つの構成ではDMDに対する照明を
オフセット光学系としたが、TIRプリズム等を用いた
テレセントリック光学系の場合にも同様のことが言える
ことは同業者においては明らかである。
【0038】また、ここでの実施の形態は後絞りレンズ
としたが入射瞳を投写レンズの内部に持つ場合は前記部
分色選択フィルターも瞳近傍である投写レンズの内部に
持つことが望ましい。さらには部分色選択フィルターを
別に持つのではなく、投写レンズを構成するレンズの一
部に同じ特性の膜を部分的に施して構成することもでき
る。
【0039】(実施の形態2)実施の形態2での投写型
画像表示装置における光学系の概略構成を図14に示
す。ここでおよその構成は実施の形態1と重複するので
説明は避けるが図1において部分色選択フィルター23
2にかえて部分色選択フィルター234を同じ位置に配
置して構成される。部分色選択フィルター234は前記
DMDのフラット状態で入射する不要光の位置に、その
不要光の色光(ここでは青光)のみを反射し、他を透過
する特性を持った膜を図9、10に有るように持ってい
る。またその他の部分はARコートが施されて成ってい
る。この部分色選択フィルター234によりON状態で
の入射瞳231への入射光は損なわれることはないので
明るさロスはなく、フラット状態で入射する有害光は図
9から判るようにここでは青光であることから部分色選
択フィルター232で反射されて入射瞳231まで至ら
ない。
【0040】よって本実施の形態によればスクロール光
学システムにおいて、高輝度と高コントラストを両立す
ることが可能となる。
【0041】この膜構成は反射帯が狭くなるので実施の
形態1よりも膜の総数を減らすことが出来ることから低
コスト化が可能である。
【0042】なお、本実施の形態での色光の配置はこれ
に限ったものでないことは言うまでもない。また、DM
D上でのスクロール方向をDMD上で左右方向としたが
DMDに対して全体の系をねじった構成、あるいは図1
5に有るように第2のリレーレンズ(走査光学系)に折
り返しミラーを導入した形でDMD上を上下にスクロー
ルする構成も取ることが出来る。このときの入射瞳付近
の照明状態を図12に示す。この構成では2次光源像も
90度ねじられて配置されるがここでは部分色選択フィ
ルター235は赤光のみを反射する特性を備えること
で、先の実施例と同様に高輝度化と高コントラスト化を
実現することが出来る。
【0043】上記2つの構成ではDMDに対する照明を
オフセット光学系としたが、TIRプリズム等を用いた
テレセントリック光学系の場合にも同様のことが言える
ことは同業者においては明らかである。
【0044】また、ここでの実施の形態は後絞りレンズ
としたが入射瞳を投写レンズの内部に持つ場合は前記部
分色選択フィルターも瞳近傍である投写レンズの内部に
持つことが望ましい。さらには部分色選択フィルターを
別に持つのではなく、投写レンズを構成するレンズの一
部に同じ特性の膜を施して構成することもできる。
【0045】ここまでの説明で部分色選択フィルター2
32、233、234、235はARの膜以外は一つの
一種類の膜で構成したが、図16にあるようにたとえば
部分色選択フィルター235を236の様に2種の膜
(この例では青反射と緑反射膜)をON状態で入射する
色光とフラット状態で入射する有害光の色から、先に説
明した理由による構成も応用可能であることは言うまで
もない。
【0046】この構成は不要光がON状態の時に入射す
る瞳上で面積が大きい場合に特に有効である。
【0047】(実施の形態3)実施の形態3での投写型
画像表示装置における光学系の概略構成を図17に示
す。ここでおよその構成は実施の形態1と重複するので
説明は避けるが図1において部分色選択フィルター23
2にかえて部分色選択フィルター237を同じ位置に配
置して構成される。部分色選択フィルター237は前記
DMDのON状態で入射瞳231に入射する色光が透過
する様に領域毎に異なる3つの特性を持って構成されて
おり、その様子を図18、図19に示す。このように構
成することで実施の形態1と同様に前記DMDのフラッ
ト状態で入射する不要光を除去することが可能となるこ
とで高輝度化と高コントラスト化を可能にする。同時に
この構成ではDMDの本来の反射面でない部分での位置
での散乱光についても、本来ON状態で入射する色光以
外を入射瞳231に入射させないことからより高いコン
トラストを実現することが出来る。
【0048】なお、本実施の形態での色光の配置はこれ
に限ったものでないことは言うまでもない。また、DM
D上でのスクロール方向をDMD上で左右方向としたが
DMDに対して全体の系をねじった構成、あるいは図2
0に有るように第2のリレーレンズ(走査光学系)に折
り返しミラーを導入した形でDMD上を上下にスクロー
ルする構成も取ることが出来る。このときの入射瞳付近
の照明状態を図21に示す。この構成では2次光源像も
90度ねじられて配置されるがここでは部分色選択フィ
ルター238は前記DMDのON状態で入射する光の色
光が透過する様に領域毎に異なる3つの特性を持って構
成されており、その様子を図21、図22に示す。この
ように構成することで実施の形態1と同様に前記DMD
のフラット状態で入射する不要光を除去することが可能
となることで高輝度化と高コントラスト化を可能にす
る。同時にこの構成ではDMDの本来の反射面でない部
分での位置での散乱光についても、本来ON状態で入射
する色光以外を入射瞳231に入射させないことからよ
り高いコントラストを実現することが出来る。
【0049】上記2つの構成ではDMDに対する照明を
オフセット光学系としたが、TIRプリズム等を用いた
テレセントリック光学系の場合にも同様のことが言える
ことは同業者においては明らかである。
【0050】また、ここでの実施の形態は後絞りレンズ
としたが入射瞳を投写レンズの内部に持つ場合は前記部
分色選択フィルターも瞳近傍である投写レンズの内部に
持つことが望ましい。さらには部分色選択フィルターを
別に持つのではなく、投写レンズを構成するレンズの一
部に同じ特性の膜を施して構成することもできる。
【0051】ここで例えばON状態で青色光が入射する
領域に施す膜は青透過の特性を備えていれば良く、必ず
しも赤緑反射でなくとも赤反射あるいは緑反射でもフラ
ット状態から入射する不要光の色によって選択すれば同
様な効果が得られる。
【0052】(実施の形態4)実施の形態4での投写型
画像表示装置における光学系の概略構成を図23に示
す。ここでおよその構成は実施の形態1と重複するので
説明は避けるが図1において部分色選択フィルター23
2にかえて部分色選択フィルター239を同じ位置に配
置して構成される。部分色選択フィルター239は前記
DMDのON状態で入射瞳231に入射する色光が透過
する様に領域毎に異なる3つの特性を持って構成されて
おり、その各フィルターの境界部分に透明(ARコー
ト)な部分を有して成り、その様子を図18、図24に
示す。このように構成することで実施の形態1と同様に
前記DMDのフラット状態で入射する不要光を除去する
ことが可能となることで高輝度化と高コントラスト化を
可能にする。同時にこの構成ではDMDの本来の反射面
でない部分での位置での散乱光についても、本来ON状
態で入射する色光以外を入射瞳231に入射させないこ
とからより高いコントラストを実現することが出来る。
さらには入射瞳231にできる2次光源像において色光
間において重畳する部分があっても明るさロスなく光コ
ントラスト化を実現できる。
【0053】なお、本実施の形態での色光の配置はこれ
に限ったものでないことは言うまでもない。また、DM
D上でのスクロール方向をDMD上で左右方向としたが
DMDに対して全体の系をねじった構成、あるいは図2
5に有るように第2のリレーレンズ(走査光学系)に折
り返しミラーを導入した形でDMD上を上下にスクロー
ルする構成も取ることが出来る。このときの入射瞳付近
の照明状態を図22に示す。この構成では2次光源像も
90度ねじられて配置されるがここでは部分色選択フィ
ルター240は前記DMDのON状態で入射する光の色
光が透過する様に領域毎に異なる3つの特性を持って構
成されており、その各フィルターの境界部分に透明(A
Rコート)な部分を有して成り、その様子を図21、図
26に示す。このように構成することで実施の形態1と
同様に前記DMDのフラット状態で入射する不要光を除
去することが可能となることで高輝度化と高コントラス
ト化を可能にする。同時にこの構成ではDMDの本来の
反射面でない部分での位置での散乱光についても、本来
ON状態で入射する色光以外を入射瞳231に入射させ
ないことからより高いコントラストを実現することが出
来る。さらには入射瞳231にできる2次光源像におい
て色光間において重畳する部分があっても明るさロスな
く光コントラスト化を実現できる。上記2つの構成では
DMDに対する照明をオフセット光学系としたが、TI
Rプリズム等を用いたテレセントリック光学系の場合に
も同様のことが言えることは同業者においては明らかで
ある。
【0054】また、ここでの実施の形態は後絞りレンズ
としたが入射瞳を投写レンズの内部に持つ場合は前記部
分色選択フィルターも瞳近傍である投写レンズの内部に
持つことが望ましい。さらには部分色選択フィルターを
別に持つのではなく、投写レンズを構成するレンズの一
部に同じ特性の膜を施して構成することもできる。
【0055】実施の形態3と同様に例えばON状態で青
色光が入射する領域に施す膜は青透過の特性を備えてい
れば良く、必ずしも赤緑反射でなくとも赤反射あるいは
緑反射でもフラット状態から入射する不要光の色によっ
て選択すれば同様な効果が得られる。
【0056】(実施の形態5)実施の形態5での投写型
画像表示装置における光学系の概略構成を図27に示
す。ここでおよその構成は実施の形態1と重複するので
説明は避けるが図1において部分色選択フィルター23
2にかえて部分色選択フィルター241を同じ位置に配
置して構成される。部分色選択フィルター241は前記
DMDのON状態で入射瞳231に入射する色光が透過
する様に領域毎に異なる3つの特性を持って構成されて
おり、その各フィルターの境界部分にはON状態でその
部分の両側に入射する各色光のみを透過する特性を持っ
た膜を備えて、その様子を図18、図28に示す。この
ように構成することで実施の形態1と同様に前記DMD
のフラット状態で入射する不要光を除去することが可能
となることで高輝度化と高コントラスト化を可能にす
る。同時にこの構成ではDMDの本来の反射面でない部
分での位置での散乱光についても、本来ON状態で入射
する色光以外を入射瞳231に入射させないことからよ
り高いコントラストを実現することが出来る。さらには
入射瞳231にできる2次光源像において色光間におい
て重畳する部分があっても明るさロスなく光コントラス
ト化を実現できる。ここでは部分色選択フィルター23
9よりも製造コスト的に不利になるが、同239より前
記散乱光の影響を抑えることが出来る。
【0057】なお、本実施の形態での色光の配置はこれ
に限ったものでないことは言うまでもない。また、DM
D上でのスクロール方向をDMD上で左右方向としたが
DMDに対して全体の系をねじった構成、あるいは図2
9に有るように第2のリレーレンズ(走査光学系)に折
り返しミラーを導入した形でDMD上を上下にスクロー
ルする構成も取ることが出来る。このときの入射瞳付近
の照明状態を図22に示す。この構成では2次光源像も
90度ねじられて配置されるがここでは部分色選択フィ
ルター242は前記DMDのON状態で入射する光の色
光が透過する様に領域毎に異なる3つの特性を持って構
成されており、その各フィルターの境界部分にはON状
態でその部分の両側に入射する各色光のみを透過する特
性を持った膜を備えて成り、その様子を図21、図30
に示す。このように構成することで実施の形態1と同様
に前記DMDのフラット状態で入射する不要光を除去す
ることが可能となることで高輝度化と高コントラスト化
を可能にする。同時にこの構成ではDMDの本来の反射
面でない部分での位置での散乱光についても、本来ON
状態で入射する色光以外を入射瞳231に入射させない
ことからより高いコントラストを実現することが出来
る。さらには入射瞳231にできる2次光源像において
色光間において重畳する部分があっても明るさロスなく
光コントラスト化を実現できる。また、部分色選択フィ
ルター241と同様に同240よりもコストは上がるが
コントラスト的には有利になる。
【0058】上記2つの構成ではDMDに対する照明を
オフセット光学系としたが、TIRプリズム等を用いた
テレセントリック光学系の場合にも同様のことが言える
ことは同業者においては明らかである。
【0059】また、ここでの実施の形態は後絞りレンズ
としたが入射瞳を投写レンズの内部に持つ場合は前記部
分色選択フィルターも瞳近傍である投写レンズの内部に
持つことが望ましい。さらには部分色選択フィルターを
別に持つのではなく、投写レンズを構成するレンズの一
部に同じ特性の膜を施して構成することもできる実施の
形態3,4と同様、例えばON状態で青色光が入射する
領域に施す膜は青透過の特性を備えていれば良く、必ず
しも赤緑反射でなくとも赤反射あるいは緑反射でもフラ
ット状態から入射する不要光の色によって選択すれば同
様な効果が得られる。
【0060】以上の実施の形態はポリゴンミラーを用い
たスクロール光学系としたが必ずしもこれに限定される
ものではなく、投写レンズ入射瞳を本実施の形態のよう
に領域を分けて色光別に利用する場合は有効であること
は言うまでもない。
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、DMD
(デジタルミラーデバイス)を用いた単板型投写型画像
表示装置においてスクロール光学系を導入して高輝度化
を実現可能にすると同時に、高コントラスト化も可能に
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の単板式投写型画像表示
装置の光学系の概略構成を示した平面図
【図2】本発明の実施の形態1の第1レンズアレイ説明
【図3】本発明の実施の形態1の第2レンズアレイ説明
【図4】本発明の実施の形態1のポリゴンミラー上の照
明状態を示した図
【図5】ポリゴンミラーと画像表示面の照明状態説明図
【図6】DMDの反射面拡大図
【図7】DMDのON状態、フラット状態、OFF状態
での投写レンズ入射瞳付近の照明状態を示した図
【図8】Fナンバーの小さい(コーン角の大きい)照明
光を用いた場合の、DMDのON状態、フラット状態、
OFF状態での投写レンズ入射瞳付近の照明状態を示し
た図
【図9】入射瞳上の色光による照明状態を加味したFナ
ンバーの小さい(コーン角の大きい)照明光を用いた場
合の、DMDのON状態、フラット状態、OFF状態で
の投写レンズ入射瞳付近の照明状態を示した図
【図10】実施の形態1,2の部分色選択フィルター構
成説明図
【図11】本発明の実施の形態1の単板式投写型画像表
示装置の第2の構成での光学系の概略構成を示した平面
【図12】本発明の実施の形態1の第2の構成におい
て、入射瞳上の色光による照明状態を加味したFナンバ
ーの小さい(コーン角の大きい)照明光を用いた場合
の、DMDのON状態、フラット状態、OFF状態での
投写レンズ入射瞳付近の照明状態を示した図
【図13】実施の形態1,2の第2の構成での部分色選
択フィルター構成説明図
【図14】本発明の実施の形態2の単板式投写型画像表
示装置の光学系の概略構成を示した平面図
【図15】本発明の実施の形態2の単板式投写型画像表
示装置の第2の構成での光学系の概略構成を示した平面
【図16】実施の形態1,2の部分色選択フィルター構
成応用例説明図
【図17】本発明の実施の形態3の単板式投写型画像表
示装置の光学系の概略構成を示した平面図
【図18】本発明の実施の形態3での入射瞳上の色光に
よる照明状態を加味したFナンバーの小さい(コーン角
の大きい)照明光を用いた場合の、DMDのON状態、
フラット状態、OFF状態での投写レンズ入射瞳付近の
照明状態を示した図
【図19】実施の形態3の部分色選択フィルター構成説
明図
【図20】本発明の実施の形態3の単板式投写型画像表
示装置の第2の構成での光学系の概略構成を示した平面
【図21】本発明の実施の形態3の第2の構成におい
て、入射瞳上の色光による照明状態を加味したFナンバ
ーの小さい(コーン角の大きい)照明光を用いた場合
の、DMDのON状態、フラット状態、OFF状態での
投写レンズ入射瞳付近の照明状態を示した図
【図22】実施の形態3の第2の構成での部分色選択フ
ィルター構成説明図
【図23】本発明の実施の形態4の単板式投写型画像表
示装置の光学系の概略構成を示した平面図
【図24】実施の形態4の部分色選択フィルター構成説
明図
【図25】本発明の実施の形態4の単板式投写型画像表
示装置の第2の構成での光学系の概略構成を示した平面
【図26】実施の形態4の第2の構成での部分色選択フ
ィルター構成説明図
【図27】本発明の実施の形態5の単板式投写型画像表
示装置の光学系の概略構成を示した平面図
【図28】実施の形態5の部分色選択フィルター構成説
明図
【図29】本発明の実施の形態5の単板式投写型画像表
示装置の第2の構成での光学系の概略構成を示した平面
【図30】実施の形態5の第2の構成での部分色選択フ
ィルター構成説明図
【符号の説明】
201 光源部 202 インテグレータ光学手段 203 色分解手段 204 第一のリレーレンズ 205 ポリゴンミラーユニット 206 第2のリレーレンズ 207 画像表示素子 208 投写レンズ 209 光源 210 リフレクター 211 第一のレンズアレイ 212 第2のレンズアレイ 213 青反射ダイクロイックミラー 214 緑反射ダイクロイックミラー 215,216,217、218 全射ミラー 219、221、223、225 第一のリレーレンズ
のレンズ 220、222、224 矩形発光面 225 リレーレンズ 226 青色光の光軸 227 緑色光の光軸 228 赤色光の光軸 229,230 第2のリレーレンズのレンズ 231 入射瞳 232、233、234、235、236、237、2
38、239、240、241、242 部分色選択フ
ィルター

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光源と、光源からの光を矩形形状の領域
    に集光するインテグレータ光学手段と、前記インテグレ
    ータ光学手段からの光を赤・緑・青の色光毎の光路に分
    割する色分解手段と、前記インテグレータ光学手段に照
    明される矩形形状の開口を備えた矩形開口部と、2次元
    的に配置された多数の微小ミラーの傾きを変化させて反
    射光の出射角度を変化させることでオン/オフ状態を実
    現するDMD(デジタルミラーデバイス)である一つの
    画像表示素子と、前記画像表示素子であるDMD上の画
    像を拡大投射できる投写レンズと、前記矩形開口部と前
    記画像表示素子を共役関係に、前記投写レンズの入射瞳
    と前記インテグレータ光源手段上に形成される第2光源
    像を共役関係にするとともに、前記矩形開口部像を画像
    表示素子上を上下あるいは左右方向に走査せしめるスク
    ロール光学システムとから成り、前記投写レンズの入射
    瞳上あるいはその近傍で、かつ少なくとも前記画像表示
    素子であるDMDのOFF光方向の一部に入射する光を
    遮る位置に、赤・緑・青光のいずれか一色の色光のみを
    透過する特性の色選択手段を備えたことを特徴とする単
    板式投写型画像表示装置。
  2. 【請求項2】 光源と、光源からの光を矩形形状の領域
    に集光するインテグレータ光学手段と、前記インテグレ
    ータ光学手段からの光を赤・緑・青の色光毎の光路に分
    割する色分解手段と、前記インテグレータ光学手段に照
    明される矩形形状の開口を備えた矩形開口部と、2次元
    的に配置された多数の微小ミラーの傾きを変化させて反
    射光の出射角度を変化させることでオン/オフ状態を実
    現するDMD(デジタルミラーデバイス)である一つの
    画像表示素子と、前記画像表示素子であるDMD上の画
    像を拡大投射できる投写レンズと、前記矩形開口部と前
    記画像表示素子を共役関係に、前記投写レンズの入射瞳
    と前記インテグレータ光源手段上に形成される第2光源
    像を共役関係にするとともに、前記矩形開口部像を画像
    表示素子上を上下あるいは左右方向に走査せしめるスク
    ロール光学システムとから成り、前記投写レンズの入射
    瞳あるいはその近傍で、かつ少なくとも前記画像表示素
    子であるDMDのOFF光方向の一部に入射する光を遮
    る位置に、赤・緑・青光のいずれか一色の色光のみを反
    射する特性の色選択手段を備えたことを特徴とする単板
    式投写型画像表示装置。
  3. 【請求項3】 光源と、光源からの光を矩形形状の領域
    に集光するインテグレータ光学手段と、前記インテグレ
    ータ光学手段からの光を赤・緑・青の色光毎の光路に分
    割する色分解手段と、前記インテグレータ光学手段に照
    明される矩形形状の開口を備えた矩形開口部と、2次元
    的に配置された多数の微小ミラーの傾きを変化させて反
    射光の出射角度を変化させることでオン/オフ状態を実
    現するDMD(デジタルミラーデバイス)である一つの
    画像表示素子と、前記画像表示素子であるDMD上の画
    像を拡大投射できる投写レンズと、前記矩形開口部と前
    記画像表示素子を共役関係に、前記投写レンズの入射瞳
    と前記インテグレータ光源手段上に形成される第2光源
    像を共役関係にするとともに、前記矩形開口部像を画像
    表示素子上を上下あるいは左右方向に走査せしめるスク
    ロール光学システムとから成り、前記投写レンズの入射
    瞳あるいはその近傍で、かつ少なくとも前記画像表示素
    子であるDMDのOFF光方向の一部に入射する光を遮
    る位置に、DMDのON時に入射する色光の位置に合わ
    せ、前記瞳上の各位置に入射する色光のみを透過する特
    性を備えた色選択手段を備えたことを特徴とする単板式
    投写型画像表示装置。
  4. 【請求項4】 光源と、光源からの光を矩形形状の領域
    に集光するインテグレータ光学手段と、前記インテグレ
    ータ光学手段からの光を赤・緑・青の色光毎の光路に分
    割する色分解手段と、前記インテグレータ光学手段に照
    明される矩形形状の開口を備えた矩形開口部と、2次元
    的に配置された多数の微小ミラーの傾きを変化させて反
    射光の出射角度を変化させることでオン/オフ状態を実
    現するDMD(デジタルミラーデバイス)である一つの
    画像表示素子と、前記画像表示素子であるDMD上の画
    像を拡大投射できる投写レンズと、前記矩形開口部と前
    記画像表示素子を共役関係に、前記投写レンズの入射瞳
    と前記インテグレータ光源手段上に形成される第2光源
    像を共役関係にするとともに、前記矩形開口部像を画像
    表示素子上を上下あるいは左右方向に走査せしめるスク
    ロール光学システムとから成り、前記投写レンズの入射
    瞳あるいはその近傍で、かつ少なくとも前記画像表示素
    子であるDMDのOFF光方向の一部に入射する光を遮
    る位置に、DMDのON時に入射する色光の位置に合わ
    せ、前記瞳上の各位置に入射する色光のみを透過する特
    性を備え、かつ各色を選択するフィルター間には透明な
    領域が設けられている色選択手段を備えたことを特徴と
    する単板式投写型画像表示装置。
  5. 【請求項5】 光源と、光源からの光を矩形形状の領域
    に集光するインテグレータ光学手段と、前記インテグレ
    ータ光学手段からの光を赤・緑・青の色光毎の光路に分
    割する色分解手段と、前記インテグレータ光学手段に照
    明される矩形形状の開口を備えた矩形開口部と、2次元
    的に配置された多数の微小ミラーの傾きを変化させて反
    射光の出射角度を変化させることでオン/オフ状態を実
    現するDMD(デジタルミラーデバイス)である一つの
    画像表示素子と、前記画像表示素子であるDMD上の画
    像を拡大投射できる投写レンズと、前記矩形開口部と前
    記画像表示素子を共役関係に、前記投写レンズの入射瞳
    と前記インテグレータ光源手段上に形成される第2光源
    像を共役関係にするとともに、前記矩形開口部像を画像
    表示素子上を上下あるいは左右方向に走査せしめるスク
    ロール光学システムとから成り、前記投写レンズの入射
    瞳あるいはその近傍であり、かつ少なくとも前記画像表
    示素子であるDMDのOFF光方向の一部に入射する光
    を遮る位置に、DMDのON時に入射する色光の位置に
    合わせ、前記瞳上の各位置に入射する色光のみを透過す
    る特性を備え、かつ各色を選択するフィルター間には隣
    接する色光2つのみを透過する特性の色選択手段を備え
    たことを特徴とする単板式投写型画像表示装置。
  6. 【請求項6】 前記色選択手段は前記画像表示素子であ
    るDMDの微小ミラー部において傾きのない状態で、前
    記DMDからの光が前記投写レンズ入射瞳に入射する位
    置にのみ設けられており、他の部分は透明であることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の単板式投写
    型画像表示装置。
  7. 【請求項7】 前記投写レンズ入射瞳上あるいはその近
    傍に第2光源像を形成し、前記第2光源像はおよそ色毎
    に前記投写レンズ入射瞳の異なる位置に配置されること
    を特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の単板式投
    写型画像表示装置。
  8. 【請求項8】 前記色選択手段は2つの異なる色選択特
    性を異なる位置に備えて成ることを特徴とする請求項
    1、2に記載の単板式投写型画像表示装置。
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