JP2003336712A - 噛合するピニオンを長寿命とするラック - Google Patents

噛合するピニオンを長寿命とするラック

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JP2003336712A
JP2003336712A JP2002142456A JP2002142456A JP2003336712A JP 2003336712 A JP2003336712 A JP 2003336712A JP 2002142456 A JP2002142456 A JP 2002142456A JP 2002142456 A JP2002142456 A JP 2002142456A JP 2003336712 A JP2003336712 A JP 2003336712A
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Japan
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rack
pinion
divided
meshes
section
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JP2002142456A
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Noboru Fujita
昇 藤田
Tsukuru Komagine
造 駒木根
Takehiro Okuma
健弘 大熊
Hiroyuki Shimizu
裕之 清水
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】噛合するピニオンを長寿命とするラックを提供
する。 【解決手段】ラックは分割された各区画1a、1b、1
cの板厚方向位置をずらし各区画1a、1b、1cに形
成される歯に移動方向に亘る段差を形成した。又、前記
各区画1a,1b,1cは歯底の位置で区切られている
ものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はピニオンと噛合す
るラックに係わり、特に、噛合するピニオンを長寿命と
するラックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のピニオンで駆動されるラックの例
を図4および図5により説明する。図に示すシャーシ3
に立設された軸3a、3aはラック6のガイド溝6a、
6aに挿通し、止め輪4を嵌着することによりラック6
を摺動自在に支持している。また、シャーシ3に立設さ
れた軸3bにはピニオン5が挿通され止め輪4に係止さ
れ回転自在に支持されている。
【0003】ラック6はピニオン5と噛み合っており、
ピニオン5は図示していない駆動ギヤと噛み合いラック
6はピニオン5により駆動される。ラック6は図示して
いない被駆動部を駆動する。ラック6は一般に金属板を
板金加工によりラック形状に打ち抜くことにより造ら
れ、ピニオン5は樹脂を成形加工することにより造られ
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のラック
とピニオンの噛み合わせでは多くの場合ラックが1往復
する間にピニオンは複数回回転する。すなわち、特定箇
所について、ピニオンの噛み合い回数の方がラックの噛
み合い回数よりも多い。さらに、ラックが一般に金属で
造られているのに対してピニオンは樹脂で造られること
が多い。このため、従来のラックはそれと噛み合うピニ
オンが摩耗して寿命が制限されることにより、ラックと
ピニオンとの組み合わせの寿命が短くなるという問題が
あった。
【0005】この発明は上記した点に鑑みてなされたも
のであって、その目的とするところは、噛合するピニオ
ンを長寿命とするラックを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の噛合するピニ
オンを長寿命とするラックは、分割された各区画の板厚
方向位置をずらし前記各区画に形成される歯に移動方向
に亘る段差が形成されているものである。
【0007】また、前記ラックにおいて、前記各区画が
歯底の位置で区切られているものである。
【0008】また、前記各ラックにおいて、板金加工に
より形成され、3区画に分割された左右の区画が中央の
区画に対して上下方向に半抜きされたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】この発明の実施例であるラックを
図面に基づいて説明する。図1(a)はこの発明の第1
の実施例であるラックを示す平面図、図1(b)は同ラ
ックを示す正面図である。図に示すラック1はプレス加
工によって造られており、区画1a,区画1b、区画1
cに分割されている。
【0010】区画1aはベースとなる部分であり、ガイ
ド溝1d、1dが形成され、板厚方向位置で中央部分を
占めている。この部分に形成される歯は移動方向におい
て、中央位置を占めている。区画1bは区画1aに対し
て上方向に板厚の1/2の厚みだけ反抜き加工された部
分であり、この部分に形成される歯は移動方向におい
て、左側位置を占めている。
【0011】区画1cは区画1aに対して下方向に板厚
の1/2の厚みだけ反抜き加工された部分であり、この
部分に形成される歯は移動方向において、右側位置を占
めている。区画1a、1b、1cはラックの歯底で仕切
られている。
【0012】このように形成されたラック1はガイド溝
1d、1dに挿通された軸3a、3aを介して軸3a、
3aに止め輪4、4を巻着することにより図示していな
いシャーシに摺動自在に支持され、シャーシに回転自在
に支持された図示していないピニオンと噛み合いピニオ
ンにより駆動される。ラック1により図示していない被
駆動部が駆動される。ピニオンのラック1と噛み合う部
分はラック1の各区画で異なりピニオンの摩耗する部分
が分散されてピニオンの寿命が長くなる。
【0013】図2(a)はこの発明の第2の実施例であ
るラックを示す平面図、図2(b)は同ラックを示す正
面図、図3は同ラックの使用状態を示す正面図である。
この例では、ラック2はプレス加工によって造られてお
り、区画2a,区画2b、区画2cに分割されている。
【0014】区画2aはベースとなる部分であり、ガイ
ド溝2d、2dが形成され、板厚方向位置で最下方位置
を占めている。区画2bは区画2aより上方向に板厚の
1/2の厚みだけ反抜き加工されている。さらに、区画
2cは区画2bより上方向に板厚の1/2の厚みだけ反
抜き加工されている。区画2a、2b、2cはラックの
歯底で仕切られ夫々の区画の歯の部分の長さは全長の1
/3ずつとなっている。
【0015】このように形成されたラック2はガイド溝
2d、2dに挿通された軸3a、3aとそれに嵌着され
た止め輪4、4を介して図3に示すシャーシ3に摺動自
在に支持され、シャーシ3に軸3bを介し回転自在に支
持された樹脂製のピニオン5と噛み合いピニオン5によ
り駆動される。ラック2により図示していない被駆動部
が駆動される。
【0016】図3に示す区画2cの1/2歯幅の上の部
分Aと噛み合うピニオンの部分はラック2の全ストロー
クの1/3だけラック2と噛み合う。また、区画2cの
1/2歯幅の下の部分Bおよび区画2aの1/2歯幅の
上の部分Cと噛み合うピニオンの部分はラック2の全ス
トロークの2/3だけラック2と噛み合う。
【0017】また、区画2aの1/2歯幅の下の部分D
と噛み合うピニオンの部分はラック2の全ストロークの
1/3だけラック2と噛み合う。このようにピニオンは
ラック2の全ストローク対して部分的に噛み合うため、
樹脂製のピニオン5の寿命が長くなる。
【0018】実施例では区画をラックの歯底で仕切った
ため、歯の段差部でのピニオンとの噛み合いがスムーズ
となりピニオンに傷が付きにくい。また、ラックに掛か
る負荷が最大の部分の歯の位置を板厚方向の中心とする
と、ラックに大きいモーメントが掛からず、動きがスム
ーズとなる。
【0019】実施例は以上のように構成されているが発
明はこれに限られず、例えば、ラックを仕切る区画は3
箇所以上としてもよい。
【0020】
【発明の効果】この発明のラックによれば、噛合するピ
ニオンの寿命が長くなる。特に、ラックが金属で作ら
れ、ピニオンが樹脂で作られている場合に大きい効果が
得られるが、ピニオンの各歯の噛み合い回数はラックの
各歯の噛み合い回数より一般に大きいので材料の如何に
かかわらずこの発明の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)はこの発明の第1の実施例であるラ
ックを示す平面図、図1(b)は同ラックを示す正面図
である。
【図2】図2(a)はこの発明の第2の実施例であるラ
ックを示す平面図、図2(b)は同ラックを示す正面図
である。
【図3】同ラックの使用状態を示す正面図である。
【図4】従来のラックの使用状態を示す平面図である。
【図5】従来のラックの使用状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 ラック、1a、1b、1c 区画、1d ガイド溝 2 ラック、2a、2b、2c 区画、1d ガイド溝 3 シャーシ、3a、3b 軸 4 止め輪 5 ピニオン 6 ラック、6a ガイド溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大熊 健弘 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号株式会 社ケンウッド内 (72)発明者 清水 裕之 東京都渋谷区道玄坂1丁目14番6号株式会 社ケンウッド内 Fターム(参考) 3J062 AB05 AC07 BA01 BA17 CA16 CA31

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分割された各区画の板厚方向位置をずら
    し前記各区画に形成される歯に移動方向に亘る段差が形
    成されていることを特徴とする噛合するピニオンを長寿
    命とするラック。
  2. 【請求項2】 前記各区画が歯底の位置で区切られてい
    る請求項1のピニオンを長寿命とするラック。
  3. 【請求項3】 板金加工により形成され、3区画に分割
    された左右の区画が中央の区画に対して上下方向に半抜
    きされた請求項1または2のピニオンを長寿命とするラ
    ック。
JP2002142456A 2002-05-17 2002-05-17 噛合するピニオンを長寿命とするラック Pending JP2003336712A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010027553A1 (de) * 2010-07-19 2012-01-19 Thyssenkrupp Presta Ag Doppelritzel-Lenkgetriebe
CN102996736A (zh) * 2012-11-26 2013-03-27 上海龙腾机械制造有限公司 滚轴调节装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102010027553A1 (de) * 2010-07-19 2012-01-19 Thyssenkrupp Presta Ag Doppelritzel-Lenkgetriebe
DE102010027553B4 (de) * 2010-07-19 2015-05-28 Thyssenkrupp Presta Aktiengesellschaft Lenkgetriebe mit Doppelritzel
CN102996736A (zh) * 2012-11-26 2013-03-27 上海龙腾机械制造有限公司 滚轴调节装置

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