JP2003336509A - 電磁駆動弁 - Google Patents

電磁駆動弁

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JP2003336509A
JP2003336509A JP2002143256A JP2002143256A JP2003336509A JP 2003336509 A JP2003336509 A JP 2003336509A JP 2002143256 A JP2002143256 A JP 2002143256A JP 2002143256 A JP2002143256 A JP 2002143256A JP 2003336509 A JP2003336509 A JP 2003336509A
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lift
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Takashi Deo
隆志 出尾
Iwao Maeda
岩夫 前田
Yuichiro Hayase
雄一郎 早瀬
Takashi Kawasaki
高志 河崎
Kazuhiko Shiratani
和彦 白谷
Hisashi Kawai
寿 河合
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Toyota Motor Corp
Soken Inc
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Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクチュエータの温度を低温に保ち、近接配
置されたセンサアンプの熱破壊を防止することができる
電磁駆動弁を提供すること。 【解決手段】 電磁コイルへの通電によって弁体12が
駆動される電磁駆動弁において、弁体12のリフト位置
を検出するリフトセンサ(13,15)とこのリフトセ
ンサの出力を増幅するセンサアンプ18とを備え、セン
サアンプ18が搭載されリフトセンサ(13,15)と
センサアンプ18とを接続する配線が印刷されている配
線基板16が、電磁コイルを含むアクチュエータ17と
内燃機関のシリンダヘッド11との間に挟まれており、
配線基板16は、振動減衰機能および高熱伝導性を備え
た樹脂で形成されていることを特徴とする。この電磁駆
動弁によれば、アクチュエータ17で発生した熱が配線
基板16を経由してシリンダヘッド11に吸熱され、ア
クチュエータ17の温度が低く保持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関の吸気弁
または排気弁として用いられ、電磁コイルへの通電によ
って弁体が駆動される電磁駆動弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電磁駆動弁として、たとえば特
開2000−130124号公報に記載されたものがあ
る。
【0003】電磁駆動弁は弁体のリフト位置を検出する
リフトセンサを備え、リフトセンサの出力はセンサアン
プによって増幅されてから電磁駆動弁制御用の電子制御
装置(ECU)に与えられる。ECUはリフトセンサが
検出したリフト位置に応じて弁体の駆動手段である電磁
コイルに対する電流値を制御する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような電磁駆動弁
においては、高速でオンオフ切り換えされる大電流が電
磁コイルに供給されるため、電磁コイルでの発熱量が大
きく、電磁コイルを含むアクチュエータは高温になる。
一方、センサアンプは配線基板と共にリフトセンサとユ
ニット化することが組み立て容易性およびノイズ対策の
観点から望まれている。しかし、センサアンプをリフト
センサとユニット化すると、どうしてもセンサアンプを
アクチュエータの近傍に配置することになり、アクチュ
エータの熱がセンサアンプを破壊する等の悪影響を与え
てしまう。もちろん、センサアンプだけでなく、リフト
センサおよび電磁コイルを内蔵するアクチュエータ自身
も高温に晒されないようにする必要がある。
【0005】また、上記従来装置のリフトセンサ(変位
センサ)は、コイルを弁体の駆動軸と同軸に非接触で配
置し、駆動軸の上下移動に伴ってコイルのインダクタン
スが変化することを利用して、リフト変位量を検出する
ものである。この種のリフトセンサは、高周波電流の供
給を受けることによりリフト量の検出が可能となるた
め、高周波電流供給用の発振器を用意する必要があっ
た。そこで、発振器を必要としないリフトセンサが求め
られていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電磁駆動弁は、
このような課題を解決するためになされたものであり、
内燃機関の吸気弁または排気弁として用いられ、電磁コ
イルへの通電によって弁体が駆動される電磁駆動弁にお
いて、弁体のリフト位置を検出するリフトセンサとリフ
トセンサの出力を増幅するセンサアンプとを備え、セン
サアンプが搭載されリフトセンサとセンサアンプとを接
続する配線が印刷されている配線基板が、電磁コイルを
含むアクチュエータと内燃機関のシリンダヘッドとの間
に挟まれており、配線基板は、振動減衰機能および高熱
伝導性を備えた樹脂で形成されていることを特徴とす
る。
【0007】シリンダヘッドの温度は、内燃機関が稼働
中であっても冷却水によって70〜80℃以下に保たれ
ている。したがって、アクチュエータから発生する熱
は、高熱伝導性を備えた配線基板を経てシリンダヘッド
に吸収される。すなわち、シリンダヘッドがアクチュエ
ータのヒートシンクとして機能するためアクチュエータ
が低温に維持され、そのために、アクチュエータに隣接
配置されたセンサアンプが高温にさらされることがな
い。
【0008】また、アクチュエータからシリンダヘッド
へ伝達される振動が、配線基板において減衰される。
【0009】第2の発明の電磁駆動弁は、内燃機関の吸
気弁または排気弁として用いられ、電磁コイルへの通電
によって弁体が駆動される電磁駆動弁において、弁体の
リフト位置を検出するリフトセンサを備え、そのリフト
センサは、永久磁石と、永久磁石の近傍に配置されたホ
ール素子と、永久磁石と磁気的に連結し弁体の移動中心
軸方向に対してテーパのついた壁面を有する軟磁性材料
からなる第1検出体と、第1検出体の壁面と略平行な壁
面を有し弁体と一体となって上下に移動することにより
第1検出体の壁面との間隔が変化する軟磁性材料からな
る第2検出体とを備えたことを特徴とする。
【0010】永久磁石、ホール素子、第1検出体、およ
び第2検出体による磁路が形成される。一方、弁体の上
下移動に伴って、第1検出体の壁面と第2検出体の壁面
の間隔が変化する。この壁面間隔が大きくなると磁路を
通る磁束密度が小さくなり、逆に、壁面間隔が小さくな
ると磁束密度が大きくなる。このような磁束密度の変化
をホール素子で検出し、検出結果に基づいて弁体のリフ
ト位置を知ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態である
電磁駆動弁を示す構成図である。この電磁駆動弁は、2
弁一体型となっている。すなわち、2つの弁に対するそ
れぞれのアクチュエータが一つの筐体に収納された構造
となっている。
【0012】シリンダヘッド11に形成された吸気口ま
たは排気口には弁体12が設けられており、弁体12が
上下に移動することにより、吸気口または排気口を開閉
する。弁体12の上端には金属材料からなるリテーナ1
3が固定されており、リテーナ13とシリンダヘッド1
1との間にはスプリング14が設けられている。
【0013】リテーナ13はその上部が円筒形状となっ
ており、円筒形状部13aがコイル15内に非接触で挿
入されている。この円筒形状部13aとコイル15とに
よって、リフトセンサが構成されており、コイル15の
インダクタンスLが円筒形上部13aの挿入長さによっ
て変化することを利用して、弁体12のリフト位置検出
を行う。
【0014】つまり、円筒形状部13aの挿入長さが弁
体12の上下動によって変化するので、逆に、コイル1
5のインダクタンスLの変化から弁体12のリフト位置
を検出する。弁体12が閉じたときに挿入長さは最大と
なり、弁体12が全開のときに挿入長さは最小となる。
【0015】コイル15は、シリンダヘッド11と2弁
一体型アクチュエータ17との間に挟持された配線基板
16の下面に取り付けられている。
【0016】図2は配線基板16の形状を示す平面図で
ある。配線基板16の右端にはリフトセンサの検出出力
を増幅するセンサアンプ18が連結されており、配線基
板16の表面にはリフトセンサを構成するコイル15と
センサアンプ18とを接続する配線が印刷されている。
【0017】配線基板16には、シリコーン系樹脂にセ
ラミックス系高熱伝導体粒子を分散した材料が用いられ
ている。シリコーン系樹脂は、配線基板として一般的に
用いられるエポキシ系樹脂よりも熱伝導性が高く、しか
も柔軟性に富んでいる。このようなシリコーン系樹脂
に、アルミナあるいは窒化アルミといったセラミックス
系高熱伝導体粒子を分散させているので、熱伝導性はさ
らに高いものとなっている。したがって、配線基板16
は、振動減衰機能および高熱伝導性を備えた樹脂材料と
なっている。
【0018】図3は、図1に示す2弁一体型電磁駆動弁
のうちの一つについて、その内部構造を示した縦断面図
である。
【0019】弁体12は、上下に移動することにより、
シリンダヘッド11に設けられた吸気口又は排気口を開
閉する。弁体12から上方にのびる弁軸BSには、図1
では図示を省略したアーマチャシャフトAMが連結され
ている。また、リテーナ13も弁軸BSに固着されてお
り、弁軸BSと共に上下に移動する。リテーナ13は、
非磁性の高伝導材料、たとえば、銅やアルミニューム等
で形成されている。
【0020】アーマチャシャフトAMの中央部にはプラ
ンジャPLGが固着されており、このプランジャPLG
はアッパーコアACを含む上部電磁コイルとロアコアL
Cを含む下部電磁コイルとの間に配置されている。アッ
パーコアACおよびロアコアLCはシリンダヘッド11
に対して相対的に固定されており、上部電磁コイルと下
部電磁コイルのそれぞれの磁力による吸引力によりプラ
ンジャPLGが上下に移動する。このようなプランジャ
PLG、アッパーコアACを含む上部電磁コイル、およ
びロアコアLCを含む下部電磁コイルからなるアクチュ
エータは、各弁体12毎に設けられており、一つの筐体
に収められている。
【0021】アッパーコアACの上方およびロアコアL
Cの下方において、アーマチャシャフトAMには、それ
ぞれ上部リテーナRTおよび下部リテーナ13が固着さ
れている。
【0022】上部リテーナRTと鍔部Fとの間にはスプ
リングSpが介在しており、下部リテーナ13とシリン
ダヘッド11との間には上述したようにスプリング14
が介在している。スプリングSpおよびスプリング14
は、いずれも中立位置よりも伸びた場合には縮小側へ弾
性力が働き、縮小した場合には拡大側へ弾性力が働く。
スプリングSpおよびスプリング11が中立位置にある
ときに、弁体12は全開と全閉の中間に位置する。
【0023】なお、配線基板16はロアコアLCの下面
に接触している。
【0024】このように構成された電磁駆動弁は、上部
電磁コイルと下部電磁コイルのいずれにも通電がなされ
ていないときには弁体12が半開となっており、上部電
磁コイルに駆動電流が流れると、その吸引力によりプラ
ンジャPLGが上方に引き上げられ、弁体12が閉じ
る。逆に下部電磁コイルに駆動電流が流れると、その吸
引力によりプランジャPLGが下方に引き下げられ弁体
12が開く。
【0025】プランジャPLGの上下動に伴って、すな
わち弁体12の開閉に伴って、リテーナ13の円筒形状
部13aのコイル15に対する挿入長さが変化する。コ
イル15のインダクタンスは、円筒形状部13aの挿入
長さにより変化するため、インダクタンスの変化を知る
ことができれば、円筒形状部13aの挿入長さ、すなわ
ち、弁体12のリフト量を検出することができる。
【0026】リフトセンサで検出され、センサアンプ1
8で増幅されたリフト位置を示す信号は、図示省略した
制御装置にフィードバックされ、上部電磁コイルと下部
電磁コイルの電流制御に利用される。
【0027】図4は、本実施形態の2弁一体型アクチュ
エータ17の外観形状を示す俯瞰図である。アクチュエ
ータ17をその四隅において、ボルト20を用いてシリ
ンダヘッド11に配線基板16を介して締め付け固定す
る。なお、図4ではシリンダヘッド11および配線基板
16の図示は省略されている。
【0028】この実施形態の電磁駆動弁によれば、配線
基板16として振動減衰機能および高熱伝導性を備えた
樹脂が用いられているので、アクチュエータ17で発生
した熱は、冷却水によって70℃前後に維持されたシリ
ンダヘッドへ配線基板16を介して放熱される。したが
って、アクチュエータ17が高温になることを避けるこ
とができ、そのために、アクチュエータ17の近傍に配
置されたセンサアンプ18が高温に晒されることがな
い。
【0029】また、アクチュエータ17内のプランジャ
PLGが上下動する際に、アッパーコアACおよびロア
コアLCに衝突し、その際に衝撃振動が発生するが、配
線基板16が振動減衰機能を備えた樹脂でできているた
め、その振動は配線基板16で減衰されてシリンダヘッ
ド11に伝達されにくい。
【0030】なお、本実施形態の配線基板16には、シ
リコーン系樹脂にセラミックス系高熱伝導体粒子を分散
した材料を用いたが、シリコーン系樹脂のみでも振動減
衰機能および高熱伝導性を備えた樹脂として利用するこ
とができる。また、高熱伝導性のセラミックス基板上に
振動減衰機能をもった樹脂を積層したり、高熱伝導性の
セラミックス基板に複数の穴を穿設し、その穴に振動減
衰機能をもった樹脂を埋め込んだりしたものを用いても
よい。
【0031】つぎに、本発明の第2実施形態である電磁
駆動弁について説明する。図5は本実施形態の電磁駆動
弁の全体構成を示す構成図であり、図6はリフトセンサ
部分を示す破断斜視図である。
【0032】第1実施形態では、リフトセンサとしてコ
イルのインダクタンスの変化を利用したものを用いた
が、この実施形態ではホール素子、すなわち、磁界の強
さを電気信号に変換する機能を有する素子を利用してい
る。なお、第1実施形態と同一の要素には同一の符号を
付してその説明を省略する。
【0033】弁体12の上部には磁性材料からなるリテ
ーナ51が設けられており、リテーナ51は図示省略し
たアーマチャシャフトAMと共に弁体12と一体になっ
て上下動する。なお、利用可能な磁性材料の代表的なも
のとしては、鉄、ニッケル、S45C等がある。もちろ
ん、微弱な磁界で強く磁化する高透磁率材料(軟磁性材
料)、たとえば、けい素鋼、パーマロイ、フェライト等
でもよい。
【0034】リテーナ51の上側中央部は、外壁が円錐
台の筒形となっている。すなわち、リテーナ51の上部
外壁面51aは、弁体12の駆動中心軸に対してテーパ
がつけられている。
【0035】配線基板16の下面には、弁体12の駆動
中心軸を挟んで対向するように、2つの永久磁石54、
55が配置されている。一方の永久磁石54は上がS
極、下がN極になっており、他方の永久磁石55は上が
N極、下がS極になっている。
【0036】永久磁石54および55の下側には、軟磁
性材料からなる下がり壁56および57が設けられてお
り、それぞれの内側の壁面は、リテーナ51の上部外壁
面51aと平行となるようにテーパが付けられている。
したがって、弁体12の上下動に伴ってリテーナ51が
上下すると、リテーナ51の上部外壁面51aと下がり
壁56および57との間隔D1およびD2が変化する。
リテーナ51が上方に移動するにしたがってD1および
D2は小さくなる。
【0037】永久磁石54および55の上側には、磁路
を形成するための軟磁性部材58および59が設けられ
ており、軟磁性部材58および59との間にホール素子
53が設けられている。
【0038】このように構成されたリフトセンサ60
は、永久磁石54と55の間に磁路が形成される。すな
わち、永久磁石54のN極から出た磁束は、下がり壁5
6、間隔D1、リテーナ51、間隔D2、下がり壁5
7、永久磁石55、軟磁性部材59、ホール素子53、
軟磁性部材58を経て、永久磁石54のS極に戻る。
【0039】この磁路の磁束密度は、リテーナ51の上
部外壁面51aと下がり壁56および57との間隔D1
およびD2によって変化する。間隔D1およびD2が広
がると磁束密度は小さくなり、逆に、狭まると大きくな
る。ホール素子53は磁束密度に応じた電圧を出力する
素子であるから、間隔D1およびD2の値に応じた電圧
を出力する。したがって、ホール素子53の出力電圧か
ら、弁体12のリフト位置を知ることができる。
【0040】このように、本実施形態のリフトセンサ6
0は、永久磁石54、55と磁気的に連結し弁体12の
移動中心軸方向に対してテーパのついた壁面を有する軟
磁性材料からなる下がり壁56および57を第1検出体
として備え、第1検出体の壁面と略平行な壁面51aを
有し弁体12と一体となって上下に移動することにより
第1検出体の壁面との間隔D1、D2が変化する軟磁性
材料からなるリテーナ51を第2検出体として備えるこ
とにより、弁体12のリフト位置をホール素子53の出
力電圧から得ることができる。
【0041】ホール素子53の出力電圧は、配線基板1
6上に印刷された配線を経由してセンサアンプ52に与
えられて増幅される。
【0042】なお、本実施形態においても、配線基板1
6には振動減衰機能および高熱伝導性を備えた樹脂が用
いられているので、アクチュエータ17で発生した熱
は、冷却水によって70℃前後に維持されたシリンダヘ
ッド11へ配線基板16を介して放熱される。したがっ
て、アクチュエータ17が高温にならず、アクチュエー
タ17の近傍に配置されたセンサアンプ52が高温に晒
されることがない。また、アクチュエータ17内で発生
する衝撃振動が配線基板16で減衰されるためシリンダ
ヘッド11に伝達されにくい。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明の電磁駆動弁によ
れば、リフトセンサとセンサアンプとを接続する配線が
印刷されている配線基板が、電磁コイルを含むアクチュ
エータと内燃機関のシリンダヘッドとの間に挟まれてお
り、配線基板は、振動減衰機能および高熱伝導性を備え
た樹脂で形成されているので、アクチュエータで発生す
る熱は、配線基板を経て常時冷却されているシリンダヘ
ッドに吸収される。そのために、アクチュエータに隣接
配置されたセンサアンプが高温にさらされることがな
い。また、アクチュエータからシリンダヘッドへ伝達さ
れる振動が、配線基板において減衰される。
【0044】また、本発明の他の電磁駆動弁によれば、
永久磁石の近傍に配置されたホール素子と、永久磁石と
磁気的に連結しテーパのついた壁面を有する軟磁性材料
からなる第1検出体と、第1検出体の壁面と略平行な壁
面を有し弁体と一体となって上下に移動する第2検出体
とを備えることにより、弁体のリフト位置をホール素子
の出力電圧から得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である電磁駆動弁の構成を
示す一部破断側面図。
【図2】配線基板の平面形状を示す平面図。
【図3】2弁一体型電磁駆動弁のうちの一つについての
内部構造を示した縦断面図。
【図4】本実施形態の電磁駆動弁の外観を示す俯瞰図。
【図5】本発明の第2実施形態である電磁駆動弁の構成
を示す一部破断側面図。
【図6】そのリフトセンサ部を示す図。
【符号の説明】
11…シリンダヘッド、12…弁体、13,51…リテ
ーナ、14…スプリング、15…コイル、16…配線基
板、17…アクチュエータ、18,52…センサアン
プ、53…ホール素子、54,55…永久磁石、56,
57…下がり壁。
フロントページの続き (72)発明者 前田 岩夫 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 早瀬 雄一郎 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 河崎 高志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 白谷 和彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 河合 寿 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 Fターム(参考) 2F077 AA41 AA42 AA49 CC02 JJ08 VV11 VV31 3G018 AB09 AB16 CA12 DA41 GA02 GA17 GA24 3H065 AA01 BA01 BA07 BB16 BC13 CA01

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の吸気弁または排気弁として用
    いられ、電磁コイルへの通電によって弁体が駆動される
    電磁駆動弁において、 前記弁体のリフト位置を検出するリフトセンサと前記リ
    フトセンサの出力を増幅するセンサアンプとを備え、 前記センサアンプが搭載され前記リフトセンサと前記セ
    ンサアンプとを接続する配線が印刷されている配線基板
    が、前記電磁コイルを含むアクチュエータと前記内燃機
    関のシリンダヘッドとの間に挟まれており、 前記配線基板は、振動減衰機能および高熱伝導性を備え
    た樹脂で形成されていることを特徴とする電磁駆動弁。
  2. 【請求項2】 前記振動減衰機能および高熱伝導性を備
    えた樹脂は、シリコーン系樹脂であることを特徴とする
    請求項1に記載の電磁駆動弁。
  3. 【請求項3】 前記振動減衰機能および高熱伝導性を備
    えた樹脂は、シリコーン系樹脂にセラミックス系高熱伝
    導体粒子を分散したものであることを特徴とする請求項
    1に記載の電磁駆動弁。
  4. 【請求項4】 内燃機関の吸気弁または排気弁として用
    いられ、電磁コイルへの通電によって弁体が駆動される
    電磁駆動弁において、 前記弁体のリフト位置を検出するリフトセンサを備え、 前記リフトセンサは、 永久磁石と、 前記永久磁石の近傍に配置されたホール素子と、 前記永久磁石と磁気的に連結し前記弁体の移動中心軸方
    向に対してテーパのついた壁面を有する軟磁性材料から
    なる第1検出体と、 前記第1検出体の壁面と略平行な壁面を有し、前記弁体
    と一体となって上下に移動することにより前記第1検出
    体の壁面との間隔が変化する軟磁性材料からなる第2検
    出体とを備えたことを特徴とする電磁駆動弁。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010530940A (ja) * 2007-05-29 2010-09-16 メッツ カンパニー リミテッド デジタルガス弁用安全装置
WO2016194207A1 (ja) * 2015-06-04 2016-12-08 三菱電機株式会社 電磁アクチュエータ

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