JP2003335285A - 鞍乗型不整地走行四輪車 - Google Patents

鞍乗型不整地走行四輪車

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JP2003335285A
JP2003335285A JP2002144300A JP2002144300A JP2003335285A JP 2003335285 A JP2003335285 A JP 2003335285A JP 2002144300 A JP2002144300 A JP 2002144300A JP 2002144300 A JP2002144300 A JP 2002144300A JP 2003335285 A JP2003335285 A JP 2003335285A
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center
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Masahiro Hamamura
雅寛 浜村
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行風によってエンジンを効果的に冷却で
き、さらには、部品点数やコストを低減させられるとと
もに、軽量化,低コスト化を図ることができる鞍乗型不
整地走行四輪車を提供する。 【解決手段】 本発明は、エンジン12を支持するフレ
ーム中央部A1、クッションアームを介して前輪14,
14を支持するフレーム前部A2、及び鞍乗型シート1
8を支持するフレーム後部A3とにより車体フレームA
が構成されており、フレーム中央部A1は、タンクレー
ル19a,19aとロアフレーム20,20とを有し、
フレーム前部A2は、クッションアーム支持フレーム2
6,27と、フロントダウンフレーム19b,19b
と、センターダウンフレームCとで形成されているとと
もに、そのセンターダウンフレームC内に、エンジン1
2との間で潤滑オイルを循環させられるようにして貯留
するオイル貯留部B…を形成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、荒地や砂地等の不
整地を走行可能な鞍乗型不整地走行四輪車に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鞍乗型不整地走行四輪車として、
図8に示す構成からなるものがある。図8は、従来の鞍
乗型不整地走行四輪車の車体フレームの主要部を示す側
面図、図9は、その正面図、図10は、図8に包囲線I
で示す部分の拡大図である。
【0003】従来の鞍乗型不整地走行四輪車の車体フレ
ーム1は、エンジン2を支持するフレーム中央部1a
と、このフレーム中央部1aから前方に延出し、当該車
体フレーム1に対して上下揺動自在なクッションアーム
を介して前輪(いずれも図示しない)を支持するフレー
ム前部1bと、鞍乗型シートを支持する車体フレーム後
部(図示しない)とにより構成されている。
【0004】前記フレーム中央部1aは、エンジン2の
上方を前後方向(車体進行方向)に延びるタンクレール
1cと、当該エンジン2の下方を前後方向に延びるロア
フレーム1dとを有しているとともに、そのフレーム中
央部1aとフレーム前部1bとの境にセンターダウンフ
レーム3を配設したものである。
【0005】前記フレーム中央部1aの前部には、ラジ
エータ4と、エンジン2との間で循環させる潤滑オイル
を一時的に貯留するオイルタンク5とが、センターダウ
ンフレーム3に沿って上下に配設されているとともに、
当該フレーム中央部1aの後部、従ってまた、ラジエー
タ4とオイルタンク5の後側にエンジン2が配設されて
いる。なお、4aは、上記ラジエータ4の後側に配設し
たリザーバタンクである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の鞍乗型不整
地走行四輪車は、車体幅方向(車体進行方向αと直交す
る方向)に幅広な2つの前輪(図示しない)が配置され
ているので、車体フレーム1に搭載された上記エンジン
2の冷却は、それら2つの前輪の間を通過する走行風に
拠るところが大きい。
【0007】しかしながら、上記の構成では、エンジン
2の前側に配設されたオイルタンク5等によって走行風
が遮られて効果的な冷却を行うことができず、エンジン
2が過熱されやすく、耐久性の低下を招く虞がある。
【0008】また、上記オイルタンク5の車体フレーム
1への固定は、図10に示すように、フレームステー1
0に対し、ボルト6、ゴムブッシュ7、オイルタンク5
の鍔5aを保持するスペーサ8、ナット9及びワッシャ
11により取り付けているので、部品点数の増加ととも
にコスト高を招き、さらには、重量化の原因となってい
る。
【0009】ところで、実開昭56−124080号公
報には、燃料タンクの底面に凹部が形成され、その凹部
にオイルタンクを配設した構成のものが開示されてい
る。しかし、オイルタンクには、エンジン内の各部を循
環して高温になった潤滑オイルが一時的に貯留されるの
で、当該オイルタンク全体の温度が上昇して高温にな
る。
【0010】従って、高温になるオイルタンクを、上記
のように揮発性の高いガソリン燃料を貯留しておく燃料
タンクに隣接して配置するのは、蒸発燃料の発生を助長
し、環境上好ましいものではない。
【0011】また、燃料タンクに凹部を形成しているた
めに必然的にタンク容量の減少を招き、その分航続距離
を短くしてしまっているという欠点がある。
【0012】そこで本発明は、走行風によってエンジン
を効果的に冷却でき、さらには、部品点数やコストを低
減させられるとともに、軽量化,低コスト化を図ること
ができる鞍乗型不整地走行四輪車を提供しようとするも
のである。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は次の構成を有する。すなわち本発明は、車
体フレームにエンジンを搭載した車体の前後に、前後輪
を2つずつ配置した鞍乗型不整地走行四輪車において、
前記車体フレームは、エンジンを支持するフレーム中央
部と、そのフレーム中央部から前方に延出し、当該車体
フレームに対して上下揺動自在なクッションアームを介
して前輪を支持するフレーム前部と、鞍乗型シートを支
持する車体フレーム後部とにより構成されており、前記
フレーム中央部は、エンジンの上方を前後方向に延びる
タンクレールとエンジンの下方を前後方向に延びるロア
フレームとを有し、前記フレーム前部は、ロアフレーム
の前部をエンジンの下方からさらに前方に延出したクッ
ションアーム支持フレームと、前記タンクレールの前端
部からさらに前下方へ延出しクッションアーム支持フレ
ームの前端部と連結されかつ上端部近傍にフロントクッ
ションユニット取付け部を設けたフロントダウンフレー
ムと、このフロントダウンフレームのフロントクッショ
ンユニット取付け部の近傍とクッションアーム支持フレ
ームの後端部を連結するセンターダウンフレームとで形
成されているとともに、そのセンターダウンフレーム内
に、エンジンとの間で潤滑オイルを循環させられるよう
にして貯留するオイル貯留部を形成した構成になってい
る。
【0014】上記においては、前記センターダウンフレ
ームを、車体幅方向で互いに離間して配設された一対の
ダウンパイプと、このダウンパイプに、これらの上下方
向で互いに離間して連結されたブリッジパイプとで形成
することができる。
【0015】また、各ダウンパイプ内に形成されたオイ
ル貯留部をブリッジパイプで連通した構成が好適であ
る。
【0016】さらに、前記ブリッジパイプのうち、上側
のブリッジパイプは、貯留する潤滑オイルの油面高さよ
りも高い位置に配設するとよい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の
一実施形態に係る鞍乗型不整地走行四輪車の全体構成を
示す側面図、図2はその鞍乗型不整地走行四輪車の全体
構成を示す平面図、図3は、車体の主要部を示す部分側
面図、図4は、その正面図、図5は、その車体の斜視
図、図6は、センターダウンフレームの構成を示す断面
図、図7は、下側のブリッジパイプの部分拡大断面図で
ある。
【0018】本発明の一実施形態に係る鞍乗型不整地走
行四輪車は、車体フレームAにドライサンプ方式のエン
ジン12を搭載した車体13の前後に、前後輪14,1
4、15,15を配置した所謂後輪駆動の四輪バギーで
あり、その詳細な構成は次のとおりである。
【0019】車体フレームAはエンジン12を支持する
とともに、上下に揺動自在なリアスイングアーム16,
16(一方は図示しない)を介して上記後輪15,15
を支持するフレーム中央部A1と、このフレーム中央部
A1から前方に延出し、上下に揺動自在なクッションア
ーム17,17を介して前輪14,14を支持するフレ
ーム前部A2と、鞍乗型シート18を支持するフレーム
後部A3とにより構成されており、それら各部の詳細は
次のとおりである。なお、Gは路面である。
【0020】フレーム中央部A1は、車体進行方向αに
直交する車体幅方向で所要の間隔にしたほぼ水平な一対
のタンクレール19a,19aと、後端部から前端部に
向けて幅狭となる平面視ハ字形にしたロアフレーム2
0,20と、それらタンクレール19a,19aとロア
フレーム20,20の後端部間に連結した、側面視左右
逆向きく字形のボディフレーム21,21とを有して構
成されている。
【0021】なお、タンクレール19a,19aの中間
部間、ボディフレーム21,21の上端部間及びロアフ
レーム20,20の後端部間には、連結パイプ22、2
3及び24が横架されており、それらのうちの連結パイ
プ22には、上部ステアリング軸支持部25が突設され
ている。
【0022】フレーム前部A2は、フロントダウンフレ
ーム19b,19b、下側クッションアーム支持フレー
ム26,26、センターダウンフレームC、及び上側ク
ッションアーム支持フレーム27,27とを有して構成
されている。
【0023】フロントダウンフレーム19b,19b
は、上記タンクレール19a,19aの前端部に連成さ
れ、かつ、前下方に傾斜延出されている。
【0024】下側クッションアーム支持フレーム26,
26は、ロアフレーム20,20の先端部から前上方に
向けて傾斜延出されており、これの車体幅方向外側方に
クッションアーム取付けブラケット28,28が所要の
間隔をもって固定されている。
【0025】センターダウンフレームCは、これの内部
に、エンジン12との間で潤滑オイルを循環させられる
ようにして貯留するオイル貯留部B…を形成したもので
あり、フロントダウンフレーム19b,19bのフロン
トクッションユニット取付け部29の近傍と、下側クッ
ションアーム支持フレーム26,26の後端部とに連結
されている。
【0026】このセンターダウンフレームCは、車体幅
方向で互いに離間して配設された一対のダウンパイプ3
0,30に、これらの上下方向で互いに離間してブリッ
ジパイプ31,32を連結して形成されている。
【0027】ブリッジパイプ31,32のうち、下側の
ブリッジパイプ32は、これの両端部をロアフレーム2
0,20にほぼ水平にして連結されているとともに、こ
れの中央部分には、車体進行方向α後側に、換言する
と、正面視においてブリッジパイプ32に重なる位置に
ドレン口33とオイルホース取付け口34とを互いに所
要の間隔で後向きに突設している。
【0028】ドレン口33は、ブリッジパイプ32の周
壁であって車体進行方向α後側部分に開設した貫通孔3
2aに、ナット部材35を溶接等により固定したもので
ある。なお、36はドレンボルト、37はワッシャであ
る。
【0029】オイルホース取付け口34は、ブリッジパ
イプ32の周壁であって車体進行方向α後側部分に開設
した貫通孔32bに、円形孔38aを中心に貫設したブ
ラケット取付け部材38を溶接等により固定したもので
ある。ブラケット取付け部材38のホース取付け面38
bには、円形孔38aを中心とするOリング挿入溝38
cが円形に凹設されている。なお、39はOリングであ
る。
【0030】オイルホース40の取付け端部には、ブラ
ケット取付け部材38と同形のフランジ40aが形成さ
れており、そのフランジ40aのブラケット取付け部材
38との当接面40bに、Oリング挿入溝38cと同じ
形状のOリング挿入溝40cが凹設されている。
【0031】オイルホース40は、ブリッジパイプ32
の周壁後側部分に沿うようにして車体幅方向に導出され
た後、ロアフレーム20に沿うように後側に向けて折曲
されている。
【0032】すなわち、本実施形態においては、ドレン
口33とオイルホース取付け口38とがブリッジパイプ
32の下縁よりも下方に突出させないようにして、例え
ば不整地を走行する際、ドレン口38とオイルホース取
付け口38とが、路面の岩や切株等に衝突することがな
いようにしている。
【0033】また、オイルホース40を、ブリッジパイ
プ32の後側周壁部分に沿うようにして車体幅方向に導
出させた後、ロアフレーム20に沿うように後側に向け
て折曲することにより、当該オイルホース40自体も、
ブリッジパイプ32の下縁よりも下方に突出させないよ
うにして、走行に伴う損傷を受けないようにしている。
【0034】ダウンパイプ30,30は、これらの上端
部をタンクレール19a,19aの前端部近傍に連結さ
れ、かつ、下端部を下側のブリッジパイプ32の両端部
近傍に連結されることにより、上下逆向きハ字形になっ
ている。また、ダウンパイプ30,30のうちの一側方
のものには、それの上端部近傍に、潤滑オイルの給油口
30aが、車体幅方向外方に突出しかつやや上向きにし
て形成されている。なお、41はオイルフィラーキャッ
プである。
【0035】上側のブリッジパイプ31は、これの両端
部をダウンパイプ30,30の上端部近傍にほぼ水平に
して連結されているとともに、当該ブリッジパイプ31
の連結端部に対向するダウンパイプ30,30の周壁内
側部分に、連通孔30b,30bが形成されている。こ
れにより、ダウンパイプ30,30とブリッジパイプ3
1とは、連通孔30b,30bを介して潤滑オイルが流
通する。
【0036】また、ブリッジパイプ31は、本実施形態
においては、当該センターダウンフレームCに貯留され
る潤滑オイル容量を勘案して、貯留する潤滑オイルの油
面高さよりも高い位置に配設している。なお、31a
は、エンジン12から送出される潤滑オイルを当該ブリ
ッジパイプ31内に導入するオイル導入孔であり、ま
た、42はオイルホースである。
【0037】さらに、ダウンパイプ30,30の連結端
部に対向するブリッジパイプ32の周壁上側部分にも、
連通孔32c,32cが形成されている。
【0038】すなわち、上側のブリッジパイプ31とダ
ウンパイプ30,30、及びそれらダウンパイプ30,
30と下側ブリッジパイプ32の各連結端部に、連通孔
30b,30b、32c,32cが形成されていること
により、センターダウンフレームC全体が一体のタンク
貯留部になっている。
【0039】ところで、前記上側クッションアーム支持
フレーム27,27は、フロントダウンフレーム19
b,19bの先端部近傍とセンターダウンフレームCの
ダウンパイプ30,30の下端部近傍とに前後端部を連
結するとともに、クッションアーム取付けブラケット4
3,43が配設されたものであり、下側クッションアー
ム支持フレーム26,26とほぼ平行にして連結されて
いる。
【0040】なお、下側クッションアーム支持フレーム
26,26の前端部間、フロントダウンフレーム19
b,19bの先端部近傍間及び当該フロントダウンフレ
ーム19b,19bの基端部間には、連結パイプ44,
45、フロントクッションユニット取付け部材29が横
設されている。
【0041】クッションアーム取付けブラケット28,
28、43,43には、クッションアーム17をなすフ
ロントサスアームアッパー46とフロントサスアームロ
ア47の基部が上下揺動自在に枢支されている。これら
フロントサスアームアッパー46とフロントサスアーム
ロア47の前端にはナックルアーム(図示しない)が揺
動自在に枢支され、そのナックルアームの中央部の前輪
軸48に前輪14が軸支されている。
【0042】前輪14,14は、タイロッドを備えたス
テアリング機構(図示しない)を介してステアリングシ
ャフト49に連結され、このステアリングシャフト49
の上端にはステアリングハンドル50が一体的に装着さ
れており、そのステアリングハンドル50を左右に旋回
することにより前輪14,14を左右に操舵するように
なっている。
【0043】フレーム後部A3は、ボディフレーム2
1,21の上端部近傍と当該ボディフレーム21,21
の下端部近傍に、開放端部を連結した側面視略横V字形
のものである。
【0044】センターダウンフレームCの上半部には、
ラジエータ51が取り付けられているとともに、これの
後面側には、リザーバタンク52が配設され、また、フ
レーム中央部A1の後部、換言すると、ラジエータ51
の後側にはエンジン12が搭載されている。なお、53
はラジエータカバーである。すなわち、本実施形態で
は、センターダウンフレームCの下半部には、何らの部
品も配設されておらず、従って、走行風がエンジン12
に直接当たるようになっている。
【0045】ところで、上記フレーム中央部A1の後部
であって、上記エンジン12後方でフレーム後部A2の
下側後方には、リアスイングアーム16,16がボディ
フレーム21,21の下側後部に設けられたピボット5
3を中心として上下揺動自在になっており、また、フレ
ーム後部A2との間に装架されたリアサスペンション
(図示しない)によって緩衝されるようになっている。
【0046】リアスイングアーム16,16の後端には
後輪15,15が回動自在に軸支されており、その後輪
15,15のハブに固定されたドリブンチェーンスプロ
ケットと、前記エンジン12側のドライブチェーンスプ
ロケット(いずれも図示しない)との間にチェーン54
が張架されている。
【0047】前記エンジン12の上方でかつ鞍乗型シー
ト18の前方であって、ステアリングハンドル50の車
体進行方向α後側には、燃料タンク55が配置されてい
る。
【0048】56は車体カバーであり、それは、車体1
3を覆うメインカバー56aの前後に、フロントフェン
ダ56b,56bとリアフェンダ56c,56cとを形
成したものである。なお、57,57は運転者の足を載
せるためのステップである。
【0049】
【発明の効果】請求項1〜4記載の発明によれば、次の
各効果を得ることができる。センターダウンフレーム内
に、潤滑オイルを貯留するオイル貯留部を形成している
ので、従来のようなオイルタンクを設ける必要がなく、
そのオイルタンク自体や、これを固定するための部品を
必要としない。従って、部品点数の低減や軽量化を図る
ことができるとともに、レイアウトを簡素化することが
できる。
【0050】従来のように、エンジンの前方にオイルタ
ンクを配置する必要がないので、当該エンジンに走行風
が直接当たるようになり、良好な冷却効果を得ることが
できる。
【0051】オイル貯留部を形成するセンターダウンフ
レームの前方に、フレーム前部が配設されているので、
走行路面から突出している岩や切り株等の障害物からオ
イル貯留部を保護することができる。
【0052】請求項1〜4記載の発明で得られる上記共
通の効果に加え、各請求項記載の発明によれば次の効果
を得ることができる。請求項2記載の発明によれば、セ
ンターダウンフレームが、車体幅方向で互いに離間して
配設された一対のダウンパイプと、このダウンパイプ
に、これらの上下方向で互いに離間して連結されたブリ
ッジパイプとで形成されているので、剛性を保たせやす
い。
【0053】請求項3記載の発明によれば、各ダウンパ
イプ内に形成されたオイル貯留部がブリッジパイプで連
通されているので、潤滑オイルの貯留容積を大きくする
ことができる。
【0054】請求項4記載の発明によれば、ブリッジパ
イプのうち、上側のブリッジパイプは、貯留する潤滑オ
イルの油面高さよりも高い位置に配設されているので、
潤滑オイルがエンジンに逆流しにくくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る鞍乗型不整地走行四
輪車の全体構成を示す側面図である。
【図2】同上の鞍乗型不整地走行四輪車の全体構成を示
す平面図である。
【図3】車体の主要部を示す部分側面図である。
【図4】その車体の正面図である。
【図5】その車体の斜視図である。
【図6】センターダウンフレームの構成を示す断面図で
ある。
【図7】下側のブリッジパイプの部分拡大断面図であ
る。
【図8】従来の鞍乗型不整地走行四輪車の車体フレーム
の主要部を示す側面図である。
【図9】同上の正面図である。
【図10】図8に包囲線Iで示す部分を後側から見た拡
大図である。
【符号の説明】
12 エンジン 13 車体 14 前輪 15 後輪 17 クッションアーム 18 鞍乗型シート 19a タンクレール 19b フロントダウンフレーム 20 ロアフレーム 26,27 クッションアーム支持フレーム 28,43 フロントクッションユニット取付け部 30 ダウンパイプ 31,32 ブリッジパイプ A 車体フレーム A1 フレーム中央部 A2 フレーム前部 A3 フレーム後部 B オイル貯留部 C センターダウンフレーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体フレームにエンジンを搭載した車体
    の前後に、前後輪を2つずつ配置した鞍乗型不整地走行
    四輪車において、 前記車体フレームは、エンジンを支持するフレーム中央
    部と、そのフレーム中央部から前方に延出し、当該車体
    フレームに対して上下揺動自在なクッションアームを介
    して前輪を支持するフレーム前部と、鞍乗型シートを支
    持するフレーム後部とにより構成されており、 前記フレーム中央部は、エンジンの上方を前後方向に延
    びるタンクレールとエンジンの下方を前後方向に延びる
    ロアフレームとを有し、 前記フレーム前部は、ロアフレームの前部をエンジンの
    下方からさらに前方に延出したクッションアーム支持フ
    レームと、前記タンクレールの前端部からさらに前下方
    へ延出しクッションアーム支持フレームの前端部と連結
    されかつ上端部近傍にフロントクッションユニット取付
    け部を設けたフロントダウンフレームと、このフロント
    ダウンフレームのフロントクッションユニット取付け部
    の近傍とクッションアーム支持フレームの後端部を連結
    するセンターダウンフレームとで形成されているととも
    に、 そのセンターダウンフレーム内に、エンジンとの間で潤
    滑オイルを循環させられるようにして貯留するオイル貯
    留部を形成していることを特徴とする鞍乗型不整地走行
    四輪車。
  2. 【請求項2】 前記センターダウンフレームは、車体幅
    方向で互いに離間して配設された一対のダウンパイプ
    と、このダウンパイプに、これらの上下方向で互いに離
    間して連結されたブリッジパイプとで形成されているこ
    とを特徴とする請求項1記載の鞍乗型不整地走行四輪
    車。
  3. 【請求項3】 各ダウンパイプ内に形成されたオイル貯
    留部がブリッジパイプで連通されていることを特徴とす
    る請求項2記載の鞍乗型不整地走行四輪車。
  4. 【請求項4】 前記ブリッジパイプのうち、上側のブリ
    ッジパイプは、貯留する潤滑オイルの油面高さよりも高
    い位置に配設されていることを特徴とする請求項2又は
    3記載の鞍乗型不整地走行四輪車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006062440A (ja) * 2004-08-25 2006-03-09 Suzuki Motor Corp 鞍乗型四輪車両

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