JP2003334894A - 親水性シート - Google Patents
親水性シートInfo
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- JP2003334894A JP2003334894A JP2002148880A JP2002148880A JP2003334894A JP 2003334894 A JP2003334894 A JP 2003334894A JP 2002148880 A JP2002148880 A JP 2002148880A JP 2002148880 A JP2002148880 A JP 2002148880A JP 2003334894 A JP2003334894 A JP 2003334894A
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Abstract
形成することができ、屋外においても親水性が持続し
て、表面の汚れが雨水などによって洗い流されやすくな
り、良好なセルフクリーニング性を長期にわたって示す
汚染されにくい親水性部材、さらには、装飾性、意匠性
又は、熱線反射機能を持つ親水性部材に使用する親水性
シートを提供すること。 【解決手段】 基材の片面に、親水性樹脂層が積層さ
れ、基材の反対面に、粘着剤層、離型シートがこの順
に、積層されてなる親水性シート。基材の片面に、親水
性樹脂層が積層され、基材の反対面に、有色層、粘着剤
層、離型シートがこの順に、積層されてなる親水性シー
ト。基材の片面に、親水性樹脂層が積層され、基材の反
対面に、熱線反射層、粘着剤層、離型シートがこの順
に、積層されてなる親水性シート。
Description
し、更に詳しくは、セルフクリーニング(自浄)性の要
求される屋外用途部材に使用されるに有用な親水性シー
トに関するものである。
高速道路用防音壁、屋外テラス、温室用屋根、サンルー
フ、カーポート、壁材、一般構造建築物等の外壁用部
材、車のウインド、リアガラス、窓ガラス、乗物用風防
ガラス等があるが、環境汚染に伴い、これらの屋外用途
部材の表面の汚れが問題となっている。即ち、大気中に
浮遊する煤塵や粒子は、晴天には、これらの屋外用途部
材の表面に堆積したり、静電的に付着して屋外用途部材
を汚染する。そして、このような煤塵や粒子の堆積物や
付着物は、雨水により流され、屋外用途部材の表面を流
下する為に、屋外用途部材の表面が乾燥すると、雨水の
道筋に沿って汚染物質が付着してできた縞状の汚れが現
れるという問題もある。
題を少しでも解決しようとする親水化被覆フィルムが知
られている(特開平11−35714号公報)。この親
水化被覆フィルムは、プラスチックフィルムに、親水性
被膜層を形成したものであり、より具体的には、プラス
チックフィルム上に、反応硬化型樹脂組成物の樹脂固形
分100重量部に対して、アルキルシリケ−ト及び/又
はその低縮合物を0.5〜50重量部、配合してなる被
覆用組成物を塗布した後、その被膜表面を酸で処理し、
水洗した構成からなる親水化被覆フィルムである。そし
て、上記の親水化被覆フィルム(プラスチックフィルム
に、親水性被膜層を形成したもの)を適当な基体に、ラ
ミネ−トするなどの方法を用いて積層して、外装建材用
途などの屋外用途に供すると、親水性被膜層により、汚
れが雨水などによって洗い流されやすくなり、良好な耐
暴露汚染性を示すとされている。
覆フィルムを、Tダイ押し出し機から溶融押し出しした
樹脂シートとラミネートさせ、親水性部材を製造しよう
とする場合、実際には、次のような問題点がある。即
ち、親水化被覆フィルムの基材フィルムであるプラスチ
ックフィルム(特にアクリルフィルム)が、ラミネート
ロール等による張力や、ラミネート時の高い熱の影響を
受けて、延びてしまい、一方、親水性被膜層は、比較的
延びにくい為に、親水性被膜層にクラック等が入り、親
水性能が損なわれるという問題点があるものである。ま
た、上記親水化被覆フィルムや親水性部材には、色がつ
いていないので、装飾性、意匠性に欠けたり、熱線反射
機能も持たないという問題点もあるものである。
い親水性樹脂層を有し、屋外においても親水性が持続し
て、部材表面の汚れが雨水などによって洗い流されやす
くなり、良好なセルフクリーニング性を長期にわたって
示す汚染されにくい親水性部材に使用される親水性シー
トを提供することである。また、良好なセルフクリーニ
ング性を長期にわたって示すことに加え、色がついてい
て、装飾性、意匠性、熱線反射機能を有する親水性部材
に使用される親水性シートを提供することである。
決すべく鋭意検討した結果、基材の片面に、親水性樹脂
層が積層され、基材の反対面に、粘着剤層、離型シート
がこの順に、積層されてなる親水性シートが有効である
ことを見出し、本発明を完成するに至った。
層が積層され、基材の反対面に、粘着剤層、離型シート
がこの順に、積層されてなる親水性シートに関するもの
である。第2の発明は、基材の片面に、親水性樹脂層が
積層され、基材の反対面に、有色層、粘着剤層、離型シ
ートがこの順に、積層されてなる親水性シートに関する
ものである。第3の発明は、基材の片面に、親水性樹脂
層が積層され、基材の反対面に、熱線反射層、粘着剤
層、離型シートがこの順に、積層されてなる親水性シー
トに関するものである。
面も参照しながら、発明の実施の形態について説明す
る。
について、図1を用いて説明する。図1は、親水性シー
トの層構成の一例を示した断面図である。まず、基材2
に、親水性樹脂組成物を塗布(コーティング)し、親水
性樹脂層1を形成する。さらに、この親水性樹脂層1と
は、反対側の基材2上に、粘着剤を塗布(コーティン
グ)し、粘着剤層3を形成し、ドライラミネート方式に
より、離型シート4と貼り合わせ、図1にも示すような
親水性シート5を製造する。
法について、図2を用いて説明する。図2は、親水性シ
ートの層構成を示した断面図である。図2において、基
材2に、親水性樹脂組成物を塗布(コーティング)し、
親水性樹脂層1を形成する。そして、この親水性樹脂層
1とは、反対側の基材2上に、インキをベタで塗布(印
刷、コーティング)し、有色層6を形成した。上記有色
層6上に、粘着剤を塗布(コーティング)して形成させ
た粘着剤層3を、ドライラミネート方式により、離型シ
ート4と貼り合わせ、親水性シート7を製造する。
いて、図3を用いて説明する。図3は、親水性シートの
層構成を示した断面図である。図3において、基材2
に、親水性樹脂組成物を塗布(コーティング)し、親水
性樹脂層1を形成する。そして、この親水性樹脂層1と
は、反対側の基材2上に、インキをパターンで塗布(印
刷、コーティング)し、有色層8を形成する。上記有色
層8上に、粘着剤を塗布(コーティング)して形成させ
た粘着剤層3を、ドライラミネート方式により、離型シ
ート4と貼り合わせ、親水性シート9を製造する。
て、図4を用いて説明する。図4は、親水性シートの層
構成を示した断面図である。図4において、基材2に、
親水性樹脂組成物を塗布(コーティング)し、親水性樹
脂層1を形成する。次に、この親水性樹脂層1とは、反
対側の基材2上に、金属等を蒸着して、熱線反射層10
を形成する。この熱線反射層10上に、粘着剤を塗布
(コーティング)して形成させた粘着剤層3を、ドライ
ラミネート方式により、離型シート4と貼り合わせ、親
水性シート11を製造する。
塗布(塗工)する場合、グラビアコーター、ロールコー
ター(サイズプレス、ゲートロールコーター等)、バー
コーター、エアナイフコーター、ブレードコーター等の
塗工機を使用できる。塗工量は、乾燥後の重量として、
通常0.01〜100g/m2、好ましくは、0.1〜
50g/m2である。乾燥は、熱風加熱等によって行わ
れる。この乾燥温度は、ドライヤーの種類によって種々
変化するがドライヤー内部の温度は、通常50〜200
℃、好ましくは70〜150℃である。これらの塗工機
で、親水性樹脂組成物や粘着剤を塗布した場合、膜厚
は、塗工機によって異なるが、通常0.01〜100μ
mであり、好ましくは、0.1〜50μmである。
9、11を使用して、親水性部材を製造する方法につい
て、説明する。親水性シート5、7、9、11の離型シ
ート4を剥がしたものの粘着剤層3面を、基体(プラス
チック等の基材)の片面或いは両面に、貼り合わせて、
親水性部材を製造する。
は、良好な親水性を有しており、6ヶ月〜1年に及ぶ屋
外暴露でのセルフクリーニング性も良好であることが好
ましい。具体的には、親水性部材の表面は、親水性樹脂
層2により、帯電しにくいので、煤塵が静電付着しにく
い。泥や土のような無機物質の水との接触角は、20゜
から50゜であるので、水との接触角が約25゜以下に
なる程度に親水化された表面には、泥や土のような無機
塵埃は付着しにくい。降雨の際には、親水化された表面
では、雨水は、一様な水膜を形成しながら流下し、従っ
て雨筋が生じないので、雨筋による汚れが発生すること
がない。更に、親水化された表面の水に対する親和力
は、燃焼生成物のような疎水性物質に対する親和力より
も大きいので、親水性部材の表面に付着した汚れは、雨
水により表面から解放され、降雨の都度雨水によって洗
い流され、セルフクリーニングされるのである。だか
ら、本発明の親水性シートを使用して、製造する親水性
部材の表面は、汚染されにくいという利点がある。
被膜面と水との接触角の測定法について、説明する。 初期の水接触角:出来上がった親水性部材を温度20
℃、湿度60%RHの室内に約1時間放置した後、親水
性樹脂層1の被膜面に、0.03ccの脱イオン水の水
滴を形成し、水滴の接触角を協和化学(株)製、コンタ
クトアングルメータCA−X150型にて測定する。接
触角が小さくなると親水性が強くなる。6ヶ月〜1年後
の水接触角:6ヶ月〜1年後の親水性部材を温度20
℃、湿度60%RHの室内に約1時間放置した後、親水
性樹脂層1の被膜面に、0.03ccの脱イオン水の水
滴を形成し、水滴の接触角を協和化学(株)製、コンタ
クトアングルメータCA−X150型にて測定する。
て、プラスチック等の基材からなる基体の両面に、親水
性シートを貼れば良い。しかし、親水性が片面だけ必要
な用途の場合には、プラスチック等の基材からなる基体
の片面だけに、親水性シートを貼れば良い。
1や上記親水性部材の各構成材料について、説明する。
基材2としては、プラスチックフィルム又はプラスチッ
クシートを通常使用する。厚さは、1μm〜500μ
m、好ましくは、20μm〜200μmのものを使用す
る。上記のプラスチックのフィルム又はプラスチックシ
ートを構成するプラスチックとしては、次に例示するよ
うな各種のものが挙げられる。即ち、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重
合体、エチレン−プロピレン−ブテン共重合体、ポリメ
チルペンテン、オレフィン系熱可塑性エラストマー等の
ポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニ
リデン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン
−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−ビニルアルコール
共重合体等のビニル重合体系樹脂、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレン
ナフタレート、エチレン−テレフタレート−イソフタレ
ート共重合体、ポリエステル系熱可塑性エラストマー等
の熱可塑性ポリエステル系樹脂、ポリ(メタ)クリル酸
メチル、ポリ(メタ)クリル酸エチル、ポリ(メタ)ア
クリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸メチル−スチレン
共重合体、(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリ
ル酸ブチル共重合体等のアクリル樹脂(但し、(メタ)
アクリル酸とはアクリル酸又はメタクリル酸の意味で用
いる)、ナイロン6又はナイロン66等で代表されるポ
リアミド樹脂、三酢酸セルロース樹脂、セロファン等セ
ルロース(繊維素)系樹脂、ポリスチレン、アクリロニ
トリル−スチレン共重合体、アクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン共重合体(ABS樹脂)等のスチレン系樹
脂、ポリカーボネート樹脂等である。
レンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポ
リエチレンナフタレート、エチレン−テレフタレート−
イソフタレート共重合体、ポリカーボネート等が好まし
い。
成物としては、水酸基含有樹脂と架橋剤(樹脂に対し
て、5〜30重量%)を溶剤(樹脂に対して、50〜9
9重量%)に溶かし、混練したものが使用される。
ポリビニルアルコール樹脂、アクリル樹脂、ポリエステ
ル樹脂、フッ素樹脂、シリコ−ン樹脂などを挙げること
ができる。ポリエステル樹脂は、オイルフリーポリエス
テル樹脂、油変性アルキド樹脂、ウレタン変性ポリエス
テル樹脂、ウレタン変性アルキド樹脂などのいずれであ
ってもよい。該水酸基含有樹脂は、数平均分子量が40
0〜100,000、水酸基価が2〜200mgKOH
/gの範囲であることが好ましい。
シエチル(メタ)アクリレ−ト、ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレ−ト等の水酸基含有モノマ−と、スチ
レンや(メタ)アクリル酸のアルキルエステル等の他の
モノマ−との共重合体などが使用できる。
及びポリイソシアネート化合物などが挙げられ、特にポ
リイソシアネート化合物が好適である。該ポリイソシア
ネート化合物は、フリーのイソシアネート基を有するポ
リイソシアネート化合物であっても、イソシアネート基
をブロック化剤によってブロック化したものであっても
よい。
ト化合物としては、例えばヘキサメチレンジイソシアネ
ートもしくは、トリメチルヘキサメチレンジイソシアネ
ートの如き脂肪族ジイソシアネート類;水素添加キシリ
レンジイソシアネートもしくは、イソホロンジイソシア
ネートの如き環状脂肪族ジイソシアネート類;トリレン
ジイソシアネートもしくは、4,4′−ジフェニルメタ
ンジイソシアネートの如き芳香族ジイソシアネート類の
如き有機ジイソシアネートそれ自体、または、これらの
各有機ジイソシアネートと多価アルコール、低分子量ポ
リエステル樹脂もしくは、水等との付加物、あるいは、
上記した如き各有機ジイソシアネート同志の環化重合
体、更には、イソシアネート・ビウレット体等が挙げら
れる。
化剤としては、例えばフェノール系、ラクタム系、アル
コール系、オキシム系、活性メチレン系などのブロック
化剤を使用することができる。
常使用されるものが使用でき、具体例としては、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノ
ン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸
ブチル、酢酸アミルなどの酢酸エステル類、メチルアル
コール、エチルアルコール、イソプロピルアルコールな
どのアルコール類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
ジイソプロピルエーテルなどのエーテル類、水およびこ
れらの2種以上の混合物が挙げられる。
成分(80重量部〜99.7重量部)であるアルコール
と0.2〜19重量部の親水性樹脂と0.2〜0.4重
量部の4官能のシランカップリング剤と0.2〜0.4
重量部の3官能のシランカップリング剤とを混練してで
きたものも使用できる。
ルコール、エチルアルコール、nープロピルアルコー
ル、i−プロピルアルコール、n−ブチルアルコール、
i−ブチルアルコール、2−エチルブタノール、2−エ
チルヘキサノ−ル等が挙げられる。
含有樹脂の他、アミノ基(NH2基)含有樹脂、アクリ
ロニトリルのようなシアノ基(CN基)含有樹脂など親
水性を示す官能基を分子中に含む樹脂が好ましい。
は、アミノ樹脂がある。アミノ樹脂としては、メラミ
ン、尿素、ベンゾグアナミン、アセトグアナミン、ステ
ログアナミン、スピログアナミン、ジシアンジアミド等
のアミノ成分とアルデヒドの反応によって得られるメチ
ロール化アミノ樹脂が挙げられる。アルデヒドとして
は、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、アセト
アルデヒド、ベンツアルデヒドなどがある。
ルシラン、メチルトリブロムシラン、メチルトリメトキ
シシラン、メチルトリエトキシシラン、メチルトリイソ
プロポキシシラン、メチルトリt−ブトキシシラン;エ
チルトリクロルシラン、エチルトリブロムシラン、エチ
ルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン、エ
チルトリイソプロポキシシラン、エチルトリt−ブトキ
シシラン;n−プロピルトリクロルシラン、n−プロピ
ルトリブロムシラン、n−プロピルトリメトキシシラ
ン、n−プロピルトリエトキシシラン、n−プロピルト
リイソプロポキシシラン、n−プロピルトリt−ブトキ
シシラン;n−ヘキシルトリクロルシラン、n−ヘキシ
ルトリブロムシラン、n−ヘキシルトリメトキシシラ
ン、n−ヘキシルトリエトキシシラン、n−ヘキシルト
リイソプロポキシシラン、n−ヘキシルトリt−ブトキ
シシラン;n−デシルトリクロルシラン、n−デシルト
リブロムシラン、n−デシルトリメトキシシラン、n−
デシルトリエトキシシラン、n−デシルトリイソプロポ
キシシラン、n−デシルトリt−ブトキシシラン;n−
オクタデシルトリクロルシラン、n−オクタデシルトリ
ブロムシラン、n−オクタデシルトリメトキシシラン、
n−オクタデシルトリエトキシシラン、n−オクタデシ
ルトリイソプロポキシシラン、n−オクタデシルトリt
−ブトキシシラン;フェニルトリクロルシラン、フェニ
ルトリブロムシラン、フェニルトリメトキシシラン、フ
ェニルトリエトキシシラン、フェニルトリイソプロポキ
シシラン、フェニルトリt−ブトキシシラン;ジメトキ
シジエトキシシラン;ジメチルジクロルシラン、ジメチ
ルジブロムシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジメチ
ルジエトキシシラン;ジフェニルジクロルシラン、ジフ
ェニルジブロムシラン、ジフェニルジメトキシシラン、
ジフェニルジエトキシシラン;フェニルメチルジクロル
シラン、フェニルメチルジブロムシラン、フェニルメチ
ルジメトキシシラン、フェニルメチルジエトキシシラ
ン;トリクロルヒドロシラン、トリブロムヒドロシラ
ン、トリメトキシヒドロシラン、トリエトキシヒドロシ
ラン、トリイソプロポキシヒドロシラン、トリt−ブト
キシヒドロシラン;ビニルトリクロルシラン、ビニルト
リブロムシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルト
リエトキシシラン、ビニルトリイソプロポキシシラン、
ビニルトリt−ブトキシシラン;γ−グリシドキシプロ
ピルメチルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルメチルジエトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリエ
トキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリイソプロ
ポキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリt−ブト
キシシラン;γ−メタアクリロキシプロピルメチルジメ
トキシシラン、γ−メタアクリロキシプロピルメチルジ
エトキシシラン、γ−メタアクリロキシプロピルトリメ
トキシシラン、γ−メタアクリロキシプロピルトリエト
キシシラン、γ−メタアクリロキシプロピルトリイソプ
ロポキシシラン、γ−メタアクリロキシプロピルトリt
−ブトキシシラン;γ−アミノプロピルメチルジメトキ
シシラン、γ−アミノプロピルメチルジエトキシシラ
ン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−アミ
ノプロピルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピルト
リイソプロポキシシラン、γ−アミノプロピルトリt−
ブトキシシラン;γ−メルカプトプロピルメチルジメト
キシシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジエトキシ
シラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、
γ−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、γ−メル
カプトプロピルトリイソプロポキシシラン、γ−メルカ
プトプロピルトリt−ブトキシシラン;β−(3,4−
エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、
β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリエ
トキシシラン;及び、それらの部分加水分解物;及びそ
れらの混合物を使用することもできる。
て入れる添加剤(密着性向上剤)としてのシリケート化
合物は、(SiO2)を構成単位とする無機シリケート
化合物であり、その末端にSi−OH単位が残存してい
るものが好ましく、例えば、湿式法ホワイトカーボンと
して知られているシリカを例示できる。また(Si−O
R)4 〔式中、Rは同一もしくは異なった水素原子また
は炭素数1〜10の1価の炭化水素基を示す。〕で表さ
れる有機シリケート化合物またはその低縮合物が好まし
い。添加量は、親水性樹脂100重量部当たり、0.2
〜30重量部である。
を高める為に、紫外線吸収剤や光安定化剤等の、塗料、
インキに通常添加される添加剤を任意に配合することも
できる。通常、配合量は、組成物の全体の重量に対して
20重量%以下、好ましくは6重量%以下である。ここ
で、光安定化剤としては、ヒンダードアミン系化合物等
を用いることができる。
−2−ヒドロキシフェニル)べンゾトリアゾール、2−
(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−
2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ
ール、2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシ
フェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール
系紫外線吸収剤;2−(4,6−ジフェニル−1,3,
5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキ
シ]−フェノール等のトリアジン系紫外線吸収剤;2−
ヒドロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフエノン等
のベンゾフエノン系紫外線吸収剤;2−エトキシ−2′
−エチルをキサリック酸ビスアニリド等の蓚酸アニリド
系紫外線吸収剤等が挙げられる。
した後、その被膜とは反対の基材表面に塗布される粘着
剤としては、アクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、
ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフィン系
樹脂や酢酸ビニル系樹脂、あるいは、ゴム系、ウレタン
系樹脂、シリコーン系樹脂などの1種ないし2種以上の
樹脂を溶剤(樹脂に対して、10〜80重量%)に溶か
したものが使用される。
常使用されるものが使用でき、具体例としては、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素、アセトン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノ
ン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸イソプロピル、酢酸
ブチル、酢酸アミルなどの酢酸エステル類、メチルアル
コール、エチルアルコール、イソプロピルアルコールな
どのアルコール類、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
ジイソプロピルエーテルなどのエーテル類およびこれら
の2種以上の混合物が挙げられる。
樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、ポリオレフ
ィン系樹脂や酢酸ビニル系樹脂、あるいは、ゴム系、ウ
レタン系樹脂などの1種ないし2種以上の樹脂をエマル
ジョン化したものも使用できる。
ルアセテートを主とする樹脂、ポリエステルを主とする
樹脂、ポリアミドを主とする樹脂、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体系樹脂やゴム系樹脂などの1種ないし2種以
上の樹脂を上記溶剤(樹脂に対して、10〜80重量
%)に溶かしたものも使用される。
外線吸収剤や光安定化剤等の、塗料、インキに通常添加
される添加剤を任意に配合することができる。通常、配
合量は、粘着剤の全体の重量に対して20重量%以下、
好ましくは6重量%以下である。ここで、光安定化剤と
しては、ヒンダードアミン系化合物等を用いることがで
きる。
−2−ヒドロキシフェニル)べンゾトリアゾール、2−
(3,5−ジ−t−ブチル−2−ヒドロキシフェニル)
ベンゾトリアゾール、2−(3,5−ジ−t−ブチル−
2−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾ
ール、2−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシ
フェニル)ベンゾトリアゾール等のベンゾトリアゾール
系紫外線吸収剤;2−(4,6−ジフェニル−1,3,
5−トリアジン−2−イル)−5−[(ヘキシル)オキ
シ]−フェノール等のトリアジン系紫外線吸収剤;2−
ヒドロキシ−4−n−オクチルオキシベンゾフエノン等
のベンゾフエノン系紫外線吸収剤;2−エトキシ−2′
−エチルをキサリック酸ビスアニリド等の蓚酸アニリド
系紫外線吸収剤等が挙げられる。
印刷をして形成する。上記有色層8は、基材2の裏面
に、パターンの印刷をして形成する。有色層6、8は、
通常、印刷層として形成する。有色層の材質としては、
ウレタン系樹脂、ビニル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポ
リエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリビニルアセタール系樹脂、ポリエステルウレタ
ン系樹脂、セルロースエステル系樹脂、アルキド樹脂、
熱可塑性エラストマーなどの樹脂、好ましくは柔軟な皮
膜を作ることができる樹脂をバインダーとし、適切な色
の顔料または染料を着色剤として含有する着色インキを
用いるとよい。特に、耐候性と透明性の高い着色剤とし
ては、黄色がベンズイミダロン系イエロー、赤がキナク
ロドン型レッド、藍がフタロシアニン系ブルーが好まし
い。有色層(印刷層)の形成方法としては、オフセット
印刷法、グラビア印刷法、スクリーン印刷法などの通常
の印刷法などを用いるとよい。特に、多色刷りや階調表
現を行うには、オフセット印刷法やグラビア印刷法が適
している。
蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法な
どのPVD法(物理気相蒸着法)により、金属系材料を
蒸着してなるものである。該金属系材料としては、PV
D法により蒸着し得るものであればよく、特に制限され
ず、例えばアルミニウム、クロム、ニッケル、チタン、
銅、金、銀などの金属、金属合金、金属化合物などが挙
げられるが、これらの中で、アルミニウムが蒸着の容易
さ、経済性、意匠性などのバランスの面から、特に好適
である。熱線反射層10の厚さは、通常は1nm〜20
μmの範囲で選ばれる。このような熱線反射層10を設
けることにより、ハーフミラー特性により、熱線等の日
射が反射されたり、マジックミラー的な装飾効果が付与
されるという効果ももたらされる。
0.01〜5μm程度の離型層を形成してなるものであ
る。基材シートとしては、特に制限はないが、通常厚さ
が5〜100μm程度のポリエチレンテレフタレートシ
ートやポリエチレンシートやポリプロピレンシートが好
ましく用いられる。離型層の材質としては、メラミン樹
脂系離型剤、シリコーン樹脂系離型剤、フッ素樹脂系離
型剤、セルロース誘導体系離型剤、尿素樹脂系離型剤、
ポリオレフィン樹脂系離型剤、パラフィン系離型剤およ
びこれらの複合型離型剤などを用いることができる。離
型層の形成方法としては、ロールコート法、スプレーコ
ート法などのコート法、グラビア印刷法、スクリーン印
刷法などの印刷法がある。
の親水性シートが貼り付けられる基体について、説明す
る。基体としては、プラスチック基材が好ましい。その
他、用途に応じて、ガラス板、木材単板、木材合板、パ
ーチクルボード、MDF(中密度繊維板)等の木質板、
石膏板、石膏スラグ板等の石膏系板、珪酸カルシウム
板、石綿スレート板、軽量発泡コンクリート板、中空押
出セメント板等のセメント板、パルプセメント板、石綿
セメント板、木片セメント板等の繊維セメント板、陶
器、磁気、せっ器、土器、琺瑯等のセラミックス板、鉄
板、亜鉛メッキ鋼板、ポリ塩化ビニルゾル塗工鋼板、ア
ルミニウム板、銅板等の金属板等も使用される。
板(0.5〜100mm厚)、プラスチックシート
(0.1〜0.5mm厚)のことである。プラスチック
板、プラスチックシートを構成するプラスチックとして
は、次に例示するような各種のものが挙げられる。
(メタ)クリル酸エチル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチ
ル、(メタ)アクリル酸メチル−スチレン共重合体、
(メタ)アクリル酸メチル−(メタ)アクリル酸ブチル
共重合体等のアクリル樹脂(但し、(メタ)アクリル酸
とはアクリル酸又はメタクリル酸の意味で用いる)、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−
プロピレン共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン共
重合体、ポリメチルペンテン、オレフィン系熱可塑性エ
ラストマー等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニ
ル、ポリ塩化ビニリデン、塩化ビニル−酢酸ビニル共重
合樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂、エチレン−
ビニルアルコール共重合体等のビニル重合体系樹脂、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、エチレン−テレフタレート−イソフタレート共重合
体、ポリエステル、ポリエステル系熱可塑性エラストマ
ー等の熱可塑性ポリエステル系樹脂、ナイロン6又はナ
イロン66等で代表されるポリアミド樹脂、三酢酸セル
ロース樹脂、セロファン等セルロース(繊維素)系樹
脂、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体
(ABS樹脂)等のスチレン系樹脂、ポリカーボネート樹
脂等である。
て、付加価値が高いものとされることが多いので、これ
らの中でも特に、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹
脂、ポリエステル系樹脂等が好ましい。
る。
チルエチルケトン8重量部、紫外線吸収剤として、2−
(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)べンゾトリア
ゾール1重量部、光安定化剤として、ヒンダードアミン
系化合物1重量部とを混合したものをアクリル系粘着剤
とした。
mのアクリルフィルム(三菱レーヨン株式会社製 品番
HBS006)に、親水性樹脂組成物(アトミクス株式
会社製 品番タイディークリーンC)を0.3g/m2
でグラビア印刷し、親水性樹脂層1を形成した。さら
に、この親水性樹脂層1とは、反対側の基材2上に、上
記アクリル系粘着剤を20g/m2でグラビアコーティ
ングして形成させた粘着剤層3を、ドライラミネート方
式により、離型処理した、ポリエチレンテレフタレート
フィルム4と貼り合わせて、親水性シート5を製造し
た。次に、上記本発明の親水性シート5の離型シート4
を剥がしたものの粘着剤層3面を、基体(厚さ3mmの
ポリカーボネート板)の両面に、貼り合わせて、親水性
部材を製造した。
を有しており、6ヶ月に及ぶ屋外暴露でも、親水性部材
の表面の親水性樹脂層1には、クラックは入らず、セル
フクリーニング性(自浄性)も良好で、汚染されにくか
った。即ち、親水性部材の表面は、親水性樹脂層1があ
る為に、帯電しにくいので、煤塵が静電付着しにくかっ
た。泥や土のような無機物質の水との接触角は、20゜
〜50゜であるので、水との接触角が10゜〜20°の
範囲内にある親水性樹脂層1には、泥や土のような無機
塵埃は、付着しにくかった。降雨の際には、親水化され
た表面では、雨水は、一様な水膜を形成しながら流下
し、従って雨筋が生じず、雨筋による汚れが発生しなか
った。更に、親水化された表面の水に対する親和力は、
燃焼生成物のような疎水性物質に対する親和力よりも大
きいので、親水性部材の表面に付着した汚れは、雨水に
より表面から解放され、降雨の都度雨水によって洗い流
され、セルフクリーニングされた。だから、6ヶ月の
間、親水性部材は、汚染されにくかった。
被膜面と水との接触角の測定法と測定結果を示す。 初期の水接触角:出来上がった親水性部材を温度20
℃、湿度60%RHの室内に約1時間放置した後、親水
性樹脂層1の被膜面に、0.03ccの脱イオン水の水
滴を形成し、水滴の接触角を協和化学(株)製、コンタ
クトアングルメータCA−X150型にて測定した。接
触角は、20゜でした。 6ヶ月後の水接触角:6ヶ月後の親水性部材を温度20
℃、湿度60%RHの室内に約1時間放置した後、親水
性樹脂層1の被膜面に、0.03ccの脱イオン水の水
滴を形成し、水滴の接触角を協和化学(株)製、コンタ
クトアングルメータCA−X150型にて測定した。接
触角は、16゜でした。
チルエチルケトン18重量部、紫外線吸収剤として、2
−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)べンゾトリ
アゾール1重量部、光安定化剤として、ヒンダードアミ
ン系化合物1重量部とを混合したものをアクリル系粘着
剤とした。
ンキ株式会社製 品番GGタイプシリーズを使用する。
このインキ配合は、 顔料 23重量% アクリル系樹脂 15重量% セルロース系樹脂 5重量% トルエン 20重量% 酢酸エチル 20重量% 酢酸ブチル 7重量% メチルエチルケトン 10重量% である。
mのアクリルフィルム(三菱レーヨン株式会社製 品番
HBS006)に、親水性樹脂組成物(アトミクス株式
会社製 品番タイディークリーンC)を0.3g/m2
でグラビア印刷し、親水性樹脂層1を形成した。次に、
この親水性樹脂層1とは、反対側の基材2上に、上記昭
和インキ株式会社製 品番GGタイプシリーズのインキ
をベタで1g/m2で、グラビア印刷し、有色層6を形
成した。上記有色層6上に、上記アクリル系粘着剤を2
0g/m 2でグラビアコーティングして形成させた粘着
剤層3を、ドライラミネート方式により、離型処理し
た、ポリエチレンテレフタレートフィルム4と貼り合わ
せ、親水性シート7を製造した。
シート4を剥がしたものの粘着剤層3面を、基体(厚さ
3mmのガラス板)の片面に、貼り合わせて、親水性部
材を製造した。
れ、良好な親水性を有しており、6ヶ月に及ぶ屋外暴露
でも、親水性部材の表面の親水性樹脂層1には、クラッ
クは入らず、セルフクリーニング性(自浄性)も良好
で、汚染されにくかった。即ち、親水性部材の表面は、
親水性樹脂層1がある為に、帯電しにくいので、煤塵が
静電付着しにくかった。泥や土のような無機物質の水と
の接触角は、20゜〜50゜であるので、水との接触角
が10゜〜20°の範囲内にある親水性樹脂層1には、
泥や土のような無機塵埃は、付着しにくかった。降雨の
際には、親水化された表面では、雨水は、一様な水膜を
形成しながら流下し、従って雨筋が生じず、雨筋による
汚れが発生しなかった。更に、親水化された表面の水に
対する親和力は、燃焼生成物のような疎水性物質に対す
る親和力よりも大きいので、親水性部材の表面に付着し
た汚れは、雨水により表面から解放され、降雨の都度雨
水によって洗い流され、セルフクリーニングされた。だ
から、6ヶ月の間、親水性部材は、汚染されにくかっ
た。
被膜面と水との接触角の測定法と測定結果を示す。 初期の水接触角:出来上がった親水性部材を温度20
℃、湿度60%RHの室内に約1時間放置した後、親水
性樹脂層1の被膜面に、0.03ccの脱イオン水の水
滴を形成し、水滴の接触角を協和化学(株)製、コンタ
クトアングルメータCA−X150型にて測定した。接
触角は、20゜でした。 6ヶ月後の水接触角:6ヶ月後の親水性部材を温度20
℃、湿度60%RHの室内に約1時間放置した後、親水
性樹脂層1の被膜面に、0.03ccの脱イオン水の水
滴を形成し、水滴の接触角を協和化学(株)製、コンタ
クトアングルメータCA−X150型にて測定した。接
触角は、18゜でした。
チルエチルケトン18重量部、紫外線吸収剤として、2
−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)べンゾトリ
アゾール1重量部、光安定化剤として、ヒンダードアミ
ン系化合物1重量部とを混合したものをアクリル系粘着
剤とした。
ンキ株式会社製 品番GGタイプシリーズを使用する。
このインキ配合は、 顔料 23重量% アクリル系樹脂 15重量% セルロース系樹脂 5重量% トルエン 20重量% 酢酸エチル 20重量% 酢酸ブチル 7重量% メチルエチルケトン 10重量% である。
mのアクリルフィルム(三菱レーヨン株式会社製 品番
HBS006)に、親水性樹脂組成物(アトミクス株式
会社製 品番タイディークリーンC)を0.03g/m
2でグラビア印刷し、親水性樹脂層1を形成した。次
に、この親水性樹脂層1とは、反対側の基材2上に、上
記昭和インキ株式会社製 品番GGタイプシリーズのイ
ンキをパターンで、1g/m2でグラビア印刷し、有色
層8を形成した。上記有色層8上に、上記アクリル系粘
着剤を3g/m2でグラビアコーティングして形成させ
た粘着剤層3を、ドライラミネート方式により、離型処
理した、ポリエチレンテレフタレートフィルム4と貼り
合わせ、親水性シート9を製造した。
シート4を剥がしたものの粘着剤層3面を、基体(厚さ
2mmのアクリル板)の両面に、貼り合わせて、親水性
部材を製造した。
性に優れ、良好な親水性を有しており、6ヶ月に及ぶ屋
外暴露でも、親水性部材の表面の親水性樹脂層1には、
クラックは入らず、セルフクリーニング性(自浄性)も
良好で、汚染されにくかった。即ち、親水性部材の表面
は、親水性樹脂層1がある為に、帯電しにくいので、煤
塵が静電付着しにくかった。泥や土のような無機物質の
水との接触角は、20゜〜50゜であるので、水との接
触角が10゜〜20°の範囲内にある親水性樹脂層1に
は、泥や土のような無機塵埃は、付着しにくかった。降
雨の際には、親水化された表面では、雨水は、一様な水
膜を形成しながら流下し、従って雨筋が生じず、雨筋に
よる汚れが発生しなかった。更に、親水化された表面の
水に対する親和力は、燃焼生成物のような疎水性物質に
対する親和力よりも大きいので、親水性部材の表面に付
着した汚れは、雨水により表面から解放され、降雨の都
度雨水によって洗い流され、セルフクリーニングされ
た。だから、6ヶ月の間、親水性部材は、汚染されにく
かった。
被膜面と水との接触角の測定法と測定結果を示す。 初期の水接触角:出来上がった親水性部材を温度20
℃、湿度60%RHの室内に約1時間放置した後、親水
性樹脂層1の被膜面に、0.03ccの脱イオン水の水
滴を形成し、水滴の接触角を協和化学(株)製、コンタ
クトアングルメータCA−X150型にて測定した。接
触角は、19゜でした。 6ヶ月後の水接触角:6ヶ月後の親水性部材を温度20
℃、湿度60%RHの室内に約1時間放置した後、親水
性樹脂層1の被膜面に、0.03ccの脱イオン水の水
滴を形成し、水滴の接触角を協和化学(株)製、コンタ
クトアングルメータCA−X150型にて測定した。接
触角は、18゜でした。
チルエチルケトン18重量部、紫外線吸収剤として、2
−(5−メチル−2−ヒドロキシフェニル)べンゾトリ
アゾール1重量部、光安定化剤として、ヒンダードアミ
ン系化合物1重量部とを混合したものをアクリル系粘着
剤とした。
ンキ株式会社製 品番GGタイプシリーズを使用する。
配合は、 顔料 23重量% アクリル系樹脂 15重量% セルロース系樹脂 5重量% トルエン 20重量% 酢酸エチル 20重量% 酢酸ブチル 7重量% メチルエチルケトン 10重量% である。
mのアクリルフィルム(三菱レーヨン株式会社製 品番
HBS006)に、親水性樹脂組成物(JSR株式会社
製品番DT−001)を0.1g/m2でグラビア印刷
し、親水性樹脂層1を形成した。次に、この親水性樹脂
層1とは、反対側の基材2上に、アルミニウムを蒸着し
て、熱線反射層10を形成し、この上に、上記アクリル
系粘着剤を3g/m2でグラビアコーティングして形成
させた粘着剤層3を、ドライラミネート方式により、離
型処理した、ポリエチレンテレフタレートフィルム4と
貼り合わせ、親水性シート11を製造した。
型シート4を剥がしたものの粘着剤層3面を、基体(厚
さ2mmのアクリル板)の両面に、貼り合わせて、親水
性部材を製造した。
優れ、良好な親水性を有しており、6ヶ月に及ぶ屋外暴
露でも、親水性部材の表面の親水性樹脂層1には、クラ
ックは入らず、セルフクリーニング性(自浄性)も良好
で、汚染されにくかった。即ち、親水性部材の表面は、
親水性樹脂層1がある為に、帯電しにくいので、煤塵が
静電付着しにくかった。泥や土のような無機物質の水と
の接触角は、20゜〜50゜であるので、水との接触角
が15゜〜25°の範囲内にある親水性樹脂層1には、
泥や土のような無機塵埃は、付着しにくかった。降雨の
際には、親水化された表面では、雨水は、一様な水膜を
形成しながら流下し、従って雨筋が生じず、雨筋による
汚れが発生しなかった。更に、親水化された表面の水に
対する親和力は、燃焼生成物のような疎水性物質に対す
る親和力よりも大きいので、親水性部材の表面に付着し
た汚れは、雨水により表面から解放され、降雨の都度雨
水によって洗い流され、セルフクリーニングされた。だ
から、6ヶ月の間、親水性部材は、汚染されにくかっ
た。
被膜面と水との接触角の測定法と測定結果を示す。 初期の水接触角:出来上がった親水性部材を温度20
℃、湿度60%RHの室内に約1時間放置した後、親水
性樹脂層1の被膜面に、0.03ccの脱イオン水の水
滴を形成し、水滴の接触角を協和化学(株)製、コンタ
クトアングルメータCA−X150型にて測定した。接
触角は、23゜でした。 6ヶ月後の水接触角:6ヶ月後の親水性部材を温度20
℃、湿度60%RHの室内に約1時間放置した後、親水
性樹脂層1の被膜面に、0.03ccの脱イオン水の水
滴を形成し、水滴の接触角を協和化学(株)製、コンタ
クトアングルメータCA−X150型にて測定した。接
触角は、19゜でした。
ウムを蒸着させる代わりに、銀を蒸着させる以外は、実
施例4と同じようにして、親水性シートを製造した。次
に、上記本発明の親水性シート11の離型シート4を剥
がしたものの粘着剤層3面を、基体(厚さ2mmのガラ
ス板)の両面に、貼り合わせて、親水性部材を製造し
た。
優れ、良好な親水性を有しており、6ヶ月に及ぶ屋外暴
露でも、親水性部材の表面の親水性樹脂層1には、クラ
ックは入らず、セルフクリーニング性(自浄性)も良好
で、汚染されにくかった。即ち、親水性部材の表面は、
親水性樹脂層1がある為に、帯電しにくいので、煤塵が
静電付着しにくかった。泥や土のような無機物質の水と
の接触角は、20゜〜50゜であるので、水との接触角
が15゜〜25°の範囲内にある親水性樹脂層1には、
泥や土のような無機塵埃は、付着しにくかった。降雨の
際には、親水化された表面では、雨水は、一様な水膜を
形成しながら流下し、従って雨筋が生じず、雨筋による
汚れが発生しなかった。更に、親水化された表面の水に
対する親和力は、燃焼生成物のような疎水性物質に対す
る親和力よりも大きいので、親水性部材の表面に付着し
た汚れは、雨水により表面から解放され、降雨の都度雨
水によって洗い流され、セルフクリーニングされた。だ
から、6ヶ月の間、親水性部材は、汚染されにくかっ
た。
被膜面と水との接触角の測定法と測定結果を示す。 初期の水接触角:出来上がった親水性部材を温度20
℃、湿度60%RHの室内に約1時間放置した後、親水
性樹脂層1の被膜面に、0.03ccの脱イオン水の水
滴を形成し、水滴の接触角を協和化学(株)製、コンタ
クトアングルメータCA−X150型にて測定した。接
触角は、21゜でした。 6ヶ月後の水接触角:6ヶ月後の親水性部材を温度20
℃、湿度60%RHの室内に約1時間放置した後、親水
性樹脂層1の被膜面に、0.03ccの脱イオン水の水
滴を形成し、水滴の接触角を協和化学(株)製、コンタ
クトアングルメータCA−X150型にて測定した。接
触角は、18゜でした。
クラックの無い親水性樹脂層を有し、屋外においても親
水性が持続して、表面の汚れが雨水などによって洗い流
されやすくなり、良好なセルフクリーニング性を長期に
わたって示す汚染されにくい親水性部材に使用する親水
性シートを提供することができる。請求項2の発明によ
れば、基体の表面にクラックの無い親水性樹脂層を形成
することができ、屋外においても親水性が持続して、表
面の汚れが雨水などによって洗い流されやすくなり、良
好なセルフクリーニング性を長期にわたって示す汚染さ
れにくく、しかも装飾性にも優れた親水性部材に使用す
る親水性シートを提供することができる。請求項3の発
明によれば、基体の表面にクラックの無い親水性樹脂層
を形成することができ、屋外においても親水性が持続し
て、表面の汚れが雨水などによって洗い流されやすくな
り、良好なセルフクリーニング性を長期にわたって示す
汚染されにくく、しかも熱線反射機能、装飾性にも優れ
た親水性部材に使用する親水性シートを提供することが
できる。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 基材の片面に、親水性樹脂層が積層さ
れ、基材の反対面に、粘着剤層、離型シートがこの順
に、積層されてなる親水性シート。 - 【請求項2】 基材の片面に、親水性樹脂層が積層さ
れ、基材の反対面に、有色層、粘着剤層、離型シートが
この順に、積層されてなる親水性シート。 - 【請求項3】 基材の片面に、親水性樹脂層が積層さ
れ、基材の反対面に、熱線反射層、粘着剤層、離型シー
トがこの順に、積層されてなる親水性シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002148880A JP4074132B2 (ja) | 2002-05-23 | 2002-05-23 | 親水性シート及びその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006057046A (ja) * | 2004-08-23 | 2006-03-02 | Diatex Co Ltd | 防汚性オーバーラミシート |
WO2007077712A1 (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Sustainable Titania Technology Inc. | 基体の保護方法 |
JP2008106112A (ja) * | 2006-10-24 | 2008-05-08 | Ube Nitto Kasei Co Ltd | ガラス窓外貼り用装飾性フィルム |
JP2011186478A (ja) * | 2011-03-22 | 2011-09-22 | Diatex Co Ltd | 防汚性オーバーラミシート |
EP3534188A4 (en) * | 2016-10-28 | 2019-09-04 | Panasonic Intellectual Property Management Co., Ltd. | COVERING ELEMENT AND METHOD FOR PRODUCING A COVERING ELEMENT |
-
2002
- 2002-05-23 JP JP2002148880A patent/JP4074132B2/ja not_active Expired - Fee Related
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WO2007077712A1 (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Sustainable Titania Technology Inc. | 基体の保護方法 |
JP4995738B2 (ja) * | 2005-12-27 | 2012-08-08 | サスティナブル・テクノロジー株式会社 | 基体の保護方法 |
JP2008106112A (ja) * | 2006-10-24 | 2008-05-08 | Ube Nitto Kasei Co Ltd | ガラス窓外貼り用装飾性フィルム |
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